JP2010008477A - 有機elパネルの駆動装置及び有機elパネルの駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部は、輝度制御信号に応じて第2メモリより読み出したパルス幅データGと(ステップS2)、温度センサにより検出された温度に応じて(ステップS3)決定したパルス幅下限値データGminとで(ステップS4)値がより大きな方をパルス幅データに決定すると(ステップS5〜S7)、第1メモリに記憶されている振幅値を有する駆動電流と(ステップS8,S9)、決定したパルス幅データとを駆動回路に出力して有機ELパネルの表示輝度をPWM制御する。
【選択図】図1
Description
また、特許文献2には、記憶手段に、設定電流値Idの印加条件を定めるPWMデータを、有機ELパネル近傍の温度を検出する温度検出手段からの温度情報に関連付けて記憶しておき、制御手段が、前記温度情報の入力に基づいてPWMデータを記憶手段より読み出して、前記PWMデータに基づく駆動信号を有機ELパネルに付与する技術が開示されている。
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図8を参照して説明する。図2は、有機ELパネルの駆動装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。有機ELパネル1は、実際には、複数の走査電極と、複数のデータ電極との交点に有機層膜を配置してなる有機EL素子を、画素として複数備えることでマトリクス表示を行うように構成されており、駆動装置2は、その有機ELパネル1を駆動して表示制御を行う。したがって、駆動回路(駆動手段)3は、ロウ側(走査側),カラム側(データ側)における複数の走査電極と複数のデータ電極との間に駆動電流を流すことで、有機EL素子を発光させる。
尚、本実施例では、有機ELパネル1は、例えば車両のインストルメントパネルに配置され、スピードメータやタコメータを表示したり、その他燃料の残量表示や外気温などを表示するものとして構成される。
また、制御部4は、上記の処理と並行して第1メモリ6を参照し、電流補正データを読み出すと、定電流値(電流振幅値)Iを決定する(ステップS8)。そして、定電流値Iに応じた電流(振幅)設定信号を駆動回路3に送信する(ステップS9)。
これに対して、本実施例の制御によれば、視認性の確保が困難となる低温領域についてのみ一定の輝度を維持することで、必要なデータサイズは以下のようになる。
10+10×1000+(25+40+1)×10=10670(ビット)
すなわち、特許文献1に対して2桁サイズダウンしており、データサイズが大幅に削減される。
すなわち、各有機ELパネル1の製造過程で生じる輝度のばらつきを、第1メモリ6に記憶させた駆動電流振幅値の補正データで補正し、温度による輝度変化が生じ易い低輝度側のみ、検出温度に応じてパルス幅の下限値データを決定するので、制御を簡略化できると共に、補正に必要なデータ量を大幅に削減することができる。
図9乃至図11は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。図9において、駆動装置12は、周囲(例えば車室内)の照度を検出する照度センサ(照度検出手段)13を備えている。そして、制御部4Aは、図10に示すように、その照度センサ13により与えられる照度情報に応じて(ステップS11)、パルス幅下限値データGminを決定する(ステップS4A)。
図12乃至図14は本発明の第3実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。図12において、駆動装置14は、第4メモリ15(第4記憶手段)を備えており、また、制御部4Bは、内部に点灯素子数検出部16(発光素子数計数手段)を備えている。
図15乃至図17は本発明の第4実施例を示すものである。図15において、駆動装置17は、第5メモリ18(第5記憶手段)を備えており、また、制御部4Cは、消費電流検出部19(消費電流検出手段)を備えている。消費電流検出部19は、有機ELパネル1の消費電流量を検出するもので、例えば、有機ELパネル1の通電経路中に電流検出用の抵抗素子を挿入し、その抵抗素子の端子電圧を検出する。また、駆動装置17に供給される電源電流を検出することで、有機ELパネル1の消費電流量を推定しても良い。
図18乃至図20は本発明の第5実施例を示すものである。図18において、駆動装置20は、第6メモリ21(第6記憶手段)を備えており、また、制御部4Dは、内部に点灯時間検出部22(経過時間計時検出手段)を備えている。点灯時間検出部22は、有機ELパネル1の通電経過時間を検出するタイマ,或いはカウンタで構成される。尚、有機ELパネル1が、基本的に電源が投入されている間は一部でも何らかの表示を行っているとすれば、「通電経過時間」=「点灯時間」である。
図21乃至図23は本発明の第6実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。第6実施例では、第1実施例の制御を、複数段階の階調表示制御行う場合に適用したものである。例えば、階調表示を3段階で行うとすると、図21(a),(b)に示すように、第2メモリ7A,第3メモリ8Aに記憶させるデータテーブルを、3段階の階調表示に併せて用意する。この場合、第1メモリ6も含めて必要となるデータサイズは、
10+10×1000×3+(25+40+1)×10×3=31990(ビット)
となる。
図24乃至図26は本発明の第7実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。第7実施例では、図24に示すように、第3メモリ8Bに記憶させる下限値データを温度幅(温度帯)を持たせて区分し、温度センサ5の検出温度が温度幅の境界を跨いで変化する場合に、温度の上昇変化時と下降変化時とで境界値をずらすようにして、いわゆるヒステリシス特性を持たせる。
図27は、本発明の第8実施例を示すものである。上述した第1〜第7実施例は、適宜組み合わせて実施することが可能であるが、例えば第1〜第5実施例の構成を全て備えた場合、第1メモリ6〜第6メモリ21(但し、第4メモリ15,第5メモリ18は、どちらか1つで良い)を必要とするが、その場合のデータサイズがトータルでどれ位になるのかを求める。
図27(b)に示すように、第5メモリ18は、消費電流値について、全ての発光素子を点灯させた場合の消費電流を100%とし、その割合をやはり5%毎に区分し、それぞれにオフセットデータαを8ビットで持たせるとする。この場合のデータサイズも160ビットとなる。
図27(c)に示すように、第6メモリ21は、通電経過時間1分毎に最大20分まで、オフセットデータαを8ビットで持たせるとする。この場合のデータサイズも160ビットとなる。
106700+160+160=109900(ビット)
となり、従来技術と比較してもデータサイズは極めて小さい。更に、第3メモリ6に、照度別に複数(例えば20個)のテーブルを持たせることを仮定しても、
10+10×1000+(25+40+1)×10×20×3+160×2
=235300(ビット)
となるだけである。したがって、従来技術よりもデータサイズを削減できることは明らかである。
図28は、本発明の第9実施例を示すもので、第1実施例の図3相当図である。第9実施例は、より大型の有機ELパネル31を、図中で上下に分かれている2つの駆動回路(駆動手段)32U,32Dと、回路基板33U,33Dによって表示制御する構成である。この場合、温度センサ34(U,D)も、回路基板33U,33Dにそれぞれ配置され、図示しない第3メモリに記憶させるパルス幅下限値データは、各駆動回路32U,32Dに対応したテーブルを記憶させるようにする。即ち、表示輝度は、有機ELパネル31のみならず、駆動回路32U,32D自体が有している温度特性の影響も受ける場合がある。したがって、第9実施例のように構成すれば、駆動回路32U,32Dがそれぞれ異なる温度特性を有している場合でも、それらに応じて補正を行なうことができる。
図29及び図30は本発明の第10実施例を示すものである。第10実施例は、本発明の制御を、有機ELパネル1の想定環境温度範囲の高温領域側についても同様に適用した場合を示す(図29参照)。上記の第1〜第9実施例の何れを適用しても良いが、例えば第1実施例を適用する場合、図30に示すように、第1メモリ(第1記憶手段)35に、温度25℃から最高温度85℃まで1℃毎に、10ビットのパルス幅上限データを記憶させ、第2メモリ7に記憶させたパルス幅データと比較することで、値がより小さい方を選択して、高温領域における最大輝度を制限する。
制御手段は、想定される使用環境温度範囲の低温側領域における駆動電流パルス幅の下限値データを、図31に示すように演算で求めるようにしても良い。また、「常温」の設定は25℃に限ることはない。
第2実施例において、制御部4Aは、検出される照度の変化が所定の基準よりも急峻であった場合、その照度変化に応じて第3メモリ8Aより読み出す対象とするデータテーブルを、一定時間が経過した後に徐々に切替えるようにしても良い。例えば、走行中の車両がトンネルに出入りするような場合のように、周囲の照度変化が急峻となる場合に、それに応じて有機ELパネル1の輝度が急激に変化することを回避できる。
低温領域,高温領域は、個別の設計に応じて基準を適宜設定することで区分すれば良い。
温度センサ5の検出温度を補正するためのオフセットデータは、必要に応じて付与すれば良い。
温度検出手段は、配置が可能である場合は有機ELパネル上に配置すれば良い。
第1〜第6メモリは、メモリデバイスとして独立させる必要はなく、共通のメモリデバイス上に領域を区分して用意すれば良い。
車室内のインストルメントパネルに配置されるメータに限ることなく、有機ELパネルを用いて表示を行うものに広く適用することができる。
Claims (50)
- 対向して配置される複数の陽極と複数の陰極との間に、発光機能を有する有機膜層を配置してなる有機EL素子を備えてマトリクス表示を行う有機ELパネルを、PWM(Pulse Width Modulation)制御により駆動する装置において、
前記有機ELパネルの所定温度における輝度ばらつきを補正する、駆動電流振幅値の補正データが記憶される第1記憶手段と、
外部より与えられる輝度制御信号に応じて、供給すべき駆動電流のパルス幅データのテーブルが記憶される第2記憶手段と、
前記有機ELパネルの周囲温度を検出する温度検出手段と、
想定される使用環境温度範囲における、前記駆動電流パルス幅の下限値データを決定する下限値データ決定手段と、
前記有機ELパネルに駆動電流を供給して発光表示させる駆動手段と、
前記輝度制御信号に応じて前記第2記憶手段より読み出したパルス幅データと、前記温度検出手段により検出された温度に応じて前記下限値データ決定手段より決定したパルス幅下限値データとを比較して、値がより大きな方をパルス幅データに決定し、
前記第1記憶手段に記憶されている補正データに基づいて決定された駆動電流振幅値データと、前記決定されたパルス幅データとを前記駆動手段に出力する制御手段とを備えたことを特徴とする有機ELパネルの駆動装置。 - 前記下限値データ決定手段は、想定される使用環境温度範囲の低温側領域における、前記駆動電流パルス幅の下限値データのテーブルが記憶される第3記憶手段を備えて構成されることを特徴とする請求項1記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 前記第3記憶手段に記憶されるデータテーブルは、前記使用環境温度について設定される常温以下となる低温側領域について用意されていることを特徴とする請求項2記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 前記第3記憶手段は、前記有機ELパネルについて行なう複数段階の階調表示に応じて、前記データテーブルが複数記憶され、
前記制御手段は、前記階調表示のレベルに応じたデータテーブルから、前記パルス幅下限値データを読み出すことを特徴とする請求項2または3記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 前記パルス幅下限値データが、所定の温度帯毎に記憶されている場合に、
前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された温度に応じて、前記パルス幅下限値データを読み出す温度帯を切替える際、温度上昇時と温度下降時とについて、温度帯の境界値を変更することを特徴とする請求項2ないし4の何れかに記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 前記下限値データ決定手段は、想定される使用環境温度範囲の低温側領域における、前記駆動電流パルス幅の下限値データを演算により求めることを特徴とする請求項1記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 周囲の照度を検出する照度検出手段を備え、
前記第3記憶手段は、前記周囲の照度レベルに対応した複数のデータテーブルを備え、
前記制御手段は、前記照度検出手段により検出される照度に応じたデータテーブルから、前記パルス幅下限値データを読み出すことを特徴とする請求項2ないし5の何れかに記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 前記第3記憶手段に記憶されるデータテーブルは、照度レベルが高い場合は、照度レベルが低い場合に比較して、同じ温度に対応したパルス幅下限値データがより大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項7記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 前記制御手段は、前記照度検出手段により検出される照度の変化が所定の基準よりも急峻であった場合は、その照度変化に応じて前記第3記憶手段より読み出す対象とするデータテーブルを、一定時間が経過した後に徐々に切替えることを特徴とする請求項7または8記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 対向して配置される複数の陽極と複数の陰極との間に、発光機能を有する有機膜層を配置してなる有機EL素子を備えてマトリクス表示を行う有機ELパネルを、PWM(Pulse Width Modulation)制御により駆動する装置において、
前記有機ELパネルの所定温度における輝度ばらつきを補正するための駆動電流振幅値が記憶される第1記憶手段と、
外部より与えられる輝度制御信号に応じて、供給すべき駆動電流のパルス幅データのテーブルが記憶される第2記憶手段と、
前記有機ELパネルの周囲温度を検出する温度検出手段と、
想定される使用環境温度範囲における、前記駆動電流パルス幅の上限値データを決定する上限値データ決定手段と、
前記有機ELパネルに駆動電流を供給して発光表示させる駆動手段と、
前記輝度制御信号に応じて前記第2記憶手段より読み出したパルス幅データと、前記温度検出手段により検出された温度に応じて前記上限値データ決定手段が決定したパルス幅上限値データとを比較して、値がより小さな方をパルス幅データに決定し、
前記第1記憶手段に記憶されている補正データに基づいて決定された駆動電流振幅値データと、前記決定されたパルス幅データを前記駆動手段に出力する制御手段とを備えたことを特徴とする有機ELパネルの駆動装置。 - 前記上限値データ決定手段は、想定される使用環境温度範囲の高温領域における、前記駆動電流パルス幅の上限値データのテーブルが記憶される第3記憶手段であることを特徴とする請求項10記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 前記第3記憶手段に記憶されるデータテーブルは、前記使用環境温度について設定される常温以上となる高温側領域について用意されていることを特徴とする請求項11記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 前記第3記憶手段は、前記有機ELパネルについて行なう複数段階の階調表示に応じて、前記データテーブルが複数記憶され、
前記制御手段は、前記階調表示のレベルに応じたデータテーブルから、前記パルス幅上限値データを読み出すことを特徴とする請求項11または12記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 前記パルス幅上限値データが、所定の温度帯毎に記憶されている場合に、
前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された温度に応じて、前記パルス幅上限値データを読み出す温度帯を切替える際、温度上昇時と温度下降時とについて、温度帯の境界値を変更することを特徴とする請求項11ないし13の何れかに記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 周囲の照度を検出する照度検出手段を備え、
前記第3記憶手段は、前記周囲の照度レベルに対応した複数のデータテーブルを備え、
前記制御手段は、前記照度検出手段により検出される照度に応じたテーブルから、前記パルス幅上限値データを読み出すことを特徴とする請求項11ないし14の何れかに記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 前記第3記憶手段に記憶されるデータテーブルは、照度レベルが低い場合は、照度レベルが高い場合に比較して、同じ温度に対応したパルス幅上限値データがより小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項15記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 前記上限値データ決定手段は、想定される使用環境温度範囲の高温領域における、前記駆動電流パルス幅の上限値データを、所定の数式に基づいて演算により求めることを特徴とする請求項10記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 前記有機ELパネルが、前記駆動手段を構成する複数の駆動ICによって駆動される場合に、
前記第3記憶手段のデータテーブルが、前記複数の駆動ICに対応して記憶されていることを特徴とする請求項2ないし5,7ないし9,11ないし16の何れかに記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 前記温度検出手段を、回路基板上に配置し、
前記制御手段は、前記有機ELパネルは自己発熱なしの状態で、且つ当該有機ELパネル以外の回路部の自己発熱は最大とする状態での前記温度検出手段による検出温度と、前記有機ELパネルの周囲温度との温度差以上に設定したオフセットデータ(β)を、
前記温度検出手段によって検出される温度データ(T)から減算した温度(T−β)に応じて、前記パルス幅下限値データ決定手段により決定することを特徴とする請求項1ないし18の何れかに記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 前記有機ELパネルについて、発光表示されている有機EL素子の数を計数する発光素子数計数手段と、
前記発光素子数に応じて、前記温度検出手段によって検出される温度データを補正するオフセットデータ(α)のテーブルが記憶される第4記憶手段とを備え、
前記制御手段は、前記発光素子数計数手段により計数される素子数に応じて前記第4記憶手段よりオフセットデータ(α)を読出し、前記温度検出手段よって検出される温度データ(T)を、(T+α)に補正することを特徴とする請求項1ないし19の何れかに記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 前記第4記憶手段に記憶されるオフセットデータ(α)は、前記発光素子数が多いほど大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項20記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 前記有機ELパネルの消費電流を検出する消費電流検出手段と、
前記消費電流に応じて、前記温度検出手段によって検出される温度データを補正するオフセットデータ(α)のテーブルが記憶される第5記憶手段とを備え、
前記制御手段は、前記消費電流検出手段により検出される消費電流量に応じて前記第5記憶手段よりオフセットデータ(α)を読出し、前記温度検出手段によって検出される温度データ(T)を、(T+α)に補正することを特徴とする請求項1ないし19の何れかに記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 前記第5記憶手段に記憶されるオフセットデータ(α)は、前記消費電流量が多いほど大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項22記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 前記有機ELパネルに電源が投入された時点からの経過時間を計時する経過時間計時手段と、
前記経過時間に応じて、前記温度検出手段によって検出される温度データを補正するオフセットデータ(α)のテーブルが記憶される第6記憶手段とを備え、
前記制御手段は、前記経過時間計時手段により計時される経過時間に応じて前記第6記憶手段よりオフセットデータ(α)を読出し、前記温度検出手段によって検出される温度データ(T)を、(T+α)に補正することを特徴とする請求項1ないし19の何れかに記載の有機ELパネルの駆動装置。 - 前記第6記憶手段に記憶されるオフセットデータ(α)は、前記経過時間が長いほど大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項24記載の有機ELパネルの駆動装置。
- 対向して配置される複数の陽極と複数の陰極との間に、発光機能を有する有機膜層を配置してなる有機EL素子を備えてマトリクス表示を行う有機ELパネルを、PWM(Pulse Width Modulation)制御により駆動する方法において、
前記有機ELパネルの所定温度における輝度ばらつきを補正する、駆動電流振幅値の補正データが記憶される第1記憶手段と、外部より与えられる輝度制御信号に応じて、供給すべき駆動電流のパルス幅データのテーブルが記憶される第2記憶手段と、前記有機ELパネルの周囲温度を検出する温度検出手段とを用い、
前記輝度制御信号に応じて前記第2記憶手段より読み出したパルス幅データと、前記温度検出手段により検出された温度に応じて決定した前記駆動電流パルス幅の下限値データとを比較して、値がより大きな方をパルス幅データに決定し、前記第1記憶手段より読み出した補正データに基づいて決定された駆動電流振幅値データと、前記決定されたパルス幅データとを前記有機ELパネルに出力することを特徴とする有機ELパネルの駆動方法。 - 前記下限値データを、想定される使用環境温度範囲における低温側領域に応じた前記駆動電流パルス幅の下限値データのテーブルとして予め第3記憶手段に記憶させ、その第3記憶手段より下限値データ読み出して決定することを特徴とする請求項26記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 前記第3記憶手段に記憶されるデータテーブルを、前記使用環境温度について設定される常温以下となる低温側領域について用意することを特徴とする請求項27記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 前記第3記憶手段に、前記有機ELパネルについて行なう複数段階の階調表示に応じて、前記データテーブルを複数記憶し、
前記階調表示のレベルに応じたデータテーブルから、前記パルス幅下限値データを読み出すことを特徴とする請求項27または28記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 前記パルス幅下限値データが、所定の温度帯毎に記憶されている場合に、
前記温度検出手段により検出された温度に応じて、前記パルス幅下限値データを読み出す温度帯を切替える際、温度上昇時と温度下降時とについて、温度帯の境界値を変更することを特徴とする請求項27ないし29の何れかに記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 想定される使用環境温度範囲の低温側領域における、前記駆動電流パルス幅の下限値データを演算により求めることを特徴とする請求項26記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 前記第3記憶手段に、周囲の照度レベルに対応した複数のデータテーブルを記憶させ、
周囲の照度を検出し、検出される照度に応じたデータテーブルから、前記パルス幅下限値データを読み出すことを特徴とする請求項27ないし30の何れかに記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 前記第3記憶手段に記憶されるデータテーブルを、照度レベルが高い場合は、照度レベルが低い場合に比較して、同じ温度に対応したパルス幅下限値データがより大きくなるように設定することを特徴とする請求項32記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 検出される照度の変化が所定の基準よりも急峻であった場合は、その照度変化に応じて前記第3記憶手段より読み出す対象とするデータテーブルを、一定時間が経過した後に徐々に切替えることを特徴とする請求項32または33記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 対向して配置される複数の陽極と複数の陰極との間に、発光機能を有する有機膜層を配置してなる有機EL素子を備えてマトリクス表示を行う有機ELパネルを、PWM(Pulse Width Modulation)制御により駆動する方法において、
前記有機ELパネルの所定温度における輝度ばらつきを補正するための駆動電流振幅値が記憶される第1記憶手段と、外部より与えられる輝度制御信号に応じて、供給すべき駆動電流のパルス幅データのテーブルが記憶される第2記憶手段と、前記有機ELパネルの周囲温度を検出する温度検出手段とを用い、
前記輝度制御信号に応じて前記第2記憶手段より読み出したパルス幅データと、前記温度検出手段により検出された温度に応じて決定した前記駆動電流パルス幅の上限値データとを比較して、値がより小さな方をパルス幅データに決定し、
前記第1記憶手段より読み出した補正データに基づいて決定された駆動電流振幅値データと、前記決定されたパルス幅データを前記駆動手段に出力することを特徴とする有機ELパネルの駆動方法。 - 想定される使用環境温度範囲の高温領域における、前記駆動電流パルス幅の上限値データのテーブルを第3記憶手段に予め記憶させ、前記第3記憶手段より前記上限値データを読み出して決定することを特徴とする請求項35記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 前記第3記憶手段に記憶されるデータテーブルを、想定される使用環境温度の常温以上となる高温側領域について用意することを特徴とする請求項36記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 前記第3記憶手段に、前記有機ELパネルについて行なう複数段階の階調表示に応じて、前記データテーブルを複数記憶し、
前記階調表示のレベルに応じたデータテーブルから、前記パルス幅上限値データを読み出すことを特徴とする請求項36または37記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 前記パルス幅上限値データが、所定の温度帯毎に記憶されている場合に、
前記温度検出手段により検出された温度に応じて、前記パルス幅上限値データを読み出す温度帯を切替える際、温度上昇時と温度下降時とについて、温度帯の境界値を変更することを特徴とする請求項36ないし38の何れかに記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 前記第3記憶手段に、周囲の照度レベルに対応した複数のデータテーブルを記憶させ、
照度検出手段により検出される周囲の照度に応じたテーブルから、前記パルス幅上限値データを読み出すことを特徴とする請求項36ないし39の何れかに記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 前記第3記憶手段に記憶されるデータテーブルは、照度レベルが低い場合は、照度レベルが高い場合に比較して、同じ温度に対応したパルス幅上限値データがより小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項40記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 想定される使用環境温度範囲の高温領域における、前記駆動電流パルス幅の上限値データを、所定の数式に基づいて演算により求めることを特徴とする請求項35記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 前記有機ELパネルが、前記駆動手段を構成する複数の駆動ICによって駆動される場合に、
前記第3記憶手段のデータテーブルを、前記複数の駆動ICに対応して記憶させることを特徴とする請求項27ないし30,32ないし34,36ないし41の何れかに記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 前記温度検出手段を、回路基板上に配置し、
前記有機ELパネルが自己発熱なしの状態で、且つ当該有機ELパネル以外の回路部の自己発熱は最大とする状態での前記温度検出手段による検出温度と、前記有機ELパネルの周囲温度との温度差以上に設定したオフセットデータ(β)を、
前記温度検出手段によって検出される温度データ(T)から減算した温度(T−β)に応じて、前記下限値データを決定することを特徴とする請求項26ないし43の何れかに記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 前記有機ELパネルの発光素子数に応じて、前記温度検出手段によって検出される温度データを補正するオフセットデータ(α)のテーブルを第4記憶手段に記憶させ、
前記有機ELパネルについて、発光表示されている有機EL素子の数を計数し、
前記計数された素子数に応じて前記第4記憶手段よりオフセットデータ(α)を読出し、前記温度検出手段よって検出される温度データ(T)を、(T+α)に補正することを特徴とする請求項26ないし44の何れかに記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 前記第4記憶手段に記憶されるオフセットデータ(α)を、前記発光素子数が多いほど大きくなるように設定することを特徴とする請求項45記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 前記有機ELパネルの消費電流に応じて、前記温度検出手段によって検出される温度データを補正するオフセットデータ(α)のテーブルを第5記憶手段に記憶させ、
前記有機ELパネルの消費電流を検出し、
前記消費電流検出手段により検出される消費電流量に応じて前記第5記憶手段よりオフセットデータ(α)を読出し、前記温度検出手段によって検出される温度データ(T)を、(T+α)に補正することを特徴とする請求項26ないし46の何れかに記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 前記第5記憶手段に記憶されるオフセットデータ(α)を、前記消費電流量が多いほど大きくなるように設定することを特徴とする請求項47記載の有機ELパネルの駆動方法。
- 前記前記有機ELパネルに電源が投入された時点からの経過時間に応じて、前記温度検出手段によって検出される温度データを補正するオフセットデータ(α)のテーブルを第6記憶手段記憶させ、
前記有機ELパネルに電源が投入された時点からの経過時間を計時し、
前記計時された経過時間に応じて前記第6記憶手段よりオフセットデータ(α)を読出し、前記温度検出手段によって検出される温度データ(T)を、(T+α)に補正することを特徴とする請求項26ないし44の何れかに記載の有機ELパネルの駆動方法。 - 前記第6記憶手段に記憶されるオフセットデータ(α)を、前記経過時間が長いほど大きくなるように設定することを特徴とする請求項49記載の有機ELパネルの駆動方法。
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