JP2010008465A - 表示装置用パネル、液晶表示装置、配線形成方法 - Google Patents
表示装置用パネル、液晶表示装置、配線形成方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】剥離しない上部配線膜を形成する。
【解決手段】
下部配線膜11とコンタクトする部分や、SiN層12の表面に、インクジェット法によってIn微粒子が分散された第一の印刷液を塗布し、焼成して酸化Inから成る無機接着膜13を形成し、無機接着膜13の表面にAg微粒子が分散された第二の印刷液を塗布し、焼成して上部配線膜14を形成する。無機接着膜13は、下部配線膜11表面のMoN層23及びガラス基板10上のSiN層12と、上部配線膜14と接着性が高いので、上部配線膜14が剥離しない。
【選択図】 図1
Description
また、インクジェットヘッドやディスペンサーで配線膜を直接描画できるため、写真工程やエッチング工程が不要であり、基板をエッチング液やエッチングガスに曝す必要がないことから、ダメージレスの配線形成を行なうことが可能である。
特に、Ag微粒子やCu微粒子による配線膜は、下部配線表面のMoN層や、ガラス基板表面のSiN層との接着性が悪い。
Ag粒子やCu粒子による配線膜は下記文献に記載されている。
また、本発明は、前記基板表面に形成されたSiN層を有し、前記上部配線膜の一部は前記SiN層上に位置し、前記SiN層と前記上部配線膜の間には、底面が前記SiN層と密着し、表面が前記上部配線膜と密着する前記無機接着膜が配置された表示装置用パネルである。
また、本発明は、前記下部配線膜は、表面に前記MoN層が形成された低抵抗金属層を有する表示装置用パネルである。
また、本発明は、上記いずれかの表示装置用パネルを有する液晶表示装置である。
また、本発明は、基板上に低抵抗金属層と該低抵抗金属層上に配置されたMoN層とを有する下部配線膜を形成する下部配線膜形成工程と、In微粒子が含有された第一の印刷液を前記下部配線膜の一部表面上に塗布する第一の塗布工程と、前記基板を酸素ガスを含有する焼成雰囲気中で加熱し、塗布された前記第一の印刷液によってIn酸化物を含有する無機接着膜を形成する第一の焼成工程と、銀微粒子又は銅微粒子のいずれか一方又は両方が含有された第二の印刷液を前記無機接着膜表面を含む領域に塗布する第二の塗布工程と、前記基板を加熱し、塗布された前記第二の印刷液によって上部配線膜を形成する第二の焼成工程を有する配線形成方法である。
また、本発明は、前記基板表面の一部領域にはSiN層が露出された配線形成方法であって、前記第一の塗布工程では、前記下部配線膜の一部表面と前記SiN層の一部表面に前記第一の印刷液を塗布し、前記下部配線膜と前記SiN層表面に前記無機接着膜を形成し、前記第二の塗布工程では、前記下部配線膜表面の前記無機接着膜と、前記SiN層表面の前記無機接着膜との表面に前記第二の印刷液を塗布する配線形成方法である。
また、本発明は、前記第一の印刷液が配置されたインクジェットヘッドから前記第一の印刷液の液滴を吐出し、前記下部配線膜の一部表面と前記SiN層の一部表面上に着弾させることで、前記第一の印刷液を塗布する配線形成方法である。
基板5のうち、図1(a)〜(d)は接続領域5aの断面図、図2(a)〜(d)は配線領域5bの断面図である。
第一の印刷装置30の台32上には印刷ヘッド33が配置されており、台32の外側には液供給系36が配置されている。
液供給系36には、直径が数nm〜数十nmのインジウム微粒子が溶剤中に分散された第一の印刷液が蓄液されている。印刷ヘッド33は液供給系36に接続されており、液供給系36から第一の印刷液が供給されるようになっいる。
第一の印刷装置30には基板移動機構が設けられており、基板移動機構を動作させると基板5は台32上を移動できるようにされている。
印刷ヘッド33の吐出孔34の真下に基板5が位置したところで、印刷ヘッド33から第一の印刷液を吐出させると、第一の吐出液は基板5の表面に着弾する。
下部配線膜11が配置されていない配線領域5bでは、後工程で上部配線膜14が形成される経路と同じ経路上に第一の印刷液を着弾させ、図2(b)、図4(b)に示すように、SiN層12の表面上に第一の印刷液層28を形成する。
第二の印刷装置の液供給系には、溶剤中に銀微粒子が分散された第二の印刷液が配置され、印刷ヘッドから第二の印刷液の液滴が吐出される点を除いて第一の印刷装置30と同じ構成であり、第二の印刷装置の説明は省略する。
酸化インジウムを主成分とする無機接着膜13は導電性を有しているので、上部配線膜14と下部配線膜11との間に配置しても導通性を損なうことはない。
接触抵抗の測定結果と上部配線膜を所定長さに切断し、接着テープを貼付して剥がすクロスカットテストの結果とを下記表1に示す。
6……表示装置用パネル
11……下部配線膜
12……SiN層
13……無機接着膜
14……上部配線膜
21、23……MoN層
22……低抵抗金属層
Claims (7)
- 基板と、
表面にMoN層が形成され、前記基板上に配置された下部配線膜と、
銀又は銅のいずれか一方を含有し、一部が前記下部配線膜上に位置する上部配線膜と、
In酸化物を含有する無機接着膜とを有し、
前記下部配線膜と前記上部配線膜の間には、底面が前記MoN層と密着し、表面が前記上部配線膜と密着する前記無機接着膜が配置された表示装置用パネル。 - 前記基板表面に形成されたSiN層を有し、
前記上部配線膜の一部は前記SiN層上に位置し、
前記SiN層と前記上部配線膜の間には、底面が前記SiN層と密着し、表面が前記上部配線膜と密着する前記無機接着膜が配置された請求項1記載の表示装置用パネル。 - 前記下部配線膜は、表面に前記MoN層が形成された低抵抗金属層を有する請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の表示装置用パネル。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の表示装置用パネルを有する液晶表示装置。
- 基板上に低抵抗金属層と該低抵抗金属層上に配置されたMoN層とを有する下部配線膜を形成する下部配線膜形成工程と、
In微粒子が含有された第一の印刷液を前記下部配線膜の一部表面上に塗布する第一の塗布工程と、
前記基板を酸素ガスを含有する焼成雰囲気中で加熱し、塗布された前記第一の印刷液によってIn酸化物を含有する無機接着膜を形成する第一の焼成工程と、
銀微粒子又は銅微粒子のいずれか一方又は両方が含有された第二の印刷液を前記無機接着膜表面を含む領域に塗布する第二の塗布工程と、
前記基板を加熱し、塗布された前記第二の印刷液によって上部配線膜を形成する第二の焼成工程を有する配線形成方法。 - 前記基板表面の一部領域にはSiN層が露出された請求項5記載の配線形成方法であって、
前記第一の塗布工程では、前記下部配線膜の一部表面と前記SiN層の一部表面に前記第一の印刷液を塗布し、前記下部配線膜と前記SiN層表面に前記無機接着膜を形成し、
前記第二の塗布工程では、前記下部配線膜表面の前記無機接着膜と、前記SiN層表面の前記無機接着膜との表面に前記第二の印刷液を塗布する請求項5記載の配線形成方法。 - 前記第一の印刷液が配置されたインクジェットヘッドから前記第一の印刷液の液滴を吐出し、前記下部配線膜の一部表面と前記SiN層の一部表面上に着弾させることで、前記第一の印刷液を塗布する請求項6記載の配線形成方法。
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