JP2010008441A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
高透過率を持つ散乱型液晶パネルのカラー表示装置を提供する。
【解決手段】
液晶表示パネルと、少なくとも2色の発光を行う光源と、該光源と前記パネルをそれぞれ制御する駆動回路とからなり、前記の光源を色別に順次点灯させるとともに、前記の表示パネルにおける所定の画素に、点灯周期に対応した電圧波形を印可するような液晶表示装置であって、前記液晶表示パネルの透過率が70%を超える散乱型液晶表示パネルを特徴とする液晶カラー表示装置。
【選択図】図1
Description
透過率を向上し、省エネと低価格を実現するため、フィールドシーケンシャルカラー表示方式が提案された。特に近年高速TNモードとAFLCモードを用い、フィールドシーケンシャルカラー表示パネルを容易に量産することができ、従来のカラーフィルター方式より高い透過率と省エネエネルギーを実現した。
ところが、TNモードとAFLCモードの液晶表示パネルのいずれも偏光板を使用する必要があり、理論的に透過率が50%以下になり、それ以上の高い透過率が得られない。
しかし、近年ガラス基板に近い透過率を持つ液晶表示装置を求める用途が増えてきた。たとえば、腕時計の場合は、従来のアナログ時計表示盤の上にさらに透過率の高い液晶カラー表示パネルを設置し、必要なときだけカラーのデジタルの時計を表示し、必要でないときは、影響なくアナログ時計をみることができる。その場合には、現状のTNモードとAFLCモードでは透過率が低くて使えない。
また、一眼レフカメラ用のビューファインダーとして使う場合には、同じく高い透過率が求められる。且つ、カメラに偏光フィルターを装着するとき、ビューファインダー自身の偏光性が許されない。よって、偏光板を持つTNモードとAFLCモードなどは使えない。
または、本発明は前記散乱型液晶表示パネルに高分子材料を含有する液晶を用いたノーマルモード(電界印加時透明、電界無印加時散乱)とリバースモード(電界無印加時透明、電界印加時散乱)のいずれかを使ってもよい。偏光性がなく、高い透過率と低い印加電圧が得られる。ノーマルモードは20%以上の高分子材料を含有する液晶を用いると散乱度合いがよく、高速応答ができ、カラー表示ができる。リバースモードは3%から20%までの高分子材料を含有する液晶を用いると、高速応答ができ、カラー表示ができる。特に5%から15%範囲内では高い透明度と安定した構造が得られる。リバースモードには負の誘電率異方性液晶と垂直配向処理を用いるとよい。
または、散乱型液晶表示パネルはDSモード(Dynamic Scattering Mode)方式を用いることもよい。
本発明の光源は赤、緑、青の3色発光を行う光源を用いれば、8色以上の色が得られる。また、光源としてLED、CCFL、OLEDが使える。光源は透過型表示パネルの裏に設定され、且つ斜め直進にパネルを照射する時には、視認者の目に光源の光があたらず、且つ色表示の品質がもっともよい。反射型表示パネルの場合には、パネルの側面あるいは前面に設定されればよい。高い反射率が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1に示すように、散乱型液晶パネル1と、赤、緑、青の発光を行う光源2と、図2に示すような前記の液晶パネルと光源を制御する駆動回路とからなる。散乱型液晶パネル1は3%から20%までのUVモノマーを含有する液晶3を垂直配向剤(日産化学の1211)で処理された2枚の透明電極4付きガラス基板5の間に封止してから、紫外線照射により、UVモノマーが液晶中に網状に高分子化されることによって形成されている。2枚のガラス基板5間のギャップは10umで、UVモノマーを含有する負の誘電率異方性液晶材料3はサンテック・ディスプレイ株式会社製の品番RP−2843(UVモノマー3%含有)とサンテック・ディスプレイ株式会社製の品番RP−2848(UVモノマー20%含有)のものを用いて調合して使用した。液晶の△nはいずれも0.21、△εはいずれもー3.2、実駆動電圧は15Vである。光源2は前記の液晶パネル1の裏斜めに配置された赤6、緑7、青8のランプで形成される。
図2は上記の液晶パネル1と光源2をそれぞれ制御する駆動回路を示すブロック図である。光源駆動回路は赤、緑、青ランプを順次点灯させる。それらの点灯フレームに対応して、液晶パネル駆動回路から散乱型液晶パネル1の所定な画素に電圧を印可させ、必要な色を表示させる。
図3に示すように、1色合成フレーム(ここでは60Hz)において、赤、緑、青のランプはそれぞれ一度ずつ点灯し、それらに対応して電圧ONになった画素の色が目の残像によって合成され、所定の表示色になる。当然、電界OFFの画素は透明になる。
上記の散乱型表示パネル1は電界無印加時に透明で、印加時には散乱状態になり、UVモノマーの含有率によっては表示特性が変化される。
上記の発明の実施形態1において、UVモノマーの含有率を変化させることによって得られたリバースモード散乱型液晶表示装置はいずれもフレーム周波数60Hzにおいて良好なカラー表示ができた。特に5%から15%範囲内ではもっともよい特性が得られていた。透過率は90%以上を達した。
(第2の実施形態)
以下は本発明のカラー液晶表示装置の実施形態2を実施例について説明する。
本実施形態2において、散乱型液晶パネル1は負の誘電率異方性ネマチック液晶3のみを垂直配向剤(日産化学のSE-1211)で処理された2枚の透明電極4付きガラス基板5の間に封止することによって形成されている。液晶材料3は中国北京八億時空液晶材料科技有限公司製の品番B90−23のものを用いた。2枚の基板5間のギャップは12umで、液晶の△nは0.212、実駆動電圧は20Vである。
光源2は前記の液晶パネル1の裏斜めに配置された赤7、緑8のランプで形成される。
上記の散乱型液晶パネル1と光源2をそれぞれ制御する駆動回路実施例1とほぼ同様。光源駆動回路は赤、緑ランプを順次点灯させる。それらの点灯フレームに対応して、液晶パネル駆動回路から液晶パネル1の所定な画素に電圧を印可させ、必要な色を表示させる。
図4に示すように、1色合成フレーム(ここでは60Hz)において、赤、緑のランプはそれぞれ一度ずつ点灯し、それらに対応して電圧ONになった画素の色が目の残像によって合成され、所定の表示色になる。当然、電界OFFの画素は透明になる。
上記の散乱型表示パネル1は電界無印加時に良好な透明で、印加時には散乱状態になる。
上記の発明の実施形態において、フレーム周波数60Hzにおいても良好なカラー表示ができた。透過率は80%以上を達した。
2: 光源を表す
3: 液晶を表す
4: 透明電極を表す
5: ガラス基板を表す
6: 赤色のランプを表す
7: 緑色のランプを表す
8: 青色のランプを表す
Claims (10)
- 液晶表示パネルと、少なくとも2色の発光を行う光源と、該光源と前記パネルをそれぞれ制御する駆動回路とからなり、前記の光源を色別に順次点灯させるとともに、前記の表示パネルにおける所定の画素に、点灯周期に対応した電圧波形を印可するような液晶表示装置であって、前記液晶表示パネルの透過率が70%を超える散乱型液晶表示パネルを特徴とする液晶表示装置。
- 前記の散乱型液晶表示パネルは高分子材料を含有する液晶を用い、ノーマルモード(電界印加時透明、電界無印加時散乱)とリバースモード(電界無印加時透明、電界印加時散乱)のいずれかを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記のリバースモード散乱型液晶表示パネルは3%から20%までの高分子材料を含有する液晶を用いることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記のリバースモード散乱型液晶表示パネルは5%以上15%以下の高分子材料を含有する液晶を用いることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記のリバースモード散乱型液晶表示パネルは負の誘電率異方性液晶と垂直配向処理を用いることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記のノーマルモード散乱型液晶表示パネルは20%以上の高分子材料を含有する液晶を用いることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記の散乱型液晶表示パネルはDSモード(Dynamic Scattering Mode)方式を用いることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記の光源は赤、緑、青の3色発光を行う光源を用いることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記の光源はLED、CCFL、OLEDを用いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 前記の光源は透過型表示パネルの裏に設定され、且つ斜め直進にパネルを照射し、反射型表示パネルの側面あるいは前面に設定されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の液晶表示装置。
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