JP2010008310A - ケーブル探査方法及びケーブル探査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】信号発生装置2に接続された誘導結合素子3及び受信装置4に接続された電流プローブ5がケーブル8に取り付けられる。フェライトコア6は、ケーブル8に沿って誘導結合素子3から電流プローブ5に向かう方向で電流プローブ5から離れた位置で各ケーブルに取り付けられる。信号発生装置2から出力された200kHz〜100MHzの範囲の複数の周波数を含む電気信号を誘導結合素子3からケーブル8に印加する。まず、全てのケーブルにフェライトコア6を取り付けない状態で電流プローブ5によってその電気信号を検出し、受信装置4で電流特性を求める。ケーブル8及び他のケーブル8Aに順次フェライトコア6を取り付けて受信装置4でそれぞれ電流特性を求める。これらの電流特性に基づいて被特定ケーブルを判別する。
【選択図】図3
Description
探査対象ケーブルの導体に流れる電流を探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
誘導結合手段から電磁結合手段に向う方向で電磁結合手段から離れた位置でケーブル特性変更素子の取り付け及び取り外しを複数のケーブルの少なくとも一部に対して順次行い、
ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられたそれぞれの時点で、電磁結合手段による電流の検出を行い、
検出された電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別することにある。
探査対象ケーブルの導体に流れる電流を探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
検出された電流に基づいて探査対象ケーブルを判別することによっても達成することができる。
ここで、cは光速、lはケーブル長及びαは波長短縮率である。
また、この周波数成分が離散的または連続的に存在する帯域を含んでいる電気信号を用いることが望ましい。
スペクトル情報を用いて判別するが、ケーブル特性変更素子によるケーブル特性を変更効果が大きいのはケーブルの共振周波数より高い周波数であり、スペクトル情報を用いればより変化の大きい周波数帯域だけを利用して評価することができるため、判別精度を向上することができる。
本実施例のケーブル探査方法も、実施例1で生じる各効果を得ることができる。さらに、本実施例は、ケーブルトレイが途中で分岐している場合に、複数のケーブル群ごとに被特定ケーブル8Aの存在の有無を判定するので、分岐後のそれぞれのケーブルトレイ内に存在する1本1本のケーブルに実施例1で述べたケーブル探査方法を適用するよりも、被特定ケーブル8Aの探査に要する時間を短縮することができる。
Claims (19)
- 複数のケーブルのうち探査対象ケーブルに取り付けられた誘導結合手段から前記探査対象ケーブルの導体に電気信号を印加し、
前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる電流を前記探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
前記誘導結合手段から前記電磁結合手段に向う方向で前記電磁結合手段から離れた位置でケーブル特性変更素子の取り付け及び取り外しを前記複数のケーブルの少なくとも一部に対して順次行い、
前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられたそれぞれの時点で、前記電磁結合手段による前記電流の検出を行い、
検出された前記電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別することを特徴とするケーブル探査方法。 - 複数のケーブルのうち探査対象ケーブルに取り付けられた誘導結合手段から前記探査対象ケーブルの導体に電気信号を印加し、
前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる電流を前記探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
前記電磁結合手段から前記誘導結合手段に向う方向で前記電磁結合手段から離れた位置でケーブル特性変更素子の取り付け及び取り外しを前記複数のケーブルの少なくとも一部に対して順次行い、
前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられたそれぞれの時点で、前記電磁結合手段による前記電流の検出を行い、
検出された前記電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別することを特徴とするケーブル探査方法。 - 複数のケーブルを含む第1ケーブル群及び前記第1ケーブル群が分割された複数の第2ケーブル群に跨って敷設された探査対象ケーブルの判別が、
前記第1ケーブル群に含まれる複数のケーブルのうち探査対象ケーブルに取り付けられた誘導結合手段から前記探査対象ケーブルの導体への第1電気信号の印加を、各第2ケーブル群にケーブル特性変更素子をそれぞれ取り付けた状態で順次行い、
前記第1電気信号の印加により前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる第1電流を前記探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
検出された前記第1電流に基づいて前記探査対象ケーブルが含まれている前記第2ケーブル群を判別することによって、
行われ、
前記探査対象ケーブルが存在する前記第2ケーブル群の複数のケーブルを対象にした前記探査対象ケーブルの判別が、
対象となる前記第2ケーブル群に存在する前記複数のケーブルのうち探査対象ケーブルに取り付けられた誘導結合手段から前記探査対象ケーブルの導体に第2電気信号を印加し、
前記第2電気信号の印加により前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる第2電流を前記探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
前記誘導結合手段から前記電磁結合手段に向う方向で前記電磁結合手段から離れた位置でケーブル特性変更素子の取り付け及び取り外しを対象となる前記第2ケーブル群に存在する前記複数のケーブルの少なくとも一部に対して順次行い、
前記ケーブル特性変更素子が前記第2ケーブル群の前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられたそれぞれの時点で、前記電磁結合手段による前記第2電流の検出を行い、
検出された前記第2電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別することによって、
行われることを特徴とするケーブル探査方法。 - 印加される前記電気信号が200kHz〜100MHzの範囲に存在する複数の異なる周波数を含んでいる電気信号である請求項1ないし3のいずれか1項に記載のケーブル探査方法。
- 複数のケーブルのうち探査対象ケーブルに取り付けられた誘導結合手段から前記探査対象ケーブルの導体に電気信号を印加し、
前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる電流を前記探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
前記誘導結合手段から前記電磁結合手段に向う方向で前記電磁結合手段から離れた位置でケーブル特性変更素子の取り付け及び取り外しを前記複数のケーブルの少なくとも一部に対して順次行い、
前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの全てに取り付けられていない第1の状態、及び前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられた第2の状態であって前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられたそれぞれの時点で、前記電磁結合手段による前記電流の検出を行い、
前記第1の状態で検出された第1の前記電流及び前記第2の状態で検出された第2の前記電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別することを特徴とするケーブル探査方法。 - 複数のケーブルを含む第1ケーブル群及び前記第1ケーブル群が分割された複数の第2ケーブル群に跨って敷設された探査対象ケーブルの判別が、
前記第1ケーブル群に含まれる複数のケーブルのうち探査対象ケーブルに取り付けられた誘導結合手段から前記探査対象ケーブルの導体への第1電気信号の印加を、各第2ケーブルコイル群にケーブル特性変更素子をそれぞれ取り付けた状態で順次行い、
前記第1電気信号の印加により前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる第1電流を前記探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
検出された前記第1電流に基づいて前記探査対象ケーブルが含まれている前記第2ケーブル群を判別することによって、
行われ、
前記探査対象ケーブルが存在する前記第2ケーブル群の複数のケーブルを対象にした前記探査対象ケーブルの判別が、
対象となる前記第2ケーブル群に存在する前記複数のケーブルのうち探査対象ケーブルに取り付けられた誘導結合手段から前記探査対象ケーブルの導体に第2電気信号を印加し、
前記第2電気信号の印加により前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる第2電流を前記探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
前記誘導結合手段から前記電磁結合手段に向う方向で前記電磁結合手段から離れた位置でケーブル特性変更素子の取り付け及び取り外しを対象となる前記第2ケーブル群に存在する前記複数のケーブルの少なくとも一部に対して順次行い、
前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの全てに取り付けられていない第1の状態、及び前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられた第2の状態であって前記ケーブル特性変更素子が前記第2ケーブル群の前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられたそれぞれの時点で、前記電磁結合手段による前記第2電流の検出を行い、
前記第1の状態で検出された前記第2電流及び前記第2の状態で検出された前記第2電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別することによって、
行われることを特徴とするケーブル探査方法。 - 印加される前記電気信号が200kHz〜100MHzの範囲に存在する複数の異なる周波数を含んでいる電気信号である請求項5または6に記載のケーブル探査方法。
- 前記探査対象ケーブルの判別が、検出された前記第1の電流に基づいて得られた第1電流スペクトル情報、及び検出された前記第2の電流に基づいて得られた第2電流スペクトル情報を用いて行われる請求項4に記載のケーブル探査方法。
- 前記探査対象ケーブルの判別が、前記第1の状態で検出された前記第2電流に基づいて得られた第1電流スペクトル情報、及び前記第2の状態で検出された前記第2電流に基づいて得られた第2電流スペクトル情報を用いて行われる請求項6に記載のケーブル探査方法。
- 前記ケーブル特性変更素子として磁性体コアを用いる請求項1ないし7のいずれか1項に記載のケーブル探査方法。
- 前記ケーブル特性変更素子としてフェライトコアを用いる請求項1ないし7のいずれか1項に記載のケーブル探査方法。
- 前記ケーブル特性変更素子として金属シートを用い、前記金属シートを接地する請求項1ないし7のいずれか1項に記載のケーブル探査方法。
- 複数のケーブルのうち探査対象ケーブルに取り付けられた誘導結合手段から前記探査対象ケーブルの導体に、200kHz〜100MHzの範囲に存在する複数の異なる周波数を含んでいる電気信号を印加し、
前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる電流を前記探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
検出された前記電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別することを特徴とするケーブル探査方法。 - 複数のケーブルを含む第1ケーブル群及び前記第1ケーブル群が分割された複数の第2ケーブル群に跨って敷設された探査対象ケーブルの判別が、
前記第1ケーブル群に含まれる複数のケーブルのうち探査対象ケーブルに取り付けられた誘導結合手段から前記探査対象ケーブルの導体への200kHz〜100MHzの範囲に存在する複数の異なる周波数を含んでいる第1電気信号の印加を、各第2ケーブルコイル群にケーブル特性変更素子をそれぞれ取り付けた状態で順次行い、
前記第1電気信号の印加により前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる第1電流を前記探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
検出された前記第1電流に基づいて前記探査対象ケーブルが含まれている前記第2ケーブル群を判別することによって、
行われ、
前記探査対象ケーブルが存在する前記第2ケーブル群の複数のケーブルを対象にした前記探査対象ケーブルの判別が、
対象となる前記第2ケーブル群に存在する前記複数のケーブルのうち探査対象ケーブルに取り付けられた誘導結合手段から前記探査対象ケーブルの導体に、200kHz〜100MHzの範囲に存在する複数の異なる周波数を含んでいる第2電気信号を印加し、
前記第2電気信号の印加により前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる第2電流を前記探査対象ケーブルに取り付けられた電磁結合手段によって検出し、
検出された前記第2電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別することによって、
行われることを特徴とするケーブル探査方法。 - 電気信号を生成する信号発生装置と、前記信号発生装置に接続されて探査対象ケーブルに取り付けられ、前記探査対象ケーブルの導体に前記電気信号を印加する誘導結合手段と、前記探査対象ケーブルに取り付けられ、前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる電流を検出する電磁結合手段と、前記誘導結合手段から前記電磁結合手段に向う方向で前記電磁結合手段から離れた位置で前記探査対象ケーブルを含む複数のケーブルの少なくとも一部に順次取り付けられるケーブル特性変更素子と、前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられたそれぞれの時点で前記電磁結合手段によって検出された前記電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別する信号処理装置とを備えたことを特徴とするケーブル探査装置。
- 電気信号を生成する信号発生装置と、前記信号発生装置に接続されて探査対象ケーブルに取り付けられ、前記探査対象ケーブルの導体に前記電気信号を印加する誘導結合手段と、前記探査対象ケーブルに取り付けられ、前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる電流を検出する電磁結合手段と、前記誘導結合手段から前記電磁結合手段に向う方向で前記電磁結合手段から離れた位置で前記探査対象ケーブルを含む複数のケーブルの少なくとも一部に順次取り付けられるケーブル特性変更素子と、前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの全てに取り付けられていない第1の状態、及び前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられた第2の状態であって前記ケーブル特性変更素子が前記複数のケーブルの少なくとも一部に取り付けられたそれぞれの時点で前記電磁結合手段によって検出された前記電流であって、前記第1の状態で検出された第1の前記電流及び前記第2の状態で検出された第2の前記電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別する信号処理装置とを備えたことを特徴とするケーブル探査装置。
- 前記ケーブル特性変更素子が磁性体コアである請求項15または16に記載のケーブル探査装置。
- 前記ケーブル特性変更素子が接地される金属シートである請求項15または16に記載のケーブル探査装置。
- 200kHz〜100MHzの範囲に存在する複数の異なる周波数を含んでいる電気信号を生成する信号発生装置と、前記信号発生装置に接続されて探査対象ケーブルに取り付けられ、前記探査対象ケーブルの導体に前記電気信号を印加する誘導結合手段と、前記探査対象ケーブルに取り付けられ、前記探査対象ケーブルの前記導体に流れる電流を検出する電磁結合手段と、前記電磁結合手段によって検出された前記電流に基づいて前記探査対象ケーブルを判別する信号処理装置とを備えたことを特徴とするケーブル探査装置。
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