JP2010007638A - 内燃機関の動弁システム - Google Patents

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利之 前原
Shuichi Ezaki
修一 江▲崎▼
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Abstract

【課題】内燃機関の動弁システムにおいて、故障したセンサの代わりに他のセンサを使用しても制御軸の回転位置をより高精度に目標位置に合わせることができる技術を提供する。
【解決手段】動弁システムを構成する部材の位置を測定する第1センサと、該部材の位置が所定位置となっていることを検知する第2センサと、を気筒群毎に備え、一の気筒群に備わる第1センサが故障したときは、他の気筒群に備わる第1センサにより測定される位置に基づいて該一の気筒群における作用角の制御を行い、且つ所定条件が成立したときに該一の気筒群に備わる第2センサにより検知される位置に基づいて該一の気筒群に備わる制御軸の回転位置と他の気筒群に備わる制御軸の回転位置とを合わせる。
【選択図】図10

Description

本発明は、内燃機関の吸気弁又は排気弁のリフト特性を変更可能な動弁システムに関する。
カムとバルブとの間に介在する制御軸を駆動源で回転させることにより、カムの回転位置に対するバルブのリフト量を変化させることで、該バルブの作用角を変化させることができる。この内燃機関の動弁システムにおいて、制御軸等の回転角度を測定するセンサを備えていると、このセンサにより検出される回転角度に基づいて作用角のフィードバック制御を行うことができる。そして、センサが故障したときには機関運転状態に基づいて作用角のオープンループ制御を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、センサを2つ備える技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、2つのセンサの取り付け位置が異なるとセンサの分解能が異なる場合がある。また、コストを低減させるために、2つのセンサの性能が異なる場合もある。これらの場合、センサを切り替えることによりフィードバック制御の精度が低下する虞がある。つまり、適切な作用角を得られない虞がある。そうすると、特に小作用角時に吸入空気量のばらつきが大きくなり、燃費が悪化する虞がある。また、例えばV型エンジン等の気筒群を複数備えた内燃機関では、どのような制御を行うのか従来では考慮されていなかった。
特開2002−54466号公報 特開平11−311589号公報 特開2004−11532号公報 特開2007−162579号公報 特開2005−16340号公報 特開2004−324458号公報 特開2006−214386号公報
本発明は、上記したような種々の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、故障したセンサの代わりに他のセンサを使用しても制御軸の回転位置をより高精度に目標位置に合わせることができる技術の提供にある。
上記課題を達成するために本発明による内燃機関の動弁システムは、以下の手段を採用した。すなわち、本発明による内燃機関の動弁システムは、
複数の気筒群を備え、気筒群毎にカムとバルブとの間に介在する制御軸を回転させることにより、カムの回転位置に対するバルブのリフト量を変化させることで、該バルブの作用角を変化させる内燃機関の動弁システムにおいて、
前記制御軸を回転または揺動させる駆動源と、
前記駆動源からの駆動力を前記制御軸に伝達する伝達装置と、
前記駆動源から前記制御軸までの間に備わる部材の位置を測定する第1センサと、
前記駆動源から前記制御軸までの間に備わる部材の位置が所定位置となっていることを検知する第2センサと、
前記第1センサにより測定される位置に基づいて作用角を制御する制御手段と、
前記第1センサの故障判定を行う判定手段と、
を気筒群毎に備え、
前記制御手段は、
前記判定手段により一の気筒群に備わる第1センサが故障していると判定される前は、該一の気筒群に備わる第1センサにより測定される位置に基づいて該一の気筒群における作用角のフィードバック制御を行い、
前記判定手段により一の気筒群に備わる第1センサが故障していると判定された後は、他の気筒群に備わる第1センサにより測定される位置に基づいて該一の気筒群における作用角の制御を行い、且つ所定条件が成立したときに該一の気筒群に備わる第2センサにより検知される位置に基づいて該一の気筒群に備わる制御軸の回転位置と他の気筒群に備わる制御軸の回転位置とを合わせることを特徴とする。
カムとバルブとの間に介在する制御軸を変位させることで、カムの回転位置に対するバルブのリフト量を変更することができる。これにより、バルブが開く時期を変更するこができるため、該バルブの作用角を変更することもできる。
なお、バルブの作用角は、バルブが開いているときのクランク角度の変化量としても良い。このクランク角度に代えて、カムシャフトの回転角度としても良い。以下、作用角といった場合には、このバルブの作用角を指すものとする。
駆動源から制御軸までの間には、駆動源、伝達装置、制御軸が含まれる。駆動源から制御軸までの間に備わる部材とは、駆動源、伝達装置、または制御軸の構成部材を指す。つまり、第1センサは、駆動源、伝達装置、または制御軸の構成部材の位置を測定する。例えば駆動源の回転角、伝達装置に備わるギヤ等の回転角、または制御軸の回転角を測定する。伝達装置にはギヤが複数備わっていても良い。
また、第2センサは、上記何れかの部材の位置が所定位置となっているかを検知する。この所定位置は、複数存在していても良い。例えば駆動源、伝達装置に備わるギヤ等、または制御軸が特定の回転角となっていることを検知する。つまり、上記何れかの部材の位置が所定位置またはその近傍となっていない場合には、位置を特定することができない。そのため、第2センサのみで作用角のフィードバック制御を行うと精度が低くなる。
そして、本発明では複数の気筒群を備えている。各気筒群には、1つ以上の気筒が備わる。そして、気筒群毎に制御軸が備えられている。何れかの気筒群で第1センサが故障する前は、気筒群毎に備わる第1センサからの出力信号に基づいて夫々の気筒群の駆動源が制御される。つまり、各気筒群において、夫々の気筒群に備わる第1センサの出力値を用いて作用角のフィードバックを行う。
一方、一の気筒群に備わる第1センサが故障したときには、他の気筒群に備わる第1センサにより測定される位置に基づいて、該一の気筒群における作用角の制御を行う。ここで、他の気筒群における制御量と、一の気筒における制御量との関係を予め求めておいても良い。他の気筒群における作用角のフィードバック制御を行うときの制御量を用いて一の気筒群における作用角の制御を行っても良い。各気筒群に備わる駆動源、伝達装置、制御軸が夫々同じ種類のものであれば、駆動源の作動量と、制御軸の回転位置の変化量と、の関係はどの気筒群でもほとんど同じとなる。すなわち、夫々の気筒群で駆動源の作動量を揃えれば、制御軸の回転位置の変化量はほとんど同じとなる。つまり、一の気筒群に備わる制御軸が、他の気筒群に備わる制御軸と同じように回転しているものとして制御を行うことができる。また、駆動源の作動量と、制御軸の回転位置の変化量と、の関係が気筒群毎に異なる場合であっても、これらの関係を予め記憶しておけば、他の気筒群に備わる第1センサの出力値に基づいて一の気筒群に備わる制御軸の回転位置を制御することができる。
しかし、一の気筒群における制御軸では、第1センサによる位置の測定が行われていないため、実際の回転位置が目標値からずれることがある。これに対し本発明では、一の気筒群に備わる第2センサにより検知される位置に基づいて各気筒の制御軸の回転位置を合わせている。つまり、第2センサが所定位置を検知したときに、第1センサによる測定値がずれていた場合には、位置の補正を行う。
このように、一の気筒群に備わる第2センサを用いて一の気筒群に備わる制御軸の回転位置を修正することにより、一の気筒群における作用角を目標値に正確に合わせることができる。また、一の気筒群の第2センサのみを用いて一の気筒群の作用角を制御することと比較して、他の気筒群の第1センサを用いることにより、制御の精度を高くすることができる。
本発明においては、前記判定手段により一の気筒群に備わる第1センサが故障していると判定された後であって、他の気筒群の制御値を用いて該一の気筒群における作用角の制御を行う前に、前記一の気筒群に備わる制御軸と、前記他の気筒群に備わる制御軸と、を最小作用角とすることができる。
つまり、一の気筒群に備わる制御軸と、他の気筒群に備わる制御軸とを、最小作用角となる位置まで回転させて夫々の制御軸間の位置合わせを行う。そして、そこから一の気筒群と他の気筒群との制御軸を、他の気筒群の制御値に基づいて制御する。なお、最小作用角とするのは、作用角が小さくなる方向に制御軸が付勢されているため、作用角を小さくするほうが大きくするよりも短時間で行うことができるからである。また、最小作用角とは、制御軸が作動できなくなる限界値としても良い。
本発明によれば、故障したセンサの代わりに他のセンサを使用しても制御軸の回転位置をより高精度に目標位置に合わせることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<実施例1>
[システムの構成]
図1及び図2は、実施例1のシステム構成を説明するための図である。図1は内燃機関1を横方向に切断した断面図であり、図2は複数の気筒2のうちの1気筒のみを縦方向に切断した断面図である。本実施例1のシステムでは、V型8気筒の内燃機関1を備えている。内燃機関1は、右バンク1Rと左バンク1Lとを備えて構成されている。各バン1L,1Rクには、4つの気筒2が備わる。なお、本実施例では右バンク1Rと左バンク1Lとに夫々気筒群が1つ備わる。
内燃機関1は、内部にピストン3を有するシリンダブロック4を備えている。ピストン3は、クランク機構を介してクランクシャフト5と接続されている。クランクシャフト5の近傍には、クランク角センサ6が設けられている。クランク角センサ6は、クランクシャフト5の回転角度(すなわち、クランク角)を検出するように構成されている。
シリンダブロック4の上部にはシリンダヘッド8が組み付けられている。ピストン3上面からシリンダヘッド8までの空間は燃焼室10を形成している。
シリンダヘッド8は、燃焼室10に通じる吸気ポート12を備えている。また、シリン
ダヘッド8には、吸気通路26が接続されている。吸気ポート12は、吸気通路26と燃焼室10とを連通している。この吸気ポート12と燃焼室10との接続部には吸気バルブ14が設けられている。本実施例1のシステムは、気筒毎に設けられた複数の吸気ポート12に対応して複数の吸気バルブ14を備えている。図2には、吸気ポート12と吸気バルブ14とをそれぞれ1つずつ示している。吸気バルブ14と吸気カム軸15に設けられた吸気カム16との間には、可変動弁装置18が設けられている。可変動弁装置18は、吸気バルブ14の開弁特性を機械的に変更可能に構成されている。なお、可変動弁装置18の詳細については、後述する。そして、吸気通路26には、スロットル27が備わる。
また、シリンダヘッド8は、燃焼室10に通じる排気ポート28を備えている。排気ポート28と燃焼室10との接続部には排気バルブ29が設けられている。
また、本実施例のシステムは、電子制御装置としてのECU60を備えている。ECU60の出力側には、可変動弁装置18やスロットル27等が接続されている。ECU60の入力側には、クランク角センサ6の他、運転者がアクセルペダル23を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力するアクセル開度センサ24等が接続されている。ECU60は、各センサの出力に基づいて、燃料噴射制御や点火時期制御のような内燃機関1全体の制御を実行する。
また、ECU60は、クランク角センサ6の出力に基づいて、機関回転数を算出する。さらに、ECU60は、アクセル開度センサ24の出力に基づいて、機関負荷を算出する。また、ECU60には、バッテリ25が接続されており、このバッテリ25から後述する電動モータ86へ電力が供給される。
[可変動弁装置の構成]
図3は、可変動弁装置18の構成を説明するための斜視図である。図3に示すように、吸気カム軸15には、1気筒当たり2つの吸気カム16,17が設けられている。そして、主カムである第1吸気カム16を中心にして、2つの吸気バルブ14L,14Rが左右対称に配置されている。第1吸気カム16と吸気バルブ14L,14Rとの間には、第1吸気カム16の回転運動に各吸気バルブ14L,14Rのリフト運動を連動させる可変動弁機構40L,40Rがそれぞれ設けられている。一方、第2吸気カム17は、第1吸気カム16との間で、第2吸気バルブ14Rを挟むようにして配置されている。第2吸気カム17と第2吸気バルブ14Rとの間には、第2吸気カム17の回転運動に第2吸気バルブ14Rのリフト運動を連動させる固定動弁機構70が設けられている。本可変動弁装置18は、第2吸気バルブ14Rのリフト連動の連動先を、可変動弁機構40Rと固定動弁機構70との間で選択的に切り換えることができるように構成されている。なお、本実施例では、固定動弁機構70の説明は省略する。
(1)可変動弁機構の構成
図4は、図3に示す可変動弁装置18における可変動弁機構40の構成を説明するための図である。具体的には、図4は、可変動弁機構40を吸気カム軸15の軸方向から見た図である。尚、左右の可変動弁機構40L,40Rは、基本的には、第1吸気カム16に対して対称形であるので、ここでは左右の可変動弁機構40L,40Rを区別することなくその構成を説明する。また、本明細書および図面では、左右の可変動弁機構40L,40Rを区別しないときには、単に可変動弁機構40と表記する。同様に、可変動弁機構40L,40Rの各構成部品や吸気バルブ14L,14R等の対称に配置されている部品については、特に区別をする必要がある時以外は、左右を区別するL、Rの記号は付けないものとする。
図4に示すように、ロッカーアーム35は吸気バルブ14によって支持されている。可
変動弁機構40は、第1吸気カム16とロッカーアーム35との間に介在している。可変動弁機構40は、第1吸気カム16の回転運動とロッカーアーム35の揺動運動との連動状態を連続的に変化させるように構成されている。
可変動弁機構40は、吸気カム軸15と平行に配置された制御軸41を有している。制御軸41は、回転駆動可能に構成されている。また、図4に示すように、制御軸41には、制御アーム42がボルト43によって固定されている。制御アーム42の一部は、制御軸41の径方向に突出している。制御アーム42の突出部には、中間アーム44がピン45によって取り付けられている。ピン45は、制御軸41の中心から偏心した位置に配置されている。よって、中間アーム44は、ピン45を中心にして揺動するように構成されている。中間アーム44の先端部には、後述するローラ52,53が回転可能に設けられている。
制御軸41には、揺動カムアーム50が揺動可能に支持されている。揺動カムアーム50は、第1吸気カム16に対向する側に、スライド面50aを有している。スライド面50aは、第2ローラ53に接触するように形成されている。スライド面50aは、第2ローラ53が揺動カムアーム50の先端側から制御軸41の軸中心側に向かって移動するほど、第1吸気カム16との間隔が徐々に狭まるような曲面で形成されている。また、揺動カムアーム50は、スライド面50aの反対側に、揺動カム面51を有している。揺動カム面51は、揺動カムアーム50の揺動中心からの距離が一定となるように形成された非作用面51aと、非作用面51aから離れた位置ほど制御軸41の軸中心からの距離が遠
くなるように形成された作用面51bとで構成されている。
スライド面50aと第1吸気カム16の周面との間には、第1ローラ52と第2ローラ53が配置されている。より具体的には、第1ローラ52は、第1吸気カム16の周面と接触するように配置されている。また、第2ローラ53は、揺動カムアーム50のスライド面50aに接触するように配置されている。第1ローラ52と第2ローラ53とは、上記中間アーム44の先端部に固定された連結軸54によって回転自在に支持されている。中間アーム44は、ピン45を支点として揺動するので、これらのローラ52,53もピン45から一定距離を保ちながらスライド面50aおよび第1吸気カム16の周面に沿って揺動する。
また、揺動カムアーム50には、バネ座50bが形成されている。このバネ座50bには、ロストモーションスプリング38の一端が掛けられている。ロストモーションスプリング38の他端は、内燃機関1の静止部位に固定されている。ロストモーションスプリング38は圧縮バネである。ロストモーションスプリング38から受ける付勢力により、揺動カムアーム50のスライド面50aが第2ローラ53に押し当てられ、更に、第1ローラ52が第1吸気カム16に押し当てられる。これにより、第1ローラ52及び第2ローラ53は、スライド面50aと第1吸気カム16の周面とに両側から挟み込まれた状態で位置決めされる。
揺動カムアーム50の下方には、上記ロッカーアーム35が配置されている。ロッカーアーム35には、揺動カム面51に対向するようにロッカーローラ36が設けられている。ロッカーローラ36は、ロッカーアーム35の中間部に回転自在に取り付けられている。ロッカーアーム35の一端は、バルブ14のバルブシャフト14aによって支持されており、ロッカーアーム35の他端は、油圧式ラッシュアジャスタ37によって回転自在に支持されている。リフト作動の際、バルブシャフト14aは、バルブスプリング14bによって、閉方向、すなわち、ロッカーアーム35を押し上げる方向に付勢されている。ロッカーローラ36は、この付勢力と油圧式ラッシュアジャスタ37によって揺動カムアーム50の揺動カム面51に押し当てられている。
上述した可変動弁機構40の構成によれば、第1吸気カム16の回転に伴って、第1吸気カム16の押圧力が第1ローラ52及び第2ローラ53を介してスライド面50aに伝達される。その結果、揺動カム面51とロッカーローラ36との接点が非作用面51aから作用面51bにまで及ぶと、ロッカーアーム35が押し下げられ、バルブ14が開弁する。
また、可変動弁機構40の構成によれば、制御軸41の回転角度を変化させると、スライド面50a上における第2ローラ53の位置が変化し、リフト動作時の揺動カムアーム50の揺動範囲が変化する。より具体的には、制御軸41を図4における反時計回り方向に回転させると、スライド面50a上における第2ローラ53の位置が揺動カムアーム50の先端側に移動する。そうすると、第1吸気カム16の押圧力が伝達されることで揺動カムアーム50が揺動動作を開始した後に、現実にロッカーアーム35が押圧され始めるまでに要する揺動カムアーム50の回転角度は、制御軸41が図4における反時計回り方向に回転するほど大きくなる。つまり、制御軸41を図4における反時計回り方向に回転させることにより、バルブ14の作用角及びリフト量を小さくすることができる。逆に、制御軸41を時計回り方向に回転させることにより、バルブ14の作用角及びリフト量を大きくすることができる。
[伝達装置の構成]
図5は、本実施例に係る伝達装置80の概略構成図である。本実施例では各バンク1L,1Rに伝達装置80が取り付けられており、右バンク1Rには伝達装置80Rが、左バンク1Lには伝達装置80Lが取り付けられている。なお、各バンク1L,1Rに取り付けられている伝達装置80L,80Rの構造は同じため、バンクの区別をしないで説明する。また、本明細書および図面では、左右の伝達装置80L,80Rを区別しないときには、単に伝達装置80と表記する。同様に、伝達装置80L,80Rの各構成部品等で各バンク1L,1Rに配置されている部品については、特に区別をする必要がある時以外は、左右のバンクを区別するL、Rの記号は付けないものとする。
本実施例では、電動モータ86により制御軸41が駆動される。そして、電動モータ86からの駆動力を制御軸41へ伝達するために伝達装置80が備わる。
ここで、制御軸41の一端には、該制御軸41の中心軸を中心として揺動する扇形ギヤ81が固定されている。この扇形ギヤ81の回転角度と、制御軸41の回転角度とは等しくなる。この扇形ギヤ81は、減速ギヤ82と噛み合っている。
減速ギヤ82の中心には、制御軸41と平行に配置される連結軸83の一端が接続されている。減速ギヤ82は、連結軸83の中心軸を中心として回転する。また、連結軸83の他端は、ウォームホイール84の中心に接続されている。ウォームホイール84は、連結軸83を中心として回転する。つまり、減速ギヤ82と連結軸83とウォームホイール84とは、回転角度が等しくなる。
そして、ウォームホイール84には、ウォーム85が噛み合っている。このウォーム85は、電動モータ86に接続されており、該電動モータ86と同期して回転する。よって、制御軸41は、電動モータ86により回転駆動可能に構成されている。
このように、伝達装置80は、扇形ギヤ81、減速ギヤ82、連結軸83、ウォームホイール84、ウォーム85により構成されている。
ウォーム85には、該ウォーム85の回転角度を測定する第1センサ91が備わる。ま
た、制御軸41には、該制御軸41の回転角度を測定する第2センサ92が備わる。第2センサ92は、扇形ギヤ81の回転角度を測定しているともいえる。なお、本実施例においては電動モータ86が、本発明における駆動源に相当する。
ここで図6は、ウォーム85の回転角度と第1センサ91の出力電圧との関係を示した図である。第1センサ91は、ウォーム85の回転角度に応じて出力電圧が変化するため、該ウォーム85の回転角度を高精度に測定することができる。しかし、第2センサ92は、第1センサ91と比較すると、測定精度が劣る。
図7は、第2センサ92および該第2センサ92が検知する突起87,88,89を制御軸41の軸線方向から見た図である。制御軸の表面には、大作用角用突起87、中作用角用突起88、小作用角用突起89の3つの突起が設置されている。なお、本実施例では、突起を3つ設置しているが、突起の数は3つに限らない。各突起87,88,89は、制御軸41が回転したときに、第2センサ92の真下を通過するように等間隔に設置されている。つまり、制御軸41の中心軸と直交する平面で該制御軸41を切断したときに、各突起87,88,89は、同一平面で切断される。そして、大作用角用突起87は、作用角が比較的大きなときに第2センサ92の真下に位置するように設置される。中作用角用突起88は、作用角が中程度のときに第2センサ92の真下に位置するように設置される。さらに、小作用角用突起89は、作用角が比較的小さなときに第2センサ92の真下に位置するように設置される。第2センサ92は、何れかの突起が真下を通過する際に、出力電圧が変化する。
ここで、図8は、制御軸41の回転角度に対する出力電圧を示した図である。第2センサ92の近傍に突起87,88,89が位置するときに、該第2センサ92から出力される電圧が変動する。つまり、第2センサ92は、予め設定された3つの作用角の近傍を含んで測定することができる。しかし、大作用角と中作用角との間、及び中作用角と小作用角との間では、制御軸41が回転しても電圧が変化しないため、該制御軸41の回転角度を求めることができない。つまり、第2センサ92は、予め設定された大、中、小の3つの作用角となっているか又はその近傍となっていることを検知することができる。
[実施例1の特徴]
本実施例では、第1センサ91が正常の場合には、第1センサ91により得られる回転角度に基づいて、夫々のバンク1L,1Rで作用角のフィードバック制御を行う。つまり、第1センサ91により得られるウォーム85の回転角度が、作用角の目標値に対応する回転角度となるように、夫々のバンク毎に電動モータ86を制御する。
しかし、一方のバンクの第1センサ91が故障した場合には、他方のバンクの第1センサ91の出力値に基づいて、両バンクの作用角のフィードバック制御を行う。なお、本実施例では、右バンク1Rの第1センサ91Rが故障し、左バンク1Lの第1センサ91Lの出力値に基づいて作用角のフィードバック制御を行うことについて説明する。なお、以下説明するにあたり、右バンク1Rを「一方」とし、左バンク1Lを「他方」とする。
まず、一方の第1センサ91Rが故障したと判定された場合には、両バンク1L,1Rの制御軸41を最小作用角となるまで回転させる。この最小作用角となるまでとは、例えば扇形ギヤ81の回転範囲を制限するために設けられた部材に当たるまでとすることができる。
なお、本実施例では、作用角が変化する範囲を適正な範囲に制限するために、扇形ギヤ81の回転角度を制限する下限側制限部811と、上限側制限部812と、が備わる。ここで、図9は、扇形ギヤ81と下限側制限部811及び上限側制限部812との関係を示
した図である。下限側制限部811及び上限側制限部812は、夫々シリンダヘッド8の非作動部に固定されている。下限側制限部811は、扇形ギヤ81が作用角の小さくなる方向へ回転しすぎないように、作用角が小さくなる方向の回転角度を制限する。扇形ギヤ81が下限側制限部811に接しているときには、作用角が下限値となる。一方、上限側制限部812は、扇形ギヤ81が作用角の大きくなる方向へ回転しすぎないように、作用角が大きくなる方向の回転角度を制限する。扇形ギヤ81が上限側制限部812に接しているときには、作用角が上限値となる。
つまり、電動モータ86を最小作用角側に回転させれば、扇形ギヤ81が下限側制限部811に当たるため、最小作用角となったときに制御軸41の回転は停止する。このようにして、両制御軸41L,41Rが停止するまで電動モータ86L,86Rを作動させることにより、両制御軸41L,41Rを最小作用角に合わせることができる。また、制御軸41にはロストモーションスプリング38からの付勢力が最小作用角側にかかっているため、最大作用角とするよりも最小作用角側とするほうが、該制御軸41を速やかに回転させることができる。
このような状態から、他方の第1センサ91Lの出力信号に基づいて、両電動モータ86L,86Rへ等しい電力を供給しつつ、他方のバンクにおいて作用角のフィードバック制御を行う。つまり、両電動モータ86L,86Rへ等しい電力を供給すれば、両制御軸41L,41Rが同角度回転するとして制御を行う。
しかし、一方の第1センサ91Rが故障した状態が長く続くと、両制御軸41L,41Rの回転角度がずれる虞がある。そこで、本実施例では、所定の条件が成立したときに、一方の第2センサ92Rの出力信号に基づいて、一方の制御軸41Rの回転角度を修正する。このときに、他方の第1センサ91Lの出力信号が、一方の第2センサ92Rで検知可能な3つの作用角の何れか1つ(例えば小作用角)に対応する値となったときに、一方の第2センサ92Rで該作用角が検知されるように一方の制御軸41Rを回転させる。つまり、一方の第2センサ92Rで得られる作用角と、他方の第1センサ91Lで得られる作用角と、を合わせる。このようにすることで、両制御軸41L,41Rが同角度となるため、他方の第1センサ91Lの出力信号で両バンク1L,1Rの作用角のフィードバック制御を行ったときの精度を高めることができる。
次に、図10は、本実施例による第1センサ91故障時の制御フローを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間ごとにECU60により繰り返し実行される。
ステップS101では、ECU60は、第1センサ91が故障しているか否か判定する。例えば、夫々のバンク1L,1Rにおいて、第1センサ91と第2センサ92との夫々から得られる作用角に閾値以上の差がある場合には第1センサ91が故障していると判定される。ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS106へ進む。なお、本実施例においてはステップS101を処理するECU60が、本発明における判定手段に相当する。
ステップS102では、ECU60は、両バンク1L,1Rの制御軸41L,41Rを最小作用角となるまで回転させる。つまり、扇形ギヤ81を下限側制限部811に当てる。
ステップS103では、ECU60は、故障していないほうの(他方の)第1センサ91Lの出力信号に基づいて、両バンクの電動モータ86を制御する。つまり、作用角のフィードバック制御を行う。
ステップS104では、ECU60は、故障しているほうの(一方の)制御軸41Rの回転角度を修正する所定の条件が成立しているか否か判定する。例えば、前回修正時から所定の時間が経過しているときに所定条件が成立しているとする。また、内燃機関1の運転条件が変化したとき所定条件が成立しているとする。つまり、本ステップでは、一方の制御軸41Rの回転角度を修正する必要があるか否か判定している。
ステップS104で肯定判定がなされた場合にはステップS105へ進み、一方否定判定がなされた場合には再度ステップS104が実行される。
ステップS105では、ECU60は、一方の第2センサ92Rの出力信号に基づいて、一方の制御軸41Rの回転角度を修正する。
ステップS106では、ECU60は、夫々のバンク1L,1Rに備わる第1センサ91L,91Rの出力信号に基づいて、夫々のバンク1L,1Rの電動モータ86を制御する。つまり、作用角のフィードバック制御を行う。なお、本実施例ではステップS103,104,105,106を処理するECU60が、本発明における制御手段に相当する。
このようにして、一方の第1センサ91Rが故障した場合であっても、一方の制御軸41Rを他方の第1センサ91Lの出力信号に基づいて連続的にフィードバック制御することができるため、作用角が目標値からずれることを抑制できる。これにより、燃費の悪化等を抑制することができる。
<実施例2>
本実施例では、第1センサ91が故障したときに第2センサ92の出力信号に基づいて作用角のフィードバック制御を行う。なお、本実施例に係る内燃機関1はV型ではなく、可変動弁装置18を1つだけ備えている。つまり、第1センサ91及び第2センサ92が各1つ設けられている。ただし、可変動弁装置18の構成は実施例1と同じため、装置の説明は省略する。
まず、本実施例では、制御軸41の回転角度を第2センサ92の出力信号と関連付けてECU60に常時記憶させる。つまり、第2センサ92が、どの突起87,88,89の間に位置しているのか常時記憶させる。これにより、第1センサ91が故障したときに、第2センサ91がどの突起87,88,89の間にあるのか分かる。そして、第1センサ91が故障したときには、第2センサ92の出力信号に基づいて電動モータ86を作動させる。
ここで、通常は、作用角を調節することにより、内燃機関1の吸入空気量を調節している。例えば、作用角を小さくして吸入空気量を少なくしている。しかし、第2センサ92により作用角のフィードバック制御を行う場合には、作用角にばらつきが出るため、吸入空気量に過不足が生じる虞がある。このような場合には、スロットルを操作することにより吸入空気量を調節すれば良い。つまり、本実施例では、第1センサ91が故障したときに、吸入空気量の制御を、作用角の調節によるものから、スロットル開度の調節によるものに切り替える。
また、第2センサ91の出力信号に基づく制御は、マップを用いて行う。このマップは、機関回転数と、機関負荷と、目標となる突起と、の関係を示すマップであり、予め実験等により最適値を求めてECU60に記憶させておく。すなわち、機関回転数及び機関負荷に応じてどの突起87,88,89を目標にするのかを決定し、該目標となる突起87,88,89が検知されるまで制御軸41を回転させる。つまり、本実施例では、第2セ
ンサ91の出力信号に基づいて作用角を制御するときには、大、中、小の3通りの作用角の中から適切な作用角が選択される。
第2センサ92がどの突起87,88,89の間にあるのかは、ECU60に記憶されている。つまり、そこから何回電圧変化が生じれば、目標となる突起に到達するのか判断できる。そして、目標となる突起が、第2センサ92の真下を通過するまで、電動モータ86を回転させる。さらに、電圧が検出されたときに電動モータ86を停止させる。このときには、目標となる突起を通過しているため、今度は電動モータ86を逆回転させて、目標となる突起に更に近づける。これを何回か繰り返しても良い。このようにして、3つの目標作用角の何れかに合わせることができる。なお、突起の数を増やすことにより、より適切な作用角を選択することも可能である。
次に、図11は、本実施例による第1センサ91故障時の制御フローを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間ごとにECU60により繰り返し実行される。
ステップS201では、ECU60は、制御軸41の回転角度を記憶する。つまり、第2センサ92がどの突起の間に位置しているのか記憶される。
ステップS202では、ECU60は、第1センサ91が故障しているか否か判定する。前記ステップS101と同じ処理がなされる。ステップS202で肯定判定がなされた場合にはステップS203へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
ステップS203では、ECU60は、第2センサ92による作用角のフィードバック制御に切り替える。
ステップS204では、ECU60は、スロットルによる吸入空気量制御に切り替える。
ステップS205では、ECU60は、マップに基づいて目標となる作用角を決定する。つまり、目標となる突起が決定される。
ステップS206では、ECU60は、電動モータ86を作動させる。電動モータ86の回転方向は、ステップS201で記憶されている制御軸41の回転角度と、ステップS205で決定される突起とに基づいて決定される。つまり、目標となる突起に向かって電動モータ86を作動させる。
ステップS207では、ECU60は、目標となる突起に対応する電圧が得られたか否か判定する。つまり、目標となる突起が第2センサ92により検知されたか否か判定される。ステップS207で肯定判定がなされた場合にはステップS208へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS207を再度実行する。
ステップS208では、ECU60は、電動モータ86を停止する。
ステップS209では、ECU60は、電動モータ86を今までとは逆方向に回転させる。
ステップS210では、ECU60は、目標となる突起に対応する電圧が得られたか否か判定する。つまり、第2センサ92により、目標となる突起が検知されたか否か判定される。ステップS210で肯定判定がなされた場合にはステップS211へ進み、一方否
定判定がなされた場合にはステップS210を再度実行する。
ステップS211では、ECU60は、電動モータ86を停止させる。このようにして、制御軸41を目標角度に合わせることができる。
以上説明したように本実施例によれば、第1センサ91が故障しても、第2センサ92を用いて作用角のフィードバック制御を行うことができる。これにより、車両を走行させることができたり、燃費の悪化を抑制したりできる。
<実施例3>
本実施例では、実施例2で説明した作用角のフィードバック制御で、第1センサ91が故障する前に制御軸41の回転角度を記憶していない場合について説明する。その他の装置等については実施例2と同じため説明を省略する。
制御軸41の回転角度を記憶していない場合には、第1センサ91の故障後に、第2センサ92からの出力信号がどの突起87,88,89のものなのか学習する必要がある。そこで、本実施例では、第1センサ91が故障したと判定された場合には、制御軸41を最小作用角となるまで回転させる。つまり、扇形ギヤ81が下限側制限部811に当たるまでとすることができる。
その後は、制御軸41の回転方向と、第2センサ92からの信号の出力回数と、に基づいて、第2センサ92からの信号がどの突起により出力されたのか判定することができる。つまり、大、中、小の何れの作用角となっているのか検知できる。その後の制御は実施例2と同じである。なお、本実施例では、図11に示したフローにおいて、ステップS201は実行せず、ステップS205とステップS206との間で制御軸41を最小作用角とすれば良い。
このようにして、制御軸41の回転位置を記憶していない場合であっても、第1センサ91の故障後に、第2センサ92を用いて作用角のフィードバック制御を行うことができる。これにより、車両を走行させることができたり、燃費の悪化を抑制したりできる。
実施例のシステム構成を説明するための図であって、内燃機関を横方向に切断した断面図である。 実施例のシステム構成を説明するための図であって、複数気筒のうちの1気筒のみを縦方向に切断した断面図である。 可変動弁装置の構成を説明するための斜視図である。 図3に示す可変動弁装置における可変動弁機構の構成を説明するための図である。 実施例に係る伝達装置の概略構成図である。 ウォームの回転角度と第1センサの出力電圧との関係を示した図である。 第2センサおよび突起を制御軸の軸線方向から見た図である。 制御軸の回転角度に対する出力電圧を示した図である。 扇形ギヤと下限側制限部及び上限側制限部との関係を示した図である。 実施例1による第1センサ故障時の制御フローを示したフローチャートである。 実施例2による第1センサ故障時の制御フローを示したフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
12 吸気ポート
14 吸気バルブ
14b バルブスプリング
15 吸気カム軸
16 第1吸気カム
17 第2吸気カム
18 可変動弁装置
23 アクセルペダル
24 アクセル開度センサ
25 バッテリ
26 吸気通路
27 スロットル
40 可変動弁機構
41 制御軸
50 揺動カムアーム
60 ECU
80 伝達装置
81 扇形ギヤ
82 減速ギヤ
83 連結軸
84 ウォームホイール
85 ウォーム
86 電動モータ
87 大作用角用突起
88 中作用角用突起
89 小作用角用突起
91 第1センサ
92 第2センサ

Claims (2)

  1. 複数の気筒群を備え、気筒群毎にカムとバルブとの間に介在する制御軸を回転させることにより、カムの回転位置に対するバルブのリフト量を変化させることで、該バルブの作用角を変化させる内燃機関の動弁システムにおいて、
    前記制御軸を回転または揺動させる駆動源と、
    前記駆動源からの駆動力を前記制御軸に伝達する伝達装置と、
    前記駆動源から前記制御軸までの間に備わる部材の位置を測定する第1センサと、
    前記駆動源から前記制御軸までの間に備わる部材の位置が所定位置となっていることを検知する第2センサと、
    前記第1センサにより測定される位置に基づいて作用角を制御する制御手段と、
    前記第1センサの故障判定を行う判定手段と、
    を気筒群毎に備え、
    前記制御手段は、
    前記判定手段により一の気筒群に備わる第1センサが故障していると判定される前は、該一の気筒群に備わる第1センサにより測定される位置に基づいて該一の気筒群における作用角のフィードバック制御を行い、
    前記判定手段により一の気筒群に備わる第1センサが故障していると判定された後は、他の気筒群に備わる第1センサにより測定される位置に基づいて該一の気筒群における作用角の制御を行い、且つ所定条件が成立したときに該一の気筒群に備わる第2センサにより検知される位置に基づいて該一の気筒群に備わる制御軸の回転位置と他の気筒群に備わる制御軸の回転位置とを合わせることを特徴とする内燃機関の動弁システム。
  2. 前記判定手段により一の気筒群に備わる第1センサが故障していると判定された後であって、他の気筒群の制御値を用いて該一の気筒群における作用角の制御を行う前に、前記一の気筒群に備わる制御軸と、前記他の気筒群に備わる制御軸と、を最小作用角とすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の動弁システム。
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