JP2010006389A - 条材の結束方法及びその結束設備 - Google Patents

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彰 村瀬
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Abstract

【課題】条材の密な結束を簡便に達成しうる結束方法とその結束装置の提供。
【解決手段】本発明に係る条材結束方法は、互いに並列する複数の条材を線状体18で条材の束にして吊り下げる工程、吊り下げられた状態の条材の束に、バンドを掛けて条材の束を結束する工程を含む。好ましくは、線状体18の両端をクロスさせて条材の束を巻包んで吊り下げる工程を含む。好ましくは、この条材結束方法は、上記バンドを掛けて条材の束を結束する工程に先立ち、条材の束の上方中央を下方に押さえる工程を含む。この結束設備2は、複数の条材を束ねる集束部4と、束ねられた条材の束にバンドを掛ける結束部6とを備えている。この集束部4は、互いに並列する複数の条材を条材の束にして吊り下げる線状体18と、この線状体18により条材の束を吊り下げるアーム10及び14とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は棒鋼、鋼管等の条材を結束する方法及びその設備に関し、詳細には互いに並列する多数の条材を集束させた後に結束する方法及びその装置に関するものである。
棒鋼の製造方法として、圧延による方法が広く知られている。この製造方法では、まず精錬、造塊、分塊圧延等の工程を経て得られたビレットが、加熱炉によって加熱される。次に、このビレットに多段の熱間圧延が施される。この熱間圧延によってビレットは徐々に細径化し、且つ長尺化する。こうして、条材母材が得られる。条材母材は冷却後に所定寸法に切断され、棒鋼が得られる。多数(数本から数十本)の棒鋼が結束装置まで搬送される。この結束装置は集束部と結束部とを備えている。この結束装置により、多数の棒鋼が束ねられる。この結束装置により、棒鋼の束がバンド掛けされて出荷される。
図5は、従来の集束方法に使用される集束部102が示された概念図である。一般に結束装置は、集束部102と結束部とを備えている。集束部102は、多数の棒鋼110を束にする。結束部は、多数の棒鋼110の束にバンドを掛ける。図5の集束部102は、搬送ローラ104、固定ガイドローラ106、可動ガイドローラ108を備えている。この搬送ローラ104が図示しない駆動装置により回転させられ、棒鋼110が所定位置に搬送される。所定位置で、可動ガイドローラ108が図示しない駆動装置により固定ガイドローラ106に近づく向きにスライドさせられる。棒鋼110は固定ガイドローラ106の方に寄せられる。これにより多数の棒鋼110は寄せ集められる。
結束部は、バンド供給部及び結線ヘッドを備えている。バンド供給部からバンドが供給される。寄せ集められた棒鋼110の束には、バンドが掛けられる。このバンドの両端が結線ヘッドで捻られる。棒鋼110の束にノット(結び目)が形成され、棒鋼110が結束される。
この方法では、可動ガイドローラ108により集束する。可動ガイドローラ108による押し付け力が大きい。棒鋼110を密に束にすることが難しい。棒鋼110の束が疎であることに起因して搬送、備蓄等の際に結束が緩み、荷崩れや一部の棒鋼110の脱落が生じてしまうことがある。
搬送台上の棒鋼の束をワイヤー又はチェーンによって締め付けて集束する方法がる。この方法では、棒鋼を密に束にするために大きな締め付け力が加えられる。この締め付け力が大きいと表面疵が発生することがある。特に、チェーンを用いている場合には一層表面疵が発生しやすい。
棒鋼の結束をより密にする手段が、特開2003−160106号公報に開示されている。この方法では、図示されないシリンダーが側面下方から棒鋼を押し上げて棒鋼の整列を崩しつつ、棒鋼の束はワイヤーによって巻き包まれる。
特開2003−160106号公報
この方法では、側面下方のシリンダーで棒鋼の整列を崩しつつ棒鋼の束はワイヤーによって巻き包んでいる。これにより、棒鋼を密に結束しつつ、ワイヤーによる表面疵の発生が抑制されている。一方で、側面下方のシリンダーの押し上げ力が弱いと棒鋼の十分な結束が得られない。側面下方からのシリンダーの押し上げ力が強いと棒鋼の表面に疵が発生するおそれがある。
同様の問題は、鋼管、更には鋼材以外の材料からなる棒材や管材等の、種々の条材の結束においても見られる。
本発明の目的は、条材の密な結束を簡便に達成しうる結束方法とその結束装置の提供にある。
本発明に係る条材結束方法は、
(1)台上に置かれて互いに並列する複数の条材を線状体で条材の束にして吊り下げる工程、
及び
(2)線状体により吊り下げられた状態の条材の束に、バンドを掛けて条材の束を結束する工程を含む。
好ましくは、この条材結束方法は、この線状体の両端を条材の束の上方でクロスさせて条材の束を巻包んで吊り下げる工程と、線状体により巻包んで吊り下げられた状態の条材の束にバンドを掛けて条材の束を結束する工程を含む。
好ましくは、この条材結束方法は、上記バンドを掛けて条材の束を結束する工程に先立ち、条材の束の上方中央を下方に押さえる工程を含む。
好ましくは、この条材結束方法は、上記複数の条材を線状体で条材の束にして吊り下げる工程に先立ち、台上に置かれて互いに並列する複数の条材を固定ローラと可動ローラとにより幅寄せをする工程を含む。
本発明に係る条材の結束設備は、複数の条材を束ねる集束部と、束ねられた条材の束にバンドを掛ける結束部とを備えている。この集束部は、互いに並列する複数の条材を条材の束にして吊り下げる線状体と、この線状体により条材の束を吊り下げるアームとを備えている。
好ましくは、この結束設備は、上記アームは、線上体の両端を条材の束の上方でクロスさせて条材の束を巻包んで吊り下げる。
本発明に係る条材結束方法では、棒鋼の密な結束を簡便に得られる結束方法及び結束装置の提供にある。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る結束装置2が示された正面図である。図1において、上下方向が鉛直方向であり、紙面に垂直な方向が搬送方向の前後方向である。この結束装置2は、集束部4及び結束部6を備えている。集束部4は、フレーム8、右アーム10、右アーム伸縮部12、左アーム14、左アーム伸縮部16、線状体としてのチェーン18、押圧部20、押圧部伸縮部22、搬送ローラ24、固定ガイドローラ26、可動ガイドローラ28、ガイドローラ伸縮部30を備えている。この集束部4は、「バンドルフォーマー」とも称されている。結束部6は、バンド供給装置32、結束ヘッド34を備えている。
図2は、図1の結束装置2の平面図である。この結束装置2は複数台の集束部4及び結束部6により構成されている。図2では、結束装置2は3台の集束部4と4台の結束部6とで構成されている。集束部4は、フレーム8の前後に搬送ローラ24、固定ガイドローラ26、可動ガイドローラ28及びガイドローラ伸縮部30をそれぞれ備えている。図2では、搬送ローラ24、固定ガイドローラ26、可動ガイドローラ28及びガイドローラ伸縮部30は、フレーム8の前後に備えられている。この搬送ローラ24、固定ガイドローラ26、可動ガイドローラ28及びガイドローラ伸縮部30は、フレーム8の前方又は後方のいずれか一方だけに一台でもよい。
右アーム10の中央部が、フレーム8に回動可能に軸着されている。図1の右アーム伸縮部12は油圧シリンダーである。右アーム伸縮部12は、アームを回動させる機能を有する。この右アーム伸縮部12は、モータ駆動による回動装置であってもよい。右アーム伸縮部12が、フレーム8に回動可能に軸着されている。この右アーム伸縮部12の先端は、上方に延びる右アーム10の一端に軸着されている。下方に延びる右アーム10の他端にはチェーン18の一端が軸着されている。
左アーム14の中央部が、フレーム8に回動可能に軸着されている。この左アーム伸縮部16も右アーム伸縮部12と同様に油圧シリンダーである。左アーム伸縮部16が、フレーム8に回動可能に軸着されている。この左アーム伸縮部16の先端は、上方に延びる左アーム14の一端に軸着されている。下方に延びる左アーム14の他端にはチェーン18の他端が軸着されている。
チェーン18は、右アーム10と左アーム14との間に図1の正面視においてU字型に吊り下げられている。線状体のチェーン18は、多数の条材を吊り下げて束ねる機能を有する。この線状体は、屈曲可能であり、相当の重量を吊り下げ可能であればよい。この線状体は、ワイヤーであってもよい。
押圧部20は、U字型に吊り下げられたチェーン18の上方に位置している。このチェーン18の一端は押圧部20の前方に位置している。チェーン18の他端は押圧部20後方に位置している。前後方向では、押圧部20はチェーン18の両端の間に位置している。押圧部20は図示されないガイドにより上下方向にスライド可能に取り付けられている。押圧部20の中央部下方には突起36が形成されている。
押圧部20の左右端にはそれぞれ押圧部伸縮部22の先端が軸着されている。この押圧部伸縮部22は油圧シリンダーである。押圧伸縮部22は、押圧部20を条材の束の上方に押圧する機能を有する。押圧伸縮部22は、空気圧シリンダーであってもよいし、モータ駆動によるものであってもよい。押圧部伸縮部22の後端はフレーム8に軸着されている。
フレーム8の前後には、それぞれ搬送ローラ24、固定ガイドローラ26、可動ガイドローラ28及びガイドローラ伸縮部30に位置している。搬送ローラ24とチェーン18の位置関係は搬送ローラ24の搬送方向がチェーン18がU字型に見える方向と一致している。チェーン18のU字型の底部は搬送ローラ24の上面より下方に位置している。
フレーム8の前後の搬送ローラ24それぞれの近傍の後方には固定ガイドローラ26、可動ガイドローラ28及びガイドローラ伸縮部30が位置している。固定ガイドローラ26と可動ガイドローラ28とは図1の正面視で搬送ローラ24の上面近傍に位置して対向している。この固定ガイドローラ26及び可動ガイドローラ28の搬送方向は搬送ローラ24の搬送方向に一致している。
固定ローラ26と対向する可動ローラ28の反対側にはガイドローラ伸縮部30が固定されている。このガイドローラ伸縮部30は、油圧シリンダーである。ガイドローラ伸縮部30は、固定ローラ26に可動ローラ28の方向にスライドさせる機能を有する。可動ローラ28は、モータ駆動によるものであってもよい。可動ローラ28は搬送ローラ24の上面近傍を固定ローラ26の方向にスライド可能になっている。
図3(a)から(e)は、図1の結束装置2による棒鋼38の集束方法を示した工程図である。図1、図2及びこの図3が参照されつつ、棒鋼38の結束方法が説明される。図示しないモータにより搬送ローラ24が回転させられる。通常は多数の棒鋼38が互いに並列した状態で搬送される。棒鋼38は搬送方向左右の側面を固定ガイドローラ26及び可動ガイドローラ28にガイドされて搬送される。搬送ローラ24の回転により棒鋼38が所定の位置に送られる(図3(a)参照)。
所定位置で、可動ガイドローラ28がガイドローラ伸縮部30の伸長により固定ガイドローラ26に近づく向きにスライドさせられる(図3(b)参照)。多数の棒鋼38は、固定ガイドローラ26と可動ガイドローラ28との間で側面方向に寄せ集められる。
図1に示された右アーム伸縮部12が縮められる。右アーム伸縮部12の先端が軸着された右アーム10の一端が、右アーム伸縮部12の向きに回動させられる。右アーム10の一端はフレーム8に軸着された中央部を中心に回動させられる。右アーム10の回動により右アーム10の他端は時計回りに下方から上方に向かって回動させられる。左アーム14も同様にして左アーム伸縮部16が縮められる。左アーム14が反時計回りに回動させられる。これにより、左アーム14の他端は反時計回りに下方から上方に向かって回動させられる。
右アーム10及び左アーム14の回動により、チェーン18の両端が上方に回動させられる。U字のチェーン18の中央の凹部に多数の棒鋼38が吊り下げられる。これにより、棒鋼38は、搬送ローラ24から離れて、チェーン18により支えられる。このチェーン18は屈曲可能な線状体である。棒鋼38の束は、チェーン18による支持により、棒鋼38の束の断面は下方に屈曲した凸形状に吊り下げられる。棒鋼38の束は、自重により収まりのよい位置に移動する(図3(c)参照)。棒鋼38の束は、自重により密に集束される。この自重による吊り下げは、棒鋼38の束に無理な力を加えない。
前述のように、多数の棒鋼38は、固定ガイドローラ26と可動ガイドローラ28とにより幅寄せされて寄せ集められる。これにより、チェーン18で吊り下げられることで、棒鋼38の束は容易に密に集束されうる。
ガイドローラ伸縮部30は縮められて可動ローラ28は固定ローラ26から遠ざかる方向に移動する。右アーム10及び左アーム14が回動して、棒鋼38の上方でチェーン18の両端がクロスさせられる。多数の棒鋼38が集束された束は、屈曲可能な線状体のチェーン18によりその束の形状の断面が円に近い状態にされる。棒鋼38の束は自重によりチェーン18に締め付けられ密に集束される(図3(d)参照)。この自重によるチェーン18の締め付けは、棒鋼38の束に無理な力を加えない。
押圧部伸縮部22が伸長して押圧部20が下方に下がる。最初に、この押圧部20の突起36が棒鋼38の束の上方に押し当てられる。突起36は、前後方向でチェーン18の両端の間で棒鋼38の束の上方を押圧する。これにより、棒鋼38同士の競り合いが解消される。棒鋼38は、収まりのよい位置に移動する。棒鋼38の束はより密に集束される。
更に、押圧部20が下降して突起36及び押圧部20の下面で棒鋼38の束を押圧する。押圧部20の下面により、チェーン18に吊り下げられた棒鋼38の束は上方から押圧される(図3(e)参照)。これにより、この棒鋼38の束は、自重による押圧力が小さい上面が締め付けられる。下方及び側面方向から屈曲したチェーン18で締め付けられ、上方から押圧部20により締め付けられる。押圧部20は、前後方向でチェーン18の両端の間に位置している。これにより、棒鋼38の束は略同一位置でチェーン18と押圧部20により締め付けられる。この棒鋼38の束は、上下及び左右側面の前後方向略同一位置で略全方面から締め付けられる。これにより、棒鋼38の束は、その断面が円に近い形状で一層密に集束される。
バンド供給部32からバンドが供給される。下方及び側面方向からチェーン18で締め付けられ、上方から押圧部20により締め付けられた状態の棒鋼38の束に、このバンドがかけられる。棒鋼38の束の周りにかけられたバンドの両端は結線ヘッド34により捻られる。バンドの両端が捻られてノット(結び目)が形成される。こうして、棒鋼38の束は、結束される。
線状体の締め付けで多数の棒鋼38を束ねると、棒鋼38の表面に疵が発生し易い。特にチェーン18を用いると疵が発生しやすい。従来の結束装置2では、線状体としてワイヤーが用いられていた。外力により密に集束されると棒鋼38の表面に締め付ける線状体による疵が発生し易い。特に線状体としてチェーン18を用いると表面疵が発生しやすい。ここでは、自重による吊り下げのため、無理な外力が加わらない。押圧部20が前後方向においてチェーン18の両端の間で押圧するので、棒鋼38に発生するモーメント力が抑制される。棒鋼38がチェーン18により吊り下げられても、棒鋼38の表面疵の発生は抑制されている。
束ねる本数が比較的に少ない棒鋼38の束(例えば、8本以下の棒鋼38の束)では、チェーン18の吊り下げだけでは整列させるのが難しい。また、直径が比較的に大きい棒鋼38の束(例えば直径60mm以上の棒鋼38の束)では、チェーン18の吊り下げだけでは整列させるのが難しい。図3の結束方法では、チェーン18により巻包まれて吊り下げられた状態の条材の束に、その上方中央を下方に押さえる工程を含んでいる。これにより、本数の少ない棒鋼38の束及び直径の比較的大きい棒鋼38の束であっても、その棒鋼38の束の断面をより円形に近い形状に整列させられる。
ここでは、一台の集束部4及び結束部6について説明がされた。図2に示すようにこの結束装置2では、複数の集束部4と結束部6により棒鋼38が結束される。棒鋼38の全長にわたり、複数の集束部4が図示しない制御装置に制御され同時に集束することで、更に密に集束することができる。
図4は、図1の結束装置2により結束された棒鋼38の束の断面図である。両矢印Wは結束された棒鋼38の束の横幅を示す。両矢印Hは結束された棒鋼38の束の縦の高さを示す。この縦の高さHに対する横幅Wの比(W/H)が、縦横比Rとされ次の式で表される。
R=W/H
この棒鋼38の結束方法では、従来の結束方法による縦横比が小さい。従来の結束方法に比べより1に近い。これにより、搬送によるバンドの弛みの発生が抑制されている。バンドの弛みの発生が抑制されているので、束の断面形状は安定している。複数の棒鋼38の束の間での断面形状のばらつきも小さい。棒鋼38の束を積層されても安定している。
この結束装置2では、搬送ローラ24上で多数の棒鋼38が固定ガイドローラ26と可動ガイドローラ28とにより幅寄せされている。搬送ローラ24は、多数の棒鋼38を結束するための台としての機能を備えている。この台は、多数の棒鋼38を並列におくことができればよく、必ずしも搬送ローラ24でなくてもよい。この台は、固定ガイドローラ26と可動ガイドローラ28とにより幅寄せ方向に平坦であることが好ましく、この幅寄せ方向が水平であることが更に好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
肌焼合金鋼(SCr420)からなる丸棒鋼を55本用意した。この丸棒鋼の直径は30mmである。この棒鋼が図1の結束装置で棒鋼の束に結束された。図4に示された棒鋼の束の横幅W及び縦の高さHが測定された。この横幅W及び縦の高さHから縦横比R(W/H)が求められた。
[実施例2及び3]
丸棒鋼の直径及び本数を表1に示されたようにした他は実施例1と同様にして、実施例2及び3の縦横比R(W/H)が求められた。
[比較例1]
実施例1と同様に肌焼合金鋼(SCR420)からなる丸棒鋼を55本用意した。この丸棒鋼の直径は30mmである。この棒鋼が図5の従来の集束方法で結束された。図4に示された棒鋼の束の横幅W及び縦の高さHが測定された。この横幅W及び縦の高さHから縦横比R(W/H)が求められた。
[比較例2及び3]
丸棒鋼の直径及び本数を表1に示されたようにした他は比較例1と同様にして、比較例2及び3の縦横比R(W/H)が求められた。
Figure 2010006389
[外観評価]
実施例1から3では、線状体としてチェーンが用いられた。実施例1から3の棒鋼の束の結束が解かれて、丸棒鋼の外観検査を実施した。いずれの丸棒鋼にもチェーンによる疵は確認されなかった。結束による丸棒鋼同士の擦れによる疵も確認されなかった。
表1に示されるように、実施例の結束方法では、比較例の結束方法に比べて縦横比Rが小さい。縦横比Rが1に近い。この表1及び外観評価の結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、鋼管や鋼材以外の材料からなる棒材や管材などの種々の条材の結束に適用されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る結束装置が示された正面図である。 図2は、図1の結束装置の平面図である。 図3(a)から(e)は、図1の結束装置による棒鋼の集束方法を示した工程図である。 図4は、図1の結束装置により結束された棒鋼の束の断面図である。 図5は、従来の集束方法に使用される集束部が示された概念図である。
符号の説明
2・・・結束装置
4・・・集束部
6・・・結束部
8・・・フレーム
10・・・右アーム
12・・・右アーム伸縮部
14・・・左アーム
16・・・左アーム伸縮部
18・・・チェーン
20・・・押圧部
22・・・押圧伸縮部
24・・・搬送ローラ
26・・・固定ガイドローラ
28・・・可動ガイドローラ
30・・・ガイドローラ伸縮部
32・・・バンド供給装置
34・・・結束ヘッド
36・・・突起
38・・・棒鋼
102・・・集束部
104・・・搬送ローラ
106・・・固定ガイドローラ
108・・・可動ガイドローラ
110・・・棒鋼

Claims (6)

  1. 台上に置かれて互いに並列する複数の条材を線状体で条材の束にして吊り下げる工程、
    及び
    線状体により吊り下げられた状態の条材の束に、バンドを掛けて条材の束を結束する工程を含む条材の束の結束方法。
  2. 上記線状体の両端を条材の束の上方でクロスさせて条材の束を巻包んで吊り下げる工程、
    及び
    線状体により巻包んで吊り下げられた状態の条材の束に、バンドを掛けて条材の束を結束する工程を含む請求項1に記載の結束方法。
  3. 上記バンドを掛けて条材の束を結束する工程に先立ち、
    条材の束の上方中央を下方に押さえる工程を含む請求項1又は2に記載の結束方法。
  4. 上記複数の条材を線状体で条材の束にして吊り下げる工程に先立ち、
    台上に置かれて互いに並列する複数の条材を固定ローラと可動ローラとにより幅寄せをする工程を含む請求項1から3のいずれかに記載の結束方法。
  5. 複数の条材を束ねる集束部と、束ねられた条材の束にバンドを掛ける結束部とを備えており、
    この集束部が、互いに並列する複数の条材を条材の束にして吊り下げる線状体と、
    この線状体により条材の束を吊り下げるアームとを備えている条材の結束設備。
  6. 上記アームが線状体の両端を条材の束の上方でクロスさせて条材の束を巻包んで吊り下げる請求項5に記載の結束設備。
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