JP2010005781A - 半導体ウェーハの支持テープ用カッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームに傷がつきにくく、傷痕残存等のおそれが少なく、カッタを頻繁に交換する必要もなく、しかも、支持テープの不要部を曲線的に容易に除去できる半導体ウェーハの支持テープ用カッタを提供する。
【解決手段】半導体ウェーハと粘着する支持テープを中空のフレームに粘着し、フレームに粘着した支持テープの不要部をカッタ20を移動させながら除去するものであって、カッタ20を、フレームの周方向に移動可能な移動ホルダ23と、移動ホルダ23に螺着される支持片24と、支持片24に軸支されて支持テープに接触するガイドローラ25と、支持片24に軸支されてガイドローラ25の支持テープに接触する下面よりも下方に突出する刃先部27により支持テープをカットする刃部26とから構成する。そして、移動ホルダ23を支持テープに対して揺動可能とし、移動ホルダ23の移動方向後ろ側に刃先部27を位置させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウェーハのダイシング工程等で使用される半導体ウェーハの支持テープ用カッタに関するものである。
半導体ウェーハを用いて半導体パッケージを製造する場合には、前工程において半導体ウェーハにパターンを形成して後工程に供給し、この後工程において半導体ウェーハにバックグラインド、ダイシング、及びダイボンディング等の加工を順次施すことにより、半導体パッケージを製造する。
係る製造工程中、半導体ウェーハから個々の半導体チップを切り出す半導体ウェーハのダイシング工程においては、図8や図9に示すように、バックグラインドで薄片化された半導体ウェーハWとダイシングテープと呼ばれる支持テープ1とを粘着し、この支持テープ1をテープフレーム10と呼ばれている中空のフレーム10の裏面に粘着し、このフレーム10の中空部に半導体ウェーハWを位置させる(特許文献1、2参照)。
フレーム10は、ステンレス等を使用して半導体ウェーハWよりも一回り大きい平面リング形に形成されるが、近年、半導体ウェーハWの直径の大型化(例えば、φ300、450mm)や重量増大に鑑み、軽量化を図る観点から樹脂等を使用して成形されることが増えている。
支持テープ1を樹脂製のフレーム10に粘着する方法としては、(1)支持テープ1を樹脂製のフレーム10の内径よりもやや大きくしてカットし、この支持テープ1をフレーム10に位置決めして粘着する方法、(2)樹脂製のフレーム10の外径よりも大きく幅広の支持テープ1をフレーム10の上に向けた裏面に粘着し、支持テープ1の要部2から食み出る不要部3をカッタ20で上方から除去する方法がある(図10参照)。
(1)の支持テープ1は、プレカットタイプと呼ばれ、長さ当たりの枚数を多くすることができ、しかも、半導体ウェーハW近傍のフレーム10上で支持テープ1の不要部3をカットしないので、コンタミネーション等の問題が少ないという特徴がある。これに対し、(2)の支持テープ1は、フレーム10の周縁部に上方からカッタ20を沿わせて不要部3が除去される際、カット屑が発生して半導体ウェーハWに付着したり、フレーム10の裏面を傷つけるおそれがあるものの、安価に対応することができ、既に数多く使用されている「カットオンフレーム」タイプの装置を継続して使用することができるという特徴がある。
(2)の支持テープ1をカットするカッタ20は、大きく分けて2つのタイプに分類される。1つ目は、図11や図12に示すNTカッタと呼ばれる交換可能な矩形の簡易カッタ21で、2つ目は、図13や図14に示す回転可能な回転刃22である。
特開2008‐4712号公報 特開2007‐96229号公報
しかしながら、1つ目の簡易カッタ21の場合には、安価に入手することができるものの、平板形の構造等に起因してフレーム10に傷がつき易く、目立ち易く、反復使用に伴い多数の傷痕が残ってしまうという問題がある。また、簡易カッタ21を頻繁に交換しなければならず、生産性の向上を図ることができないという問題がある。
また、2つ目の回転刃22の場合には、フレーム10や支持テープ1に回転刃22の周縁部の「所定の長さ」が進入することになるので、フレーム10の周縁部に沿って支持テープ1の不要部3を曲線的にカットすることが実に困難であり、結果的に傷痕が拡大するおそれがある。
本発明は上記に鑑みなされたもので、フレームに傷がつきにくく、傷痕残存等のおそれが少なく、カッタを頻繁に交換する必要もなく、しかも、支持テープの不要部を曲線的に容易に除去することのできる半導体ウェーハの支持テープ用カッタを提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、半導体ウェーハと粘着する支持テープを中空のフレームに粘着し、このフレームに粘着した支持テープの不要部をカッタを移動させながら除去するものであって、
カッタは、移動可能な移動ホルダと、この移動ホルダに支持されて支持テープに接触する回転可能な回転体と、移動ホルダに支持されて回転体の支持テープに接触する下面よりも下方に突出する刃先部により支持テープをカットする刃部とを含み、移動ホルダを支持テープに対して揺動(揺れ動く)可能としたことを特徴としている。
なお、移動ホルダに支持片を取り付けてその先端部を移動ホルダの移動方向後ろ側に位置させ、この支持片の先端部に回転体と刃部とをそれぞれ支持させることができる。
また、支持片を支持テープに対して揺動可能とすることができる。
また、刃部を円板として支持片の先端部に回転可能に支持させ、刃部の周縁部を刃先部とすることもできる。
また、刃部を支持片の先端部に固定し、刃部の下部を刃先部とすることが可能である。
また、移動ホルダの前後に回転体と刃部とを並べ、回転体の後方に刃部を位置させることが可能である。
さらに、刃部に可撓性を付与してその少なくとも下部を刃先部とし、この刃先部を刃部の移動ホルダに対する支持点よりも後方に位置させると良い。
ここで、特許請求の範囲における半導体ウェーハは、φ150、φ200、φ300、φ450mm等のいずれでも良い。この半導体ウェーハと粘着する支持テープは、紫外線硬化型でも良いし、そうでなくても良い。また、フレームは、樹脂製の他、ステンレス製等でも良い。
カッタは、回転タイプ、固定タイプ、略スコップ形のタイプ等を特に問うものではない。このカッタの移動ホルダと支持片の少なくともいずれか一方は、平面方向における角度を調整することができるよう、支持テープに対して揺動可能であることが好ましい。回転体は、単数複数のガイドローラや車輪等が含まれ、刃部と共に移動ホルダに直接的に支持されても良いし、屈曲した支持片等を介し間接的に支持されても良い。この回転体が複数の場合、前方の回転体の後方に刃部が位置すれば良い。
本発明によれば、フレームに支持テープを粘着する場合には、フレームに支持テープを粘着し、カッタの回転体を支持テープに接触させるとともに、刃部の刃先部を支持テープに接触させる。そして、カッタを移動させれば、少なくとも移動ホルダの揺動により刃部が移動方向内側に傾斜し、支持テープの不要部をカットすることができ、フレームから支持テープの不要部を除去することができる。この際、回転体が支持テープ上を回転移動するとともに、刃先部の過剰な接触や沈下を規制する。
本発明によれば、カッタを、移動可能な移動ホルダと、この移動ホルダに支持されて支持テープに接触する回転可能な回転体と、移動ホルダに支持されて回転体の支持テープに接触する下面よりも下方に突出する刃先部により支持テープをカットする刃部とから構成し、移動ホルダを支持テープに対して揺動可能とすれば、樹脂製やステンレス製等のフレームに傷がつきにくく、傷痕残存等のおそれが少なく、カッタを頻繁に交換する必要がないという効果がある。また、支持テープの不要部を曲線的に容易に除去することができる。
また、移動ホルダの前後に回転体と刃部とを並べ、回転体の後方に刃部を位置させれば、支持片を省略して部品点数を削減することができる。
さらに、刃部に可撓性を付与してその少なくとも下部を刃先部とし、この刃先部を刃部の移動ホルダに対する支持点よりも後方に位置させれば、刃部の接線方向への移動に伴う弊害を解消できる。
以下、図面を参照して本発明に係る半導体ウェーハの支持テープ用カッタの好ましい実施形態を説明すると、本実施形態における半導体ウェーハの支持テープ用カッタは、図1、図2、図5、図6等に示すように、樹脂製のフレーム10に粘着した支持テープ1の不要部3を移動しながら除去するカッタ20を、フレーム10や支持テープ1の上方に位置する縦長の移動ホルダ23と、この移動ホルダ23に螺着される支持片24と、この支持片24に軸支されるガイドローラ25と、支持片24に軸支されて支持テープ1をカットする刃部26とから構成するようにしている。
フレーム10は、図5や図6に示すように、半導体ウェーハWの大きさに対応するよう所定の樹脂(例えばPC等)を含む成形材料を使用して半導体ウェーハWよりも一回り大きい平面リング形の平板に成形され、少なくとも軽量化と量産性が確保されており、半導体ウェーハWを隙間を介して収容する中空部が拡径の支持テープ1に被覆される。この樹脂製のフレーム10には、位置決め用の切り欠きや自動認識用のRFIDシステムのRFタグが選択的に配設される。
支持テープ1は、基材と粘着層との積層により形成され、フレーム10の平坦な裏面に着脱自在に粘着されており、フレーム10の中空部を被覆する丸い要部2の周縁から不要部3が除去されることにより、最終的には、フレーム10の中空部よりも拡径で、フレーム10の外周よりも縮径の円板形に形成される。
移動ホルダ23は、図1に示すように、平面方向における刃部26や刃先部27の角度を自由に変更することができるよう図示しないカッタ装置に揺動可能に接続され、下方のフレーム10の周方向に沿って移動する。この支持テープ1に対して揺動可能な移動ホルダ23には、略倒J字形あるいは略倒L字形の細長い支持片24が螺着され、この支持片24の先端部が移動ホルダ23の後方、換言すれば、移動方向(図1の矢印参照)の後ろ側に位置する。
ガイドローラ25は、図1や図2に示すように、例えばスレンレス、セラミックス、硬質樹脂等を使用して円板あるいは円柱形に形成され、支持片24の先端部に回転可能に軸支されて移動ホルダ23の移動方向後ろ側に位置しており、フレーム10の裏面や支持テープ1に上方から接触するよう機能する。
刃部26は、図1に示すように、一般的な刃物の材料、例えば超鋼、スレンレス、セラミックス等を使用して円板に形成され、周縁部に、支持テープ1に圧接してカットする薄い刃先部27が先細りに一体形成されており、支持片24の先端部に回転可能に軸支されて移動ホルダ23の移動方向後ろ側に位置する。このような刃部26は、図2に示すように、刃先部27がガイドローラ25の支持テープ1に接触する下面よりも支持テープ1の厚さt分だけ下方に僅かに突出し、この下方に突出した刃先部27により支持テープ1の不要部3をカットするよう機能する。
刃部26の下方に突出した刃先部27、すなわち作用点は、移動ホルダ23のカッタ装置に接続された接続部23a、換言すれば、支点よりも後方に位置する。また、下方に突出した刃先部27と移動ホルダ23のカッタ装置に接続された接続部23aとの平面方向における長さは20mm以内が好ましい。これは、20mmを超える場合には、刃先部27がカッタ20の移動方向内周側に大きく傾き、結果として支持テープ1を浮き上がらせるおそれがあるからである。
上記構成において、樹脂製のフレーム10に支持テープ1を粘着する場合には、先ず、半導体ウェーハWと支持テープ1とを粘着し、この支持テープ1をフレーム10の裏面に粘着し、このフレーム10の中空部に半導体ウェーハWを適切に位置させる。フレーム10の裏面に支持テープ1を粘着したら、カッタ装置にフレーム10をセットしてその裏面と支持テープ1とを上方に向け、カッタ20を下降させてそのガイドローラ25を支持テープ1に接触させるとともに、刃部26の刃先部27を支持テープ1に圧接する。
そしてその後、カッタ20をフレーム10の周方向に移動させれば、移動ホルダ23の揺動により刃部26が移動方向内周側に傾斜しながら回転するので、支持テープ1の要部2と不要部3とを適切、かつ滑らかにカットすることができ、フレーム10の裏面から支持テープ1の不要部3のみを除去することができる。この際、ガイドローラ25が支持テープ1上を密接して回転移動するとともに、刃先部27の過剰な圧接沈下を規制するので、支持テープ1のみカットすることができ、フレーム10の損傷を防止することができる。
上記によれば、ガイドローラ25により刃先部27の過剰な沈下を制御することができるので、例えフレーム10が樹脂製の場合でも、フレーム10に傷がつきにくく、カッタ20の反復使用に伴い多数の傷痕が残存することが少なく、しかも、異物の発生を減少させることができる。また、支持テープ1のみをカットすることができるので、刃先部27の磨耗が減少し、カッタ装置やカッタ20を頻繁に止めたり、交換する必要がなく、生産性の向上を図ることができる。
また、移動ホルダ23が揺動し、刃部26が移動方向内周側に傾斜しながら回転するので、刃部26や刃先部27の位置や姿勢の適切化が期待でき、フレーム10に沿って支持テープ1の不要部3を曲線的に容易にカットすることができ、結果的に傷痕の拡大するおそれがない。さらに、カットオンフレーム時に支持テープ1の剥離を招くことがないので、支持テープ1をクリーン、かつ効率的にカットすることが可能になる。
次に、図3は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、刃部26を円板に形成して支持片24の先端部に偏芯状態に支持させ、この刃部26の周縁部を先細りの薄い刃先部27とするようにしている。
刃部26は、支持片24の先端部に締結具を介し高さ調整が可能なように支持される。その他の部分については、上記実施形態と略同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、刃部26や刃先部27の構成の多様化を図ることができるのは明らかである。
次に、図4は本発明の第3の実施形態を示すもので、この場合には、刃部26を上下方向に指向する三角形に形成して支持片24の先端部に固定し、この刃部26の先細りの下部を薄い刃先部27とするようにしている。
刃部26は、支持片24の先端部に締結具を介し高さ調整が可能なように固定支持される。その他の部分については、上記実施形態と略同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、刃部26や刃先部27の構成の多様化を図ることができるのは明白である。
次に、図5は本発明の第4の実施形態を示すもので、この場合には、移動ホルダ23を前後方向に横長に形成してその上部前方から接続部23aを上方に突出させ、この移動ホルダ23の前後方向に車輪29と刃部26とを直接的に配列して車輪29の後方に固定の刃部26を位置させるようにしている。
移動ホルダ23には調整用長穴28が穿孔され、この調整用長穴28に刃部26の上部あるいは中央部が締結具を介し高さ調整可能に螺着される。また、刃部26は、正面略半小判形あるいは略スコップ形に形成され、湾曲した下部周縁が薄い刃先部27とされる。その他の部分については、上記実施形態と略同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、支持片24を省略して構成の簡素化や部品点数の削減を図ることができるのは明白である。
次に、図6は本発明の第5の実施形態を示すもので、この場合には、移動ホルダ23を前後方向に横長に形成してその上部中央から接続部23aを上方に突出させ、この移動ホルダ23の前後方向に前後一対の車輪29と刃部26とを直接的に配列して一対の車輪29の間に接続部23aの下方に位置する刃部26を固定するようにしている。その他の部分については、上記実施形態と略同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、支持片24を省略して構成の簡素化や部品点数を削減したり、前後一対の車輪29により移動ホルダ23や刃部26の移動を安定させることができるのは明白である。
次に、図7は本発明の第6の実施形態を示すもので、この場合には、移動ホルダ23を前後に横長に形成してその上部中央から接続部23aを上方に突出させ、この移動ホルダ23の前後方向に前後一対の車輪29と刃部26とを直接的に配列して一対の車輪29の間に接続部23aの下方に位置する刃部26を固定し、刃部26を正面略楕円形に形成してその少なくとも湾曲した下部周縁を薄い刃先部27とするようにしている。
刃先部27は、少なくとも移動ホルダ23の幅方向に屈曲するよう可撓性が付与され、最下部の作用点27aが刃部26の移動ホルダ23の調整用長穴28に対する上部前方の支点(取付部)27bよりも後方に位置する。その他の部分については、上記実施形態と略同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、刃部26が撓るので、例え曲率が小さく、刃部26が接線方向に向かう場合でも、刃部26の接線方向への移動に伴う問題を有効に解消することができる。
なお、上記実施形態における支持テープ1の要部2の周縁は、最終的にフレーム10の外周縁部に揃っていても良いし、フレーム10の外周縁部よりも内側に位置していても良い。また、フレーム10は、樹脂製が主ではあるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、傷痕や異物の発生を防止する観点からステンレス製等でも良い。また、上記実施形態ではカッタ20の移動ホルダ23を揺動可能としたが、カッタ20の支持片24を、平面方向における刃部26や刃先部27の角度を自由に変更することができるよう移動ホルダ23に揺動可能に取り付けても良い。
また、支持片24に複数のガイドローラ25を回転可能に軸支させたり、支持片24に刃部26を挟む一対のガイドローラ25を回転可能に軸支させても良い。さらに、カッタ20の刃先部27は、断面略三角形の先細り等に形成することができる。
本発明に係る半導体ウェーハの支持テープ用カッタの実施形態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る半導体ウェーハの支持テープ用カッタの実施形態を模式的に示す要部説明図である。 本発明に係る半導体ウェーハの支持テープ用カッタの第2の実施形態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る半導体ウェーハの支持テープ用カッタの第3の実施形態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る半導体ウェーハの支持テープ用カッタの第4の実施形態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る半導体ウェーハの支持テープ用カッタの第5の実施形態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る半導体ウェーハの支持テープ用カッタの第6の実施形態を模式的に示す説明図である。 フレームの中空部に半導体ウェーハを位置させた状態を示す斜視説明図である。 薄片化された半導体ウェーハと支持テープとを粘着し、この支持テープをフレームの裏面に粘着した状態を示す部分断面説明図である。 フレームよりも大きい支持テープをフレームの裏面に粘着し、このフレームから食み出た支持テープの不要部をカッタで除去する状態を示す部分断面説明図である。 簡易カッタを示す斜視説明図である。 図11の側面説明図である。 回転刃を示す正面説明図である。 図13の側面説明図である。
符号の説明
1 支持テープ
2 要部
3 不要部
10 フレーム
20 カッタ
23 移動ホルダ
23a 接続部
24 支持片
25 ガイドローラ(回転体)
26 刃部
27 刃先部
27a 作用点
27b 支点(支持点)
28 調整用長穴
29 車輪(回転体)
W 半導体ウェーハ

Claims (7)

  1. 半導体ウェーハと粘着する支持テープを中空のフレームに粘着し、このフレームに粘着した支持テープの不要部をカッタを移動させながら除去する半導体ウェーハの支持テープ用カッタであって、
    カッタは、移動可能な移動ホルダと、この移動ホルダに支持されて支持テープに接触する回転可能な回転体と、移動ホルダに支持されて回転体の支持テープに接触する下面よりも下方に突出する刃先部により支持テープをカットする刃部とを含み、移動ホルダを支持テープに対して揺動可能としたことを特徴とする半導体ウェーハの支持テープ用カッタ。
  2. 移動ホルダに支持片を取り付けてその先端部を移動ホルダの移動方向後ろ側に位置させ、この支持片の先端部に回転体と刃部とをそれぞれ支持させた請求項1記載の半導体ウェーハの支持テープ用カッタ。
  3. 支持片を支持テープに対して揺動可能とした請求項1又は2記載の半導体ウェーハの支持テープ用カッタ。
  4. 刃部を円板として支持片の先端部に回転可能に支持させ、刃部の周縁部を刃先部とした請求項1、2、又は3記載の半導体ウェーハの支持テープ用カッタ。
  5. 刃部を支持片の先端部に固定し、刃部の下部を刃先部とした請求項1、2、又は3記載の半導体ウェーハの支持テープ用カッタ。
  6. 移動ホルダの前後に回転体と刃部とを並べ、回転体の後方に刃部を位置させた請求項1記載の半導体ウェーハの支持テープ用カッタ。
  7. 刃部に可撓性を付与してその少なくとも下部を刃先部とし、この刃先部を刃部の移動ホルダに対する支持点よりも後方に位置させた請求項6記載の半導体ウェーハの支持テープ用カッタ。
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