JP2010005637A - プラズマ切断トーチ - Google Patents

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隆之 馬淵
Akira Kojo
昭 古城
Ryuji Kobayashi
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Tetsuo Koike
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Abstract

【課題】被切断材をプラズマ切断する過程で、切断面と表面との縁を直角又は曲面状に切断する。
【解決手段】電極2と該電極2と同軸に設けたノズル部材5との間に供給したプラズマガスをプラズマ化してノズル部材5から噴射して被切断材を切断するプラズマ切断トーチAであって、ノズル部材5の外側であってノズル部材5と同軸に配置された第2ノズル部材6と、ノズル部材5と第2ノズル部材6の間に形成された二次気流ガス通路11に供給する二次気流ガスを旋回させる第1旋回孔20と、第1旋回孔20と接続された第1二次気流ガス供給路12と、二次気流ガスを第1旋回孔20の旋回方向とは反対方向に旋回させる第2旋回孔21と、第2旋回孔21と接続された第2二次気流ガス供給路13と、第1二次気流ガス供給路12又は第2二次気流ガス供給路13に対し二次気流ガスを供給する二次気流ガス供給部材15とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鋼板に代表される被切断材を切断する際に、表面に対し略垂直で上縁が略直角な切断面と、上縁が略曲面状な切断面と、を選択的に行えるようにしたプラズマ切断トーチに関するものである。
例えば橋梁に代表される鉄鋼構造体は、鋼板を所望の形状に切断した切断材を溶接して多数の構造部材を形成し、これらの構造部材を組み立てて構成されている。従って、個々の構造部材を構成する切断材の端部には、他の部材に対し溶接される溶接面と、大気に露出している露出面とが存在する。鉄鋼構造体を構成する構造部材の切断材は、ガス切断法或いはプラズマ切断法を採用して切断されるのが一般的であり、切断面が鋼板の表面に対して略直角になる垂直切断が施される。
一方、鉄鋼構造体では、構造部材の大部分が大気に暴露するため、表面を塗装して錆の発生を防ぐようにしている。この場合、被切断材を切断することで形成された露出面も塗装されることとなるが、該露出面を構成する切断面と鋼板の表面との交点(縁)は略直角となり、この縁を起点として塗膜が剥離し易くなるという問題が生じることがあった。
上記した露出面と表裏面との縁を起点とする塗膜の剥離を防止するために、該縁をサンダーや面取機による二次加工を施して略曲面状或いは鈍い角度にした後、塗装を施している。このように、鋼板から切断した切断材の露出面に沿って縁を二次加工するのでは大きな時間と労力が必要となる。
このため、本件出願人は、被切断材を切断する際に、縁を曲面状に切断し得るようにしたプラズマ切断方法とプラズマ切断装置を開発して特許出願している(特許文献1参照)。この技術では、作業員の手を煩わすことなく、合理的な切断を行うことができる。
WO2008/044756
特許文献1に記載された発明であっても完全なものではなく、未だ解決すべき課題が存在する。即ち、切断に際し、開先切断と上下の縁を曲線状に切断する切断とを選択的に行うことから、制御が複雑になるという課題を有する。
本発明の目的は、被切断材を切断する過程で、切断面と表面との縁を直角又は曲面状に切断することができるプラズマ切断トーチを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るプラズマ切断トーチは、電極と該電極と同軸に設けたノズル部材との間に供給したプラズマガスをプラズマ化してノズル部材から噴射して被切断材を切断するプラズマ切断トーチであって、ノズル部材の外側であってノズル部材と同軸に配置された第2のノズル部材と、前記ノズル部材と第2のノズル部材の間に形成された通路に供給する二次気流ガスを旋回させる第1の旋回孔と、前記第1の旋回孔と接続された第1の二次気流ガス供給路と、前記ノズル部材と第2のノズル部材の間に形成された通路に供給する二次気流ガスを前記第1の旋回孔の旋回方向とは反対方向に旋回させる第2の旋回孔と、前記第2の旋回孔と接続された第2の二次気流ガス供給路と、前記第1の二次気流ガス供給路又は第2の二次気流ガス供給路に対し二次気流ガスを供給する二次気流ガス供給部材とを有して構成されるものである。
本発明に係るプラズマ切断トーチでは、二次気流ガスの旋回方向を変更することができる。このため、切断の進行方向と二次気流ガスの旋回方向を適宜組み合わせることで、被切断材の表面と切断面との交点(縁)を略直角に又は略曲線状に切断することができる。
プラズマ切断では、二次気流ガスの旋回は切断面の表面に対する垂直度と密接な関係を有する。例えば、切断の進行方向下流側に向かって右側が製品である場合、二次気流ガスを右旋回させることで、切断面が表面に対し略垂直で且つ表面と切断面との縁が略直角な切断を行うことができる。このとき、進行方向下流側に向かって左側は、切断面が表面に対し傾斜し且つ表面と切断面との縁が曲面状になる。
従って、被切断材に対して切断する際に、二次気流ガスの旋回方向を選択することによって、表面と切断面との縁が略直角な切断面と、表面と切断面との縁が曲面状の切断面と、を選択的に形成することができる。特に、切断の進行過程で二次気流ガスの旋回方向を変更することによって、縁が略直角な切断面と、縁が曲面状の切断面とを形成することができる。
以下、本発明に係るプラズマ切断トーチの実施の形態について図を用いて説明する。図1はプラズマ切断トーチの構成を説明する断面図である。図2は図1のプラズマ切断トーチを同図の右方向から見た図である。図3は図2のIII−III線に沿って図1を断面した図である。図4は図2のIV−IV線に沿った断面図である。図5はプラズマ切断トーチに二次気流ガスを供給する供給系を説明する図である。
図1〜図5に於いて、プラズマ切断トーチAは、トーチ本体1の軸1a上に電極2が配置されており、電極台3の筒部材3aに嵌合してプラズマ切断トーチAに装着され、且つ筒部材3aから抜き出されることでプラズマ切断トーチAから離脱し得るように構成されている。電極2及び筒部材3aは夫々導電性材料によって形成されており、互いに接触して電極台3に接続され、該電極台3を介して図示しない電源装置に接続されている。
電極台3の筒部材3aの外周部に絶縁性を持った筒部材3bが配置されており、この筒部材3bに筒状に形成された絶縁性を持ったセンタリングストーン4が嵌挿され、更にセンタリングストーン4の外周にカップ状に形成された導電性を持ったノズル部材5が配置され、後述する分配部材23に嵌合されている。またノズル部材5の外周部位に絶縁性を持ったキャップとなる第2ノズル部材6が配置され、この第2ノズル部材6をトーチ本体1に締結することによって、電極2、センタリングストーン4、ノズル部材5が電極台3に装着されている。
特に、ノズル部材5と電極2とは両者の間に筒部材3b、センタリングストーン4が介在することから絶縁されており、ノズル部材5は分配部材23、供給部材22を介して図示しない電源装置と接続されている。
上記の如くして、電極2、センタリングストーン4、ノズル部材5が第2ノズル部材6によって電極台3に装着されたとき、電極2とセンタリングストーン4、ノズル部材5とによってプラズマ室10が形成され、ノズル部材5と第2ノズル部材6との間に二次気流ガス通路11が形成される。
プラズマ室10にはセンタリングストーン4を介してプラズマガス供給路7が接続されており、該プラズマガス供給路7に図示しないプラズマガス供給装置からプラズマガスを供給し得るように構成されている。またセンタリングストーン4には旋回孔4aが形成されており、プラズマ室10に供給されるプラズマガスを該旋回孔4aの旋回方向に旋回させることが可能である。
センタリングストーン4に形成された旋回孔4aの旋回方向は限定するものではなく、プラズマガスを時計方向に旋回させ、又は反時計方向に旋回させるように構成されたものが提供されている。従って、プラズマ切断トーチAによる切断方向と、製品の方向に対応させて適宜選択して装着することが可能である。
二次気流ガス通路11には旋回方向が反対方向に形成された第1の旋回孔となる第1旋回孔20、及び第2の旋回孔となる第2旋回孔21が開口しており、これらの第1旋回孔20又は第2旋回孔21から二次気流ガスが供給されることで、二次気流ガスの旋回方向を選択し得るように構成されている。
第1旋回孔20、第2旋回孔21は、電極台3の前端側に配置された筒状の供給部材22に形成されており、供給部材22は該供給部材22の内側に配置された分配部材23に嵌合して設けられている。
即ち、分配部材23の外周には3個のOリング溝23aが形成されており、これらのOリング溝23aの間に2個のガス分配用の溝23b、23cが形成されている。前記溝23bには供給部材22、分配部材23を貫通して形成された第1二次気流ガス供給路12が接続されており、また溝23cには供給部材22、分配部材23を貫通して形成された第2二次気流ガス供給路13が接続されている。
供給部材22の分配部材23に形成された溝23b、23cと対応する位置には、外周側から内周側に貫通し且つ所定の旋回方向を持った第1旋回孔20と第2旋回孔21が形成されている。従って、分配部材23の各Oリング溝23aにOリング25を装着することによって、溝23bと供給部材22の第1旋回孔20、溝23cと第2旋回孔21が互いに独立して接続することになる。
供給部材22に形成された第1旋回孔20の旋回方向は特に限定するものではなく、時計方向或いは反時計方向に旋回していれば良い。しかし、第2旋回孔21の旋回方向は、前記第1旋回孔20の旋回方向とは反対方向であることが必要である。即ち、第1旋回孔20の旋回方向が時計方向である場合、第2旋回孔21の旋回方向は反時計方向に限定される。従って、第1旋回孔20の旋回方向が反時計方向である場合、第2旋回孔21の旋回方向は時計方向となる。
第1旋回孔20、第2旋回孔21を構成する孔の数や径は特に限定するものではなく、プラズマ切断トーチAの仕様に対応させて適宜設定することが好ましい。この場合、第1旋回孔20の孔の数及び径と、第2旋回孔21の孔の数及び径とは等しいことが好ましい。
第1二次気流ガス供給路12は配管12aを介して図5に示すように二次気流ガス供給部材15に接続され、第2二次気流ガス供給路13も同様に配管13aを介して二次気流ガス供給部材15に接続されている。二次気流ガス供給部材15は、プラズマ切断トーチAに形成された第1二次気流供給路12、第2二次気流ガス供給路13に対し選択的に二次気流ガスを供給する機能を有するものであり、この機能を発揮し得る構成であれば具体的な構成、或いは構造を限定するものではない。
本実施例では、二次気流ガス供給部材15として、個々の配管12a、13aに取り付けた電磁開閉弁、或いは配管12a、13aに接続した切換弁等を用いて構成している。従って、電磁開閉弁を選択的に開閉するように制御し、或いは切換弁を切り換えて制御することによって、供給経路を何れか一方に設定することが可能である。
二次気流ガス供給部材15には二次気流ガス供給装置16が接続されている。この二次気流ガス供給装置16は、二次気流ガスとしての酸素ガス或いは他のガスを二次気流ガス供給部材15に供給し得るものであれば良く、工場内配管やボンベ等によって構成されている。
上記の如く構成されたプラズマ切断トーチAでは、二次気流ガス供給部材15を操作することによって、第1二次気流ガス供給路12又は第2二次気流ガス供給路13に二次気流ガスを供給することが可能である。即ち、第1二次気流ガス供給路12、第2二次気流ガス供給路13を選択して二次気流ガスを供給することが可能であり、これらの供給路12、13を選択することによって二次気流ガス通路11に供給する二次気流ガスの旋回方向を選択することが可能である。
このため、プラズマ切断トーチAによる切断が進行しているとき、製品に対して噴射する二次気流ガスの旋回方向を選択することが可能となり、被切断材の表面と切断面との交点である縁を略直角に切断するか、曲面状に切断するかを選択することが可能となる。
次に、上記の如く構成されたプラズマ切断トーチAによって図示しない被切断材に対し、縁を略直角に切断する場合と、縁を略曲面状に切断する場合についての手順を説明する。このプラズマ切断トーチAでは、第1旋回孔20の旋回方向が時計方向、第2旋回孔21の旋回方向が反時計方向とし、且つプラズマアークの旋回方向は時計方向とし、切断方向下流側に向かって右側が製品であるものとする。
先ず、製品の縁を略直角に切断する場合について説明する。この場合、二次気流ガスの旋回方向は時計方向となる。従って、二次気流ガス供給部材15では、二次気流ガスの供給系を配管12aとして選択し、二次気流ガス通路11に対し時計方向に旋回した二次気流ガスを供給する。
プラズマ切断トーチAを図示しない走行台車に搭載して被切断材の表面に対し垂直に配置する。プラズマ室10にプラズマガスを供給する。このとき、供給されたプラズマガスはセンタリングストーン4によって時計方向に旋回している。また、第1二次気流ガス供給路12に二次気流ガスを供給し、この二次気流ガスを時計方向に旋回させながら二次気流ガス通路11に供給する。
電極2とノズル部材5の間で放電させて供給されたプラズマガスをプラズマ化してパイロットアークを形成して噴射する。ノズル部材5から噴射されたパイロットアークが被切断材に到達した後、電極2とノズル部材5との間の放電を遮断すると共に電極2と被切断材との間で放電させてメインアークを形成する。このとき噴射されたメインアークに沿って時計方向に旋回する二次気流ガスが噴射する。
ノズル部材5から噴射されたメインアーク、第2ノズル部材6から噴射された二次気流ガスによって被切断材を切断しつつ、プラズマ切断トーチAを予め設定された予定切断線に沿って走行させることで、被切断材を所望の形状に切断する。このとき、切断方向の下流側に向かって右側の切断面は、該切断面と表面との縁が略直角に形成される。
次に、製品の縁を略曲面状に切断する場合について説明する。この場合、二次気流ガスの旋回方向は反時計方向となる。従って、二次気流ガス供給部材15では、二次気流ガスの供給系を配管13aとして選択し、二次気流通路11に対し反時計方向に旋回した二次気流ガスを供給する。
プラズマ室10にセンタリングストーン4によって時計方向に旋回しているプラズマガスを供給する。また第2二次気流ガス供給路13に二次気流ガスを供給し、該二次気流ガスを反時計方向に旋回させながら二次気流ガス通路11に供給する。
電極2とノズル部材5の間で放電させて供給されたプラズマガスをプラズマ化してパイロットアークを形成して噴射し、ノズル部材5から噴射されたパイロットアークが被切断材に到達した後、電極2とノズル部材5との間の放電を遮断すると共に電極2と被切断材との間で放電させてメインアークを形成する。このとき噴射されたメインアークに沿って反時計方向に旋回する二次気流ガスが噴射する。
ノズル部材5から噴射されたメインアーク、第2ノズル部材6から噴射され反時計方向に旋回する二次気流ガスによって被切断材を切断しつつ、プラズマ切断トーチAを予め設定された予定切断線に沿って走行させることで、被切断材を所望の形状に切断する。このとき、切断方向の下流側に向かって右側の切断面は、該切断面と表面との縁が略曲面状に形成される。
更に、予め設定された切断線に、縁を直角に切断すべき部分と、縁を曲面状に切断すべき部分とが混在しているような場合について説明する。縁を直角に切断すべき部分では、前述したように二次気流ガス供給部材15を操作して二次気流ガスを第1二次気流ガス供給路12に供給し、時計方向に旋回させた二次気流ガスをメインアークに沿って噴射して切断する。これにより、切断面は表面に対し略垂直となり、且つ縁が略直角となる。また縁を曲面状に切断すべき部分では、二次気流ガスを第2二次気流ガス供給路13に供給し、反時計方向に旋回させた二次気流ガスをメインアークも沿って噴射して切断する。これにより、切断面の縁は略曲面状となる。
従って、予め設定された単一の切断線であっても、縁を直角に切断すべき部分と、縁を曲面状に切断すべき部分と、を夫々に対応させて切断することが可能である。
尚、被切断材の表面と切断面との縁を略直角に切断し、或いは略曲面状に切断する際に、前述したように二次気流ガスの旋回方向を時計方向又は反時計方向に選択するのに加えてメインアークの旋回方向も選択することが好ましい。
即ち、前述の実施例に於いて、切断の進行方向下流側に向けて右側に縁が略直角な切断を行いたいとき、旋回方向が時計方向に設定されているセンタリングストーンを選択して装着すると共に二次気流ガスを時計方向に旋回させることで、より品質の向上した切断を実現することが可能である。また縁が略曲面状の切断を行いたいとき、旋回方向が反時計方向に設定されているセンタリングストーンを選択して装着すると共に二次気流ガスを反時計方向に旋回させることで、曲面状の縁を持った切断面を実現することが可能である。
本発明のプラズマ切断トーチを用いて被切断材の表面と切断面との縁を略曲面状に切断する場合、プラズマ切断トーチを被切断材の表面に対し垂直に配置したとき、縁は略曲面状に形成されるものの、切断面は切溝が上表面側が広く下表面側が狭くなるように傾斜する。このため、縁が略曲面状で且つ表面に対し略垂直な切断面を形成する場合には、プラズマ切断トーチを前記した傾斜を相殺し得るような角度に傾斜させておくことが必要である。
本発明のプラズマ切断トーチでは、橋梁等に於ける構造部材であって大気に暴露される露出面を切断する際に利用して有利である。
プラズマ切断トーチの構成を説明する断面図である。 図1のプラズマ切断トーチを同図の右方向から見た図である。 図2のIII−III線に沿って図1を断面した図である。 図2のIV−IV線に沿って図1を断面した図である。 プラズマ切断トーチに二次気流ガスを供給する供給系を説明する図である。
符号の説明
A プラズマ切断トーチ
1 トーチ本体
1a 軸
2 電極
3 電極台
3a、3b 筒部材
4 センタリングストーン
4a 旋回孔
5 ノズル部材
6 第2ノズル部材
7 プラズマガス供給路
10 プラズマ室
11 二次気流ガス通路
12 第1二次気流ガス供給路
12a 配管
13 第2二次気流ガス供給路
13a 配管
15 二次気流ガス供給部材
16 二次気流ガス供給装置
20 第1旋回孔
21 第2旋回孔
22 供給部材
23 分配部材
23a Oリング溝
23b、23c 溝
25 Oリング

Claims (1)

  1. 電極と該電極と同軸に設けたノズル部材との間に供給したプラズマガスをプラズマ化してノズル部材から噴射して被切断材を切断するプラズマ切断トーチであって、ノズル部材の外側であってノズル部材と同軸に配置された第2のノズル部材と、前記ノズル部材と第2のノズル部材の間に形成された通路に供給する二次気流ガスを旋回させる第1の旋回孔と、前記第1の旋回孔と接続された第1の二次気流ガス供給路と、前記ノズル部材と第2のノズル部材の間に形成された通路に供給する二次気流ガスを前記第1の旋回孔の旋回方向とは反対方向に旋回させる第2の旋回孔と、前記第2の旋回孔と接続された第2の二次気流ガス供給路と、前記第1の二次気流ガス供給路又は第2の二次気流ガス供給路に対し二次気流ガスを供給する二次気流ガス供給部材と、を有することを特徴とするプラズマ切断トーチ。
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