JP2010005340A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010005340A
JP2010005340A JP2008171639A JP2008171639A JP2010005340A JP 2010005340 A JP2010005340 A JP 2010005340A JP 2008171639 A JP2008171639 A JP 2008171639A JP 2008171639 A JP2008171639 A JP 2008171639A JP 2010005340 A JP2010005340 A JP 2010005340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
dust
vacuum cleaner
air
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008171639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5258421B2 (ja
Inventor
Yasushi Takai
保志 高井
Yuji Otsuka
裕司 大塚
Takeyuki Ichino
雄之 市野
Naoko Kawamura
直子 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008171639A priority Critical patent/JP5258421B2/ja
Publication of JP2010005340A publication Critical patent/JP2010005340A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5258421B2 publication Critical patent/JP5258421B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

【課題】全体の外郭の大きさを変えることなく主フィルタの表面積を拡大できるとともに、捕集した塵埃を容易に除去できる電気掃除機を提供する。
【解決手段】粗塵捕集室75に対して空気を吸い込む吸気口100から鋭角状に直接空気を吹き付ける位置で粗塵捕集室75に主フィルタ102を配置する。主フィルタ102に、上流側に突出する断面形状を有する突出部102aを設ける。主フィルタ102全体の外郭の大きさを変えることなく主フィルタ102の表面積を拡大できるとともに、吸気口100から吹き付ける空気によって主フィルタ102に捕集した塵埃を容易に除去できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、集塵室に配置された濾過フィルタを備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体の前部には、本体吸込口が開口形成されている。また、この掃除機本体の内部には、本体吸込口と電動送風機の吸込側との間に連通する集塵部が形成されている。この集塵部には、集塵装置である集塵カップが着脱可能となっている。この集塵カップは、本体吸込口に連通する吸込口と、この吸込口から空気とともに吸い込んだ塵埃を旋回させて空気から分離する遠心分離部と、この遠心分離部で旋回する空気が通過する開口に設けられた濾過フィルタとを有している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−190416号公報(第6頁、図4)
しかしながら、上述の電気掃除機では、濾過フィルタが凹凸のない平面状に形成されているため、濾過フィルタの面積の確保が容易でなく、また、捕集した塵埃が濾過フィルタに強く付着し、剥がれにくいという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、全体の外郭の大きさを変えることなく濾過フィルタの表面積を拡大できるとともに、捕集した塵埃を容易に除去できる電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、集塵室に対して空気を吸い込む吸気口と、上流側に突出する断面形状を有する突出部を備え、吸気口から鋭角状に直接空気が吹き付けられる位置で集塵室に配置された濾過フィルタとを具備したものである。
本発明によれば、濾過フィルタに上流側に突出する断面形状を有する突出部を設けることで、濾過フィルタ全体の外郭の大きさを変えることなく濾過フィルタの表面積を拡大できるとともに、この濾過フィルタを吸気口から鋭角状に直接空気が吹き付けられる位置に配置することで、吸気口から吹き付けられる空気によって濾過フィルタに捕集した塵埃を容易に除去できる。
以下、本発明の一実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図4を参照して説明する。
図3および図4において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
管部12は、掃除機本体13に接続される基端側に対して先端側が前方へ屈曲した接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた手元操作部17と、この手元操作部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側に着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
手元操作部17には、把持部21がホース体16側へと突出し、この把持部21には、操作用の設定ボタン22が複数設けられている。
また、掃除機本体13は、本体ケース25を備え、この本体ケース25の内部には、隔壁26が設けられ、この隔壁26の後側に、電動送風機27(図1)を収容する図示しない電動送風機室と、電源コード31を巻回した図示しないコードリールを収容する図示しないコードリール室とが区画されているとともに、隔壁26の前側に、この隔壁26に設けられた図示しない連通口を介して電動送風機27の吸込側に連通する本体集塵室35が区画され、この本体集塵室35に、集塵装置としての集塵カップ36が着脱可能に設けられている。
本体ケース25は、例えば合成樹脂などにより形成され、上側が開口した下ケース41と、この下ケース41の上側後部である電動送風機室およびコードリール室を覆う上ケース42と、この上ケース42あるいは下ケース41に対して上下方向に回動可能に軸支され本体集塵室35を開閉可能とする蓋体43とを備えている。
下ケース41は、両側方に、掃除機本体13の走行用の大径の走行輪51(一方のみ図示)が回転自在に軸支されているとともに、走行輪51の後方に、図示しない後輪が進退自在に設けられ、走行輪51の前方に、段差などの障害物を乗り越える際にのみ床面Fに接触可能な前輪53が設けられている。
上ケース42は、電動送風機室(コードリール室)の下流側に連通する図示しない排気口が多数開口形成されているとともに、これら排気口の側方に、電源コード31を本体ケース25の外部に導出するためのコード導出口56が開口形成されている。また、上ケース42の上部には、掃除機本体13を把持するための本体把持部であるハンドル57が前後方向に回動可能に設けられている。さらに、上ケース42の上部には、コードリールを回転させて電源コード31をコード導出口56から巻き取り可能にするコード巻取ボタン58が設けられている。
蓋体43は、後端側が回動可能に軸支されており、前端部に、この蓋体43を下ケース41に対して係脱させるためのクランプ64が設けられている。また、この蓋体43には、前方上側へと傾斜した傾斜部65が円形状に形成されており、この傾斜部65には、管部12の接続管部15が接続される本体吸込口66を備えた回転部67が周方向に回転可能に設けられている。したがって、本体吸込口66は、前方上側に向けて開口形成されている。
電動送風機27は、電源コード31を介して電源から給電されることにより、設定ボタン22で設定された所定の動作モードで動作して管部12を介して空気とともに塵埃を吸い込むもので、本体ケース25に配置された各種部材中で例えば最も重量が大きい重量物である。そして、この電動送風機27は、前側を吸込側、後側を排気側として電動送風機室内に配置され、本体ケース25全体として後側に偏って位置している。なお、この電動送風機27は、例えばカバー体などによって少なくとも一部が覆われていてもよい。
そして、集塵カップ36は、図1ないし図3に示すように、遠心分離(サイクロン分離)によって吸込風に含まれる塵埃を捕集するもので、集塵装置本体としての外部ケースであるカップ本体部71と、このカップ本体部71の内部に着脱可能に設けられた内部ケースとしての中ケース72と、カップ本体部71に回動可能に設けられた蓋部としてのカップ蓋73と、カップ本体部71に着脱されるフィルタ部74とを備えている。そして、集塵カップ36のカップ本体部71内には、塵埃を捕集する集塵室としての第1集塵部である粗塵捕集室75と、フィルタ部74を取り付けるフィルタ取付部76と、粗塵捕集室75に連通する風路である連通室77と、フィルタ取付部76の下方に位置する塵埃集塵室としての塵埃溜め室である第2集塵部すなわち細塵捕集室78とが内部に区画されている。
カップ本体部71は、例えば合成樹脂などにより形成され、前壁部81と、この前壁部81の両側にそれぞれ連続する側壁部82,82と、これら前壁部81および側壁部82,82の上部を閉塞する上壁部83と、これら側壁部82,82および上壁部83の後部に亘って連続した枠状の後枠部84とを備えている。
側壁部82,82は、下端部が前側へと上方に略直線状に傾斜して形成されており、この下端部が、前壁部81および後枠部84の下端部とともに、粗塵捕集室75および細塵捕集室78に連通しカップ蓋73により開閉される塵埃廃棄口85となっている。したがって、塵埃廃棄口85は前側下方に向けて開口形成されている。また、一方の側壁部82の外側には、カップ蓋73を開閉するための開閉操作ボタン86に連続する図示しない開閉機構を内部に収容した機構収容部88が上下方向に沿って長手状に形成されており、開閉操作ボタン86が上側に露出している。
上壁部83は、前側が下方へと傾斜した平面状に形成されており、中央部に、粗塵捕集室75に連通する円筒状の吸気筒部92が形成されている。また、この上壁部83には、集塵カップ36を把持するための把持ハンドル93が、一側から他側へとループ状に連続して形成されている。
吸気筒部92は、本体集塵室35に取り付けられた状態で蓋体43を閉じることで、本体吸込口66の下流側に気密に接続されるように構成されている。
後枠部84は、フィルタ取付部76を区画するもので、側壁部82,82および上壁部83の後部に亘って略角筒状に連続している。
塵埃廃棄口85の下部には、カップ蓋73を閉じた状態で粗塵捕集室75および細塵捕集室78を気密に閉塞するためのシール部材であるパッキン95が取り付けられている。
また、中ケース72は、合成樹脂などにより形成されており、カップ本体部71との間に連通室77を区画するものである。そして、この中ケース72は、カップ本体部71の前壁部81の後部に位置する内部前壁部96と、カップ本体部71の側壁部82,82の内部に対向する内部側壁部97,97と、カップ本体部71の上壁部83の下部に対向する内部上壁部98と、これら内部側壁部97,97および内部上壁部98の後端に亘って連続してこれら内部側壁部97,97および内部上壁部98の後部を閉塞する内部後壁部99とを備えている。
各内部側壁部97には、粗塵捕集室75と連通室77とを連通する連通開口97aがそれぞれ開口形成され(一方のみ図示)、各連通開口97aに、フィルタである側部フィルタ97bが取り付けられている。
側部フィルタ97bは、吸気筒部92を介して粗塵捕集室75へと吸い込まれた空気の流れの一部が連通室77へと通過する際にこの空気に含まれる塵埃を捕集するメッシュ状の濾過フィルタである。
内部上壁部98は、内部前壁部96および内部側壁部97,97の前側の間にそれぞれ連続しカップ本体部71内に中ケース72を取り付けた状態で上壁部83に対して下方に離間される障壁部である前上壁部98aと、この前上壁部98aの後部から上方へと突出するように連続して内部側壁部97,97間および内部後壁部99に連続して形成された後上壁部98bとを備え、上壁部83との間に連通室77を区画している。
前上壁部98aは、塵埃廃棄口85に対向し、後側が前側に対して若干上方に傾斜して形成されている。そして、この前上壁部98aには、粗塵捕集室75と連通室77とを連通する連通開口部としての前上開口98cが形成され、この前上開口98cには、フィルタとしての通気フィルタ98dが取り付けられている。
通気フィルタ98dは、連通筒部92を介して粗塵捕集室75へと吸い込まれた空気の一部が連通室77へと通過する際にこの空気に含まれる塵埃を捕集するメッシュ状の濾過フィルタであり、塵埃廃棄口85の上方に位置している。
また、後上壁部98bには、カップ本体部71内に中ケース72を取り付けた状態で吸気筒部92の下流側である下端側に連通する筒状の連通筒部98eが形成されている。この連通筒部98eは、吸気筒部92と軸方向が略一致するように連通室77内に突出し、吸気筒部92の下流側に気密に接続されている。また、この連通筒部98eは、下端部が側部フィルタ97bの上方近傍に位置している。この結果、吸気筒部92と連通筒部98eとにより、内部後壁部99に対して鋭角状に傾斜して空気を吹き付ける筒状の吸気口100が形成されている。
ここで、吸気口100は、管部12を介して吸い込んだ塵埃を含む空気を粗塵捕集室75内で空気を矢印Aに示すように循環させるものであり、上壁部83の左右幅方向の略中心位置、換言すれば、集塵カップ36の左右幅方向の略中心位置に形成されている。
内部後壁部99は、粗塵捕集室75の後部とフィルタ取付部76および細塵捕集室78とを区画する平坦状のフィルタ形成部としての傾斜壁部99aと、この傾斜壁部99aの下端側の後側から後方に突出し細塵捕集室78とフィルタ取付部76とを区画する開口形成部としての後部傾斜壁部99bとを備えている。
傾斜壁部99aは、カップ本体部71内に中ケース72を取り付けた状態で吸気筒部92の後縁部に当接する位置に上端側が位置し、下端側が後側へと下方に傾斜している。換言すれば、この傾斜壁部99aは、上側が前方へと傾斜している。また、この傾斜壁部99aには、粗塵捕集室75および連通室77とフィルタ取付部76とを連通する濾過フィルタ用開口部としての後部開口部であるフィルタ取付開口99cが開口形成されており、このフィルタ取付開口99cには、濾過フィルタとしての主フィルタ102が取り付けられている。さらに、この傾斜壁部99aには、フィルタ取付開口99cの下方に、粗塵捕集室75と細塵捕集室78とを連通する横長の通気開口99dが開口形成されており、この通気開口99dには、下部フィルタ103が取り付けられている。
主フィルタ102は、例えばメッシュ状に形成された1枚の金属板をプレス成形などにより折り曲げて形成した金属フィルタであり、左右幅方向の中央部に突出部102aを備え、この突出部102aの両側に連続して平坦部102bを備えている。
突出部102aは、粗塵捕集室75内にて、断面略二等辺三角形状に前方すなわち上流側へと突出しており、上下端部が傾斜壁部99aから突出した閉塞部としての平面視三角形状の閉塞板99eによりそれぞれ閉塞されている。したがって、この突出部102aは、平坦部102bの面方向に対して上流側へと傾斜した傾斜部である傾斜面102cを左右にそれぞれ有する略左右対称に形成され、表面積がこれら傾斜面102c,102cの和となっている。このため、突出部102aは、平坦状に形成する場合よりも表面積が拡大されている。また、この突出部102aは、上下方向に沿って長手状に形成されている。すなわち、この突出部102aは、吸気口100から粗塵捕集室75に吸い込んだ空気の流れである矢印Aに沿って傾斜面102c,102cがそれぞれ形成されている。すなわち、これら傾斜面102cは、吸気口100から粗塵捕集室75へと吸い込んだ空気を整流する整流部の機能を有している。さらに、この突出部102aは、左右幅寸法が吸気口100の左右幅寸法よりも小さく設定され、上端側が平坦部102bよりも上側に位置して、連通筒部98e内、すなわち吸気口100内に挿入されている。このため、主フィルタ102は、正面視凸字状に形成され、突出部102aの上側が、吸気口100から鋭角状に直接空気を吹き付けることが可能な位置となっている。また、この突出部102aは、前方へと突出した頂点部である先端が、吸気口100の中心軸の延長上に位置している。換言すれば、突出部102aの先端は、集塵カップ36の左右幅方向の略中心に位置している。そして、突出部102aは、平坦部102bの下端部まで連続して上下方向に延びている。なお、この突出部102aは、平坦部102bよりも上側の位置である吸気口100から直接空気が吹き付けられる位置だけに形成されていてもよい。
平坦部102bは、突出部102aの下側寄り、すなわち吸気口100に挿入されていない部分から左右方向へと、傾斜壁部99aの面方向に沿って平面状に形成され、傾斜壁部99aの両側近傍まで両側が延びている。また、この平坦部102bは、突出部102aよりも幅広に形成されている。
下部フィルタ103は、通気開口99dを通過する空気に含まれる塵埃を捕集するものである。
また、後部傾斜壁部99bは、傾斜壁部99aに対して、下端側がさらに後方へと傾斜している。さらに、この後部傾斜壁部99bには、細塵捕集室78とフィルタ取付部76とを連通する開口部99fが左右幅方向に複数開口形成されている。これら開口部99fは、閉塞部材としてのフラップ状のシャッタ105によりそれぞれ開閉可能となっている。また、これら開口部99fは、下側の縁部が、前方へと下側に傾斜している。
各シャッタ105は、例えば合成樹脂などの比較的軽量の部材により板状に形成され、上端部が開口部99fの上端前側の位置にて回転自在に軸支され、下端側が自由端状となっている。また、各シャッタ105の表面は、塵埃が付着しにくくなるように例えばフッ素などのコーティングが施されている。そして、各シャッタ105は、電動送風機27の駆動により通気開口99dから細塵捕集室78へと吸い込まれた空気によって後部傾斜壁部99bへと密着されるように回動して開口部99fを閉塞することが可能となっている。また、各シャッタ105は、電動送風機27の停止状態では、重力(自重)により回動して開口部99fから離間される状態となる。
また、カップ蓋73は、例えば合成樹脂などにより形成され、蓋本体107と、この蓋本体107の一側をカップ本体部71の一方の側壁部82に回動可能に軸支する一対のリブ108,108と、カップ蓋73をカップ本体部71側の開閉機構に係止するための係止部である爪状の係止突部109とを備えている。
蓋本体107には、塵埃廃棄口85の下部のパッキン95が圧接されて隙間を閉塞するシール部材受部としてのパッキン受部112が形成されている。
係止突部109は、カップ蓋73を閉じた状態でカップ本体部71の機構収容部88の下部に対向する位置である蓋本体107の他側部、すなわちリブ108,108と反対側の位置に形成されている。
また、フィルタ部74は、フィルタとしての細塵フィルタである表面集塵フィルタすなわちプリーツフィルタ116と、このプリーツフィルタ116を保持するフィルタ保持枠117とを備えたフィルタユニット部である。
プリーツフィルタ116は、各フィルタ97b,98d,102により捕集しなかった細塵を捕集するためのもので、前方に突出する山部と後方に突出する谷部とがそれぞれ幅方向に交互に、上下方向に沿って直線状に形成されてプリーツ状をなしている。また、このプリーツフィルタ116の後部には、このプリーツフィルタ116に捕集した細塵を、このプリーツフィルタ116から除去する除塵手段としての塵落とし部119が配置されている。
塵落とし部119は、図示しないモータなどにより駆動され、プリーツフィルタ116に振動を与えてこのプリーツフィルタ116に付着した細塵を除去するように構成されている。
フィルタ保持枠117は、フィルタ取付部76内に嵌合する外郭をなす保持枠本体117aと、この保持枠本体117aの内部に一体に形成されプリーツフィルタ116の山部の上下部を閉塞する保持板部117bと、この保持板部117bの下方でかつ保持枠本体117aの内部に一体に形成された傾斜状の傾斜板部117cとを備えている。
保持枠本体117aの外周部には、フィルタ部74をフィルタ取付部76に取り付けた際にカップ本体部71の後枠部84の内面に圧接されるフィルタ部シール部材である環状のパッキン121を取り付ける取付凹部117dが全周に亘って形成されている。
保持板部117bは、プリーツフィルタ116の山部の少なくとも上下部を閉塞し谷部の少なくとも下部を開放するように、櫛歯状に形成されている。
傾斜板部117cは、保持板部117bの下方、すなわちプリーツフィルタ116の下方に位置し、前方へと下側に傾斜している。また、この傾斜板部117cは、フィルタ部74をフィルタ取付部76に取り付けた状態で下端部である前端部が後部傾斜壁部99bの後面でかつ開口部99fの下部に当接している。このため、傾斜板部117cは、フィルタ部74をフィルタ取付部76に取り付けた状態で、プリーツフィルタ116の下方から開口部99fへと下方に傾斜して連続するように形成されている。
粗塵捕集室75は、綿ごみなどの粗塵が捕集される空間部である。
また、フィルタ取付部76は、カップ本体部71の後枠部84により周囲が囲まれた枠状の空間部であり、後端部が、フィルタ部74によって閉塞される略四角形状の集塵装置排気口である集塵カップ排気口128となっている。
また、連通室77は、粗塵捕集室75に吸い込まれた空気の一部が主フィルタ102を介さずにプリーツフィルタ116へと流れる風路であり、カップ本体部71と中ケース72との間に区画され、連通開口97a(側部フィルタ97b)および前上開口98c(通気フィルタ98d)の下流側と電動送風機27の吸込側であるフィルタ部74との間に連通して形成されている。
そして、細塵捕集室78は、塵落とし部119によりプリーツフィルタ116から除去された細塵を、開口部99fを介して溜める空間部である。
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
掃除の際には、まず、作業者は、掃除機本体13の蓋体43を開き、本体集塵室35に集塵カップ36を取り付け、蓋体43を閉じる。このとき、作業者は上側の本体吸込口66に、接続管部15を介してホース体16を連通接続し、このホース体16の先端側に、延長管18および床ブラシ19を順次連通接続する。
さらに、作業者が、掃除機本体13から電源コード31を引き出して図示しないコンセントに接続し、把持部21を把持して所定の設定ボタン22を操作すると、この設定ボタン22により設定された動作モードに応じて電動送風機27が駆動される。この電動送風機27の駆動により、通気開口99d(下部フィルタ103)を通過した空気によって各シャッタ105が後部傾斜壁部99bの前面側に吸着され、開口部99fが閉塞されて、細塵捕集室78に捕集された細塵が開口部99fからフィルタ取付部76(プリーツフィルタ116)側に吸い出されることがない。
次いで、作業者は、把持部21を把持して被掃除面である床面F上で床ブラシ19を前後に走行させることで、電動送風機27による負圧によって、床ブラシ19の先端側から塵埃を空気とともに吸い込む。
床ブラシ19から塵埃とともに吸い込まれた空気は吸込風となり、延長管18およびホース体16(接続管部15)を介して、塵埃を本体吸込口66から集塵カップ36へと運ぶ。
この集塵カップ36においては、本体吸込口66から吸気口100へと吸い込まれた吸込風が略直線状に粗塵捕集室75へと吸い込まれ、主フィルタ102の突出部102aの上側の上流側面へと直接吹き付けられ、この突出部102aの傾斜面102c,102cの上側の位置に付着した塵埃を常時剥がして落とす。
さらに、この突出部102aの上側に吹き付けられた吸込風の一部は、傾斜面102c,102cに沿って流れて突出部102aの下側および平坦部102bに付着した塵埃を剥がしつつ、粗塵捕集室75内で矢印A方向、すなわち後部下側から前部上側へと旋回した後、主フィルタ102を通過して塵埃を捕集されながらフィルタ取付部76へと流れる。この旋回により、吸込風に含まれる綿ごみなどの粗塵は、遠心力によって遠心分離(サイクロン分離)され、前上壁部98aの下方に向けて圧縮されながらカップ蓋73内へと溜められる。
また、吸込風の一部は、側部フィルタ97bおよび通気フィルタ98dを通過して連通室77へと流れる際に塵埃が捕集される。
主フィルタ102、あるいは連通室77(側部フィルタ97bおよび通気フィルタ98d)を通過した吸込風は、プリーツフィルタ116を通過する際に、これらフィルタ102,97b,98dにより捕集しなかった細塵が捕集される。
この後、吸込風は、隔壁26の連通口を介して電動送風機27へと吸い込まれ、この電動送風機27を通過して排気風となり、本体ケース25の排気口から掃除機本体13の外部へと廃棄される。
掃除が終了し、電気掃除機11を収納する際には、電動送風機27を停止させる。この電動送風機27の停止により、各シャッタ105が自重で前方下側へと回動することで開口部99fが開く。この状態で、塵落とし部119が所定時間作動し、プリーツフィルタ116に捕集した細塵を落下除去し、傾斜板部117cを介して開口部99fへと導き、細塵捕集室78へと捕集する。なお、塵落とし部119は、例えば電動送風機27を起動させる直前などにも動作するようにしてもよい。
この後、作業者は、電源コード31をコンセントから取り外し、コード巻取ボタン58を操作すると、電源コード31がコードリールへと巻き取られる。
また、集塵カップ36に捕集した塵埃が所定量以上溜まった場合には、作業者は掃除機本体13の蓋体43を開き、把持ハンドル93を把持して集塵カップ36を本体集塵室35から取り外し、把持ハンドル93を把持した手の親指などによってごみ箱などの上方で開閉操作ボタン86を操作することでカップ蓋73が開いて、塵埃廃棄口85から粗塵捕集室75に捕集した粗塵と、細塵捕集室78に捕集した細塵とが廃棄される。
この後、作業者は中ケース72をカップ本体部71に取り付けた状態でカップ蓋73を閉じ、掃除機本体13の本体集塵室35に集塵カップ36を再度取り付けて蓋体43を閉じる。
上述したように、上記一実施の形態によれば、主フィルタ102に上流側に突出する断面形状を有する突出部102aを設けることで、例えば主フィルタを平坦状に形成する場合と比較して主フィルタ102全体の外郭の大きさを変えることなく、集塵カップ36内の限られたスペースの中で主フィルタ102の表面積を拡大できるとともに、この主フィルタ102を吸気口100から鋭角状に直接空気が吹き付けられる位置に配置することで、吸気口100から吹き付けられる空気によって主フィルタ102に捕集した塵埃を容易に除去できる。
そして、このように主フィルタ102の表面積を確保できることにより、電気掃除機11としての吸引力を確保できるとともに、集塵カップ36および電気掃除機11が必要以上に大型化することもない。
また、突出部102aの先端を、吸気口100の中心軸の延長上に位置させることで、吸気口100から吸い込んだ吸込風によって、突出部102aの傾斜面102c,102cに付着した塵埃を、略均等に除去できるとともに、集塵カップ36の見栄えも向上する。
さらに、突出部102aは、吸気口100から吸い込んだ空気の流れである矢印A方向に沿って形成されているので、傾斜面102c,102cに沿って平行に空気が流れ、この突出部102aに塵埃が付着しにくい。したがって、突出部102aの傾斜面102c,102cにより、粗塵捕集室75内での乱流を抑制できるとともに、突出部102aの特に上部を、目詰まりしにくい延命用のフィルタとして有効に利用できる
そして、主フィルタ102を金属フィルタとすることで、静電気による塵埃の付着を抑制できる。
また、主フィルタ102の突出部102aの上部を吸気口100内に挿入することにより、主フィルタ102の表面積をより拡げることができるとともに、この主フィルタ102の突出部102aに付着した塵埃を、吸気口100から吸い込んだ吸込風によって、より効率よく除去できる。
さらに、突出部102aの吸気口100に挿入されない外部の位置に平坦部102bを連続して形成することにより、主フィルタ102の表面積を確保できる。
しかも、突出部102aは、主フィルタ102の下端部まで連続して形成しているので、突出部102aの下部と平坦部102bとの間などに段差が形成されることがなく、このような段差での塵埃の詰まりなどをも防止できる。
そして、主フィルタ102は、メッシュ状の1枚の金属板を折り曲げて形成できるので、部品点数を最小限に抑制できる。
なお、上記一実施の形態において、主フィルタ102は、平坦部102bに代えて、突出部102aと同様に上流側に突出した補助突出部を例えば複数形成してもよい。この場合には、主フィルタ102の表面積をより広く確保できる。
また、主フィルタ102は、合成樹脂などにより形成してもよい。
さらに、電気掃除機11としては、キャニスタ型に限らず、例えばアップライト型、ハンディ型、あるいは自律走行型のものなどでも対応して用いることが可能である。
本発明の一実施の形態の電気掃除機を一部を切り欠いて示す側面図である。 同上電気掃除機の集塵装置を下側から示す斜視図である。 同上電気掃除機の掃除機本体の蓋体を開いた状態を示す斜視図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。
符号の説明
11 電気掃除機
75 集塵室として粗塵捕集室
100 吸気口
102 濾過フィルタとしての主フィルタ
102a 突出部
102b 平坦部

Claims (5)

  1. 集塵室と、
    この集塵室に対して空気を吸い込む吸気口と、
    上流側に突出する断面形状を有する突出部を備え、前記吸気口から鋭角状に直接空気が吹き付けられる位置で前記集塵室に配置された濾過フィルタと
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 突出部の先端は、吸気口の中心軸の延長上に位置している
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 濾過フィルタは、金属フィルタである
    ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 吸気口は、筒状に形成され、
    濾過フィルタは、少なくとも一部が前記吸気口内に挿入されている
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。
  5. 濾過フィルタは、突出部の一部のみが吸気口内に挿入され、この吸気口の外部の位置に突出部に連続する平坦部を備えている
    ことを特徴とした請求項4記載の電気掃除機。
JP2008171639A 2008-06-30 2008-06-30 電気掃除機 Expired - Fee Related JP5258421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008171639A JP5258421B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008171639A JP5258421B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010005340A true JP2010005340A (ja) 2010-01-14
JP5258421B2 JP5258421B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=41586486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008171639A Expired - Fee Related JP5258421B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5258421B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55155622A (en) * 1979-05-21 1980-12-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd Vacuum cleaner
JPS57161954U (ja) * 1981-04-06 1982-10-12
JP2005131135A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Toshiba Tec Corp 電気掃除機
JP2007190416A (ja) * 2007-04-23 2007-08-02 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
JP2008023217A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55155622A (en) * 1979-05-21 1980-12-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd Vacuum cleaner
JPS57161954U (ja) * 1981-04-06 1982-10-12
JP2005131135A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Toshiba Tec Corp 電気掃除機
JP2008023217A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機
JP2007190416A (ja) * 2007-04-23 2007-08-02 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5258421B2 (ja) 2013-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4241493B2 (ja) 掃除機用集塵装置
JP4251655B2 (ja) 電気掃除機
WO2010001674A1 (ja) 電気掃除機
JP2008194177A (ja) 電気掃除機
JP3949615B2 (ja) 電気掃除機
JP4901569B2 (ja) 集塵装置および電気掃除機
JP6430112B2 (ja) 電気掃除機
JP5086859B2 (ja) 電気掃除機
JP5911230B2 (ja) 電気掃除機
JP2008011985A (ja) 集塵容器および電気掃除機
JP5258421B2 (ja) 電気掃除機
JP5258438B2 (ja) 電気掃除機
JP5388717B2 (ja) 集塵装置および電気掃除機
JP2009201568A (ja) 電気掃除機
JP4738063B2 (ja) 電気掃除機
KR101282536B1 (ko) 집진 장치 및 전기 청소기
JP2004194806A (ja) 電気掃除機
JP5172415B2 (ja) 電気掃除機
JP2006334220A (ja) 電気掃除機およびその集塵装置
JP4664744B2 (ja) 電気掃除機
JP2008142255A (ja) 集塵装置および電気掃除機
JP5801131B2 (ja) 電気掃除機
JP2011010742A (ja) 集塵装置および電気掃除機
JP2009233051A (ja) 電気掃除機
JP2010022575A (ja) 電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130423

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5258421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees