JP2010005143A - 骨折用内固定器具 - Google Patents

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【課題】骨の脆弱部にも使用可能な骨折用内固定器具を提供すること。
【解決手段】本発明の骨折用内固定器具は、骨折箇所を含む骨を貫通するように骨に刺入されるシャフトと、前記シャフトを挿通される貫通孔を有し、骨折箇所近傍の骨の表面にあてがわれるプレートと、前記シャフトの第1の端部に固定され、前記貫通孔において前記シャフトの第1の端部と前記プレートとを固定する第1の止め具と、前記シャフトの第2の端部に固定される第2の止め具とを有する。本発明の骨折用内固定器具は、前記プレートおよび前記第2の止め具で骨折箇所を含む骨を挟みこむことで骨折箇所を固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、骨折箇所を整復固定する内固定器具に関する。
現在、わが国においてプレート固定による骨接合術のうちロッキングプレートを用いた骨接合術は半数以上を占めている。ロッキングプレートは、プレートとスクリュー(固定具)とを固定し、優れた角度安定性を実現することができる(例えば、特許文献1参照)。ロッキングプレートを用いた骨接合術は、骨折箇所の転移が生じにくく、骨粗鬆症の症例でも固定性がよいといわれている。また、ロッキングプレートを用いた骨接合術は、固定具を骨に圧着した状態で固定しなくても整復転移を生じないため、骨膜血行の面でも有利であるといわれている。
特開2002−153478号公報
ロッキングプレートを用いた骨接合術は、プレートとスクリューの角度安定性に依存して骨折箇所に対して荷重架橋を形成する固定方法であり、スクリューが刺入される骨の強度がスクリューによる応力集中に十分耐えられることが前提となっている。実際、スクリュー(固定具)自体の強度や、低密度海綿骨領域におけるスクリューの引き抜き強度ばかりが注目されている。
しかしながら、従来のロッキングプレートを用いた骨接合術には、骨の脆弱部(例えば、低密度海綿骨領域)に適用すると、スクリュー(固定具)による骨のせん断が生じてしまい、十分に固定できないという問題があった。また、関節内骨折に適用した場合には、関節面にステップオフやギャップが形成されたり、整復矯正損失が生じたりするという問題もあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、骨の脆弱部においても骨折箇所を強固に固定することができる骨折用内固定器具を提供することを目的とする。
本発明の骨折用内固定器具は、骨折箇所を含む骨を貫通するように骨に刺入されるシャフトと、前記シャフトを挿通される貫通孔を有し、骨折箇所近傍の骨の表面にあてがわれるプレートと、前記シャフトの第1の端部に固定され、前記貫通孔において前記シャフトの第1の端部と前記プレートとを固定する第1の止め具と、前記シャフトの第2の端部に固定される第2の止め具とを有する。本発明の骨折用内固定器具は、前記プレートおよび前記第2の止め具で骨折箇所を含む骨を挟みこむことで骨折箇所を固定する。
本発明によれば、骨の強度に依存することなく、プレートと第2の止め具で骨を挟み込むことにより骨折箇所を固定するため、骨の脆弱部においても骨折箇所を強固に固定することができる。
本発明の骨折用内固定器具は、(1)骨折箇所を含む骨を貫通するように骨に刺入されるシャフトと、(2)前記シャフトを挿通される貫通孔を有し、骨折箇所近傍の骨の表面にあてがわれるプレートと、(3)前記シャフトの第1の端部に固定され、前記プレートの貫通孔において前記シャフトの第1の端部と前記プレートとを固定する第1の止め具と、(4)前記シャフトの第2の端部に固定される第2の止め具とを有する。本発明の骨折用内固定器具は、プレート(および第1の止め具)と第2の止め具とで骨を挟みこむことで骨折箇所を強固に固定することを特徴とする(図1参照)。
本明細書において「シャフトの端部」とは、シャフトの先端だけではなくその近傍を含む部位を意味する。より具体的には、シャフトを骨に貫通させた場合に骨の外に現れる2つの部位のうち、一方を「シャフトの第1の端部」と称し、他方を「シャフトの第2の端部」と称する。
シャフトは、骨折箇所を含む骨を貫通するように骨に刺入される棒状の部材である。シャフトの長さは、骨に刺入された際に両端が骨の外に出る長さであれば特に限定されず、刺入される骨の太さなどに応じて適宜設定される。長めのシャフトを骨に刺入した後に余分な部分を切除するようにしてもよい。シャフトの太さは、2つの止め具で骨を挟み込んだ際に十分な強度を発揮しうる太さであれば特に限定されず、シャフトの材料などに応じて適宜設定される。シャフトの材料は、十分な強度および生体適合性があれば特に限定されず、例えばチタンなどの生体適合性金属である。例えば、チタン製のシャフトを橈骨遠位端の骨折に適用する場合、シャフトの長さは30〜100mm程度、シャフトの太さは0.7〜2.5mm程度であればよい。また、チタン製のシャフトを橈骨遠位端以外の部位の骨折に適用する場合、シャフトの長さは50〜150mm程度、シャフトの太さは2.0〜7.0mm程度であればよい。第1の止め具または第2の止め具に雌ネジが形成されている場合は、この雌ネジに螺合可能な雄ネジがシャフトに形成されていることが好ましい(実施の形態1,2参照)。
プレートは、いわゆるロッキング機構を備えた骨固定用プレートであり、シャフトを挿通される貫通孔と、1または2以上のスクリュー孔とを有する。このプレートは、骨折箇所近傍の骨の表面にあてがわれ、スクリューで固定される。プレートの大きさおよび形状は、骨折箇所に応じて適宜設定される。プレートの材料は、十分な強度および生体適合性があれば特に限定されず、例えばチタンなどの生体適合性金属である。
貫通孔は、ロッキング機構によりシャフトを所望の角度で固定するための孔である。貫通孔の位置および数は、プレートの形状や骨折箇所などに応じて適宜設定される。貫通孔の形状および直径は、第1の止め具の形状やシャフトの太さなどに応じて適宜設定される。
スクリュー孔は、プレートを骨に固定するスクリューを螺入するための孔である。スクリュー孔の位置および数は、プレートの形状や骨折箇所などに応じて適宜設定される。スクリュー孔の直径は、使用するスクリューに応じて適宜設定される。スクリュー孔は、皿もみされていることが好ましく、球面孔であることが特に好ましい。
プレートを骨に固定するためのスクリューは、例えば皿小ネジである。スクリューの長さおよび太さは、刺入される骨の部位などに応じて適宜設定される。スクリューの材料は、生体適合性があれば特に限定されず、例えばチタンなどの生体適合性金属である。
第1の止め具は、シャフトをプレートに対して所望の角度に傾けた状態で、シャフトの第1の端部と前記プレートとを固定する。第1の止め具の材料は、生体適合性があれば特に限定されず、例えばチタンなどの生体適合性金属である。後述する実施の形態に示すように、第1の止め具は2以上の部材から構成されていてもよい。
ロッキング機構は、プレートの貫通孔と第1の止め具とを組み合わせて使用することで実現される。ロッキング機構を実現するための構成は特に限定されない。通常、プレートの貫通孔には、雌ネジが形成されたザグリ穴と、ザグリ穴に続く球面孔(球面座を有する孔)が形成される。この場合、第1の止め具は、貫通孔の球面座に隙間無く接触しうる形状の球面部材、およびザグリ穴の雌ネジに螺合可能な雄ネジを有する止めネジを含む。ロッキング機構を実現するための具体的な構成例を後述する実施の形態において説明する。
第2の止め具はシャフトの第2の端部に固定される部材である。第2の止め具は、シャフトに固定されうるものであれば特に限定されず、例えばナットなどである。第2の止め具の大きさおよび形状は、特に限定されず、接触する骨の強度などに応じて適宜設定される。すなわち、接触する骨の強度が低い場合は、骨にかかる圧力を分散させる観点から接触面積が大きいほうが好ましい。同様の観点から、第2の止め具と骨との間に別個のプレートやワッシャーなどを配置してもよい。このとき、プレートまたはワッシャーが大きすぎると皮切長が長くなるとともに設置性が低下してしまうため、プレートおよびワッシャーの大きさは皮切長および設置性に考慮して適宜設定することが好ましい。例えば、ワッシャーを配置する場合、ワッシャーの径は3〜8mm程度が好ましい。第2の止め具の材料は、生体適合性があれば特に限定されず、例えばチタンなどの生体適合性金属である。
以下、図面を参照して本発明の骨折用内固定器具をより詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の骨折用内固定器具の構成を示す図である。実施の形態1の骨折用内固定器具は、橈骨遠位端骨折用の骨折用内固定器具である。図1(A)は、骨折用内固定器具全体の模式図、図1(B)は、骨折用内固定器具の使用例を示す模式図である。
図1(A)に示されるように、骨折用内固定器具100は、シャフト110、プレート120、第1の止め具130(不図示)、および第2の止め具140を有する。
図1(B)に示されるように、シャフト110は、骨折箇所151を含む骨150を貫通するように骨150に刺入される。また、プレート120は、スクリューにより骨折箇所151近傍の骨150の表面に固定される。シャフト110の一方の端部(第1の端部)にはプレート120および第1の止め具130が固定され、他方の端部(第2の端部)には第2の止め具140が固定される。結果として、骨150は、プレート120(および第1の止め具130)と第2の止め具140との間に挟まれ、骨折箇所151は強固に固定される。
図2(A),(B)は、シャフト、第1の止め具および第2の止め具の側面図、図2(C)は、プレートの貫通孔付近の部分拡大断面図である。
シャフト110aは、骨150を貫通しうる長さの棒状の部材であり、第1の端部(図中左側)および第2の端部(図中右側)ともに雄ネジが形成されている。
第1の止め具130aは、ボール(球面部材)131および止めネジ132から構成される。ボール131は、プレートの貫通孔121に形成された球面座122に球面接触しうる形状の部材であり、シャフト110aの雄ネジに螺合可能な雌ネジを有する貫通孔が形成されている。シャフト110aをボール131の貫通孔に螺入してボール131をシャフト110aに固定し、このボール131をプレートの球面座122に球面接触させることで、プレート120に対するシャフト110aの角度を調整(例えば、±30度程度)することができるようになる(図2(B)参照)。プレート120に対するシャフト110aの角度を所望の角度に調整した状態で止めネジ132をプレートの貫通孔121のザグリ穴に螺入することで、所望の角度でシャフト110aをプレート120に強固に固定することができる(図2(C)参照)。
第2の止め具140aは、シャフト110aの雄ネジに螺合可能な雌ネジを有するナットであり、シャフト110aの第2の端部の雄ネジに螺入されてシャフト110aに固定される。
図3は、プレート120の一例を示す模式図である。図3(A)は、スリット付きのプレート120の平面図、図3(B)は、スリット無しのプレート120の平面図である。いずれのプレート120においても、すべての孔がスクリュー孔として使用可能であり、遠位側(図中上側)の6つの孔は貫通孔121としても使用可能である。遠位側(図中上側)の6つの孔(貫通孔121)には、雌ネジが形成されたザグリ穴と、ザグリ穴に続く球面孔(球面座を有する孔)が形成されている。
次に、本発明の骨折用内固定器具の使用方法について説明する。
まず、皮膚を切開して予め判明している骨折箇所近傍の骨150の表面にプレート120をあてがう。このとき、骨折箇所151をまたぐようにプレート120をあてがう必要は特にない。プレート120を適切な位置にあてがった後、スクリューをスクリュー孔を通して骨150に螺入してプレート120を骨150の表面に固定する。このとき、スクリューができるだけ骨軸に直角になるようにして固定力の強化を図ることが好ましい。
次いで、第1の端部にボール131が固定されたシャフト110aを、第2の端部側からプレートの貫通孔121を通して骨150内に刺入し、シャフト110aを骨150に貫通させる。このとき、シャフト110aが骨折箇所151を通過するようにシャフト110aを骨150内に刺入する(図1(B)参照)。
シャフト110aが骨150の所定の部位に刺入された後、プレートの貫通孔121のザグリ穴に、止めネジ132を螺入してボール131を押さえ付ける。その結果、シャフト110aは、特定方向を向いた状態で固定される。
次いで、骨150を貫通して現れているシャフト110aの第2の端部に第2の止め具(ナット)140aをねじ込む。このとき、必要に応じて第2の止め具140aと骨150との間に別個のプレートやワッシャーなどを配置してもよい。最後に、第1の止め具130aおよび第2の止め具140aからはみ出したシャフト110aを切断した後、皮膚を縫合して骨折が治癒するまでこの状態を維持する。
以上の手順により、骨折箇所を含む骨150はプレート120および第1の止め具130aと第2の止め具140aとの間に挟まれ、骨折箇所は強固に固定される。
(実施の形態2)
実施の形態1では、第1の止め具の球面部材(ボール)をネジ固定する骨折用内固定器具の例を示した。実施の形態2では、第1の止め具の球面部材(ピンヘッド)をテーパー勘合で固定する骨折用内固定器具の例を示す。実施の形態1の骨折用内固定器具と同じ構成要素については同一の符号を付し、重複箇所の説明を省略する。
図4(A),(B)は、実施の形態2の骨折用内固定器具のシャフト、第1の止め具および第2の止め具の側面図、図4(C)は、プレートの貫通孔付近の部分拡大断面図である。
シャフト110bは、第2の端部のみに雄ネジが形成されている点を除いては、実施の形態1で説明したシャフトと同じである。
第1の止め具130bは、ピンヘッド(球面部材)231、ホルダーリング232および止めネジ233から構成される。ピンヘッド231は、プレートの貫通孔121に形成された球面座122に球面接触しうる形状の部材であり、その内部に貫通孔が形成されている。図5に示されるように、ピンヘッド231にはスリット234が形成されており、ピンヘッド231とホルダーリング232がテーパー勘合することでこのスリット234が閉じ、ピンヘッド231がシャフト110bに固定される。シャフト110bに固定されたピンヘッド231をプレートの球面座122に球面接触させることで、プレート120に対するシャフト110bの角度を調整(例えば、±30度程度)することができるようになる(図4(B)参照)。プレート120に対するシャフト110bの角度を所望の角度に調整した状態で止めネジ233をプレートの貫通孔121のザグリ穴に螺入することで、所望の角度でシャフト110bをプレート120に強固に固定することができる(図4(C)参照)。
第2の止め具140aは、実施の形態1で説明した第2の止め具(ナット)と同じである。
実施の形態2の骨折用内固定器具の使用方法は、第1の止め具130bの固定方法が異なる点(テーパー勘合で固定)以外は実施の形態1の骨折用内固定器具と同様である。
(実施の形態3)
実施の形態1では、第1の止め具の球面部材(ボール)および第2の止め具をネジ固定する骨折用内固定器具の例を示した。実施の形態3では、第1の止め具の球面部材(ボール)および第2の止め具をカシメ固定する骨折用内固定器具の例を示す。実施の形態1の骨折用内固定器具と同じ構成要素については同一の符号を付し、重複箇所の説明を省略する。
図6(A),(B)は、実施の形態3の骨折用内固定器具のシャフト、第1の止め具および第2の止め具の側面図、図6(C)は、プレートの貫通孔付近の部分拡大断面図である。
シャフト110cは、雄ネジが形成されていない点を除いては、実施の形態1で説明したシャフトと同じである。
第1の止め具130cは、ボール(球面部材)331および止めネジ332から構成される。ボール331は、プレートの貫通孔121に形成された球面座122に球面接触しうる形状の部材であり、その内部に貫通孔が形成されている。また、図6(A)に示されるように、ボール331にはスリットが形成されている。シャフト110cをボール331の貫通孔に挿入してボール331をシャフト110cにカシメ固定し、このボール331をプレートの球面座122に球面接触させることで、プレート120に対するシャフト110cの角度を調整(例えば、±30度程度)することができるようになる(図6(B)参照)。プレート120に対するシャフト110cの角度を所望の角度に調整した状態で止めネジ332をプレートの貫通孔121のザグリ穴に螺入することで、所望の角度でシャフト110cをプレート120に強固に固定することができる(図6(C)参照)。
第2の止め具140cは、貫通孔およびスリットを有する部材であり、シャフト110cの第2の端部を挿入されてシャフト110cにカシメ固定される。
実施の形態3の骨折用内固定器具の使用方法は、第1の止め具130cおよび第2の止め具140cの固定方法が異なる点(カシメ固定)以外は実施の形態1の骨折用内固定器具と同様である。
以上のように、本発明の骨折用内固定器具は、プレート(および第1の止め具)と第2の止め具とで骨を挟み込むことにより、従来の骨折用内固定器具よりも強固に骨折箇所を固定できるだけでなく、挟まれた骨(骨折箇所を含む)の剛性を高めることもできる。
また、本発明の骨折用内固定器具は、プレート(および第1の止め具)と第2の止め具とで骨を挟み込むことによりシャフトに張力が働くため、従来の骨折用内固定器具のスクリューよりも細いシャフトを用いても十分な強度を確保することができる。細いシャフトを用いることで、本発明の骨折用内固定器具は、粉砕骨折の小骨片を固定したり、数ミリ程度しかない軟骨下骨内にシャフトを的確に刺入したりすることができる。したがって、本発明の骨折用内固定器具は、関節内骨折や関節近傍骨折などについても整復することができる。
また、本発明の骨折用内固定器具は、プレートおよび第2の止め具(または別個のプレート)の面積を大きくし、骨にかかる圧力を分散させることで、骨粗鬆症などの症例のような被薄な皮質骨領域、低密度海面骨領域においても強固に固定することができる。
また、本発明の骨折用内固定器具は、最小侵襲プレート骨接合術(Minimally Invasive [Percutaneous] Plate Osteosynthesis)にも適用することができる。
本発明の骨折用内固定器具は、例えば、骨粗鬆症の患者が骨折したときに骨折箇所を固定する内固定器具として有用である。
実施の形態1の骨折用内固定器具の構成を示す図である。 (A),(B)は実施の形態1の骨折用内固定器具のシャフト、第1の止め具および第2の止め具の側面図であり、(C)は、実施の形態1の骨折用内固定器具のプレートの貫通孔付近の部分拡大断面図である。 実施の形態1の骨折用内固定器具のプレートの模式図である。 (A),(B)は実施の形態2の骨折用内固定器具のシャフト、第1の止め具および第2の止め具の側面図であり、(C)は、実施の形態2の骨折用内固定器具のプレートの貫通孔付近の部分拡大断面図である。 実施の形態2の骨折用内固定器具の第2の止め具の拡大模式図である。 (A),(B)は実施の形態3の骨折用内固定器具のシャフト、第1の止め具および第2の止め具の側面図であり、(C)は、実施の形態3の骨折用内固定器具のプレートの貫通孔付近の部分拡大断面図である。
符号の説明
100 骨折用内固定器具
110 シャフト
120 プレート
121 貫通孔
122 球面座
130 第1の止め具
131 ボール(球面部材)
132 止めネジ
140 第2の止め具
150 骨
151 骨折箇所
231 ピンヘッド(球面部材)
232 ホルダーリング
233 止めネジ
234 スリット
331 ボール
332 止めネジ

Claims (2)

  1. 骨折箇所を含む骨を貫通するように骨に刺入されるシャフトと、
    前記シャフトを挿通される貫通孔を有し、骨折箇所近傍の骨の表面にあてがわれるプレートと、
    前記シャフトの第1の端部に固定され、前記貫通孔において前記シャフトの第1の端部と前記プレートとを固定する第1の止め具と、
    前記シャフトの第2の端部に固定される第2の止め具と、
    を有し、
    前記プレートおよび前記第2の止め具で骨折箇所を含む骨を挟みこむことで骨折箇所を固定する、
    骨折用内固定器具。
  2. 前記貫通孔は、球面座および雌ネジを有し、
    前記第1の止め具は、
    前記シャフトに固定され、かつ前記球面座と球面接触する球面部材と、
    外周に雄ネジが形成されており、前記貫通孔に螺入されて前記球面部材と前記球面座との接触状態を固定する止めネジと、
    を有する、
    請求項1に記載の骨折用内固定器具。
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