JP2004313514A - 骨プレート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】骨の幹部に当てられる幹板部と、骨の遠位端部(2b)又は近位端部に当てられる頭板部(1b)とを備え、幹板部と頭板部(1b)のそれぞれに骨ネジ(5)又は骨ピンを挿入するための少なくとも一個の貫通穴(13)が形成された骨プレートにおいて、全部又は一部の貫通穴(13)の入口側と出口側に球状凹面(13a)と雌ネジ(13b)がそれぞれ形成され、球状凸面(10)が頭部(5c)の下面に形成された骨ネジ(5)又は骨ピンの軸部(5b)がこの貫通穴(13)に遊貫される場合に頭部(5c)の球状凸面(10)が上記球状凹面(13a)に滑動自在に嵌り込み、雄ネジが頭部の側面に形成された骨ネジ又は骨ピンの軸部が貫通穴(13)に遊貫される場合は頭部の雄ネジが上記雌ネジ(13b)に螺合するようにした。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、橈骨等の骨折部に取り付けられる骨プレートに関する。
【0002】
【従来の技術】
橈骨の遠位端部(心臓から遠い方の端部)、上腕骨の近位端部(心臓に近い方の端部)等は骨折しやすく、従来これらの骨折の治療に骨プレートが用いられている。この骨プレートは、骨の幹部に当てられる幹板部と、骨の遠位端部又は近位端部に当てられる頭板部とを備えており、幹板部と頭板部のそれぞれに骨ネジ又は骨ピンを挿入するための貫通穴が形成されている。例えば、橈骨の遠位端部の骨折を治療する場合は、骨折線を跨ぐように骨プレートの頭板部と幹板部を橈骨の遠位端部と幹部に当て、貫通穴に骨ネジや骨ピンを通して橈骨に埋め込み、骨プレートを介して遠位端部の骨断片を幹部に固定する(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、骨プレートの幹板部にはその長手方向に伸びる長穴の貫通穴が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。骨折線を跨ぐように骨プレートの頭板部と幹板部を橈骨の遠位端部と幹部に当て、長穴の貫通穴に骨ネジを通して橈骨に緩く埋め込んだ後、遠位端部と幹部とに引張力を加えると、腱、筋肉による引張力に抗して骨ネジの頭部が長穴内をスライドし遠位端部が骨折線を挟んで幹部から適正な位置に位置決めされる。その後、骨ネジを強く締め付けると、遠位端部と幹部が正常な位置関係で骨プレートに固定され、これにより骨の萎縮が防止される。
【0004】
【特許文献1】
特表2000−512186号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来における骨プレートの貫通穴に通す骨ネジは骨プレート上への突出量を少なくするためその頭部を皿頭とし、貫通穴は皿穴としている。そのため、骨ネジを骨にねじ込んだ場合に、骨ネジの皿頭が皿穴に合致しないときは骨プレートと骨との間に無理な力がかかり、骨折部を適正に固定し難くなる場合がある。また、骨ネジの皿頭を皿穴に合致させようとすると、骨ネジの向きに制約を受け骨断片に骨ネジを通しにくくなる場合がある。
【0006】
また、腱等の引っ張りに抗して骨ネジの頭部を長穴内でスライドさせ遠位端部の骨断片と幹部とを適正位置まで引き離す場合は、腱等の引っ張りに抗して骨断片を保持しつつ骨ネジを回す操作をしなければならないので、作業が面倒であり、しかも骨ネジをねじ込む際に骨断片又は幹部が正常位置からずれるおそれがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、骨(2)の幹部(2a)に当てられる幹板部(1a,15a)と、骨(2)の遠位端部(2b)又は近位端部に当てられる頭板部(1b,15b)とを備え、幹板部(1a,15a)と頭板部(1b,15b)のそれぞれに骨ネジ(4,5)又は骨ピン(3)を挿入するための少なくとも一個の貫通穴(11,12,13)が形成された骨プレート(1,15)において、幹板部(1a,15a)における貫通穴(11,12)の入口側に凹状座面(11a,12a)が形成され、頭板部(1b,15b)における貫通穴(13)の入口側と出口側に凹状座面(13a)と雌ネジ(13b)がそれぞれ形成され、球状凸面(10)が頭部(5c)の下面に形成された骨ネジ(5)又は骨ピンの軸部(5a)がこの貫通穴(13)に遊貫される場合は頭部(5c)の球状凸面(10)が上記凹状座面(13a)に滑動自在に嵌り込むようにし、雄ネジ(7)が頭部(3c,4c)の側面に形成された骨ネジ(4)又は骨ピン(3)の軸部(4a,3a)が頭板部の貫通穴(13)に遊貫される場合は頭部(3c,4c)の雄ネジ(7)が上記雌ネジ(13b)に螺合するようにした骨プレート(1,15)を採用する。
【0008】
この請求項1に係る発明によれば、骨プレート(1,15)の幹板部(1a,15a)と頭板部(1b,15b)を骨(2)の幹部(2a)と遠位端部(2b)又は近位端部に当てたうえで、骨ネジ(4,5)又は骨ピン(3)を各部の貫通穴(11,12,13)から骨(2)に通すことにより、骨折した遠位端部(2b)又は近位端部を幹部(2a)に接合することができる。骨ネジ(5)又は骨ピンとして頭部(5c)の下面に球状凸面(10)が形成されたものを用いる場合は、その軸部(5a)を貫通穴(13)に遊貫せしめ骨(2)に通すと、頭部(5c)の球状凸面(10)が骨プレート(1,15)の凹状座面(11a,12a,13a)に滑動自在に嵌り込むので、骨ネジ(5)又は骨ピンの向きを自在に決定して骨断片(2c)を捕捉することができ、頭部(5c)の骨プレート(1,15)上への突出量も低減する。また、骨ネジ(4)又は骨ピン(3)として頭部(4c,3c)の側面に雄ネジ(7)が形成されたものを用いる場合は、その軸部(4a,3a)を貫通穴(13)に遊貫せしめ骨(2)に通すと、頭部(4c,3c)の雄ネジ(7)を骨プレート(1,15)の雌ネジ(13b)に螺合させることができるので、骨ネジ(4)又は骨ピン(3)を骨プレート(1,15)に一定の位置及び姿勢で固定することができる。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の骨プレート(15)において、頭板部(15b)が幹板部(15a)に対して10度〜30度の角度で反っている骨プレート(15)を採用する。
【0010】
この請求項2に係る発明によれば、頭板部(15b)が幹板部(15a)に対して反り角(θ)が10度〜30度となるように反っているので、例えば橈骨(2)の遠位端部(2b)と幹部(2a)の表面に沿うように骨プレート(15)を当てることができ、骨(2)を適正に固定することができる。
【0011】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の骨プレート(1,15)において、幹板部(1a,15a)に形成される少なくとも一個の貫通穴(12)が幹板部(1a,15a)の長手方向に伸びる長穴として形成され、この長穴の入口側の凹状座面(12a)が上記頭板部(1b,15b)から離れるに連れて徐々に深くなるように形成された骨プレート(1,15)を採用する。
【0012】
この請求項3に係る発明によれば、骨ネジ(5)の軸部(5a)を貫通穴(12)に凹状座面(12a)の浅い箇所から遊貫せしめて骨(2)に仮止めし、その後骨ネジ(5)をきつく締め付けると、骨ネジ(5)の頭部(5c)の球状凸面(10)が貫通穴(12)の長穴内を反頭板部側にスライドし、骨ネジ(5)が腱等による引っ張り力に抗するように幹部(2a)を遠位端部(2b)又は近位端部から適正距離だけ引き離し、同時に骨ネジ(5)の頭部(5c)が凹状座面(12a)の深い箇所に嵌まり込んで停止する。従って、骨ネジ(5)を締め付ける作業と、幹部(2a)を遠位端部(2b)又は近位端部から引き離す作業とが同時に行われることとなり、骨折の治療が円滑化される。
【0013】
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の骨プレート(1,15)において、凹状座面(11a,12a,13a)が球面形とされた骨プレートを採用する。
【0014】
この請求項4に係る発明によれば、凹状座面(11a,12a,13a)が球面形であるから、骨ネジ(5)又は骨ピンの頭部(5c)が凹状座面(11a,12a,13a)上で滑動し、従って軸部(5a)を所望の向きに通して骨断片(2c)を捕捉しやすくなり、また、骨ネジ(5)又は骨ピンの頭部(5c)が骨プレート(1,15)の表面から大きく突出しないようにすることができる。
【0015】
また、請求項5に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の骨プレートにおいて、頭板部(1b,15b)に仮止めピンを挿入する仮止め孔(14)が設けられた骨プレート(1,15)を採用する。
【0016】
この請求項5に係る発明によれば、骨ネジ(4,5)又は骨ピン(3)の装着に先立ち仮止め孔(14)から骨(2)の遠位端部(2b)又は近位端部に仮止めピンを通し、遠位端部(2b)又は近位端部を骨プレート(1,15)に仮止めすることができるので、骨ネジ(4,5)又は骨ピン(3)を骨(2)及び骨プレート(1,15)に正確に装着することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
<実施の形態1>
図1及び図2に例示する骨プレート1は、図10に示すように、左手の橈骨2における遠位端部2bの骨折を治療するためのもので、橈骨2の幹部2aに当てられる幹板部1aと、橈骨2の遠位端部2bに当てられる頭板部1bとを備える。幹板部1aと頭板部1bは略T字形を呈するように連なり、全体として一枚の薄い金属板で形成される。金属材料としては骨の弾性係数に近い例えば純チタンやチタン合金が使用される。この骨プレート1は図3乃至図5に示すような形状の骨ネジ4,5、骨ピン3を用いることで骨折線Aを跨ぐように骨に固定され、これにより骨同士が繋ぎ合わせられる。
【0019】
図3乃至図5は、骨プレート1の固定に用いられる各種の骨ネジ、骨ピンを示す。
【0020】
図3に示す骨ピン3の軸部3aは平滑な表面を有し凸状の先端3bを有する。頭部3cは軸部3aの後端上で膨出し、頭部3cの上端にはこの骨ピン3を操作する際にドライバ等の工具(図示せず)を係止するための係止溝6が形成され、頭部3cの周面の下半分には骨プレート1に螺合する雄ネジ7が形成される。係止溝6は六角孔、八角孔、星型孔等であってもよい。
【0021】
図4に示す第一の骨ネジ4の軸部4aは骨に螺入するための雄ネジ8を周面に有し、凸状の先端4bを有する。凸状の先端4bにはタッピング溝9が必要に応じて形成される。頭部4cは骨ピン3と同様に、軸部4aの後端上で膨出し、頭部4cの上端にはこの骨ネジ4を回転操作する際に工具を係止するための係止溝6が形成され、頭部4cの周面の下半分には骨プレート1に螺合する雄ネジ7が形成される。係止溝6は六角孔、八角孔、星型孔等であってもよい。
【0022】
図5に示す第二の骨ネジ5の軸部5aは、第一の骨ネジ4と同様に、骨に螺入するための雄ネジ8を周面に有し、凸状の先端5bを有する。凸状の先端5bにはタッピング溝9が必要に応じて形成される。頭部5cは軸部5aの後端上で膨出し、頭部5cの上端にはこの骨ネジ5を回転操作する際に工具を係止するための係止溝6が形成され、頭部5cの下面には球状凸面10が形成される。球状凸面10はその中心点が軸部5aの軸心上に来るように形成される。係止溝6は六角孔、八角孔、星型孔等であってもよい。
【0023】
上記骨ネジ4,5又は骨ピン3としては互いに大きさや形状の異なるものが用意される。例えば、後述するように骨プレート1の幹板部1aと頭板部1bにはそれぞれ異なる径の貫通穴が形成されるが、各径に応じた大きさの骨ネジ4,5や骨ピン3が用意される。また、図3乃至図5に示したもの以外の形状を有した骨ネジや骨ピンも使用可能であり、例えば図5に示す第二の骨ネジ5から軸部5aの雄ネジ8を除去した構成の骨ピンを使用することも可能である。
【0024】
図1及び図2に示すように、骨プレート1の幹板部1aと頭板部1bには、それぞれ骨ネジ4,5又は骨ピン3を挿入するための少なくとも一個の貫通穴が形成される。この実施の形態では、幹板部1aに三個の第一の貫通穴11と一個の第二の貫通穴12とが長手方向に所定の間隔で一列に形成され、頭板部1bには橈骨2の遠位端部2bに沿うように四個の第三の貫通穴13が所定の間隔で形成されると共に幹板部1a側に二個の第三の貫通穴13が所定の間隔で形成される。これらの貫通穴13の個数、形状、位置等は任意に変更可能である。
【0025】
第一の貫通穴11は、図1及び図2に示すように、第二の貫通穴12を間に置くように一列に所定の間隔で配置されるが、必要に応じて複数列で或いは千鳥形で配置される。第一の貫通穴11は各種の骨ネジ又は骨ピンの軸部が遊貫可能に形成されるが、この実施の形態では図5に示す第二の骨ネジ5を通すように形成される。この第一の貫通穴11は第二の骨ネジ5の軸部5aとの間に隙間が空くように形成される。第一の貫通穴11の各々の入口側には、第二の骨ネジ5における頭部5cの球状凸面10が滑動自在に嵌り込み得る凹状座面11aが形成される。第二の骨ネジ5の軸部5aが骨プレート1に対し傾斜しても第二の骨ネジ5の頭部5cは第一の貫通穴11の凹状座面11aに適正に嵌り込む。従って、骨は骨プレート1に正確に引き寄せられる。もちろんこの第一の貫通穴11には図3に示す骨ピン3又は図4に示す骨ネジ4を挿入することも可能であり、その場合も頭部3c,4cを凹状座面11a内で滑動させることにより軸部3a,4aを所望の向きに設定することができる。
【0026】
第二の貫通穴12は、図1及び図2に示すように、第一の貫通穴11,11間に配置される。もちろん第一の貫通穴11の列の端に配置してもよい。この貫通穴11は幹板部1aの長手方向に伸びる長穴として形成され、この長穴内で骨ネジ5は相対的に移動可能である。これにより、骨ネジ5を長穴から橈骨2の幹部2aに差し込んで仮止めした後に骨プレート1と幹部2aとを相対的にスライドさせることができる。この長穴の入口側には、骨ネジ5の頭部5cの球状凸面10が嵌り込む凹状座面12aが設けられる。この凹状座面12aは単なるテーパ面としてもよいが望ましくは球状凸面10と同じ球面形とされる。球状凸面10がこの凹状座面12aに嵌まり込むことにより、骨ネジ5の軸部5aは骨プレート1に対して自在に傾斜可能である。
【0027】
また、凹状座面12aは頭板部1bから離れるに連れて徐々に深くなるように形成される。これにより、図9中二点鎖線で示すように、骨ネジ5の軸部5aを貫通穴12に遊貫せしめて橈骨2の幹部2aに通し、頭部5cを骨プレート1の凹状座面12aの浅い箇所に侵入させて仮止めを行い、その後骨ネジ5を強く締め付けると、図9中実線で示すように、骨ネジ5の頭部5cが凹状座面12aを深い方にスライドし、同時に骨ネジ5が幹部2aを骨プレート1に圧着させる。すなわち、この長穴を通して骨ネジ5で幹部2aを骨プレート1の幹板部1aに緩く止め、骨プレート1の頭板部1bに遠位端部2bを固定した後、骨ネジ5をきつく締め付けると、骨ネジ5の頭部5cの球状凸面10が貫通穴12の長穴内を反頭板部側にスライドするので、骨ネジ5が腱等による引っ張り力に抗するように幹部2aを遠位端部2bから適正距離だけ引き離し、同時に骨ネジ5の頭部5cが凹状座面12aの深い箇所に嵌まり込んで幹部2aを強く締め付ける。このように、幹部2aを遠位端部2bから適正距離だけ引き離すことで骨の萎縮が防止される。
【0028】
第三の貫通穴13は、図1及び図2に示すように、頭板部1bの先端縁に沿って複数列で配置されるが、必要に応じて一列又は三列以上で配置される。第三の貫通穴13は橈骨2の遠位端部2bの骨折しやすい各部に対応して設けられる。
【0029】
第三の貫通穴13は図3乃至図5に例示される各種の骨ネジ4,5又は骨ピン3の軸部4a,5a,3aが遊貫可能に形成され、軸部4a,5a,3aとの間に隙間が空くように形成される。
【0030】
第三の貫通穴13の各々の入口側には、図5に例示した第二の骨ネジ5における頭部5cの球状凸面10が滑動自在に嵌り込み得る凹状座面13aが形成される。この凹状座面13aは単なるテーパ面としてもよいが望ましくは球状凸面10と同じ球面形とされ、球状凸面10と凹状座面13aは軸部4a,5a,3aの軸心上に来るように形成される。
【0031】
また、第三の貫通穴13の各々の出口側には、骨ピン3又は第一の骨ネジ4の頭部3c,4cの雄ネジ7が螺合する雌ネジ13bが形成される。この雌ネジ13bは第一の貫通穴11に形成し、第一の貫通穴11に骨ピンや骨ネジを固定するようにしてもよい。
【0032】
図7又は図8に示すように、骨ネジ4又は骨ピン3の頭部4c,3cの雄ネジ7を骨プレート1の雌ネジ13bに螺合させると、骨ネジ4又は骨ピン3を骨プレート1及び橈骨2に強固に固定することができる。
【0033】
また、図6に示すように、第二の骨ネジ5の頭部5cの球状凸面10は第三の貫通穴11の凹状座面11aの球面に滑動自在に嵌まり込むので、第二の骨ネジ5の軸部5aは骨プレート1及び橈骨2に対し設置する角度及び向きを自在に変え得る。これにより、図2に示すように、上記雌ネジ13bに螺合する骨ネジ4や骨ピン3では捕捉し難い骨断片2cを捕捉して骨本体側に固定することができる。
【0034】
図1及び図2に示すように、頭板部1bにおける第三の貫通穴13に沿った反幹板部側の箇所には、必要に応じて複数個の仮止め孔14が設けられる。仮止め孔14に図示しない仮止めピンを挿入し橈骨2の遠位端部2bに突き立てることにより、骨プレート1が橈骨2の遠位端部2bに仮止めされる。
【0035】
骨ネジ4,5又は骨ピン3の装着に先立ち仮止め孔14の箇所で遠位端部2bを骨プレート1に仮止めすることができるので、骨ネジ4,5又は骨ピン3を簡易かつ正確に装着することができる。仮止めピンは、仮止め孔14に挿入可能な釘様の細長い棒材である。
【0036】
次に、上記構成の骨プレートの作用の一例について説明する。
【0037】
図10に示すように、左手の橈骨2が骨折し、遠位端部2bが幹部2aから分断されたものとする。
【0038】
まず、左手の掌を上にして手首近傍を切開し、露出した橈骨2に向かって図1及び図2に示す骨プレート1を差し込み、骨プレート1の頭板部1bと幹板部1aを橈骨2の骨折線Aを跨ぐように遠位端部2bと幹部2aに当てる。
【0039】
次いで、ドリル等の穿孔具(図示せず)で幹部2aに下穴をあけ、図9中二点鎖線で示すように第二の貫通穴12を通して大型の第二の骨ネジ5を下穴に緩くねじ込む。そのとき第二の骨ネジ5の頭部5cは骨プレート1の凹状座面12aの浅い箇所に当てる。これにより、骨プレート1が幹部2aに仮止めされる。
【0040】
続いて、骨プレート1における第三の貫通穴13の雌ネジ13bに筒状のガイド(図示せず)をねじ込んで固定し、このガイドからドリル等の穿孔具(図示せず)を通し、遠位端部2bに第三の貫通穴13の貫通方向に下穴を形成する。骨ピン3又は第一の骨ネジ4を適宜選別し、この第三の貫通穴13を通して遠位端部2bに骨ピン3又は第一の骨ネジ4を突き立てる。そして、図7又は図8に示すように、それらの頭部3c,4cの雄ネジ7を骨プレート1側の雌ネジ13bに螺合せしめる。これにより、遠位端部2bが骨プレート1に固定される。
【0041】
また、骨プレート1における一個の第三の貫通穴13からドリル等の穿孔具(図示せず)を所望の向きに通し、図2に示す遠位端部2bからさらに細かく分離した骨断片2cへと下穴を形成する。そして、第二の骨ネジ5の頭部5cの係止溝6にドライバ等の工具(図示せず)を係止し、軸部5aの先端5bを下穴の開口に当て、工具の操作により軸部5aを回す。これにより、軸部5aが貫通穴13を通して下穴に螺入し、骨断片2cを引き寄せる。この引き寄せにより骨断片2cが遠位端部2bに接すると、図6に示すように頭部5cの球状凸部10が貫通穴13の球面形の凹状座部13a内に嵌まり込む。
【0042】
上記操作を繰り返して残りの第三の貫通穴13から遠位端部2bや他の骨断片に骨ピン3、第一の骨ネジ4又は第二の骨ネジ5を埋め込む。図10に示す例では骨プレート1の先端側の四個の第三の貫通穴13に骨ピン3、第一の骨ネジ4又は第二の骨ネジ5が通されているが、他の二個の第三の貫通穴13には骨折線Aの近傍であることから骨ピン3等が通されていない。
【0043】
このように、第二の骨ネジ5により遠位端部2b、骨断片2cを骨プレート1に引き寄せ、この引き寄せた遠位端部2bを骨プレート1に固定した骨ピン3又は第一の骨ネジ4で保持するので、遠位端部2bが骨プレート1及び幹部2aに対して適正な位置関係で強固に固定される。
【0044】
なお、第三の貫通穴13から遠位端部2bに骨ピン3、第一の骨ネジ4又は第二の骨ネジ5を埋め込む際、必要に応じて仮止め孔14に仮止めピン(図示せず)を挿入して橈骨2の遠位端部2bに突き立て、遠位端部2bを骨プレート1に仮止めする。
【0045】
次に、上記仮止めした骨ネジ5を強く締め付ける。これにより、図9に示すように、骨ネジ5の頭部5cが凹状座面12a内を二点鎖線位置から実線位置へと深い方にスライドし、骨ネジ5が腱等による引っ張り力に抗するように幹部2aを遠位端部2bから適正距離だけ引き離し、同時に骨ネジ5の頭部5cが凹状座面12aの深い箇所に嵌まり込んで幹部2aを強く締め付ける。
【0046】
続いて、仮止めに用いた骨ネジと同様な第二の骨ネジ5を用いて第一の貫通穴11を通して骨プレート1を幹部2aに固定する。この第二の骨ネジ5はその頭部5cの球状凸部10が貫通穴11の球面形の凹状座面11aに嵌り込むので、第二の骨ネジ5は幹部2aに対して所望の向き及び角度で取り付けられる。
【0047】
かくて、図10に示すように、橈骨2の遠位端部2bと幹部2aが骨プレート1を介して一体的に固定される。
【0048】
<実施の形態2>
図11及び図12に示すように、この実施の形態2では実施の形態1の場合と異なり、骨プレート15の頭板部15bが幹板部15aに対して折り曲げられている。この折り曲げにより頭板部が幹板部に対して反り返る。この反り角度θは図示例では約20度であるが、望ましくは10度〜30度である。このように、骨プレート15が反っていることから、骨プレート15は橈骨2に対しより円滑に接することになり、骨の固定がより適正に行われる。
【0049】
その他、この実施の形態2において実施の形態1における部分と同じ部分には同じ符号を用いて図示することとし、その詳細な説明は省略する。
【0050】
なお、上記各実施の形態では左手の橈骨の遠位端部用の骨プレートを例にとって説明したが、本発明は、右手の橈骨用の骨プレート、上腕骨用の骨プレート、近位端部用の骨プレート等にも適用可能である。例えば、右手の橈骨用の骨プレートの場合は上記左手用骨プレートの対称形として形成され、また、上腕骨用の骨プレートの場合は上腕骨の近位端部又は遠位端部の形状に沿った形状及び貫通穴の配列として形成される。
【0051】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、骨の幹部に当てられる幹板部と、骨の遠位端部又は近位端部に当てられる頭板部とを備え、幹板部と頭板部のそれぞれに骨ネジ又は骨ピンを挿入するための少なくとも一個の貫通穴が形成された骨プレートにおいて、幹板部における貫通穴の入口側に凹状座面が形成され、頭板部における貫通穴の入口側と出口側に凹状座面と雌ネジがそれぞれ形成され、球状凸面が頭部の下面に形成された骨ネジ又は骨ピンの軸部がこの貫通穴に遊貫される場合は頭部の球状凸面が上記凹状座面に滑動自在に嵌り込むようにし、雄ネジが頭部の側面に形成された骨ネジ又は骨ピンの軸部が頭板部の貫通穴に遊貫される場合は頭部の雄ネジが上記雌ネジに螺合するようにした骨プレートであるから、骨プレートの幹板部と頭板部を骨の幹部と遠位端部又は近位端部に当てたうえで、骨ネジ又は骨ピンを各部の貫通穴から骨に通すことにより、骨折した遠位端部又は近位端部を幹部に接合することができる。骨ネジ又は骨ピンとして頭部の下面に球状凸面が形成されたものを用いる場合は、その軸部を貫通穴に遊貫せしめ骨断片に通すと、頭部の球状凸面が骨プレートの凹状座面に滑動自在に嵌り込むので、骨ネジ又は骨ピンの向きを自在に決定して骨断片を捕捉することができ、頭部の骨プレート上への突出量も低減する。また、骨ネジ又は骨ピンとして頭部の側面に雄ネジが形成されたものを用いる場合は、その軸部を貫通穴に遊貫せしめ骨に通すと、頭部の雄ネジを骨プレートの雌ネジに螺合させることができるので、骨ネジ又は骨ピンを骨プレートに一定の位置及び姿勢で固定することができる。
【0052】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の骨プレートにおいて、頭板部が幹板部に対して10度〜30度の角度で反っている骨プレートであるから、例えば橈骨の遠位端部と幹部の表面に沿うように骨プレートを当てることができ、骨を適正に固定することができる。
【0053】
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の骨プレートにおいて、幹板部に形成される少なくとも一個の貫通穴が幹板部の長手方向に伸びる長穴として形成され、この長穴の入口側の凹状座面が上記頭板部から離れるに連れて徐々に深くなるように形成された骨プレートであるから、骨ネジの軸部を貫通穴に凹状座面の浅い箇所から遊貫せしめて骨に仮止めし、その後骨ネジをきつく締め付けると、骨ネジの頭部の球状凸面が貫通穴の長穴内を反頭板部側にスライドし、骨ネジが腱等による引っ張り力に抗するように幹部を遠位端部又は近位端部から適正距離だけ引き離し、同時に骨ネジの頭部が凹状座面の深い箇所に嵌まり込んで停止する。従って、骨ネジを締め付ける作業と、幹部を遠位端部又は近位端部から引き離す作業とが同時に行われることとなり、骨折の治療が円滑化される。
【0054】
請求項4に係る発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の骨プレートにおいて、凹状座面が球面形とされた骨プレートであるから、骨ネジ又は骨ピンの頭部が凹状座面上で滑動し、従って軸部を所望の向きに通して骨断片を捕捉しやすくなり、また、骨ネジ又は骨ピンの頭部が骨プレート表面から大きく突出しないようにすることができる。
【0055】
請求項5に係る発明によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の骨プレートにおいて、頭板部に仮止めピンを挿入する仮止め孔が設けられた骨プレートであるから、骨ネジ又は骨ピンの装着に先立ち仮止め孔から骨の遠位端部又は近位端部に仮止めピンを通し、遠位端部又は近位端部を骨プレートに仮止めすることができ、従って骨ネジ又は骨ピンを正確に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る骨プレートの平面図である。
【図2】図1に示す骨プレートの部分断面図である。
【図3】図1に示す骨プレートの固定に用いられる骨ピンの立面図である。
【図4】図1に示す骨プレートの固定に用いられる第一の骨ネジの立面図である。
【図5】図1に示す骨プレートの固定に用いられる第二の骨ネジの立面図である。
【図6】第二の骨ネジの作用を説明する図である。
【図7】第一の骨ネジの作用を説明する図である。
【図8】骨ピンの作用を説明する図である。
【図9】第二の貫通穴の作用を説明する図である。
【図10】骨プレートを橈骨の骨折部に取り付けた状態を示す平面図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る骨プレートの平面図である。
【図12】図11に示す骨プレートの側面図である。
【符号の説明】
1,15…骨プレート
1a,15a…幹板部
1b,15b…頭板部
2…骨
2a…幹部
2b…遠位端部
2c…骨断片
3…骨ピン
3c,4c…頭部
4,5…骨ネジ
4a,5a…軸部
5c…頭部
7…雄ネジ
10…球状凸面
11,12,13…貫通穴
12a,13a…凹状座面
13b…雌ネジ
14…仮止め孔
Claims (5)
- 骨の幹部に当てられる幹板部と、骨の遠位端部又は近位端部に当てられる頭板部とを備え、幹板部と頭板部のそれぞれに骨ネジ又は骨ピンを挿入するための少なくとも一個の貫通穴が形成された骨プレートにおいて、幹板部における貫通穴の入口側に凹状座面が形成され、頭板部における貫通穴の入口側と出口側に凹状座面と雌ネジがそれぞれ形成され、球状凸面が頭部の下面に形成された骨ネジ又は骨ピンの軸部が貫通穴に遊貫される場合は頭部の球状凸面が上記凹状座面に滑動自在に嵌り込むようにし、雄ネジが頭部の側面に形成された骨ネジ又は骨ピンの軸部が頭板部の貫通穴に遊貫される場合は頭部の雄ネジが上記雌ネジに螺合するようにしたことを特徴とする骨プレート。
- 請求項1に記載の骨プレートにおいて、頭板部が幹板部に対して10度〜30度の角度で反っていることを特徴とする骨プレート。
- 請求項1又は請求項2に記載の骨プレートにおいて、幹板部に形成される少なくとも一個の貫通穴が幹板部の長手方向に伸びる長穴として形成され、この長穴の入口側の凹状座面が上記頭板部から離れるに連れて徐々に深くなるように形成されたことを特徴とする骨プレート。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の骨プレートにおいて、凹状座面が球面形とされたことを特徴とする骨プレート。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の骨プレートにおいて、頭板部に仮止めピンを挿入する仮止め孔が設けられたことを特徴とする骨プレート。
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