JP2010004677A - モータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モータが、外周に沿って複数の永久磁石が円弧状に埋設された円筒形のロータと、当該ロータの外周面に対向する複数の極歯を有するステータと、前記ロータに固定された回転軸と、当該回転軸を回転自在に支持する軸受とを具備するモータであって、前記永久磁石の一方の端と第1の極歯とが最接近するタイミングと、他方の端と第2の極歯とが最接近するタイミングが重ならない。
【選択図】図3
Description
この永久磁石同期モータは、環状のヨークと周方向間隔をおいて放射状に複数のティースが形成されている固定子と、この固定子と僅かな空隙を介して対向し、回転自在に保持された回転子鉄心に埋設された永久磁石にて界磁を発生する回転子とを具備し、回転子を回転子中心側に凸となる逆円弧形状と平板形状の磁石を交互に配置した第1の回転子と逆円弧形状の磁石を配置した第2の回転子とを軸方向に積層することによって構成している。
前記永久磁石の一方の端と第1の極歯とが最接近するタイミングと、他方の端と第2の極歯とが最接近するタイミングが重ならないという手段を採用する。
図1に示すように、永久磁石同期モータ制御装置は、永久磁石同期モータA、直流電源B、インバータC、誘導起電力(EMF:electromotive force)検出器D及びモータ制御部Eから構成されている。
ロータ1は、円筒状のロータコア1aと4枚の永久磁石1bとによって構成されている。そして、ロータコア1aは、中空円盤形状の鋼鈑を複数枚積層した積層鋼板であり、その中心軸上に設けられた貫通孔に回転軸3が圧入・固定されている。
永久磁石1bは、左右対称の長さを有するV字形状に形成されており、ロータコア1aの外周側にN極の極性を持つ永久磁石1bとS極の極性を持つ永久磁石1bとがそれぞれ2枚ずつ、V字形状の先端部を回転軸3側に向けると共にロータコア1aの外周に沿って埋設されている。
空気層1cの空気は低い透磁率を有する、すなわち非磁性体である為、各永久磁石1bの両端に空気層1cを設けることによって、永久磁石1bからティース2a-2の方向には向かわずに隣の永久磁石1bまたは各永久磁石1bとの間を通過してロータコア1aの内部方向へ向かうに向かってしまう磁束、すなわち漏れ磁束の発生を防ぐことが出来る。なお、永久磁石同期モータAのロータ1は、左に回転する。
ステータコア2aは、複数の金属製のコアプレートが積層されて構成されており、円環状に形成されたヨーク2a‐1から内周側に突設されたティース2a‐2を等角度間隔に備えている。そして、このティース2a‐2の先端部は、全体として略円管状の内周面を形成している。
インバータCは、モータ制御部Eから供給されるインバータ制御信号に基づいて直流電源Bから供給される直流電圧をスイッチングすることによって、U相、V相及びW相からなる3相のモータ駆動信号を生成して永久磁石同期モータAに供給する。
誘導起電力検出部Dは、永久磁石同期モータAのU相から出力される誘導起電力を検出するものであり、検出した誘導起電力をモータ制御部Eへ出力する。
まず、モータ制御部Eは、永久磁石同期モータ起動指示を受け付けると、インバータ制御信号を出力することによってインバータCにモータ駆動信号を永久磁石同期モータAへ出力させる。
永久磁石同期モータAでは、インバータCから供給されるモータ駆動信号を巻線2bが受け取ると、ステータコア2a、巻線2b及び永久磁石1bによって磁気回路が形成され、ロータ1が回転を開始する。
モータ制御部Eは、誘導起電力検出部Dから永久磁石同期モータAの巻線2bのU相巻線に発生した誘導起電力が入力されると、その誘導起電力の波形に基づいてロータ1の回転位置を判定し、判定したロータ1の回転位置に応じたインバータ制御信号をインバータCへ出力することによって、インバータCにロータ1の回転位置に応じたU相、V相及びW相の各モータ駆動信号を永久磁石同期モータAへ出力させる。
図4は、左端が異なる磁極のティースに最接近するときに右端が同じ磁極のティースに最接近するようにV字形状の角度が設定された永久磁石を搭載した永久磁石同期モータにおける磁気吸引力及び磁気吸反発力を示すベクトル、コギングトルクの波形及びトルクリプルの波形を示す図であり、図5は、本実施形態に係る永久磁石同期モータAにおける磁気吸引力及び磁気吸反発力を示すベクトル、コギングトルクの波形及びトルクリプルの波形を示す図である。
(1)上記実施形態では、永久磁石1bのV字形状の角度を小さくすることによって、ロータ1の外周側がN極である永久磁石1bの左端とS極のティース2a‐2とが最接近するタイミングと、永久磁石1bの右端とN極のティース2a‐2とが最接近するタイミングとが重ならないようになっているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、V字形状の永久磁石の左右の長さを短くすることによって、永久磁石1bの左端とS極のティース2a‐2の最接近と、永久磁石1bの右端とN極のティース2a‐2の最接近とが重ならないようにしてもよい。また、永久磁石1bのV形状の角度を調整すると共にV字形状の左右の長さを調整するようにしてもよい。
Claims (3)
- 外周に沿って複数の永久磁石が円弧状に埋設された円筒形のロータと、当該ロータの外周面に対向する複数の極歯を有するステータと、前記ロータに固定された回転軸と、当該回転軸を回転自在に支持する軸受とを具備するモータであって、
前記永久磁石の一方の端と第1の極歯とが最接近するタイミングと、他方の端と第2の極歯とが最接近するタイミングが重ならないことを特徴とするモータ。 - 前記永久磁石は、V字形状をしており、一方の端と第1の極歯とが最接近するタイミングと、他方の端と第2の極歯とが最接近するタイミングが重ならないようにV字形状の角度が調整されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
- 前記永久磁石は、一方の端と第1の極歯とが最接近するタイミングと、他方の端と第2の極歯とが最接近するタイミングが重ならないように長さが調整されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008162284A JP2010004677A (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008162284A JP2010004677A (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010004677A true JP2010004677A (ja) | 2010-01-07 |
Family
ID=41585902
Family Applications (1)
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JP2008162284A Pending JP2010004677A (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010004677A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003070192A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-07 | Mitsubishi Electric Corp | 永久磁石埋込式回転機 |
JP2006115584A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Asmo Co Ltd | 埋込磁石型モータ |
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2008
- 2008-06-20 JP JP2008162284A patent/JP2010004677A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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