JP2010004623A - 系統連系インバータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】系統のインピーダンスが大きい場合や、LCフィルタのL値が小さい場合であっても、制御系の安定性を確保すること。
【解決手段】インバータ3に設けられたスイッチング素子(S1〜S4)を制御する制御部50は、電圧検出手段7によって検出された系統電圧信号がゼロをよぎる点を検出するゼロクロス検出手段8と、ゼロクロス検出手段8の検出結果に基づき、系統5に出力される電流の位相が系統電圧の位相と一致するような基準信号であり、所定の電流振幅基準値を有する電流基準信号を生成する出力目標電流発生手段10と、電流基準信号と電流検出手段6が検出した電流信号との偏差成分を増幅する第1の補償器12と、系統電圧信号に対する利得補償を行い、入力に対する出力の利得が0.2〜0.9の範囲内の値となるように設定された第2の補償器9と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】インバータ3に設けられたスイッチング素子(S1〜S4)を制御する制御部50は、電圧検出手段7によって検出された系統電圧信号がゼロをよぎる点を検出するゼロクロス検出手段8と、ゼロクロス検出手段8の検出結果に基づき、系統5に出力される電流の位相が系統電圧の位相と一致するような基準信号であり、所定の電流振幅基準値を有する電流基準信号を生成する出力目標電流発生手段10と、電流基準信号と電流検出手段6が検出した電流信号との偏差成分を増幅する第1の補償器12と、系統電圧信号に対する利得補償を行い、入力に対する出力の利得が0.2〜0.9の範囲内の値となるように設定された第2の補償器9と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電力系統(以下単に「系統」という)に連系する系統連系インバータ装置に関するものである。
従来、太陽電池で発電された直流電力をインバータにて交流電力に変換し、その交流電力をLCフィルタおよび変圧器を介して系統に供給するようにした系統連系インバータ装置がある(例えば、特許文献1)。
この特許文献1に示された系統連系インバータ装置では、出力電流が、インバータ装置の内部で生成した電流振幅基準値に対応する電力指令値となるような制御系が構成されており、出力電流の安定化が図られている。
しかしながら、上記従来の系統連系インバータ装置では、制御系の位相余裕が充分ではなく、系統のインピーダンスが大きい場合や、LCフィルタのインダクタンス(以下「L値」という)が小さい場合に、制御系の安定性が悪くなり、電流波形が歪むなどといった問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、系統のインピーダンスが大きい場合や、LCフィルタのL値が小さい場合であっても、制御系の安定性を確保することができる系統連系インバータ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる系統連系インバータ装置は、入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力するインバータと、前記インバータの出力を平滑して出力するフィルタ回路と、前記インバータを制御する制御部と、を有し、前記フィルタ回路の出力を用いて電力系統に連系可能となるように構成された系統連系インバータ装置において、前記制御部は、前記電力系統の電圧を検出する電圧検出手段と、前記インバータの出力電流を検出する電流検出手段と、前記電圧検出手段によって検出された系統電圧信号がゼロをよぎる点を検出するゼロクロス検出手段と、前記ゼロクロス検出手段の検出結果に基づき、前記電力系統に出力される電流の位相が前記系統電圧の位相と一致するような基準信号であり、所定の電流振幅基準値を有する電流基準信号を生成する出力目標電流発生手段と、前記電流基準信号と前記電流検出手段が検出した電流信号との偏差成分を増幅する第1の補償器と、前記系統電圧信号に対する利得補償を行う第2の補償器と、前記第1の補償器の出力および前記第2の補償器の出力に基づいて、前記インバータに設けられたスイッチング素子を制御するゲートパルス信号を生成するゲートパルス発生手段と、を備え、前記第2の補償器は、入力に対する出力の利得が0.2〜0.9の範囲内の値となるように設定されていることを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる系統連系インバータ装置によれば、系統電圧の位相と一致するような電流基準信号と電流検出手段が検出した電流信号との偏差成分を第1の補償器が増幅する構成において、系統電圧信号に対する利得補償を行う第2の補償器における利得を0.2〜0.9の範囲内の値となるように設定するとともに、第1の補償器の出力および第2の補償器の出力に基づいてインバータのスイッチング素子を制御するようにしているので、系統のインピーダンスが大きい場合や、LCフィルタのL値が小さい場合であっても、制御系の安定性を確保することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に好適な系統連系インバータ装置にかかる実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
<実施の形態1>
(系統連系インバータ装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる系統連系インバータ装置の構成を示す図である。図1において、実施の形態1にかかる系統連系インバータ装置は、直流電源1、コンデンサ2、インバータ3、LCフィルタ4、電流検出手段6、電圧検出手段7、および制御部50を備えている。また、制御部50は、ゼロクロス検出手段8、第2の補償器9、出力目標電流発生手段10、減算器11、第1の補償器12、第1の加算器13、およびゲートパルス発生手段14を備えている。なお、LCフィルタ4の出力端には、50Hzあるいは60Hzの電力を供給する系統5が接続されている。このように構成された系統連系インバータ装置では、直流電源1による直流電力を用いて変換された交流電力が、LCフィルタ4を介して出力される。この際、系統5との連系により、系統5に電力を供給する。
(系統連系インバータ装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる系統連系インバータ装置の構成を示す図である。図1において、実施の形態1にかかる系統連系インバータ装置は、直流電源1、コンデンサ2、インバータ3、LCフィルタ4、電流検出手段6、電圧検出手段7、および制御部50を備えている。また、制御部50は、ゼロクロス検出手段8、第2の補償器9、出力目標電流発生手段10、減算器11、第1の補償器12、第1の加算器13、およびゲートパルス発生手段14を備えている。なお、LCフィルタ4の出力端には、50Hzあるいは60Hzの電力を供給する系統5が接続されている。このように構成された系統連系インバータ装置では、直流電源1による直流電力を用いて変換された交流電力が、LCフィルタ4を介して出力される。この際、系統5との連系により、系統5に電力を供給する。
(系統連系インバータ装置の動作)
つぎに、実施の形態1にかかる系統連系インバータ装置の動作について説明する。直流電源1は、直流電力の供給源であり、例えば太陽電池で発電されたエネルギーをコンバータにて所定の電圧に変換する。コンデンサ2は、直流電源1の出力電圧を平滑してインバータ3に供給する。インバータ3は、直流電力を交流電力に変換する。LCフィルタ4は、例えばリアクトルL1,L2およびコンデンサC1で構成され、インバータ3の出力を平滑して系統5に供給する。電流検出手段6は、インバータ3の出力電流を検出して、出力電流信号Iを出力する。電圧検出手段7は、系統5の電圧を検出して、系統電圧信号Vsを出力する。制御部50は、電流検出手段6が検出した出力電流信号Iおよび電圧検出手段7が検出した系統電圧信号Vsを用いて、インバータ3を駆動する信号を生成する。
つぎに、実施の形態1にかかる系統連系インバータ装置の動作について説明する。直流電源1は、直流電力の供給源であり、例えば太陽電池で発電されたエネルギーをコンバータにて所定の電圧に変換する。コンデンサ2は、直流電源1の出力電圧を平滑してインバータ3に供給する。インバータ3は、直流電力を交流電力に変換する。LCフィルタ4は、例えばリアクトルL1,L2およびコンデンサC1で構成され、インバータ3の出力を平滑して系統5に供給する。電流検出手段6は、インバータ3の出力電流を検出して、出力電流信号Iを出力する。電圧検出手段7は、系統5の電圧を検出して、系統電圧信号Vsを出力する。制御部50は、電流検出手段6が検出した出力電流信号Iおよび電圧検出手段7が検出した系統電圧信号Vsを用いて、インバータ3を駆動する信号を生成する。
また、制御部50の内部で行われる動作は、つぎのとおりである。ゼロクロス検出手段8は、系統電圧信号Vsに基づき系統電圧がゼロをよぎる点を検出し、位相基準信号を生成して出力目標電流発生手段10に出力する。出力目標電流発生手段10は、位相基準信号Vsから正弦波信号を生成するとともに、生成した正弦波信号に電流振幅基準値を乗算して、電流基準信号I*を出力する。この電流基準信号I*は、系統5に供給される出力電流の位相が系統電圧の位相と一致するような基準信号である。減算器11は、電流基準信号I*と出力電流信号Iとの偏差ΔIを出力する。第1の補償器12は、例えば比例積分増幅器等であり、偏差ΔIを増幅して出力する。系統電圧信号Vsは、第2の補償器9にも入力される。第2の補償器9は、図2に示すような制御系で構成され、入力された位相基準信号Vsに対し利得G1の利得補償が施された信号Vs1を出力する。なお、この利得G1は、0.2〜0.9の間で設定された値であり、系統連系インバータ全体の制御系から最適な値が設定される。第1の加算器13は、第1の補償器12の出力と第2の補償器9の信号Vs1とを加算し、出力電圧基準信号V*を出力する。ゲートパルス発生手段14は、出力電圧基準信号V*に基づき、インバータ3のスイッチング素子S1〜S4を制御する。
(従来装置における制御系の位相余裕)
本願発明者は、上記従来の系統連系インバータ装置において、制御系の安定性について考察した。その結果、従来の系統連系インバータ装置では、制御系の位相余裕が不足しており、系統のインピーダンスが大きい場合や、LCフィルタ4のL値が小さい場合に、制御系の安定性が悪くなり、電流波形に歪みが生じる可能性のあることを見出した。以下、この点について説明する。
本願発明者は、上記従来の系統連系インバータ装置において、制御系の安定性について考察した。その結果、従来の系統連系インバータ装置では、制御系の位相余裕が不足しており、系統のインピーダンスが大きい場合や、LCフィルタ4のL値が小さい場合に、制御系の安定性が悪くなり、電流波形に歪みが生じる可能性のあることを見出した。以下、この点について説明する。
図14は、上記特許文献1に示された系統連系インバータ装置(以下「従来装置」という)の構成を示す図であり、図15は、標準的なインピーダンス(系統の配線インピーダンス)を有する系統に接続された従来装置における制御系のボード線図である。ここで、標準的なインピーダンスは0.38Ω+0.45mHであり、また、LCフィルタ4のL値は0.385mHである。この制御系によれば、図15に示したように、30°の位相余裕が確保されており、この状態では安定な制御が可能であることが分かる。
一方、図16は、標準的なインピーダンスよりも高い系統インピーダンスを接続した場合の従来装置における制御系のボード線図である。ここで、系統のインピーダンスは0.38Ω+3.0mHであり、LCフィルタ4のL値は、図15の場合と同一の0.385mHである。このときの制御系の状態は、図16に示したように、位相余裕は0°である。すなわち、系統5のインピーダンスが標準的なものよりも高い場合には、制御系の安定性が悪くなることが分かる。
また、図17は、LCフィルタ4のインダクタンス値を小さくした場合の従来装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のインダクタンス値は0.193mHであり、系統5のインピーダンスは上記の標準的なインピーダンス(0.38Ω+0.45mH)である。系統連系インバータ装置におけるLCフィルタ4のインダクタンス値を小さくすることは、損失の削減に繋がるため、系統連系インバータ装置の変換効率を高効率にできるという利点に加え、インダクタンスのサイズを小型化することができ、製品全体の小型化、低コスト化が可能になるといった利点が得られる。しかしながら、このときの制御系の状態は、図17に示すように、10°の位相余裕しか確保されておらず、図15に示す制御系の位相余裕30°よりも小さい。したがって、LCフィルタ4のインダクタンス値が小さい場合では、制御系の安定性が低下し、電流波形の歪みが問題となる。
上記した事項から明らかなように、従来の系統連系インバータ装置では、系統5のインピーダンスが標準的なインピーダンスの場合、制御系の安定性は確保されるが、系統5のインピーダンスが標準的なインピーダンスよりも大きい場合、制御系の安定性が確保されず、出力電流波形が歪むなどの問題が発生する。なお、系統5の配線インピーダンスは電力線の配線長等によって決まるため、制御系の安定性確保は系統連系インバータ装置側で行う必要がある。
また、制御系の安定性を考える場合には、系統5のインピーダンスの大きさだけでなく、LCフィルタ4などのフィルタ回路のインダクタンスも考慮する必要がある。
(実施の形態1にかかる制御系の位相余裕)
図3は、標準的なインピーダンスを接続した実施の形態1の系統連系インバータ装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のL値は0.385mHであり、第2の補償器9の利得G1は0.875である。この制御系によれば、図3に示したように、28°の位相余裕が確保されており、図16に示す同条件下の従来装置における位相余裕0°よりも大きい。このため、実施の形態1の系統連系インバータ装置では、制御系が不安定となり、電流波形が歪むといった系統5のインピーダンスに対する問題点の解決が可能となる。
図3は、標準的なインピーダンスを接続した実施の形態1の系統連系インバータ装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のL値は0.385mHであり、第2の補償器9の利得G1は0.875である。この制御系によれば、図3に示したように、28°の位相余裕が確保されており、図16に示す同条件下の従来装置における位相余裕0°よりも大きい。このため、実施の形態1の系統連系インバータ装置では、制御系が不安定となり、電流波形が歪むといった系統5のインピーダンスに対する問題点の解決が可能となる。
また、図4は、LCフィルタ4のインダクタンス値を小さくした場合の実施の形態1の系統連系インバータ装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のインダクタンス値は0.193mHであり、系統5のインピーダンスは上記の標準的なインピーダンス(0.38Ω+0.45mH)である。また、第2の補償器9の利得G1は図3の場合と同一の0.875に設定している。この制御系によれば、図4に示したように、25°の位相余裕が確保されており、図17に示す同条件下の従来装置における位相余裕10°よりも大きい。このため、実施の形態1の系統連系インバータ装置では、制御系が不安定となり、電流波形が歪むといったLCフィルタ4のインダクタンスに対する問題点の解決が可能となる。
なお、上記実施の形態では、第2の補償器9の利得G1を0.875に設定する例を一例として説明したが、この値に限定されるものではなく、例えば0.9程度の値に設定することも可能である。なお、利得G1を下げることについては、制御系の安定性の確保する観点から見れば、下限値はない。ただし、制御系の応答性の観点に鑑みて、上述した0.2以上の値に設定することが好ましい。
以上説明したように、実施の形態1の系統連系インバータ装置では、系統電圧の位相と一致するような電流基準信号と電流検出手段が検出した電流信号との偏差成分を第1の補償器が増幅する構成において、系統電圧信号に対する利得補償を行う第2の補償器における利得G1を0.2〜0.9の範囲内の値となるように設定しているので、系統のインピーダンスが大きい場合や、LCフィルタのL値が小さい場合であっても、制御系の安定性を確保することが可能となる。
<実施の形態2>
(系統連系インバータ装置の構成および動作)
図5は、本発明の実施の形態2の系統連系インバータ装置における第2の補償器9の構成を示す図である。第2の補償器9は、図5に示すような伝達関数「(A+BS)/(C+DS)」を有する制御系で構成され、入力された位相基準信号Vsに対し利得G2で増幅され、かつ位相進み補償された信号Vs1を出力する。このときの利得G2は、0.2〜0.9の間で設定された値であり、系統連系インバータ全体の制御系から最適な値が設定される。なお、装置の基本的構成については、図1に示した実施の形態1の構成と同一または同等である。また、動作については、第2の補償器9の特性が異なる点を除き、基本的な動作は同一または同等である。このため、構成および動作に関する重複した説明は省略する。
(系統連系インバータ装置の構成および動作)
図5は、本発明の実施の形態2の系統連系インバータ装置における第2の補償器9の構成を示す図である。第2の補償器9は、図5に示すような伝達関数「(A+BS)/(C+DS)」を有する制御系で構成され、入力された位相基準信号Vsに対し利得G2で増幅され、かつ位相進み補償された信号Vs1を出力する。このときの利得G2は、0.2〜0.9の間で設定された値であり、系統連系インバータ全体の制御系から最適な値が設定される。なお、装置の基本的構成については、図1に示した実施の形態1の構成と同一または同等である。また、動作については、第2の補償器9の特性が異なる点を除き、基本的な動作は同一または同等である。このため、構成および動作に関する重複した説明は省略する。
(制御系の位相余裕)
図6は、標準的なインピーダンスよりも高い系統インピーダンスを接続した場合の実施の形態2の系統連系インバータ装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のL値は0.385mHであり、図3、図15および図16の場合と同一である。また、第2の補償器9は、A=0.875、B=34.8×10^6、C=0.875、D=15.5×10^6に設定され、その利得G2は0.875である。この制御系によれば、図6に示したように、35°の位相余裕が確保されており、図3に示す実施の形態1の系統連系インバータ装置における位相余裕28°よりも大きくなっている。このため、実施の形態2の系統連系インバータ装置では、実施の形態1に比して、制御系の安定性をさらに向上させることが可能となる。
図6は、標準的なインピーダンスよりも高い系統インピーダンスを接続した場合の実施の形態2の系統連系インバータ装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のL値は0.385mHであり、図3、図15および図16の場合と同一である。また、第2の補償器9は、A=0.875、B=34.8×10^6、C=0.875、D=15.5×10^6に設定され、その利得G2は0.875である。この制御系によれば、図6に示したように、35°の位相余裕が確保されており、図3に示す実施の形態1の系統連系インバータ装置における位相余裕28°よりも大きくなっている。このため、実施の形態2の系統連系インバータ装置では、実施の形態1に比して、制御系の安定性をさらに向上させることが可能となる。
以上説明したように、実施の形態2の系統連系インバータ装置では、実施の形態1の構成において、第2の補償器を位相進み補償とし、かつ、その利得G2を0.2〜0.9の範囲内の値となるように設定しているので、実施の形態1に比べて、制御系の安定性の更なる向上が可能となる。
<実施の形態3>
図7は、本発明の実施の形態3にかかる系統連系インバータ装置の構成を示す図である。図3において、実施の形態3にかかる系統連系インバータ装置は、制御部50の構成において、実施の形態1の構成に加え、ゼロクロス検出手段8の出力である位相基準信号に基づいて出力目標電圧信号Vs*を生成する出力目標電圧発生手段15、この出力目標電圧信号Vs*に基づいて利得G3で増幅された信号Vs2を出力する第3の補償器16、および第2の補償器9の出力である信号Vs1と第3の補償器16の出力である信号Vs2とを加算する第2の加算器17を備えるように構成されている。なお、その他の構成については、図1に示した実施の形態1の構成と同一または同等であり、それらの構成部には同一符号を付して示し、重複した説明は省略する。
図7は、本発明の実施の形態3にかかる系統連系インバータ装置の構成を示す図である。図3において、実施の形態3にかかる系統連系インバータ装置は、制御部50の構成において、実施の形態1の構成に加え、ゼロクロス検出手段8の出力である位相基準信号に基づいて出力目標電圧信号Vs*を生成する出力目標電圧発生手段15、この出力目標電圧信号Vs*に基づいて利得G3で増幅された信号Vs2を出力する第3の補償器16、および第2の補償器9の出力である信号Vs1と第3の補償器16の出力である信号Vs2とを加算する第2の加算器17を備えるように構成されている。なお、その他の構成については、図1に示した実施の形態1の構成と同一または同等であり、それらの構成部には同一符号を付して示し、重複した説明は省略する。
(系統連系インバータ装置の動作)
つぎに、実施の形態3にかかる系統連系インバータ装置の制御部50の内部で行われる動作について説明する。図7において、ゼロクロス検出手段8は、系統電圧信号Vsに基づき系統電圧がゼロをよぎる点を検出し、位相基準信号を生成して出力目標電流発生手段10および出力目標電圧発生手段15に出力する。出力目標電流発生手段10は、位相基準信号Vsから正弦波信号を生成するとともに、生成した正弦波信号に電流振幅基準値を乗算して、電流基準信号I*を出力する。この電流基準信号I*は、系統5に供給される出力電流の位相が系統電圧の位相と一致するような基準信号である。減算器11は、電流基準信号I*と出力電流信号Iとの偏差ΔIを出力する。第1の補償器12は、例えば比例積分増幅器等であり、偏差ΔIを増幅して出力する。系統電圧信号Vsは、第2の補償器9にも入力される。第2の補償器9は、図2に示すような制御系で構成され、入力された位相基準信号Vsに対し利得G1で増幅された信号Vs1を出力する。なお、この利得G1は、0.2〜0.9の間で設定された値であり、系統連系インバータ全体の制御系から最適な値が設定される。出力目標電圧発生手段15は、位相基準信号Vsから正弦波信号を生成するとともに、生成した正弦波信号に出力電圧振幅基準値を乗算して、出力目標電圧信号Vs*を出力する。この出力目標電圧信号Vs*は、系統電圧と同位相の信号であり、第3の補償器16に入力される。第3の補償器16は、図8に示すような制御系で構成され、入力された出力目標電圧信号Vs*に対し利得G3で増幅された信号Vs2を出力する。なお、この利得G3は、0<G3≦(1.0−G1)で設定された値である。第2の加算器17は、第2の補償器9の出力Vs1と第3の補償器16の出力Vs2とを加算し、信号Vs3を出力する。第1の加算器13は、第1の補償器12の出力と第2の加算器17の出力Vs3とを加算し、出力電圧基準信号V*を出力する。ゲートパルス発生手段14は、出力電圧基準信号V*に基づき、インバータ3のスイッチング素子S1〜S4を制御する。
つぎに、実施の形態3にかかる系統連系インバータ装置の制御部50の内部で行われる動作について説明する。図7において、ゼロクロス検出手段8は、系統電圧信号Vsに基づき系統電圧がゼロをよぎる点を検出し、位相基準信号を生成して出力目標電流発生手段10および出力目標電圧発生手段15に出力する。出力目標電流発生手段10は、位相基準信号Vsから正弦波信号を生成するとともに、生成した正弦波信号に電流振幅基準値を乗算して、電流基準信号I*を出力する。この電流基準信号I*は、系統5に供給される出力電流の位相が系統電圧の位相と一致するような基準信号である。減算器11は、電流基準信号I*と出力電流信号Iとの偏差ΔIを出力する。第1の補償器12は、例えば比例積分増幅器等であり、偏差ΔIを増幅して出力する。系統電圧信号Vsは、第2の補償器9にも入力される。第2の補償器9は、図2に示すような制御系で構成され、入力された位相基準信号Vsに対し利得G1で増幅された信号Vs1を出力する。なお、この利得G1は、0.2〜0.9の間で設定された値であり、系統連系インバータ全体の制御系から最適な値が設定される。出力目標電圧発生手段15は、位相基準信号Vsから正弦波信号を生成するとともに、生成した正弦波信号に出力電圧振幅基準値を乗算して、出力目標電圧信号Vs*を出力する。この出力目標電圧信号Vs*は、系統電圧と同位相の信号であり、第3の補償器16に入力される。第3の補償器16は、図8に示すような制御系で構成され、入力された出力目標電圧信号Vs*に対し利得G3で増幅された信号Vs2を出力する。なお、この利得G3は、0<G3≦(1.0−G1)で設定された値である。第2の加算器17は、第2の補償器9の出力Vs1と第3の補償器16の出力Vs2とを加算し、信号Vs3を出力する。第1の加算器13は、第1の補償器12の出力と第2の加算器17の出力Vs3とを加算し、出力電圧基準信号V*を出力する。ゲートパルス発生手段14は、出力電圧基準信号V*に基づき、インバータ3のスイッチング素子S1〜S4を制御する。
(制御系の位相余裕)
図9は、標準的なインピーダンスよりも高い系統インピーダンスを接続した場合の実施の形態3の系統連系インバータ装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のL値は0.385mHであり、図3および図6の場合と同一である。また、第2の補償器9の利得G2は0.875であり、図6の場合と同一である。また、第3の補償器16の利得G3は0.125(=1−0.875)である。この制御系によれば、図9に示したように、30°の位相余裕が確保されており、図16に示す同条件下の従来装置における位相余裕0°よりも大きくなっている。このため、実施の形態3の系統連系インバータ装置では、制御系が不安定となり、電流波形が歪むといった系統5のインピーダンスに対する問題点の解決が可能となる。
図9は、標準的なインピーダンスよりも高い系統インピーダンスを接続した場合の実施の形態3の系統連系インバータ装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のL値は0.385mHであり、図3および図6の場合と同一である。また、第2の補償器9の利得G2は0.875であり、図6の場合と同一である。また、第3の補償器16の利得G3は0.125(=1−0.875)である。この制御系によれば、図9に示したように、30°の位相余裕が確保されており、図16に示す同条件下の従来装置における位相余裕0°よりも大きくなっている。このため、実施の形態3の系統連系インバータ装置では、制御系が不安定となり、電流波形が歪むといった系統5のインピーダンスに対する問題点の解決が可能となる。
また、図10は、LCフィルタ4のインダクタンス値を小さくした場合の実施の形態3の系統連系インバータ装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のインダクタンス値は0.193mHであり、系統5のインピーダンスは上記の標準的なインピーダンス(0.38Ω+0.45mH)である。また、第2の補償器9の利得G1は図3および図6の場合と同一の0.875に設定し、第3の補償器16の利得G3は0.125に設定している。この制御系によれば、図10に示したように、25°の位相余裕が確保されており、図17に示す同条件下の従来装置における位相余裕10°よりも大きい。このため、実施の形態3の系統連系インバータ装置では、制御系が不安定となり、電流波形が歪むといったLCフィルタ4のインダクタンスに対する問題点の解決が可能となる。
(制御系の追従性)
つぎに、実施の形態3にかかる制御系の追従性について図11および図12を参照して説明する。ここで、図11は、実施の形態1の制御系における電流制御の追従性を表す波形図であり、図12は、実施の形態3の制御系における電流制御の追従性を表す波形図である。なお、図11および図12の双方において、(a)図は目標電流および出力電流を表し、(b)図は目標電流と出力電流との誤差成分を表している。実施の形態1の制御系の場合、図11に示すように、誤差成分の最大値が2.2Aとなっているのに対し、実施の形態3の制御系の場合、図12に示すように、誤差成分の最大値が0.5Aと小さくなっており、電流制御の追従性が向上していることが理解できる。
つぎに、実施の形態3にかかる制御系の追従性について図11および図12を参照して説明する。ここで、図11は、実施の形態1の制御系における電流制御の追従性を表す波形図であり、図12は、実施の形態3の制御系における電流制御の追従性を表す波形図である。なお、図11および図12の双方において、(a)図は目標電流および出力電流を表し、(b)図は目標電流と出力電流との誤差成分を表している。実施の形態1の制御系の場合、図11に示すように、誤差成分の最大値が2.2Aとなっているのに対し、実施の形態3の制御系の場合、図12に示すように、誤差成分の最大値が0.5Aと小さくなっており、電流制御の追従性が向上していることが理解できる。
以上説明したように、実施の形態3の系統連系インバータ装置では、実施の形態1の構成において、系統電圧の位相と一致するような出力目標電圧信号に対する利得補償を行う第3の補償器を設け、その利得G3を、0〜(1.0−G2)の範囲内の値となるように設定しているので、実施の形態1に比べて、電流制御の追従性の向上が可能となる。
<実施の形態4>
(系統連系インバータ装置の構成および動作)
つぎに、本発明の実施の形態4にかかる系統連系インバータ装置について説明する。実施の形態4の系統連系インバータ装置は、実施の形態3と比較して、第2の補償器9および第3の補償器16の処理が変更されている。具体的に、第2の補償器9は、図5に示すような伝達関数「(A+BS)/(C+DS)」を有する制御系で構成され、入力された位相基準信号Vsに対し利得G2で増幅され、かつ、位相進み補償された信号Vs1を出力し、このときの利得G2は、0.2〜0.9の間で設定された値であり、系統連系インバータ装置全体の制御系から最適な値が設定される点と、第3の補償器16の利得G3は、G3=1.0−|G2|(| |は絶対値を表す記号)で与えられる点が異なっている。なお、装置の基本的構成については、図7に示した実施の形態3の構成と同一または同等である。また、動作については、第2の補償器9および第3の補償器16の特性が異なる点を除き、基本的な動作は同一または同等である。このため、構成および動作に関する重複した説明は省略する。
(系統連系インバータ装置の構成および動作)
つぎに、本発明の実施の形態4にかかる系統連系インバータ装置について説明する。実施の形態4の系統連系インバータ装置は、実施の形態3と比較して、第2の補償器9および第3の補償器16の処理が変更されている。具体的に、第2の補償器9は、図5に示すような伝達関数「(A+BS)/(C+DS)」を有する制御系で構成され、入力された位相基準信号Vsに対し利得G2で増幅され、かつ、位相進み補償された信号Vs1を出力し、このときの利得G2は、0.2〜0.9の間で設定された値であり、系統連系インバータ装置全体の制御系から最適な値が設定される点と、第3の補償器16の利得G3は、G3=1.0−|G2|(| |は絶対値を表す記号)で与えられる点が異なっている。なお、装置の基本的構成については、図7に示した実施の形態3の構成と同一または同等である。また、動作については、第2の補償器9および第3の補償器16の特性が異なる点を除き、基本的な動作は同一または同等である。このため、構成および動作に関する重複した説明は省略する。
(制御系の位相余裕)
図13は、標準的なインピーダンスよりも高い系統インピーダンスを接続した場合の実施の形態4の系統連系インバータ装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のL値は0.385mHであり、図3、図6および図9の場合と同一である。また、第2の補償器9は、A=0.875、B=34.8×10^6、C=0.875、D=15.5×10^6に設定されるとともに、その利得G2は0.875であり、実施の形態2,3の場合と同一である。また、第3の補償器16の利得G3は0.125(=1−0.875)である。この制御系によれば、図13に示したように、35°の位相余裕が確保されており、図9に示す実施の形態3の系統連系インバータ装置における位相余裕30°よりも大きくなっている。このため、実施の形態4の系統連系インバータ装置では、実施の形態3に比して、制御系の安定性をさらに向上させることが可能となる。
図13は、標準的なインピーダンスよりも高い系統インピーダンスを接続した場合の実施の形態4の系統連系インバータ装置における制御系のボード線図である。ここで、LCフィルタ4のL値は0.385mHであり、図3、図6および図9の場合と同一である。また、第2の補償器9は、A=0.875、B=34.8×10^6、C=0.875、D=15.5×10^6に設定されるとともに、その利得G2は0.875であり、実施の形態2,3の場合と同一である。また、第3の補償器16の利得G3は0.125(=1−0.875)である。この制御系によれば、図13に示したように、35°の位相余裕が確保されており、図9に示す実施の形態3の系統連系インバータ装置における位相余裕30°よりも大きくなっている。このため、実施の形態4の系統連系インバータ装置では、実施の形態3に比して、制御系の安定性をさらに向上させることが可能となる。
以上説明したように、実施の形態4の系統連系インバータ装置では、実施の形態3の構成において、第2の補償器を位相進み補償とし、かつ、その利得G2を0.2〜0.9の範囲内の値となるように設定し、かつ、第3の補償器の利得G3を、0〜(1.0−|G2|)の範囲内の値となるように設定しているので、実施の形態3に比べて、制御系の安定性の更なる向上が可能となる。
なお、本実施の形態では、出力端に接続される系統として、図1などに示されるような単相2線式の交流電力系統を一例として示してきたが、これに限定されるものではなく、単相3線式、3相3線式、あるいはその他の交流電力系統であって構わない。
以上のように、本発明にかかる系統連系インバータ装置は、制御系の安定性を確保することができる発明として有用である。
1 直流電源
2 コンデンサ
3 インバータ
4 LCフィルタ
5 系統
6 電流検出手段
7 電圧検出手段
8 ゼロクロス検出手段
9 第2の補償器
10 出力目標電流発生手段
11 減算器
12 第1の補償器
13 第1の加算器
14 ゲートパルス発生手段
15 出力目標電圧発生手段
16 第3の補償器
17 第2の加算器
50 制御部
2 コンデンサ
3 インバータ
4 LCフィルタ
5 系統
6 電流検出手段
7 電圧検出手段
8 ゼロクロス検出手段
9 第2の補償器
10 出力目標電流発生手段
11 減算器
12 第1の補償器
13 第1の加算器
14 ゲートパルス発生手段
15 出力目標電圧発生手段
16 第3の補償器
17 第2の加算器
50 制御部
Claims (4)
- 入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力するインバータと、前記インバータの出力を平滑して出力するフィルタ回路と、前記インバータを制御する制御部と、を有し、前記フィルタ回路の出力を用いて電力系統に連系可能となるように構成された系統連系インバータ装置において、
前記制御部は、
前記電力系統の電圧を検出する電圧検出手段と、
前記インバータの出力電流を検出する電流検出手段と、
前記電圧検出手段によって検出された系統電圧信号がゼロをよぎる点を検出するゼロクロス検出手段と、
前記ゼロクロス検出手段の検出結果に基づき、前記電力系統に出力される電流の位相が前記系統電圧の位相と一致するような基準信号であり、所定の電流振幅基準値を有する電流基準信号を生成する出力目標電流発生手段と、
前記電流基準信号と前記電流検出手段が検出した電流信号との偏差成分を増幅する第1の補償器と、
前記系統電圧信号に対する利得補償を行う第2の補償器と、
前記第1の補償器の出力および前記第2の補償器の出力に基づいて、前記インバータに設けられたスイッチング素子を制御するゲートパルス信号を生成するゲートパルス発生手段と、
を備え、
前記第2の補償器は、入力に対する出力の利得が0.2〜0.9の範囲内の値となるように設定されていることを特徴とする系統連系インバータ装置。 - 前記第2の補償器は、入力に対する出力の位相が進み補償となるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の系統連系インバータ装置。
- 前記ゼロクロス検出手段の検出結果に基づき、前記系統電圧の位相と一致するような基準信号であり、所定の電圧振幅基準値を有する出力目標電圧信号を生成する出力目標電圧発生手段と、
前記出力目標電圧信号に対する利得補償を行う第3の補償器と、
をさらに備え、
前記第2の補償器は、入力に対する出力の利得が0.2〜0.9の範囲内の値となるように設定されるとともに、
前記第3の補償器は、入力に対する出力の利得が0〜(1−前記第2の補償器の利得)の範囲内の値となるように設定されており、
前記ゲートパルス発生手段は、前記第1の補償器の出力および前記第2の補償器の出力に加え、前記第3の出力に基づいて前記インバータに設けられたスイッチング素子を制御するゲートパルス信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の系統連系インバータ装置。 - 前記ゼロクロス検出手段の検出結果に基づき、前記系統電圧の位相と一致するような基準信号であり、所定の電圧振幅基準値を有する出力目標電圧信号を生成する出力目標電圧発生手段と、
前記出力目標電圧信号に対する利得補償を行う第3の補償器と、
をさらに備え、
前記第2の補償器は、入力に対する出力の位相が進み補償であるとともに、入力に対する出力の利得が0.2〜0.9の範囲内の値となるように設定されるとともに、
前記第3の補償器は、入力に対する出力の利得が0〜(1−前記第2の補償器の利得の絶対値)の範囲内の値となるように設定されており、
前記ゲートパルス発生手段は、前記第1の補償器の出力および前記第2の補償器の出力に加え、前記第3の出力に基づいて前記インバータに設けられたスイッチング素子を制御するゲートパルス信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の系統連系インバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008159778A JP2010004623A (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 系統連系インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=41585858
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010004623A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014239626A (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | 住友電気工業株式会社 | 系統連系インバータ装置、通信装置および電流生成方法 |
WO2018105875A1 (ko) * | 2016-12-09 | 2018-06-14 | 삼성에스디아이주식회사 | 전력 변환 장치 및 이를 포함하는 무정전 전원 공급 장치 |
CN108767899A (zh) * | 2018-06-19 | 2018-11-06 | 哈尔滨理工大学 | 一种低压微电网小扰动稳定性分析方法 |
-
2008
- 2008-06-18 JP JP2008159778A patent/JP2010004623A/ja active Pending
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