JP2010004265A - 遠隔検針システム - Google Patents

遠隔検針システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010004265A
JP2010004265A JP2008160643A JP2008160643A JP2010004265A JP 2010004265 A JP2010004265 A JP 2010004265A JP 2008160643 A JP2008160643 A JP 2008160643A JP 2008160643 A JP2008160643 A JP 2008160643A JP 2010004265 A JP2010004265 A JP 2010004265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
power
identification information
measurement
slave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008160643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4875665B2 (ja
Inventor
Masaki Koyama
正樹 小山
Takayuki Sasaki
貴之 佐々木
Hideki Imura
英樹 井村
Koji Maekawa
浩二 前川
Tokihiro Kitamura
時宏 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Electric Power Co Inc, Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Kansai Electric Power Co Inc
Priority to JP2008160643A priority Critical patent/JP4875665B2/ja
Publication of JP2010004265A publication Critical patent/JP2010004265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4875665B2 publication Critical patent/JP4875665B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

【課題】電力計測装置を装着すると計測識別情報が上位管理装置に通知して、電力計測装置と需要家との関係付けの作業を容易にする遠隔検針システムを提供する。
【解決手段】需要家ごとに給電管理装置10が設けられ、給電管理装置10には需要家での使用電力を計測する電力計測装置4が着脱可能に装着される。給電管理装置10には親機1と通信可能な子機2が設けられ、電力計測装置4で計測された使用電力は子機2を通して親機1に通知される。また、親機1は広域情報通信網NTを通して、需要家の使用電力を上位管理装置6に通知する。子機2は電力計測装置4が給電管理装置10に装着されると、電力計測装置4を識別する計測識別情報を親機1に通知し、親機1は管理下の子機2と同じ給電管理装置10に設けた電力計測装置4の計測識別情報を構成情報記憶部に登録する。親機1は構成情報記憶部の計測識別情報を上位管理装置6に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として集合住宅やオフィスビル・商業ビルにおいて電力使用量を遠隔で検針する遠隔検針システムに関するものである。
従来から、集合住宅の各住戸やオフィスビル・商業ビルにおける各テナントが需要家である場合において、電力量計に付設した子機と集合住宅やオフィスビル・商業ビルの電気室などに配置された親機との間で電力線搬送通信による通信を行い、各需要家の電力量計で得られた検針データ(つまり、消費電力量)を親機が子機から取得し、親機において検針データを集約する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1によれば、親機は、電話網のような通信網を介して電力会社の集計装置に接続されており、集計装置からの検針要求に応じて子機から検針データを取得して集計装置に送信したり、あらかじめ定める周期毎に子機から検針データを取得して集計装置に送信したりすることで遠隔での検針を可能にしている。
上述の技術では、親機と子機との間で電力線搬送通信による通信を行って親機が子機からの検針データを集約するから、各需要家に電力を供給している電力線を親機と子機との間の通信路として兼用することによって、省施工かつ省材料になっている。しかも、遠隔での検針を可能にするから、検針員が電力量計を目視して消費電力量を確認する場合に比較すると、省力化になる上に検針データの読み誤りも防止することができる。
ところで、特許文献1に記載の技術では、需要家の入った建物内の幹線(引き込み線)に複数台の降圧トランス(変圧器)を接続することにより配電系統を複数に分岐し、降圧トランスの二次側の電力線(配電線)から需要家に電力を供給している。したがって、建物内の各階ごとなどに配電系統を分けることが可能になっている。
いま、図8のように、配電系統を複数本の電力線Lbに分岐している場合に、親機1が子機2と通信するには、いずれかの1本の電力線Lbを親機1と接続し、他の電力線Lbと親機1との間では降圧トランスTrおよび幹線Ltを介して通信信号を授受することが考えられるが、通信信号が降圧トランスTrを通過すると大きく減衰するから、通信品質が劣化するという問題を生じる。
そこで、特許文献1では、異なる電力線Lbの間に通信信号を通過させるカプラ3(変圧器間信号結合器)を接続する構成を採用している。カプラ3の一端は各電力線Lbに接続され、他端は1組の電力線Lbに接続される。したがって、当該電力線Lbに親機1を接続することにより、すべての電力線Lbとの間で比較的高い通信品質で通信信号の授受が可能になる。
特開2006−180021号公報
ところで、電力量計は需要家の電気料金を決定するために需要家に関係付けておく必要があるから、故障などによって電力量計を交換した場合には、当該電力量計と需要家とを遅滞なく関係付ける必要がある。しかしながら、集合住宅のように多数の需要家が存在していると、電力量計と需要家との関係付けのための確認作業に手間がかかるという問題が生じる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、電力計測装置を装着すると電力計測装置の計測識別情報が上位管理装置に自動的に通知されるようにして、電力計測装置と需要家との関係付けの作業を省力化することができる遠隔検針システムを提供することにある。
請求項1の発明は、需要家での使用電力を計測する電力計測装置が着脱可能に装着された複数台の給電管理装置と、各給電管理装置ごとにそれぞれ設けられ各電力計測装置による計測データをそれぞれ取得する複数台の子機と、子機との間で電力線を含む通信路を通して電力線搬送通信による通信を行って子機から計測データを取得する親機と、親機との間で広域情報通信網を含む通信路を通して通信を行うことにより親機が取得した計測データを取得する上位管理装置とを有し、子機は、電力計測装置が給電管理装置に装着されたことを検出するイベント検出手段と、イベント検出手段により電力計測装置の装着が検出されると電力計測装置に付与された計測識別情報を親機に通知するイベント通知手段とを有し、親機は、管理下の子機が計測データを取得する電力計測装置の計測識別情報を登録する構成情報記憶部と、管理下の子機から通知された電力計測装置の計測識別情報を構成情報記憶部に登録するデータ更新手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記構成情報記憶部には、前記子機が設けられている前記給電管理装置に装着された前記電力計測装置の計測識別情報および電力計測装置を装着した最新の日時が格納され、計測識別情報として当該日時以前において当該子機と組み合わせて用いた規定の複数個分の電力計測装置の計測識別情報が格納されることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、前記親機は、前記子機との通信に用いる子機識別情報を管理下のすべての子機について登録する識別情報記憶部を有し、子機識別情報は識別情報記憶部に登録可能な範囲内で規定した個数が発行され、発行された子機識別情報は識別情報記憶部において重複して登録されていなければ子機に設定可能であることを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、前記親機は、前記識別情報記憶部に子機を登録する際に識別情報記憶部に登録された子機の台数を一定の確認時間毎に確認する接続確認手段と、接続確認手段により確認される子機の台数が親機に許容された最大数に達するか規定の複数回の確認の間の台数の変化が生じなくなると、各子機に対して前記電力計測装置の通知を要求して計測識別情報を取得するデータ取得手段とを有し、前記データ更新手段は、データ取得手段が取得した計測識別情報を前記構成情報記憶部に登録することを特徴とする。
請求項5の発明では、請求項1〜4の発明において、前記子機は、前記給電管理装置に装着される前記電力計測装置を交換したときに、交換前の電力計測装置の計測識別情報および撤去時刻の組と、交換後の電力計測装置の計測識別情報および取付時刻の組とをログ情報として記録する交換ログ記憶部と、前記親機からログ情報の取得要求がなされたときに交換ログ記憶部にログ情報が登録されているとログ情報を親機に通知するログ通知手段とを備え、前記親機は、子機に対する計測データの取得要求に対する応答で使用電力を計測した電力計測装置と前記構成情報記憶部に登録された電力計測装置との一致を判定する判定手段と、判定手段による判定結果が不一致であるとログ情報の取得要求を行うログ要求手段とを有し、前記データ更新手段は、ログ要求手段によるログ情報の取得要求に対してログ情報が返送されると当該ログ情報を用いて前記構成情報記憶部の内容を更新することを特徴とする。
請求項1の発明の構成によれば、施工時や交換時において、電力計測装置を給電管理装置に装着したときに、子機が親機に対して給電管理装置への電力計測装置の装着というイベントが生じたことを通知し、イベントの通知とともに電力計測装置に付与された計測識別情報を親機に通知して親機に設けた構成情報記憶部に登録させるから、親機では管理下に存在する電力計測装置について最新の情報を遅滞なく構成情報記憶部に保持することができる。さらに、上位管理装置では、親機を通して計測データを取得するから、需要家と電力計測装置との関係付けの作業が容易になって省力化される。
請求項2の発明の構成によれば、1台の子機について過去に接続された電力計測装置の複数台分の計測識別情報を記憶しているから、電力計測装置の交換を上位管理装置が把握しない間に電力計測装置が交換された場合でも、履歴が記憶されている台数分については遡って把握することができる。つまり、子機の設置されている需要家に関して電力計測装置による計測結果を正確に把握することができる。
請求項3の発明の構成によれば、識別情報記憶部に登録可能な範囲内で子機識別情報が発行され、発行された子機識別情報は再利用できるから、識別情報記憶部で発行する子機識別情報の種類を制限しながらも、識別情報記憶部で管理する子機識別情報の範囲においては子機識別情報の枯渇が生じない。
請求項4の発明の構成によれば、施工後などにおいて構成情報記憶部に計測識別情報を登録するにあたり、識別情報記憶部に登録される子機識別情報の個数が増加しなくなるまで待ち、親機の管理下のシステム構成がほぼかたまった状態で計測識別情報を収集するから、システム全体の正確な構成を構成情報記憶部に登録することができ、子機からのイベントの通知により構成情報記憶部の登録内容が変更される頻度を低減することができる。
請求項5の発明の構成によれば、子機がイベントの通知により親機の構成情報記憶部の内容を変更しようとしたときに通信に失敗があったとしても、親機が子機から計測データを収集する際に子機が保持しているログ情報を親機が取得することによって、親機では電力計測装置の交換を把握することができるから、電力計測装置の交換を子機からのイベントにより通知する構成を採用しながらも、親機では電力計測装置の交換に関する情報の逸失を防止することができる。
本実施形態は、集合住宅やオフィスビル・商業ビルのように1つの建物内に複数台の電力計測装置が配置されている場合を想定している。この種の建物では、図1に示すように、商用電源が供給されている幹線(6600Vの中高圧線)Ltから分岐した複数系統の電力線(100V/200Vの低圧線)Lbが配線される。幹線Ltと各電力線Lbとの分岐点にはそれぞれ降圧トランスTrが設けられる。降圧トランスTrは、幹線Ltの電圧を100V/200V(単相3線で電圧線間が200V)に降圧するものであり、たとえば20〜200kVA程度の容量のものが用いられる。図1では降圧トランスTrの二次側の電力線Lbを2線で記載しているが、実際には降圧トランスTrの二次側は単相3線になる。図1に示す2線は電力線Lbのうち電圧極の線路を示している。
本実施形態では、集合住宅において複数台の降圧トランスTrを設け、降圧トランスTrの二次側に接続した電力線Lbから分岐して各住戸を需要家として給電している場合を例として説明する。各住戸別に電気料金を課金するために各住戸には電力計測装置4が設けられる。電力計測装置4には、従来の積算電力計に代えて電子式電力量計を用いる。電力計測装置4は瞬時電力を計測し、瞬時電力を積算することによって時間帯別に電力量を計量する。したがって、たとえば昼間時間と夜間時間のように料金単価の異なる時間帯における使用電力量を個別に計量することができる。
ところで、本発明は、各住戸における電力の使用量を遠隔で検針することを目的にしているから、電力計測装置4で計量した計量データを通信により伝送する必要がある。ここでは、電力計測装置4で得られる計測データを伝送する通信路の一部に電力線Lbを用いて電力線搬送通信(以下、「PLC」と略称する。PLC=Power Line Communication)による通信を行う。通信信号には、たとえば、10〜450kHzの高周波信号を用いる。
各住戸に設けた電力計測装置4の計測データは、たとえば建物を単位として親機1に集められる。親機1は、電力会社が管理するコンピュータサーバなどの上位管理装置6との間でインターネットのような広域情報通信網NTを通して通信を行う。したがって、上位管理装置6では各住戸での電力の使用量を個別に取得することが可能になる。
親機1を広域情報通信網NTに接続するために、親機1を含む構内情報通信網と広域情報通信網NTとの間に介在して親機1と上位管理装置6との間での通信を可能にする通信装置としてのモデム5を設けている。広域情報通信網NTは、光通信などによるブロードバンドの通信網であり、光通信を行う場合にはモデム5としてONU(Optical Network Unit)を用いる。モデム5には、構内情報通信網が接続されるLAN用の接続口と、広域情報通信網NTに接続されるWAN用の接続口とが設けられる。
各住戸に設けた電力計測装置4の計測データを親機1に伝送するために、各電力計測装置4には親機1との間で通信を行う子機2がそれぞれ付設される。子機2は電力計測装置4とは別個に設けることができるが、本実施形態では、図2に示すように、電力計測装置4と子機2とを1個のハウジング40内に収納することにより給電管理装置10を構成している。給電管理装置10は、電力計測装置4と子機2とを1個ずつ備え、さらに電力線Lbから各住戸内の電源線との間の電路を開閉する開閉装置9も備えている。子機2と電力計測装置4と開閉装置9とは、ハウジング40に対して着脱可能であって、必要に応じて交換可能になっている。また、親機1では各住戸別に電力の使用量を把握する必要があるから、各子機2には個別の子機識別情報(アドレスや需要家番号)が設定されており、親機1では子機識別情報により各子機2を識別する。
子機2は各電力線Lbに接続されており、通常は1組(単相3線)の電力線Lbから複数の住戸に給電するから、1組の電力線Lbに複数台の子機2が接続される。ここに、親機1が子機2から積算電力量を取得する際には、親機1が各子機2を適宜の周期でポーリングを行うことにより各子機2が記憶している積算電力量を取得する。たとえば、子機2は電力計測装置4が計測した計測データについて30分毎の積算値を検針値として保持しており、親機1では検針値を取得するために30分以上の一定周期(たとえば、48分、72分、90分などから選択する)でポーリングを行うことにより定例検針を行う。子機2が電力計測装置4から積算電力量を取得して記憶することについては後述する。
本実施形態では、親機1において通信用の接続口を多数個設ける代わりに、カプラ3を電力線Lbの系統数より1台だけ少なく設けている。カプラ3は3個の接続口31〜33を有し、カプラ3の1個の接続口31は電力線Lbに接続され、残りの2個の接続口32,33は他のカプラ3に接続されるか親機1に接続される。電力線Lbに接続する接続口31と他の2個の接続口32,33との間では、電力の通過を阻止し電力線搬送通信に用いる通信信号のみを通過可能としてある。また、電力線Lbに接続しない2個の接続口32,33の間は互いに直結してあり、両接続口32,33の間での通信信号の伝送を可能にしている。
したがって、カプラ3の1個の接続口31を電力線Lbに接続するとともに、残りの2個の接続口32,33を用いてカプラ3の間を接続すると、同じ電力線Lbの上で通信信号を伝送できるのはもちろんのこと、異なる電力線Lbの間でもカプラ3を介して通信信号の伝送が可能になる。つまり、いずれか1台のカプラ3を親機1に接続しておくことにより、親機1には1個の接続口34を設けるだけで、カプラ3を接続したすべての電力線Lbに接続されている子機2との間で通信信号の授受が可能になる。
親機1には信号用の接続口34とは別に受電用の接続口35も設けてある。受電用の接続口35は、カプラ3を介さずにいずれか1組の電力線Lbに接続される。つまり、当該電力線Lbにはカプラ3は接続されない。受電用の接続口35は、電力線Lbからの受電のために用いられるとともに、当該電力線Lbに接続された子機2との間で通信信号を授受するためにも用いられる。子機2は電力線Lbから受電する。
本実施形態では、上述したように、子機2との間で通信信号を伝送するために親機1に2個の接続口34,35を設けてあり、受電用の接続口35には電力線Lbを接続して親機1の内部において受電電力と通信信号とを分離しているのに対して、信号用の接続口34には通信信号を分離する機能を有したカプラ3を接続することにより接続口34を通して通信信号のみを授受する。
ところで、本実施形態では、各電力線Lbと各カプラ3との間にそれぞれブレーカ7を挿入してある。同様に、親機1における受電用の接続口35と電力線Lbとの間にもブレーカ7を挿入してある。各ブレーカ7は、望ましくは2極であり、ブレーカ7を各電力線Lbごとに設けていることによって、各住戸への給電を停止することなく親機1やカプラ3を個別に電力線Lbから切り離して保守や点検の作業を行うことが可能になる。なお、ブレーカ7に代えて単極または2極のスイッチを用いることも可能である。本実施形態では、ブレーカ7を用いることにより、親機1やカプラ3に異常電流が流れたときに異常電流の経路を遮断し、電源側に影響を及ぼさないようにすることができる。
上述したように、電力計測装置4は各住戸での電力の使用量を計測しており、子機2は各電力計測装置4から計測データ(積算電力量)を取得するから、子機2は建物内に分散して配置される。一方、親機1は各子機2が取得した計測データを集めるために、建物の1箇所に配置される。具体的には、親機1はカプラ3およびブレーカ7とともに収納ボックスに収納され、収納ボックスが、建物において幹線Ltおよび降圧トランスTrを収納している電気室としてのEPS(Electric Pipe Shaft)に配置される。
給電管理装置10のハウジング40は、図2に示すように、子機2、電力計測装置4、開閉装置9を着脱可能に装着する取付ベース41と、取付ベース41を覆うガラス製の透明なカバー42とからなる。取付ベース41の下部には端子台41aが設けられ、端子台41aの前面は蓋板43により覆われる。端子台41aには、電力線Lbが接続される端子(図2(a)の左側3個)と各住戸に給電する電源線を接続するための端子(図2(a)の右側3個)とが設けられる。
取付ベース41の上部には、子機2と電力計測装置4と開閉装置9との3個のユニットを着脱自在に装着するソケット部41bが形成される。ソケット部41bには、各ユニットにそれぞれ突設された平板状の端子片(図示せず)が挿入される複数個の差込口44a,44bが形成される。各ユニットは略同寸法に形成されており、上下3段に配置される。下段が開閉装置9であり、中段は電力計測装置4であり、上段は子機2になる。また、以下に子機2について説明するように、各ユニットは、取付ベース41に対して取付ねじを用いて固定される。
開閉装置9はリレーを内蔵し、子機2とはケーブル(図示せず)を介して接続され、子機2を通して親機1から指示を受けるか、または子機2自体から指示を受けることにより、電力線Lbと電源線との間の電路の開閉を行う。親機1から子機2への指示内容は上位管理装置6から親機1に通知される。したがって、上位管理装置6を管理する電力会社において各需要家(住戸)への給電の開始と停止とを管理することが可能になる。
電力計測装置4は、電圧端子である差込口44aと電流端子である差込口44bとに接続され、電力線Lbの線間電圧と電力線Lbと電源線との通過電流を検出し、検出した電圧および電流から瞬時電力を算出する。さらに、電力計測装置4は、瞬時電力を積算して積算電力量を求めることができる電力量計測回路を内蔵する。
電力計測装置4の器体の前面および上面には赤外線を伝送媒体とする光通信インターフェイス(図示せず)が設けられている。光通信インターフェイスは、電力計測装置4で計量した積算電力量を規定した一定時間(たとえば、3秒)ごとに外部装置に通知するために設けられている。前面の光通信インターフェイスはメンテナンスなどに用い、上面の光通信インターフェイスは子機2に積算電力量を通知するために用いる。
子機2の器体の下面には、電力計測装置4に設けた光通信インターフェイスと対向する光通信インターフェイスが設けられる。子機2では、光通信インターフェイスを通して電力計測装置4から赤外線通信により積算電力量を受信し、所定時間毎の積算電力量を記憶する。記憶した積算電力量は親機1に伝送される。親機1に伝送された各需要家(住戸)の積算電力量は、電力会社が管理する上位管理装置6に伝送される。したがって、電力会社では検針員による電力量計の確認を行うことなく需要家別の使用電力量を知ることができる。
子機2の器体の前面には、異常の発生を報知するための報知灯と、IrDAポートからなる光通信インターフェイスとが設けられる。この光通信インターフェイスは、初期設定、メンテナンス、子機2に記憶されている積算電力量(検針データ)の確認、子機2の内部時計の時刻合わせなどに用いられる。すなわち、光通信インターフェイスを備えていることにより、カバー42を外すことなく非接触で上述の作業を行うことが可能になっている。この光通信インターフェイスを利用するには、別途に設けた保守端末を用いる。
以下では、親機1と子機2と電力計測装置4と上位管理装置6との機能について、さらに詳しく説明する。子機2には子機識別情報が付与されており、同様にして、電力計測装置4にも個別の計測識別情報が付与されている。子機識別情報は、親機1が管理する子機2の台数分だけ用意される。子機識別情報を子機2に設定するにあたっては、子機2を1台ずつ動作させ、起動が確認された子機2ごとに子機識別情報を受信させる。子機識別情報は、親機1が子機2に動的に割り当てる。また、計測識別情報は、製造年と電力計測装置4の種別と電力計測装置4に付与した製造番号などを組み合わせることにより、各電力計測装置4に固有の情報として設定される。
ここで、1台の親機1でたとえば180台の子機2を管理するものとすると、180個の異なる子機識別情報が用意される。親機1には、管理下のすべての子機2について子機識別情報を登録する識別情報記憶部15が設けられており、親機1は識別情報記憶部15に登録可能な範囲内で規定した個数の子機識別情報を発行する。この場合、つねに新たな子機識別情報を付与していたのでは、子機2の交換によって子機識別情報の種類が枯渇することになる。本実施形態では、子機2が交換された場合には保守端末を用いることにより、交換前の子機2で使用していた子機識別情報を交換後の子機2に移管することができる。このように、子機識別情報は再使用することを許容しているから、子機識別情報が枯渇して不足することはない。
親機1では子機2に設定した子機識別情報を管理しているから、利用可能な子機識別情報を取得し、未使用ないし再使用する子機識別情報を子機2に設定することができる。つまり、子機識別情報が識別情報記憶部15において重複して登録されていなければ、当該子機識別情報は子機2に設定可能である。子機識別情報は、親機1が各子機2を識別して通信するために必要な情報であるのに対して、上位管理装置6では電気料金の課金のために電力計測装置4と需要家とを関係付けておくことが必要である。
親機1が需要家に設置した給電管理装置10を特定するには、子機2を識別する子機識別情報を用いる。一方、上位管理装置6が電力計測装置4を特定するには、電力計測装置4ごとに個別に付与された計測識別情報を用いる。計測識別情報を各電力計測装置4に付与していることにより、給電管理装置10に対する電力計測装置4の着脱を管理することが可能になる。
このように、親機1の管理下では子機2を特定するために子機識別情報を用い、上位管理装置6の管理下においては親機1が管理している電力計測装置4を特定するために計測識別情報を用いる。したがって、親機1が子機2から計測データを取得するために行うポーリングの際には、子機識別情報とともに計測識別情報も用いる。子機識別情報とともに計測識別情報とは、親機1から子機2に向かう取得要求と、子機2から親機1に向かう応答とのどちらにも用いられる。
電力計測装置4の着脱を管理するために、親機1には、図3のように、親機1の管理下に設けた給電管理装置10に関する情報を登録する構成情報記憶部11が設けてある。構成情報記憶部11に記憶されるデータは、図5に示すように、子機2に固有に付与されている識別情報(GUID)、子機識別情報(NodeID)、計測識別情報(計器ID)、開閉装置9のオンオフ(開閉器接続)、開閉装置9の容量(開閉器容量)、データの更新日時(更新日時)、子機2の動作を開始した日時(取付日時)、電力計測装置4を取り付けた日時(前回計器交換日時)のほか、前回計器交換日時よりも前にNodeIDで特定される子機2と組み合わせて用いた複数台分(本実施形態では、10台分)の電力計測装置4の計測識別情報(旧計器ID[1]〜旧計器ID[10])を含んでいる。構成情報記憶部11には、他のデータも含まれるが、他のデータは要旨ではないから説明を省略する。構成情報記憶部11に登録されたデータは、上位管理装置6に伝送される。構成情報記憶部11に記憶しているデータを上位管理装置6で収集すれば、親機1と子機2と電力計測装置4との関係を上位管理装置6で把握することができる。
ここで、構成情報記憶部11において記憶しているデータが最新のデータであることを保証するには、給電管理装置10に電力計測装置4を装着したことを把握し、装着された電力計測装置4に関して計測識別情報を取得することが必要である。そこで、子機2には、図4に示すように、給電管理装置10に電力計測装置4が装着されたことをイベントとして検出するイベント検出手段21と、イベント検出手段21が給電管理装置10への電力計測装置4の装着を検出すると電力計測装置4の計測識別情報を親機1に通知するイベント通知手段22とが設けられている。
イベント検出手段21は、電力計測装置4が給電管理装置10に装着されたときに電力計測装置4との赤外線通信が確立することによって、新たな電力計測装置4が装着されたと判断する。また、イベント検出手段21は、電力計測装置4が給電管理装置10から撤去されるなどして赤外線通信が不能になると、通信不能になったことを認識する。なお、停電と復電とによっても赤外線通信の遮断と確立とが行われるので、赤外線通信の遮断と確立とが生じたときに、イベント検出手段21では、その前後において電力計測装置4の計測識別情報を確認することにより、計測識別情報に変化がなければ、電力計測装置4の交換ではないと判断する。
子機2には、給電管理装置10に装着された電力計測装置4を交換したときにログ情報として記録する交換ログ記憶部23も設けられている。交換ログ記憶部23は、交換前の電力計測装置4について、計測識別情報(旧計器ID)、撤去時において子機2の内部時計が計時していた時刻(撤去時刻)、撤去時における電力計測装置4の計測データ(撤去時検針値)を記憶し、交換後の電力計測装置4について、計測識別情報(新計器ID)と、装着時に子機2の内部時計が計時していた時刻(取付時刻)、装着時における電力計測装置4の計測データ(取付時検針値)を記憶する。交換ログ記憶部23には、他のデータも記録されるが、本実施形態の要旨ではないから説明しない。
交換ログ記憶部23には、交換前の電力計測装置4の計測識別情報および撤去日時の組と交換後の電力計測装置4の計測識別情報および取付時刻の組が記録されることになる。ここにおいて、交換ログ記憶部23には、電力計測装置4の交換毎にログ情報が登録され、後述するようにログ情報を親機1に送信するまで各ログ情報を保持する。ただし、上述したように、計測識別情報に変化がなければ電力計測装置4の交換ではないから、この場合は交換ログ記憶部23にはログ情報は登録されない。交換ログ記憶部23が記憶しているデータの利用については後述する。
ところで、親機1は、管理下の子機2に設けたイベント通知手段22により給電管理装置10に新たに装着された電力計測装置4の計測識別情報を受け取ると、電力計測装置4の計測識別情報を構成情報記憶部11に登録するデータ更新手段12を備える。子機2のイベント通知手段22は、電力計測装置4の計測識別情報に加えて、給電管理装置10に電力計測装置4を装着した時点で子機2の内部時計が計時していた取付時刻も親機1に送信し、親機1ではこの取付時刻を前回計器交換日時とし、計測識別情報とともに構成情報記憶部11に登録する。
なお、データ更新手段12では、イベント通知手段22から計測識別情報および取付時刻を受け取ると、旧計器IDのデータを過去側にシフトさせる。このとき、シフト前において旧計器ID[10]のデータが存在するときには当該データを削除する。要するに、旧計器IDとして記録されている個数が構成情報記憶部11に許容された容量を超えるときには、シフト時において最古のデータを削除する。また、イベント通知手段22から計測識別情報が通知される前に計器IDとして記憶していたデータは、旧計器ID[1]のデータとして移動させる。
上述した処理によって、給電管理装置10への電力計測装置4の装着を子機2が検出すると、親機1において新たな電力計測装置4を構成情報記憶部11に自動的に登録することができる。電力計測装置4を給電管理装置10に新規に装着した場合と電力計測装置4を交換した場合とのいずれの場合についても上述の動作によって構成情報記憶部11に電力計測装置4の計測識別情報を登録することができる。ただし、上述の手順では、子機2から親機1に対して自発的に通知するから、通信路の状態によっては子機2からの情報を親機1で受信できない可能性が生じる。この場合、親機1では構成情報記憶部11の内容が更新されず、計測データの収集に不都合を生じる可能性がある。
ところで、上述したように、親機1が子機2に対して計測データの取得要求を行う際と、子機2が親機1に対して応答して計測データを通知する際との両方において、子機識別情報と計測識別情報とを送信するから、電力計測装置4が交換されたことを親機1が認識していない状態で、構成情報記憶部11に記憶している計測識別情報を用いて計測データの取得要求を行ったとすると、取得要求に含まれる計測識別情報と子機2からの応答に含まれる計測識別情報とは一致しないことになる。
そこで、親機1には計測データの取得要求に含まれる計測識別情報と子機2からの応答に含まれる計測識別情報との一致を判定する判定手段13を設けてある。さらに、判定手段13での判定結果が不一致であるときに子機2に対してログ情報の取得要求を行うログ要求手段14を設けている。一方、子機2にはログ要求手段14によるログ情報の取得要求に応答するためにログ通知手段24が設けられている。ログ通知手段24は、親機1からログ情報の取得要求があったときに交換ログ記憶部23にログ情報が登録されていれば当該ログ情報を応答として親機1に通知する。
したがって、親機1ではログ情報を取得できればデータ更新手段12により構成情報記憶部11の内容を更新することができる。すなわち、データ変更手段12では、子機2からログ情報を取得すると、イベント通知手段22から計測識別情報および取付時刻を受信した場合と同様に、旧計器IDのデータをシフトさせるとともに計器IDを旧計器ID[1]のデータとした上で、ログ情報における新計器IDおよび取付時刻のデータを構成情報記憶部11の計器IDおよび前回計器交換日時のデータとして登録する。
ところで、何らかの原因によって交換ログ記憶部23のログ情報が万一消失していた場合、上述の処理は正常に機能しなくなる。このような事態を回避するために、ログ情報が消失している場合でも、子機2はログ情報が存在しない旨の応答を親機1に行い、親機1のデータ更新手段12では、計測データの取得要求に対する応答で得られた計測識別情報を構成情報記憶部11の計器IDに用いる。また、この場合の前回計器交換日時には子機2からの計測データの応答の時刻を仮に用いる。この処理を行うことにより、構成情報記憶部11に誤った計測識別情報が長時間に亘って保持されるのを防止することができる。
交換ログ記憶部23のログ情報を用いて構成情報記憶部11の内容を更新する手順を図7に示す。図示例では、1台の子機2とともに給電管理装置10を構成する電力計測装置4をA→Bに交換し、さらにB→Cに交換した場合を例としている。つまり、着目する子機2とともに給電管理装置10を構成する電力計測装置4が現状ではCである場合を示している。また、A→BとB→Cとの2回の交換についてイベント通知手段22による通知が親機1に到達しなかった場合を例としている(P1,P2)。
ここで、定例検針による計測データの取得要求が親機1から子機2になされたときに(P3)、親機1の構成情報記憶部11にはAの電力計測装置4が登録されており、子機2ではCの電力計測装置4を交換ログ記憶部23に記憶しているから、子機2からの応答(P4)について、親機1の判定手段13では計測識別情報の不一致という判定結果が得られる。つまり、親機1では正しい電力計測装置4についての応答ではないと判断し、親機のログ要求手段14が当該子機2における交換ログ記憶部23のログ情報の取得要求を行う(P5)。
親機1からログ情報の取得要求があると、子機2のログ通知手段24では、取付時刻が早いほうから1組のログ情報を抽出し、親機1に応答として返送する(P6)。この応答は電力計測装置4をA→Bに交換したときの情報であり、データ更新手段12は、この情報により構成情報記憶部11の内容を更新する(P7)。構成情報記憶部11の内容を更新した後には構成情報記憶部11の内容を上位管理装置6に送信する(P8、P9)。
ただし、ここまでの処理を行っても判定手段13の判定結果が不一致であるから、さらにログ情報の取得要求を行い(P10)、上述の動作と同様にして子機2は1組のログ情報を抽出して親機1に応答として返送する(P11)。データ変更手段12は、応答を受けて構成情報記憶部11の内容をふたたび更新する(P12)。この応答はB→Cであり、ログ情報に含まれる計測識別情報が、計測データの要求に対する応答で取得した電力計測装置4の計測識別情報に一致するから、構成情報記憶部11の内容は最新の情報に更新される。構成情報記憶部11の内容が更新されると、当該内容が上位管理装置6に通知される(P13,P14)。つまり、構成情報記憶部11の内容が更新されるたびに上位管理装置6に通知されるから、上位管理装置6では子機2および電力計測装置4についてつねに最新の情報を把握することができる。
上述した動作は、主として電力計測装置4を交換した場合を想定している。一方、システムの起動直後では、少なくとも1回ずつ子機2をポーリングするまでは、親機1の管理下に存在する子機2を確認することができない。つまり、システムの起動から識別情報記憶部15の内容が確定するまでには比較的長い時間を要することになる。親機1の管理下に属する子機2が確定しなければ、構成情報記憶部11に登録する情報も確定することができない。電力計測装置4の交換時のように、親機1の管理下である子機2の子機識別情報が識別情報記憶部15にすでに登録されている場合に比べると、システムの起動直後では親機1が把握しているシステム構成は流動的であるから、構成情報記憶部11に登録する情報の収集には適さない。
そこで、親機1において識別情報記憶部15に登録された子機2の台数を一定の確認時間(たとえば、1時間)毎に確認する接続確認手段16を設け、識別情報記憶部15に登録される子機2の台数の変化を把握する構成を採用している。すなわち、子機2の台数が識別情報記憶部15に登録を許容された最大数に達した場合には、子機2の台数がそれ以上に増えることはないから、管理下のすべての子機2を親機1が把握したことになり、あるいはまた、複数回の確認を行っても子機2の台数に変化が生じない場合にも、管理下のすべての子機2を親機1が把握したとみなすことができる。
親機1が管理下の子機2をすべて把握したか否かの判断はデータ取得手段17で行い、データ取得手段17では、上述した2つの場合のいずれかが成立すると、各子機2に対して電力計測装置4の通知を要求して計測識別情報を取得する。このようにしてデータ取得手段17が子機2から取得した電力計測装置4の情報は、データ更新手段12によって構成情報記憶部11に登録される。
実施形態のシステム構成を示すブロック図である。 同上に用いる給電管理装置を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 同上に用いる親機を示すブロック図である。 同上に用いる子機を示すブロック図である。 同上に用いる構成情報記憶部の記憶項目を示す図である。 同上に用いる交換ログ記憶部の記憶項目を示す図である。 同上においてログ情報を用いて構成情報記憶部を更新する手順を示す動作説明図である。 従来のシステム構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 親機
2 子機
4 電力計測装置
6 上位管理装置
10 給電管理装置
11 構成情報記憶部
12 データ更新手段
13 判定手段
14 ログ要求手段
15 識別情報記憶部
16 接続確認手段
17 データ取得手段
21 イベント検出手段
22 イベント通知手段
23 交換ログ記憶部
24 ログ通知手段
NT 広域情報通信網

Claims (5)

  1. 需要家での使用電力を計測する電力計測装置が着脱可能に装着された複数台の給電管理装置と、各給電管理装置ごとにそれぞれ設けられ各電力計測装置による計測データをそれぞれ取得する複数台の子機と、子機との間で電力線を含む通信路を通して電力線搬送通信による通信を行って子機から計測データを取得する親機と、親機との間で広域情報通信網を含む通信路を通して通信を行うことにより親機が取得した計測データを取得する上位管理装置とを有し、子機は、電力計測装置が給電管理装置に装着されたことを検出するイベント検出手段と、イベント検出手段により電力計測装置の装着が検出されると電力計測装置に付与された計測識別情報を親機に通知するイベント通知手段とを有し、親機は、管理下の子機が計測データを取得する電力計測装置の計測識別情報を登録する構成情報記憶部と、管理下の子機から通知された電力計測装置の計測識別情報を構成情報記憶部に登録するデータ更新手段とを備えることを特徴とする遠隔検針システム。
  2. 前記構成情報記憶部には、前記子機が設けられている前記給電管理装置に装着された前記電力計測装置の計測識別情報および電力計測装置を装着した最新の日時が格納され、計測識別情報として当該日時以前において当該子機と組み合わせて用いた規定の複数個分の電力計測装置の計測識別情報が格納されることを特徴とする請求項1記載の遠隔検針システム。
  3. 前記親機は、前記子機との通信に用いる子機識別情報を管理下のすべての子機について登録する識別情報記憶部を有し、子機識別情報は識別情報記憶部に登録可能な範囲内で規定した個数が発行され、発行された子機識別情報は識別情報記憶部において重複して登録されていなければ子機に設定可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の遠隔検針システム。
  4. 前記親機は、前記識別情報記憶部に子機を登録する際に識別情報記憶部に登録された子機の台数を一定の確認時間毎に確認する接続確認手段と、接続確認手段により確認される子機の台数が親機に許容された最大数に達するか規定の複数回の確認の間の台数の変化が生じなくなると、各子機に対して前記電力計測装置の通知を要求して計測識別情報を取得するデータ取得手段とを有し、前記データ更新手段は、データ取得手段が取得した計測識別情報を前記構成情報記憶部に登録することを特徴とする請求項3記載の遠隔検針システム。
  5. 前記子機は、前記給電管理装置に装着される前記電力計測装置を交換したときに、交換前の電力計測装置の計測識別情報および撤去時刻の組と、交換後の電力計測装置の計測識別情報および取付時刻の組とをログ情報として記録する交換ログ記憶部と、前記親機からログ情報の取得要求がなされたときに交換ログ記憶部にログ情報が登録されているとログ情報を親機に通知するログ通知手段とを備え、前記親機は、子機に対する計測データの取得要求に対する応答で使用電力を計測した電力計測装置と前記構成情報記憶部に登録された電力計測装置との一致を判定する判定手段と、判定手段による判定結果が不一致であるとログ情報の取得要求を行うログ要求手段とを有し、前記データ更新手段は、ログ要求手段によるログ情報の取得要求に対してログ情報が返送されると当該ログ情報を用いて前記構成情報記憶部の内容を更新することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遠隔検針システム。
JP2008160643A 2008-06-19 2008-06-19 遠隔検針システム Active JP4875665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160643A JP4875665B2 (ja) 2008-06-19 2008-06-19 遠隔検針システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008160643A JP4875665B2 (ja) 2008-06-19 2008-06-19 遠隔検針システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010004265A true JP2010004265A (ja) 2010-01-07
JP4875665B2 JP4875665B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=41585600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008160643A Active JP4875665B2 (ja) 2008-06-19 2008-06-19 遠隔検針システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4875665B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078356A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nhn Business Platform Corp 着脱式計測装置
JP2012198729A (ja) * 2011-03-21 2012-10-18 Seikatsu Kyodo Kumiai Coop Sapporo 管理サーバ、及び管理プログラム
JP2013141314A (ja) * 2010-08-24 2013-07-18 Sony Corp 管理装置、および管理方法
WO2013128902A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 パナソニック株式会社 電力管理システムの子機および電力管理システム
WO2013128906A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 パナソニック株式会社 電力管理システムの子機、電力管理システム
WO2013128903A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 パナソニック株式会社 電力管理システムの子機および電力管理システム
WO2013128904A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 パナソニック株式会社 電力管理システムの子機、電力管理システム
JP2015208036A (ja) * 2010-12-15 2015-11-19 エヌイーシー ヨーロッパ リミテッドNec Europe Ltd. 電力線接続経由で電源装置によって少なくとも1つの電動装置を識別する方法およびシステム
KR101654883B1 (ko) * 2015-03-31 2016-09-06 한전케이디엔 주식회사 프라임 전력선통신 기반의 원격검침 시스템 및 이를 이용한 슬레이브 plc 모뎀들의 등록방법
JP2016220174A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 株式会社東芝 家電制御方法及び家電制御装置
JP6840905B1 (ja) * 2020-01-16 2021-03-10 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 使用電力量監視システム
JP2021528017A (ja) * 2018-06-22 2021-10-14 ビュー, インコーポレイテッド 光学的に切り替え可能な窓システム用の感知および通信ユニット

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6061666A (ja) * 1983-09-16 1985-04-09 Yokogawa Hokushin Electric Corp 核磁気共鳴検査装置
JP2005352532A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Tokyo Electric Power Co Inc:The 自動検針システム
JP2006180021A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Matsushita Electric Works Ltd 遠隔検針システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6061666A (ja) * 1983-09-16 1985-04-09 Yokogawa Hokushin Electric Corp 核磁気共鳴検査装置
JP2005352532A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Tokyo Electric Power Co Inc:The 自動検針システム
JP2006180021A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Matsushita Electric Works Ltd 遠隔検針システム

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013141314A (ja) * 2010-08-24 2013-07-18 Sony Corp 管理装置、および管理方法
JP2012078356A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nhn Business Platform Corp 着脱式計測装置
JP2015208036A (ja) * 2010-12-15 2015-11-19 エヌイーシー ヨーロッパ リミテッドNec Europe Ltd. 電力線接続経由で電源装置によって少なくとも1つの電動装置を識別する方法およびシステム
JP2012198729A (ja) * 2011-03-21 2012-10-18 Seikatsu Kyodo Kumiai Coop Sapporo 管理サーバ、及び管理プログラム
WO2013128906A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 パナソニック株式会社 電力管理システムの子機、電力管理システム
JPWO2013128906A1 (ja) * 2012-02-29 2015-12-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力管理システムの子機、電力管理システム
JPWO2013128902A1 (ja) * 2012-03-01 2015-07-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力管理システムの子機および電力管理システム
CN104137566A (zh) * 2012-03-01 2014-11-05 松下电器产业株式会社 电力管理系统的子机和电力管理系统
CN104137430A (zh) * 2012-03-01 2014-11-05 松下电器产业株式会社 电力管理系统的子机和电力管理系统
JPWO2013128904A1 (ja) * 2012-03-01 2015-07-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力管理システムの子機、電力管理システム
JPWO2013128903A1 (ja) * 2012-03-01 2015-07-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力管理システムの子機および電力管理システム
WO2013128903A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 パナソニック株式会社 電力管理システムの子機および電力管理システム
WO2013128902A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 パナソニック株式会社 電力管理システムの子機および電力管理システム
WO2013128904A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 パナソニック株式会社 電力管理システムの子機、電力管理システム
US9518838B2 (en) 2012-03-01 2016-12-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Slave suitable for energy management systems and energy management system
KR101654883B1 (ko) * 2015-03-31 2016-09-06 한전케이디엔 주식회사 프라임 전력선통신 기반의 원격검침 시스템 및 이를 이용한 슬레이브 plc 모뎀들의 등록방법
JP2016220174A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 株式会社東芝 家電制御方法及び家電制御装置
JP2021528017A (ja) * 2018-06-22 2021-10-14 ビュー, インコーポレイテッド 光学的に切り替え可能な窓システム用の感知および通信ユニット
JP6840905B1 (ja) * 2020-01-16 2021-03-10 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 使用電力量監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4875665B2 (ja) 2012-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4875665B2 (ja) 遠隔検針システム
JP4787863B2 (ja) 遠隔検針システム
JP5249647B2 (ja) 遠隔検針システム
JP6527857B2 (ja) 配電グリッドにおける非技術的損失
KR100823059B1 (ko) 유, 무선으로 제어가 가능한 전력량계의 검침시스템
JP4875664B2 (ja) 遠隔検針システム
CN103202034B (zh) 用于智能能量消耗的资源计量系统和使用这样的系统的方法
CN104956186B (zh) 包括计量功能的电力分配系统以及评估能量计量的方法
KR101484482B1 (ko) 에너지 소비를 측정하기 위한 시스템내 제어기 , 에너지 소비를 측정하기 위한 시스템 및 시스템에서의 에너지 소비 측정 방법
EP2283370B1 (en) Monitoring system for transformers in power measurement installations and method of monitoring and diagnosing of transformers in power measurement installations
KR100981695B1 (ko) 원격검침시스템
US8212432B2 (en) Safety interlocks for electricity meter control relays
CN211720329U (zh) 用于配电房的智能监控系统
JP2013115885A (ja) 電力需要制御システム、方法及び電源コンセント装置
WO2015147360A1 (ko) 전기자동차 충전 및 과금시스템
KR101103613B1 (ko) 무선통신망을 이용한 계량시스템
CN103915898A (zh) 一种智能变电站网络的运维方法
JP4991642B2 (ja) 遠隔検針システム
KR20150009216A (ko) 데이터 전송이 용이한 원격검침시스템
JP2009032012A (ja) 電力量自動検針装置および自動検針システム
JP4358121B2 (ja) 電力系統監視制御システム、方法、プログラム、および管理サーバ
US20200278384A1 (en) Monitoring an energy parameter in a distribution station
CN113300462B (zh) 一种采用三相智能户用感知装置的拓扑识别系统及方法
CN113394879B (zh) 一种采用单相智能户用感知装置的拓扑识别系统及方法
KR101067299B1 (ko) 원격계량용 모뎀

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100208

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4875665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250