JP2010003122A - 端材ストッカ管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 端材ストッカに保管する端材が規程保管枚数に達した場合でも、再利用価値の高い端材を優先的に保管して端材ストッカを効果的に利用でき、端材廃棄の無駄をできるだけ低減することができる端材ストッカ管理装置を提供する。
【解決手段】 板材加工機2に併設された端材ストッカ3を管理する装置である。端材ストッカ3の保管枚数が、満杯になるなど、規程保管枚数に達した状態で新たに端材Sが発生したときに、満杯時入庫判別手段24による判別を行う。このとき、保管中の各端材3の評価値、および新たに発生した端材Sの評価値を比較する。新たな端材Sの評価値が高い場合、最も評価値の低い端材Sを端材ストッカ3から排出し、新たな端材Sを端材ストッカ3に入れる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、パンチプレスやレーザ加工機等による加工によって生じた端材を、素材として利用可能なものである場合に保管する端材ストッカに対して、その入庫の管理を行う端材ストッカ管理装置に関する。
パンチプレス等の板材加工機では、孔明けや成形等の加工の他に、孔明け等によって素材板材から製品板材を切り取る加工を行う。多くの場合、板材加工機の加工効率重視のために、切り取る製品板材の大きさや形状が異なる場合でも、同寸法の素材板材が使用される。そのため、製品板材の種類によっては、素材板材から製品板材を切り取った後に、まだ他の製品板材に加工することができる部分が残る端材が生じる。
従来、このような端材は、有効利用されることなく、廃棄材として処分されるのが一般的である。一部で、このような端材を、再利用する価値があるもの(再利用可能材)として保管するか、廃棄材とするかの判別を行い、条件に合致したものは保管することが提案されている(例えば、特許文献1)。保管する端材は、その形状を所定の記憶手段に記憶させておく。この他に、後に端材を再利用するために、素材板材に対して有効活用領域を除いてネスティングすることも提案されている(例えば、特許文献2)。
上記のような端材の保管を、板材加工機に併設した端材ストッカに保管するにつき、再利用可能なものであるか否かを判別する装置については、先に提案されている(特願2007−218111号)。
特許第3126755号公報 特開2006−107131号公報
上記提案例の端材ストッカは、製品板材の抜き後が生じた板材であるため、積み重ねることか困難であり、各段毎に1枚ずつ格納する構造とされている。このため、保管可能な枚数が少なく、満杯になり易い。満杯になった場合に、以後に生じた端材は全て廃棄するようにしても良いが、再利用価値の高い端材を廃棄処分するのでは、端材ストッカを十分に活用できず、不経済である。
この発明の目的は、端材ストッカに保管する端材が規程保管枚数に達した場合でも、再利用価値の高い端材を優先的に保管して端材ストッカを効果的に利用でき、端材廃棄の無駄をできるだけ低減することができる端材ストッカ管理装置を提供することである。
この発明の他の目的は、再利用価値の適切な判断を可能とすることである。
この発明のさらに他の目的は、個々の使用者の事情に応じて、より適切な再利用価値の判断に基づく端材ストッカの有効利用を可能とすることである。
この発明の端材ストッカ管理装置(1)は、素材板材(W)から製品板材(m)を切り取る加工を行う板材加工機(2)に併設され、前記素材板材(W)の前記板材加工機(2)で前記製品板材(m)が切り取られた残り部分であり再利用すべき端材(S)を複数枚保管する端材ストッカ(3)を管理する装置である。
この構成の端材ストッカ管理装置(1)において、前記端材ストッカ(3)に保管している各端材(S)について、その端材(3)についてのデータである端材データ(SD)を記憶し、かつ新たに発生した端材(S)の端材データ(SD)を記憶する端材データ記憶手段(21)と、この端材データ記憶手段(21)に記憶された各端材(S)の端材データ(SD)から、設定規則(R)に従って各端材(S)の評価値を演算する評価値演算手段(22)と、前記端材ストッカ(3)の保管枚数が規程保管枚数に達した状態で新たに端材(S)が発生したときに、前記端材ストッカ(3)に保管中の各端材(S)の評価値、および新たに発生した端材(S)の評価値を比較し、保管中の端材(S)のいずれもが、新たに発生した端材(S)の評価値以上の場合は、新たに発生した端材(S)を端材ストッカ(3)に保管しない指令を、また保管中の端材(S)の中で新たに発生した端材(S)よりも評価値が低い端材(S)がある場合は、最も評価値の低い端材(S)を端材ストッカ(3)から排出し新たな端材(S)を端材ストッカ(3)に入れる指令を出力する規程枚数保管時入庫判別手段(24)とを備えることを特徴とする。
前記規程保管枚数は、端材ストッカ(3)が満杯となる枚数であっても、一部に特別な保管用などの余裕を確保しておくように、満杯に満たない枚数として設定された枚数であっても良い。
この構成によると、端材ストッカ(3)の保管枚数が規程保管枚数に達した状態で新たに端材(3)が発生すると、規程枚数保管時入庫判別手段(24)は、端材ストッカ(3)に保管中の各端材(3)の評価値、および新たに発生した端材(S)の評価値を比較し、保管中の端材(S)のいずれもが、新たに発生した端材(S)の評価値以上の場合は、新たに発生した端材(S)を端材ストッカ(3)に保管しない指令を、また保管中の端材(S)の中で新たに発生した端材(S)よりも評価値が低い端材がある場合は、最も評価値の低い端材(S)を端材ストッカ(3)から排出し新たな端材(S)を端材ストッカ(3)に入れる指令を端材ストッカ(3)へ出力する。評価値については、評価値演算手段(22)により、端材データ記憶手段(21)に記憶された各端材(S)の端材データ(SD)から、設定規則(R)に従って各端材(S)の評価値を演算される。
このように、評価値を計算し、規程保管枚数を超える端材(S)が生じたときは、評価値の低い端材(S)を出庫し、評価値の高い端材(S)を端材ストッカ(3)内に保管するようにしたため、端材ストッカ(3)に保管する端材(3)が規程保管枚数に達した場合でも、再利用価値の高い端材(S)を優先的に保管して端材ストッカ(3)を効果的に利用することができ、端材廃棄の無駄をできるだけ低減することができる。
この発明において、前記評価値演算手段(22)は、歩留り、所定の基準に従って有効とされる端材のエリアの面積である有効エリア面積、端材の重さ、および端材の総面積のうちのいずれか一つまたは複数の判定項目を用いて評価値を演算するものであっても良い。
このように、歩留り、有効エリア面積、端材の重さ、端材の総面積等のいずれかを用いて評価値を演算する場合は、再利用価値の適切な判断が可能となる。
この発明において、前記評価値演算手段(22)が、複数の判定項目毎に配分された項目別評価値を加算して前記評価値を演算するものであり、この演算に用いる個々の項目別評価値の配分をオペレータの入力によって変更可能とする評価値配分入力手段(25)を設けても良い。
このように、個々の項目別評価値の配分をオペレータの入力によって変更可能とした場合、個々の使用者の事情に応じて、より適切な再利用価値の判断が行え、端材ストッカ(3)のより一層の効果的な有効利用が行える。
この発明の端材ストッカ管理装置は、素材板材から製品板材を切り取る加工を行う板材加工機に併設され、前記素材板材の前記板材加工機で前記製品板材が切り取られた残り部分であり再利用すべき端材を複数枚保管する端材ストッカを管理する装置であって、前記端材ストッカに保管している各端材について、その端材についてのデータである端材データを記憶し、かつ新たに発生した端材の端材データを記憶する端材データ記憶手段と、この端材データ記憶手段に記憶された各端材の端材データから、設定規則に従って各端材の評価値を演算する評価値演算手段と、前記端材ストッカの保管枚数が規程保管枚数に達した状態で新たに端材が発生したときに、前記端材ストッカに保管中の各端材の評価値、および新たに発生した端材の評価値を比較し、保管中の端材のいずれもが、新たに発生した端材の評価値以上の場合は、新たに発生した端材を端材ストッカに保管しない指令を、また保管中の端材の中で新たに発生した端材よりも評価値が低い端材がある場合は、最も評価値の低い端材を端材ストッカから排出し新たな端材を端材ストッカに入れる指令を出力する規程枚数保管時入庫判別手段とを備えるため、端材ストッカに保管する端材が規程保管枚数に達した場合でも、再利用価値の高い端材を優先的に保管して端材ストッカを効果的に利用でき、端材廃棄の無駄をできるだけ低減することができる。
前記評価値演算手段が、歩留り、所定の基準に従って有効とされる端材のエリアの面積である有効エリア面積、端材の重さ、および端材の総面積のうちのいずれか一つまたは複数の判定項目を用いて評価値を演算するものである場合は、再利用価値の適切な判断が行える。
前記評価値演算手段が、複数の判定項目毎に配分された項目別評価値を加算して前記評価値を演算するものであって、この演算に用いる個々の項目別評価値の配分をオペレータの入力によって変更可能とする評価値配分入力手段を設けた場合は、個々の使用者の事情に応じて、より適切な再利用価値の判断に基づく端材ストッカの有効利用を可能となる。
この発明の一実施形態を図1ないし図5と共に説明する。この端材ストッカ管理装置1は、板材加工機2に併設された端材ストッカ3を管理する装置である。
板材加工機2は、素材板材Wから製品板材mを切り取る加工を行う加工機であり、タレット式等のパンチプレス、またはレーザ加工機等からなる。板材加工機2は、上記加工を行う加工機本体2Aと、この加工機本体2Aを制御する加工制御装置4とを備える。加工機本体2Aは、テーブル6上で素材板材Wを前後(Y方向),左右(X方向)に移動させて素材板材Wの任意の箇所を加工位置Pに位置決めする板材送り機構7と、加工位置Pで孔明け等の加工を行う加工ヘッド(図示せず)とを備える。加工制御装置4は、数値制御装置およびプログラマブルコントローラ等からなり、加工プログラム5を実行して制御を行う。なお、板材加工機2には、素材板材Wの搬入、および製品板材mの搬出を行う搬入搬出装置(図示せず)が付設されている。
端材ストッカ3は、素材板材Wにおける板材加工機2で製品板材mが切り取られた残り部分となる端材Sうち、再利用すべき端材Sを保管する装置である。端材ストッカ3は、端材Sの保管を行うストッカ本体3Aと、このストッカ本体3Aに対して端材Sの出し入れを行う端材出し入れ機構8と、この端材出し入れ機構8の制御を行う端材ストッカ制御装置9とを備える。
図4に具体例を示すように、ストッカ本体3Aは、端材Sをそれぞれ一枚ずつ格納可能な格納棚10が上下に複数段に設けられたラック状であり、数枚ないし十数枚の端材Sを保管可能とされている。各格納棚10は、引出し状に前方に出入り自在なパレットからなる。
端材出し入れ機構8は、ストッカ本体3Aの前面に沿って昇降するエレベータ11と、このエレベータ11に対して板材加工機2のテーブル6との間で端材Sの出し入れを行う主出し入れ機構12とで構成される。エレベータ11は、端材ストッカ3の各段の格納棚10の対応する位置に停止可能であり、このエレベータ11と格納棚10との間で端材Sの出し入れを行う機構(図示せず)を有している。エレベータ11の下方には、廃棄用の端材Sを入れる廃棄端材収容台13が設けられている。
なお、ストッカ本体3Aは、上記構成に限らず、端材Sを複数枚格納可能なものであれば良い。
図1において、自動プログラミング装置15は、製品形状データDmおよび素材形状データDwが入力されることで、加工プログラム5を自動生成する装置である。製品形状データDmは、切り取り加工を行う各製品板材mの外周形状等を示す図形データと、製品板材mの識別番号、製品板材mの板厚、材質等を示す属性データとを含む。識別番号は必ずしも設けなくても良い。素材形状データDwは、長方形の素材板材Wの縦横の各寸法と、板厚、材質、素材価格等のデータからなる。自動プログラミング装置15では、素材板材Wの形状に対して、各製品板材mの配置を定める処理であるネスティング(板取りとも言う)を設定規則(図示せず)に従って行い、そのネスティング結果から、実行可能な形式に加工プログラム5を作成する処理を行う。加工プログラム5には、各製品板材mの識別番号、板厚、材質、素材価格等は、属性データとして記述される。
端材ストッカ管理装置1は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータと、これに実行されるプログラム(図示せず)とで構成され、端材データ記憶手段21と、評価値演算手段22と、基本入庫判別手段23と、規程枚数保管時入庫判別手段である満杯時入庫判別手段24と、評価値配分入力手段25とを有する。
端材データ記憶手段21は、端材ストッカ3に保管している各端材Sについて、その端材Sについてのデータである端材データを記憶し、かつ新たに発生した端材Sの端材データを記憶する手段である。
図2は、端材データ記憶手段21の概念構成を示す。端材データ記憶手段21は、ストッカ内端材記憶部21aと、新規端材記憶部21bとを有する。ストッカ内端材記憶部21aには、端材ストッカ3における、それぞれ1枚の端材Sを格納する場所である各段の格納部F1〜Fn毎に、端材識別番号と端材データとが記憶される。新規端材記憶部21bには、板材加工機2で新たに発生した端材Sの端材データSDが記憶される。
端材データSDは、例えば、端材図形データと、端材Sの板厚、材質、素材価格等が記憶される。端材図形データは、端材Sの形状を示す図形データであり、素材板材Wの外周形状のデータと、素材板材Wから製品板材mを切り取った製品抜き孔hmの形状のデータとを含む。
端材データ記憶手段21への端材データSDの入力は、例えば、端材データ記憶手段21に設けられたデータ監視入力手段(図示せず)により行われる。このデータ監視入力手段は、加工機制御装置4および端材ストッカ制御装置9を監視し、加工機制御装置4で実行した加工プログラム5から端材データSDを得る。加工プログラム5から必要な端材データSDが得られない場合は、自動プログラミング装置15の記憶データから端材データSDを得るようにしても良い。また、端材ストッカ制御装置9の動作を監視することで、端材ストッカ3のどの格納部F1〜Fnにどの端材Sが格納されたかが特定できる。
図1において、評価値演算手段22は、端材データ記憶手段21に記憶された各端材mの端材データSDから、設定規則Rに従って各端材mの評価値を演算する手段である。評価値演算手段22は、歩留り、有効エリア面積、端材mの重さ、および端材mの総面積のうちのいずれか一つまたは複数の判定項目を用いて評価値を演算する。上記有効エリア面積は、所定の基準に従って有効とされる端材のエリアの面積である。
評価値演算手段22、より具体的には、複数の判定項目毎に配分された項目別評価値を加算して前記評価値を演算するものであり、この演算に用いる個々の項目別評価値の配分をオペレータの入力によって変更可能とする評価値配分入力手段25を設けられている。
図3は、評価値演算手段22の概念構成を示す。評価値演算手段22は、評価値配分設定部22aと、演算式設定部22bとを有し、評価値配分設定部22aに設定された項目別の評価値の配分を用い、演算式設定部22bに設定された演算式に従って評価値を求める。
評価値配分設定部22aに設定する評価項目としては、例えば、歩留り、有効エリア面積、重さ、総面積、板厚、材質、価格等がある。歩留りは、素材板材Wに対する端材Sの残存割合である。有効エリア面積は、上記のように所定の基準に従って有効とされる端材のエリアの面積である。有効エリアは、例えば、横方向(X方向)および前後方向(Y方向)の寸法がいずれも設定値以上の矩形のエリアとされる。重さ、総面積、板厚、および材質は、いずれもその端材Sについてのもの等である。価格は、例えば、素材板材Wの単価である。
配分は、各評価項目について評価を重視する割合、つまり全評価項目の配分合計に対する割合を示す値であり、パーセントで示しても良く、また歩留り:1、有効エリア面積:2のように、適宜の数値で示しても良い。また、この個々の項目毎の配分は、例えば、(基本配分)×(重み)、のように重み付けして示しても良い。なお、ある項目の配分を零に設定した場合は、その項目については評価値を算出に用いないことを意味する。
演算式設定部22bは、評価値配分設定部22aに設定された各項目別の評価値配分を用い、端材データSDから、各評価項目毎の評価値を算出する演算式、およびその演算された各項目別評価値を加算して評価値を演算する演算式を設定した手段である。
なお、評価値演算手段22で演算した各部品板材mの評価値は、所定の記憶手段に記憶させておく。例えば、図2のように、端材データ記憶手段21が、各格納部F1〜Fnと対応して評価値を記憶し、格納部F1〜Fnに格納した製品板材mが変更されたときは、その変更後の製品板材mの評価値を記憶するようにしても良い。
図1の評価値配分入力手段25は、上記のように評価値配分設定部22aに設定する各評価項目の配分の値を、キーボードやマウス等の入力装置26から入力する手段である。評価値配分設定部22aにおける各項目毎の配分を、(基本配分)×(重み)とする場合は、評価値配分入力手段25は、各項目の重みのみを変更するものとしても良い。
基本入庫判別手段23は、板材加工機1で端材が発生したときに、再利用価値があるか否か、つまり端材ストッカ3に保管するか否かを、設定規則に従って判別する手段である。この設定規則としては、例えば、上記評価値演算手段22で演算された評価値が設定値以上の場合に、端材ストッカ3に保管するものと定める。なお、上記評価値演算手段22は、満杯時入庫判別手段24による判別に用いる評価値を演算するものであるが、この実施形態では、この評価値演算手段22により演算した評価値を、基本入庫判別手段23に利用する。この他に、基本入庫判別手段23は、満杯時入庫判別手段24による判別のための評価値とは別の評価値を演算して端材ストッカ3への保管の有無を定めるようにしても良い。
基本入庫判別手段23の保管とする判別結果は、端材ストッカ制御装置9に送られ、保管しないとする判断結果は、前記搬入搬出装置(図示せず)に送られる。
満杯時入庫判別手段24は、端材ストッカ3の保管枚数が規程保管枚数に達した状態で新たに端材Sが発生したときに、処理を行う。規程保管枚数は、任意に設定される値であり、通常は端材ストッカ3が満杯となる保管枚数とすれば良いが、特別な場合の保管の余裕を持たせるために、満杯となる保管枚数よりも少ない枚数に設定しても良い。満杯時入庫判別手段24は、満杯の判別に限らないため、請求項では「規程枚数保管時入庫判別手段」と称したが、この実施形態では簡明のために「満杯時入庫判別手段」と称す。端材ストッカ3に保管している枚数は、端材データ記憶手段21の記憶内容から判断する。
満杯時入庫判別手段24は、端材ストッカ3に保管中の各端材Sの評価値、および板材加工機2で新たに発生した端材Sの評価値を比較し、保管中の端材Sのいずれもが、新たに発生した端材Sの評価値以上の場合は、新たに発生した端材Sを端材ストッカ3に保管しない指令を、また保管中の端材Sの中で新たに発生した端材Sよりも評価値が低い端材がある場合は、最も評価値の低い端材を端材ストッカ3から排出し新たな端材Sを端材ストッカ3に入れる指令を、端材ストッカ3の端材ストッカ制御装置9へ出力する。
なお、満杯時入庫判別手段24で比較を行う新たに発生した端材Sは、基本入庫判別手段23で保管すべきと判別された端材Sだけであり、基本入庫判別手段23で保管不要と判別された端材Sについては、比較を行わない。
端材ストッカ制御装置9は、基本入庫判別手段23および満杯時入庫判別手段24の出力に応じて、端材Sの出し入れを行う。端材ストッカ制御装置9は、この他に、操作盤(図示せず)からの操作等によって、保管している端材Sを出庫して板材加工機2へ搬入する。
この構成の端材ストッカ管理装置1によると、板材加工機2で新たな端材Sが発生する毎に、基本入庫判別手段23により、端材ストッカ3に保管すべきか否かを判断し、保管すべきと判断した場合は、その端材Sを端材ストッカ3に保管させる。
端材ストッカ3に保管した端材Sは、任意時に、操作盤等からの操作によって出庫して板材加工機2へ搬入され、素材として加工に用いられる。
端材ストッカ3の保管枚数が規程保管枚数に達した状態で、新たに発生した端材Sが、基本入庫判別手段23で保管すべきと判別された場合は、満杯時入庫判別手段24により、端材ストッカ3に保管中の各端材Sの評価値、および新たに発生した端材Sの評価値を比較する。比較に用いる評価値は、評価値演算手段22で演算されて端材データ記憶手段21に記憶された値である。評価値演算手段22による評価値の演算およびその演算結果の端材データ記憶手段21への記憶は、端材ストッカ3に保管すべき端材Sが生じる都度行っても良く、また満杯時入庫判別手段24による判別が必要となったときに行うようにしても良い。
満杯時入庫判別手段24は、端材ストッカ3に保管中の各端材Sの評価値、および板材加工機2で新たに発生した端材Sの評価値を比較し、保管中の端材Sのいずれもが、新たに発生した端材Sの評価値以上の場合は、新たに発生した端材Sを端材ストッカ3に保管しない指令を、また保管中の端材Sの中で新たに発生した端材Sよりも評価値が低い端材がある場合は、最も評価値の低い端材を端材ストッカ3から排出し新たな端材Sを端材ストッカ3に入れる指令を、端材ストッカ3の端材ストッカ制御装置9へ出力する。
簡単な具体例を、図5と共に説明する。なお、図1(B)は図5と同じ図である。
いま、端材ストッカ3の各保管部F1,F2,…に、同図に示すように、一部に製品抜き孔hmが生じた端材SA,SB,…が格納されていて、端材ストッカ3の保管枚数が規程保管枚数に達したとする。この状態で、板材加工機1で新たな端材SDが発生し、基本入庫判別手段23で保管すべきと判別されたとする。
このとき、満杯時入庫判別手段24は、端材ストッカ3に保管中の各端材Sの評価値、および新たに発生した端材Sの評価値を比較する。評価値として、歩留りのみを用いるとすると、図から明らかなように、新たに発生した端材SDの評価値が最も高く、保管中の端材SCの評価値が最も低い。この場合は、端材SCを端材ストッカ3から廃棄端材収容台13へ排出し、新たな端材SDを端材ストッカ3内に保管する旨の指令が、満杯時入庫判別手段24から端材ストッカ制御装置9へ送られる。
また、評価値として、歩留りの他に素材価格を用いる場合に、保管中の端材SA〜ACがいずれも高価な材質であって、新たに発生した端材SDの評価値が最も低いとする。この場合は、新たに発生した端材SDを保管しない指令が、端材ストッカ3の端材ストッカ管理装置9に送られる。
上記の説明は、簡明のために、評価値を歩留りのみ、または歩留りと素材価格を用いて計算する例を説明したが、評価値演算手段22は、歩留り、有効エリア面積、端材の重さ、および端材の総面積のうちのいずれか一つまたは複数の判定項目を用いて評価値を演算するものであっても良い。
このように、歩留り、有効エリア面積、端材の重さ、端材の総面積等のいずれかを用いて評価値を演算することで、再利用価値の適切な判断が可能となる。
また、上記のように評価値配分入力手段25を設けて、項目別評価値の配分をオペレータの入力によって変更可能とした場合は、個々の使用者の事情に応じて、より適切な再利用価値の判断が行える。そのため、端材ストッカのより一層の効果的な有効利用が行うことができる。
(A)はこの発明の一実施形態に係る端材ストッカ管理装置の概念構成のブロック図、(B)はその評価値の比較の説明図である。 同端材ストッカ管理装置における端材データ記憶手段の概念構成の説明図である。 同端材ストッカ管理装置における評価赤井演算手段の概念構成の説明図である。 板材加工機および端材ストッカを備える設備の一例を示す斜視図である。 同端材ストッカ管理装置による評価値の比較の説明図である。
符号の説明
1…端材ストッカ管理装置
2…板材加工機
3…端材ストッカ
4…加工制御装置
8…端材出し入れ機構
9…端材ストッカ制御装置
21…端材データ記憶手段
22…評価値演算手段
21a…ストッカ内端材記憶部
21b…新規端材記憶部
22a…評価値配分設定部
23…基本入庫判別手段
24…満杯時入庫判別手段(規程枚数保管時入庫判別手段)
25…評価値配分入力手段
F1 〜Fn格納部
hm…製品抜き孔
m…製品板材
S…端材
SD…端材データ
W…素材板材

Claims (3)

  1. 素材板材から製品板材を切り取る加工を行う板材加工機に併設され、前記素材板材の前記板材加工機で前記製品板材が切り取られた残り部分であり再利用すべき端材を複数枚保管する端材ストッカを管理する装置であって、
    前記端材ストッカに保管している各端材について、その端材についてのデータである端材データを記憶し、かつ新たに発生した端材の端材データを記憶する端材データ記憶手段と、
    この端材データ記憶手段に記憶された各端材の端材データから、設定規則に従って各端材の評価値を演算する評価値演算手段と、
    前記端材ストッカの保管枚数が規程保管枚数に達した状態で新たに端材が発生したときに、前記端材ストッカに保管中の各端材の評価値、および新たに発生した端材の評価値を比較し、保管中の端材のいずれもが、新たに発生した端材の評価値以上の場合は、新たに発生した端材を端材ストッカに保管しない指令を、また保管中の端材の中で新たに発生した端材よりも評価値が低い端材がある場合は、最も評価値の低い端材を端材ストッカから排出し新たな端材を端材ストッカに入れる指令を出力する規程枚数保管時入庫判別手段と、を備えることを特徴とする端材ストッカ管理装置。
  2. 前記評価値演算手段は、歩留り、所定の基準に従って有効とされる端材のエリアの面積である有効エリア面積、端材の重さ、および端材の総面積のうちのいずれか一つまたは複数の判定項目を用いて評価値を演算する請求項1記載の端材ストッカ管理装置。
  3. 前記評価値演算手段は、複数の判定項目毎に配分された項目別評価値を加算して前記評価値を演算するものであって、この演算に用いる個々の項目別評価値の配分をオペレータの入力によって変更可能とする評価値配分入力手段を設けた請求項1または請求項2記載の端材ストッカ管理装置。
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