JP2010003056A - シャーシ型装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャーシ型装置における機能実装の柔軟化及びブレード実装の効率化を図る。
【解決手段】スイッチブレード50におけるフロントブレード51内のコンバータ51aから出力された電源電圧VCCは、リアブレード52内の回路へ供給されると共に、PoEコントローラ52a、LANケーブル53、及び各ブレード60−Nにおけるリアブレード62内のIPM−Bコントローラ62bを経由して、各リアブレード62内の回路へ供給され、各リアブレード52,62の起動が開始される。各リアブレード52,62は、起動時、シリアルバス41bを経由してシェルフ制御モジュール71と制御情報CIの通信を行い、運用状態まで状態を遷移させる。リアブレード62の運用中は、同ブレードに実装された機能を実行し、データDAの転送は、LANケーブル53を経由して、スイッチブレード50から他のブレード60−N又は外部装置と通信が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、PICMG 3.0 Revision 2.0 AdvancedTCA Base Specification(Per ipheral Component Interconnect Industrial Computer Manufacturers 3.0 Advanced Telecommunications Computing Architecture Group規格、以下、単に「ATCA規格」という。)等に則ったシャーシ型の構造を持つ情報処理装置、通信機器等のシャーシ型装置、特に、そのシャーシ型装置における機能実装の柔軟化及びブレード実装の効率化の技術に関するものである。
従来、シャーシ型装置の1つであるATCA規格に則ったATCA装置に関する技術として、例えば、次のような文献等に記載されるものがあった。
特開2007−208960号公報 特開2008−9520号公報
特許文献1には、サービスプロバイダが、短時間で新しいサービスを経済的に提供可能にする動的サービスブレード及び方法が記載されている。又、特許文献2には、ATCA装置内のブレード間で伝送遅延の少ないデータ転送を行うデータ転送装置の技術が記載されている。
図3は、特許文献1、2等に記載された従来のシャーシ型装置を示す概略の構成図である。
このシャーシ型装置は、例えば、主に通信機器用のプラットフォームを規定したATCA規格に則り、電気通信機器として使用されるATCA装置であり、シャーシ(筐体)1を有している。シャーシ1内には、配線基板であるバックプレーン2が設けられている。バックプレーン2は、例えば、バス構造のLAN(Local Area Network)であるイーサネット(登録商標)(Ethernet(登録商標))2a、シリアルバス2b、及び電源配線2c等を有している。イーサネット(登録商標)2a及びシリアルバス2bには、スイッチ又はハブ(HUB)を構成する電子回路基板である1つのスイッチブレード10と、電子回路基板である複数のブレード20−N(N=20−1,20−2,・・・)とが実装され、シリアルバス2bには、制御回路基板であるシェルフ制御モジュール31が実装され、更に、電源配線2cには、電源電圧(例えば、DC−48V)を供給するための電源モジュール32が実装されている。
ここで、イーサネット(登録商標)2aは、ブレード間通信のためのバスであり、スイッチブレード10及び各ブレード20−Nはバス型又はスター型に配線されており、スイッチブレード10及びスイッチブレード10以外のブレード20−N間のデータDAの転送は、スイッチブレード10を経由して行われるようになっている。シリアルバス2bは、シェルフ制御モジュール31がスイッチブレード10及び複数のブレード20−Nの動作状態を管理及び制御するためのIPM(Intelligent Platform Management)インタフェース規格に則った制御用バスである。電源配線2cは、スイッチブレード10及び複数のブレード20−Nに共通の電源電圧を供給するための配線である。
スイッチブレード10は、サーバ、中央処理装置(以下「CPU」という。)等といった所望の電子機器を有するフロントブレード11と、入/出力(以下「I/O」という。)接続機能等を有し、そのフロントブレード11に接続されたリアブレード12とが、組みで1つの機能単位となっている。フロントブレード11は、電源モジュール32からの電源電圧(例えば、DC−48V)をこのスイッチブレード10内で使える形式の電源電圧VCC(例えば、DC+5V,+3.3V等)に変換するコンバータ(CNV)11aと、イーサネット(登録商標)2aに接続されたLANスイッチ(SW)11bと、シリアルバス2b上の制御情報CIの送受信及びシリアルバス2bを制御するためのIPMコントローラ11c等とを有している。IPMコントローラ11cは、このスイッチブレード10内のハードウェア状態の監視機能、及び、異常時のシェルフ制御モジュール31へのイベントメッセージの転送機能等を有している。
各ブレード20−Nは、スイッチブレード10と同様に、サーバ、CPU等といった所望の電子機器を有するフロントブレード21と、I/O接続機能等を有するリアブレード22とが、組みで1つの機能単位となっている。各フロントブレード21は、電源モジュール32からの電源電圧を所望の電源電圧VCCに変換するコンバータ(CNV)21aと、イーサネット(登録商標)2aに接続された送受信器21bと、シリアルバス2b上の制御情報CIの送受信及びシリアルバス2bを制御するためのIPMコントローラ21c等とを有している。
シェルフ制御モジュール31は、シリアルバス2bに接続された各ブレード10,20−Nからの情報収集、及び各ブレード10,20−Nへのリセット、シャットダウン等の制御機能を有している。
このような構成のシャーシ型装置では、電源モジュール32から出力された電源電圧が、バックプレーン2中の電源配線2cを経由して、各ブレード10,20−N内のフロントブレード11,21へ供給される。各フロントブレード11,21内のコンバータ11a,21aは、受電した電源電圧(例えば、DC−48V)を所望の電源電圧VCCに変換し、この各フロントブレード11,21内の回路へ供給する共に、各リアブレード12,22内の回路へ供給する。これにより、各ブレード10,20−Nが動作可能状態になる。
例えば、ブレード20−1内のフロントブレード21からブレード20−2内のフロントブレード21へデータDAを送信する場合、ブレード20−1のデータDAが、フロントブレード21内の送受信器21bからイーサネット(登録商標)2aへ出力される。イーサネット(登録商標)2a上のデータDAは、スイッチブレード10におけるフロントブレード11内のLANスイッチ11bへ送られ、ここで切り替えられてイーサネット(登録商標)2aへ送られる。このイーサネット(登録商標)2a上のデータDAは、ブレード20−2におけるフロントブレード21内の送受信器21bにて受信される。
又、ブレード20−1内のリアブレード22からブレード20−2内のリアブレード22へデータDAを送信する場合、ブレード20−1において、リアブレード22のデータDAがフロントブレード21へ送られ、このフロントブレード21内の送受信器21bからイーサネット(登録商標)2aへ出力される。イーサネット(登録商標)2a上のデータDAは、スイッチブレード10におけるフロントブレード11内のLANスイッチ11bへ送られ、ここで切り替えられてイーサネット(登録商標)2aへ送られる。このイーサネット(登録商標)2a上のデータDAは、ブレード20−2において、フロントブレード21内の送受信器21bにて受信され、リアブレード22へ送られる。
しかしながら、従来の図3のようなシャーシ型装置によれば、次のような課題があった。 従来のシャーシ型装置は、同一スロットのフロント/リアのブレードが組みで1つの機能単位となっており、フロントブレード11,21とリアブレード12,22を別々の機能単位で扱うことができなかった。そのため、フロントブレード11,21のみで機能を実装できる場合は、リアブレード12,22のスロットは空きスロットとなる。
又、ブレード10,20−Nへの電源電圧の供給は、装置内の電源モジュール32より、バックプレーン2中の電源配線2cを経由してフロントブレード11,21にのみ供給され、リアブレード12,22にはフロントブレード11,21から供給される構造となっている。更に、シャーシ1内のブレード間通信においても、フロントブレード21がバックプレーン2中のイーサネット(登録商標)2aを通してデータ通信を行っており、リアブレード22がブレード間の通信を行うには、フロントブレード21を経由する構造となっている。そのため、同一スロットのフロントブレード無しに、リアブレード単体では電源電圧VCCが供給されず、ブレード間通信も実行できない。
このように、従来のシャーシ型装置では、フロント/リアのブレードが組みで1つの機能単位となっているため、シャーシ1内のスロット数分の機能しか実装できないという課題があった。又、フロントブレード11,21のみで機能を実装できる場合は、リアブレード12,22のスロットは空きとなるため、実装的に無駄となる課題があった。
本発明のシャーシ型装置は、電子機能を有するフロントブレードと、I/0接続機能、及びLANケーブルを通して電源供給が可能なPoE(Power over Ethernet(登録商標))機能を有するリアブレードとが、シャーシ内に設けられたバックプレーンに実装され、前記フロントブレードへの電源供給、データ転送、及び制御が、前記バックプレーンを経由して実行され、前記リアブレードへの電源供給が、前記フロントブレードとは別経路の前記LANケーブルを経由して実行されることを特徴とする。
本発明の他のシャーシ型装置は、電子機能を有するフロントブレードと、I/O接続機能、LANケーブルを通して電源供給が可能なPoE機能、及び制御線上の制御情報の送受信機能を有するリアブレードとが、シャーシ内に設けられたバックプレーンに実装され、前記フロントブレードへの電源供給、データ転送、及び制御が、前記バックプレーンを経由して実行され、前記リアブレードへの電源供給、データ転送、及び制御が、前記フロントブレードとは別経路の前記LANケーブル及び前記制御線を経由して実行されることを特徴とする。
本発明によれば、フロントブレードとリアブレードそれぞれ独立した機能単位として扱うことを可能とし、同一装置に実装できる機能数を増やすことができ、装置の拡張性を実現できる。更に、リアブレードの空きスロットの無駄をなくすこともできる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1におけるシャーシ型装置を示す概略の構成図である。
このシャーシ型装置は、従来の装置と同様に、例えば、ATCA規格に則り、電気通信機器として使用されるATCA装置であり、シャーシ40を有している。シャーシ40内には、バックプレーン41が設けられている。バックプレーン41は、データ線(例えば、イーサネット(登録商標))41a、制御線(例えば、シリアルバス)41b、及び電源配線41c等を有している。イーサネット(登録商標)41a及びシリアルバス41bには、スイッチ又はハブを構成する1つのスイッチブレード50と、複数のブレード60−N(N=60−1,60−2,・・・)とが実装され、シリアルバス41bには、シェルフ制御モジュール71が実装され、更に、電源配線41cには、電源電圧(例えば、DC−48V)を供給するための電源モジュール72が実装されている。
従来と同様に、イーサネット(登録商標)41aは、ブレード間通信のためのバスであり、スイッチブレード50及び各ブレード60−Nはバス型又はスター型に配線されており、スイッチブレード50及びスイッチブレード50以外のブレード60−N間のデータDAの転送は、スイッチブレード50を経由して行われるようになっている。シリアルバス41bは、シェルフ制御モジュール71がスイッチブレード50及び複数のブレード60−Nの動作状態を管理及び制御するためのIPMインタフェース規格に則った制御用バスである。電源配線41cは、スイッチブレード50及び複数のブレード60−Nに共通の電源電圧を供給するための配線である。
スイッチブレード50は、サーバ、CPU等といった所望の電子機器を有するフロントブレード51と、このフロントブレード51にコネクタ等を介して接続されたリアブレード52とを有している。
フロントブレード51は、電源モジュール72からの電源電圧(例えば、DC−48V)をこのスイッチブレード50内で使える形式の電源電圧VCC(例えば、DC+5V,+3.3V等)に変換するコンバータ(CNV)51aと、イーサネット(登録商標)41aに接続されたLANスイッチ(SW)51bと、シリアルバス41b上の制御情報CIの送受信及びシリアルバス41bを制御するためのIPMコントローラ51c等とを有している。IPMコントローラ51cは、このスイッチブレード50内のハードウェア状態の監視機能、及び、異常時のシェルフ制御モジュール71へのイベントメッセージの転送機能等を有している。
リアブレード52は、I/O接続機能と、イーサネット(登録商標)の電力供給方式の規格であるIEEE802.3af/802.3at等に規定され、LANケーブルを通して電源供給が可能なPoE機能を持つPoEコントローラ52aと、シリアルバス41bを拡張するためのIPM−Aコントローラ52b等とを有し、フロントブレード51から独立した機能モジュールとして扱え、且つフロントブレード51と同じ制御が可能な構成になっている。PoEコントローラ52aは、フロントボード51内のコンバータ51aから供給される電源電圧VCCと、LANスイッチ51bからのデータDAとを結合して、バックプレーン41とは別経路のLANケーブル53へ送出する機能や、LANケーブル53からのデータDAを受信する機能等を有している。IPM−Aコントローラ52bは、フロントブレード51内のIPMコントローラ51cから与えられる制御情報CIを、バックプレーン41とは別経路の制御線(例えば、シリアルケーブル)54へ送信する機能や、シリアルケーブル54からの制御情報CIを受信する機能等を有している。
各ブレード60−Nは、サーバ、CPU等といった所望の電子機器を有するフロントブレード61と、このフロントブレード61にコネクタ等を介して接続されたリアブレード62とを有している。
各フロントブレード61は、電源モジュール72からの電源電圧を所望の電源電圧VCCに変換するコンバータ(CNV)61aと、イーサネット(登録商標)41aに接続された送受信器61bと、シリアルバス41b上の制御情報CIの送受信及びシリアルバス41bを制御するためのIPMコントローラ61c等とを有している。
各リアブレード62は、I/O接続機能と、PoEの端末側の機能を持ち、PoE機能を実装したリアブレード52からLANケーブル53を経由して給電を受けることにより動作可能なPoEコントローラ62aと、シリアルバス41bを拡張するためのIPM−Bコントローラ62b等とを有し、フロントブレード61から独立した機能モジュールとして扱え、且つフロントブレード61と同じ制御が可能な構成になっている。PoEコントローラ62aは、リアブレード52内のPoEコントローラ52aからLANケーブル53を経由して供給される電源電圧VCC及びデータDAを分離する機能や、データDAをLANケーブル53へ送信する機能等を有している。IPM−Bコントローラ62bは、シリアルケーブル54を経由して、リアブレード52内のIPM−Aコントローラ52bに対して制御情報CIの送受信を行う機能等を有している。
シェルフ制御モジュール71は、IPMコントローラ等を有し、このシェルフ制御モジュール71内のハードウェア状態の監視、シリアルバス41bに接続された各ブレード50,60−Nからの情報収集、及び各ブレード50,60−Nへのリセット、シャットダウン等の制御機能を有している。
(実施例1の動作)
本実施例1におけるフロントブレード51,61の動作(a)と、リアブレード52,62の動作(b)とを説明する。
(a) フロントブレード51,61の動作
電源モジュール72から出力された電源電圧は、バックプレーン41中の電源配線41cを経由して、各ブレード50,60−N内のフロントブレード51,61へ供給される。各フロントブレード51,61内のコンバータ51a,61aは、受電した電源電圧(例えば、DC−48V)を所望の電源電圧VCCに変換し、この各フロントブレード51,61内の回路へ供給する。これにより、各フロントブレード51,61が動作可能状態になる。
例えば、ブレード60−1内のフロントブレード61からブレード60−2内のフロントブレード61へデータDAを送信する場合、ブレード60−1のデータDAが、フロントブレード61内の送受信器61bからイーサネット(登録商標)41aへ出力される。イーサネット(登録商標)41a上のデータDAは、スイッチブレード50におけるフロントブレード51内のLANスイッチ51bへ送られ、ここで切り替えられてイーサネット(登録商標)41aへ送られる。このイーサネット(登録商標)41a上のデータDAは、ブレード60−2におけるフロントブレード61内の送受信器61bにて受信される。
(b) リアブレード52,62の動作
(b1) リアブレードの起動
フロントブレード51内のコンバータ51aから出力された電源電圧VCCは、リアブレード52内の回路へ供給されると共に、PoEコントローラ52a、LANケーブル53、及び各リアブレード62内のPoEコントローラ62aを経由して、各リアブレード62内の回路へ供給される。これにより、各リアブレード52,62の起動が開始される。
各リアブレード52,62は、起動時、シリアルバス41bを経由してシェルフ制御モジュール71と制御情報CIの通信を行い、運用状態まで状態を遷移させる。この時、各リアブレード52,62は、シェルフ制御モジュール71から、1つの機能単位モジュールとして認識され、同じスロットのフロントブレード51,61とは独立したモジュールとして扱われる。
(b2) リアブレードの運用
リアブレード62の運用中は、同ブレードに実装された機能を実行し、データDAの転送は、LANケーブル53を経由して、スイッチブレード50から他のブレード60−N又は外部装置と通信が行われる。例えば、ブレード60−1内のリアブレード62からブレード60−2内のリアブレード62へデータDAを送信する場合、ブレード60−1におけるリアブレード62のデータDAが、PoEコントローラ62a、及びLANケーブル53を経由して、スイッチブレード50におけるPoEコントローラ52a及びLANスイッチ51bへ送られる。LANスイッチ51bへ送られてきたデータDAは、このLANスイッチ51bで切り替えられ、PoEコントローラ52a、及びLANケーブル53を経由して、ブレード60−2のリアブレード62へ送ら、PoEコントローラ62aにて受信される。
又、各ブレード60−Nにおけるリアブレード62内の障害情報やイベントは、IPM−Bコントローラ62b、シリアルケーブル54、スイッチブレード50におけるIPM−Aコントローラ52b、IPMコントローラ51c、及びシリアルバス41bを経由して、シェルフ制御モジュール71へ送られ、フロントブレード61と同様な制御が実行される。
(b3) リアブレードの停止
リアブレード62の停止時は、PoEコントローラ52a、LANケーブル53、及びPoEコントローラ62a経由でのシャットダウン処理、又は、シェルフ制御モジュール71よりシリアルバス41b、IPMコントローラ51c、IPM−Aコントローラ52b、シリアルケーブル54、及びIPM−Bコントローラ62b経由でのシャットダウン処理が実行される。
(実施例1の効果)
実施例1によれば、次の(1)、(2)の効果が得られる。
(1) PoE機能を利用しているので、フロントブレード51,61とリアブレード52,62を独立した機能単位として扱うことができ、同一装置内に最大で通常の2倍の機能を実装することができ、装置機能の拡張性、及び可用性を持たせることができる。
(2) 従来のように、フロントブレードでのみ機能を実装したモジュールのリア側スロットは通常空きスロットとなり使用不可であったが、本実施例1のようにPoE機能を利用した構成をとることにより、リア側スロットに、機能モジュールであるリアブレード62を実装できるため、無駄となっていた空きスロットを有効に使え、実装効率を上げることができる。
(実施例2の構成)
図2は、本発明の実施例2におけるシャーシ型装置の要部を示す概略の構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2のシャーシ型装置では、実施例1のスイッチブレード50におけるリアブレード52、各ブレード60−Nにおけるリアブレード52、LANケーブル53、及びシリアルケーブル54に代えて、これらとは構成の異なるスイッチブレード50Aにおけるリアブレード52A、各ブレード60−NA(=60−1A,60−2A,・・・)におけるリアブレード52A、及びLANケーブル53を設け、実施例1のシリアルケーブル54を省略し、LANケーブル53を利用して各ブレード間において電源電圧、データDA、及び制御情報CIの伝送可能な構成になっている。
スイッチブレード50Aにおけるリアブレード52Aは、フロントブレード51内のIPMコントローラ51cに接続されたIPM−Aコントローラ52bと、このIPM−Aコントローラ52bとフロントブレード51内のLANスイッチ51bとに接続されたコントローラ(CNT)52cと、このコントローラ52cとフロントブレード51内のコンバータ51aとに接続されたPoEコントローラ52a等とを有している。
IPM−Aコントローラ52bは、シリアルバス41bを拡張する機能等を有している。コントローラ52cは、IPMコントローラ51cからの制御情報CIと、LANスイッチ51bからのデータDAとを結合する機能や、PoEコントローラ52aからの制御情報CI及びデータDAを分離する機能等を有している。PoEコントローラ52aは、コントローラ52cからの制御情報CI及びデータDAと、コンバータ51aからの電源電圧VCCとを結合してLANケーブル53へ送出する機能や、LANケーブル53からの制御情報CI及びデータDAを受信する機能等を有している。
各ブレード60−NAにおけるリアブレード62Aは、LANケーブル53に接続されたPoEコントローラ62aと、このPoEコントローラ62aに接続されたコントローラ(CNT)62cと、このコントローラ62cに接続されたIPM−Bコントローラ62b等とを有している。
PoEコントローラ62aは、LANケーブル53からの制御情報CI、データDA及び電源電圧VCCを受信して、制御情報CI及びデータDAと電源電圧VCCとを分離する機能や、制御情報CI及びデータDAをLANケーブル53へ送信する機能等を有している。コントローラ62cは、PoEコントローラ62aからの制御情報CI及びデータDAを受信してこれらを分離する機能や、制御情報CI及びデータDAをPoEコントローラ62aへ送信する機能等を有している。IPM−Bコントローラ62bは、コントローラ62cに対する制御情報CIの送受信を行ってシリアルバス41bを拡張する機能等を有している。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の動作)
本実施例2におけるフロントブレード51,61の動作は、実施例1と同様である。以下、リアブレード52A,62Aの動作(a1)〜(a3)を説明する。
(a1) リアブレードの起動
フロントブレード51内のコンバータ51aから出力された電源電圧VCCは、リアブレード52A内の回路へ供給されると共に、PoEコントローラ52a、LANケーブル53、及び各リアブレード62A内のPoEコントローラ62aを経由して、各リアブレード62A内の回路へ供給される。これにより、各リアブレード52A,62Aの起動が開始される。
各リアブレード52A,62Aは、起動時、図1のシリアルバス41bを経由してシェルフ制御モジュール71と制御情報CIの通信を行い、運用状態まで状態を遷移させる。この時、各リアブレード52A,62Aは、図1のシェルフ制御モジュール71から、1つの機能単位モジュールとして認識され、同じスロットのフロントブレード51,61とは独立したモジュールとして扱われる。
(a2) リアブレードの運用
リアブレード62Aの運用中は、同ブレードに実装された機能を実行し、データDAの転送は、LANケーブル53を経由して、スイッチブレード50Aから他のブレード60−NA又は外部装置と通信が行われる。例えば、ブレード60−1A内のリアブレード62Aからブレード60−2A内のリアブレード62AへデータDAを送信する場合、ブレード60−1Aにおけるリアブレード62AのデータDAが、コントローラ62c、PoEコントローラ62a、及びLANケーブル53を経由して、スイッチブレード50AにおけるPoEコントローラ52a、コントローラ52c及びLANスイッチ51bへ送られる。LANスイッチ51bへ送られてきたデータDAは、このLANスイッチ51bで切り替えられ、コントローラ52c、PoEコントローラ52a、及びLANケーブル53を経由して、ブレード60−2Aのリアブレード62Aへ送ら、PoEコントローラ62a及びコントローラ62cにて受信される。
又、各ブレード60−NAにおけるリアブレード62A内の障害情報やイベントは、IPM−Bコントローラ62b、コントローラ62c、PoEコントローラ62a、LANケーブル53、スイッチブレード50AにおけるPoEコントローラ52a、コントローラ52c、IPM−Aコントローラ52b、IPMコントローラ51c、及び図1のシリアルバス41bを経由して、シェルフ制御モジュール71へ送られ、フロントブレード61と同様な制御が実行される。
(a3) リアブレードの停止
リアブレード62Aの停止時は、PoEコントローラ52a、LANケーブル53、及びPoEコントローラ62a経由でのシャットダウン処理、又は、図1のシェルフ制御モジュール71よりシリアルバス41b、IPMコントローラ51c、IPM−Aコントローラ52b、コントローラ52c、PoEコントローラ52a、LANケーブル53、PoEコントローラ62a、コントローラ62c、及びIPM−Bコントローラ62b経由でのシャットダウン処理が実行される。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、コントローラ52c,62cを用い、リアブレード52A,62A間においてLANケーブル53を経由して制御情報CI、データDA及び電源電圧VCCを伝送する構成にしたので、実施例1とほぼ同様の効果が得られ、更に、実施例1のシリアルケーブル54を削減できるので、配線作業の簡易化が可能になる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(i)、(ii)のようなものがある。
(i) 実施例では、スイッチブレード50,50AにPoE機能を持たせて電源供給を行う例を説明したが、スイッチブレード50,50A以外のブレード60−N,60−NAに同機能を実装することも可能である。
(ii) 実施例では、ATCA装置について説明したが、シャーシ40にフロントブレード51,61及びリアブレード52,52A,62を実装する他のシャーシ型装置にも適用可能である。
本発明の実施例1におけるシャーシ型装置を示す概略の構成図である。 本発明の実施例2におけるシャーシ型装置の要部を示す概略の構成図である。 従来のシャーシ型装置を示す概略の構成図である。
符号の説明
40 シャーシ
41 バックプレート
50,50A スイッチブレード
51,61 フロントブレード
51a,61a コンバータ
51b LANスイッチ
51c,61c IPMコントローラ
52,52A,62,62A リアブレード
52a,62a PoEコントローラ
52b IPM−Aコントローラ
52c,62c コントローラ
61b 送受信器
60−N,60−NA ブレード
62b IPM−Bコントローラ
71 シェルフ制御モジュール
72 電源モジュール

Claims (2)

  1. 電子機能を有するフロントブレードと、
    入/出力接続機能、及びLANケーブルを通して電源供給が可能なPoE機能を有するリアブレードとが、
    シャーシ内に設けられたバックプレーンに実装され、
    前記フロントブレードへの電源供給、データ転送、及び制御が、前記バックプレーンを経由して実行され、
    前記リアブレードへの電源供給が、前記フロントブレードとは別経路の前記LANケーブルを経由して実行されることを特徴とするシャーシ型装置。
  2. 電子機能を有するフロントブレードと、
    入/出力接続機能、LANケーブルを通して電源供給が可能なPoE機能、及び制御線上の制御情報の送受信機能を有するリアブレードとが、
    シャーシ内に設けられたバックプレーンに実装され、
    前記フロントブレードへの電源供給、データ転送、及び制御が、前記バックプレーンを経由して実行され、
    前記リアブレードへの電源供給、データ転送、及び制御が、前記フロントブレードとは別経路の前記LANケーブル及び前記制御線を経由して実行されることを特徴とするシャーシ型装置。
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