JP7150334B2 - 集合型シャーシシステム及び通信システム - Google Patents

集合型シャーシシステム及び通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP7150334B2
JP7150334B2 JP2019066811A JP2019066811A JP7150334B2 JP 7150334 B2 JP7150334 B2 JP 7150334B2 JP 2019066811 A JP2019066811 A JP 2019066811A JP 2019066811 A JP2019066811 A JP 2019066811A JP 7150334 B2 JP7150334 B2 JP 7150334B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collective
card
converter
chassis
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019066811A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020167541A (ja
Inventor
雄弘 巣山
周之 武田
健太 島田
諒 早川
和佳奈 鈴木
哲夫 中島
秀夫 上岡
直樹 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FXC INC.
Original Assignee
FXC INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FXC INC. filed Critical FXC INC.
Priority to JP2019066811A priority Critical patent/JP7150334B2/ja
Publication of JP2020167541A publication Critical patent/JP2020167541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7150334B2 publication Critical patent/JP7150334B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、集合型シャーシシステムに関し、特に複数のカード型メディアコンバータを内蔵した集合型シャーシを用いて伝送システムにおける主経路と副経路の経路切り替え制御を行うのに好適な集合型シャーシシステムに関する。
従来、自拠点と他拠点との間でデータ伝送を行うのに、集合型シャーシに複数のカード型メディアコンバータを内蔵した集合型シャーシシステムを自拠点側と他拠点側に設置し、自拠点と他拠点との障害対策として冗長システム構成を採用したものが知られている。
例えば、カード型メディアコンバータとして光メディアコンバータを用い、集合型シャーシに複数のカード型光メディアコンバータを内蔵させた集合型シャーシシステムを自拠点側と他拠点側にそれぞれ設置して冗長システムを構成し、自拠点と他拠点のネットワークを伝送線で接続し、伝送線はカード型光メディアコンバータ毎に設けられ、それぞれ主経路と副経路として用いられる。
このような冗長システムにおいて、自拠点側または他拠点側と集合型シャーシステムとの間にそれぞれイーサネット(登録商標)スイッチ(例えば、L2スイッチ)が設けられ、冗長システムの主経路と副経路の切替えを各イーサネット(登録商標)スイッチの切替え機能により、実現していた。この冗長構成を実現するには、接続機器である集合型シャーシシステム内のカード型メディアコンバータに光回線障害をイーサネット(登録商標)スイッチに伝える機構(例えば、リンクフォルトパススルー機能)を追加し、さらにイーサネット(登録商標)スイッチに切替制御機能を備える必要があり、イーサネット(登録商標)スイッチのコスト高を招き、経路切替え機能がないダムスイッチは冗長システムに採用できなかった。
特開2006-352544号公報
従来、自拠点と他拠点との間に、自拠点側L2スイッチ(SW)と自拠点側集合型シャーシ内蔵光メディアコンバータ(MC(主)とMC(副))(主経路用と副経路用)、他拠点側L2スイッチと他拠点側集合型シャーシ内蔵光メディアコンバータ(MC(主)、MC(副))(主経路用と副経路用)とを設置し、少なくとも主経路と副経路とを冗長構成してネットワーク接続された伝送システムにおいて、図20に示すように、以下のような経路切替制御を行っている。
(ステップ1)自拠点と他拠点を接続するL2スイッチ(SW)またはMC(主)はオートネゴシエーション機能によりそれぞれリンクを確立する。同様に、L2スイッチ(SW)またはMC(副)はオートネゴシエーション機能により、それぞれリンクを確立する。このとき、両自他拠点のL2スイッチはスパニングツリーによって、両自他拠点のL2スイッチ同士で主経路の接続が完備されているかを確認する。以上により両自他拠点のSW間で主経路接続が達成され、主経路が確立する。ここで、副経路のメディアコンバータは常時稼働・リンク確立状態であるが、インターフェイススイッチのスイッチング制御部が副経路のメディアコンバータへの出力を止めているので、データが届かない状態となっている。
(ステップ2)主経路の両自他拠点のMC(主)は、光経路で回線障害が発生した場合、信号断によってイーサネット(登録商標)規定のリンク確立条件を満たさなくなった(規定の通信プロトコルが得られなくなった)ので、MC(主)の光ポートをリンクダウンに遷移する。ここで、両自他拠点のMC(主)のSW側ポートは稼働・リンク確立状態になっており、光ポートは稼働・リンク未確立状態になっている。また、両自他拠点のMC(副)のSW側ポートおよび光ポートは稼働・リンク確立状態になっている。しかし、インターフェイススイッチのスイッチング制御部が副経路のメディアコンバータへの出力を止めているので、データは流れていない状態である。
(ステップ3)両自他拠点のMC(主)は、MC(主)の光ポートがリンクダウン時に、切替処理としてMC(主)のリンクフォルトパススルー機能によりMC(主)のSW側ポートを遮断する。
(ステップ4)両自他拠点のL2スイッチ(SW)は接続先MC(主)のSW側ポート遮断により、イーサネット(登録商標)規定のリンク確立条件を満たさなくなった(信号がこない)ので、MC(主)側の主経路ポートをリンクダウンに遷移する。ここで、SWの主経路側のポートは稼働・リンク未確立状態となっている。
(ステップ5)両自他拠点のL2スイッチの信号取得部は主経路のリンクダウンを検出し、それによってスイッチング制御部が主経路への転送を遮断し(主経路への信号出力を停止し)、副経路への転送遮断を解除し(副経路への信号出力を稼働し)、切替処理を行う。この切替処理により、ネットワーク検出が行われ、副経路のMC(副)が非導通状態から導通状態に変更される。
(ステップ6)自拠点と他拠点を接続するL2スイッチ(SW)は、両自他拠点間の副経路の接続が完備されているかをスパニングツリーによって確認する。以上により両自他拠点のSW間で副経路接続が達成され、副経路に切り替わる。
ここでは、L2スイッチの経路切替にスパニングツリーを取り扱っているが、リンクアグリゲーションによって経路切替を実施することもある。その場合は、MC(主)・MC(副)のいずれもが常にリンク確立をしながら導通した状態を維持し、障害発生時には前述同様にMC(主)がSW側ポートを遮断し、L2スイッチが主経路のリンクダウンを検出することで主経路の転送を遮断する。
L2スイッチがスパニングツリーを用いている場合、主経路の回線復旧時にはL2スイッチは再度ネットワークの検出を行い、接続経路を選択する。切替にはネットワークの帯域を用いる。L2スイッチがリンクアグリゲーションを用いている場合、主経路の回線復旧時にはL2スイッチは何も行わない。現行の経路を主経路、復旧した経路を副経路として扱い、稼働中の回線に影響せずに冗長性を確保する。経路接続中は常にネットワークの帯域を用いて監視を行う。
上記のように、従来の方式では、L2スイッチが切替制御を行っている。いずれかの経路は待機状態または一方通行であるように制御する必要があり、ダムSWのような単純な機器ではこのような冗長構成は組めないという問題があった。
また、MCが光回線障害をSWに伝えるリンクフォルトパススルー機構が必要となる。このとき、接続構成時や光回線障害復帰時に、(手順1)光ポートの接続確立により、SW側ポートの遮断解除、(手順2)SWとリンク確立する前に、リンクフォルトパススルー機能が作動し、光ポートの遮断、(手順3)SWとの接続確立により、光ポートの遮断解除、(手順4)光ポートの接続が確立する前に、リンクフォルトパススルー機能が作動し、SW側ポートの遮断、(手順5)以上の手順を反復するか、または、(手順4)光ポートの接続が確立する前に、SWが経路選択を開始し、経路が見つからないといった、いくつかの連携不全のおそれがある。リンクフォルトパススルーの遮断もしくは遮断解除のタイムラグ、経路選択のタイムラグはメーカー固有・帯域依存のものであり、こういった事象の発生がないように現地(実地)にて機器同士の連携を事前に確認する必要がある。
上記のように原則的に拠点内通信プロトコル(例えばイーサネット(登録商標))で制御される、インターフェイスL2スイッチ(SW)によりメディアコンバータの切替えを行う場合には、スイッチに対して固有の動作命令設定を組み込んで、対応するメディアコンバータがさらに自身に対して稼働・停止を制御する必要があった。これは、拠点内インターフェイススイッチの構成を複雑化し、さらに、メディアコンバータとの相性を光伝送路の設置後試験において十分に検証しなければならなかった。
本発明は、上記した従来の課題を解決するために成されたものであり、外部のインターフェイススイッチ制御を用いないで経路切り替え制御可能とし、拠点内インターフェイススイッチ構成の簡素化を図れる集合型シャーシシステム及び通信システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、以下の集合型シャーシシステムを提供する。
すなわち、本発明における第1の発明は、自拠点側ローカルネットワークと外部伝送線のインターフェイスとなるスイッチにそれぞれが接続されるとともに、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータのそれぞれと接続される複数のカード型メディアコンバータと、複数のカード型メディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カードとを集合配置する集合型シャーシを備えた集合型シャーシシステムであって、複数のカード型メディアコンバータの少なくとも一はコンバータ部と伝送処理部とを有するとともに、障害が発生しない場合に伝送処理部により伝送処理が稼働される主経路を構成するメディアコンバータであり、複数のカード型メディアコンバータの少なくとも他の一はコンバータ部と伝送処理部とを有し、障害が発生しない場合には伝送処理部又は/及びコンバータ部による伝送処理が稼働しない副経路を構成するメディアコンバータであり、前記管理カードは、前記主経路を構成するメディアコンバータの信号の伝送処理(受信と送信の両者を含む)に障害が発生したか判断する障害判断部と、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働部と、を有する(請求項1対応)。
前記構成に加え、前記管理カードは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの伝送処理部の伝送処理に関する稼働を停止する主経路メディアコンバータ稼働停止部をさらに有する(請求項2対応)。
前記構成に加え、前記管理カードは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータのスイッチ側コンバータ部の伝送処理に関する稼働を停止するスイッチ側コンバータ部稼働停止部をさらに有する(請求項3対応)。
前記構成に加え、前記管理カードは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの他拠点側コンバータ部の稼働を停止する主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止部をさらに有する(請求項4対応)
前記構成に加え、前記メディアコンバータは、光メディアコンバータである(請求項5対応)。
前記構成に加え、集合型シャーシの前記シャーシ内通信経路は、バス線を有し、前記カード型メディアコンバータは、集合型シャーシに装着されることでバス線に信号送受信可能に接続されるメディアコンバータバス接続部を有する(請求項6対応)。
前記構成に加え、管理カードは、集合型シャーシに装着されることでバス線に信号送受信可能に接続される管理カードバス接続部を有する(請求項7対応)。
第2の発明は、段落番号0020から段落番号0026のいずれか一に記載の集合型シャーシシステムと、
このシャーシシステムに集合配置されたカード型メディアコンバータと信号のやり取りをするスイッチであって、カード型メディアコンバータから信号を取得する信号取得部と、成功した通信のスイッチングに基づいてアドレスとスイッチングを自動学習する自動学習部と、自動学習部での自動学習に基づくアドレスに応じたスイッチング制御部と、スイッチング制御部にて制御されるスイッチング部とスイッチング部からの信号を出力する信号出力部と、を有するスイッチと、
少なくとも主経路を構成するメディアコンバータ間及びメディアコンバータとスイッチ間の伝送線と、副経路を構成するメディアコンバータ間及びメディアコンバータとスイッチ間の伝送線と、からなる通信システム(請求項8対応)。
前記構成に加え、同一のスイッチに接続されるメディアコンバータの伝送処理部は、相互に伝送元スイッチを区別せずに取得した信号を伝送先スイッチに伝送する共有手段を有する(請求項9対応)
前記構成に加え、前記スイッチはイーサネット(登録商標)機器であり、これと、これに接続されているカード型メディアコンバータとは、イーサネット(登録商標)で規定されるリンク確立方式にて通信路を確立するリンク確立部を有する(請求項10対応)。
第3の発明は、自拠点側ローカルネットワークと外部伝送線のインターフェイスとなるスイッチにそれぞれが接続されるとともに、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータのそれぞれと接続される少なくとも主経路用と主経路に障害が発生した場合に利用される副経路用を含む複数のカード型のメディアコンバータと、複数のカード型メディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カードとを集合配置する集合型シャーシを備えた集合型シャーシシステムの動作方法であって、前記管理カードの動作は、前記主経路を構成するカード型メディアコンバータの信号の伝送処理(受信と送信の両者を含む)に障害が発生したか判断する障害判断ステップと、障害判断ステップでの判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働ステップと、を有する集合型シャーシシステムの動作方法(請求項11対応)。
前記第3の発明において、前記管理カードの動作は、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの伝送処理部の伝送処理に関する稼働を停止する主経路メディアコンバータ稼働停止ステップをさらに有する(請求項12対応)。
前記第3の発明において、前記管理カードの動作は、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータのスイッチ側コンバータ部の伝送処理に関する稼働を停止するスイッチ側コンバータ部稼働停止ステップをさらに有する(請求項13対応)。
前記第3の発明において、前記管理カードの動作は、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの他拠点側コンバータ部の稼働を停止する主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止ステップをさらに有する(請求項14対応)。
第4の発明は、自拠点側ローカルネットワークと外部伝送線のインターフェイスとなるスイッチにそれぞれが接続されるとともに、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータのそれぞれと接続される少なくとも主経路用と主経路に障害が発生した場合に利用される副経路用を含む複数のカード型のメディアコンバータと、複数のカード型メディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カードとを集合配置する集合型シャーシを備えた計算機である集合型シャーシシステムの動作プログラムであって、前記管理カードの動作プログラムは、前記主経路を構成するカード型メディアコンバータの信号の伝送処理(受信と送信の両者を含む)に障害が発生したか判断する障害判断ステップと、障害判断ステップでの判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働ステップと、を有する計算機である集合型シャーシシステムに読取り実行可能な動作プログラム(請求項15対応)。
第4の発明において、前記管理カードの動作プログラムは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの伝送処理部の伝送処理に関する稼働を停止する主経路メディアコンバータ稼働停止ステップをさらに有する(請求項16対応)。
第4の発明において、前記管理カードの動作プログラムは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータのスイッチ側コンバータ部の伝送処理に関する稼働を停止するスイッチ側コンバータ部稼働停止ステップをさらに有する(請求項17対応)。
第4の発明において、前記管理カードの動作プログラムは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの他拠点側コンバータ部の稼働を停止する主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止ステップをさらに有する(請求項18対応)
本発明によれば、外部のインターフェイススイッチ制御を用いないで経路切り替え制御可能とし、拠点内インターフェイススイッチ構成の簡素化を図れる集合型シャーシシステム及びその集合型シャーシシステムを用いた通信システムを提供することができる。
実施形態1の集合型シャーシシステムの機能ブロック図 実施形態における集合型シャーシシステムの全体斜視図 実施形態1集合型シャーシシステムのハードウェア構成例を示す図 実施形態1の集合型シャーシシステムの障害発生時の切替制御処理フロー 実施形態1の集合型シャーシシステムに搭載するカード型光メディアコンバータのハードウェア構成図 実施形態1の集合型シャーシシステムにおける管理カードのハードウェア構成図 実施形態1の集合型シャーシシステムのハードウェア構成図 実施形態2の集合型シャーシシステムの機能ブロック図 実施形態2の集合型シャーシシステムハードウェア構成例を示す図 実施形態2の集合型シャーシシステムの障害発生時の切替制御処理フロー 実施形態3の集合型シャーシシステムの機能ブロック図 実施形態3の集合型シャーシシステムハードウェア構成例を示す図 実施形態3の集合型シャーシシステムの障害発生時の切替制御処理フロー 実施形態4の集合型シャーシシステムの機能ブロック図 実施形態5の集合型シャーシシステムの機能ブロック図 実施形態6の上記集合型シャーシシステムを用いた通信システムの機能ブロック図 実施形態8の上記集合型シャーシシステムを用いた通信システムの機能ブロック図 実施形態1の通信システムにL2スイッチと光メディアコンバータを用いた具体例を示す図 図18の通信システムにおける実施形態の経路切替制御フロー 従来の通信システムにおける経路切替制御フロー 実施形態5の集合型シャーシシステムのシリアルバス構成例(装置装着前)を示す図 実施形態5の集合型シャーシシステムのシリアルバス構成例(装置装着後)を示す図 実施形態4の集合型シャーシシステムの機能ブロック 実施形態4の集合型シャーシシステムのムハードウェア構成例を示す図 実施形態4の集合型シャーシシステムの障害発生時の切替制御処理フロー 実施形態6の経路切替制御フローの上記集合型シャーシシステムを用いた通信システムの機能ブロック図 実施形態7の上記集合型シャーシシステムの機能ブロック図
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を用いて説明する。なお、本発明は、これら実施形態に何ら限定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
なお、以下に記載する本装置の機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPU(中央演算装置)や主メモリ、システムバス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクドライブや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、例えばタブレットPC、タッチ入力コンピュータ、パーソナルコンピュータ、ディスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、スマートフォン、タッチパネルディスプレイ、ハードディスク、マイク、スピーカー、プリンタまたその外部周辺装置用のインターフェイス、ネットワークインターフェイス、集合型シャーシのシリアルバスインターフェイス、シリアルコンソールインターフェイス、LEDインターフェイス、タッチ入力インターフェイス、画像入力インターフェイス、マウス入力インターフェイス、ディスプレイインターフェイス、ICカード入力インターフェイス、キーボード入力インターフェイス、音声入出力インターフェイス、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザ・インターフェイス用アプリケーションなどが挙げられる。そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェイスなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。あるいは本装置の機能ブロックは専用ハードウェアによって実現されてもよい。また、本装置は一つのハードウェアやソフトウェアにより構成される場合に限られず、複数のハードウェアやソフトウェアの組み合わせによって構成されてもよく、ネットワークを介在したサーバ装置を含んで構成されてもよい。
また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるプログラム、及びプログラムを固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
<実施形態1>
<実施形態1 概要>
本実施形態の集合型シャーシシステムは、少なくとも主経路用と副経路用の複数のカード型メディアコンバータとこれらのカード型メディアコンバータを制御する管理カードを内蔵し、管理カードが回線障害(例えば、リンクダウン)を検出すると、管理カードの制御により副経路用のカード型メディアコンバータを稼働するものである。集合型シャーシシステムは、図2に示すように、集合型シャーシシステム0200の集合型シャーシ0201に複数のカード型メディアコンバータ0203が挿抜可能な状態で取付けられる。また、管理カードもカード型メディアコンバータ0203と同様なカード型の構造をしている。図2の例では、多数のカード型メディアコンバータ(最大20台)装着可能な例を示しているが、少なくともカード型メディアコンバータが2台装着でき、カード型の管理カードが1台装着できれば、本発明を適用できる。メディアコンバータに接続される光ファイバーケーブル、UTPケーブル、同軸ケーブル等の配線処理をするための引き出し式のトレイ0204を備えてもよい。
<実施形態1の構成>
本実施形態の集合型シャーシシステム0100は、図1に示すように、コンバータ部0112と伝送処理部0113を有するカード型メディアコンバータ(主経路)0101と、コンバータ部0114と伝送処理部0115を有するカード型メディアコンバータ(副経路)0102と、管理カード0103とから構成され、管理カード0103は障害判断部0110と副経路メディアコンバータ稼働部0101を有する。カード型メディアコンバータ0101と0102はスイッチ0104に接続され、信号を伝送しあう相手方のメディアコンバータ(図示せず)と接続される。ここで、コンバータ部0112、0114は、例えば、後記図5に示すように、光ポート0501と,LANポート0502と、物理層処理ユニット0504とから構成される。また、伝送処理部0113、0115は、例えば、後記図5に示すように、データリンク処理ユニットを含むプロセッサ0505から構成されている。
<実施形態1の構成の説明>
「集合型シャーシシステム」0100は、自拠点ローカルネットワークと外部伝送線のインターフェイスとなるスイッチ0104にそれぞれが接続されるとともに、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータ(図示せず)のそれぞれと接続される複数のカード型メディアコンバータ0101(主経路用)と0102(副経路用)、複数のメディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カード0103とを集合配置する集合型シャーシ(図2の0201)を備えている。カード型メディアコンバータ0101とカード型メディアコンバータ0102と管理カード0103とはシャーシ内の通信経路にて接続されており、管理カード0103の制御により直接制御するシステム構成である。例えば19インチラック構成の集合型シャーシに、複数のカードモジュールを搭載可能な構成となっている。この搭載するカードモジュールの大きさにより集合型シャーシの高さは、適宜変更可能である。集合型シャーシを19インチラックで実現する場合は、2Uサイズや1Uサイズ等の標準規格を採用できる。
スイッチ104の例としては、後記図26に示すようなイーサネット(登録商標)スイッチとしてのL2スイッチ、このL2スイッチにルーティング機能を備えたL3スイッチ、スイッチングハブ等のネットワーク機器(イーサネット(登録商標)機器)が適用できる。例えば、2つの自拠点と他拠点との間で信号伝送を行う場合、集合型シャーシシステム0100を、自拠点と他拠点にそれぞれ設置し、図2に示すような集合型シャーシに、カード型メディアコンバータ(主経路)0101とカード型メディアコンバータ(副経路)0102と管理カード0103信号(データ)とを内蔵させて、冗長システムを構成する。そして、自拠点のローカルネットワークと他拠点のローカルネットワークとを接続し、集合型シャーシシステム間を外部伝送線(例えば、光ファイバーケーブル、UTPケーブル、同軸ケーブル等)をつないで、送信と受信データ伝送の中継を行う。冗長システムの主経路で回線障害(例えば、リンクダウン)が発生した場合、管理カード0103の制御により主経路から副経路への切替えを行う。
また、他拠点側のメディアコンバータは、図示していないが、図1の構成と同様なものである。集合型シャーシ内通信経路にて直接的に一括管理とは、集合型シャーシ内で直接制御していることを意味し、主経路や副経路の帯域を利用しないことを意味する。集合配置とは、複数台のメディアコンバータをまとめて配置できることをいう。
集合型シャーシシステムの具体例を図7に示す。図7の集合型シャーシシステム(集合型シャーシ)0700には、カード型の管理カード2台、電源ユニット2台、カード型メディアコンバータ(ラインカード)20台がそれぞれ搭載できる。カード型メディアコンバータ0701、0702,0703,0704,0705・・・・(×20)、管理カード0706,0707、電源供給ユニット0709、0709を備えている。図7の例では、カード型メディアコンバータ、管理カード、電源供給ユニットが集合型シャーシの外部に出ているが、実際は集合型シャーシの筐体のスロットから装着され、内蔵している。管理カード0706、0707はシリアルバス(例えば、RS485バス、I2Cバス)を介してカード型メディアコンバータ0701・・・・0705と接続され、直接シリアル通信を行う。汎用の入出力インターフェイス(GPIOインターフェイス)の場合はシリパラ変換を行うパラレルスイッチを介して接続される。RS485バスは、管理カード0706、0707とカード型メディアコンバータ(主経路用または副経路用)間でリンク状態や起動・停止命令などの情報を交換する。また、I2Cバスは、カード型メディアコンバータまたは電源ユニットの搭載の有無を管理カード0706、0707が取得するのに用いられる。
本集合型シャーシステムを用いて管理カードによる光メディアコンバータの経路切替を行う通信システムの例を図18に示す。
図18の例では、自拠点のローカルエリアネットワークと他拠点のローカルエリアネットワークとを接続するために、自拠点側集合型シャーシシステム1801と他拠点側集合型シャーシシステム1802を設置し、自拠点側の集合型シャーシ1801内に、カード型の光メディアコンバータ(主経路用)1810とカード型の光メディアコンバータ(副経路用)1811と内蔵させ、これらの光メディアコンバータ1811と光メディアコンバータ1812とを同一バスでシリアルバス接続した管理カード1812を内蔵させる。また、他拠点側の集合型シャーシ1802内に、カード型の光メディアコンバータ(主経路用)1820とカード型の光メディアコンバータ(副経路用)1821とを内蔵させ、これらの光メディアコンバータ1821と光メディアコンバータ1822とを同一バスでシリアルバス接続した管理カード1822を内蔵させる。
自拠点または他拠点のローカルネットワークにはパソコンやサーバやデータセンタなどが備えられている。これらの自拠点の機器(図示せず)とイーサネット(登録商標)機器としてのL2スイッチ1803と集合型シャーシシステム1801とがネットワーク接続され、自拠点側の集合型シャーシに内蔵された主経路用のカード型光メディアコンバータ1810と他拠点側の集合型シャーシに内蔵された主経路用のカード型光メディアコンバータ1820とが、光回線(光ファイバーケーブルなどの伝送線)1805a(上り回線)、1805b(下り回線)を介して接続され、自拠点側の集合型シャーシに内蔵された主経路用のカード型光メディアコンバータ1811と他拠点側の集合型シャーシに内蔵された主経路用のカード型光メディアコンバータ1821とが、光回線(光ファイバーケーブルなどの伝送線)1806a(上り回線)、1806b(下り回線)を介して接続される。同様に他拠点の機器(図示せず)とイーサネット(登録商標)機器としてのL2スイッチ1804とがネットワーク接続され、冗長システムを構成する。
ここで、L2スイッチは、切替え制御機能を持たないダムスイッチを利用できるようになり、システムの簡素化が図れる。もちろん、切替え制御機能を有するL2スイッチ、IPルーティング機能を有するL3スイッチなどを利用することができ、システム構築の柔軟性を高めることができる。また、カード型メディアコンバータはリンクフォルトパススルー機能を追加する必要がなくなり、メディアコンバータのコストダウンにつながる。当然ながら、リンクフォルトパススルー機能を備えたメディアコンバータにおいては、リンクフォルトパススルー機能を無効にして本発明の冗長システムに適用できる。
通常は主経路のみに接続された機器が稼働し、リンク確立状態で信号の伝送を行っている。両自他拠点の管理カードは主経路の光回線を監視している。そして、主経路の光回線1805に回線障害(例えば、リンクダウン)が発生すると、管理カード1812又は1822は独立制御により、副経路の光メディアコンバータ1811又は1821に対して起動命令(稼働命令)を発行し、各機器とのリンク確立を行った後、副経路に切替えを行う。その後、管理カード1812又は1822は独立制御により、主経路の光メディアコンバータ1810又は1811に対して主経路の光メディアコンバータの稼働停止命令を発行し、主経路を構成するメディアコンバータの伝送処理部の伝送処理に関する稼働を停止する。
「カード型メディアコンバータ」0101は、複数のカード型メディアコンバータの少なくとも一はコンバータ部0112と伝送処理部0113とを有するとともに、障害が発生しない場合に稼働する主経路を構成するメディアコンバータである。カード型メディアコンバータ0101は、正常に主経路が動作しているときに、他拠点側のメディアコンバータとデータの伝送(送信と受信)を行っている。主経路は、拠点内または拠点間の高速データ伝送するために、送信用の伝送線と受信用の伝送線を有することが望ましい。所望の通信速度に問題がない場合は、伝送線を1つ利用して多重化して送受信してもよい。
「カード型メディアコンバータ」0102は、複数のカード型メディアコンバータの少なくとも他の一はコンバータ部0114と伝送処理部0115とを有し、障害が発生しない場合には伝送処理部0114又は/及びコンバータ部0115による伝送処理が稼働しない副経路を構成するメディアコンバータである。ここで、副経路のメディアコンバータ0102は、伝送処理部0115による伝送処理が稼働しない状態にしたり、コンバータ部0114による伝送処理(送信または受信)が稼働しない状態にしたりしている。または伝送処理部0115及びコンバータ部0114による伝送処理が稼働しない状態にしている。
「複数のカード型メディアコンバータ」を用いている理由は、1つの経路のデータ伝送において、障害が発生したとき、経路を切り替えてデータ伝送を可能とするため、冗長システムを構成している。大量のデータを伝送する場合や、データ伝送の拠点数を増やしたい場合は、カード型メディアコンバータの数を、主経路用と副経路用の2セットずつ増設することでシステムを拡張することができる。カード型メディアコンバータとしては、例えば光メディアコンバータを用いることができる。光通信によりギガネットワークを構成することもできる。
カード型メディアコンバータが光メディアコンバータの例を図5に示す。
「光メディアコンバータ」0500は、図5に示すように、光ポート(例えば、SFPコネクタ等を備える)0501と、LANポート(例えば、RJ-45コネクタ等を備える)0502と、各種通信状態を表示するLED0503と、OSI参照基準の物理層の処理を行う物理層処理ユニット0504と、データリンク処理ユニットを含むプロセッサ0505と、メディア変換のための各種プログラムを内蔵したROM0506と、ROM0506のプログラムを読み出して保持するRAM0507と、背面コネクタ0509と直流電源(DC)入力用のコネクタ0510を有している。
プロセッサ0505のデータリンク層処理ユニット0508と物理層処理ユニット0504によりリンク確立とデータ転送を行う。背面コネクタ0509は集合型シャーシに接続するコネクタであり、シリアル通信バス(例えば、RS485バス)経由で管理カードと情報を交換する。データリンク層処理ユニット0508を含むプロセッサ0505がリンク状態の提供やメディアコンバータの起動(稼働)や停止命令(稼働停止命令)の受付を行う。
「管理カード」0103は、前記主経路を構成するメディアコンバータの信号の伝送処理に障害が発生したか判断する障害判断部0110と、障害判断部0110での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働部0111と、を有する。障害判断部0110は、主経路のカード型メディアコンバータ0101を常時監視しており、障害(例えば、リンクダウン)が発生すると、障害を検出し、起動命令を発行し、すぐに副経路メディアコンバータ稼働部0110を稼働(起動)させて、副経路用のカード型メディアコンバータ0102を起動する。次に、副経路用のカード型メディアコンバータ0102は、オートネゴシエーション機能により、拠点間の各機器とのリンク確立を行い、副経路接続への切替処理を行う。その後、管理カード0103は、主経路メディアコンバータの稼働停止命令(停止命令)を発行し、主経路のカード型メディアコンバータ0101を稼働停止させてもよい。ここでいう稼働停止状態とは、主経路のメディアコンバータの稼働はしているが、コンバータ部や伝送処理部による伝送処理が稼働しない状態をいう。これにより、主経路がリンクアップの状態を維持し、ループなどが発生することを防止することができる。
本実施形態における管理カードの具体例を図6に示す。
「管理カード」0600は、図6に示すように、コンソールポート(例えば、DSUB9のコネクタ等を備える)0601と、LANポート(例えば、RJ-45コネクタ等を備える)0602と、各種通信状態を表示するLED0603と、OSI参照基準の物理層の処理を行う物理層処理ユニット0605と、プロセッサ0606と、各種管理制御プログラムを内蔵したROM0607と、ROM0607のプログラムを読み出して保持するRAM0608と、背面コネクタ0610と直流電源(DC)入力用のコネクタ0611を有している。コンソールポート0601とLANポート0602はユーザ・インターフェイスであり、使用者(運用管理者)はこのポート0601又は0602にパソコンなどの管理端末を接続して各種設定や状態監視を行う。背面コネクタ0601は集合型シャーシに接続するバスコネクタであり、シリアル通信バス(例えば、RS485バス)経由でカード型光メディアコンバータ0500と情報を交換する。プロセッサ0606がリンク状態の取得やメディアコンバータの起動(稼働)や停止命令(稼働停止命令)の発行を行う。
「障害判断部」0110は、主経路を構成するカード型メディアコンバータ0101による信号(データ)の伝送において、データ受信またはデータ送信時に障害が発生したかを判断する。この障害としては、主経路を構成するネットワーク機器間のリンクダウン検出などが挙げられる。
「副経路メディアコンバータ稼働部」0111は、障害判断部0110のリンクダウン検出結果を受けて、通常は伝送処理が稼働していない状態(待機状態)にあった副経路用のカード型メディアコンバータ0102に対して切替処理として起動命令を発行し、副経路用のカード型メディアコンバータによる伝送処理を稼働させ、各機器のオートネゴシエーション機能によりリンク確立を行い、副経路接続を行う。このとき、主経路のカード型メディアコンバータ0101を停止させてもよい。
<実施形態1 管理カード:ハードウェア的構成>
図3に示すように、管理カードの計算機のハードウェア構成は、CPU0301と、シリアルフラッシュROM、SDカード、USBストレージ等の不揮発性メモリ0302と、主メモリ0303と、インターフェイス0304とから構成されている。不揮発性メモリ0302には、障害判断プログラム、副経路メディアコンバータ稼働プログラム、管理制御プログラム、等のプログラムが格納されている。データとしては、障害データ、管理制御データなどがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ0303の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェイス0304には、ネットワークインターフェイス0305、集合型シャーシのシリアルバスインターフェイス0306、シリアルコンソールインターフェイス0307、LEDインターフェイス0308などのインターフェイスを備えている。
<実施形態1 管理カード:処理の流れ>
図4に示すように、このような管理カードの計算機は、少なくとも主経路用と主経路に障害が発生した場合に利用される副経路用を含む複数のカード型のメディアコンバータと、複数のカード型メディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カードとを集合配置する集合型シャーシを備えた集合型シャーシシステムにおいて、管理カードによる切替制御を行うものである。
図4にあるように、この管理カードの計算機の動作は、まず、主経路を構成するカード型メディアコンバータの信号の伝送処理(受信と送信の両者を含む)に障害が発生したか判断する障害判断ステップを実行すると(ステップ0401)、ステップ0401の障害判断ステップでの判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働ステップを実行する(ステップ0402)。
以下、図19を用いて本実施形態1の経路切替制御全体について説明する。
(ステップ1)自拠点と他拠点をネットワーク接続するL2スイッチ(SW)またはMC(主)は、オートネゴシエーション機能により、それぞれリンクを確立し、主経路が稼働する。ここで、両自他拠点のMC(主)は稼働・リンク確立状態になっている。また、両自他拠点のMC(副)は稼働停止状態、例えば、コンバータ部を停止した状態となっている。
(ステップ2)両自他拠点の管理カード(管理C)はそれぞれの拠点の主経路のMC(主)を監視する。ここで、自他拠点の管理カード(管理C)から主経路のMC(主)へのリンク監視状態にある。
(ステップ3)両自他拠点のMC(主)は、光経路で回線障害が発生した場合、信号断によってイーサネット(登録商標)規定のリンク確立条件を満たさなくなった(規定の通信プロトコルが得られなくなった)ので、MC(主)の光ポートをリンクダウンに遷移する。このとき、MC(主)は稼働しているが、リンク未確立状態となる。
(ステップ4)両自他拠点のそれぞれの管理カードはリンクダウン時に、切替処理として管理カードからMC(副)に対して起動命令を発行し、両自他拠点の副経路MC(副)を起動する。例えば、コンバータ部を起動させた状態にする。このとき、MC(副)は稼働・リンク未確立状態となる。
(ステップ5)自拠点と他拠点を接続するL2スイッチ(SW)またはMC(副)はオートネゴシエーション機能により、それぞれリンクを確立し、副経路が稼働する。これにより、自拠点のSW、MC(副)、他拠点のMC(副)、SWの各機器は、稼働・リンク確立状態となり、副経路による信号の伝送(送信と受信)が行えるようになる。
(ステップ6)両自他拠点の管理カードは、それぞれの拠点の管理カードから各MC(主)に対して停止命令(稼働停止命令)を発行し、各MC(主)の稼働を停止する。すなわち、MC(主)のコンバータ部の稼働停止を行う。これにより、自他拠点のSWの各機器は、主経路への信号の伝送を停止する。
(ステップ7)両自他拠点の管理カードはそれぞれの拠点の副経路のMC(副)を監視し、副経路が完備されていることを確認する。
ここでは、MC(副)のコンバータ部の停止・稼働のみによる場合を取り扱っているが、伝送処理部の停止・稼働によって経路切替を実施することもできる。その場合は、MC(副)はリンク確立をしながら伝送処理部の停止によって未導通の状態で待機し、障害発生時に伝送処理部の稼働によって直ちに信号の通信を開始する。
主経路の回線復旧時には、管理カードは特に何も動作を行わない。管理カードの動作設定では、主経路・副経路の入れ替え設定、すなわち、切替後の経路を主経路、回線障害の起きた経路を副経路として設定することができる。ユーザが障害回線の回復時に手動でその変更を行うことで、稼働中の回線に影響せずに冗長性を確保できる。
<実施形態1 効果>
このように、実施形態1によれば、外部のインターフェイススイッチ制御を用いないで経路切り替え制御可能とし、拠点内インターフェイススイッチ構成の簡素化を図れる集合型シャーシシステムを提供することができる。
<実施形態2>
<実施形態2 概要>
本実施形態2の集合型シャーシシステムは、実施形態1の集合型シャーシシステムを基本としつつ、主経路を構成するメディアコンバータの伝送処理部の伝送処理に関する稼働を停止する主経路メディアコンバータ稼働停止部をさらに有するものである。
<実施形態2 構成>
本実施形態の集合型シャーシシステム0800は、図8に示すように、コンバータ部0813と伝送処理部0814を有するカード型メディアコンバータ(主経路)0801と、コンバータ部0815と伝送処理部0816を有するカード型メディアコンバータ(副経路)0802と、管理カード0803とから構成され、管理カード0803は障害判断部0810と副経路メディアコンバータ稼働部0811を有し、さらに主経路メディアコンバータ稼働停止部0812を有する。カード型メディアコンバータ0801と0802はスイッチ0804にそれぞれ接続され、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータ(図示せず)と接続される。
<実施形態2 構成の説明>
「主経路メディアコンバータ稼働停止部」0812は、管理カード0803に備えられ、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合に主経路を構成するメディアコンバータの稼働を停止する。すなわち、カード型メディアコンバータ(主経路)0801の稼働を停止させる。
<実施形態2 管理カード:ハードウェア的構成>
図9に示すように、管理カードの計算機のハードウェア構成は、CPU0901と、シリアルフラッシュROM、SDカード、USBストレージ等の不揮発性メモリ0902と、主メモリ0903と、インターフェイス0904とから構成されている。不揮発性メモリ0902には、障害判断プログラム、副経路メディアコンバータ稼働プログラム、主経路メディアコンバータ稼働停止プログラム、管理制御プログラム、等のプログラムが格納されている。データとしては、障害データ、管理制御データなどがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ0903の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェイス0904には、ネットワークインターフェイス0905、集合型シャーシのシリアルバスインターフェイス0906、シリアルコンソールインターフェイス0907、LEDインターフェイス0908などのインターフェイスを備えている。
<実施形態2 管理カード:処理の流れ>
図10に示すように、このような管理カードの計算機は、少なくとも主経路用と主経路に障害が発生した場合に利用される副経路用を含む複数のカード型のメディアコンバータと、複数のカード型メディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カードとを集合配置する集合型シャーシを備えた集合型シャーシシステムにおいて、管理カードによる切替制御を行うものである。
図10にあるように、この管理カードの計算機の動作は、まず、主経路を構成するカード型メディアコンバータの信号の伝送処理(受信と送信の両者を含む)に障害が発生したか判断する障害判断ステップを実行すると(ステップ1001)、ステップ1001の障害判断ステップでの判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働ステップを実行する(ステップ1002)。
次に、主経路メディアコンバータ稼働停止プログラムにより、主経路メディアコンバータの伝送処理部の伝送に関する稼働を停止させる(ステップ1003)。これにより、主経路から副経路への切替え制御を行った後に、リンク確立状態を維持して、主経路復旧時のループなどの問題を発生することがなくなり、システムの安定性が増す。
<実施形態2 効果>
このように、本実施形態2によれば、実施形態1に加え、主経路メディアコンバータの伝送処理部の伝送に関する稼働を停止させるので、主経路から副経路への切替え制御を行った後に、主経路のリンク確立状態を維持して、ループなどの問題を発生することがなくなり、システムの安定性が増すことができる。
<実施形態3>
<実施形態3 概要>
本実施形態2の集合型シャーシシステムは、実施形態1または実施形態2を基本としつつ、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータのスイッチ側コンバータ部の伝送処理に関する稼働を停止するスイッチ側コンバータ部稼働停止部をさらに有するものである。
<実施形態3 構成>
本実施形態の集合型シャーシシステム1100は、図11に示すように、コンバータ部1114と伝送処理部1115を有するカード型メディアコンバータ(主経路)1101と、コンバータ部1116と伝送処理部1117を有するカード型メディアコンバータ(副経路)1102と、管理カード1103とから構成され、管理カード1103は障害判断部1110と副経路メディアコンバータ稼働部1111と主経路メディアコンバータ稼働停止部1112とスイッチ側コンバータ部稼働停止部1113を有する。カード型メディアコンバータ1101と1102はスイッチ1104に接続され、信号を伝送しあう相手方のメディアコンバータ(図示せず)と接続される。
<実施形態3 構成の説明>
「スイッチ側コンバータ部稼働停止部」1113は、管理カード1103に備えられ、障害判断部1110での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータのスイッチ側コンバータ部の伝送処理の稼働を停止する。すなわち、主経路の信号の伝送処理に障害が発生した場合、主経路メディアコンバータ稼働停止部1112によりカード型メディアコンバータ(主経路)1101の稼働を停止するとともに、スイッチ側コンバータ部稼働停止部1113によりカード型メディアコンバータ(主経路)1101のコンバータ部の稼働を停止する。
<実施形態3 管理カード:ハードウェア的構成>
図12に示すように、管理カードの計算機のハードウェア構成は、CPU1201と、シリアルフラッシュROM、SDカード、USBストレージ等の不揮発性メモリ1202と、主メモリ1203と、インターフェイス1204とから構成されている。不揮発性メモリ1202には、障害判断プログラム、副経路メディアコンバータ稼働プログラム、管理制御プログラム、等のプログラムが格納されている。データとしては、障害データ、管理制御データなどがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ1203の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェイス1204には、ネットワークインターフェイス1205、集合型シャーシのシリアルバスインターフェイス1206、シリアルコンソールインターフェイス1207、LEDインターフェイス1208などのインターフェイスを備えている。
<実施形態3 管理カード:処理の流れ>
図13に示すように、このような管理カードの計算機は、少なくとも主経路用と主経路に障害が発生した場合に利用される副経路用を含む複数のカード型のメディアコンバータと、複数のカード型メディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カードとを集合配置する集合型シャーシを備えた集合型シャーシシステムにおいて、管理カードによる切替制御を行うものである。
図13にあるように、この管理カードの計算機の動作は、まず、主経路を構成するカード型メディアコンバータの信号の伝送処理(受信と送信の両者を含む)に障害が発生したか判断する障害判断ステップを実行すると(ステップ1301)、ステップ1301の障害判断ステップでの判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働ステップを実行する(ステップ1302)。
次に、スイッチ側コンバータ部稼働停止プログラムにより、主経路メディアコンバータのスイッチ側コンバータ部の伝送処理の稼働を停止させる(ステップ1303)。これにより、主経路がリンク確立状態を維持し続けることなく確実に未リンク状態に変化するので、主経路のリンク確立状態を維持して、スイッチのMAC学習による主経路への転送などの問題を発生することがなくなり、システムの安定性が増す。
<実施形態3 効果>
このように、本実施形態3によれば、実施形態1又は実施形態2に加え、主経路を構成するメディアコンバータのスイッチ側コンバータ部の伝送処理に関する稼働を停止させるので、主経路から副経路への切替え制御が行った後に、主経路のリンク確立状態を維持して、主経路への転送などの問題を発生することがなくなり、システムの安定性が増すことができる。
<実施形態4>
<実施形態4 概要>
本実施形態4の集合型シャーシシステムは、実施形態1~実施形態3を基本としつつ、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの他拠点側コンバータ部の稼働を停止する主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止部をさらに有するものである。
<実施形態4 構成>
本実施形態の集合型シャーシシステム2300は、図23に示すように、コンバータ部2314と伝送処理部2315を有するカード型メディアコンバータ(主経路)2301と、コンバータ部2316と伝送処理部2317を有するカード型メディアコンバータ(副経路)2302と、管理カード2303とから構成され、管理カード2303は障害判断部2310と副経路メディアコンバータ稼働部2311と主経路メディアコンバータ稼働停止部2312と主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ稼働停止部2313を有する。カード型メディアコンバータ2301と2302はスイッチ2304にそれぞれ接続され、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータ(図示せず)と接続される。
<実施形態4 構成の説明>
「主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止部」2313は、管理カード2303に備えられ、障害判断部2310での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータ2315の他拠点側コンバータ部の稼働を停止する。すなわち、主経路の信号の伝送処理に障害が発生した場合、主経路メディアコンバータ稼働停止部2312によりカード型メディアコンバータ(主経路)2301の稼働を停止するとともに、主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止部2313により主経路を構成するメディアコンバータの他拠点側コンバータ部の稼働を停止する。
<実施形態4 管理カード:ハードウェア的構成>
図24に示すように、管理カードの計算機のハードウェア構成は、CPU2401と、シリアルフラッシュROM、SDカード、USBストレージ等の不揮発性メモリ2402と、主メモリ2403と、インターフェイス2404とから構成されている。不揮発性メモリ2402には、障害判断プログラム、副経路メディアコンバータ稼働プログラム、主経路メディアコンバータ稼働停止プログラム、主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止プログラム、管理制御プログラム、等のプログラムが格納されている。データとしては、障害データ、管理制御データなどがある。これらのプログラムやデータは、主メモリ1203の保持領域に読み込まれ、作業領域で実行される。また、インターフェイス2404には、ネットワークインターフェイス2405、集合型シャーシのシリアルバスインターフェイス2406、シリアルコンソールインターフェイス2407、LEDインターフェイス2408などのインターフェイスを備えている。
<実施形態4 管理カード:処理の流れ>
図25に示すように、このような管理カードの計算機は、少なくとも主経路用と主経路に障害が発生した場合に利用される副経路用を含む複数のカード型のメディアコンバータと、複数のカード型メディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カードとを集合配置する集合型シャーシを備えた集合型シャーシシステムにおいて、管理カードによる切替制御を行うものである。
図25にあるように、この管理カードの計算機の動作は、まず、主経路を構成するカード型メディアコンバータの信号の伝送処理(受信と送信の両者を含む)に障害が発生したか判断する障害判断ステップを実行すると(ステップ2501)、ステップ2501の障害判断ステップでの判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働ステップを実行する(ステップ2502)。
次に、主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止プログラムにより、主経路を構成するメディアコンバータ2315の他拠点側コンバータ部の稼働を停止する(ステップ2503)。これにより、例えばスイッチ・メディアコンバータ間で障害が発生した場合、主経路から副経路への切替え制御を行った後に、光回線が正常でリンクアップ確立を維持しても確実に未リンク確立状態に変化できるので、光回線側の主経路の一部がリンク確立状態を維持して、他拠点側のスイッチのMAC学習による主経路への転送などの問題を発生することがなくなり、システムの安定性を増すことができる。
<実施形態4 効果>
このように、本実施形態4によれば、実施形態1~実施形態3に加え、主経路を構成するメディアコンバータの他拠点側コンバータ部の稼働を停止することにより、スイッチのMAC学習による主経路への転送の問題を解消できる。
<実施形態5>
<実施形態5 概要>
実施形態5の集合型シャーシシステムは、実施形態1から実施形態4を基本としつつ、集合シャーシ内のシリアルバス通信路にバス線を用いて、メディアコンバータと管理カードにバス接続部を有する。
<実施形態5 構成>
本実施形態の集合型シャーシシステム1400は、図14に示すように、コンバータ部1416と伝送処理部1417を有するカード型メディアコンバータ(主経路)1401と、コンバータ部1418と伝送処理部1419を有するカード型メディアコンバータ(副経路)1402と、管理カード1403とから構成される。そして、カード型メディアコンバータ(主経路)1401と管理カード1403とがシリアル通信するため、集合型シャーシシステム1400(集合型シャーシ)内にメディアコンバータバス接続部1411を有し、カード型メディアコンバータ(副経路)1402と管理カード1403とがシリアル通信するため、集合型シャーシシステム1400内にメディアコンバータバス接続部1412を有し、バス線1415で接続される。
カード型メディアコンバータ1401と1402は自拠点側ローカルネットワークと外部伝送線のインターフェイスとなるスイッチにそれぞれが接続されるとともに、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータ(図示せず)のそれぞれと接続される。
本実施形態の集合型シャーシシステム1500は、図15に示すように、コンバータ部1517と伝送処理部1518を有するカード型メディアコンバータ(主経路)1501と、コンバータ部1519と伝送処理部1520を有するカード型メディアコンバータ(副経路)1502と、管理カード1503とから構成される。そして、カード型メディアコンバータ(主経路)1501と管理カード1403とがシリアル通信するため、集合型シャーシシステム1400(集合型シャーシ)内にメディアコンバータバス接続部1411を有し、カード型メディアコンバータ(副経路)1402と管理カード1403とがシリアル通信するため、集合型シャーシシステム1400内にメディアコンバータバス接続部1412を有し、メディアコンバータバス接続部1511とメディアコンバータバス接続部1512と管理カード1503内の管理カードバス接続部1515とがバス線1516を介して接続される。
カード型メディアコンバータ1501と1502は自拠点側ローカルネットワークと外部伝送線のインターフェイスとなるスイッチにそれぞれが接続されるとともに、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータ(図示せず)のそれぞれと接続される。
<実施形態5 構成の説明>
「バス線」1415(1416)は、図21に示すように、集合型シャーシのシャーシ内シリアルバス通信経路を構成している。背面コネクタ2100が、図21に示すように、シャーシ内のシリアルバスに20個のコネクタ部分が設けられている。図21の例では、背面コネクタ2100側で電気的にシリアルバスが接続されているように記載されているが、実際はプリント基板の裏側でシリアルバスが電気的に接続されている。そして、カード型の光メディアコンバータ2101やカード型の管理カード2102が背面コネクタ2100のコネクタ部分に装着される。この装着された状態を図22に示す。
図22に示すように、光メディアコンバータ2201や管理カード2202のコネクタ部分(雄または雌)と背面コネクタ2200のコネクタ部分(雌または雄)に差し込んで装着することにより、シリアルバス接続がなされる。
「メディアコンバータバス接続部」1511は、カード型メディアコンバータ(主経路)1401(カード型メディアコンバータ(主経路)1501)に備えられ、集合型シャーシに装着されることでバス線に信号送受信可能に接続される。
「メディアコンバータバス接続部」1512は、カード型メディアコンバータ(副経路)1402(カード型メディアコンバータ(副経路)1502)に備えられ、集合型シャーシに装着されることでバス線1516に信号送受信可能に接続される。
「管理カードバス接続部」1515は、管理カード1603内に備えられ、集合型シャーシに装着されることでバス線1516に信号送受信可能に接続される。
<実施形態5 効果>
このように、実施形態5によれば、実施形態1から実施形態3に加え、集合シャーシ内のシリアルバス通信路にバス線を用いて、管理カードによる経路切り替え制御を実現したので、システムが簡素化できる。
<実施形態6>
<実施形態6 概要>
実施形態6の通信システムは、実施形態1から実施形態5の集合型シャーシシステムを備えることを基本としつつ、自拠点側と他拠点側にはそれぞれ前記シャーシシステムに集合配置された複数のカード型メディアコンバータ(主経路用と副経路用)と信号のやり取りをするスイッチを備え、少なくとも主経路を構成するメディアコンバータ間及びメディアコンバータとスイッチ間の伝送線と、副経路を構成するメディアコンバータ間及びメディアコンバータとスイッチ間の伝送線と、からなり、前記シャーシシステム内に設けられた管理カードにより、主・副経路のメディアコンバータの監視を行い、外部のインターフェイススイッチ制御を用いないで障害検出結果に基づく主経路と副経路の切り替え制御を行うものである。
<実施形態6 構成>
本実施形態の通信システム1600は、図16に示すように、自拠点側のスイッチ1603と、自拠点側の集合型シャーシシステム1601と、伝送線1604a、1604b、1605a、1605bと、他拠点側の集合型シャーシシステム1602と、スイッチ1606とから構成される。
自拠点側の集合型シャーシシステム1601は、図16に示すように、コンバータ部1615と伝送処理部1616を有するカード型メディアコンバータ(主経路)1610と、コンバータ部1617と伝送処理部1618を有するカード型メディアコンバータ(副経路)1611と、管理カード1612とから構成され、管理カード1612は障害判断部1613と副経路メディアコンバータ稼働部1614を有する。カード型メディアコンバータ1610と1611はスイッチ1603にそれぞれ接続され、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータ1620、1621と接続される。
他拠点側の集合型シャーシシステム1602は、図16に示すように、コンバータ部1625と伝送処理部1626を有するカード型メディアコンバータ(主経路)1620と、コンバータ部1627と伝送処理部1628を有するカード型メディアコンバータ(副経路)1621と、管理カード1622とから構成され、管理カード1622は障害判断部1623と副経路メディアコンバータ稼働部1624を有する。カード型メディアコンバータ1620と1621はスイッチ1606にそれぞれ接続され、それぞれが信号を伝送しあう自拠点側のメディアコンバータ1610、1611と接続される。
各集合型シャーシシステム1601、1602は、実施形態1の図1の構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。ハードウェア的構成については、実施形態1の図3と同様であるので、ここでは説明を省略する。
各スイッチ1603、1606の一例を図26に示す。スイッチ2600は、図26に示すように、カード型メディアコンバータから信号を取得する信号取得部と、成功した通信のスイッチングに基づいてアドレスとスイッチングを自動学習する自動学習部と、自動学習部での自動学習に基づくアドレスに応じたスイッチング制御部と、スイッチング制御部にて制御されるスイッチング部とスイッチング部からの信号を出力する信号出力部と、を有する。
ここで、L2スイッチは、切替え制御機能を持たないダムスイッチを利用できるようになり、システムの簡素化が図れる。もちろん、切替え制御機能を有するL2スイッチ、IPルーティング機能を有するL3スイッチなどを利用することができ、システム構築の柔軟性を高めることができる。また、カード型メディアコンバータはリンクフォルトパススルー機能を追加する必要がなくなり、メディアコンバータのコストダウンにつながる。当然ながら、リンクフォルトパススルー機能を備えたメディアコンバータにおいては、リンクフォルトパススルー機能を無効にして本発明の冗長システムに適用できる。
図16の切替制御全体の動作については、図19の説明と同様であるので、説明を省略する。
自拠点側の集合型シャーシシステム1601は、図16に示すように、コンバータ部1615と伝送処理部1616を有するカード型メディアコンバータ(主経路)1610と、コンバータ部1617と伝送処理部1618を有するカード型メディアコンバータ(副経路)1611と、管理カード1612とから構成され、管理カード1612は障害判断部1613と副経路メディアコンバータ稼働部1614を有する。カード型メディアコンバータ1610と1611はスイッチ1603にそれぞれ接続され、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータ1620、1621と接続される。
他拠点側の集合型シャーシシステム1602は、図16に示すように、コンバータ部1625と伝送処理部1626を有するカード型メディアコンバータ(主経路)1620と、コンバータ部1627と伝送処理部1628を有するカード型メディアコンバータ(副経路)1621と、管理カード1622とから構成され、管理カード1622は障害判断部1623と副経路メディアコンバータ稼働部1624を有する。カード型メディアコンバータ1620と1621はスイッチ1606にそれぞれ接続され、それぞれが信号を伝送しあう自拠点側のメディアコンバータ1610、1611と接続される。
各集合型シャーシシステム1601、1602は、実施形態1の図1の構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。
<実施形態6 効果>
このように、本実施形態によれば、外部のスイッチ制御を用いないで経路切り替え制御可能な集合型シャーシシステム用いた通信システムが実現できるので、システムの簡素化を図れるとともに、メンテナンスの工数削減にもつながる。
<実施形態7>
<実施形態7 概要>
実施形態7の通信システムは、実施形態6の通信システムを基本としつつ、同一のスイッチに接続されるメディアコンバータの伝送処理部は、相互に伝送元スイッチを区別せずに取得した信号を伝送先スイッチに伝送する共有手段を有するものである。
<実施形態7 構成>
本実施形態7の通信システムは、基本的には図16に示すような構成である。図27に示すように、自拠点側の集合型シャーシシステム2700の構成例を示す。他拠点側の集合型シャーシシステムは図示していないが、同様な構成である。
自拠点側の集合型シャーシシステム2700は、図27に示すように、コンバータ部2712と伝送処理部2713を有するカード型メディアコンバータ(主経路)2701と、コンバータ部2714と伝送処理部2715を有するカード型メディアコンバータ(副経路)2702と、管理カード2703とから構成され、管理カード2703は障害判断部2710と副経路メディアコンバータ稼働部2711を有する。さらに、伝送処理部2713、2715は、それぞれに共有手段2716、2717を有する。
カード型メディアコンバータ2701と2702はスイッチ2704にそれぞれ接続され、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータ(図示せず)と接続される。
<実施形態7 構成の説明>
<実施形態7 伝送処理部 共有手段>
「共有手段」2716は、主経路のカード型メディアコンバータ2701の伝送処理部2716に備えられ、同一のスイッチに接続されるメディアコンバータの伝送処理部2713は、相互に伝送元スイッチを区別せずに取得した信号を伝送先スイッチに伝送する。すなわち、経路切替え機能を持たないダムSWを利用しても、管理カードによる障害検出結果に基づく主経路から副経路への切替え制御が実現できるので、外部のインターフェイススイッチの簡素化が図れる。
<実施形態7 効果>
このように、実施形態7によれば、実施形態6を基本としつつ、外部のスイッチに、従来利用できなかったダムSWなども適用できるようになり、システムコストを低減できる。
<実施形態8>
<実施形態8 概要>
実施形態8の通信システムは、実施形態6又は実施形態7の通信システムを基本としつつ、イーサネット(登録商標)機器のスイッチと、これに接続されているカード型メディアコンバータとが、イーサネット(登録商標)で規定されるリンク確立方式にて通信路を確立するリンク確立部を有するものである。
<実施形態8 構成>
本実施形態の通信システム1700は、図17に示すように、自拠点側のスイッチ1703と、自拠点側の集合型シャーシシステム1701と、伝送線1704a、1704b、1705a、1705bと、他拠点側の集合型シャーシシステム1702と、スイッチ1706とから構成される。
自拠点側の集合型シャーシシステム1701は、図17に示すように、コンバータ部1707と伝送処理部1708とリンク確立部1715を有するカード型メディアコンバータ(主経路)1710と、コンバータ部1717と伝送処理部1718とリンク確立部1716を有するカード型メディアコンバータ(副経路)1711と、管理カード1712とから構成され、管理カード1712は障害判断部1713と副経路メディアコンバータ稼働部1714を有する。カード型メディアコンバータ1710と1711はスイッチ1703にそれぞれ接続され、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータ1720、1721と接続される。スイッチ1703には、リンク確立部1731が設けられている。
他拠点側の集合型シャーシシステム1702は、図17に示すように、コンバータ部1725と伝送処理部1726とリンク確立部1725を有するカード型メディアコンバータ(主経路)1720と、コンバータ部1727と伝送処理部1728とリンク確立部1726を有するカード型メディアコンバータ(副経路)1721と、管理カード1722とから構成され、管理カード1722は障害判断部1723と副経路メディアコンバータ稼働部1724を有する。さらに、リンク確立部1715を有する。カード型メディアコンバータ1720と1721はスイッチ1706にそれぞれ接続され、それぞれが信号を伝送しあう自拠点側のメディアコンバータ1710、1711と接続される。スイッチ1706には、リンク確立部1760が設けられている。
各集合型シャーシシステム1701、1702は、実施形態8の構成と同様であり、各機器にリンク確立部が設けられている点が異なるのみであるので、以下ではリンク確立部について説明する。各スイッチ1703、1706のその他の構成については、図26と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図17の切替制御全体の動作については、図19の説明と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態8 構成の説明>
「スイッチ」1703、1760は、イーサネット(登録商標)機器であり、L2スイッチ、L3スイッチ、各種イーサネット(登録商標)機器が適用できる。
「リンク確立部」1731、1715、1716、1725、1726、1760は、スイッチとこれに接続されているカード型メディアコンバータとが、イーサネット(登録商標)で規定されるリンク確立方式にて通信路を確立する。イーサネット(登録商標)機器であるスイッチと、これに接続されているカード型メディアコンバータとは、イーサネット(登録商標)で規定されるリンク確立方式にて通信路を確立することにより、管理カードによる主経路と副経路の切り替え制御が行える。リンク確立は、例えば、各機器間でオートネゴシエーションを行うことで、実現できる。その他のリンク確立方式は、例えば100BASE-TXのアイドルパターン、10BASE-Tのノーマルリンクパルス等が挙げられる。
図17の切替制御全体の動作については、図19の説明と同様であるので、説明を省略する。
<効果>
このように、本実施形態によれば、機器依存性が最小限で済み、ネットワーク設置効率上の利点があり、通信帯域をあまり消費しない経路切り替え制御可能な集合型シャーシシステムを提供することができる。
0100、0200、0800、1100 集合型シャーシシステム
0101、0801、1101 カード型メディアコンバータ(主経路)
0102、0802、1102 カード型メディアコンバータ(副経路)
0112、0114、0813、0815、1114、1116 コンバータ部
0113、0115、0814、0816、1115、1117 伝送処理部
0103、0803、1103 管理カード
0110、0810、1110 障害判断部
0111、0811、1111 副経路メディアコンバータ稼働部
0812、1112 主経路メディアコンバータ稼働停止部
1113 スイッチ側コンバータ部稼働停止部
2313 主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止部
0201 集合型シャーシ
0202 スロット
0203 カード型光メディアコンバータ
0204 トレイ
0205 通信ケーブル
0301、0901、1201 CPU
0302、0902、1202 不揮発性メモリ
0303、0903、1203 主メモリ
0304、0904、1204 インターフェイス
0305、0905、1205 ネットワークインターフェイス
0306、0906、1206 集合型シャーシのシリアルバスインターフェイス
0307、0907、1207 シリアルコンソールインターフェイス
0308、0908、1208 LEDインターフェイス
0310、0910、1210 システムバス
0401、1001、1301 障害判断ステップ
0402、1002、1302 副経路メディアコンバータ稼働ステップ
1003 主経路メディアコンバータ稼働停止ステップ
1303 スイッチ側コンバータ部稼働停止ステップ
2503 主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止ステップ
0500 カード型光メディアコンバータ
0501 光ポート
0502、0602 LANポート
0503、0603 LED
0504、0605 物理層処理ユニット
0505 プロッセッサ
0509、0610 背面コネクタ
0510、0611 DC入力
0600 管理カード
0601 コンソ-ルポート
0606 プロセッサ
0700 集合型シャーシステム
0701~0705・・・ カード型光メディアコンバータ
0706 管理カード
0707 管理カード(予備)
0708 電源供給ユニット
0709 電源供給ユニット

Claims (18)

  1. 自拠点側ローカルネットワークと外部伝送線のインターフェイスとなるスイッチにそれぞれが接続されるとともに、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータのそれぞれと接続される複数のカード型メディアコンバータと、複数のカード型メディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カードとを集合配置する集合型シャーシを備えた集合型シャーシシステムであって、
    複数のカード型メディアコンバータの少なくとも一はコンバータ部と伝送処理部とを有するとともに、障害が発生しない場合に伝送処理部により伝送処理が稼働される主経路を構成するメディアコンバータであり、
    複数のカード型メディアコンバータの少なくとも他の一はコンバータ部と伝送処理部とを有し、障害が発生しない場合には伝送処理部又は/及びコンバータ部による伝送処理が稼働しない副経路を構成するメディアコンバータであり、
    前記スイッチには、切替え制御機能がないダムスイッチが使用可能であり、
    自拠点側の集合型シャーシと他拠点側の集合型シャーシは略同一構成を有し、
    前記管理カードは、前記主経路を構成するメディアコンバータの信号の伝送処理(受信と送信の両者を含む)に障害が発生したか判断する障害判断部と、
    障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働部と、
    を有する集合型シャーシシステム。
  2. 前記管理カードは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの伝送処理部の伝送処理に関する稼働を停止する主経路メディアコンバータ稼働停止部をさらに有する請求項1に記載の集合型シャーシシステム。
  3. 前記管理カードは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータのスイッチ側コンバータ部の伝送処理に関する稼働を停止するスイッチ側コンバータ部稼働停止部をさらに有する請求項1又は請求項2に記載の集合型シャーシシステム。
  4. 前記管理カードは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの他拠点側コンバータ部の稼働を停止する主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止部をさらに有する請求項1から請求項3のいずれか一に記載の集合型シャーシシステム。
  5. 前記カード型メディアコンバータは、光メディアコンバータである請求項1から請求項4のいずれか一に記載の集合型シャーシシステム。
  6. 集合型シャーシの前記シャーシ内通信経路は、バス線を有し、
    前記カード型メディアコンバータは、集合型シャーシに装着されることでバス線に信号送受信可能に接続されるメディアコンバータバス接続部を有する請求項1から請求項5のいずれか一に記載の集合型シャーシシステム。
  7. 前記管理カードは、集合型シャーシに装着されることでバス線に信号送受信可能に接続される管理カードバス接続部を有する請求項1から請求項6のいずれか一に記載の集合型シャーシシステム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一に記載の集合型シャーシシステムと、
    このシャーシシステムに集合配置されたカード型メディアコンバータと信号のやり取りをするスイッチであって、
    カード型メディアコンバータから信号を取得する信号取得部と、
    成功した通信のスイッチングに基づいてアドレスとスイッチングを自動学習する自動学習部と、
    自動学習部での自動学習に基づくアドレスに応じたスイッチング制御部と、
    スイッチング制御部にて制御されるスイッチング部と
    スイッチング部からの信号を出力する信号出力部と、
    を有するスイッチと、
    少なくとも主経路を構成するメディアコンバータ間及びメディアコンバータとスイッチ間の伝送線と、副経路を構成するメディアコンバータ間及びメディアコンバータとスイッチ間の伝送線と、からなる通信システム。
  9. 同一のスイッチに接続されるメディアコンバータの伝送処理部は、
    相互に伝送元スイッチを区別せずに取得した信号を伝送先スイッチに伝送する共有手段を有する請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記スイッチはイーサネット(登録商標)機器であり、これと、これに接続されているカード型メディアコンバータとは、イーサネット(登録商標)で規定されるリンク確立方式にて通信路を確立するリンク確立部を有する請求項8又は請求項9に記載の通信システム。
  11. 自拠点側ローカルネットワークと外部伝送線のインターフェイスとなるスイッチ(切替え制御機能がないダムスイッチが使用可能)にそれぞれが接続されるとともに、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータのそれぞれと接続される少なくとも主経路用と主経路に障害が発生した場合に利用される副経路用を含む複数のカード型のメディアコンバータと、複数のカード型メディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カードとを集合配置する集合型シャーシ(自拠点側の集合型シャーシと他拠点側の集合型シャーシは略同一構成を有する)を備えた集合型シャーシシステムの動作方法であって、
    前記管理カードの動作は、前記主経路を構成するカード型メディアコンバータの信号の伝送処理(受信と送信の両者を含む)に障害が発生したか判断する障害判断ステップと、
    障害判断ステップでの判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働ステップと、
    を有する集合型シャーシシステムの動作方法。
  12. 前記管理カードの動作は、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの伝送処理部の伝送処理に関する稼働を停止する主経路メディアコンバータ稼働停止ステップをさらに有する請求項11に記載の集合型シャーシシステムの動作方法。
  13. 前記管理カードの動作は、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータのスイッチ側コンバータ部の伝送処理に関する稼働を停止するスイッチ側コンバータ部稼働停止ステップをさらに有する請求項11又は請求項12に記載の集合型シャーシシステムの動作方法。
  14. 前記管理カードの動作は、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの他拠点側コンバータ部の稼働を停止する主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止ステップをさらに有する請求項11から請求項13のいずれか一に記載の集合型シャーシシステムの動作方法。
  15. 自拠点側ローカルネットワークと外部伝送線のインターフェイスとなるスイッチ(切替え制御機能がないダムスイッチが使用可能)にそれぞれが接続されるとともに、それぞれが信号を伝送しあう他拠点側のメディアコンバータのそれぞれと接続される少なくとも主経路用と主経路に障害が発生した場合に利用される副経路用を含む複数のカード型のメディアコンバータと、複数のカード型メディアコンバータをシャーシ内通信経路にて直接的に一括管理する管理カードとを集合配置する集合型シャーシ(自拠点側の集合型シャーシと他拠点側の集合型シャーシは略同一構成を有する)を備えた計算機である集合型シャーシシステムの動作プログラムであって、
    前記管理カードの動作プログラムは、前記主経路を構成するカード型メディアコンバータの信号の伝送処理(受信と送信の両者を含む)に障害が発生したか判断する障害判断
    テップと、
    障害判断ステップでの判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、副経路を構成するメディアコンバータを稼働する副経路メディアコンバータ稼働ステップと、
    を有する計算機である集合型シャーシシステムに読取り実行可能な動作プログラム。


  16. 前記管理カードの動作プログラムは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの伝送処理部の伝送処理に関する稼働を停止する主経路メディアコンバータ稼働停止ステップをさらに有する請求項15に記載の計算機である集合型シャーシシステムに読取り実行可能な動作プログラム。
  17. 前記管理カードの動作プログラムは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータのスイッチ側コンバータ部の伝送処理に関する稼働を停止するスイッチ側コンバータ部稼働停止ステップをさらに有する請求項15又は請求項16に記載の計算機である集合型シャーシシステムに読取り実行可能な動作プログラム。
  18. 前記管理カードの動作プログラムは、障害判断部での判断結果が主経路の伝送処理に障害が発生したとの判断結果である場合には、主経路を構成するメディアコンバータの他拠点側コンバータ部の稼働を停止する主経路メディアコンバータ他拠点側コンバータ部稼働停止ステップをさらに有する請求項15~請求項17のいずれか一に記載の計算機である集合型シャーシシステムに読取り実行可能な動作プログラム。
JP2019066811A 2019-03-29 2019-03-29 集合型シャーシシステム及び通信システム Active JP7150334B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019066811A JP7150334B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 集合型シャーシシステム及び通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019066811A JP7150334B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 集合型シャーシシステム及び通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020167541A JP2020167541A (ja) 2020-10-08
JP7150334B2 true JP7150334B2 (ja) 2022-10-11

Family

ID=72715299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019066811A Active JP7150334B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 集合型シャーシシステム及び通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7150334B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003298610A (ja) 2002-03-29 2003-10-17 Hitachi Cable Ltd リダンダント機能付きメディアコンバータ
JP2007304373A (ja) 2006-05-12 2007-11-22 Omron Corp 冗長用光スイッチ
JP2013243651A (ja) 2012-04-27 2013-12-05 Hitachi Ltd 時刻情報伝送装置
WO2014050493A1 (ja) 2012-09-27 2014-04-03 日本電気株式会社 予備系装置、運用系装置、冗長構成システム、及び負荷分散方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003298610A (ja) 2002-03-29 2003-10-17 Hitachi Cable Ltd リダンダント機能付きメディアコンバータ
JP2007304373A (ja) 2006-05-12 2007-11-22 Omron Corp 冗長用光スイッチ
JP2013243651A (ja) 2012-04-27 2013-12-05 Hitachi Ltd 時刻情報伝送装置
WO2014050493A1 (ja) 2012-09-27 2014-04-03 日本電気株式会社 予備系装置、運用系装置、冗長構成システム、及び負荷分散方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020167541A (ja) 2020-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1871040B1 (en) Management system and method based on intelligent platform management interface
US7525957B2 (en) Input/output router for storage networks
CN103684845B (zh) 网络备用装置及具备该网络备用装置的网络系统
WO2007022238A2 (en) High-availability networking with intelligent failover
US9384102B2 (en) Redundant, fault-tolerant management fabric for multipartition servers
GB2377144A (en) A method and apparatus for recovery from faults in a loop network by bypassing and selectively un-bypassing ports to ascertain location of fault
US8031722B1 (en) Techniques for controlling a network switch of a data storage system
JP2008104108A (ja) 中継装置および障害監視方法
US20040162928A1 (en) High speed multiple ported bus interface reset control system
US20090110399A1 (en) Storage system and optical module switching method for storage system
JP7150334B2 (ja) 集合型シャーシシステム及び通信システム
EP0858036A2 (en) Fibre channel attached storage architecture
KR100560929B1 (ko) 이더넷 스위칭 보드 시스템 및 이중화 방법
US20040177198A1 (en) High speed multiple ported bus interface expander control system
US7443788B2 (en) Method and apparatus for improving performance of a loop network
JP2004030584A (ja) 記憶装置を動作させる方法
US20050038949A1 (en) Apparatus for enabling distributed processing across a plurality of circuit cards
KR101151919B1 (ko) 바이패스 기능을 가진 네트워크 장치와 바이패스 모듈
US8639967B2 (en) Controlling apparatus, method for controlling apparatus and information processing apparatus
JP2004005514A (ja) 多元サービスプラットフォームモジュール
JP2007172172A (ja) ファイバーチャネルスイッチおよびそれを用いたコンピュータシステム
KR100935325B1 (ko) 네트워크 스위치들을 연결하기 위한 장치
CN112445311B (zh) 一种多控系统管理板备电方法及装置
JP6996757B2 (ja) カード、システム、カードが実行する制御方法及びプログラム
JP6187087B2 (ja) 通信装置、監視システム、監視方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220315

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7150334

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150