JP2010002600A - 反射防止フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも一方の面に凹凸構造が形成された基材フィルムと、この基材フィルムにおける前記凹凸構造が形成された面に設けられるハードコート層と、このハードコート層における前記基材フィルムとは反対側の面に設けられる反射防止層と、を備える反射防止フィルムであって、前記基材フィルムにおける前記凹凸構造側の面は、算術平均粗さRa(μm)と平均周期Sm(μm)とが下記の関係(1),(2)を満たす反射防止フィルム。(1) 20 ≦ Sm ≦180 (2) −3×10−6 ×(Sm)2+0.0012×(Sm)+0.0872 ≦ Ra ≦ −1×10−5 ×(Sm)2+0.0038×(Sm)+0.038
【選択図】図1
Description
<1>少なくとも一方の面に凹凸構造が形成された基材フィルムと、この基材フィルムにおける前記凹凸構造が形成された面に設けられるハードコート層と、このハードコート層における前記基材フィルムとは反対側の面に設けられる反射防止層と、を備える反射防止フィルムであって、前記基材フィルムにおける前記凹凸構造側の面は、算術平均粗さRa(μm)と平均周期Sm(μm)とが下記の関係(1),(2)を満たす反射防止フィルム。
(1) 20 ≦ Sm ≦180
(2) −3×10−6 ×(Sm)2+0.0012×(Sm)+0.0872 ≦ Ra ≦ −1×10−5 ×(Sm)2+0.0038×(Sm)+0.038
(3) Ra ≦ −7×10−6×(Sm)2+0.0025×(Sm)+0.0628
図1は、本発明に係る反射防止フィルムの構成を示す模式図である。図1に示すように、反射防止フィルム1は、少なくとも一方の面に凹凸構造が形成された基材フィルム10と、基材フィルム10における凹凸構造が形成された面に設けられるハードコート層20と、ハードコート層20における基材フィルム10とは反対側の面に設けられる反射防止層30とを備えている。
本発明に用いる基材フィルムは、少なくとも一方の面に凹凸構造12が形成された、透明な樹脂フィルムである。本実施形態では、基材フィルム10の一方の面のみに凹凸構造12が形成されている。ただし、本発明は、本実施の形態の構成には限定されず、基材フィルムの両面に凹凸構造を形成してもよく、この場合には、両表面における算術平均表面粗さ(Ra)および平均周期(Sm)は同じでもよいし、異なっていてもよい。
基材フィルムが、熱可塑性アクリル樹脂と数平均粒径2.0μm以下の弾性体粒子とからなる組成物を用いて形成される多層の樹脂層からなる場合、熱可塑性アクリル樹脂と数平均粒径2.0μm以下の弾性体粒子とからなる層の厚みの合計は60μm以下であることが好ましく、20μm以上60μm以下であることが好ましい。また、弾性体粒子を含まない熱可塑性アクリル樹脂層の厚みの合計は20μm以上であることが好ましく、20μm以上60μm以下であることが好ましい。 弾性体粒子を含まない熱可塑性アクリル樹脂層の厚みの合計が20μm未満であると耐熱性及び強度が不足し、熱可塑性アクリル樹脂と数平均粒径2.0μm以下の弾性体粒子からなる層の厚みの合計が20μm未満であると可撓性が不十分となる。
基材フィルムの表面には、凹凸構造が形成されている。基材フィルムの表面に凹凸構造を付与する方法としては、凹凸の無い基材フィルムに対して、凹凸を有する賦型ロールを用いたニップ成形法や、凹凸を有するフィルムを用いたサンドイッチラミネート法、ブラスト法などを適用できる。これらの中でも凹凸を有する賦型ロールを用いたニップ形成法が好ましく、鏡面ロールと凹凸を有する賦型ロールを用いて、基材フィルムを挟圧することが好ましい。それぞれのロールの表面材質は、金属、ゴム、樹脂などを挙げることができる。賦型ロールの硬さは、賦型の転写状況から選ばれるが、鏡面ロールの硬さ以上であることが好ましい。また、前記条件を満たすために、例えば、鏡面ロール上に別系統のウェブを導入し、鏡面ロールと同等の表面性を持つ賦型ロールより軟らかい樹脂フィルムなどを介して狭圧させても良い。
(1) 20 ≦ Sm ≦180
(2) −3×10−6 ×(Sm)2+0.0012×(Sm)+0.0872 ≦ Ra ≦ −1×10−5 ×(Sm)2+0.0038×(Sm)+0.038
(3) Ra ≦ −7×10−6×(Sm)2+0.0025×(Sm)+0.0628
ハードコート層は、本発明の反射防止フィルムの表面硬度を高める機能を有する層であり、JIS K5600−5−4で示す鉛筆硬度試験(試験板はガラス板を用いる)でHまたはそれより硬い硬度を示すことが好ましい。このようなハードコート層が設けられた反射防止フィルムは、その鉛筆硬度が4Hまたはそれより硬い硬度になることが好ましい。ハードコート層の平均厚みは、通常0.3〜20μm、好ましくは0.8〜10μmであり、より好ましくは1.0〜5.0μmである。
比抵抗値(Ω・cm)= 電気抵抗値(Ω)×{ 試料の断面積(cm2)/試料の厚さ(cm)}
反射防止層は、外光の移りこみを防止するための層であり、反射防止フィルムの表面(外部に露出する面)に直接または間接的に積層される層である。
本発明の反射防止フィルムを得る方法に格別な限定はなく、各層の形成に一般的な例えば、ディップコート法、エアーナイフコート法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤーバーコート法、グラビアコート法などの方法を挙げることができる。
本発明の光学フィルムは、液晶表示装置(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、陰極管表示装置(CRT)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、電子ペーパー,タッチパネルなどの表示装置の表面保護フィルムとして、直接に貼合することにより、または偏光板保護フィルム、前面板など表示装置に組み込まれる表面部材と置き換えることにより用いることができる。
<フィルムの膜厚>
各フィルムをエポキシ樹脂に包埋したのち、ミクロトーム(大和工業社製、製品名「RUB−2100」)を用いてスライスし、走査電子顕微鏡を用いて断面を観察し、測定した。
<基材フィルムの屈折率>
凹凸構造を設けていない基材フィルムを用意し、このフィルムをプリズムカプラー(Metricon社製、製品名「model2010」)を用いて、波長633nm,温度20℃±2℃、湿度60±5%の条件下で測定した。
<ハードコート層および反射防止層の屈折率>
高速分光エリプソメトリ(J.A.Woollam社製、製品名「M−2000U」)を用い,入射角度をそれぞれ55,60,65度、温度20℃±2℃、湿度60±5%の条件下で測定した場合の、波長領域400〜1000nmのスペクトルから算出した。
<ヘイズ>
濁度計(日本電色社製、製品名「NDM 2000」)を用いて測定した。反射防止フィルムのヘイズは10%超の場合には、画像が白っぽく濁って見えるため、ヘイズは20%以下であると良好である。
<最小反射率>
分光光度計(日本分光社製、製品名「V−550」)を用いて、波長430〜700nmにおける入射角5度での反射率を測定し(測定波長間隔は1nm)、前記波長域における最小反射率を算出した。最小反射率は、1.8%以下である場合に良好である。
<Ra、Sm測定>
表面粗さ計(ミツトヨ社製、製品名「SJ400」)を用い、JIS B 0601:1994に基づき測定を行った。Sm(凹凸の平均間隔)とは、測定される断面曲線から、カットオフ値λcの高域フィルタによって長波長成分を遮断して得られた輪郭曲線(粗さ曲線)を求め、粗さ曲線の平均線に対して基準長さ(L)を抜き取り、基準長さ上の隣り合う山と谷の長さ(Xsi)の平均値のことである。Ra(算術平均粗さ)とは、前記したような方法で粗さ曲線を求め、その曲線の基準長さにおける高さ(平均線から測定曲線までの距離)の絶対値の平均値のことである。
<干渉ムラ>
反射防止フィルムの裏面に黒ビニールテープ(日東電工社製、No.21)を貼り、暗室内で3波長の光源下に置き、反射防止フィルムの法線方向から方位角30〜60°の範囲で観察し、干渉ムラの有り無しを目視検査する。
2種3層の多層共押出装置を使用して、両表面層を構成する、弾性体を含むポリメチルメタクリレート樹脂(住友化学社製、商品名「スミペックスHT20Y」)、中間層を構成し、弾性体を含まない耐熱性の高いポリメチルメタクリレート樹脂(住友化学社製、商品名「スミペックスMH」)をそれぞれ、20kg/hr、10kg/hrの押出量でT型ダイスより吐出させ、これを直後に線圧12kN/m、ロール速度20m/minで、表面温度90℃に加熱したSmが30μm、Raが0.125μmの凹凸を有する賦形ロールと、表面温度90℃に加熱した鏡面ロールでニップし、凹凸をフィルムに転写したのち、冷却を行い、3層構成の基材フィルムS1を得た。
Smが59μm、Raが0.18μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムS2を作成した。基材フィルムS2の凹凸構造が形成された面のRaは0.18μm、Smは59μmであった。
Smが65μm、Raが0.16μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムS3を作成した。基材フィルムS3の凹凸構造が形成された面のRaは0.16μm、Smは65μmであった。
Smが107μm、Raが0.24μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムS4を作成した。基材フィルムS4の凹凸構造が形成された面のRaは0.24μm、Smは107μmであった。
Smが121μm、Raが0.195μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムS5を作成した。基材フィルムS5の凹凸構造が形成された面のRaは0.195μm、Smは121μmであった。
Smが155μm、Raが0.27μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムS6を作成した。基材フィルムS6の凹凸構造が形成された面のRaは0.27μm、Smは155μmであった。
Smが162μm、Raが0.21μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムS7を作成した。基材フィルムS7の凹凸構造が形成された面のRaは0.21μm、Smは162μmであった。
Smが72μm、Raが0.23μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムS8を作成した。基材フィルムS8の凹凸構造が形成された面のRaは0.23μm、Smは72μmであった。
Smが167μm、Raが0.35μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムS9を作成した。基材フィルムS9の凹凸構造が形成された面のRaは0.35μm、Smは167μmであった。
Smが70μm、Raが0.145μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムSAを作成した。基材フィルムSAの凹凸構造が形成された面のRaは0.145μm、Smは70μmであった。
Smが148μm、Raが0.135μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムSBを作成した。基材フィルムSBの凹凸構造が形成された面のRaは0.135μm、Smは148μmであった。
Smが74μm、Raが0.4μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムSCを作成した。基材フィルムSCの凹凸構造が形成された面のRaは0.4μm、Smは74μmであった。
Smが122μm、Raが0.45μmの凹凸を有する賦形ロールを用いた他は、製造例1と同様にして基材フィルムSDを作成した。基材フィルムSDの凹凸構造が形成された面のRaは0.45μm、Smは122μmであった。
アクリロイル基を含有するオリゴマー(日本合成化学工業社製、商品名「UV−1700B」)の100部に、導電性微粒子であるSb2O5粒子(触媒化成工業社製、数平均粒径30nm)250部と、密着性付与剤であるSiO2粒子(日本アエロジル社製、数平均粒径30nm)15部と、光重合開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名「IRGACURE184」)2部とを加え、メタクリル変性ジメチルシリコーンオイル(信越化学工業社製、商品名「X−22−164A」)を1部加え、攪拌機にて2000rpmで5分間攪拌することにより、ハードコート層形成用組成物H1を得た。
還流管を備えつけた4つ口反応フラスコにエタノール200部を投入し、撹拌下にこのエタノールに蓚酸120部を少量ずつ添加することにより、蓚酸のエタノール溶液を調製した。次いでこの溶液をその還流温度まで加熱し、還流下のこの溶液中にテトラエトキシシラン20部とトリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン(GE東芝シリコーン社製、商品名「TSL8257」)4部の混合物を滴下した。滴下終了後も、還流下に加熱を5時間続けた後冷却し、メタノールにて固形分が1重量%になるように希釈することにより液1を調製した。次に、中空シリカ微粒子(数平均粒子径30nm、屈折率1.29)を前記液1の固形分に対し80重量%になるように添加し、低屈折率層形成用組成物L1を調製した。
製造例1で得られた透明フィルムS1の凹凸構造が形成された面に、製造例14で得られたハードコート層形成用組成物H1をバーコーターで塗布した後、紫外線照射機を用いて波長300〜390nmの範囲において積算光量200mJ/cm2となるように紫外線照射を行い硬化させ、厚み3μmのハードコート層を形成させて、透明フィルム/ハードコート層となる積層体を得た。ハードコート層の屈折率は1.62であった。次に、ハードコート層の上に、製造例15で得られた反射防止層形成用組成物L1をバーコーターで塗布して塗膜を作成した。次に、以下の2つの乾燥条件にて前記塗膜を乾燥させて、反射防止層の厚みが100nmである反射防止フィルム1をそれぞれ得た。第1の乾燥条件(厳しい条件)は、得られた塗膜を乾燥炉内にて10m/s以上の熱風により60℃で1分間乾燥・硬化させるものである。第2の乾燥条件(比較的穏やかな条件)は、得られた塗膜を乾燥炉内にて10m/s未満の熱風により60℃で1分間乾燥・硬化させるものである。このようにして得られた反射防止フィルム1について、干渉ムラの有無(両乾燥条件に対応)、ヘイズ(%)、および最小反射率(%)を評価した。反射防止フィルム1の評価結果を表1に示す。なお、以下の反射防止フィルムも同様の項目を評価し、その結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムS2に変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム2を得た。反射防止フィルム2の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムS3に変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム3を得た。反射防止フィルム3の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムS4に変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム4を得た。反射防止フィルム4の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムS5に変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム5を得た。反射防止フィルム5の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムS6に変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム6を得た。反射防止フィルム6の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムS7に変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム7を得た。反射防止フィルム7の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムS8に変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム8を得た。反射防止フィルム8の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムS9に変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム9を得た。反射防止フィルム9の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムSAに変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム11を得た。反射防止フィルム11の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムSBに変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム12を得た。反射防止フィルム12の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムSCに変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム13を得た。反射防止フィルム13の評価結果を表1に示す。
基材フィルムS1を基材フィルムSDに変えた以外は、実施例1と同様に実施して反射防止フィルム14を得た。反射防止フィルム14の評価結果を表1に示す。
図2に示すように、実施例1〜9では、RaとSmとの間に、−3×10−6 ×(Sm)2+0.0012×(Sm)+0.0872≦ Ra ≦ −1×10−5 ×(Sm)2+0.0038×(Sm)+0.038の二次曲線の関係式を満足しており、実施例1〜7では、RaとSmとの間に、−3×10−6 ×(Sm)2+0.0012×(Sm)+0.0872≦ Ra ≦ −7×10−6×(Sm)2+0.0025×(Sm)+0.0628の二次曲線の関係式を満足している。このため、当該二次曲線が臨界的な意義を有しているということができる。
したがって、図2,表1に示すように、−3×10−6 ×(Sm)2+0.0012×(Sm)+0.0872≦ Ra ≦ −1×10−5 ×(Sm)2+0.0038×(Sm)+0.038となる場合(場合A)、好ましくは、Ra ≦ −7×10−6×(Sm)2+0.0025×(Sm)+0.0628となる場合(場合B)には、両乾燥条件においても干渉ムラがなく、かつ最小反射率やヘイズに優れるため写像鮮明性が優れることがわかる。また、乾燥条件を厳しくしても干渉ムラが生じないため、反射防止フィルムの生産性を向上できる利点がある。
10 基材フィルム
12 凹凸構造
20 ハードコート層
30 反射防止層
Claims (5)
- 少なくとも一方の面に凹凸構造が形成された基材フィルムと、この基材フィルムにおける前記凹凸構造が形成された面に設けられるハードコート層と、このハードコート層における前記基材フィルムとは反対側の面に設けられる反射防止層と、を備える反射防止フィルムであって、
前記基材フィルムにおける前記凹凸構造側の面は、算術平均粗さRa(μm)と平均周期Sm(μm)とが下記の関係(1),(2)を満たす反射防止フィルム。
(1) 20 ≦ Sm ≦180
(2) −3×10−6 ×(Sm)2+0.0012×(Sm)+0.0872 ≦ Ra ≦ −1×10−5 ×(Sm)2+0.0038×(Sm)+0.038 - 請求項1に記載の反射防止フィルムにおいて、
算術平均粗さ(Ra)と平均周期(Sm)とが下記の関係(3)をさらに満たす反射防止フィルム。
(3) Ra ≦ −7×10−6×(Sm)2+0.0025×(Sm)+0.0628 - 請求項1または2に記載の反射防止フィルムにおいて、
前記ハードコート層は、主成分であるハードコート材料と、数平均粒経が20〜100nmである密着性付与剤とを含む組成物により構成されている反射防止フィルム。 - 請求項3に記載の反射防止フィルムにおいて、
前記密着性付与剤は、二酸化ケイ素からなる粒子である反射防止フィルム。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の反射防止フィルムにおいて、
前記基材フィルムは、熱可塑性アクリル樹脂と数平均粒径2.0μm以下の弾性体粒子と含む組成物からなる第1の樹脂層と、前記弾性体粒子を含まない熱可塑性樹脂からなる第2の樹脂層とを備え、共押出法により形成される平均厚さ100μm未満の多層フィルムである反射防止フィルム。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120207 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120605 |