JP2010001269A - 遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管の潤滑液塗布具 - Google Patents

遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管の潤滑液塗布具 Download PDF

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Abstract

【課題】手や衣服等を汚すことなく、遺体の体液漏出防止剤注入用挿入管に潤滑液を簡単に且つ清潔に塗布できる潤滑液塗布具を提供する。
【解決手段】後端部が体液漏出防止剤用注入器の先端の吐出筒部に接続され、先端から遺体の体腔内に挿入されて上記注入器内の体液漏出防止剤を遺体の体腔内に注入するために用いられる挿入管に潤滑液を塗布するために用いられる潤滑液塗布具であって、それぞれ対応する位置に挿入管を挿通できる孔部32,42が形成された円筒状容器部材30と円筒状蓋部材40とからなる容器の収納室S内に、上記孔部に挿入管を挿通した時に接触するように潤滑液を含浸・保持する保持体50が収納されている。保持体50の中央部(上記孔部と対応する位置)には、挿入管挿通部として十文字状の切れ目51が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管に潤滑液を簡単な操作で塗布できる潤滑液塗布具に関する。
一般に、ヒトや動物の死亡後には体腔各部の筋肉が弛緩し、胃液、肺液、腹水、排泄物などの体液が漏出することが多く、悪臭や、病原菌による感染の原因ともなっている。このため、例えば病院では、死亡確認後、遺体の口、鼻、耳、肛門、女性の膣等の体腔に多量のガーゼ、脱脂綿等を装填し、体液の漏出を防ぐことが行なわれており、また、事故や手術後の遺体の開口部にも同様な処置がとられている。しかしながら、体腔へのガーゼ、脱脂綿等の装填作業の多くは、従業者や看護師等の手によって行われることが多く、その作業の煩雑さや不衛生さと同時に、ガーゼ、脱脂綿等は吸水能力が低いため、作業中もしくは作業後にしばしば体液が漏出してしまうという問題や、作業従事中にこの漏出物質による死後感染の可能性もあり、その解決が強く求められていた。
このようなことから、ガーゼ、脱脂綿等に代えてゼリー状の体液漏出防止剤を口、鼻、耳、咽喉などに注入することが知られており、例えば、消臭剤入りの粉末ポリマーを適当量の水で溶かし適当に混合してゼリー状にしたものを用いる方法(特許文献1:特開平8−133901号公報参照)や、ジメチルアクリルアミドを主成分とする両親媒性ゲルを用いる方法(特許文献2:特開2001−288002号公報参照)、高吸水性ポリマー粉体を多数分散させたゼリー状体液漏出防止剤を用いる方法(特許文献3:特許第3586207号公報、特許文献4:特許第4029106号公報、特許文献5:特許第4081498号公報参照)が知られている。
このようなゼリー状の体液漏出防止剤を、例えば鼻孔奥の咽喉部に充填する場合の充填方法について図1を参照しながら説明すると、特許文献4や特許文献5に記載のように、鼻孔や口等から挿入して咽喉部に前記体液漏出防止剤を注入・装填するための処置装置は、鼻孔等に挿入するための挿入管10と、ゼリー状の体液漏出防止剤Xが収容されている注入器20とからなる。注入器20は、先端に吐出筒部22を有する筒状本体21と、該筒状本体21内にその後端部から摺動自在に挿入されているピストン24とから構成されており、体液漏出防止剤Xは筒状本体21内に収容されている。なお、符号23は、筒状本体21の後端部に形成された指を引っ掛けるための半径方向外側に突出した一対の鍔部である。一方、挿入管10は、一端に注入器20先端の吐出筒部22に接続される接続部11を有し、先端に鼻孔等に挿入される開口部12を有する。挿入管10と注入器20の接続は、注入器20の先端部の吐出筒部22を挿入管10の後端の接続部11に嵌挿することにより行われる。符合13は、挿入管10の接続部もしくはその近傍に形成された環状のストッパ部である。
次に、このようにして用意された遺体処置装置を使用する方法を説明する。図1において、Aは鼻孔、Bは咽喉部、Cは舌、Dは気管、Eは食道である。使用時には、フイルムパックから注入器20を取り出し、注入器20先端の吐出筒部22の保護キャップ(図示せず)を取り外し、挿入管10の接続部11を吐出筒部22に嵌め合わせて挿入管10を接続する。次いで、挿入管10の先端開口部12を鼻孔Aから咽喉部Bに向けて挿入し、挿入管10のストッパ部13が鼻先に当たった時点で挿入を停止する。そして、注入器20のピストン24を押圧し、注入器20内のゼリー状体液漏出防止剤Xを挿入管10を経由して咽喉部Bに注入する。注入器20内の体液漏出防止剤Xを押出し、充填した後は、注入器20と挿入管10を鼻孔Aから取り除く。
前記したような遺体処置装置を用いて体液漏出防止を行う場合、遺体の体腔内に挿入管を挿入する際に、先端部が体壁に引っ掛かって挿入し難くなるという問題がある。そのため、一般的に、挿入管を滑らかに体腔内に挿入するために、挿入管の先端部にあるいはほぼ全体的に潤滑液を塗布することが行われている。従来、潤滑液の塗布作業は、手の指で潤滑液を掬い取って直に挿入管に塗布したり、あるいは脱脂綿、布等に潤滑液を含ませて塗布することにより行われている。そのため、手や衣服等を汚し易いという問題があった。
特開平8−133901号公報 特開2001−288002号公報 特許第3586207号公報 特許第4029106号公報 特許第4081498号公報
従って、本発明の目的は、手や衣服等を汚すことなく、遺体の体液漏出防止剤注入用挿入管に潤滑液を簡単に且つ清潔に塗布できる潤滑液塗布具を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明によれば、後端部が体液漏出防止剤用注入器の先端の吐出筒部に接続され、先端から遺体の体腔内に挿入されて上記注入器内の体液漏出防止剤を遺体の体腔内に注入するために用いられる挿入管に潤滑液を塗布するために用いられる潤滑液塗布具であって、挿入管挿通用の一対の孔部が形成された容器の収納室内に、上記孔部に挿入管を挿通した時に接触するように潤滑液を含浸・保持する保持体が収納されていることを特徴とする遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管の潤滑液塗布具が提供される。
好適な態様においては、前記容器は、それぞれ対応する位置に挿入管を挿通できる孔部が形成された筒状容器部材と筒状蓋部材とからなり、これら筒状容器部材と筒状蓋部材とから形成される収納室内に、上記孔部に挿入管を挿通した時に接触するように潤滑液を含浸・保持する保持体が収納されている。
他の好適な態様においては、前記保持体は、前記孔部に対応する位置に挿入管を挿通できる切れ目又は/及び孔からなる挿入管挿通部が形成されている。別の好適な態様においては、前記保持体は、前記孔部に対応する位置に隣接面を有する少なくとも2つの部材からなり、上記隣接面の隙間を挿入管が挿通できるようにされている。
好適な態様においては、前記保持体は、液体を含浸・保持可能な連続気泡フォーム、不織布、綿、布、紙、パルプ繊維、パルプ繊維の不織布から形成されており、また、前記潤滑液としては、界面活性剤、シリコンオイル、アルコール、クリーム、流動パラフィン、石鹸液、又は油が用いられる。
本発明に係る遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管の潤滑液塗布具は、挿入管挿通用の一対の孔部が形成された容器の収納室内に、上記孔部に挿入管を挿通した時に接触するように潤滑液を含浸・保持する保持体が収納されているため、遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管を上記孔部を通して単に挿入・抜き出し操作を行うだけで潤滑液を塗布することができ、手や衣服等を汚すことなく、簡単に且つ清潔に塗布作業を行うことができる。また、上記容器が、それぞれ対応する位置に挿入管を挿通できる孔部が形成された筒状容器部材と筒状蓋部材とからなり、これら筒状容器部材と筒状蓋部材とから形成される収納室内に、上記孔部に挿入管を挿通した時に接触するように潤滑液を含浸・保持する保持体が収納されている好適な態様においては、潤滑液塗布具の構成がシンプルになり、その組み立ても容易な潤滑液塗布具を比較的安価に提供することができる。
本発明に係る遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管の潤滑液塗布具は、手や衣服等を汚すことなく、簡単に且つ清潔に塗布作業を行うことができるようにするために、挿入管挿通用の一対の孔部が形成された容器の収納室内に、上記孔部に挿入管を挿通した時に接触するように潤滑液を含浸・保持する保持体を収納し、遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管を上記孔部を通して単に挿入・抜き出し操作を行うだけで潤滑液を塗布できるようにしたものである。挿入管挿通用の孔部は容器の任意の位置に設けることができ、その位置に応じて、挿入管が、潤滑液を含浸・保持する保持体内を挿通するようにしてもよく、あるいは保持体の側面に接触して挿通するようにしてもよい。
好適な態様においては、前記容器は、それぞれ対応する位置に挿入管を挿通できる孔部が形成された筒状容器部材と筒状蓋部材とからなり、これら筒状容器部材と筒状蓋部材とから形成される収納室内に、上記孔部に挿入管を挿通した時に接触するように潤滑液を含浸・保持する保持体が収納されている。
前記孔部に挿入管を挿通した時に潤滑液を含浸・保持する保持体と接触するようにするためには、前記孔部に対応する位置に挿入管を挿通できる切れ目又は/及び孔からなる挿入管挿通部が形成されている保持体を用いるか、あるいは、前記保持体を、前記孔部に対応する位置に隣接面を有する少なくとも2つの部材から構成し、上記隣接面の隙間を挿入管が挿通できるようにすることが好ましい。あるいはまた、保持体の隣接する部材の側面の対応する位置に凹部を設け、該一対の凹部で挿入管を挿通できる孔を形成してもよい。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管の潤滑液塗布具の好適な各種態様について説明する。
図2は、本発明の遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管の潤滑液塗布具の一実施態様を示している。潤滑液塗布具1は、円筒状容器部材30と、円筒状蓋部材40と、潤滑液を含浸・保持する保持体50とからなり、これら円筒状容器部材30と円筒状蓋部材40とを嵌め合わせて形成される収納室S内に保持体50が収納される。円筒状容器部材30の側板31の中央部には、挿入管を挿通できる大きさの孔部32が形成され、また周壁33の外表面には環状の突部(突条)34が形成されている。また、円筒状蓋部材40の側板41の中央部(上記円筒状容器部材30の孔部32と対応する位置)にも、挿入管を挿通できる大きさの孔部42が形成され、また周壁43の内表面には複数の突起44が形成されている(図示の実施態様の場合には6個であるが、突起44の数は1個以上の任意の数とすることができる)。これら突起44の位置は、円筒状容器部材30に円筒状蓋部材40を嵌め合わせた時に、これら突起44が円筒状容器部材30の周壁33に形成された環状の突部(突条)34を乗り上げて越え、抜け難いように嵌め合わせることができるような位置関係となっている。尚、円筒状容器部材30の周壁33に形成された環状の突部(突条)34に代えて、環状の溝部を設け、該溝部に円筒状蓋部材40の周壁43内表面に形成された突起44を嵌め込めるようにすることもできる。一方、潤滑液を含浸・保持する保持体50の中央部(上記円筒状容器部材30の孔部32及び円筒状蓋部材40の孔部42と対応する位置)には、挿入管挿通部として十文字状の切れ目51が形成されている。
上記のような構成の潤滑液塗布具1は、円筒状容器部材30に潤滑液を含浸・保持する保持体50を収納した状態で、円筒状蓋部材40を嵌め合わせて組み立てられる。このようにして組み立てられた潤滑液塗布具1の一方の孔部42(又は32)から挿入管を挿入し、他方の孔部32(又は42)を挿通すると、挿入管は、潤滑液を含浸・保持する保持体50の中央部に形成された十文字状の切れ目51を挿通し、その際に保持体50と接触して潤滑液が塗布される。従って、挿入管を単に挿入・抜き出し操作を行うだけで潤滑液を塗布することができる。
図3は、本発明の遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管の潤滑液塗布具の他の実施態様を示している。この潤滑液塗布具1aにおいては、円筒状容器部材30aの側板31の中央部には、挿入管を挿通できる大きさの孔部32が形成され、また周壁33の外表面には雄ねじ部35が形成されている。また、円筒状蓋部材40aの側板41の中央部(上記円筒状容器部材30aの孔部32と対応する位置)にも、挿入管を挿通できる大きさの孔部42が形成され、また周壁43の内表面には雌ねじ部45が形成されている。一方、潤滑液を含浸・保持する保持体50aは、扁平円柱を中心線に沿って2つ割りにしたような半円状の2つの部材52、53からなる。
上記のような構成の潤滑液塗布具1aは、円筒状容器部材30aに潤滑液を含浸・保持する保持体50a(52,53)を収納した状態で、円筒状容器部材30aに円筒状蓋部材40aを螺合させて組み立てられる。このようにして組み立てられた潤滑液塗布具1の一方の孔部42(又は32)から挿入管(10)を挿入し、他方の孔部32(又は42)を挿通すると、挿入管(10)は、潤滑液を含浸・保持する保持体50aの2つの部材52,53の隣接面の隙間を押し分けて挿通し、その際に保持体50と接触して潤滑液が塗布される。尚、挿入管が保持体50aを挿通し易いように、2つの部材52,53の隣接面の対応する位置に凹部を設け、該一対の凹部で挿入管を挿通できる孔を形成してもよい。
前記実施態様の潤滑液塗布具1,1aの容器(円筒状容器部材30,30aと円筒状蓋部材40,40a)の外観形状は扁平な円筒状であるが、細長い円筒状や、三角筒状、四角筒状、楕円筒状等、任意の形状とすることができ、片手で掴めて塗布作業が簡単・容易にできる形状であればよく、特定の形状に限定されない。また、容器の外形寸法は、任意の大きさでよいが、把持し易い点から、一般に、直径は8mm〜60mm、好ましくは15mm〜30mm程度、高さは4mm〜30mm、好ましくは5mm〜15mm程度が適当である。
潤滑液塗布具1,1aの容器(円筒状容器部材30,30aと円筒状蓋部材40,40a)に形成する挿入管挿入用の孔部32,42の位置は、それぞれの側板の中央部が理想的であるが、この位置に限定されるものではなく、円筒状容器部材30,30aと円筒状蓋部材40,40aの対応する位置に開いていればよい。また、容器の外観形状が筒状や立方体の場合、横方向及び縦方向の任意の対応する位置に挿入管挿入用の孔部を形成してもよい。
また、孔部32,42の寸法は、適用する挿入管の大きさに応じた任意の大きさでよいが、一般に、直径は4mm〜13mm、好ましくは5mm〜10mm程度が適当である。また、孔部32,42の形状は、円形のほか、星形、楕円形、三角形等が挙げられるが、特定の形状に限定されるものではなく、挿入管が通ればよい。
容器(円筒状容器部材30,30aと円筒状蓋部材40,40a)の材質としては、合成樹脂や金属などを用いることができるが、製造の容易さやコスト面等から合成樹脂製とすることが好ましい。
合成樹脂としては、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、ポリアミド(PA)等が挙げられるが、特にこれらの合成樹脂に限定されるものではなく、安価に成型できる樹脂であればよい。
一方、金属としては、安価に成型できる点から、アルミニウム、鉄、ブリキ等が好ましいが、これらに限定されるものではない。
前記保持体50,50aの材料としては、液体を含浸・保持可能な連続気泡フォーム、不織布、綿、布、紙、パルプ繊維、パルプ繊維の不織布等が好適に用いられる。連続気泡フォーム(液体を吸収可能なスポンジ)の材質としては、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられるが、特にこれらの合成樹脂に限定されるものではなく、液体を含浸・保持可能な連続気泡フォームを安価に成型できる樹脂であればよい。
前記保持体に含浸・保持させる潤滑液としては、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤等の界面活性剤や、シリコンオイル、多価アルコールや他のアルコール、クリーム、流動パラフィン、石鹸液、油等が用いられる。
ノニオン性界面活性剤としては、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド1:1型、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド1:2型、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリル酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチールエーテル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリプロピレングリコールにエチレンオキサイドを付加したプルトニック型非イオン界面活性剤)、ポリオキシエチレンアルキル(アルキル基の炭素数12〜14)エーテル(エチレンオキサイドの付加モル数:7〜12モル)等のポリオキシエチレンアルキルエーテル系、ソルビタン脂肪酸エステル系、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル系などが挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
アニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキル(アルキル基の炭素数11〜15)エーテル硫酸ナトリウム(エチレンオキサイドの付加モル数:3)、アルキル(アルキル基の炭素数11、12、15)トリエタノールアミン、アルキル硫酸ナトリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミン、高級アルコール硫酸ナトリム等のアルキルエーテル硫酸系;ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸二ナトリウム、スルホン酸ラウリル二ナトリウなどが挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
カチオン性界面活性剤としては、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド、セチルピリジニウムブロマイド、ドデシルアミンアセテート、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライドなどが挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール(重合度の平均分量が約200〜600)、プロピレングリコール、グリセリン、ポリプロピレングリコールなどが挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
他のアルコールとしては、室温で液体であり、揮発性のない高級アルコール、例えばオクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、オクチルアルコールなどが挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
油としては、オリーブ油、アーモンド油、落花生油、ナタネ油、ヒマシ油、トール油、ヤシ油、綿実油、パーム油などが挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の潤滑液塗布具は、遺体用体液漏出防止剤注入用のあらゆる可撓性を有する合成樹脂製挿入管に適用でき、例えば、図1に示すように後端部に注入器20の吐出筒部22に接続するための後側にやや拡開したテーパ状の接続部11が設けられ、先端に開口部12を有する透明、半透明又は不透明の挿入管、先端部の側面にも複数の開孔部を有する挿入管、又は先端開口部に、鼻孔や口から挿入し易いように、先端部外形が略半球状のドーム状の閉塞部材が脱着自在に被冠されている挿入管、さらには先端から所定距離だけ軸線方向に複数の切れ目、スリット等の線状切断部が形成されていると共に、該線状切断部を覆うように、先端部外形が略半球状の閉塞部材が脱着自在に装着されている挿入管などに潤滑液を塗布するために好適に用いることができる。また、注入器としては、前記図1に示すようなシリンジ形態の注入器以外にも、体液漏出防止剤を注入できる注入器であれば全て適用可能である。
従来の遺体処置装置の使用状態を示す概略断面図である。 本発明に係る潤滑液塗布具の一実施態様を示す概略分解斜視図である。 本発明に係る潤滑液塗布具の他の実施態様を示す概略断面図である。
符号の説明
1 潤滑液塗布具
10 挿入管
11 接続部
12 開口部
20 注入器
21 筒状本体
22 吐出筒部
23 鍔部
24 ピストン
30 円筒状容器部材
31,41 側板
32,42 孔部
33,43 周壁
34 突部(突条)
35 雄ねじ部
40 円筒状蓋部材
44 突起
45 雌ねじ部
50 保持体
51 切れ目
S 収納室
X 体液漏出防止剤
A 鼻孔
B 咽喉部
C 舌
D 気管
E 食道

Claims (6)

  1. 後端部が体液漏出防止剤用注入器の先端の吐出筒部に接続され、先端から遺体の体腔内に挿入されて上記注入器内の体液漏出防止剤を遺体の体腔内に注入するために用いられる挿入管に潤滑液を塗布するために用いられる潤滑液塗布具であって、挿入管挿通用の一対の孔部が形成された容器の収納室内に、上記孔部に挿入管を挿通した時に接触するように潤滑液を含浸・保持する保持体が収納されていることを特徴とする遺体用体液漏出防止剤注入用挿入管の潤滑液塗布具。
  2. 前記容器は、それぞれ対応する位置に挿入管を挿通できる孔部が形成された筒状容器部材と筒状蓋部材とからなり、これら筒状容器部材と筒状蓋部材とから形成される収納室内に、上記孔部に挿入管を挿通した時に接触するように潤滑液を含浸・保持する保持体が収納されていることを特徴とする請求項1に記載の潤滑液塗布具。
  3. 前記保持体は、前記孔部に対応する位置に挿入管を挿通できる切れ目又は/及び孔からなる挿入管挿通部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の潤滑液塗布具。
  4. 前記保持体は、前記孔部に対応する位置に隣接面を有する少なくとも2つの部材からなり、上記隣接面の隙間を挿入管が挿通できるようにされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の潤滑液塗布具。
  5. 前記保持体は、液体を含浸・保持可能な連続気泡フォーム、不織布、綿、布、紙、パルプ繊維、パルプ繊維の不織布から形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の潤滑液塗布具。
  6. 前記潤滑液は、界面活性剤、シリコンオイル、アルコール、クリーム、流動パラフィン、石鹸液、又は油であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の潤滑液塗布具。
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