JP2009545479A - タンクに給油するためのシステム - Google Patents
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Abstract
ヘッド(12)およびヘッドとタンクとの間に延在する給油管を含むタンクに給油するためのシステムであって、パイプヘッドが、大気と連通する流入開口(16)と、給油管と連通する流出開口(18)と、給油管への流れを止めるストッパ(20)と、を有するチャンバ(32)を備え、ストッパは、給油管への流れが自由な開位置と、給油管への流れが閉ざされた閉位置との間で可動であり、ヘッドの流入開口および流出開口は、ストッパがその開位置にあるときにパイプヘッドを介して給油ノズルを給油管に導入できるような大きさと配置であり、給油管は、ノズル用の通路の断面が実質的にノズルの外径まで縮小されるように設計された局所的な制限部(40)を備えるかまたはこれに先導され、給油ヘッドの流出開口の外で脱気用接続によって給油管と給油ヘッドとを連結する、システム。
Description
本発明は、タンク、特に燃料タンクに給油するためのシステムに関するものである。
燃料タンク、特に自動車用タンク内の給油管は、給油時以外のタンクの通常使用時には封止されている。封止は通常、給油管のキャップによってなされており、キャップは、給油管を液密かつ気密状態で閉じるよう回しながら給油管の上部に嵌められる。
タンクへの給油前にキャップを取り外し、給油後にこのキャップを元に戻して給油管を閉じる操作は、たいていの場合は利用者が手作業でおこなっている。タンクへの給油が終わると、ときおりキャップを戻し忘れることがあり、これが原因でキャップを紛失したり、どのくらいの時間かは分からないが給油管が剥き出しで開いたままになったりする。この間、液体燃料が失われて蒸気が大気中に逃げてしまう。
キャップの紛失とこれに起因する大気汚染とを防止する目的で、従来のキャップに代えて、給油管と一体化した封止用システム(「キャップレス」システムと呼ばれることが多い)が提案されている。このため、たとえば、本件と同一の出願人による(特許文献1)には、チャンバを有するパイプシステムが記載されており、その内部には、通路の開口部がチャンバの流入開口および流出開口と揃う開位置と、流出開口が封止される閉位置との間で移動可能なストッパが配置されている。このようなパイプシステムには、ストッパがパイプヘッドと一体化され、紛失または置き忘れの可能性がないという利点がある。さらに、給油ノズルを挿したり抜いたりすることでパイプヘッドが自動開閉されるため、利用者の作業を楽にできる。
さらに、タンクへの給油時に気体や液体が大気中に放出されるのを防ぐ目的で、機械封止式のシステムが開発されている。たとえば、本件と同一の出願人による(特許文献2)を参照のこと。極めて効果的ではあるが、これらのシステムでは通常、余分なコスト(cost premium)が必要(特に、封止部の比較的複雑な形状に関係している)であり、環境に関する法律で定められでもしないかぎり本当の意味で商品化されることはない。たしかに、現時点で市場に出ているシステムには通常このような封止部がなく、給油時に発生する燃料蒸気は、完全に環境中に放出されてしまうか、一部が給油ヘッドで再循環されるかのいずれかである。
しかしながら、このようなシステム(機械的な封止がないもの)の1つの欠点として、給油段階、特に給油段階の最後に液体燃料が漏れる可能性があげられる。具体的には、給油段階での給油管内における昇圧が原因で、液体燃料が利用者に向かって漏れる場合がある。漏れた燃料が利用者に向かって吹き出すことがある。特にヘッドと給油管の断面のほうが通常はノズルの直径よりも大きいことがその理由であり、これがゆえに液体が漏れ出すのである。この現象は「吹返し(spit-back)」と呼ばれることが多く、利用者と環境とを保護するためにも防止すべきものであるのは言うまでもない。
本発明の目的は、タンク、特に燃料タンクに給油するためのシステムを提供することにあり、このシステムを用いると、機械的な封止に頼らずに給油終了時の液体の吹き出しを防止できる。
この目的で、本発明は、ヘッドおよびヘッドとタンクとの間に延在する給油管を含むタンクに給油するためのシステムに関し、
− パイプヘッドが、大気と連通する流入開口と、給油管と連通する流出開口と、給油管への流れを止めるストッパと、を有するチャンバを備え、ストッパは、給油管への流れが自由な開位置と、給油管への流れが閉ざされた閉位置との間で可動であり、ヘッドの流入開口および流出開口は、ストッパがその開位置にあるときにパイプヘッドを介して給油ノズルを給油管に導入できるような大きさと配置であり、
− 給油管は、ノズル用の通路の断面が実質的にノズルの外径まで縮小されるように設計された局所的な制限部を備えるかまたはこれに先導され、
− 給油ヘッドの流出開口の外で脱気用接続によって給油管と給油ヘッドとを連結する。
− パイプヘッドが、大気と連通する流入開口と、給油管と連通する流出開口と、給油管への流れを止めるストッパと、を有するチャンバを備え、ストッパは、給油管への流れが自由な開位置と、給油管への流れが閉ざされた閉位置との間で可動であり、ヘッドの流入開口および流出開口は、ストッパがその開位置にあるときにパイプヘッドを介して給油ノズルを給油管に導入できるような大きさと配置であり、
− 給油管は、ノズル用の通路の断面が実質的にノズルの外径まで縮小されるように設計された局所的な制限部を備えるかまたはこれに先導され、
− 給油ヘッドの流出開口の外で脱気用接続によって給油管と給油ヘッドとを連結する。
本発明は、(給油終了時に自動的に停止する)「自動」給油ノズルでの給油が想定される、どのようなタイプのタンクにも適用できる。これは、燃料タンクで良好な成果をあげている。「燃料タンク」という表現は、漏れ止めタンクを意味するものと理解され、多種多様な用途と環境条件下で燃料を格納できる。このタンクの一例は、自動車に装備されているものである。
燃料タンクは、好ましくはプラスチック製である。
「プラスチック」という用語は、少なくとも1種の合成重合体樹脂を含むあらゆる素材を意味する。
どのようなタイプのプラスチックでも好適なものとなり得る。特に適したプラスチックは、熱可塑性物質のカテゴリに属する。
「熱可塑性物質」という用語は、熱可塑性エラストマーならびに、これらのブレンドをはじめとして、あらゆる熱可塑性重合体を意味するものと理解される。「重合体」という用語は、ホモ重合体および共重合体(特に二元共重合体または三元共重合体)の両方を意味するものと理解される。このような共重合体の例として、非限定的に、ランダム共重合体、線状ブロック共重合体、他のブロック共重合体およびグラフト共重合体があげられる。
融点が分解温度未満であれば、どのようなタイプの熱可塑性重合体または共重合体であっても適している。溶融範囲が少なくとも摂氏10度にわたる合成熱可塑性物質が特に適している。このような材料の例としては、その分子量が多分散性を呈するものがあげられる。
特に、ポリオレフィン、熱可塑性ポリエステル、ポリケトン、ポリアミドおよびこれらの共重合体を用いることが可能である。重合体または共重合体のブレンドを用いてもよく、同様に、重合体材料と、非限定的に、炭素、塩および他の無機誘導体、天然繊維または重合繊維などの無機フィラー、有機フィラーおよび/または天然フィラーとのブレンドを用いることが可能である。また、上述した重合体または共重合体のうちの少なくとも1つを含む積層および結合層からなる多層構造を用いることも可能である。
頻繁に用いられる1つの重合体に、ポリエチレンがある。高密度ポリエチレン(HDPE)で優れた結果が得られている。
タンクの壁は、単一の熱可塑性物質層からなるものであってもよいし、2層からなるものであってもよい。1つまたは複数の考え得る他の追加層が、有利に、液体および/または気体に対するバリア材料で作られた層からなるものであってもよい。好ましくは、タンクの内面と接する液体および気体の浸透性を最小限にするようにバリア層の性質および厚さを選択する。好ましくは、この層は、バリア樹脂すなわち、たとえばEVOH(部分的に加水分解したエチレン/酢酸ビニル共重合体)などの燃料に浸透しない樹脂を主成分とするものである。あるいは、タンクを燃料に対して不浸透性にする目的でタンクに表面処理(フッ素化またはスルホン化)をほどこしてもよい。
本発明によるタンクは、好ましくは、HDPEベースの外側の層の間に位置するEVOHベースのバリア層を含む。
本発明による給油システムは、給油管と、好ましくはノズルガイドを含むパイプヘッドとを備える。また、ヘッド流出口(給油管の手前または給油管と一体化されている)のすぐ後ろに局所断面の制限部(すなわち、好ましくは数mmの長さのみに延在)と、給油時に脱気するためのヘッドと給油管との間の接続部も備える。定義上、この接続はオープンコンジット(open conduit)であり、給油がなされるとすみやかに開き、タンク内の圧力とは無関係である。本発明によれば、このコンジットは、給油ノズルを本発明によるシステムに挿入しても完全に開いた状態になる(障害物がない)ように、給油ヘッドの流出開口の外にある。
給油管における/給油管の前での局所断面の制限部について、周知のどのような方法で製造してもよい。特に、適当な幾何学的形状の給油管自体で製造してもよいし、別個の部品に頼ってもよい。好ましくは、別個の部品で形成され、好ましくは、給油管と給油ヘッドとの間に取り付けられる。
第1の変形例によれば、この別個の部品は、硬質の熱可塑性物質で作られた中間部をヘッドと給油管との間に溶接で取り付けたものである。この場合、局所的な制限部の断面は、好ましくは給油ノズルの外径よりもわずかに大きい。したがって、局所的な制限部と給油ノズルとの間の空間が最小限まで小さくなり、この空間を介した燃料の漏れが防止される。実用上、この断面の直径は、ノズルの最大外径(燃料のタイプに応じて標準化されている)よりも十分の数mm大きい。通常、この直径よりも少なくとも0.2mmまたは場合によっては0.3mm大きい。しかしながら、2つの直径の差が、1mmまたは場合によっては0.5mmを超えないようにしておくと好都合である。
あるいは、別個の部品は可撓性材料で製造されるが、好ましくは(上述した余分なコストの問題に陥らないよう)単純な幾何学的形状のものである。この場合、局所的な制限部の断面は、好ましくは給油ノズルの外径よりもわずかに小さい(直径の差は通常、少なくとも0.2mm、場合によっては少なくとも0.3mmであるが、好ましくは最大でも1mmまたは場合によっては最大でも0.5mmである)。可撓性材料で作られる構成部品をヘッドと給油管との間に取り付けてもよい。好ましくは、この構成部品は、その支持に用いられ、ヘッドと給油管との間に取り付けられる(溶接される)硬質の熱可塑性物質で作られた中間部に取り付けられるかまたはオーバーモールドされる。可撓性部品は、給油ノズルの形状と密接に結び付いており、給油管と給油ノズルとの間の液体燃料の逃げ道を完全に塞ぐ形になる。しかしながら、好ましくは、この閉塞部は完全に漏れ止め状態になっているわけではなく、圧力過剰となった場合には気体を逃がす役目を果たす。
これと同じ理由で、また製造の容易さもあって、断面制限部は、好ましくはヘッドと給油管との間に溶接された硬質の中間部によって形成され、その断面は給油ノズルの直径よりもわずかに大きい。
好ましくは、(直接的または間接的に)断面制限部を有する上述した中間部も熱可塑性物質から製造され、好ましくは射出成形によって得られる。好ましくはヘッドと給油管との間に溶接されるとすると、これは好ましくはヘッドおよび給油管と相性のよい材料を主成分とするものである。これは、好ましくはポリアセタール、特にPOM(ポリオキシメチレン)であり、排出基準(たとえば、米国におけるLEV IIなど)をより一層よく満たすことを視野に入れている。また、これはバリア層を含むものであってもよいし含まないものであってもよいおよび/または表面処理済であってもよいし表面処理をされていなくてもよい(上記参照)ポリアミドまたはHDPEであってもよい。
好ましくは、中間部は、少なくとも部分的に給油管内に延在し、直径が前記給油管の直径よりも小さいパイプを含む。このパイプセクションの長さは通常、少なくとも10mm、場合によっては20mm、好ましくは少なくとも50mmである。しかしながら、この長さは通常、100または場合によっては80mmを超えることがない。特に好ましくは、ノズルを案内するのに用いられる漏斗(裁頭円錐形)部を含む。局所的な制限部は、好都合なことに、漏斗部分に位置する。好ましくは、局所的な制限部は、(本書類に添付の図に示されるように)漏斗部分の端部からなる。
本発明の好ましい一変形例によれば、中間部は、パイプヘッドと給油管との間に中間チャンバを画定し、中間チャンバは給油ノズルよりも断面が大きく、パイプヘッドに向いた(ならびにその流出口オリフィスを介してこれと接続されている)上流部と、給油管に向いた下流部とに分けられる。このため、パイプとヘッドとの間に脱気接続を作り出す目的で、この中間チャンバには、好ましくは、2つのオリフィスすなわち、チャンバと給油管とをつなぐ(下側の)オリフィスと、チャンバとパイプヘッドとをつなぎ、パイプヘッドの流出口オリフィスの外に位置する(すなわち、この流出口オリフィスとは別のオリフィスである)(上側の)オリフィスが設けられる。この変形例では中間チャンバが液体/蒸気分離器として作用することができ、そうすることで、利用者に対する吹き出しの危険性がさらに抑えられるため、この変形例が好ましい。
本発明の特に好ましい一変形例によれば、給油管または中間部には、タンクに結合された蒸気再循環ダクトあるいは、このようなダクトとの結合部が設けられている。この変形例は、早期の遮断やタンクの過剰給油を回避するために十分な気体の流れを可能にする。特に好ましくは、これは再循環オリフィスと呼ばれるオリフィスを介して中間部に出現する結合部である。部品が中間チャンバを含む場合、このオリフィスは、好ましくは前記チャンバの下に位置する。特に好ましくは、中間チャンバの下側オリフィスと再循環オリフィスは、断面制限部の両側に(直径方向に対向して)配置される。このため、「バッフル」(デフレクタ)効果が得られる。
これと同じ理由で、中間チャンバの下側オリフィスおよび上側オリフィスは、好ましくは、互いに特定の距離をあけて好ましくは同じく直径方向に対向して配置される。特に好都合な一変形例によれば、これらのオリフィスは、漏れた燃料が好ましくはこのオリフィスを介して流れ、給油ヘッドの流出開口を介して流れることがないように、優先的な逃げ道の形成を可能にするものである。
本発明のこの変形例によるシステムは、好ましくは、中間チャンバの上側開口が封止された第1の位置と、この開口が開いている第2の位置との間で移動可能な可動構成部品と、ストッパがその開位置まで移動したときに可動構成部品をその第2の位置に移動させるための起動手段と、をさらに含む。このような可動構成部品は、通常使用時すなわち、タンク−給油時以外のときに、中間チャンバとパイプヘッドのチャンバとの間の接続部を閉じることを可能にする。
このような脱気用開口(ノズルに設けられたヘッドの通路セクションの外に位置する)と可動構成部品とを使用することは好都合であり、パイプヘッド下流(すなわち、これも本発明の範囲外である)の給油管システムの構造とは無関係である点に注意されたい。よって、上述したような断面制限部および/または中間チャンバの有無とは関係なく、このような脱気用接続部とこのような可動構成部品とを含むパイプヘッドを使用することも想定可能である。
好ましくは、パイプヘッドは、可動構成部品をその第1の位置に保つためのプレストレス印加手段をさらに含み、可動構成部品およびストッパは、ストッパがその開位置に移動することで、可動構成部品をその第2の位置に移動させることができるように形成および配置されている。可動構成部品がその第1の位置にあるとき、チャンバの上側オリフィスは封止され、パイプヘッドと中間チャンバとの間の接続部が途切れて(broken)いる。ストッパと可動構成部品との相互作用がゆえに、このオリフィスはストッパがその開位置にあるときすなわち、給油段階にのみ開いている。このため、中間チャンバは通常、給油管から分離され、燃料が液体または気体状態で漏れてしまわないようになっている。
プレストレス印加手段を用いるのが好ましいが、ストッパがその開位置にないときは、重力を利用して可動構成部品をその第1の位置に保つことが除外されることはない。
可動構成部品は、第1の端と第2の端とを有する細長い本体を含むものであってもよく、第1の端はストッパと係合するための手段を含み、第2の端は、可動構成部品がその第1の位置にあるときにチャンバの上側オリフィスを封止するよう設計されている。可動構成部品の係合手段は、ストッパのベアリングと協働する突出部(nose)を含むものであってもよい。このような係合手段、可動構成部品のその第2の位置への動き、よってオリフィスの開口は、ストッパをその開位置に動かすことで容易に達成できる。
あるいは、可動構成部品は、一端でバネとして作用し、他端で釣合重りとして作用し、ロッカーアームの特定の位置でチャンバの上側開口を封止し、ロッカーアームの別の位置でこのオリフィスの障害物を取り除くのに形状、サイズおよび位置が適している少なくとも1つの突起を含む(ひとつづきまたは取り付けによる)部品をまとめたロッカーアームの形としての部品を含むものであってもよい。この変形例では、ロッカーアームに作用して、これを1つの位置から別の位置に揺動させることができる突起のあるストッパを備えていれば十分である。「突起」という用語は、ロッカーアームを有する一部品から作られる部材片(必要に応じて成形されたもの)を必ずしも意味するものではない点に注意されたい。
好ましくは、パイプヘッドは吐出口をさらに含み、可動構成部品がその第1の位置にあるときに吐出口を開いた状態に保ち、可動構成部品がその第2の位置にあるときには吐出口を封止する可動構成部品が設計される。可動構成部品がその第1の位置にあるとき、吐出口は開いているため、たとえば、パイプヘッドのチャンバから水を排出することができる。特に、チャンバ内に蓄積されることのある水を、回収タンクまたは大気に排出することができる。ストッパがその開位置にあるときにヘッドの流出開口またはチャンバの上側オリフィスを介して給油管または燃料タンクに水が浸透することを回避できる。他方、可動構成部品がその第2の位置にあるとき、吐出口は閉じているため、漏れた燃料が回収タンクに入るまたは大気中に出てしまうのを防止できる。
可動構成部品がロッカーアームである変形例では、これを実際に製造する単純な1つの方法が、ストッパの開位置に対応するロッカーアームの待機位置で、釣合重り(またはこれに取り付けられた部品−封止)がこの開口を封止し、ストッパがその閉位置にあるときに、これに取り付けられた突起が、釣合重りを持ち上げて吐出口の障害物を取り除くようロッカーアームのバネ部品を押圧するような形で、吐出口の右側に釣合重りをおくことからなる。
下記に列挙するさまざまなオリフィス(開口)は通常、mm台のサイズである;特に(D=直径):
D(再循環オリフィス)=8〜12mm≧D(チャンバの下側オリフィス)=8〜10mm≧D(チャンバの上側オリフィス)=6〜8mm≧D(排水オリフィス)=1〜2mm。これらの概算かつ相対的な値は各々、互いに独立して有効である点に注意されたい。
D(再循環オリフィス)=8〜12mm≧D(チャンバの下側オリフィス)=8〜10mm≧D(チャンバの上側オリフィス)=6〜8mm≧D(排水オリフィス)=1〜2mm。これらの概算かつ相対的な値は各々、互いに独立して有効である点に注意されたい。
上述した仏特許文献1に記載されているように、ストッパは、好ましくは、円筒形通路の開口が弁本体を貫通し、ストッパがその閉位置にあるときに外壁がチャンバの流出開口を封止する回転式弁本体である。このような弁本体は、その位置に応じて、流出開口を封止するためのストッパとして、あるいは、流入開口と流出開口との間の通路として、この弁本体を使用できるようなものである。このような弁本体は、何ら障害なく閉位置と開位置との間を揺動できる。特に、回転式弁本体は、ストッパがその開位置にあるときに通路開口の端が流出開口と整列配置されるように、それ自体で回転する。その閉位置では、通路開口の端と流出開口とは、後者が弁本体の外壁によって封止されるよう、整列配置されない。弁本体の円筒形の通路開口は、断面が実質的に給油ノズルヘッドの断面に対応している。このため、円筒形通路と給油ノズルヘッドとの間の空間は、最小限まで小さくなり、通路開口を介しての燃料の漏れを大幅に防止するとともに、第3の脱気用接続部を介した燃料の排出を助けている。
弁本体はシートに収容されていてもよく、チャンバの流出開口がシートに切り込まれている。
また、パイプシステムは、好ましくは、流入開口に結合された封止用フラップを含み、この封止用フラップは、流入開口の開位置と閉位置との間で移動できるようになっている。結合部材は封止用フラップをストッパに接続しているため、封止用フラップがその開位置まで移動するとストッパがその開位置まで移動し、封止用フラップがその閉位置まで移動するとストッパがその閉位置まで移動する。その閉位置では、封止用フラップは、パイプヘッドのチャンバを、大気中からくる異物の侵入から保護する。封止用フラップは、好ましくは、プレストレス印加手段によってその閉位置に保持され、給油ノズルをチャンバに導入する作用下で、その開位置まで揺動する。結合部材があるため、封止用フラップが揺動するとストッパも揺動する。ストッパは、給油ノズルをパイプヘッドに導入するとその開位置まで自動的に揺動する。結果として、ストッパを揺動させるために別個のアクチュエータを提供する必要がない。
特に好ましくは、本発明によるシステムには、係止用システムが設けられている。好ましくは、これは、パイプヘッドの軸に対して実質的に垂直な軸を中心に回転可能なフラップ(この回転は、送りネジを含むアクチュエータによってなされる)と、ネジを左右両方に回転できる電気モータと、このネジに対して垂直に配置され、このネジと接しており、係止用フラップの一端と一体化またはこれに取り付けられた、ネジのピッチと噛み合う歯車の付いたホイール(セクション)と、を含む。このようなシステムは、本件と同一の出願人による仏国特許第0609756号の主題であり、その内容を、この目的で、本出願に援用する。
本発明の他の特殊性および特徴は、一例として、添付の図面を参照して以下に述べる有利な実施形態の説明から明らかになろう。
自動車用の燃料システムは通常、燃料タンクと、燃料タンクに給油できるようにする給油管とを含む。図1および図2は、実際、(その壁(34)の溶接によって)このような給油管に取り付けられることを想定し、給油時に燃料を流すためのガイド(38)の形での第1のセクションを含み、給油管に挿入されることを意図した中間部(10)と、再循環ダクトおよび中間チャンバ(32)と接続され、給油ノズル(図示せず)のヘッドを受けるためのパイプヘッド(12)と接続された第2のパイプセクション(46)と、を含む。パイプヘッド(12)は、大気と連通する流入開口(16)と、中間チャンバ(32)と連通する流出開口(18)のあるチャンバ(14)を備える。流入開口(16)と流出開口(18)との間には、パイプヘッド(12)を介しての給油管への給油ノズルのヘッドの導入を防止または可能にするようなストッパ(20)が配置されている。
ストッパ(20)は、円筒形通路開口(24)と外壁(26)とを有する回転式弁本体(22)を含む。弁本体(22)は流出開口(18)が形成されたシート(28)上に収容されている。弁本体(22)は、閉位置(図1に示す)と開位置(図2に示す)との間で移動可能である。
閉位置では、通路開口(24)は、流出開口(18)と整列配置されておらず、後者は弁本体(22)の外壁(26)によって封止される。この位置で、給油ノズルの導入は防止され、パイプヘッド(12)のチャンバ(14)と給油管との間の流体交換も一切防止される。
開位置では、通路開口(24)が流入口(16)および流出口(18)の開口と整列配置されるため、給油ノズルを給油管に導入することができる。
図示のシステムは、溶接による中間部(10)の取り付けを可能にするパイプヘッド(12)の底部のフレア(30)を含む。この中間部は、チャンバ(32)を画定し、パイプヘッド(12)に向いた上流セクションと、給油管に溶接されることが想定され、再循環ダクトへの結合部(46)が設けられた壁(34)を含む下流セクションと、下側セクションが給油管に挿入されることを意図したガイド(38)につながる漏斗構成部品(36)とを含む。漏斗構成部品(36)は、給油ノズルの直径と実質的に対応する流れの範囲を有する局所的な断面制限部(40)で終端する。
結合部(46)は、再循環オリフィス(44)を介して部品につながる。給油時、タンクからの蒸気(ならびに液体に置換された多量の気体に起因する)を、このオリフィス経由で、少なくとも部分的に再循環させる。
中間部(10)は、実質的に水平な壁(52)とパイプセクション(38)との間に位置する下側オリフィス(50)も含む。オリフィス(44、50)は、漏れた燃料用のバッフルが得られ、かつ、パイプ−給油システムの外への直接的な漏れを防止するように配置される。
中間部(10)は、中間チャンバ(32)とパイプヘッド(12)のチャンバ(14)とを接続する上側オリフィス(60)も含む。後者は、チャンバ(14)と回収タンク(図示せず)または大気との間の水を排出するための開口(62)を含む。可動構成部品(64)がチャンバ(14)内に配置され、そのつど、上側オリフィス(60)または水吐出口(62)を封止できるように第1の位置と第2の位置との間で移動可能である。
その第1の位置−図1に示す−では、可動構成部品(64)がオリフィス(60)を封止し、吐出口(62)を開いた状態に保つ。このため、給油管からオリフィス(60)を介してチャンバ(14)への燃料の漏れが防止される。一方、チャンバ(14)内に存在し得る水の排出は、吐出口(62)経由で可能になり、これが給油段階で給油管(結果として燃料タンク)に水が侵入するのを防止するのを可能にする。
その第2の位置−図2に示す−では、可動構成部品(64)が吐出口(62)を封止し、オリフィス(60)を開いた状態に保つ。よって、給油管からオリフィス(60)を介してチャンバ(14)への燃料の漏れが可能になる。しかしながら、これは主に気体状の燃料であり、液体は主に中間部(10)とそのバッフルに残っている。チャンバ(14)の幾何学的形状は、漏れた燃料を受け止め、流出開口(18)を介して利用者に向かって燃料が吹き出すのを防止するものである。一方、この位置では、水吐出口(62)が封止されるため、漏れた燃料が回収タンクに入ったり、大気中に出たりするのが防止される。
この位置では、給油時、気体は開口(50)からほとんど逃げず、ほとんどが再循環(開口(44)を介して吸引される)ため、タンクに送られる燃料の流れが吸引効果を生む点に注意されたい。液体がパイプをのぼってノズルをオフに切り換える給油終了時のみ、気体および液体はこの開口から出ることができる。本発明による図示の装置が関与するのはそこであり、この装置は、
1− 液体/蒸気分離(給油終了を「クッション」するのを可能にし、あふれることなくノズルが停止できるようにする)ことと、
2− 給油時に漏れる、タンクからとパイプ内からの脱気の分離(これによって、給油時の乱流を防止)ことと、
3− ノズルの注ぎ口周囲を制限し、給油終了時に液体が後者の周囲に上がってくるのを防止ことと、
を可能にする。
1− 液体/蒸気分離(給油終了を「クッション」するのを可能にし、あふれることなくノズルが停止できるようにする)ことと、
2− 給油時に漏れる、タンクからとパイプ内からの脱気の分離(これによって、給油時の乱流を防止)ことと、
3− ノズルの注ぎ口周囲を制限し、給油終了時に液体が後者の周囲に上がってくるのを防止ことと、
を可能にする。
図1および図2に示す実施形態によれば、可動構成部品(64)の第1の端の突出部(66)ならびに、弁本体(22)のベアリング(70)によって可動構成部品(64)の起動手段が形成される。突出部(66)およびベアリング(70)は、弁本体(22)がその開位置に移動する間、ベアリング(70)が突出部(66)と接触するように配置されるため、可動構成部品(64)はその第2の位置にくる。弁本体(22)がその閉位置に移動する間、突出部(66)に対するベアリング(70)の係合は解除され、好ましくはバネ(図示せず)などのプレストレス印加手段の作用下で、可動構成部品(64)がその第1の位置まで移動する。
可動構成部品(64)の第2の端は、可動構成部品(64)がその第1の位置にあるときにオリフィス(60)の封止を可能にする鐘(74)形の構成部品と、可動構成部品(64)がその第2の位置にあるときに吐出口(62)の封止を可能にする舌部(76)とを含む。鐘状構成部品(74)はまた、漏れた燃料のオリフィス(60)経由の流れを遮り、燃料の横分布を助けることも可能にする。
図示のパイプヘッド(12)は、流入開口(16)に結合され、回転軸(82)を中心に揺動する(これが流入開口(16)の開位置と閉位置との間での移動を可能にする)ことで上昇する封止用フラップ(80)も含む。封止用フラップ(80)には、好ましくはその閉位置でプレストレスが印加され、流入開口(16)を介して給油ノズルをチャンバ(14)に導入することでその開位置まで揺動する。
封止用フラップ(80)は、封止用フラップ(80)がその開位置まで移動する際にストッパ(20)がその開位置まで移動し、封止用フラップ(80)がその閉位置まで移動する際にストッパ(20)がその閉位置まで移動するように、好都合なことに結合部材(これらの図では図示せず)によってストッパ(20)に接続されている。
図3は、図1および図2に概略的に示す原理に対応するシステムを示すが、下側の構成部品を示すために、ここではヘッド自体(12)を取り除いてある。このシステムは、パイプヘッドの軸に対して実質的に垂直な軸を中心に回転可能な係止用フラップ(83)(この回転は、送りネジ(84)を含むアクチュエータによってなされる)と、ネジを左右両方に回転できる電気モータ(85)と、このネジに対して垂直に配置され、このネジと接しており、係止用フラップ(83)の一端と一体化またはこれに取り付けられた、ネジ(84)のピッチと噛み合う歯車(86)の付いたホイール(セクション)と、をまとめたものである。
左側に示したシステムの開位置では、係止用フラップ(83)は、メインフラップ(80)を、その軸(82)を中心に揺動させ、このようにすることで、対応するピニオン(81)のシステムを介してストッパ(20)を動かせるようにした位置にある。次に、その開位置まで移動することで、ストッパ(20)は可動構成部品(64)を上昇させ、これをその突出部(66)に連結する。したがって、燃料排出オリフィス(60)が開き、鐘(74)によって障害物が取り除かれる一方で、舌部(76)はヘッド(この図では図示せず)に存在する水吐出口(62)を封止する。
右側に示したシステムの閉位置では、係止用フラップ(83)がメインフラップ(80)の揺動を妨害し、このようにすることで、ストッパ(20)をその閉位置に、可動構成部品(64)をその待機位置に残し、ここで、重力によって、鐘(74)が燃料排出オリフィスを封止し、舌部(76)がヘッド(図示せず)の水吐出口の障害物を取り除く。
図4は、同様のシステムを示すが、ここでは可動構成部品が、バネとして作用するS形部品(66’)を有するロッカーアーム(64’)の形であり、この部品に作用するのは、ストッパ(20)に取り付けられた舌部(70’)、水吐
出口(62)の封止/障害物の取り除きが可能な釣合重り(76’)、燃料排出オリフィス(60)の封止/障害物の取り除きが可能な突起(74’)である。
出口(62)の封止/障害物の取り除きが可能な釣合重り(76’)、燃料排出オリフィス(60)の封止/障害物の取り除きが可能な突起(74’)である。
システムの閉位置(この図に示されるものである)では、釣合重り(76’)が上昇して水吐出口(62)の障害物を取り除くよう、舌部(70’)がロッカーアーム(64’)のS形部品(66’)を圧縮する。この位置で、突起(74’)は燃料排出オリフィス(60)を封止する。
このシステムの開放時、ストッパ(20)は上方向に揺動し、そのようにすることで、舌部(70’)が、釣合重り(76’)によって上方向に移動するS形部品(66’)の障害物を取り除く。このため、釣合重り(76’)が、重力によって、水吐出口(62)を封止する一方で、突起(74’)(S形部品(66’)によって上方向に移動)が、燃料排出オリフィス(60)の障害物を取り除く。このようなシステムは、前の図に示したものよりも丈夫である。
最後に、図5は、S形部品(66’)と、排水オリフィスと協働する釣合重り(76’)と、燃料排出オリフィスと協働する突起(74’)と共に、ロッカーアーム(64’)の幾何学的形状を詳細に(3つの異なる三次元図で)示す。同図から、釣合重り(76’)および突起(74’)が、ロッカーアーム(64’)の形で部品に意図的に整形されるオリフィスに挿入される別個の構成部品であることが分かる。
Claims (17)
- ヘッドおよび前記ヘッドとタンクとの間に延在する給油管を含む前記タンクに給油するためのシステムであって、
− パイプヘッドが、大気と連通する流入開口と、前記給油管と連通する流出開口と、前記給油管への流れを止めるストッパと、を有するチャンバを備え、
前記ストッパは、前記給油管への流れが自由な開位置と、前記給油管への流れが閉ざされた閉位置との間で可動であり、
前記ヘッドの前記流入開口および前記流出開口は、前記ストッパがその開位置にあるときに前記パイプヘッドを介して給油ノズルを前記給油管に導入できるような大きさと配置であり、
− 前記給油管は、前記ノズル用の通路の断面が実質的に前記ノズルの外径まで縮小されるように設計された局所的な制限部を備えるかまたはこれに先導され、
− 給油ヘッドの前記流出開口の外で脱気用接続によって前記給油管と前記給油ヘッドとを連結し、この接続によって前記タンクに給油する際に脱気をすることができる、システム。 - 前記給油管または前記給油ヘッドに取り付けられた別個の構成部品によって前記局所的な制限部が形成された、請求項1に記載のシステム。
- 前記別個の構成部品が、硬質の熱可塑性物質で作られ、溶接によって前記ヘッドと前記給油管との間に取り付けられた中間部であり、前記局所的な制限部の断面が前記給油ノズルの外径よりもわずかに大きい、請求項1または2に記載のシステム。
- 前記別個の構成部品が可撓性材料で作られ、この構成部品の支持に用いられ、前記ヘッドと前記給油管との間に取り付けられる(溶接される)硬質の熱可塑性物質で作られた中間部に取り付けられるかまたはオーバーモールドされ、前記局所的な制限部の断面が前記給油ノズルの外径よりもわずかに小さい、請求項2に記載のシステム。
- 前記中間部が、少なくとも部分的に前記給油管内に延在し、直径が前記給油管の直径よりも小さいパイプを含む、請求項3または4に記載のシステム。
- 前記パイプが、前記局所的な制限部が位置する漏斗部分を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記中間部が、前記パイプヘッドと前記給油管との間に中間チャンバを画定し、前記中間チャンバは、
− 前記給油ノズルよりも断面が大きく、前記パイプヘッドに向いた(ならびにその流出口オリフィスを介してこれと接続されている)上流部と、前記給油管に向いた下流部とに分けられ、
− 前記チャンバと前記給油管とをつなぐ下側のオリフィスと、前記チャンバと前記パイプヘッドとをつなぎ、前記パイプヘッドの前記流出口オリフィスの外に位置する上側のオリフィスと、が設けられている、
請求項3〜6のいずれか一項に記載のシステム。 - 前記中間部に、再循環オリフィスを介して前記中間チャンバの下に突出する、前記タンクに結合された蒸気再循環ダクトとの結合部が設けられ、
前記中間チャンバの前記下側オリフィスと前記再循環オリフィスとが、前記局所的な制限部の両側に配置される、請求項1〜7のいずれか一項に記載のシステム。 - 前記中間チャンバの前記下側オリフィスおよび前記上側オリフィスが、直径方向に対向して配置される、請求項7または8に記載のシステム。
- 前記中間チャンバの上側開口が封止された第1の位置と、この開口が開いている第2の位置との間で移動可能な可動構成部品と、前記ストッパがその開位置まで移動したときに前記可動構成部品をその第2の位置に移動させるための起動手段と、をさらに含む、請求項7〜9のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記可動構成部品をその第1の位置に保つためのプレストレス印加手段をさらに含み、
前記可動構成部品および前記ストッパは、前記ストッパがその開位置に移動することで、前記可動構成部品をその第2の位置に移動させることができるように形成および配置されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載のシステム。 - 前記可動構成部品が、第1の端と第2の端とを有する細長い本体を含み、
前記第1の端は前記ストッパと係合するための手段を含み、前記第2の端は、前記可動構成部品がその第1の位置にあるときに前記中間チャンバの前記上側開口を封止するよう設計されている、請求項10または11に記載のシステム。 - 前記可動構成部品の前記係合手段が、前記ストッパのベアリングと協働する突出部を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記給油ヘッドの前記チャンバに吐出口をさらに含み、
前記可動構成部品は、前記可動構成部品がその第1の位置にあるときに前記吐出口を開いた状態に保ち、前記可動構成部品がその第2の位置にあるときには前記吐出口を封止するよう設計される、請求項10〜13のいずれか一項に記載のシステム。 - 前記可動構成部品が、一端でバネとして作用し、他端で釣合重りとして作用し、ロッカーアームの特定の位置で前記中間チャンバの前記上側開口を封止するのに形状、サイズおよび位置が適している少なくとも1つの突起を含む部品をまとめた前記ロッカーアームの形としての部品を含む、請求項10に記載のシステム。
- 前記ストッパが、円筒形通路の開口が弁本体を貫通し、前記ストッパがその閉位置にあるときに外壁が前記パイプヘッドの前記チャンバの前記流出開口を封止する回転式弁本体である、請求項1〜15のいずれか一項に記載のシステム。
- − 前記パイプヘッドの前記流入開口に結合され、前記流入開口の開位置と閉位置との間で移動できるようになっている封止用フラップと、
− 前記封止用フラップがその開位置まで移動すると前記ストッパがその開位置まで移動し、前記封止用フラップがその閉位置まで移動すると前記ストッパがその閉位置まで移動するように、前記封止用フラップを前記ストッパに結合させる結合部材と、
をさらに含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載のシステム。
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