JP2009543529A - Dc牽引力供給システム用のデルタi地絡保護リレーシステム及びその制御方法 - Google Patents

Dc牽引力供給システム用のデルタi地絡保護リレーシステム及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009543529A
JP2009543529A JP2009517940A JP2009517940A JP2009543529A JP 2009543529 A JP2009543529 A JP 2009543529A JP 2009517940 A JP2009517940 A JP 2009517940A JP 2009517940 A JP2009517940 A JP 2009517940A JP 2009543529 A JP2009543529 A JP 2009543529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground fault
feeder
breaker
substation
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009517940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4653238B2 (ja
Inventor
チュン、サン−ギ
クォン、サム−ヨン
ペ、チャン−ハン
ジュン、ホー−サン
パク、ヒュン−ジュン
Original Assignee
コリア レイルロード リサーチ インスティテュート
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コリア レイルロード リサーチ インスティテュート filed Critical コリア レイルロード リサーチ インスティテュート
Publication of JP2009543529A publication Critical patent/JP2009543529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4653238B2 publication Critical patent/JP4653238B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60MPOWER SUPPLY LINES, AND DEVICES ALONG RAILS, FOR ELECTRICALLY- PROPELLED VEHICLES
    • B60M3/00Feeding power to supply lines in contact with collector on vehicles; Arrangements for consuming regenerative power
    • B60M3/04Arrangements for cutting in and out of individual track sections
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L3/00Electric devices on electrically-propelled vehicles for safety purposes; Monitoring operating variables, e.g. speed, deceleration or energy consumption
    • B60L3/0023Detecting, eliminating, remedying or compensating for drive train abnormalities, e.g. failures within the drive train
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L3/00Electric devices on electrically-propelled vehicles for safety purposes; Monitoring operating variables, e.g. speed, deceleration or energy consumption
    • B60L3/04Cutting off the power supply under fault conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2200/00Type of vehicles
    • B60L2200/26Rail vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/30Railway vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/90Vehicles comprising electric prime movers
    • B60Y2200/91Electric vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】DC牽引力供給システム用のデルタI地絡保護リレーシステム、及び、地絡事故が発生しているフィーダーを予測可能な前記リレーシステムの制御方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、DC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステム及び前記リレーシステムの制御方法に関し、DC牽引力供給システム内で地絡事故が発生した際に地絡が発生しているフィーダーを予測し、最初に予測フィーダーを遮断することで事故による損害を最小限に抑え、地絡が実際に発生しているフィーダーを迅速且つ正確に決定するものである。本発明の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムは、一つ又はそれ以上の地絡検知ユニット(20a、20b及び20c)、一つ又はそれ以上のフィーダー特定ユニット(30a、30b又は30c)、及び、一つ又はそれ以上の地絡フィーダー制御ユニット(40a、40b又は40c)を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、概して、DC牽引力供給システム用のデルタI地絡保護リレーシステム及び前記リレーシステムの制御方法に関するものであって、より詳細には、地絡事故がDC牽引力供給システム内で発生した際に地絡が発生しているフィーダーを予測し、予測フィーダーを最初に遮断することで事故による損害を最小限に抑え、地絡が実際に発生しているフィーダーを迅速且つ正確に決定できるものである。
概して、電気鉄道は鉄道列車を運行するために必要な電力を、頭上のライン、又は、第三レール及び電力伝送路としての標準のレールによって供給される。鉄道列車への電力供給のための電力電送方法は、主に直流(DC)電力供給タイプ、及び交流(AC)電力供給タイプに分類される。
電力供給タイプの内DC電力供給タイプでは、長い鉄道線路の端部にまで規定電圧を安定して供給するために、変電所が適切な間隔で配置される。各変電所では、様々な設備を保護し公共の安全を確保するために、列車の走行中に予期しない事故により地絡事故が発生した際に、電力供給を遮断するよう地絡保護リレーが設置されている。
例えば、図1に示すようにDCマイナスバスは、地下に埋め込まれた金属装置等の電食防止のため非接地とされるが、地絡保護リレー64P内の接地抵抗器Rを介して接地されるので、接地抵抗器Rの両端における電圧は、地絡電流Igが接地抵抗器Rを通って流れる際に測定され、その測定電流を所定基準値と比較することで地絡が発生しているか判断する。
更に、図2に示すように地絡事故が発生した際、例えば頭上のラインである上りライン上の所定場所で、地絡保護リレー10a、10b及び10cが地絡を検知し、対応する変電所のフィーダーLD、LU、RD及びRUの全てに対応するブレーカ12a、12b又は12cが遮断される。
しかし、このような従来の地絡保護の仕組みによれば、地絡事故が変電所B B_サブと変電所C C_サブ間の上りラインで発生した際に、変電所B B_サブのブレーカ12b間でRUフィーダーに対応するブレーカのみ、及び、変電所C C_サブのブレーカ12c間でLUフィーダーに対応するブレーカのみが遮断されなければならないが、地絡事故により地電位がマイナスバスであるDC(−)より高くなることで、前述したように地絡保護リレー10b及び10cが作動されると、変電所B B_サブのブレーカ12b、及び変電所C C_サブのブレーカ12cの全てが遮断されてしまう。
更に、変電所A A_サブの地絡保護リレー10aに加えて、図示しない他の変電所の地絡保護リレーは、複数の変電所の全てのブレーカが遮断されるよう作動することが多く、問題である。
すなわち、地絡事故が発生した箇所を正確に判断することが困難であるので、地絡事故に無関係な正常箇所への電力供給までが遮断され、鉄道列車の運行が広範囲に及び阻害されることで地絡事故の影響が不必要に増大されて問題である。特に、鉄道列車が橋、地下、及びトンネル内等を運行中にそのような地絡事故が発生した場合、乗客及び列車の安全が深刻な危険にさらされる可能性がある。
従って、本発明は前述の問題を鑑みるものであって、DC牽引力供給システム用のデルタI地絡保護リレーシステム、及び、地絡事故が発生しているフィーダーを予測可能な前記リレーシステムの制御方法を提供することを目的とし、本発明は、地絡事故がDC牽引力供給システム内で発生した際に最初に予測フィーダーを遮断することができるため、事故による損害を最小限に抑え、地絡が実際に発生しているフィーダーを迅速且つ正確に決定することができるものである。
上記目的を達成するための本発明の1つの実施形態によれば、直流(DC)牽引力供給システム用のデルタI(ΔI)地絡保護リレーシステムであって、DC牽引力供給システム内での地絡事故を検知し、地絡事故が検知された際に、関連変電所の地絡電流値を検出する、1つ又はそれ以上の接地スイッチを短絡する1つ又はそれ以上の地絡検知ユニット、地絡電流検出用の接地スイッチ短絡の際に検出される複数のフィーダーの地絡電流値を互いに比較し、各変電所の最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーを特定し、及び、各予測地絡フィーダーに対応するブレーカを最初に遮断する1つ又はそれ以上のフィーダー特定ユニット、関連変電所に隣接変電所へ伝達されるブレーカ遮断信号を発信し、ブレーカ遮断信号が隣接変電所から受信された際に、関連変電所のフィーダーが地絡フィーダーであると判断し、且つ、予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカ間で、実際に地絡が発生していないフィーダーに対応するブレーカを再閉路する1つ又はそれ以上の地絡フィーダー制御ユニットを含む。
上記目的を達成するための本発明の他の実施形態によれば、直流(DC)牽引力供給システム用のデルタI(ΔI)地絡保護リレーシステムであって、DC牽引力供給システム内での地絡事故を検知し、地絡事故が検知された際に、関連変電所の地絡電流値を検出する、1つ又はそれ以上の接地スイッチを短絡する1つ又はそれ以上の地絡検知ユニット、地絡電流検出用の接地スイッチ短絡の際に検出される複数のフィーダーの地絡電流値を互いに比較し、各変電所の最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーを特定し、及び、各予測地絡フィーダーに対応するブレーカを最初に遮断する1つ又はそれ以上のフィーダー特定ユニット、各ブレーカに設置され、関連変電所と隣接変電所の両方が予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカを有する場合で、且つ、計測電圧値が所定値と同じかそれより少ない場合において、関連変電所と隣接変電所の間で地絡事故が発生していると判断するよう作動する1つ又はそれ以上の電圧計、及び、電圧計を監視し、予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカ間で、実際に地絡が発生していないフィーダーに対応するブレーカを再閉路する1つ又はそれ以上の地絡フィーダー制御ユニットを含む。
地絡検知ユニットは、地絡電流値が検出された後、複数の地絡電流検出用の接地スイッチを再開路するのが好ましい。
フィーダー特定ユニットは、地絡電流検出用の対応する接地スイッチが短絡されたtc時点から、管理者が予め設定したtw時点(式1参照)の時間枠内で得られた電流値を用いて地絡電流値を検出するのが好ましい。
フィーダー特定ユニットは、地絡事故が発生したtf時点から、低漏れ抵抗の電力供給システム内で管理者が予め設定したtw時点(式2参照)の時間枠内で得られた電流値を用いて地絡電流値を検出するのが好ましい。
地絡フィーダー制御ユニットが、前記2つの変電所からのブレーカ遮断信号が上りラインのフィーダーに対応するブレーカから発生するか、又は下りラインのフィーダーに対応するブレーカから発生する際、前記2つの変電所の予測地絡フィーダーが地絡フィーダーであると判断するのが好ましい。
上記目的を達成するために本発明の1つの実施形態によれば、直流(DC)牽引力供給システム用のデルタI(ΔI)地絡保護リレーシステムの制御方法であって、DC牽引力供給システム内で地絡事故を検知する地絡事故検知ステップ、地絡事故が検知された際に関連変電所の地絡電流値を検出するための複数の接地スイッチを短絡させる接地スイッチ短絡ステップ、地絡電流検出用の接地スイッチが短絡されると、各フィーダーの地絡電流値を検出して互いに比較し、且つ、各変電所の最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーを特定する遮断ブレーカ特定ステップ、各予測地絡フィーダーに対応するブレーカを最初に遮断するフィーダー遮断ステップ、及び、関連変電所から隣接変電所へブレーカ遮断信号を伝達し、ブレーカ遮断信号を隣接変電所から受信した際に、関連変電所のフィーダーが地絡フィーダーであると判断し、且つ、予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカ中で、実際に地絡が発生していないフィーダーに対応するブレーカを再閉路するフィーダー再閉路ステップを含む。
上記目的を達成するための本発明の他の実施形態によれば、直流(DC)牽引力供給システム用のデルタI(ΔI)地絡保護リレーシステムの制御方法であって、DC牽引力供給システム内で地絡事故を検知する地絡事故検知ステップ、地絡事故が検知された際に関連変電所の地絡電流値を検出するための複数の接地スイッチを短絡させる接地スイッチ短絡ステップ、地絡電流検出用の接地スイッチが短絡されると、各フィーダーの地絡電流値を検出して互いに比較し、且つ、各変電所の最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーを特定する遮断ブレーカ特定ステップ、各予測地絡フィーダーに対応するブレーカを最初に遮断するフィーダー遮断ステップ、及び、各ブレーカで電圧値を測定し、関連変電所と隣接変電所が共に予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカを有する場合、且つ測定電圧値が所定値と同じかそれより少ない場合に、地絡事故が関連変電所と隣接変電所間で発生したと判断する地絡箇所検出ステップ、及び、予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカ間で、実際に地絡が発生していないフィーダーに対応するブレーカを再閉路するフィーダー再閉路ステップを含む。
前記方法は地絡電流値が検出された後、地絡電流検出用の接地スイッチを再開路するステップを更に含むのが好ましい。
遮断ブレーカ特定ステップで、対応する地絡電流検出用の接地スイッチが短絡されたtc時点から、管理者が予め設定したtw時点(式[1]参照)の時間枠内で得られた電流値を用いて地絡電流値を検出するのが好ましい。
遮断ブレーカ特定ステップは、低漏れ抵抗の電力供給システム内で、地絡事故が発生したtf時点から管理者が予め設定したtw時点(式[2]参照)の時間枠内で得られた電流値を用いて地絡電流値を検出するのが好ましい。
フィーダー再閉路ステップは、前記2つの変電所からのブレーカ遮断信号が上りラインのフィーダーに対応するブレーカ、又は下りラインのフィーダーに対応するブレーカから発生する際、2つの変電所の予測地絡フィーダーが地絡フィーダーであると判断するのが好ましい。
前述するように、本発明によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステム及び前記リレーシステムの制御方法は、地絡事故が発生した際に地絡の発生しているフィーダーを予測し、予測した地絡フィーダーを最初に遮断することで、各変電所の全てのブレーカが遮断されることを防ぐことができる。
それゆえ、電気鉄道列車の運行定時制を向上し、様々な種類の設備及び公共の安全が確実に確保される。
更に、地絡の発生箇所を正確に決定できることで、実際に地絡が発生していないと予測される箇所のブレーカを再閉路でき、正常箇所における鉄道列車の運行を直ちに再開することができる。
従来のDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーの構造図である。 従来のDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの構造図である。 本発明の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの構造図である。 本発明の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムのフィーダー特定ユニットのブロック図である。 本発明の実施形態によるフィーダー特定ユニットの電流変動検出装置を示す図である。 本発明の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの地絡フィーダー制御ユニットを示すブロック図である。 本発明によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの操作を示す図である。 本発明の他の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムを示す図である。 本発明の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの制御方法を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの制御方法を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステム及びその制御方法を、添付の図面を参照に詳しく説明する。
図3は、本発明の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの構造を示す図である。
図3に示すように、DC電力を供給するために、DC電力供給システム用牽引システムが変電所A_サブ、B_サブ及びC_サブにより三相電力で供給され、整流変圧器23a、23b及び23cは、三相電力を整流器22a、22b及び22cに入力するために適した電圧に変圧し、整流器22a、22b及び22cはAC電圧をDC電圧に変圧する。
DC電力供給システムはプラスバスDC(+)及びマイナスバスDC(−)を有する。鉄道列車に電力を供給するフィーダーLD、LU、RD及びRUは、各プラスバスDC(+)に設置されるブレーカ24a、24b又は24cを有し、電気鉄道線路に沿って設置される。鉄道列車のパンタグラフは、フィーダーLD、LU、RD及びRUを介してDC電力を供給される。
供給されたDC電力は、鉄道列車の駆動装置を駆動するために必要な電力として使われた後、電気鉄道線路に沿って設置されるDCフィードバック回路を介して変電所A_サブ、B_サブ及びC_サブへ戻り、整流器22a、22b及び22cのマイナスバスDC(−)に接続される。鉄道列車用走行レール25及び26がフィードバック回路として使われる場合もある。
その場合、地絡が鉄道列車にDC電力を供給するフィーダーLD、LU、RD及びRUで発生すると、地絡保護リレーシステムが迅速に地絡を検知し、フィーダーLD、LU、RD及びRUに対応するブレーカ24a、24b及び24cを遮断させるよう働くことで、DC電力供給システムを保護する。
以上の構造において、本発明によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムは、地絡事故の発生を検知し、地絡電流検出用の接地スイッチ21a、21b及び21cを短絡又は開路する地絡検知ユニット20a、20b及び20c、各フィーダーLD、LU、RD及びRUの地絡事故によりもたらされた地絡電流値を互いに比較し、各変電所A_サブ、B_サブ及びC_サブの最大地絡電流値を有するフィーダー(以下LD/LU/RD/RUと表記)が、地絡の発生が予測されるフィーダーであると判断し、各予測フィーダーを最初に遮断するフィーダー特定ユニット30a、30b及び30c、及び、関連変電所の反対側に位置する隣接変電所へブレーカ遮断信号を伝達、又は、その変電所から受信し、実際に地絡が発生していない箇所の予測フィーダーLD/LU/RD/RUに接続するブレーカを再閉路する地絡フィーダー制御ユニット40a、40b及び40cを有する。
詳細には、各地絡検知ユニット20a、20b及び20cは地上とマイナスバスDC(−)間の電位相違を常に監視し、地絡事故が上りラインと下りラインに分かれる頭上のラインの一箇所で発生した際に、その電位相違における変動を検知するよう構成されており、地上の電位とマイナスバスDC(−)の電位間の相違は所定値と同じかそれ以上である。例えば、各地絡検知ユニットは、過電圧リレー(OVR)59を有する。
さらに、地絡検知ユニット20a、20b及び20cは、地絡事故が検知されると、地絡電流検出用の接地スイッチ21a、21b及び21cを短絡させ、十分な地絡電流が流れる地絡電流値を検出するようになっているため、最初に遮断させる予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUを選択することができる。
また、地絡電流値が検知された後、地絡電流検出用の接地スイッチ21a、21b及び21cは、再び開路されるので、接地スイッチ21a、21b及び21cが短絡され、過電圧リレー(OVRs)59が作動しない結果他の変電所が地絡を検出できない、といった事態の発生を防ぐことができる。
すなわち、OVR59による地絡の検知は、全ての変電所で必ずしも一斉に行われる必要がない。従って、任意の1つの変電所が地絡を検知し、地絡電流検出用の接地スイッチ21a、21b及び21cを短絡させた場合、OVR59による地絡の検知はどの変電所においても不可能となりうる。それゆえ、地絡電流値が検知された後、短絡された接地スイッチ21a、21b及び21cを再び開路しなければならない。
各フィーダー特定ユニット30a、30b及び30cは、各変電所に設置されたフィーダーLD、LU、RD及びRU間で、地絡事故発生の結果として、最大地絡電流値を有するフィーダーLD/LU/RD/RUを特定し、特定したフィーダーを地絡事故が発生した箇所へ電力を供給する予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUであると判断し、各変電所の予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUに対応する1つのブレーカを最初に遮断するように構成されている。
例えば、図3に示すように、変電所Bのブレーカ24b間では、フィーダーRUを保護するブレーカ、及び、変電所Cのブレーカ24c間では、フィーダーLUを保護するブレーカが最初に遮断される。
この操作では、1例として変電所Aのフィーダー特定ユニット30aを図示する図4に示すように、各フィーダー特定ユニット30a、30b及び30cは、各フィーダーLD、LU、RD及びRUの地絡電流値を計測する電流変動検出装置31a〜34a、前記電流変動検出装置31a〜34aにより検出された地絡電流値中での最大電流値を有する予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUを選択する比較装置35a、及び、前記比較装置35aにより選択された予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUに対応するブレーカを遮断する遮断制御ユニット36aを有する。
すなわち、図3に示すように、変電所は電気鉄道線路の設計上電力の供給を分類することが必要とされるため、対応するフィーダーが、上りライン又は下りラインのどちらに使われるかにより上と下に分類し、また、右か左のどちらに位置するかにより右か左に分類し、フィーダーLD(左下)、LU(左上)、RD(右下)、及びRU(右上)とする。この中から、最大地絡電流値を有するフィーダーが予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUであると判断され、判断された予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUに対応するブレーカが最初に遮断される。
この場合、図5に示すように、各接地スイッチ21a、21b及び21cが地絡事故の発生後短絡されるtc時点から、管理者が予め設定したtw時点の時間枠内で得られた電流値を用いて、下記の式[1]に示すように、地絡電流値を算出することができる。
Figure 2009543529
前記式では、ΔIは電流変動、tcは接地スイッチが短絡した時点、twは管理者が予め設定した電流変動の計測に必要な一時制限、ifは計測地絡、そして、ipreflt(地絡前)は地絡の発生直前に存在する負荷電流である。接地スイッチ短時点tcから所定時点twの時間枠は、負荷電流における変化の影響を最小限にする必要があるので、数ミリセカンド(ms)かそれ以下に設定されるのが好ましい。
更に、地絡電流値は、各接地スイッチ21a、21b及び21cが短絡された時点tcにおける地絡電流値if_tcと、管理者が予め設定した所定時点twにおける電流値if_tw間の相違if_tw-if_tcを使って算出することもできる。
一方で、漏れ抵抗値は各電力供給システムによって異なった設計になっている。送電レールをDC電流フィードバック回路として絶縁体に設置して使われる第4レールの場合、漏れ抵抗値は非常に高く、そのため各接地スイッチ21a、21b及び21cが短絡される前の地絡電流は非常に低い。従って、各接地スイッチ21a、21b及び21cが短絡された時点tcで計測される地絡値ifと、所定時点twで計測された地絡値if間には大きな相違があり、地絡電流値の計測信頼性は上記式[1]だけを使うことで保証される。
しかしながら、走行レールがフィードバック回路として使われる場合、漏れ抵抗値は比較的低く、そのため各接地スイッチ21a、21b及び21cが短絡される前に存在する地絡電流は非常に高い。従って、各接地スイッチ21a、21b及び21cが短絡した時点tcで計測される地絡値ifと、所定時点twで計測される地絡値if間での相違は、比較的低い。
それゆえこの場合、下記の式[2]に示すように、地絡電流値は各接地スイッチ21a、21b及び21cが短絡した時点tcよりもむしろ、地絡事故が発生した時点tfから所定時点twの時間枠内で得られる電流変動を用いて、地絡電流値を算出することができる。
Figure 2009543529
前記式では、ΔIは電流変動、tfは地絡事故が発生した時点、twは管理者が予め設定した電流変動の計測に必要な一時制限、ifは計測地絡、そして、iprefltは地絡事故発生直前に存在する負荷電流である。
しかしながら、地絡事故が発生した時点tfは、接地スイッチ短絡時点tcからOVR59を作動するのに必要な時間を引くことで算出できる。地絡事故発生時点tfから所定時点twまでの時間枠は、20ミリ秒又はそれ未満に設定されるのが好ましい。
また、式[2]に示すように、地絡電流値も、積分を施す代わりに、地絡事故が発生した時点tfにおける電流値と所定時点twにおける電流値の差if_tw-iprefltを使って算出できる。
各地絡フィーダー制御ユニット40a、40b及び40cは、地絡がOVR59の作動により検知された各変電所に、一つの予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUを選択し、選択したフィーダーに対応するブレーカを最初に遮断し、遮断した予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RU中で、実際に地絡が発生していない個所に対応する予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUのブレーカを再閉路し、再閉路したブレーカに通常電力を供給する。
この操作では、一例として変電所Aを図示する図6に示すように、各地絡フィーダー制御ユニット40a、40b及び40cは、遮断制御ユニット(図4の36a)から受信したブレーカ遮断情報に応じてブレーカ遮断信号を隣接変電所に伝達し、且つ、隣接変電所が生成したブレーカ遮断信号を受信する遮断信号伝達/受信ユニット41a、ブレーカ遮断信号が管理者の予め設定した時間枠内で受信されたかを判断するタイマー42a、ブレーカ遮断信号が、関連変電所から伝達された後の所定の時間枠内で隣接変電所から伝達される場合、関連変電所と隣接変電所間で地絡事故が発生していると判断する地絡箇所判断ユニット43a、及び、実際に地絡が発生していない個所の予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUに対応するブレーカを再閉路するための再閉路制御ユニット44aを有する。
しかしながら、地絡個所判断ユニット43aは、関連変電所と隣接変電所の両方からのブレーカ遮断信号が、上りラインのフィーダーに対応するブレーカに関係するか否かを決定し、又は、さらにブレーカ遮断信号が下りラインのフィーダーに対応するブレーカに関係するか否かを決定できるので、地絡事故が上りラインで発生しているにも拘わらず、上りライン及び下りラインのフィーダーがそれぞれブレーカ遮断信号を伝達するという判断異常の発生を最小限に抑えることができる。
以下に、上りラインだけが示された電力供給システムを概略的に図7を参照に記載する。
図に示すように、地絡事故が変電所Bと変電所C間の上りラインの個所で発生した際に、空気中の地絡事故が発生している個所に沿って配置される、変電所AのBkr−RUブレーカ52、変電所BのBkr−RUブレーカ54、変電所CのBkr−LUブレーカ55、及び、変電所DのBkr−LUブレーカ57が、予測地絡フィーダーであると判断され、最初に遮断される。
その後、変電所Aの地絡フィーダー制御ユニット(図3の40a)は、Bkr−RUブレーカ52が遮断されたことを知らせる信号を変電所Bへ伝達し、Bkr−LUブレーカ53が遮断されたことを知らせる信号が、所定の時間枠内で変電所Bから伝達されたかを監視する。この時、変電所Aはブレーカ遮断信号を伝達するが、変電所Bはブレーカ遮断信号を伝達しないので、変電所AのBkr−RUブレーカ52は再閉路される。
さらに、変電所DのBkr−LUブレーカ57も、ブレーカ遮断信号が変電所CのBkr−RUブレーカ56から伝達されないので再閉路される。
しかしながら、変電所BのBkr−RUブレーカ54と変電所CのBkr−LUブレーカ55の両方が遮断されるので、変電所Bと変電所Cは互いにブレーカ遮断信号を伝達し、地絡事故が変電所Bと変電所Cの間で発生していると判断し、管理者が修理を施すまでブレーカ54とブレーカ55は遮断されたままとなる。
前述の本発明によると、地絡の発生が予測される箇所に配置されるフィーダーLD/LU/RD/RUが地絡事故が発生した時に決定され、前記フィーダーに対応するブレーカだけが最初に遮断されるため、ブレーカ24a、24b及び24cの全てが遮断されるのを防ぎ、様々な設備や公共の安全が迅速に確保される。さらに、予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUに対応するブレーカが遮断された後、地絡が発生している箇所が正確に判断され、実際に地絡が発生していない予測地絡フィーダーBkr−LD/LU/RD/RUに対応するブレーカが再閉路されるため、正常個所の鉄道列車の運行を迅速に再開できる。
以下、本発明の他の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムを記載する。下記記述においても同じ符号を同じ要素に対して用い、可能な限り繰り返しの記述は省略する。
図8は、本発明の他の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの構造を示す図である。
図に示すように、本発明の他の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムは、地絡事故の発生を検知し、地絡電流検出用の接地スイッチ21a、21b及び21cを短絡又は開路する地絡検知ユニット20a、20b及び20c、各フィーダーLD/LU/RD/RUの地絡事故により発生する地絡電流値を互いに比較し、各変電所A_サブ、B_サブ及びC_サブの最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUを決定し、最初に決定された各予測フィーダーを遮断するフィーダー特定ユニット30a、30b及び30c、対応する箇所が地絡事故が発生している箇所かを判断する各ブレーカ24a、24b及び24cに設置される電圧計60、及び、電圧計60を監視し、予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUに対応するブレーカ中で、実際に地絡事故が発生していないフィーダーLD/LU/RD/RUに対応するブレーカを再閉路する地絡フィーダー制御ユニット40a’、40b’及び40c’を有する。
すなわち、図3を参照に前述した本発明の他の実施形態によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムとは異なり、電圧計60はブレーカ24a、24b及び24cにそれぞれ設置されるため、関連変電所及び隣接変電所の電圧を計測することができる。
さらに、関連変電所と隣接変電所が共に遮断される予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUを有し、電圧計60で計測した電圧値が使用者により設定された電圧値と同じかそれ未満の場合、地絡事故は関連変電所と隣接変電所間で発生していると判断することができる。さらに、関連変電所及び/又は隣接変電所が遮断される予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUを有さず、電圧計60で計測した電圧値が使用者により設定された電圧値以上である場合、地絡事故は関連変電所と隣接変電所間で発生していないと判断することができる。
本発明が、電圧計60を有して地絡事故が発生している個所を決定するよう構成される場合、本発明の実施形態による地絡フィーダー制御ユニット40a、40b及び40cとは異なり、個々の地絡フィーダー制御ユニット40a’、40b’及び40c’は、ブレーカ遮断信号を隣接変電所へ伝達、又はブレーカ遮断信号を隣接変電所から受信する遮断信号伝達/受信ユニット41は有さない。
それゆえ、地絡事故が発生しているフィーダーLD/LU/RD/RUをより正確且つ簡易に決定することができる。
上記では、本発明によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムを記載した。本発明の構造は、後述するように、DC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの制御方法を通してより明確に理解される。
図9は、本発明の実施形態による、DC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの制御方法を示すフローチャートである。
図に示すように、本発明によるDC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステムの制御方法では、地上とマイナスバスDC(−)間の電位差が、過電圧リレー(OVR)59により監視されるので、地絡事故が頭上のライン(又は上りライン/下りライン)で発生しているかがステップS10において判断される。
結果として、実際に地絡事故が発生していないと判断される場合、地絡事故が発生しているかが継続的に監視されるが、地絡事故が発生していると判断された場合は、地絡電流検出用の接地スイッチ21a、21b及び21cが入り(又は、短絡され)、ステップS11において十分な地絡電流値が得られる。
地絡電流検出用の接地スイッチ21a、21b及び21cがステップS11において短絡し十分な地絡電流が流れると、電流変動検出装置31a〜34aは、ステップS12において各フィーダーLD/LU/RD/RUの地絡電流値を計測し、他の変電所が地絡を検知できるようステップS13において接地スイッチ21a、21b及び21cを切断する。しかしながら、前述のように、地絡電流値を算出するのに必要な計測は、できる限り短い時間内で行うのが望ましい。
地絡電流値の計測が完了すると、各比較装置35は各フィーダーLD、LU、RD及びRU(又は、電流変動)の計測地絡電流値を互いに比較し、ステップS14において各変電所の最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUを判断する。各遮断制御ユニット36は、ステップS15において判断した予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUを保護するために前記ブレーカを遮断する。
前記ブレーカがステップS15において遮断されると、図6及び図7を参照して前述したように、ブレーカ遮断信号はステップS16における地絡事故の方向の隣接変電所へ伝達される。
このとき、ステップS17において、ブレーカ遮断信号が地絡事故の方向の隣接変電所からも伝達されているか否かが判断される。ブレーカ遮断信号が伝達されていると判断されると、関連変電所の予測地絡フィーダーと隣接変電所の予測地絡フィーダー間で地絡事故が発生していると判断され、ブレーカの遮断状態が維持される。さらに、ΔI地絡保護リレーシステムはリセットにより上記動作を繰り返す。
しかしながら、関連変電所と隣接変電所のブレーカ遮断信号が、上りラインのフィーダーに対応するブレーカに関係するか否かが更に判断されるか、又は、下りラインのフィーダーに対応するブレーカに関係するか否かが更に判断されることにより、地絡が発生している個所を誤って判断する可能性を最小限に抑えることが望ましい。
一方、ステップS18で隣接変電所からブレーカ遮断信号が伝達されないと判断すると、管理者が予め設定した再閉路設定時間が経過したか否かが判断される。再閉路設定時間が経過していないと判断されると、ステップS17においてブレーカ遮断信号が隣接変電所から伝達されたか否かが継続的に監視される。
これに対し、再閉路設定時間が経過したと判断されると、対応する箇所は実際に地絡が発生していない個所であると判断され、ステップS19において遮断される予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUに対応するブレーカが再閉路される。さらに、ΔI地絡保護リレーシステムはリセットされ、その後上記動作が繰り返される。
次に、本発明のもう一つの実施形態によるDC電力供給システム用ΔI地絡保護リレーシステムの制御方法を記載する。しかしながら、以下においては可能な限り繰り返しの記載は省略する。
図10は、本発明のもう一つの実施形態によるDC電力供給システム用ΔI地絡保護リレーシステムの制御方法を示すフローチャートである。
図10のフローチャートについては、図8の構造を参照に説明する。まず、ステップS20で地絡事故が頭上のライン(又は、上りライン/下りライン)で発生しているか否かが各OVR59により判断される。
その結果、地絡事故が発生していないと判断されると、地絡事故が発生しているか否かが継続的に監視されるが、一方、地絡事故が発生していると判断されると、ステップS21において地絡電流検出用の接地スイッチ21a、21b及び21cが入る(又は、短絡する)。
ステップS21において地絡電流検出用の接地スイッチ21a、21b及び21cが入り十分な電流が流れると、ステップS22において各フィーダーLD、LU、RD及びRUの地絡電流値が計測され、ステップS23において接地スイッチ21a、21b及び21cが切れて他の変電所が地絡を検知できる。
ステップS23において地絡電流検出用の接地スイッチ21a、21b及び21cが切れると、各比較装置35は、地絡電流値を互いに比較し、ステップS24において各変電所の最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUを決定し、ステップS25においてブレーカを遮断してその予測地絡フィーダーを保護する。
ブレーカがステップS25において遮断されると、ブレーカにおける電圧値が所定値と同じかそれ以下であるかがステップS26において判断される。
その結果、電圧値が所定値と同じかそれ以下と判断されると、地絡事故は関連変電所の予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUと、隣接変電所の予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUとの間で発生していると判断され、ブレーカの遮断状態が維持される。その後、ΔI地絡保護リレーシステムはリセットされる。
反対に、前記ブレーカにおける電圧値が所定値と同じかそれ以下でないと判断されると、ステップS27において再閉路設定時間が経過したか否かが判断される。これは、遮断されるブレーカの方向にある変電所のOVR59が作動する前に接地スイッチが関連変電所で遮断されると、遮断されるブレーカの方向にある変電所のOVR59が、各OVR59の作動変動や製造特性により作動しない場合があるからである。従って、そのような状況に対応するため、短絡接地スイッチを再開路するのに必要な時間待機し、隣接変電所のOVR59を作動させて、対応するブレーカを作動させている。
その結果、再閉路設定時間が経過していないと、再閉路設定時間が経過したか否かが継続的に判断され、一方、再閉路設定時間が経過すると、地絡事故が関連変電所の予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUと、隣接変電所の予測地絡フィーダーLD/LU/RD/RUとの間では発生していないと判断され、遮断される予測地絡フィーダーに対応するブレーカはステップS28において再閉路され、その後ΔI地絡保護リレーシステムはリセットされる。
上記において、DC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステム及び前記リレーシステムの制御方法を記載した。本発明の技術的構造は、当業者であれば、本発明の技術的意義と重要な特徴を逸脱せずに他の実施形態として実施可能であるものと理解すべきである。
以上のように、上記実施形態は一例であってその記載した範囲に限定されず、本発明の範囲は、上記の詳細な説明よりも添付する請求項により定義され、請求項の意味や範囲、同等のものから派生する全ての変更及び修正は、本発明の範囲内のものと理解すべきである。
本発明は、概して、DC牽引力供給システム用のΔI地絡保護リレーシステム及び前記リレーシステムの制御方法に関するものであって、より詳細には、地絡事故がDC牽引力供給システム内で発生した際、地絡が発生しているフィーダーを予測し、最初に予測フィーダーを遮断することで、事故による損害を最小限に抑え、地絡が実際に発生しているフィーダーを迅速且つ正確に決定するものである。
10a、10b、10c・・地絡保護リレー、12a、12b、12c・・ブレーカ、20a、20b、20c・・地絡検知ユニット、21a、21b、21c・・短絡又は閉路接地スイッチ、22a、22b、22c・・整流器、23a、23b、23c・・整流変圧器、25、26・・鉄道列車用走行レール、30a、30b、30c・・フィーダー特定ユニット、31a〜34a・・電流変動検出ユニット、35a・・比較ユニット、36a・・遮断制御ユニット、40a、40b、40c・・地絡フィーダー制御ユニット、41a・・遮断信号伝達/受信ユニット、42a・・タイマー、43a・・地絡箇所判断ユニット、44a・・再閉路制御ユニット、52・・変電所AのBkr−RUブレーカ、54・・変電所BのBkr−RUブレーカ、55・・変電所CのBkr−LUブレーカ、57・・変電所DのBkr−LUブレーカ、59・・過電圧リレー(OVR)、60・・電圧計

Claims (12)

  1. DC牽引力供給システム内で地絡事故を検知し、前記地絡事故を検知した際に関連変電所の地絡電流値を検出する1つ又はそれ以上の接地スイッチを短絡させる、1つ又はそれ以上の地絡検知ユニットと、
    前記地絡電流検出用の接地スイッチ短絡の際に検出される複数のフィーダーの地絡電流値を互いに比較し、各変電所の最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーを特定し、前記各予測地絡フィーダーに対応するブレーカを最初に遮断させる、1つ又はそれ以上のフィーダー特定ユニットと、
    前記関連変電所から隣接変電所へブレーカ遮断信号を伝達し、前記ブレーカ遮断信号を隣接変電所から受信した際に、関連変電所のフィーダーが地絡フィーダーであると決定し、前記予測地絡フィーダーに対応する遮断ブレーカ中で、実際に地絡が発生していないフィーダーに対応するブレーカを再閉路する、1つ又はそれ以上の地絡フィーダー制御ユニット、を備える
    ことを特徴とする直流(DC)牽引力供給システム用のデルタI(ΔI)地絡保護リレーシステム。
  2. DC牽引力供給システム内で地絡事故を検知し、前記地絡事故が検知された際に関連変電所の地絡電流値を検出する1つ又はそれ以上の接地スイッチを短絡させる、1つ又はそれ以上の地絡検知ユニットと、
    地絡電流検出用の接地スイッチ短絡の際に検出される複数のフィーダーの地絡電流値を互いに比較し、各変電所の最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーを特定し、各予測地絡フィーダーに対応するブレーカを最初に遮断させる、1つ又はそれ以上のフィーダー特定ユニットと、
    各ブレーカに設置され、関連変電所と隣接変電所の両方が予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカを有し、計測電圧値が所定値と同じかそれ以下である場合に作動される1つ又はそれ以上の電圧計によって、関連変電所と隣接変電所間で地絡事故が発生していると判断し、且つ、
    前記電圧計を監視し、予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカの中で、実際に地絡が発生していないフィーダーに対応するブレーカを再閉路する1つ又はそれ以上の地絡フィーダー制御ユニット、を含む
    ことを特徴とする直流(DC)牽引力供給システム用のデルタI(ΔI)地絡保護リレーシステム。
  3. 前記地絡検知ユニットにおいて、地絡電流値が検出された後、前記地絡電流検出用の接地スイッチを再開路するようにした
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のΔI地絡保護リレーシステム。
  4. 前記フィーダー特定ユニットが、対応する地絡電流検出用の接地スイッチが短絡された時点tcから、管理者が予め設定した所定時点tw(式[1]参照)までの時間枠内で得られた電流値を用いて地絡電流値を検出するようにした
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のΔI地絡保護リレーシステム。
  5. フィーダー特定ユニットが、低漏れ抵抗の電力供給システム内で、地絡事故が発生した時点tfから、管理者が予め設定した所定時点tw(式[2]参照)までの時間枠内で得られた電流値を用いて地絡電流値を検出するようにした
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のΔI地絡保護リレーシステム。
  6. 前記地絡フィーダー制御ユニットが、前記二つの変電所からのブレーカ遮断信号が、上りラインのフィーダーに対応するブレーカ、又は、下りラインのフィーダーに対応するブレーカから生成される際に、前記二つの変電所の予測地絡フィーダーが地絡フィーダーであると判断するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のΔI地絡保護リレーシステム。
  7. DC牽引力供給システム内での地絡事故を検知する地絡事故検知ステップと、
    地絡事故が検知された際に、関連変電所の地絡電流値を検出する複数の接地スイッチを短絡する接地スイッチ短絡ステップと、
    前記地絡電流検出用の接地スイッチ短絡の際に、複数の各フィーダーの地絡電流値を検出し、互いに比較し、各変電所の最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーを特定する遮断ブレーカ特定ステップと、
    各予測地絡フィーダーに対応するブレーカを最初に遮断するフィーダー遮断ステップ、及び、
    関連変電所から隣接変電所へブレーカ遮断信号を伝達し、前記ブレーカ遮断信号を隣接変電所から受信した際に、関連変電所のフィーダーが地絡フィーダーであると決定し、予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカ中で、実際に地絡が発生していないフィーダーに対応するブレーカを再閉路するフィーダー再閉路ステップ、を含む
    ことを特徴とする直流(DC)牽引力供給システム用のデルタI(ΔI)地絡保護リレーシステムの制御方法。
  8. DC牽引力供給システム内での地絡事故を検知する地絡事故検知ステップと、
    地絡事故が検知された際に、関連変電所の地絡電流値を検出する複数の接地スイッチを短絡する接地スイッチ短絡ステップと、
    前記地絡電流検出用の接地スイッチ短絡の際に、複数の各フィーダーの地絡電流値を検出して互いに比較し、各変電所の最大地絡電流値を有する予測地絡フィーダーを特定する遮断ブレーカ特定ステップと、
    前記各予測地絡フィーダーに対応するブレーカを最初に遮断するフィーダー遮断ステップと、
    前記各ブレーカにおける電圧値を計測し、関連変電所と隣接変電所が共に前記予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカによって、計測された電圧値が所定値と同じかそれ以下である場合に、関連変電所と隣接変電所の間で地絡事故が発生していると判断する地絡個所検出ステップ、及び、
    前記予測地絡フィーダーに対応する遮断されるブレーカ中で、実際に地絡が発生していないフィーダーに対応するブレーカを再閉路するフィーダー再閉路ステップ、を含む
    ことを特徴とする直流(DC)牽引力供給システム用のデルタI(ΔI)地絡保護リレーシステムの制御方法。
  9. 地絡電流値が検出された後、前記地絡電流検出用の接地スイッチを再開路するステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御方法。
  10. 前記遮断ブレーカ特定ステップが、対応する地絡電流検出用の接地スイッチ短絡の時点tcから、管理者が予め設定した所定時点tw(式[1]参照)までの時間枠内に得られた電流値を用いて地絡電流値を検出するようにした
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御方法。
  11. 前記遮断ブレーカ特定ステップが、低漏れ抵抗の電力供給システム内で、地絡事故が発生した時点tfから、管理者が予め設定した所定時点tw(式[2]参照)までの時間枠内に得られた電流値を用いて前記地絡電流値を検出するようにした
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の制御方法。
  12. 前記フィーダー再閉路ステップは、前記二つの変電所からのブレーカ遮断信号が、上りラインのフィーダーに対応するブレーカ、又は、下りラインのフィーダーに対応するブレーカから生成される際に、前記二つの変電所の予測地絡フィーダーが地絡フィーダーであると判断するようにした
    ことを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
JP2009517940A 2006-07-06 2006-12-11 Dc牽引力供給システム用のデルタi地絡保護リレーシステム及びその制御方法 Expired - Fee Related JP4653238B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020060063390A KR100766365B1 (ko) 2006-07-06 2006-07-06 전기철도용 직류급전계통에서의 델타아이지락보호계전시스템 및 그 제어방법
PCT/KR2006/005371 WO2008004727A1 (en) 2006-07-06 2006-12-11 Delta i ground-fault protection relaying system for dc traction power supply system and method of controlling the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009543529A true JP2009543529A (ja) 2009-12-03
JP4653238B2 JP4653238B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=38894677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009517940A Expired - Fee Related JP4653238B2 (ja) 2006-07-06 2006-12-11 Dc牽引力供給システム用のデルタi地絡保護リレーシステム及びその制御方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4653238B2 (ja)
KR (1) KR100766365B1 (ja)
WO (1) WO2008004727A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100903525B1 (ko) * 2008-10-15 2009-06-19 주식회사 광명전기 전기철도 전원공급 시스템
KR100910549B1 (ko) * 2008-10-15 2009-08-03 주식회사 광명전기 전기철도 전원공급 시스템
CN103311910B (zh) * 2013-05-29 2015-08-19 西南交通大学 一种直流牵引供电系统与保护方法
CN103448573B (zh) * 2013-07-29 2015-11-18 华北电力大学(保定) 一种双向互动式电气化铁路高压直流牵引供电系统
JP6149005B2 (ja) * 2014-06-11 2017-06-14 公益財団法人鉄道総合技術研究所 直流電車線路の保護線用素子及び高抵抗地絡検出システム
CN105024367B (zh) * 2015-08-11 2018-03-02 西南交通大学 一种直流牵引变电所继电保护装置及其方法
CN109245036B (zh) * 2017-07-10 2020-03-20 比亚迪股份有限公司 列车供电系统及其漏电保护方法
CN109031046B (zh) * 2018-08-24 2023-05-30 西南交通大学 一种电气化铁路开闭所故障检测装置及其方法
CN109435784B (zh) * 2018-10-23 2021-07-23 中国铁路总公司 一种地面过分相故障处理方法及系统
CN109552113B (zh) * 2018-11-29 2024-02-23 成都尚华电气有限公司 防止列车带电进入无电区段的牵引网分段保护联跳系统及其方法
US11705723B2 (en) 2020-05-22 2023-07-18 The Governing Council Of The University Of Toronto System and method for protection of an electrical grid
CN111913123B (zh) * 2020-06-29 2023-03-28 中铁第一勘察设计院集团有限公司 牵引供电系统回流状态辨识方法和装置
CN112034393B (zh) * 2020-08-20 2023-10-27 北京瑞凯软件科技开发有限公司 一种接触网供电主导回路断点诊断方法及系统
CN112067884B (zh) * 2020-09-16 2022-08-30 广东电网有限责任公司 一种馈线分支故障的检测方法及系统
KR102544683B1 (ko) 2021-04-06 2023-06-20 동산엔지니어링 주식회사 전기차량의 급전선로 지락사고감지를 위한 보호계전 시스템 및 그의 제어 방법
CN113541109B (zh) * 2021-07-02 2024-06-25 国网浙江省电力有限公司金华供电公司 一种基于电力无线专网的馈线故障处理系统及方法
CN114094547B (zh) * 2021-10-27 2023-09-08 南京南瑞继保电气有限公司 复线直供牵引网的保护方法及保护装置
CN114475370B (zh) * 2022-03-14 2023-04-07 西南交通大学 一种电缆贯通供电系统接触网短路分段保护方法
CN115576199B (zh) * 2022-09-29 2024-03-08 山东能源内蒙古盛鲁电力有限公司 一种火电机组深度调峰下辅机低负荷安全自动控制方法
CN116577607B (zh) * 2023-05-26 2024-05-03 西门子交通技术(北京)有限公司 故障定位方法、控制器、设备、供电网络及存储介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58139639A (ja) * 1982-02-09 1983-08-19 株式会社明電舎 配電線保護リレ−装置
JPH0613349U (ja) * 1992-07-17 1994-02-18 日新電機株式会社 中性点接地装置
JP2008502291A (ja) * 2004-06-03 2008-01-24 コリア レイルロード リサーチ インスティテュート 非接地の直流牽引力供給システムのための方向性差動地絡保護リレーシステム及び地絡電流の検知のための地絡保護リレー装置
JP2008504795A (ja) * 2004-06-26 2008-02-14 コリア レイルロード リサーチ インスティテュート 非接地の直流電力供給システムのための地絡保護リレーシステムおよびその制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4091433A (en) * 1977-02-10 1978-05-23 General Electric Company Protective relay circuit for interphase faults
JPH09159718A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Central Japan Railway Co 電力ケーブル地絡区間判定システム
US5751524A (en) * 1997-03-10 1998-05-12 Square D Company Ground fault protection circuit for a multiple source system
US6671144B1 (en) * 2000-06-26 2003-12-30 Premier Aviation, Inc. Method and apparatus for detecting ground faults and for isolating power supply from the ground faults
KR100539051B1 (ko) * 2004-03-19 2005-12-27 한국철도기술연구원 전기철도의 방향차동지락보호계전기시스템 및 그 제어방법

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58139639A (ja) * 1982-02-09 1983-08-19 株式会社明電舎 配電線保護リレ−装置
JPH0613349U (ja) * 1992-07-17 1994-02-18 日新電機株式会社 中性点接地装置
JP2008502291A (ja) * 2004-06-03 2008-01-24 コリア レイルロード リサーチ インスティテュート 非接地の直流牽引力供給システムのための方向性差動地絡保護リレーシステム及び地絡電流の検知のための地絡保護リレー装置
JP2008504795A (ja) * 2004-06-26 2008-02-14 コリア レイルロード リサーチ インスティテュート 非接地の直流電力供給システムのための地絡保護リレーシステムおよびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR100766365B1 (ko) 2007-10-12
JP4653238B2 (ja) 2011-03-16
WO2008004727A1 (en) 2008-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4653238B2 (ja) Dc牽引力供給システム用のデルタi地絡保護リレーシステム及びその制御方法
KR100883777B1 (ko) 배전자동화시스템에서 단말장치의 고장표시 생성방법
RU2491690C2 (ru) Автоматический выключатель с улучшенной функцией повторного замыкания
CN106992496B (zh) 用于城市轨道交通供电系统的漏电保护方法
JP6299920B1 (ja) 直流電気鉄道の直流地絡検出システムおよび直流地絡検出方法
JP2007116893A (ja) 非接地配電系統における零相電流の位相差及び大きさの比較による故障区間検出装置及び方法
KR100694279B1 (ko) 전기철도용 직류 급전계통에서의 지락보호계전방법
KR100696984B1 (ko) 전기철도용 직류 급전계통에서의 지락보호계전시스템 및 그제어방법
KR100920946B1 (ko) 부하 기기의 영향을 고려한 배전 선로의 고장 검출 및위치를 판단하는 장치 및 방법
KR100602914B1 (ko) 비접지 디씨(dc) 급전시스템의 지락 과전류 보호계전시스템과 지락 과전류 보호계전 제어방법
KR100755452B1 (ko) 비접지 dc급전시스템에서의 모선차동보호계전기시스템및 그 제어방법
JP2008504795A5 (ja)
KR101054386B1 (ko) 전기철도의 통합형 직류 보호 계전 시스템
JP2008502291A (ja) 非接地の直流牽引力供給システムのための方向性差動地絡保護リレーシステム及び地絡電流の検知のための地絡保護リレー装置
KR100539051B1 (ko) 전기철도의 방향차동지락보호계전기시스템 및 그 제어방법
JP3157691B2 (ja) き電設備の保護装置
CN102279338B (zh) 磁浮定子线圈发生两相接地故障的监测方法
CN102243287B (zh) 磁浮定子线圈发生多点接地故障的监测方法
CN102253309B (zh) 依据线电压确定长定子多点接地故障的方法
KR20190054438A (ko) 철도설비 전원 공급 장치 및 방법
JP6008658B2 (ja) 単線自動閉そく装置常態監視装置
JP2018102024A (ja) 作業用接地外し確認装置及び制御システム
JP2008278662A (ja) 母線保護継電装置
JP2587889B2 (ja) 車両故障判別可能な故障選択装置
Thong et al. Overview of DC traction protection scheme for Singapore rapid transit system

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees