JP2009542474A - 凹凸のある基材上への印刷画像の表示 - Google Patents

凹凸のある基材上への印刷画像の表示 Download PDF

Info

Publication number
JP2009542474A
JP2009542474A JP2009518455A JP2009518455A JP2009542474A JP 2009542474 A JP2009542474 A JP 2009542474A JP 2009518455 A JP2009518455 A JP 2009518455A JP 2009518455 A JP2009518455 A JP 2009518455A JP 2009542474 A JP2009542474 A JP 2009542474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer film
adhesive layer
film
substrate
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009518455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009542474A5 (ja
Inventor
エス. スティールマン,ロナルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2009542474A publication Critical patent/JP2009542474A/ja
Publication of JP2009542474A5 publication Critical patent/JP2009542474A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F3/00Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
    • G09F3/02Forms or constructions
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F7/00Signs, name or number plates, letters, numerals, or symbols; Panels or boards
    • G09F7/02Signs, plates, panels or boards using readily-detachable elements bearing or forming symbols
    • G09F7/12Signs, plates, panels or boards using readily-detachable elements bearing or forming symbols the elements being secured or adapted to be secured by self-adhesion, moisture, suction, slow-drying adhesive or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44CPRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
    • B44C3/00Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing ornamental structures
    • B44C3/02Superimposing layers
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F19/00Advertising or display means not otherwise provided for
    • G09F19/22Advertising or display means on roads, walls or similar surfaces, e.g. illuminated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor
    • Y10T156/1002Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina
    • Y10T156/1028Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina by bending, drawing or stretch forming sheet to assume shape of configured lamina while in contact therewith
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24355Continuous and nonuniform or irregular surface on layer or component [e.g., roofing, etc.]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

印刷画像を凹凸のある基材上に表示する方法において、少なくとも約40℃のガラス転移温度を有するポリマーフィルムが提供される。ポリマーフィルムは、フィルムの第2側面上に配置された接着剤層を有する。画像はフィルムの第1側面上に、溶剤系インクを用いて印刷されてもよい。接着剤層は凹凸のある基材に対して位置付けられてもよく、ポリマーフィルムは加熱されてもよい。加熱されたポリマーフィルムは、凹凸のある基材に対して押し付けられる。別の方法では、接着剤層は、画像をポリマーフィルム上に印刷することに続いて、ポリマーフィルム上に配置されてもよい。

Description

本発明の開示は一般に、凹凸のある基材上に図形を表示することに関する。
接着剤がコーティングされたプラスチックフィルム、特に感圧性接着剤又は圧力により活性化される接着剤を有するビニルフィルムは、広告、装飾、保護などのようなさまざまな理由のためにさまざまな表面に適用される。これらの表面の大部分は、かなり滑らかである傾向がある。
しかしながら、平坦でない又は凹凸のある、並びに不完全な部分継ぎ目、リベット、及び他の突出部又はくぼみを包含する場合がある多くの表面が存在する。
フィルムが、これらの凹凸のある表面を覆って適用され、接着されるとき、接着剤を凹凸のある表面と接触させるためにフィルムは変形される場合がある。こうした凹凸のある表面の場所においてフィルム中に残留する応力は、接着剤の保持力を超過する場合があり、結果としてフィルムは、それが接着された表面から持ち上がる場合がある。これは、結果として不完全な外見を生じる場合がある。
本開示の実例となるが非限定的な実施例では、印刷画像を凸凹のある基材上に表示する方法が開示される。少なくとも40℃のガラス転移温度を有するポリマーフィルムが提供される。ポリマーフィルムはフィルムの第2側面上に接着剤層が配置される。画像はフィルムの第1側面上に、溶剤系インクを用いて印刷されてもよい。接着剤層は、凹凸のある基材に対して、ポリマーフィルムが凹凸のある基材の中の凹凸を少なくとも部分的に乗り越えるように配置されてもよく、ポリマーフィルムは加熱されてもよい。加熱されたポリマーフィルムは、凹凸のある基材に対して、接着剤層の大部分が凹凸のある基材と接触するように押し付けられる。
本開示の実例となるが非限定的な別の実施例では、印刷画像を凸凹のある基材上に接着する方法が開示される。画像は、少なくとも約40℃のガラス転移温度を有するポリマーフィルム上に、溶剤系インクを使用して印刷されてもよい。接着剤層は、ポリマーフィルム上に配置されてもよい。ポリマーフィルムは、接着剤層が凹凸のある基材に少なくとも部分的に接触するように配置されてもよい。ポリマーフィルムは加熱されて軟化したフィルムを形成してもよく、これは次にフィルムの大部分が凹凸のある基材と接触するように、凹凸のある基材の中に押し付けられてもよい。
本開示の実例となるが非限定的な別の実施例では、組立体が開示される。組立体は、凹凸のある基材と、凹凸のある基材と実質的に緊密に接触する接着剤層とを包含する。少なくとも約40℃のガラス転移温度を有するポリマーフィルムは、接着剤層と緊密に接触していてもよい。ピエゾインクジェットインク画像が、ポリマーフィルム上に印刷されてもよい。
本開示の上記の「発明が解決しようとする課題」は、すべてを網羅することを意図していない。本開示の他の詳細は、図面と共に次の「発明を実施するための最良の形態」から当業者には明らかとなるであろう。
特に明記しない限り、本明細書と特許請求の範囲で使用される特徴的なサイズ、量、及び、物理的性質を表すすべての数は、すべての場合において用語「約」によって修正されることは理解される必要がある。それ故に、特にそうでないと明記しない限り、前述の明細書及び添付の特許請求の範囲に記載された数値パラメータは、本明細書で開示された教示を利用する当業者が得ようと試みる所望の性質に応じて変わり得る近似値である。
端点による数値範囲の列挙は、その範囲内に含まれるすべての数を包含し(例えば1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、及び5を包含する)、及びその範囲内のいずれの範囲も包含する。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用するとき、単数形「ある(a及びan)」並びに「その(the)」は、その内容によって明確に別段の指示がなされていない限り、複数の指示対象を有する実施形態も包含する。例えば、「ある層(a layer)」への言及は、1つ、2つ又はそれ以上の層を有する実施形態を包含する。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用するとき、用語「又は」は、その内容によって明確に別段の指示がなされていない限り、一般に「及び/又は」を包含する意味で用いられる。
用語「ポリマー」は、ポリマー、コポリマー(例えば、2つ以上の異なるモノマーを使用して形成されるポリマー)、オリゴマー及びこれらの組み合わせ、並びに混和性ブレンド中に形成可能であるポリマー、オリゴマー、又はコポリマーを包含するとして理解される。
本開示は、印刷画像のような画像を、凹凸のある基材上に表示することに関する。凹凸のある基材は、平坦でない表面を包含してもよい。場合によっては、凹凸のある基材は、平坦な又は実質的に平坦な表面及び平坦な表面の上又は中に配置される1つ以上の平坦でない要素を包含してもよい。平坦でない要素の幾つか又はすべては、平坦な表面の中に又は下に伸びていてもよい。平坦でない要素の幾つか又はすべては、平坦な表面の上に伸びていてもよい。
場合によっては、凹凸のある基材は、壁のような建築又は建設基材であってもよい。凹凸のある基材の例には、コンクリート、レンガ及び石のようなメーソンリーが挙げられる。凹凸のある基材は、トラック又はトレーラーの側面のような金属基材であってもよい。場合によっては、トラック又はトレーラーの側面は湾曲していてもよい。ある場合には、トラック又はトレーラーの側面は、継ぎ目、リベット、ネジの頭などのような平坦でない要素を有する、実質的に平坦なものであってもよい。
本開示は、凹凸のある基材に後で固定されてもよいポリマーフィルム上に画像を印刷することに関する。任意の適したポリマーフィルムが使用されてもよい。場合によっては、ポリマーフィルムは、少なくとも約40℃のガラス転移温度を有する材料から作製されてもよい。ある場合には、ポリマーフィルムは少なくとも約60℃、又は更には少なくとも約80℃のガラス転移温度を有する材料から作製されてもよい。幾つかのポリマー材料は、1超過のガラス転移温度、又はポリマーの一部分が軟化する温度を有する場合があることは認識される必要がある。本明細書においてガラス転移温度に言及する上で、特定材料について問われている温度は、全材料が軟化する温度、即ち、最後又は最終のガラス転移温度を意図している。
ポリマーフィルムは、約25マイクロメートル〜約100マイクロメートルの厚さを有してもよい。場合によっては、ポリマーフィルムは、可視光線に対して少なくとも実質的に透明であってもよい。
適したポリマーの例には、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリレートフィルム、例えばポリ(メチルメタクリレート)、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートシート、スチレンシートなどが挙げられる。
感圧性接着剤のような接着剤層が、ポリマーフィルムに適用されて、ポリマーフィルムを凹凸のある基材に接着してもよい。接着剤層を固定することになるポリマーフィルム及び凹凸のある基材の両方に対して、使用される特定の感圧性接着剤が適切な接着を有する限り、いずれの適した感圧性接着剤が使用されてもよい。場合によっては、感圧性接着剤は、可視光線に対して少なくとも実質的に透明であってもよい。例えば、ポリマーフィルムも又透明であり、凹凸のある基材が接着剤及びポリマーフィルムを通して目に見えることが望ましい場合には、透明な接着剤が使用されてもよい。
ある場合には、感圧性接着剤は着色されて特定の色に見えてもよい。例えば、感圧性接着剤は、二酸化チタンを包含してもよく、したがって白く見える。白い色がついた接着剤は、実質的に透明なポリマーフィルムに適用されて、例えば印刷画像のための主として白い背景を提供してもよい。場合によっては、接着剤が凹凸のある基材に付着された後、ポリマーフィルムが画像のための保護層としての役割を果すように、着色された接着剤はポリマーフィルムの画像化された側面にラミネートされてもよい。黄、オレンジ、緑、青、赤などの他の色を実現するために適した顔料が既知である。
多様な感圧性接着剤(PSA)が有用である。感圧性接着剤は、次の性質:(1)積極的及び永続的な粘着、(2)指の圧力以下による接着、(3)被接着体上に保持する十分な能力、(4)十分な凝集強度、及び(5)エネルギー源による活性化を必要としない、を有する物質として定義されてもよい。有用なPSAは、感圧性接着剤の特徴を、室温又は高温のいずれかで示してもよい。
PSAは、典型的には室温以上(即ち、約20℃〜約90℃以上)である組立体温度で、通常粘着性である。PSAとして良好に機能することが見出されている物質は、必要不可欠の粘弾性の性質を示し、結果として粘着、引き剥がし粘着力、及び剪断保持力の所望される均衡を組立体温度で生じるように、並びに又引き剥がし粘着力及び剪断保持力のような性質を周囲温度で維持するように設計及び配合されるポリマーである。
感圧性接着剤を調製するのに有用なポリマーの例には、天然ゴム系、合成ゴム(例えば、スチレン/ブタジエンコポリマー(SBR)及びスチレン/イソプレン/スチレン(SIS)ブロックコポリマー)系、シリコーンエラストマー系、ポリα−オレフィン系、及びさまざまな(メタ)アクリレート(例えば、アクリレート及びメタクリレート)系のポリマーが挙げられる。これらの中で、(メタ)アクリレート系ポリマー感圧性接着剤は、それらの利益の内の僅か数例を挙げると、それらの光学的透明度、長期間にわたる性質の永続性(経年劣化安定性)、及び接着程度の多様性の結果として有用である。
場合によっては、剥離ライナーが接着剤層の上に提供されてもよい。剥離ライナーは、例えばポリマー又は紙のようないずれかの有用な材料から形成されることができ、及び剥離コートを包含してもよい。剥離コートに使用するために適した材料が周知であり、剥離ライナーの感圧性接着剤からの剥離を容易にするように設計されたフルオロポリマー、アクリル及びシリコーンが挙げられるが、これらに限定されない。剥離コートは、仕上げられるべき表面へのフィルムの移動後に、剥離ライナーに実質的に接着したまま残るように設計されてもよい。
本開示は、ポリマーフィルム上に印刷された画像を表示することに関する。場合によっては、画像はポリマーフィルム上に有機溶剤系印刷を使用して印刷されてもよく、これは又ピエゾ印刷と称される場合もある。溶剤系印刷は、さまざまな市販のピエゾインクジェットプリンターを使用して達成されてもよい。適したプリンターの例には、イスラエルのリション・レ・ジオン(Rishon Le Zion)のイダニット・テクノロジーズ社(Idanit Technologies, Ltd.)、カリフォルニア州サンノゼ(San Jose)のラスタ・グラフィックス(Raster Graphics)、ニューハンプシャー州メレディス(Meredith)のビューテック社(Vutek Inc.)、日本、東京(Tokyo)のオリンパス光学工業株式会社(Olympus Optical Co. Ltd.)、及びその他から入手可能であるものが挙げられる。
ピエゾインクジェット印刷は、主として4色:シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラック(CMYK)の使用に頼っている。しかしながら、画像の解像度を改善するために、上記で確認された幾つかのプリンターは又、「ライトシアン」及び「ライトマゼンタ」と呼ばれる、シアン及びマゼンタインクのより濃くない関連色である2つの追加の色を加えている。更に、プリンター及びソフトウェアは、大量使用又は商業的なブランド設定の要件に基づく具体的な色相である「特殊」又は「スポット」カラーを使用するように構成されることができる。
有用な溶剤系ピエゾインクは、顔料、結合剤、任意の可塑剤、有機溶剤、界面活性剤、及び消泡剤を包含してもよい。これらの構成成分の各々は、下文に及び又米国特許第6,379,444号に非常に詳細に記載されており、この特許は本明細書に参考として組み込まれる。
本明細書に記載されるインクに使用するための適した有機溶剤には、ケトン、芳香族炭化水素、エーテル及びエステル(例えば、ラクテート、アセテートなど)が挙げられる。こうした溶剤の例には、シクロヘキサノン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PMアセテート)、ジエチレングリコールエチルエーテルアセテート(DEアセテート)、イソホロン、エチレングリコールブチルエーテルアセテート(EBアセテート)、ジプロピレングリコールモノメチルアセテート(DPMアセテート)、ブチロールラクトン、n−メチルピロリドン、アルキルアセテートエステル(例えば、テキサス州アービング(Irving)のエクソンモービル社(ExxonMobil Corp.)から商品表記EXXATE 600、EXXATE 700、及びEXXATE 800流体として入手可能であるもの)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
フッ素系界面活性剤は、溶剤の表面張力を低下するための流動剤として作用する場合がある。より低い表面張力により、インクは受容基材上で、より良好に流動することができる。こうしたフッ素系界面活性剤は、本発明で使用される溶剤中の溶質である。フッ素系界面活性剤の非限定的な例には、3M社(3M Company)からの一群のFCブランド化学物質が挙げられ、好ましくはフルオラド(FLUORAD)FC430及びFC431が挙げられる。こうした化学物質は、フッ素化アルキルエステルである。シリコーン及び他の有機界面活性剤も又使用されてもよい。
消泡剤には、消泡油及び好ましくは粒子状物質が挙げられる。消泡剤は、それがなければフッ素系界面活性剤により生じる場合がある泡立ちを最小化するのを助けるために溶剤中に分散されてもよい。消泡油は、室温で流体の表面張力を変更できる、粘稠な、実質的に非水溶性の液体であってもよい。シリコーン及び他の有機消泡物質も又使用されてもよい。
ピエゾインクは、顔料のような1つ以上の着色剤を包含する。顔料は、それが組み込まれる媒体(例えば、有機溶剤)中に特に不溶性である、無機又は有機、着色、白又は黒の物質であることができる。適した顔料の例には、スクリーン印刷に有用なものが挙げられる。インクは、1色のみの顔料を包含してもよく、又は所望される色を実現するために幾つかの異なる顔料を包含してもよい。さまざまな顔料が使用可能である。場合によっては、インクは1つ以上の染料を包含してもよい。
シアン顔料の非限定的な例には、イルガライト(IRGALITE)GLG(ノースカロライナ州グリーンズボロ(Greensboro)のチバ・スペシャリティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals))、及びサンファスト(SUNFAST)249−1284(ニュージャージー州フォートリー(Fort Lee)のサンケミカル社(Sun Chemical Corporation))が挙げられる。マゼンタ顔料の非限定的な例には、クインド(QUINDO)マゼンタRV−6828(ペンシルベニア州ピッツバーグ(Pittsburgh)のバイエル(Bayer))及びマゼンタ(Magenta)B RT−343−D(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals))が挙げられる。イエロー顔料の非限定的な例には、フォーション・ファースト・イエロー(Fanchon Fast yellow)Y5686(バイエル(Bayer))フォーション・イエロー(Fanchon yellow)Y5688(バイエル(Bayer))、及びサンドリン(Sandorin)6GL(ノースカロライナ州シャーロット(Charlotte)のクラリアント(Clariant))が挙げられる。ブラック顔料の非限定的な例には、ファイザー・ランプブラック(Pfizer lampblack)LB−1011(ペンシルベニア州イーストン(Easton)のファイザー(Pfizer))及びレーブン(Raven)1200(ジョージア州アトランタ(Atlanta)のコロンビアン・ケミカルズ(Columbian Chemicals))が挙げられる。
ピエゾインクは結合剤を包含してもよい。結合剤は、インクの揮発性構成成分の蒸発の際に、結合剤が受容基材上に沈着した顔料のフィルムを形成するように、顔料粒子と適合性のある樹脂であることができる。有利なことに、本明細書に記載される結合剤は、戸外において耐久性がある。適した結合剤の非限定的な例は、ポリマー樹脂、例えばビニル含有ポリマー(例えば、ユニオンカーバイド(Union Carbide)からのVYHH、VYNS、VYHD、及びVAGHブランドのビニル含有樹脂)及びアクリル含有ポリマー(例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルブチルアクリレート、ポリエチルメタクリレート及びこれらのコポリマー)である。
幾つかの適用については、インクが放射線硬化性であることが望ましい場合がある。例えば、放射線硬化性インクは、モノマー、オリゴマー、安定剤、及び任意に反応開始剤が挙げられるが、これらに限定されない放射線硬化性物質と顔料とをインクの中に混和することにより調製されてもよい。結果として生じたインクが受容体に適用された後、それらは、電子ビーム(e−ビーム)放射線のような放射線への暴露により硬化されてもよい。光開始剤又は光触媒も又放射線硬化性インクの中に混和される場合、結果として生じたインクは、それらが受容体に適用された後、紫外線(UV)又は可視光線などの化学線への暴露により硬化されてもよい。
任意の可塑剤は、ビニル及びアクリル樹脂と適合性があり、インクの揮発性構成成分の蒸発の際に、受容基材上の顔料と共に沈着した結合剤から形成されたフィルムの可撓性を可塑剤が増強するように、安定剤及び流動剤と共に使用されるいずれかの他の結合剤と適合性があるポリエステルであってもよい。可塑剤は又、最終的なインクフィルムの一部となる。適した可塑剤の非限定的な例には、ユニフレックス(UNIFLEX)312ブランド可塑剤(ニュージャージー州ウェイン(Wayne)のユニオンキャンプ(Union Camp))、パラプレックス(PARAPLEX)G−31ブランド可塑剤(イリノイ州シカゴ(Chicago)のC.P.ホール(C. P. Hall))及びパラプレックス(PARAPLEX)G−51ブランド可塑剤(C.P.ホール(C. P. Hall))が挙げられる。
印刷画像グラフィックの耐久性を増強するため、特に日光又は湿気にさらされる戸外の環境の中においては、さまざまな市販の安定化化学物質が、本発明のインクに任意に添加されることができる。これらの安定剤には、熱安定剤、紫外線安定剤及び殺生物剤を挙げてもよい。
熱安定剤は、結果として生じる画像グラフィックを熱の効果に対して保護するために一般的に使用され、マーク(Mark)V1923ブランド安定剤(テキサス州ヒューストン(Houston)のウィトコ(Witco))、シンプロン(Synpron)1163ブランド安定剤(オハイオ州クリーブランド(Cleveland)のフェロ(Ferro))、フェロ(Ferro)1237ブランド安定剤(フェロ(Ferro))、及びフェロ(Ferro)1720ブランド安定剤(フェロ(Ferro))として市販されている。紫外線安定剤は、ユビノル(UVINOL)400ブランドのベンゾフェノン紫外線吸収剤(ニュージャージー州パーシッパニー(Parsippany)のバスフ(BASF))及びチヌビン(TINUVIN)900ブランドの紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals))として市販されている。市販の殺生物剤の例は、モートン・チオコール社(Morton Thiokol, Inc.)から入手可能である、ビニゼンSB−1 EAAプラスチック用抗菌添加剤(VINYZENE SB-1 EAA Antimicrobial Additive for Plastics)である。
以下の説明は、図面を参照しながら読む必要があり、図面では、異なる図面の同様の要素に同様の形式で番号が付けられている。図面は、必ずしも一定の縮尺に従っておらず、選択された実例となる実施形態を表しており、本開示の範囲を制限することを意図していない。様々な要素について、構造、寸法、及び材料の実施例が説明されるが、当業者は、提供された多くの実施例には、利用されてもよい適した代替物があることを認識するであろう。
図1は、凹凸のある基材10の略図を提供しており、これは上記のように、印刷画像がその上に適用されることを所望される場合がある、建築材料、車両又は幾つかの他の凹凸のある表面を表す場合がある。凹凸のある基材10は、平坦な表面12と、突出部14及びくぼみ16を包含する平坦でない要素とを包含するとして見られてもよい。突出部14は、平坦な表面12の平面から外へ伸びていると考えられてもよく、一方くぼみ16は平坦な表面12の平面の中へ伸びていると考えられてもよい。
場合によっては凹凸のある基材10は、突出部14を包含する場合があるが、くぼみ16のいずれも包含しない場合があることも、もちろん認識される。他の場合には、凹凸のある基材10は、くぼみ16を包含する場合があるが、いずれの突出部14も包含しない場合がある。突出部14及びくぼみ16は、図解されるように、高度に定型化されていることも又認識される。ある場合には、突出部14は、リベット、ネジの頭、ボルトの頭、溶接材料、継ぎ目などを示していてもよい。ある場合には、くぼみ16は、へこみ、ネジ又は、ネジ又はボルトを欠いたボルトの穴などを示していてもよい。凹凸のある基材10が、メーソンリー又は石である場合、突出部14及び/又はくぼみ16は、グラウト線、材料中の不完全な部分、隙間、突き出た粒子などを示していてもよい。
図2では、ラミネート18は凹凸のある基材10に近接して配置されている。ラミネート18は、図解されるように、ポリマーフィルム20の第1側面24上に形成された印刷画像22と、ポリマーフィルム20の相対する第2側面28上に配置された接着剤層26とを有するポリマーフィルム20を包含する。印刷画像22は、上記のように、有機溶剤系印刷を使用して形成されてもよい。接着剤層26は、上記のように、任意の適した感圧性接着剤を包含してもよい。図解されるように、接着剤層26が凹凸のある基材10の少なくとも一部分と十分な接触をしてラミネート18を適切な位置に保持すると考えられている。接着剤層26は、凹凸のある基材10と部分的に接触していると考えられてもよい。
図3に示されるように、ラミネート18を凹凸のある基材10に完全に適用するためには、ラミネート18を加熱して、ポリマーフィルム20を少なくとも軟化することが有用である場合がある。ポリマーフィルム20がその融点に達する又は超えることを生じずに、熱源がポリマーフィルム20を軟化するために十分な熱エネルギーを提供できる限り、いずれの適した熱源が使用されてもよい。場合によっては、約540℃(1000°F)を提供することができるヒートガンのような熱源が使用されてもよい。赤外線エネルギーを生成する熱源が使用されてもよい。触媒ヒーターにより生成されるような、ホットエア及び赤外線熱の組み合わせが使用されてもよい。場合によっては、ポリマーフィルム20のすべて又は実質的にすべてが、同時に加熱されてもよいことが考えられる。ある場合には、特にラミネート18が非常に大きい場合には、ポリマーフィルム20の一部分のみを一度に加熱することが有用である場合がある。
一旦、ポリマーフィルム20、又はその一部分がポリマーフィルム20を軟化するために十分に加熱されると、接着剤層26が凹凸のある基材10と緊密な接触をするように、軟化したフィルム20は、凹凸のある基材10に対して又はその中に押し付けられてもよい。任意の適切な技術又は装置を使用して、圧力がラミネート18に適用されてもよい。ある場合には、ラミネート18を凹凸のある基材10上に押し付ける及び/又は擦り合わせるために、ローラー、ブロック又はブラシを使用することが有用である場合がある。ローラー、ブロック又はブラシは、天然又は合成ゴム、ウレタンポリマー、シリコーンポリマー、フルオロエラストマー、これらのゴムの発泡又はスポンジ変形体などのような材料から形成されてもよい。約0.5ミリメートル以下である気泡を有する連続気泡発泡シリコーン材料が特に有用である。
ローラー、ブロック又はブラシそれ自体が、加熱され、軟化したラミネート18から多くの熱エネルギーを取り除き過ぎないように、相対的に低い熱伝導率を有する材料から形成されるローラー又はこうしたものを使用することが有用である場合がある。言い換えると、接着剤層26が凹凸のある基材10と緊密な接触をするまで、ポリマーフィルム20は軟化したままであることが望ましい。一旦、接着剤層26が凹凸のある基材10と緊密な接触をすると、周囲温度にある又は周囲温度に近い、凹凸のある基材10は、ポリマーフィルム20が硬化し、更に凹凸のある基材10の輪郭を永続的にとることができるように、十分な熱エネルギーをラミネート18から引き出すと考えられている。
図2及び3は、ラミネート18を使用して、凹凸のある基材10上に印刷画像を表示することの実施例を提供する。ラミネート18は、幾つかの異なるやり方で形成されてもよく、及び幾つかの異なる形態を取ってもよいことが認識される。これらに続く図は、凹凸のある基材10上に印刷画像を表示するのに使用されてもよいラミネートを表す。
図4は、第1側面34と第2側面36とを有するポリマーフィルム32を包含するラミネート30を示す。接着剤層38が第2側面36上に配置される。必要とはされないが、上述のように、接着剤層38を保護し、又印刷の間の望ましくない接着を防ぐために、剥離ライナー40が接着剤層38上に配置されてもよい。画像42は第1側面34上に、溶剤系インクを使用して、接着剤層38が第2側面36上に適用ないしは別の方法で配置された後に印刷されてもよい。ある場合には、溶剤系インクはポリマーフィルム32の第1側面34の中へと短距離を浸透してもよい。場合によっては、溶剤系インクはポリマーフィルム32の中に浸透しない。ラミネート30は次に、上記のように、凹凸のある基材10(図1)に適用されてもよい。
場合によっては、例えば、図5及び6に示されるように、接着剤層は、ポリマーフィルムが印刷された後に適用されてもよい。特に、図5は、第1側面48と第2側面50とを有するポリマーフィルム46を包含するラミネート44を示す。印刷画像52は、ポリマーフィルム46の第1側面48上に印刷されてもよい。接着剤層54は、ポリマーフィルム46の第2側面50上に続けて配置されてもよい。所望であれば、剥離ライナー(図示されず)が接着剤層54を覆って適用されてもよい。ラミネート44は次に、上記のように、凹凸のある基材10(図1)に適用されてもよい。
図6はラミネート56を図解し、その中で接着剤層及び印刷画像はポリマーフィルムの単一側面上に形成される。こうしたラミネート56は、例えば印刷画像に追加の保護を提供する場合がある。ラミネート56は、第1側面60と第2側面62とを有するポリマーフィルム58を包含する。ポリマーフィルム58は、可視光線に対して少なくとも実質的に透明であってもよい。第2側面62は、ひとたびラミネート56が適用されると、ポリマーフィルム58の外側又は露出側面であってもよい。
印刷画像64は、ポリマーフィルム58の第1側面60上に形成されてもよい。印刷画像64は、ポリマーフィルム58を通してその第2側面62から見たときに画像が正しく配置されて見えるように、所望であれば、鏡像の形式で印刷されてもよいことは認識される。印刷画像64は、上述のように、溶剤系印刷を使用して形成されてもよい。
ひとたび印刷画像64が形成されると、接着剤層66は、印刷画像64を覆って形成されても、若しくは別の方法で配置されてもよい。接着剤層66は、感圧性接着剤のような任意の適した接着剤を包含してもよい。接着剤層66は、上述のように、印刷画像64のために所望の背景色を提供するような顔料を包含してもよい。結果として、印刷画像64は、接着剤層66により提供される背景色がラミネート56の審美性に寄与する場合があるため、ポリマーフィルム58の全表面を覆う必要はない。ラミネート56は次に、上述のように、凹凸のある基材10(図1)に適用されてもよい。
本発明は、本明細書において記載される特定の実施例に限定されると考えられるべきではなく、むしろ、添付の特許請求の範囲において明確に記載された本発明のすべての態様を包含するものと理解されるべきである。本明細書を検討すると、本発明が対象とする当業者には、様々な修正、等価の方法、並びに本発明を適用できる多数の構造体が、容易に明らかになるであろう。
実施例1は、バージニア州ゴードンズビル(Gordonsville)のクレックナー・ペンタプラスト・オブ・アメリカ社(Klockner Pentaplast of America, Inc.)から入手可能な約25cm×10cm及び0.1mm(0.004インチ)厚さのポリ塩化ビニル(PVC)フィルムを使用して調製された。フィルムは、示差走査熱量計(DSC)により試験されたとき、79℃のガラス転移中点温度を有した。
フィルム標本のガラス転移温度は、標本を秤量し、TAインスツルメンツ(TA Instruments)のアルミニウム標準DSC試料皿の中に装填することにより測定された。標本は、TAインスツルメンツQ1000(#131、セルRC−858)変調型(TA Instruments Q1000(#131, Cell RC-858)Modulated(登録商標))示差走査熱量計(MDSC)を使用して分析された。試料を分析するために使用された変調方法は、5℃/分の線形加熱速度と60秒当たり±0.796℃の応用摂動振幅を含む。標本は、加熱−冷却−加熱の経過を、−100〜約175℃の温度範囲にわたって受けた。報告されたガラス転移温度は、熱の逆(R)流(熱容量相関)曲線における階段状変化を使用して評価された。転移の開始、中点(半分の高さ)、及び終了温度が書き留められ、中点が表示の値である。
PVCフィルムは、0.04mm(0.0015インチ)の乾燥した厚さを有するアクリル感圧性接着剤を1つの側面上にコーティングされた。接着剤組成物は、紫外線及びベンゾフェノン光開始剤を使用して、米国特許第4,181,752号に記載されているものと同様な方式で架橋され、96重量%の2−メチルブチルアクリレート及び4重量%のアクリルアミドであった。接着剤は、シリコーン剥離ライナー上にコーティングされ、次いで上記のPVCフィルムに移動された。
制御されて非平滑化された表面パネルが、ミネソタ州セントポール(St. Paul)の3M社(3M Company)から得られるリーガル・レジンボンドクロス・オープンコート(Regal Resin Bond Cloth Open Coat)960G、36グリットYNサンドペーパーを、標準的なコンタクトセメントを使用して合板パネルにラミネートすることにより調製された。この表面は感圧性接着剤に対して低い親和性を有し、本製品が最も適合する典型的な質感の表面と比べて非常に一致しており、それは典型的な砂漆喰表面と同様の輪郭を有する。感圧性接着剤組成物はフィルムの外見上の一致に影響するために、表面へのより低い接着は望ましい。非常に良好な感圧性接着剤及び/又は感圧性接着剤に容易に固着する表面は、40℃未満のガラス転移を有するフィルムと共に使用されたとき、持ち上がりの開始を遅らせることができ、本明細書に記載された方法を使用することができる。
剥離ライナーが、フィルムから取り除かれた。接着剤がパネルに接触し、フィルムがパネルに一時的に付着したままでいるが、大部分の区域ではフィルムがパネル中のくぼみを埋めるために十分な接着があるように、接着剤コーティングされたフィルムの側面が、非平滑化表面パネルに対して、手の圧力を使用して大雑把に設置された。
シュタイネル(Steinel)ヒートガン(モデルHG3002LCD;マクマスター・カー(McMaster Carr)(60126−2081イリノイ州エルムハースト(Elmhurst)カウンティ・ラインロード(County Line Rd.)600)から入手可能)が538℃(1000°F)に設定された。ヒートガンは、フィルム表面から約5cm(2インチ)のところに保持され、フィルムが目に見えて軟化するまで1つの区域においてフィルムを加熱した。フィルムの加熱後直ちに、3M社(3M Company)の商業グラフィックス部門(Commercial Graphics Division)から入手可能な3M TSA−1非平滑化表面アプリケーター(3M TSA-1 Textured Surface Applicator)の使用により、手の圧力を用いて1秒当たり約10cm(4インチ)で、フィルムをパネルの非平滑化表面上にしっかりと広げた。ヒートガンは、フィルム試料全体に移動され、その後直ちにアプリケーターによりフィルムが広げられた。
フィルムをパネルの非平滑化表面に対して広げた後、フィルムはパネル温度に直ちに冷却された。フィルムは、パネルに緊密に固着し、塗面と同様に見えた。パネルに固着したフィルムの光沢が、BYKガードナー(BYK Gardner)60°マイクロ光沢計(モデル番号4501;メリーランド州シルバースプリング(Silver Spring)のリンデンレーン(Linden Lane)2435のBYKガードナー(BYK Gardner)USAから入手可能である)を使用して測定及び記録された。パネルは次に65℃(150°F)のオーブン中に24時間放置され、オーブンから取り出され、周囲温度に冷却され、更にフィルムの光沢が測定及び記録された。
実施例2は、スパーテックPEP(Spartech PEP)から入手可能な、透明アクリルKORAD(商標)フィルムを使用することを除いて、実施例1に記載されたように調製された。フィルムは、約25cm×10cmであり、0.8mm(0.003インチ)の厚さであった。フィルムは、上記のように示差走査熱量計(DSC)により試験されたとき、79℃のガラス転移中点温度を有した。
剥離ライナーがKORADフィルムから取り除かれ、フィルムは非平滑化表面パネルに適用され、フィルムの光沢が、実施例1に記載されたように測定された。
比較実施例1は、3M(商標)コントロールタック(Controltac)(商標)プラス・グラフィックフィルムシリーズ(Plus Graphic film Series)180−10(約30マイクロメートルの接着剤を有する50マイクロメートルの厚さの白色ビニルフィルム;「180ビニルフィルム(180 Vinyl Film)」;3M社(3M Company))であった。試料サイズは、25cm×10cmであり、実施例1に記載されたように測定されたガラス転移温度は19℃であった。光沢測定が、実施例1に記載されたように行われ、記録された。
表1に示したのは、接着剤の適用前の実施例1及び2のフィルム試料並びに180ビニルフィルム(180 Vinyl Film)の試料の光沢測定値(初期)、非平滑化表面パネルへの試料の適用直後、及び65℃(150°F)オーブン中で24時間加熱後の光沢測定値である。表1のデータは、初期、適用直後、及び24時間の熱老化後の各試料についてのフィルム上の異なる場所における18の測定値の平均である。標準偏差は、測定値の後の括弧の中に示される。
実際の光沢値は、平均+/−3標準偏差単位である。個々のフィルムは光沢が僅かに変化するため、比較のための値は、元の光沢の百分率であり、比較のための標準偏差は、100/初期フィルム光沢に、測定された標準偏差を掛けたものである。表1に示した補正光沢値は、100/元の光沢に、測定値を掛けたものに基づいている。
Figure 2009542474
表1のデータは、実施例1のフィルムが熱老化後に実質的に同じ光沢値を維持したのに対して、比較実施例1のフィルムが光沢値の著しい増加を示したことを、示している。実施例2のフィルムは、補正光沢値において実施例1のものより大きい増加を示したが、補正光沢値における変化は、比較実施例1のフィルムよりなおはるかに小さかった。目視検査の際に、比較実施例1のフィルムの区域が、非平滑化された表面パネルから持ち上がっており、平坦になっていることが観察された。フィルムの表面仕上げが適用プロセスによって損傷されていない限り、一般に、より低い光沢は非平滑化表面パネルへのより良好な適合性を示唆する。
本明細書で引用された参照文献及び刊行物は、本開示に参考としてその全体が明示的に組み込まれる。本開示の実例となる実施形態を検討し、本開示の範囲内の可能な変形を参照してきた。本開示のこれらの、並びに、他の変形及び修正は、本開示の範囲から逸脱することなく当業者には明らかであり、本開示は本明細書に記載された実例となる実施形態に限定されないことは理解される必要がある。それ故に、本開示は以下に提供される特許請求の範囲によってのみ限定されるものであり、それらは実行中に修正される場合がある。
本開示は、添付図面の次の詳細な説明を考慮すれば、より完全に理解される場合がある。
本明細書に記載されたような、非限定的な具体例の凹凸のある基材の概略図; 図1の凹凸のある基材と部分的な接触において適用された、非限定的な具体例のラミネートの概略図; 図1の凹凸のある基材と緊密な接触にある、非限定的な具体例のラミネートの概略図; 本明細書に記載されたような、非限定的な具体例のラミネートの概略図; 本明細書に記載されたような、非限定的な具体例のラミネートの概略図;及び 本明細書に記載されたような、非限定的な具体例のラミネートの概略図。

Claims (32)

  1. 凹凸のある基材上に印刷画像を表示する方法であって、前記方法が:
    少なくとも約40℃のガラス転移温度を有するポリマーフィルムを提供する工程であって、前記ポリマーフィルムが第1側面及び第2側面を有し、前記第2側面上に接着剤層が配置されている、工程と;
    溶剤系インクを用いて画像を前記第1側面上に印刷する工程と;
    前記接着剤層を前記凹凸のある基材に対して位置付ける工程と;
    前記ポリマーフィルムを加熱する工程と;
    前記加熱されたポリマーフィルムを前記凹凸のある基材に対して押し付ける工程と、を含む方法。
  2. 前記ポリマーフィルムが、少なくとも約60℃のガラス転移温度を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ポリマーフィルムが、ポリ塩化ビニルフィルムを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ポリマーフィルムが、ポリ(メチルメタクリレート)フィルムを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ポリマーフィルムが、約25〜約100マイクロメートルの厚さを有する、請求項1に記載の方法。
  6. 溶剤系インクを用いて画像を印刷する工程が、溶剤系インクを用いてインクジェット印刷することを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記接着剤が感圧性接着剤を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記接着剤層を前記凹凸のある基材に対して位置付ける工程が、前記接着剤層が前記凹凸のある表面と部分的な接触をするように前記ポリマーフィルムを位置付けることを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記加熱されたポリマーフィルムを前記凹凸のある基材に対して押し付ける工程が、前記接着剤層と前記凹凸のある基材との間に緊密な接触を生じさせることを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記凹凸のある基材が、平坦でない表面を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記凹凸のある基材が、平坦な表面と平坦でない表面要素とを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記平坦でない表面要素の少なくとも幾つかが、前記平坦な表面の平面の上方に伸びている、請求項11に記載の方法。
  13. 前記平坦でない表面要素の少なくとも幾つかが、前記平坦な表面の平面の下方に伸びている、請求項11に記載の方法。
  14. 前記凹凸のある基材が、メーソンリーを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記凹凸のある基材が、車両を含む、請求項1に記載の方法。
  16. 凹凸のある基材上に印刷画像を接着する方法であって、前記方法が:
    溶剤系インクを用いて画像を少なくとも約40℃のガラス転移温度を有するポリマーフィルム上に印刷する工程と;
    接着剤層を前記ポリマーフィルム上に配置する工程と;
    前記ポリマーフィルムを凹凸のある基材上に、前記接着剤が前記凹凸のある基材と接触するように位置付ける工程と;
    前記ポリマーフィルムを加熱して軟化したフィルムを形成する工程と;
    前記軟化したフィルムを前記凹凸のある基材の中に押し付ける工程と、を含む方法。
  17. 前記接着剤層上に剥離ライナーを配置することを更に含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記接着剤層が、前記印刷画像上に配置される、請求項16に記載の方法。
  19. 前記接着剤層が、前記印刷画像の反対側の側面上の前記ポリマーフィルム上に配置される、請求項16に記載の方法。
  20. 前記接着剤層が、着色されている、請求項16に記載の方法。
  21. 前記接着剤層が、光学的に透明である、請求項16に記載の方法。
  22. 前記接着剤層が、感圧性接着剤を含む、請求項16に記載の方法。
  23. 前記フィルムが、光学的に透明である、請求項16に記載の方法。
  24. 前記ポリマーフィルムを前記凹凸のある基材上に付着させる工程が、前記接着剤層と前記凹凸のある基材との間に部分的な接触のみを生じさせることを含む、請求項16に記載の方法。
  25. 溶剤系インクを用いて画像を印刷する工程が、溶剤系インクを用いてインクジェット印刷することを含む、請求項16に記載の方法。
  26. 前記凹凸のある基材が、平坦な表面と平坦でない表面要素とを含む、請求項16に記載の方法。
  27. 凹凸のある基材と;
    前記凹凸のある基材と緊密に接触する接着剤層と;
    前記接着剤層と緊密に接触するポリマーフィルムであって、少なくとも約40℃のガラス転移温度を有するポリマーフィルムと;
    前記ポリマーフィルム上に印刷されたピエゾインクジェットインク画像と、を含む組立体。
  28. 前記ポリマーフィルムが、少なくとも約80℃のガラス転移温度を有する、請求項27に記載の組立体。
  29. 前記ポリマーフィルムが、約25マイクロメートル〜約100マイクロメートルの厚さを有する、請求項27に記載の組立体。
  30. 前記ポリマーフィルムが、ポリ塩化ビニルを含む、請求項27に記載の組立体。
  31. 前記凹凸のある基材が、メーソンリーを含む、請求項27に記載の組立体。
  32. 前記凹凸のある基材が、車両を含む、請求項27に記載の組立体。
JP2009518455A 2006-06-29 2007-06-19 凹凸のある基材上への印刷画像の表示 Withdrawn JP2009542474A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/427,398 US20080003406A1 (en) 2006-06-29 2006-06-29 Displaying Printed Images on Irregular Substrates
PCT/US2007/071508 WO2008002794A1 (en) 2006-06-29 2007-06-19 Displaying printed images on irregular substrates

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009542474A true JP2009542474A (ja) 2009-12-03
JP2009542474A5 JP2009542474A5 (ja) 2010-08-12

Family

ID=38845965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009518455A Withdrawn JP2009542474A (ja) 2006-06-29 2007-06-19 凹凸のある基材上への印刷画像の表示

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20080003406A1 (ja)
EP (1) EP2041738B1 (ja)
JP (1) JP2009542474A (ja)
KR (1) KR20090024734A (ja)
CN (2) CN101479775B (ja)
AU (1) AU2007265216B2 (ja)
CA (1) CA2656070A1 (ja)
TW (1) TW200817201A (ja)
WO (1) WO2008002794A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8545959B2 (en) * 2005-10-21 2013-10-01 Entrotech Composites, Llc Composite articles comprising protective sheets and related methods
US8545960B2 (en) 2006-10-23 2013-10-01 Entrotech, Inc. Articles comprising protective sheets and related methods
US8221574B2 (en) * 2007-04-26 2012-07-17 Csd, Llc Top coating for indoor and outdoor temporary removable graphics and system and method for making, applying and removing such graphics
US20080268140A1 (en) * 2007-04-26 2008-10-30 Csd, Inc. Temporary removable solvent based protective coating
EP2193024A4 (en) 2007-09-25 2013-11-06 Entrotech Inc PAINT SHEET FILMS, COMPOUNDS THEREOF AND RELATED METHODS
US10981371B2 (en) * 2008-01-19 2021-04-20 Entrotech, Inc. Protected graphics and related methods
JP5767104B2 (ja) * 2008-06-06 2015-08-19 エーブリー デニソン コーポレイションAvery Dennison Corporation 一時的な戸外用グラフィックフィルム
EP2808369B1 (en) * 2013-05-30 2018-10-24 3M Innovative Properties Company Base Film for Producing a Graphic Film
US20160374531A1 (en) * 2015-02-27 2016-12-29 3M Innovative Properties Company Uv treated scrubbing articles and methods of making same
CN110035899A (zh) 2016-09-20 2019-07-19 安特科技有限公司 具有减少的缺陷的涂膜贴花、制品和方法
EP3877476A1 (en) 2018-11-07 2021-09-15 Eastman Performance Films LLC Tack solutions and their use in applying films to substrates
CN113474828B (zh) * 2019-02-26 2024-03-26 伊士曼性能薄膜有限责任公司 用于训练表面保护膜的安装者的方法和设备

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5034077A (en) * 1989-09-05 1991-07-23 Jack Pata Method for thermoforming and bonding a paint-coated polymeric film to a substrate
US5284689A (en) * 1992-09-14 1994-02-08 The Standard Register Company Product label assembly
US5874158A (en) 1996-03-11 1999-02-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Heat activated translucent marking films
US6270871B1 (en) * 1996-09-27 2001-08-07 Avery Dennison Corporation Overlaminated pressure-sensitive adhesive construction
WO1999020466A1 (en) * 1997-10-21 1999-04-29 Northstar Print Group A peelable label, method of use of the label, and method of making the label
US6808658B2 (en) * 1998-01-13 2004-10-26 3M Innovative Properties Company Method for making texture multilayer optical films
US6461706B1 (en) * 1998-04-17 2002-10-08 Avery Dennison Corporation Multilayer films and labels
US6221198B1 (en) * 1998-06-09 2001-04-24 3M Innovative Properties Company Method of stabilizing films or membranes using adhesive as a reservoir
US6113679A (en) 1998-10-06 2000-09-05 3M Innovative Properties Company Piezo inkjet inks and methods for making and using same
EP1148998B1 (en) * 1999-01-25 2003-07-16 3M Innovative Properties Company Vacuum-assisted laminator and methods of using the same
BR0007687A (pt) * 1999-01-25 2002-01-29 3M Innovative Properties Co Processo de adesão de um filme revestido por adesivo a um substrato possuindo uma superfìcie, artigo para amolecer um filme e aderir o filme em uma superfìcie de um substrato, processo para economizar trabalho de aderência de um filme revestido de adesivo a um substrato possuindo uma superfìcie, e, kit para a aplicação de filmes a um substrato
US20020098348A1 (en) * 2000-07-24 2002-07-25 Mcreynolds Kent B. Pressure-sensitive food grade wrap film and process for manufacturing such a film
US20060063673A1 (en) * 2002-12-16 2006-03-23 Abe Hidetoshi Marking film, receptor sheet and marking film for vehicles
JP4171295B2 (ja) * 2002-12-19 2008-10-22 富士ゼロックス株式会社 画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2041738A1 (en) 2009-04-01
TW200817201A (en) 2008-04-16
CN101479776B (zh) 2012-12-05
US20080003406A1 (en) 2008-01-03
CN101479775A (zh) 2009-07-08
CN101479775B (zh) 2013-07-10
KR20090024734A (ko) 2009-03-09
AU2007265216A1 (en) 2008-01-03
EP2041738B1 (en) 2014-03-12
EP2041738A4 (en) 2010-12-29
CA2656070A1 (en) 2008-01-03
WO2008002794A1 (en) 2008-01-03
AU2007265216B2 (en) 2012-05-10
CN101479776A (zh) 2009-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2007265216B2 (en) Displaying printed images on irregular substrates
US9339997B2 (en) Adhering graphic films on irregular substrates
US6531021B1 (en) Image graphic adhesive system using a non-tacky adhesive
CN102689483B (zh) 装饰用贴膜及其制备方法
EP2291566B1 (en) Temporary outdoor graphic film
EP1169180B1 (en) Image graphic system comprising a highly tacky adhesive and method for using same
US20030127181A1 (en) Image graphic system comprising a highly tacky adhesive and method for using same
US20030121600A1 (en) Image graphic adhesive system using a non-tacky adhesive
JP2023550733A (ja) 印刷可能フィルム
JP2001031777A (ja) 表面保護フィルム、カバーシート及び水性インク印刷品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100618

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110802