JP2009540576A - カーボンナノチューブの電界効果トランジスタ - Google Patents

カーボンナノチューブの電界効果トランジスタ Download PDF

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Abstract

カーボンナノチューブの電界効果トランジスタは、基板、ソース電極、ドレイン電極およびカーボンナノチューブを含む。カーボンナノチューブはソース電極とドレイン電極との間のチャネルを形成する。カーボンナノチューブの電界効果トランジスタは、ゲート誘電体およびゲート電極も含む。ゲート電極をカーボンナノチューブからゲート誘電体で分離し、入力高周波電圧をゲート電極に印加する。

Description

本発明は、トランジスタ、特にカーボンナノチューブを用いて製造される電界効果トランジスタに関する。
カーボンナノチューブ(CNTs)は、長くて、薄い円筒状の炭素分子で、幅広い様々な用途で(例えば、ナノエレクトロニックス、光学、物質応用など)、潜在的に有用な新規な特性を示す。CNTsは本質的には円筒状に巻かれた黒鉛(炭素の六方格子)の一枚のシートである。CNTsは、直径がおおよそ0.6〜5ナノメーター(nm)であり、長さが2,3センチメーターとなりうる。それらは、驚くべき強度、ユニークな電気的特性を示し、有効な熱伝導体である。
CNTsは、ナノチューブの種類(例えば、その直径、長さおよびキラリティーまたはねじれにより定義される)に基づいて変化する、極めて幅広い電気的、熱的、構造的特性を有する。CNTsは、公知物質の中で最も高い室温での移動度および飽和電子速度を同時に有する。
通常の電界効果トランジスタ(FETs)は非線形のデバイスである。通常のFETsには非線形性について2つの主なソースがある。第1に、通常のFETsは、印加されるゲート電圧により寸法が変化するチャネル内にデプレッション領域を有する。結果として、ゲート−ソースの電気容量は電圧により変化し、チャネル内の電荷はゲート電圧の非線形関数である。第2に、キャリヤー速度は電界の非線形関数である。これら2つの効果の組み合わせにより、ゲート電圧の非線形関数であるドレイン電流がもたらされる。
通常のFETsで製造されるリニア(linear)増幅器は多量の電力を使用する。通常のFETsからリニア増幅器を得る標準的な方法は、大きなソース−ドレインのバイアスを用いることである。しかしながら、大きなソース−ドレインのバイアスはチャネルの長さに依存する大きな電界をもたらし得る。キャリヤーがチャネルへ流れ込んだ場合、キャリヤーは光学フォノンを刺激し得る十分なエネルギーを得る。結果として、キャリヤー速度は、飽和して、ソース−ドレインおよびゲートバイアスからほぼ独立したものとなる。しかしながら、チャネル内の総電荷はやはりゲート電圧の非線形関数である。ゲートバイアスには、ドレイン電流の2次および/または3次導関数が最小となる点が選択される。この点はデバイスのジオメトリーにより異なる。このアプローチは、2次および/または3次の切片を最大とすることで、FETの非線形性を最小にする。しかし、大きなソース−ドレインの電圧が必要であり、光学フォノンを発生させることにより多量の電力を消費する。
要約
カーボンナノチューブの電界効果トランジスタは、基板、ソース電極、ドレイン電極およびカーボンナノチューブを含む。カーボンナノチューブはソース電極とドレイン電極との間のチャネルを形成する。カーボンナノチューブの電界効果トランジスタは、ゲート誘電体およびゲート電極も含む。ゲート電極をカーボンナノチューブからゲート誘電体で分離し、入力高周波電圧をゲート電極に印加する。
図1は、バックゲート型ジオメトリーを用いるカーボンナノチューブの電界効果トランジスタを示す。 図2は、トップゲート型ジオメトリーを用いるカーボンナノチューブの電界効果トランジスタを示す。 図3は、トップゲート型ジオメトリーを用いるカーボンナノチューブの電界効果トランジスタの代替設計図を示す。 図4は、トップゲート型カーボンナノチューブの電界効果トランジスタに関する他の代替設計図を示す。 図5は、トップゲート型カーボンナノチューブの電界効果トランジスタに関する他の代替設計図を示す。 図6は、トップゲート型カーボンナノチューブの電界効果トランジスタに関する実施態様の光学顕微鏡写真を示す。 図7は、図4で示されるトップゲート型カーボンナノチューブの電界効果トランジスタの周波数について測定した出力のプロットを示す。 図8は、カーボンナノチューブについての電子バンド構造を示す。 図9は、カーボンナノチューブの電界効果トランジスタの製造方法の一例を示す。
図1は、カーボンナノチューブ(CNT)の電界効果トランジスタ(FET)100についての実施態様を示す。CNT FET100は、二酸化珪素(SiO2)のようなゲート誘電体層130上に堆積させた、カーボンナノチューブ140を含んでいる。ゲート電極として機能する導電性基板120上に、ゲート誘電体層130を成長または堆積させる。導電性基板120はシリコン(Si)または他のタイプの導電性物質であってもよい。ソース電極170およびドレイン電極150のコンタクトをCNT140上に成長または堆積させる。図1で示されるCNT FET100は、バックゲート型ジオメトリーに基づいている。
動作中、ソース電極170とドレイン電極150との間に電圧を印加する。結果として、電流は、例えばソース電極170からドレイン電極150へ、CNT140を介して流れる。ゲート電極120に印加される電圧は、CNT140内の電流の流れを変化させる。酸化した、高導電性ウエーハ130および120(例えば、Siを含む)上に、ナノチューブ140を成長させることにより形成されるバックゲート型CNT FET100の構成は、直流および250MHzより低い周波数でよく機能する。導電性基板(例えば、Si)がゲート120として機能するCNT FET100の構成内で、FETの性能は大きなゲート−ソースおよびゲート−ドレインの電気容量のために制限される。ソース170とゲート120との間の、またはドレイン150とゲート120との間の大きな寄生容量は、CNT FET100の速度を制限することがある。
図2は、基板210上に堆積させたCNT240を含む高速CNT FET200についての実施態様を示す。基板210は石英(SiO2)のような絶縁基板であってもよく、基板210はSiのような導電性基板であってもよい。基板210は、サファイア(Al23)、ガリウムヒ素(GaAs)、炭化珪素(SiC)、高抵抗率Si、アルミナ(AlOx)、ガラス、ベリリア(BeO)、酸化チタン(TiO2)、フェライト、テフロン(デュポンの登録商標)(ポリテトラフルオロエチレン)、セラミック、プラスチックまたはそのいずれかの組み合わせのような、RFロスの低い物質を含んでいてもよい。基板210上にソース電極270およびドレイン電極250を成長または堆積させる。示されるように、ソース電極270およびドレイン電極250を、CNT240と接触させるために、基板210上に堆積させる。CNT240は、ソース電極270とドレイン電極250との間のチャネルとしての役割を果たし、それを介して電流が流れる。CNT FET200には、ソース電極270およびドレイン電極250との間のチャネルを形成するために、単一のカーボンナノチューブ分子を用いてもよい。CNT FET200は、CNT240に隣接する(例えば、並んでいる)1以上の追加のCNT分子を含んでいてもよい。基板210上に、平行な、堆積した、交差した、織り交ぜた、またはその他の構成のような、いずれかの構成で追加のCNTsを堆積させてもよい。複数のCNTsを堆積させる場合、それらは互いに接触していても、いなくてもよい。基板210上に複数のCNTs240を堆積させることにより、ソース電極270とドレイン電極250との間のチャネルがより幅広くなり、例えばより大きな出力電流をもたらし、デバイスのトランスコンダクタンスを増加させることとなる。
CNT240(または追加のCNTs)上にゲート誘電体260を堆積させる。ゲート誘電体260はソース270およびドレイン250上にも広がっていてもよく、示されるようにゲート誘電体260は、ゲート電極280下のCNT240の一部のみを覆っていてもよい。CNT240上のゲート誘電体260の上に、示されるようにゲート280を堆積させる。CNT240の全てまたは一部の上にゲート280を堆積させてもよい。ゲート280はソース電極270またはドレイン電極250上の小さな部分に広がっていてもよいが、このことによりデバイス性能の低下を引き起こすであろう。図2に示されるCNT FET200は、トップゲート型ジオメトリーに基づいている。
ゲート誘電体260は、酸化チタン(TiO2)、酸化ハフニウムもしくはハフニア(HfO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、チタン酸バリウムストロンチウム(BaSrTiO3)、酸化アルミニウムもしくはアルミナ(AlOx)、酸化タンタル(Ta25)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化シリコン(Si34)、酸化シリコン(SiOx)および/またはその組み合わせのような、複数の物質を含んでいてもよい。ある実施態様では、ゲート誘電体260は厚みが100nmであってもよく、または1nm〜600nmの範囲であってもよい。ゲート誘電体260は高いk(誘電率)の誘電体を含んでいてもよい。例えば、ゲート誘電体260についてのkは15より大か等しくてもよく、または4〜300であってもよい。デバイスのトランスコンダクタンスを増加させるために、TiO2、HfO2、ZrO2、Ta25およびBaSrTiO3のような高いkの誘電性ゲート酸化物を用いてもよい。より低いkの誘電体(例えば、kが15より低い)を用いてもよい。例えばデバイスの誘電特性を変化させるために、ゲート誘電体260の厚みを変更し得る(例えば、厚くまたは薄くする)。例えば、より低いkの誘電体を用いた場合、デバイスの特性を変化させるために、より低いkの誘電体の厚みを厚くし得る。
図2で示されるCNT FET200のようなCNT FETのトップゲート型ジオメトリーは、高速で動作し得る。例えば、CNT FET200は、高周波(RF)、マイクロ波またはミリ波(mm−波)の範囲で動作することができ、通常のFETsより改善された性能を示す。CNT FET200は、23GHzと同じ高さの周波数では周波数に独立した性能を示す。計算では、CNT FET200は6THzを超えた速度で動作し得ることを示す。
CNT FET200のトップゲート型デバイスのジオメトリーは、ゲート−ソースおよびゲート−ドレインの電気容量を最小とし、動作速度を最大とする。ある実施態様では、例えば、化学気相堆積法(CVD)の技法を用いて、石英のような基板上に単壁(single−walled)のカーボンナノチューブを成長させることにより、CNT FET200を製造する。RFに好適な石英基板上に、例えば直径が1.2nmのナノチューブを堆積させるためにCVDを用いてもよく、そして石英基板はマイクロ波の周波数でロスを最小とする。例えばチタン/金の金属二重層から、標準的な光学リソグラフィーのリフトオフ法を用いて、ソースおよびドレインのコンタクトを形成し得る。その他の利用可能なコンタクト金属には、限定されないが、タングステン(W)、チタン(Ti)、白金(Pt)、金(Au)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、ニオビウム(Ni)、アルミニウム(Al)および/またはそれらの組み合わせが含まれる。CNT FETに関する全体のチャネル長はおおよそ5μmであり、ゲートが約1μmで覆っている。ニオビウム/アルミニウムのゲート電極の堆積前に、220nm厚のSi34のゲート誘電体をスパッタリングし得る。前記方法を用いて製造するCNT FETデバイスにより、n型デプレッションモードのCNTトランジスタを提供する。
ある実施態様では、入力RF電圧(Vg)をゲート電極280に印加する。DC電流をCNT240で形成されるチャネルに印加する。RF電圧の印加により、ソース電極270とドレイン電極250との間の出力RF電圧(Vds)を発生させる。絶縁基板210上にナノチューブ240を成長させることにより形成させる、トップゲート型CNT FET200の構成は、高周波数でよく機能する。したがって、RF入力電圧の周波数によりVgが増加され、CNT FET200はその性能を維持し、場合によっては6THzの周波数まで一定の出力を提供する。CNT FET200の構成により、高周波数での寄生容量および導電性のロスを最小とする。このジオメトリー内では、ソース/ドレイン電極(270、250)およびゲート電極(280)には重なりがなく、このことにより数桁の規模で低減した寄生容量となる。石英のような絶縁基板の使用により、マイクロ波およびミリ波の周波数の範囲ではこれらのロスを実質的には低減する。さらに、石英の基板は潜在的には高価ではなく、その他のRFに好適な基板より容易に入手可能である。
図3は、逆の構成で製造されるトップゲート型CNT FET300を示す。実施態様では、CNT FET300は、図2で示されるCNT FET200と同一または類似の性能を提供してもよい。CNT FET300の構成内で、石英のような基板310上にゲート電極380を最初に堆積させる。基板310を上記に掲げるRFに好適ないずれかの物質で製造してもよい。ゲート380上にのみ、ゲート380および基板310の一部の上に、またはゲート380およびすべての基板310(示されるように)上に、ゲート誘電体360を堆積させてもよい。次いで、ゲート誘電体360上にゲート380を横切って、CNT340(または複数のCNTs)を成長または堆積させる。CNT340の末端上にソース370とドレイン350のコンタクトを堆積させる。動作中、CNT FET300は増加した周波数で一定の性能を示し、周波数が増加した場合(例えば、マイクロ波およびミリ波の入力周波数の範囲で)ロスは一定となる。
図4は、トップゲート型ジオメトリーのバリエーションに従ってCNT FET400を示す。トップゲート型CNT FET400内で、2つの別々のゲート480および485を用いる。ゲート480はCNT440の上部に存在し、ゲート485はCNT440の下部に存在する。ゲート480と485の両方を、CNT440からゲート誘電体460で分離する。CNT440の上部および下部の誘電体460は、単一の誘電体であっても、2つに分離した誘電体であってもよい。それらの誘電体は電気的に結合していても、いなくてもよい。2つのゲート480および485は電気的に結合していても、いなくてもよい。電気的結合は、物理的結合(直接の接触)、静電的結合および/または磁気的結合であってもよい。ゲート480および485が結合していない場合、ゲート480および485は、ANDゲートを提供してもよく、ミキサーとして用いてもよく、またはCNT440の化学的なドープ処理の必要性を排除してもよい。CNT FET400は、ソース470、ドレイン450および基板490を含む。基板490、ゲート480、ゲート485、ゲート誘電体485、ソース470、ドレイン450およびCNT440のようなCNT FET400の様々な構成要素を、CNT FETsについて上記に記載したとおり、様々な物質、方法により、様々な寸法で製造できる。CNT FET400は、ここで記載するCNT FETsと同一または類似の性能を提供してもよい。動作中、CNT FET400は増加した周波数で一定の性能を示してもよく、周波数が増加したとき、例えばマイクロ波およびミリ波の入力周波数の範囲でロスは一定のままである。
図5は、トップゲート型ジオメトリーの他のバリエーションに従ってCNT FET500を示す。トップゲート型CNT FET500で、ゲート580はCNT540を取り囲んでいるが、示されるようにCNT540からゲート誘電体560で分離されている。CNT FET500はソース570、ドレイン550および基板590を含む。基板590、ゲート580、ゲート誘電体560、ソース570、ドレイン550およびCNT540のような、CNT FET500の様々な構成要素を、CNT FETsについてここで記載したとおり、様々な物質、方法により、様々な寸法で製造し得る。CNT FET500は、ここで記載するCNT FETsと同一または類似の性能を提供してもよい。動作中、CNT FET500は増加した周波数で一定の性能を示してもよく、周波数が増加したとき、例えばマイクロ波およびミリ波の入力周波数の範囲でロスは一定のままである。
ここで記載される様々なトップゲート型CNT FETのジオメトリーで、ゲート280、380、480および485または580のようなゲートを、ソース270、370、470または570のようなそれぞれのソース、ならびにドレイン250、350、450または550のようなそれぞれのドレインの両方から、寄生容量を最少とするために分離することにより、高速動作させ得る。
ここで記載される様々なトップゲート型CNT FETの設計(例えば、CNT FETs100−500)は、抵抗、キャパシタ、ダイオードまたは誘導子のような限定されない他の電子構造を形成するために、CNT FET上部または下部に堆積させる、付加的な金属層、絶縁層および/または半導体層を含んでいてもよい。さらに、シリコン(Si)、ガリウムヒ素(GaAs)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)もしくは他の物質またはそれらの組み合わせのような、異なるIC技術により製造される集積回路と、CNT FETについての基板とを交換し得る。例えば、CNT FET200についての基板210はGaAs基板であってもよい。ここで、GaAs基板上に、GaAs金属−半導体電界効果トランジスタ(MESFET)を作製し、GaAs基板に、CNT FET200を電気的に接続している。この構成をいずれかのCNT FETs200−500に印加することができ、CNT FET100にも印加することができる。
上記のとおり、CNT FETs 200−500のようなCNT FETの製造方法には、動作周波数を最大とするために設計される特徴が含まれてもよい。例えば、ロスを最小とするために絶縁基板上にCNT FETデバイスを成長させ、寄生容量を最小とするためにトップゲート型ジオメトリーを選定し、デバイスのトランスコンダクタンスを最大とするために薄く、高いkのゲート誘電体を選択し得る。
半導体CNTs内でのキャリヤーの移動度は、室温で100,000cm2/V・sを超え得る。高速FETについての遮断周波数fTの推定値は、ゲート−ソースの電気容量Cgsに対するトランスコンダクタンスgmの比率により得られる。したがって、fT=gm/2 π Cgsである。理論的には、ナノチューブ・デバイスについての最も高いトランスコンダクタンスは155マイクロ−シーメンス(μS)である。ナノチューブ・デバイスについての最も高い公知のトランスコンダクタンスは、現在のところバックゲート型ナノチューブFETsについての、1桁より低い約20μSである。トップゲート型FETsはさらに高いトランスコンダクタンスを有する。ゲート−ソースの電気容量、Cgsは、100nmのゲート長については約3aFである。gm=20μSというさらに低い推定値を用いた場合、CNT FETについての遮断周波数は約1THzである。したがって、この計算に基づいて、CNT FETs200−500のようなFETsは、高周波数のRF波、マイクロ波およびミリ波の系で有用である。
図6は、トップゲート型CNT FET200(CNT FET600についても言及される)についての実施態様の光学顕微鏡写真600を示す。示されるCNT FET600を、石英基板上に一つのCNTを成長させることにより製造した。CNT上に、5μmの間隔で、5μmのチャネルを形成するために、チタン(Ti)/金(Au)のソースおよびドレイン電極を堆積させた。ナノチューブ上に220nm厚のSi34のゲート誘電体を堆積させた。CNT上のゲート誘電体の上に、アルミニウム(Al)/ニオビウム(Nb)を材料とする1μm幅のゲートを堆積させた。このようにして製造されるデバイスはn型デプレッションモードのデバイスであることを見出した。
図7は、入力周波数を増加した場合の、トップゲート型高速CNT FET600から生じる、測定された出力電力(dBVrms)を示すグラフ700である。グラフ700は、トップゲート型CNT FETsが23GHzまでの周波数で動作し得ることを示す。そのような低いトランスコンダクタンスで、デバイスを測定することを含む技術的障害のため、デバイスをミキサーとして構成し、出力信号を10kHzで測定した。図7で見られるように、CNT FETsの性能は、ここでの記載のとおり周波数を23GHzまで増加させた場合でも低下しない。23GHzの限界はデバイスの有用な周波数範囲の限界ではなく、むしろデバイスを測定するために用いる測定装置の限界である。以下の計算は、CNT FET600の出力性能が150GHzまでは一定であることを示す。
CNT FETsの実施態様では、ここでの記載のとおり、デバイスのトランスコンダクタンスを、CNTにおけるキャリヤーの平均自由行程と比較してチャネル長を短くすること、通常約700nmとすることにより改善し得る。CNTにおけるキャリヤーの平均自由行程を音響フォノンの散乱で決定する。チャネルを十分に短くした場合、キャリヤーは音響フォノンを散乱し得ず、ソースからドレインへ(もしくはドレインからソースへ)弾道学的に移動する。弾道学的な移動が起こったとき、増加した周波数でCNT FETにより一定の性能となるため、ソースからドレインへの(またはドレインからソースへの)移動の間エネルギーは失われず、トランスコンダクタンスは増加される。
CNT FETは、ここでの記載のとおり、CNT FETの構成、様々なCNT FETの構成要素の寸法、CNT FETを製造するために用いられる物質および/または回路に印加されるバイアス電圧のため、高い線形特性を示し得る。CNT FETは高い線形デバイスについてのデバイス特性を示し得る。上記のとおり構成されるとき、デバイスの線形性はソース−ドレイン電圧とゲート電圧との大きな範囲を超えて、バイアスの状態から独立したものとなる。これらの高い線形性についての結果を得るために、CNT FETのドレイン−ソースのバイアスは十分に小さく、コンタクトはオーム性であり、および/またはゲート誘電体は十分に高い誘電率を有する。これらの条件を満足する場合、CNT FETは、デバイスのトランスコンダクタンスがゲートおよびソース−ドレインのバイアス電圧からほぼ独立するような基準外の状況で動作し、極めて高い線形性をもたらす。
カーボンナノチューブは直径が2,3ナノメーターのみであり、典型的なCNT FETは長さが2,3μmのみであるため、CNT内の電子状態はSiのような他の半導体で見られるようなバンド構造を形成しない。ナノチューブの軸に平行な方向、例えばチャネル長では、電子状態はバンドをほぼ形成し、その内部ではそれぞれの状態が約4meVのエネルギーで分けられている。しかしながら、ナノチューブの軸に垂直な方向、例えばチャネル幅では、電子状態は、数百meVのエネルギーの差異を有する1分子内で見られる状態に類似する、離散状態である。結果として、低いエネルギー規模ではCNTは1次元の導電体としてふるまう。
CNT FETの性能特性を、ドレイン−ソースのバイアス電圧のコントロールにより改善し得る。高いドレイン−ソースのバイアス電圧では、チャネル(例えば、チャネル140、240、340、440または540)内のキャリヤーの速度を、光学フォノンの放出により生じる飽和速度で決定する。ドレイン−ソースの電圧が、臨界値、典型的には約160mVを超えるとき、チャネルを移動するキャリヤーは、高い確率で光学フォノンを発生させ得る十分なエネルギーを有する。光学フォノンが発生したとき、キャリヤーのエネルギーは、決まった量、通常約160meV減少する。したがって、キャリヤー速度はフォノンの放出により減少する。キャリヤーのエネルギーが未だ臨界値を超えている場合、エネルギーが臨界値を下回るまで、さらに光学フォノンを発生するであろう。低いソース−ドレイン電圧については、キャリヤー速度はCNTの電子バンド構造により決定されるであろう。高いソース−ドレインのバイアス電圧では、キャリヤー速度は光学フォノンの放出のために飽和するであろう。したがって、ドレイン(例えば、150、250、350、450または550)およびソース(例えば、170、270、370、470または570)間の電圧を、光学フォノンが発生する臨界電圧より低くバイアスすることにより、デバイスのトランスコンダクタンスと線形性の両方を改善し得る。
実施態様で、CNT FETのソース電極およびドレイン電極は、オーミックコンタクトを提供されてもよい。CNT FET上のオーミックコンタクトは、フォトリソグラフィーまたはその他の技術を用いてパターン化され、スパッタリング、蒸着または堆積させた金属パッドでもよい。カーボンナノチューブの仕事関数に類似する仕事関数を有する金属を用いて、オーミックコンタクトを作製する。パラジウムまたはロジウムのような金属を、オーミックコンタクトのために用いる。高い仕事関数を有する1以上の金属および、カーボンナノチューブの仕事関数に類似する仕事関数を有する合金を製造するために適当な割合で混合される、低い仕事関数を有する1以上の金属を材料として製造される合金を用いてこのコンタクトを形成することもできる。金属コンタクトの仕事関数がカーボンチューブの仕事関数と異なるとき、ショットキー障壁が形成される。ナノチューブに入り、離れるキャリヤーはこの障壁を横切る必要があり、この過程においてエネルギーを失う。適当な仕事関数を有する金属を選択するとき、ショットキー障壁は存在しない。すなわちコンタクトはオーム性であり、カーボンナノチューブのバンド構造によりキャリヤー速度が決定される。オーミックコンタクトは、したがってCNT FETのトランスコンダクタンスおよび線形性を改善するであろう。
CNT FETのさらなる性能の改善を、ゲート誘電体の厚みを薄くすることにより、またはゲート誘電体の誘電率kを大きくすることによりなし得る。以下に記載のとおり、CNT FETのゲート−チャネルについての電気容量の増加は、線形性およびトランスコンダクタンスを改善し得る、CNTのバンド構造により決定される、CNTのチャネル内に電荷を生じさせ得る。Ta25、ZrO2、HfO2、TiO2、BaSrTiO2のような誘電体材料またはその他の高いkの誘電体材料を用いてもよい。ここで用いられるように、高いkの定義は誘電体の厚みによる。例えば、高いkとは、3nmより薄い誘電体については4より大きなkであり、3nm〜30nm厚の誘電体については7より大きなkであり、15nmより厚い誘電体については15より大きなkである。適当な厚みの、高いkの誘電体を用いることにより、改善された性能を得ることができる。
CNT FETのゲートをバイアスすることにより、2つの方法で系内のエネルギーを増加させる、チャネルへの電荷を付加させる。第1には、エネルギーがCNT FETのゲート誘電体に電界内で蓄積される。これは、ゲートとチャネルとの間で形成される通常の静電キャパシタである。第2には、チャネルへの電荷の付加が、チャネル内のキャリヤーのフェルミエネルギーを増加する。通常の2および3次元のデバイスでは、状態密度があまりに高いため、追加的な電荷を加えることを含むフェルミエネルギーの変化はごくわずかであり、通常100peVより小さい。しかしながら、CNT FETでは、ここでの記載のとおり、電子状態はばらばらに広がっていることがあり、一度の電荷の付加によりフェルミエネルギーを、通常約4meV顕著に増加させ得る。電界内のエネルギーを十分に小さくし得た場合、チャネル内の電荷の量は電子のバンド構造により決定されよう。電界内のエネルギーはq2/2Cであるため、このエネルギーは電気容量Cを大きくすることにより最小となる。典型的には、電気容量はゲート誘電体を薄くすることにより大きくなる。CNT FETのゲート誘電体を薄くすることにより、ゲート−チャネルの電気容量は増加する。しかし、CNTはそのような小さな直径、典型的には1nmを有しているにすぎないため、誘電体の厚みの変更は、総電気容量についてはわずかな効果のみを有する。しかしながら、電気容量は誘電率kに直接的に比例する。したがって、高いkの誘電体を用いることにより、ゲート−チャネルの電気容量を増加させ、電界内のエネルギーを最小となりうる。結果として、チャネル内の電荷は、デバイスのトランスコンダクタンスを増加させ、デバイスの線形性を改善するため、静電容量よりはむしろCNTのバンド構造により決定されるであろう。
図8は、CNTのバンド構造の説明図であり、CNTの軸方向での運動量に対する電子状態のエネルギーを示す。円は個々の電子状態を表し、ここで白円が導電状態(conduction state)820に対応し、黒円が原子価状態(valence State)810に対応する。最低の伝導状態と最高の原子価状態との間のエネルギーの差異は、バンドギャップ830であり、通常数百meVである。個々の電子状態は、約4meVごとのエネルギーに分けられているにもかかわらず、それらの状態は、分散関係870として公知であり、ラインで示され、明確なエネルギー−運動量曲線に従う。いくつかの異なる分散関係870があり、CNTの軸に垂直な方向で異なる運動量に対応する。ゼロの横向き運動量を有する分散関係曲線870、すなわちバンドギャップに最も近い曲線は、最初のサブバンド840に対応する。二番目に低い横向き運動量を有するそれらの曲線は、二番目のサブバンド850に対応する。典型的には、個々のサブバンドは2,3百meVで分けられている。
CNT FETを、オーミックソースコンタクトおよびドレインコンタクトと共に製造し、十分に小さいソース−ドレインのバイアス電圧で動作するとき、キャリヤー(電子または空孔)の速度は分散関係870により決定される。これらの状況下では、キャリヤー速度は分散曲線870の傾きに比例するであろう。CNT FETを薄く、高いkのゲート誘電体で製造するとき、チャネル内のキャリヤー数は分散関係870により決定される。このような状況下では、キャリヤー数は分散曲線870の傾きに反比例するであろう。CNT内の総電流量はキャリヤー数にキャリヤー速度をかけたものである。これらの記載の状況が一度に起こったとき、チャネルの電流は分散曲線の傾きからは独立したものとなるであろう。トランスコンダクタンスは、したがってバイアスの状況からは独立したものとなり、デバイスは高度に線形となるであろう。
上記の高い線形性を得るためには、チャネルがCNTより製造されていることは必要ではない。以下に限定されず、Si、ゲルマニウム(Ge)、SiGe、GaAs、GaN、SiC、窒化ホウ素(BN)、ヒ化インジウム(InAs)および/またはリン化インジウム(InP)を含むその他の半導体物質を、個々のサブバンドの分離が利用可能な熱エネルギーに大きく関連する限りは、用い得る。利用可能な熱エネルギーが典型的には室温で25meVの桁にあるため、この基準に適合するには、チャネルは幅(電流の流れの垂直方向)が3nm以下であることが要求される。
ここで記載されるように、アナログ回路およびデジタル回路の両方中の、ダイオードおよびトランジスタのような電子デバイス内や高速回路内で、および/または高放射線環境で機能する高放射線環境内で、1以上のCNT FETsを用い得る。高放射線環境は、回路に顕著なリスクをもたらし、興味深い、回路設計についての難題を投げかける。一つのリスクはトータルドーズ効果であり、イオン照射によりゲートおよびフィールド酸化膜内でトラップされた電荷が発生したときに起こる。ゲート酸化膜内にトラップされた電荷は、デバイスのしきい値を変えることができ、一方フィールド酸化膜内にトラップされた電荷は、デバイス間またはデバイスと基板との間の漏れ電流(リーク電流)を発生させ得る。これらのトータルドーズ効果が極めて大きな場合、この効果はデバイスを役に立たなくし得る。もう一つのリスクは、陽子または中性子のような高エネルギー粒子が、Si FETsのようなFETのチャネルの内部から原子を置換したときに起こる、置換ダメージである。Si FETsはマジョリティーキャリヤーのデバイスであるため、置換ダメージは通常オン状態の電流の穏やかな低下をもたらす。電子回路へのさらにもう一つのリスクは、宇宙線または重イオンのような高電離線放射による、一過性電流およびラッチアップにより生じ得る。一過性電流は、電離線放射がチャネル内で遊離キャリヤーを発生させるFETチャネルを通過したときに起こり、FETのソース−ドレイン電流にスパイクを生じさせ得る。ラッチアップは、電離線放射が2つの相補的なFETsの間の領域を通過したときに起こる。その照射により、両方のFETsをオンさせるFETs間に意図していないチャネルを形成し、照射が終わった後もそのチャネルが長く保持される。
本発明の実施態様に従えば、CNT FETを放射線に対し強化し得る。それらの構成およびその小さな寸法により、CNT FETはトータルドーズ効果および一過性電流に対する高度な耐性を有する。さらに、高放射線環境で起こり得る、例えばトータルドーズ効果、置換ダメージならびに一過性電流およびラッチアップを伴うリスクを最小とするために、CNT FETを構成し得る。本発明の実施態様では、CNT FETのための基板を、電荷をトラップしにくい基板に取り替え得る。そのような放射線に強い基板には、GaAs、サファイア、Si、SiOx、InP、GaN、AlN、SiCおよび/またはダイアモンドが含まれる。これらの基板により、このようにトータルドーズ効果を最小とすることにより、トラップされた電荷を低減、または除去し得る。さらに、ラッチアップに必要とされる寄生チャネルは半導体基板でのみ起こり得るため、CNT FET内に絶縁基板を用いることにより、ラッチアップを最小とするか、除去さえし得る。
本発明の実施態様内では、CNT FETのゲート誘電体またはCNT FETの基板を、電荷をトラップしにくい誘電体に取り替え得る。そのような放射線に強いゲート誘電体には、Si34、GaAs、Si34、AlN、SiOx、AlOxおよび/またはTa25が含まれる。これらの誘電体はトラップされた電荷を低減または除去することができ、その結果トータルドーズ効果を最小とする。
電離放射線のトータルドーズ効果を最小とするために、誘電体層を薄くすることにより、CNT FETをさらに放射線に対し強化し得る。極めて薄い誘電体層により、より厚い誘電体層を用いた場合よりも、誘電体部分に生じる電荷をより少なくし得る。例えば誘電体層では、厚みが1〜10nmの範囲である。さらに、CNT FETを小型の構成とすることにより、トータルドーズ効果、置換ダメージ、一過性電流およびラッチアップを最小とし得る。
図9は、本発明の実施形態に従って、CNT FET900についての製造方法の例を示す。示されるように、CNT(またはCNTs)910を基板905上に堆積または成長させる。基板905は、珪素、石英、サファイア、ヒ化ガリウム、炭化珪素、アルミナ、ガラス、ベリリア、酸化チタン、フェライト、テフロン(デュポンの登録商標)、セラミックまたは他のタイプの基板とし得る。金属コンタクト層920を、CNT910および基板905の一部の上に堆積させる。この工程での金属層は、タングステン、チタン、白金、金、銀、モリブデンニッケル、パラジウム、ロジウム、ニオビウム、アルミニウムまたはその他の好適な金属から製造できる。金属コンタクト920およびCNT910上に、示されるようにゲート誘電体915を堆積させる。基板905の一部の上にもゲート誘電体915を堆積させる。CNT FETのゲートを形成するために、CNT910の一部の上のゲート誘電体915上に、またはキャパシタを形成するために、コンタクト金属920の一部の上に、ゲート金属925を堆積させる。コンタクト金属920、ゲート金属925およびゲート誘電体915上に、配線誘電体930を堆積させる。配線金属層940は、配線誘電体930上に堆積し、配線誘電体930およびゲート誘電体915にエッチングされた空孔を介して、ゲート金属925およびコンタクト金属920と接触し得る。図9は、CNT FETを製造するために用い得るただ1つの方法を記載したに過ぎない。しかしながら、ここで記載されるような様々なCNT FETsを製造するために、他のいかなる製造方法を用い得る。
ここで用いられる用語および記載は、説明のためのみに使用しており、これらには限定はされない。当業者は、次の特許請求の範囲で定義される本発明の精神および範囲ならびにそれらの均等物内で、様々な変形が可能であり、特に別段示されない限り、可能な限り最も幅広い意味で全ての用語を理解し得ることを認識するであろう。

Claims (42)

  1. 基板、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間にチャネルを形成するカーボンナノチューブ、ゲート誘電体および前記カーボンナノチューブから前記ゲート誘電体で分離され、前記ソース電極または前記ドレイン電極とは重ならずに位置し、トップゲート型ジオメトリーを含むゲート電極および入力高周波電圧が前記ゲート電極に印加されるカーボンナノチューブの高速電界効果トランジスタ。
  2. 更に付加カーボンナノチューブを含み、前記付加カーボンナノチューブが前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の前記チャネルの寸法を大きくしている請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  3. 前記ゲート誘電体が、30nmより厚い誘電体については15より大か等しく、3nm〜30nm厚の誘電体については7より大か等しく、3nmより薄い誘電体については4より大か等しい誘電率kを有する請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  4. 前記基板が石英を含む請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  5. 前記カーボンナノチューブが1μmよりも短い長さである請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  6. 直流電流(DC)が前記カーボンナノチューブにより形成される前記チャネルを介して流れ、前記ゲート電極に印加される前記入力高周波電圧が前記ソース電極と前記ドレイン電極間の出力高周波電圧を生じる請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  7. DC電圧がソースコンタクトとドレインコンタクトの間に印加され、前記ゲート電極に印加される前記入力高周波電圧が前記チャネルを介して流れる出力高周波電流を生じる請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  8. 前記ドレイン電極および前記ソース電極の一方または両方がオーミックコンタクトを含む請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  9. 更にバイアス電圧を含み、前記バイアス電圧が、前記ドレインと前記ソース電極との間で、前記カーボンナノチューブで形成された前記チャネル内で光学フォノンが発生する電圧レベルより低く印加される請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  10. 前記チャネルがSi、Ge、SiGe、GaAs、GaN、SiC、BN、InAsまたはInPを含む群からなる半導体で形成され、前記チャネルが3nmよりも狭い幅である請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  11. 前記ゲート誘電体が1以上の、TiO2、HfO2、ZrO2、Ta25、BaSrTiO3、AlOx、AlN、Si34およびSiO2から選択される請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  12. 前記入力RF電圧の周波数が200MHz〜6THzの範囲である請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  13. 前記基板がサファイア、GaAs、SiC、高抵抗率Si、ポリテトラフルオロエチレン、プラスチック、アルミナ、ガラス、ベリリア、TiO2、フェライトまたはセラミックを含む群から選択される請求項1のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  14. 基板、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極および前記ドレイン電極との間のチャネルを形成するカーボンナノチューブ、30nmより厚い誘電体については15より大か等しく、3nm〜30nm厚の誘電体については7より大か等しく、3nmより薄い誘電体については4より大か等しい誘電率kを有するゲート誘電体および前記カーボンナノチューブから前記ゲート誘電体で分離されているゲート電極を含み、入力高周波電圧が前記ゲート電極に印加されるカーボンナノチューブのリニア電界効果トランジスタ。
  15. 更に付加カーボンナノチューブを含み、前記付加カーボンナノチューブが前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の前記チャネルの寸法を大きくしている請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  16. 前記基板が石英である請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  17. 前記ゲート電極は、前記ソースまたはドレイン電極のいずれの部分とも重ならずに位置し、トップゲート型ジオメトリーを形成する請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  18. DC電流が前記カーボンナノチューブにより形成される前記チャネルを介して流れ、前記ゲート電極に印加される前記入力高周波電圧が前記ソース電極と前記ドレイン電極間の出力高周波電圧を生じる請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  19. DC電圧がソース電極とドレイン電極の間に印加され、ゲート電極に印加される入力高周波電圧がカーボンナノチューブにより形成されるチャネルを介して流れる出力高周波電流を生じる請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  20. 前記ドレイン電極および前記ソース電極の一方または両方がオーミックコンタクトを含む請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  21. 前記チャネルがSi、Ge、SiGe、GaAs、GaN、SiC、BN、InAsまたはInPを含む群からなる半導体により形成され、前記チャネルが3nmよりも狭い幅である請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  22. 更にバイアス電圧を含み、前記バイアス電圧が、前記ドレインとソース電極との間で、前記カーボンナノチューブで形成される前記チャネル内で光学フォノンが発生する電圧レベルより低く印加される請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  23. 前記ゲート誘電体がTiO2、HfO2、AlOx、AlN、Ta25、ZrO2またはBaSrTiO3を含む群から選択される請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  24. 前記入力高周波電圧が200MHz〜6THzの範囲である請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  25. 前記基板がサファイア、GaAs、SiC、高抵抗率Si、アルミナ、ポリテトラフルオロエチレン、プラスチック、ガラス、ベリリア、TiO2、フェライトまたはセラミックを含む群から選択される請求項14のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  26. GaAs、サファイア、Si、SiOx、InP、GaN、AlN、SiCまたはダイアモンドを含む群から選択される基板、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間のチャネルを形成するカーボンナノチューブ、10nmより薄い厚みのゲート誘電体および前記カーボンナノチューブから前記ゲート誘電体で分離されているゲート電極を含む放射線強化カーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  27. 更に付加カーボンナノチューブを含み、前記付加カーボンナノチューブが前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の前記チャネルの寸法を大きくする請求項26のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  28. 入力高周波電圧が前記ゲート電極に印加される請求項26のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  29. 前記入力高周波電圧が200MHz〜6THzの範囲である請求項28のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  30. 前記ゲート電極が前記ソース電極または前記ドレイン電極のいずれの場所にも直接的には堆積せず、トップゲート型ジオメトリーを含む請求項26のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  31. DC電流が前記カーボンナノチューブにより形成される前記チャネルを介して流れ、前記ゲート電極に印加される入力高周波電圧が前記ソース電極と前記ドレイン電極間の出力高周波電圧を生じる請求項26のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  32. DC電圧が前記ソース電極と前記ドレイン電極の間に印加され、前記ゲート電極に印加される入力高周波電圧が前記カーボンナノチューブで形成される前記チャネルを介して流れる出力高周波電流を生じる請求項26のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  33. 前記ゲート誘電体が、30nmより厚い誘電体については15より大か等しい、3nm〜30nm厚の誘電体については7より大か等しい、3nmより薄い誘電体については4より大か等しい誘電率kを有する請求項26のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  34. 前記ドレイン電極および前記ソース電極の一方または両方がオーミックコンタクトを含む請求項26のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  35. 更にバイアス電圧を含み、前記バイアス電圧が、前記ドレインとソース電極との間で、前記カーボンナノチューブで形成されるチャネル内で光学フォノンが発生する電圧レベルより低く印加される請求項26のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  36. 前記ゲート誘電体がSi34、GaAs、AlN、SiOx、AlOxまたはTa25を含む群から選択される請求項26のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  37. 基板、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間のチャネルを形成するカーボンナノチューブ、前記カーボンナノチューブが一部の上に堆積されている第1ゲート誘電体、前記ゲート誘電体が上に堆積され、前記カーボンナノチューブから前記ゲート誘電体で分離されている第1ゲート電極、前記カーボンナノチューブ上に堆積された第2誘電体、前記第2ゲート誘電体が上に堆積され、前記カーボンナノチューブから前記第2ゲート誘電体で分離されている第2ゲート電極を含むカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  38. 前記第1ゲート電極が前記ソースまたはドレイン電極と重ならずに位置している請求項37のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  39. 入力高周波電圧が前記第1ゲート電極および前記第2ゲート電極の一方または両方に印加される請求項37のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  40. 前記第2ゲート電極が前記ソースまたはドレイン電極と重ならずに位置している請求項37のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  41. 前記第1ゲート電極および前記第2ゲート電極が前記カーボンナノチューブの一部を取り囲むために連結され、前記カーボンナノチューブの一部から前記第1および第2ゲート電極で分離されている請求項37のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
  42. 前記第1および第2誘電体が単一の誘電体を含む請求項37のカーボンナノチューブの電界効果トランジスタ。
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