JP2009535973A - ミリメートル波のマルチギガビット無線システムのためのモジュール、フィルタおよびアンテナ技術 - Google Patents
ミリメートル波のマルチギガビット無線システムのためのモジュール、フィルタおよびアンテナ技術 Download PDFInfo
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Abstract
超高周波モジュールを製作する方法が開示される。この方法は最上層を与えることと、最上層に穴を空けることと、最上層をフライス削りすることと、底部を与えることと、下端層キャビティを規定するために下端層をフライス削りすることと、最上層および下端層の位置合わせと、および最上層を下端層に接着することとを含む。この発明はさらに、最上層を有する、超高速で作動する超高周波モジュールを含み、最上層は最上層キャビティを規定し、さらに下端層を含み、下端層は下端層キャビティを規定し、さらに最上層および下端層の両方を接着する接着剤を含み、最上層および下端層はプリント回路基板の大面積パネルから形成される。
Description
発明の背景
1. 発明の分野
この発明は、通信網に関し、より特定的には、高速通信装置の向上したパッケージングに関する。
1. 発明の分野
この発明は、通信網に関し、より特定的には、高速通信装置の向上したパッケージングに関する。
2. 関連技術の説明
世界が電子装置および携帯装置にさらに頼るようになるにつれて、より高速でより便利な装置に対する要望が引続き増大している。したがって、そのような装置の製造業者および設計者は、消費者の需要に応えるように、より高速でより容易に使え、よりコスト効率のよい装置を製造するよう努力している。
世界が電子装置および携帯装置にさらに頼るようになるにつれて、より高速でより便利な装置に対する要望が引続き増大している。したがって、そのような装置の製造業者および設計者は、消費者の需要に応えるように、より高速でより容易に使え、よりコスト効率のよい装置を製造するよう努力している。
実際、特に多くの新しいマルチメディア用途の出現に起因して、超高速データレート無線通信の需要が増加している。これらの高速データレートでは制限があるので、超高速パーソナルエリアネットワーキング(PAN)および一対一ポイントまたは一対多ポイントデータリンクの需要が不可欠になる。
従来の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、たとえば802.11a、802.11b、802.11g規格は、最良の場合で、僅かに54mb/sのデータレートに限定される。超広帯域(UWB)および複数入力/複数出力(MIMO)システムなどの他の高速無線通信は、100Mb/sまでデータレートを拡張することができる。
毎秒ギガビット(Gb/s)のスペクトルを通って進むためには、スペクトル効率または利用可能な帯域幅のいずれかが増大されなければならない。結果として、ミリメートル波(MMW)周波数で作動する最近の技術およびシステムの開発は、このようなさらなる高速に対する要求につれて増大している。
幸運にも、数GHz(ギガヘルツ)帯域幅のライセンスされていない産業、科学、医療機器用(ISM)帯域を60GHzのスペクトルにおいて利用可能にしている政府がある。たとえば米国は、連邦通信委員会(FCC)を通して、米国内のライセンスされていない用途に57−64GHzを割当てた。同様に、日本は高速データ通信に59−66GHzを割当てた。また、ヨーロッパは広帯域移動通信およびWLAN通信用に59−62、62−63、および65−66GHzを割当てた。このスペクトルにおいて周波数が利用可能であることは、超高速短距離無線通信の機会を示すものである。
不都合にも、超高周波および/または超高速で作動するMMIC(モノリシックマイクロ波集積回路)チップセットおよびパッケージング装置が高コストであることは、これらの技術の進歩を享受することができる消費者の数に影響する。従来のMMW無線の解決策は、しばしば数百、または数千ドルもかかる。MMW無線の高コストは、用いられる材料のコスト高、製作量が少ないことに関連付けられるコスト、および組立プロセスに起因する。さらに、MMW無線用のアンテナは伝統的には金属ホーンアンテナまたはモジュールに接続される大きなプレーナアレイにプリントされたマイクロストリップを用いて実現され、それが製造コストをさらに増加させている。
従来のMMW MMICチップセットは、PHEMT(歪格子形高電子移動度トランジスタ)(pseudomorphic high electron mobility transistor)および嵩張る金属ハウジングに基いている。さらに、MMWパッケージングは、酸化アルミニウムの改良版すなわちアルミナまたはテフロン(登録商標)ベースのマイクロストリップ基板、金属化薄膜、同軸または導波管のフィードスルーコネクタを含むことができる。
これらの高周波および高速用受動素子の製造に対する別の手法は、モジュール集積化用のプラットホームとしての低温同時焼成セラミック(LTCC)マルチ層基板の使用を含む。LTCC基板は、上述のものと比較して、材料コストが減じられる。しかしながら、競争力のある大量生産には一層のコスト削減が必要である。
低損失および埋込型機能(すなわちアンテナ)を特色とする、低コストで高度に生産可能なモジュール技術とCMOS(相補型金属酸化膜半導体)およびSiGe(シリコンゲルマニウム)技術との組合せには、たとえば60GHzの高周波技術の大量の商業使用ができることが必要である。したがって、MMW領域のマルチギガビット屋内無線通信にはアンテナ解決策が必要である。
したがって、必要となるのは、製造と材料費を低下させるような、MMW無線の向上したパッケージングである。この発明が本来検出されるのは、そのような方法および装置である。
発明の概略
この発明は、超高周波モジュールを製作する方法を含み、この方法は、高周波基板を有する最上層を与えることと、最上層に垂直ビアを確立するために最上層に穴を空けることと、チップセットを受取るための最上層キャビティを規定するために最上層をフライス削りすることと、補強材構造を含む下端層を与えることとを含み、下端層は、ダブルクラッドコアおよび底部基板を有し、さらに、下端層キャビティを規定するために下端層をフライス削りすることと、ダブルクラッドコアおよび下端層の底部基板を接着剤でともに接着することと、最上層および下端層を位置合わせすることと、さらに、最上層を下端層に接着剤で付着することとを含む。
この発明は、超高周波モジュールを製作する方法を含み、この方法は、高周波基板を有する最上層を与えることと、最上層に垂直ビアを確立するために最上層に穴を空けることと、チップセットを受取るための最上層キャビティを規定するために最上層をフライス削りすることと、補強材構造を含む下端層を与えることとを含み、下端層は、ダブルクラッドコアおよび底部基板を有し、さらに、下端層キャビティを規定するために下端層をフライス削りすることと、ダブルクラッドコアおよび下端層の底部基板を接着剤でともに接着することと、最上層および下端層を位置合わせすることと、さらに、最上層を下端層に接着剤で付着することとを含む。
製作方法はさらに、最上層および下端層の表面で外付部品を組み立てることを含むことができる。さらに、この方法は、約60GHにおける超高周波モジュールの作動を可能にすることができる。
最上層は液晶ポリマ(LCP)を含むことができ、下端層は耐火物4(FR4)を含むことができる。製作方法はさらに、プリントフィルタおよびフィルタされたアンテナをモジュールに集積化することを含むことができる。さらに、製作方法は最上層および下端層を封止することをさらに含むことができる。
好ましい実施例では、製作方法はさらに、最上層および下端層をプリント回路基板の大面積パネル上に製作することを含み、大面積パネルは約12インチ×18インチ以上である。
好ましい実施例では、接着剤は、室温積層、接続間の固体電気接続、および最上層と下端層との正確な位置合わせを可能にする、感圧式接着剤である。
超高速で作動する超高周波モジュールがさらに開示される。モジュールは、高周波基板
を有する最上層を含み、最上層は最上層キャビティを規定し、ダブルクラッドコアおよび底部基板を有する下端層を含み、下端層は下端層キャビティを規定し、最上層を下端層に接着するため、および下端層のダブルクラッドコアと下端層の底部基板とを接着するための接着剤とを含み、最上層と下端層とはプリント回路基板の大面積パネル上に製作される。
を有する最上層を含み、最上層は最上層キャビティを規定し、ダブルクラッドコアおよび底部基板を有する下端層を含み、下端層は下端層キャビティを規定し、最上層を下端層に接着するため、および下端層のダブルクラッドコアと下端層の底部基板とを接着するための接着剤とを含み、最上層と下端層とはプリント回路基板の大面積パネル上に製作される。
モジュールはさらに、直流(DC)およびミリメートル波フィードスルー遷移部(ビアまたは組込み式導波管を用いる)、埋込型フィルタ、および約60GHzで通信するための埋込型アンテナを含むことができる。
モジュールはさらに、約60ギガヘルツ(GHz)で通信するためのアンテナを含み、アンテナは少なくとも毎秒2.5ギガビット(Gb/s)でデータ無線送信するよう適合されている。
モジュールのアンテナは、1×4のパッチアレイアンテナ、2×2の直列パッチアレイアンテナ、2×2のデュアルエッジパッチアレイアンテナ、2×2のデュアルコーナパッチアレイアンテナ、4×4のアレイアンテナ、反射鏡を備えた、または反射鏡のない懸架されたアンテナアレイ、からなる群から選択され得、そのアンテナアレイは、線形または円形に偏波することができる。
モジュールの最上層はLCPを含むことができ、下端層はFR4を含む。さらに、最上層は、モノリシックマイクロ波集積回路を受取るためのキャビティを規定する。下端層は、懸架された構造(フィルタ、遷移部など)かつ/または反射鏡型アンテナを可能にするためのキャビティを好ましくは規定する。
超高周波マルチセクタモジュールは、高周波基板を含む最上層と、頑丈で電気的な材料を含む下端層と、最上層を下端層に接続するための接着剤とを含み、少なくとも2つのモジュールが互いに接続されてその間に角度をなし、異なる角度からの信号がマルチセクタモジュールによって受信され得るようにする。マルチセクタモジュールは約60GHzの周波数で作動することができる。
最上層は液晶ポリマを含むことができ、下端層は耐火物4を含む。下端層は角度をつけてトレンチを規定することができ、耐火物4の一部は省略され、最上層は可撓性であってマルチセクタモジュールの曲った形状を可能にする。マルチセクタモジュールは、さらに方位角で360度をカバーするためにさらにピラミッド形を含むことができる。
この発明のこれらの、および他の目的、機構ならびに利点は、添付の図面に関連する以下の説明を読むことでより明らかになるだろう。
発明の詳細な説明
発明の原理および機構についての理解を容易にするために、例示的な実施例における実現例を参照して以下に説明する。この発明は、特に、超高周波かつ超高速のデータ通信速度で作動するための無線モジュールであるコンテキストで記載される。
発明の原理および機構についての理解を容易にするために、例示的な実施例における実現例を参照して以下に説明する。この発明は、特に、超高周波かつ超高速のデータ通信速度で作動するための無線モジュールであるコンテキストで記載される。
さらに、この発明のさまざまな要素を構築する以下に記載される材料は、例示的であって限定的ではないように意図される。本願明細書に記載した材料と同じまたは同様の機能を実行する多くの適切な材料がこの発明の範囲内に包含されるように意図される。本願明細書に記載されないそのような他の材料は、たとえばこの発明の開発後に開発された材料を含むことができるが、これらに限定されない。
この発明は無線モジュール100である。モジュール100は、最上層200、下端層300、最上層200を下端層300に接続するための接着剤400を好ましくは含む。
無線モジュール100は超高速で超高周波を受信/送信するよう適合されていてもよい。たとえば、好ましくは、無線モジュール100は約10Gb/sにおいて約60GHzで作動することができる。
図1は、モジュール100の製作ステップのフローチャートを示す。モジュール100を製作する方法105は最上層200を与えることを含む。最上層200は、ダブルクラッド高周波誘電基板205の両面パターニングを含み、受動ミリメートル波回路210を規定することができる(すなわち相互接続、フィルタおよびアンテナ)。
このように、方法105は、好ましくは110で、銅を有する回路210を金属化し、厚さは9〜18ミクロンであって、120の後は約50ミクロンとなる。さらに、ワイヤボンディング、面実装、および付加的な保護のために、回路210の金めっきが好ましい。
液晶ポリマ(以後「LCP」)は好ましい高周波基板205であり、最上層200を含むことができる。ロジャーズ株式会社(Rogers Corporation)は、この発明用のLCPの好ましい製造業者である。したがって、好ましいLCPは、ロジャーズ株式会社によって製造されるRO3600である。高周波基板205(LCP層)の厚さは、材料の利用可能度および設計要件に依存して、4〜10ミルの範囲にあり得る。
しかしながら、(偶然だがやはりロジャーズ株式会社により製造されている)RO4003またはRO3003などのさらなる通常の材料、または他の等価な誘電材料であっても、さらに最上層200に用いることができる。
120において、方法105はさらに、最上層200の垂直ビア215を実現するために、高周波基板205に穴を開け、まためっきすることをさらに含む。次に、130で、キャビティ220をフライス削りすることが生じ得る。最上層200のキャビティ220はMMIC(モノリシックマイクロ波集積回路)チップセット(図2Aを参照)をホストすることができる。好ましい実施例では、最上層200のキャビティ220はMMICチップセットを受取ることができるほど十分に大きい。
下端層300が与えられ得る。140で、製作方法105はさらに、下端層300に穴を開け、めっきすることを含む。下端層300はダブルクラッドコア305および底部基板310を含むことができる。好ましくは、底部基板310はFR4を含む。FR4は不燃物(Flame Resistant)4の略語である。FR4は、プリント回路基板(PCB)の製造中にしばしば用いられる、織ったファイバグラスマットで強化されたエポキシ材料である。FR4は消費者向けおよび産業用高級電子機器を構築するために広く用いられるので、広く入手可能であり、そのためコスト効率がよい。
好ましくは、150で、製作方法105はさらに、好ましくは電気的に伝導性の感圧式接着剤400を用いて、FR4コア基板310の両面を積層することを含む。実際、3M(登録商標)によって製造された3M−9713接着テープを用いることができる。次に、160で、方法105はさらに、下端層300のFR4コア基板305においてキャビティ315をフライス削りすることを含む(図2Bを参照)。
170で、方法105はさらに、高周波基板205、FR4コア305およびFR4底
部基板310、すなわち最上層200および下端層300を位置合わせし、積層することを含むことができる。感圧式接着剤400の使用により、室温積層、3つの基板(205、305および310)間の十分な電気接続、さらに十分な精度での層の位置合わせを可能にすることができる(図3を参照)。
部基板310、すなわち最上層200および下端層300を位置合わせし、積層することを含むことができる。感圧式接着剤400の使用により、室温積層、3つの基板(205、305および310)間の十分な電気接続、さらに十分な精度での層の位置合わせを可能にすることができる(図3を参照)。
方法105の好ましい次のステップは、180で、モジュール100上に部品を組立てること、すなわち面実装された部品およびワイヤボンディングされた部品の両方を含む。キャビティ220の高周波基板205内での適切な深さにより、MMICとモジュール100との間の非常に短いワイヤボンディング長さが可能となる。最後に、190で、封止が生じ得る。封止は、金属キャップ、FR4ベースのキャップ、グロブトップなどの従来の装置を用いて生じ得る。封止するステップは、モジュール100を分離し、保護し、囲むことができる。
方法105および結果として生じるモジュール105トポロジは、MMIC、プリントフィルタ、プリントアンテナ、およびミリメートル波用途のための他の多くのプリント受動素子の単一の製作大面積(すなわち約12×18インチおよび/または約18×24インチ)プリント配線板(PWB)プロセスにおける効率的かつ同時の集積化を可能にすることができる。モジュールを製作することができる寸法範囲は、約60GHz、すなわち約54−66GHzの範囲での動作周波数のための設計要件に適合し得る。とはいえ、当業者が認識するように、最上層200および下端層300の寸法は、モジュール100の周波数を増加させたり減少させたりするために、容易に変更することができる。
モジュール100の好ましいトポロジは、MMICのための疑似気密パッケージング解決策を支持することができる。トポロジはさらに、直流およびミリメートル波フィードスルー相互接続、平面フィルタ、組込み型導波管フィルタ、ブロードサイド、エンドファイア、反射鏡、双方向超広帯域幅の線偏波、円偏波アンテナアレイなどの集積化を可能にする。
図2Aは、モジュールの最上層200の断面図を示す。最上層200は好ましくはLCPを含む高周波基板205を包含することができる。しかしながら、上述のように、当業者は他の材料が実現され得ることを認識するだろう。たとえばロジャーズ株式会社は最上層200に用いることができるRO4003およびRO3003を製造している。
LCPはミリメートル波モジュール実現例の低コストな代替例を提供する。実際、LCPは、独特の優れたマイクロ波性能と機械的性能とを、低コストで、かつ大面積処理性能の点でも組合せる。
最上層200の厚さは、約4〜10ミルの範囲にあり得る。
最上層200のキャビティ220はMMIC回路を受信するよう適合され、したがって、キャビティ220は好ましくはMMIC回路を受信することができるよう十分に大きい。
最上層200のキャビティ220はMMIC回路を受信するよう適合され、したがって、キャビティ220は好ましくはMMIC回路を受信することができるよう十分に大きい。
図2Bは、モジュール100の下端層300の断面図を示す。下端層300は好ましくは安定した頑丈な材料を包含している。好ましい実施例では、下端層300はFR4を含む。
下端層300の厚さはダブルクラッドコア305および底部基板310を含む。ダブルクラッドコア305の厚さは、約35〜45ミルの範囲にある。底部基板310の厚さは、好ましくは約15〜25ミルの範囲の中にある。
モジュール100の最上層200および下端層300は、好ましくは接続されている。最上層200および下端層300は接着剤400を介して接続され得る。接着剤400は、好ましくは、電気的に伝導性のテープである3M(登録商標)の9713などの感圧式接着剤である。実際、9713テープは、等方性の電気伝導率を備えた感圧式接着剤400移動テープである。9713の革新的な伝導性ファイバは接着剤400上に延在し、基板間、この場合は最上層200と下端層300との間の固体電気接続を確実にする。当業者は、この発明の最上層200を下端層300に接続するために他の材料が実現され得ることを認識する。
最上層200(好ましくはLCPを含む)、下端層300(好ましくはFR4を含む)、および接着剤400(好ましくは3M−9713を含む)は組合わさって
(集団的に「層」として)、モジュール100に低コストパッケージングシステムをもたらす。さらに、層は大面積パネル(約12×18インチ以上)上に製作することができる。したがって、大量に製造された場合、さらにコストを減じることができる。モジュール100は、完成すると、1mm2から層200および300の全体のサイズまでの多くのサイズであり得る。
(集団的に「層」として)、モジュール100に低コストパッケージングシステムをもたらす。さらに、層は大面積パネル(約12×18インチ以上)上に製作することができる。したがって、大量に製造された場合、さらにコストを減じることができる。モジュール100は、完成すると、1mm2から層200および300の全体のサイズまでの多くのサイズであり得る。
図3はモジュール100の断面図を示し、層200および300は接着剤400で接続される。
図4Aはモジュール100の断面図を示し、層200および300は接続されている。図4Bはモジュール100の斜視図を示す。アンテナアレイ250が最上層200に示される。さらに、最上層200の表面または下端層300が部品255を含むことができる。部品255は面実装または貫通穴でありえる。
例示的な実施例に示されたように、プリントフィルタのモジュール100上での効率的な集積化がさまざまな例によって証明されており、多くの例示的な実施例が図5A−図5B、図6A−図6Bおよび図7A−図7Bに示される。
図5Aは、LCPプレーナ直列給電スロット付きパッチフィルタ500を示す。直列スロット付きパッチフィルタ500では、帯域幅は約55〜65GHzの範囲にある。結果として生じる挿入損は、約60GHzで約−1.5dB(デシベル)である。図5Bは、直列スロット付きパッチフィルタ500の性能のグラフ表示を示し、挿入損対周波数の例示的な関係を図示する。測定された表示とシミュレートされた表示との両方が示される。
図6AはLCP BCPW(バックドコプレーナ波(backed co-planar wave))フィルタ600を示す。LCP BCPWフィルタ600では、帯域幅は約57〜64GHzの範囲にある。結果として生じる挿入損は、約60.3GHzで約−1.85dBである。図6Bは、BCPWフィルタ600の性能のグラフ表示を示し、挿入損対周波数の例示的な関係を図示する。測定された表示とシミュレートされた表示との両方が示される。
図7AはLCPプレーナ楕円フィルタ700を示す。楕円フィルタ700では、帯域幅は約64〜72GHzの範囲にある。結果として生じる挿入損は、約68GHzで約−2.6dBである。図7Bは楕円フィルタ700の性能のグラフ表示を示し、挿入損対周波数を図示する。測定された表示とシミュレートされた表示との両方が示される。
図8A−図8C、図9A−図9B、図10A−図10Cおよび図11A−図11Cは、1×2、1×4、1×6、2×2、2×4、および4×4のアレイアンテナ設計を含む、LCP上に集積化された複数の60GHzのアンテナアレイ解決策の例示的な結果を示す。製作されるアンテナは、好ましくは、厚さ150ミクロンのLCP基板上に実現される
。これらのアンテナのためのターゲット利得は約10dBiより上であると定められており、WPAN(無線パーソナルエリアネットワーキング)用途のための信頼できる60GHzリンクを可能にする。
。これらのアンテナのためのターゲット利得は約10dBiより上であると定められており、WPAN(無線パーソナルエリアネットワーキング)用途のための信頼できる60GHzリンクを可能にする。
図8A−図8C、図9A−図9C、図10A−図10Cおよび図11A−図11Cは、開発された線偏波アンテナの例を示す。表Iはこれらの図面をさらに要約する。
表I−線偏波アンテナアレイ性能の概要
図8Aは、1×4のパッチアレイアンテナ800の上面図を示す。図8Bおよび図8Cは、1×4のパッチアレイアンテナ800の例示的な性能のグラフ表示を示す。図8Bおよび図8Cの双方が、測定された結果およびシミュレートされた結果を示す。図8Bは、周波数(GHz)に対する反射損失(dB)のグラフ表示を示す。しかしながら、図8Cは、1×4のパッチアレイアンテナ800の放射経路のグラフ表示を示す。
図8Aは、1×4のパッチアレイアンテナ800の上面図を示す。図8Bおよび図8Cは、1×4のパッチアレイアンテナ800の例示的な性能のグラフ表示を示す。図8Bおよび図8Cの双方が、測定された結果およびシミュレートされた結果を示す。図8Bは、周波数(GHz)に対する反射損失(dB)のグラフ表示を示す。しかしながら、図8Cは、1×4のパッチアレイアンテナ800の放射経路のグラフ表示を示す。
図9Aは、2×2の直列パッチアレイアンテナ900の上面図を示す。図9Bおよび図9Cは、2×2の直列パッチアレイアンテナ900の例示的な性能のグラフ表示を示す。図9Bおよび図9Cの双方が、測定された結果およびシミュレートされた結果を示す。図9Bは、周波数(GHz)に対する反射損失(dB)のグラフ表示を示す。しかしながら、図9Cは、2×2の直列パッチアレイアンテナ900の放射経路のグラフ表示を示す。
図10Aは、2×2のデュアルエッジアレイアンテナ1000の上面図を示す。図10Bおよび図10Cは、2×2のデュアルエッジパッチアレイアンテナ1000の例示的な性能のグラフ表示を示す。図10Bおよび図10Cの双方が、測定された結果およびシミュレートされた結果を示す。図10Bは、周波数(GHz)に対する反射損失(dB)のグラフ表示を示す。しかしながら、図10Cは、2×2のデュアルエッジアレイアンテナ1000の放射経路のグラフ表示を示す。
図11Aは、2×2のデュアルコーナパッチアレイアンテナ1100の上面図を示す。図11Bおよび図11Cは、2×2のデュアルコーナパッチアレイアンテナ1100の例示的な性能のグラフ表示を示す。図11Bおよび図11Cの双方が、測定された結果およびシミュレートされた結果を示す。図11Bは周波数(GHz)に対する反射損失(dB)のグラフ表示を示す。しかしながら、図11Cは、2×2のデュアルコーナパッチアレイアンテナ1100の放射経路のグラフ表示を示す。
図12A−図12D、図13A−図13Dおよび図20A−図20Dは、試験された円偏波アンテナの例、およびアンテナのシミュレートされ、測定された特性のグラフ表示を示す。これらのアンテナは約10dBiの利得を示し、約2から9GHzの入力一致範囲を有して、マルチギガビットWPAN用途に解決策を与える。さらに、結果として生じる軸比性能は、WPANシナリオに生じるマルチパス効果を緩和する能力を生成する。
図12Aは、1×2のアレイアンテナ1200の上面図を示す。図12Bは、1×2のアレイアンテナ1200のグラフ表示を示し、周波数(GHz)に対する反射損失(dB)の測定された結果およびシミュレートされた結果を示す。図12Cは、1×2のアレイアンテナ1200の放射経路のグラフ表示を示す。図12Dは、周波数(GHz)に対する軸率(dB)のグラフ表示を示す。
図13Aは、2×2のアレイアンテナ1300の上面図を示す。図13Bは、2×2のアレイアンテナ1300のグラフ表示を示し、周波数(GHz)に対する反射損失(dB)の測定された結果およびシミュレートされた結果を示す。図13Cは、2×2のアレイアンテナ1300の放射経路のグラフ表示を示す。図13Dは、周波数(GHz)に対する軸比(dB)のグラフ表示を示す。
表IIはさらに、図12A−図12Dおよび図13A−図13Dを要約する。
表II−円偏波アンテナアレイ性能の概要
図20Aは、2×2の円偏波アレイ2000の上面図を示す。図20Bは、2×2の円偏波アレイ2000のグラフ表示を示し、そこで周波数(GHz)に対する反射損失(dB)の測定された結果およびシミュレートされた結果を示す。図20Cは、2×2の円偏波アレイ2000の放射経路のグラフ表示を示す。図20Dは、周波数(GHz)に対する軸比(dB)のグラフ表示を示す。
図20Aは、2×2の円偏波アレイ2000の上面図を示す。図20Bは、2×2の円偏波アレイ2000のグラフ表示を示し、そこで周波数(GHz)に対する反射損失(dB)の測定された結果およびシミュレートされた結果を示す。図20Cは、2×2の円偏波アレイ2000の放射経路のグラフ表示を示す。図20Dは、周波数(GHz)に対する軸比(dB)のグラフ表示を示す。
図14Aは、チャネルの外部を認証するための60GHzのマルチギガビットリンクの性能の試験環境1400を示す。図14Bは、試験環境1400の測定された電力リンクを示す。
図14Aは、約2.5Gb/sの無線データレートを約3〜5メータ離れてターゲットとする試験環境1400を示す。約60GHzのフロントエンドモジュールは上述のビルディングブロックを用いてLCP基板上に実現される。第1段階では、PHEMT(歪格子形高電子移動度トランジスタ)商用MMIC(モノリシックマイクロ波集積回路)が用いられてモジュール集積化概念を認証することができる。第2段階ではシリコンMMICを用いることができる。
図14Aは、試験環境1400の動作を示す。ビット誤り率試験器(BERT)1405は、最大10Gb/sまで信号1410を与える。ライセンスされていない帯域(57−64GHz)内では、簡単なBPSK変調(2位相偏移変調)を用いて、約3.5Gb/sしか送信することができない。この速度は、QPSK変調(4位相偏移変調)を用いて7Gb/sまで2倍に、またデュアルキャパシティQPSK変調スキームを用いて、14Gb/sまで4倍にすることができる。信号1410はフィルタ1415を通してフィルタすることができる。次いで、信号は第1のモジュール1420に入る。連続波信号発
生器1425は第1のモジュール1420にバッファされる。好ましくは、連続波信号発生器1425は30GHzで作動し、サブハーモニックミキサの使用により、60GHzのミキシング動作が可能になる。組合わされた信号は、第1のモジュール1420から送信される。第1のモジュール1420から約50センチメートルから5メータ離れた第2のモジュール1430は、第1のモジュール1420から送信された信号1435を受信する。第1のモジュール1420からの信号は、変調および使用またはダブルキャパシティ送信スキームに依存して、最大10Gb/sで第2のモジュール1430に送信される。次いで、送信された信号1435はフィルタ1440を通してフィルタされ、次にBERT1405に送信される。第2のモジュール1430は、さらに、第1のモジュール1420の信号発生器1425と同期される付属の信号発生器1445を有する。
生器1425は第1のモジュール1420にバッファされる。好ましくは、連続波信号発生器1425は30GHzで作動し、サブハーモニックミキサの使用により、60GHzのミキシング動作が可能になる。組合わされた信号は、第1のモジュール1420から送信される。第1のモジュール1420から約50センチメートルから5メータ離れた第2のモジュール1430は、第1のモジュール1420から送信された信号1435を受信する。第1のモジュール1420からの信号は、変調および使用またはダブルキャパシティ送信スキームに依存して、最大10Gb/sで第2のモジュール1430に送信される。次いで、送信された信号1435はフィルタ1440を通してフィルタされ、次にBERT1405に送信される。第2のモジュール1430は、さらに、第1のモジュール1420の信号発生器1425と同期される付属の信号発生器1445を有する。
図14B−図14Dは、試験環境の周波数(GHz)結果に対する経路損失(dB)のグラフ表示を示す。送信機全方位型指向性アンテナおよび4×4のペンシルビームアンテナアレイを有する受信機で実行された電力リンク測定が示される。約63.5GHzを中心に約2GHzの無線チャネルが明らかに開いている。
図15は、モジュールから受信および/または送信するために複数の角度を利用する、マルチセクタモジュール1500または角度のあるモジュールを示す。マルチセクタモジュール1500の表面上には能動部品1505も示される。マルチセクタモジュール1500設計の結果として、LCP層の積層(最上層200)の前に、少なくとも1つのトレンチ1510がFR4コア基板(下端層300)に実現されることができる。したがって、FR4底部基板310の一部は部分的に省略される。FR4層はマルチセクタモジュール1500に安定性を与える。LCP(最上層200)の機械的性質により可撓性が可能となり、したがってマルチセクタモジュール1500の曲った(あるいは角度のある)形状が可能になる。このように、LCPは、高機能で、マルチセクタ等角モジュール1500の容易かつ低コストな製造を可能にする低損失可撓性相互接続として、機能することができる。この手法の利点の1つはマルチセクタシステムの組立て業務を最小限にすることであり、そこでは各要素が個別に構築される。
マルチセクタモジュール1500は、複数のセクタ、すなわちモジュールが、モジュール1500が異なる角度から信号を受信することが可能になるよう構成され得るようにする。したがって、典型的なモジュールは、いくつかの角度からいくつかの信号を受信するよう向上される。
図16AはエンドファイアMMWアンテナ1600を示す。図16Bは、下端層300の上面図を示す。図16Aを参照して、下端層300はキャビティ1605を規定する。これはFR4コア基板に規定される(図16Bを参照)。下端層300のキャビティ1605は、好ましくは最上層200(LCP)の積層の前に作られる。したがって、LCPは、高機能低損失誘電膜として実行することができる。最終結果として、エンドファイア八木アンテナアレイの容易かつ低コストな製作が可能である。
この発明の別の実施例は図17に示される。図17はモジュール1700を示し、そこではキャビティ1705は下端層300の中心にある。したがって、下端層300は規定されたキャビティ1705を有することができる。好ましくは、キャビティ1705は、LCP層の積層(最上層200)の前に作られる。したがって、LCPは、高機能低損失誘電膜として実行することができ、これは懸架されたフィルタおよび双方向パッチアンテナアレイの容易かつ低コスト製作を可能にする。
図18Aは、10Gb/s無線リンク用の集積化された二重偏波デュアルキャパシティアンテナアレイとともに60GHzの無線モジュール1800として使用されるための好
ましいトポロジを示し、円偏波アンテナ設計のための金属反射鏡(310で実現)を形成するために底部キャビティ315を用いることができ、これにより、最大10Gb/sシステムまでのデュアルキャパシティBPSKまたはQPSKを実現するのに必要な広い軸比(<2dB)帯域幅(>5GHz)が可能となる。特に、この例では、デュアルキャパシティシステムは、反射鏡上に懸架された2つのデュアルロンビックアンテナを備えて実現される。図18Bは、10Gb/s無線リンク用の集積化された二重偏波デュアルキャパシティアンテナアレイの性能を示す。
ましいトポロジを示し、円偏波アンテナ設計のための金属反射鏡(310で実現)を形成するために底部キャビティ315を用いることができ、これにより、最大10Gb/sシステムまでのデュアルキャパシティBPSKまたはQPSKを実現するのに必要な広い軸比(<2dB)帯域幅(>5GHz)が可能となる。特に、この例では、デュアルキャパシティシステムは、反射鏡上に懸架された2つのデュアルロンビックアンテナを備えて実現される。図18Bは、10Gb/s無線リンク用の集積化された二重偏波デュアルキャパシティアンテナアレイの性能を示す。
図19は、60GHzの無線ドッキングステーション用のピラミッド形マルチセクタアンテナ1900を示す。ピラミッド形アンテナ1900は方位角で360度をカバーすることができる。各セクタは、必要な/所望のカバー範囲に依存して、低利得から中利得の単一パッチアンテナまたは1×2のパッチアンテナアレイ1910を支持する。さらに、線偏波または円偏波を用いることができる。好ましい実施例では、ピラミッド形アンテナ1900の寸法は、1.8×1.8×1.8立方センチメートルでその集積化に対応する。
この発明は好ましい形で開示されているが、以下の請求項に述べられるようなこの発明とその等価物との精神および範囲から逸脱せずに、多くの修正、追加および削除をなすことができることは、当業者には明らかであろう。
Claims (23)
- 超高周波モジュールを製作する方法であって、
高周波基板である最上層を与えるステップと、
最上層に垂直ビアを確立するために最上層に穴を空けるステップと、
チップセットを受取るための最上層キャビティを規定するために最上層をフライス削りするステップと、
補強材構造を含む下端層を与えるステップとを含み、下端層はダブルクラッドコアおよび底部基板を有し、さらに、
下端層のダブルクラッドコアおよび底部基板を接着するステップと、
下端層キャビティを規定するために下端層をフライス削りするステップと、
最上層と下端層とを位置合わせするステップと、
最上層を下端層に接着するステップとを含む、製作方法。 - 超高周波モジュールは約60GHzで作動する、請求項1に記載の製作方法。
- 最上層は液晶ポリマを含み、下端層は耐火物4を含む、請求項1に記載の製作方法。
- プリントフィルタおよびフィルタされたアンテナをモジュールに集積化するステップをさらに含む、請求項1に記載の製作方法。
- DCおよびミリメートル波フィードスルー、埋込型フィルタおよび埋込型アンテナをモジュールに集積化するステップをさらに含む、請求項1に記載の製作方法。
- 最上層および下端層を封止するステップをさらに含む、請求項1に記載の製作方法。
- 最上層および下端層をプリント回路基板の大面積パネル上に製作するステップをさらに含み、大面積パネルは約12インチ×18インチ以上である、請求項1に記載の製作方法。
- ダブルクラッドコアおよび底部基板を接着するステップと、最上層を下端層に接着するステップとは、接着剤で実行される、請求項1に記載の製作方法。
- 接着剤は、室温積層、接続間の固体電気接続、および最上層と下端層との正確な位置合わせを可能にする感圧式接着剤である、請求項7に記載の製作方法。
- 接着剤は、室温積層、接続間の固体電気接続、および最上層と下端層との正確な位置合わせを可能にする電気的に伝導性の感圧式接着剤である、請求項7に記載の製作方法。
- 超高速で作動する超高周波モジュールであって、
高周波基板を有する最上層を含み、最上層は最上層キャビティを規定し、
ダブルクラッドコアおよび底部基板を有する下端層を含み、下端層は下端層キャビティを規定し、
最上層および下端層、下端層のダブルクラッドコアおよび下端層の底部基板、の両方を接着する接着剤を含み、
最上層および下端層はプリント回路基板の大面積パネルから形成される、モジュール。 - モジュールはさらに約60GHzで通信するためのアンテナを含み、アンテナは少なくとも毎秒2.5ギガビットでデータを無線送信するよう適合される、請求項9に記載のモジュール。
- アンテナは、1×4のパッチアレイアンテナ、2×2の直列パッチアレイアンテナ、2×2のデュアルエッジパッチアレイアンテナ、2×2のデュアルコーナパッチアレイアンテナ、4×4のアレイアンテナ、線偏波アンテナおよび円偏波アンテナからなる群から選択される、請求項10に記載のモジュール。
- 底部キャビティは、広軸比帯域幅がデュアルキャパシティBPSKまたはQPSKを最大10Gb/sまで実現することができるようにするアンテナ用反射鏡を形成するよう適合されている、請求項10に記載のモジュール。
- 最上層は液晶ポリマを含み、下端層は耐火物4を含む、請求項9に記載のモジュール。
- モノリシックマイクロ波集積回路を受取ることが最上層キャビティ内に位置決めされる、請求項9に記載のモジュール。
- プリントアンテナは下端層キャビティ内に位置決めされる、請求項13に記載のモジュール。
- 超高周波モジュールの組合せは、
高周波基板と、
頑丈で電気的な材料と、
高周波基板を頑丈で電気的な材料に接続するための接着剤とを含み、
少なくとも2つのモジュールがその間に角度をなすよう互いに接続され、少なくとも2つのモジュールは異なる角度からの信号が受信され得るようにする、モジュールの組合せ。 - 少なくとも2つのモジュールの各モジュールは約60GHzの周波数で作動する、請求項15に記載のモジュールの組合せ。
- 高周波基板は液晶ポリマを含み、頑丈で電気的な材料は耐火物4を含む、請求項16に記載のモジュールの組合せ。
- トレンチは頑丈で電気的な材料に規定され、頑丈で電気的な材料の一部は省略され、高周波基板は可撓性であってマルチセクタモジュールの曲った形状を可能にする、請求項15に記載のモジュールの組合せ。
- 組合せモジュールは方位角で360度をカバーするためにピラミッド形を形成する、請求項18に記載のモジュールの組合せ。
- モジュールはマルチセクタモジュールを構築する、請求項18に記載のモジュールの組合せ。
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