JP2009533953A - サービスのためのデータマイニング - Google Patents

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Abstract

一般に述べると、本発明は関心のあるコンテンツを含むデータパケットを識別するためにデジタル音声会話を処理し、識別されたデータパケットをさらに処理する能力を提供する。より具体的には、マイニングする特定のタイプのコンテンツを識別し、こうしたコンテンツを含むデータパケットを見つけたときに何をすべきかをさらに識別するマイニングプロファイルが策定されてもよい。システムは、コンテンツを含むデータパケットを求めてデジタル音声会話を探索し、データパケットが識別されると、それに対する処理を実施してもよい。

Description

一般的に述べると、インターネットテレフォニーシステムによって、ユーザが従来のテレフォニーシステムと比べて向上したコール機能を備えたコール接続を有する機会が提供される。
ボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP(Voice over Internet Protocol))としばしば呼ばれる一般的なインターネットテレフォニーシステムでは、オーディオ情報は、インターネットプロトコル(IP(Internet Protocol))データネットワークを使用する会話のために、パケットと呼ばれるデータブロックのシーケンスへと処理される。VoIP通話の間、デジタル化された音声は、音声データの小さいフレームへと変換され、送受信される音声データのフレームにIPヘッダーを付加することによって音声データパケットが組み立てられる。
VoIP技術は、その柔軟性および会話の移植性、マルチメディア通信を確立し制御する能力などの理由により好まれてきた。VoIP技術は、向上したコール機能および拡張されたサービスを提供することができるので、支持され続ける可能性が高い。
この概要は、以下の詳細な説明でさらに述べられる選択された概念を簡略化された形で述べるために提供されている。この概要は、特許請求された主題の主要な特徴を識別するものではなく、また特許請求された主題の範囲を定める一助として用いるためのものでもない。
一般に述べると、本発明は、関心のあるコンテンツを含んでおり、その会話に関連しているデータパケットを識別するためにデジタル音声会話を処理し、識別されたデータパケットをさらに処理する能力を提供する。より具体的には、マイニングする特定のタイプのコンテンツを識別し、こうしたコンテンツを含むデータパケットを見つけたときに何をすべきかさらに識別するマイニングプロファイルが策定されてもよい。システムは、コンテンツを含むデータパケットを求めてデジタル音声会話を探索し、データパケットが識別されると、それに対する処理を実施してもよい。
一態様によれば、デジタル音声会話からデータパケットをマイニングするための方法が提供される。デジタル音声会話からマイニングするコンテンツのタイプを識別するマイニングプロファイルが選択されてもよい。データパケットは、クライアント装置、サービスプロバイダー、サーバ(構内または構外)または第三者のいずれか1つまたは複数によって受信されるとき、マイニングする価値のあるコンテンツをそれが潜在的に含むかどうか判断するために迅速に調査されてもよい。たとえば、データパケットは、マイニングする価値のあるコンテンツを含み得るかどうか識別するヘッダーを含んでもよい。データパケットは、マイニングする価値のあるコンテンツを含み得ると判断される場合は、それがマイニングプロファイルに関連するコンテンツを含むかどうか判断するために解析されてもよい。
別の態様によれば、マイニングされたデータパケットを処理するためのコンピュータ実行可能コンポーネントを有するコンピュータ読取り可能媒体が提供される。コンピュータ読取り可能媒体は、1つまたは複数のマイニングプロファイルに関連する会話のデータパケットを識別するように構成された、マイニング済みデータパケット管理コンポーネントを含む。マイニング済みデータパケット、またはそのコンテンツを変更すべきかどうか、またそうである場合は、それをどのように修正すべきか判断するマイニング済みデータパケット変更コンポーネントも含まれてもよい。さらに、マイニング済みデータパケットの処理を実施するように構成されたマイニング済みデータパケット処理コンポーネントも含まれる。
別の態様によれば、デジタル音声会話のコンテンツに関連する追加情報を提供する方法が提供される。この方法は、マイニングプロファイルに関連するコンテンツを識別するために会話のデータパケットを処理するステップと、識別されたコンテンツに関する情報を取得するステップとを含む。たとえば、識別されたコンテンツが「靴」に関する場合、この方法は、靴についての販売情報を取得し、その情報をリアルタイムで、または後の時点で提供してもよい。
本発明の上記態様、および付随する利点の多くは、以下の詳細な説明を参照することによってそれがよりよく理解されるように、添付の図面と併せて考慮すれば、より容易に理解されよう。
一般に述べると、本発明は、ボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)会話など、デジタル音声会話に含まれたコンテンツの識別、抽出およびさらなる使用に関する。より具体的には、本発明は、会話から、および/または会話に関連する情報からのデータの「マイニング」に関する。本明細書では、「マイニング」または「マイニングサービス」は、関心のあるデータ(会話および/またはコンテキスト)を識別するために会話を処理することである。マイニングは、会話中に、データが交換されている間、そのデータに対して実施されてもよい。あるいは、マイニングは、履歴または格納データに対して実施されてもよい(こうしたデータは、過去に生じた、現在生じている、または将来生じるイベントまたはアクションに関し得る)。本明細書で「マイニング済みデータ」と呼ばれる識別されたデータは、他のサービスまたはアプリケーションによって使用されること、格納されること、転送されること、会話から抽出されること、置き換えられること、追加のデータで補足されることなどが可能である。マイニングと同様に、マイニング済みのデータの処理は、会話の間、リアルタイムに行われてもよい。あるいは、またはそれに加えて、マイニング済みのデータは、格納され、後処理されてもよい。
データのマイニングの助けとするための一技術は、インターネットプロトコル(IP)ネットワーク環境内で会話チャネルを介してコンテキスト情報を表すための「構造化階層」によって定義されたクラスおよび属性を使用することによる。本明細書では「構造化階層」は、2つ以上のVoIP装置間で交換されるコンテキスト情報を編成するための予め定義された組織構造である。たとえば、構造化階層は、XML名前空間など、様々なクラスおよび属性の階層的組織によって定義することができる。
図1を参照すると、様々な「VoIPクライアント」間でIP電話サービスを提供するためのIPテレフォニー環境100のブロック図が示されている。本明細書では「VoIPクライアント」は、個人、組織、企業などの特定の接触点、関連する1つまたは複数のVoIP装置および一意のVoIPクライアント識別子を指す。たとえば、単一の個人、関連する5つのVoIP装置、および一意のVoIPクライアント識別子がまとまって、VoIPクライアントを構成する。同様に、500の個人、および関連する1000以上のVoIP装置を含む企業をひとまとめにして、VoIPクライアントと呼ぶこともでき、そのVoIPクライアントは、一意のVoIPクライアント識別子で識別されてもよい。さらに、VoIP装置は、複数のVoIPクライアントに関連付けられてもよい。たとえば、それぞれの個人が別個のVoIPクライアントに関連付けられている3つの異なる個人が住む住居に位置する1つのコンピュータ(VoIP装置)が、3つのVoIPクライアントのそれぞれに関連付けられてもよい。装置の組合せにかかわらず、VoIPクライアントの接触点に達するために一意のVoIPクライアント識別子が、音声システム内で使用されてもよい。
一般に述べると、IPテレフォニー環境100は、インターネット、広域ネットワーク(「WAN(wide area network)」)、ローカルエリアネットワーク(「LAN(local area network)」)などのIPデータネットワーク108を含んでもよい。IPテレフォニー環境100は、VoIPクライアント124、125、134にVoIPサービスを提供するVoIPサービスプロバイダー126、132をさらに含んでもよい。VoIP通話は、音声情報、メディア情報および/またはコンテキスト情報に対応するデータパケットのストリームとして交換されてもよい。以下により詳細に論じられるように、データは、クライアント、クライアント装置、サービスプロバイダー、第三者サービス、またはその任意の組合せによって会話からマイニングされてもよい。一実施形態では、1つまたは複数の「マイニングプロファイル」が、会話内の各クライアントについて、かつ/または第三者(たとえばサービスプロバイダー)について定義されてもよい。「マイニングプロファイル」は、クライアントおよび/または第三者にとって関心のあるデータ/コンテンツのタイプ、ならびにそのデータ/コンテンツが識別されると、それをどのように処置すべきか指定する。たとえば、クライアントは、それが靴に関心があることを示すマイニングプロファイルを作成してもよい。その音声プロファイルを使用して、会話を処理し、靴に関する議論を含むデータパケットをマイニングしてもよい。次いで、マイニングされたデータパケットをさらに処理して、会話がNike(登録商標)シューズに関するものである/関するものであったと決定してもよく、Nike(登録商標)シューズに関する追加の情報(たとえばNike(登録商標)シューズの販売)が取得され、提供されてもよい。
IPテレフォニー環境100は、第三者VoIPサービスプロバイダー140を含むこともできる。VoIPサービスプロバイダー126、132、140は、到着コールフィルタリング、テキストデータ、音声およびメディアデータ統合、マイニングサービスなどの様々なコール機能、およびVoIP通話の一環としての統合データ伝送を提供してもよい。VoIPサービスプロバイダー126、132、140は、マイニングするデータを識別する助けとするために、通話内で通信するクライアントのマイニングプロファイルを生成し、維持し、提供することもできる。一代替案として、またはそれに加えて、VoIPクライアント104、124、125、136は、マイニングプロファイルを作成し、維持し、提供してもよい。
VoIPサービスプロバイダー132は、企業LAN136などの私設網に結合されて、IP電話サービス(たとえば私設網の内部のコール、私設網の外部のコールなど)およびマルチメディアサービスを、企業LAN136に通信可能に接続された複数のVoIPクライアント134に提供してもよい。同様に、VoIPサービスプロバイダー126などのVoIPサービスプロバイダーは、インターネットサービスプロバイダー(ISP(Internet service provider))122に結合されて、ISP122のクライアントへのIP電話サービスおよびVoIPサービスを提供してもよい。
一実施形態では、1つまたは複数のISP106、122は、VoIPクライアント104、124、125がインターネットを介して確立された会話チャネルを維持することができるように、VoIPクライアント104、124、125にインターネットアクセスを提供するように構成されてもよい。ISP106、122に接続されたVoIPクライアント104、124、125は、有線および/または無線通信回線を使用してもよい。さらに、それぞれのVoIPクライアント104、124、125、134は、公衆交換電話網(PSTN(Public Switch Telephone Network))112に通信可能に接続された従来アナロク電話回線サービス(POTS(Plain Old Telephone Service))115と通信することができる。PSTNゲートウェイなどのPSTNインターフェース114は、PSTNとIPデータネットワーク108の間のアクセスを提供してもよい。PSTNインターフェース114は、VoIPデータパケットをPSTNの回線交換音声トラフィックに、またその逆に変換してもよい。PSTN112は、固定電話装置116、移動体装置117などを含んでもよい。
固定電話116などの従来の装置は、そのクライアントの一意のVoIP識別子に基づいてVoIPクライアントとの接続を要求してもよく、VoIPクライアントに関連する適切なVoIP装置が、接続を確立するために使用される。一実施例では、VoIPクライアントに関連する個人は、(たとえばコールする側、時刻などに基づく接続など)様々な条件に基づいてコールを接続する際にどの装置を使用すべきか指定してもよい。
環境100内の上記構成は、例示的なものにすぎないことが理解されよう。様々なVoIPエンティティを伴う、任意の数および組合せの適切な構成は、環境100の一部であり得ることが当業者には理解されよう。たとえば、LAN136に結合されたVoIPクライアント134は、他のVoIPクライアント104、124、125、134と、VoIPサービスプロバイダー132またはISP106、122を用いて通信可能であることも、それなしで通信できることもある。さらに、ISP106、122は、そのクライアントにVoIPサービスを提供することもできる。
次に図2を参照すると、本発明の一実施形態による、複数のVoIP装置と一意のVoIP識別子とを含む例示的なVoIPクライアント200を示すブロック図が示されている。それぞれのVoIP装置202、204、206は、音声メッセージ、住所録、クライアント指定規則、音声プロファイル、マイニングプロファイルなどを維持するために使用される記憶装置を含むことができる。あるいは、またはそれに加えて、たとえばサービスプロバイダーによって維持された別個の記憶装置が、VoIPクライアントに関連付けられ、VoIPクライアントに関する情報を含む各VoIP装置によってアクセス可能であってもよい。一実施形態では、無線電話202、IP電話204、または適切なVoIPアプリケーションを備えたコンピュータ206など、任意の適切なVoIP装置が、VoIPクライアント200の一部であってもよい。VoIPクライアント200は、1つまたは複数の一意のVoIP識別子208をも維持する。一意のVoIP識別子208は、一定であっても、時間と共に変化してもよい。たとえば、一意の識別子208は、それぞれのコールによって変化してもよい。一意のVoIP識別子は、クライアントを識別し、VoIPクライアントに関連する接触点210に接続するために使用される。一意のVoIP識別子は、VoIPクライアントに含まれた各VoIP装置内に維持され、かつ/またはVoIPクライアント内に含まれた各VoIP装置との関連を含むサービスプロバイダーによって維持されてもよい。一意のVoIP識別子がサービスプロバイダーによって維持される場合では、サービスプロバイダーは、関連する各VoIP装置についての情報、および入って来る通信のためにどの装置を接続するべきかに関する知識を含んでもよい。代替の実施形態では、VoIPクライアント200は、複数のVoIP識別子を維持してもよい。この実施形態では、一意のVoIP識別子は、各コールセッションのために、VoIPクライアント200に一時的に割り当てられてもよい。
一意のVoIP識別子は、PSTNの電話番号と同様に使用されてもよい。しかし、自宅電話などの特定のPSTN装置を呼び出すために一般的な電話番号をダイヤルするのではなく、一意のVoIP識別子が、VoIPクライアントに関連する個人または企業などの接触点に達するために使用される。クライアントの構成に基づいて、適切な装置が、接触点に達するために接続される。一実施形態では、VoIPクライアント内に含まれた各VoIP装置は、ネットワーク内のそれ自体の物理アドレス、または一意の装置番号を有することもできる。たとえば、個人がパーソナルコンピュータ(VoIP装置)を使用してPOTS装置に電話をかける場合、VoIPクライアント識別番号は結局、パーソナルコンピュータのIPアドレスと併せて、PSTN内で認識可能な電話番号に変換される。
図3は、1つまたは複数のVoIPクライアントに関連付けられ、本発明の実施形態で使用され得るVoIP装置300のブロック図である。VoIP装置300は、一例として述べられていることに留意されたい。様々な他の構成要素を伴う任意の適切な装置が、本発明の実施形態で使用され得ることが理解されよう。VoIPサービスを利用するために、VoIP装置300は、様々なタイプのデータパケットを受信し、送信し、処理するのに適したコンポーネントを含んでもよい。たとえば、VoIP装置300は、マルチメディア入出力コンポーネント302と、ネットワークインターフェースコンポーネント304とを含んでもよい。マルチメディア入出力コンポーネント302は、マルチメディアデータ(オーディオ、ビデオなどを含む)、ユーザのバイオメトリックス、テキスト、アプリケーションファイルデータなどを入力しかつ/または出力するように構成されてもよい。マルチメディア入出力コンポーネント302は、マイクロホン、ビデオカメラ、表示画面、キーボード、ユーザバイオメトリックス認識装置など、任意の適切なユーザ入出力コンポーネントを含んでもよい。マルチメディア入出力コンポーネント302は、ネットワークインターフェースコンポーネント304を介してマルチメディアデータを送受信することもできる。ネットワークインターフェースコンポーネント304は、イーサネット(登録商標)インターフェースインターフェース、フレーム中継インターフェース、ケーブルインターフェース、DSLインターフェース、トークンリングインターフェース、無線周波数(無線インターフェース)などのインターフェースをサポートしてもよい。VoIP装置300は、読取り専用メモリ(ROM(read−only memory))装置、ランダムアクセスメモリ(RAM(random access memory))、ハードドライブ、光ドライブなど、永続かつ/または取外し可能記憶装置を含めて、ハードウェアコンポーネント306を含んでもよい。記憶装置は、オペレーティングシステムおよび/あるいは1つまたは複数のアプリケーションの動作を制御するためのプログラム命令を格納し、装置が含まれているVoIPクライアントに関連する個人に関するコンテキスト情報(たとえばマイニングプロファイル)を格納するように構成されてもよい。一実施形態では、ハードウェアコンポーネント306は、非VoIPクライアント装置がVoIP会話を送受信することを可能にするVoIPインターフェースカードを含んでもよい。
装置300は、装置300を動作させるためのソフトウェアアプリケーションコンポーネント310と、様々なVoIPサービスをサポートするためのVoIPサービスアプリケーションコンポーネント308とをさらに含んでもよい。VoIPサービスアプリケーションコンポーネント308は、データパケットのアセンブラ/逆アセンブラアプリケーション、構造化階層解析アプリケーション、オーディオコーダ/デコーダ(CODEC)、ビデオCODEC、およびVoIPサービスの提供に適した他のアプリケーションなど、アプリケーションを含んでもよい。ソフトウェアアプリケーションコンポーネント300は、会話からデータをマイニングするために1つまたは複数のマイニングプロファイルを使用するマイニングコンポーネントを含むこともできる。クライアントは、2つ以上のマイニングプロファイルを維持し使用してもよい。たとえば、マイニングする様々なタイプのコンテンツを識別する様々なマイニングプロファイルが、個人、ビジネス、家族、友達について確立され、会話に基づいて選択され、使用されてもよい。マイニングコンポーネントは、会話からデータをマイニングするために、それだけに限らないが、音声認識、キーワード探索、画像認識、音声認識、コンテキストデータ探索、および/またはパケット解析などの技術を使用してもよい。
図4Aを参照すると、本発明の一実施形態による、会話チャネルを介した2つの異なるVoIPクライアントのVoIP装置間の会話フロー400を例示するブロック図が示されている。本明細書に示された実施例は2つのVoIPクライアント間の通信に焦点を当てているが、会話は、任意の数のVoIPクライアント間で行われ得ることが理解されよう。接続設定段階で、第1のVoIPクライアント406のVoIP装置が、第2のVoIPクライアント408との会話チャネルを開始することを要求する。例示的な一実施形態では、第1のクライアント406のVoIPサービスプロバイダー402(プロバイダー1)が、会話チャネル開始の要求を受信し、第2のVoIPクライアント406のVoIPサービスプロバイダー406(プロバイダー2)に要求を転送する。
この実施例は2つのVoIPサービスプロバイダー、および2つのVoIPクライアントを使用しているが、任意の数および組合せのVoIPクライアントおよび/またはサービスプロバイダーが、本発明の実施形態で使用されてもよい。たとえば、接続を確立する際に、1つのサービスプロバイダーだけが使用されてもよい。別の実施例では、VoIP装置間の通信は、公設および私設回線を使用して直接に行われてもよく、それによって、VoIPサービスプロバイダーの必要がなくなる。ピアツーピアのコンテキストでは、VoIP装置間の通信は、サービスプロバイダーを関与させずに直接的に行うこともできる。
VoIPクライアント、VoIP装置、および/またはVoIPサービスプロバイダー間で情報を交換する際に使用するために選択され得る様々なプロトコルがある。たとえば、セッション開始プロトコル(SIP(Session Initiation Protocol))が信号プロトコルに選択される場合、セッション制御情報およびメッセージは、SIPシグナリング経路/チャネルを介して交換され、メディアストリームは、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP(Real−Time Transport Protocol))経路/チャネルを介して交換される。議論のため、本明細書では通信チャネルは一般に、任意のタイプのデータまたは信号交換経路/チャネルを指す。したがって、接続設定段階および接続終了段階は、プロトコルに応じて、会話フロー400内に追加のステップを必要とし得ることが理解されよう。
説明を簡単にするために、第1のVoIPクライアント406と第2のVoIPクライアント408の両方がそれぞれ、1つのVoIP装置だけを含む実施例を用いる。したがって、本明細書に示された議論では、2つのVoIP装置の接続に言及する。第1のVoIPクライアント406の装置を使用する個人は、コールされるクライアントの一意のVoIP識別子を選択または入力してもよい。マイニングが第1のクライアント装置によって行われる場合、適切なマイニングプロファイルが選択されてもよい。マイニングプロファイルは、個人によって手作業で選択されてもよい。あるいは、マイニングプロファイルは、たとえば、使用されている装置、コールされているクライアント、コールが行われている位置、時刻などに基づいて、自動的に選択されてもよい。
プロバイダー1(402)は、第1のVoIPクライアント408の装置から要求を受信し、要求に含まれた一意のVoIP識別子に基づいて、終端のサービスプロバイダー(たとえば第2のVoIPクライアン408のプロバイダー2(404))を決定する。さらに、プロバイダー1(402)がデータをマイニングする場合、適切なマイニングプロファイルが、上記で論じられた技術のいずれかを使用して選択される。次いで、要求は、プロバイダー2(404)に転送される。このコール開始は、第2のVoIPクライアントの装置に転送される。次いで、第1のVoIPクライアント406の装置と第2のVoIPクライアント408の装置の間の会話チャネルが確立され得る。プロバイダー2(404)、または第2のVoIPクライアントのいずれか、または両方がデータをマイニングする場合、第2のクライアントに適したマイニングプロファイルが、会話のために識別されてもよい。
例示的な一実施形態では、第1のVoIPクライアント406と第2のVoIPクライアント408の装置がデータパケットを交換し始める前に、コンテキスト情報が交換されてもよい。以下でより詳細に論じられるように、コンテキスト情報は、会話に関連する予め定義された構造に従ってパケット化されてもよい。第1のVoIPクライアント406に関連する任意の装置、第1のVoIPクライアント406のサービスプロバイダー、または異なる装置/サービスプロバイダーが、コンテキスト情報のコンテンツに基づいて構造を決定してもよい。一実施形態では、交換されたコンテキスト情報は、コールしているVoIPクライアント406、装置、コールされているVoIPクライアント408、および任意選択で第三者サービスに関する情報を含んでもよい。
使用可能なメディアタイプ、コールしているクライアント、およびコールされているクライアントの規則、コールしているクライアント、およびコールされているクライアントの適切なマイニングプロファイルなども、接続設定段階に交換されるコンテキスト情報の一部であり得る。コンテキスト情報は、コンテキスト情報の性質に応じて、第1のVoIPクライアント406の装置のうちの1つ、第2のVoIPクライアント装置408の装置のうちの1つ、および/またはVoIPサービスプロバイダー(たとえばプロバイダー1(402)およびプロバイダー2(404))によって処理され収集されてもよい。一実施形態では、VoIPサービスプロバイダー402、404は、コンテキスト情報を送信する前に、クライアントのコンテキスト情報に対して何らかの情報を追加し、かつ/または削除してもよい。
会話チャネル開始の要求に応答して、第2のVoIPクライアント408は、会話チャネルの確立の要求を受け入れることも、プロバイダー2(404)を介して要求を拒否するなどの他の適切なアクションを実行することもある。適切なアクションは、取得されたコンテキスト情報に基づいて決定されてもよい。会話チャネルが確立されるとき、第1のVoIPクライアント406の装置および第2のVoIPクライアント408の装置は、データパケットを交換するとによって互いに通信し始める。より詳しく述べるように、会話データパケットおよびコンテキストデータパケットを含むデータパケットは、接続された装置間で、確立された会話チャネルを介して通信される。交換されたデータパケットのうちの一部またはすべてが、マイニングプロファイル要件に一致するデータを求めてマイニングされてもよい。
会話データパケットは、会話に関するデータ、たとえば音声データパケットまたはマルチメディアデータパケットを運ぶ。コンテキストデータパケットは、会話データ以外のデータに関する情報を運ぶ。会話チャネルが確立されると、第1のVoIPクライアント406または第2のVoIPクライアント408のいずれかが、会話チャネルの終了を要求することができる。終了後、一部のコンテキスト情報が、第1のVoIPクライアント406と第2のVoIPクライアント408の間で交換されてもよい。
図4Bは、本発明の一実施形態による複数のサービスプロバイダーを介した2つのVoIPクライアントの装置間の会話フロー400を例示するブロック図である。図4Aと同様に、ここで述べる実施形態は、各クライアントが、それに関連付けられた1つの装置だけを有し、その2つの装置間で接続が行われるシナリオを使用する。接続設定段階で、第1のVoIPクライアント406の装置は、第2のVoIPクライアント408との通信のために会話チャネルを開始することを要求する。例示的な一実施形態では、第1のVoIPクライアント406のVoIPサービスプロバイダー402(プロバイダー1)は、会話チャネル開始の要求を受信し、第2のVoIPクライアント408のVoIPサービスプロバイダー404(プロバイダー2)に要求を転送する。図4Aに関して上述した実施例と同様に、第1のVoIPクライアント406、プロバイダー1(402)、プロバイダー2(404)、および/または第2のVoIPクライアント408のうちのいずれかまたは複数が、会話からデータをマイニングするために指定されてもよい。したがって、装置は、他の装置との会話に適したマイニングプロファイルを識別し、任意選択で交換してもよい。
第1のVoIPクライアント406の装置および第2のVoIPクライアント408の装置が音声データパケットを交換し始める前に、第1のVoIPクライアント406と第2のVoIPクライアント408の間でコンテキスト情報が交換されてもよい。コンテキスト情報は、第1のVoIPクライアント406によって定義された、構造化された組織を使用して交換されてもよい。一実施形態では、プロバイダー1(402)は、プロバイダー1(402)が第1のVoIPクライアント406から得たいと望む特定のコンテキスト情報を識別してもよい。第1のVoIPクライアント406は、コンテキスト情報のコンテンツに基づいて対応する構造を指定してもよい。情報および追加のコンテキスト情報を交換するための構造の識別は、プロバイダー2(404)およびプロバイダー1(402)を介して第2のVoIPクライアント408に送信されてもよい。
コンテキスト情報は、コンテキスト情報の性質に応じて、第1のVoIPクライアントの装置、第2のVoIPクライアントの装置、および/またはVoIPサービスプロバイダー(たとえばプロバイダー1またプロバイダー2)で処理され収集されてもよい。たとえば、マイニングプロファイルは、サービスプロバイダー402、404によって選択され受信され、一時的にだけ装置に提供されてもよい。さらに、第三者サービスプロバイダー410および412は、会話からデータをマイニングする際に使用するためにマイニングプロファイルを維持することもできる。たとえば、第1のVoIPクライアントは、第三者プロバイダーが特定のコンテンツについてすべての会話をマイニングすることを要求していることがある。同様に、サービスプロバイダー410および412は、第1のVoIPクライアントがそこからコールしている企業、または第2のVoIPクライアント408が位置する企業であり得る。企業は、その企業の企業秘密に関する特定のキーワードを求めて会話をマイニングするために使用される必須のマイニングプロファイルを有してもよい。それらのキーワードを含む会話を識別すると、マイニングされたデータは、後の使用に備えて保存されてもよく、他の処理(たとえば会話終了、継続前のさらなる認証/許可設定の要求など)が実施されてもよい。一実施形態では、プロバイダー1(402)、プロバイダー2(404)、第三者サービスプロバイダー410、412のいずれかが、他のサービスプロバイダーを含めて次のVoIP装置にコンテキスト情報を転送する前に、コンテキスト情報を追加し、修正しかつ/または削除してもよい。
会話チャネル開始要求に応答して、第2のVoIPクライアント408は、会話チャネル確立の要求を受け入れることも、プロバイダー2(404)を介して要求を拒否することもある。会話チャネルが確立されている場合、第1のVoIPクライアント406および第2のVoIPクライアント408の装置は、上記に論じされたようにデータパケットを交換することによって互いに通信し始める。一実施形態では、コンテキストおよび/または会話データパケットが、プロバイダー1(402)、プロバイダー2(404)から、あるいはいずれかのVoIPクライアント406、408から、第三者サービスプロバイダー410、412に転送されてもよい。さらに、転送されたコンテキストおよび/または会話データパケットは、様々な第三者サービスプロバイダー410、412間で交換されてもよい。VoIPクライアント406、408、サービスプロバイダー402、404、または第三者サービスプロバイダー410、412のうちのいずれかが、選択されたマイニングプロファイルに基づいて、コンテキストおよび/または会話データパケットをマイニングしてもよい。
図5は、本発明は一実施形態による、通信(会話)チャネル上で使用されるデータパケット構造500のブロック図である。データパケット構造500は、会話データ(たとえば音声、マルチメディアデータなど)、またはコンテキストデータ(たとえばVoIPサービスに関する情報など)を運ぶために使用するのに適したIPデータパケットのデータパケット構造であり得る。しかし、他の任意の適切なデータ構造が、会話データまたはコンテキストデータを運ぶために使用され得る。データパケット構造500は、ヘッダー502とペイロード504とを含む。ヘッダー502は、対応するデータパケットを宛先へ送達するのに必要な情報を含むことができる。加えて、ヘッダー502は、会話のプロセスで使用される情報を含んでもよい。こうした情報は、会話(たとえばコール)を識別する会話ID506、コールされているクライアントの一意のVoIP識別子などの宛先ID508、ソースID510(コールする側のクライアントの一意のVoIP識別子または装置識別子)、ペイロードのタイプ(たとえば会話またはコンテキスト)を識別するペイロードID512、ペイロードが、マイニングする価値のあるコンテンツを含み得ることを識別するマイニングID、会話データが関連する個人を識別する個人ID(図示せず)などを含んでもよい。一代替実施形態では、ヘッダー502は、特に挙げると、インターネットプロトコルバージョンおよびペイロード長に関する情報を含んでもよい。ペイロード504は、識別された会話に関する会話またはコンテキストデータを含んでもよい。当業者によって理解されるように、TCPヘッダー、UDPヘッダーなど、追加のヘッダーが、上位層ヘッダーに使用されてもよい。
本発明の一実施形態では、VoIP会話チャネルを介してコンテキスト情報を通信するために、構造化階層が予め定義されてもよい。コンテキスト情報は、VoIPクライアント、VoIPクライアント装置、会話チャネル接続(たとえば基本要素のコール)、会話コンテキス(たとえばコンテキストのコール)などに関する任意の情報を含んでもよい。より具体的には、コンテキスト情報は、個々のクライアントのマイニングプロファイルまたはマイニングプロファイル識別子、クライアント規則、クライアントの位置(たとえばユーザ位置、装置位置など)、バイオメトリック情報、クライアント機密情報、VoIPクライアント装置の機能性、VoIPサービスプロバイダー情報、メディアタイプ、メディアパラメータ、コール番号優先度、キーワード、アプリケーションファイルに関する情報などを含んでもよい。コンテキスト情報は、コンテキストデータの性質に応じて、各VoIPクライアントおよび/またはVoIPサービスプロバイダーで処理され収集されてもよい。
一態様では、VoIPサービスプロバイダーは、コンテキスト情報を転送する前に、VoIPクライアントのコンテキストデータを追加し、修正しかつ/または削除してもよい。たとえば、クライアントの機密情報は、クライアントがこうした情報の送信を許可しない限り、そのクライアントに関連するVoIPサービスプロバイダーによって削除されてもよい。一部の場合では、最小量のコンテキスト情報が、イントラネット網の外部に送信される。さらに、下記に論じられるように、オフィスなどの一部のイントラネット網は、潜在的なマイニングのため、会話から何がマイニングされ得るか、および会話に何が含まれ得るか示すマイニングプロファイル規則を実施してもよい。
図6を参照すると、本発明の一実施形態による、コンテキスト情報を転送するための2つのVoIPクライアント間の対話を示すブロック図600が示されている。図4Aおよび4Bと同様に、ここで述べられる実施例は、各クライアントが、それに関連する1つの装置だけを有し、その2つの装置間で接続が行われるシナリオを使用している。一実施形態では、VoIPクライアント606とVoIPクライアント608の装置が、VoIP会話チャネルを確立している。VoIPクライアント606によって特定のコンテキスト情報を運ぶためにどの構造化階層が使用されるか識別してもよい。識別された構造化階層に関する情報は、コンテキスト情報を運ぶためにどの構造化階層が使用されるか、構造化階層をどのように識別するかなどについての情報を含んでもよい。こうした情報は、対応するコンテキスト情報が交換される前に、VoIPクライアント606とVoIPクライアント608の間で交換される。コンテキスト情報を運ぶためにどの構造化階層が使用されるかについての情報を受信すると、VoIPクライアント608は、識別された構造化階層を選択するために、予め定義された構造化階層(たとえばXML名前空間など)を調べる。一実施形態では、予め定義された構造化階層は、VoIPクライアント群からアクセス可能な集中位置にグローバルに格納し管理することができる。この実施形態では、集中位置のユニフォームリソース識別子(URI(Uniform Resource Identifier))アドレスが、VoIPクライアント606からVoIPクライアント608に送信されてもよい。
別の実施形態では、それぞれのVoIPクライアントは、予め定義された1組の構造化階層を、いずれかの装置のローカル記憶装置、またはすべての装置が共有することができる専用ローカル記憶装置内に格納させてもよい。予め定義された構造化階層は、コンテキスト情報が交換される前に、VoIPクライアント間で宣言され同意されてもよい。このようにして、コンテキストデータパケットの構造を提供する必要をなくすことができ、したがって、コンテキストデータに対応する送信データパケットの量が減少される。さらに、予め定義された構造化階層を使用することによって、データパケットは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアから独立したやり方で送信することができる。さらに、予め定義された構造化階層を使用すると、潜在的に関連する情報の位置が知られているので、データを効率的にマイニングする能力が向上する。
識別された階層化構造を取り出すと、VoIPクライアント608は、データストリームに対応するデータパケットが、識別された階層化構造に従って定義されるように、データストリームの受信を待っている。VoIPクライアント606は、識別された構造化階層に従って表されたコンテキスト情報を送信し始めることができる。一実施形態では、VoIPクライアント608は、コンテキスト情報に関するデータ結合プロセスを開始する。たとえば、識別された構造化階層のインスタンスが、受信されたコンテキスト情報を用いて構成されてもよい。
図7を参照すると、ブロック図700が、本発明の一実施形態による、会話チャネルを確立し、会話からデータをマイニングする際に使用するマイニングプロファイルを選択するための2つのVoIPクライアント間の対話を示している。一実施形態では、VoIPクライアント606は、VoIPクライアント608との接続を要求すると、会話の間に使用するマイニングプロファイルを選択することができる。たとえば、VoIPクライアント608が個人的な友達である場合、VoIPクライアント606は、2人の友達間で関心のある共通アイテムに関するデータをマイニングするために作成されたマイニングプロファイルを選択してもよい。接続要求および会話チャネル設定の一環として、VoIPクライアント606は、プロバイダー1(602)およびプロバイダー2(604)を介して、選択されたマイニングプロファイルをVoIPクライアント608に提供してもよい。あるいは、クライアントが以前にマイニングプロファイルを交換している場合、VoIPクライアント606は単に、マイニングプロファイル識別子を送ることにより、選択されたマイニングプロファイルを識別してもよい。同様に、VoIPクライアント608は、コールの確立の間、あるいはコールの間の任意のときに、会話中のデータマイニングのためにVoIPクライアントによって選択されたマイニングプロファイルのマイニングプロファイル(またはその識別子)をプロバイダー604、602およびVoIPクライアント606に提供してもよい。
下記に論じられるように、会話が完了した後、当事者の一方または両方がデータのさらなる後処理を実施することを望むことがあるので、マイニングプロファイルが交換されてもよい。当事者は、実施されてもよい後処理のタイプおよび範囲に関して制限を有することがある。これらの制限は、交換されたマイニングプロファイルに含まれ、後処理に備えて格納されるデータパケットに適用されてもよい。代替実施形態では、マイニングプロファイルは、維持され、プロバイダー1(602)とプロバイダー2(604)の間で交換されてもよく、そのデータは、プロバイダー602および604によってマイニングされ、かつ/または以降の後処理に備えて格納されてもよい。さらに、後処理が実施されない場合、マイニングプロファイルは、交換されなくてもよい。マイニングプロファイルは、会話の任意の時点で、選択され、使用され、交換されてもよい。さらに、マイニングプロファイルは、会話の間に変更され、交換されまたは削除されてもよい。一実施形態では、会話中にマイニングプロファイルを変更しまたは置き換える前に、会話に参加する個人による同意が必要とされ得る。
会話チャネルを確立すると、会話の間、VoIPクライアント606、608および/またはプロバイダー602、604は、マイニングプロファイルに関連するコンテンツを求めて、交換された会話およびコンテキストデータパケットをマイニングしてもよい。たとえば、マイニングプロファイルのうちの1つが、「ゴルフ」に言及する会話がマイニングされることを指定し、VoIPクライアント608を使用する個人が、この日曜日の午後1:00にPebble Beachでゴルフをする予定であり、VoIPクライアント606を使用する個人にそれに参加するように促していると述べる場合、そのデジタル音声会話からのデータパケットがマイニングされ、さらに処理されてもよい。たとえば、マイニングプロファイルに従ってデータパケットをマイニングした装置は、カリフォルニア州Pebble Beachの午後1:00の天気予報を取得し、会話中にVoIPクライアントの1つまたは複数にその情報を提供してもよい。同様に、別のマイニングプロファイルが、カレンダーアイテムを識別するために定義されてもよい。日曜日の午後1:00にゴルフをする要求に言及する同じデータパケットがマイニングされてもよく、カレンダープログラムがアクティブ化されてもよい。次いで、VoIPクライアントには、Pebble Beachでのゴルフのために日曜日の午後1:00についてのカレンダー要求が提示されてもよく、それによって、VoIPクライアントは、要求を受け入れ、修正しまたは拒否し、カレンダーにそれを入れてもらうことができる。
VoIPクライアント606、608および/またはプロバイダー602、604が会話のデータパケットをマイニングするのに加えて、クライアントの1つまたは両方が、第三者プロバイダー(図示せず)が会話からデータパケットをマイニングすることを要求し、またはそれを許可することに合意していることがある。たとえば、クライアントのうちの1つが、ゴルフ店が会話からデータパケットをマイニングすることの許可に合意している場合、データパケットの同じサンプルが、第三者によってマイニングされ、それに応答して、ゴルフウェアまたは用品の広告が、コールの間および/または後にクライアントに提供されてもよい。会話の特定の部分をマイニングする能力により、的が絞られた広告が提供され得る。たとえば、ゴルフ店は、カリフォルニア州Pebble Beachの日曜日午後1:00の天気検索を実施し、その時間の間、雨が降る可能性が高いと決定してもよい。その結果、クライアントに提供される広告は、雨具についての情報を含んでいてもよい。
複数のマイニングプロファイルが会話に適用されてもよく、データパケットがマイニングされ、リアルタイムに処理されてもよく、会話の間、処理の結果がクライアントに提供される。マイニングプロファイル内に規則も置かれ、それによって、マイニングされてもよいデータの量および/またはタイプを修正してもよい。さらに、データパケットは、後の時点でマイニングされ処理されてもよい(後処理)。
上記に論じられたように、マイニングプロファイルの交換に加えて、送信されるデータの構造を指定することによってデータパケットの効率的なマイニングに役立つ構造化階層が、会話中に使用するために指定されてもよい。VoIPクライアント606は、予め定義された構造化階層のセットへの追加のクラスおよび/または属性を定義することもできる。たとえば、VoIPクライアント606は、特定のコンテキスト情報について、追加の属性およびクラスを伴う構造化階層を識別してもよい。VoIPクライアント606は、識別された階層、ならびにその追加の属性およびクラスに対応する情報をプロバイダー1(602)に送信する。プロバイダー1(602)は、識別された構造化階層、ならびにその追加の属性およびクラスに対応する情報をプロバイダー2(604)に転送する。VoIPクライアント608は、プロバイダー2(604)から、識別された構造化階層、ならびにその追加の属性およびクラスに関する情報を受信する。あるいは、プロバイダー1(602)は、VoIPクライアント608にこうした情報を転送する。VoIPクライアント608は、追加の属性およびクラス情報に基づいて、ローカルに格納された構造化階層を更新する。その結果、識別された構造化階層は、VoIPクライアント606およびVoIPクライアント608上で拡張される。VoIPクライアント606は、拡張された構造化階層に従って表されたコンテキスト情報をプロバイダー1(602)に送信し始め、このプロバイダー1(602)は返しとして、受信されたコンテキスト情報をプロバイダー2(604)に送る。一実施形態では、プロバイダー2(604)からコンテキスト情報を受信すると、VoIPクライアント608は、受信されたコンテキスト情報の拡張された構造化階層のインスタンスを構成することによって、受信されたコンテキスト情報を処理する。
一実施形態では、構造化階層は、拡張可能マークアップ言語(XML(Extensible Markup Language))によって定義されてもよい。しかし、構造化階層は、拡張可能な構造化階層を実装し維持するのに適した任意の言語で定義できることを理解されたい。一般に述べると、XMLは、クロスプラットフォームの、ソフトウェアおよびハードウェアから独立した情報送信ツールとしてよく知られている。さらに、XMLは、そのデータを、階層構造化されたノードツリーとして維持し、それぞれのノードは、記述属性を含み得るタグを含む。一般に、名前空間に一意の名前を付けるために、XML名前空間が提供される。一部の場合では、名前空間は、名前空間に関するデフォルト情報を含む集中位置を指すポインタとして使用されてもよい。
特定の一実施形態では、VoIPクライアント606は、送信要素の開始タグにXML名前空間属性を置くことによって、コンテキスト情報用のXML名前空間を識別する。VoIPクライアント608がXML名前空間情報を受信した後、VoIPクライアント606は、識別されたXML名前空間に従って定義された1組のコンテキストデータパケットをVoIPクライアント608に送信する。要素の開始タグ内に名前空間が定義される場合、同じ接頭辞を伴うすべての子要素が、同じ名前空間に関連付けられる。したがって、VoIPクライアント608およびVoIPクライアント606は、すべての子要素に接頭辞を含めることなしにコンテキスト情報を送信し、それによって、コンテキスト情報のために送信されるデータパケット量を減少させることができる。理解されるように、構造化階層を識別するための任意の技術が、本発明の実施形態で使用されてもよい。開始タグによるXML名前空間の識別の実施例は、一例として示されるものにすぎず、限定的と見なすべきでない。
図8〜12を参照すると、VoIPコンテキスト情報に対応する構造化階層の様々なクラスおよび属性を例示するブロック図が示されている。上記に言及されたように、構造化階層は、2つ以上のVoIP装置間で交換されるコンテキスト情報を編成するための予め定義された組織構造である。構造化階層は、様々なクラスおよび属性を再定義することによって定義し、更新し、かつ/または修正することができる。様々なVoIPエンティティ(たとえばクライアント、サービスプロバイダーなど)の間で交換されるVoIPコンテキスト情報は、VoIP名前空間800に対応し得る。一実施形態では、VoIP名前空間800は、階層構造化されたノードツリーとして表され、各ノードは、VoIPコンテキスト情報の部分集合に対応するサブクラスに対応する。たとえば、VoIP名前空間800は、基本要素クラスのコール802、コンテキストクラスのコール810、装置タイプクラス820、VoIPクライアントクラス830などを含む階層的構造化ツリーとして定義されてもよい。
図9を参照すると、基本要素クラスのコール802のブロック図が示されている。例示的な一実施形態では、基本要素クラスのコール802は、会話チャネル接続(たとえばPSTNコール接続、VoIPコール接続など)に関するVoIPコンテキスト情報の部分集合に対応し得る。会話チャネル接続に関するVoIPコンテキスト情報の部分集合は、発信番号(たとえばコールする側のVoIP ID番号)、宛先番号(たとえば、コールされる側のVoIP ID番号または電話番号)、コール接続時間、VoIPサービスプロバイダー関連情報、および/またはIPアドレス、MACアドレス、名前空間情報などのISP関連情報を含んでもよい。さらに、会話チャネル接続に関するコンテキスト情報は、(宛先番号の優先度レベルを定義する)コール優先度情報、コールタイプ情報などを含んでもよい。コールタイプ情報は、緊急連絡、放送通信、コンピュータ間通信、コンピュータ−POTS装置通信などのために会話チャネルが確立されるかどうか示してもよい。一実施形態では、会話チャネル接続に関するコンテキスト情報は、感情、音(たとえば「ああ」、「おっと」、「うわーっ」など)、および表情をグラフィックシンボルで表す、予め定義された識別子を含んでもよい。一実施形態では、基本要素クラスのコール802は、VoIP名前空間800のサブツリー構造として定義されてもよく、このサブツリー構造は、コール優先度803、名前空間情報804、コールタイプ805、宛先番号806、サービスプロバイダー807、予め定義された識別子808などのノードを含む。
図10を参照すると、コンテキストクラスのコール810のブロック図が示されている。一実施形態では、会話コンテキストに関するVoIPコンテキスト情報の部分集合は、コンテキストクラスのコール810に対応してもよい。会話コンテキストに関するコンテキスト情報は、数ある中で特に挙げると、クライアントによって提供されたキーワード、文書ファイルデータから識別されたキーワード、会話データパケットから識別されたキーワード(たとえば会話キーワード)、文書のファイル名および/または会話の一環として交換されたマルチメディアファイル、ゲーム関連情報(ゲームタイプ、特定のゲーム内の仮想近接性)、使用頻度(特定のファイル、特定の主題および特定のクライアントに関するコールの頻度および継続時間を含む)、ならびにファイル識別(ケース番号、案件番号、および会話に関する類似物など)などの情報を含んでもよい。例示的な一実施形態によれば、コンテキストクラスのコール810は、ファイル識別812、クライアント提供キーワード813、会話キーワード814、使用頻度815、会話主題816などに対応するノードを含む、VoIP名前空間800のサブツリー構造として定義されてもよい。
図11を参照すると、装置タイプクラス820のブロック図が示されている。一実施形態では、装置タイプクラス820は、会話チャネル接続に使用されるVoIPクライアント装置に関するVoIPコンテキスト情報の部分集合に対応し得る。VoIPクライアント装置に関するVoIPコンテキスト情報の部分集合は、VoIPクライアント装置によって生成されたオーディオデータの処理に必要であり得るオーディオ関連情報を含んでもよい。オーディオ関連情報は、サンプリングレート、マシンタイプ、出力/入力タイプ、マイクロホン、デジタル信号処理(DSP(Digital Signal Processing))カード情報など、装置のオーディオ機能性および能力に関連する情報を含んでもよい。VoIPクライアント装置に関するVoIPコンテキスト情報の部分集合は、VoIPクライアント装置によって生成されたビデオデータの処理に必要であり得るビデオ関連情報を含んでもよい。ビデオ関連情報は、解像度、リフレッシュ、ビデオデータのタイプおよびサイズ、グラフィックカード情報などを含んでもよい。さらに、システム非互換性が決定される場合、それぞれ異なるタイプのシステム間の通信を可能にするために交換されている情報を再構成するために、変換層が追加されてもよい。VoIPクライアント装置に関するコンテキスト情報は、あるタイプのコンピュータシステム、プロセッサ情報、ネットワーク帯域幅、無線/有線接続、コンピュータシステムの移植性、コンピュータシステムの処理設定など、装置特有の他の情報をさらに含んでもよい。例示的な一実施形態では、装置タイプクラス820は、オーディオ822、ビデオ824、装置特有のもの826などに対応するノードを含む、VoIP名前空間800のサブツリー構造として定義されてもよい。
図12を参照すると、VoIPクライアントクラス830のブロック図が示されている。例示的な一実施形態によれば、VoIPクライアントクラス830は、VoIPクライアントに関するコンテキスト情報の部分集合に対応してもよい。一実施形態では、VoIPクライアントに関するVoIPコンテキスト情報の部分集合は、音声プロファイル情報(たとえば、個人ユーザの音調および音声の特性を指定する情報の集合)、デジタル署名情報、バイオメトリック情報、およびマイニングプロファイル情報(たとえば会話のマイニングに使用される主プロファイルまたは1組のマイニングプロファイルを識別する)を含んでもよい。マイニングプロファイルは、マイニングするコンテンツのタイプ(マイニング要件)、データパケットをどのようにマイニングするか(たとえば音声認識、キーワード検索など)、データパケットをいつマイニングするか(リアルタイム、または格納し、後にマイニングする)、マイニングされたデータパケットで行われる処理(たとえばジャーナル更新、タスク生成、関連情報の取出し、広告生成など)、処理をいつ行うか(リアルタイムまたは後に)、ならびに会話からのマイニングが許されるコンテンツのタイプに関する情報を含んでもよい。
バイオメトリック情報は、生体認証、ユーザのストレスレベル、ユーザの気分などに関連するユーザ識別情報(たとえば指紋)を含むことができる。さらに、VoIPクライアントに関するVoIPコンテキスト情報の部分集合は、位置情報(クライアント定義位置、VoIP定義位置、GPS/三角法による位置、および個人ユーザの論理/仮想位置を含む)、割り当てられた電話番号、ユーザ連絡先情報(名前、住所、会社など)、クライアントによって定義された規則、ユーザの嗜好、デジタル権利管理(DRM(digital rights management))、組織内の個人ユーザのメンバーランク、メンバーランクに関連する優先度などを含んでもよい。電話会議のクライアントに優先度を割り当てるために、メンバーランクに関連する優先度が使用されてもよい。一実施形態では、VoIPクライアントクラス830は、VoIP名前空間800のサブツリー構造として定義されてもよく、このサブツリー構造は、ユーザバイオメトリックス831、位置832、クライアント規則833、ユーザ識別834、メンバー優先度835、ユーザ嗜好836、マイニングプロファイル識別837などに対応するノードを含む。
図13は、本発明の一実施形態による、デジタル音声会話からデータパケットをマイニングするマイニングルーチンのフローチャートである。マイニングルーチン1300は、ブロック1301で開始する。ブロック1303で、音声会話からのデータパケットが受信される。理解されるように、マイニングルーチン1300は、単一データパケットを使用して、またはデータパケット群を使用して実施されてもよい。判断ブロック1305で、そのデータパケットをマイニングすべきかどうか判断される。上記に論じられたように、データパケットは、データパケットのヘッダー内に、データパケットのペイロードが、マイニングする価値のあるコンテンツを含み得ることを識別するマイニング識別子513(図5)を含んでもよい。あるいは、マイニングする価値のあるコンテンツをそれが含み得ることを示す場合、データパケットを識別する任意の技術が、本発明の実施形態で使用されてもよい。たとえば、データパケットが特定のサイズのものであり、それによって、マイニングする価値のある有用なコンテンツを含み得ることを示す場合、判断ブロック1305で、データパケットは、マイニング対象に選択され得る。
判断ブロック1305で、受信されたデータパケットをマイニングすべきであると判断される場合、ブロック1307で、マイニングのためのクライアントプロファイルが決定される。上記に論じられたように、クライアントは、マイニングするコンテンツのタイプを識別する、デジタル音声会話で使用する1つまたは複数のプロファイルを作成してもよい。たとえば、クライアントは、個人的な会話で使用される個人マイニングプロファイルを作成してもよい。こうした個人マイニングプロファイルは、会話自体からマイニングするコンテンツのタイプを識別するトピックまたはカテゴリを含んでもよい。たとえば、クライアントが靴に関心がある場合、個人マイニングプロファイルは、キーワードを探索し、または音声認識を使用して、靴または靴のタイプへの参照を含む会話を識別するための識別子を含んでもよい。さらに、会話のコンテキスト情報は、上記で論じられた構造化階層、ならびにデータパケットのコンテンツまたは構造が靴への参照を含むかどうか判断するために使用されたコンテキスト情報の関連部分に従って探索されてもよい。
判断ブロック1309で、ブロック1303で受信されたデータパケットをマイニングするために使用する1つまたは複数のクライアントマイニングプロファイルが存在するかどうか判断する。ブロック1309で、1つまたは複数のクライアントマイニングプロファイルが存在すると判断される場合は、ブロック1311で、それらのプロファイルが取得される。ブロック1311で1つまたは複数のプロファイルが取得された後、あるいは判断ブロック1309でプロファイルが存在しないと判断される場合は、判断ブロック1313で、ブロック1303で受信されたデータパケットをマイニングするために使用する外部のマイニングプロファイルが存在するかどうか判断される。外部プロファイルは、たとえば、それだけに限らないが、クライアントよって生成されたプロファイル、または会話のマイニングに使用する他のプロファイルであり得る。たとえば、クライアントは、第三者に、関心のある特定のコンテンツを求めてその個人の会話をマイニングすることを要求してもよい。さらに、外部マイニングプロファイルは、それだけに限らないが、サービスプロバイダー、政府、企業などによって管理されたセキュリティプロファイルを含んでもよい。
判断ブロック1313で、受信されたデータパケットをマイニングする際に外部のマイニングプロファイルを使用すべきであると判断される場合は、ブロック1315で、それらのプロファイルが取得される。ブロック1315で外部マイニングプロファイルを取得すると、または判断ブロック1313で外部マイニングプロファイルが存在しないと判断される場合は、判断ブロック1317で、マイニングに適用するマイニング規則があるかどうか判断される。マイニング規則は、たとえば、コールがそこから生じている企業によって指定された規則であり得る。たとえば、クライアントが企業からコールを発する場合、企業は、その企業を発生元とし、またはその企業内の会話を含む会話のマイニングを許可しないマイニング規則を有してもよい。あるいは、マイニング規則は、企業などの特定の位置からコールがいつ行われてよいか指定してもよい。判断ブロック1317で、マイニング規則が存在すると判断される場合、ブロック1319で、ブロック1311およびブロック1315で取得されたマイニングプロファイルは、それらのマイニング規則に基づいて修正される。
取得されたマイニングプロファイルがブロック1319で修正された後、または判断ブロック1317でマイニング規則が存在しないと判断される場合は、ブロック1321で、ブロック1303で受信されたデータパケットが、取得されたプロファイルに基づいてマイニングされる。たとえば、マイニングプロファイルが、音声認識を使用し、キーワードを探索してデータパケット(またはデータパケット群)をマイニングすべであることを指定する場合、および関連キーワードを含むコンテンツが識別される場合、さらに処理されるべき「マイニング済みデータパケット」とマーク付けされ、または別のやり方で識別されてもよい。マイニング済みデータパケットの処理について、図14に関してさらに詳細に述べる。
会話中にデータパケットをマイニングすることに加えて、判断ブロック1323で、会話またはマイニング済みデータパケットの後処理を実施するべきかどうか判断されてもよい。判断ブロック1323で、後処理を実施すべきであると判断される場合は、判断ブロック1325で、後処理規則があるかどうか判断される。判断ブロック1325で後処理規則があると判断される場合は、ブロック1327で、それらの後処理規則が、マイニング済みデータパケットに適用される。後処理規則は、たとえば、データパケットに対してどのタイプの後処理が実施され得るかに関する規則、後処理の間、データパケットからマイニングされるコンテンツをどのように処置してもよいかなどに関する規則であり得る。しかし、判断ブロック1325で、後処理規則がないと判断される場合、またはブロック1327で後処理規則が適用された後、場合によってはブロック1319で修正された、ブロック1311およびブロック1315で取得されたプロファイルが適用され、後処理されるマイニング済みデータパケットに関連付けられる。後処理されるデータパケットは、データパケットの後処理が生じるときにプロファイルおよび規則が識別され取得され得るように、マイニングプロファイルおよび規則に関連付けられる。あるいは、マイニングプロファイルは、マイニング済みデータパケットに適用されなくてもよい。ブロック1331で、マイニング済みデータパケット、後処理規則、および任意選択で、適用されたプロファイルが、後処理に備えて保存される。ブロック1331で、後処理に備えてデータパケットおよび適切な情報が保存された後、ブロック1323で、遂行すべき後処理がないと判断される場合、または判断ブロック1305で、受信されたデータパケットをマイニングすべきでないと判断される場合は、ブロック1333によって示されるように、VoIPマイニングルーチン1300は、完了する。
図14は、本発明の一実施形態による、マイニング済みデータパケットルーチン、デジタル音声会話からマイニングされたデータパケットの処理のフローチャートである。マイニング済みデータパケットルーチン1400は、ブロック1401で開始する。ブロック1403で、デジタル音声会話からマイニングされたデータパケットが識別される。図13と同様に、マイニング済みデータパケットルーチン1400は、単一のデータパケットまたはデータパケット群に対して実施されてもよい。さらに、上記に論じられたように、マイニング済みデータパケットは、会話データまたはコンテキストデータを含んでもよい。判断ブロック1405で、マイニング済みデータパケット、またはマイニング済みデータパケットのコンテンツを変更すべきかどうか判断される。判断ブロック1405、マイニング済みデータパケット/コンテンツを変更すべきであると判断される場合は、ブロック1407で、そのマイニング済みデータパケット/コンテンツが変更される。マイニング済みデータパケットまたはコンテンツは、マイニングプロファイルに適用された規則に基づいて、かつ/または後処理規則に基づいて変更されてもよい。たとえば、規則は、企業の企業秘密情報に関するコンテンツを含むすべてのマイニング済みデータパケットを会話から取り除き、企業の役員に転送すべきであることを指定してもよい。会話からデータパケットを取り除くこと、データパケットのコンテンツを他のコンテンツで置き換えること、将来の使用に備えてデータパケットを格納すること、データパケットまたはデータパケットのコンテンツを記録することなどを含めて、任意のタイプの変更が、マイニング済みデータパケットおよび/またはそれらのパケットのコンテンツに対して実施されてもよい。
ブロック1407で、マイニング済みデータパケットまたはコンテンツが変更された後、あるいはブロック1405で、そのデータパケットまたはコンテンツを変更すべきでないと判断される場合は、ブロック1409で、マイニング済みデータパケットは、様々なやり方のいずれかで処理される。マイニング済みデータパケットは、クライアントに追加のサービスを提供する多くのやり方で処理されてもよい。たとえば、マイニング済みデータパケットからのコンテンツは、会話のレビューまたは追加情報の取得のためにクライアントによって後にアクセスされ得るダイアリー、タスクリストなどの別のアプリケーションまたはサービスに供給するために使用されてもよい。同様に、マイニング済みデータパケットからのコンテンツは、コンテンツに関連する他の情報を取得するために使用されてもよい。たとえば、靴に関連するコンテンツを含むデータパケットのマイニングの実施例に再び言及すると、コンテンツがNike(登録商標)シューズに関する会話であった場合、マイニングサービスプロバイダーは、Nike(登録商標)シューズに関する追加情報を取得してもよい。たとえば、追加情報は、Nike(登録商標)シューズの販売、Nike(登録商標)シューズ購入場所、Nike(登録商標)シューズの品質などであり得る。この情報は、クライアントによる後のレビュー提供に備えて会話と共に格納され、かつ/または会話時にクライアントに提供されてもよい。
他のアプリケーションへの供給に加えて、マイニング済みデータパケットからのコンテンツは、特定の会話の一部の宛先を変更するために使用されてもよい。たとえば、コンテンツが会話の個人的な部分に言及しており、高品質ビデオであるが、受信側装置がビデオ能力を備えていない企業装置である場合、その会話のビデオ部分は、必要な能力を備えた別のクライアント装置へと別経路で送られ、視聴され、またはその装置上で後に視聴するのに備えて格納されてもよい。さらに、ネットワークは、ロードバランシングのためにマイニング済みデータパケットを使用して、マイニング済みデータパケットによって指定された会話のコンテンツおよびサイズに基づいて経路変更し、または会話を再処理してもよい。
当業者によって理解されるように、マイニング済みデータパケットを処理し、追加のサービスをクライアントに提供するために使用され得る無数の処理技術および種類がある。したがって、本明細書に示された諸実施例は、例示するためのものにすぎず、限定的なものと解釈すべきでない。
ブロック1409でマイニング済みデータパケットが処理された後、判断ブロック1411で、処理する追加のマイニング済みデータパケットが受信されたかどうか判断される。判断ブロック1411で、処理する追加のマイニング済みデータパケットが存在すると判断される場合は、ルーチンは、ブロック1403に戻り、継続する。しかし、判断ブロック1411で、処理する追加のマイニング済みデータパケットがないと判断される場合は、ルーチン1400は、ブロック1413で完了する。
例示的な実施形態が示され述べられたが、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、その様々な変更が行われ得ることが当業者には理解されよう。
本発明の一態様による、様々なクライアント間で会話チャネルを確立するためのVoIP環境を示すブロック図である。 本発明の一態様による、VoIPクライアントに対応する様々なVoIP装置を示すブロック図である。 本発明の一態様による、VoIPクライアント装置に関連する様々なコンポーネントを示すブロック図である。 本発明の一態様による、会話チャネルを介した2つのVoIPクライアント間のデータの交換を示すブロック図である。 本発明の一態様による、会話チャネルを介した2つのVoIPクライアント間のデータの交換を示すブロック図である。 図1のVoIP環境内で確立された会話チャネル上で使用されるデータパケットのブロック図である。 本発明の一態様による、識別された構造化階層によって定義されたコンテキスト情報の転送のための2つのVoIPクライアント間の対話を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による、マイニングプロファイルを交換するための2つのVoIPクライアント間の対話を示すブロック図である。 本発明の一態様による、VoIPコンテキスト情報に対応する構造化階層の様々な属性およびクラスを示すブロック図である。 本発明の一態様による、VoIPコンテキスト情報に対応する構造化階層の様々な属性およびクラスを示すブロック図である。 本発明の一態様による、VoIPコンテキスト情報に対応する構造化階層の様々な属性およびクラスを示すブロック図である。 本発明の一態様による、VoIPコンテキスト情報に対応する構造化階層の様々な属性およびクラスを示すブロック図である。 本発明の一態様による、VoIPコンテキスト情報に対応する構造化階層の様々な属性およびクラスを示すブロック図である。 本発明の一態様による、デジタル音声会話をマイニングするマイニングルーチンのフローチャートである。 本発明の一実施形態に従ってマイニングされたデータパケットを処理するマイニング済みデータルーチンのフローチャートである。

Claims (20)

  1. デジタル音声会話からデータパケット[500]をマイニングするための方法であって、
    前記デジタル音声会話からデータパケットをマイニングする際に使用するマイニングプロファイルを選択するステップ[1315]と、
    前記デジタル音声会話のデータパケットをマイニングすべきかどうか判断するステップ[1305]と、
    前記データパケットが前記マイニングプロファイルに関連するコンテンツを含むかどうか判断するために前記デジタル音声会話の前記データパケットを処理するステップ[1321]とを備えることを特徴とする方法。
  2. 前記データパケットが前記マイニングプロファイルに関連するコンテンツを含むという判断に応答して、前記データパケットがマイニング済みデータパケットであることを示すステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記データパケットが前記マイニングプロファイルに関連するという判断に応答して、前記データパケットのコンテンツに関する追加の情報を取得するために前記データパケットをさらに処理するステップ[1400]をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. マイニング規則を決定するステップ[1317]と、
    前記マイニング規則に基づいて前記マイニングプロファイルを修正するステップ[1319]とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 後処理に備えて前記データパケットを前記マイニングプロファイルと共に格納するステップ[1331]をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 後処理規則を識別するステップ[1325]と、
    後処理に備えて前記後処理規則を前記マイニングプロファイルおよび前記データパケットと共に格納するステップ[1331]をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記マイニングプロファイルは、前記デジタル音声会話からマイニングするコンテンツのタイプを指定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記マイニングプロファイルは、前記データパケットに対して実施する処理のタイプを指定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. マイニングプロファイルを選択するステップは、複数のマイニングプロファイルを選択するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. マイニング済みデータを処理するためのコンピュータ実行可能コンポーネントを有するコンピュータ読取り可能媒体であって、
    マイニングプロファイルに関連するデータパケットを識別するマイニング済みデータパケット管理コンポーネント[1300]と、
    マイニング済みデータパケットを変更すべきかどうか判断するマイニング済みデータパケット変更コンポーネント[1405]と、
    マイニングプロファイルに関連するデータパケットの処理を実施するマイニング済みデータパケット処理コンポーネント[1409]とを備えることを特徴とするコンピュータ読取り可能媒体。
  11. 前記マイニング済みデータパケット変更コンポーネントは、マイニングプロファイルに適用された規則に基づいてデータパケットのコンテンツを変更する[1407]ことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  12. 前記規則は、サービスプロバイダー[132]によって適用されることを特徴とする請求項11に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  13. コンテンツは、デジタル音声会話から前記データパケットを取り除き、前記データパケットを格納し、前記コンテンツを置き換え、または前記データパケットを転送することによって変更されてもよいことを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  14. 前記マイニング済みデータパケット処理コンポーネントは、前記マイニング済みデータパケットのコンテンツに関連する個人にリアルタイム情報を提供することを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  15. 前記マイニング済みデータパケットの前記処理はリアルタイムで行われることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  16. マイニング済みデータパケットを後処理規則と共に格納する後処理コンポーネント[1331]をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
  17. デジタル音声会話のコンテンツに関連する追加情報を提供するための方法であって、
    マイニングプロファイルに関連するコンテンツを識別するために前記会話のデータパケットを処理するステップ[1300]と、
    前記識別されたコンテンツに関する情報を取得するステップ[1409]と、
    前記関連情報を提供するステップとを含むことを特徴とする方法。
  18. 前記処理は、第三者によって実施されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記第三者は、特定のコンテンツアイテムを求めてデジタル音声会話をマイニングするように要求されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記データパケットは、前記データパケットのヘッダーに基づく処理のために識別されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
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