JP2002033826A - 広告配信方法及び広告配信機能を備えた交換装置 - Google Patents

広告配信方法及び広告配信機能を備えた交換装置

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JP2002033826A JP2000217326A JP2000217326A JP2002033826A JP 2002033826 A JP2002033826 A JP 2002033826A JP 2000217326 A JP2000217326 A JP 2000217326A JP 2000217326 A JP2000217326 A JP 2000217326A JP 2002033826 A JP2002033826 A JP 2002033826A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字情報に頼ることなく、しかも既存の回線
交換ネットワークを利用して効果的な広告配信を行える
ようにする。 【解決手段】 広告主DS1〜DSkから配信を依頼さ
れた音声広告を広告代理店RSが移動通信網MNWに登
録すると共に、加入者MS1,MS2が広告の配信を希
望する旨を移動通信網MNWに予め登録しておく。そし
て、移動通信網MNWに備えられた留守番電話サービス
機能を利用して、その伝言メッセージの再生案内期間及
び伝言メッセージの録音案内期間に、広告配信を希望す
る加入者の携帯端末MS1,MS2及び当該加入者宛の
伝言メッセージを録音しようとする発信者に対し、上記
音声広告の中から条件に適合する広告を選択して配信す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有線公衆網や携
帯電話網等の既存の交換ネットワークシステムを利用し
て広告を音声配信するための広告配信方法と、広告配信
機能を備えた交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、利用者の通信ニーズの増大と、携
帯電話網やPHS(Personal Handyphone System)、イ
ンターネット等の通信インフラの拡充と、各種通信端末
機器の普及に伴い、通信ネットワークの利用が急速に進
んでいる。そして、最近このような通信ネットワークを
利用して、企業や各種法人がネットワーク利用者に対し
広告を配信する試みが種々検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
の広告配信方法には、例えば利用者がパーソナル・コン
ピュータや携帯情報端末等を用いてインターネット上の
ホームページ等をアクセスした際に、文字情報により広
告を配信するものが多い。このため、表示された広告を
読むか否かは利用者の判断に委ねられ、広告の宣伝効果
が低い。また、利用者にとっては興味がある広告があっ
ても逐一文字情報を読む必要があるため、面倒である。
【0004】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、文字情報に頼ることな
く、しかも既存の回線交換ネットワークを利用して効果
的な広告配信を行えるようにした広告配信方法及び広告
配信機能を備えた交換ネットワークシステムを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、以下のような手段を講じている。
【0006】(1) 広告主又はその代理店から配信を
依頼された広告を、広告配信者が留守番電話サービス機
能を有する交換ネットワークを利用して加入者の音声通
信端末に配信する広告配信方法であって、上記広告主又
はその代理店から上記広告配信者に対し音声広告の配信
を依頼すると共に、上記加入者から上記広告配信者に対
し音声広告の受信希望を送信し登録する。そして、加入
者の音声通信端末から上記留守番電話サービスセンタに
対し自己宛の伝言メッセージの再生要求が送られた場合
に、当該再生要求元の加入者が上記音声広告の配信希望
を登録しているか否かを判定し、上記再生要求元の加入
者が音声広告の配信希望を登録している場合に、上記広
告主又はその代理店から依頼された音声広告を、上記伝
言メッセージの再生案内期間に当該再生要求元の加入者
に配信するようにしたものである。
【0007】したがってこの発明によれば、例えば携帯
電話網に設けられている留守番電話サービスセンタが伝
言メッセージを再生して加入者に送信する際に、その伝
言再生案内メッセージの送出期間を利用して広告が配信
される。このため、既存の交換ネットワークシステムを
利用して簡単かつ安価に広告配信を行うことが可能とな
る。
【0008】また、広告が音声メッセージやコマーシャ
ルソング等からなる音声情報により構成され、しかもこ
の音声広告が伝言メッセージの再生に先立ち配信される
ので、広告の内容を加入者に対し効果的に伝えることが
できる。さらに、予め広告配信を希望した加入者に対し
てのみ広告が配信されるので、広告配信を希望しない加
入者に強制的に広告が配信される不具合を防止できる。
【0009】(2) 広告主又はその代理店から配信を
依頼された広告を、広告配信者が留守番電話サービス機
能を有する交換ネットワークを利用して加入者の音声通
信端末に配信する広告配信方法であって、上記広告主又
はその代理店から広告配信者に対し音声広告の配信を依
頼すると共に、加入者から広告配信者に対し音声広告の
受信希望を送信し登録する。そして、上記通信ネットワ
ークが発信元の加入者の音声通信端末を上記留守番電話
サービス機能に接続した場合に、着信先の加入者が上記
音声広告の配信希望を登録しているか否かを判定し、上
記着信先の加入者が音声広告の配信希望を登録している
場合に、上記広告主又はその代理店から依頼された音声
広告を、伝言メッセージの録音案内期間に当該発信元の
加入者に配信するようにしたものである。
【0010】したがってこの発明によれば、伝言メッセ
ージを録音する際に、留守番電話サービスセンタから発
信元の加入者に対し送出される伝言録音案内メッセージ
の送出期間を利用して広告の配信が行われる。このた
め、前記(1)と同様に、既存の交換ネットワークを利
用して簡単かつ安価に広告配信を行うことができる。ま
た、広告が音声メッセージやコマーシャルソング等から
なる音声情報により構成され、しかもこの音声広告が伝
言メッセージの録音開始前に配信されるので、広告の内
容を発信元の加入者に効果的に伝えることができる。
【0011】なお、この発明では、第三者である発信元
の加入者に対し広告が配信されることになるため、発信
元の加入者が不快感を覚える可能性がある。しかし、配
信広告の内容に例えば着信先の加入者の紹介やPR等の
着信先加入者に関する情報を含めるようにする。このよ
うにすると、発信元の加入者は広告の内容から着信先加
入者の属性について確認することが可能となり、これに
より広告の強制配信に対する不快感を緩和することがで
きる。
【0012】(3) 広告主又はその代理店から配信を
依頼された広告を、広告配信者が交換ネットワークを利
用して加入者の音声通信端末に配信する広告配信方法で
あって、上記広告主又はその代理店から上記広告配信者
に対し音声広告の配信を依頼すると共に、上記加入者か
ら広告配信者に対し音声広告の受信希望を送信し登録す
る。そして、上記加入者の音声通信端末から上記交換ネ
ットワークに対し発信信号が送信された場合に、当該発
信元の加入者が上記音声広告の配信希望を登録している
か否かを判定し、上記発信元の加入者が音声広告の配信
希望を登録している場合に、当該発信元の加入者と着信
先の加入者との間の呼接続処理課程において、その交換
接続状態を加入者に知らせる可聴信号の送出期間を利用
して、前記広告主又はその代理店から依頼された音声広
告を前記発信元の加入者に配信するようにしたものであ
る。
【0013】したがってこの発明によれば、回線交換ネ
ットワークにおける発着信に伴う呼接続処理課程におい
て、発信元の加入者端末に対し送出する発信音(DT:
DialTone)や呼出音(RBT:Ring Back Tone)の送出
期間を利用して広告配信が行われる。このため、前記
(1),(2)と同様に、既存の回線交換ネットワーク
システムを利用して簡単かつ安価に広告配信を行うこと
ができる。
【0014】また、広告が音声メッセージやコマーシャ
ルソング等からなる音声情報により構成され、しかもこ
の音声広告が着信先加入者に対する呼出期間中に配信さ
れるので、広告の内容を加入者に効果的に伝えることが
できる。さらに、予め広告配信を希望した加入者に対し
てのみ広告が配信されるので、広告配信を希望しない加
入者に強制的に広告が配信される不具合を防止できる。
【0015】(4) (1)乃至(3)の発明におい
て、さらに、記音声広告の配信実績を広告主別及び加入
者別にそれぞれ求め、この求めた広告主別配信実績及び
加入者別配信実績をもとにそれぞれ広告主に対する広告
料及び加入者に対する通信料金の割引料を算出し、この
料金の算出結果に基づいて広告主及び加入者に対しそれ
ぞれ広告料及び前記割引料を反映した通信料金の請求を
行うようにしたものである。
【0016】この発明によれば、配信実績に応じて各広
告主ごとの広告料及び加入者ごとの割引料がそれぞれ算
出されて請求が行われることになる。このため、各広告
主及び各加入者に対しそれぞれ公平な請求を行うことが
できる。
【0017】(5) (1)乃至(3)の発明におい
て、加入者から広告配信者に登録する広告配信希望に加
入者の属性を表す情報を含め、上記音声広告を配信する
際に、広告主から依頼された複数の音声広告の中から配
信先の加入者の属性に対応する音声広告を選択して送信
するものである。
【0018】(6) (1)乃至(3)の発明におい
て、加入者から広告配信者に登録する広告配信希望に配
信を希望する業種を指定する情報を含め、音声広告を配
信する際に、広告主から依頼された複数の音声広告の中
から配信先の加入者が指定した業種に対応する音声広告
を選択して送信するものである。
【0019】これら(5)及び(6)の発明によれば、
加入者が例えば自身の性別、年齢、職業及び勤務時間帯
等の属性や、配信希望業種を予め登録しておくことで、
この属性や希望業種に応じた広告が選択されて配信され
ることになる。この結果、広告主にとっては広告配信に
よる宣伝効果をさらに高めることができ、また加入者に
とっては広告から興味がある製品の販売情報等を手軽に
知ることが可能となる。
【0020】(7) (1)乃至(3)の発明におい
て、広告主から広告配信者への音声広告の配信依頼に配
信の条件を指定する情報を含め、音声広告を配信する際
に、広告主から依頼された複数の音声広告の中から上記
配信条件に対応する音声広告を選択して送信するもので
ある。
【0021】この発明によれば、広告主が例えば配信を
希望するエリアや時間帯、性別、年齢層、職種等の配信
条件を予め登録しておくことで、この配信条件に応じた
広告が選択されて配信されることになる。したがって、
先に述べた(5)及び(6)の発明と同様に、広告主に
とっては広告配信による宣伝効果をさらに高めることが
でき、また加入者にとっては興味ある広告をタイムリー
に受信することが可能となる。
【0022】(8)乃至(10)の発明は、前記(1)
乃至(3)で説明した広告配信方法を実施するための交
換ネットワークシステムの発明である。したがって、こ
れら(8)乃至(10)の発明に係わる交換ネットワー
クシステムによれば、前記(1)乃至(3)で述べた作
用効果と同様の作用効果が奏せられる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)この発明に係
わる広告配信方法及び交換装置の第1の実施形態は、広
告主から配信を依頼された音声広告を広告代理店が移動
通信網の交換装置に登録すると共に、加入者が広告の配
信を希望する旨を上記交換装置に予め登録しておく。そ
して、交換装置に備えられた留守番電話サービス機能を
利用して、その伝言メッセージの再生案内期間及び伝言
メッセージの録音案内期間に、広告配信を希望する加入
者及び当該加入者宛の伝言メッセージを録音しようとす
る発信者に対し、上記音声広告の中から条件に適合する
広告を選択して配信するようにしたものである。
【0024】図1は、この発明に係わる広告配信方法の
第1の実施形態を実現する通信ネットワークシステムの
概略構成図であり、PNWは有線公衆網を示している。
この有線公衆網PNWには、複数の有線電話端末FS1
〜FSmが収容され、また移動通信網MNWが接続され
ている。この移動通信網MNWは例えば携帯電話網やP
HS網からなり、複数の基地局BS1〜BSnを収容し
ている。これらの基地局BS1〜BSnはそれぞれセル
と呼ばれる無線エリアを形成し、この無線エリア内に存
在する携帯端末MS1,MS2との間で無線通信を行
う。無線通信方式としては、例えば携帯電話システムで
あればTDMA−FDD(Time DivisionMultiple Acce
ss-Frequency Division Duplex)方式やCDMA−FD
D(CodeDivision Multiple Access-Frequency Divisio
n Duplex)又はCDMA−TDD(Code Division Mult
iple Access-Time Division Duplex)方式が使用され、
またPHSではTDMA−TDD(Time Division Mult
iple Access-Time Division Duplex)方式が使用され
る。
【0025】また上記有線公衆網PNWは、サービスプ
ロバイダSPを介してインターネットINWに接続され
ている。複数の広告主DS1〜DSkは、自身が所有す
るパーソナル・コンピュータを使用することで、上記イ
ンターネットINWを介して広告代理店RSが所有する
パーソナル・コンピュータ又はサーバに接続される。広
告代理店RSは、インターネットINWを介して図示し
ない広告制作会社に接続され、さらにインターネットI
NW及び有線公衆網PNWを介して広告配信会社に接続
される。本実施形態では、広告配信会社は移動通信網M
NWを運用する通信事業者であり、移動通信網MNWに
広告配信機能を設けている。
【0026】なお、図1では、各広告主DS1〜DSk
及び広告代理店RSとインターネットINWとの間を接
続する通信網を省略しているが、有線公衆網PNWや移
動通信網MNWをはじめ、CATV(Cable Televisio
n)網、企業内通信網等を介して接続されることは云う
までもない。
【0027】ところで、上記広告配信機能を備えた移動
通信網MNWの交換装置は次のように構成される。図2
はその機能構成を示すブロック図である。
【0028】移動通信網MNWの交換装置は、交換装置
本体EX1と、制御装置CC1とを備え、さらに携帯端
末の不応答時に伝言メッセージの録音及び再生を行う留
守メッセージ記録再生装置MBと、配信を依頼された音
声広告を記憶する広告情報メモリDMと、加入者管理情
報を記憶する加入者データベースDB1と、広告主の管
理情報を記憶する広告主データベースDB2とを備えて
いる。
【0029】交換装置本体EX1は、タイムスイッチか
らなる交換回路10と、複数の基地局インタフェース2
1〜2nと、複数の網インタフェース31〜3jと、留
守アナウンス回路40とを備えている。基地局インタフ
ェース21〜2nにはそれぞれ基地局BS1〜BSnが
接続され、基地局インタフェース21〜2nはこれらの
基地局BS1〜BSnとの間で呼処理や位置登録処理等
に必要な各種制御信号の授受及び通信信号の送受信を行
う。網インタフェース31〜3jは、有線公衆網PNW
との間で呼処理に必要な制御信号の授受及び通信信号の
送受信を行う。交換回路10は、制御装置CC1からの
交換制御指示に従い、上記基地局インタフェース21〜
2n相互間、基地局インタフェース21〜2nと網イン
タフェース31〜3jとの間を交換接続する。
【0030】制御装置CC1は、各携帯端末の位置登録
や呼接続処理等の通常の交換制御機能に加え、この発明
に係わる新たな機能として、広告配信要求登録制御機能
51と、広告情報登録制御機能52と、広告配信制御機
能53と、広告配信回数計数機能54と、請求処理機能
55とを有している。
【0031】広告配信要求登録制御機能51は、加入者
の携帯端末MS1,MS2から広告の配信を希望する旨
の広告配信登録要求が送られた場合に、この要求元の加
入者について認証を行った上で、上記要求を加入者デー
タベースDB1中の対応する加入者の欄に記憶する。こ
のとき上記広告配信登録要求に加入者の性別、年齢、職
業及び勤務時間帯等の属性や、配信希望業種が含まれて
いる場合には、これらの付加情報も合わせて記憶する。
【0032】広告情報登録制御機能52は、広告主DS
1〜DSk又は広告代理店RSから広告情報の登録依頼
が到来した場合に、当該広告情報を広告情報メモリDM
に記憶すると共に、広告主DS1〜DSkの管理情報を
広告主データベースDB2に記憶する。この広告主管理
情報は、広告主DS1〜DSkの識別情報と、配信条件
とから構成される。識別情報には、広告主名やID番
号、住所、電話番号又はメールアドレス、業種等の広告
主を識別するための属性情報が含まれる。配信条件に
は、広告の配信エリアや配信時間帯、配信登録期間等が
含まれる。
【0033】広告配信制御機能53は、伝言メッセージ
の録音及び再生を行う際に、対象となる加入者が広告配
信要求を登録した加入者であるか否かを加入者データベ
ースDB1をもとに判定する。そして、登録した加入者
であれば、伝言メッセージの録音を促す案内アナウンス
期間及び伝言メッセージの再生開始を告げる案内アナウ
ンス期間に、広告情報メモリDMから条件に適合する音
声広告を選択的に読み出し、この音声広告を留守アナウ
ンス回路40が発生する案内アナウンスに挿入又はBG
Mとして合成して加入者に送出する。上記配信広告の選
択は、加入者データベースDB1に記憶されている対象
加入者の属性及び配信希望業種と、広告主データベース
DB2に記憶されている各広告の配信条件とをもとに行
う。
【0034】広告配信回数計数機能54は、上記広告配
信制御機能53により広告の配信が行われるごとに、そ
の広告配信回数を加入者別及び広告主別にそれぞれ計数
し、その計数値をそれぞれ加入者データベースDB1及
び広告主データベースDB2に記憶する。
【0035】請求処理機能55は、各加入者MS1,M
S2及び広告主DS1〜DSkについて予め決められた
請求日になるごとに、その時点での上記広告配信回数計
数機能54による計数値をもとに、加入者MS1,MS
2については通信料金の割引料を、一方広告主DS1〜
DSkについては広告料をそれぞれ算出する。そして、
広告主データベースDB2に記憶されている電話番号又
はメールアドレスをもとに、広告主DS1〜DSkに対
し上記広告料の請求明細書を発送する。また、加入者デ
ータベースDB1に記憶されている加入者の住所、電話
番号又はメールアドレスをもとに、加入者MS1,MS
2に対し留守番電話サービス利用料から上記割引料を差
し引いた通信料金請求明細書を発送する。
【0036】次に、以上の構成をもとにこの実施形態の
広告配信方法を説明する。図3乃至図5はその手順と内
容を示すシーケンス図である。
【0037】先ず広告の配信を受けようとする場合に加
入者は、図3に示すように自身の携帯端末MS1,MS
2から移動通信網MNWに対し広告配信登録要求を送出
する。このとき広告配信登録要求には、加入者の性別、
年齢、職業及び勤務時間帯等の属性や、配信を希望する
業種等の付加情報を含める。なお、加入者が希望しない
場合には、上記付加情報を広告配信登録要求に含めなく
てもよい。
【0038】加入者の携帯端末MS1,MS2から上記
広告配信登録要求が到来すると、移動通信網MNWの制
御装置CC1は、ステップ3aにおいて受信した上記広
告配信登録要求をその付加情報と共に加入者データベー
スDB1に記憶する。
【0039】またそれと共に移動通信網MNWの制御装
置CC1は、図3に示すように広告代理店RSに対しイ
ンターネットINW等を介して広告主の募集を依頼す
る。この依頼を受けた広告代理店RSは、企業や各種団
体に対し広告主の募集案内を送付する。この募集に対
し、広告主DS1〜DSkが広告の配信を依頼すると、
広告代理店RSはステップ3bにおいて、図示しない広
告制作会社に対し音声メッセージやコマーシャルソング
等からなる音声広告の制作を依頼し、出来上がった音声
広告を広告情報登録依頼と共に移動通信網MNWへ送出
する。このとき広告情報登録依頼には、広告主の名称や
住所、電話番号又はメールアドレスなどの広告主を識別
する情報に加え、配信を希望するエリアや時間帯、配信
対象者の性別、年齢層、職種等の配信条件を含める。
【0040】移動通信網MNWの制御装置CC1は、広
告代理店から広告情報登録依頼が到来すると、ステップ
3cで上記広告情報登録依頼に含まれる広告主識別情報
及び配信条件を広告主データベースDB2に記憶する。
またステップ3dにおいて、上記広告情報登録依頼と共
に到来した広告情報(音声広告)を、広告情報メモリ4
0に記憶する。
【0041】以後同様に、加入者から広告配信登録依頼
が到来するごとに、また広告代理店RSから広告情報登
録依頼が到来するごとに、移動通信網MNWの加入者デ
ータベースDB1及び広告主データベースDB2にそれ
ぞれ加入者管理情報及び広告主管理情報が登録される。
【0042】さてこの状態で、いま仮に有線電話端末F
S1が携帯端末MS1に対し発信したとする。そうする
と移動通信網MNWの制御装置CC1は、先ず着信先の
携帯端末MS1に対する着信呼処理の結果をもとに、図
4に示すようにステップ4aで携帯端末MS1に対する
着信が可能であるか否かを判定する。そして、着信が可
能であれば携帯電話端末MS1に対し通常の着信を行
う。
【0043】これに対し、例えば携帯端末MS1が通信
圏外にいるか或いは電源未投入のために着信不可能だっ
たとすると、制御装置Cはステップ4bで着信先の携帯
端末MS1が留守番電話サービスの利用登録を行ってい
るか否かを判定し、未登録であれば発信元の有線電話端
末FS1へ着信不可アナウンスを送出する。
【0044】一方、留守番電話サービスの利用登録がな
されていた場合には、制御装置CC1はステップ4cに
おいて、加入者データベースDB1に記憶されている該
当する着信先加入者MS1の管理情報をもとに、この着
信先加入者MS1が広告配信を希望しているか否かを判
定する。そして、広告配信を希望していない場合には、
留守アナウンス回路40から通常の留守応答アナウン
ス、つまり伝言メッセージの録音を促す案内アナウンス
を発生させ、このアナウンスを発信元の有線電話端末F
S1へ送出する。
【0045】これに対し着信先加入者MS1が、事前に
広告配信の希望登録を行っていたとする。この場合制御
装置CC1は、ステップ4dにおいて、広告主データベ
ースDB2に記憶されている各広告の配信条件をもと
に、条件が最も適合する広告を選択する。
【0046】例えば、休日であればデパートや商店の広
告、或いは遊園地や映画館等のレジャー関係の広告を選
択し、また現在時刻が午後又は夕刻であれば飲食店や宿
泊施設等の広告を選択する。さらに、給料日やボーナス
月であれば金融関係の広告を選択する。
【0047】そして、この選択した音声広告を広告情報
メモリDMから読み出し、留守アナウンス回路40に対
しアナウンスの送出を指示する。この結果、留守アナウ
ンス回路40では広告付留守応答アナウンスが作成され
て、発信元の有線電話端末FS1に向け送出される。
【0048】例えば、音声広告が音声メッセージの場合
には、この音声メッセージを伝言メッセージの録音を促
す案内アナウンス中に挿入したものが送出され、一方音
声広告がコマーシャルソングの場合には、このコマーシ
ャルソングが伝言メッセージ録音案内アナウンスのBG
Mとして付加されたものが送出される。
【0049】そうして、広告付留守応答アナウンスの送
信を終了すると、制御装置CC1はステップ4eで広告
主別広告配信回数及び加入者別広告配信回数をそれぞれ
更新し、この更新結果をそれぞれステップ4fで広告主
データベースB2及び加入者データベースDB1に記憶
する。
【0050】かくして、伝言メッセージの録音案内アナ
ウンス期間を利用した音声広告の配信が行われる。
【0051】なお、上記通常留守応答アナウンス又は広
告付留守応答アナウンスの送出後に、発信元の有線電話
端末FS1の使用者が伝言メッセージを音声入力すれ
ば、この伝言メッセージは符号化されたのち留守メッセ
ージ記録再生装置MBに録音される。
【0052】一方、携帯端末MS1が自己宛の伝言メッ
セージを聴取するべく、伝言メッセージの再生要求を送
信したとする。そうすると移動通信網MNWの制御装置
Cは、図5に示すように先ずステップ5aにおいて、加
入者データベースDB1に記憶されている管理情報をも
とに、要求元の加入者MS1が広告配信要求の登録を行
っているか否かを判定する。そして、広告配信要求の登
録がなされていなければ、留守アナウンス回路40から
通常の留守応答アナウンス、つまりこの場合には伝言メ
ッセージの再生開始を告げる案内アナウンスを発生さ
せ、このアナウンスを再生要求元の携帯端末MS1へ送
出する。
【0053】これに対し再生要求元の加入者MS1が、
事前に広告配信要求の登録を行っていたとする。この場
合制御装置CC1は、ステップ5dにおいて、加入者デ
ータベースDB1に記憶されている該当する加入者の管
理情報と、広告主データベースDB2に記憶されている
各広告の配信条件とをもとに、条件が最も適合する広告
を選択する。
【0054】例えば、再生要求元の加入者MS1が例え
ば配信希望業種として自動車や金融関係を指定していた
とすれば、これらの業種に関係する広告を選択したり、
また再生要求元の加入者の現在位置に応じてその地域を
配信エリアとする広告を選択する。さらに、午後又は夕
方では再生要求元の加入者MS1が男性であれば居酒屋
の広告を、一方女性であれば婦人服のバーゲン情報や化
粧品、美容関係の広告を選択する。
【0055】そして、この選択した音声広告を広告情報
メモリDMから読み出し、留守アナウンス回路40に対
しアナウンスの送出を指示する。この結果、留守アナウ
ンス回路40では広告付留守応答アナウンスが作成され
て、再生要求元の携帯端末MS1に向け送出される。な
お、この場合も、音声広告が音声メッセージの場合には
この音声メッセージが伝言メッセージの再生開始を告げ
る案内アナウンス中に挿入され、また音声広告がコマー
シャルソングの場合にはこのコマーシャルソングが伝言
メッセージ再生案内アナウンスのBGMとして付加され
る。
【0056】そうして、伝言再生案内アナウンスの送信
が終了すると、制御装置Cはステップ5cで留守メッセ
ージ記録再生装置MBから該当する伝言メッセージを再
生し、この伝言メッセージを再生要求元の携帯端末MS
1に向け送信する。またそれと共に、制御装置CC1は
ステップ5dで広告主別広告配信回数及び加入者別広告
配信回数をそれぞれ更新し、この更新結果をそれぞれス
テップ5eで広告主データベースB2及び加入者データ
ベースDB1に記憶する。
【0057】かくして、伝言メッセージの再生案内アナ
ウンス期間を利用した音声広告の配信が行われる。
【0058】さて、以上のように配信した広告について
の広告料及び通信割引料の請求処理は次のように行われ
る。図6は、移動通信網MNWの制御装置CC1が実行
するこの請求処理の手順及び内容を示すローチャートで
ある。
【0059】制御装置CC1は、ステップ6aにおいて
広告主DS1〜DSkごとに広告料請求日になったか否
かを監視すると共に、ステップ6bにおいて広告配信要
求を登録した加入者ごとに通信料金の請求日になったか
否かを監視している。
【0060】そして、ある加入者MS1に対する請求日
になったとすると、ステップ6cで加入者データベース
DB1から対応する管理情報を読み出し、ステップ6d
においてこの管理情報に含まれる加入者別広告配信回数
をもとに割引料金を算出する。そして、ステップ6eに
おいて、この割引料金を留守番電話サービス利用料から
差し引いた通信料金請求書を作成し、この請求書をステ
ップ6fにおいて加入者MS1に向け発送する。この請
求書の発送方法としては、例えば上記加入者管理情報に
含まれる住所に基づく郵送や、電話番号に基づくファク
シミリ送信、メールアドレスに基づくメール送信等が考
えられる。
【0061】一方、ある広告主DS1に対する広告料請
求日になると、制御装置CC1は先ずステップ6gで広
告主データベースDB2から対応する広告主に関する管
理情報を読み出し、この管理情報に含まれる広告主別広
告配信回数をもとにステップ6hにおいて広告料を算出
する。そして、ステップ6iで上記広告料の明細を記載
した請求書を作成し、この請求書をステップ6jにおい
て広告主DS1に向け発送する。この請求書の発送方法
についても、先に述べた加入者の場合と同様に郵送、フ
ァクシミリ送信又はメール送信が使用可能である。
【0062】以上述べたように第1の実施形態では、広
告主DS1〜DSkから配信を依頼された音声広告を広
告代理店RSが移動通信網MNWの交換装置に登録する
と共に、加入者MS1,MS2が広告の配信を希望する
旨を上記交換装置に予め登録しておく。そして、移動通
信網MNWに備えられた留守番電話サービス機能を利用
して、その伝言メッセージの再生案内アナウンス期間及
び伝言メッセージの録音案内アナウンス期間に、広告配
信を希望する加入者及び当該加入者宛の伝言メッセージ
を録音しようとする発信者に対し、上記音声広告の中か
ら条件に適合する広告を選択して配信するようにしてい
る。
【0063】したがって、移動通信網MNWに設けられ
ている既存の留守番電話サービス機能を利用して簡単か
つ安価に広告配信を行うことができる。また、広告が音
声メッセージやコマーシャルソング等からなる音声情報
により構成され、しかもこの音声広告が伝言メッセージ
の録音に先立ち、又は再生に先立ちそれぞれ配信される
ので、広告の内容を加入者に対し効果的に伝えることが
できる。さらに、伝言メッセージの再生要求元の加入者
に対し広告を配信する場合には、予め広告配信を希望し
た加入者に対してのみ配信されるので、広告配信を希望
しない加入者に強制的に広告が配信される不具合を防止
できる。
【0064】しかもこの実施形態では、加入者MS1,
MS2の属性や希望業種及び広告主DS1〜DSkの配
信条件に応じた広告が選択されて配信されることにな
る。このため、広告主DS1〜DSkにとっては広告配
信による宣伝効果をさらに高めることができ、また加入
者MS1,MS2にとっては広告から興味がある製品の
販売情報等を手軽にかつタイムリーに知ることが可能と
なり大変便利である。
【0065】さらに、広告主別及び加入者別にそれぞれ
広告配信回数を計数し、この計数結果に応じて各広告主
DS1〜DSkごとの広告料及び加入者MS1,MS2
ごとの割引料がそれぞれ算出されて請求が行われる。こ
のため、各広告主DS1〜DSk及び各加入者MS1,
MS2に対しそれぞれ公平な請求を行うことができる。
【0066】(第2の実施形態)この発明に係わる広告
配信方法及び交換装置の第2の実施形態は、広告主から
配信を依頼された音声広告を広告代理店が移動通信網の
交換装置に登録すると共に、加入者が広告の配信を希望
する旨を上記交換装置に予め登録しておく。そして、発
着信に伴う呼接続処理過程において発信側の端末へ送ら
れる呼出音(RBT)の送出期間を利用して、広告配信
を希望する加入者に対し、上記音声広告の中から条件に
適合する広告を選択して配信するようにしたものであ
る。
【0067】図7は、この第2の実施形態に係わる広告
配信機能を備えた移動通信網MNWの交換装置の機能構
成を示すブロック図である。なお、同図において前記図
2と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。また、通信ネットワークシステム全体の構成につい
ては前記図1と同じであるため、本実施形態においても
この図1を使用して説明を行う。
【0068】図7において、交換装置本体EX2にはト
ーン発生回路61が設けてある。このトーン発生器61
は、各種呼接続処理において加入者端末MS1,MS2
及びこの加入者端末MS1,MS2に対し発信を行った
その他の通信網の端末に対し送出する各種可聴信号、例
えば話中音や呼出音、発信音を発生する機能と、広告情
報メモリDMから音声広告が出力された場合にこの音声
広告を上記呼出音に代えて或いは挿入して送出する機能
とを有する。
【0069】制御装置CC2は、この発明に係わる新た
な機能として、広告配信要求登録制御機能71と、広告
情報登録制御機能72と、広告配信制御機能73と、広
告配信時間計時機能74と、請求処理機能75とを有し
ている。
【0070】広告配信要求登録制御機能71は、加入者
の携帯端末MS1,MS2から広告の配信を希望する旨
の広告配信登録要求が送られた場合に、この要求元の加
入者について認証を行った上で、上記要求を加入者デー
タベースDB1中の対応する加入者の欄に記憶する。こ
のとき上記広告配信登録要求に加入者の性別、年齢、職
業及び勤務時間帯等の属性や、配信希望業種が含まれて
いる場合には、これらの付加情報も合わせて記憶する。
【0071】広告情報登録制御機能72は、広告主DS
1〜DSk又は広告代理店RSから広告情報の登録依頼
が到来した場合に、当該広告情報を広告情報メモリDM
に記憶すると共に、広告主の管理情報を広告主データベ
ースDB2に記憶する。この広告主管理情報は、広告主
DS1〜DSkの識別情報と、配信条件とから構成され
る。識別情報には、広告主名やID番号、住所、電話番
号又はメールアドレス、業種等の広告主を識別するため
の属性情報が含まれる。配信条件には、広告の配信エリ
アや配信時間帯、配信登録期間等が含まれる。
【0072】広告配信制御機能73は、発着信に伴う呼
接続処理課程において、発信元の加入者が広告配信要求
を登録してあるか否かを加入者データベースDB1をも
とに判定する。そして、登録してあれば、着信先加入者
の呼出期間中に、広告情報メモリDMから条件に適合す
る音声広告を選択的に読み出し、この音声広告をトーン
発生回路61が発生する呼出音(RBT)に置換又は挿
入して発信元の加入者端末へ送出する。上記配信広告の
選択は、加入者データベースDB1に記憶されている発
信元加入者の属性及び配信希望業種と、広告主データベ
ースDB2に記憶されている各広告の配信条件とに基づ
いて行う。
【0073】広告配信時間計時機能74は、上記広告配
信制御機能73により広告の配信が行われた場合に、そ
の配信時間を加入者別及び広告主別にそれぞれ計時し、
その積算値をそれぞれ加入者データベースDB1及び広
告主データベースDB2に記憶する。
【0074】請求処理機能75は、各加入者MS1,M
S2及び広告主DS1〜DSkについて予め決められた
請求日になるごとに、上記広告配信時間計時機能74に
より得られた配信時間の積算値をもとに、加入者MS
1,MS2については通信料金の割引料を、一方広告主
DS1〜DSkについては広告料をそれぞれ算出する。
そして、広告主データベースDB2に記憶されている電
話番号又はメールアドレスをもとに、広告主DS1〜D
Skに対し上記広告料の請求明細書を発送する。また、
加入者データベースDB1に記憶されている加入者の住
所、電話番号又はメールアドレスをもとに、加入者MS
1,MS2に対し留守番電話サービス利用料から上記割
引料を差し引いた通信料金請求書を発送する。
【0075】次に、以上の構成をもとにこの実施形態の
広告配信方法を説明する。図8はその手順と内容を示す
シーケンス図である。
【0076】なお、移動通信網MNWに対する加入者M
S1,MS2からの広告配信要求の登録、及び広告主D
S1〜DSkからの広告の配信依頼登録の手順とその処
理内容については、前記図3で述べたものと同様なの
で、ここでの説明は省略する。
【0077】いま仮に携帯端末MS2が携帯端末MS1
と通話するべく発信を行ったとする。移動通信網MNW
の交換装置は、上記発信の要求を受信するとステップ8
aで呼処理を実行する。そして、着信先の携帯端末MS
1が着信可能な状態にあれば、この携帯端末MS1へ着
信信号を送出する。またそれと共に発信元の携帯端末M
S2に対しては呼出音(RBT)を送信するが、それに
先立ち交換装置はステップ8bにおいて発信元の携帯端
末MS2が広告配信要求の登録を済ませているか否かを
判定する。そして、広告配信要求を登録していなけれ
ば、そのまま通常の呼出音を送信する。
【0078】これに対し、上記発信元の携帯端末MS2
が広告配信要求の登録を済ませていた場合には、交換装
置の制御装置CC2はステップ8cにおいて、加入者デ
ータベースDB1に記憶されている発信元加入者MS2
の属性及び配信希望業種と、広告主データベースDB2
に記憶されている各広告の配信条件とをもとに、条件が
最も適合する広告を選択する。選択の具体例は、前記図
5に示した伝言メッセージを再生する場合と同様であ
る。ただし、RBTの送出期間は、着信先加入者の着信
応答タイミングに依存するため一定ではない。このた
め、使用される音声広告の長さは2〜3秒以内に設定さ
れる。具体的には、会社名を又は商品名を簡潔に表した
音声メッセージが用いられる。
【0079】そして、この選択した音声広告を広告情報
メモリDMから読み出し、トーン発生回路61に対しR
BTの送出を指示する。この結果、トーン発生回路61
ではRBTの代わりに音声広告が生成され、発信元の携
帯端末MS2に向け送出される。例えば、「ただいま相
手を呼び出しています。○○のご用命は△△会社にどう
ぞ!」のような音声広告が送出される。
【0080】なお、この場合、音声広告として着信先の
加入者の広告を選択し送出するようにしてもよい。この
ようにすると、広告主である着信先の加入者は自社の宣
伝を行うことができ、また発信元の加入者はこの音声広
告により着信先が正しいか否かを着信先加入者が着信応
答する前に確認することができる。
【0081】また、一般にRBTは所定周波数のトーン
信号を例えば1秒送出2秒断で繰り返すものとなってい
る。そこで、トーン信号の断期間を利用してここに2秒
以内の音声広告を挿入するようにしてもよい。またRB
TにコマーシャルソングをBGMとして合成し送出する
ことも勿論可能である。
【0082】上記RBTの送出期間中に着信先の携帯端
末MS1が着信応答すると、制御装置CC2はRBTの
送出を停止したのち、ステップ8dにおいて発信元の携
帯端末MS2と着信先の携帯端末MS1との間に通信リ
ンクを確立し、以後両携帯端末MS1,MS2の加入者
間で通話を可能にする。
【0083】また制御装置CC2は、ステップ8eにお
いて上記音声広告の送信時間を計時する。そして、ステ
ップ8fにおいて、この計時結果をもとに、加入者デー
タベースDB1に記憶されている該当する加入者別配信
時間の積算値を更新すると共に、広告主データベースD
B2に記憶されている該当する広告主別配信時間の積算
値を更新する。
【0084】かくして、呼接続処理過程におけるRBT
の送出期間を利用した音声広告の配信が行われる。
【0085】さて、以上のように配信した広告について
の広告料及び通信割引料の請求処理は次のように行われ
る。図9は、移動通信網MNWの制御装置CC2が実行
するこの請求処理の手順及び内容を示すローチャートで
ある。
【0086】制御装置CC2は、ステップ9aにおいて
広告主DS1〜DSkごとに広告料請求日になったか否
かを監視すると共に、ステップ9bにおいて広告配信要
求を登録した加入者ごとに通信料金の請求日になったか
否かを監視している。
【0087】そして、ある加入者MS1に対する請求日
になったとすると、ステップ9cで加入者データベース
DB1から対応する管理情報を読み出し、ステップ9d
においてこの管理情報に含まれる加入者別広告配信時間
の積算値をもとに割引料金を算出する。そして、ステッ
プ9eにおいて、この割引料金を通信料金から差し引い
た通信料金請求書を作成し、この請求書をステップ9f
において加入者MS1に向け発送する。この請求書の発
送方法としては、例えば上記加入者管理情報に含まれる
住所に基づく郵送や、電話番号に基づくファクシミリ送
信、メールアドレスに基づくメール送信等が考えられ
る。
【0088】一方、ある広告主DS1に対する広告料請
求日になると、制御装置CC2は先ずステップ9gで広
告主データベースDB2から対応する広告主に関する管
理情報を読み出し、この管理情報に含まれる広告主別広
告配信時間の積算値をもとにステップ9hにおいて広告
料を算出する。そして、ステップ9iで上記広告料の明
細を記載した請求書を作成し、この請求書をステップ9
jにおいて広告主DS1に向け発送する。この請求書の
発送方法についても、先に述べた加入者の場合と同様に
郵送、ファクシミリ送信又はメール送信が使用可能であ
る。
【0089】以上述べたように第2の実施形態では、呼
接続処理過程において交換装置から発信元の加入者端末
へ送出されるRBTの送出期間を利用し、予め登録して
おいて音声広告を上記RBTに置換又は挿入して発信元
の加入者端末へ配信するようにしている。したがって、
交換装置の既存の機能を利用して簡単かつ効果的に広告
を配信することが可能となる。
【0090】また、予め広告配信要求を登録しておいた
加入者に対してのみ広告が配信されるので、広告配信を
希望しない加入者に強制的に広告が配信される不具合を
防止できる。
【0091】さらにこの実施形態においても、加入者M
S1,MS2の属性や希望業種及び広告主DS1〜DS
kの配信条件に応じた広告が選択されて配信されること
になる。このため、広告主DS1〜DSkにとっては広
告配信による宣伝効果をさらに高めることができ、また
加入者MS1,MS2にとっては広告から興味がある製
品の販売情報等を手軽にかつタイムリーに知ることが可
能となり大変便利である。
【0092】さらに、広告主別及び加入者別にそれぞれ
広告配信時間の積算値を計時し、この計時結果に応じて
各広告主DS1〜DSkごとの広告料及び加入者MS
1,MS2ごとの割引料がそれぞれ算出されて請求が行
われる。このため、送出時間が一定ではないRBT送出
期間を利用しているにも拘わらず、各広告主DS1〜D
Sk及び各加入者MS1,MS2に対しそれぞれ公平な
広告料請求及び通信料金の割引を行うことができる。
【0093】なお、広告配信時間の積算値をもとに請求
を行う場合に、広告主及び加入者別に最低保証時間を設
定しておき、この最低保証時間に満たない場合には請求
を行わないようにすることも可能である。
【0094】(その他の実施形態)前記第1の実施形態
では、この発明の広告配信機能を移動通信網MNWの交
換装置に設けた場合を例にとって説明したが、留守番電
話サービス機能を備えた交換網であれば移動通信網に限
らず有線通信網にも適用可能である。
【0095】前記第2の実施形態では、携帯端末MS
1,MS2間の呼接続処理過程においてそのRBT送出
期間を利用して音声広告を配信する場合を例にとって説
明した。しかし、それに限定されるものではなく、有線
電話端末間或いは有線電話端末と携帯端末との間の呼接
続処理過程においてそのRBT送出期間を利用して音声
広告を配信するようにしてもよい。要するに、すべての
移動通信網及び有線通信網の各交換装置に、この発明に
係わる広告配信機能を設けることで、すべての音声通信
端末に対しRBT送出期間を利用して音声広告を配信す
ることができる。
【0096】前記第1及び第2の実施形態では、広告主
DS1〜DSkからの依頼を受けて広告代理店RSが広
告を広告配信者である通信事業者に登録する場合を例に
とって述べたが、広告主DS1〜DSkが直接広告配信
者である通信事業者に登録するようにしてもよい。ま
た、広告配信者に対する音声広告の登録方法としては、
インターネットなどの通信ネットワークを介して広告情
報を伝送し登録するもの以外に、広告情報を記憶媒体に
記憶してこの記憶媒体を広告配信者に郵送又は持ち込む
ことで登録するようにしてもよい。
【0097】さらに広告配信者は必ずしも通信事業者で
ある必要はなく、広告配信会社が通信事業者からその通
信網を借りて広告配信事業を行う場合にも、この発明は
適用可能である。
【0098】前記第1及び第2の実施形態では、加入者
が自身の加入端末を使用して広告配信要求を広告配信者
である通信事業者に登録するようにしたが、加入者がパ
ーソナル・コンピュータを使用することでインターネッ
ト等のその他の通信ネットワークを経由して広告配信者
のホームページにアクセスし、これにより登録を行うよ
うにしてもよい。
【0099】また、前記第2の実施形態ではRBT送出
期間を利用して音声広告を配信する場合を例にとって説
明したが、その他の可聴信号、例えば発信音の送出期間
を利用して音声広告を配信することも可能である。
【0100】なお、前記第1及び第2の実施形態の構成
要素を任意に取捨選択して組み合わせることで別の実施
形態を構成することは可能であり、その他通信ネットワ
ークシステムの種類や構成、交換装置の構成やその制御
手順及び制御内容等、案内アナウンス及びRBTへの音
声広告の挿入方法についても、この発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施できる。
【0101】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、広告
主又はその代理店から広告配信者に対し音声広告の配信
を依頼すると共に、加入者から上記広告配信者に対し音
声広告の受信希望を送信し登録する。そして、留守番電
話サービスセンタから伝言メッセージを再生する際や伝
言メッセージを録音する際、或いは着信先加入者を呼出
している最中に、加入者が音声広告の配信希望を登録し
ているか否かを判定し、配信希望を登録している場合
に、上記広告主又はその代理店から依頼された音声広告
を、上記伝言メッセージの再生案内期間や録音案内期
間、或いは可聴信号の送出期間を利用して加入者に配信
するようにしている。
【0102】したがってこの発明によれば、文字情報に
頼ることなく、しかも既存の回線交換ネットワークを利
用して効果的な広告配信を行うことを可能にした広告配
信方法及び広告配信機能を備えた交換ネットワークシス
テムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる広告配信方法の第1の実施
形態を実施するための通信ネットワークシステムの概略
構成図。
【図2】 この発明に係わる交換装置の第1の実施形態
を示す機能ブロツク図。
【図3】 図2に示した交換装置に対し広告配信登録を
行う際のシーケンスを示す図。
【図4】 図2に示した交換装置において行われる伝言
録音側の加入者に対する広告配信処理シーケンスを示す
図。
【図5】 図2に示した交換装置において行われる伝言
再生要求元の加入者に対する広告配信シーケンスを示す
図。
【図6】 図2に示した交換装置において実行される請
求処理の処理手順とその内容を示すフローチャート。
【図7】 この発明に係わる交換装置の第2の実施形態
を示す機能ブロツク図。
【図8】 図7に示した交換装置において行われる発信
元加入者に対する広告配信シーケンスを示す図。
【図9】 図7に示した交換装置において実行される請
求処理の処理手順とその内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
MNW…移動通信網 PNW…有線公衆網 INW…インターネット SP…サービスプロバイダ DS1〜DSk…広告主 RS…広告代理店 FS1〜FSm…有線電話端末 BS1〜BSn…基地局 MS1,MS2…携帯端末 EX1,EX2…交換装置本体 CC1,CC2…制御装置 DB1…加入者データベース DB2…広告主データベース MB…留守メッセージ記録再生装置 DM…広告情報メモリ 10…交換回路 21〜2n…基地局インタフェース 31〜3j…網インタフェース 40…留守アナウンス回路 51,71…広告配信要求登録制御機能 52,72…広告情報登録制御機能 53,73…広告配信制御機能 54…広告配信回数計数機能 55,75…請求処理機能 61…トーン発生回路 74…広告配信時間計時機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AD01 GA02 GA09 5K024 AA72 BB05 BB09 CC01 CC11 DD01 DD02 EE01 FF05 GG01 GG05 GG12 5K101 KK06 LL01 LL03 LL12 MM02 MM07 NN07 NN15 NN21 NN36 RR11 RR27 SS06 TT02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広告主又はその代理店から配信を依頼さ
    れた広告を、広告配信者が留守番電話サービス機能を有
    する交換ネットワークを利用して加入者の音声通信端末
    に配信する広告配信方法であって、 前記広告主又はその代理店から前記広告配信者に対し音
    声広告の配信を依頼する課程と、 前記加入者から前記広告配信者に対し前記音声広告の受
    信希望を送信し登録する課程と、 前記加入者の音声通信端末から前記交換ネットワークの
    留守番電話サービス機能に対し自己宛の伝言メッセージ
    の再生要求が送られた場合に、当該再生要求元の加入者
    が前記音声広告の配信希望を登録しているか否かを判定
    する課程と、 前記再生要求元の加入者が音声広告の配信希望を登録し
    ている場合に、前記広告主又はその代理店から依頼され
    た音声広告を、前記伝言メッセージの再生案内期間に当
    該再生要求元の加入者に配信する課程とを具備したこと
    を特徴とする広告配信方法。
  2. 【請求項2】 広告主又はその代理店から配信を依頼さ
    れた広告を、広告配信者が留守番電話サービス機能を有
    する交換ネットワークを利用して加入者の音声通信端末
    に配信する広告配信方法であって、 前記広告主又はその代理店から前記広告配信者に対し音
    声広告の配信を依頼する課程と、 前記加入者から前記広告配信者に対し前記音声広告の受
    信希望を送信し登録する課程と、 前記交換ネットワークが発信元の加入者の音声通信端末
    を前記留守番電話サービス機能に接続した場合に、着信
    先の加入者が前記音声広告の配信希望を登録しているか
    否かを判定する課程と、 前記着信先の加入者が音声広告の配信希望を登録してい
    る場合に、前記広告主又はその代理店から依頼された音
    声広告を、伝言メッセージの録音案内期間に当該発信元
    の加入者に配信する課程とを具備したことを特徴とする
    広告配信方法。
  3. 【請求項3】 広告主又はその代理店から配信を依頼さ
    れた広告を、広告配信者が交換ネットワークを利用して
    加入者の音声通信端末に配信する広告配信方法であっ
    て、 前記広告主又はその代理店から前記広告配信者に対し音
    声広告の配信を依頼する課程と、 前記加入者から前記広告配信者に対し前記音声広告の受
    信希望を送信し登録する課程と、 前記加入者の音声通信端末から前記交換ネットワークに
    対し発信信号が送信された場合に、当該発信元の加入者
    が前記音声広告の配信希望を登録しているか否かを判定
    する課程と、 前記発信元の加入者が音声広告の配信希望を登録してい
    る場合に、当該発信元の加入者と着信先の加入者との間
    の呼接続処理課程において、その交換接続状態を加入者
    に知らせる可聴信号の送出期間を利用して、前記広告主
    又はその代理店から依頼された音声広告を前記発信元の
    加入者に配信する課程とを具備したことを特徴とする広
    告配信方法。
  4. 【請求項4】 前記音声広告の配信実績を広告主別及び
    加入者別にそれぞれ求める課程と、 前記求めた広告主別配信実績及び加入者別配信実績をも
    とにそれぞれ広告主に対する広告料及び加入者に対する
    通信料金の割引料を算出する課程と、 前記料金の算出結果に基づいて、広告主及び加入者に対
    しそれぞれ広告料及び前記割引料を反映した通信料金の
    請求を行う課程とを、さらに具備したことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の広告配信方法。
  5. 【請求項5】 前記加入者から広告配信者に登録する広
    告配信希望には、加入者の属性を表す情報を含め、 前記音声広告を配信する課程は、前記広告主から依頼さ
    れた複数の音声広告の中から、配信先の加入者の属性に
    対応する音声広告を選択して送信することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の広告配信方法。
  6. 【請求項6】 前記加入者から広告配信者に登録する広
    告配信希望には、配信を希望する業種を指定する情報を
    含め、 前記音声広告を配信する課程は、前記広告主から依頼さ
    れた複数の音声広告の中から、配信先の加入者が指定し
    た業種に対応する音声広告を選択して送信することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の広告配信方
    法。
  7. 【請求項7】 前記広告主から広告配信者への音声広告
    の配信依頼には、配信の条件を指定する情報を含め、 前記音声広告を配信する課程は、前記広告主から依頼さ
    れた複数の音声広告の中から、前記配信条件に対応する
    音声広告を選択して送信することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の広告配信方法。
  8. 【請求項8】 複数の加入者端末を収容すると共に、留
    守記録再生装置を備え、着信先の加入者端末が着信不可
    能なときに発信元の加入者端末から送られた伝言メッセ
    ージを上記留守記録再生装置に録音すると共に、加入者
    端末から伝言メッセージの再生要求が送られたときに当
    該加入者端末宛の伝言メッセージを前記留守記録再生装
    置から再生して要求元の加入者端末へ送信する留守番電
    話サービス機能を備えた交換装置において、 広告主又はその代理店から配信を依頼された音声広告を
    記憶する広告記憶手段と、 前記加入者端末から送られた音声広告の受信希望を当該
    加入者に対応付けて登録する加入者管理情報記憶手段
    と、 前記加入者端末から前記伝言メッセージの再生要求が送
    られた場合に、前記加入者管理情報記憶手段の記憶情報
    をもとに当該加入者端末が前記音声広告の受信を希望し
    ているか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により音声広告の受信を希望していると判
    定された場合に、前記広告記憶手段に記憶された音声広
    告を、前記伝言メッセージの再生案内期間に当該再生要
    求元の加入者に送信する広告配信制御手段とを具備した
    ことを特徴とする交換装置。
  9. 【請求項9】 複数の加入者端末を収容すると共に、留
    守記録再生装置を備え、着信先の加入者端末が着信不可
    能なときに発信元の加入者端末から送られた伝言メッセ
    ージを上記留守記録再生装置に録音すると共に、加入者
    端末から伝言メッセージの再生要求が送られたときに当
    該加入者端末宛の伝言メッセージを前記留守記録再生装
    置から再生して要求元の加入者端末へ送信する留守番電
    話サービス機能を備えた交換装置において、 広告主又はその代理店から配信を依頼された音声広告を
    記憶する広告記憶手段と、 前記加入者端末から送られた音声広告の受信希望を当該
    加入者に対応付けて登録する加入者管理情報記憶手段
    と、 発信元の加入者端末からの伝言メッセージを上記留守記
    録再生装置に録音させる際に、前記加入者管理情報記憶
    手段の記憶情報をもとに、着信先の加入者端末が音声広
    告の受信を希望しているか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により音声広告の受信を希望していると判
    定された場合に、前記広告記憶手段に記憶された音声広
    告を、伝言メッセージの録音案内期間に発信元の加入者
    端末へ送信する広告配信制御手段とを具備したことを特
    徴とする交換装置。
  10. 【請求項10】 複数の加入者端末を収容し、これらの
    加入者端末の発着信に応じて呼接続処理を実行する交換
    装置において、 広告主又はその代理店から配信を依頼された音声広告を
    記憶する広告記憶手段と、 前記加入者端末から送られた音声広告の受信希望を当該
    加入者に対応付けて登録する加入者管理情報記憶手段
    と、 前記加入者端末からの発信に応じて、前記加入者管理情
    報記憶手段の記憶情報をもとに当該発信元の加入者端末
    が前記音声広告の配信希望を登録しているか否かを判定
    する判定手段と、 この判定手段により前記発信元の加入者端末が音声広告
    の配信を希望していると判定された場合に、当該発信元
    の加入者端末と着信先との間の呼接続処理課程におい
    て、その交換接続状態を加入者に知らせる可聴信号の送
    出期間を利用して、前記広告主又はその代理店から依頼
    された音声広告を前記発信元の加入者端末へ送信する広
    告配信制御手段とを具備したことを特徴とする交換装
    置。
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