JP2009531889A - 移動端末での制御によるマルチキャストサービスのサービス配信選択 - Google Patents

移動端末での制御によるマルチキャストサービスのサービス配信選択 Download PDF

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Abstract

本発明は、ダウンリンク・マルチキャスト・データを移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス(DMBS)を提供する移動通信システムにおいて、アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介して上記移動通信システム内の移動端末へマルチキャストサービスを提供するための方法に関係する。さらに、本発明は上記の方法に関与する移動端末とネットワーク・エンティティに関係する。双方向マルチキャストサービスをユーザに効率的に提供することを可能にするために、ユーザにダウンリンク・マルチキャスト・データを提供するためにDMBSが利用できる状況で、移動端末が、ダウンリンクのマルチキャスト・データ転送にポイント・ツー・ポイント接続が使用されることになるという通知を受信した場合に、DMBS用のリソースの代わりにマルチキャストサービス用に確立済みのリソースを通じてダウンリンク・マルチキャスト・データを転送するようにアプリケーション・サーバに要求することを本発明は提案する。これにより、DMBS用に追加のRANリソースを確立する無駄を回避できる。

Description

本発明は、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを提供する移動通信システムにおいて、アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介して上記移動通信システム内の少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供するための方法に関係する。さらに、本発明は上記の方法に関与する移動端末とネットワーク・エンティティに関係する。
ユニバーサル移動通信システム(UMTS)等の移動通信システムは、固定、無線及び衛星ネットワークを介して音声とデータの両方のトラヒックを運ぶことができる。これらの通信システムは、IPベースのリアルタイムの会話サービスまたはマルチメディアサービスを伝送するためのパケット・フレームワークを絶え間なく進展させることにより、発展させ提供している。例えば、IPマルチメディア・サブシステム(IMS)標準が、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)によって仕様化されている(http://www.3gpp.orgから得られる非特許文献1―参照により本文書に援用される―を参照)。IMSは、高品位音声サービスやビデオ電話、メッセージング、会議及びプッシュといったサービス等のリアルタイムの移動及び固定のマルチメディア移動通信サービスを可能にし、強化するために特に設計されている。IMSは、標準のインターネット・プロトコル(IP)により運用され、パケット交換式及び回線交換式の両方の電話システムをサポートする。
無線ネットワークの個別のセル内の多数のユーザに同一データを提供することを時には含む、携帯電話によるプッシュ・ツー・トーク (PoC: Push-to-talk over Cellular) サービスやビデオ会議サービス等のIMSサービスには、一般に、サービスを受信するために多数のユーザが加入する。しかし、IMS標準は、サービスを提供される各移動端末への個別無線ベアラ接続のための無線アクセス・ネットワーク(RAN)中のシステム・リソースの予約を含む、ユーザの移動端末(MT)へのポイント・ツー・ポイント(PTP)接続しかサポートしていない。
多数のユーザが同一サービスを受信する場合、サービス・データを多数のユーザに送信するためのポイント・ツー・マルチポイント(PTM)能力をもつマルチキャスト可能なサービスを使用することが有利であり得る。UMTSシステムにおいてIMSサービスを提供する際には、無線セル内の多数のユーザの役に立つために、多数の個別無線ベアラの代わりに、無線アクセス・ネットワーク中のシステム・リソースを節約できる共有無線ベアラまたはブロードキャスト無線ベアラが利用される。
マルチキャスト可能なサービスとしては、例えば、3GPPによって同じく標準化されたマルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)がある(http://www.3gpp.orgから得られる非特許文献2―参照により本文書に援用される―を参照)。MBMSサービスは、無線ネットワークを通じて同一のダウンリンク・データを複数の受信者へ送信するためのダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスの一例である。受信者は、通常、MBMSサービス・データの受信用の一つの無線チャネル、すなわち共有無線ベアラを共有する。MBMSサービスは、リアルタイム画像及び音声またはテキスト等のマルチメディア・データの送信をサポートする。したがって、MBMSサービスはまた、IMSサービスのデータをユーザに提供するために利用され得る。おそらく異なるセルに点在する多数のユーザに同一データを送信するときに、個別のユーザの移動端末に対して、接続のタイプ、およびセル内でPTPまたはPTMのどちらを使用するかは、各セルに存在するユーザの数により決まり得る。
非特許文献3(参照により本文書に援用される、http://www.3gpp.orgにて得られる)に記載された、ダウンリンク・データ提供のためのMBMSサービス・フレームワークを利用した上記のIMSサービスのための例示的な設定手順を以下に手短に述べる。
先ず、無線アクセス・ネットワーク及びコア・ネットワークを介してサービス・プロバイダ(例えば、IMSアプリケーション・サーバ)へ、SIPプロトコル(セッション・イニシエーション・プロトコル)のINVITEメッセージ―または同等の機能をもつその他のセッション確立用のメッセージ―を送信することにより、ユーザはIMSサービスに加入する。UMTSネットワーク中のサービスを受信することをユーザに許可した後、サービス・プロバイダは移動通信システム中のシステム・リソースの予約を開始する。この予約は、ゲートウェイGPRSサポート・ノード(GGSN)、サービスGPRSサポート・ノード(SGSN)及びユーザ装置(UE)のために動作する無線ネットワーク・コントローラ(RNC)の間にトンネルを設定することを通常含む。URAN中のRNCは、通常、無線送信リソースを制御している。
さらに、シグナリングとUEからサービス・プロバイダへのアップリンク接続のためにRNCとUEの間に無線ベアラが確立される。通信には、SIP(セッション・イニシエーション・プロトコル)としての、セッション設定シグナリング、セッション設定及び制御用のプロトコル、または適当な機能を提供するその他のアプリケーション層シグナリング・プロトコルが使用できる。
ダウンリンク・データをユーザに提供するために、MBMSサービス・フレームワークが利用される。MBMSサービスの設定手順は、例えば、IMSサービス・プロバイダによって開始することができる。MBMS設定は、ダウンリンクIMSデータの送信用のシステム・リソースの設定を含む。したがって、この設定は、各ネットワーク要素において設定されたコンテクスト(MBMSベアラ・コンテクスト及びMBMS UEコンテクスト)によって記述された、GGSN、SGSN及びRNC間のトンネルの確立を一般に含んでなり、各無線セル内に存在するIMSサービスを受信するユーザ数に依存するRNA内の共有または個別無線接続の設定をさらに含む。
上記のようにMBMS上にIMSを融合させたサービスの場合、システムはIMS用の無線ベアラ・サービスを設定し、さらにMBMSサービスの起動を実行する。この起動は、MBMSサービス用のGTPトンネルと無線アクセス・ベアラ・サービスの設定を含む。MBMSを利用するUEへダウンリンク・サービス・データを提供するためにPTP送信を行なうとRNCが決定する場合、システムはPTP MBMSデータ用の個別無線ベアラ・サービスを設定する。しかし、UEはすでに、同等のQoS要件をもつIMS用のアクティブな無線ベアラを有しており、MBMSサービスが使用される場合は非アクティブになるダウンリンク・チャネル(IMSダウンリンク)をUEは有する。
要約すれば、UEへPTP MBMS送信を行なうとRNCが決定する場合、先行技術では同じUEに対して二つの異なるPTP無線ベアラ・サービスを、各パケット交換(PS)サービス(すなわち、IMSとMBMS)ごとに一つずつ設定する必要があり、これらのサービス(無線ベアラ)はトランスポート・チャネルと物理チャネルへのマッピング(対応付け)を必要とする。このことは、UEはアップリンク送信用の無線リンク・リソースにしか利用されないアクティブな無線ベアラ(IMSベアラ)をすでに有していることから、IMS−MBMS融合シナリオにおいては、RANリソース(例えば、直交化符号、拡散符号等)の浪費につながる。
3GPP TS 23.228, "IP Multimedia Subsystem (IMS); Stage 2 (Release 6)", version 7.2.0 3GPP TS 23.246, "Multimedia Broadcast/Multicast Service (MBMS), Architecture and functional description (Release 6)", version 6.9.0 3GPP TSG-SA WG2 #48, S2-052305, Sophia Antipolis, France 5th - 9th September 2005, "Enable IMS service with multicast capability" J. Cheng Cheng, T.Zhang, "IP-Based Next-Generation Wireless Networks: Systems, Architectures, and Protocols", Wiley-Interscience, 2004, chapter 2.1 and chapter 4.3
本発明の目的は、マルチキャストサービスのダウンリンク・サービス・データをユーザに提供するためにダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを使用できる、移動通信システムにおいて、ユーザに方向性のマルチキャストサービスの効率的な提供を可能にすることである。
この目的は、独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明の一つの主要な態様は、マルチキャストサービスを受信する移動端末と無線アクセス・ネットワークの間の追加の無線インタフェース・リソースの設定を回避することである。マルチキャストサービスをユーザに提供するとき、マルチキャストサービスのデータを交換するための移動端末と移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースが、通常、最初に確立される。上記移動通信システムは、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス―例えば、本発明をUMTSシステムにおいて実施する場合はMBMS―を提供することが仮定される。発明の概念は、マルチキャストサービスを受信する移動端末へ上記データを配信するためにポイント・ツー・ポイント接続が使用されることになる場合に、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを通じてダウンリンク・マルチキャストサービス・データを提供するための追加の無線インタフェース・リソースの確立/予約の無駄をなくすことにある。
本発明の第1の実施形態は、アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介して移動通信システム内の少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供するための方法に関係する。上記移動通信システム内では、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが提供される。この実施形態によれば、マルチキャストサービス用のシステム・リソースが確立される。これらのリソースは、マルチキャストサービスのデータを交換するための移動端末と移動通信システムの無線アクセス・ネットワークとの間の個別接続を少なくとも含む。
移動端末は、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかについての通知を無線アクセス・ネットワークから受信できる。移動端末がポイント・ツー・ポイント接続が使用されることになると通知される場合、移動端末は、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するために前記確立済みのシステム・リソースを利用するよう前記アプリケーション・サーバに要求する。
本発明のさらに別の実施形態では、移動端末がポイント・ツー・マルチポイント接続が使用されることになると通知される場合、移動端末は、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用して、無線アクセス・ネットワークからのポイント・ツー・マルチポイント接続を通じてマルチキャストサービスのダウンリンク・データを受信できる。
本発明の別の例示的な実施形態では、ポイント・ツー・ポイント接続及びポイント・ツー・マルチポイント接続は、無線インタフェース接続である。
さらに、本発明の別の実施形態では、移動端末で受信される上記通知は、アクセス層プロトコルのメッセージである。アクセス層プロトコルは、例えば、無線リソース制御プロトコルであり得る。
代替的な実施形態では、移動端末で受信される上記通知は、非アクセス層プロトコルのメッセージである。
さらに、別の実施形態は、アプリケーション・サーバは、移動端末により送信される非アクセス層プロトコル・メッセージにより確立済みのシステム・リソースを利用するように要求されることを予見する。
本発明のさらに別の実施形態では、非アクセス層プロトコル・メッセージの送信は、非アクセス層プロトコルとアクセス層プロトコル間でデータを交換するためのサービス・アクセス・ポイントを介して上記通知を受信するアクセス層プロトコル・エンティティによって、移動端末内でトリガされる。
本発明の別の実施形態は、移動通信システムの無線アクセス・ネットワーク内で、及びその他のコア・ネットワーク要素またはマルチキャストサービスに関与するネットワーク要素内で実行される動作に関係する。
この実施形態は、アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介して移動通信システム内の少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供するための方法を提案する。この実施形態でも、移動通信システムは、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを提供する。最初に、マルチキャストサービスのデータを交換するための移動端末と移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースが確立され得る。
さらに、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用してマルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するために、アクセス・サーバと移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間のダウンリンク配信経路上のシステム・リソースが確立される。無線アクセス・ネットワークのネットワーク・エンティティが、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかをさらに決定でき、この決定を移動端末に通知できる。
本発明のさらに別の実施形態では、アプリケーション・サーバは、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するために、個別接続を含むマルチキャストサービス用に確立済みのシステム・リソースを使用する要求を受信し得る。
この実施形態の例示的な変形では、上記要求は、移動端末から、または無線アクセス・ネットワークのネットワーク・エンティティがポイント・ツー・ポイント接続を使用すると決定した場合、無線アクセス・ネットワークの上記ネットワーク・エンティティからアプリケーション・サーバによって受信される。この実施形態の別の例示的な変形では、上記要求は、移動端末からアプリケーション・サーバによって受信された非アクセス層プロトコル・メッセージに含まれる。
本発明の別の実施形態は、ポイント・ツー・ポイント接続を使用することが決定された場合、ダウンリンク配信経路上の確立されたシステム・リソースのソフト非アクティブ化を実行することを予見する。このソフト非アクティブ化は、例えば、移動端末の要求に応じてアプリケーション・サーバによってトリガされ得る。ソフト非アクティブ化中も、ダウンリンク配信経路上の各ネットワーク・エンティティ内の移動端末のマルチキャストサービス・コンテクストは維持される。
本発明のさらに別の実施形態では、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、ポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかについての移動端末への通知は、無線アクセス・ネットワークの前記ネットワーク・エンティティによって送信されたアクセス層プロトコル・メッセージ内に含まれる。
本発明の別の実施形態は、アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介してマルチキャストサービスを受信する、移動通信システム内の移動端末を提供する。移動通信システムは、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを提供する。
移動端末は、マルチキャストサービスのデータを交換するための移動端末と移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースを確立するための処理ユニットを具備する。さらに、移動端末は、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかについての通知を無線アクセス・ネットワークから受信するための受信機と、移動端末がポイント・ツー・ポイント接続が使用されることになると通知される場合、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するために、確立済みのシステム・リソースを利用するようアプリケーション・サーバに要求するための送信機を具備する。
さらに別の実施形態では、移動端末は、アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介して移動通信システム内の少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供するための上記方法の各ステップを実行するように構成された追加の手段を具備する。
本発明の別の実施形態は、移動通信システム内の少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービス・データを提供する、移動通信システムの無線アクセス・ネットワークのネットワーク・エンティティに関係する。この実施形態でも、移動通信システムは、マルチキャストサービスのダウンリンク・マルチキャストサービス・データを移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを提供する。
上記ネットワーク・エンティティは、マルチキャストサービスのデータを交換するための移動端末と移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースを確立するための通信ユニットと処理ユニットを具備する。さらに、上記通信ユニットと処理ユニットは、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用してマルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するために、アクセス・サーバと当該ネットワーク・エンティティの間のダウンリンク配信経路上のシステム・リソースを確立するように動作可能である。
さらに、上記処理ユニットは、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかを決定するように動作可能である。上記通信ユニットは、上記決定を移動端末に通知するように動作可能である。
本発明のさらに別の実施形態は、本発明の上記実施形態の一つによる移動端末と本発明の上記実施形態の一つによる無線アクセス・ネットワークのネットワーク・エンティティを含んでなる移動通信システムに関係する。
本発明の別の実施形態による上記移動通信システムは、本文書に記述した発明の様々な実施形態の一つによる、アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介して少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供するための上記方法の各ステップを実行するように構成された少なくとも一つのさらに他のネットワーク要素をさらに含んでなる。
さらに、本発明の別の実施形態は、移動端末のプロセッサにより実行時に、マルチキャストサービスのデータを交換するための移動端末と移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースを確立し、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかについての通知を無線アクセス・ネットワークから受信し、移動端末がポイント・ツー・ポイント接続が使用されることになると通知される場合、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するために、確立済みのシステム・リソースを利用するようアプリケーション・サーバに要求することにより、上記移動端末にアプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介してマルチキャストサービスを受信させる命令を記憶するコンピュータにより読出し可能な媒体を提供する。
本発明の別の実施形態によるコンピュータにより読出し可能な媒体は、移動端末のプロセッサにより実行時に、本文書に記述した発明の様々な実施形態の一つによる、アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介して少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供するための上記方法の各ステップを実行することにより、上記移動端末にマルチキャストサービスを受信させる命令をさらに記憶する。
本発明のさらに別の実施形態におけるコンピュータにより読出し可能な媒体は、移動通信システムの無線アクセス・ネットワークのネットワーク要素により実行時に、マルチキャストサービスのデータを交換するための移動端末と移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースを確立し、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用してマルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するために、アクセス・サーバと移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間のダウンリンク配信経路上のシステム・リソースを確立し、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかを決定し、上記決定を移動端末に通知することにより、上記ネットワーク要素に移動通信システム内の少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供させる命令を記憶する。
本発明の別の実施形態によるこのコンピュータにより読出し可能な媒体は、移動端末のプロセッサにより実行時に、本文書に記述した発明の様々な実施形態の一つによる、アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介して少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供するための上記方法の各ステップを実行することにより、上記移動端末にマルチキャストサービスを受信させる命令をさらに記憶する。
以下に、添付の図及び図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。図中の類似のまたは同等の細部は、同一の参照番号を付けてある。
以下のパラグラフでは、本発明の様々な実施形態を説明する。典型的な例を示すという目的でのみ、実施形態の大部分は、UMTS通信システムに関連して概説される。また、以下の節で使用される専門用語は、主にUMTSの用語に関係する。しかし、UMTSアーキテクチャに関連した用語と実施形態の説明は、本発明の原理と概念を上記システムに限定するという意味合いはない。
また、前述の背景技術の節で述べた詳細な説明は、以下に説明する主にUMTSに特有の典型的な実施例をよりよく理解してもらうためのものにすぎず、移動通信ネットワークにおけるプロセス及び機能のここで述べた特定の実現に本発明を限定するものと理解すべきではない。
本発明のよりよい理解のために、以下の用語を定義する。ネットワーク要素は、個々に少なくとも一つのコア・ネットワーク・エンティティまたは少なくとも一つの無線アクセス・ネットワーク・エンティティよりなるコア・ネットワークまたは無線アクセス・ネットワークの物理的要素として定義できる。コア・ネットワーク・エンティティは、移動通信システム中のコア・ネットワークの機能的エンティティとして定義できる。一般に、この機能エンティティは、サービス・プロバイダからのサービス・データの入口ポイントとしての役目を果たし、サービス・データを移動通信システム中のさらに他のエンティティへ転送する。例えば、UMTS実現では、ネットワーク・エンティティはゲートウェイGPRSサポート・ノード(GGSN)またはサービスGPRSサポート・ノード(SGSN)であり得る。さらに、その他の実現によれば、ネットワーク・エンティティはゲートウェイであり得る。
さらに、無線アクセス・ネットワーク・エンティティは、移動通信システム中の無線アクセス・ネットワークの機能的エンティティとして定義できる。このエンティティは、例えば、無線アクセス・ネットワーク中の無線リソースを制御し得る。通常、UMTS実現では、無線リソースを制御する無線アクセス・ネットワーク・エンティティは、無線ネットワーク・コントローラ(RNC)またはノードB、すなわち、その制御下の移動端末への無線ベアラの設定を行なう役目を通常担うネットワーク要素であり得る。
すでに上述したように、本発明の主要概念の一つは、移動端末と無線アクセス・ネットワークの間の接続としてポイント・ツー・ポイント接続が使用されることになる場合に、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを通じてダウンリンク・マルチキャストサービス・データを移動端末に提供するための追加の無線インタフェース・リソースの確立/予約を避けることである。これにより、ポイント・ツー・ポイント接続を含むシステム・リソースは、マルチキャストサービスに関係したデータを交換するために確立済みであるものと仮定される。
移動通信システム中のシステムリソースの設定または確立は、通常、無線アクセス・ネットワークと移動端末の間のシステム・リソースの設定または確立と、無線アクセス・ネットワークとアプリケーション・サーバなどのサービス・プロバイダからのサービス・データの入口ポイントとしての役目をするコア・ネットワーク・エンティティの間のシステム・リソースの設定または確立の二つの部分に分けることができる。
無線アクセス・ネットワーク中では、これは、無線ベアラの設定とこの無線ベアラに対する無線アクセス・ネットワーク・リソースの予約を含んでなる。
無線アクセス・ネットワークとサービス・プロバイダからのサービス・データの入口ポイントとして機能するコア・ネットワーク・エンティティの間のシステム・リソースの確立または設定は、コア・ネットワークのネットワーク・エンティティとコア・ネットワークから無線アクセス・ネットワークへのサービス・データの入口ポイントである無線アクセス・ネットワークのネットワーク・エンティティとの間の接続を含み得る。通常、これは、サービス・データ配信経路上の個々のネットワーク・エンティティにおいてサービスに関係したコンテクストを設定することによってなされる。通常のUMTS実現では、コア・ネットワーク中の設定されたシステム・リソースは、SGSNとGGSN間のトンネル並びにSGSNとRNC間のトンネルを含んでなり得る。コア・ネットワーク内のトンネルの設定中に、システム・リソースはその特定のトンネルに明示的に予約されてもよいし、予約されなくてもよい。
一つの例示的な実施形態によれば、システム・リソースの利用は、無線アクセス・ネットワークへのポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらをダウンリンク・サービス・データ用に使用することになるかを移動端末に通知し、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続を含む初期に確立されたリソースを利用するように移動端末がアプリケーション・サーバをトリガすることにより最適化される。その結果、ダウンリンク・マルチキャストサービス及びブロードキャストサービスを通じてダウンリンク・データを提供するために、追加のシステム・リソースを移動端末に割り当てなくてもすむ。
本発明のいくつかの実施形態は、前述の背景技術の節で述べたUMTSの拡張UMTS環境において上記の概念を実現することに関係する。この実施形態では、マルチキャストサービスは、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスとして、MBMSサービスを使用するUMTSネットワークを通じて提供され得るIMSサービス(例えば、PoC、ビデオまたはオーディオ・ストリームーミング等)であり得る。この環境において、上述した概念は、UEがIMS−MBMSセッション・データ用の配信媒体を選択できるように明確化され得る。
この例示的な実施形態によれば、無線インタフェース・リソースを制御するUTRAN中のネットワーク・エンティティによって送信される通知によって、ダウンリンクIMS−MBMSセッション・データを配信するために、MBMSサービスにより使用されることになる無線ベアラ/接続のタイプを指示する。例えば、これは、RNCからUEへ送信される無線リソース制御(RRC)プロトコル・メッセージ中に上記の通知を含めることによって行なうことができる。
RNCがMBMSサービス用のポイント・ツー・ポイント無線ベアラを獲得するようにUEに通知する場合には、UEは配信媒体としてIMSベアラ/接続を選択する。この場合、第二の個別の MBMSベアラ/接続を確立せずに、個別のIMSベアラ/接続を通じてサービスのダウンリンク・データを送信するように、UEはIMS−AS(IMSアプリケーション・サーバ)へ要求メッセージを送信する。
本発明の別の態様は、例えば、ダウンリンク・データ配信方式をポイント・ツー・ポイントからポイント・ツー・マルチポイントへ切り替える決定がその後(すなわち、現在進行中のサービス中に)なされる場合に、ダウンリンク・サービス・データ配信用の移動端末へのダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスの迅速な設定を可能にすることである。
この課題は、例えば、特定の移動端末または端末のあるグループへのダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスのソフト非アクティブ化によって解決され得る。ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス用に確立されたシステム・リソースのソフト非アクティブ化は、特定の移動端末また端末のあるグループへのダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスのシステム・リソースをソフトな非アクティブ状態にすることを意味する。
例えば、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスのシステム・リソースを通じてダウンリンク・マルチキャスト・データを受信する移動端末がまだいくつも無線セル内に存在しているとして、セル内のこれらの移動端末のうちのいくつかはマルチキャストサービスのポイント・ツー・ポイント接続を利用するとしても、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスのシステム・リソースの全部ではなく一部を非アクティブ状態にできる。
基本的に、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスのソフト非アクティブ化は、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスの状態を表現するために使用される状態機械における新たな状態とみなすことができる。
一つの例示的な実施形態によれば、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用してマルチキャストサービスのダウンリンク・データを移動端末へ提供するための、アクセス・サーバと移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間のダウンリンク配信経路上のシステム・リソースは、ある移動端末または端末のあるグループに対して初期に設定される。
一方において、無線アクセス・ネットワークがダウンリンク・データを移動端末へダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを介して配信するためにポイント・ツー・マルチポイント接続を使用すると決定する場合、このサービス開始手順は、ポイント・ツー・マルチポイント接続のための無線インタフェース・リソースが、移動端末へのダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを通じたダウンリンク・マルチキャストサービスのデータ配信用に予約/設定されると「終了」する。
他方、ポイント・ツー・ポイント接続によりダウンリンク・マルチキャストサービス及びブロードキャストサービスを通じて移動端末へダウンリンク・データを配信する場合、無線アクセス・ネットワーク上の及び無線アクセス・ネットワークと移動端末間のシステム・リソースの確立は行なわれない、すなわち、ポイント・ツー・ポイント接続のための無線インタフェース・リソースを予約/設定する必要はない。しかし、アクセス・サーバと移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間のダウンリンク配信経路上に確立されたシステム・リソースは、後の時点でのダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスの迅速設定を可能にするために解除されなくてもよい。
この実施形態の例示的な変形において、アクセス・サーバと移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間のダウンリンク配信経路上のシステム・リソースの確立/予約は、配信経路上の各ネットワーク・エンティティ内で移動端末のマルチキャストサービス・コンテクストを設定することによって実現される。サービスがソフト非アクティブ化される場合、単純にコンテクストを再アクティブ化することによりダウンリンク・マルチキャストサービス及びブロードキャストサービスを後で再始動できるように、各ネットワーク・エンティティにおいて設定されたコンテクストは維持され、例えば、スタンバイ状態に設定され得る。コンテクストは、サービス・データの送信に使用されることになるシステム・リソースを定義する目的で、通信システムの各ネットワーク・エンティティにおいて設定される一組の情報セットとして定義することができる。
UMTS環境での本発明の概念の実現に関係した例示的な実施形態に戻り、ソフト非アクティブ化は、MBMSサービスにかかわる各エンティティにおいて移動端末(ここではUE)のMBMS UEコンテクストをスタンバイ状態にすることによって実現することができる。
本発明の例示的な実施形態による、MBMS UEコンテクストの例示的な状態機械を図8に示す。標準的なMBMSによれば、MBMSコンテクストは、アクティブ状態と非アクティブ状態の二つの状態をとり得る。
参照により本文書に援用される非特許文献2(version 6.9.0, chapter 8を参照)に記載されているように、通常、MBMSマルチキャストサービス起動時にアクティブ状態になる。この手順は、例えば、GGSNにおいてIGMPジョイン・メッセージの受信によりトリガされる。アクティブ状態から非アクティブ状態への遷移は、同じく非特許文献2に記載されているMBMSマルチキャストサービス停止手順の実行時に遷移する。アクティブ状態ではMBMS UEコンテクストはネットワーク・エンティティ内に設定されているが、非アクティブ状態ではMBMS UEコンテクストは存在しない/削除される。
本発明のこの実施形態によれば、スタンバイ状態という新たな状態が導入される。この状態で、各MBMSサービスはUEへ配信されないが、MBMB UEコンテクストはネットワーク・エンティティ内に維持される。MBMSマルチキャストサービスのソフト非アクティブ化手順を実行時にこの状態になり得る。この手順において、ネットワーク・エンティティはMBMS UEコンテクストの状態をホールドにセットするように指令され、その結果、コンテクストは使用可能であるが、ダウンリンクMBMSデータの各UE宛ての送信が停止する。
MBMSマルチキャストサービスの再アクティブ化時には、MBMS UEコンテクストの状態はアクティブに戻る。つまり、MBMSセッション開始手順が実行された、すなわち、MBMSデータ送信が開始されたならば、ネットワーク・エンティティはMBMSダウンリンク・データを各UEへ転送する。
次に、図4に関して、本発明の一つの例示的な実施形態を説明する。図4は、アプリケーション・サーバ、無線アクセス・ネットワーク(RAN)及びアプリケーション・サーバからマルチキャストサービスを受信する移動端末により実行される動作を示す。最初のステップでは、移動通信ネットワーク中のマルチキャストサービス用のシステム・リソースが設定される。この手順は、移動端末と無線アクセス・ネットワークの間の個別接続の確立を含む(401)。この個別接続は、マルチキャストサービスの設定と制御に関係した制御シグナリング(制御プレーン・データと呼ぶこともある)の交換のために使用されることになるとともに、アップリンク・サービス・データを移動端末からアプリケーション・サーバへ送信するために使用され、その他のサービス参加者に同データは中継される。より詳細に以下に説明するように、マルチキャストサービス用に確立された個別接続は、ダウンリンクのマルチキャストサービス・データ用にも選択的に使用することができる。アップリンクとダウンリンクのマルチキャストサービス ・データは、マルチキャストサービスのユーザ・プレーン・データと呼ぶこともある。
マルチキャストサービスに依存して、場合に応じて、無線アクセス・ネットワークとアプリケーション・サーバを接続するネットワーク(コア・ネットワーク)中でマルチキャストサービス用のリソースを設定する必要があることもある(402)。この目的のために、アプリケーション・サーバと無線アクセス・ネットワーク間の制御プレーン・データとユーザ・プレーン・データの下流の配信経路にある異なるネットワーク・エンティティ間に、例えば、トンネルを設定できる。アプリケーション・サーバ は、コア・ネットワークに置かれても、または他の事業者のドメインに置かれてもよく、マルチキャストサービス を提供し、または中継する。
次に、移動端末(及び選択的に移動端末が存在する無線セル内の他のサービス参加者)へマルチキャストサービスのダウンリンク・データを提供するために、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが設定され得る。
一般に、マルチキャストサービスを提供するためのダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス(DMBS)の使用は、参加者全員にマルチキャストサービスを提供するようにデフォルト設定(すなわち、マルチキャストサービスでは必須であるように)されてもよく、あるいはその使用は、例えば、マルチキャストサービスの特定のポリシー、QoS要件、マルチキャストサービスへの参加ユーザ数等に基づいて、サービスごとに必要に応じて決定されてもよい。この決定は、例えば、移動通信システムのコア・ネットワーク中のアプリケーション・サーバまたは他のネットワーク要素によって行なうことができる。次の点を認識しておくことは重要である。コア・ネットワークのネットワーク・エンティティによってこの決定がなされるべきであるというのは、上記エンティティは、移動通信システム内でダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが利用可能か否の情報を通常もち、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスの使用を決定するための適切な情報を得ることができるからである。
この例示的な実施形態において、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスは、移動端末へマルチキャストサービスのダウンリンク・データを配信するために使用されることになる。したがって、次のステップは、アプリケーション・サーバと無線アクセス・ネットワークの間のダウンリンク配信経路上のネットワーク・エンティティにおいてシステム・リソースを確立することである(403)。例えば、このリソース確立手順は、(アプリケーション・サーバと無線リソースを制御する無線アクセス・ネットワーク・エンティティを含む)配信経路上のネットワーク・エンティティ間での、これらのエンティティの少なくとも一部においてコンテクストを設定するシグナリング手順により実現され得る。上記コンテクストは、ダウンリンク・マルチキャストサービス・データの送信に使用されることになるシステム・リソースを定義するための一組の情報セットを指定する。
無線アクセス・ネットワークは、次に、移動端末と無線アクセス・ネットワークの間でダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスに使用されるべき配信方式を決定し、選択できる。一般に、二つの選択肢がある。第一に、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが移動端末へのポイント・ツー・ポイント接続を使用する可能性がある。このポイント・ツー・ポイント接続は、例えば、双方向通信を可能にする個別チャネルまたは個別無線ベアラであり得る。代替的に、例えば、共有または共通チャネルまたは無線ベアラであり得るポイント・ツー・マルチポイント接続が、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを通じて移動端末へマルチキャストサービスのダウンリンクのユーザ・プレーン・データを提供するために使用できる。
この配信方式を決定するネットワーク・エンティティは、例えば、無線アクセス・ネットワークのアーキテクチャに依存し得る。本発明の一つの例示的な実施形態によれば、この決定は、無線インタフェース・リソースを制御している無線アクセス・ネットワークのネットワーク・エンティティによってなされる。これは、例えば、標準的なUMTSネットワーク中のRNCであり得る。RNCはその配下のノードBが動作するセルの無線インタフェース・リソースを制御している。その他の進化したアーキテクチャでは、個々の基地局によって制御された各無線セルについて無線セル・ベースで選択が行なえるように、無線リソース制御機能は基地局に置かれる。本発明の代替的な実施形態では、無線アクセスによるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスの配信方式の決定は、この決定を行なうために利用できる十分な情報を有している、またはそのような情報を提供される、移動通信システム中のいずれかのネットワーク・エンティティによって行なうことができる。
無線ベアラは、無線リソースを制御する無線アクセス・ネットワーク中のエンティティと一つまたは複数のユーザ端末との間の論理的接続として定義することができる。さらに、無線ベアラは個別であり得る(個別無線ベアラまたは個別接続)。この場合、一つのユーザ端末に対してポイント・ツー・ポイント(PTP)接続が確立される。代替的に、無線ベアラはポイント・ツー・マルチポイント(PTM)接続であり得る(共有無線ベアラまたは共有接続)。この場合、無線ベアラは同一無線セル内の複数のユーザ端末によって共有され得る。
上記決定は、例えば、無線セル内でマルチキャストサービスを受信する参加者の数、各無線セル内の無線リソースの利用度(セル負荷、干渉レベル、リソースの可用度等)、QoS要件、事業者によって確立されたポリシー等の少なくとも一つに基づくことができる。
ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスに使用すべきどちらかの配信方式を決定した後(404)、決定結果が移動端末へ提供される。これは、決定を含む通知を移動端末へ送信することによって行なわれる。
図4に示す例では、ただし、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを通じて移動端末へマルチキャストサービスのダウンリンクのユーザ・プレーン・データを提供するためにポイント・ツー・ポイント接続が選択されたと仮定される。したがって、移動端末へ送信された通知(405)は、この決定を移動端末に指示する。
通知に応じて、移動端末はサービス設定を実行する。ポイント・ツー・マルチポイント接続が使用されることになる場合、移動端末はダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを通じてダウンリンク・データを受信するために必要なRANパラメータを得ることになる。上記の通知でポイント・ツー・ポイント接続の使用が指示される場合、移動端末はアプリケーション・サーバに要求を送信する(406)。この要求は、マルチキャストサービス用にすでに確立されたシステム・リソース(ステップ401とステップ402を参照、これらが実行されたと仮定して)を移動端末へのダウンリンク・マルチキャストサービス・データの送信に使用するようアプリケーション・サーバに依頼する。したがって、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを使用したダウンリンク・サービス・データの送信にポイント・ツー・ポイント接続が使用される場合には、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス用の無線アクセス・ネットワークと移動端末の間の追加のリソースの設定は回避され、マルチキャストサービス・データ用にすでに確立されたポイント・ツー・ポイント接続を含むシステム・リソースがダウンリンク・サービス・データの送信に使用される。
さらに他の選択肢として、アプリケーション・サーバが、ステップ403で設定されたシステムリソースを解除することになる、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスの非アクティブ化をトリガすることもできる。
図5は、本発明の別の実施形態による、アプリケーション・サーバ、 無線アクセス・ネットワーク(RAN)及びアプリケーション・サーバからマルチキャストサービスを受信する移動端末によって実行される進化した動作を示す。図5における動作は、基本的に図4に示したものと同じである。図5に示した実施形態では、アプリケーション・サーバへ送信した要求(406)は、前に説明したように確立済みのシステム・リソースをマルチキャストサービス・データ用に使用することをトリガするだけでなく、ネットワーク内のダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスのソフト非アクティブ化をさらにトリガする。具体的には、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス用にステップ403で設定されたシステム・リソースがソフト非アクティブ化される。前に概説したように、システム・リソースの予約は、アプリケーション・サーバと無線アクセス・ネットワークの間の下流の配信経路上のネットワーク・エンティティにおいて、移動端末のサービス・コンテクストを設定し得る。通常、これらのコンテクストはサービスが非アクティブ化(停止)されれば削除される。この実施形態では、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス用のシステム・リソースは解除されずに、後で選択的に使用されるようにスタンバイとして印付けられる。ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスのダウンリンク配信経路に沿ったネットワーク・エンティティ(少なくとも一つの )におけるコンテクストに関して、これは、例えば、次のことを意味し得る。コンテクストはホールド状態にあるものとして印付けられる、すなわち、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用するが、現在アクティブではないダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用する場合に、移動端末はスタンバイのシステム・リソースを必要とし、これらのシステム・リソースを割り当てられる。
例示的かつさらに詳細な実施形態によるシステム・リソースのソフト非アクティブ化を以下に説明することにする。この例示的な実施形態では、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスとしてMBMSサービスを提供するUMTSネットワークにおいて前述の概念を実現することが仮定される。ステップ403におけるシステム・リソースの確立は、この場合、とりわけ、コア・ネットワークのノードとRNCにおいてMBMS UEコンテクストを設定するMBMSマルチキャストサービス開始手順が実行されることを意味する。本発明のこの実施形態によるMBMS UEコンテクストは以下の内容を有することができる(コンテクスト中に存在するパラメータは、コンテクストを保持するネットワーク・エンティティに依存することに留意されたい)。
Figure 2009531889
上記の表においてわかるように、「コンテクストの状態」という新しいパラメータが導入されている。コンテクストの状態がアクティブに設定されている場合、これは、UEがMBMSデータを受信しようとしているので、ネットワーク・エンティティはMBMSデータを次の下流のエンティティへ転送することを意味する。コンテクストの状態が非アクティブに設定されている場合、MBMS UEコンテクストは削除される、すなわち、 UEへのMBMSサービスが停止されたことによりシステム・リソースは開放される。
スタンバイ状態では、コンテクストはソフト非アクティブ化された状態である。これは、ネットワーク・エンティティはコンテクスト情報を維持するが、IPマルチキャスト・アドレスによって指定されたMBMSサービスを移動端末は現在受信していないことを意味する。したがって、IPマルチキャスト・アドレスによって指定されたMBMSサービスについて少なくとも一つのアクティブ状態のMBMS UEコンテクストがある場合にのみ、ネットワーク・エンティティは、IPマルチキャスト・アドレスによって指定されたMBMSサービスに関係したMBMSサービス・データを転送する。
次に、より具体的なUMTSベースの実現において前述の本発明の概念と態様を例示的に使用する実施形態を概説することにする。この例では、IMSサービスのダウンリンクのユーザ・プレーン・データをユーザに提供するためにMBMSサービスの使用を可能にする、すなわち、MBMS上のIMSサービスの使用を可能にする拡張UMTSネットワークを通じてIMSマルチキャストサービスが参加者のあるグループに提供されるものとする。
サービス動作をより詳細に説明する前に、例示的な拡張UMTSネットワークのアーキテクチャの概要を述べる。図1は、本発明の一実施形態による、無線アクセス・ネットワークの異なる無線セル内に何人かのユーザが存在する状態の拡張UMTSネットワークを示す。当該ネットワークは、コア・ネットワーク100と無線アクセス・ネットワーク105に分けることができる。コア・ネットワーク(CN)100は、アプリケーション・サーバ101のゲートウェイとしてのGGSN 103及び一つ以上のSGSN 104を含んでなる。IMSアプリケーション・サーバ101は、IPマルチメディア・サブシステム(IMS)のアプリケーション・サーバとして実現され、MBMSアーキテクチャのブロードキャスト・マルチキャスト−サービス ・センター(BM−SC)は、事業者のIPバックボーンの一部をなす。アプリケーション・サーバ101とBM−SC 102は、この例ではコア・ネットワーク・エンティティとみなされることに留意すべきである。
SGSN 104は、いわゆる無線ネットワーク・サブシステムのために各々が動作する一つ以上の無線ネットワーク・コントローラ(RNC)106にコア・ネットワークを接続する。RNC 106は、通常、RNC 106によって制御されるいくつかの基地局(ノードB)のそれぞれの無線セル内の各移動端末(UE)の無線インタフェース・リソースを管理する役目を担う。この目的のために、いわゆる無線リソース制御(RRC)プロトコルが使用される。この例では、RNC 106は、一つ以上の無線セルを各々制御可能である3個のノードB 107、108及び109を制御するものと仮定される。例えば、ノードB 109は、UE 114〜117に対して無線セル110内での無線接続性を提供する。ノードB 108はUE 112と113のために動作し、ノードB 107はUE 111のために動作する。
本発明は、図1について説明したアーキテクチャにおいて使用されることに限定されないことに留意すべきである。最近、例えば、コア・ネットワークがゲートウェイのみを含んでなり、無線アクセス・ネットワークが一つまたは複数の拡張ノードBのみからなるようなアーキテクチャの進展がみられる。このようなアーキテクチャでは、RNC機能はゲートウェイと拡張ノードBに分散されている。けれども、本発明はこうした拡張されたその他のアーキテクチャにも同様に適用可能である。さらに、UMTSネットワーク中の個々のエンティティ(UEを除く)は、機能的なエンティティであることにも留意すべきである。これは、いくつかのエンティティを一つの物理的ネットワーク要素に一緒に配置可能であることを意味する。例えば、アプリケーション・サーバ101とBM−SC 102を一つの単独のネットワーク要素に配置可能である。
この実施形態では、UE 111がネットワーク中のユーザ112〜117とのIMSサービスを開始すると仮定される。IMSセッションを確立するためには、IMS通話に参加することになるすべてのUE 111〜117が、 UMTSネットワークへのIP接続性を必要とする(すなわち、パケット交換サービスへのアクセスが必要になる)。
IMSのようなパケット交換サービス(PSサービス)を受信可能になるためには、UEは、通常、GPRSアタッチ手順を最初に実行することができる。GPRSアタッチ手順は、パケット交換コア・ネットワーク(PS CN)ドメインに(より正確には、そのサービングSGSN 104に)UEを登録する。GPRSアタッチ手順中に、UEはその識別(例えば、IMSI)とサービス要件をSGSN 104へ提供することができ、ネットワークによって認証と許可を受ける。
SGSN 104へのUEの登録に加えて、GPRSアタッチが成功すると、RAN 105とSGSN 104がUEの位置を追跡できるように、UEのモビリティ管理コンテクストをRAN 105内(例えば、RNC 106上)とSGSN 104上に設定できる。
さらに、GPRSアタッチは、UEとSGSN 104の間のシグナリング接続を確立することもできる。UEとSGSN 104は、GPRSアタッチ手順を実行するために必要なシグナリングと制御メッセージを交換するために、このシグナリング接続を使用する。GPRSアタッチが完了後、例えば、PDPコンテクストのアクティブ化を実行するために、UEはSGSNとシグナリング・メッセージを交換するために、このシグナリング接続を使用し続けることができる。
GPRSアタッチ手順だけでは、UEへの無線アクセス・ベアラまたはCNベアラは確立されない。したがって、UEがパケット交換コア・ネットワークを介してユーザ・パケットを送受信できるようになるには、GPRSアタッチだけでは十分ではない。
IMSサービスのようなパケット交換サービスへのアクセスを得るには、PDPコンテクストのアクティブ化とRAB(無線アクセス・ベアラ)確立の手順が実行される。UEがGPRSアタッチを首尾よく実行した後、UEはそのPDPアドレスに対するPDPコンテクストを設定し、アクティブにするようにネットワークに要求できる。PDPコンテクストのアクティブ化が成功すると、UEへユーザ・パケットを運び、UEからのユーザ・パケットを運ぶCNベアラと無線アクセス・ベアラ(すなわち、Iuベアラと無線ベアラ)を確立するようにPS CNドメインがトリガされる。PDPコンテクストのアクティブ化が成功した後は、移動機はPS CNドメインを介してユーザパケットを送受信可能になる。
次に、IMSサービスを受信するためには、UEはIMSにさらに登録する必要がある。UEがIMSにより提供されるIPベースのリアルタイム音声サービスまたはマルチメディアサービスを利用したいときは、UEはIMSへの登録を行なう必要がある。例えば、IMSに登録するユーザを登録するためにSIPシグナリング・プロトコル(SIP登録手順)を使用できる。
上記手順についての詳細は、参照により本文書に援用される非特許文献4を参照のこと。
この実施形態では、サービス参加者それぞれが、例えば、簡単に上述した手順を実行することによって、IMSサービスを開始またはIMSサービスに参加するために必要なすべての手順を実行したと仮定される。本発明の例示的な実施形態によるIMSサービス設定手順を、図6を参照しながら以下に概説する。
IMSマルチキャストサービスを開始するために、UE 111はアプリケーション・サーバ(IMS−AS)101にサービス開始要求を送信する(601)。この目的のために、例えば、SIPシグナリング・プロトコルが使用できる。セッションを開始するためには、通常、このプロトコル中のSIP INVITEが送信される。サービス開始要求は、サービスに参加するサービス参加者それぞれの識別を含む。これは、例えば、SIP INVITEメッセージに各ユーザのSIP URIを付加することにより行なえる。
IMS−ASは 、次に、サービス開始メッセージ中に指示されたサービスの各参加者(ここでは、例示目的で、各UE 112〜117)へIMSマルチキャストサービス・データをダウンリンク上で配信するためにMBMSサービスを使用する決定をする。ダウンリンクIMSデータ用にMBMSを使用することは、例えば、必須であってもよいし、またはIMS−ASによって必要に応じて選択されてもよい。さらに、MBMSを使用する決定は、サービス参加者の情報に基づいて、無線セル単位または無線ネットワーク・サブシステム単位で選択的に行なえる。
次のステップとして、IMS−ASは、MBMSを通じたダウンリンクIMSサービス・データを利用するサービス参加者(例えば、各UE 114〜117)をBM−SC 102に登録する(602)。この登録に応答して、BM−SC 102 は、ダウンリンクIMSサービス・データを運ぶMBMSサービスに関係したマルチキャストサービス情報をIMS−AP 101に提供する(603)。このマルチキャストサービス情報は、ダウンリンクIMSサービス・データを運ぶMBMSサービスのIPマルチキャスト・アドレスを少なくとも含む。
次に、IMS−ASはその他のサービス参加者をIMSサービスへ勧誘する。SIPシグナリングを使用するときは、SIP INVITEが各UE 112〜117へ送信される。UEがダウンリンクIMSサービス・データ配信用にMBMSを使用すべきである場合、サービスへの勧誘は、ダウンリンクIMSサービス・データを運ぶMBMSサービスのIPマルチキャスト・アドレスを含むMBMBユーザ・サービス記述(MBMS USD)を含み得る。
(MBMSサービスを通じてダウンリンクMBMSサービス・データを受信すると想定される)UE 114でのサービス勧誘の受信は、MBMSマルチキャストサービス起動プロセスをトリガする(605)(UEは、MBMS USDから得たMBMSサービスのIPマルチキャスト・アドレスを付けたIGMP Joinを送信する、UE 114の許可、MBMSコンテクストのアクティブ化等)。この手順は、各ネットワーク・エンティティにおいて、前述したサービスのためのMBMS UEコンテクストを設定することによって、コア・ネットワークの各エンティティとRNCにおいてリソースを予約する。MBMSマルチキャスト起動開始手順は、以下に説明するとおり、MBMSサービスをソフト非アクティブ化できるようにMBMS UEコンテクストにコンテクストの状態パラメータを追加した以外は、非特許文献2(参照により本文書に援用される)に規定されたものと基本的に同じである。本発明のこの実施形態によるMBMSマルチキャストサービス開始手順中にMBMS UEコンテクストを設定するときは、コンテクストの状態は最初はアクティブに設定される。このステップ605において、例えば、非特許文献2(参照により本文書に援用される)に詳述されるような、標準的なMBMSマルチキャストサービス起動手順が実行されてもよい。
その後、ネットワークは、MBMSマルチキャストサービス開始手順の実行を続ける(606)。このステップ606において、この例示的な実施形態では以下に説明するように修正されるRANリソース予約を除いては、例えば3GPP TS 23.246, version 6.9.0, section 8.3(参照により本文書に援用される)に詳述されるような、標準的なMBMSマルチキャストサービス開始手順を基本的に実行してよい。
MBMSマルチキャストサービス開始手順の終了時に、UE 114へのRANリソースがRNCによって確立されることになる。この手順において、UE 114のために動作するノードB 109の無線インタフェース・リソースを制御するRNC 106は、MBMSを介して提供されるIMSサービス・データをUE 114へ配信するために、ポイント・ツー・ポイント無線ベアラまたはポイント・ツー・マルチポイント無線ベアラのどちらが使用されるべきかを決定できる(607)。この決定は、例えば、セル内でMBMSを通じて同じIMSサービス・データを受信することになるユーザの数、セル負荷、QoS要件等に基づいて行なえる。
MBMSサービスを通じてIMSサービス・データを各UE 114〜117へ提供するために、無線セル110内のポイント・ツー・マルチポイント無線ベアラ(共有チャネル)を使用するとRNC 106が決定した場合、RNC 106はこの決定をUE 114へ通知可能であり、UE 114はMBMSサービスのポイント・ツー・マルチポイント接続を通じてIMSサービス・データを受信することになる。MBMSの選択された配信方式の情報は、例えば、決定をすべてのUEへ通知するために無線アクセス・ネットワークによって定期的に送信することができる。
この情報は、UTRANからUEへのマルチキャスト制御チャネル(MCCHまたはDCCH)上で送信される、MBMS修正サービス情報と呼ばれるRRCメッセージによりUE 114へ提供することができる。このRRCは、「PTM RBを獲得せよ」 (ポイント・ツー・マルチポイント無線ベアラを獲得せよ)に設定された「MBMSが要求したUE動作」の情報要素を含む。このRRCメッセージを受信後、UE 114は無線ベアラの特性(例えば、トランスポート・チャネル及び/または物理チャネルのパラメータ)に関して無線セル中にブロードキャストされる制御チャネル(MCCH)上の情報をリッスンし、指示されたチャネルにその受信機をチューニングできる。
MBMSを通じてIMSサービス・データをUE 114へ配信するためにポイント・ツー・ポイント 接続を使用すると決定した場合(本例示的実施形態では、このように仮定される)、無線アクセス・ネットワーク(例えば、RNC 106)は、この決定をUE 114へ通知する(608)。
例えば、RRCメッセージ「MBMS修正サービス情報」がこの目的のために使用できる。情報要素「MBMSが要求したUE動作」は、「PTP RBを要求せよ」(ポイント・ツー・ポイント無線ベアラを要求せよ)に設定され得る。この設定は、通常では、MBMSを通じてダウンリンクIMSサービス・データを受信するための(IMS無線ベアラに加えて第二の)個別無線ベアラを確立するようにUE 114をトリガする。
本発明のこの実施形態によれば、要求のとおりポイント・ツー・ポイント接続を確立するのではなく、UE 114は、IMSサービス用に初期に設定された無線ベアラを通じてUE 114へのダウンリンクIMSサービス・データを転送するように要求する要求メッセージをIMS−AS (アプリケーション・サーバ101)へ送信する(609)。UE 114からのこの要求に応答して、IMS−ASは、IMSサービス用にネットワーク中で確立済みのシステム・リソースを通じてダウンリンクIMSサービス・データを転送する。
上述した例において、本発明のさらに別の実施形態によれば、選択したMBMS配信方式に関する通知(ステップ608参照)はRRCメッセージ、すなわち、UMTSのアクセス層プロトコルのメッセージであり得る。また、アプリケーション・サーバ101への要求(ステップ609参照)は新たに指定されたSIPメッセージ、すなわち、非アクセス層プロトコルのメッセージであり得る。アクセス層によって非アクセス層メッセージの送信をトリガするために、無線ベアラのタイプ情報(すなわち、無線アクセス・ネットワークからの通知に指示されたPTPまたはPTM)をもつ情報要素を含むサービス・プリミティブが非アクセス層へ渡される。この目的のために、アクセス層と非アクセス層の境界にあるSAPサービス・アクセス・ポイント(例えば、UMまたはDC−SAP)が使用され得る。
別の選択肢は、トリガとしてアクセス層メッセージを使用し、次にアクセス層から非アクセス層アプリケーションへの別の個別メッセージを作成し、アプリケーション・サーバへの要求の送信(609)をトリガすることが可能である。 MBMSが要求したUE動作の情報要素によってトリガされる、このアクセス層と非アクセス層間の連携動作は、RRCまたはPMM接続を要求するようにUEをトリガする他の場合にも使用される。
無線インタフェース上のポイント・ツー・ポイント接続を使用する際の現行の最新技術のソリューションと比較して、図6を参照して説明した動作によって得られる利点は、図2と図3を比較することにより理解できるであろう。図2は、無線アクセス・ネットワーク内でポイント・ツー・ポイント接続が使用される場合のMBMS上のIMSサービスの標準的な動作の場合の確立されたシステム・リソースを示す。図2の右側を見ればわかるように、IMSサービスのアップリンク及びダウンリンク制御シグナリング(例えば、SIPシグナリング)とUE 206からのその他のサービス参加者へ中継されるべきアップリンクIMSデータを運ぶIMSリソースが、IMSアプリケーション・サーバ 201とUE 206の間に最初に設定される。前に説明したように、ネットワーク中の必要なIMSシステム・リソースを予約するPDPコンテクストが、この目的のために設定され、無線インタフェース・リソースが予約、設定される(IMS PTP無線ベアラ)。IMS PTP無線ベアラはダウンリンクIMSサービス・データを運ばないので、同データはUE 206へのMBMSシステム・リソースへ提供される。これらのMBMSシステム・リソースは、ダウンリンク・データ用にのみ利用される、無線インタフェース上の第二の(双方向)ポイント・ツー・ポイント接続(MBMS PTP無線ベアラ)の確立を要求する。
図3においてわかるように、上記図6を参照して説明した本発明の実施形態によれば、ダウンリンクIMSサービス・データはIMSシステム・リソースを通じて転送されるので、第二のポイント・ツー・ポイント接続の確立、すなわち、MBMS PTP無線ベアラの設定は回避できる。
前述したように、ネットワーク中の下流の配信経路上に確立されたMBMSシステム・リソースは、別の実施形態によればソフト非アクティブ化され得る。図7は、本発明のこの実施形態による例示的なソフト非アクティブ化手順を示す。
UE 114からのIMSシステム・リソースを通じたダウンリンクIMSサービス・データ配信の要求またはその他のトリガ・メッセージの受信時(609)、アプリケーション・サーバ101(IMS−AS)は、MBMSリソースのソフト非アクティブ化始動を開始できる。これは、例えば、MBMS UEコンテクストをスタンバイ状態にすべきUEを指示するUEソフト非アクティブ化要求をBM−SC 102へ送信することにより行なえる。これは、IMS−ASが、どのコンテクストをスタンバイ状態にすべきかを指定するためにUEの識別(例えば、UEのIPアドレス)を含む、IGMP退去メッセージと同様の非アクセス層メッセージ(例えば、ホールドまたは休止)をUEの代わりにGGSNまたはBM−SCへ送信することを生起する場合もある。上記要求がBM−SC 102へ送信される場合、 次にBM−SC 102は該当する要求(UEソフト非アクティブ化要求)を次の下流のエンティティであるGGSN103へ転送し、GGSN103は該当するMBMS UEコンテクストをホールド状態に設定し、ソフト非アクティブ化要求(MBMSマルチキャストサービスのソフト非アクティブ化要求)をSGSN 102へ転送する。この要求を受信したすべてのネットワーク・エンティティが、指示されたUEのMBMS UEコンテクストをスタンバイ状態に設定し、選択的に応答メッセージがRNC 106からアプリケーション・サーバ101(IMS−AS)まで上流へ返送され得る。
代替的に、ダウンリンク用にIMSリソースを使用するとともにソフト非アクティブ化プロセスをトリガする要求が、標準的なMBMSマルチキャストサービス停止手順と同様の、GGSN 103への修正IGMP退去メッセージを用いてUE 114により要求されてもよい。このメッセージに応答して、GGSN 103は次に上記図7を参照して説明した手順と同様のプロセスにおけるソフト非アクティブ化を実行し得る。これに加えて、GGSN 103は、IMSベアラを通じたダウンリンク・データの受信を要求しているUE 114についてIMS−ASに通知することもできる。
本発明の別の実施形態は、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスの配信方式をポイント・ツー・ポイントからポイント・ツー・マルチポイントへ切り替えることに関係する。無線アクセスは、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを通じてユーザへダウンリンク・マルチキャスト・データを配信するために、特定のユーザへのポイント・ツー・ポイント接続を使用し続けるか、または無線アクセス・ネットワーク内のポイント・ツー・マルチポイント接続へ切り替えるかを、時々またはトリガされたイベントに対して再評価できる。配信方式の切り替えが決定される場合、図5を参照して説明した手順と同様に、移動端末はその決定を通知される。移動端末は、次に、使用されるポイント・ツー・マルチポイント接続を獲得することができ、スタンバイ状態にあるネットワーク中のダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス用のシステム・リソースを再アクティブ化するようにアプリケーション・サーバへ要求できる。その後、アプリケーション・サーバは、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを通じて、ダウンリンク・マルチキャストサービス・データを移動端末へ転送できる。
本発明のさらに別の実施形態によるUMTSネットワーク内の配信方式の切り替えの例示的な実現を以下に図8について説明する。最初は、UE 114は、ダウンリンクIMSサービス・データを受信するためにIMSポイント・ツー・ポイント接続を使用していて、MBMSシステム・リソースはソフト非アクティブ化されている(すなわちMBMS UEコンテクストがスタンバイ状態にある)。RNC 106は、MBMSを通じてダウンリンクIMSサービス・データをUE 114へ提供するのにポイント・ツー・マルチポイント接続を使用すると決定し(801)、上記図6(ステップ608参照)を参照して説明したのと同様の手段により、その決定をUE 114へ通知する(802)。
PTM接続を獲得するよう指示する(例えば、RRCメッセージ中の「PTM RB情報を獲得せよ」コマンドにより)、無線アクセス・ネットワークからの通知を受信後、UEは、無線ベアラの特性(例えば、トランスポート・チャネル及び/または物理チャネルのパラメータ)に関して無線セル中にブロードキャストされる制御チャネル(MCCH)上の情報をリッスンし、指示されたチャネルにその受信機をチューニングする。
MBMSリソース(IMSリソースに代えて)を通じてダウンリンクIMSサービス・データを転送するようにアプリケーション・サーバ101(IMS−AS)に通知するために、UE 114はアプリケーション・サーバ101(IMS−AS)へ要求を送信する(803)。この要求に応答して、アプリケーション・サーバ101(IMS−AS)は、ネットワーク中のMBMSシステム・リソースの再アクティブ化を開始する(MBMSマルチキャストサービスの再アクティブ化手順805)。例えば、これは、MBMS UEコンテクストをスタンバイからアクティブ状態へ遷移させるべきUE 114を指示する、新たに指定されたMBMSマルチキャストサービス再アクティブ化要求をアプリケーション・サーバ101(IMS−AS)から下流へRNC 106まで送信することにより行なえる。さらに、NBMS UEコンテクストの再アクティブ化は、MBMSシステム・リソースが再確立された時点でそれをアプリケーション・サーバ101(IMS−AS)へ通知するための適当な応答メッセージにより確認される。
UE 114のセル内のその他のUEが現在進行しているMBMSサービスを通じてダウンリンクIMSサービス・データをすでに受信している場合、再アクティブ化は、MBMS UEコンテスト(競合)状態を変える影響だけを及ぼすが、その他のUEへは既存のポイント・ツー・マルチポイント接続を介して上記データはすでに提供されているので、無線セル内のポイント・ツー・マルチポイント接続を通じたダウンリンクIMSサービス・データの現在進行中の配信には影響を及ぼすことはない。
ただし、この場合には、MBMSリソースの再アクティブ化を示す応答メッセージが、IMSリソースを介したダウンリンクIMSサービス・データの転送をMBMSサービスを通じた配信に現時点で切り替え得ることをアプリケーション・サーバ101(IMS−AS)に指示する。この場合、したがって、UE 114は、そのセル内のMBMSサービスのポイント・ツー・マルチポイント接続へのアクセスをすでに得たものと仮定される。上記のMBMSマルチキャストサービスの再アクティブ化手順805には本来的にシグナリング遅延が生じるから、これはアプリケーション・サーバ101(IMS−AS)による妥当な仮定であり得る。これにより、UE 114のMBMS UEコンテクストが再びアクティブ状態になったことの確認を受信時に、アプリケーション・サーバ101(IMS−AS)は、MBMSサービスへ実際に切り替えてUE 114へダウンリンクIMSサービス・データ提供するようにできる(807)。
この実施形態の変形では、UE 114は、MBMSポイント・ツー・マルチポイント接続へ現在アクセスしたことをアプリケーション・サーバ101(IMS−AS)へ通知するために、別のシグナリングメッセージをアプリケーション・サーバ101(IMS−AS)へ送信できる(806)。したがって、この変形では、アプリケーション・サーバ101(IMS−AS)は、ステップ806におけるUE 114からのシグナリング・メッセージとUE 114のMBMS UEコンテクストが再びアクティブ状態になったことの確認の両方を受信したとき、MBMSリソースを通じてダウンリンクIMSサービス・データを転送する(807)。
本発明の別の実施形態は、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを通じたダウンリンク・マルチキャスト・データの配信用のポイント・ツー・マルチポイント接続からポイント・ツー・ポイント接続への切り替えに関係する。ここでは、マルチキャスト・リソースは無線インタフェース上でのみ使用され、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスは選択的にソフト非アクティブ化される。この手順は、基本的に図4または図5に示した手順と同じである。ポイント・ツー・マルチポイント接続に代えてポイント・ツー・ポイント接続を現在使用すべきであるという通知を無線アクセス・ネットワークから受信すると、移動端末はアプリケーション・サーバへ要求を送信し(406)、これにより、アプリケーション・サーバは、マルチキャストサービス用に確立済みのポイント・ツー・ポイント接続を含むシステム・リソースを通じてダウンリンク・マルチキャスト・データを提供できる。これに加えて、移動端末は、さらに、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス通じたダウンリンク・マルチキャスト・データの配信に今まで使用されていたポイント・ツー・マルチポイント接続用の無線インタフェース・リソースを解除することができる。さらに、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス用の移動端末のシステム・リソースは、上述したとおり、ソフト非アクティブ化され得る。
本発明の別の実施形態は、移動端末が両方のサービスを同時に受信できないので、一方または他方のサービスを通知に応じて選択する必要があるケースに関係する。したがって、マルチキャストサービス(例えば、IMSサービス)が着呼されているときに、移動端末はダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス(例えば、MBMSサービス)を同時に受信できない。セル状態により、PTM接続へ進むようにネットワークによって移動端末は命令されることが考えられる。移動端末は、通知されたPTM接続(例えば、「PTM RB情報を獲得せよ」に設定されたMBMS UE動作のRRC情報要素によって指示される)を使用でき、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス(例えば、 MBMSサービス)を通じてデータを送信せずに、マルチキャストサービス(例えば、IMSサービス)に使用される既存のベアラを使用して送信するようにIMS−ASに要求できる。
移動端末がPTP接続を使用するように通知される場合(例えば、MBMS UE動作のRRC情報要素を「PTP RB情報を獲得せよ」に設定することにより)、移動端末は、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービス(例えば、 MBMSサービス)を通じてデータを送信せずに、マルチキャストサービス(例えば、IMSサービス)に設定されている既存のベアラを使用して送信するようにIMS−ASに要求することもできる。
この通知は、MBMSサービス用に使用されるRRCメッセージの形態をとることができる。RRCメッセージは、MBMSサービスが設定されようとしていることをUEに指示するメッセージとしても機能する。したがって、両方のサービスを受信できないUEは、既存のサービスを通じてデータを受信することを要求する。
本発明の別の実施形態は、ハードウェア及びソフトウェアを使用した、上述した様々な実施形態の実現に関係する。本発明の多様な実施形態は、コンピューティング・デバイス(プロセッサ)を使用して実現または実施され得ることが認識される。コンピューティング・デバイスまたはプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)またはその他のプログラム可能な論理回路等であり得る。本発明の多様な実施形態は、上記のデバイスの組合せによっても実施または実現され得る。
さらに、本発明の多様な実施形態は、プロセッサで実行されるまたは直接ハードウェアに組み込むソフトウェア・モジュールを用いても実現可能である。また、ソフトウェア・モジュールとハードウェア実装の組合せも可能である。ソフトウェア・モジュールは、コンピュータで読取り可能などんな種類の記憶媒体3/4例えば、RAM、EPROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、レジスタ、ハード・ディスク、CD−ROM、DVD等3/4に記憶されてもよい。
本発明の一実施形態による、無線アクセス・ネットワークの異なる無線セル内に何人かのユーザが存在する状態の拡張UMTSネットワークを示す。 標準的なMBMS上のIMSサービスに対するシステム・リソースの利用と本発明の一実施形態によるMBMS上のIMSサービスに対するシステム・リソースの利用をそれぞれ示す。 標準的なMBMS上のIMSサービスに対するシステム・リソースの利用と本発明の一実施形態によるMBMS上のIMSサービスに対するシステム・リソースの利用をそれぞれ示す。 本発明の異なる実施形態による、マルチキャストサービス設定手順の二つの例示的なシグナリング図を示す。 本発明の異なる実施形態による、マルチキャストサービス設定手順の二つの例示的なシグナリング図を示す。 本発明の一実施形態による、MBMS上のIMSサービスの設定のシグナリング図を示す。 本発明の例示的な実施形態による、UEへのMBMSシステム・リソースのソフト非アクティブ化を示す。 本発明の例示的な実施形態による、MBMS配信方式をポイント・ツー・ポイントからポイント・ツー・マルチポイントへ切り替えた際のMBMSシステム・リソースの再アクティブ化を示す。 本発明の一実施形態による、MBMS UEコンテクストの異なる状態を示す。

Claims (24)

  1. アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介して移動通信システム内の少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供するための方法であり、前記移動通信システムは、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを提供し、前記方法は前記移動端末によって実行される下記のステップを有し、
    マルチキャストサービスのデータを交換するための前記移動端末と前記移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースを確立するステップと、
    前記ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかについての通知を前記無線アクセス・ネットワークから受信するステップと、
    前記移動端末がポイント・ツー・ポイント接続が使用されることになると通知される場合、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するために、前記確立済みのシステム・リソースを利用するよう前記アプリケーション・サーバに要求するステップと、
    を有する方法。
  2. 前記移動端末がポイント・ツー・マルチポイント接続が使用されることになると通知される場合、ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用して、無線アクセス・ネットワークからのポイント・ツー・マルチポイント接続を通じてマルチキャストサービスのダウンリンク・データを受信するステップをさらに有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ポイント・ツー・ポイント接続及び前記ポイント・ツー・マルチポイント接続は、無線インタフェース接続である、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記移動端末で受信される前記通知は、アクセス層プロトコルのメッセージである、請求項1または請求項2に記載の方法。
  5. 前記アクセス層プロトコルは、無線リソース制御プロトコルである、請求項3に記載の方法。
  6. 前記移動端末で受信される前記通知は、非アクセス層プロトコルのメッセージである、請求項1または請求項2に記載の方法。
  7. 前記アプリケーション・サーバは、前記移動端末により送信される非アクセス層プロトコル・メッセージにより前記確立済みのシステム・リソースを利用するように要求される、請求項3から請求項5のいずれかに記載の方法。
  8. 非アクセス層プロトコルとアクセス層プロトコル間でデータを交換するためのサービス・アクセス・ポイントを介して前記通知を受信するアクセス層プロトコル・エンティティによって、前記移動端末内で、前記非アクセス層プロトコル・メッセージの送信をトリガするステップをさらに有する、請求項5に記載の方法。
  9. アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介して移動通信システム内の少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供するための方法であり、前記移動通信システムは、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを提供し、前記方法は、
    マルチキャストサービスのデータを交換するための前記移動端末と前記移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースを確立するステップと、
    前記ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用してマルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するために、アクセス・サーバと前記移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間のダウンリンク配信経路上のシステム・リソースを確立するステップと、
    前記無線アクセス・ネットワークのネットワーク・エンティティ内で、前記ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかを決定するステップと、
    前記決定を前記移動端末に通知するステップと、
    を有する方法。
  10. ポイント・ツー・ポイント接続を使用することが決定された場合、前記ダウンリンク配信経路上の前記確立されたシステム・リソースのソフト非アクティブ化を実行するステップをさらに有する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ソフト非アクティブ化は、前記移動端末の要求に応じて前記アプリケーション・サーバによってトリガされる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ダウンリンク配信経路上の各ネットワーク・エンティティ内の前記移動端末のマルチキャストサービス・コンテクストは、ダウンリンク・マルチキャストサービスのソフト非アクティブ化実行時にも維持される、請求項10または請求項11に記載の方法。
  13. 前記移動端末へマルチキャストサービスのダウンリンク・データを提供するために、前記個別接続を含むマルチキャストサービス用に前記確立されたシステム・リソースを利用する要求を前記アプリケーション・サーバにおいて受信するステップをさらに有する、請求項9から請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記要求は、前記移動端末から、または前記無線アクセス・ネットワークのネットワーク・エンティティがポイント・ツー・ポイント接続を使用すると決定した場合、前記無線アクセス・ネットワークの前記ネットワーク・エンティティからアプリケーション・サーバによって受信される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記要求は、前記移動端末から前記アプリケーション・サーバによって受信された非アクセス層プロトコル・メッセージに含まれる、請求項13に記載の方法。
  16. 前記ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、ポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかについての前記移動端末への通知は、前記無線アクセス・ネットワークの前記ネットワーク・エンティティによって送信されたアクセス層プロトコル・メッセージ内に含まれる、請求項9から請求項15のいずれかに記載の方法。
  17. アプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介してマルチキャストサービスを受信する、移動通信システム内の移動端末であり、前記移動通信システムは、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを提供し、前記移動端末は、
    マルチキャストサービスのデータを交換するための前記移動端末と前記移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースを確立するための処理ユニットと、
    前記ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかについての通知を前記無線アクセス・ネットワークから受信するための受信機と、
    前記移動端末がポイント・ツー・ポイント接続が使用されることになると通知される場合、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するために、前記確立済みのシステム・リソースを利用するよう前記アプリケーション・サーバに要求するための送信機と、
    を具備する移動端末。
  18. 請求項2から請求項8のうちのいずれかに記載の前記方法の前記各ステップを実行するように構成された手段をさらに具備する、請求項17に記載の移動端末。
  19. 移動通信システム内の少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービス・データを提供する、移動通信システムの無線アクセス・ネットワークのネットワーク・エンティティであり、前記移動通信システムは、マルチキャストサービスのダウンリンク・マルチキャストサービス・データを前記移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを提供し、前記ネットワーク・エンティティは、
    マルチキャストサービスのデータを交換するための前記移動端末と前記移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースを確立するための通信ユニットと処理ユニットとを具備し、
    前記通信ユニットと処理ユニットは、前記ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用してマルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するために、アクセス・サーバと当該ネットワーク・ユニットの間のダウンリンク配信経路上のシステム・リソースを確立するように動作可能であり、
    前記処理ユニットは、前記ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかを決定するように動作可能であり、
    前記通信ユニットは、前記決定を前記移動端末に通知するように動作可能である、
    ネットワーク・エンティティ。
  20. 請求項17または請求項18に記載の移動端末と請求項19に記載の無線アクセス・ネットワークのネットワーク・エンティティとを含んでなる移動通信システム。
  21. 請求項9から請求項16のうちのいずれかに記載の前記方法の前記各ステップを実行するように構成された、少なくとも一つのさらに他のネットワーク要素をさらに含んでなる、請求項20に記載の移動通信システム。
  22. 移動端末のプロセッサにより実行時に、前記移動端末にアプリケーション・サーバからまたはアプリケーション・サーバを介してマルチキャストサービスを受信させる命令を記憶するコンピュータにより読出し可能な媒体であり、移動通信システムは、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを提供し、前記命令は、
    マルチキャストサービスのデータを交換するための前記移動端末と前記移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースを確立し、
    前記ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかについての通知を前記無線アクセス・ネットワークから受信し、
    前記移動端末がポイント・ツー・ポイント接続が使用されることになると通知される場合、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するために、前記確立済みのシステム・リソースを利用するよう前記アプリケーション・サーバに要求することにより、
    前記移動端末にマルチキャストサービスを受信させる、コンピュータにより読出し可能な媒体。
  23. 前記移動端末の前記プロセッサにより実行時に、前記移動端末に請求項1から請求項8のうちのいずれかに記載の前記方法の前記各ステップを実行することによりマルチキャストサービスを受信させる命令をさらに記憶する、請求項22に記載のコンピュータにより読出し可能な媒体。
  24. 移動通信システムの無線アクセス・ネットワークのネットワーク要素により実行時に、前記ネットワーク要素に移動通信システム内の少なくとも一つの移動端末へマルチキャストサービスを提供させる命令を記憶するコンピュータにより読出し可能な媒体であり、前記移動通信システムは、マルチキャストサービスのダウンリンク・マルチキャストサービス・データを前記移動端末へ送信するために利用できるダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを提供し、前記命令は、
    マルチキャストサービスのデータを交換するための前記移動端末と前記移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間の個別接続を少なくとも含む、マルチキャストサービス用のシステム・リソースを確立し、
    前記ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスを利用してマルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するために、アクセス・サーバと前記移動通信システムの無線アクセス・ネットワークの間のダウンリンク配信経路上のシステム・リソースを確立し、
    前記ダウンリンク・マルチキャストサービスまたはブロードキャストサービスが、マルチキャストサービスのダウンリンク・データを前記移動端末へ提供するためにポイント・ツー・ポイント接続またはポイント・ツー・マルチポイント接続のどちらを使用することになるかを決定し、
    前記決定を前記移動端末に通知することにより、
    前記ネットワーク要素に前記マルチキャストサービスの提供を行なわせる、コンピュータにより読出し可能な媒体。
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