JP4977721B2 - ダウンリンクマルチキャストサービス(例えばmbms)を用いることによる双方向サービス(ims,例えばpoc,会議)のサービスデータの提供 - Google Patents

ダウンリンクマルチキャストサービス(例えばmbms)を用いることによる双方向サービス(ims,例えばpoc,会議)のサービスデータの提供 Download PDF

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    • H04L65/1016IP multimedia subsystem [IMS]

Description

本発明は、移動体通信システムにおいて双方向マルチキャストサービスを提供する方法に関する。本発明は、更に、移動体通信システム内の双方向マルチキャストサービスのためにシステムリソースを変更する方法に関する。本発明は、更に、ダウンリンクマルチキャストサービスを設定する方法に関する。本発明は、更に、移動体通信システムにおいてシステムリソースを構成し、移動端末にマルチキャストサービスデータを転送するコアネットワークまたは無線アクセスネットワークにおけるネットワークエンティティに関する。本発明は、更に、双方向マルチキャストサービスを受信する移動端末に関する。
ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)等の移動体通信システムは、固定の、無線の、および、衛星のネットワークを介して音声およびデータの両方を運ぶことができる。これらの通信システムは、絶えず進化しているため、IPベースの、リアルタイムの、対話的な、または、マルチメディアのサービスの配信のためのパケットフレームワークも開発され提供されている。例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)標準は、第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(3GPP)(非特許文献1。http://www.3gpp.orgから入手可能。本文献は参照により本願に組み込まれる。)により特定されている。IMSは、リッチな音声サービス、ビデオ電話、メッセージング、会議開催、およびプッシュサービス等の、リアルタイムの移動および固定マルチメディアモバイルサービスを可能にし、且つ、改善するように特に設計されている。IMSは、標準インターネットプロトコル(IP)を超えてパケット切換および回路切換電話システムの両方をサポートする。
典型的には、多数のユーザが、無線ネットワークの特定のセルで同じデータを複数のユーザに提供することをしばしば含むプッシュトゥトークセルラ(PoC)またはビデオ会議サービス等のIMSサービスを受けるために加入している。しかしながら、IMS標準は、サービスが提供される各移動端末への個別無線ベアラ接続のための無線アクセスネットワーク(RAN)におけるシステムリソースの予約を含み、ユーザの移動端末(MT)へのポイントトゥポイント(PTP)接続のみをサポートする。
複数のユーザが同じサービスを受ける場合、複数のユーザにサービスデータを送信するためにポイントトゥマルチポイント(PTM)能力を備えるマルチキャスト対応サービスを使用することが有利である。UMTSシステムでIMSサービスを提供する際、無線セルで多数のユーザにサービス提供するよう、多数の個別無線ベアラの代わりに共有または放送無線ベアラが典型的には利用されるため無線アクセスネットワークにおいてシステムリソースが節約される。
マルチキャスト対応サービスは、3GPP(非特許文献2。http://www.3gpp.orgから入手可能。本文献は参照により本願に組み込まれる。)によって標準化されたマルチメディア放送/マルチキャストサービス(MBMS)等である。MBMSサービスは、無線ネットワークを介して複数の受信者に同じダウンリンクデータを送信するダウンリンクマルチキャストサービスである。受信者は、MBMSサービスデータの受信のために典型的には一つの無線チャネルと共有無線ベアラを共有する。MBMSサービスは、リアルタイム画像と音声またはテキスト等のマルチメディアデータの送信をサポートする。従って、ユーザにIMSサービスのデータを提供するためにも使用される。可能性として異なるセルに位置する多数のユーザに同じデータが送信されるため、ユーザの特定の移動端末のセルで使用されるPTPまたはPTMの接続の種類は、各セルに位置するユーザの数に基づいてもよい。
以下では、http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_48_Sophia_Antipolis/Docs/により入手可能であり参照により本願に組み込まれる非特許文献3に記載されるようなダウリンクデータ提供のためのMBMSサービスフレームワークを用いたIMSサービス等の典型的な設定手順を簡単に説明する。
最初に、ユーザは無線アクセスネットワークおよびコアネットワークを介して、サービスプロバイダにINVITEメッセージを送ることでIMSサービスに加入する。サービスを受信するためにユーザを認証した後、サービスプロバイダは、RANにおける無線送信リソースを制御するために、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)−サービスGPRSサポートノード(SGSN)と無線ネットワークコントローラ(RNC)との間のトンネルの設定を含む、移動体通信システムにおけるシステムリソースの予約を開始する。更に、RNCとユーザ機器(UE)との間の無線ベアラが、UEからサービスプロバイダへのシグナリングおよびアップリンク接続のために確立される。セッション設定シグナリング、セッション設定、および、SIP(セッション初期化プロトコル)等の制御プロトコルが通信のために使用される。
ユーザにダウンリンクデータを提供するためには、MBMSサービスフレームワークが利用される。MBMSサービスの設定手順は、IMSサービスプロバイダ等によって開始される。MBMS設定は、ダウンリンクIMSデータの送信のためのシステムリソースの構成を含む。従って、この設定は、それぞれのネットワークノードにおいて確立されたコンテキストに記述されるGGSN,SGSN,および、RNC間のトンネルの確立を典型的には含み、IMSサービスを受信するためにセルに位置するユーザに依存してRANにおける共有無線ベアラまたは個別無線ベアラの設定を更に含む。
3GPP TS 23.228 v6.9.0: "IP Multimedia Subsystem (IMS); Stage 2 (Release 6)" 3GPP TS 23.246 v6.6.0: "Multimedia Broadcast/Multicast Service (MBMS); Architecture and functional description (Release 6)" 3GPP TSG-SA WG2 #48, S2-052305, Sophia Antipolis, France 5th - 9th September 2005, "Enable IMS service with multicast capability"
本発明は、双方向マルチキャストサービスのダウンリンクサービスデータを提供するためにダウンリンクマルチキャストサービスを用いて双方向マルチキャストサービスを効率的に提供することを目的とする。
上記目的は、独立請求項の主題により解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明の一態様は、ダウンリンクサービスデータの送信に確立済みシステムリソースを再使用することである。設定手順中、無線ベアラが最初双方向マルチキャストサービスのために確立される。ダウンリンクサービスデータが移動端末にPTP接続を介して提供されるべき場合、ダウンリンクデータの送信にダウンリンクマルチキャストサービスに追加的なシステムリソースを割り当てる代わりに、確立済み無線ベアラを用いてダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信する。PTM接続が判断された場合のみ、ダウンリンクマルチキャストサービスに追加的な共有ベアラが確立される。共有ベアラが無線セルにおいて既に利用可能である場合、該共有無線ベアラが移動端末にサービスデータを提供するために利用される。
本発明の実施形態は、移動体通信システム内で双方向マルチキャストサービスプロバイダから移動端末に双方向マルチキャストサービスを提供する方法に関する。移動体通信システムは、コアネットワークおよび無線アクセスネットワークを備える。同方法によると、システムリソースは、双方向マルチキャストサービスのマルチキャストサービスデータを送信するために移動体通信システムにおいて双方向マルチキャストサービスのために構成される。
構成するステップは、移動端末と無線アクセスネットワークの無線リソースを制御する制御エンティティとの間で双方向無線ベアラを確立することを含む。更に、ダウンリンクマルチキャストサービス用システムリソースが、ダウンリンクマルチキャストサービスを介して双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するためにコアネットワークにおいて構成される。移動端末に双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続またはポイントトゥマルチポイント接続を利用するか判断される。ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために確立された双方向マルチキャストサービス用システムリソースが利用される。ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、コアネットワークにおいてダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するために、ダウンリンクマルチキャストサービスのために確立されたコアネットワークのシステムリソースが利用される。更には、移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために無線アクセスネットワークにおいて共有無線ベアラが確立されるか、確立済み共有無線ベアラが使用される。
本発明の別の実施形態では、双方向マルチキャストサービスのためにシステムリソースを構成するステップは、コアネットワークにおけるネットワークエンティティと無線アクセスネットワークにおける制御エンティティとの間で接続を確立することを含む。ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、ダウンリンクマルチキャストサービスデータの送信のために、コアネットワークにおけるネットワークエンティティと無線アクセスネットワークにおける制御エンティティとの間の接続が利用される。これは、コアネットワークにおける接続の再使用を含み、結果として双方向マルチキャストサービスがより効率的に提供される。
本実施形態の変形例によると、マルチキャストサービスデータはアップリンクマルチキャストサービスデータとダウンリンクマルチキャストサービスデータを含む。ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、双方向マルチキャストサービスのために構成されたシステムリソースを利用してアップリンクマルチキャストサービスデータが送信される。更に、ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成されたシステムリソースを利用してダウンリンクマルチキャストサービスデータが送信される。
本実施形態の別の変形例によると、マルチキャストサービスデータはアップリンクマルチキャストサービスデータとダウンリンクマルチキャストサービスデータを含む。ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、双方向マルチキャストサービスのために構成されたシステムリソースを利用してアップリンクマルチキャストサービスデータおよびダウンリンクマルチキャストサービスデータが送信される。
本発明の更に別の実施形態では、ダウンリンクマルチキャストサービスのためにコアネットワークにおいてシステムリソースを構成するステップは、コアネットワークにおいてシステムリソースをアクティブにすることを含む。ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、ポイントトゥポイント接続を利用して移動端末のためのダウンリンクマルチキャストサービスを非アクティブにする。これは、ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成されたコアネットワークにおけるシステムリソースを解放することを含む。それにより、解放されたシステムリソースは他の接続やユーザに利用可能になる。
更なる実施形態によると、ダウンリンクマルチキャストサービスのためにコアネットワークにおいてシステムリソースを構成するステップは、システムリソースをアクティブにすることを含む。ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、ポイントトゥポイント接続を利用して移動端末のためにダウンリンクマルチキャストサービスを非アクティブにする。これは、ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成されたコアネットワークにおけるシステムリソースを維持することを含む。システムリソースを維持することで、移動端末に対するMBMSサービスの可能な将来的な構成が促進される。
更なる実施形態では、ダウンリンクマルチキャストサービスデータは、移動端末にポイントトゥポイント接続を介して提供される。ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成されたシステムリソースはコアネットワークで維持される。これは、システムリソースを非アクティブにすることを含む。ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、ダウンリンクマルチキャストサービスを介してコアネットワークにおいてダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するためにコアネットワークにおける維持されたシステムリソースが再びアクティブにされる。
本発明の別の実施形態によると、ダウンリンクマルチキャストサービスがダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダから提供される。更に、ダウンリンクマルチキャストサービスを非アクティブにすることは、ダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダ、無線アクセスネットワークにおける制御エンティティ、ネットワークエンティティ、および、移動端末に対して、移動端末に対するダウンリンクマルチキャストサービスを非アクティブにすることを通知することを含む。
本発明の有利な実施形態では、ダウンリンクマルチキャストサービスを非アクティブにする通知メッセージは、コアネットワークにおけるネットワークエンティティ、無線アクセスネットワークにおける制御エンティティ、移動端末、または、ダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダから発せられる。
本発明の別の実施形態は、双方向マルチキャストサービスに割り当てられたマルチキャストサービス識別子を用いる。この識別子により、他のマルチメディアサービスの中からマルチキャストサービスを識別することが可能になる。
本発明の更なる実施形態によると、マルチキャストサービス識別子は、アクセスポイントネームまたはIPマルチキャストアドレスである。マルチキャストサービスのアクセスポイントネームまたはIPマルチキャストアドレスをマルチキャストサービス識別子として用いることは、移動体通信システムにおけるエンティティ全体に典型的には利用可能であるといった利点を有する。
本発明の実施形態の変形例では、双方向マルチキャストサービスのためのシステムリソースを構成するステップは、少なくともコアネットワークのネットワークエンティティにおいてマルチキャストサービス関連の制御シグナリングおよびマルチキャストサービスデータ転送のためのコンテキストをアクティブにすることを含む。コンテキストは、マルチキャストサービスプロバイダから移動端末にマルチキャストサービスを提供するために構成されたシステムリソースにおけるマルチキャストサービスデータのルーティングに関するルーティング情報を含む。コンテキストは、双方向マルチキャストサービスを識別するマルチキャストサービス識別子も含む。
本発明の別の実施形態によると、双方向マルチキャストサービスのデータのためのシステムリソースを構成するステップは、構成されたシステムリソースにおける制御シグナリングのルーティングに関するルーティング情報とマルチキャストサービス識別子とを含むマルチキャストサービス関連の制御シグナリングのための制御シグナリングコンテキストをアクティブにすることを含む。マルチキャストサービスデータ転送のためのデータコンテキストは、リソース識別子によって識別される構成されたシステムリソースにおいてマルチキャストサービスプロバイダから移動端末に提供されるマルチキャストサービスデータのルーティングに関するルーティング情報を含んでもよい。データコンテキストは、少なくともコアネットワークネットワークエンティティにおいてマルチキャストサービス識別子を含んでもよい。
本発明の更なる実施形態では、ダウンリンクサービスデータのためのシステムリソースの構成は、少なくともコアネットワークのネットワークエンティティにおいてダウンリンクマルチキャストサービスの移動端末関連のコンテキストをアクティブにすることを含む。移動端末関連のコンテキストは、移動端末が登録されているダウンリンクマルチキャストサービスに関する情報を含んでもよい。任意には、移動端末に関する情報を含んでもよい。
本発明の実施形態によると、ダウンリンクマルチキャストサービスのためにアクティブにされたコンテキストは、無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には維持される。その利点は、維持されるコンテキストが迅速に再びアクティブにされ得る点である。
一実施形態の変形例では、ダウンリンクマルチキャストサービスは、双方向マルチキャストサービスのために構成された無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続を介して移動端末に提供される。ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、ダウンリンクマルチキャストサービスを介してコアネットワークにおいてダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するためにダウンリンクマルチキャストサービスのためにアクティブにされた維持されたコンテキストが利用される。
本発明の更なる実施形態によると、ダウンリンクマルチキャストサービスのためにアクティブにされたコンテキストは、無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には削除される。それにより、コンテキストによって定義されるシステムリソースは、解放され、他の使用目的のために利用可能にされる。
別の実施形態では、双方向マルチキャストサービスが提供され、ダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するためにダウンリンクマルチキャストサービスを使用する移動端末は、制御シグナリングコンテキストと移動端末関連のコンテキストに含まれるマルチキャストサービス識別子を比較することで識別される。
本発明の実施形態の変形例では、マルチキャストサービス識別子は、双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するためにダウンリンクマルチキャストサービスを利用する双方向マルチキャストサービスに固有である。具体的には、ダウンリンクマルチキャストサービスフレームワークにわたって双方向マルチキャストサービスのために固有のマルチキャストサービス識別子を定義することで、双方向マルチキャストサービスを識別するために比較を行う必要がない。
更なる実施形態によると、双方向マルチキャストサービスが提供され、ダウンリンクマルチキャストサービスを利用している双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータを受信する移動端末は、固有のマルチキャストサービス識別子を用いて識別される。
更なる実施形態は、コアネットワークのネットワークエンティティ、または、無線アクセスネットワークの制御エンティティによって移動端末を識別する。
本発明の別の実施形態によると、ポイントトゥポイント接続またはポイントトゥマルチポイント接続を利用するかの判断は制御エンティティによって行われる。更に、双方向マルチキャストサービスを要求した移動端末について、無線アクセスネットワークの無線リソースを制御する制御エンティティはコアネットワークにおけるネットワークエンティティによりに通知される。その後、ポイントトゥポイント接続を利用する判断に関してネットワークエンティティに通知するためにコアネットワークにおけるネットワークエンティティに通知メッセージが送信される。通知メッセージは、ポイントトゥポイント接続を利用する移動端末に関する情報とマルチキャストサービスに関する情報を含む。
更なる実施形態によると、ネットワークエンティティはコアネットワークにおけるゲートウェイGPRSサポートノードまたはサービングGPRSサポートノードである。
有利な実施形態は、マルチキャストサービス識別子によって双方向マルチキャストサービスを識別する。更に、ダウンリンクマルチキャストサービスデータの送信に使用されるダウンリンクマルチキャストサービスをアクティブにするために移動端末からダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダにアクティベーションメッセージが送信される。
更なる実施形態では、移動端末は、ダウンリンクマルチキャストサービスデータを受信するためにダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダによって承認される。承認が成功した場合には、コアネットワークのネットワークエンティティは、双方向マルチキャストサービスのマルチキャストサービス識別子を含む通知を受信する。
本発明の有利な実施形態によると、移動端末はソースセルに位置する。更に、双方向マルチキャストサービスは、ターゲットセルに位置する移動体通信システム内の更なる移動端末に提供される。システムリソースは、双方向マルチキャストサービスのマルチキャストサービスデータを更なる移動端末に提供するためにターゲットセルで構成される。更に、双方向マルチキャストサービスを移動端末に提供するためにターゲットセルの更なる移動端末のために構成されるシステムリソースが利用される。移動端末をソースセルからターゲットセルにハンドオーバする際にソースセルの移動端末のために構成されるシステムリソースが解放される。
本発明の更なる実施形態では、ターゲットセルにおける構成されたシステムリソースが無線アクセスネットワークの制御エンティティと更なる移動端末との間の確立されたポイントトゥマルチポイント接続を含む。ターゲットセルにおける構成されたシステムリソースが利用され、更なる移動端末に対する確立されたポイントトゥマルチポイント接続を介して移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信することを含む。更に、ソースセルにおける移動端末に対する双方向マルチキャストサービスのために構成された双方向無線ベアラを解放するために無線アクセスネットワークの制御エンティティに通知する。
更なる実施形態について、ターゲットセルにおける構成されたシステムリソースがコアネットワークのネットワークエンティティと無線アクセスネットワークの制御エンティティとの間の確立された接続を含む。構成されたシステムリソースは、無線アクセスネットワークの制御エンティティと更なる移動端末との間の確立されたポイントトゥマルチポイント接続を更に含む。更には、ターゲットセルにおける構成されたシステムリソースの利用は、確立された接続および更なる移動端末に対する確立されたポイントトゥマルチポイント接続を利用して移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信することを含む。ソースセルにおける移動端末に対するネットワークエンティティと制御エンティティとの間の構成された接続を解放するようコアネットワークの制御エンティティが通知される。ソースセルにおける移動端末に対する双方向マルチキャストサービスのために構成された双方向無線ベアラを解放するよう無線アクセスネットワークの制御エンティティが通知される。
本発明によると、移動体通信システム内でマルチキャストサービスプロバイダから移動端末に双方向マルチキャストサービスを提供するためのシステムリソースを変更する方法が提供される。移動体通信システムは、コアネットワークおよび無線アクセスネットワークを備える。この方法は、双方向マルチキャストサービスのために構成された、確立されたシステムリソースを利用して双方向マルチキャストサービスのアップリンクマルチキャストサービスデータを移動端末から提供するステップを含む。双方向マルチキャストサービスのために構成された確立されたシステムリソースは、無線アクセスネットワークにおける無線リソースを制御する制御エンティティと移動端末との間の双方向無線ベアラを含む。
更に、ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成されたシステムリソースを利用して双方向マルチキャストサービスのダウンリンクサービスデータが移動端末に提供される。ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成されたシステムリソースは、無線アクセスネットワークにおけるポイントトゥマルチポイント接続を含む。更には、確立されたポイントトゥマルチポイント接続の代わりに、移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために無線アクセスネットワークにおけるポイントトゥポイント接続を利用するか判断される。ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために双方向マルチキャストサービスのために構成された確立されたシステムリソースが利用される。
本発明の変形例によると、ポイントトゥマルチポイント接続は、制御エンティティと移動端末との間の共有無線ベアラを有する。
一実施形態によると、ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、共有無線ベアラを含み、ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成されたシステムリソースが解放される。
本発明の別の実施形態によると、ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成されたシステムリソースは、コアネットワークと無線アクセスネットワークにおけるエンティティとの間の少なくとも一つの接続を含む。更に、ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、少なくとも一つの接続が維持され、ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成された共有無線ベアラが解放される。
本発明の有利な実施形態によると、ダウンリンクマルチキャストサービスはアクティブにされ、ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、ダウンリンクマルチキャストサービスが非アクティブにされる。
本発明は、更に、移動体通信システム内でマルチキャストサービスプロバイダから移動端末に双方向マルチキャストサービスを提供するためのシステムリソースを変更する方法に関する。移動体通信システムは、コアネットワークおよび無線アクセスネットワークを備える。双方向マルチキャストサービスのアップリンクマルチキャストサービスデータおよびダウンリンクマルチキャストサービスデータは、マルチキャストサービスプロバイダと移動端末との間で交換され、双方向マルチキャストサービスのために構成された確立されたシステムリソースが利用される。双方向マルチキャストサービスのために構成されたシステムリソースは、無線アクセスネットワークにおけるポイントトゥポイント接続を含む。
更に、確立されたポイントトゥポイント接続の代わりに、移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために無線アクセスネットワークにおけるポイントトゥマルチポイント接続を利用するか判断される。ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、コアネットワークにおけるダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するためにダウンリンクマルチキャストサービスのためにコアネットワークにおいてシステムリソースが構成される。更に、制御エンティティから移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために無線アクセスネットワークにおいて共有無線ベアラが確立される。
本発明の変形例では、ポイントトゥポイント接続は、制御エンティティと移動端末との間の双方向無線ベアラを含む。
本発明の実施形態によると、ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、ダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するためにダウンリンクマルチキャストサービスがアクティブにされる。
更なる実施形態では、ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、ダウンリンクマルチキャストサービスのためのコアネットワークにおけるシステムリソースの構成がコアネットワークにおける確立されたシステムリソースを利用する。
本発明は、更に、移動体通信システム内でダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダから移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するダウンリンクマルチキャストサービスを設定する方法を提供する。移動体通信システムは、コアネットワークと無線アクセスネットワークを有する。ダウンリンクマルチキャストサービスは、双方向マルチキャストサービスからの通知に応じて、双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータを移動端末に提供するために使用される。更に、コアネットワークにおいてシステムリソースが存在するか否かが確認され、システムリソースは双方向マルチキャストサービスのために事前に構成される。コアネットワークにおいてシステムリソースが存在する場合には、コアネットワークにおいてダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するためにコアネットワークにおいて事前に構成されたシステムリソースが利用される。
コアネットワークにおいてシステムリソースが存在しない場合には、コアネットワークにおいて双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するためにコアネットワークにおいてシステムリソースが構成される。移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続またはポイントトゥマルチポイント接続を利用するかが判断される。ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、設定手順を中止し、コアネットワークにおける構成されたシステムリソースが維持される。ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために無線アクセスネットワークにおいて共有無線ベアラが確立されるか確立された共有無線ベアラが使用される。
本発明は、更に、移動体通信システム内でマルチキャストサービスプロバイダから移動端末に双方向マルチキャストサービスを提供する方法を提供する。移動体通信システムは、コアネットワークと無線アクセスネットワークを有する。システムリソースは、双方向マルチキャストサービスのマルチキャストサービスデータの送信のために移動体通信システムにおいて双方向マルチキャストサービスのために構成される。構成は、移動端末と無線アクセスネットワークの無線リソースを制御する制御エンティティとの間で双方向無線ベアラを確立することを含む。更に、移動端末に双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続またはポイントトゥマルチポイント接続を利用するか判断される。ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために双方向マルチキャストサービスのために確立されたシステムリソースが利用される。ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、ダウンリンクマルチキャストサービスを介して双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータの送信のためにコアネットワークにおいてダウンリンクマルチキャストサービスのためのシステムリソースが構成される。追加的には、移動端末にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために無線アクセスネットワークにおいて共有無線ベアラが確立するか確立された共有無線ベアラが使用される。
本発明によると、ダウンリンクマルチキャストサービスを設定する方法が提供される。設定は、移動体通信システム内でダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダから移動端末に双方向マルチキャストサービスのダウンリンクデータを送信するためにダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダに双方向マルチキャストサービスのダウンリンクデータを送信する双方向マルチキャストサービスによって開始される。移動体通信システムは、コアネットワークと無線アクセスネットワークを有する。
ダウンリンクマルチキャストサービスは、移動端末に関する情報を含む通知を双方向マルチキャストサービスから受信する。移動端末は双方向マルチキャストサービスに登録され、移動端末はダウンリンクマルチキャストサービスを利用して双方向マルチキャストサービスのダウンリンクデータを受信する。移動端末はダウンリンクマルチキャストサービスに登録される。双方向マルチキャストサービスを受信する移動端末の各移動端末のためにダウンリンクマルチキャストサービスにコアネットワークにおけるシステムリソースが構成される。
本発明は、更に、システムリソースを構成するネットワークエンティティであって、移動体通信システムの無線アクセスの一部であるネットワークエンティティを提供する。双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータは、ダウンリンクマルチキャストサービスを利用して移動端末に提供される。ネットワークエンティティは、マルチキャストサービスプロバイダから移動端末にマルチキャストサービスデータを送信する双方向マルチキャストサービスのために移動体通信システムのシステムリソースを構成するプロセッサを備える。構成は移動端末と無線アクセスネットワークの無線リソースを制御する制御エンティティとの間で双方向無線ベアラを確立することを含む。
プロセッサは移動端末に双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続またはポイントトゥマルチポイント接続を利用するか判断するよう更に適合される。ダウンリンクマルチキャストサービスデータを受信する受信装置が設けられる。送信装置は、ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、確立された双方向無線ベアラを介して受信したダウンリンクマルチキャストサービスデータを転送する。ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、受信したダウンリンクマルチキャストサービスデータは移動端末に確立された共有無線ベアラを介して転送される。
本発明によると、システムリソースを構成するネットワークエンティティが提供され、ネットワークエンティティは移動体通信システムの無線アクセスの一部である。双方向マルチキャストサービスは、移動端末に提供され、双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータはダウンリンクマルチキャストサービスを利用して移動端末に提供される。ネットワークエンティティは、双方向マルチキャストサービスのマルチキャストサービスデータの送信のために移動体通信システムのシステムリソースを構成するプロセッサを含む。構成は、移動端末に双方向無線ベアラを確立することを含む。受信装置は、ダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するためのダウンリンクマルチキャストサービスを利用して双方向マルチキャストサービスで提供される移動端末に関する情報を含み、移動体通信システムにおけるコアネットワークのネットワークエンティティから通知を受信する。
プロセッサは、移動端末にダウンリンクマルチキャストデータを提供するために無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続またはポイントトゥマルチポイント接続を利用するか判断するよう更に適合される。送信装置は、コアネットワークのネットワークエンティティに通知を送信するために設けられ、通知メッセージはポイントトゥポイント接続を利用する移動端末の識別および双方向マルチキャストサービスの識別を含む。受信装置は、ダウンリンクマルチキャストサービスデータを受信する。送信装置は、ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には双方向マルチキャストサービスのために構成された確立された双方向無線ベアラを介して受信したダウンリンクマルチキャストサービスデータを転送する。ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には移動端末に確立された共有無線ベアラを介して受信したダウンリンクマルチキャストサービスデータが転送される。
本発明は、更に、双方向マルチキャストサービスプロバイダによって提供される双方向マルチキャストサービスに参加する移動体通信システム内の移動端末を提供する。移動体通信システムでは、双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータはダウンリンクマルチキャストサービスを利用して移動端末に提供される。移動端末は、双方向マルチキャストサービスのサービスデータの送受信のための無線アクセスネットワークの制御エンティティへの双方向無線ベアラを含み移動体通信システムにおいてシステムリソースを構成するよう適合されるプロセッサを備える。
プロセッサは、ダウンリンクマルチキャストサービスを介してダウンリンクマルチキャストサービスデータを受信するよう移動体通信システムにおいてシステムリソースを構成するよう更に適合される。無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続と判断された場合には確立された双方向無線ベアラを介してダウンリンクマルチキャストサービスデータを受信し、ポイントトゥマルチポイント接続と判断された場合には確立された共有無線ベアラを介してダウンリンクマルチキャストサービスデータを受信する。
以下、本発明を添付の図面を参照してより詳細に説明する。図中、同様のまたは対応する細部には同じ参照番号が付与される。
以下の段落では、本発明の様々な実施形態を説明する。例示目的のみとして、殆どの実施形態をUMTS通信システムに関連して概要を説明し、後続するセクションで使用される用語はUMTS用語に主に関連する。しかしながら、UMTSアーキテクチャの実施形態の用語および説明は、本発明の原理および思想をこのようなシステムに限定することを意図するものではない。
更に、背景技術のセクションで記載した詳細な説明は、以下に説明する主としてUMTS特有の典型的な実施形態をより良く理解することを意図し、本発明を移動体通信ネットワークにおける処理および機能の説明する特定の実行に限定するもとして解釈されてはならない。
本発明によると、無線ベアラは、無線アクセスネットワークにおける制御エンティティと一つのあるいは複数のユーザ端末との間の論理的接続として定義され得る。更に、無線ベアラは、個別でもよく、この場合には一つのユーザ端末とポイントトゥポイント(PTP)接続が確立される。代替的には、無線ベアラは、ポイントトゥマルチポイント(PTM)接続でもよく、この際、無線ベアラは同じ無線セルにおける複数のユーザ端末によって共有され得る。
コンテキストとは、情報の組として定義され、サービスデータを送信するために使用されるシステムリソースを定める目的で通信システムのネットワークノードで確立される。ネットワークエンティティは、サービスプロバイダからのサービスデータのエントリーポイントとして機能してサービスデータを移動体通信の更なるエンティティに転送する、移動体通信システムにおけるコアネットワークのエンティティとして定義される。例えば、標準UMTS実行では、ネットワークエンティティはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)でもサービスGPRSサポートノード(SGSN)でもよい。更に、他の実行によると、ネットワークエンティティはゲートウェイでもよい。
制御エンティティは、無線アクセスネットワークにおける無線リソースを制御する、移動体通信システムの無線アクセスネットワークのエンティティとして定義され得る。典型的なUMTS実行では、制御エンティティは無線ネットワークコントローラ(RNC)またはノードBでもよい。制御エンティティは、その制御下で移動端末に無線ベアラを設定する機能を典型的には担っている。
移動体通信システムにおけるシステムリソースの構成は、ユーザ端末とサービスプロバイダとの間で必要な接続の確立として定義され得る。無線アクセスネットワークでは、無線ベアラが構成され、その後、RANの必要なリソースが該無線ベアラのために明示的に予約される。制御ネットワークでは、システムリソースの構成は、コアネットワークのネットワークエンティティとRANの制御エンティティとの間の接続を含んでもよい。典型的なUMTS実行では、コアネットワークにおける構成されたシステムリソースは、SGSNとGGSNの間、および、SGSNとRNCとの間にトンネルを有してもよい。コアネットワークでトンネルを構成中、システムリソースは、特定のトンネルのために明示的に予約されてもされなくてもよい。
図1は、本発明の一実施形態による移動体通信システムを示す図である。サービスプロバイダ101は、ネットワークエンティティ103および制御エンティティ104を介して移動端末105に双方向マルチキャストサービスを提供する。双方向マルチキャストサービスは、双方向マルチキャストサービスに登録された複数のユーザ機器にサービスデータを提供し、更にユーザ機器からデータを受信することで定められる。ネットワークエンティティ103は移動体通信システムのコアネットワークの一部である。制御エンティティ104は、移動体通信システムの無線アクセスネットワーク(RAN)の一部であって、RANにおける無線リソースを制御する。
最初に、システムリソースが、制御エンティティ104とUE105との間で双方向無線ベアラ106を確立することを含む、双方向マルチキャストサービスのサービスデータの送信のために構成される。移動端末105への双方向マルチキャストサービスのダウンリンクサービスデータの送信について、ダウンリンクマルチキャストサービス102が利用される。ダウンリンクデータ提供のためにダウンリンクマルチキャストサービスを使用するためには、ネットワークエンティティ103と制御エンティティ104との間の接続108、ダウンリンクマルチキャストサービス102とネットワークエンティティ103との間の接続109、および、双方向マルチキャストサービス101とダウンリンクマルチキャストサービス102との間の接続110を含み、コアネットワークにおけるシステムリソースが構成される。
ダウンリンクマルチキャストサービスと双方向マルチキャストサービスの後の構成は、ダウンリンクデータ提供のためにUE105に対してPTPまたはPTM接続のいずれを使用するかといった制御エンティティ104の判断に依存する。本発明の実施形態によると、制御エンティティ104がPTP接続と判断された場合には、確立された双方向無線ベアラ106を含む、双方向サービスのために確立されたシステムリソースが移動端末105にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために利用される。ダウンリンクマルチキャストサービス102を使用する代わりに、ダウンリンクマルチキャストサービスをUE105に送るために双方向マルチキャストサービス101が使用される。図1では、このPTP接続は実線の連続的な線で示される。
制御エンティティ104が移動端末に対してPTM接続と判断した場合には、ダウンリンクマルチキャストサービスの設定が再開され、ダウンリンクマルチキャストサービスデータがダウンリンクマルチキャストサービスの確立されたリソース110、109、108を介して送信される。更に、上記ダウンリンクマルチキャストサービスデータが共有無線ベアラを介して送信される。共有無線ベアラ107が存在し且つ利用可能である場合、上記した確立済み共有無線ベアラがダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために利用される。共有無線ベアラが存在せず且つ利用可能でない場合、新しい共有無線ベアラ107が構成され、移動端末195にダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために必要な無線リソースが予約される。このPTM接続は破線で示される。実際には、破線で示される個別無線ベアラ106は、双方向マルチキャストサービスのために確立されて実線で示される無線ベアラ106と同じである。無線ベアラ106は、例示上の理由、特に、PTPとPTMの二つのケースを別々にするためにだけ分解されている。しかしながら、実際には、上記二つの無線ベアラ106は、使用は異なるが同一である。
従って、これは、実線と破線でそれぞれ示される接続111および112でも同じである。別個の接続として表されるが、実際には同じであり、例示上の理由、即ち、PTPとPTMの二つのケースを区別するためにだけ分けられている。
異なる使用は、それぞれの接続の矢印によって示される。例えば、接続106はPTPとPTMの判断に基づいて異なって使用される。
PTPモード(実線)では、個別無線ベアラ106はアップリンクとダウンリンクの両方向に利用される。それにより、本発明の実施形態によると、制御エンティティ104によってPTP接続と判断された場合には、一つの移動端末105と制御エンティティ104との間でサービスデータを交換して、データを双方向マルチキャストサービスプロバイダ101に転送するために一つの無線ベアラだけが使用される。
PTMモード(破線)では、個別無線ベアラ106が主のアップリンク送信に使用される。共有無線ベアラ107がダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するために使用される。従って、制御エンティティ104がPTM接続と判断すると、二つの無線ベアラがサービスデータを交換するために使用される。
つまり、アップリンクマルチキャストサービスについて移動端末にPTP接続と判断されると、アップリンクおよびダウンリンクマルチキャストサービスデータの両方が双方向マルチキャストサービスおよび個別無線ベアラ106を含む確立されたシステムリソースを介して送信される。
ダウンリンクマルチキャストサービスについて移動端末にPTM接続と判断されると、アップリンクマルチキャストサービスデータは個別無線ベアラ106を含み双方向サービスのために確立されたシステムリソースを利用して双方向マルチキャストサービス101に送信される。しかしながら、ダウンリンクマルチキャストサービスデータは、共有無線ベアラ107を含みダウンリンクマルチキャストサービス102のために確立されたシステムリソースを介して移動端末105に提供される。以上より、双方向マルチキャストサービスプロバイダ101から移動端末105へ、アップリンクデータ用とダウンリンクデータ用の二つのデータ路が定められる。
図6は、本発明の実施形態が実施される典型的なUMTS通信システムを概略的に例示する。
双方向マルチキャストサービスは、IMS装置でもよく、ダウンリンクマルチキャストサービスはMBMSサービスでもよい。従って、IMSアプリケーションサーバ(IMS−AS)616は、複数のユーザ機器608−611にIMSサービスを提供し、それにより、サービスデータのソースエンティティとして機能する。IMSサービスは、システムリソース構成を開始し、ネットワーク素子GGSN603、SGSN604、RNC605と、ノードB606、607との間の接続を確立する。更には、複数のUEそれぞれへのノードBの個別接続(PTP)617、618、619、615が確立される。
IMS−AS616は、ダウリンクサービスデータを提供するためにMBMSサービスを使用すると判断してもよい。その結果、IMSサービスのダウンリンクデータは、MBMSサービスのサービスプロバイダであるマルチキャストサービスセンター(BM−SC)601に送られる。しかしながら、一つのエンティティでだけIMS−AS616とBM−SC601を実行することも可能である。従って、これ以上のインタフェースは二つのエンティティ間で必要なくなる。
BM−SC601は、MBMSデータ送信用のデータソースである。この場合、MBMSデータはIMSサービスのダウンリンクデータである。それによりBM−SC601は、IMSダウンリンクデータのスケジュールを制御することができる。サービスデータは、ゲートウェイGPRS(汎用パケット無線サービス)サポートノード(GGSN)603にインターネット等のパケットデータネットワーク(PDN)602を介して送信されてもよい。GGSN603は、MBMSサービスのIPデータのエントリーポイントとなる。全ての到来接続(incoming connections)および発信接続(outgoing connections)はGGSN603を通る。GGSN603は、特定のサービングGPRSサポートノード(SGSN)604にサービスデータを転送する。MBMSアーキテクチャ内のSGSN604の役割は、個々のユーザ機器608−611それぞれに対してMBMSベアラサービス制御機能を実行し、無線アクセスネットワーク(RAN)にMBMS送信を提供することである。図1に例示するコアネットワークのネットワークエンティティ103は、UMTSネットワークにおけるGGSN603でもSGSN604でもよい。その結果、図1では、無線アクセスネットワークの制御エンティティ104はRNC605でもよい。
典型的なUMTSネットワークは、呼およびデータ接続を切換え、全ての無線関連の機能を取り扱うRANにルーティングするコアネットワーク(CN)に分割される。本例では、コアネットワークはIMS−AS616、BM−SC601、PDN602、GGSN603、および、SGSN604よりなる。データは、コアネットワークの各エンティティから次のエンティティに転送され、それによりMBMSサービスプロバイダ601からRANのアクセスポイントにアップリンクとダウンリンクデータ路が形成される。RANへのエントリーポイントは無線ネットワークコントローラ(RNC)605でもよい。システムリソースは、RNC605からUEへの無線ベアラ確立を少なくとも含み、エンティティGGSN603、SGSN604、および、RNC605間のトンネル構成を更に含むデータを転送するよう構成される。
RNC605は、対応するノードB606および607を介してドメインで異なるセル612および613を制御する。RNC605は、それぞれのノード606、607を介して特定のセルにマルチメディアデータを選択的に送信する。ユーザ機器608−611は、異なるセルに位置し、それぞれノードB606および607によってダウンリンクサービスデータが無線で提供される。RNCの制御の下、ノードB606、607はMBMSサービスを提供するためにあるセルにおいてエアインタフェース上で物理的なチャネル614、615、617、618、619、620を確立する。
RANにおいてUEにサービスを効率的に提供するためには、データ送信にポイントトゥポイント(個別無線ベアラ)またはポイントトゥマルチポイント(共有無線ベアラ)のいずれを使用するかが典型的にはRNCによって判断される。PTP接続は、UEとRANとの間の一対一の接続であり、PTM接続はRANと複数のUEとの間の一対多数の接続である。無線ベアラは、無線リソースを制御するRANにおけるネットワークエンティティとUEとの間の論理的な接続として定義され得る。たとえば、典型的な移動体通信システムでは、無線リソースを制御するRANにおけるネットワークエンティティはRNCと称される。この場合、無線ベアラはRNCからノードBへの接続やノードBからUEへのエアインタフェース接続を有してもよい。
どの種類の接続を使用するかといった判断は、例えば、特定のMBMSサービスが提供されて、セルに位置するUEの数に基づいて行われてもよい。典型的には、個別チャネルと比較して効率的な電力制御のない放送チャネル(PTM接続)を使用するために、同じコンテンツを受信するよう数個以上のUEが必要である。そのため、利用可能な無線リソースの効率的な使用が確実になる。
本発明は、MBMSサービスを利用するUEへのRNCからのダウンリンクIMSデータの提供のためにPTP接続(個別無線ベアラ)がRNCによって選択される場合を示す。図6に示す典型的な実施形態によると、RNCは、ノードB2 607を介しMBMSサービスのためにセル2 613に位置する単独のUE4 611にPTP接続620を確立する。
図6には示さないが、一つのMBMSサービスのために複数のSGSNと各SGSNのための複数のRNCがサービス提供に使用されてもよい。SGSNそれぞれは、ダウンリンクデータを受信するUEにサービスを提供するRNCにデータを選択的に送信し、RNCそれぞれはその制御下にあるセルのUEにサービスデータを選択的に送信する。データストリームを送信すべきノードのリストが、MBMSアーキテクチャのネットワークエンティティに記憶されてもよい。例えば、RNCのリストがSGSNに記憶され、セルのリストが各RNCに記憶されて、リストで特定されたノードにだけ後にデータを選択的に送信する。
送信のために割り当てるシステムリソースを定めることでMBMSサービス提供を確立するために、情報の組を含むコンテキストがUEとネットワークノードで確立されてもよい。例えば、MBMSサービスアーキテクチャでは、MBMS UEコンテキストとMBMSベアラコンテキストが確立される。MBMS UEコンテキストは、UEが参加した特定のMBMSベアラサービスに関連するUE特有情報を含んでもよい。MBMS UEコンテキストは、UEがMBMSサービスに参加した場合にはUE、SGSN、GGSN、および、BM−SCで作成されてもよい。以下の表1は、典型的なMBME UEコンテキストを例示する。
Figure 0004977721
パラメータは、サービスプロバイダであるBM−SC601からコンテキストのユーザ機器へのルーティング路を定める。指定されたAPNは、UEに提供されるMBMSサービスを識別するために使用され得る。APNは、例えば、ユーザが要求したサービスまたはユーザパケットが転送されるべき外部パケットネットワークにおけるアクセスポイントのアドレスを決定するためにGGSNによって使用される論理的な名前である。
前述の通り、コンテキストは、ネットワークにアクセスするか特定のサービスを提供および受けるために必要である。二つのサービスIMSおよびMBMSそれぞれのために異なるコンテキストが確立される。
IMSサービスについては、典型的にはPDPコンテキストがIMS制御シグナリングとIMSデータに作成される。代替的には、二つのPDPコンテキストが確立されてもよく、一次PDPコンテキストがIMS制御シグナリングに使用されてもよく、二次コンテキストがIMSデータのためにアクティブにされてもよい。
ネットワークノードによって維持されるIMS PDPコンテキストは、特定のサービスプロバイダ向けであり特定のサービスプロバイダから生成されたユーザパケットをどのようにして転送するかを決定するためにネットワークが使用する一組の情報を含んでもよい。例えば、コンテキストは、PDPパケットを送受信するために移動体によって使用されるPDPアドレスを含んでもよい。更に、ルーティング情報はPDPコンテキストよりなり、トンネル(TEID)のトンネル終点識別子およびIMSサービスを識別するアクセスポイントネーム(APN)を含む。更に、品質サービスプロフィールが定義されてもよいが、本発明の機能には関連していない。
図6には二つの別個のデータ路が示され、一方はアップリンク用でもう一方はダウンリンク用である。以下では、以下では、RANにおいてPTP接続615、620を有するUE 611を例示に使用する。MBMSサービスプロバイダであるBM−SC601は、IMSアプリケーションサーバ(IMS−AS)616からダウンリンクサービスデータを受信する。ダウンリンクサービスデータは、インターネット等のPDN602を介してGGSN603にルーティングされ、UE4 611にCNとRANの全てのネットワークエンティティによって転送される。UE4 611からのアップリンク路は、MBMSサービスのBM−SC601に迂回することなく直接IMS−AS616に向かう。アップリンク路上のネットワークエンティティは、UE4611、RNC605、SGSN604、GGSN603、PDN602、および、IMS−AS616の順に通る。
図7のシーケンス図は、UEにダウンリンクサービスデータを提供するためにMBMSマルチキャスト能力を用いるIMSサービス提供の論理的なシーケンスを概略的に示す。
最初に、UE4 611は、IMS−MBMSサービスに登録する。IMS−MBMSサービスといった用語は、IMSサービスデータのダウンリンク提供のためにMBMSサービスを用いるIMSサービスを示す。ダウンリンクデータを提供するためにMBMSサービスを使用するためには、MBMSサービスがアクティブにされ、必要なコンテキストが確立される。
システムリソースは、アクティブにされたIMS PDPコンテキストに従って構成されてもよい。これは、例えば、GGSN603とSGSN604との間のトンネルおよびSGSN604とRNC605との間のトンネルの確立を含む。追加的には、無線ベアラはRNC605とUE4 611との間で確立されてもよい。無線ベアラは、無線ベアラIDによって識別されてもよい。無線ベアラIDは、例えば、SGSN604、RNC605、および、UE4 611等に記憶されてもよい。
その後、MBMSサービスのためのUMTSネットワークのシステムリソースも確立されたコンテキストに応じて構成される。従来のMBMS設定手順は、GGSN603、SGSN604、および、RNC605間のトンネルの設定と、RNC605とUE4 611との間の無線ベアラの確立とを含む。後者は、個別無線ベアラまたは共有無線ベアラでもよい。個別無線ベアラまたは共有無線ベアラの使用は、例えば、特定の無線セルにおける同じIMS−MBMSサービスを受けるユーザの数に依存する。セル2 613については、UE4 611のために個別無線ベアラが決定される。リソース構成後、サービスデータは確立されたアップリンクおよびダウンリンク路を介してUE4 611に、また、UE4 611から転送される。
従来のシステムでは、RNCがIMSダウンリンクデータのMBMSサービス提供のためにPTPリンク(個別無線ベアラ)を使用すると判断した場合、RANにおいて二つの個別無線ベアラ620、615が確立されるが、それぞれ一方向にだけ使用される。前述の手順の最初の部分であるIMSサービス設定では、無線ベアラ615がサービスプロバイダへのアップリンク接続と制御シグナリングのために構築され、それを介してUEのユーザ音声であるPoCサービスが送信される。MBMSサービス設定では、無線ベアラ620がサービスデータのダウンリンク送信のためにだけ確立され、それを介して他のUEのユーザ音声等がユーザに提供される。RNCからノードBへのリソース予約が実行され、直交化符号、拡散等のノードBからユーザ機器へのエアリンクリソースの予約も実行される。
本発明の実施形態によると、移動端末へのダウンリンクサービスデータの提供にPTP接続が判断されると、IMSサービスがダウンリンクサービスデータを提供するためにMBMSサービスを使用しないが、個別無線ベアラを含む、IMSサービス設定中の確立済みシステムリソースを使用する。
以下では、本発明の前述の実施形態を、図2に従ってより詳細に説明する。
IMSアプリケーションサーバ201は、ユーザ機器207に提供されるIMSサービスのサービスプロバイダである。IMSサービスは、双方向マルチキャストサービスの典型的なUMTS実行でもよい。IMSサービスは、ダウンリンクマルチキャストサービスに対応し得るIMSサービスデータのダウンリンク提供のためにMBMSサービスを使用する。従って、BM−SC202は、ユーザ機器に提供されるべきサービスデータをアプリケーションサーバ201から受信する。インターネット等のパケットデータネットワーク203は、サービスプロバイダIMS−AS201およびBM−SC202と残りの提供ネットワーク素子との間に位置し得る。しかしながら、本発明ではパケットデータネットワークが間にあるか、サービスプロバイダが同じネットワークに位置するかは重要でない。
GGSN204は、PDN203からSGSN205へのゲートウェイとして機能する。更には、GGSN204は、ISDNネットワーク等の回路切換ネットワークへのアクセスポイントでもよい。SGSN205は更に無線アクセスネットワークのRNC206に接続され、RNC206は更にユーザ機器207にリンク付けされる。RNC206とUE207との間で相互接続されるノードBは省略されるが、ノードBが存在し、RNC206がノードBを介してUE207と通信することに注意すべきである。
IMSサービスの設定後、IMS−AS201はダウンリンクデータを送信するためにMBMSサービスを使用すると判断してもよい。
この場合、IMSダウンリンクデータのためにMBMSサービスを受信するようユーザ群を登録するIMSアプリケーションサーバ201等によってBM−SC202で新しいMBMSサービスが確立される。その後、IMSアプリケーションサーバ201は、IMS−MBMSサービスに登録されたユーザ群に対応するMBMSユーザサービス記述を送る。
それにより、MBMSサービスアクティベーション処理が開始される。最初に、UE207はGGSN204に参加メッセージを送り、GGSN204はBM−SC202に承認要求を送信する。承認が成功すると、MBMSコンテキストが有効になる。これは、ネットワークノードにおけるMBMS UEコンテキストのアクティベーションを含む。IMSサービスのPDPコンテキストと同様に、MBMS UEコンテキストはサービスデータのルーティングに必要な情報を含む。特定のパラメータを表1に示す。表1から明らかなように、MBMS UEコンテキストはIMSサービスのAPNも含み、組み合わされたIMS−MBMSサービスの場合にはIMSサービスのために確立されたPDPコンテキストにおけるAPNと同一である。UE207は、RNCによってそのMBMS UEコンテキストが削除されないようRRC(無線リソース制御)接続モードで維持されなくてはならない。
後続するステップは図3に示す。同図は本発明の実施形態に従って実行される論理的なシーケンスを示す。PTPまたはPTMのいずれの無線接続が決定されたかをモニタリングできるよう、どの移動端末がIMS−MBMSサービスに登録されたかを最初に識別することが必要である。本発明の本実施形態では、IMS−MBMSサービスを受ける移動端末の識別はRNC206で行われる。IMSサービスのPDPコンテキストがRNC206では存在しないため、IMS−MBMSサービスを受ける移動端末を識別するために必要な情報をRNC206に提供する必要がある。典型的なUMTSネットワークでは、PDPコンテキスト情報は、SGSN205およびGGSN204に存在し、そのためこれら二つのエンティティのいずれもRNC206に情報を送信することができる。
具体的には、GGSNまたはSGSNは、IMSサービスによって確立されたPDPコンテキストにおいてUE207のIMSI(国際移動電話局アイデンティティ)パラメータを保持する。移動端末に対するBM−SC202への承認要求の際、MBMSサービスのAPNを含むMBMS承認応答メッセージがコアネットワークのネットワークエンティティに送信される。更に、MBMS UEコンテキストのAPNとPDPコンテキストのAPNとを比較することで、RNC206は特定のUEに提供されるサービスがIMS−MBMSサービスか否かを識別することができる。
その後、MBMSセッション開始手順がBM−SC202によって開始され、RNC206にネットワーク素子を介して転送される。手順は、MBMSデータの転送のためにネットワークにおける全ての必要なベアラリソースを作動し、送信が開始間近であることを登録されたUEに通知する要求である。
MBMSセッション開始手順は、RNC206に関する限りは実施される。典型的なRANリソース設定前には、RNC206が特定のUE207のためにPTPリンクを使用すると判断した場合には、RNC206はGGSNまたはSGSNから受信したPDPコンテキストの情報を確認し、それに含まれるAPNをMBMS UEコンテキストのAPNと比較する。APNが一致すると、特定のUE207がIMS−MBMSサービスに登録される。
前述のIMSおよびMBMSコンテキストそれぞれのAPNの照合は、移動端末に対するPDPコンテキストの受信直後に実行されてもよい。このような場合、識別後に、IMS−MBMSサービスを受ける識別された移動端末を含む表が作成される。移動端末のためにPTP接続が決定されると、RNC206は移動端末がIMS−MBMSサービスを受ける移動端末であるか否かに関して上記表を確認する。
本発明の別の実施形態では、IMS−MBMSサービスを受ける移動端末の識別は、移動体通信システムの別のエンティティで行われる。例えば、以下では、GGSN204について説明するが、SGSN205にも適用され得る。
MBMSサービスアクティベーション処理中、および、IMSサービス設定後、UE407はGGSN204に参加メッセージを送信する。参加メッセージは、二次PDPコンテキストによって定義される確立済みIMSデータベアラを介して、または、一次PDPコンテキストによって定義されるIMS制御シグナリングベアラを介してGGSN204に送信され得る。GGSN204は、BM−SC202の承認を要求し、成功するとMBMSサービスのAPNを含むMBMS承認応答メッセージを生成する。
GGSN204は、IMSサービスのPDPコンテキストにUE207のIMSI(国際移動電話局アイデンティティ)を保持する。更に、MBMS UEコンテキストのAPNとPDPコンテキストのAPNを比較することで、特定のUE207に提供されたサービスがIMS−MBMSサービスか否かを識別することが可能となる。提供されたサービスがIMS−MBMSサービスの場合、GGSN204はIMSサービスの対応するAPNパラメータも含みこの特定のUE207を表に表記する。GGSN204は直接、または、SGSN205を介してこの特定のUE207についてRNC206に通知する。
MBMSセッション開始手順が開始され、RNC206に関する限りは実施される。典型的なRANリソース設定前には、RNC206が特定のUEのためにPTPリンクを使用すると判断した場合には、RNC206は特定のUEがGGSN204から受信した通知によって指定されたUE207であるか確認する。
UEが、IMS−MBMSサービスを受けるよう登録された、且つ、指定されたUE207である場合、RNC206はこの指定されたUE207について直接またはGGSN204を介してIMS−AS201に通知する。RNC206からIMS−AS201またはGGSN204への通知後、RNC206はMBMSサービスについてRANリソース設定手順中にリソース予約を開始しない。
IMS−ASは、通知を受信すると、IMSサービスデータのダウンリンク提供にMBMSサービスを使用しない。その代わり、IMSサービスと、IMSサービスのための確立済みシステムリソースが、移動端末にダウンリンクデータを提供するために利用される。MBMSサービスのために追加的な個別無線ベアラを確立する代わりにIMSサービスの確立済み個別無線ベアラ208を利用することを含み、それにより無線リソースが節約される。無線ベアラ208は、UE207からIMSアプリケーションサーバ201へのアップリンク接続や制御シグナリング、並びに、IMS−AS201からUE207(実線)へのダウンリンク接続に使用される。本発明の実施形態によると、MBMSサービス設定における追加的な個別無線ベアラにどの無線リソースも無駄にされない。完全なシステムリソース設定後、データ転送が開始される。
更に、PTP接続と判断された場合にはどのMBMSサービスも移動端末に利用されないため、コアネットワークにおいて追加的なトンネルが確立されない。
コアネットワークにおけるトンネルの構成は、トンネルの実施および装置によって明示的なリソース予約を含んでもよい。音声電話の標準的なUMTS実行では、帯域幅等のリソースを予約する必要がない場合もある。しかしながら、より多くのリソースを必要とするビデオ会議やビデオストリーミング等の装置では、特定のトンネルの設定された品質サービス(QoS)パラメータに従って明示的なリソース予約を実行することが望ましい。追加的なトンネルは確立されないため、システムリソースは節約される。
MBMSセッション開始手順中にRNCによってPTM接続と判断された場合、移動端末207(破線)にIMSダウンリンクデータを提供するためにMBMSサービスが利用される。BM−SC202、PDN203、GGSN204、SGSN205、および、RNC206等のネットワークエンティティ間の接続を含む。更に、上記PTM接続モードにおけるシステムリソースの構成は、IMSサービス設定中に確立されたPTP無線ベアラ208を含む。無線ベアラ208は、矢印で示すように、主にUE207からIMS−ASへのアップリンク送信に使用される。更には、PTM共有無線ベアラ210は、UE207にダウンリンクサービスデータを提供するために利用される。
有利な実施形態では、ダウンリンク提供にPTP接続と判断されると、特定の移動端末のためにIMSサービスがもはや使用しなくなるため、MBMSサービスが更に非アクティブにされる。3GPP(非特許文献2。http://www.3gpp.orgから入手可能。本文献は参照により本願に組み込まれる。)によって標準化された標準的な非アクティベーション手順を含んでもよい。MBMSサービスの非アクティベーションは、典型的にはリンクの削除、登録の取り消し、および、非アクティベーションに関連するシグナリングを含む。更に、移動端末207に対するMBMSサービスの非アクティベーション中、それぞれのMBMS UEコンテキストが最初に非アクティブにされて削除される。非アクティベーション手順中、BM−SC、RNC、SGSN、GGSN、および、移動端末は、MBMSサービスを非アクティブにするよう通知される。更に、非アクティベーションメッセージは、例えば、SGSNまたはGGSN、あるいは、RNC、移動端末、または、BM−SCから送られ得る。しかしながら、これは本発明の追加的且つ有利的な実施形態を示すに過ぎない。
本発明の別の実施形態では、MBMSサービスの非アクティベーション手順は、3GPPによる標準化されたMBMSサービスの非アクティベーションと異なる。
MBMS UEコンテキストは、MBMSサービスの非アクティベーション中に非アクティブにされるが削除されないため、ソフト非アクティベーションとも呼ばれる。MBMS UEコンテキストは、関係するネットワークエンティティで維持されてもよい。これは、近い将来移動端末がMBMSサービスを介してIMSダウンリンクデータを受信する際に有利である。ソフト非アクティブにされたMBMS UEコンテキストは後のMBMS設定手順中に再びアクティブにされてもよい。MBMS設定の始まりでは、MBMSサービスは、MBMSサービス設定が実行されるべき移動端末のためにMBMS UEコンテキストがソフト非アクティブにされたか否か確認する。幾らかのMBMS UEコンテキストがネットワークエンティティに存在すると、それらが再びアクティブにされ、それにより設定が加速される。移動端末のためにMBMS UEコンテキストが予め構成されていない場合、通常のMBMS設定が実行され、その間、必要なMBMS UEコンテキストが確立される。
上述の実施形態によると、データ提供中にシステムリソース間の迅速且つ効率的な切換が可能となる。移動端末はIMSサービスを提供され、例えば、IMSダウンリンクサービスデータはMBMSサービスおよびRANにおけるPTM接続を介して送信される。例えば、IMS−MBMSサービスを受けるUEの数が異なることにより、現在の無線セルにおいて無線状態が変化した場合、RNCは移動端末にPTP接続を使用すると判断してもよい。その結果、本発明によると、RANにおける送信状態の変化がIMS−ASに通知される。IMS−ASは、IMSダウンリンクサービスデータを提供するためにもはやMBMSサービスを使用しなくなるが、移動端末へのRANにおける個別無線ベアラ接続を含むIMSサービスのシステムリソースを使用する。
その後、MBMSサービスは、移動端末のために非アクティブにされてもよい。しかしながら、MBMS UEコンテキストは削除されず、単にソフト非アクティブにされる。
移動端末へのIMSサービスの提供中、無線セルにおける無線状態は再び変化し、RNCは移動端末に対してPTM接続と判断する。この場合、IMS−ASはMBMSサービスをアクティブにすることで、MBMSサービスフレームワークのマルチキャスト能力を利用し、MBMSサービスを介してIMSダウンリンクサービスデータを提供する。MBMSサービスは、特定の移動端末に対して、MBMS UEコンテキストがソフト非アクティブされることを認識して、該MBMS UEコンテキストを再びアクティブにする。これにより、MBMS設定がより効率的且つ迅速になる。従って、移動端末に対する無線状態によって、移動端末に対して決定された接続によりMBMSリソースはオンオフ切り換えされる。
具体的には、SGSN等のネットワークエンティティは、どのUEが組み合わせIMS−MBMSサービスを使用するかに関する送信モード決定点、この場合、RNCを通知する。GGSNやBM−SCサーバ等のMBMS関連のネットワークエンティティは、MBMSサービスセッションが終了するまで、UE関連のコンテキストを保留状態で維持し、つまり、参加するエンティティのMBMS UEコンテキストを削除しない。
従って、PTPサービスを受けている移動端末が、PTMサービスがアクティブでPTM接続が移動端末に対して決定されている状態で、セルにハンドオフすると、RNCは組み合わせIMS−MBMSサービスを有するどのUEがPTMに移動されたかについてSGSN等のネットワークエンティティに通知する。更に、新しい無線ベアラ情報に関するRANコマンドをUEに通知する。RNCからの通知により、ネットワークエンティティは、UEにIMSベアラを介してデータを送ることを停止するようIMS−ASにメッセージを送る。更に、このネットワークエンティティは、移動端末を含む他のネットワークエンティティにメッセージを送り、特定のUEに対してMBMSコンテキストを再びアクティブにする。
PTPサービスを有する幾つかの移動端末が特定のセルに移動し臨界量に達した場合、上記セルで再びカウントが行われ、PTMモードが決定される。従って、PTMサービスがより効率的になるため、RNCは組み合わせIMS−MBMSサービスを有する全ての移動端末がPTMに移動されることをSGSN等のネットワークエンティティに通知する。この通知により、ネットワークエンティティは、移動端末にIMSベアラを介してデータを送ることを停止するようIMS−ASにメッセージを送る。更に、このネットワークエンティティは、移動端末を含む他のネットワークエンティティにメッセージを送り、これらUEのためにMBMSコンテキストを再びアクティブにする。
本発明の別の実施形態では、MBMSサービスを使用するか否かの判断は、MBMSセッション開始手順中の代わりに、IMSサービス設定中に既に行われている。
移動端末はIMS−MBMSサービスに登録され、PDPコンテキストの確立およびコアネットワークや無線アクセスネットワークにおける移動体通信システムのシステムリソースの構成を含み、IMSサービスが設定される。
IMSサービスについて移動端末に個別無線ベアラが確立された後、RNCは移動端末へのMBMSサービスを介した将来的なダウンリンク提供に必要な十分な無線リソースを推定し得る。この推定に基づき、RNCはMBMSサービスにPTPまたはPTM接続が確立されるかを決定することができる。RNCによってPTP接続が推定されると、該情報を含む通知がIMS−ASに送信され、IMS−ASがMBMSサービスを使用しないと判断する。IMS−ASは、ダウンリンクサービスデータを提供するためにIMSサービスのために構成されたシステムリソースを利用する。RNCによってPTM接続が推定されると、該情報を含む通知がIMS−ASに送信され、IMS−ASはMBMSサービスを介してダウンリンクデータを提供するために移動端末のためにMBMSサービスのアクティベーションを開始する。
図4には、IMS−MBMSサービス設定のフローチャートが示される。設定手順を論理的にだけ説明する、概略的なフローチャートである。例示するネットワークシステムは図2と匹敵し、移動端末(UE)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、SGSNまたはGGSNでもよいコアネットワークにおけるネットワークエンティティ、放送マルチキャストサービスセンター(BM−SC)、および、IMSアプリケーションサーバ(IMS−AS)よりなる。
フローチャートは、IMSサービスのためのリソース構成から始まる(401)。主として、SGSN/GGSNとRNCの間のトンネルやRNCとUEとの間の無線ベアラの確立を含む。その後、IMS−ASは、移動端末にダウンリンクサービスデータを提供するためにMBMSサービスを用いることを決定する。そのため、システムリソースは、MBMSサービスのために構成され予約される(402)。主として、IMS−ASとBM−SCとの間の接続を含み、IMS−ASはBM−SCにダウンリンクサービスデータを送信する。更に、MBMSリソース構成は、BM−SCとSGSN/GGSNおよびSGSN/GGSNとRNCの間のトンネルを含む。
SGSN/GGSNは、ダウンリンクマルチキャストサービスMBMS)を用いる双方向サービス(IMS)に登録されているUEを識別するに必要な情報を保持する(403)。そのため、本発明の一実施形態によると、SGSN/GGSNは識別されたUEについてRNCに通知する(404)。RNCは該情報を受信する(405)。MBMSサービスのリソース構成中、RNCは該情報を保持し、RNCはPTPまたはPTM接続のいずれを使用するか判断する(406)。RNCがUEに対してPTP接続と判断すると、RNCはUEについて確認し、UEがIMS−MBMSサービスを受けているユーザである場合、該判断と移動端末に関する情報を含みIMS−ASに通知を送る(407)。更に、MBMSサービス設定が中断される。この時点では、RNCBM−SCに非アクティベーション通知を送り(415)、この特定のUEのためにMBMSサービスを非アクティブにするよう促すことは任意である。更に任意には、MBMSサービスの非アクティベーション中、更なる使用のためにMBMS UEコンテキストはソフト非アクティブにされるが削除されない。
IMS−ASが、この場合RNCから通知を受信すると(408)、IMS−ASは移動端末にダウンリンクサービスデータを提供するためにもはやMBMSサービスを使用しなくなる。その代わりに、IMSサービスは、IMSのためのリソース予約(401)中に確立された接続を利用して、RNCにダウンリンクサービスデータを転送し(412)、更に、IMSサービスのPTPリソースを介してUEに転送する(413)。
前述の通り、RNCは、移動端末のためにPTPまたはPTM接続のいずれを使用するか判断する(406)。PTM接続と判断された場合、MBMS設定が実行され、RNCは、MBMS RANリソースが既に確立されているか確認される(416)。MBMSのためにどのRANリソースも利用可能でない場合、PTM共有チャネルが移動端末に構成される(417)。
更に、RNCがPTMと判断すると、IMS−ASにどの通知も送信されず、従って、IMS−ASこれに関してどの通知も受けない。その後、IMS−ASは、MBMSサービスのために構成され予約されたシステムリソースを介するMBMサービスを用いてダウンリンクサービスデータを転送する(409)。
ダウンリンクサービスデータは、RNCで受信され、移動端末に、既に利用可能な共有無線ベアラを介して、または、確立されたばかりの無線ベアラを介して転送される(410)。UEは、PTM共有チャネルを介してダウンリンクサービスデータを受信する(411)。
図5では、サービスプロバイダとしてのIMSアプリケーションサーバ501を含むUMTSネットワークが示される。IMSサービスが、UE1 511、UE2 509、および、UE3 510といった複数のUEに提供される。ネットワークノードGGSN504、GGSN505、および、RNC506は、UEに向けられ且つUEから送信されるサービスデータを転送する。二つの基地局ノードB1 507およびノードB2 508は、二つの異なる無線セル512、513を提供するRNC506に接続される。二つのセル間でのハンドオーバ手順を、同図を参照して説明する。
三つのUE509乃至511がセル1 512に最初位置していると仮定する。サービスデータは、ノードB1 507から該無線セルにおいてサービスに登録されている全てのUE、この場合には三つのUE509乃至511にPTMリンク514を介して提供される。更に、個別無線ベアラ515は、移動端末511からノードB1 507にサービスデータを送信するためにIMSサービスおよびUE511のために既に確立されている。UE509、510からノードB1へのIMSサービスのアップリンク送信用の残りの個別ベアラが省略されているが、既に確立されている。
破線は、UE1 511へのIMSサービス提供のための確立された接続を示す。これは、前述のPTM無線ベアラ514、PTP無線ベアラ515、ノードB1 507、RNC506、SGSN505、GGSN504、および、PDN503間それぞれの二つの接続を含む。更に、MBMSサービスのBM−SC502を介してIMS−AS501からPDN503にサービスデータを送信するために接続が確立される。最後に、一つのリンクがPDN503からIMS−AS501に直接接続される。例示する破線の矢印は、接続が主に使用されている送信方向を示す。
UE1 511がソースセルであるセル1 512からターゲットセルであるセル2 513に移動すると、RNCは無線セル2 513においてサービスを受けるUEの量を確認する。セル2に他のUEがいないと仮定すると、RNCは、UE1 511に対してPTP接続と判断する。IMS個別無線ベアラ516が確立され、本発明の前述の実施形態によると、IMS−ASがUE1にIMSダウンリンクサービスデータを提供するためにMBMSサービスを使用しないよう通知される。その代わりに、IMS−AS501は、そのダウンリンクサービスデータを、確立されたシステムリソースを介して送信する。この接続は実線で示される。PTP接続516を含み、この場合、関連するネットワークエンティティである、ノードB2 508、RNC 506、SGSN 505、GGSN 504、PDN 503、および、IMS−AS 501間それぞれで一つの接続が存在する。最後に、ノードB1 507は、UE1からのアップリンクデータのために構成されたPTP接続515を破壊して、これに予約されていたシステムリソースを解放する。
更に、本発明の上述の実施形態によると、MBMSサービスの非アクティベーション手順を開始することができ、その間にMBMS UEコンテキストが削除されるか維持される。MBMS UEコンテキストが削除されないがネットワークエンティティでソフト非アクティブにされる場合、または、UE1がPTM接続に変更されると、MBMS UEコンテキストが既に確立され再びアクティブにされるだけなのでMBMSサービスがより迅速且つ効率的に設定される。維持されたコンテキストは、コアネットワークおよび無線アクセスネットワークにおける全ての接続を定義する。無線リソースの方が通常重要であるため、コアネットワークのために予約されたシステムリソースだけを維持し、共有無線ベアラのために予約された無線リソースを解放することもできる。
ハンドオーバ手順中にUEがPTP接続からPTM接続に変更する場合は図5には示されない。しかしながら、以下に簡単に説明する。
UE1がソースセルである無線セル2 513に位置し、目標セルである無線セル1 512に移動すると仮定する。セル2では、該無線セルにおけるサービスに登録されているUEの数が少ないことにより、MBMSサービスに対してUEへのPTP接続が決定されている。複数のUEがPTM接続を介してサービスを既に受信する、目標セルへのハンドオーバ中、RNCは共有無線ベアラを介して他のUEも同じサービスを目標セルで受けることを認識している。UEは、目標セルへのハンドオーバ手順を実行し、PTM接続、更には、コアネットワークにおける接続に関する必要な無線ベアラ情報を取得する。続いて、UE1は目標セルにおいてPTM接続上でMBMSサービスをリッスンする。RNCは、ソースセル513におけるUEの、前のPTP無線ベアラサービス516を破壊する。更には、UE1に対して、RANにおける新しいPTP接続が構成されなくてはならず、これはアップリンク接続に主として使用される。更には、本発明の使用される具体的な実施形態により、GGSN504またはSGSN505への通知メッセージが、移動端末UE1 511がMBMSサービスを利用してダウンリンクサービスデータを受信することをIMS−ASに報知するために送信されなくてはならない。
更に、本発明の有利な実施形態によると、IMSサービスに登録されていてMBMSサービスを介してIMSサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータを受信し得るユーザに対してMBMSサービスの事前構成を行うことも可能である。MBMSサービスの設定は、IMSサービスによって開始され、IMSサービスはダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するために近い将来MBMSサービスを利用してもよい。IMSサービスは、どの移動端末がIMSサービスを受信するか認識しているため、該移動端末に関する情報をMBMSサービスに送信して移動端末をMBMSサービスに登録する。これは、各異動端末のシステムリソースの構成および予約を含む。確立されたシステムリソースは、ソフト非アクティブにされ、移動端末がMBMSサービスを介してダウンリンクサービスデータを提供される場合には、既に確立されているために上記システムリソースを再びアクティブにするに十分である。
本発明は、上記実施形態で説明したシステムや図2および図5に例示した対応するUMTSネットワークで使用されるが、これらのシステムでの使用に限定されないことに注意する。他のコアネットワークエンティティを有するUMTSネットワークアーキテクチャも可能である。SGSNやGGSNをコアネットワーク素子として使用する代わりに、PDNやRNCへの単一のアクセスポイントとしてゲートウェイが実施されてもよい。この場合、ゲートウェイは本発明の実施形態におけるネットワークエンティティとして使用される。
組み合わせIMS−MBMSを用いてユーザ端末を識別する別の可能性は、特定のIMS−MBMSサービスに限定して固有のマルチキャスト識別子を導入することである。例えば、固有のアクセスポイントネーム(APN)「ims−mbms.server.com」でもよい。このアプローチ法では、IMSとMBMSサービス設定のためにアクティブにされたコンテキストにおける二つのマルチキャスト識別子を比較する必要性がなくなる。更に、図2および図3の実施形態に関して、固有のAPNを用いることで、二つのサービスを一緒にリンク付けするための情報(APN)をRNCに提供するようIMS PDPコンテキストをGGSNまたはSGSNからRNCに最初に送信する必要がもはやなくなる。RNCに記憶されているMBMS UEコンテキストを確認し、IMS−MBMSサービスを有するUEを明確に識別するAPNを探すだけで十分である。
本発明の別の実施形態は、ハードウェアやソフトウェアを用いて各種実施形態を実行することに関する。上述の本発明の各種実施形態は、演算装置(プロセッサ)、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルアレイ(FPGA)または他のプログラミング可能論理装置を用いて実行または実施されることは明らかであろう。本発明の様々な実施形態は、これら装置の組み合わせによって実行または具現化されてもよい。
更に、本発明の各種実施形態は、プロセッサによってあるいはハードウェアで直接実行されるソフトウェアモジュールを用いて実行されてもよい。ソフトウェアモジュールとハードウェア実行の組み合わせも可能である。ソフトウェアモジュールまたは命令はRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、レジスタ、ハードディスク、CD−ROM、DVD等の全ての種類のコンピュータ読取可能記憶媒体に記憶され得る。
本発明の一実施形態による移動体通信システムを示す図 本発明の一実施形態によるUMTS通信システムを示す図 本発明の一実施形態によるシステムリソースの構成のためのシーケンス図 IMS−MBMSサービス設定のフローチャートを示す図 ハンドオーバ手順を示す、本発明の別の実施形態によるUMTSネットワークを示す図 典型的なMBMS通信システムを示す図 IMS−MBMSサービスのための論理的なシーケンス図

Claims (31)

  1. コアネットワークおよび無線アクセスネットワークを備える移動体通信システム内で双方向マルチキャストサービスプロバイダから移動端末に双方向マルチキャストサービスを提供する方法であって、
    前記双方向マルチキャストサービスのマルチキャストサービスデータの送信のために前記移動体通信システムにおいて前記双方向マルチキャストサービスのためのシステムリソースを構成するステップであって、前記移動端末と前記無線アクセスネットワークの無線リソースを制御する制御エンティティとの間で双方向無線ベアラを確立することを含むステップと、
    ダウンリンクマルチキャストサービスを介する前記双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータの送信のために前記コアネットワークにおいて前記ダウンリンクマルチキャストサービスのためのシステムリソースを構成するステップと、
    前記移動端末に前記双方向マルチキャストサービスの前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために前記無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続またはポイントトゥマルチポイント接続を利用するか判断するステップと、を含み、
    前記ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、
    前記移動端末に前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために前記双方向マルチキャストサービスのために確立された前記システムリソースを利用するステップと、
    前記ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、
    前記コアネットワークにおいて前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するために前記ダウンリンクマルチキャストサービスのために確立された前記コアネットワークの前記システムリソースを利用するステップと、
    前記移動端末に前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために前記無線アクセスネットワークにおいて共有無線ベアラを確立するか、確立された共有無線ベアラを使用するステップと、を含む方法。
  2. 前記双方向マルチキャストサービスのためのシステムリソースを構成するステップは、前記コアネットワークにおけるネットワークエンティティと前記無線アクセスネットワークにおける前記制御エンティティとの間の接続の確立を含み、
    前記ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータの送信のために前記コアネットワークにおける前記ネットワークエンティティと前記無線アクセスネットワークにおける前記制御エンティティとの間の前記接続を利用する、請求項1記載の方法。
  3. 前記マルチキャストサービスデータはアップリンクマルチキャストサービスデータとダウンリンクマルチキャストサービスデータを含み、
    前記ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、前記双方向マルチキャストサービスのために構成された前記システムリソースを利用して前記アップリンクマルチキャストサービスデータが送信され、前記ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成された前記システムリソースを利用して前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータが送信される、請求項1または請求項2記載の方法。
  4. 前記マルチキャストサービスデータはアップリンクマルチキャストサービスデータとダウンリンクマルチキャストサービスデータを含み、
    前記ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、前記双方向マルチキャストサービスのために構成された前記システムリソースを利用して前記アップリンクマルチキャストサービスデータおよび前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータが送信される、請求項1および請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記ダウンリンクマルチキャストサービスのために前記コアネットワークにおいて前記システムリソースを構成するステップは、前記コアネットワークにおいて前記システムリソースをアクティブにすることを含み、
    前記ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、前記ポイントトゥポイント接続を利用して前記移動端末のために前記ダウンリンクマルチキャストサービスを非アクティブにするステップを更に含み、非アクティブにするステップは、前記ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成された前記コアネットワークにおける前記システムリソースを解放することを含む、請求項1および請求項4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記ダウンリンクマルチキャストサービスのために前記コアネットワークにおいて前記システムリソースを構成するステップは、前記システムリソースをアクティブにすることを含み、
    前記ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、前記ポイントトゥポイント接続を利用して前記移動端末のために前記ダウンリンクマルチキャストサービスをソフト非アクティブにするステップを更に含み、非アクティブにするステップは、前記ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成された前記コアネットワークにおける前記システムリソースを維持することを含む、請求項1および請求項4のいずれかに記載の方法。
  7. 前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータは、前記移動端末に前記ポイントトゥポイント接続を介して提供され、
    前記ダウンリンクマルチキャストサービスのために構成された前記システムリソースを前記コアネットワークで維持することは前記システムリソースをソフト非アクティブにするステップを含み、
    前記ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、前記ダウンリンクマルチキャストサービスを介して前記コアネットワークにおいて前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するために前記コアネットワークにおける前記維持されたシステムリソースを再びアクティブにする、請求項6記載の方法。
  8. 前記ダウンリンクマルチキャストサービスはダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダから提供され、
    前記ダウンリンクマルチキャストサービスをソフト非アクティブにするまたは非アクティブにすることは、
    前記ダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダ、前記無線アクセスネットワークにおける前記制御エンティティ、前記ネットワークエンティティ、および、前記移動端末のために、前記移動端末に対する前記ダウンリンクマルチキャストサービスをソフト非アクティブにするまたは非アクティブに通知することを含む、請求項5または請求項6記載の方法。
  9. 前記ダウンリンクマルチキャストサービスをソフト非アクティブにするまたは非アクティブにする通知メッセージは、前記コアネットワークにおけるネットワークエンティティ、前記無線アクセスネットワークにおける前記制御エンティティ、前記移動端末、または、前記ダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダから発せられる、請求項8記載の方法。
  10. 前記双方向マルチキャストサービスにはマルチキャストサービス識別子が割り当てられる、請求項1から請求項9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記マルチキャストサービス識別子は、アクセスポイントネームまたはIPマルチキャストアドレスである、請求項10記載の方法。
  12. 前記双方向マルチキャストサービスのための前記システムリソースを構成するステップは、少なくとも前記コアネットワークのネットワークエンティティにおいて双方向マルチキャストサービス関連の制御シグナリングおよび双方向マルチキャストサービスデータ転送のためのコンテキストをアクティブにすることを含み、前記コンテキストは前記双方向マルチキャストサービスプロバイダから前記移動端末に前記双方向マルチキャストサービスを提供するために前記構成されたシステムリソースにおける前記マルチキャストサービスデータのルーティングに関するルーティング情報とマルチキャストサービス識別子とを含む、請求項1から請求項11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記双方向マルチキャストサービスのための前記システムリソースを構成するステップは、前記構成されたシステムリソースにおける制御シグナリングのルーティングに関するルーティング情報とマルチキャストサービス識別子とを含む双方向マルチキャストサービス関連の制御シグナリングのための制御シグナリングコンテキストをアクティブにし、リソース識別子によって識別される前記構成されたシステムリソースにおいて前記双方向マルチキャストサービスプロバイダから前記移動端末に提供されるマルチキャストサービスデータのルーティングに関するルーティング情報と少なくとも前記コアネットワークのネットワークエンティティにおいてマルチキャストサービス識別子を含む双方向マルチキャストサービスデータ転送のためのデータコンテキストをアクティブにすることを含む、請求項1から請求項11のいずれかに記載の方法。
  14. 前記コアネットワークにおける前記ダウンリンクマルチキャストサービスのために前記システムリソースを構成するステップは、少なくとも前記コアネットワークのネットワークエンティティにおいて前記ダウンリンクマルチキャストサービスの移動端末関連のコンテキストをアクティブにすることを含み、前記移動端末関連のコンテキストは前記移動端末に関する情報、前記移動端末が登録されている前記ダウンリンクマルチキャストサービスに関する情報、および、マルチキャストサービス識別子を含む、請求項1から請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記ダウンリンクマルチキャストサービスのためにアクティブにされた前記コンテキストは、前記無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には維持される、請求項14記載の方法。
  16. 前記ダウンリンクマルチキャストサービスは、前記双方向マルチキャストサービスのために構成された前記無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続で前記移動端末に提供され、
    ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、前記ダウンリンクマルチキャストサービスを介して前記コアネットワークにおいて前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するために前記ダウンリンクマルチキャストサービスのためにアクティブにされた前記維持されたコンテキストを利用する、請求項15記載の方法。
  17. 前記ダウンリンクマルチキャストサービスのためにアクティブにされた前記コンテキストは、前記無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には削除される、請求項15記載の方法。
  18. 前記双方向マルチキャストサービスが提供され、前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信するために前記ダウンリンクマルチキャストサービスを使用する前記移動端末を、前記制御シグナリングコンテキストと前記移動端末関連のコンテキストに含まれる前記マルチキャストサービス識別子を比較することで識別するステップを更に含む、請求項13および請求項15記載の方法。
  19. 前記マルチキャストサービス識別子は、前記双方向マルチキャストサービスの前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために前記ダウンリンクマルチキャストサービスを利用する双方向マルチキャストサービスに固有である、請求項10から請求項18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記双方向マルチキャストサービスが提供され、前記ダウンリンクマルチキャストサービスを利用している前記双方向マルチキャストサービスの前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを受信する前記移動端末を、前記固有のマルチキャストサービス識別子を用いて識別するステップを更に含む、請求項19記載の方法。
  21. 前記移動端末を識別するステップは、前記コアネットワークのネットワークエンティティ、または、前記無線アクセスネットワークの前記制御エンティティによって実行される、請求項18から請求項20のいずれかに記載の方法。
  22. ポイントトゥポイント接続またはポイントトゥマルチポイント接続を利用するかの判断は前記制御エンティティによって行われ、
    前記双方向マルチキャストサービスを要求した前記移動端末について前記無線アクセスネットワークの前記無線リソースを制御する前記制御エンティティが前記コアネットワークにおけるネットワークエンティティにより通知されるステップと、
    前記ポイントトゥポイント接続を利用する判断に関して前記ネットワークエンティティに通知するために前記コアネットワークにおける前記ネットワークエンティティに通知メッセージを送信するステップであって、前記通知メッセージは前記ポイントトゥポイント接続を利用する前記移動端末に関する情報と前記マルチキャストサービスに関する情報を含む、ステップと、更に含む、請求項2から請求項21のいずれかに記載の方法。
  23. 前記ネットワークエンティティは前記コアネットワークにおけるゲートウェイGPRSサポートノードまたはサービングGPRSサポートノードである、請求項2から請求項22のいずれかに記載の方法。
  24. 前記双方向マルチキャストサービスは前記マルチキャストサービス識別子によって識別され、
    ダウンリンクマルチキャストサービスデータの送信に使用される前記ダウンリンクマルチキャストサービスをアクティブにするために前記移動端末からダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダにアクティベーションメッセージを送信するステップを更に含む、請求項1から請求項23のいずれかに記載の方法。
  25. 前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを受信するために前記ダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダによって前記移動端末を承認するステップと、
    承認が成功した場合には、前記双方向マルチキャストサービスの前記マルチキャストサービス識別子を含む通知を前記コアネットワークのネットワークエンティティによって受信するステップと、を更に含む請求項24記載の方法。
  26. 前記移動端末はソースセルに位置し、
    前記双方向マルチキャストサービスがターゲットセルに位置する前記移動体通信システム内の更なる移動端末に提供され、
    システムリソースが前記双方向マルチキャストサービスのマルチキャストサービスデータを前記更なる移動端末に提供するために前記ターゲットセルにおいて構成され、
    前記双方向マルチキャストサービスを前記移動端末に提供するために前記ターゲットセルの前記更なる移動端末のために構成される前記システムリソースを利用するステップと、
    前記移動端末を前記ソースセルから前記ターゲットセルにハンドオーバする際に前記ソースセルの前記移動端末のために構成される前記構成されたシステムリソースを解放するステップと、を更に含む請求項1から請求項25のいずれかに記載の方法。
  27. 前記ターゲットセルにおける前記構成されたシステムリソースが前記無線アクセスネットワークの制御エンティティと前記更なる移動端末との間の確立されたポイントトゥマルチポイント接続を含み、
    前記ターゲットセルにおける前記構成されたシステムリソースを利用するステップは、前記更なる移動端末に対する前記確立されたポイントトゥマルチポイント接続を介して前記移動端末に前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信することを含み、
    前記ソースセルにおける前記移動端末に対する前記双方向マルチキャストサービスのために構成された前記双方向無線ベアラを解放するために前記無線アクセスネットワークの前記制御エンティティに通知するステップを更に含む、請求項26記載の方法。
  28. 前記ターゲットセルにおける前記構成されたシステムリソースが前記コアネットワークのネットワークエンティティと前記無線アクセスネットワークの前記制御エンティティとの間の確立された接続、および、前記無線アクセスネットワークの前記制御エンティティと前記更なる移動端末との間の確立されたポイントトゥマルチポイント接続を含み、
    前記ターゲットセルにおける前記構成されたシステムリソースを利用するステップは、前記確立された接続および前記更なる移動端末に対する前記確立されたポイントトゥマルチポイント接続を介して前記移動端末に前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを送信することを含み、
    前記ソースセルにおける前記移動端末に対する前記ネットワークエンティティと前記制御エンティティとの間の前記構成された接続を解放するよう前記コアネットワークの前記制御エンティティに通知するステップと、
    前記ソースセルにおける前記移動端末に対する前記双方向マルチキャストサービスのために構成された前記双方向無線ベアラを解放するよう前記無線アクセスネットワークの前記制御エンティティに通知するステップと、を更に含む、請求項26記載の方法。
  29. コアネットワークと無線アクセスネットワークを有する移動体通信システム内でマルチキャストサービスプロバイダから移動端末に双方向マルチキャストサービスを提供する方法であって、
    前記双方向マルチキャストサービスのマルチキャストサービスデータの送信のために前記移動体通信システムにおいて前記双方向マルチキャストサービスのためにシステムリソースを構成するステップであって、前記構成が前記移動端末と前記無線アクセスネットワークの無線リソースを制御する制御エンティティとの間で双方向無線ベアラを確立することを含み、
    前記移動端末に前記双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために前記無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続またはポイントトゥマルチポイント接続を利用するか判断するステップと、
    前記ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には、前記移動端末に前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために前記双方向マルチキャストサービスのために確立された前記システムリソースを利用し、
    前記ポイントトゥマルチポイント接続を利用すると判断された場合には、前記ダウンリンクマルチキャストサービスを介して前記双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータの送信のために前記コアネットワークにおいてダウンリンクマルチキャストサービスのためのシステムリソースを構成し、
    前記移動端末に前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために前記無線アクセスネットワークにおいて共有無線ベアラを確立するか確立された共有無線ベアラを使用するステップと、を含む方法。
  30. ダウンリンクマルチキャストサービスを設定する方法であって、前記設定は、コアネットワークと無線アクセスネットワークを有する移動体通信システム内でダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダから移動端末に双方向マルチキャストサービスのダウンリンクデータを送信するために、前記ダウンリンクマルチキャストサービスプロバイダに前記双方向マルチキャストサービスのダウンリンクデータを送信する前記双方向マルチキャストサービスによって開始され、
    前記移動端末に関する情報を含む通知を前記双方向マルチキャストサービスから前記ダウンリンクマルチキャストサービスによって受信するステップであって、前記移動端末は前記双方向マルチキャストサービスに登録され、前記移動端末は前記ダウンリンクマルチキャストサービスを利用して前記双方向マルチキャストサービスの前記ダウンリンクデータを受信し、
    前記移動端末を前記ダウンリンクマルチキャストサービスに登録するステップと、
    前記双方向マルチキャストサービスを受信する前記移動端末の各移動端末のために前記ダウンリンクマルチキャストサービスに前記コアネットワークにおいてシステムリソースを構成するステップと、を含む方法。
  31. 双方向マルチキャストサービスプロバイダから移動端末に双方向マルチキャストサービスを提供する方法であって、前記双方向マルチキャストサービスのダウンリンクマルチキャストサービスデータはダウンリンクマルチキャストサービスを介して前記移動端末に提供され、
    前記双方向マルチキャストサービスのためにシステムリソースを構成するステップであって、前記移動端末と無線アクセスネットワークの無線リソースを制御する制御エンティティとの間で双方向無線ベアラを確立することを含む、ステップと、
    前記移動端末に前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために前記無線アクセスネットワークにおいてポイントトゥポイント接続を利用するか否かを判断するステップであって、前記ポイントトゥポイント接続を利用すると判断された場合には前記移動端末に前記ダウンリンクマルチキャストサービスデータを提供するために前記双方向マルチキャストサービスのために確立されたシステムリソースを利用する、方法。
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