JP2009530928A - ドメイン間グループ通信 - Google Patents

ドメイン間グループ通信 Download PDF

Info

Publication number
JP2009530928A
JP2009530928A JP2009500712A JP2009500712A JP2009530928A JP 2009530928 A JP2009530928 A JP 2009530928A JP 2009500712 A JP2009500712 A JP 2009500712A JP 2009500712 A JP2009500712 A JP 2009500712A JP 2009530928 A JP2009530928 A JP 2009530928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
domain
control node
multicast
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009500712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5033173B2 (ja
Inventor
ラルフ ベッカー
オスバルド ゴンサ
ホセ ルイス レイ
ロルフ ハッケンバーグ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JP2009530928A publication Critical patent/JP2009530928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5033173B2 publication Critical patent/JP5033173B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/1813Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast for computer conferences, e.g. chat rooms
    • H04L12/1818Conference organisation arrangements, e.g. handling schedules, setting up parameters needed by nodes to attend a conference, booking network resources, notifying involved parties
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/1854Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast with non-centralised forwarding system, e.g. chaincast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/1886Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast with traffic restrictions for efficiency improvement, e.g. involving subnets or subdomains
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/189Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast in combination with wireless systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • H04W4/10Push-to-Talk [PTT] or Push-On-Call services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/40Connection management for selective distribution or broadcast
    • H04W76/45Connection management for selective distribution or broadcast for Push-to-Talk [PTT] or Push-to-Talk over cellular [PoC] services

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

本発明は、グループ通信サービス、即ち、二人以上のユーザ(またはサービス参加者)を伴う通信サービスに関わる。本発明は、異なるドメインにマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する方法と、ドメインにおけるサービス参加者にマルチキャストデータを配信する方法と、を提供する。本発明は、更に、それぞれの方法を実行する制御ノードとシステムに関わる。サービス参加者にマルチキャストサービス、とりわけ、PoCサービスを提供する際のリソース利用を向上するために、本発明は、異なるドメインのサービス参加者へのマルチキャストサービスの配信ツリーにおけるマルチキャストデータの不要な増大を回避するための機構を提供する。このために、どのドメインにマルチキャストデータを提供すべきか決定された要求の際にマルチキャストサービスを開始する制御ノードはドメイン毎にマルチキャストデータを送る。本発明の別の態様では、個々のドメイン内でマルチキャストデータが不必要に複製されることが回避される。

Description

本発明は、グループ通信サービス、即ち、二人以上のユーザ(またはサービス参加者)を伴う通信サービスに関する。本発明は、異なるドメインにマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する方法、および、ドメイン内のサービス参加者にマルチキャストデータを配信する方法に関する。本発明は、更に、それぞれの方法を実行する制御ノードおよびシステムに関する。
IPマルチメディアサブシステム(IMS)
IMSは、3GPPによって新しいサブシステム、つまり、IPベースのインフラストラクチャ上でデータ、音声、および、モバイルネットワーク技術を集合させる新しいモバイルネットワークのインフラストラクチャと定義されている。
IMSは、帯域幅を増加させるだけでは得られない、既存の従来の電気通信技術と、インターネット技術との間のギャップを埋めるために設計された。これにより、操作者は株主やエンドユーザが期待する新しく革新的なサービスを提供することができる。
IMSは、具体的には、リッチな音声サービス、ビデオ電話、メッセージング、会議、およびプッシュサービス等のリアルタイムなマルチメディアモバイルサービスを可能にし且つ改善するために設計されている。IMSは、セッション交渉や管理、品質サービス(QoS)、および、移動性管理を含む幾つかの主要な機構を介してユーザ対ユーザ通信サービスを可能にするよう設計されている。しかしながら、IMSは、リアルタイムなユーザ対ユーザサービス以上のことを可能にする。
モバイル産業は、従来の音声および短メッセージサービス中心のビジネスから幅広い新しく刺激的なマルチメディアサービスおよびアプリケーションへの移行段階にある。電話やメッセージは、次世代の人対人のアプリケーションによって補足され得、それにより双方向無線セッション(プッシュトゥトーク)のより簡単な共有、ビューの共有、ファイル、共有ホワイトボード、および、マルチプレーヤゲーム経験の共有を可能にする。更に、プッシュトゥトークセッション中にマルチプレーヤゲームを追加する等の際に、既存のサービスを刺激的な方法で組み合わす能力を提供する。
IPマルチメディアサブシステム(IMS)は、セルラ/無線ネットワーク(http://www.3gpp.orgより入手可能な非特許文献1参照)における発展を含むだけでなく、移動装置と固体装置との間で新しいサービスを可能にする。このようなサービスの例として、移動端末とPC間のコンテンツ共有やメッセージングサービスが挙げられる。
プッシュトゥトークオーバーセルラ(PoC)
IMSインフラストラクチャを利用するサービスの一つは、オープンモバイルアライアンス(OMA)によって開発され標準化されたプッシュトゥトークオーバーセルラ等のプッシュトゥトークアプリケーションである。
プッシュトゥトークオーバーセルラは、セルネットワーク上で直接一対一および一対多数の音声通信サービスを提供する。考え方は簡単である。PoCの「常時接続」により、ユーザはボタンを押すだけで個人またはグループに電話をかけることができる。他のユーザの利用可能性は、存在する機能により電話をかける前に確認することができる。電話は、略一瞬で接続され、受信側は応答する必要がない。プッシュトゥトークサービスのユーザは、電話以外のアクティビティを行っている場合もあり、忙しい間はグループトラフィックを聞くことで通じていることもできる。ユーザは、名前で接触されてもよく、または、グループに対して発言したいと思うこともしばしばある。PoCは、IP対応ネットワークを用いる半二重ボイスオーバIP(VoIP)技術に基づき、つまり、一人の参加者は他の参加者が音声データを受信している間話すことができる。
プッシュトゥトークは、どの既存のセルラサービスの代用品でもない。操作者が、既存のサービスを変更することなくそれぞれの音声ポートフォリオを展開し区別することができるようにする補完的なサービスである。
OMAのPoC標準ネットワークアーキテクチャは、図10に例示的に示すように、IPマルチメディアサブシステム(IMS)に接続されたPoCアプリケーションサーバ(PoC AS)に基づく。IMSは、セッション初期化プロトコル(SIP)に基づくユーザ認証、呼び出しルーティング、および、一般的なチャージング等の共通の機能を取り扱う。
以下では、OMAウェブサイトhttp://www.openmobilealliance.orgを参照し、特に、非特許文献2および非特許文献3(http://www.openmobilealliance.orgより入手可能)を参照する。
PoCアプリケーションサーバは、フロア制御(個別に一人の話手に対するトークの予約)等のアプリケーション特有のタスクを扱う。操作者のプロビジョニングおよびネットワーク管理システムにインターフェースを提供し、アプリケーション特有のチャージングディテールレコード(CDR)を作成する。プッシュトゥトークのユーザのデータベースは、提供されたユーザおよびそのサービスプロファイルを含む。ユーザおよびトークグループは、ビジネスアプリケーションで必要な安全および管理能力をサポートするために組織特有の閉ユーザグループにおけるデータベースに配置され得る。プッシュトゥトークソリューションは、幾つかのネットワーク化されたPoCアプリケーションサーバで数百万ユーザネットワークに拡大され得る。
図10に示すように、様々なセルラアクセスネットワークがPoCユーザにPoCメディアデータを配信するために使用される。セルラアクセスネットワークは、PoCエネーブラと呼ばれる。PoCエネーブラの例として3GPPネットワーク、GSMネットワーク、または、3GPPネットワークが挙げられる。PoCエネーブラとして3GPPネットワークに対するアーキテクチャ上の要件は、3GPPTR23.979(http://www.3gpp.orgより入手可能な非特許文献4)から明らかであろう。
プッシュトゥトークは、マルチユニキャスティングに基づく。各送信側クライアントは、専用のプッシュトゥトークサーバにパケットデータトラフィックを送信し、グループ呼び出しの場合には、サーバは全ての受信側にトラフィックを複製する。アクセスまたコアネットワークではマルチキャスティングは実施されず、移動性管理は、無線ネットワークによって行われる。そのため、プッシュトゥトークソリューションはセルラおよび固定ネットワーク上でユーザに気付かれることなく動作する。PoC呼び出し制御および他のシグナリングは、IETF定義されたSIPに基づき、音声トラフィックは、RTP/RTCPベースのストリーミングベアラを介して行われる。移動性は、GSM/WCDMA上のサポート広範囲ローミングを利用して(E)GPRSを介して扱われる。
PoCソリューションプロトコルスタックは図11に示される。アプリケーションレベルでは、PoCアプリケーションが提供される。セッション関連のシグナリングについて、セッションを確立、変更、または、破壊するようSIPが典型的には使用される。メディアには伝送RTP/RTCPが一般的に使用される。シグナリングおよび伝送関連のプロトコルSIPおよびRTP/RTCPは、UDP(TCPも可能)およびIPプロトコルによって伝送される。IPパケットは、最終的には、3GPPモバイルチャネル等のアクセスネットワーク特有チャネルを用いて異なるアクセスネットワークにおけるサービス参加者に提供される。
潜在的な問題
PoCサービスは、PoCアプリケーションサーバ(PoC AS)と呼ばれる会議中心、つまり、通信を制御する中心的なエレメントに基づく。全ての参加者は、該ノードに接続され、結果としてPoCサービスの基礎となるスター型トポロジーが得られる。主な機能の一つとしては、PoC ASはフロア制御を実行する、つまり、話す許可を制御する。フロアを取った参加者は、音声データをPoC ASに送信し、PoC ASは全ての他の参加者に配信する。
一般的に、PoC ASは、IPマルチメディアサブシステム(IMS)のアプリケーションサーバとして実行される。PoCサービスの参加者は、IMSネットワークにアクセスを提供するどのIP接続アクセスネットワーク(IP−CAN)を介してPoC ASに接続されてもよい。第3世代の移動通信システムの標準化プロジェクト(3GPP)によって特定されるGERANおよび/またはUTRAN無線アクセスを含むGPRSアクセスも含まれる。
会議中心としてPoCアプリケーションサーバを使用することにより、サービスが簡単に(中央型)制御される。グループ通信は、多数のポイントトゥポイント接続を用いて実現される。しかしながら、グループの大きさを増大させるには、このポイントトゥポイント接続性質は、サービスデータの非効率的な配信を生じさせる。同じデータが各参加者に対して個別にコピーされ送信されなくてはならない。これは、サービスにアクセスするために少ない無線リソースを利用する無線参加者に特に関連している。
上述の通り、特に、グループの大きさが大きく無線リソースが少ない場合のグループ通信の効率的な配信が必要である。多数のポイントトゥポイント送信の非効率性を回避するためには、ポイントトゥマルチポイント伝送またはマルチキャスティングを可能ならいつでも利用することが明らかであろう。
IMSネットワークへのGPRSベースのIP−CANに関して、この機能性はマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)によって提供される。GPRSコアネットワークにおいてマルチキャスト配信ツリーを確立し、ユーザの大グループにデータ効率的に送信する無線ブロードキャストを利用する。MBMSは、UTRAN並びにGERAN無線アクセスネットワークにおいてサポートされる。
IMSサービス、特に、PoCにMBMSを利用することは、3GPP標準化グループにおいて最近議論されている。この事項は3GPP作業項目において取り組まれ、それぞれのサービス要件が3GPP TS22.228(http://www.3gpp.orgから入手可能な非特許文献5参照)において定義されている。更なる技術的提案が、IMSサービスにおいてどのようにしてMBMS利用を実現するかについてなされている。しかしながら、最近の議論は、ローカルドメイン、例えば、限定されたサービスシナリオだけを表す、単一の操作者のネットワーク内でのMBMSの使用に焦点を当てている。
本発明や従来技術との差をより良く理解するためには、完全なサービスシナリオを理解する必要がある。一般的には、IMSサービスは、例えば、異なるオペレータネットワークを伴う異なるドメインにわたることが可能である。これは、PoCサービスでも本来可能である。このドメイン間シナリオをサポートするためには、PoC ASはPoC呼び出しにおいて様々な論理的且つ機能的役割を担う。PoC ASは、制御PoC機能または参加PoC機能を実行するか、同時にそれぞれの機能を実行する。制御PoC ASは、呼び出し制御を実行する会議中心として機能し、参加PoC ASはローカルドメインのPoCユーザと別のドメインの制御PoC ASの間でシグナリングやデータを送るプロキシとして機能する。必ず一つの単一の制御PoC ASが存在するが、異なるオペレータドメイン等に多数の参加PoC ASがPoC呼び出しにおいて存在する。通常、PoC呼び出しを開始するユーザとしてのPoC ASは、制御PoC ASの役割を担う。
本分野における現在の標準化活動は進行中でまだ完成していないが、PoCサービスにMBMS伝送機能が利用可能となることが予想される。MBMSの制御エレメントは、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM−SC)である。PoCサービスにおけるMBMSの利用は、様々な方法で実現される。PoC ASとBM−SCとの間で新しいインターフェースを確立して、両(別個の)エレメント間の対話を可能にしてもよい。別の方法としては、両機能モジュールを単一のエレメントに一体化することである。しかしながら、機能の面からすると、それぞれのオプションは同じである。
前述の通り、MBMS機能は、GPRSベースのIP−CAN内で利用可能である。一般的には、特定のネットワークオペレータの制御下にある。上記したドメイン間シナリオに関しては、PoC呼び出しが多数のオペレータドメインにわたるため、MBMS伝送機能性に対するサポートが特定のPoC ASのローカル特性といった結果を生ずる。したがって、MBMSが呼び出しに関わる全てのPoC ASで利用可能でない場合も考慮しなくてならない。
ネットワークにおけるMBMSサポートは、PoCサービスにおいて利用する上で考慮しなくてはならない一つの点である。別の点は、MBMS受信が端末の能力に依存する点である。幾つかの端末は、PoCのようにIMSサービスと平行してMBMSを受信することができない場合もある。他の端末は、MBMSを全く受信できない場合もある。したがって、MBMSが全てのPoCユーザによってサポートされ得ないことも仮定しなくてならない。
上記した完全なサービスシナリオにおいて生ずる主な問題は、PoC呼び出しに伴う各PoC ASの異なる機能的役割によるものである。MBMS伝送のサポートがPoC ASのローカル特性であるため、制御PoC ASは参加PoC ASがMBMS伝送機能性を利用するか否かを知らず、ポイントトゥポイント接続されたユーザと推測する。
したがって(既に記載した通り)、制御PoC ASは参加PoC ASに対して各参加者に個々の接続を確立し、到来する音声データの個々のコピーを配信する。MBMS伝送機能性がローカルドメインで利用されている場合、参加PoC ASは全ての接続で受信した全ての音声データをBM−SCに送る。したがって、同じ音声データの全ての個々のコピーがMBMSベアラ上で送信される。ローカルドメイン内の全ての参加者が該MBMSベアラを受信するため、各参加者は一回だけでなく、同じ音声データの全てのコピーを受信することになる。
一方で、当然のことながらこの音声データのコピーの不必要な送信は、特に、無線インターフェース上でリソースの無駄である。他方で、端末での多数の音声データの複製の受信は、PoCユーザに顕著には行われず、アプリケーションを受信する上で幾つかの問題が生ずる。
シナリオとその潜在的な問題を図12に例示的に示す。
結果として、音声データのコピーの不必要な送信が
(1)制御と参加PoC ASとの間、
(2)PoC呼び出しのダウンリンクMBMSベアラ
において生ずる。
完全なサービスシナリオにおいて生ずる別の問題は、PoC呼び出しにMBMS伝送機能性を利用するか否かの判断に関連する。PoCサービスはグループ通信を可能にし、MBMSはユーザのグループにデータを効率的に配信するが、利用可能なMBMS伝送機能性を全てのケースで使用することが賢明でないこともある。その特性、特に、無線インターフェース上での特性により、効率的なデータ送信とMBMSのリソース消費量とに関してトレードオフが存在する。
したがって、ユーザの大きいまたは密度の高いグループにMBMS伝送を利用することは意味がある。これに関して、PoC ASにおけるMBMS判断の基として、正確なグループ情報が利用可能であることが重要である。これは、開始PoCユーザからの要求において完全なグループ情報を受信する制御PoC ASの場合である。しかしながら、参加PoC ASでは見られない。ここでは、グループ情報は別個のシグナリングメッセージから導出されなくてはならないため、PoC呼び出しにおけるMBMS利用の判断を複雑化させ得る。
3GPP TR 23.228 "IP Multimedia Subsystem (IMS); Stage 2", V. 7.2.0 OMA draft "Push to talk over Cellular (PoC) - Architecture", Candidate Version 1.0, 27 Jan. 2006 OMA draft "Push to talk over Cellular (PoC) - Architecture", Draft Version 2.0, 14 Mar. 2006 3GPP TR 23.979 "3GPP enablers for Open Mobile Alliance (OMA); Push-to-talk over Cellular (PoC) services; Stage 2", V. 6.2.0 3GPP TS 22.228, "Service requirements for the Internet Protocol (IP) multimedia core network subsystem (IMS); Stage 1", V. 7.3.0 RFC 3261, "SIP: Session Initiation Protocol" by the IETF (Internet Engineering Task Force) from June 2002 RFC 3320, "Signaling Compression (SigComp)" of the IETF from January 2003
本発明は、サービスの参加者に、マルチキャストサービス、とりわけPoCサービスを提供する際に改善されたリソース利用を提供することを目的とする。
この目的は、独立請求項の技術的内容によって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の技術的内容である。
本発明の一つの主な態様は、異なるドメインのサービス参加者へのマルチキャストサービスの配信ツリーにおけるマルチキャストデータを不必要に増大することを回避する。このために、どのドメインにマルチキャストデータを提供すべきか決定された要求の際にマルチキャストサービスを開始する制御ノードはドメイン毎にマルチキャストデータを送る。
本発明の別の態様では、個々のドメイン内でマルチキャストデータが不必要に複製されることを回避する。本態様によると、ドメインの制御ノードは、そのドメイン内でサービスを受信するサービス参加者に関する情報を取得し、制御ノードは、ドメイン内のサービス参加者にマルチキャストデータを提供するために、ドメイン内または無線アクセスサブシステムそれぞれでポイントトゥポイントリンクまたはポイントトゥマルチポイントリンクを利用するかをドメイン毎にまたは無線アクセスサブシステム毎に判断する。この動作は、ドメイン内での最適化されたリソース利用を可能にするため有利である。
本発明の一実施形態によると、異なるドメインにマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する方法が提供される。異なるドメインの第1のドメインの制御ノードは、マルチキャストサービスに参加するサービス参加者を識別するサービス開始要求を受信する。サービス参加者の識別に基づき、サービス参加者が属し、且つ、第1のドメインの制御ノードによって制御されないドメインを識別し、ドメイン毎に識別されたドメインの制御ノードにマルチキャストデータを配信する。
本発明の別の実施形態では、制御ノードは、識別された制御ノードにサービス開始要求を送信する。制御ノードに送信されるサービス開始要求は制御ノードによって制御されるそれぞれのドメインに属するサービス参加者を含む。それぞれのドメインにおけるサービス参加者について識別されたドメインの制御ノードに通知することは、それぞれのドメインのサービス参加者にマルチキャストデータを提供するためにドメインにおいて使用されるべき最も適した伝送の判断を情報が容易にし得るため有利である。
別の実施形態によると、第1のドメインの制御ノードは、マルチキャストデータがそれぞれの制御ノードに送られるべき識別されたドメインそれぞれの制御ノードにポイントトゥポイントリンクを確立する。
本発明の別の実施形態によると、識別されたドメインそれぞれの制御ノードにマルチキャストデータを配信する際、マルチキャストデータそれぞれの単一のコピーがそれぞれのドメインの制御ノードにポイントトゥポイントリンクを介して配信され、それぞれのドメインのサービス参加者に更に配信される。上記の通り、マルチキャストデータをドメイン毎に配信することは、異なるドメインの制御ノード間のインターフェース上でのマルチキャストデータの不要な複製を回避するために有利である。それぞれのマルチキャストデータの単一のコピーは、それぞれのドメインに複数のサービス参加者がいる場合でもそれぞれのドメインの制御ノードに配信される。
本発明の更なる実施形態によると、(第1のドメインの)制御ノードは、識別されたドメインのうちの一つの制御ノードからのサービス開始要求に応答して否定応答を受信する。否定応答に応答して、否定応答に応じて制御ノードによって制御されるドメインにおけるサービス参加者それぞれに個々のサービス開始要求を送信する。この動作は、本願記載のように改良されていない標準的な制御ノードとの互換性が得られる点で有利である。
本発明の別の実施形態は、ドメイン内のサービス参加者にマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する方法に関わる。ドメインの制御ノードは、最初に、別のドメインの制御ノードからサービス開始要求を受信する。サービス開始要求は、制御ノードによって制御されるドメインに位置するマルチキャストサービスに参加するサービス参加者に関する情報を含む。サービス参加者に関する情報に基づいて、ドメインの制御ノードは、ドメイン内でマルチキャストデータを配信するためにポイントトゥポイントリンクを利用するかポイントトゥマルチポイントリンクを利用するかを判断する。この判断に依存して、制御ノードは、ドメインにおけるサービス参加者それぞれにポイントトゥポイントまたはドメインにおけるサービス参加者にポイントトゥマルチポイントを、マルチキャストデータの伝送媒体として確立し、確立された伝送媒体を介してドメインにおけるサービス参加者にマルチキャストデータを配信する。
ドメイン内に複数の無線ネットワークサブシステムが存在する場合には、リソース利用を更に最適化するためにドメイン毎の代わりに無線ネットワークサブシステム毎にどの伝送媒体を使用するかを判断することが有利である。したがって、本発明の別の実施形態では、制御ノードは、サービス参加者にサービングする少なくとも一つの無線ネットワークサブシステムを決定する。ポイントトゥポイントリンクまたはポイントトゥマルチポイントリンクの利用に関する判断は、決定された無線ネットワークサブシステム毎に行われ、サービス参加者毎のポイントトゥポイントリンクまたはポイントトゥマルチポイントは各決定された無線ネットワークサブシステムそれぞれに確立される。
別の有利な実施形態は、例えば、ユーザ移動性により新しいユーザがサービスに参加するまたはサービスから出る等、ドメインにおけるまたは無線ネットワークサブシステムにおけるサービス参加者数の変化を説明する。典型的な実施形態によると、ドメイン内のマルチキャストサービスに現在参加しているサービス参加者の数に依存して、伝送媒体はポイントトゥポイントリンクからポイントトゥマルチポイントリンク、または、その逆に切り換えられる。代替的には、ポイントトゥポイントリンクからポイントトゥマルチポイントリンクへの切換は、無線ネットワークサブシステム毎に行われてもよい。
マルチキャストデータを配信するためにポイントトゥマルチポイントリンクを使用する場合、本発明の別の実施形態は、ドメインにおいてマルチキャストデータを配信するために利用される、MBMS等のドメイン幅のマルチキャストサービスの使用を予測する。典型的には、マルチキャストサービスは、マルチキャストサービスセンターと呼ばれるドメイン内の機能的エンティティによって提供される。本実施形態によると、ドメインの制御ノードは、ドメイン内のマルチキャストサービスセンターにマルチキャストデータを送り、ドメインレベルまたは無線ネットワークサブシステムレベルでドメインにおいて利用可能なマルチキャストサービスを利用する。
本発明の別の実施形態では、ドメインの制御ノードは、サービス開始要求を承認して、即ち、承認またはエラーメッセージの形態で肯定または否定フィードバックを提供する。
肯定フィードバックの返信は、他のドメインの制御ノードとポイントトゥポイントリンクを確立する。更に、マルチキャストサービス識別子はポイントトゥポイントリンク上でマルチキャストサービスのデータの識別を可能にするよう、マルチキャストサービス識別子がリンクに割り当てられる。
本実施形態の変形例では、マルチキャストサービス識別子を、ドメイン内のマルチキャストサービスセンターによって使用されるマルチキャストサービス識別子と関連付けられ、ドメインにおけるサービス参加者に配信される際にマルチキャストサービスデータを識別する。この動作は、ドメイン間およびドメイン内で配信される際に、異なる識別子がマルチキャストデータに使用される場合に有利である。
本発明の別の実施形態によると、ドメインの制御ノードは、他のドメインの制御ノードから受信されるサービス開始要求で識別されるサービス参加者それぞれに対してサービス開始要求を生成し、ドメインのサービス参加者に少なくとも一つの生成されたサービス開始要求を送信する。制御ノードの本動作により、とりわけ、最初のサービス開始要求を受信する制御ノードではなく、個々のドメイン内でマルチキャストサービスのサービス開始要求を生成することが可能であり、制御ノード間のドメイン間シグナリングの負荷を減少させる。
本実施形態の典型的な変形例では、サービス参加者それぞれのサービス開始要求は、マルチキャストサービスデータを識別するためにドメイン内のマルチキャストサービスセンターによって使用されるべきマルチキャストサービス識別子を備える。これは、マルチキャストデータがドメイン内の特別なマルチキャストサービス伝達機構(たとえば、独自のサービス識別子を利用するMBMS(例えば、MBMの場合には、特定のマルチキャストアドレス))を用いるポイントトゥマルチポイントリンクを介してサービス参加者にマルチキャストデータが送信されるべき場合に特に有利である。
本発明の別の実施形態は、ドメイン内でのマルチキャストデータの提供にマルチキャストサービスを効率的に利用することに関する。サービス参加者にマルチキャストデータを提供するマルチキャストサービスの高速サービスアクティベーションをサポートするために、ドメインの制御ノードが、ドメイン内のマルチキャストサービスセンターにドメインのサービス参加者を申し込むことが有利である。例えば、サービス参加者にマルチキャストデータを提供するためにMBMSを利用する場合、制御ノードは、ドメインのBM−SCで参加者を申し込む。
本発明の更なる実施形態は、異なるドメインにマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する第1のドメインの制御ノードを提供する。この制御ノードは、マルチキャストサービスに参加するサービス参加者を識別するサービス開始要求を受信する受信器と、サービス参加者の識別に基づき、サービス参加者が属し、且つ、第1のドメインの制御ノードによって制御されないドメインを識別するプロセッサと、を備える。更に、制御ノードは、ドメイン毎に識別されたドメインの制御ノードにマルチキャストデータを配信する送信器を備える。
本発明の別の実施形態は、ドメインにおけるサービス参加者にマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する制御ノードに関する。この制御ノードは、制御ノードによって制御されるドメインに位置するマルチキャストサービスに参加するサービス参加者に関する情報を含む別のドメインの制御ノードからのサービス開始要求を受信する受信器と、ドメイン内でマルチキャストデータを配信するためにポイントトゥポイントリンクを利用するかポイントトゥマルチポイントリンクを利用するかを、サービス参加者に関する情報に基づいて判断し、判断に依存して、ドメインにおけるサービス参加者それぞれにポイントトゥポイントまたはドメインにおけるサービス参加者にポイントトゥマルチポイントを、マルチキャストデータの伝送媒体として確立するプロセッサと、を備える。更に、制御ノードは、確立された伝送媒体を介してドメインにおけるサービス参加者にマルチキャストデータを配信する送信器を備える。
別の実施形態では、上記制御ノードは、上述の実施形態のいずれかにしたがって、異なるドメインにマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する方法、または、ドメイン内のサービス参加者にマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する方法のステップを実行するよう適合される手段を更に備える。
本発明の別の実施形態は、本発明の一つの典型的な実施形態による制御ノードを少なくとも一つ備える、システムを提供する。
更に、別の実施形態による本発明は、異なるドメインの第1のドメインの制御ノードのプロセッサによって実行されると、制御ノードに、マルチキャストサービスのマルチキャストデータを異なるドメインに配信させる命令を記憶するコンピュータ読取可能媒体を提供する。制御ノードは、マルチキャストサービスに参加するサービス参加者を識別するサービス開始要求を受信し、サービス参加者の識別に基づき、サービス参加者が属し、且つ、第1のドメインの制御ノードによって制御されないドメインを識別し、ドメイン毎に識別されたドメインの制御ノードにマルチキャストデータを配信することで、マルチキャストデータを配信する。
本発明の更なる実施形態によると、ドメインの制御ノードによって実行されると、制御ノードに、ドメインにおけるサービス参加者にマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信させる命令を記憶するコンピュータ読取可能媒体を提供する。制御ノードは、制御ノードによって制御されるドメインに位置するマルチキャストサービスに参加するサービス参加者に関する情報を含む別のドメインの制御ノードからのサービス開始要求を受信し、ドメイン内でマルチキャストデータを配信するためにポイントトゥポイントリンクを利用するかポイントトゥマルチポイントリンクを利用するかを、サービス参加者に関する情報に基づいて判断し、判断に依存して、ドメインにおけるサービス参加者それぞれにポイントトゥポイントまたはドメインにおけるサービス参加者にポイントトゥマルチポイントを、マルチキャストデータの伝送媒体として確立し、確立された伝送媒体を介してドメインにおけるサービス参加者にマルチキャストデータを配信することで、サービス参加者にマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する。
別の実施形態は、第1のドメインの制御ノードによって実行されると、上述の実施形態のいずれかにしたがって、異なるドメインにマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する方法、または、ドメイン内のサービス参加者にマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する方法のステップを制御ノードに実行させる命令を更に記憶するコンピュータ読取可能媒体に関する。
以下に、本発明を添付の図面を参照してより詳細に説明する。図中、同様のまたは対応する詳細には同じ符号が付与される。
以下に、MBMS対応3GPP無線ネットワークを介してIMSネットワークインフラストラクチャ内のPoCマルチキャストサービスに部分的に関連する、本発明の様々な実施形態を説明する。典型的且つ具体的な実施形態は、本発明の基礎となる思想をこれら具体的な実施形態に限定することを意図しないことは理解されるべきである。背景技術におけるより詳細な情報は、本発明の原則が適用される可能なネットワークアーキテクチャおよびシナリオを例示することを目的とする。
本発明の思想は、中央エレメントがサービス通信を制御する中央型アプローチを使用するマルチキャストサービスに特に適用可能である。本発明の主な思想の一つは、中央型アプローチの代わりに分散型アプローチ、特に、マルチキャストサービス制御並びにマルチサービスデータの分散の機能を使用することである。中央制御エレメントによって典型的には実施されるある機能はドメインレベルで分散され、つまり、ドメインレベルでより効率的に扱われる機能はマルチキャストサービスを受信するサービス参加者が位置するドメインそれぞれの制御ノードに分散される。該思想の別の態様は、制御ノードが新しい機能を実行するに必要な情報の交換に関わる。
以下に説明する典型的な実施形態からより明らかになるように、ドメインレベルに機能性を分散することにより、シグナリングオーバーヘッドを減少し、ドメインの制御ノード間並びにドメイン内でリソースの利用を最適化することができる。
本願記載の本発明の様々な実施形態による解決策が、例えば、サービス参加者が異なる管理ドメインに属するPoC等のIMSサービスに有利に使用されることが理解されるであろう。本願の意味の範囲でのドメインは、共通の規則および手順でユニットとして管理されるネットワーク上のコンピュータや装置のグループである。通常は、該ネットワーク上の全ての装置は、特定のネットワークオペレータによって所有され、維持される。
従来のPoCサービスの二つの主な欠点は、本願で特定されている。第1に、制御PoC ASは、PoCサービスデータが分散されるべき他のドメイン内で利用可能な伝送能力について知識が全くない点である。これは、シグナリング負荷の増加や制御PoC ASと参加PoC ASとの間のインターフェースのサービスデータ負荷につながる。
第2に、参加PoC ASは、自身のドメインにおけるサービス参加者について知識が全くないため(あるいは、よくても、信頼性は高くないが送られてきたSIPシグナリングから該情報を導出する)、参加PoC ASがドメインにおいてPoCサービスデータを分散するためにそれぞれのドメイン内で最適な伝送機構を選択することが(不可能ではないにしても)困難な点である。ドメインにおけるサービス参加者を認識していないため、参加PoC AS制御されたドメインにおいてサービスデータを分散するために「高価な」リソースを消費するポイントトゥポイントリンクが使用されるか、同一のサービスデータの幾つかのコピーがサービス参加者にマルチキャストサービスを介して提供される。
これらの欠点は、上述のPoCサービスと同様の中央型アプローチを使用するマルチキャストサービスに一般化される。
第1の欠点に取り組むために、本発明の一実施形態は、第1のドメインにおいてサービス開始要求を受信する制御ノードが、サービス参加者が位置するドメインを決定し、サービスのマルチキャストデータをドメイン毎に(参加者毎ではなく)他の決定されたドメインの制御ノードに配信することを提案する。
この考え方は、以下で図1および図4を参照してより詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態による、サービス参加者にドメイン間マルチキャストサービスのデータを提供する典型的なオーバーレイネットワークを示す図である。図4は、本発明の典型的な実施形態による、異なるドメインの制御ノード間でのシグナリングおよびデータ転送を示す図である。
例示目的として、マルチキャストサービスの設定がクライアント100によって要求されたと仮定する。クライアント100は、その制御ノード、つまり、本例ではドメイン#1の制御ノード110にサービス開始要求を送信する。サービス開始要求は、サービスに参加する潜在的なサービス参加者を識別する。
サービス参加者の識別は、個々のサービス参加者を識別する固有のIDによって実現される。代替的には、グループまたはリストに属するユーザの適当な識別を含むグループまたはリストが予め構成されてもよい。それぞれのグループまたはリストは、潜在的なサービス参加者を識別するためにクライアント100によって使用され得るIDが個別に割り当てられてもよい。
例えば、サービス設定にSIPをシグナリングプロトコルとして使用する場合、該サービス開始要求は、とりわけ、マルチキャストサービスに参加するサービス参加者を識別するSIP INVITEメッセージでもよい。典型的には、SIP URIが参加者を識別するために使用され得る。SIPプロトコルおよびメッセージフォーマットに関する詳細は、本願で参照として組み込むhttp://www.ietf.orgから入手可能な非特許文献6に記載されている。更に、SIPメッセージのサイズを減少するために、本願で参照として組み込む非特許文献7に記載のシグナリング圧縮が使用されてもよい。
制御ノード110は、サービス開始要求を受信し(ステップ401)、要求に示される様々なサービス参加者が属するドメインを決定する(ステップ402)。一般的に、クライアント100からの要求が一人以上のサービス参加者を示す、つまり、サービスに少なくとも二人のユーザが参加することで十分であることに注意する。
図1に示す例では、サービス開始要求がクライアント(サービス参加者)101から106を識別すると仮定する。したがって、制御ノード110は、参加者101は自身のドメイン#1に属し、参加者102および103、並びに、参加者104、105、および、106はそれぞれドメイン#2およびドメイン#3に属すると決定する(402)。
例えば、サービス参加者の識別子としてSIR URIを使用する場合、省略されていないドメイン名または数字のIPv4またはIPv6アドレスのいずれかを含むSIP URIのホスト部から異なるドメインが決定される。SIP URI「joe@example.com」のドメインは、「example.com」に決定される。
次に、制御ノード110は、本例ではドメイン#2およびドメイン#3である識別されたドメインにサーブする制御ノード(ここでは、制御ノード111および112)を識別する(403)。
異なるドメインの制御ノードの識別は、様々な方法で実現される。例えば、制御ノード110は、他のドメインにおける制御ノードの予め構成されたリストを使用してもよい。あるいは、制御ノード110は、該情報を、他のドメインとの先の(シグナリング)通信から導出してもよい。別のオプションとしては、「ConferenceFactory@example.com」等、サービスを開始するためにサービス参加者によって使用され得る幾らかの周知の名前を制御ノードに使用することである。
ドメイン#2と#3の制御ノード111と112を識別した後、制御ノード110は、各制御ノード111および112にサービス開始要求メッセージを任意に送ってもよい。制御ノード111および112に送られる各サービス開始要求メッセージそれぞれは、それぞれの制御ノードによって制御されているドメインにおけるサービス参加者を識別する、つまり、制御ノード112に送信される要求メッセージにおいてサービス参加者102および103、制御ノード111に送信される要求メッセージにおいてサービス参加者104、105、および、106を識別する。以下により詳細に説明するように、制御ノードのサービス開始要求メッセージは、マルチキャストサービスを確立するよう個々のサービス開始要求をドメイン内の個々の示されるサービス参加者に送られてもよい。
原則として、制御ノード110は、ドメイン毎のレベルでマルチキャストデータを配信するよう潜在的なサービス参加者が位置する異なるドメインを識別するだけでよい。サービス参加者(例えば、クライアント100)に配信されるべきマルチキャストデータを受信すると(406)、制御ノード110は、データの個々のコピーを生成してサービス参加者に提供するために他のドメインの制御ノードに参加者毎に提供する代わりに、「識別された」ドメインの制御ノード111および112にサービスデータを配信してもよい(407、408)。
結果として、マルチキャストデータの一つのコピーだけが識別されたドメインそれぞれに送られるため、マルチキャストデータが提供されるべき異なるドメインを識別することにより、マルチキャストデータ配信による(シグナリングによる)負荷が減少される。
前述し、図5を参照して説明するように、あるドメイン内のサービス参加者の識別をそれぞれのドメインの制御ノードに提供することも有利である(図4のステップ404、405)。厳密に言えば、参加者がセッションに招待されなくてもよい、および/または、サービスのシステムリソースを通知される必要がないドメインでは、識別は不要である。それにも関わらず、本発明の各種実施形態では、サービス参加者の識別はサービス開始要求に含まれる(ステップ404、405)。
図5は、本発明の典型的な実施形態によるドメイン間マルチキャストサービスを可能にするドメイン内の制御ノードの典型的な動作を示す図である。例示目的として、図5の制御ノードは、図4の制御ノードおよび図1の制御ノード111に対応すると仮定する。
サービス開始要求を受信すると(404)、制御ノードは、制御ノード111によって先に受信されたサービス開始要求に示される各サービス参加者に対して個々のサービス開始要求を生成してもよい。生成された少なくとも一つのサービス開始メッセージは、ドメイン#2のサービス参加者104、105、および、106に送信される(501)。
例えば、サービスを設定する際にシグナリングプロトコルとしてSIPを使用する場合、開始要求メッセージはSIP INVITEメッセージでもよい。参加者は、サービス開始メッセージに応答して、承認メッセージで返答する。制御ノード111と個々の参加者との間でドメイン#2内で局所的にサービスが確立されている場合、制御ノード111は、そのサービス開始要求に対する応答を取り扱う。さもなければ、サービスセッションがドメイン#1の制御ノード110とドメイン#2内のサービス参加者との間で確立されている場合、制御ノード111は、そのドメインにおけるサービス参加者104、105、および、106からの応答をドメイン#1の制御ノード110に送る。
更に、ドメイン#2の制御ノード111は、サービス参加者104、105、および、106にマルチキャストサービスデータを配信するためにドメイン内で使用される配信方法を決定する(502)。サービス開始要求はドメインにおけるサービス参加者に関する情報を含むため、制御ノード111は該情報からドメインにおけるサービス参加者の数を導出してもよい。
一般的に、制御ノード111は、サービス参加者104、105、および、106にサービスデータを提供するためにポイントトゥポイントリンク(例えば、個別の伝送チャネルまたは接続)が使用されているかを判断する。あるいは、該目的に対してポイントトゥマルチポイントリンク(例えば、共有または共通の伝送チャネル)が使用されてもよい。これら二つの伝送方法のいずれを選択するかは、ドメイン内の有線および/またはエアインターフェースの電流負荷、ドメインまたは無線ネットワークサブシステムにおいてマルチキャストサービスを受信するサービス参加者の数等に依存する。適当な判断基準を得るためには、無線リソース情報が制御ノード111に(あるいは、マルチキャストサービスセンター301にドメイン特有のマルチキャストサービス伝送機構を使用する場合)利用可能であってもよい。例えば、サービスユーザ数が所与のあるいは定められた閾値を超える場合、制御ノード111は、ポイントトゥマルチポイントリンクを使用すると判断し、さもなければ個々のポイントトゥポイントリンクを使用する。
サービス提供中にサービス参加者数が変動する場合、配信方法はイベントをトリガーとして(例えば、参加者の参加/退散、他の無線ネットワークサブシステムまたはネットワークへの参加者のハンドオーバ等の際)または定期的に再評価される。この評価により別の伝送機構を使用する方がより効率的であると示されると、制御ノード111は必要であればポイントトゥポイントリンクからポイントトゥマルチポイントリンクに、あるいはその逆に、伝送機構を切り換える。
いずれの伝送機構を使用するか判断した後、ドメイン#2において適当なリソースが確立される。例えば、ポイントトゥポイントリンクが使用される場合、制御ノード111は個々のサービス参加者104、105、および、106への個別のチャネルまたは接続の確立を開始し得る。ポイントトゥマルチポイントリンクが使用される場合、参加者104、105、および、106にサービス提供するために共通のまたは共有のチャネルが確立され得る。
ポイントトゥマルチポイントリンクを確立する別の方法は、ドメインにおいて既に設けられているマルチキャストサービス伝送機構を利用する方法である。このために、マルチキャストサービスセンター301が設けられてもよい。マルチキャストサービスセンター301は、ポイントトゥマルチポイントリンク接続を利用するドメイン内のユーザにマルチキャストサービスを提供する機能を担うドメインにおける機能的または物理的エンティティである。マルチキャストサービスセンターが機能的エンティティである場合、制御ノード111と同じネットワークエレメント内に位置してもよい。マルチキャストサービス機構の例は、3GPPネットワークのMBMSであり、この場合、マルチキャストサービスセンター301はBM−SCに対応する。
マルチキャストサービス伝送機構を提供するドメインの典型的な構造上の概観を図3に示す。図3は、ドメイン#2以外では図1に対応し、マルチキャストサービスセンター301が含まれる。
制御ノード111においてサービスのマルチキャストデータを受信すると(407)、制御ノード111はドメイン内のサービス参加者104、105、および、106にマルチキャストデータを配信する(504)。ここで、ポイントトゥポイントリンクが使用される場合のみ、制御ノード111が配信用にマルチキャストデータのコピーを生成する必要があることに注意する。
図1および図3に戻ると、ドメイン#3の制御ノード112の動作は、ドメイン#2の制御ノード111の動作と同様である。更に、ドメイン#2および#3における制御ノード111および112が、クライアントから最初のサービス開始要求を受信した場合にはドメイン#1の制御ノード110の動作を実行することができることに注意する。同様にして、ドメイン#1の制御ノード110は後者の場合にドメイン#2の制御ノード111の機能を実行してもよい。
図5に概要を説明した本発明の一実施形態では、どの伝送機構を利用するかは、ドメイン#2全体に対して制御ノード111によって判断されている。しかしながら、以下に説明するように、この判断や伝送機構間の切り換えは、以下のように無線ネットワークサブシステム毎に行われてもよい。
図2は、本発明の実施形態による図1の異なるドメインの一つのネットワークアーキテクチャの典型的な概観図である。図2では、ドメイン#2が3GPPネットワーク、例えば、GGSN201によりなるコアネットワークと少なくとも一つのSGSN202(GGSN=ゲートウェイGPRSサポートノード;SGSN=サービングGPRSサポートノード)を備えるUMTSであると仮定される。無線アクセスネットワークは、SGSN202と無線アクセスネットワークのそれぞれのRNC210、211(無線ネットワークコントローラ)との間のインターフェースを介してコアネットワークに接続される。各RNCは、移動端末104、105、106とデータを送受信する一つ以上のノードB215、216、および、217と典型的には接続される。
現在のUMTSシステムでは、RNC210、211は、無線リソース制御を終了するため、エアインターフェースリソースの確立や制御の機能も担う。これに関して、RNC210、211はサービス参加者104、105、および、106にポイントトゥポイントリンクおよび/またはポイントトゥマルチポイントリンクも確立する。UMTSネットワークにおいてMBMSサービスが利用可能である場合(アーキテクチャにおいてBM−SC200によって示される)、RNCはそれぞれのノードBによって制御されている各無線セルに対して端末にポイントトゥマルチポイントリンクを確立する。
従って、本アーキテクチャでは、各無線セルに対して、マルチキャストサービスデータの配信用に利用する伝送機構を判断することが有利である。本発明の本実施形態では、無線ネットワークサブシステムは、ノードBによって制御される無線セルに対応する。したがって、マルチキャストデータの配信用のシステムリソースは、個々のセル内でマルチキャストサービスを現在受信しているユーザ数によって切り換えられてもよい。
本発明の代替的な実施形態では、伝送機構に対する判断は、無線ネットワークサブシステム毎に行われてもよく、このとき、無線ネットワークサブシステムはRNCおよびその制御下にあるノードB(例えば、RNC210とノードB215および216)として定義される。同様にして、サービス提供中の利用する伝送機構の切り替えは、無線ネットワークサブシステムレベルで行われてもよい。
図6は、本発明の典型的な実施形態によるドメイン間マルチキャストサービスを可能にするドメイン#2内の制御ノード111の更なる典型的な動作を示す。図6に典型的には例示される実施形態では、ドメイン#2内のマルチキャストサービスデータの配信にどの伝送機構を利用するかは無線ネットワークサブシステム毎に判断される。
図5に示すように、制御ノード111は最初に、ドメイン#2に位置するサービス参加者を示すサービス開始要求を受信し(404)、サービス参加者104、105、および、106に送信する(501)ために個々のサービス開始要求を生成し得る。
サービス参加者の識別に基づき、ドメイン#2の制御ノード111は示された参加者がどの無線ネットワークサブシステムに属するかを判断する(601)。
例えば、無線ネットワークサブシステムは、無線セルレベルで定義されてもよく、この場合、制御ノード111は、サービス参加者104がノードB216によってサービングされ、サービス参加者105および106がノードB215によってサービスされていると判断する。
この結果に基づき、制御ノード111は、決定された無線ネットワークサブシステムそれぞれにどの伝送機構を利用するかを判断する(602)。例えば、この判断は、上記した通り、決定された無線ネットワークサブシステムそれぞれにおけるサービス参加者の数に基づく。該判断により、制御ノード111はドメインにおいて適当なリソースを更に確立する(603)。
例えば、参加者105および106が、ポイントトゥポイントリンクを介してサービングされるべきと判断された場合、制御ノード111は、このためにノードB215によって制御される無線セルに共有のまたは共通のチャネルを確立してもよい。ドメイン特有のマルチキャストサービス伝送機構を利用する場合、制御ノード111は、マルチキャストサービスセンター301を介してダウンリンクマルチキャストサービス提供を開始し、ポイントトゥマルチポイントリンクを介して参加者105および106に配信するためにマルチキャストサービスセンター301にマルチキャストデータを転送してもよい。
マルチキャストサービス伝送機構としてMBMSサービス機能を使用する場合、本例ではIMSアプリケーションサーバまたはPoCアプリケーションサーバに該当する制御ノード111は、参加者105および106に対してMBMSを開始する。この手順では、制御ノード111は、参加者105および106をBM−SC200に登録し、BM−SC200によって確立されたMBMSサービスのマルチキャスト識別子(例えば、IPマルチキャストアドレス)を取得する。マルチキャスト識別子は、参加者105および106に送信されるサービス開始要求に含まれてもよく、マルチキャストデータを参加者に提供するリソースが識別される。
参加者104に対しては、制御ノード111はマルチキャストサービスにポイントトゥポイントリンクを使用すると判断する。したがって、参加者104に個別チャネルが確立される。
制御ノード111はマルチキャストデータを受信すると(407)、確立されたリンクを利用してドメインにおける参加者にマルチキャストサービスを送る。
制御ノード111とマルチキャストサービスセンター301を備えるネットワークの動作方法(伝送機構の判断方法やその条件付切換を含む)の更なる詳細は、本発明の出願人による、同時係属出願中のEP06001019.6 "EFFICIENT MULTICAST SERVICE DATA PROVISION IN A MOBILE COMMUNICATION SYSTEM"(本願で参照として組み込む)およびEP06004868.3 "EFFICIENT PROVISION OF A MULTICAST SERVICE BY SWITCHING BETWEEN MULTICAST SERVICES IN A MOBILE COMMUNICATION SYSTEM"(本願で参照として組み込む)に記載される。これらの文献では、制御ノードはIMSアプリケーションサーバ/PoC ASに対応し、マルチキャストサービスセンターはBM−SCに対応する。
以下では、本発明のより詳細な実施形態を、マルチキャストサービスの例示的な実施例としてPoCサービスを用いて概略的に説明する。図8は、本発明の典型的な実施形態によるMBMS対応移動通信システムにおけるドメイン間PoCサービスの実現への本発明の原理の典型的な適用を示す。
上述の通り、本発明の一態様は、異なるドメインのノード間で機能性を配信することである。この考えが適用されるPoC呼び出しでは、呼の設定やセッションの確立等の制御PoCによって典型的には実行されるある機能性が、PoC呼び出しに伴われる異なるドメインにおけるPoC ASに配信されることを意味する。
機能性の配信を容易化するためには、制御PoC ASは、要求される対象ドメインにおける全ての参加PoC ASとシグナリングダイアログを確立してもよい。このダイアログ内では、制御PoC ASは、参加PoC ASにそれぞれのユーザグループ情報を配信し、異なるドメインにおけるエレメント間で単一の個別接続を確立する(INVITE PoC−B [user list@Domain B])。
各参加PoC ASは、MBMS伝送機能性の利用を含みPoC呼び出しデータの送信戦略(例えば、図8に示すBM−SCによるMBMSサービスを介したトークバーストの転送か否か)を局所的に判断し、呼の設定要求(INVITE UE−B1, …, INVITE UE−Bn)を処理する機能を担う。
その後、制御PoC ASは、各対象ドメイン(PoC−A乃至PoC−Bから送信されるトークバースト)に単一の個別接続を介して一度だけ到来する音声データを送信してもよい。ローカル参加PoC ASは、それぞれの参加者にデータを配信する機能を担う。MBMS伝送機能性が利用されう場合、参加PoC ASは、音声データ(トークバースト)の単一のコピーをBM−SCに送る。
それにより、多数の音声データのコピーの不要な送信が回避される。更なる利点は、参加PoC ASにおいて即時に信頼性の高いユーザグループ情報が利用可能であるため、PoC呼び出しに対するMBMS利用の判断が向上し得る点である。
図8に関連して説明した方法の変形例では、開始するPoCユーザ(UE−A)は、そのSIP INVITE要求において呼に対する所望の参加者を特定する。該メッセージを受信すると、制御PoC ASは、リストを検討して、各ドメインに対してサブリストにグループ化する等、ドメインに応じて要求されるユーザをグループ化する。各ユーザそれぞれにシグナリングする代わりに、制御PoC ASは、生成されたサブリストを含む単一のSIP INVITE要求をそれぞれのドメインにおけるPoC ASに発信する。制御PoC ASは、対象ドメインにおけるPoC ASを直接的にアドレス指定するために周知のアイデンティティあるいは先に取得した情報を使用してもよい。
対象ドメインにおける参加PoC ASにおいて該メッセージを受信すると、参加PoC ASは、要求が別のドメインにおける別のPoC ASから受信されたため、標準的な参加PoC機能の代わりに制御PoC機能を実行しなくてはならないと判断する。参加PoC ASは、取得したグループ情報を使用して要求されるPoCユーザにシグナリングし、適当なSIP INVITEメッセージを生成する。更に、参加PoC ASは、要求されたPoC呼び出しに対してMBMS伝送機能性を利用するか否かの判断においてグループ情報を使用してもよい。
参加PoC ASは、他のドメインにおける制御PoC ASに適当なSIP応答を送り返す。これは、制御PoC ASに対するそれぞれのSIP INVITE要求を受信した直後、または、ローカルドメインにおけるシグナリングされたPoCユーザから全ての応答を受信した後に行われる。この挙動は、参加PoC ASの特定の実行による場合もある。いずれの場合でも、制御PoC ASとのSIPダイアログの完了が成功すると、異なるドメインにおけるPoC AS間のメディア送信用に単一の個別接続が結果として確立される。
この手順は、制御PoC ASにおいて受信された開始要求のユーザグループ情報にあるどの対象ドメインに対しても実行される。その結果、制御PoC ASと異なるドメインにおける参加PoC ASとの間で幾つかの個別接続が存在する場合もある。制御PoC ASがPoCユーザから音声データを受信すると、制御PoC ASは関連する参加PoC ASに丁度一度だけデータを配信するために個別接続を利用する。対象ドメインにおけるMBMSの利用を考えると、参加PoC ASは、音声データの一つのコピーをBM−SCに送り、BM−SCはそれをローカルドメインにおけるPoCユーザにMBMSベアラを介して送信する。従って、全てのPoCユーザが一度だけ音声データを受信し、同じデータの多数のコピーの不要な送信が回避される。
図7は、本発明の典型的な実施形態によるMBMS対応移動通信システムにおけるPoCサービスを確立する信号図を示す。例示目的として、二つのドメインにわたるサービスが仮定される(本原理は幾つかのドメインにわたるサービスに適用可能である)。第1のドメインAでは、PoCユーザ(UE−A)がドメインB(UE−B)における少なくとも一つの参加者にサービスを開始する。
シグナリングの流れ、対象ドメインにおける単一のPoCユーザ(UE−B)を典型的には示す。しかしながら、一般的なケースでは、任意の数の要求される参加者をホストする多数の異なる対象ドメインが存在してもよい。更に、シグナリングの流れについて、PoCユーザがそれぞれのローカルIMSネットワークにアクセスするためにGPRSベースのIP−CANを利用し、対象ドメインはMBMS伝送機能性をサポートする。IMSネットワークへのアクセスに関して、開始するユーザはGPRSを使用する必要はなく、それぞれのIMSネットワークへのアクセスを提供する限り任意のIP−CANが使用され得る。
ユーザ(UE−A)にまだどのIPアドレスも割り当てられていない場合、IMS関連のシグナリングに好適なPDPコンテキスト、更に必要な場合には、同じAPN(アクセス点名)およびIPアドレスの追加的な汎用PDPコンテキストが、IMS関連のシグナリングのPDPコンテキストとして確立されることが確実になる。
端末(UE−A)は、最初のIMSネットワークに自身を登録する(ステップ1)。この登録は、全てのIMSサービスにアクセス可能になるための必須条件である。ユーザ(UE−A)がPoC呼び出しを開始することを好む場合、ユーザ(UE−A)は、本例ではUE−Bを宛先アドレスとして(代替的には、宛先アドレスはPoCグループセッションに対してPoCサーバによってホストされるPSI(公共サービスアイデンティティ)でもよい)ドメインA(PoC−A)の制御PoC ASに送られる、IMSコア(A)にINVITE要求を送る(ステップ2)ことで、PoC通信に対してSIPセッションを作成する。
INVITE要求は、PoCサービス表示を含み、そのSDPメディアパラメータはPDPコンテキストを確立した際に得られるIPアドレスやUE−Aがメディアを送受信する準備ができたことを示す(本例では、IMS登録時のトークバースト制御およびメディアに対してUE−AがノンリアルタイムPDPコンテキストを確立すると仮定する)。アドホックグループに対して、INVITE要求は、更に呼び出しに対する要求されるユーザのリストを含む。IMSネットワーク(A)を介してPoC AS(PoC−A)にルーティングされる(ステップ3および4)。
SIP INVITEメッセージを受信すると、PoC ASは、制御PoC機能を実行し、本発明の本実施形態によると、受信したユーザリストを対象ドメイン毎にグループ化する(ステップ5)。
次のステップでは、制御PoC AS(PoC−A)は、対応するドメインの要求されるユーザのリストを含む、対象ドメイン(PoC−B)におけるPoC AS向けのSIP INVITEメッセージを生成する。このメッセージは、ローカルIMSネットワークに送られ、その後、対象ドメインにおけるIMSネットワークを介して所望のPoC ASにルーティングされる(ステップ6乃至8)。従来のシステムでは、INVITEメッセージを受信したPoC ASは、参加PoC機能を実行する。しかしながら、別のドメインにおける別のPoC ASからINVITEメッセージが送られたことが該メッセージから認識されるため、ドメインBのPoC ASは呼の設定やセッションの確立に関して制御PoC機能を実行すべきと認識する。
従って、参加PoC AS(PoC−B)は、制御PoC AS(PoC−A)からの受信したメッセージに列挙される各ユーザに対してSIP INVITEメッセージを生成する。該ドメインがMBMS伝送機能性をサポートするため、参加PoC ASは信頼性の高いグループ情報を用いてPoC呼び出しに利用するか否かを判断する(ステップ9)。
図示するシグナリングの流れについて、例示目的として、参加PoC AS(PoC−B)が既存のMBMS伝送機能性を利用する。したがって、生成されたSIP INVITEメッセージは、MBMSユーザサービス記述等に含まれるMBMSベアラの構成パラメータを含む。参加PoC AS(PoC−B)からメッセージを受信するドメインBにおけるPoCユーザは、適当な応答を返し、GPRSネットワークにおいて対応するMBMSベアラをアクティブにする。端末がMBMSベアラの受信をサポートすることができない場合、参加PoC AS(PoC−B)にエラーメッセージを送り、PoC AS(PoC−B)は該PoCユーザに対してポイントトゥポイントリンクを設定する。この手順(ステップ10乃至14)は、参加PoC AS(PoC−B)のローカルドメインにおける要求される参加者それぞれに対して行われる。
参加PoC AS(PoC−B)は、制御PoC AS(PoC−A)から受信したSIP INVITE要求に対して適当な応答を返す(ステップ15乃至17)。参加PoC AS(PoC−B)の実行によっては、PoCユーザから全ての応答が受信された後、または、最初の応答に対して既に行われてもよい。いずれの場合でも、参加PoC AS(PoC−B)から制御PoC AS(PoC−A)の肯定応答により、二つのエレメント間で単一の個別接続が確立される。この接続は、音声データの単一のコピーを交換するためや、異なるドメインにおけるPoC AS間のインバンドシグナリングにその後使用される(ステップ24および34)。最後に、参加PoC AS(PoC−B)は、制御PoC ASから受信した音声データを関連するBM−SCに送り、BM−SCはローカルドメインにおけるPoCユーザに確立されたMBMSベアラを介して送る(ステップ35および36)。
上述の本発明の様々な実施形態による方法およびシステムは、マルチキャストセッションに伴われる異なるドメインにおける制御ノードが、本願に記載するように、改良された適用法やアイデアや機能の向上をサポートすると仮定している。
既に述べたとおり、マルチキャストサービスは異なるオペレータの制御下にある様々なドメインにわたってもよい。したがって、全てのオペレータがそれぞれのローカルドメインで本願記載の改良型の機能性を実行したと仮定される。
例えば、単一のオペレータがそのPoC ASにおいて配信された制御PoC機能性をサポートしない場合もある。更に、様々な理由により、MBMS伝送機能性が全てのドメインで利用可能であることは仮定できない。PoC ASにどのBM−SCも配置されないまたは関連付けられないこともあり、既存のBM−SCがPoC呼び足しに対して要求されるリソースを提供しないこともある。
従って、従来の制御ノードをサポートすることや、特定のマルチキャストサービス伝送機能性を有することなくドメインをサポートすることが望ましい。
図9は、本発明の典型的な実施形態により動作していない制御ノードへの後方互換性を維持しながら、本発明の典型的な実施形態によりドメイン間PoCサービスを設定する際の典型的なシグナリング手順を示している。ドメインBにおける参加PoC AS(PoC−B)は、最先端のPoC ASであると仮定する。さらに、例示目的として、どのMBM伝送機能性もドメインBにおいて利用可能でないと仮定する。以下の手順は、MBMS伝送機能性がドメインBにおいて利用可能な場合でも変更されないことに注意する。
制御PoC ASは、上述の通り、それぞれのドメインにおけるユーザグループ情報を含む対象ドメインにおけるPoC ASに向けられる単一のSIP INVITEメッセージを送る。
改良型呼び出し制御機能性をサポートしない既存のPoC ASが対象ドメインBに配置される場合、PoC AS(PoC−B)は適当なエラーメッセージで受信したSIP INVITE要求を拒絶する。本発明の本実施形態によると、制御PoC ASは、対象ドメインのPoC ASからエラーメッセージを受信した場合には、標準的なPoC挙動に応じて各要求されるPoCユーザに向けられる別々のSIP INVITEメッセージ(INVITE B1, …, INVITE Bn)を送る。
MBMS伝送機能性のサポートがない改良型PoC ASが対象ドメインに配置される場合、要求を取り扱う方法が様々存在する。PoC ASは、制御PoC機能を実行し、その後に、制御PoC ASに通知することなくドメインにおけるPoCユーザに個々のポイントトゥポイントリンクを介して受信した音声データを配信してもよい。PoC ASは、そのローカル能力について制御PoC ASに通知し、制御PoC ASは参加PoC ASに個々の接続を確立するか個別接続を確立するか判断し得る。別の選択肢としては、PoC ASは上述のように受信した要求を拒絶する。
いずれの場合でも、対象ドメインが改良型呼び出し制御機能性またはMBMS伝送機能性をサポートする場合には、最初に要求されるPoC呼び出しが確立される。
本願の異なる実施形態で記載されるように、配信された制御ノード機能性は、革新的なスキームを用いる、つまり、最初に制御ノードが対象ドメインに単一のサービス開始要求メッセージを送ることで改良型呼び出し制御機能性の利用を試みる。しかしながら、対象ドメインでサポートされない場合に追加的なシグナリングが生ずる。
別の可能性は、反応スキームを使用することである。本発明の他の実施形態による本変形例では、第1のドメインの制御ノードは別のドメインにおける各要求されるサービス参加者に向けられる別個のサービス開始要求を送る。これにより、ドメインの制御ノード間で別個の接続が確立される。サービス参加者が位置する対象ドメインにおける制御ノードが特定のマルチキャスト伝送機能性(例えば、MBMS伝送機能性)の利用をサポートする場合、受信したサービス開始要求メッセージに対して送られる応答メッセージにおいて、特定のマルチキャスト伝送機能性をサポートすることを、要求するソースドメインの制御ノードに通知してもよい。
この情報に基づき、ソースドメインにおける制御ノードは対象ドメインにおけるユーザの集合のリストを生成することができる。サービス参加者から音声データを受信する場合、対象ドメインにおけるサービス参加者への更なる配信に対して対象ドメインの制御ノードに単一のコピーだけを配信する。送信に関して、ソースドメインの制御ノードは前述の確立された接続の一つを選択してもよい。対象ドメインの制御ノードは、ローカルサービス参加者にポイントトゥマルチポイントベアラを介して送信するために対象ドメインのマルチキャストサービスセンターに受信した音声データを転送する。
本発明の実施形態による典型的な動作がPoCサービスに使用されてもよい。ドメインに関する予備知識を有することなく、対象ドメインでサポートされた場合に配信された制御PoC機能性だけが利用される。
しかしながら、開始するソースドメインにおける制御PoC ASと対象ドメインにおける参加PoC ASとの間で個々の(未使用)接続を確立することは本発明の実施形態では欠点として考えられる。更に、参加PoC ASは遅延された信頼性の低いユーザグループ情報だけを得ることになる。これにより、参加PoC ASにおけるPoC呼び出しに対するMBMS利用の判断が複雑になる。
本発明の別の実施形態は、ハードウェアおよびソフトウェアを用いて上記した様々な実施形態を実行することに関わる。本発明の様々な実施形態がコンピュータ装置(プロセッサ)を用いて実行または実施されることが認識される。演算装置またはプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理装置等である。本発明の様々な実施形態は、これら装置の組み合わせによって実行または具現化されてもよい。
更に、本発明の各種実施形態は、プロセッサによってあるいはハードウェアで直接的に実行されるソフトウェアモジュールを用いて実行されてもよい。ソフトウェアモジュールとハードウェア実行の組み合わせも可能である。ソフトウェアモジュールはRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、レジスタ、ハードディスク、CD−ROM、DVD等の全ての種類のコンピュータ読取可能記憶媒体に記憶され得る。
本発明の実施形態による、サービス参加者にドメイン間マルチキャストサービスのデータを提供する典型的なオーバーレイネットワークを示す図 本発明の実施形態による、図1の異なるドメインのうちの一つのドメインにおけるネットワークアーキテクチャの典型的な概略図 本発明の別の実施形態による、サービス参加者にドメイン間マルチキャストサービスのデータを提供する別の典型的なオーバーレイネットワークを示す図 本発明の典型的な実施形態による、異なるドメインの制御ノード間でのシグナリングおよびデータ転送を示す図 本発明の典型的な実施形態によるドメイン間マルチキャストサービスを可能にするドメイン内の制御ノードの典型的な動作を示す図 本発明の典型的な実施形態によるドメイン間マルチキャストサービスを可能にするドメイン内の制御ノードの典型的な動作を示す図 本発明の典型的な実施形態によるMBMS対応移動通信システムにおいてPoCサービスを確立する信号図 本発明の典型的な実施形態によるMBMS対応移動通信システムにおけるドメイン間PoCサービスの実現への本発明の原理の典型的な適用を示す図 本発明の典型的な実施形態により動作していない制御ノードへの後方互換性を維持しながら、本発明の典型的な実施形態によりドメイン間PoCサービスを設定する際の、典型的なシグナリング手順を示す図 IMSサービスを可能にする典型的なネットワークアーキテクチャを示す図 PoC IMSサービスを可能にする典型的なプロトコルスタックを示す図 ドメイン間PoCサービスを可能にする典型的なシグナリング手順を示す図

Claims (25)

  1. 異なるドメインにマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する方法であって、前記異なるドメインの第1のドメインの制御ノード(110)によって実行される以下のステップ:
    前記マルチキャストサービスに参加するサービス参加者を識別するサービス開始要求を受信するステップ(401)と、
    前記サービス参加者の識別に基づき、前記サービス参加者が属し、且つ、前記第1のドメインの前記制御ノードによって制御されないドメインを識別するステップ(402)と、
    ドメイン毎に前記識別されたドメインの制御ノードにマルチキャストデータを配信するステップ(407,408)と、
    を含む方法。
  2. 前記識別された前記制御ノードにサービス開始要求を送信するステップ(404,405)を更に含み、
    制御ノードに送信されるサービス開始要求は前記制御ノードによって制御されるそれぞれのドメインに属するサービス参加者(102−103、104−106)を含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記マルチキャストデータがそれぞれの制御ノードに送られるべき前記識別されたドメインそれぞれの制御ノード(111,112)にポイントトゥポイントリンクを確立するステップを更に含む、請求項1または請求項2記載の方法。
  4. 前記識別されたドメインの前記制御ノード(411,412)に前記マルチキャストデータを配信する(407,408)する際、前記マルチキャストデータそれぞれの単一のコピーがそれぞれのドメインの制御ノードにポイントトゥポイントリンクを介して配信され、前記それぞれのドメインの前記サービス参加者に更に配信される、請求項1から請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記それぞれのマルチキャストデータの単一のコピーは、前記それぞれのドメインに複数のサービス参加者がいる場合でもそれぞれのドメインの制御ノードに配信される、請求項4記載の方法。
  6. 前記識別されたドメインのうちの一つの制御ノードからのサービス開始要求に応答して否定応答を受信するステップと、
    前記否定応答に応答して、前記否定応答に応じて前記制御ノードによって制御されるドメインにおけるサービス参加者それぞれに個々のサービス開始要求を送信するステップと、を含む、請求項1から請求項5のいずれかに記載の方法。
  7. ドメインにおけるサービス参加者にマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する方法であって、前記ドメインの制御ノード(111,112)によって実行される以下のステップ:
    前記制御ノードによって制御されるドメインに位置するマルチキャストサービスに参加する前記サービス参加者に関する情報を含む別のドメインの制御ノードからのサービス開始要求を受信するステップ(404)と、
    前記ドメイン内で前記マルチキャストデータを配信するためにポイントトゥポイントリンクを利用するかポイントトゥマルチポイントリンクを利用するかを、前記サービス参加者に関する前記情報に基づいて判断するステップ(502)と、
    前記判断に依存して、前記ドメインにおける前記サービス参加者それぞれにポイントトゥポイントまたは前記ドメインにおける前記サービス参加者にポイントトゥマルチポイントを、前記マルチキャストデータの伝送媒体として確立するステップ(503)と、
    前記確立された伝送媒体を介して前記ドメインにおける前記サービス参加者に前記マルチキャストデータを配信するステップ(504)と、
    を含む方法。
  8. 前記サービス参加者にサービングする少なくとも一つの無線ネットワークサブシステムを決定するステップ(602)を更に含み、
    前記ポイントトゥポイントリンクまたは前記ポイントトゥマルチポイントリンクの利用に関する判断(603)は決定された無線ネットワークサブシステム毎に行われ、
    前記サービス参加者毎のポイントトゥポイントリンクまたはポイントトゥマルチポイントリンクは各決定された無線ネットワークサブシステムそれぞれに確立される、請求項7記載の方法。
  9. マルチキャストサービスを提供する間、前記ドメイン内の前記マルチキャストサービスに現在参加しているサービス参加者の数に依存して、前記伝送媒体は前記ポイントトゥポイントリンクから前記ポイントトゥマルチポイントリンク、または、その逆に切り換えられる、請求項7または請求項8記載の方法。
  10. 前記ポイントトゥポイントリンクから前記ポイントトゥマルチポイントリンクへの切換は、前記無線ネットワークサブシステム毎に行われる、請求項9記載の方法。
  11. 前記マルチキャストデータを配信するために前記ポイントトゥマルチポイントリンクを使用する場合、前記ドメイン内のマルチキャストサービスセンターに前記マルチキャストデータを送るステップを更に含む、請求項7から請求項10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記サービス開始要求を承認して、他のドメインの制御ノードとポイントトゥポイントリンクを確立するステップを更に含み、
    マルチキャストサービス識別子は前記ポイントトゥポイントリンク上で前記マルチキャストサービスのデータを識別するために使用される、請求項7から請求項11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記マルチキャストサービス識別子を、前記ドメイン内のマルチキャストサービスセンターによって使用されるマルチキャストサービス識別子と関連付けして、前記ドメインにおける前記サービス参加者に配信される際に前記マルチキャストサービスデータを識別するステップを更に含む、請求項12記載の方法。
  14. 前記他のドメインの前記制御ノードから受信される前記サービス開始要求で識別されるサービス参加者それぞれに対してサービス開始要求を生成するステップと、
    前記ドメインの前記サービス参加者に少なくとも一つの生成されたサービス開始要求を送信するステップ(601)と、
    更に含む、請求項7から請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記サービス参加者それぞれに対する前記サービス開始要求は、前記マルチキャストサービスデータを識別するために前記ドメイン内の前記マルチキャストサービスセンターによって使用されるべきマルチキャストサービス識別子を含む、請求項14記載の方法。
  16. 前記ドメインの前記制御ノード(111)は、前記ドメイン内のマルチキャストサービスセンターに前記ドメインの前記サービス参加者を申し込む、請求項7から請求項15のいずれかに記載の方法。
  17. 異なるドメインにマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する第1のドメインの制御ノードであって、
    前記マルチキャストサービスに参加するサービス参加者を識別するサービス開始要求を受信する受信器と、
    前記サービス参加者の識別に基づき、前記サービス参加者が属し、且つ、前記第1のドメインの前記制御ノードによって制御されないドメインを識別するプロセッサと、
    ドメイン毎に前記識別されたドメインの制御ノードにマルチキャストデータを配信する送信器と、を備える制御ノード。
  18. 請求項2から請求項6のいずれかに記載の方法のステップを実行するよう適合される手段を更に備える、請求項17記載の制御ノード。
  19. ドメインにおけるサービス参加者にマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信する制御ノードであって、
    前記制御ノードによって制御されるドメインに位置するマルチキャストサービスに参加する前記サービス参加者に関する情報を含む別のドメインの制御ノードからのサービス開始要求を受信する受信器と、
    前記ドメイン内で前記マルチキャストデータを配信するためにポイントトゥポイントリンクを利用するかポイントトゥマルチポイントリンクを利用するかを、前記サービス参加者に関する前記情報に基づいて判断し、前記判断に依存して、前記ドメインにおける前記サービス参加者それぞれにポイントトゥポイントまたは前記ドメインにおける前記サービス参加者にポイントトゥマルチポイントを、前記マルチキャストデータの伝送媒体として確立するプロセッサと、
    前記確立された伝送媒体を介して前記ドメインにおける前記サービス参加者に前記マルチキャストデータを配信する送信器と、
    を備える制御ノード。
  20. 請求項1から請求項16のいずれかに記載の方法のステップを実行するよう適合される手段を更に備える、請求項19記載の制御ノード。
  21. 請求項17または請求項18、あるいは、請求項19または請求項20記載の制御ノードを少なくとも一つ備える、システム。
  22. 異なるドメインの第1のドメインの制御ノードのプロセッサによって実行されると、前記制御ノードに、
    前記マルチキャストサービスに参加するサービス参加者を識別するサービス開始要求を受信する処理と、
    前記サービス参加者の識別に基づき、前記サービス参加者が属し、且つ、前記第1のドメインの前記制御ノードによって制御されないドメインを識別する処理と、
    ドメイン毎に前記識別されたドメインの制御ノードにマルチキャストデータを配信する処理と、
    を実行させて、マルチキャストサービスのマルチキャストデータを異なるドメインに配信させる命令を記憶するコンピュータ読取可能媒体。
  23. 前記第1のドメインの前記制御ノードによって実行されると、前記制御ノードに請求項2から請求項16のいずれかに記載の方法のステップを実行させる、請求項22記載のコンピュータ読取可能媒体。
  24. ドメインの制御ノードによって実行されると、前記制御ノードに、
    前記制御ノードによって制御されるドメインに位置するマルチキャストサービスに参加する前記サービス参加者に関する情報を含む別のドメインの制御ノードからのサービス開始要求を受信する処理と、
    前記ドメイン内で前記マルチキャストデータを配信するためにポイントトゥポイントリンクを利用するかポイントトゥマルチポイントリンクを利用するかを、前記サービス参加者に関する前記情報に基づいて判断する処理と、
    前記判断に依存して、前記ドメインにおける前記サービス参加者それぞれにポイントトゥポイントまたは前記ドメインにおける前記サービス参加者にポイントトゥマルチポイントを、前記マルチキャストデータの伝送媒体として確立する処理と、
    前記確立された伝送媒体を介して前記ドメインにおける前記サービス参加者に前記マルチキャストデータを配信する処理と、
    を実行させて、ドメインにおけるサービス参加者にマルチキャストサービスのマルチキャストデータを配信させる命令を記憶するコンピュータ読取可能媒体。
  25. 前記第1のドメインの前記制御ノードによって実行されると、前記制御ノードに請求項1から請求項16のいずれかに記載の方法のステップを実行させる、請求項24記載のコンピュータ読取可能媒体。
JP2009500712A 2006-03-24 2007-01-25 ドメイン間グループ通信 Expired - Fee Related JP5033173B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP06006160.3 2006-03-24
EP06006160A EP1838034A1 (en) 2006-03-24 2006-03-24 Inter-domain group-communications
PCT/EP2007/000646 WO2007110117A1 (en) 2006-03-24 2007-01-25 Inter-domain group-communications

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009530928A true JP2009530928A (ja) 2009-08-27
JP5033173B2 JP5033173B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=37857142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009500712A Expired - Fee Related JP5033173B2 (ja) 2006-03-24 2007-01-25 ドメイン間グループ通信

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8576763B2 (ja)
EP (2) EP1838034A1 (ja)
JP (1) JP5033173B2 (ja)
AT (1) ATE487299T1 (ja)
DE (1) DE602007010258D1 (ja)
WO (1) WO2007110117A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013505648A (ja) * 2009-09-23 2013-02-14 アルカテル−ルーセント 通信システム内でマルチキャストサービスを提供するための装置および方法
JP2019216326A (ja) * 2018-06-12 2019-12-19 日本電気通信システム株式会社 サーバ、通信システム、通信方法及びプログラム

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005043006B4 (de) * 2005-09-09 2009-04-16 Infineon Technologies Ag Kommunikationssystem, Kommunikationssitzungs-Server-Einheit, Medienverteilungs-Einheit und Verfahren zum Übertragen von Daten im Rahmen einer Kommunikationssitzung
US8077713B2 (en) * 2007-09-11 2011-12-13 Cisco Technology, Inc. Dynamic update of a multicast tree
WO2009121406A1 (en) * 2008-04-02 2009-10-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Transmission mode selection mechanism
US8589536B2 (en) * 2010-08-02 2013-11-19 International Business Machines Corporation Network monitoring system
US9143881B2 (en) * 2010-10-25 2015-09-22 At&T Intellectual Property I, L.P. Providing interactive services to enhance information presentation experiences using wireless technologies
US9491735B2 (en) * 2010-12-19 2016-11-08 Motorola Solutions, Inc. System and method in a communication network of dynamically assigning a multimedia broadcast/multicast service bearer to a multicast channel
US8861419B2 (en) 2010-12-29 2014-10-14 Motorola Solutions, Inc. Methods for binding and unbinding a MBMS bearer to a communication group in a 3GPP compliant system
US9042291B2 (en) 2010-12-29 2015-05-26 Motorola Solutions, Inc. Methods for assigning a plethora of group communications among a limited number of pre-established MBMS bearers in a communication system
US9392576B2 (en) 2010-12-29 2016-07-12 Motorola Solutions, Inc. Methods for tranporting a plurality of media streams over a shared MBMS bearer in a 3GPP compliant communication system
US8934423B2 (en) * 2011-09-13 2015-01-13 Motorola Solutions, Inc. Methods for managing at least one broadcast/multicast service bearer
WO2013055270A1 (en) * 2011-10-13 2013-04-18 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Apparatus and method for conferencing
US9143410B1 (en) * 2011-12-21 2015-09-22 Symantec Corporation Techniques for monitoring guest domains configured with alternate I/O domains
US9001737B2 (en) * 2012-03-29 2015-04-07 Qualcomm Incorporated EMBMS service activation and maintenance procedure in multi-frequency networks
WO2014059607A1 (zh) * 2012-10-16 2014-04-24 华为技术有限公司 群组区域管理方法、设备及系统
US9306991B2 (en) 2012-10-16 2016-04-05 Motorola Solutions, Inc. Enhanced push to talk systems and methods with floor control and media traffic optimization
US9510160B2 (en) 2012-10-31 2016-11-29 Motorola Solutions, Inc. Enhanced network-network interface systems and methods for multimedia broadcast multicast services
US9231776B2 (en) * 2012-11-07 2016-01-05 Motorola Solutions, Inc. System and method for MBMS support
US9042223B2 (en) 2012-12-21 2015-05-26 Motorola Solutions, Inc. Method and apparatus for multimedia broadcast multicast service
US8867425B2 (en) 2012-12-21 2014-10-21 Motorola Solutions, Inc. Method and apparatus multimedia broadcast/multicast service coverage boost
US9167479B2 (en) 2013-03-15 2015-10-20 Motorola Solutions, Inc. Method and apparatus for queued admissions control in a wireless communication system
US9681419B2 (en) * 2013-09-16 2017-06-13 Qualcomm Incorporated Seamless and resource efficient roaming for group call services on broadcast/multicast networks
ES2800505T3 (es) * 2014-01-14 2020-12-30 Vodafone Ip Licensing Ltd Comunicación de grupo mediante retransmisión
US10123182B2 (en) * 2015-06-29 2018-11-06 Blackberry Limited Merging active group calls
US9680924B2 (en) 2015-09-11 2017-06-13 At&T Intellectual Property I, L.P. System and method for resource selection during group communication broadcast
US10148482B2 (en) * 2016-06-24 2018-12-04 T-Mobile Usa, Inc. Video interconnect termination charging
US11671824B2 (en) 2019-08-26 2023-06-06 Qualcomm Incorporated 5G broadcast/multicast security key refresh

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000079734A1 (en) * 1999-06-18 2000-12-28 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York System and method for receiving over a network a broadcast from a broadcast source
WO2006023484A1 (en) * 2004-08-16 2006-03-02 Flarion Technologies, Inc. Methods and apparatus for transmitting group communication signals

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6947434B2 (en) * 2000-11-16 2005-09-20 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Subgroup multicasting in a communications network
US6701155B2 (en) * 2002-01-11 2004-03-02 Nokia Corporation Network initialized packet data protocol context activation for multicast/broadcast services
ATE357785T1 (de) * 2002-06-25 2007-04-15 Cit Alcatel Verfahren und vorrichtung zum datenrundsenden in netzwerken der dritten generation
TWI475829B (zh) * 2002-08-07 2015-03-01 Intel Corp 支援多媒體廣播及多播服務之頻道切換
CN105743665B (zh) * 2003-10-31 2018-04-20 瞻博网络公司 加强对多播传输访问控制的方法、设备、系统和存储介质
WO2005081569A1 (en) * 2004-02-24 2005-09-01 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Point-to-multipoint data communication

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000079734A1 (en) * 1999-06-18 2000-12-28 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York System and method for receiving over a network a broadcast from a broadcast source
WO2006023484A1 (en) * 2004-08-16 2006-03-02 Flarion Technologies, Inc. Methods and apparatus for transmitting group communication signals
JP2008510433A (ja) * 2004-08-16 2008-04-03 クゥアルコム・フラリオン・テクノロジーズ、インコーポレイテッド グループ通信信号を送信する方法及び装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013505648A (ja) * 2009-09-23 2013-02-14 アルカテル−ルーセント 通信システム内でマルチキャストサービスを提供するための装置および方法
KR101293071B1 (ko) 2009-09-23 2013-08-16 알까뗄 루슨트 통신 시스템 내에 멀티캐스트 서비스를 제공하기 위한 방법 및 장치
JP2019216326A (ja) * 2018-06-12 2019-12-19 日本電気通信システム株式会社 サーバ、通信システム、通信方法及びプログラム
JP7428358B2 (ja) 2018-06-12 2024-02-06 日本電気通信システム株式会社 サーバ、通信システム、通信方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1838034A1 (en) 2007-09-26
WO2007110117A1 (en) 2007-10-04
EP1999889B1 (en) 2010-11-03
DE602007010258D1 (de) 2010-12-16
EP1999889A1 (en) 2008-12-10
ATE487299T1 (de) 2010-11-15
JP5033173B2 (ja) 2012-09-26
US8576763B2 (en) 2013-11-05
US20080298294A1 (en) 2008-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5033173B2 (ja) ドメイン間グループ通信
US7751358B2 (en) Transmitting data to a group of receiving devices
JP5294841B2 (ja) プッシュツートークオーバーセルラーネットワークの端末分離方法及びそのシステム
JP4981027B2 (ja) プッシュツートークオーバーセルラー網のメディア格納サービス実行方法及びそのシステム
US20070019645A1 (en) Method and system for multicasting data in a communication network
US8447340B2 (en) Multicast push to talk groups, apparatus, and methods
JP4989657B2 (ja) PoCシステムにおけるマルチメディア通信サービスのための発言権管理システム及びその方法並びに端末装置
JP4977721B2 (ja) ダウンリンクマルチキャストサービス(例えばmbms)を用いることによる双方向サービス(ims,例えばpoc,会議)のサービスデータの提供
US8670354B2 (en) Sharing ongoing data session
US7573837B1 (en) Establishment of multicast Push-to-X over Cellular (PoC) communication
US20060153102A1 (en) Multi-party sessions in a communication system
US20060172754A1 (en) Method and system for servicing full duplex call in push-to-talk over cellular
JP2007503141A (ja) 通信セッションのセットアップ
JP2008541501A (ja) 同時セッション制御のためのユーザ装置、方法、及びシステム
WO2007090347A1 (fr) Procédé, système et dispositif d'acheminement pour service de système multimédia ip
JP2012085317A (ja) マルチメディア通話サービスを遂行するためのマルチメディアセッション開設及び管理のためのサーバ
US9801031B2 (en) Method, apparatus and system for group session
JP5241275B2 (ja) グループ通信サーバ、通信端末および通信システム
JP2008502252A (ja) 通信システム
WO2009129728A1 (zh) 广播/组播方法、设备和系统
WO2009043280A1 (fr) Procédé, équipement et système pour identifier un type de service et établir un service selon l'identifiant
KR100898869B1 (ko) 멀티캐스트 푸쉬-투 서비스를 위한 세션 수정 절차
CN1989734A (zh) 通信系统
KR20090117577A (ko) 세션 기반 통신 서비스에서의 그룹 세션의 업데이트 방법
KR20090128310A (ko) 일대일 푸쉬-투 세션을 멀티캐스트 푸쉬-투 세션으로 전환하기 위한 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5033173

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees