JP5241275B2 - グループ通信サーバ、通信端末および通信システム - Google Patents

グループ通信サーバ、通信端末および通信システム Download PDF

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Description

本発明は、グループ通信に用いるグループ通信サーバ、通信端末および通信システムに関する。
近年では、携帯電話などの通信端末において、1対1または1対多の半二重通信(一度に音声などのデータを送信することができる人が1人に限定される双方向通信)を行うことが可能となってきている。これは、PoC(Push-To-Talk over Cellular)と呼ばれるグループ通信サービスであり、国際的なモバイル・アプリケーションの標準化団体であるOMA(Open Mobile Alliance)によって標準化されている(非特許文献1参照)。
グループ通信を行う際に、そのメンバリストは、プレゼンスサーバなどの他のサーバと連携することにより、XDMサーバ(XML Document Management Server)によって管理される。そして、メンバリスト中のユーザがグループ通信セッション(以下、PoCセッションという)の開始を要求すると、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)を用いてPoCセッションが確立される。詳細には、ユーザによってPoCセッションの開始が要求されると、PoCサーバ(PoC Server)は、XDMサーバのグループ通信のメンバリストを参照し、各ユーザにINVITEメッセージを送ることにより、グループ通信の通信路を形成し、グループ通信への参加を招待する。その後、発言権を取得したユーザの通信端末から、メディアバースト(Media Burst)と呼ばれる音声や映像などのメディアがRTP(Real-time Transport Protocol)を用いて伝送され、PoCサーバによってグループ通信のメンバに転送される。一般に、ユーザは通信端末の所定のボタンまたはキーを押すことによって発言権を要求することができ、PoCサーバから許可された1台の通信端末がデータ送信できるように、MBCP(Media Burst Control Protocol)により発言権が制御される(たとえば、非特許文献2)。
一般に、SIPプロトコルには、ユニキャストセッションのネゴシエーションのために、セッション記述プロトコル(SDP:Session Description Protocol)が使用され、SIPメッセージボディには、SDPにより、セッションで利用するメディアの種類などの情報が記述される。なお、RTPはユニキャストセッションだけでなくマルチキャストセッションもサポートしているので、SIPプロトコルでマルチキャストセッションを開始することも可能である。すなわち、参加者がマルチキャストアドレスとポート番号に対してメディアを送信することにより、メディアは全ての参加者に到達する。このようなマルチキャストセッションでは、参加者同士は対等な関係にあり、発言権の制御などのグループ通信サービスで提供される機能は持たない。また、RTPのセッションにはミキサーとトランスレータという概念がある。ミキサーは、会議制御サーバなどにおいて、複数の発話者から受信した発言を1つのストリームにまとめるような場合に利用される(たとえば、非特許文献3)。
藤岡雅宜、小田稔周、仲田和彦著「そこが知りたい最新技術 IMS入門」株式会社インプレス、2007年7月1日 "Push to talk over Cellular (PoC) - Architecture, Candidate Version 2.0" - 11 Dec 2007, Open Mobile Alliance Ltd. 澤田拓也、他著「実践SIP詳解テキスト」株式会社リックテレコム、2005年11月11日
しかしながら、従来のグループ通信装置は、グループ通信サーバとユーザの通信端末との間に、2者間で行う通信(ユニキャストセッション)を利用している。このため、グループのユーザ数が大規模になると、ユニキャストにより送信するメディアバーストの数が増大し、グループ通信サーバの処理負荷が増大する、という問題があった。
これに対し、グループ通信サーバを介さずに、単にユーザが対等にマルチキャストセッションを使用する場合は、発言権の制御やメディアの集約などの高度な機能を提供できなくなる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、従来のグループ通信サーバが保有する集中管理機能を持ちつつ、グループのユーザ数が多い大規模なグループ通信においてもグループ通信サーバの処理負荷を抑えることが可能なグループ通信サーバ、通信端末および通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、セッション開始プロトコル(SIP)によりグループ通信セッションを確立する通信システムにおいて、当該通信システム内に存在する通信端末間のグループ通信セッションを管理し、セッション記述プロトコル(SDP)により記述された情報である、自サーバから前記通信端末への方向のマルチキャストに用いるメディア記述を含む、グループ通信セッションを開始するためのSIPメッセージを生成し、当該SIPメッセージをグループ通信のメンバである通信端末に対して送信することを特徴とする。
この発明によれば、グループのユーザ数が多い大規模なグループ通信であっても、ユニキャストにより伝送されるメディアバーストの数を抑えることができるため、従来と比較してPoCサーバの処理負荷を抑えることができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかるグループ通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるグループ通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。このグループ通信システムは、ユーザが所有するグループ通信端末(以下、通信端末(MS)ともいう)10−J(J=1,2…)と、通信端末10−Jに無線アクセスサービスを提供するアクセスネットワーク20−K(K=1,2…)と、アクセスネットワーク20−Kと接続され通信端末10−JにIP(Internet Protocol)接続性を提供するネットワーク30と、サービス提供プラットフォーム40と、を備えている。
アクセスネットワーク20−Kは、通信端末にアクセスサービスを提供するネットワークであり、基地局21−L(L=1,2…)やゲートウェイルータ22−M(M=1,2…)などから構成される。なお、本実施の形態では、無線アクセス回線により通信端末が接続される例を示しているが、有線アクセス回線で接続されてもよい。
ネットワーク30は、SIP/IPコア31を中心として通信端末にIP接続性を提供するネットワークであって、たとえば、IPパケットやSIPメッセージの転送や経路制御を行うSIP/IPコア31、ブロードキャストサービスやマルチキャストサービスを提供するマルチキャストサーバ32、通信端末のロケーション情報の管理を行うロケーションサーバ33、通信サービスの認証処理を行う認証サーバ34、QoS(Quality of Service)ポリシや課金の管理を行うQoSポリシ課金サーバ35、通信端末のホームアドレスと移動先のアドレスとの対応付けを管理するホームエージェント36を備えている。
サービス提供プラットフォーム40は、通信端末のグループが参加するPoCセッションを集中管理するPoCサーバ(グループ通信サーバ)41、通信端末のプレゼンス情報の配信を行うプレゼンスサーバ43、グループ通信を行うメンバを登録したメンバリストをXML(eXtensible Markup Language)形式で管理するXDMサーバ42を備え、通信端末にアプリケーションサービスを提供する。
ここで、以上のように構成されたグループ通信システムの動作について説明する。図1におけるPoCセッションは、本実施の形態の動作を示すセッションである。PoCセッションは、通信端末からPoCサーバ41への方向のユニキャストのメディアバーストと、PoCサーバ41から通信端末への方向のマルチキャストのメディアバーストを含む。PoCサーバ41は、メディアバーストの発言権を制御しており、発言権を持つ通信端末に送信許可を与える。図1では、たとえば、通信端末10−1が発言権を得ている。通信端末10−1が送信するメディアバースト(音声や映像)は、PoCサーバ41においてマルチキャストのメディアバーストに変換され、たとえば、グループ通信のメンバである通信端末10−1〜3が参加するセッションのマルチキャストアドレス宛に送信される。
図2は、図1におけるPoCセッションの定義に用いるセッション記述の概略を示す図である。図2のセッション記述部61は、ユニキャストに用いる第1のメディア記述部62と、マルチキャストに用いる第2のメディア記述部63とを備えている。
一般にSIPプロトコルにおいては、制御するセッションを記述するためにSDPが使用される。図1におけるPoCセッション,ユニキャストのメディアバースト,マルチキャストのメディアバーストに関する記述は、それぞれ、図2におけるセッション記述部61,第1のメディア記述部62,第2のメディア記述部63に対応する。なお、図2では省略しているが、実際のPoCセッションのセッション記述には、発言権制御プロトコル(MBCP)に用いるメディア記述が含まれる。また、テキストメッセージ転送プロトコル(MSRP)に用いるメディア記述が含まれることもある。
図3は、グループ通信におけるインタフェースプロトコルを説明するための図である。各通信端末は、たとえば、PoCクライアント15、XDMクライアント16、プレゼンスソース/ウォッチャ17などから構成される。通信端末は、PoC技術においてはPoCクライアントまたはPoCユーザ装置(UE:User Equipment)、SIP技術においてはユーザエージェント(UA:User Agent)とも呼ばれる。SIP/IPコア31は、SIPプロキシやSIPレジストラから構成され、SIPシグナリングメッセージを宛先に転送する機能を有する。
PoCクライアント15とPoCサーバ41の間のインタフェースには、RTP,RTCP(Real Time Control Protocol),MBCPが用いられる。RTPは、音声や映像などのメディアを転送するために用いられるプロトコルである。RTCPは、メディアの転送に関わる統計情報を交換するために用いられるとともに、MBCPのメッセージを転送するために用いられるプロトコルである。MBCPは、PoCセッションの発言権の制御に用いられるプロトコルである。また、PoCクライアント15は、PoCサーバ41との間にSIP/IPコア31を介したインタフェースを持つ。このインタフェースでは、SIPのINVITE,re-INVITE,REFER,UPDATE,BYE,Trying,OK,ACK,Acceptedなどのメッセージを用いて、PoCセッションの設立や管理を行う。
XDMクライアント16とXDMサーバ42との間のインタフェースには、XCAP(XML Configuration Access Protocol)が用いられる。これによって、XDMクライアント16は、XDMサーバ42にアクセスしてメンバリストの登録や編集を行うことができる。また、プレゼンスソース/ウォッチャ17は、プレゼンスサーバ43との間にSIP/IPコア31を介したインタフェースを持つ。このインタフェースでは、SIPのREGISTER,SUBSCRIBE,NOTIFY,PUBLISHなどのメッセージを用いて、プレゼンス機能を実現する。
つづいて、PoCセッションを開始するための具体的な手続きについて詳細に説明する。図4は、PoCセッションのセットアップ処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、通信端末10−1がPoCセッションを開始する場合の処理手順を示している。まず、通信端末10−1〜10−3は、予め自通信端末のロケーション情報やプレゼンス情報を登録する(ステップS11)。具体的には、各通信端末10−1〜10−3は、SIPプロトコルのREGISTER,SUBSCRIBEメッセージを用い、プレゼンスサーバ43を経由してXDMサーバ42に、自通信端末のロケーション情報やプレゼンス情報を登録する。
プレゼンスサーバ43は、登録処理を行った通信端末10−1〜10−3に対して、ロケーション情報やプレゼンス情報を通知する(ステップS12)。具体的には、プレゼンスサーバ43が、XDMサーバ42が管理する情報を参照し、各通信端末10−1〜10−3の情報を、SIPプロトコルのNOTIFY,PUBLISHメッセージを用いて、上記登録処理を行った通信端末に通知する。
このように通信端末10−1〜10−3の情報が登録された状態で、たとえば、通信端末10−1が、XDMサーバ42との間でグループ通信のメンバリストをアレンジする(ステップS13)。これにより、XDMサーバ42には、グループ通信のメンバリストを含むPoCグループ情報が設定される。一例として、通信端末10−1は、メンバリストに通信端末10−2および10−3を登録する。
つぎに、通信端末10−1は、SIPプロトコルの招待(INVITE)メッセージを用いて、PoCサーバ41にPoCセッションの開始を要求する(ステップS14)。このINVITEメッセージには、ステップS13で設定したPoCグループ情報が含まれる。
PoCサーバ41は、通信端末10−1からINVITEメッセージを受信すると、そのメッセージについて処理中であることを示す暫定応答(Trying)を通信端末10−1に返すとともに(ステップS15)、指定されたPoCグループのメンバリストをXDMサーバ42から取得する(ステップS16)。
また、PoCサーバ41は、通信端末10−1によって指定されたグループ通信のメンバである通信端末10−2および10−3に対して、PoCセッションへの招待(INVITE)メッセージを送信する(ステップS17)。このINVITEメッセージのボディには、図2で説明したように、ユニキャストに用いる第1のメディア記述部62とマルチキャストに用いる第2のメディア記述部63とを含むセッション記述プロトコル(SDP)が含まれている。
通信端末10−2および10−3は、PoCサーバ41からINVITEメッセージを受信すると、それぞれ、そのメッセージについて処理中であることを示す暫定応答(Trying)をPoCサーバ41に返す(ステップS18)。通信端末10−2および10−3が受信したINVITEメッセージのSDPには、マルチキャストに用いるメディア記述が含まれている。
つぎに、通信端末10−2および10−3は、アクセスネットワーク20,SIP/IPコア31を介してPoCサーバ41に対してマルチキャストの配信ツリーの経路変更を要求するメッセージを送信することにより、マルチキャストの配信を要求する(ステップS21)。通信端末がマルチキャストの配信を要求するメッセージとしては、IPv4におけるIGMP(Internet Group Management Protocol)、IPv6におけるMLD(Multicast Listener Discovery)プロトコルに準拠したJoinメッセージを使用する。また、通信端末から送信されたJoinメッセージを受信したアクセスネットワーク20が自身より上流の装置に対してマルチキャストの配信を要求するメッセージとしては、PIM(Protocol Independent Multicast)プロトコルに準拠したJoinメッセージを使用する。また、アクセスネットワーク20は、通信端末10−1〜3に対してマルチキャスト配信を行うためのパス設定を行う(ステップS22)。
PoCサーバ41は、マルチキャストするメディアバーストを暗号化する場合、通信端末のロケーション情報またはマルチキャストの配信ツリーに関する情報を用いて、グループ通信セッション用の暗号鍵をアクセスネットワーク20に配信する(ステップS23)。その後、通信端末がグループ通信用の暗号鍵を要求すると(ステップS24)、アクセスネットワーク20では、通信端末ごとに設定された暗号化方式を用いて、グループ通信セッションに関する鍵配布用の暗号鍵(KEK:Key Encryption Key)およびトラフィック暗号鍵(TEK:Traffic Encryption Key)を配布する(ステップS25)。
このようにして、PoCサーバ41から受信したINVITEメッセージ(ステップS17)についての処理を完了すると、各通信端末は、PoCサーバ41に対して応答(OK)メッセージを返す(ステップS41)。PoCサーバ41は、グループ通信のメンバである通信端末10−2および10−3からOKメッセージを受信すると、通信端末10−1に対してPoCセッションの開始を通知するOKメッセージを送信する(ステップS42)。以上の動作により、通信端末10−1〜10−3の間でマルチキャストを使用するPoCセッションが確立される。
このように、本実施の形態では、通信端末からPoCサーバへの方向のメディアバーストはPoCサーバの発言権制御にしたがったユニキャストにより伝送され、PoCサーバから通信端末への方向のメディアバーストはマルチキャストにより伝送される。これにより、グループのユーザ数が多い大規模なグループ通信であっても、ユニキャストにより伝送されるメディアバーストの数を抑えることができるため、従来と比較してPoCサーバの処理負荷を抑えることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、通信端末からPoCサーバへの方向のメディアバーストが1つである場合を例に説明した。本実施の形態では、通信端末からPoCサーバへの方向のメディアバーストが複数である場合について説明する。
図5は、本発明にかかるグループ通信システムの実施の形態2の構成例を示す図である。図5のグループ通信システムは、図1のグループ通信システムと比較すると、サービス提供プラットフォーム40において、PoCサーバ41の代わりに、PoCサーバ41Bを備えている。PoCサーバ41Bは、PoCサーバ41の機能に加えて、複数のメディアバーストを混合するミキサー機能を備えている。本実施の形態では、前述した実施の形態1と異なる構成および動作について説明する。
つづいて、以上のように構成されたグループ通信システムの動作について説明する。図5におけるPoCセッションは、本実施の形態にかかる動作を示すセッションである。PoCセッションは、通信端末からPoCサーバ41Bへの方向の複数のユニキャストのメディアバーストと、PoCサーバ41Bから通信端末への方向のマルチキャストのメディアバーストとを含む。図5においては、通信端末10−1と通信端末10−3が発言権を得て、メディアを送信している。PoCサーバ41Bは、通信端末10−1および通信端末10−3からのメディアバーストをミキサー機能によって混合したうえでマルチキャストメディアに変換し、グループ通信のメンバである通信端末10−1〜3が参加するマルチキャストアドレス宛に送信する。
図6は、図5におけるPoCセッションの定義に用いるセッション記述の概略を示す図である。図5のセッション記述部65は、ユニキャストに用いる第1のメディア記述部66および第2のメディア記述部67と、マルチキャストに用いる第3のメディア記述部68とを備えている。図5におけるPoCセッション,ユニキャストのメディアバースト,マルチキャストのメディアバーストに関する記述は、それぞれ、図6におけるセッション記述部65,第1のメディア記述部66,第2のメディア記述部67,第3のメディア記述部68に対応する。
以上説明したように、本実施の形態では、複数の通信端末がユニキャストで送信するメディアを混合し、グループ通信参加者にマルチキャスト配信する構成とした。これにより、前述した実施の形態1と同様の効果を得ることができるとともに、さらに、複数のグループ通信参加者が発言権の付与を待たずに同時にメディアを送信できるので、臨場感に富むグループ通信が可能になる。
実施の形態3.
実施の形態1および2では、PoCサーバ単体でマルチキャスト機能を実現することとした。本実施の形態では、PoCサーバが、ブロードキャストやマルチキャストサービスを提供するマルチキャストサーバと連携してPoCセッションを実現する場合について説明する。本実施の形態では、前述した実施の形態1および2と異なる構成および動作について説明する。
図7は、本発明にかかるグループ通信システムの実施の形態3の構成例を示す図である。図7のグループ通信システムは、図1のグループ通信システムと比較すると、サービス提供プラットフォーム40において、PoCサーバ41の代わりに、PoCサーバ41Cを備えている。PoCサーバ41Cは、PoCサーバ41の機能に加えて、複数のメディアバーストを混合するミキサー機能と、専用パスを用いてマルチキャストするメディアバーストをマルチキャストサーバ32に送信する機能とを備える。
マルチキャストサーバ32は、実施の形態1で説明したようにブロードキャストやマルチキャストサービスを提供するサーバである。具体的には、3GPPのMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)、3GPP2のBCMCS(Broadcast Multicast Services)、OMAのBCAST Enabler、WiMAXのMBS(Multicast and Broadcast Service)などのマルチキャストサービスを提供するサーバを想定している。
つづいて、以上のように構成されたグループ通信システムの動作について説明する。本実施の形態におけるグループ通信システムの動作は、マルチキャストのメディアバーストがマルチキャストサーバ32を介してマルチキャストされる点が、実施の形態1と異なっている。図7におけるPoCセッションは、本発明にかかる動作を示すセッションである。PoCセッションは、通信端末10−1からPoCサーバ41Cへの方向のユニキャストのメディアバーストと、PoCサーバ41Cから通信端末への方向のマルチキャストのメディアバーストを含む。
また、本実施の形態では、一例として、通信端末10−1が発言権を得ている。通信端末10−1が送信するメディアバーストは、PoCサーバ41Cにおいてマルチキャストのメディアバーストに変換され、マルチキャストサーバ32を介して、グループ通信のメンバである通信端末10−1〜3が参加するマルチキャストアドレス宛に送信される。
つづいて、PoCセッションを開始するための具体的な手続きを、実施の形態1および2と異なる点を中心に詳細に説明する。図8は、PoCセッションのセットアップ処理の一例を示すシーケンス図である。ここでは、実施の形態1と同様に、通信端末10−1がPoCセッションを開始する場合の処理手順を示している。
たとえば、前述と同様にステップS11〜ステップS16の処理が行われた後、PoCサーバ41Cは、マルチキャストサーバ32にマルチキャストサービスの設定を要求し、利用するマルチキャストアドレスなどの情報を設定する(ステップS31)。また、マルチキャストメディアをマルチキャストサーバ32に送信するための専用パスを設定する(ステップS32)。
つぎに、PoCサーバ41Cは、通信端末10−1によって指定されたグループ通信のメンバである通信端末10−2および10−3に対して、PoCセッションへのINVITEメッセージを送信する(ステップS17)。このINVITEメッセージのボディには、図2で説明したものと同様のセッション記述プロトコルが含まれている。
通信端末10−2および10−3は、PoCサーバ41CからのINVITEメッセージを受信すると、それぞれTryingをPoCサーバ41に返す(ステップS18)。
マルチキャストサーバ32は、アクセスネットワーク20に対してマルチキャストの配信ツリーの設定を指令する(Join指令:ステップS33)。このJoin指令を受けたアクセスネットワーク20は、通信端末10−1〜3にマルチキャストを配信するためのパス設定を行う(ステップS34)。また、アクセスネットワーク20は、自身より上流の装置(マルチキャストサーバ32)に対して、マルチキャストの配信を要求する(Join:ステップS35)。
また、マルチキャストサーバ32は、マルチキャストするメディアを暗号化する場合、通信端末のロケーション情報またはマルチキャストの配信ツリーに関する情報を用いて、マルチキャストグループ用の暗号鍵をアクセスネットワーク20に配信する(ステップS36)。その後、アクセスネットワーク20は、通信端末ごとに設定された暗号化方式を用いて、グループ通信セッションに関する鍵配布用の暗号鍵(KEK)およびトラフィック暗号鍵(TEK)を配布する(ステップS37)。
なお、本実施の形態におけるステップS33〜S37のシーケンスは、マルチキャストの配信ツリー設定や暗号鍵配信を、マルチキャストサーバ32が主導して行う例であるが、PoCサーバ41Cがマルチキャストサーバ32の代わりに主導するシーケンスや、図4のS21〜S25のように、通信端末が主導するシーケンスを採用することも可能である。
このようにして、PoCサーバ41Cから受信したINVITEメッセージ(ステップS17)についての処理を完了すると、各通信端末は、PoCサーバ41Cに対してOKメッセージを返す(ステップS41)。PoCサーバ41Cは、グループ通信のメンバである通信端末10−2および10−3からOKメッセージを受信すると、通信端末10−1に対してPoCセッションの開始を通知するOKメッセージを送信する(ステップS42)。以上の動作により、通信端末10−1〜10−3の間でマルチキャストを使用するPoCセッションが確立される。
以上説明したように、本実施の形態では、PoCサーバから通信端末への方向のメディアバーストをマルチキャストサーバの機能を利用して伝送するとした。これにより、PoCサーバにマルチキャストに関する制御機能を付加する必要がないため、PoCサーバへの負荷を増大させることなく、グループ通信に参加する通信端末の数を増加させることが可能になる。
以上のように、本発明にかかるグループ通信サーバ、通信端末および通信システムは、グループ通信に有用であり、特に、大規模なグループ通信においてシステムの処理負荷を抑えたい場合に適している。
本発明にかかるグループ通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 図1におけるPoCセッションの定義に用いるセッション記述の概略を示す図である。 グループ通信におけるインタフェースプロトコルを説明するための図である。 PoCセッションのセットアップ処理の一例を示すシーケンス図である。 本発明にかかるグループ通信システムの実施の形態2の構成例を示す図である。 図5におけるPoCセッションの定義に用いるセッション記述の概略を示す図である。 本発明にかかるグループ通信システムの実施の形態3の構成例を示す図である。 PoCセッションのセットアップ処理の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10−J グループ通信端末
15 PoCクライアント
16 XDMクライアント
17 プレゼンスソース/ウォッチャ
20−K アクセスネットワーク
21−L 基地局
22−M ゲートウェイルータ
30 ネットワーク
31 SIP/IPコア
32 マルチキャストサーバ
33 ロケーションサーバ
34 認証サーバ
35 QoSポリシ課金サーバ
36 ホームエージェント
40 サービス提供プラットフォーム
41,41B,41C PoCサーバ
42 XDMサーバ
43 プレゼンスサーバ
61,65 セッション記述部
62,66 第1のメディア記述部
63,67 第2のメディア記述部
68 第3のメディア既述部

Claims (11)

  1. セッション開始プロトコル(SIP)によりグループ通信セッションを確立する通信システムにおいて、当該通信システム内に存在する通信端末間のグループ通信セッションを管理するグループ通信サーバであって、
    セッション記述プロトコル(SDP)により記述された情報である、メディアの発信元通信端末から自サーバへの方向のユニキャストに用いる第1のメディア記述部と自サーバから前記通信端末への方向のマルチキャストに用いる第2のメディア記述部とから構成されるセッション記述部を含む、グループ通信セッションを開始するためのSIPメッセージを生成し、当該SIPメッセージをグループ通信のメンバである通信端末に対して送信することを特徴とするグループ通信サーバ。
  2. 発言権を有する通信端末からユニキャストのメディアバーストを受信した場合、当該ユニキャストのメディアバーストをマルチキャストのメディアバーストに変換し、変換後のメディアバーストを当該通信端末が参加するグループ通信のメンバである通信端末に配信することを特徴とする請求項1に記載のグループ通信サーバ。
  3. 発言権を有する複数の通信端末からユニキャストのメディアバーストを受信した場合、当該ユニキャストのメディアバーストを混合してマルチキャストのメディアバーストに変換し、変換後のメディアバーストを当該複数の通信端末が参加するグループ通信のメンバである通信端末に配信することを特徴とする請求項1に記載のグループ通信サーバ。
  4. メディアバーストに関する発言権を管理することを特徴とする請求項2または3に記載のグループ通信サーバ。
  5. さらに、前記グループ通信セッションに関する暗号鍵を、前記グループ通信のメンバである通信端末に配信することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載のグループ通信サーバ。
  6. マルチキャストサービスを提供するマルチキャストサーバとの間でメディアバーストを配信するための専用パスを設定し、
    発言権を有する通信端末からユニキャストのメディアバーストを受信した場合、当該ユニキャストのメディアバーストをマルチキャストのメディアバーストに変換し、変換後のメディアバーストを、当該通信端末が参加するグループ通信のメンバである通信端末に当該マルチキャストサーバを介して配信することを特徴とする請求項1に記載のグループ通信サーバ。
  7. マルチキャストサービスを提供するマルチキャストサーバとの間でメディアバーストを配信するための専用パスを設定し、
    発言権を有する複数の通信端末からユニキャストのメディアバーストを受信した場合、当該ユニキャストのメディアバーストを混合してマルチキャストのメディアバーストに変換し、変換後のメディアバーストを、当該複数の通信端末が参加するグループ通信のメンバである通信端末に当該マルチキャストサーバを介して配信することを特徴とする請求項1に記載のグループ通信サーバ。
  8. セッション開始プロトコル(SIP)によりグループ通信セッションを確立する通信システムにおいて、グループ通信セッションに参加する通信端末であって、
    請求項1〜5のいずれか一つに記載のグループ通信サーバが送信する、当該サーバから自端末への方向のマルチキャストに用いるメディア記述を含むSIPメッセージを受信した場合に、当該グループ通信に参加するために自端末へのマルチキャストの配信を要求することを特徴とする通信端末。
  9. セッション開始プロトコル(SIP)によりグループ通信セッションを確立する通信システムにおいて、グループ通信セッションに参加する通信端末であって、
    請求項6または7に記載のグループ通信サーバが送信する、当該サーバから自端末への方向のマルチキャストに用いるメディア記述を含むSIPメッセージを受信した場合に、当該グループ通信に参加するために自端末へのマルチキャストの配信を要求することを特徴とする通信端末。
  10. 請求項1〜5のいずれか一つに記載のグループ通信サーバと、
    請求項8に記載の複数の通信端末と、
    を備える通信システム。
  11. 請求項6または7に記載のグループ通信サーバと、
    マルチキャストサービスを提供するマルチキャストサーバと、
    請求項9に記載の複数の通信端末と、
    を備える通信システム。
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