JP3664244B2 - 双方向情報発信型マルチキャスト通信システムおよびその運用方法 - Google Patents

双方向情報発信型マルチキャスト通信システムおよびその運用方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線区間における移動端末を双方向情報発信可能とした双方向情報発信型マルチキャスト通信システムおよびその運用方法に関する。
【従来の技術】
複数の移動端末に対して、同一の情報を同時に提供するマルチキャスト通信方法が普及しつつある。これは、基地局のサービスエリア内に含まれる移動端末を対象としてマルチキャスト情報を配信するものである。
【0002】
リソースを極力圧迫せず、管理方式や処理の流れが簡易な無線マルチキャスト通信方法が求められている。ここでは、ホームエージェントと称する情報転送装置がスコープと呼ばれる直接情報配信可能なエリアと1対1に対応しないため、マルチキャストグループ情報管理が「直接参加」「転送参加」の2種類必要となり、移動端末が「直接参加グループ」「転送参加グループ」「不参加グループ」の3つの情報を管理しなくてはならないようなマルチキャスト通信方法が提案されている(特開平10−243010号公報:特願平09‐39288号)。ここで開示される通信方法では、処理が煩雑な上、移動端末への情報管理負荷が高いという問題点がある。
また、上記先行技術を改良した複数ネットワーク間マルチキャスト通信中継方法がある(特開平11−220500号公報:特願平10−33856号)。ここでも、前記公報と同様の方法を採用するため、処理が煩雑で、移動端末への情報管理負荷が高いという問題を有する。
さらに、マルチキャスト通信を各移動端末への個別チャネルで実現する技術も開示されている(特開2000−175250号公報:特願平10−345155号)。この手法では、チャネル空間の圧迫を伴う上、1移動端末(ユーザ)のために当該エリアと隣接エリアとに情報配信を行っている。したがって、複数基地局エリアにまで配信することからトラフィックが膨大となる問題点がある。また、優先制御方法のモデル化が明らかにされていない。
報知チャネルとしてマルチキャストを定義している先行技術も開示されている(特開2000−175263号公報:特願平10‐347549号)。ここでは、チャネル割当方式がCDMA(Code Division Multiple Access)のみに限定されており、他方式への適用は明らかにされていない。
また、IGMP(インターネットグループ管理プロトコル)を利用することによりTCP/IPとの共通性を備えている技術も開示されている(特開2000−32007号公報:特願平11−106187号)。しかし、ここでは伝送方式をIP Over 無線ATM(非同期転送モード)に限定しており、その他の方式に対する適用が困難となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、基地局および移動端末双方向の情報発信が可能で、マルチキャスト通信用チャネル数ならびに無駄なトラフィックを極力削減し、さらにマルチキャスト通信の優先制御を可能とした双方向情報発信型マルチキャスト通信システムならびにその運用方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる課題は、双方向情報発信型マルチキャスト通信システムであって、それぞれのサービスエリアに属する移動端末との間において双方向情報発信が可能な複数の基地局と、前記複数の基地局を総括管理する基地局制御装置と、前記複数の基地局のいずれかまたは複数の基地局のサービスエリアを任意に移動可能で双方向情報発信が可能な移動端末群とを有し、前記移動端末は、移動端末の端末ID、配信するマルチキャスト情報及び前記マルチキャスト情報を配信するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDを含むマルチキャスト情報登録要求を、前記基地局に送信する手段と、属するマルチキャストグループのマルチキャストグループID毎に情報解読用鍵を保持する手段と、受信したマルチキャスト情報を、保持する情報解読用鍵で解読してマルチキャスト情報を得る手段とを有し、前記基地局は、マルチキャスト情報の送受信を行うための情報解読用鍵をマルチキャストグループ毎に記憶した記憶手段と、前記携帯端末からのマルチキャスト情報登録要求を受信し、前記マルチキャスト情報登録要求に含まれるマルチキャスト情報がサービスエリア全体に配信される情報である場合、マルチキャスト情報登録要求を前記基地局制御装置に送信し、前記マルチキャスト情報登録要求に含まれるマルチキャスト情報がエリア毎に異なる情報であるならば、前記マルチキャスト情報を保持する装置及びマルチキャスト情報の種別を区別できる情報を付加してマルチキャスト情報登録要求を前記基地局制御装置に送信する手段とを有し、前記基地局制御装置は、前記基地局からのマルチキャスト情報登録要求と、このマルチキャスト情報登録要求に付加されたマルチキャスト情報の種別及びマルチキャスト情報が保持されている場所の情報とを登録する手段とを有し、前記マルチキャスト情報を送信するマルチキャストチャンネルをサービスエリア全体において共通の周波数および符号を用いる単一チャネルとし、前記基地局制御装置は、前記登録された情報に基づいて、配信するマルチキャスト情報がサービスエリア全体に配信される情報である場合、マルチキャスト情報の種別及びマルチキャスト情報が保持されている場所を示すメッセージIDと、マルチキャスト情報と、マルチキャスト情報を配信するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDとを含むマルチキャスト情報送信要求を基地局に送信し、配信するマルチキャスト情報がエリア毎に異なる情報であるならば、マルチキャスト情報の種別及びマルチキャスト情報が保持されている場所を示すメッセージIDと、マルチキャスト情報を配信するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDとを含むマルチキャスト情報送信要求を基地局に送信し、前記基地局は、前記基地局制御装置からマルチキャスト情報送信要求を受信し、前記メッセージIDに基づいて、マルチキャスト情報送信要求又はメッセージIDが示す保持されている場所からマルチキャスト情報を取得し、このマルチキャスト情報を、前記マルチキャスト情報送信要求に含まれるマルチキャストグループIDに対応する情報解読用鍵を用いて、前記取得したマルチキャスト情報を暗号化し、前記暗号化されたマルチキャスト情報及びマルチキャストグループIDを、前記単一チャンネルのマルチキャストチャンネルを介して携帯端末に配信し、前記携帯端末は、マルチキャスト情報及びマルチキャストグループIDを受信し、前記マルチキャストグループIDに対応する情報解読用鍵で、前記受信したマルチキャスト情報を解読してマルチキャスト情報を取得することを特徴とする双方向情報発信型マルチキャスト通信システムによって解決される。
【0006】
さらに、本発明にかかる課題は、上記双方向情報発信型マルチキャスト通信システムにおいて、前記携帯端末が、マルチキャスト通信の機能を、ON又はOFFに切り替える機能を有することを特徴とする双方向情報発信型マルチキャスト通信システムによって解決される。
また、本発明にかかる課題は、上記双方向情報発信型マルチキャスト通信システムにおいて、前記基地局制御装置が、サービスエリアの移動端末の端末IDと、前記移動端末が存在するエリアのエリアIDと、前記移動端末が加入するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDとが関連付けられたサービスエリアマルチキャストグループ加入者情報テーブルを有し、前記サービスエリアマルチキャストグループ加入者情報テーブルに基づいて、送信するマルチキャスト情報送信要求のマルチキャストグループIDに対応する端末IDの端末が存在しないエリアの基地局には、マルチキャスト情報送信要求を送信しないように構成されていることを特徴とする双方向情報発信型マルチキャスト通信システムによって解決される。
本発明にかかるマルチキャスト通信システムによれば、双方向情報発信型であり、基地局に対して移動端末側から発する要求により、所望マルチキャストデータを取得することができる。この場合、無線区間でのマルチキャスト通信用チャネル数が極力削減できること、無駄なトラフィックが極力削減できること、マルチキャスト通信の優先制御が可能となること、を満たすことを目的とし、この目的においてマルチキャスト情報の基地局エリア毎管理を行っている。本発明の基本的なマルチキャスト通信システムのモデルは図1のようになる。このマルチキャスト通信システムのモデルでは、各移動端末が自加入マルチキャストグループのマルチキャスト通信を解読するための鍵を持ち、この鍵を持たない端末は受け取ったマルチキャスト通信情報を破棄するものとする。また、この鍵を用いることにより、各移動端末は、自加入マルチキャストグループに限り、マルチキャスト情報の登録を要請することができる。このモデルでは、マルチキャストチャネルをサービスエリア全体において共通の周波数・符号を用いる単一チャネルと定義し、マルチキャストに関わる情報の送受信を極力このマルチキャストチャネルを用いて行うことにより、マルチキャスト通信のためのチャネル数削減を図っている。また、基地局を総括するレベルと基地局のレベルそれぞれにマルチキャストデータ装置と優先制御装置を配することにより、図6に示すような不要なマルチキャスト通信トラフィックの削減を行い、かつ図9に示すような各レベルにおける優先制御サービスのためのネットワークリソース計算とフレキシブルな運用を可能としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるマルチキャスト通信システムの機能モデルの構成は図1に示す通りで、大きく分類して基地局制御段10、基地局群20、移動端末群30から構成される。
【0008】
基地局制御段10とは、複数の基地局群20を総括的に制御することを目的とするもので、サービスエリア全体を制御するブロックで、基地局制御装置12、マルチキャストサービス制御装置14および優先制御管理装置16から構成される。
【0009】
基地局制御装置12は、各基地局A、B、Cから通知されるマルチキャストグループ情報やそれぞれに属する移動端末からのマルチキャスト情報をマルチキャストサービス制御装置14に通知・登録する役割を担う。また、マルチキャストサービス制御装置14からマルチキャスト情報を読み出し、サービスエリア内の各基地局A、B、Cへ送信する。そして、各基地局A、B、Cに対して基地局エリア個別情報を読み出してエリア内に配信するよう要求することにより、サービスエリア内全体のマルチキャスト情報配信を総括的に制御する。
マルチキャストサービス制御装置14は、サービスエリア内の各移動端末のマルチキャストグループ加入情報(マルチキャストグループ加入情報テーブル)や、サービスエリア全体に共通に配信される情報を記録・保持する装置である。
優先制御管理装置16は、基地局制御装置12、マルチキャストサービス制御装置14と連動し、サービスエリア内全体のマルチキャストグループ加入情報により、サービスエリア内のネットワークリソースの計算を行い、各マルチキャストグループ宛マルチキャスト通信に与えられる優先度がネットワークリソースにとって許容できるものかどうかを動的に判定する。
基地局群20とは、各基地局エリアA、B、C内を制御する装置の集合体を指す。各基地局A、B、Cは、該基地局エリア内に含まれる移動端末群30とそのマルチキャストグループ加入情報を管理し、マルチキャスト基地局データ装置A、B、Cに通知・登録する役割を担う。また、基地局制御装置12から配信されたマルチキャスト情報、もしくは、基地局制御装置12からの要求によりマルチキャスト基地局データ装置A、B、Cから読み出したマルチキャスト情報を、マルチキャストチャネルを用いて基地局エリアA、B、C内の各移動端末群30へ送信する役割を担う。
マルチキャスト基地局データ装置A、B、Cは、基地局エリアA、B、C内の各移動端末群30のマルチキャストグループ加入情報(エリア内マルチキャストグループ加入情報テーブル)や、基地局エリア個別情報を保持する装置である。
基地局優先制御装置A、B、Cは、基地局A、B、Cおよびマルチキャスト基地局データ装置A、B、Cと連動し、基地局エリア内のマルチキャストグループ加入情報により、基地局エリア内のネットワークリソースの計算を行い、各マルチキャストグループ、もしくは、各移動端末宛マルチキャスト通信に与えられる優先度がネットワークリソースにとって許容できるものかどうかを動的に判定する。
【0010】
移動端末群30とは、マルチキャスト通信のための送受信機能と、マルチキャスト通信機能On/Off切替機能とを備えた移動端末装置を指す。
【0011】
本発明にかかるマルチキャスト通信システムの機能モデルはこのように、基地局制御段10、基地局群20、移動端末群30から構成される。
以下、本発明の具体的な動作を順次説明する。
【0012】
最初にマルチキャストチャネルの定義について説明する。
【0013】
マルチキャストチャネルとは、基地局エリアA、B、C内において、基地局と全移動端末間に設定される1対N(複数)通信チャネルである。無線区間におけるチャネル割当方式に関わらず、マルチキャストチャネルは、各サービスエリア内で共通かつ一定のチャネルを使用するものとする。
例示すれば、CDMA(Code Division Multiple Access)の場合、ある一定の周波数・符号のチャネルをマルチキャストチャネルと定義する。また、トラフィック負荷が許容される場合ば、報知チャネルまたは共通制御チャネルのいずれかをそのまま用いてもよい。
同様に、TDMA(Time Division Multiple Access)の場合は、ある一定の周波数のチャネルをマルチキャストチャネルと定義し、各マルチキャストグループ宛の送受信タイミングを合わせることでマルチキャスト通信を行う。チャネルに余裕が無い場合、全てのマルチキャストグループ通信に共通の送受信タイミングを定義し、単一チャネル利用としてもよい。また、トラフィック負荷が許容される場合には、報知チャネルまたは共通制御チャネルのいずれかをそのまま用いてもよい。
FDMA(Frequency Division Multiple Access)の場合は、ある一定の周波数のチャネルをマルチキャストチャネルと定義する。また、トラフィック負荷が許容される場合は、報知チャネルまたは共通制御チャネルのいずれかをそのまま用いてもよい。
以上より、各チャネル割当方式に合わせて、各基地局内全端末に通信可能なサービスエリア共通の単一チャネルを定義することにより、本発明はチャネル割当方式に依存することなく利用可能である。
マルチキャスト通信の送受信は以下のように行われる。
【0014】
情報管理の簡易化とセキュリティの観点から、端末群30の各移動端末のマルチキャストグループ加入情報は、それぞれ契約時に事前に決定されるものとし、その情報はマルチキャストサービス制御装置14に管理されているものとする。
ただし、情報管理の複雑化とセキュリティの問題が解決される場合、マルチキャストグループへの動的な新規登録手段を可能なものとしてもよい。その場合、各移動端末が基地局A、B、Cへマルチキャストグループ加入情報を通知する手段を用いて、新規マルチキャストグループを指定した場合は新規登録として扱い、マルチキャストサービス制御装置14、マルチキャスト基地局データ装置A、B、Cへの登録を許すものとする。
【0015】
また、マルチキャスト機能を擁し、マルチキャストグループに加入している移動端末において、移動端末のマルチキャスト機能On/Off設定により、マルチキャスト通信の送受信可否を動的に変更可能であるものとする。
以上より、各移動端末は、必要な時を選んで、効率的かつ不要なエネルギーの浪費を伴うことなく、マルチキャスト通信の送受信を行うことが可能である。
また、マルチキャストグループ情報管理は以下のようになる。各基地局エリアにおける各移動端末のマルチキャストグループ加入情報管理は、各移動端末よりそれぞれ対応する基地局へ通知することにより行われる。この際、通知に必須の情報は、端末IDならびにマルチキャストグループIDである。
通知が行われる契機は、要求されるリアルタイム性に応じ、
(a)基地局制御装置が一定周期毎に各基地局へマルチキャストグループ加入情報要求を送信する→ 要求を受けた各基地局が自基地局エリア内にマルチキャストチャネルを用いてマルチキャストグループ加入情報要求を送信する→ 要求を受けたマルチキャスト通信加入移動端末は自マルチキャストグループ加入情報を基地局宛に応答する、
(b)各移動端末が自マルチキャストグループ加入情報を、一定周期毎に基地局宛に応答し続ける、
(c)各移動端末が基地局エリアを移動し、新基地局エリアにて認証された時に、新基地局が各移動端末に個別チャネルを用いてマルチキャストグループ加入情報要求を送信する→ 要求を受けたマルチキャスト通信加入移動端末は自マルチキャストグループ加入情報を基地局宛に応答する、
の3種のうちのいずれか、もしくはこれらの組み合わせによって起こされるものとする。
この時、各移動端末から基地局へのマルチキャストグループ加入情報応答に用いられるチャネルは、応答契機によりマルチキャストチャネルもしくは個別チャネルを用いるものとする。つまり、一定周期毎に情報要求が行われる場合、各移動端末が個別チャネルを捕捉することはチャネル空間を圧迫するため、マルチキャストチャネルを双方向チャネルとして定義し、マルチキャストチャネルを用いる方が効果的である。しかし、各移動端末が新基地局エリアに移動した際にのみ個別に情報要求され、同基地局エリア内に留まる限り情報の更新が行われない場合、マルチキャストチャネルは基地局から各移動端末への片方向チャネルとして定義し、マルチキャストグループ加入情報応答は個別チャネルを用いることも可能である。
マルチキャストチャネルを双方向チャネルとして定義する場合、各移動端末から基地局への上り方向通信の順序制御が必要である。この順序制御に関しては、ランダム、ラウンドロビン、WRR(Weighted Round Robin)等、知られている様々な優先制御方式を応用することができる。
例として、マルチキャストグループ加入情報応答にマルチキャストチャネルを用いた場合を示す図2を参照しつつ開示する。なお、図1と同じ構成要素には同じ参照符号を付しており、移動端末群の○印はマルチキャスト通信加入を示し、×印はマルチキャスト通信非加入かつ非受信を示し、そして実線矢印はマルチキャスト通信(無線区間)を示す。ここでは、マルチキャストグループ加入情報通知契機を一定周期毎に基地局制御装置12から情報要求が行われるものとした場合の、マルチキャストグループ管理の流れを示す。
(a)基地局制御装置12は、サービスエリアA、B、C内全ての移動端末のマルチキャストグループ加入情報と、各マルチキャストグループに関する情報、各端末に関する情報をマルチキャストサービス制御装置14に登録する。
(b)基地局制御装置12は、各基地局A、B、C宛にマルチキャストグループ加入情報要求を送信する。
(c)要求を受け取った基地局A、B、Cは、マルチキャストチャネルを用いて、自基地局エリアA、B、C内の全移動端末群宛にマルチキャストグループ加入情報要求を送信する。
(d)要求を受け取った各移動端末は、マルチキャスト通信加入端末であり、かつマルチキャスト機能On/Off設定がOnであれば、要求に従ってマルチキャストグループ加入情報応答を作成、対応する基地局宛に送信する。この応答には、自端末IDとマルチキャストグループIDを含むものとする。この時、複数の基地局エリアにまたがるエリアに存在する移動端末は、要求を送信した全ての基地局に対し応答しなければならない。
(e)要求を受け取った移動端末のうち、マルチキャスト通信非加入端末、もしくはマルチキャスト機能On/Off設定がOffである端末は、マルチキャストチャネルにより送信される全ての情報を受信処理しないか、もしくは受信後破棄するものとする。また、ここで受け取った要求も同様に受信処理しないか、もしくは受信後破棄する。
(f)基地局A、B、Cは、基地局制御装置12宛に、受信したマルチキャストグループ加入情報応答と自基地局エリアIDを送信する。
(g)基地局制御装置12は、受信したマルチキャストグループ加入情報応答に含まれる情報を、マルチキャストサービス制御装置14内に保持されている情報と照合する。
(h)応答に含まれる端末IDとマルチキャストグループIDがマルチキャストサービス制御装置14に登録済みの組み合わせであれば、基地局制御装置12は、応答に含まれる端末ID、マルチキャストグループIDに対応する情報としてエリアIDをマルチキャストサービス制御装置14に登録する。また、応答送信元の基地局宛にマルチキャストグループ加入情報登録要求を送信する。この登録要求には、エリアID、端末ID、およびマルチキャストグループIDを含むものとする。
(i)マルチキャストグループへの動的な新規登録を許容しないネットワークの場合、応答に含まれる端末IDとマルチキャストグループIDがマルチキャストサービス制御装置14に登録されていない組み合わせであれば、基地局制御装置12は応答を破棄するか、もしくは応答送信元の基地局宛にエラー応答を送信する。このエラー応答には、エリアID、端末ID、およびマルチキャストグループIDを含むものとする。
(j)マルチキャストグループへの動的な新規登録を許容するネットワークの場合、応答に含まれる端末IDとマルチキャストグループIDがマルチキャストサービス制御装置14に登録されていない組み合わせであれば、基地局制御装置12は、マルチキャストサービス制御装置14に該端末情報と該マルチキャストグループ情報を照会する。
照会の結果、動的な新規登録のための問題が解決される場合、基地局制御装置12は、応答に含まれる端末ID、マルチキャストグループIDに対応する情報としてエリアIDをマルチキャストサービス制御装置14に登録する。動的な新規登録のための問題とは、該マルチキャストグループが動的な新規登録を許容するかどうか、または該端末に対する課金問題等を含むものとする。また、応答送信元の基地局宛にマルチキャストグループ加入情報登録要求を送信する。この登録要求には、エリアIDと端末IDとマルチキャストグループIDを含むものとする。応答を破棄するか、もしくは応答送信元の基地局宛にエラー応答を送信する。このエラー応答には、エリアIDと端末IDとマルチキャストグループIDを含むものとする。
照会の結果、動的な新規登録のための問題が解決されない場合、基地局制御装置12は応答を破棄するか、もしくは応答送信元の基地局宛にエラー応答を送信する。このエラー応答には、エリアID、端末IDおよびマルチキャストグループIDを含むものとする。
(k)登録要求を受け取った基地局A、B、Cは、登録要求に含まれる端末ID、マルチキャストグループIDをそれぞれに付属するマルチキャスト基地局データ装置A、B、Cのいずれかに登録する。
(l)エラー応答を受け取った基地局A、B、Cのいずれかは、その後同マルチキャストグループ加入情報応答を受信した場合、破棄する。
以上のような処理により、マルチキャストグループ情報の管理を実現する。
また、マルチキャストグループ情報グループ鍵管理・配信は以下のように行われる。本発明では、各マルチキャストグループ毎にグループ鍵となる符号を持ち、各マルチキャスト情報送信時には、この符号により符号(暗号)化した情報を送信するものとする。このグループ鍵を用いることにより、該マルチキャストグループに加入しているマルチキャスト通信加入端末のみが情報を受信・解読できるものとする。本発明は、このグループ鍵を用いた符号(暗号)化方式の内容には依存しないため、符号(暗号)化方式の種別に関しては特に限定しない。
グループ鍵は、サービスエリア全体を通じてマルチキャストグループに対し1対1に定義される。グループ鍵の配信方法は、セキュリティへの要求の高さにより、
(a)固定的に定義するものとし、マルチキャスト通信契約時に、該マルチキャストグループのグループ鍵を加入端末に配信する、
(b)動的に変更・定義するものとし、マルチキャストグループ加入情報応答が受け付けられた時に、該マルチキャストグループのグループ鍵を加入端末毎に個別チャネルにより配信される、
(c)動的に変更・定義するものとし、通信以外の手段で適宜該マルチキャストグループのグループ鍵を加入端末毎に配信される、
のいずれかによって実現される。
【0016】
例として、グループ鍵を動的に変更・定義するものとし、加入端末毎に個別チャネルにより配信する場合を図3に示す。なお、図1と同じ構成要素には同じ参照符号を付しており、各エリア内の○印はマルチキャスト通信加入端末を示し、×印はマルチキャスト通信非加入かつ非受信端末を示し、そして実線矢印は個別チャネル通信(無線区間)を示す。以下に、この場合のグループ鍵管理・配信の流れを示す。
(a)基地局制御装置12は、各マルチキャストグループ毎にグループ鍵(図3中では、%グループ名で示し、例えば、グループ1のグループ鍵は%1である)となる符号を定義し、マルチキャストサービス制御装置14に登録する。
(b)基地局制御装置12がグループ鍵を変更した時に、基地局制御装置12は、マルチキャストサービス制御装置14に登録されている各基地局エリアA、B、Cのマルチキャストグループ加入情報を照会し、各基地局毎に必要なマルチキャストグループのグループ鍵を送信する。変更されたグループ鍵を受信した基地局A、B、Cは、グループ鍵をそれぞれに付属するマルチキャスト基地局データ装置A、B、Cに登録する。
(c)変更されたグループ鍵を受信した基地局A、B、Cは、マルチキャスト基地局データ装置A、B、Cにマルチキャストグループ加入情報を照会し、該マルチキャストグループに加入している全移動端末宛に個別チャネルによりグループ鍵を配信する。
(d)移動端末からのマルチキャストグループ加入情報応答に対する基地局制御装置12からの登録要求を受信した時、基地局A、B、Cは、該移動端末宛に個別チャネルによりグループ鍵を配信する。この時、マルチキャストグループ情報管理において、新規移動端末に対してのみ情報要求する方式を用いている場合、登録要求される全ての移動端末宛に配信を行う。しかし、一定周期毎に全ての移動端末に対して情報要求する方式を用いている場合は、登録要求される全ての移動端末宛に配信を行うか、もしくは、マルチキャスト基地局データ装置におけるマルチキャストグループ加入情報にグループ鍵配信フラグを持ち、未配信端末に対してのみ配信するものとしてもよい。
(e)グループ鍵を受信した移動端末群は、自加入マルチキャストグループ毎にグループ鍵を登録するテーブルを持ち、受信したグループ鍵情報を登録・管理する。
のようないずれかの処理により、マルチキャストグループ情報グループ鍵管理・配信を実現する。
次に、マルチキャスト情報配信について開示する。マルチキャスト情報の配信は、全て基地局制御装置12が管理・統制し、基地局制御情報からのマルチキャスト情報送信要求を受けた各基地局A、B、Cが、自基地局エリアA、B、C内にマルチキャストチャネルを用いてマルチキャスト情報送信を行うことにより実現される。
本発明では、マルチキャスト情報として、
(a)サービスエリア全体で全く同一の情報が配信されるもの、
(b)サービスエリア全体で流すべき情報の種別が同一で、実際に配信される情報は基地局エリア毎に異なるもの、
の2種類を定義可能とする。全く同一の情報が配信される例としては全移動端末に対する広域情報の一斉通知等、そして情報の種別が同一で実際に配信される情報が基地局エリア毎に異なる場合としては、その基地局エリア内に属する商店情報等が考えられる。前者の情報はマルチキャストサービス制御装置14に保持され、後者の情報は各マルチキャスト基地局データ装置A、B、Cに保持されるものとする。
情報配信の例として、サービスエリア全体で全く同一の情報が配信される場合を図4、図5に、そしてサービスエリア全体で流すべき情報の種別が同一で実際に配信される情報の内容が基地局エリア毎に異なる場合を図6に示す。各図において、図1と同じ構成要素には同じ参照符号を付しており、各エリア内の○印はマルチキャスト通信加入端末を示し、×印はマルチキャスト通信非加入かつ非受信端末を示し、そして実線矢印はマルチキャストチャネル通信(無線区間)を示す。
以下に、各々の場合におけるマルチキャスト情報配信の流れを示す。
(a)基地局制御装置は、各基地局宛にマルチキャスト情報送信要求を送信する。送信要求には、マルチキャストグループIDとメッセージIDを含む。メッセージIDとは送信要求毎に異なるIDとし、送信要求される情報の種別やその情報を保持する装置を判別できるような系統的なIDであるとする。この時、サービスエリア全体で全く同一の情報が配信される場合(図4、図5)は、送信すべき情報そのものをマルチキャストサービス制御装置14から読み出し、送信要求に付加して送信する。ただし、送信要求されるマルチキャストグループへの加入端末を持たない基地局に対しては、送信要求を行わない。
(b)マルチキャスト情報送信要求を受信した基地局A、B、Cは、マルチキャストチャネルにより自基地局エリアA、B、C内の全移動端末へマルチキャスト情報を送信する。この時、送信要求されるマルチキャストグループIDに対応するグループ鍵をマルチキャスト基地局データ装置A、B、Cより読み出し、サービスエリア全体で全く同一の情報が配信される場合(図4、図5)は送信要求に付加された情報、情報の種別が同一で実際に配信される情報が基地局エリア毎に異なる場合(図6)はメッセージIDで示される情報種別に対応する情報をマルチキャスト基地局データ装置A、B、Cから読み出した上でその情報を、グループ鍵により暗号化して、メッセージID、マルチキャストグループIDとともに送信するものとする。尚、図では、グループ鍵により暗号化された情報をmsg*グループ鍵名で表している。例えば、msg*%1は、グループ鍵1で暗号化された情報を示す。
(c)グループ鍵により暗号化されたマルチキャスト情報を受信した移動端末は、マルチキャストグループIDを読み出し、自加入マルチキャストグループであるかどうかを確認する。自加入マルチキャストグループではない場合は、受信した情報を破棄する。
(d)また、移動端末は、受信処理を行ったマルチキャスト情報のメッセージIDを保持することとし、マルチキャスト情報受信時、メッセージIDを読み出し、既受信情報かどうかを確認する。既受信情報のメッセージIDと一致した場合は、受信した情報を破棄する。この処理により、サービスエリア全体で全く同一の情報が配信される場合に、複数の基地局エリアにまたがるエリアに存在する移動端末が、同一の情報を重複受信することを回避する。また、情報の種別が同一で実際に配信される情報が基地局エリア毎に異なる場合には、複数の基地局エリアにまたがるエリアに存在する移動端末は各基地局エリアの情報を全て受信することが可能となる。
(e)受信したマルチキャスト情報が自加入マルチキャストグループIDと未受信メッセージIDを保持していた場合、移動端末は、該マルチキャストグループに対応するグループ鍵を用いて、受信したマルチキャスト情報を解読し、端末画面表示等のサービス処理を行う。
以上の処理により、シンプル、効率的かつ無駄なトラフィックを極力削減したマルチキャストグループ情報配信を実現する。
また、移動端末からのマルチキャスト情報登録は以下のように行われる。本発明では、双方向情報発信型マルチキャスト通信を実現する。具体的には、マルチキャスト情報として配信される情報を、基地局制御装置12等のネットワーク側装置の他、移動端末からも設定できることとする。実際のマルチキャスト情報配信自体は、情報を設定した装置や端末に依存せず、全て基地局制御装置の要求で行うことにより、管理の簡易化を図る。
例として、移動端末が、サービスエリア全体で全く同一の情報が配信されるマルチキャストグループに対し情報登録を行う場合を図7、サービスエリア全体で流すべき情報の種別が同一で実際に配信される情報は基地局エリア毎に異なるマルチキャストグループに対し情報登録を行う場合を図8に示す。これら各図において、図1と同じ構成要素には同じ参照符号を付しており、各エリア内の○印はマルチキャスト通信加入端末を示し、×印はマルチキャスト通信非加入かつ非受信端末を示し、そして実線矢印はマルチキャストチャネル通信(無線区間)を示す。
【0017】
以下に、サービスエリア全体で全く同一の情報が配信されるマルチキャストグループに対し情報登録を行う場合のマルチキャスト情報配信の流れを示す。
(a)移動端末は、基地局に対し、自加入マルチキャストグループに対するマルチキャスト情報登録要求を送信する。登録要求には、自端末ID、マルチキャストグループID、登録される情報を含む。
(b)登録要求を受信した基地局は、登録要求に含まれるマルチキャストグループIDを確認し、サービスエリア全体で全く同一の情報が配信されるマルチキャストグループであれば、エリアIDを付加して基地局制御装置12に登録要求を送信する。ただし、登録要求に含まれるマルチキャストグループIDをマルチキャスト基地局データ装置A、B、Cに照会することとし、照会の結果、該基地局内で加入端末を持たないマルチキャストグループであった場合、登録要求を破棄する。
(c)登録要求を受信した基地局制御装置12は、登録要求に含まれる端末IDとマルチキャストグループIDをマルチキャストサービス制御装置14に照会し、要求送信元の移動端末が該マルチキャストグループに加入しているかどうか確認し、確認の結果加入していない場合は、登録要求を破棄する。加入している場合は、さらに該マルチキャストグループが移動端末からのマルチキャスト情報登録を許可しているかを確認し、確認の結果許可していない場合は、同様に登録要求を破棄する。
許可されている場合は、メッセージIDを付与する時のために、送信要求される情報の種別やその情報を保持する装置を判別できるような形でマルチキャストサービス制御装置14に登録をする。
以下に、サービスエリア全体で流すべき情報の種別が同一で実際に配信される情報は基地局エリア毎に異なるマルチキャストグループに対し情報登録を行う場合の、マルチキャスト情報配信の流れを示す。
(a)移動端末は、基地局に対し、自加入マルチキャストグループに対するマルチキャスト情報登録要求を送信する。登録要求には、自端末ID、マルチキャストグループID、登録される情報を含む。
(b)登録要求を受信した基地局は、登録要求に含まれるマルチキャストグループIDを確認し、サービスエリア全体で流すべき情報の種別が同一で実際に配信される情報は基地局エリア毎に異なるマルチキャストグループであれば、登録要求に含まれる端末IDとマルチキャストグループIDをマルチキャスト基地局データ装置A、B、Cに照会し、要求送信元の移動端末が該マルチキャストグループに加入しているかどうか確認し、確認の結果加入していない場合は、登録要求を破棄する。
加入している場合は、さらに該マルチキャストグループが移動端末からのマルチキャスト情報登録を許可しているかを確認し、確認の結果許可していない場合は、同様に登録要求を破棄する。
許可されている場合は、メッセージIDを付与する時のために、送信要求される情報の種別やその情報を保持する装置を判別できるような形でマルチキャスト基地局データ装置14に登録をする。
以上の処理により、2種類のマルチキャスト情報に対し、移動端末からのマルチキャスト情報登録を実現する。登録されたマルチキャスト情報の配信は、 前述のマルチキャスト情報配信動作に基づいて行われる。
また、マルチキャスト通信の優先制御は以下のように行われる。本発明では、マルチキャストグループ加入情報をサービスエリア全体レベルと基地局エリアレベルの2つのレベルで管理することにより、マルチキャストグループ毎、あるいは移動端末毎のトラフィックを、2つのレベルで予測可能である。本発明では、マルチキャスト通信における優先制御のためのネットワークリソース計算と、その計算結果に基づく情報の優先度判定を行う優先制御装置を2つのレベル各々に備えることとし、前述の2種類のマルチキャスト情報に対し効果的な優先制御を実現する。
本発明は、優先制御方式に依存せず、優先制御管理装置16もしくは基地局優先制御装置A、B、Cにて使用される優先度設定方式や判定論理等はネットワークの伝送方式やネットワークの設計思想によるものとし、特に限定しない。
例として、サービスエリア全体で全く同一の情報が配信される場合を図9に示す。この図において、図1と同じ構成要素には同じ参照符号を付している。
以下に、サービスエリア全体で全く同一の情報が配信されるマルチキャストグループに対し情報登録を行う場合の、マルチキャスト通信の優先制御の流れを示す。
(a)マルチキャスト情報配信の際、送信要求される該情報が優先度を伴う伝送方式で通知あるいは登録された場合、該情報を読み出した基地局制御装置12は優先制御管理装置16に照会を行う。
(b) 照会を受けた優先制御管理装置16は、送信要求されるマルチキャストグループへの加入端末数をマルチキャストサービス制御装置14に照会し、得られた加入端末数より、マルチキャスト通信によるネットワークリソースへの負荷を計算する。その後、得られた計算結果と与えられた優先度を勘案し、適切な優先度を設定して基地局制御装置12へ応答を返す。
(c)優先度応答を受信した基地局制御装置12は、該マルチキャスト情報に応答で通知される優先度を使用する伝送方式において設定し、各基地局へマルチキャスト情報送信要求を送信する。
(d) 優先度を伴う伝送方式でマルチキャスト情報送信要求を受信した基地局A、B、Cは、基地局優先制御装置A、B、Cに照会を行う。
(e)照会を受けた基地局優先制御装置A、B、Cは、送信要求されるマルチキャストグループへの自基地局エリア内加入端末数をマルチキャスト基地局データ装置A、B、Cに照会し、得られた加入端末数より、マルチキャスト通信による自基地局エリア内ネットワークリソースへの負荷を計算する。その後、得られた計算結果と与えられた優先度を勘案し、自基地局エリアA、B、Cに対し適切な優先度を設定して基地局A、B、Cへ応答を返す。
(f)優先度応答を受信した基地局A、B、Cは、該マルチキャスト情報に応答で通知される優先度を使用する伝送方式において設定し、マルチキャストチャネルにより各移動端末へマルチキャスト情報を送信する。
以上の処理により、ネットワークリソースの爆発的消費を伴う危険のあるマルチキャスト通信において、適切な優先制御通信を実現する。
本システムにおける移動端末の基地局エリア間移動は下記のように行われる。本発明では、基地局エリアA、B、Cを互いに重なり合うように設定することにより受信漏れエリアを存在させないこととし、また、移動ホストが新規基地局エリアに移動した際の位置登録動作は各無線制御方式に基づくものとする。また、複数基地局エリアにまたがるエリアに存在するホストへのマルチキャスト情報配信上の配慮を行うことにより、移動端末の基地局エリア間移動時の処理は特に必要ないものとする。
その他、マルチキャスト通信で情報配信を行うべき情報の性質により、最小管理単位として基地局エリアが大きすぎる場合、基地局エリア内でさらに区分化を行うことが考えられる。その際、区分化の方法として
(a)固定的な区分を定義する、
(b)移動端末の分散状況により、動的に効率的な区分を定義する、
の2つが考えられる。また、動的に区分を定義する際、その方法として、
(a)位置登録情報により分散状況を把握する、
(b)各移動ホストにマルチキャストチャネルにおけるテスト送信を行わせ、各移動ホストにおける干渉波から干渉端末数を解析、基地局へ通知させることにより分散状況を把握する、
等のような変更実施も可能である。
【0018】
【発明の効果】
本発明かかるマルチキャスト通信機能モデルによれば、以下のような効果が得られる。従来の方法は必ずしも移動端末からのマルチキャスト情報登録を具備していなかったのに対し、本発明では移動端末からのマルチキャスト情報登録を許容した双方向情報発信型モデルであるため、マルチキャストグループ内の効果的な情報共有が可能である。また、移動端末にはマルチキャスト情報の登録手段のみを備えることとし、実際の情報配信は常に基地局制御装置から行うため、マルチキャスト情報管理、マルチキャスト情報配信制御が容易となる。
従来の方法ではマルチキャスト情報受信を要求するユーザが存在するエリアとさらにその近接エリアまで情報配信し、かつ個別に配信管理をすることから膨大な情報管理を要していた。これに対し、本発明では、サービスエリア全体を通じて一意なチャネルをマルチキャスト専用と定義し、そのチャネルを流れる情報は全移動端末が受信可能とするため、マルチキャスト通信時の不要なトラフィックもしくは使用チャネル数の増大を伴うことなく、マルチキャスト情報配信を行うことが可能である。
従来の方法では、マルチキャスト加入情報を一元的に管理・保持していたのに対し、本発明では、サービスエリア全体レベル、基地局エリアレベルの2レベルでマルチキャスト加入情報を管理可能である。したがって、前記サービスエリア全体を通じてマルチキャストチャネルを流れる情報は全移動端末が受信可能とする方法を採用しても、加入端末の存在しない基地局エリアでのマルチキャスト通信を行わない等、不要なマルチキャスト通信を削減することが可能である。
さらに従来の方法では、優先制御機能をサービスエリア全体レベルのみに配置していたのに対し、本発明では、サービスエリア全体レベル、基地局エリアレベルの2レベルで優先制御装置を擁し、各々のレベルでネットワークリソースへの負荷を計算、適切な優先度設定を行う。そのため、マルチキャスト通信時の有線区間もしくは無線区間における爆発的なネットワークリソース使用を回避することが可能である。また本発明では、優先度設定に関する論理を限定しない。
その他の効果として、マルチキャスト通信の送受を行う端末であるかどうかが従来固定的であったのに対し、本発明では、移動端末にマルチキャスト通信機能On/Off設定機能を持たせるため、状況に合わせて動的に不要なマルチキャスト情報受信を回避することが可能である。
また、従来技術では、一般に実装度の高いTCP/IPにおけるIGMP(Internet Group Manegement Protocol)の論理との整合性、共通性を意識していないのに対し、本発明では、マルチキャストグループ情報管理の処理を、IGMPのマルチキャストグループ管理の論理と共通性を持たせる形にしているため、本発明に基づく無線マルチキャストネットワークがTCP/IP有線マルチキャストネットワークと接続された場合も、マルチキャストグループ情報管理を容易に共通化することが可能である。
従来、マルチキャストグループを指定することで登録端末だけが受信することを想定しているのに対し、本発明では、情報受信、情報登録ともマルチキャストグループ毎にグループ鍵による符号(暗号)化を行う。そのため、前記サービスエリア全体を通じてマルチキャストチャネルを流れる情報は全移動端末が受信可能とする方法を採用しても、情報の漏洩を回避することが可能である。
従来の方法では、エリア個別情報はエリア毎の複数マルチキャストグループに登録するしかなかったのに対し、本発明では、サービスエリア全体レベル、基地局エリアレベルの2レベルでマルチキャスト加入情報を管理し、サービスエリア全体レベルではサービスエリア共通情報、基地局エリアレベルではエリア個別情報を管理する。そのため、エリア個別情報であっても情報の種別が同じであれば1グループ登録のみで情報配信可能とした。例えば、移動する先で最寄りの商店情報を得たい場合、「最寄りの商店情報を配信する」と定義されたマルチキャストグループに登録していれば、基地局制御装置から送信要求を受けた各基地局が該マルチキャストグループ宛に自基地局エリア情報を読み出して配信するため、基地局エリアを移動しても常に現在の基地局エリアの情報が得られる。また、マルチキャスト情報配信時のメッセージIDは、基地局制御装置、もしくは各基地局間で異なる数系統を用いることにより、エリア個別情報配信の場合、サービスエリア共通情報と異なり、複数基地局エリアにまたがるエリアに存在する移動端末は複数基地局エリアからの情報を受信することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる移動端末の双方向情報発信型マルチキャスト通信システムの基本構成モデル説明図
【図2】本発明にかかるマルチキャスト通信システムのマルチキャストグループ管理およびグループ登録のモデル説明図
【図3】本発明にかかるマルチキャスト通信システムのマルチキャストグループ管理およびグループ鍵配信のモデル説明図
【図4】本発明にかかるマルチキャスト通信システムのマルチキャスト通信、全エリア共通情報配信(グループ1)のモデル説明図
【図5】本発明にかかるマルチキャスト通信システムのマルチキャスト通信、全エリア共通情報配信(グループ3)のモデル説明図
【図6】本発明にかかるマルチキャスト通信システムのマルチキャスト通信、エリア個別情報配信(グループ4)のモデル説明図
【図7】本発明にかかるマルチキャスト通信システムのマルチキャスト通信、全エリア共通情報登録(グループ1)のモデル説明図
【図8】本発明にかかるマルチキャスト通信システムのマルチキャスト通信、エリア個別情報登録(グループ4)のモデル説明図
【図9】本発明にかかるマルチキャスト通信システムのマルチキャスト通信、全エリア共通情報の優先制御による情報配信(グループ1)のモデル説明図
【符号の説明】
10 基地局制御段
12 基地局制御装置
14 マルチキャストサービス制御装置
16 優先制御管理装置
20 基地局群
30 移動端末群

Claims (5)

  1. 双方向情報発信型マルチキャスト通信システムであって、
    それぞれのサービスエリアに属する移動端末との間において双方向情報発信が可能な複数の基地局と、前記複数の基地局を総括管理する基地局制御装置と、前記複数の基地局のいずれかまたは複数の基地局のサービスエリアを任意に移動可能で双方向情報発信が可能な移動端末群とを有し、
    前記移動端末は、
    移動端末の端末ID、配信するマルチキャスト情報及び前記マルチキャスト情報を配信するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDを含むマルチキャスト情報登録要求を、前記基地局に送信する手段と、
    属するマルチキャストグループのマルチキャストグループID毎に情報解読用鍵を保持する手段と、
    受信したマルチキャスト情報を、保持する情報解読用鍵で解読してマルチキャスト情報を得る手段とを有し、
    前記基地局は、
    マルチキャスト情報の送受信を行うための情報解読用鍵をマルチキャストグループ毎に記憶した記憶手段と、
    前記携帯端末からのマルチキャスト情報登録要求を受信し、前記マルチキャスト情報登録要求に含まれるマルチキャスト情報がサービスエリア全体に配信される情報である場合、マルチキャスト情報登録要求を前記基地局制御装置に送信し、前記マルチキャスト情報登録要求に含まれるマルチキャスト情報がエリア毎に異なる情報であるならば、前記マルチキャスト情報を保持する装置及びマルチキャスト情報の種別を区別できる情報を付加してマルチキャスト情報登録要求を前記基地局制御装置に送信する手段と
    を有し、
    前記基地局制御装置は、
    前記基地局からのマルチキャスト情報登録要求と、このマルチキャスト情報登録要求に付加されたマルチキャスト情報の種別及びマルチキャスト情報が保持されている場所の情報とを登録する手段と
    を有し、
    前記マルチキャスト情報を送信するマルチキャストチャンネルをサービスエリア全体において共通の周波数および符号を用いる単一チャネルとし、
    前記基地局制御装置は、前記登録された情報に基づいて、配信するマルチキャスト情報がサービスエリア全体に配信される情報である場合、マルチキャスト情報の種別及びマルチキャスト情報が保持されている場所を示すメッセージIDと、マルチキャスト情報と、マルチキャスト情報を配信するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDとを含むマルチキャスト情報送信要求を基地局に送信し、配信するマルチキャスト情報がエリア毎に異なる情報であるならば、マルチキャスト情報の種別及びマルチキャスト情報が保持されている場所を示すメッセージIDと、マルチキャスト情報を配信するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDとを含むマルチキャスト情報送信要求を基地局に送信し、
    前記基地局は、前記基地局制御装置からマルチキャスト情報送信要求を受信し、前記メッセージIDに基づいて、マルチキャスト情報送信要求又はメッセージIDが示す保持されている場所からマルチキャスト情報を取得し、このマルチキャスト情報を、前記マルチキャスト情報送信要求に含まれるマルチキャストグループIDに対応する情報解読用鍵を用いて、前記取得したマルチキャスト情報を暗号化し、前記暗号化されたマルチキャスト情報及びマルチキャストグループIDを、前記単一チャンネルのマルチキャストチャンネルを介して携帯端末に配信し、
    前記携帯端末は、マルチキャスト情報及びマルチキャストグループIDを受信し、前記マルチキャストグループIDに対応する情報解読用鍵で、前記受信したマルチキャスト情報を解読してマルチキャスト情報を取得することを特徴とする双方向情報発信型マルチキャスト通信システム。
  2. 前記携帯端末は、マルチキャスト通信の機能を、ON又はOFFに切り替える機能を有することを特徴とする請求項1に記載の双方向情報発信型マルチキャスト通信システム。
  3. 前記基地局制御装置は、サービスエリアの移動端末の端末IDと、前記移動端末が存在するエリアのエリアIDと、前記移動端末が加入するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDとが関連付けられたサービスエリアマルチキャストグループ加入者情報テーブルを有し、
    前記サービスエリアマルチキャストグループ加入者情報テーブルに基づいて、送信するマルチキャスト情報送信要求のマルチキャストグループIDに対応する端末IDの端末が存在しないエリアの基地局には、マルチキャスト情報送信要求を送信しないように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の双方向情報発信型マルチキャスト通信システム。
  4. それぞれのサービスエリアに属する移動端末との間において双方向情報発信が可能な複数の基地局と、前記複数の基地局を総括管理する基地局制御装置と、前記複数の基地局のいずれかまたは複数の基地局のサービスエリアを任意に移動可能で双方向情報発信が可能な移動端末群とを有する通信システムにおける双方向情報発信型マルチキャスト通信方法であって、
    前記移動端末は、移動端末の端末ID、配信するマルチキャスト情報及び前記マルチキャスト情報を配信するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDを含むマルチキャスト情報登録要求を、前記基地局に送信し、
    前記基地局は、前記携帯端末からのマルチキャスト情報登録要求を受信し、前記マルチキャスト情報登録要求に含まれるマルチキャスト情報がサービスエリア全体に配信される情報である場合、マルチキャスト情報登録要求を前記基地局制御装置に送信し、前記マルチキャスト情報登録要求に含まれるマルチキャスト情報がエリア毎に異なる情報であるならば、前記マルチキャスト情報を保持する装置及びマルチキャスト情報の種別を区別できる情報を付加してマルチキャスト情報登録要求を前記基地局制御装置に送信し、
    前記基地局制御装置は、前記基地局からのマルチキャスト情報登録要求に基づいて、配信するマルチキャスト情報がサービスエリア全体に配信される情報である場合、マルチキャスト情報の種別及びマルチキャスト情報が保持されている場所を示すメッセージIDと、マルチキャスト情報と、マルチキャスト情報を配信するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDとを含むマルチキャスト情報送信要求を基地局に送信し、配信するマルチキャスト情報がエリア毎に異なる情報であるならば、マルチキャスト情報の種別及びマルチキャスト情報が保持されている場所を示すメッセージIDと、マルチキャスト情報を配信するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDとを含むマルチキャスト情報送信要求を基地局に送信し、
    前記基地局は、前記基地局制御装置からマルチキャスト情報送信要求を受信し、前記メッセージIDに基づいて、マルチキャスト情報送信要求又はメッセージIDが示す保持されている場所からマルチキャスト情報を取得し、このマルチキャスト情報を、前記マルチキャスト情報送信要求に含まれるマルチキャストグループIDに対応する情報解読用鍵を用いて、前記取得したマルチキャスト情報を暗号化し、前記暗号化されたマルチキャスト情報及びマルチキャストグループIDを、サービスエリア全体において共通の周波数および符号を用いた単一チャネルであるマルチキャストチャンネルを介して携帯端末に配信し、
    前記携帯端末は、マルチキャスト情報及びマルチキャストグループIDを受信し、保持する情報解読用鍵のうちマルチキャストグループIDに対応する情報解読用鍵で解読してマルチキャスト情報を取得する
    ことを特徴とする双方向情報発信型マルチキャスト通信方法。
  5. 前記基地局制御装置は、サービスエリアの移動端末の端末IDと、前記移動端末が存在するエリアのエリアIDと、前記移動端末が加入するマルチキャストグループのマルチキャストグループIDとが関連付けられたサービスエリアマルチキャストグループ加入者情報テーブルに基づいて、送信するマルチキャスト情報送信要求のマルチキャストグループIDに対応する端末IDの端末が存在しないエリアの基地局には、マルチキャスト情報送信要求を送信しないことを特徴とする請求項4に記載の双方向情報発信型マルチキャスト通信方法。
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