JP2009529919A - 細胞ブロック作製システム及びその使用方法 - Google Patents

細胞ブロック作製システム及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

標的細胞又は組織を制御して細胞ブロックを作製するために使用する様々な器具(2122,2141,2222,2002,2032,2622,2141,2320,80,30,2701)及び方法を開示している。
【選択図】図70C

Description

本出願は、係属中の、2006年10月19日に出願された米国特許仮出願番号第60/852,798号、2006年9月20日に出願された米国特許仮出願番号第60/845,036号、2006年5月20日に出願された米国特許出願番号第60/801,759、2006年3月20日に出願された米国特許出願番号第60/783,881号、に基づく35USC条項119(e)の下で優先権を主張するものである。本出願は、係属中の2005年11月22日に出願された米国特許出願番号第11/284,501号及び2004年11月24日に出願された米国仮特許出願番号第60/630,870号に関し、それらの完全な開示が参照することにより本書に盛り込まれている。
細針吸引(FNA)は、広く使用されているスクリーニング診断の方法である。FNAによって採取された細胞及び組織を使用して、ベッドサイドでの素早い染色及び顕微鏡検査のために擦り付けるが、多くのケースで、採取した細胞及び組織を使用してさらなる調査のために細胞ブロックを作製する。現状のFNAの処理は、それぞれ別々のシステムを使用する2つの段階に分けられる:第1段階は検体の採取で第2段階は細胞ブロックの作製である。
注射器は、細針とともに、検体採取のための現在の臨床診察で吸引器具として従来から最も広く使用されている。
細針は、3つの部分、ハブ、シャフト、及びベベルに簡単に分けられる。ハブは、針の一端であり注射器に取り付けられる部分である。シャフトは、一端が斜めになった針の細長いステムであり、針先を形成する。針シャフトの中空の穴は、管腔として知られている。予め殺菌されて無菌状態を保つよう別々に包まれているが、混合物を調整する場合には使い捨て可能な注射針を常に使用すべきである。針の大きさは、長さ及び口径によって示される。針の長さは、ハブとシャフトとの接合点から針先の尖端までのインチで測定される。注射針の長さは3/8インチから1/2インチの範囲にわたり;特殊用途の針はこれらよりもさらに長い。注射針の口径は、管腔の大きさを示すのに使用するが、27(最小)から13(最大)の範囲にわたる。
従来のFNA処置で使用する細針は、ハブの主要な機能が針のシャフトを、採取した細胞及び組織を貯留するための空間を与える注射器に接続させることであるため、小さな空間を具えた小さなハブを有している。従来のハブの直径は、4mmよりも小さい。従来の針及び注射器を用いる所定のFNA処理の際に、採取した細胞の部分及び組織の小片が、針のシャフトと注射器の吸引口との間のハブの小さな空間に頻繁に溜まる。大多数のFNA処置の場合、採取した細胞及び組織の溜まった部分は、さらなる調査にとって重要であると思われ、検体のこのような部分を効果的に利用することが課題として残っている。このような課題を扱う取り組みは、固定剤(ホルマリン又はエタノール)で注射器及び針を洗浄して、溜まっている検体の全てを容器の中の定着剤に除去することであり、その後で遠心分離法を用いて液体固定剤と検体とを分離する。遠心分離の後、上澄み(固定剤)を除去し;マトリクス(「HistoGel」、アガロースゲル又は他のもの)を加えて細胞又は組織と混合してゲル−検体混合物を作製する。混合物を含む管状の容器を低温(40℃)の状態に置いて比較的固化した混合物を作製し、その後で容器から取り出し、ティッシュペーパーで包んでさらなる処置のために組織カセットの中に入れる。FNAによって少量の限られた検体のみが得られるため、現状の処理はこのような限られた量の検体を最大限に扱わない。このような処理を通して採取した限られた量の検体は、病気のさらなる分類妨げ、これにより、最終的な診断のためにより侵襲的な処置が必要となる。これは、コスト増加をもたらすだけではなく、しかも診断を著しく遅らせる。
様々な調査のためにこのような限られた検体の使用を最大限にして、侵襲的な処置を必要とせずに1つのFNA処置のみによって最終的な診断を可能にするシステム及び方法の必要性がある。
図1は、細胞ブロックの作製のための装置又は器具10を示す。器具10は、単一の実験装置での顕微鏡検査のための細針吸引(FNA)検体を処理するのに必要な機械的な装置を提供する。図示する実施例では、器具10が、遠心分離機12、上澄み及び水分除去装置14、定温培養チャンバ16、混合装置18、加熱プレート60、及び冷却プレート19を具えている。好適な実施例では、器具10は一体接続され全体的にユニットとなっている。しかしながら、実験装置の設置が便利であることから上記の要素のうちの2又はそれ以上の組み合わせを一体構造として一体に形成することも考えられる。
器具10は、図2に示すように望ましくはキット20の様式で提供される検体の処理に必要な使い捨て可能な部品及び/又は消耗部品を含む、付属の材料とともに使用するよう構成されている。図示する実施例では、キット20が、定着剤Fを収容する遠心分離チューブ22、マトリクス検体を収容するマトリクス容器24、トランスファーチューブ26、充填器具28、組織カセット30、埋め込みトレイ32、及びパラフィン又は他の埋め込みブロック34を具えている。これらの品物のうちのいくつか又は全てを含むキット20を与えてもよいと考えられ、これらの品物は所望の量だけ具えてもよいと考えられる。図示するキット20ではトランスファーチューブ26及び充填器具28を別々に示しているが、細胞ブロック検体を使える状態に、これら2つの品物を充填器具28がトランスファーチューブ26の中に挿入された状態で一体に提供できるとも考えられる。
器具10及び関連するキット20は、FNA、生検、内視鏡手術、洗浄(washings)、洗浄(lavages)によって採取された限られた検体に関する免疫細胞化学(ICC)の研究のための検体の作製及び処理での使用に特に適しているため、このような使用に従って説明することとする。しかしながら、器具10及びキット20が、採取及び処理細胞の保存を要する基礎研究とともに、他の研究、例えば、特別染色、インシチュ(in−situ)ハイブリダイゼーション、RNA及びDNA研究、での使用にも適していることが容易に分かる。
同時に、器具10及びキット20は単一のFNAから複数の部分の作製を可能にするシステムを与える。各部分は、染色又は他の研究のために十分な細胞又は検体を含んでいる。
使用の際には、図3に示すように、FNA又は他の検体から得られる細胞検体Cを定着剤F、例えば、ホルマリンが入っている遠心分離チューブ22に加える。望ましくは、チューブ22が先細部36及び非先細部、小径の底部又はチャンバ38を有している。このような構成により、遠心分離後にチューブ22の底部に最大濃度の細胞又は検体を生じ得る。以下に説明するように、トランスファーチューブ26及び充填器具28とともに、このような遠心分離により基本的に全ての細胞検体の容易な取り出し及び移し換えが可能である。
細胞検体Cを所定量の定着剤が予め入っていない遠心分離チューブ22に加えることも考えられることに留意されたい。このような実施例では、適切な量の定着剤を細胞検体Cとともに遠心分離チューブ22に加える。
そして、チューブ22を分離のため遠心分離機12の中に配置する。代表的な実施例では、遠心分離機12は、図4に示すように、上澄みS及び細胞ペレットPに吸引物/定着剤の混合物を分離できる従来型の低速遠心分離機12である。
そして、図5に示すように、チューブ22にペレットPが残るように、例えば、吸引チューブ40又は他の吸引手段とともに上澄み及び水分除去装置14を使用して、上澄みSを除去する。ペレットPを乱さずにできる限り多くの上澄みSを除去するのが重要である。好適な実施例では、上澄み及び水分除去装置14が真空器具を具えているが、器具10によって供給されるレーザ又は熱の使用を含むこれらに限定されない上澄みSを除去するための代替的な方法が考えられる。また、器具10は検出器を有しており、チューブ22の中の水分の量を検出可能である。
定温培養チャンバ16に容器24を配置することによって、(粘性マトリクス混合物Mを含んでいる)マトリクス容器24を望ましくは予熱する。寒天、環境温度でのアガロースゲル又は「ヒドロゲル」固体、Methocell(登録商標),Matrix Gel(登録商標),OCT化合物,パラフィン、変性及び非変性コラーゲン、フィブリノゲン、ラミニン、及びそれらの混合物を含む、様々なマトリクスが当技術分野で有用である。当業者は、細胞固定化のための他の適切なマトリクスについて知っており、又は必要以上の実験を行わずにこれらを確認できるであろう。培養チャンバ16は、広い温度範囲、例えば、−50℃から100℃にわたって選択的に調整可能な単一のチャンバである。代替的に、チャンバ16が、規定の温度範囲、例えば、50℃から100℃及び2℃から8℃の中でそれぞれ独立して調整可能な個別の加熱及び冷却チャンバ(例えば、別々の加熱ブロック及び冷却プレート)を有してもよい。
マトリクスの液化が可能な温度を選択することによってマトリクス検体Mを予熱する。培養チャンバ16は、ウエル(well)(図示せず)を有しており、又はそうでなければマトリクス容器24を受容して、細胞ペレットPにマトリクス検体Mを加える前に所望の温度にマトリクス検体Mを加熱する。チャンバが、同一又は異なる大きさ及び/又は構成の一連のウエルを有しており、様々な大きさ又は形状の複数の検体及び/又は容器24に適合することは容易に明らかであろう。ある実施例では、チャンバ16の温度をまず90℃と100℃との間に設定してマトリクス検体Mを液化する。マトリクス検体Mが液化すると、温度を調整して50℃に低下させて液体の状態にマトリクス検体Mを維持する。
そして、トランスファーチューブ26及び充填器具28を使用することによって、ペレットPを遠心分離チューブ22から取り外す。トランスファーチューブ26は、中空のコア42及び開口端44を有するチューブである。図6に示すように、トランスファーチューブ26を遠心分離チューブ22の中に設置して、中空のコア42の中にペレットを保持するようペレットPの上を通す。トランスファーチューブ26は、好適には、チャンバ38に対して補完的な大きさ及び形状を有しており、これにより、基本的にペレットP全体の採取及び移し換えが可能となる。充填器具28は、図7に示すように、望ましくは端部46を有しており、トランスファーチューブ26を通り抜けてマトリクス容器24の中にペレットPを放出するような大きさ及び構成となっている。充填器具28を中実の部品として形成し得るが、充填器具28の好適な実施例は、充填器具28の長さ方向に沿って充填器具28の中央を通る中空の通路を有している。中空の通路が端部46を通って延びている。中空の通路により、空気が充填器具28を通って放出され得る。このような構成では、マトリクス容器24は、望ましくは、予め測った量のマトリクス検体を収容しており、細胞ペレットPに所望の比、例えば、1:1の比のマトリクス検体Mを与える。
チューブ26及び充填器具28は、例えば、金属で形成されていて再使用可能であり、又は使い捨てに適していて、例えば、プラスチックで形成されている。トランスファーチューブ26及び充填器具28のさらなる実施例を図19aから図19cに示す。図19aは、好適な実施例と同じようなトランスファーチューブ126及び充填器具128を示しているが、充填器具128は狭い中央部を有している。充填器具及びトランスファーチューブは好適な実施例と同じような方法で動作し、トランスファーチューブの中で充填器具を押して充填器具を前進させ、充填器具を引いてチューブから充填器具を引き出す。
図19bのチューブ226は図19aのチューブと同様であるが、充填器具228を一方の方向に回転させることによって充填器具228がトランスファーチューブ226の中を前進し、充填器具228を逆方向に回転させることによってトランスファーチューブ226から引き出されるように、トランスファーチューブ226及び充填器具228が嵌合ネジ機構を有している。
図19cのチューブ326はチューブ26と同様であるが、バネ機構がトランスファーチューブ326と充填器具328との間で係合する。このような実施例では、バネに係合するよう充填器具328を押すことによって充填器具328が前進する。バネを解放するよう充填器具328を再び押すことによって、充填器具328がチューブ326から引き出される。このような機構は、バネ格納式のボールペンで使用される機構と同様である。トランスファーチューブ26,126,226,326及び充填器具28,128,228,328を使用して細胞検体を移す好適な実施例を開示するが、チューブ26,126,226,326及び充填器具28,128,228,328が、皮膚科の生検用といった医療分野で付加的に使用されることが考えられる。
そして、混合器具18を使用してマトリクス検体Mの中でペレットPを完全に再懸濁して混合する。図示する実施例では、混合器具18が混合プローブ48を具えており、混合プローブ48がチューブ24の中又は底の近くに配置されて機械的な撹拌又は混合動作を与えるよう駆動可能である。様々な他の混合手段、例えば、渦を与えてもよいことが容易に明らかであろう。
ここで、図9を参照すると、チューブ24はその後、ゲルGに検体を固化させるのに十分な時間、培養チャンバ16の中に配置される。チャンバ16はチューブ24を受容して、所望の温度にマトリクス検体M/細胞ペレットP混合物を冷却する。温度は、望ましくは、ヒストゲル(histogel)の固化又はゲル化が可能な範囲内、例えば、−2℃から8℃、より好適には約−4℃で選択的に調整可能である。
マトリクスチューブ24は、望ましくは、遠心分離チューブ22と同じように先細領域50及び小径チャンバ52を有している。チャンバ52は、所望の形状又は構造にゲル化した検体Gを形成及び保持するよう機能する。好適な実施例では、チャンバ52が円形又は円筒形の形状であり、実質的に円形又は環状のゲル化検体Gの形成をもたらす。チャンバ52を様々に構成して所望の大きさ及び形状、例えば、四角形又は楕円形のゲル化検体Gを与えてもよいことに留意されたい。
固化の後に、図10に示すように、トランスファーチューブ26及び充填器具28又は他の取り出し手段を使用してゲル化検体Gをチューブ24から取り出す。トランスファーチューブ26はチューブ24の中に配置され、検体Gを通り抜ける。チューブ26は、固形のゼラチンを通すストローのように中空のコア42の中に検体Gを保持する。トランスファーチューブ26は、好適には、チャンバ52に対して補完的な大きさ及び形状を有しており、これにより、基本的にゲル化した検体G全体の採取及び移し換えが可能で、所望の形態に検体Gを保持するよう機能する。そして、充填器具28がコア42を通り抜けてゲル化検体Gを放出させることができ、ゲル化検体Gは、例えば、冷凍部によって又はパラフィン又は他の埋め込みブロックに埋め込むことによって、さらに処理できる。パラフィンが好適な埋め込み材料であり、本処理の記載全体にわたって使用されているが、何らかの適切な埋め込み材料を使用してもよいことを当業者が認識することに留意されたい。埋め込み材料は、ニトロセルロース、接着剤、変性又は非変性コラーゲン、フィブロネクチン、ラミニン、ガムシロップ、OTC化合物、及びプラスチックポリマーの様々な調合物を含むが、これらに限定されない。
その後、埋め込みによって検体Gを処理するために、検体Gを組織カセット30の中に配置する。カセット30は、プラスチック又は他の適切な材料で作製してよく、複数又は一回の使用に適している。図11Aに示すように、カセット30は、望ましくは、凹んだwell又はチャンバ54を有しており検体Gを受容する。必要に応じて追加のチャンバ54を追加の検体又は品質管理検体のために設けてもよい。代替的な実施例では、図11Bに示すように、1又はそれ以上のチャンバ54を具える取り外し可能なバスケット56が設けられている。チャンバ54は、取り外し可能なバスケット56全体を延びており、バスケット56に開口を形成する。蓋又は他のカバー(図示せず)を設けてチャンバ54を覆い、カセット30の中に検体Gをさらに固定してもよい。チャンバ54は、好適には、チャンバ38及び検体Gに対して大きさ及び形態が同一及び相補的であり、後に続く処理の際に所望の形態に検体Gを保持する。
取り外し可能なバスケット56は、好適には、それに一体形成された少なくとも1の円筒形のチャンバ54を有している。しかしながら、バスケット56のチャンバ54の大きさ、数、及び形態を変えて、実行される処置及び処理される検体の数及びタイプに適応させてもよいことが容易に明らかであろう。取り外し可能なバスケット56は、プラスチック又は発泡体を含む適切な材料でできているが、これらに限定されない。
処理の後、図12に示すように、検体をカセット30から埋め込みブロック34の中の予め開けた穴又はウエル58の中に移す。ブロック34には、好適には、少なくとも1の予め開けた穴が形成されており、作製したゲル化検体Gを受容する。図13Aから図13Cは、埋め込みブロック34及びウエル58の可能な形態を例として示すが、これらに限定されない。ブロック34が、例えば、長方形(図13A及び13B)又は正方形(図13C)といった適切な大きさ及び形態であることが容易に明らかとなろう。また、ウエル58の大きさ、数、及び形態を変えて、実行する処置及び処理する検体の数及びタイプに適応させること、例えば、1つのブロック34が様々な大きさのウエル58を有する(図13A)ことが容易に明らかとなろう。
代替的な実施例では、予め開けたウエル58がないブロック34をキット20に設けてもよい。このような形態では、トランスファーチューブ26は、好適には、金属で作製され又はそうでなければウエル58の数及び配置を使用者が決定するようにブロック34を通して穴を開けて1つのウエル58又は一連のウエル58を形成するよう構成されている。
埋め込みトレイ32は、好適には、大きさ及び形状がブロック34に対して補完的であり、ブロックを覆って配置されている(図14)。図示する実施例では、トレイ32は、従来の埋め込みトレイであり、金属、プラスチック又は他の適切な材料でできており、使い捨て又は複数回の使用に適している。
検体Gとともにブロック34を収容するトレイ32は、その後逆さにして加熱プレート60(図15)の上に配置され、又はそうでなければ十分に液化するよう加熱して、ウエル58に充填及びウエル58を基本的に無くすことで、検体Gを埋め込む。加熱プレート60の温度は、好適には、十分な液化が可能な範囲内、例えば、55℃から65℃で選択的に調整可能である。
代替的な実施例では、トレイ32を使用せずに加熱した液化パラフィンをピペット操作又はそうでなければ流し込むことによって(図示せず)、ウエル58を塞ぐよう検体Gをしっかりと埋め込む。加熱プレート60、電子レンジ、又は他の適切な手段に配置することによってパラフィンを予熱して液化してもよい。
さらなる代替的な実施例では、図18に示すように、トレイ32に複数の区画64を有する区切った挿入物62を設けてもよい。使用の際に、挿入物62をまず埋め込みトレイ32の中に配置する。そして、少なくとも1の検体Gを挿入物62の各区画64の中に置く。トレイ32に加熱した液化パラフィンをピペット操作又はそうでなければ流し込むことによって検体Gを埋め込む。そして、トレイ32を冷却して固化したブロック34を形成する。代替的に、挿入物62をトレイ32に置く前にトレイ32にパラフィンを充填することができる。トレイ32のパラフィンに挿入物62を置いた後に、少なくとも1の検体Gを挿入物の各区画64に置くことができる。そして、トレイ32を冷却して固形ブロック34を形成する。
トレイの挿入物62は、適切な数及び形態の仕切り64を有している。トレイの挿入物62は、プラスチック又は金属を含む適切な材料でできているがこれらに限定されない。このような形態は、以下に説明するように、複数起源の細胞検体を含む細胞配列を形成するのに特に有用である。
そして、ブロック34を冷却プレート19の上に配置するか又はそうでなければ冷却してブロック34を固化させる(図16)。冷却プレート19の温度は、望ましくは、固化し得る範囲内、例えば、−50℃から+4℃で選択的に調整可能である。そして、さらなる細胞学的又は組織学的処理、例えば、作製したブロック34の切断及び染色又は他の診断方法用のスライドの作製のためにブロック34をトレイ32から取り出す。上記のシステムの共働及び補完部品、特にチャンバ38及び52、トランスファーチューブ26及び充填器具28、及びウエル58は、所望の形状、例えば、円筒形に埋め込んだ検体Gを保持するよう機能する。所望の形状を検体の処理全体にわたって維持するため、細胞又は検体の一貫した通し番号を各スライドの上に与える。この結果、1つのFNA又は他の検体からより診断的な方法を行ってもよく、追加の検体を得るための必要性を減らすことで、より多くの侵襲的処置の必要性をも減らす。しかしながら、円筒形の形状が好適であるが、チャンバ38及び52、トランスファーチューブ26及び充填器具28及びウエル58が全て同じような所望の形状で形成されている場合、適切な形状の形態も可能であることに留意されたい。
図17は、容器24Aが注射器の形態を取るマトリクス容器24Aの代替的な実施例を示す。マトリクス容器24Aを加熱装置16の中に置くか又はそうでなければ予熱してマトリクス検体Mを液化してもよい。そして、所望の量のマトリクス検体Mを、ペレットPを収容する遠心分離チューブ22(図5参照)の中に直接送出する。このような構成では、容器24Aが、2以上の検体を作製するのに及び再加熱及び再使用するのを意図する十分な検体Mを有している。ある実施例では、培養チャンバ16が、検体Mの加熱及び送出の間に容器24Aを保持するためのウエル(図示せず)又は他の手段を有している。そして、図8及び図9をそれぞれ参照して上述したように、ペレットPを遠心分離チューブ22の中で全体的に混合且つ冷却する。そして、図10を参照して上述したように、トランスファーチューブ26及び充填器具28を用いてゲル化検体Gをカセット30に移す。さらに、マトリクス検体が染料を有して得ることが考えられ、パラフィンが容易に細胞混合物と区別できる。
本発明の好適な実施例は、細針吸引によって得られる細胞を利用するものであるが、他の手段によって採取される細胞検体も利用して細胞ブロックを形成できることが当業者にとって明らかである。また、細胞検体を、関節鏡検査法、気管支鏡検査法、大腸内視鏡検査法、コルポスコピー、膀胱鏡検査法、ERCP(endoscopic retrograde cholangio−pancreatograthy),EGD(esophogealgastroduodensoscopy)、内視鏡バイオプシー、胃カメラ検査法、腹腔鏡検査法、喉頭鏡検査法、直腸鏡検査法及び胸腔鏡検査法を含む内視鏡によって採取可能であるがこれらに限定されない。また、気管支肺胞洗浄、乳管洗浄、鼻洗浄、胸膜洗浄、腹膜洗浄、胃腸洗浄、関節鏡視下洗浄、及び膀胱洗浄を含む洗浄処置によって細胞を取得できるがこれらに限定されない。また、点滴、心臓血管、レンタル(rental)、膀胱、尿道、血行動態モニタリング、神経系、及び当業者にとって明らかな他の処置で使用されるようなカテーテルから細胞を採取可能であることが考えられる。
特に新しく記述された様々な細胞株の遺伝子又は分子の表現レベルをスクリーンするのは困難である。このような目的のための現状の所定の方法は、ウエスタンブロット法、蛍光標識抗体を用いた免疫細胞化学的研究、リアルタイムRT−PCR、ノーザンブロット、インサイチュー・ハイブリダイゼーション等を含む。
現状の研究用細胞の細胞源(sources)は、商業的又は個人的に保持された培養下の生存細胞、特定の細胞株の凍結した生存細胞、及び有機体、植物、動物及び/又は人間の様々な臓器/組織に由来する初代培養細胞の細胞源を有する。科学者及び研究者がこれらの細胞を保持するのは非常に難しく高価である。「Fixed or Permanent Cell Bank」が、細胞の原料の現状のシステム及び様式を改善するよう提供される。このようなシステムでは、様々な可能性のある細胞源(営利企業、動物又は他のソース(sources)由来の初代培養細胞)からの全ての細胞が、培養され、採取され、定着剤(フォルマリン、アルコール等)で定着処理され、パラフィン又は他の材料に埋め込み処理されて、細胞源の長持ちする(不変の)様式を形成する。このような原理に基づいて、様々な細胞を個人口座のように個別に埋め込むことができ、様々な細胞培養を一緒にして「Cell Bank」を形成することができる。
パラフィンブロック34に様々な細胞株を採取及び埋め込むことができると考えられる。培養細胞は、まず、従来の又は上記の方法によってパラフィンに埋め込む。
そして、パラフィンに埋め込まれた細胞の一部を様々な方法によって取り出して、上記のようにパラフィンブロック34に再び埋め込み、パラフィンに埋め込まれた細胞ブロック34を組織マイクロアレイの方法で生成する。埋め込みトレイを有する埋め込み方法及び仕切られたトレイ挿入体を用いて細胞配列を形成するのが好適である。
上記のような方法によって様々なタイプの配列を形成できる。例として、これらの配列のタイプは胚細胞配列、成熟細胞配列、初代細胞配列、細胞株配列、組織配列、哺乳類の細胞配列、動物細胞配列、個人の細胞配列、遺伝子組み換えが行われている配列、化学処理した配列、異常細胞配列を有しているがこれらに限定されない。さらに、様々な細胞混合物が、遺伝子特性、種、由来、発生段階、発生学的起源、組織起源、薬剤処理、細胞周期ポイント及び病状から成る群から選択される1又はそれ以上の特性の点で異なる上記の方法によって、細胞配列を形成することが考えられる。
ブロック34は、様々な器官系及び臓器からの様々な細胞の様々な組み合わせを収容する。例として、様々な乳癌細胞株を1つのブロックに入れ、様々な上皮性悪性腫瘍細胞株を1つのブロックに入れ、様々な肉腫細胞株を1つのブロックに入れ、様々な良性腫瘍細胞株を1つのブロックに入れ、様々な上皮細胞株を1つのブロックに入れ、及び様々な間葉細胞株を1つのブロックに入れることができる。また、1つの細胞配列にいくつかの様々なタイプの体組織からの細胞集団を具えた細胞配列を形成することも考えられ、このような組織は血液、筋肉、神経、脳、心臓、肺、肝臓、膵臓、脾臓、胸腺、食道、胃、腸、腎臓、精巣、卵巣、毛髪、皮膚、骨、乳房、子宮、膀胱、脊髄、及び体液を含むがこれらに限定されない。
多くの細胞株からの細胞は、初代培養からの細胞、ヒト、ラット、マウス、及び他の動物からの細胞、様々な生物からの細胞、及び様々な発達段階の生物からの細胞を含んでいるため、これらの細胞を1つの細胞ブロックに入れてもよい。特定の要件に基づいて細胞は様々な状態(様々な化学物質、様々な温度、様々な培養状態等)で処置され、1つの細胞ブロック34に採取及び埋め込まれる。
様々な細胞株を「細胞バンク」として保存してもよく、特定の細胞株を収容するブロック34を予形成して研究者又は他の者に「使用可能な」ブロック34として提供してもよい。所望の埋め込み検体又は細胞株を含む予め作製したブロック34を、使用者の特定のニーズに従ってカスタマイズ(例えば、特定の細胞株及びウエル(well)の数)及び作製してもよい。
そして、様々なブロック34から小片が生成され、これらの小片からの細胞を含むスライドを、目的に応じて、例えば、タンパク質、DNA、RNA、又は他の研究用に入手して処理することができる。
図20から図27は、遠心分離チューブ22の他の実施例を示す。図20はチューブ422を示す。チューブ422は、チューブ422が開口端423を有している点を除いてチューブ22と同じである。このため、重力を利用して上澄み及び流体をチューブ422から取り出し易くなっている。
図21はろ過ユニット522を示す。ろ過ユニット522は、ろ過ユニット522がチューブ422の開口423の中に設けられたフィルタ523を付加的に有している点を除いてチューブ422と同じである。フィルタ523は、1枚のガラスウール、ガラス繊維、紙、膜、付加的な補助繊維を具えるか又は具えていないプラスチック又は金属の網でよい。このようなフィルタは、フィルタが細胞、細胞片、細胞小器官、細胞分泌物質を保持できるように特定の切り欠きスペースを有しているが、遠心力により所定の速さで水がこのフィルタを通ることができる。しかしながら、(遠心力が無い)通常の状態で、又は底部に真空系を設けることによって、又はフィルタを通過するよう流体を押す充填器具を用いて、細胞及びマトリクスの混合物を保持するよう構成できる。フィルタをチューブの底部に取り付けることができ、又は開口端を有するチューブから取り外すことが可能である。
他の実施例では、フィルタ523に、遠心力が無い場合であっても流体が通過できるような大きさ及び密度を有する切り欠きスペース又はフィルタ開口部を設けてもよい。流体がフィルタを通過した後、材料層(ゲル、ワセリン、プラスチックテープ、紙テープ、等)によってフィルタ523にカバー又はシールをするか、又はフィルタの下面からフィルタのスペースに特定の材料(ゲル、ワセリン、ペトロラタム、等)を充填するが、このような方法ではマトリクス及び細胞とマトリクスとの混合物を漏らすこと無しにチューブの中に保持する。
図22は、ろ過ユニット622を示す。ろ過ユニット622は、ろ過ユニット622が栓A629を付加的に有する点を除いてろ過ユニット522と同じであり、栓Aは下部がフィルタ523に結合されチューブ422の開口端の下部にフィルタ523を固定する。栓Aはチューブ422に結合されている。特定の実施例では、摩擦嵌合、スナップ、フック、ネジ山等といった様々な方法で栓Aがチューブ422に結合されている。例えば、図23は、摩擦嵌合(押し込み)によって栓Aがチューブ422に結合されたろ過ユニット722を示している。図24は、栓Aがネジ山を介してチューブ422に結合されたろ過ユニット822を示している。
動作の際に、図25及び図26で示すように、(図28に示すように)流体がフィルタ523を通過した後に、シール材625をフィルタ523の下に設ける。シール材625は、フィルタのオープンスペースを塞ぐことができて水漏れを防止できるテープ、ゲル材料又は他の材料を具えている。
代替的に、図27に示すように、ワセリン(Vaseline)又は粘着テープ又は他の物といった材料627を収容する第2の栓(栓B)を使用して、第1の栓の外側をカバーできる。そして、マトリクス検体をチューブに入れて細胞−マトリクスの混合物を作製できる。低い温度(40℃)に冷却した後に、打ち出し又は例えば、チューブから栓を外に取り出してチューブの端を再び開放しプランジャを用いてチューブ422の上部から下部に向かって混合物を開口端から押し出すといった様々な方法によって、混合物を外に出すことができる。特別に設計されたカセットの穴に混合物を直接置くことができる。
図28は、フィルタ523を通過した後の上澄み及び流体の採取を示す。特に、図28は、採取システム927に取り外し可能に結合されたチューブ422を示す。採取システム927は、フィルタの漏れ又は他の目的が有る場合に採取した流体を再使用するように、フィルタ523を通過した後に流体を採取するよう構成されている。図28に示す実施例では、採取システム927が容器929を有している。図28に示すように、容器929は、チューブ422の下端を受容するよう構成された口931を有している。図示する実施例では、ろ過の際に口931がチューブ422の肩部933を支持するよう構成されている。他の実施例では、容器929の大きさ及び形状が異なっていてもよい。容器929を様々な材料で作製することができる。
図29から図32は、採取システム927の他の実施例を示す。図29から図31は、採取システム1029を示す。図29及び図30に示すように、採取システム1029は、真空器具1031及び栓C1042を有している。真空器具1031は、狭い上部開口端を具えたビン状の器具を具えている。開口端の形状は、円形又は他の特定な形状とすることができる。器具の下部はより大きく、下端もまた開放されている。また、異なる形状及び大きさとすることもできる。しかしながら、開口部の端を滑らかにすべきである。この器具の一方の側に、真空器具1041に接続するのに使用可能な穴又は開口部が設けられている。
図30に示すように、栓Cはビン状の器具の上部開口を覆うよう構成されている。栓Cは2つの部分に分割される。下部は、接続部から空気漏れせずに器具1031の上部開口に嵌合する精密な大きさ及び形状を有している。栓Cの上部は、チューブ422に嵌合する特定の大きさ及び形状を具えて構成される。栓Cは中央開口1043を有しており、チューブの部分が嵌入できて真空下で流体が通過できる。栓の中央穴の下部の中にチューブ1044の一端を入れることが可能で、他端を器具の下部に向ける。チューブの長さは様々にすることができる。
図31は組み立てた採取システム129を示す。図31に示すように、採取システム1029は付加的に、支持部1033、採取チャンバ1030を有している。図示する実施例では、支持部1033が、平坦で軟らかい耐水クッション(又はマット又はパッド)を具えている。クッションの大きさは、ビン状の器具の下端よりも大きくなければならない。
採取容器1030は、器具1031の内部を真空にすることよって栓Cを通って引き込まれた流体を採取する。実際には、容器1030をクッションの中央に配置して、中央のチューブが容器に向かうよう器具の下端をクッションの上に設置する。ビン状の器具の下端がこのようなクッションに置かれると、器具の下部が自動的に密閉されて器具とクッションとの間の結合部から空気が漏れないようになる。このようなケースでは、側面の開口を通して真空に引く場合に器具の内部が真空になる。ビン状の器具1029、栓C及びクッション1033を様々な材料で作製可能である。それらをガラス、プラスチック、ゴム、繊維、及び他の材料で作製できる。
図32は、採取システム1029の別の実施例である採取システム1129を示す。採取システム1129は、採取システム1129が容器1031の代わりに容器1131を有している点を除いて、採取システム1029と同じである。容器1131は、容器1131が閉じた下部を有していることで、各検体からの流体を個別に再び採取できない点を除いて容器1031と同じである。代替的に、図32に示すように、器具の下部にポート又は開口部1133を作製でき、この開口部にチューブ1135を接続できて採取した流体が器具の外に流れ出す。
図33から図36は、ろ過ユニット1222及び採取システム1229を示す。ろ過ユニット1222及び採取システム29は、大容量の検体を処理するよう構成されている。ろ過ユニット1222は、ろ過ユニット522の別の実施例を具えている。図33から図35に示すように、ろ過ユニット1222は、一方のトレイで他方のトレイを塞ぐよう付けるように、同一又は類似する形状を具えた2つのトレイ1240,1242から成る二重トレイの器具を具えている。しかしながら、2つのトレイは互いに異なる大きさにすることが可能である。トレイの中央さらには下部領域は開放されている。2つのトレイの間に置かれてトレイの開放領域を覆うフィルタ1223(1枚の特別な紙、膜、プラスチック又は金属の網又は他の材料)が設けられている。このようなトレイ−フィルタ−トレイのサンドイッチ型器具を1つのユニットとして使用できる。真空系の栓の上部を外側トレイに嵌合するよう構成することで、二重トレイ器具が栓の上に置かれると空気漏れしないようにそれらが互いにしっかりと嵌合できる。
図36に示すように、採取システム1229は、採取システム1229が栓D1250を有している点を除いて採取システム1029と同様である。この栓は、栓が少なくとも部分的にユニット1222を受容して支持するよう特別に構成されている点を除いて栓Cと同様である。さらに図36で示すように、ろ過ユニット1222が栓Dに設置され、真空系が作動を開始し、検体がトレイに加えられて流体がフィルタを通過し、組織又は細胞検体がフィルタによって保持される。内側トレイが取り出され、フィルタの上に残っている検体が同じフィルタを用いて包まれ、次の処理のためにカセットの中に配置される。トレイは、様々な大きさ及び形状とする事が可能で、様々な材質(プラスチック、紙、ろ紙、繊維、及び他の材質)で作製し得る。
代替的に、フィルタで覆われているがフィルタを覆う別のトレイはない単一のトレイ器具を上記のトレイのうちの1つで作製できる。2つの器具において、フィルタはトレイから取り外し可能でありラッピングすることが可能である。
図37から図40はフィルタ1223の他の実施例を示す。特に、図37から図40はフィルタ1323を示す。フィルタ1323は開放位置と閉塞位置との間を回動且つ動作可能であり、これにより閉塞又は密閉容積を形成する。フィルタ材料(衣服、繊維、プラスチック、金属等)が一片の締結具で取り付けられている。締結具1251によってフィルタを折り畳んで密閉し、必要に応じて開いたり展開できる袋状構造を形成し得る。密閉した袋状のフィルタは、カセットの中に直接配置できる。代替的に、ミシンのような器具、ステープラー、加熱装置又は他の方法によってフィルタを折り畳んで密閉できる。図示する実施例では、フィルタ1323の周囲部が、マジックテープ(登録商標)システム(VELCRO)の対向部分を有している。他の実施例では、他の常設又は非常設の取り付け部又は締結具をVELCROの代わりに採用してもよい。
図41は、単一のトレイ器具1322を漏斗の方法で作製した実施例を示す:トレイの下部が、端部をフィルタ無しで組織カセット1351の中に直接配置できる特別の大きさ及び形状の突出端部1350を具えて開放されている。このようなケースでは、小さな組織小片を含む流体を漏斗状の単一のトレイの中に直接注ぐことができ、流体がカセットの下部を通過して組織小片をカセットの中で直接採取する。
これらの器具を細胞検体の処理に使用するだけではなく、子宮頸管内掻爬術及び他の外科的な掻爬検体といった外科病理学の検体の処置に使用できる。
代替的に、真空系を使用する代わりに、チューブ及びトレイを、紙、紙タオル、スポンジ又は他の液体吸収材料に直接設置して、流体がフィルタを通り抜け易くしてもよい。
図42は、改良型検体チューブA1422を示す。チューブ1422は、栓A1424が穴(又は複数の小孔)1425及びネジの一部及びホルダとして機能する突出領域1426を含んでいる点を除いてろ過ユニット622と同様であり、チューブの外に栓を引き出すことによって栓をチューブから分離させるよう使用可能である。チューブの管腔は、検体採取チャンバ1427と称される先細でない小径の下部領域又はチャンバを有している。
図43は、改良型検体チューブB1522を示す。チューブ1522は、1422が検体採取チャンバ1527と称される先細でない小径の円筒形管腔を具えた、先細でない小径の下部又はチャンバ1538を含んでいる点を除いて、検体チューブA1422、遠心分離チューブ22及びろ過ユニット622と同様である。このチャンバは、図3でチューブ22の符号38で説明及び符号付けしている。
図44は、バレル1642、内部針1643、穴1645を具えたバルブ1644、ネジ1647を具えた検体チューブホルダ1646、及び穴1649を具えた隔壁1648を含む器具1641のフレームを示す。
検体チューブA1422を、突出部1426及びフレームのネジ1647から成るネジシステムの方法で器具1641のフレームに直接接続できる。栓A1424の穴1425は、フレーム1641の隔壁1648の穴1649に接続される。そして、真空チューブ1650をフレームのバレル1642の中に設置する。内部の針1643は、真空チューブのカバー1651を貫通する。フレームのバルブ1644が「開放」位置に位置すると、穴1645が隔壁1648の穴1649と接続され、検体チューブAの管腔1427が真空に引かれる。この結果、流体がフィルタ(膜)を通り抜けて真空チューブに集められる。同時に、細胞、細胞切片、細胞小器官及び/又は組織小片がフィルタ(膜)によって保持される。このような方法では、細胞及び/又は組織検体が、使用できる状態にある真空系によって分離される。このような分離の後に、検体チューブAをフレームから分離して、シーリング材によって穴1425を閉塞する。シーリング材は、フィルタの隙間を塞ぐよう使用して水漏れを防止できるテープ、ゲル材料又は他の材料を具えている。代替的に、ワセリン(Vaseline)又は粘着テープといったシーリング材を含む別の栓又は他のものを使用して、第1の栓を外側から覆うことができる。そして、マトリクス検体をチューブに加えることができ、細胞−マトリクス混合物を作製する。低温(40℃)に冷却した後に、打ち抜くか又は異なる方法、例えば、栓をチューブの外に出してチューブの端部を開放し、チューブの上部から下部に向けてプランジャを使用して混合物を開放端の外に押し出すことによって、混合物を取り出すことができる。混合物は特別に構成されたカセットの穴に直接配置することができる。真空チューブに集められた流体を、pH、化学的、生化学的、免疫学的、分子的及び他の研究を含む様々な試験のために使用できる。このような器具では、真空に引いたり解放するよう制御するためにこのような真空制御バルブが好ましいが、製造コストを削減するために真空制御バルブ無しに器具を構成することが可能である。
異なる設置では、検体チューブB1522が、先細でない小径の円筒形の管腔検体採取チャンバ1527具えた、先細でない小径の下部又はチャンバ1538のみを具えている。検体チューブB1522を、チューブ1528の上部がチューブホルダ1660の下壁1661に対向する方法でチューブホルダ1660の中に設置できる。検体採取チャンバ1527がチューブホルダ1660のニップル1664の中央管腔1665に接続される。そして、器具1641のフレームをネジでチューブホルダ1660にきつく接続する。そして、真空チューブ1650を上記のようにフレームのバレルの中に配置する。真空制御バルブ1644を使用して真空を制御する。バルブが「開放」位置に位置すると、バルブの穴1645が隔壁1648の穴1649と接続され、検体採取チャンバ、ニップルの中央管腔及び注射針が真空に引かれる。真空バルブが「閉止」位置にある場合、穴1645が穴1649に対して遮断されて検体採取チャンバ及び注射針が真空に引かれない。吸引処置の際に注射針が標的組織の中にある場合、バルブを「開放」位置に設定することができ、真空チューブによって組織及び細胞が真空に引かれ、組織小片が注射針を通して検体チューブBの検体採取チャンバの中に吸い込まれる。検体チューブのフィルタ(膜)によって、細胞、細胞片、組織片を保持する。組織から吸引された流体は、フィルタを通り抜けて真空チューブに集められる。この結果、吸引処置の際に標的細胞及び組織片が流体から分離されて、細胞ブロックを作製する準備ができる。処置が完了すると、真空制御バルブが「閉止」位置に設定される。検体チューブ及び注射針の真空が解放される。そして、注射針を通して標的組織に細胞及び組織片を逆流させずに、注射針を組織の外に出す。注射針を上に向けて所定の位置に器具を置く。検体チューブホルダが器具のフレームから分離され、検体チューブBが器具のフレームから取り出される。穴1525をシールして、細胞−マトリクス混合物を上述のように作製する。
本発明の好適な実施例は微細針吸引によって採取した細胞を使用するが、他の手段によって得られた細胞検体を使用して流体から細胞及び組織片を分離して細胞ブロックを形成できることも、当業者によって明らかである。例えば、チューブホルダ1660のニップル1664を注射針の代わりにカテーテル又は他のチューブに接続できる。このような方法では、関節鏡検査法、気管支鏡検査法、大腸内視鏡検査法、コルポスコピー、膀胱鏡検査法、ERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影法),EGD(esophogealgastroduodensoscopy),内視鏡バイオプシー、胃カメラ検査法、腹腔鏡検査法、喉頭鏡検査法、直腸鏡検査法及び胸腔鏡検査法を含むがこれらに限定されない内視鏡といった他の処置によって、本器具を使用して細胞及び組織片を採取できる。また、気管支肺胞洗浄、乳管洗浄、鼻洗浄、胸膜洗浄、腹膜洗浄、胃腸洗浄、関節鏡視下洗浄及び膀胱洗浄を含むがこれらに限定されない洗浄処置によって細胞を採取することができる。また、点滴、心臓血管、rental、膀胱、尿管、血行動態モニタリング、神経系、及び当業者にとって明らかな他の処置で使用されるカテーテルで細胞を採取できることが考えられる。
真空制御バルブ1644を様々な様式で構成して器具の様々な場所に配置できる。図45(a)及び45(b)は、これらの異なるバルブの2つの例:すなわち、プッシュバルブ1744及び回転バルブ1844を示す。図54は、様々な部品を具える回転バルブを示す。真空状況表示窓1846が、様々な色を示すことによって真空系の「開放」及び「閉止」を示すよう構成されている。例えば、緑色は真空系の「開放」を示し、赤色は真空系の「閉止」を示す。本図面では、バルブ1644が隔壁1648に配置されており、検体チューブを接続する端部により近接している。代替的に、器具のフレームの異なる場所にバルブを配置できる。バルブ1844は、真空状況表示窓1846、穴1847、歯車1848、軟らかいプラスチックカバー1849、バネ1850、バネのレベル(levels)1851、バネ1852、内部の注射針への穴1853、バレル1854、段差(step)ストッパ1855、段差(step)1856、軸1856を含む様々なパーツから成る。
真空表示器は真空チューブ又は真空バルブに関連してシステムの中に設置される。真空表示器は、真空チューブ及び/又は検体採取チューブの実際の真空状態を反映する。この表示器を、色の変化、球状構造体の体積変化、電気信号又は/及び伝送されるデジタル信号及び可能性のある他の様式といった様々な機構に基づいて構成してもよい。真空表示器は本器具の重要な部分である。
図46は、フレーム1641への検体チューブAの接続を示す。ネジシステム1426及び1647によってチューブ1422を器具のフレーム1641にきつく接続することができる。栓A1424をフレーム1641の隔壁1648の一方の側にきつく取り付けることができる。栓Aの穴1425は、隔壁1648の穴1649に整合するよう接続して1つの通路を形成することができる。
図47は、ゴムのカバー1651及び真空にするチューブ1652を有する真空チューブ1650を示す。
図48は、真空チューブ1650とフレーム1641との間の接続を示す。真空チューブ1650をフレーム1641のバレル1642の中に配置できる。内部の注射針1643は、真空チューブのカバー1651を貫通する。バルブ1644が穴1645が隔壁の穴に連通できるような位置に移動すると、チューブ1650から内部の注射針1643、隔壁の穴1649、バルブの穴1645及び検体チューブA1424の穴1425又は検体チューブB1524の穴1525、膜1423そして最後に検体チューブの通路1427又は1527を通って真空に引かれる。
図49は、下壁1661、側壁1662、及び側壁の外面のネジ1663、ニップル1664を有するチューブホルダ1660を示す。下壁1661は円形であり、平らな面を有する。ニップル1664は下壁の中央に配置されており、中央通路1665を有している。ニップルを使用して注射針1666を使用できる。側壁1663は形状が円形であり、外側のネジを使用してフレーム1641を接続できる。側壁及び下壁は検体チューブB1522を保持するチャンバを共に形成する。
図55は、採取チューブ2122(2122A,B及びC)を示す。図55Aで、チューブ2122Aはチューブ22の変形例であり、先細領域2136、及び平らな底面2123を具える先細ではない小径の底部又はチャンバ2138を有している。図55Aは、平らな面2123を貫通してシャフトの上部2114がこの面よりも上方に位置するようチャンバ2138の内部空間の中に突出する針シャフト2104を取り付けたチューブ2122Aを示している。簡潔に言えば、シャフト2104のこの上部2114は2つの独特な機能を有する:すなわち、1)採取した検体がシャフトを逆流するのを防ぐ;2)細胞−マトリクス混合物ブロックの底面に、埋め込み処理の際の方向マーカーとして使用できるドットマーカーを付ける。基本的に、細胞マトリクス混合物は円筒状に作製及び保持されて細胞が下面の領域に配置され、この下面を最終的なパラフィンブロックの切断面に埋め込む必要がある。上面及び下面が互いに似ているため、処理の際に上面及び底面を混同し易い。上部2114の存在により、上部2114は混合物Gの下部に小さな空間を占め、混合物がチューブから出る際に小さな穴(ドットマーカー)ができ、この小さな穴が底面のマーカーとして機能する。この小さな穴自身は、方向マーカーとして使用できる。また、底面に特別なインクを軽く付けることができ、この穴にインクが付くことで底面を強調する。
図55Bでは、チューブ2122Bはチューブ2122Aの異なる実施例である。チューブ2122Bは、チューブ2103の上部の外面にネジ2102を有している。ネジ切り面は、ネジによってチューブを特別に構成された注射器又は他の真空系に接続し易くする。
図55Cでは、チューブ2122Cはチューブ2122Aの異なる実施例である。チューブ2122Cは、チューブの上部に「耳」又は「肩」状の突出部2118を有している。突出部2118は、ルアーロックの一部として機能して特別に構成された注射器に接続する。また、支持チューブ2119は、システムに付けることができる。このチューブは、2つの機能を有する:すなわち、1)チューブを遠心分離により上澄みと細胞とを分離する際にチューブ2122A,B,Cを支持する;2)針を保護してチューブから漏れそうな検体を採取する。
図56は、真空器具2141の特別に構成されたフレームを示す。フレーム2141は、バレル2142と、ピストン2143と、接続部2146と、接続部2146の内側の面のネジ2147とを有している。図56Aでは、バレルと接続部とを分ける隔壁2148が設けられており、隔壁2148の中央に開口部2130が設けられている。様々な実施例で、1片のクッション2130が隔壁の底面に設けられており、このクッションがチューブ2122(A,B,C)の上端と直接接触して隔壁とチューブの上端との間の接続ポイントを効果的に密閉する。図56Bは、真空器具の別の実施例を示す。隔壁が接続部2146及びネジ2147に取り付けられるニップル2131に置き換わっており、部分2118を通してチューブ2122に接続されるルアーロックを形成する。ニップルの直径は、チューブ2122Cの大きさに適合する。別の実施例では、フィルター膜2132をニップルの開口に設置して、採取した検体がニップルの開口2149Aを通って真空器具のバレルに漏れるのを防止できる。
図57は、チューブ22の異なる実施例を示す。図57は、フレーム2422及び開放された下部2423を具えるチューブ2222を示す。
図57Bは、平面2223を示す。フレーム2422及び平面2223を様々な方法によって一緒に取り付けて、図57Dに示すようにチューブ2222Aを形成することができる。
図57Cは、面2223の異なる実施例と考えられる栓2225を示す。栓2225をフレーム2422Bに取り付けて栓の中にチューブのフレームを押すことによって、平らな底面を具えたチューブ2222Bを形成することができる。クッション2230を栓の内側面に配置して、より効果的にフレームと栓との間の接続部を密閉することができる。
図57Fは、ネジ式の接続部によるフレーム2422Cと栓2226との間の接続部の異なる実施例を示す。
図57Gは、平面2223の異なる実施例を示す。この実施例では、針シャフト2104が上部2014が面の上方に位置する状態で平面2223を貫通する。
図57Hは、シャフト2104の上部2014の異なる実施例を示す。この実施例では、シャフトの上部が曲面2015を有している。シャフトの上部開口が面2223の上方に設けられており、このような配置により、採取した検体がシャフトを通って逆流するのを防止する。曲面2015はチューブの側壁に沿って溜まった採取した検体を案内し易くして、吸引の際に広がるのを防ぐ。針シャフトを、中央部又は偏心位置又は端部を含む平面の様々な部分に設けることができる。
図58は、チャンバ38及び栓2225間の接続部の異なる実施例を示す。図A,B,C及びDが、整合栓2225A,2225B,2225C,及び2225Dをそれぞれ具えたチャンバ壁2238A,2238B,2238C,及び2238Dの様々な実施例を示している。また、図57Aに示すように、チャンバ壁2238をチャンバ全体にわたって形成されたジョイントを具える2つの部分で形成できる。
図59は、チャンバが針を担持する栓に取り付けられるチューブ2222の異なる実施例を示す。
図60は、システムの異なる実施例を示す。この実施例では、チューブ22のチャンバ部38のみを採用する。
図60Aは、出願US60/846,036号の図42の写しである。そして、以下のように記載されている:
図60Aは、検体採取器2002を示す。採取器2002は、注射針において見られるように、中央管腔2006を具えた金属シャフト2004、鋭い傾斜部2008及びハブ2010を有する3つの部分を含むよう構成されている。このような新しい採取器と従来の注射針との間の最も重要な違いは、採取器のハブが特別な大きさ及び形状で構成されており、従来の注射針では注射器と注射器のシャフトとの間の接続部のみとして機能する代わりに、ハブ自身が検体の採取器として機能し得ることである。
ハブの実施例は円筒状であるが、他の形状も可能である。ハブの底部2016は平らである必要があり、円形又は他の形状である。ハブの内部空間2012は、直径が少なくとも4mm必要である(従来の注射針のハブは、最大4mmの直径の内部空間を有する)。ハブの長さは、様々な処置及び標的器官の特定の要求に応じて(2mmから25mmに)変えることができる。金属シャフトの上部2014を、それがハブ2016の底部を貫通して突出部の長さを(0mmから20mmに)変えられる状態でハブの内部空間2012の中に突出する方法で配置できる。シャフト2004及びその上部2014を、中央部又は端部、又は偏心位置を含むハブの底部2016の変更可能な位置に設けることができる。シャフトの上部2014は直線状に又は曲げて、ハブの側壁に採取した検体を導くことができる。ハブは、ルアーロックの一部として機能する「耳」又は「肩」2018を有しており、注射器といった真空系に採取器2002を接続させる。また、ゲル、接着剤又は他の化学物質によって採取器を真空系に接続できる。FNAの処置の後に、物理的な力又は他の方法を使用することによって、採取器を真空系から分離する。
図60Bは、針シャフトの曲がった上部2015を示す。針の上部を曲げて採取した細胞又は組織片をチューブのチャンバの側部に向けて案内してもよい。このような覆われた部分により、細胞が真空器具のバレルの中に入り込むのを防止する。曲げた部分2015を針シャフトの一部とすることができる。代替的に、曲げた部分が針の近位端の一部から「傘」又は「カバー」として外に延びていてもよい。また代替的に、「傘」又は「カバー」構造が針の近位開口の近くの床から上に延びていてもよい。
図60C及び60Dは、図57,58及び59で示すのと同じ原理を用いたチャンバの異なる実施例を示す。図60Dは、金属シャフト又は針2004が床又は底2016の近くの上端を有する一実施例を示しており、カバー2027が管腔2006の中心軸の上を覆って延びている。このため、管腔206に引き込まれる細胞及び/又は組織が横方向に導かれて、このような細胞又は組織が注射器のバレルの中にさらに引き上げられることにより組織が失われる可能性を減らす。ある実施例では、カバー2027が針2004の部分として形成される。別の実施例では、カバー2027を床又は底2016の部分として形成する(図60D参照)。
図61は、注射器型の真空器具2032を示す。真空系2032は、バレル2038、プランジャ2040及びルアーロック2036及びニップル2034を含んでいる。ニップル及びルアーロックの直径は、ハブ2002に嵌合するよう可変である必要がある。さらに、フィルタ膜2035をニップルの下部開口に配置してもよく、採取した検体がニップルの開口を通って真空器具のバレルに漏れるのを防ぐ。
図62は、図20から図32に示すような「真空にする方法のための改良したチューブ」の様々な実施例を示す。この実施例では、図62Bの栓2625が、中央の開口2649を具えた平らな底部2627を有している。フィルタ膜2630が底面の内側に配置されている。
図62Cは、チューブ2622に栓2625を取り付けることによって形成されたチューブ2622Aを示す。
図62Dは、図29及び図31に示すような真空器具1029の異なる実施例を示す。この実施例では、真空器具2629が、バレル2636、延長スタンド2632を具えた底部2631を有している。バレル上部の内面に、ネジ2633が設けられている。側壁には、ルアーロックによって注射器に接続可能な「耳」又は「型」2635を具えた開口栓2634が設けられている。
図62Eは、ネジ2636を形成する方法におけるチューブ2622Aと真空器具2629との間の接続を示す。
図62Fは、チューブ2622の異なる実施例を示す。この実施例では、チューブのフレームと栓との接続がネジ式である。
図63は、図45A及び図45Bに示す真空バルブの異なる実施例を示す。これらの実施例では、内部の注射針がない。
図64は、図43に示す検体チューブB1522及び図49及び50に示すチューブホルダ1660の異なる実施例を示す。この実施例では、検体チューブ1522Aが符号1522と同じである。チューブホルダ1660Aにはニップルが設けられていない。代わりに、針シャフト1604Aが、上部1614Aが検体チューブ1522Aの内部空間1527Aの中に突出した状態で、平らな底面1661を貫通する。
図65は、図8に示すような培養装置の携帯型の運搬器具又はチャンバ16の実施例を示す。この実施例では、内部の培養チャンバ2316がバッテリで電力が供給されて持ち運び可能である。それは、バッテリ2317、接続線2318を接続することによってバッテリに接続される電気抵抗2319、内部空間2324を具えた加熱チャンバ2320を含んでいる。マトリクス2328を収容するマトリクス容器2326を加熱チャンバ2320の内部空間2324の中に配置できる。またそれは、スイッチ(図示しない)を含んでおり、チャンバの温度を調整する。0℃から100℃に温度を調整可能である。
図66は、比較的固化した細胞−マトリクス混合物Gを、図8から図10に示すようにチューブから特別に構成されたカセットに移すのに使用する特別に構成された鉗子を示す。この実施例では、図66Aに示すように、鉗子80がジョイント84で互いに結合される2つのアーム85を有している。鉗子81の下部は半円形を有している。2つのアームの間には間隔がある。2つのアームを互いに向けて押すことによって、2つのアームの下部81は円筒形を形成し得る。2つのアームの間の円筒形の直径は、チャンバ38,1522,2138,2238,2012,1527,及び1527Aの直径と整合する必要がある。
図66Bは、鉗子80の下部の底面図を示す。底部82は平坦である必要がある。
図66Cは、アームの下部の内側面を示す。内側面には歯状構造83が設けられており、移す処理の際に混合物Gを保持し易くなっている。
図67は、特別に構成された図11A及び図11Bに示すカセット30の様々な実施例を示す。本実施例では、カセット30Aはその床部を通るスリット又は開口部を有しており、流体がそこを通過することができ、さらにオープンスペースのチャンバ54Aを具えたスポンジ板31Aを含んでいる。このチャンバ54Aは、混合物Gに適合する形状及び大きさを有しなければならず、混合物Gの形状及び方向を維持する。別の実施例では、スポンジ板の下方及び/又は上方に設置されてスポンジチャンバを覆う繊維又はろ紙を有してもよく、処理の間に混合物G中の細胞が喪失する可能性を防止する。他の実施例では、板31を一つの本体としてカセット30の残りの部分と一体形成してもよい。
図67Cは、複数のチャンバ54B及び方向の目印32を含むスポンジ板31Bの異なる実施例を示す。この目印は、スポンジ板の欠陥部(例えば、一つの隅における欠陥部)、インク付けした領域、又は特定のラベル付けとすることが可能である。
図68は、図10,11A,19A,19B及び19Cにそれぞれ示すようなトランスファーチューブ26,126,226,及び326の異なる実施例を示す。本実施例では、トランスファーチューブ126Aは、充填器具の下部の構造体129Aの有無に拘わらず中央の開放管腔130Aを具えた充填器具128Aを含んでいる。充填器具の下部及び混合物Gの上面に中央管腔を通して真空器具を採用することが可能であり、移し換え処理の間に混合物Gを保持するのを助ける。
図69は、トランスファーチューブ126の別の実施例を示す。本実施例では、薄膜、柔軟性のある薄い板状の構造体132を、チューブに沿って移動可能な操作部131を具えたチューブ126Bの壁面に沿って配置する。混合物Gをチューブの128B中に押し込んだ後に、操作部131を壁に沿って下動させる。構造体132の下端部は、チャンバ38の下面と接近し、チャンバ38の下面に沿ってチャンバの中央に向かって曲がっている。構造体のこのような曲がった部分133は、混合物Gがチャンバからカセットに移るよう移動するのを補助する。構造体132を図69に示すように一つの板として構成できる。また、構造体132は複数とすることが可能であり、様々な方向に向けて設置することが可能である。構造体132をトランスファーチューブの内側又は外側又はチューブの壁の内側に設置してもよい。
図70は、チューブ22の様々な実施例を示す。図70Aは、バレル2701、先細領域2736、及び先細でない小径の下部又はチャンバ2738、平らな床部2725を含む改良型チューブ2722を示す。さらに、針シャフト2704が、チャンバ2738の内部空間2711の中に突出する上部2714を具え又は具えない状態で、平らな床部2725を貫通する。シャフトの上部開口と床部2725の内面との間の距離は、様々な状況に応じて可変(0から1.5mm)である。上部2714は、上記のように直線状又は曲げることができる。またさらに、ピストン2705は、実施例の一部である。このピストンは、柱の下部に先細領域2707を具えた中心柱2706及び平らな下部2708を有している。このピストンは、実施例2705が好適であるが、様々な形状とすることができ、様々な材料で作製することができる。このピストンは、バレル2730の内部空間2710に嵌る大きさ及び形状である。FNAの実施では、針シャフトを標的組織の中に置き、バレルの内部空間からピストンを外に引き出し、バレルの内部空間を真空にして針シャフトの管腔を通して標的組織を真空にする。真空器具は、チャンバ2738の内部空間2711の中に標的細胞及び組織を吸い込む。
図70Bは、チューブ2722の別の実施例を示す。本実施例では、バレル2730が、上部2701及び下部2702から成る。2つの部分が接合部2703によって一体に取り付けられている。バレルに沿った様々な場所に接合部2703を設けることができる;すなわち、先細の領域2736の下方及び/又は先細でないチャンバ2738でさえも可能である。接合領域を有するバレルの内面は、滑らかである必要がある。接合部を形成するのに使用する方法は、1)ゲル、接着剤、超音波、UV光及び他の方法によって2つの部分を直接結合する;検体の採取を終えた後に、接合領域をに対する押す力又は他の方法によって、2つの部分を分離する;2)図57,58,59及び60に示す原理に基づいて接合部を形成するための異なる方法、を有している。
図70Cは、改良したチューブ2722の実施例を示す。また、支持チューブ2719を器具に加えてもよい。
図70Dは、チューブ2722の異なる実施例を示す。本実施例では、平らな床部2725の代わりに栓2725Aが採用されている。図57,58,59及び60に示す原理に基づいて、栓2725Aをチャンバ2738に接続するための様々な方法を採用してもよい。
チューブ2722は3つの特別な機能を有している。第1に、チューブ2722は細針吸引器具として機能する。FNAの実施では、針シャフト2704を標的組織の中に置き、ピストン2705をバレルの内部空間2710から外に引き出し、バレルの内部空間を真空にして針シャフトの管腔を通して標的組織を真空にする。真空によってチャンバ2738の内部空間2711の中に標的細胞及び組織を吸引する。
第2に、チューブ2722が検体採取器として機能して、採取した検体を収容する。採取した検体はシャフト2704を通り抜けて、チューブの内部空間2710に直接入る。このような処理により、シャフトから従来の注射針のハブ及びハブと採取器及び採取器のニップルとの間の接続ジョイントに移動する間に採取した検体が失われる可能性を無くし、注射器のバレルといった採取器の採取スペースに最終的に達する。
第3に、チューブ2722が、採取した検体を直接使用して細胞ブロックを作製する場合の器具として機能する。本器具を用いたFNA処理で採取した検体は、内部空間2710そして理想的にはチャンバ2738の内部空間2711に直接保存される。FNA処理の後で、針シャフトをバイス、ペンチ又はプライヤと同じような特別な器具で切断する。このような切断プロセスにおいて、シャフトの遠位端を丸くして、互いに近接するシャフトの壁を押して最終的に管腔を密閉する直接的な力、又はろう、ゲル、テープ、又はゴム又は他のものといった特定の材質で管腔を充填することによって、シャフトの管腔を密閉する。支持チューブ2719を使用して、チューブ2722の下部を覆う。採取した検体が300マイクロリットル(μl)よりも少ない場合、十分な量のマトリクスを内部空間2711に加えて細胞−マトリクス混合物Gを作製し、チューブ2722を冷凍庫又はクーラーの中で低温にして混合物Gを相対的に固くさせる。この時点で、混合物Gをチャンバの内部空間2711から外に取り出して、図10,11,19(A,B,C)及び図68に示すような特別なトランスファーチューブ又は図66に示すような鉗子80によって、図10,11及び67に示すような特別なカセットに移す。採取した検体が大容量(>400μl)の場合、チューブを特別な遠心分離器の中に設置してチャンバ2738の床部に細胞を沈降させ、ピペット又は図4及び5に示すような携帯型の真空器具14を含む様々な方法によって上澄みを外に取り出す。残りの細胞ペレットを使用して、上記のような方法を用いて細胞マトリクス混合物Gを作製する。
図70Bに示すような別の実施例では、検体の採取後に、バレル2730の下部2702を接合部2703で上部2701から分離させ、上記のような細胞ブロックの作製用として下部を使用する。
図70Dに示すような別の実施例では、混合物Gを作製した後、トランスファーチューブ又は鉗子によってチャンバから混合物Gを移す代わりに、栓2725Aをチャンバ2738から分離させることができ、充填器具を使用してチャンバの下部開口を通して混合物Gを押し下げることによって、混合物Gを図67に示すような特別に設計されたカセット30Aのチャンバ54Aの中に直接的に設置する。
また、本器具は骨髄穿刺で使用できる。現状の骨髄穿刺処理では、長くて太い注射針(11口径及び51/2インチ)を具えた(LEE Medical,LTD.で製造されるLEE−LOKといった)特定の骨髄生検器具を使用して皮膚、皮下の軟らかい組織及び骨に突き刺す。このような穿通処理の際に、充填器具を注射針の管腔の中に配置して、軟らかい皮膚組織又は骨の断片による管腔の閉塞を防止する。骨を通して突き刺し骨髄の中に達した後に、充填器具を外に取り出して注射針の管腔を開放し、その後で注射器を使用して管腔から骨髄を吸引する。そして、採取した骨髄を使用してガラススメア及び細胞ブロックを作製する。現状の方法では骨髄の細胞ブロックを作製するための2つのステップがある:すなわち、注射器による吸引及び採取した骨髄を器具へ移すことによって細胞ブロックを作製することである。チューブ2722のある実施例では、チューブの針シャフトが、骨髄生検針の管腔の中に嵌って整合するのに十分な大きさ及び長さに構成されている。そして、チューブ2722のチャンバの内部空間2711の中に骨髄を直接吸引可能であり、上記のように細胞ブロックを直接作製できる。
上記のようなシステム及び方法により、まず始めに、医師はFNAを行って非常に短時間に同じ場所で同じ器具を用いて細胞ブロックを作製できる。このようなシステムは、従来のFNA及び細胞ブロック化処理に対して数少ない注目すべき利点を有している:すなわち、1)FNA処理で採取した検体を診断のために最大限使用する、2)細胞ブロックを作製するのにあまり時間がかからず且つ工程が非常に少なく、実施の際の入れ替え時間を短くする、3)従来の方法を用いて細胞ブロックを作製する際の時間及び技術者の労力を節約する、4)細胞ブロックの大きさ、形状及び厚さを制御して、利用可能な限られた検体を効果的に使用してIHC又は必要に応じて他の特別な研究のための十分な切片を作製できる、といったことである。
図71は、チューブ2722の別の実施例を示す。本実施例では、チューブ2722Aのバレル2701Aが先細領域、及び先細でない小径チャンバを有していない。床部2725Aは、平らであるか又はわずかに湾曲している。針シャフト2704Aの上部2714Aは、床部2725Aと同じ高さであり、バレルの内部空間の中に突出しない。ピストン2705の下面2708Aは、床部2725Aの内面と完全に整合する形状である。このようなケースでは、ピストンがバレルの中に置かれると、ピストンの下面が床部2725Aの内面に完全に接触し、2つの面の間に隙間が存在しない。
上記のチューブの実施例2722Aは、注射針を付けた従来の注射器に対していくつかの注目すべき重要性を有している。
第1に、金属の針シャフトがバレルの床部の下部に直接延びており、バレルの内部空間に直接延びる内部管腔を具え、注射針及びバレルの内部空間がある。このような設定は、液体の漏れの可能性を最大限減らし、これらの付加的な接続部及びジョイントに検体を保持する。このような器具を使用して液体の薬剤又は化学物質を送出する場合、従来の注射器よりも適切な投与がより的確となる。このような的確な送出は、臨床シナリオでは、例えば、送出した薬剤が強い効果及び副作用を有する場合、又は送出した薬剤が毒性を有する場合、又は送出した薬剤が非常に希少で非常の高価である場合に重要である。
第2に、このような器具の製造が非常に簡単且つ安価になる。第3に、注射器及び注射針を別々に開けて使用するためにそれらを組み立てる代わりに、使用の準備ができているため、器具はより使用が簡単でより扱い易い。
第4に、使い捨て可能な器具として、それが2つの機能を有するよう構成可能である:すなわち、1)それを特定量の特定の液体薬剤又は化学物質で満たし、特別な方法を使用して、シャフトの遠位開口を覆い、このような方法で使用する準備ができており、このような方法では器具が特定の薬剤又は化学物質の特別な容器として機能する;2)器具が注射器として機能し、針を具えた注射器を組み立ててターゲットの中に薬剤を送出する前にまず注射器の中に薬剤を吸引する代わりに、ターゲットに予め充填した薬剤又は化学物質を直接送出する。
実施例を参照して本開示を説明したが、開示した特許請求の範囲の精神及び範囲から逸脱せずに様式及び詳細の変更を行ってもよいことを、当業者は認識するであろう。例えば、1又はそれ以上の利点を提供する1又はそれ以上の態様を有するものとして様々な実施例を説明したが、説明した実施例又は他の代替的な実施例の中で、説明した態様を相互に変更し、又は代替的に互いに組み合わせてもよいことが考えられる。本開示の方法は比較的複雑であるため、全ての変更は予測できない。本開示は、実施例を参照して説明されている。
図1は、細胞ブロックを作製するための器具の概略的なブロック図である。 図2は、図1に示す器具とともに使用するための部品のキットの概略図である。 図3は、細胞検体が加えられる固定剤溶液を含む遠心分離チューブの概略図である。 図4は、図3に示す遠心分離チューブの遠心分離を示す概略的なブロック図である。 図5は、水分除去装置を使用することによって、遠心分離した検体から上澄みを除去することを示す概略的なブロック図である。 図6は、上澄みを除去した後の遠心分離チューブから移しチューブへの細胞ペレットの移し替えを示す概略図である。 図7は、充填器具を用いて移しチューブから予熱したマトリクス検体を含むマトリクス容器の中への細胞ペレットの移し替えを示す概略的なブロック図である。 図8は、混合プローブを用いたマトリクス検体と細胞ペレットとの混合を示す概略的なブロック図である。 図9は、ゲル化検体を形成するためのマトリクス検体/細胞ペレット混合物の冷却培養を示す概略的なブロック図である。 図10は、マトリクス容器から移しチューブへのゲル化した検体の移し替えを示す概略図である。 図11Aは、充填器具を用いて移しチューブから組織カセットの中のチャンバにゲル化した検体を移し替えるのを示す概略図である。図11Bは、チャンバを中で取り出し可能な組織カセットの代替的な実施例を示す概略図である。 図12は、埋め込みブロックの中のウエルの中へのゲル化した検体の配置を示す概略図である。 図13A−Cは、埋め込みブロック及びウエルの様々な態様を示す斜視図である。 図14は、ゲル化した検体を収容する埋め込みブロックの上に埋め込みトレイを配置することを示す概略図である。 図15は、加熱プレートの上に埋め込みトレイを配置することを示す概略図である。 図16は、冷却プレートの上に埋め込みトレイを配置することを示す概略図である。 図17は、マトリクス容器が注射器の形態を取るマトリクス容器の代替的な実施例の概略図である。 図18は、入れ込み仕切りを有する埋め込みトレイの概略図である。 図19A−Cは、本発明に係る移しチューブの追加的な実施例の概略図である。 図20は、具体的な実施例に係る図2のキットの他の実施例を概略的に示す。 図21は、具体的な実施例に係る図2のキットの他の実施例を概略的に示す。 図22は、具体的な実施例に係る図2のキットの他の実施例を概略的に示す。 図23は、具体的な実施例に係る図2のキットの他の実施例を概略的に示す。 図24は、具体的な実施例に係る図2のキットの他の実施例を概略的に示す。 図25は、具体的な実施例に係る図2のキットの他の実施例を概略的に示す。 図26は、具体的な実施例に係る図2のキットの他の実施例を概略的に示す。 図27は、具体的な実施例に係る図2のキットの他の実施例を概略的に示す。 図28は、具体的な実施例に係る採取システムを概略的に示す。 図29は、具体的な実施例に係る図28の採取システムの他の実施例を概略的に示す。 図30は、具体的な実施例に係る図28の採取システムの他の実施例を概略的に示す。 図31は、具体的な実施例に係る図28の採取システムの他の実施例を概略的に示す。 図32は、具体的な実施例に係る図28の採取システムの他の実施例を概略的に示す。 図33は、具体的な実施例に係る図28の採取システムの別の実施例を概略的に示す。 図34は、具体的な実施例に係る図28の採取システムの別の実施例を概略的に示す。 図35は、具体的な実施例に係る図28の採取システムの別の実施例を概略的に示す。 図36は、具体的な実施例に係る図28の採取システムの別の実施例を概略的に示す。 図37は、具体的な実施例に係る図33から図36の採取システムのフィルタの実施例を示す。 図38は、具体的な実施例に係る図33から図36の採取システムのフィルタの実施例を示す。 図39は、具体的な実施例に係る図33から図36の採取システムのフィルタの実施例を示す。 図40は、具体的な実施例に係る図33から図36の採取システムのフィルタの実施例を示す。 図41は、具体的な実施例に係るトレイ器具を概略的に示す。 図42は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図43は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図44は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図45は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図46は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図47は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図48は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図49は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図50は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図51は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図52は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図53は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図54は、具体的な実施例に係る図2のキットのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図55は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図56は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図57は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図58は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図59は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図60は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図61は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図62は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図63は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図64は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図65は、具体的な実施例に係る関連部品を具えたチューブの追加的な実施例を概略的に示す。 図66は、具体的な実施例に係る移し鉗子を示す。 図67は、具体的な実施例に係るスポンジ板の異なる実施例を概略的に示す。 図68は、具体的な実施例に係る図19Aのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図69は、具体的な実施例に係る図19Aのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図70Aは、具体的な実施例に係る図19Aのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図70Bは、具体的な実施例に係る図19Aのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図70Cは、具体的な実施例に係る図19Aのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図70Dは、具体的な実施例に係る図19Aのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図71Aは、具体的な実施例に係る図19Aのチューブの他の実施例を概略的に示す。 図71Bは、具体的な実施例に係る図19Aのチューブの他の実施例を概略的に示す。

Claims (27)

  1. 面内を延びる平らな床部(2123,2223,2016,2725)と、
    前記床部(2123,2223,2016)に対して略垂直に延びる側壁を有してチャンバ(2012,2138)を形成するチューブ(2122A,2222,2722)と、
    前記チャンバ(2012,2138,2738)と連通する注射針(2004,2104,2704)と、
    前記チャンバ(2012,2138,2738)と連通する真空源(2032,2038,2040,2142,2143,2701,2705)と、を具えることを特徴とする器具。
  2. 前記真空源が、前記チューブ(2122A,2122,2738,2722)に隣接するバレル(2038,2701,2722,2142)と、
    前記バレル(2038,2701,2142)の中を移動可能なプランジャ(2040,2705,2143,2705)と、を具えることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  3. 前記チューブ(2002,2123,2016,2422)が前記バレルに(2142,2038)に取り外し可能に結合されていることを特徴とする請求項2に記載の器具。
  4. 前記バレル(2038,2142)が前記チューブ(2123,2016,2422)にねじ込まれることを特徴とする請求項3に記載の器具。
  5. 前記チューブ(2122A,2122,2123)が前記バレル(2038,2701,2722,2142)に隣接して直接接続されることを特徴とする請求項2に記載の器具。
  6. 前記バレル(2038,2701,2722,2142)が、手で接合部(2703)に力を加えると前記チューブ(2738)から前記バレル(2038,2701,2722,2142)を分離し易くするよう構成された接合部(2703)によって前記チューブ(2738)に接続されることを特徴とする請求項2に記載の器具。
  7. 前記バレル(2722,2701)が、1つの本体として前記チューブ(2738)に一体形成されていることを特徴とする請求項2に記載の器具。
  8. さらに、前記注射針の軸上を延びて前記チューブ(2010)の中で横開口を形成するカバー(2027)を具えていることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  9. 前記注射針(2004)が、前記床部(2123,2223,2016)から距離を空けて設けられた開口を有していることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  10. 前記開口が前記チューブ(2122A,2122)の中央線に対して非平行な方向に向いていることを特徴とする請求項9に記載の器具。
  11. さらに、第1のチューブ(2122A,2122)及び前記注射針を取り外し可能に受容する閉鎖端を有する第2のチューブ(2119)を具えることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  12. 前記床部(2123,2223,2016)及び前記注射針が、前記チューブ(2122A,2122)に接続且つ取り外し可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  13. 前記床部(2123,2223,2016)及び前記チューブ(2122A,2122)が1つの本体として一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  14. さらに、カセット(30)を具えており、
    前記カセットが少なくとも1の空洞(54A)を有する容器(30A)を具えており、
    前記空洞が、細胞ブロックの形状及び向きを実質的に維持しながら、前記チャンバ(2012,2138)の中に形成されて前記チャンバ(2012,2138)から取り出される細胞ブロックを受容するように、それぞれの空洞が前記チャンバ(2012,2138)の形状及び大きさに対応する形状及び大きさを有していることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  15. さらに、携帯型の培養運搬器具(2316)を具えており、
    前記携帯型の培養運搬器具(2316)が、前記チャンバ(2012,2138)に加えられるマトリクスを収容するマトリクス容器(2326)を受容するよう構成された内部空間(2324)と、
    前記マトリクス容器の内容物を加熱するよう構成された前記内部空間の近くのヒータ(2319)と、を具えていることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  16. さらに、外側に弾性的に付勢された複数のアーム(85)を有する鉗子(80)を具えており、
    前記アームが、前記チューブ(2122A,2122)の内面にほぼ一致するような形状の下部(81,82)を有することを特徴とする請求項1に記載の器具。
  17. 前記注射針(2104)が前記床部(2123)の近くで前記チューブ(2138)に直接接続された端部を有していることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  18. 前記真空源が、前記チャンバ(2012,2138)を真空に引くよう構成された真空チューブを具えることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  19. チャンバ(2012,2138)の中に注射針を通して標的細胞又は組織を引き込むステップと、
    前記標的細胞又は組織を用いて前記チャンバ(2012,2138)の中で細胞ブロックを作製するステップと、
    を具えることを特徴とする方法。
  20. 前記細胞ブロックを作製するステップが、前記チャンバ(2012,2138)の中でマトリクスと前記標的細胞とを混合するステップを有することを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記細胞ブロックを作製するステップが、前記チャンバ(2012,2138)の中で前記標的細胞又は組織を遠心分離させるステップと、
    前記チャンバ(2012,2138)から上澄みを除去するステップと、
    前記上澄みを除去した後で前記チャンバ(2012,2138)の中で前記細胞にマトリクスを加えるステップと、
    を具えることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  22. さらに、カセットに前記細胞ブロックを移すステップを具えることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  23. さらに、前記チャンバ(2012,2138)の中で前記標的細胞又は組織を採取した後に前記注射針を実質的に密閉するステップを具えることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  24. さらに、前記チャンバ(2012,2138)の中で前記標的細胞又は組織を採取した後に前記注射針を切断するステップを具えることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  25. 前記標的細胞又は組織を引き込むステップが、前記チャンバ(2012,2138)に接続されたバレルの中でプランジャを移動させるステップを有しており、
    前記方法が、さらに、前記標的細胞又は組織を採取した後に前記チャンバ(2012,2138)から前記バレルを分離するステップを具えることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  26. 前記チャンバ(2012,2138)が、床部(2123,2223,2016)及び前記床部に対して略垂直に延びる側壁を具えることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  27. 床部(2725A)を有するチューブ(2701A)と、
    鋭い遠位端及び近位端を有する注射針(2704A)と、を具えており、
    前記近位端が前記床部(2725A)の近くで前記チューブに直接接続されていることを特徴とする器具。
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