JP2009528952A - ドアに取り付けられるビークルセンサ - Google Patents
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Abstract
ビークルドア(16)の一部の中に一体化されたビークルセンサ構成部品を含むビークル安全システム。検出部(30)をドアモジュールの中に一体化することができる。コントローラ(40)が、センサ(31)に結合されており、必要とされるときに保護装置(14)を作動させるように構成されている。
Description
本発明は、ビークル安全システムのためのセンサをビークル構造物の中へ実装するためのシステムおよび方法を対象とする。詳細には、例えばビークルのドアなど、ビークルの側面の位置にセンサを配置するためのシステムおよび方法を対象とする。
本出願は、2006年3月7日に出願された米国特許出願第11/276609号、および2007年2月12日に出願された米国特許出願第11/705148号の優先権および利益を主張するものであり、これらは双方とも、参照によってその全体が本明細書に組み込まれている。
従来のビークル安全システム(vehicle safety system)は、ビークル(vehicle)の特定の構造構成部品(外側壁や窓ガラスなど)との衝突に対してビークルの乗員を保護するように構成されたビークル安全システムを備える。典型的には、安全システムは、特定のビークル特性を検出するように構成されたセンサを備える。センサ出力は、例えばエアバッグなどの特定の安全装置の作動を制御するように構成されたコントローラ、プロセッサ、または回路に与えることができる。ビークルセンサは、磁気回路などに結合される電位計、加速度計、歪みゲージ、ホール効果センサを含むことができる。
ビークルセンサは、ビークルのドア(vehicle door)の中に取り付けることができる。ほとんどのビークルドアは、内側部と、外側部とを有する。外側部は、ビークルの外殻の一部であり、通常、薄板(または他の鉄材料)から構成される。内側部は、様々な利用者制御部および他のビークル用装備を含むように構成されている。ドアの中に配置される様々な構成部品を保持するためにドアモジュールを備えることもできる。本出願は、ビークルドアの中にセンサを取り付けるためのシステムおよび構成を開示する。
センサは、のこ歯型ファスナ(例えば、「ツリーファスナ(tree fastener)」)、ねじ付きファスナおよびリベットなどを含むことができる様々なタイプのファスナを介してドアモジュールに取り付けることができる。センサは、ビークル安全装置の作動を制御するために用いることができる信頼性の高い測定値を得るためにビークルの中の様々な場所に配置することができる。従来は、手作業の組立てが、ビークルドアに対してこれらのセンサを取り付けるために必要とされていた。さらに、センサのビークルドアのドアモジュールへの取付けの構造的剛性は、利用されるファスナの堅牢性によって制限される。したがって、ファスナの品質(および関連コスト)は、センサの取付けの信頼性および乗員安全装置の全体の製造コストに著しく影響を及ぼす場合がある。
ビークルドアの中にセンサを取り付けるための改良された構造および構成が一般に必要とされている。
本ビークル安全システムの一実施形態は、ドアモジュールを含むドアと、所定の条件を検出するように構成された検出部を有するセンサとを備える。検出部は、ドアモジュールの中に一体化され、ビークルドアに対して電気的に絶縁されている。コントローラが、センサから信号を受信するために接続されており、センサから受信した信号の測定値が所定の条件の発生を示すときに保護装置を作動させるように構成されている。
本ビークル安全システムの別の実施形態は、ドアモジュールを含むドアと、所定の条件を検出するように構成された検出部を有するセンサとを備える。ファスナが、ドアモジュールの中に一体化され、ビークルドア構造物に検出部を連結するように構成されている。コントローラが、センサから信号を受信するために接続されており、センサから受信した信号の測定値が所定の条件の発生を示すときに保護装置を作動させるように構成されている。
別の実施形態では、ドアモジュールが、所定の条件を検出するように構成された検出部を有するセンサを備える。検出部は、ドアモジュールの中に一体化され、ビークルドアに対して電気的に絶縁されている。コントローラが、センサから信号を受信して、センサから受信した信号の測定値が所定の条件の発生を示すときに保護装置を作動させるために接続されている。
別の実施形態では、ドアモジュールが、所定の条件を検出するように構成された検出部を有するセンサを備える。ファスナが、ドアモジュールの中に一体化され、ドアモジュールに検出部を連結するように構成されている。コントローラが、センサから信号を受信するために接続されており、センサから受信した信号の測定値が所定の条件の発生を示すときに保護装置を作動させるように構成されている。
上述の概要および以下の詳細な説明の両方は、例示および説明のためのものにすぎず、特許請求される本発明を限定するものではないということを理解されたい。
本発明のこれらおよび他の特徴、態様、および利点は、以下の説明、添付された特許請求の範囲、および簡潔に以下で説明する図面の中に示す付随の例示的な実施形態から明らかとなろう。
ドアモジュールが、ドアの内側部と外側部の間に取り付けられ、ドアの中に配置された様々な構成部品を支持し、分離し、かつ/または案内することができる。これらの構成部品は電子配線および他の電子装置を含むことができる。ドアモジュールは、高分子材料から形成することができ、ダイカスト、射出成形、打抜き、または任意の他の同等のプロセスから製造することができる。ドアモジュールは、ドアの外側部に対して固定し、それによってドアの内側に2つのキャビティを画成することができる。これらの2つのキャビティは制御キャビティおよび非制御キャビティと呼ぶことができる。非制御キャビティは、ドアの外側部とドアモジュールの間にあり、一般にはドアの「ウェットサイド(wet side)」という言葉で呼ばれる。制御キャビティは、ドアモジュールとドアの内側部の間に画成される。典型的には、このような区域は、このキャビティがドアの非制御キャビティと比べて湿気および他の汚染物に対する露出が著しく少ないため、ドアの「ドライサイド(dry side)」と呼ばれる。
図1は、側面衝突の際、ビークルの乗員12を保護するように構成されたビークル安全システム10の概略図を示す。ビークル安全システム10は、ビークル乗員12を保護する保護装置(エアバッグ14など)を作動させる働きをする。ビークル安全システム10は、SUV、トラック、および図1に概略的に示されているような乗用車など、様々な自動車に適合する。図1に示す実施形態は、ただの一例である。本明細書で開示されるセンサおよびビークルドアは、側突タイプのエアバッグとともに利用することに制限されない。センサおよびビークルドアは、任意の数の保護装置の制御操作のための制御ユニット(例えば、ビークル制御ユニット)に入力を与える様々な安全システムと相まって利用することができる。いくつかの他の実施例には、運転手席側エアバッグ、助手席側エアバッグ、サイドカーテンエアバッグ、シートベルトプリテンショナ、シートベルトリトラクタ、およびその他の乗員/歩行者保護装置が含まれる。ビークル安全システムの代替の構造の実施例が、この全体が参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第6976705号、名称「Passenger Safety Device」で開示されている。
図1および2に示す例示的な実施形態では、ビークルは、内側部18と、ドアモジュール20と、外側部22とを有するドア16を有する。ドア16の内側部18および外側部22は、ドアモジュール20によって分離される。ドアの外側部22とドアモジュール20の間の区域24は、ドアキャビティの非制御部またはドアの「ウェットサイド」を画成する。ドアの「ドライサイド」は、ドアモジュール20とドアの内側部18の間の区域26として画成される。ドアモジュール20は、ドアのウェットサイドとドライサイドの間の障壁として機能することができ、センサ31のための様々な取付け位置を用意する。図2に示すドアの様々な構成部品の相対的なサイズは、単に一例であり、ドア構造物の中に取り付けられる構成部品に基づき変更することができる。
図2に示す例示的なセンサ31は容量性タイプのセンサであることができる。センサ31は、電極または導体を含むことができるセンサ部分30を有することができる。検出部30の中の電流の流れは、激突または衝突が起きたかどうかを判定するために監視することができる。図2に示すように、センサ31の電極部分30は、ドアモジュール20の中に一体化される。
図に示すセンサ31はただの一例である。他のタイプのビークル電子機器またはセンサが、ドアモジュール20の中に一体化することができる。激突または衝突用センサ構成部品に加えて、ドアモジュール20は、例えば、オーディオスピーカ、音量制御部、ウィンドウアジャスタ用アクチュエータ、および/またはドアロックなど、ドアの他の主要な機能装置を含むことができ、またそれらの主要な機能装置に役立つことができる。
ドアモジュール20の内側に検出部30を一体化すると、ファスナに対する必要性が低減するかまたはなくなり、さらにビークルドアのウェットサイドとドライサイドの間に生じる漏れ経路に対する電位が低減することができる。電気的接続32がドアのドライサイドに確立され、したがって、シーラーは不要とすることができる。ドアモジュール20はさらに、ビークルドアの内部に様々な電子構成部品を取り付けて案内するように構成されている。例えば、助手席用ウィンドウやドアロックの調整に動力を供給するために典型的に利用される配線およびサーボモータをドアモジュール20に連結し、ビークルドア16の内側に実装することができる。ドアモジュール20が、相異なったスタイルの自動車のビークルドアに適合するように様々な形状およびデザインを有するあり余るほどのキャビティの中に射出成形することができるポリマーなどの容易に成形可能で軽量な電気的に絶縁された材料から構成されることが好ましい。
図3に示すように、ドアモジュール20は、ドア構造物から分離して製造し、分離した小型モジュールとしてドアの中に取り付けることができる。やはり、ドアモジュール20は、ビークルセンサ31の電極検出部30を有することができる。検出部30は、(図2に示されているように)ドアモジュールの中に一体化して、ワイヤハーネス(wire harness)28などへの接続用として利用可能な接続部とともに配置することができる。上述のように、図3に示すドアモジュール20は、ビークルドアの中で典型的に見出される様々な他の一体化された電気および/または機械構成部品を有するように製造することができる。図3に示す検出部30は、概ね円形であるが、以下で説明するように、他の構造および形状が、ドアモジュールが内側に取り付けられるビークルのタイプに基づき適切に用いることができる。
センサ31の検出部の様々な構造(例えば30aからd)が、ドアモジュール20の中に一体化することができる。例えば、図4から7の例示的な実施形態で示すように、検出部30は、様々な対象の範囲を有する相異なった形状を画成するように構成することができる。図4および7の例示的な実施形態では、検出部30aおよび30dは、その中に延びる横材43を有する楕円形状を画成するように構成され、この楕円形状は、中型乗用車および小型SUVで用いられるビークルドアにより適切であると立証することができる。図5の例示的な実施形態では、検出部30bは台形の形状を画成するように構成され、この台形の形状は、トラックおよびフルサイズのSUVに見出されるドアで用いるのに推奨することができる。図6の例示的な実施形態では、検出部30cは三角形の形状を画成するように構成され、この三角形の形状は、小型乗用車およびパフォーマンスビークルに用いられるビークルドアで用いるのに推奨することができる。他の構造が、様々なタイプの自動車の所期の範囲区域および実装考慮点に適合するように利用することができる。
図2から7に示す例示的な実施形態では、センサ31は、電磁センサであり、電磁束を生成するように構成された検出部30を有する。検出部30は、閾値(または所定の条件)を超えるビークルドアの外側部の変位(または変形)が、例えばエアバッグ14などの保護装置の作動を引き起こすようにビークルドア16に対して一体化され、かつ/または取り付けられる。例示的な実施形態では、検出部30は、電荷を伝達するために導電性材料から構成される均一な形状である。検出部30はビークルドア16に対して電気的に絶縁されている。電流が検出部30を通って進むと、電磁束が生成される。典型的には、ビークルドア16の外側部22は、検出部30によって生成された磁束に対して最も小さい磁気抵抗の経路を形成する。外側部22の内側の機械的応力は、ドアの外側部に対する機械的応力が磁束を変化させるようにビークルドア16の内側の磁気抵抗を変化させる。この構成では、ビークル安全システム10は、衝突の間のビークルドア16および隣接する金属の動きおよび変形を検出するために磁界を用いる電気機械式システムである。振動磁界が、ビークルコントローラ40の送受信装置ブロックの送信機部分を介して検出部30(またはコイル)で生成される。磁界は、ドアの外側部22の表面に沿って、また外側部とビークル構造物フレームとの間の空気の中を主として進み、送受信装置ブロックの受信機部分によって検出される。外側部22の形状への外乱は、磁界の中で外乱を引き起こし、この磁界の外乱は、検出電流の変化を介して送受信装置ブロックによって検出される。例示的な実施形態では、ビークルコントローラごとに2つの送受信装置があり、4つのドアを有するビークルへの用途ごとに2つのビークルコントローラがある。この構造では、ドアごとに1つのセンサがあり、送受信装置は15.6kHzから44.9kHzでプログラム可能である。ビークルコントローラは、検出部30にわたって一定の大きさの正弦波電圧を加え、その中の電流を監視する。この電流は検出部30の両側にある2つの抵抗センサを介して監視される。それらの正弦波は、それらの実数部および虚数部を監視される。ビークルの通常の運転の間、この正弦波は予測可能である。しかしながら、衝突の最初の10から20msの間、電流の実数部および虚数部は、衝突の大きさおよびタイプに応じて著しく変化する可能性がある。ビークルコントローラ40は、正弦波の実数部および虚数部を監視し、極めて十分な外乱が起きたとき、ビークルコントローラ40を制御し、データレジスタおよびステータスレジスタにアクセスするマイクロプロセッサ44は、適切な保護装置を作動させる。第2のマイクロプロセッサがまた、データレジスタおよびステータスレジスタを読むことができる。両方のマイクロプロセッサは、独立した直列並列インターフェースを介してビークルコントローラ40と通信する。システム10は、コイルを通る電流を測定するように設計され、この電流は、うず電流に起因する抵抗が全体のインピーダンスおよび検出部30を通る電流を変化させるにつれて変化する。
並列で独立したプロセスでこれらの数的指標の値を測定した後、コントローラはこれらの数的指標を所定の値と比較する。コントローラ40はいくつかの相異なった測定値または数的指標に対して値を計算する。展開の前に、別の独立したセンサ信号(および/または数的指標)が、保護装置の展開を可能にするために所定値を超えていると判定される必要がある。電磁センサのいくつかの実施例は、米国特許出願第10/946174号、名称「Magnetic Crash Sensor」、ならびに米国特許第6433688号および第6407660号、両方の名称「Magnetic Sensor」で与えられ、これらの米国特許出願および特許のすべては、本願の譲受人に譲渡され、これらの全体が参照により本明細書に組み込まれている。
検出部30がドアモジュール20の中にインサート成形されると、ドアモジュールに対する検出部の適切な配置に関する複雑さが、著しく低減される。さらに、ドアモジュール20と検出部30の間の構造的連結は、その中の検出部の一体化によって著しく強化される。
図9に示すように、センサ31は、(例えば、図4から7に示されている)導体または電極を用いる電磁センサに制限される必要はない。代わりに、センサ31は、ビークルの激突(collision)または衝突(crash)を検出するために駆動する当技術分野で知られる複数のセンサ(例えば、電磁センサ、加速度計、歪みゲージなど)のいずれか1つであることができる。
例えば、歪みゲージをドアモジュールの中に一体化することができる。センサの歪みゲージ検出部に加えられる機械的応力の変化を検出して、エアバッグまたは他の安全装置の展開を制御するために使用することができる。別の代替の実施形態では、センサは、時間に対するドアモジュール20の力または速度の変化を検出するように構成された加速度計を有することができる。検出加速度の変化は、安全装置の展開を制御するために用いることができる。以下で説明するように、このような構成では、(例えば、図8に示されているような)加速度計を囲むハウジングをドアモジュールの中に一体化することができる。
成形ドアモジュールの中のセンサまたは検出構造物の一部を取り付ける代替として、ファスナまたは他のセンサ取付け構造物が、ドアモジュールの中に一体化することができる。例えば、図9に示すように、センサは複数の取付け構造物35を有することができ、これらの取付け構造物35は、ドアモジュールの中に一体化することができる。ドア(およびまたはビークル自体)の組立ての間、センサは、ファスナなどを用いて一体化された取付け構造物に容易に連結することができる。このような構成では、センサを取付け構造物に容易に連結することができるため、組立プロセスが簡素化される。例えば取付け構造物は、開口部または凹部50を有することができ、それらの開口部または凹部50の中に、あるいは開口部または凹部50を通って検出部の取付け延長部52を挿入することができる。上述のように、検出部は、例えば電極、歪みゲージ、加速度計など、複数の適切なセンサのタイプのいずれを含むこともできる。
さらに、別の実施形態によれば、半導体タイプの加速度計を収容するために典型的に用いることができるような(図8に示されている)センサモジュール37が、ビークルの中のどこかに取り付けられた制御部におよび/または制御部から信号を伝達するために配置された外部コネクタ39の露出部とワイヤハーネス28の間の単純な接続を可能にする方法でドアモジュールの中に一体化することができる。
本明細書で説明した様々な実施形態は、例えば、電極タイプの検出部、センサハウジング、センサ取付け構造物またはセンサの他の構成部品などのセンサの様々な構成部品および/またはセンサアセンブリの成形ドアモジュールの中への一体化について開示している。このような構成は、場合によっては、ビークルの組立ての間、一体化されたセンサ構成部品と検出システムの残りの部分とを単純に連結するだけでよいということによって、ドアの組立てを容易にする。
図2に示すように、センサシステムはコントローラ40を備えることができる。電磁タイプのセンサに対して示したが、ワイヤハーネス28およびコントローラ40の構成は、本明細書で説明し当技術分野の技術者によく知られる様々な他のタイプのセンサとともに用いることができる。コントローラ40は、安全装置の展開を開始するためにエアバッグモジュール、インフレータ、または他の構成部品に作動信号または発射信号を送信するように構成されている。例えばコントローラは、エアバッグのキャビティの内側にガスの生成を引き起こすためにエアバッグインフレータ42のイニシエータ(図1を参照されたい)に信号を送信することができる。
典型的には、コントローラ40は、ワイヤハーネス28を介してセンサ31に結合され、ビークルを巻き込む衝撃または衝突を示す所定の条件の存在を判定するように構成されている。コントローラ40はマイクロプロセッサ44を有する。コントローラ40は、センサ31からの信号を受信または要求するよう構成されている。例えば、電磁タイプのセンサを利用している場合、検出部は、側面衝突の発生によるドア16の外側部22の磁気抵抗の変化を検出することができる。検出部からの信号をコントローラに提供することができ、それによってコントローラは、エアバッグまたは他の安全装置の展開が必要とされるかどうかを判定することができる。
ビークル安全システムを有するビークルドア構造物を製造する方法が、本明細書で開示され、図10aおよびbで説明する。この方法は、ドアモジュールを画成するように構成された金型キャビティ(mold cavity)またはダイ(die)56を用意するステップ100と、金型キャビティの中に検出部(または他のセンサ構成部品)を挿入するために実装を配置するステップ110と、ドアモジュールの中に一体化されるべきセンサ構成部品を金型キャビティの中に配置するステップ120と、そのキャビティの中に材料(典型的には高分子材料)を射出するステップ130とを含む。硬化した材料はドアモジュールを形成する。
図10bに示すように、検出部30は、金型キャビティ56の中に配置することができる。ドアモジュール20は、穴56から取り外すことができ、ドアモジュール20は、ビークルドアの外側部22に連結することができる。検出部30は、例えばコントローラ40に接続されたワイヤハーネス28など、センサアセンブリ31の残りの部分にさらに結合することができる。
検出部のための配置は、ビークル安全システム10の要求性能に基づいて決定することができる。各検出部構造30aからdは、最適性能のために相異なって規定された位置を有することができる(例えば、図10bのX)。開示した製造方法は、ドアの取付けの前に一体化されたセンサ構成部品(例えば検出部30)の配置を可能にし、それによってセンサの正確な配置を確実にする。他のドア構成部品はまた、成形プロセスの間、適切に配置され、それによってビークルの製造の間のアラインメント誤差の確度をなくすことができる。
本発明の代替の実施形態が図11および12で開示されている。上述のように、特定のセンサ構成部品をドア構造物の他の電気的構成部品および機械的構成部品とともに完全なドアモジュールの中に一体化することができる。本発明の代替の実施形態によれば、特定のセンサ構成部品が、従来のドア構成の既存のキャビティまたは構造物210の中に取り付けるように構成されたトランスデューサアセンブリ100の中に一体化される。図12に示すように、トランスデューサアセンブリは、容易な取付けのために具体的に成形された構成部品として構成されている。トランスデューサアセンブリ100は、コントローラ240とトランスデューサアセンブリの間の接続を実現するように構成された信号伝達装置(例えば、ワイヤハーネス230)に接続するためのコネクタ110を有する。
図11aから11cで開示される様々な例示的な実施形態に示すように、トランスデューサアセンブリ100は、具体的に成形された構成で実装された様々なセンサトランスデューサ、電極、またはコイルを有することができる。トランスデューサアセンブリは、インサート成形部品とすることができ、あるいは他の実施形態によれば、印刷されたアセンブリなどとすることもできる。図11aに示すように、トランスデューサアセンブリ100は、検出コイル130または電極を有することができる。図11bは、端子出力装置110に接続された1対の半導体タイプの加速度計120を有するトランスデューサアセンブリについて開示している。図11cは、一例として出力端子110に接続された1対の歪みゲージタイプのトランスデューサ140について開示している。図11a−11cは、既存のドア構造物の内側で容易に組み立てるために予め製造されるように構成されているトランスデューサアセンブリの一例である。
図に示し、上述した例示的な実施形態が現在推奨されるが、これらの実施形態がほんの一例として提示されていることを理解されたい。例えば、本明細書での教示は、任意のビークル安全システムに適用することができ、ビークルの中で側面衝突ビークル安全システムに限定されない。やはり、ビークルドア構造物の中にセンサを一体化させることが、他のプロセスによって実現することができ、射出成形に制限されない。したがって、本ビークル安全システムは、特定の実施形態に限定されるものではなく、依然として添付の特許請求の範囲内に収まる様々な変更形態にまで及ぶものである。
Claims (22)
- ドアモジュールを含むドアと、
ビークルの特性を検出するように構成された検出部を含むセンサであって、前記検出部が前記ドアモジュールの中に一体化され、前記検出部が前記ビークルのドアに対して電気的に絶縁されているセンサと、
前記センサに駆動可能に接続され、前記センサから受信した信号の測定値が所定の条件の発生を示すときに保護装置を作動させるように構成されたコントローラとを備える、ビークル安全システム。 - 前記ドアモジュールが成形プラスチックを含む、請求項1に記載の安全システム。
- 前記センサが電磁センサであり、前記検出部が、電磁コイルとして機能するように構成され、磁束を生成するように駆動可能な電極である、請求項1に記載の安全システム。
- 前記センサが、前記ビークルのドアの外側部が前記磁束に対する磁気抵抗の経路を形成するように前記ビークルのドアの前記外側部とともに機能するように構成されている、請求項3に記載の安全システム。
- 前記検出部が、前記ビークルのドアの前記磁気抵抗の変化を検出するように構成されている、請求項4に記載の安全システム。
- 前記センサが、前記検出部の加速度を検出するように構成された加速度計を備える、請求項1に記載の安全システム。
- 前記センサが、前記ドアモジュールの機械的応力を検出するように構成された歪みゲージを含む、請求項1に記載の安全システム。
- 前記検出部が、射出成形を介して前記ドアモジュールの中に一体化される、請求項1に記載の安全システム。
- 前記ドアモジュールが、電気的に絶縁された高分子材料を含む、請求項1に記載の安全システム。
- 前記コントローラが、前記保護装置を作動させるかどうかを決定するように構成されたマイクロプロセッサを含む、請求項1に記載の安全システム。
- 前記保護装置がエアバッグである、請求項1に記載の安全システム。
- ドアモジュールを含むドアと、
ビークル特性を検出するように構成されたセンサと、
前記ドアモジュールの中に一体化された取付け構造物であって、前記センサが、前記ドアモジュールがビークルのドアの中に取り付けられた後に取付け構造物に連結されるように構成されている取付け構造物と、
前記センサに駆動可能に接続されて、前記センサから受信した信号の測定値が所定の条件の発生を示すときに保護装置を作動させるように構成されたコントローラとを備える、ビークル安全システム。 - 前記取付け構造物が、前記センサの一部を受け入れるための開口部を含む、請求項12に記載のビークル安全システム。
- 前記センサが、電磁コイルとして機能するように構成され、かつ磁束を生成するように構成された電極を含む、請求項12に記載の安全システム。
- 前記センサが、前記コイルを通る電流がビークルの衝突の発生を示すように構成されている、請求項14に記載の安全システム。
- 前記コイルを通る前記電流が、前記ビークルの導電部の中でうず電流を誘導する、請求項15に記載の安全システム。
- 前記センサが、前記検出の加速度を検出するように構成された加速度計である、請求項12に記載の安全システム。
- 前記センサが、前記ドアモジュールの中で機械的応力を検出するように構成された歪みゲージを含む、請求項12に記載の安全システム。
- 前記取付け部および前記ドアモジュールのうちのいずれか1つが、電気的に絶縁された高分子材料から構成される、請求項12に記載の安全システム。
- ビークル特性を検出するように構成されたビークルセンサの検出部を形成する埋設電極を含む高分子材料を含むドアモジュールであって、前記電極が、前記ドアモジュールの近傍で電磁界を生成するように構成されている、ドアモジュール。
- 前記電極が隣接する導電性ビークル構造物の中でうず電流を誘導するように構成され、
前記電極を通る前記電流が、前記ビークルを巻き込む衝突による前記ビークル構造物の変形を示す、請求項20に記載のモジュール。 - ビークル用ドアモジュールを製造する方法であって、
ドアモジュールのためのダイを用意するステップと、前記ダイの中にセンサ電極を配置するステップと、
前記ダイの中にプラスチック材料を射出し、それによって前記プラスチック材料の中に前記電極を埋設するステップと、
自動車のドア構造物の中に取り付けるために前記ダイから前記ドアモジュールを取り外すステップとを含む、方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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