JP2009523094A - 支持要素のための最適化された支承構造体及び最適化された支持要素 - Google Patents

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Abstract

インフレーション圧力が失われた場合に車両に装着されたタイヤのトレッドを支持するようタイヤの内部でリムに取り付けられるようになった支持要素の支承構造体であって、ベースと、クラウンと、ベースとクラウンを連結する環状本体とを有する支承構造体において、本体は、一様に円周方向に分布して配置されると共に実質的に本体の一方の側から他方の側まで軸方向に且つ半径方向に対する平均の向きが10°〜50°の状態でベースからクラウンまで半径方向に延びる複数の仕切りを有し、2つの円周方向に隣り合う仕切りは、半径方向に対して互いに逆の向きを呈し、2つの隣り合う仕切りは、ベース及び(又は)クラウンと一緒になって、三角形及び(又は)台形のキャビティを構成する、支承構造体。

Description

本発明は、タイヤの破損の場合又はインフレーション圧力が異常に低くなった場合に荷重を支持するよう車両タイヤの内部でリムに取り付けられるようになった車両タイヤ用の支承支持体に関する。
多くの刊行物が、かかる支承支持体を記載している。一例を挙げると、国際公開第00/76791号パンフレットは、リムに合致するようになった実質的に円筒形のベースと、圧力が失われた場合にトレッドの下に位置し、タイヤの定格動作圧力でトレッドに対して隙間を空けるタイヤの内側部分と接触するようになった実質的に円筒形のクラウンと、ベースとクラウンを連結する環状本体とを有する支承支持体であって、環状本体が円周方向中央平面の各側で軸方向に延び、支持体の周囲に沿ってぐるりと分布して配置され、実質的に円周方向に延びる連結部材によって一対ずつ互いに連結された複数の半径方向仕切りから成る支承支持体を開示している。この特許文献では、仕切りの幾何学的形状は、これらの中央部分が、環状本体の半径方向荷重を受けて座屈するのに抵抗するようになっている。環状本体のこれらプロフィールにより、支持体に関してかなり高い構造剛性を達成し、かくして、扁平走行中、所与の支承能力を得るための非常に軽量の支持体を得ることができる。宙に浮かせていない状態の転動組立体の重量を減少させることは、車両性能における大きな要因となり、したがって、支持体を軽量化することは、非常に重要な課題であることは注目されるべきである。
しかしながら、支承支持体は、扁平走行中、支承要件に合うように設計されているが、かかる支承支持体は又、定格インフレーション圧力では、通常の使用条件下においてタイヤの動作を妨害する度合いをできるだけ小さくしなければならない。これは、特に、車両が過度の速度で局所障害物、例えば穴ぼこ又は歩道に偶発的に当たったときに当てはまる。かかる偶発的なことが起こると、障害物は、鋭利なエッジとして働き、タイヤを局所的に圧縮してこれを変形させる。次に、障害物は、支承支持体を圧縮する。
国際公開第2005/044598号パンフレットは、国際公開第00/76791号パンフレットの支承支持体と類似した支承支持体であって、円周方向連結部材が非常に小さな幅の軸方向切り込みによって中断された支承支持体を開示している。これら軸方向切り込みの存在により、偶発的な衝突の場合に、扁平走行の場合の著しい妨害挙動を示さないで、仕切りの座屈しきい値を減少させることができる。
日本国特開平07−032827号公報は、本願の請求項1の前提部に記載された支承支持体であって、各仕切りが、円周方向に隣接した仕切りと一緒になって、支持体の環状本体の中間高さ位置のところに半径方向に幾分レイアウトされた共通ゾーンを形成している支承支持体を記載している。
国際公開第00/76791号パンフレット 国際公開第2005/044598号パンフレット 日本国特開平07−032827号公報
本発明は、扁平走行条件下における性能と偶発的衝突の場合の性能との妥協点を実質的に向上させることができる支承支持体を提供する。
本発明は、インフレーション圧力が失われた場合に車両に装着されたタイヤのトレッドを支持するようタイヤの内部でリムに取り付けられるようになった支承支持体の耐力構造体であって、耐力構造体が、実質的に円筒形のベースと、実質的に円筒形のクラウンと、ベースとクラウンを連結する環状本体とを有し、本体が、円周方向に規則的に分布して配置されると共に実質的に本体の一方の側から他方の側まで軸方向に且つ半径方向に対して平均の向きでベースからクラウンまで半径方向に延びる複数の仕切りを有し、2つの円周方向に隣り合う仕切りが、半径方向に対して互いに逆の向きを呈する、耐力構造体において、仕切りの平均の向きは、10°〜50°であり、2つの円周方向に隣り合う仕切りは、ベース又はクラウンのところにレイアウトされたせいぜい1つの共通ゾーンを有し、2つの隣り合う仕切りは、ベース及び(又は)クラウンと一緒になって、三角形及び(又は)台形の形状のキャビティを構成することを特徴とする耐力構造体を提供する。
本発明の環状本体の幾何学的形状により、支持体のための耐力構造体及び先行技術の支持体の構造剛性と同等な高い初期構造剛性を備えた支持体を設計することが可能であり、かかる高い初期構造剛性は、良好な扁平走行挙動並びに例えば衝突の場合に接触パッチにおける局所応力を受けて即座の座屈を支持体にもたらす。この即座の座屈は、偶発的な衝突の場合の挙動を実質的に向上させ、この挙動は、支承支持体が設けられていないタイヤそれ自体の挙動に似るようになる。半径方向に対する仕切りの角度が10°未満になると、これらの挙動は、半径方向仕切りの挙動に非常に似たものとなり、偶発的な衝突の場合の挙動は、低下する。他方、仕切りの角度が50°よりも大きくなると、支承支持体の幾何学的形状は、柔軟過ぎるようになり、扁平走行挙動は、低下する。
好ましくは、仕切りの中央部分の厚さと環状本体の半径方向高さの比は、10%よりも大きい。したがって、仕切りの座屈は、扁平走行の場合に定格作用荷重をかなり超えた場合にのみ働き出す。
本発明の耐力構造体は、ベースが伸び弾性率においてクラウンを構成する材料の伸び弾性率よりも高い材料から成るようなものである。ベースは、従来通り、高速で遠心力が生じる場合に良好な挙動を保証するよう高い弾性率の材料、例えばスチール(鋼)又はアラミドのケーブルから成っている。他方、耐力構造体のクラウンは、耐力構造体の必要不可欠な構成材料の弾性率よりも高い弾性率の材料から成っているわけではない。
隣り合う仕切りは、半径方向に対して互いに異なる角度アルファ及び角度ベータの平均傾きを呈するのが良い。この実施形態により、接触領域の通過中に接線力の存在を考慮に入れることが可能である。
好ましくは、仕切りは、2つの外壁及び各点が2つの外壁から等距離のところにある中央に位置した中央曲線を有しているので、中央曲線は、少なくとも仕切りの中央部分に関し、仕切りの「中央平面」と呼ばれている同一の中央平面内に含まれる。
仕切りは、かくして、好ましくは直線の形状を有する。この幾何学的形状は、仕切りを半径方向荷重下において圧縮状態であるが、可撓的ではない状態で働かせることにより仕切りの初期構造剛性を補強すると共に更に、応力を受けた仕切りの座屈後に局所衝突が生じた場合、構造剛性の大幅な減少を促進する。
好ましくは、仕切りの外壁は又、少なくとも中央部分が平板状である。
好ましい実施形態によれば、2つの隣り合う仕切りがベースとクラウンとの間に半径方向に位置するこれらの中央平面相互間に交点を備えている場合、適宜、ベース又はクラウンまでの2つの仕切りの半径方向延長部として共通部分が設けられ、組立体は、全ての円周方向平面で見て全体としてY字形である。
これにより、仕切りの幾何学的形状を互いに異なる形式のタイヤの荷重を支持するのに必要な幾何学的形状及び荷重の関数として適合させることが容易に可能である。
注目されるべきこととして、仕切りの平均の向きの値、即ち、アルファ、ベータは、半径方向と、仕切りの平均曲線と一方においてベース、他方においてクラウンとの間の交点との間の角度を考慮に入れることにより求められる。
有利には、3つの円周方向に隣り合う仕切りを見た場合、最初の2つの仕切りは、Vの形をしていて、Vの2つの端がクラウンの高さ位置にあり、Lが、最初の2つの仕切りの中央平面とクラウンの2つの交点相互間の円周方向距離であり、lが、2番目及び3番目の仕切りの中央平面とクラウンの交点相互間の円周方向距離であり、次式、即ち、
0≦l/L≦1
である。
したがって、本体とクラウンとの間の接合部の高さ位置では、2つの隣り合う仕切りの端相互間の距離は、ゼロからLまで様々であって良い。
好ましくは、次の通りである。
0.80≦l/L≦1
これにより、仕切り内の応力差並びに平坦な地面上における圧潰(クラッシュ)の場合における円周方向剛性の差を最小限に抑えることにより支持体の耐力構造体及び支持体に関しその方位角がどのようなものであるにせよ、実質的に同一の機械的挙動を得ることが可能である。
別の好ましい実施形態によれば、本体は、2つの隣り合う仕切り相互間に規則的に分布して設けられると共に円周方向に差し向けられた連結用仕切りを更に有する。これら連結用仕切りは又、好ましくは、半径方向の向きを呈する。これら仕切りは又、軸方向の向きを呈しても良い。
これら連結用仕切りは、小さな荷重下におけると共にベースに対するクラウンの相対的回転に対する抵抗を受けた状態において、支持体の耐力構造体の構造剛性を補強し、それにより、扁平走行時における耐力構造体及び支承支持体の寿命が延びる。
連結用仕切りは、円周方向に連続したウェブを構成するのが良い。
連結用仕切りは又、仕切りの所与の部分、好ましくは2番目ごとの仕切りに連結されるのが良い。
有利には、連結用仕切りeと仕切りEの厚さの比は、
0.1<e/E<0.5
であるようなものである。
この比の最大値を考慮することにより、仕切りは、荷重を支持する際に二次的な役割しか果たさず、仕切りは、局所座屈の場合にこれらの役割を完全に果たすことができる。最小限度は、成形の可能性及び容易さと関連した問題との関連がある。
連結用仕切りは、穴を更に有するのが良い。これらの穴により、連結用仕切りの機械的役割に悪影響を及ぼさないで、支持体の耐力構造体及び支持体の重量を減少させることが可能である。
有利な一実施形態によれば、連結用仕切りは、円周方向に対して数度、好ましくは10°未満をなして差し向けられている。この円周方向の向きは、ベースに対するクラウンの全体的な回転に対する支持体の耐力構造の耐性を補強する。
別の有利な実施形態によれば、仕切りは、数度の軸方向傾きを呈している。これにより、仕切りの構造剛性を実質的に増大させることが多能である。
好ましくは、仕切りの軸方向傾きは、10°未満である。
本発明の支持体のための耐力構造体の別の好ましい特徴によれば、仕切りは、ベース及びクラウンと一緒になって、壁が実質的に平板状であり1ミリメートルよりも長い曲率半径を備えた表面によって互いに連結されたキャビティを構成する。これにより、扁平走行の場合に良好な耐疲労性を達成することが可能である。
別の好ましい実施形態によれば、仕切りの各々は、各端が半径方向に差し向けられた仕切りによって互いに連結された2つの平行な仕切りから成る。
この実施形態は、仕切りの厚さを実質的に増大させる必要なく、ベースとクラウンとの間の距離が大きな支持体用の耐力構造体に適合するという利点を有し、かかる仕切りの厚さの増大は、特に耐力構造体及び(又は)支持体が射出成形により作られている場合、実用的な具体化に関して問題を生じさせる。
本発明の耐力構造体の主要な構成材料は、弾性率が0〜40MPaの配合ゴムであるのが良く、かかる構成材料は、弾性率が30〜400MPaのポリウレタンエラストマーであっても良い。好ましい一変形例では、かかる構成材料は、弾性率が50〜800MPa、好ましくは50〜500MPaの熱可塑性エラストマーである。引張弾性率は、ISO規格527/2に従って23℃で測定された弾性率である。
有利には、主要な材料は、次の物質、即ち、弾性コポリエーテル−エステル、弾性コポリエステル−エステル、ブロックコポリエーテルアミド、熱可塑性ポリエーテルポリウレタン、熱可塑性ポリエステルポリウレタン、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド6(カプロラクタムポリマー)、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド6/ポリアミド12コポリマー、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド66、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリブチレンテレフタレート(PBT)、熱可塑性オレフィンエラストマー、熱可塑性スチレンエラストマー、熱可塑性加硫ゴム(TPV)及びこれらのポリマーの混合物の中から選択されたポリマーである。
ポリアミドは、有利には、以下の物質、即ち、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド6(カプロラクタムポリマー)、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド11(アミノウンデカン酸ポリマー)、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド12(ラウロラクタムポリマー)、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド66、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド10、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド1010、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド6/ポリアミド12コポリマー、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド6/ポリアミド10コポリマー、好ましくは強化剤又は可塑剤を含むポリアミド6/ポリアミド12コポリマーの中から選択される。
好ましくは、主要材料は、以下の物質、即ち、弾性コポリエーテル−エステル、弾性コポリエステル−エステル、ブロックコポリエーテルアミド、熱可塑性ポリエーテルポリウレタン、熱可塑性ポリエステルポリウレタン及びこれらのポリマーの混合物の中から選択されたポリマーである。
これらポリマーは全て、有利には、とりわけ、添加剤及び強化製品、例えばガラス、石、セラミックス、シリカ又は鉱物繊維若しくは粒子(ナノ粒子を含む)を含有するのが良い。
本発明は又、本発明の耐力構造体を有する支承支持体であって、耐力構造体のベースは、少なくとも一部が、リムに適合するようになった支持体のベースを構成し、耐力構造体のクラウンは、少なくとも一部が、インフレーション圧力が失われた場合にトレッドの下に位置し、タイヤの定格動作圧力ではトレッドに対して隙間を空けるタイヤの内側部分と接触するようになった支持体のクラウンを構成することを特徴とする支承支持体を提供する。
一実施形態によれば、本発明の支承支持体は、本発明の軸方向に隣り合う耐力構造体を複数有する。
かかる支持体は、本発明の2つの耐力構造体を有するのが良い。
好ましくは、2つの耐力構造体が、ピッチpで円周方向に配置された仕切りを有する場合、2つの支持体半部の幾何学的形状は、p/2だけ円周方向にずらされる。
円周方向にp/2だけずらされた幾何学的形状の2つの耐力構造体を有するかかる支持体は、方位角の関数として一定の機械的応答を有する。
また、第1の耐力構造体が軸方向に対して互いに異なる角度アルファ及び角度ベータをなして差し向けられた仕切りを有する状態で、第2の耐力構造体が半径方向に対して角度ベータ及び角度アルファをなして差し向けられた仕切りを有するような仕方で仕切りを配置することが可能である。
かくして、この支持体は、2つの考えられる移動方向に適合することができる。
本発明は又、本発明の半径方向に隣り合う耐力構造体を2つ有するトレッド支承支持体提供する。
かかる支持体は、好ましくは、
−半径方向内側寄りに配置された耐力構造体のベースは、少なくとも一部が支持体のベースを構成し、
−半径方向外側寄りに配置された耐力構造体のクラウンは、少なくとも一部が、支持体のクラウンを構成し、
−半径方向内側寄りに配置された耐力構造体のクラウンは、半径方向外側寄りに配置された耐力構造体のベースと一致し、
−互いに半径方向反対側に配置された2つの耐力構造体の支持用仕切りは、同一の方位角で共通のベース/クラウン構造体に連結されると共に半径方向に対して逆の向きをなして共通のベース/クラウン構造体から遠ざかって延びる。
本発明は又、本発明の耐力構造体を有し、更に、支承支持体の一方の側で耐力構造体から軸方向に延びるロック要素を更に有するトレッド支承支持体を提供する。
好ましくは、ロック要素は、耐力構造体の支持用仕切り及び耐力構造体のベースから支持用仕切りに対して直角をなして軸方向に延びている。
ロック要素は、ホイールモジュールを取り外し可能に取り付ける手段を更に有するのが良い。かかるホイールモジュールは、特にタイヤのインフレーション圧力をモニタするために従来通り用いられる。
本発明の他の特徴及び他の利点は、本発明の内容の実施形態を非限定的な例として示す添付の図面を参照して以下に行われる説明から明らかになろう。
以下において、同一の参照符号は、図1〜図22に示す支持体及び耐力構造体の同一の要素を示すために用いられる。
例えば図1の略図に示されている耐力構造体1は、実質的に円筒形のベース3、クラウン2及びベースをクラウンに連結する本体4を有している。この耐力構造体1は、従来通り、タイヤトレッドの支承支持体の全て又は一部をなす。ベース3は、リム(図示せず)に適合するようになっており、クラウンは、圧力が失われた場合にタイヤの下に位置しているタイヤの内側部分に接触するようになっている。ベース3は、従来通り、高速で走行しているときに生じる遠心力に対抗する図示していない高い弾性率の円周方向補強材を有する。
軸方向XX′は、ベース又はクラウンにより形成された筒体の母線に実質的に平行な方向である。半径方向Rは、軸方向に垂直な方向であり、円周方向CIは、上述の2つの方向に垂直であり且つベース又はクラウンにより形成された筒体に接している。
耐力構造体1の環状本体4は、特に図1及び図2に示すように仕切り5で構成されている。図2は、図1の耐力構造体の部分円周方向断面図である。円周方向断面は、回転軸線XX′に垂直な平面に沿う断面を意味するものと理解されたい。仕切り5は、実質的に環状本体の一方の側から他方の側まで軸方向に且つベース3からクラウン2まで半径方向に延びている。
図2において円周方向CIに連続的に配置された3つの仕切り5a,5b,5cを見ると、これら3つの仕切りは、+アルファ(α)及び−アルファ(−α)をなして交互に差し向けられている。角度アルファ(α)は、半径方向Rに対して定められる。2つの隣り合う仕切りは、半径方向に対して常時互いに反対側の向きを呈している。図2の仕切りの場合、角度アルファは、20°のオーダの値を有している。
各仕切り5は、2つの外壁6及び仕切りの内部に位置する中央曲線を有し、この曲線の各点は、2つの外壁から等距離のところに位置している。図2の仕切りの各々の中央曲線は、仕切りの中央平面Pと呼ばれる同一の中央平面内に含まれる。外壁6は、これ又平板状であることは注目されるべきである。
仕切り5の外壁6は、ベース3及びクラウン2と一緒になって、形状が全体として三角形7a又は台形7bのキャビティ7を構成している。2つの壁相互間の接合ゾーンは、扁平走行時に、支持体が良好な耐久性を示すようにするよう1mmよりも大きな値の曲率半径を有する。
図2に円周方向に連続して配置された3つの仕切り5a,5b,5cを見ると、最初の2つは、Vの形をしており、このVの2つの端は、クラウンの高さ位置にあり、点A,B,Cをこれら3つの仕切り5の中央平面Pa,Pb,Pcとクラウン2の半径方向内面との間の交点として定めることは可能である。点A,B相互間の距離はLとし、点B,C相互間の距離をlとする。距離A,Bは、クラウンの高さ位置における最初の2つの仕切りを分離する距離に相当し、距離B,Cは、第2の仕切り5bを第3の仕切り5cから分離する距離に相当している。図2では、比l/Lは、0.37のオーダのものである。
比l/Lは、好ましくは、0から1まで様々である。この比が0に等しい場合、点B,Cは互いに一致する。この比が1に等しい場合、Bは、A及びCから等距離のところにある。この後者の場合、タイヤのクラウンと支持体の耐力構造体のクラウンとの間の距離の伝達は、方位角の関数として均一である。好ましくは、0.8〜1の比が得られる。
図5は、比l/Lが実質的に1に等しい耐力構造体20を示している。
図2は又、仕切りの中央部分の厚さEが環状本体4の半径方向高さHに対してかなり大きいことを示している。比E/Hは、10%よりも高い。この結果として、扁平走行中の仕切りの通常の動作では、主として圧縮応力を受け、扁平走行中、定格作用荷重を著しく超えた場合にのみ座屈を生じる。この比は、仕切りが例えば穴ぼことの衝突の場合に座屈することができるほど高すぎるものであってはならない。
図3は、仕切りの向きの関数として互いに異なる仕切り5の傾斜角とは別に、図1及び図2の耐力構造体に類似した耐力構造体15を示している。仕切り5aは、半径方向に対して角度アルファ(α)だけ傾けられ、仕切り5bは、角度−ベータ(−β)だけ傾けられている。角度アルファは、角度ベータよりも小さい。この実施形態により、接触領域を通過中の接線力の存在を考慮に入れることが可能である。この支持体15は、好ましくは、その回転方向が図3に示す矢印に一致するような仕方でホイール/タイヤ組立体内に配置されなければならない。
図4は、2つの隣り合う仕切り5b,5cがこれらの中間平面Pb,Pcを有する耐力構造体10を示しており、これら中央平面の交点(正確に言えば、交線)Iが、環状本体4の半径方向内部に位置している。クラウン2までのこの交点からのこれら2つの仕切りの半径方向延長部として、半径方向に差し向けられた共通要素9が設けられている。かくして、これら2つの仕切りは、Yの形をしている。図4では、各仕切り5は、半径方向に対する傾斜角度ガンマ(γ)の平板状要素8の各側に、これと共通の要素9を有し、隣りの仕切りは、半径方向に差し向けられると共にクラウン又はベースまで延びている。仕切り5の平均の向きは、直線CMの半径方向に対して傾斜角度アルファ(α)によって定められ、この直線CMは、仕切り5の要素9とクラウンとの間の交点Aと、仕切り5の要素9′とベースとの間の交点A′とを結んでいる。角度アルファ(α)は、当然のことながら、仕切り5の中央要素8の傾斜角度ガンマ(γ)よりも常時小さく又はこれに等しい。
図6は、仕切り5が一対ずつ連結用仕切り31により連結された耐力構造体30を示している。これら連結用仕切り31は、平板状であり、軸方向且つ円周方向に差し向けられている。これら連結用仕切りは、不都合にも耐力構造体の構造剛性を増大させることなく、扁平走行中にクラウンに対するベースの全体的回転に対する耐性を補強するのに役立つ。
図7は、連結用仕切りが円周方向且つ半径方向に差し向けられた連続ウェブ41を形成した一実施形態を示している。かかるウェブ41は、たとえ薄いものに過ぎなくても、クラウン2に対するベース3の全体的回転に対する耐力構造体40の耐性を補強するのに非常に有効である。
図8は、耐力構造体40に非常に良く似ていて、連結用仕切り51が穴52が開けられている円周方向且つ半径方向に差し向けられたウェブを形成する耐力構造体50を示している。これらの穴により、ウェブの機械的効果を実質的に変えることなく、ウェブ51の質量を減少させることが可能である。
図9は、図5に示す断面EEで見た耐力構造体60を示しており、この耐力構造体では、連結用仕切り61は、半径方向に設けられると共に円周方向に対して数度だけ傾けられている。図9の耐力構造体60は、図7の耐力構造体(耐力構造体の強度を補強するためにウェブが用いられている)の変形例である。ウェブの傾斜構造により、その連続性が切られており、したがって、組立体の回転に起因する接線力の伝達を回避すると共にウェブ/仕切り接合部のところの応力集中を減少させることが可能である。
図10は、図5に示す断面EEで見た耐力構造体70を示しており、この耐力構造体では、仕切り71は、数度の角度デルタ(δ)だけ軸方向に差し向けられている。角度デルタは、10°未満である。この向きデルタは、クラウンに対するベースの全体的回転に対する耐性を補強する。これは、先の実施形態の連結用仕切りの代替手段である。
図11及び図12は、耐力構造体1を軸方向に2つ配置して構成された耐力構造体80を示している。各耐力構造体は、ピッチpに従って配置されたその仕切り5を有し、2つの耐力構造体は、互いに対してp/2の円周方向ずれをもって互いに接合されている。これにより、扁平走行時の一様性をより一層向上させることが可能である。
図13は、仕切り91が半径方向に対して傾けられていて、各端がベース又はクラウンまで半径方向に延びる半径方向の向きの要素93によって互いに連結された2つの互いに平行な要素92から成る耐力構造体90を示している。この実施形態の利点は、この実施形態により、半径方向に背の高い耐力構造体及び支持体を作ることができるということにある。これは、対応の荷重に耐えるのに必要な厚手の仕切り5の代替手段である。2つの要素92は、要素93と一緒になって、台形の形をしたキャビティ94を形成する。要素92は、減少した厚さのものであり、それにより、厚手の仕切りで遭遇する場合のある成形上の問題を回避することが可能である。
図13の実施形態の代替手段が、図14に示されている。図14は、2つの半径方向に隣り合う耐力構造体1,1′から成る耐力構造体85を示している。この耐力構造体85は、耐力構造体1′のベース3′から成るベース87と、耐力構造体1のクラウン2から成るクラウン86と、2つの耐力構造体1,1′の環状本体から成る環状本体とを有し、更に、互いに一致した耐力構造体1のベース3及び耐力構造体1′のクラウン2′に対応している円周方向且つ軸方向に差し向けられたウェブ88を有している。
環状本体は、各々が耐力構造体1の仕切り5及び耐力構造体1′の仕切り5′を構成する仕切り89を有している。注目されるべきこととして、2つの隣り合う仕切り5及び2つの隣り合う仕切り5′(仕切り5,5′は、半径方向に隣接している)の2つの中央平面P相互間及び2つの中央平面P′相互間のそれぞれの交点F,Gは、実質的に同一の方位角をなして位置している。これにより、扁平走行時の場合に2つの耐力構造体1,1′相互間の力の良好な伝達及び良好な分布を達成することが可能である。さらに、仕切り5,5′は、半径方向に対して互いに逆の向きで共通のベース/クラウン構造体又はウェブ88から遠ざかって延びている。角度アルファ及び角度アルファ′は、互いに異なる値を有するのが良いが、図14に示すように、一方の角度は、正であり、他方の角度は、負である。
本発明の支持体は、ポリブチレンテレフタレートで構成された硬質セグメント及びポリエーテルテレフタレートで構成された約40重量%の軟質セグメントを有する弾性コポリエーテル−エステルを用いて成形される。硬質セグメントの割合は、約60重量%である。ポリエーテルブロックは、ポリテトラメチレングリコールに由来し、分子量は、約1000g/モルである。コポリエーテル−エステルは、ISO規格527/2によれば、23℃において約180MPaの引張弾性率を有する。
この支持体(図2)は、熱可塑性材料用の射出成形機を用いて成形され、そのクランプ力は、600MPaオーダの圧力を材料に及ぼしたままにするようなものであり、材料は、約1分間この値に保持される。金型にはマルチランナネットワークを介して供給され、ランナの数は、キャビティの数に等しい。この支持体のサイクル時間は、2分オーダのものである。
図20及び図21は、本発明の支持体を成形するようになった金型に関して「サブマリン」型のランナ202及び射出ゲート203を有するマルチポイント供給システム200の一例を示している。
図15は、平坦な地面(曲線a)及び半円筒形圧子(曲線b)上の例えば図2に示すこの支持体に関する概略圧潰(クラッシュ)曲線を示している。
曲線(a)は、非常に高い初期剛性を示し、次に、仕切り5の座屈の出現に対応した顕著な最大値を示している。初期の高い剛性は、半径方向に対して交互に差し向けられた仕切りがこれらの有効高さを考慮して、最初の圧潰段階中に互いに支持するのに十分な厚さのものであるということに対応している。注目されるべきこととして、耐力構造体が使用中に耐えなければならない荷重QNは、この第1の段階に位置している。この場合、耐力構造体は、特に目立った座屈段階を示している。というのは、その効果は、点M、即ち、曲線の最大点を越える変位の増加が得られるよう力が減少することにある。仕切りのこの非常に目立った座屈は、例えば半円筒形圧子上での耐力構造体の圧潰を容易にする上で非常に重要な要因である(曲線b)。かかる圧潰の時点で、座屈は、力が比較的に弱い状態で凹み距離を長くするのを可能にする。かくして、本発明の耐力構造体は、初期剛性及びかくして凹みの場合に許容可能な可撓性を維持した状態で扁平走行中における耐荷力の観点において半径方向に設けられた仕切りを有する支持体で得られる挙動と全く同等の最適化された挙動を示す。その結果、衝突における挙動は、明確に改善される。この結果は、支持体の質量を実質的に増大させないで得られる。
図16及び図17は、上述の実施形態のうちの任意の1つとしての耐力構造体1と、タイヤビードのためのロック要素96とから成る本発明の支持体95を示している。要素96は、耐力構造体1の片側に軸方向に配置されている。各要素96は、耐力構造体のベース3の高さ位置でVの状態に配置された2つの隣り合う仕切りのこの軸方向の延長部961と、延長部961に直角に設けられたベースの延長部962とから成っている。図示の実施形態の実施例では、2つの仕切りの延長部961は、外側に向かって耐力構造体から、即ち、実質的に環状本体全体から提供されるべきロック力の関数として定められた高さまで軸方向に次第に減少した半径方向高さを有している。ロック要素の機能は、タイヤビードを定位置にロックしたり取り付けローラの圧力により支持体を取り外したりする安全ボスと協働することにある。
図18は、ホイールモジュールを取り付けるロック要素の代替手段として、所与の包囲角をなして位置決めされたホイールモジュール99のためにオプションとして設けられた位置決めペグ97,97を示している。ホイールモジュール99を定位置に配置した後にホイールモジュール99を定位置にロックするための軸方向ロッククリップ98も又設けられている。図19は、支持体95の側の定位置に設けられたホイールモジュールを示している。
図22は、タイヤ102と、ホイール110と、本発明の支持体95とを有する組立体100を示している。この組立体のホイール110は、ディスク114と、最大直径ΦS1max,ΦS2maxが互いに異なる2つのシート118,116を備えたリム112とを有している。ディスク114とリム112との間の連結ゾーンは、大きい方の直径ΦS2maxを有するシート116の側に設けられている。タイヤ102は、トレッド104と、2つのサイドウォール106と、リム112のシート116,118上に載るのに適した直径の互いに異なる2つのビード108とを有している。リム112は、実質的に支持体95の耐力構造体1を載せた支持体支承面120及びシート116と支持体支承面120との間に設けられた円周方向溝122を有している。この円周方向溝122の機能は、ホイール弁を受け入れること及びタイヤのビード108をシート116上に取り付けたりこれから取り外したりすることができるようにすることにある。支持体支承面120及び耐力構造体1のベースも又、支持体95を定位置にロックするロック手段11,12を有している。
支持体95のロック要素96は、円周方向溝122の側壁126にほぼ軸方向に当接する。ロック要素96の軸方向端部のところの最大直径は、支持体96を取り付けローラの軸方向圧力によって取り外すことができるようにするために直径ΦS2maxよりも数ミリメートルだけ大きい。かくして、ロック要素96は、シート116の安全ボス128と協働してタイヤ102のビード108を定位置にロックする。
本発明は、図示すると共に説明した実施例には限定されず、本発明の範囲を逸脱しないで、かかる実施例に対して種々の改造を施すことができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によってのみ定められる。
本発明の支承支持体のための耐力構造体の単純化された概略斜視図である。 図1の耐力構造体の部分円周方向断面図である。 互いに異なる仕切りの傾斜角度(α,β)を備えた耐力構造体の実施形態の部分円周方向断面図である。 図2に類似した第2の実施形態の図である。 図2に類似した第3の実施形態の図である。 図2に類似した第4の実施形態の図である。 第5の実施形態を示す図である。 第6の実施形態を示す図である。 図5に示すEE線に沿って取った第7の実施形態の断面図である。 図5に示すEE線に沿って取った第8の実施形態の断面図である。 第9の実施形態の部分的に開かれた状態の斜視図である。 図11の支持体の側から見た図である。 第10の実施形態の半径方向円周方向断面図である。 変形例としての背の高い支持体を示す図である。 平坦な地面上に位置すると共に鋭利なエッジに当たった状態の図1の耐力構造体の圧潰と関連した曲線を示す図である。 タイヤビードロック要素を有する支持体を示す図である。 図16の拡大図である。 ホイールモジュールを取り付けるための手段を備えた支持体を示す図である。 支持体のロック要素によって取り付けられたモジュールを示す図である。 本発明の支持体を射出成形するためのランナの平面図である。 図20に示されたZZ矢視断面図である。 適当なホイールリムに取り付けられた図16の支持体の軸方向断面図である。

Claims (34)

  1. インフレーション圧力が失われた場合に車両に装着されたタイヤのトレッドを支持するよう前記タイヤの内部でリムに取り付けられるようになった支承支持体の耐力構造体であって、前記耐力構造体が、実質的に円筒形のベースと、実質的に円筒形のクラウンと、前記ベースと前記クラウンを連結する環状本体とを有し、前記本体が、円周方向に規則的に分布して配置されると共に実質的に前記本体の一方の側から他方の側まで軸方向に且つ半径方向に対して平均の向きで前記ベースから前記クラウンまで半径方向に延びる複数の仕切りを有し、2つの円周方向に隣り合う前記仕切りが、前記半径方向に対して互いに逆の向きを呈する、耐力構造体において、前記仕切りの前記平均の向きは、10°〜50°であり、2つの円周方向に隣り合う前記仕切りは、前記ベース又は前記クラウンのところにレイアウトされたせいぜい1つの共通ゾーンを有し、2つの隣り合う前記仕切りは、前記ベース及び(又は)前記クラウンと一緒になって、三角形及び(又は)台形の形状のキャビティを構成する、耐力構造体。
  2. 前記仕切りの中央部分(E)の厚さと前記環状本体の半径方向高さ(H)の比は、10%よりも大きい、請求項1記載の耐力構造体。
  3. 前記ベースは、伸び弾性率が前記クラウンを構成する材料の伸び弾性率よりも高い材料から成る、請求項1又は2記載の耐力構造体。
  4. 2つの隣り合う前記仕切りは、半径方向に対して互いに異なる角度(アルファ,ベータ)の平均傾きを呈する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の耐力構造体。
  5. 前記仕切りは、2つの外壁及び各点が前記2つの外壁から等距離のところにある中央に位置した中央曲線を有しているので、前記中央曲線は、少なくとも前記仕切りの前記中央部分に関し、同一の中央平面内に含まれる、請求項1乃至4の何れか1項に記載の耐力構造体。
  6. 前記仕切りの前記外壁は、少なくとも中央部分が平板状である、請求項5記載の耐力構造体。
  7. 2つの隣り合う前記仕切りが前記ベースと前記クラウンとの間に半径方向に位置するこれらの中央平面相互間に交点を備えている場合、適宜、前記ベース又は前記クラウンまでの前記2つの仕切りの半径方向延長部として、共通部分が設けられ、前記組立体は、全ての円周方向平面で見て全体としてY字形である、請求項5又は6記載の耐力構造体。
  8. 3つの円周方向に隣り合う前記仕切りを見た場合、最初の2つの前記仕切りは、Vの形をしていて、前記Vの2つの端が前記クラウンの高さ位置にあり、Lが、前記最初の2つの仕切りの中央平面と前記クラウンの2つの交点相互間の円周方向距離であり、lが、2番目及び3番目の前記仕切りの中央平面と前記クラウンの交点相互間の円周方向距離であり、次式、即ち、
    0≦l/L≦1
    である、請求項5〜7のうちいずれか一に記載の耐力構造体。
  9. 0.80≦l/L≦1
    である、請求項8記載の耐力構造体。
  10. 前記本体は、2つの隣り合う前記仕切り相互間に規則的に分布して設けられると共に円周方向に差し向けられた連結用仕切りを更に有する、請求項1乃至9の何れか1項に記載の耐力構造体。
  11. 前記連結用仕切りは、実質的に半径方向に差し向けられている、請求項10記載の耐力構造体。
  12. 前記連結用仕切りは、円周方向に連続したウェブを構成する、請求項10又は11記載の耐力構造体。
  13. 前記連結用仕切りは、前記仕切りの所与の部分、好ましくは2番目ごとの仕切りに連結されている、請求項10又は11記載の耐力構造体。
  14. 前記連結用仕切りeと前記仕切りEの厚さの比は、
    0.1<e/E<0.5
    であるようなものである、請求項10乃至13の何れか1項に記載の耐力構造体。
  15. 前記連結用仕切りは、穴を有している、請求項10乃至14の何れか1項に記載の耐力構造体。
  16. 前記連結用仕切りは、円周方向に対して数度、好ましくは10°未満をなして差し向けられている、請求項10乃至15の何れか1項に記載の耐力構造体。
  17. 前記仕切りは、数度の軸方向傾きを呈している、請求項1乃至16の何れか1項に記載の耐力構造体。
  18. 前記仕切りの前記軸方向傾きは、10°未満である、請求項17記載の耐力構造体。
  19. 前記仕切りは、前記ベース及び前記クラウンと一緒になって、壁が実質的に平板状であり1ミリメートルよりも長い曲率半径を備えた表面によって互いに連結されたキャビティを構成している、請求項1乃至18の何れか1項に記載の耐力構造体。
  20. 前記仕切りの各々は、各端が半径方向に差し向けられた仕切りによって互いに連結された2つの平行な仕切りから成る、請求項1乃至19の何れか1項に記載の耐力構造体。
  21. 前記支持体を構成する材料は、弾性率が0〜40MPaの配合ゴムである、請求項1乃至20の何れか1項に記載の耐力構造体。
  22. 前記支持体を構成する材料は、弾性率が30〜400MPaのポリウレタンエラストマーである、請求項1乃至20の何れか1項に記載の耐力構造体。
  23. 前記支持体を構成する材料は、弾性率が50〜800MPaの熱可塑性エラストマーである、請求項1乃至20の何れか1項に記載の耐力構造体。
  24. 前記弾性率は、50〜500MPaである、請求項22又は23記載の耐力構造体。
  25. 請求項1乃至24の何れか1項に記載の耐力構造体を有する支承支持体であって、前記耐力構造体の前記ベースは、少なくとも一部が、リムに適合するようになった前記支持体のベースを構成し、前記耐力構造体の前記クラウンは、少なくとも一部が、インフレーション圧力が失われた場合に前記トレッドの下に位置し、前記タイヤの定格動作圧力では前記トレッドに対して隙間を空けるタイヤの内側部分と接触するようになった前記支持体のクラウンを構成する、支承支持体。
  26. 請求項1乃至24の何れか1項に記載の複数の軸方向に隣り合う耐力構造体を有する、支承支持体。
  27. 2つの軸方向に隣り合う耐力構造体を有する、請求項26記載の支承支持体。
  28. 前記仕切りは、ピッチpで円周方向に配置され、2つの支持体半部の幾何学的形状は、p/2だけ円周方向にずらされている、請求項27記載の支承支持体。
  29. 第1の耐力構造体は、軸方向に対して互いに異なる角度アルファ及び角度ベータをなして差し向けられた仕切りを有し、第2の耐力構造体は、半径方向に対して角度ベータ及び角度アルファをなして差し向けられた仕切りを有する、請求項26又は27記載の支承支持体。
  30. 請求項1乃至24の何れか1項に記載の複数の半径方向に隣り合う耐力構造体を有する、支承支持体。
  31. 2つの耐力構造体から成り、
    −半径方向内側寄りに配置された前記耐力構造体の前記ベースは、少なくとも一部が前記支持体のベースを構成し、
    −半径方向外側寄りに配置された前記耐力構造体の前記クラウンは、少なくとも一部が、前記支持体のクラウンを構成し、
    −半径方向内側寄りに配置された前記耐力構造体の前記クラウンは、半径方向外側寄りに配置された前記耐力構造体のベースと一致し、
    −互いに半径方向反対側に配置された前記2つの耐力構造体の支持用仕切りは、同一の方位角で共通のベース/クラウン構造体に連結されると共に半径方向に対して逆の向きをなして前記共通のベース/クラウン構造体から遠ざかって延びている、請求項30記載の支承支持体。
  32. 前記支承支持体は、前記支承支持体の一方の側で前記耐力構造体から軸方向に延びるロック要素を有する、請求項25乃至31の何れか1項に記載の支承支持体。
  33. 前記ロック要素は、前記耐力構造体の前記支持用仕切り及び前記耐力構造体の前記ベースから前記支持用仕切りに対して直角をなして軸方向に延びている、請求項32記載の支承支持体。
  34. 前記ロック要素は、ホイールモジュールを取り外し可能に取り付ける手段を有する、請求項32又は33記載の支承支持体。
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