JP2009521002A - 織物製品のロール給送式ラベル付け用のロール - Google Patents

Abstract

本発明は、複数のリボンを備えたロールの製造方法を開示しており、リボンのそれぞれは透明な支持体に付着された一連のラベルを備え、各リボンはシールを用いて隣接するリボンに接続されている。

Description

本発明は、任意の製品、例えば織物製品のロール給送式のラベル付け、及びそれに用いるのに適したロールに関する。

衣服及び他の最終織物製品（例えばタオル、シーツと枕カバー、テーブルクロスなど）のような織物製品の製造業者は、品物のサイズ、繊維の含量、注意事項、製造業者の名前又は商標など様々な項目の情報を表示する、１つ又は複数のラベルを製品に取り付けるのが一般的である。そうしたラベルは通常、吊り下げ式の値札などとは対照的に、品物の購入後に買手によって取り外されるものではなく、むしろ品物に恒久的に添付されているものである。実際には、そうしたラベルは当業界では一般に、恒久的な取扱法表示ラベルとして理解される。

そうしたラベルは通常、自動ロール給送式のラベル付けによって織物製品に付与することができる。多数の織物製品のロール給送式ラベル付けの場合、支持体に付着させた複数のラベルを備えたリボンを含む大型のロールが用いられる。そうしたロールは通常、ロールごとに平均５０００枚のラベルを含むことができる。

好都合には、こうした大型のラベルロールは、後でロール給送式ラベル付けに使用するロール上の適切な支持リボンの上に、所望のラベルを直接印刷することによって用意することができる。ラベルを含むリボンが連続的であるため、ラベルをロール上で直接印刷すると有利である。

任意の量、また比較的少量のラベルを自由に用いることができるようにするためには、通常はロールごとに約１０００枚の量を超えない、少量のラベルを備えたリボンを含むロールを用いることが望ましい。しかし、ロール上の支持リボンの上にラベルを直接印刷することは、ロールがきわめて大きい場合にのみ実施可能である。ロールが小さい場合、ロール上での直接印刷は経済的ではない。

ラベルを紙の支持材料に付着させ、ラベルを含む一連のリボンを接着テープによって互いに接続する、織物製品のロール給送式ラベル付け用のロールが知られている。

しかし紙には、織物の上にラベルを正確に位置決めするためのマークを用いる必要があるという不都合がある。さらに、リボンの引張強さが低い。

したがって第１の態様では、本発明は、後続のラベル付けに任意の量のラベルを自由に選択することを可能にし、紙のリボンを備えるロールに関する前述の欠点のない、例えば織物製品のロール給送式ラベル付け用のロールを提供する。

ロールは複数のリボンを備え、リボンのそれぞれは透明な支持体に付着させた一連のラベルを備え、各リボンはシールを用いて隣接するリボンに接続される。

透明な支持体は、ラベルの支持体として機能するのに適した任意の透明な材料（箔）とすることができる。例えば透明な材料は、例えばポリエステルなどのプラスチック箔とすることができる。

隣接するリボンを接続するシールは、透明な支持材料でできた２つの隣接するリボンを接続するのに適切であり、かつ接続されたリボンに対して、特に自動ロール給送式のラベル付けの間、リボンが、加えられる引張力に耐える能力を有するように、適当な引張強さを与える任意のシールとすることができる。シールは、高周波シール付け又は超音波シール付けによって適用されることが好ましい。しかし、適切な接着剤を用いることも可能である。

第２の態様では、本発明は、第１の態様のロールを製造する方法を提供する。

特に本発明は、例えば織物製品のロール給送式ラベル付け用のロールを製造するための方法であって、
ａ）任意のラベルを、透明な支持材料のシート上に好適な列数で付与するステップであって、１列の幅がロールの幅に対応し、よって各列が、連続的なラベル付け用の一連のラベルを備える、ステップと、
ｂ）シートを、列の幅、ならびにロールの幅に対応する幅のリボンに切断するステップと、
ｃ）リボンをそれらの最小の縁部においてシールして、複数のシールされたリボンを得るステップと、
ｄ）複数のシールされたリボンをロールに適用するステップと、
を備える方法を提供する。

任意のラベルを透明な支持材料のシート上に付与する前に、通常は透明な材料に剥離コーティングを適用することができる。この剥離コーティングによって、製品へのラベル付けのステップでラベルを支持材料から離すことが可能になる。ラベルをシート上に適用した後、ラベルを付ける製品にラベルを付着させることができるように、接着剤を塗布してもよい。

リボンのシールは、高周波シール又は超音波シールによって行われることが好ましい。

ラベルを適用するために用いられるシートのサイズは、通常、取り扱い原理の容易さによって決まる。例えば１５０〜２００ｃｍを超える長さ及び／又は幅を有するシートなど、大きすぎるシートは取り扱いが難しくなる。

他の態様では、本発明は、任意の製品のラベル付けのための、前述の態様のロールの使用に関する。本発明のロールは、当業界で知られているロール給送式ラベル付けの任意の方法に使用することができる。リボンの引張強さが適切であるため、ロールはラベル付け用の機械で使用するのに適している。任意の製品は、例えば下着、シャツ、スカートなどの織物製品、例えば靴などの革製品、例えばバッグなどの帆布製品とすることができる。

Claims (5)

1. 任意の製品のロール給送式ラベル付け用のロールであって、
   該ロールは複数のリボンを備え、リボンのそれぞれが透明な支持体に付着された一連のラベルを備え、各リボンがシールを用いて隣接するリボンに接続されている、ロール。
2. 前記シールが、高周波又は超音波によって適用されるシールである請求項１に記載のロール。
3. 請求項１又は２の前記ロールを製造するための方法であって、
   ａ）所望のラベルを、透明な支持材料のシート上に、好適な列の数で付与するステップであって、１列の幅が前記ロールの幅に対応すし、よって各列が、連続的なラベル付け用の一連のラベルを備える、ステップと、
   ｂ）前記シートを、前記列の幅、ならびに前記ロールの幅に対応する幅のリボンに切断するステップと、
   ｃ）前記リボンをそれらの最小の縁部でシールして、複数のシールされたリボンを得るステップと、
   ｄ）前記複数のシールされたリボンをロールに適用するステップと、
   を含む方法。
4. 前記リボンのシールが、高周波シール付け又は超音波シール付けによって行われる請求項３に記載の方法。
5. 任意の製品のラベル付けのための、請求項１に記載の前記ロールの使用。