JP2009520924A5 - - Google Patents

Claims (6)

1. 車両駆動装置のためのリンクプレートチェーンであって、
   押圧部材（２，３）を介してジョイント式に互いに結合される複数のチェーンリンクプレート（１１）が設けられており、
   押圧部材（２，３）が、リンクプレートチェーンの長手方向に対して横方向で延在して、チェーンリンクプレート（１１）の開口（１２）に配置されていて、
   押圧部材（２，３）とチェーンリンクプレート（１１）とにそれぞれ湾曲して形成された接触面（７，８，９，１０）が配置されており、該接触面（７，８，９，１０）に沿って押圧部材（２，３）とチェーンリンクプレート（１１）とが、力伝達のために互いに接触しており、
   押圧部材（２，３）に湾曲して形成された転動面（５，６）が配置されており、該転動面（５，６）に沿って押圧部材（２，３）が力伝達のために接し合って転動し、
   押圧部材（２，３）が、リンクプレートチェーンの長手方向で延在している横断面において押圧部材高さ方向で非対称的に形成されており、接触面（７，８，９，１０）が、押圧部材高さ方向で押圧部材（２，３）とチェーンリンクプレート（１１）との間の上側の接触面領域と下側の接触面領域とに設けられている形式のものにおいて、
   チェーンリンクプレート（１１）の開口（１２）が、内側方向で湾曲している少なくとも１つの領域（１３）を有しており、
   該内側方向で湾曲している領域（１３）が、上側の接触面領域又は下側の接触面領域に設けられており、
   前記内側方向で湾曲している領域（１３）から前記転動面（５，６）までの長手方向長さが、前記押圧部材（２，３）の広幅な領域の長手方向長さ（Ｂ）よりも短いことを特徴とする、車両駆動装置のためのリンクプレートチェーン。
2. 押圧部材（２，３）が互いに規定通りの状態にある場合にのみ開口（１２）での押圧部材（２，３）の配置が可能であるように、前記領域（１３）が開口（１２）内に延びている、請求項１記載のリンクプレートチェーン。
3. 前記領域（１３）が、凸状の周縁部（１６）から凹状に離れて延びている突出部である、請求項１または２記載のリンクプレートチェーン。
4. 押圧部材（２，３）が、転動面（５，６）に相対している背面（１４）に凹部（１５）を有しており、内方に湾曲した領域（１３）が、開口（１２）において押圧部材（２，３）が規定通りに配置されている場合に凹部（１５）に十分に相対して配置されている周縁部（１６）の領域に配置されている、請求項１から３までのいずれか一項記載のリンクプレートチェーン。
5. 請求項１から４までのいずれか一項記載のリンクプレートチェーンのためのチェーンリンクプレートであって、２つの押圧部材対偶を収容するための２つの開口（１２）が設けられている形式のものにおいて、各開口（１２）が、該開口（１２）の周縁部（１６）から内側方向に方向付けられて延びている領域（１３）を有していることを特徴とする、チェーンリンクプレート。
6. 前記領域（１３）が、押圧部材（２，３）の背面（１４）に形成された凹部（１５）に対して十分に形状・面補完的であり、押圧部材（２，３）と前記領域（１３）との重畳が、押圧部材（２，３）の配向が開口（１２）に対する規定通りの相対的な配向とは異なっている場合に起こるように開口（１２）の内方に延びている、請求項５記載のチェーンリンクプレート。