JP2009519806A - 再固定可能なパンツ状の吸収材物品およびそれを作製する方法 - Google Patents

Abstract

パンツタイプの吸収材物品であって、人体に面する側部（１２）および衣服に面する側部（１３）を有する第１の本体パネル（１６）と、人体に面する側部および衣服に面する側部を有する第２の本体パネル（１７）とを備え、前記第１および第２の本体パネルの人体に面する側部は、側部接続部（１９）を形成するために、横方向縁部に沿って向かい合った関係でともに保持される。物品は、さらに、第１の本体パネル（１６）の人体に面する側部の横方向縁部にまたは横方向縁部近くにヒンジで取り付けられた第１の固定部材（２０）を備え、かつ前記第１の本体パネルに取り付けられていない部分（２５）を有し、前記部分（２５）は、第２の本体パネル（１７）の人体に面する側部上に設けられた相補的な第２の固定部材（２１）に再固定可能に取り付けられる。フィンガグリップを形成する凹部（２７）は、第１の本体パネル（１６）の横方向縁部に設けられ得る。

Description

本発明は、パンツおしめ、トレーニングパンツ、スイムパンツ、サニタリパンツ、または失禁パンツなどのパンツタイプの再固定可能な吸収材物品に関する。本発明は、さらに再固定可能な吸収材物品を作製する方法に関する。

パンツ状の吸収材物品は、画定されたウエスト開口および一対の脚部開口を有し、脚を脚部開口内に挿入し、ウエスト上に物品を引き上げることによって、着用者の身体上に引き上げられる。それら吸収材物品が、使用者の身体に合いかつ快適な着具合を提供できるように、通常、様々な弾性要素が設けられる。そのようなパンツタイプの吸収材物品の実施例は、パンツおしめ、サニタリパンツ、および失禁成人によって着用される失禁パンツである。それらは、パンツの前方および後方パネルを形成する、第１の本体パネルおよび第２の本体パネルを備える。第１および第２の本体パネルは、側部接続部を形成するために側部縁部に沿って互いに結合される。股パネルは、第１の本体パネルと第２の本体パネルとの間に設けられる。股パネルは、一方または両方のパネルと一体にすることも、第１および第２の本体パネルに結合される別個の部品として設けることもできる。

パンツタイプの吸収材物品は、しばしば、その衣服を使用後に容易に取り外す、または使用中に調整することを可能にする再固定機構を有さない。しかしながら、様々な従来技術の文献によって、そのような再固定可能なパンツタイプの吸収材物品が知られている。

特許文献１は、前方および後方パネルをそれらの側部に沿ってともに結合するために、前方および後方パネルの横方向縁部に沿う解放可能および再固定可能な固定手段を有するパンツおしめを開示する。再固定可能な固定手段が、永続的な側部シームに取って代わる。

特許文献２は、再固定可能な側部シームを有する吸収材衣服を開示する。補足的な固定具が、側部に面する着衣者の前方および後方パネルに与えられ、一方の補足的な固定具は、ラップシーム（lap seam）が形成されるようにＣ字形に折り畳まれた構成でパネルに与えられる。

特許文献３は、衣服の再固定可能な側部シームを形成する側部縁部に沿って離間された複数の固定具片を備える再固定可能な吸収材衣服を開示する。切り込みが、固定具片間の本体パネルウエブに設けられ得る。

特許文献４は、第１の本体パネルの人体に面する側部にヒンジ式に接続された固定タブを有する再固定可能な吸収材衣服を開示する。固定タブは、本体パネルの横方向側部縁部に隣接する折り畳み線に沿ってヒンジ式にされ、かつ折り畳まれ、反対側の本体パネルの人体に面する側部に解放可能に固定された状態で折り畳まれる。第１および第２の本体パネル間に重なり合う側部シームは、それらの結合される側部縁部に沿って設けられない。

これらのタイプの開放可能および再固定可能な吸収材衣服での１つの問題は、それらを再び再固定することができるように、制御された方法で側部シームを開放することが困難であり得ることである。側部シームを開放することが困難である場合、側部シームを開放しようとすると、本体パネルのウエブ材料を引き裂くことになり、その時点で衣服が使用不能になる。
国際公開第９５／２７４６２号パンフレット 国際公開第０１／８７２０４号パンフレット 国際公開第０３／０２４３７７号パンフレット 国際公開第０３／０５７１１６号パンフレット 欧州特許出願公開第１０３５８１８号明細書

本発明は、開放可能および再固定可能な側部接続部を有する、パンツおしめ、トレーニングパンツ、スイムパンツ、サニタリパンツ、または失禁パンツなどのパンツ状の吸収材物品を提供することを対象とする。側部接続部は、本体パネルのウエブ材料を引き裂く危険性を最小化する制御された方法で、容易に開放および再接続すべきである。

本発明によれば、上述の種類のパンツタイプの吸収材物品が提供され、吸収材物品は、人体に面する側部および衣服に面する側部を有する第１の本体パネルと、人体に面する側部および衣服に面する側部を有する第２の本体パネルとを備え、第１および第２の本体パネルの人体に面する側部は、再固定可能な固定手段によってそれらのそれぞれの横方向縁部の少なくとも１つに沿ってまたはその近くで互いに結合され、再固定可能な固定手段は、第１の本体パネルの人体に面する側部の横方向縁部にまたは横方向縁部近くに取り付けられた第１の部分を有し、かつ前記第１の本体パネルに取り付けられていない第２の部分を有する第１の固定部材を備え、第１の固定部材は、前記第１の部分と前記第２の部分との間にヒンジを備え、前記ヒンジは、物品の実質的な長手方向に延在する。第１の本体パネルに取り付けられていない第１の固定部材の部分は、第２の本体パネルの人体に面する側部上に設けられた相補的な第２の固定部材に再固定可能に取り付けられる。第１の本体パネルおよび第２の本体パネルの人体に面する側部は、第１の固定部材の第１の部分の領域内で、それらの横方向縁部に沿って向かい合った関係で配置される。

一実施形態によれば、凹部が、第１の本体パネルの横方向縁部に設けられる。この凹部は、側部接続部の開放を容易にするためのフィンガグリップを形成する。

本発明の一態様において、前記凹部の少なくとも一部が、少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍ、より好ましくは少なくとも１０ｍｍの延長部を物品の長手方向に有する。

さらなる態様において、凹部は、少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍの延長部を物品の横断方向に有する。

一実施形態において、凹部は、第１の本体パネルに取り付けられるその部分内の前記第１の固定部材を介して延在する。

さらなる実施形態によれば、第１および第２の固定部材は、マジックテープ（登録商標）タイプの固定具である。好ましい実施形態において、第１の固定部材はループ部材であり、第２の固定部材はフック固定具である。

本発明の一態様において、第２の固定部材は、その横方向側部縁部から少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍの距離に第２の本体パネル上に与えられる。

さらなる態様において、第１の固定部材のヒンジは、第１の本体パネルの横方向側部縁部から少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍの距離に配置される。

一実施形態において、長手方向ｙに見た第１の固定部材の長さは、側部接続部の長さａの少なくとも７５％であり、好ましくは前記長さの少なくとも９０％である。

さらなる実施形態において、第２の固定部材が、第２の本体パネルの横方向側部から少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍの距離ｂに後方本体パネルに取り付けられる。まださらなる実施形態において、第２の固定部材の横断方向ｘにおける幅は、少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍであり、長手方向ｙにおける長さは、第１の固定部材の長さに実質的に等しい。

まださらなる態様において、凹部内に晒されるパネルの少なくとも一部および／または凹部の囲む縁部は、対照を成す色またはパターンで着色される。

本発明は、長手方向ｙおよび横断方向ｘを有するパンツ状の吸収材物品に再固定可能な側部接続部を作製する方法にさらに関連し、前記方法は、
横断方向ｘに複数の物品ブランクを整列するステップであって、各物品ブランクは、第１の本体パネルと第２の本体パネルを含み、隣接するブランク同士は、所期の分離線でそれらの第１の本体パネル間およびそれらの第２の本体パネル間で結合され、前記物品ブランクは、吸収材物品としてのその所期の使用時に人体に面する側部および衣服に面する側部を有する、整列するステップと、
第１の固定部材の一部分が、第１の本体パネルに結合され、一方その第２の部分は、結合されないままであり、したがって物品の実質的に長手方向ｙに延在するヒンジを備える前記第１の固定部材のヒンジ付き取り付け部を形成するように、各第１の本体パネルに再固定可能な固定手段の第１の固定部材を、その所期の、人体に面する側部に結合するステップと、
第２の本体パネルへ前記再固定可能な固定手段の第２の固定部材を、その所期の、人体に面する側部に結合するステップと、
孔が、隣接する第１の本体パネル間を埋めるように、隣接する第１の本体パネル間の所期の分離線の領域内で第１の本体パネルを介して孔を切るステップと、
各ブランクの第１の本体パネルの第１の固定部材を、同じブランクの第２の本体パネルの第２の固定部材と接触して固定させるように、物品ブランクを折り畳むステップと、
折り畳まれたブランクからパンツ状の吸収材物品を形成するために、所期の分離線に沿って折り畳まれたブランクを切るステップ、
あるいは、ブランクを折り畳む前に所期の分離線に沿ってブランクを切るステップとを含む。

一実施形態において、前記孔は、また第１の本体パネルに結合された第１の固定部材を介して切られる。

定義
パンツタイプの吸収材物品
パンツタイプの吸収材物品は、画定されたウエスト開口および一対の脚部開口を有し、脚を脚部開口内に挿入しかつウエスト上に物品を引き上げることによって、着用者の身体上に引き上げられる。そのようなパンツタイプの吸収材物品の実施例は、パンツおしめ、サニタリパンツ、および失禁成人によって着用される失禁パンツである。パンツタイプの吸収材物品は、通常、前方本体パネルおよび後方本体パネルを備え、前方本体パネルおよび後方本体パネルは、ウエスト開口および一対の脚部開口を画定するために、２つの反対側の長手方向側部縁部に沿って互いに結合される。パンツタイプの吸収材物品は、使用において脚部間の着衣者のまた領域を介して延在することが意図される物品の部分内のまた部分をさらに備える。吸収材物品は、尿、排泄物、および生理流体などの身体滲出液を吸収しかつ含むように、着衣者の皮膚に対して置かれることが意図される。本発明は、主に、洗濯され、または他の方法で復元されあるいは使用後に吸収材物品として再使用されることを意図されない物品を意味する使い捨て可能な吸収材物品を参照する。

再固定可能かつ再解放可能な取り付け部
用語「再固定可能」は、２つの要素の解放可能な取り付け部を参照し、したがって取り付け部は、実質的に永続する変形または引き裂きなしに分離させ、その後で再取り付けすることができる。「解放可能な取り付け部」は、要素の一方または両方に加えられる分離力なしに要素が接続されたままとなる傾向があり、かつ要素が、実質的に永続する変形または引き裂きなしに分離させることができるように接続される要素を参照する。必要な分離力は、一般的に、物品を着用する間に遭遇する分離力を超えるべきである。

固定取り付け
用語「固定取り付け」は、２つ以上の要素が、吸収材物品の通常の使用の間に分離されまたは接続解除されることを意図されない、互いに取り付けられる２つ以上の要素を参照する。

マジックテープ（登録商標）固定具
「マジックテープ（登録商標）固定具」は、再固定可能である「フック」部分および「ループ」部分を有する相補的な固定手段を参照する。本明細書で使用される用語「フック」は、他の要素、いわゆる「ループ」部分と係合することができる任意の要素を参照する。用語「フック」は、その通常の意味における「フック」だけに制限されないが、むしろ一方向または両方向のいずれかで要素を係合する任意の形態を包含する。用語「ループ」は、同様にその通常の意味における「ループ」だけに制限されないが、また「フック」固定具と係合することができる任意の構造を包含する。「ループ」材料の実施例は、不織材料などの繊維構造である。マジックテープ（登録商標）固定具は、例えば米国Ｖｅｌｃｒｏから入手可能である。

ヒンジ
用語「ヒンジ」は、第１の本体パネルに取り付けられていない第１の固定手段の第２の部分が、その周りで撓むことが可能である折り畳み線を参照する。

側部接続部
この文脈で使用される用語「側部接続部」は、前記本体パネルの人体に面する側部が、再固定可能な固定手段によって向かい合った関係で保持される第１および第２の本体パネルの横方向側部縁部に沿った領域を参照する。再固定可能な固定手段間の実際の固定領域は、必ずしも、本体パネルの人体に面する側部に向けられた向かい合った領域に配置される必要はないが、通常、第１の固定手段のヒンジ付き取り付け部のために、そのわずか内側に配置される。

本発明は、添付の図面に示される実施形態を参照して以下により詳しく記載される。

本発明は、パンツタイプの吸収材物品１０を参照し、吸収材物品１０は、画定されたウエスト開口１４および一対の脚部開口１５を有し、脚部を脚部開口内に挿入しかつウエスト上に物品を引き上げることによって、着用者の身体上に引き上げられる。

そのようなパンツタイプの吸収材物品の実施例は、パンツおしめ、トレーニングパンツ、スイムパンツ、サニタリパンツ、および失禁成人によって着用される失禁パンツである。物品は、以下において「パンツおしめ」と呼ばれる。物品は、長手方向ｘおよび横断方向ｙを有する。

パンツおしめは、使用において、着衣者の胃および前方腰の領域上に延在することが意図されたパンツおしめの一部である前方本体パネル１６を備える。物品は、また使用において、着衣者の背中および後方腰の領域上に延在することが意図された物品の一部である後方本体パネル１７を備える。パンツおしめ物品のまた部分１８は、使用において、脚部間で着衣者のまた領域を介して延在することが意図されたおしめの一部である。

吸収材コア１１は、また部分１８に配置され、かつ前方本体パネル１６および後方本体パネル１７内に延在する。吸収材コアは、内側カバーシート１２と外側カバーシート１３との間に配置される。

用語「内側カバーシート」は、吸収材物品の内側カバーを形成する、かつ使用時に着衣者の皮膚と直接接触する液体浸透可能な材料シートを参照する。内側カバーシートは、スパンボンド（spunbond）、メルトブロウン（meltblown）、カーディッド（carded）、ハイドロエンタングルド（hydroentangled）、ウエットレイド（wetlaid）などの不織材料を含み得る。適切な不織材料は、木材パルプまたは綿繊維などの天然繊維、またはポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビスコース、レーヨンなどの人工繊維、あるいは天然繊維と人工繊維の混合物からなり得る。内側カバーシート材料は、さらに、特許文献５に開示されるなど結合パターンで互いに結合され得るトウ繊維からなり得る。内側カバーシート材料のさらなる実施例は、多孔性フォーム、開孔プラスチックフィルムなどである。内側カバーシート材料として適した材料は、柔軟でありかつ皮膚に対して無刺激でなければならず、身体流体、例えば尿または生理流体などを容易に浸透すべきである。内側カバーシートは、さらに、吸収材物品の様々な部分と異なってもよい。

「外側カバーシート」は、吸収材物品の外側カバーを形成する材料を参照する。外側カバーシートは、吸収材物品の様々な部分と同一であっても異なってもよい。少なくとも吸収材コアの領域において、外側カバーシートは液体を通さない材料、薄いプラスチックフィルム、例えばポリエチレンまたはポリプロピレンフィルム、液体を通さない材料で被覆された不織材料、液体浸透に抵抗する疎水性の不織材料、またはプラスチックフィルムと不織材料との積層体を含む。外側カバーシート材料は、蒸気が吸収材コアから漏れることを可能にする一方、液体が吸収材コアを通過することを妨げるように呼吸可能であり得る。呼吸可能な外側カバーシート材料の実施例は、多孔性ポリマーフィルム、スパンボンドおよびメルトブロウン層の不織積層体、ならびに多孔性ポリマーフィルムおよび不織材料の積層体である。好ましくは、外側カバーシートは、少なくともその衣服に面する表面上に不織材料を含む。

「吸収材コア」は、少なくともそのまた領域内の吸収材物品の２つのカバーシート間に配置された吸収材構造である。吸収材コアは、任意の従来の種類であり得る。一般に思い浮かぶ吸収材材料の実施例は、セルロースフラッフパルプ、組織層、高吸収材ポリマー（いわゆる超吸収材）、吸収材フォーム材料、吸収材の不織材料などである。一般に、吸収材コアでセルロースフラッフパルプを超吸収材ポリマーと組み合わせる。超吸収材ポリマーは、０．９重量パーセントの塩化ナトリウムを含む水性溶液のそれら自体の重量の少なくとも約２０倍を吸収することができる、水膨潤、水不溶解性有機または無機材料である。高吸収材材料として使用するために適している有機材料は、ポリサッカライド、ポリペプチドなどの天然材料、ならびに合成ヒドロゲルポリマーなどの合成材料を含み得る。そのようなヒドロゲルポリマーは、例えば、ポリアクリル酸のアルカリ金属塩、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリビニルピリジンなどを含む。他の適切なポリマーは、加水分解されたアクリルニトリルのグラフトされたスターチ、アクリル酸のグラフトされたスターチ、およびイソブチレンマレイン無水コポリマー、ならびにその混合物を含む。ヒドロゲルポリマーは、好ましくは、材料を実質的に水不溶解性にするためにわずかに架橋される。好ましい高吸収材材料は、外側表面または超吸収材粒子、繊維、フレーク、球などのシェルが、超吸収材の内側部分より高い架橋密度を有するように、さらに表面架橋される。高吸収材材料は、粒子、繊維、フレーク、球などを含む吸収材合成物での使用に適している任意の形態であり得る。

高い液体貯蔵能力は、多い量の高吸収材材料を使用することによって与えられる。セルロース繊維および高吸収材材料などの親水性繊維のマトリクスからなる吸収材コアに関して、高吸収材材料の割合は、好ましくは１０重量％と９０重量％の間、より好ましくは３０重量％と７０重量％の間である。

吸収材物品は、従来、液体受容能力、液体分散能力、および貯蔵能力に対する異なる特性の層を備える吸収材コアを有する。例えば赤ん坊おしめおよび失禁ガードで一般的である薄い吸収材本体は、しばしば、セルロースフラッフパルプおよび高吸収材ポリマーの、圧縮され、混合され、または層状にされた構造を含む。吸収材コアのサイズおよび吸収能力は、幼児または大人の失禁人物などの異なる使用に適するように変えられ得る。

吸収材コアは、それが主要な吸収材コアによって吸収される前に、排出された液体を迅速に受容しかつ一時的に貯蔵するように構成された、主要な吸収材本体の頂部上に配置された獲得分散層をさらに含み得る。そのような獲得分散層は、従来技術で良く知られており、多孔繊維ワッディングまたはフォーム材料からなり得る。

吸収材コア領域の外側に配置される前方本体パネル１６および後方本体パネル１７またはそれらの一部は、また部分１８とは異なる材料組成を有し得る。このように一実施形態により、吸収材コア領域の外側に配置される前方本体パネル１６および後方本体パネル１７の領域は、例えば人体に面する側部および衣服に面する側部を有する積層材料からなり得、一方、液体を通さない外側カバーシートおよび／または液体を通す内側カバーシートだけが、吸収材コア領域に存在する。他の実施形態において、内側および外側カバーシートは、前方本体パネル１６および後方本体パネル１７ならびにまた領域１８において同一である。

前方本体パネル１６および後方本体パネル１７の横方向側部縁部は、側部接続部１９を形成するためにともに保持され、おしめは、前述のウエスト開口１４および脚部開口１５を有するパンツ状の形状を呈する。前方および後方部分は、再固定可能な固定手段によって、例えばマジックテープ（登録商標）固定具のような機械的な固定手段、または接着固定具によってともに保持される。解放可能な固定手段は、第１の固定部材２０および第２の固定部材２１を備える。前方本体パネル１６および後方本体パネル１７は、それらの人体に面する側部が側部接続部１９の内側に面して、それらの横方向縁部１６ａおよび１７ａに沿って向かい合った関係でともに保持される。

ウエスト開口１４および脚部開口１５の少なくとも一部が弾力性を与えられる。弾性化は、通常、外側カバーシート１３と内側カバーシート１２との間に収縮可能に固定される弾性スレッドなどの複数の弾性部材２２によって達成される。別法として、弾性積層体などの弾性材料は、弾力性が望ましいこれらの領域で前方本体パネル１６および／または後方本体パネル１７を形成するために使用することができる。

第１の固定部材２０は、前方本体パネル１６の人体に面する側部に固定取り付けされる。取り付け部２３は、接着剤、超音波溶接、熱結合などによって達成され得る。横断方向ｘに見て第１の固定部材２０の第１の部分２４だけが、前方本体パネル１６に取り付けられ、一方、第２の部分２５は、前方本体パネル１６に取り付けられない。第１の固定部材２０のこの部分的な取り付けは、第２の部分２５が、前方本体パネル１６に対して自由に撓むので、ヒンジ付き取り付け部と呼ばれる。その周りで第２の部分２５が撓むことを可能にされる折り畳み線２６は、ヒンジと呼ばれる。ヒンジ２６は、実質的に物品の長手方向ｙに延在する。第１の固定部材２０は、好ましくは、その長手方向長さ全体に沿って前方本体パネル１６に取り付けられる。第１の固定部材２０は、その横方向側部縁部１６ａに隣接するまたは近くの前方本体パネル１６にその第１の部分２４と取り付けられ、一方、第２の取り付けられていない部分２５は、前記横方向縁部１６ａから離れて延在する。

横断方向ｘに見て第１の固定部材２０の幅は、少なくとも１０ｍｍ、好ましくは少なくとも１５ｍｍ、より好ましくは少なくとも２０ｍｍである。この幅は、４０ｍｍ以下、好ましくは３０ｍｍ以下であることが好ましい。長手方向ｙに見て第１の固定部材２０の長さは、ウエスト開口１４とそれぞれ脚部開口１５との間の側部接続部１９の長さ、すなわち距離ａの少なくとも７５％、好ましくは前記長さの少なくとも９０％である。本体パネル１６の横方向縁部１６ａに沿って、短い間隔で配置された２つ以上の第１の固定部材２０を有することが可能であり、前記長さは、最も外側の第１の固定部材２０の外側縁部間の距離に対応する。

第１の固定部材２０のヒンジ２６は、第１の本体パネル１６の横方向側部縁部１６ａから少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍに配置される。第１の本体パネル１６に取り付けられていない第２の部分２５の横断方向ｘにおける幅は、少なくとも５ｍｍ、好ましくは少なくとも７ｍｍ、より好ましくは少なくとも１０ｍｍである。

凹部２７が、前方本体パネル１６の横方向側部縁部１６ａに設けられ、前記凹部２７は、また第１の固定部材２０を介して延在する。凹部は、長手方向ｙにおいて少なくとも５ｍｍ、好ましくは少なくとも１０ｍｍの延在部、および横断方向ｘにおいて少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍの延在部を有する。

再固定可能な固定手段は、さらに、後方本体パネル１７の人体に面する側部に固定取り付けられた第２の相補的な固定部材２１を備える。取り付け部は、接着剤、超音波溶接、熱結合などによって達成され得る。第２の固定部材２１は、好ましくは、その全体長さおよび幅に沿って後方本体パネル１７に取り付けられる。

好ましい実施形態において、第１の固定部材２０および第２の固定部材２１は、相補的なマジックテープ（登録商標）固定具である。いくつかの場合において、第１の固定部材２０はループ部材であり、一方第２の固定部材２１はフック部材であることが好ましいことがあり得るが、反対も可能である。

第１の固定部材２０がループ部材であり、かつ第２の固定部材２１がフック部材であるなら、第２の固定部材は、第１の固定部材２０の長さに実質的に等しいまたはより短い長手方向ｙにおける長さを有することが好ましい。横断方向ｘにおけるその幅も、第１の固定部材２０の第２の部分２５の幅より短いまたは等しいことが好ましい。したがって、この場合において、第２の固定部材２１は、好ましくは、それが取り付けられる第１の固定部材２０の部分のサイズより小さいまたは等しい。また第２の固定部材２１は、本体パネル１７の横方向縁部１７ａに沿って短い間隔に配置される２つ以上の固定部材からなり得、前記長さは、最も外側の第２の固定部材２１の外側縁部間の距離に対応する。

代替の実施形態において、第１の固定部材２０は、フック部分であり、それぞれの本体パネルの人体に面する側部は、第２の固定部材２１であるループ部分を形成し得る。この場合、第２の固定部材２１は、第１の固定部材２０より大きくすることができる。

第２の固定部材２１は、後方本体パネル１７の横方向側部１７ａから少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍの距離に後方本体パネル１７に取り付けられる。この距離ｂは図４に示される。好ましくは、距離ｂは、第１の固定部材２０のヒンジ２６と第１の本体パネル１６の横方向側部縁部１６ａとの間の距離に等しいまたはより長い。

第１の固定部材２０の第２の部分２５は、図２に最も良く示されるように、第２の固定部材２１に解放可能に取り付けられたパンツおしめの閉じられた位置にある。第１の固定部材２０および第２の固定部材２１は、第１の固定部材２０の第１の部分２４の領域内で、それらの横方向縁部１６ａ、１７ａに沿って向かい合った関係で、前方本体パネル１６および後方本体パネル１７の人体に面する側部を保持する。第２の部分２５は、ヒンジ２６の周りで撓むことができるので、それは、前方本体パネル１６から離れて容易に移動することができる。

第１の固定部材２０および第２の固定部材２１のいずれかは、それぞれの本体パネル１６または１７の人体に面する側部の一体部品を形成することができることを理解されたい。したがって第１の固定部材２１がフック部分である場合に、第２の固定部材は、それぞれの本体パネル１６または１７の不織内側カバーシート１２によって構成されるループ部分であり得る。第１の固定部材２０は、後方本体パネル１７に取り付けることができ、第２の固定部材は、前方本体パネル１６の一部に取り付ける、または一部を形成することができることも理解されたい。

側部接続部１９を開放するとき、凹部２７、またはむしろ凹部２７内に晒される後方パネル１７の一部は、フィンガグリップとして、およびどこで側部接続部１９の開放を開始し、それによって第１の固定部材２０および第２の固定部材２１の分離を容易にするかの視覚指示として作用する。したがって凹部は、好ましくは指を収容するために十分に大きくするべきである。凹部２７は、図面に示されるように前方パネル１６の代わりに後方パネル１７内に設けることができることは明らかである。

凹部の位置を容易に検出するために、凹部２７の少なくとも一部、またはむしろ凹部２７および／または凹部２７の周囲縁部内に晒される本体パネルの部分は、対照を成す色で着色され得る。

代替の実施形態において、凹部２７が省略され、第１の固定部材２０および第２の固定部材２１の分離は、側部接続領域１９内の本体パネル１６および１７の横方向縁部１６ａおよび１７ａを引き離すことによって達成され得る。

側部接続部１９は、例えば超音波溶接スポット、接着スポット、熱結合スポットの形態で、結合サイト２８によって密封され得る。これら結合サイト２８は、側部接続部の開放を妨げないように十分に小さくあるべきであり、これらは、任意の適切な形状および構成を有することができる。結合サイト２８は、側部接続部が最初に開放されるときに破壊される。

再固定可能な固定部材がパンツおしめの両方の横方向側部に沿って設けられることが、上記で記載されかつ示されてきたが、パンツおしめの一方の側部だけに、再固定可能な固定手段が設けられ得、第１および第２の本体パネルの他方の側部縁部が、接着または超音波溶接によってなど、互いに固定取り付けされる得ることを理解されたい。

図５ａ〜図５ｅを参照すると、上述された再固定可能なパンツおしめを作製するプロセスの一実施形態が示される。プロセスは、異なるステップに関して記載されるが、それが連続プロセスであることを理解されたい。

パンツおしめの前方、後方、および股パネルを形成する、横断方向（ｘ）に整列される複数の吸収材物品ブランクからなる材料２９の連続ウエブは、プロセスラインに沿って移動される。ウエブ２９は、長手方向縁部２９ａおよび２９ｂを有する。孔３０が、パンツおしめの脚部開口１５を形成するウエブ２９（整列されたブランク）に作製される。吸収材コア、弾性部材などは、またブランクで存在するが示されていない。２つの隣接するパンツおしめの第１の固定部材２０を形成することを意図される材料片が、孔３０とウエブ２９の１つの長手方向縁部２９ａとの間の領域内のウエブ２９上に配置され、このように２つの隣接するパンツおしめブランク間の所期の分離線３１を架橋する。固定部材２０材料が、人体に面する側部、すなわち内側カバーシートを形成するブランクの側部上に配置される。第１の固定部材材料２０のこの片は、接着、超音波溶接、熱結合などによってブランクに固定取り付けられる。示される実施形態において、取り付け部２３の２つのストライプが、各パンツおしめブランクについて１つずつ、選択された距離に離間されて設けられる。別法として、取り付け部２３の単一の領域が、２つの隣接するパンツおしめブランク間の所期の分離線を架橋する。

さらなる代替において、パンツおしめの第１の固定部材２０を形成することを意図された材料の２つの別個の片が、所期の分離線３１の両側に配置される。

取り付け部２３のストライプは、それぞれ第１の固定部材２０の幅全体に延在しないが、ブランクに取り付けられていない隣接するパンツおしめブランク間の所期の分離線から離れて面するその一部を残す。これは、上述のように第１の固定部材材料２０のヒンジが付けられた取り付け部を構成する。取り付け部２３の領域は、隣接するパンツおしめブランクの所期の分離線３１に延在することができ、またはその内側の選択された距離で終了することができる。

第２の固定部材２１の対は、第１の固定部材２０と比べて脚部開口孔１５の反対側側部に、ブランク間の所期の分離線の両側で各ブランクに固定取り付けされる。第２の固定部材２１は、上述のようにパンツおしめの横方向側部縁部を形成する前記所期の分離線３１から選択された距離に取り付けられる。別法として、単一片の第２の固定部材２１が、隣接するパンツおしめブランクに取り付けられ、第２の固定部材の前記片は、所期の分離線３１を架橋する。

孔３２は、その後、組み合わせられた第１の固定部材２０とウエブ２９を介して作製される。孔３２は、隣接するパンツおしめブランク間の所期の分離線に対して中心合わせされる。孔３２は、ブランクから形成されるべき両方のパンツおしめの凹部２７を形成する。別法として、孔３２は、その上に第１の固定部材２０を配置する前にウエブ２９だけを介して作製される。

ブランクは、次に、第１の固定部材２０および第２の固定部材２１が、側部接続部を形成するために互いを固定する図５ｄに示されるように長手方向に折り畳まれる。側部接続部領域の追加の密封は、例えば超音波溶接スポット、接着スポット、熱結合スポットなどの結合サイト２８によって提供され得る。分離線３１に沿った切断は、次に、パンツおしめを形成するために図５ｅに示されるように実行される。別法として、切断は、ブランクを折り畳む前に実行される。

凹部２７内または凹部２７（孔３２）を囲む縁部周りに晒される第２の固定部材２１間の領域に着色またはパターニング剤を添加するなどの追加のプロセスステップは、所望であれば存在し得る。

本発明による再固定可能なパンツタイプの吸収材物品は、また長手方向に製造され得る。「ハーフホール」の形態の凹部３２は、次に第１の本体パネルの各横方向縁部に設けられ得る。

本発明による再固定可能なパンツおしめを示す。 図１の線ＩＩ−ＩＩに沿った断面図である。 図１の線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿った断面図である。 開放された一側部接続部を有する図１によるパンツおしめを示す。 本発明による再固定可能なパンツおしめを作製する一実施形態の概略的な様々な製造ステップを示す。 本発明による再固定可能なパンツおしめを作製する一実施形態の概略的な様々な製造ステップを示す。 本発明による再固定可能なパンツおしめを作製する一実施形態の概略的な様々な製造ステップを示す。 本発明による再固定可能なパンツおしめを作製する一実施形態の概略的な様々な製造ステップを示す。 本発明による再固定可能なパンツおしめを作製する一実施形態の概略的な様々な製造ステップを示す。

符号の説明

１０ パンツタイプの吸収材物品
１１ 吸収材コア
１２ 内側カバーシート
１３ 外側カバーシート
１４ 画定されたウエスト開口
１５ 脚部開口
１６ 前方本体パネル
１６ａ、１７ａ 側部縁部
１７ 後方本体パネル
１８ また部分
１９ 側部接続部
２０ 第１の固定部材
２１ 第２の固定部材
２２ 弾性部材
２３ 取り付け部
２４ 第１の部分
２５ 第２の部分
２６ ヒンジ、折り畳み線
２７、３２ 凹部
２８ 結合サイト
２９ ウエブ
２９ａ、２９ｂ 長手方向縁部
３０ 孔
３１ 分離線
３２ 孔

Claims (16)

1. パンツおしめ、トレーニングパンツ、スイムパンツ、サニタリパンツ、または失禁パンツなどの再固定可能なパンツタイプの吸収材物品において、長手方向（ｙ）および横方向（ｘ）を有し、人体に面する側部および衣服に面する側部を有する第１の本体パネル（１６）と、人体に面する側部および衣服に面する側部を有する第２の本体パネル（１７）とを備え、前記第１および第２の本体パネルが、側部接続部（１９）を形成するように、再固定可能な固定手段（２０，２１）によってそれらのそれぞれの横方向縁部（１６ａ，１７ａ）の少なくとも１つに沿ってまたはその近くで互いに結合され、前記再固定可能な固定手段が、前記第１の本体パネル（１６）の前記人体に面する側部の横方向縁部（１６ａ）にまたは横方向縁部（１６ａ）近くに取り付けられた第１の部分（２４）を有し、かつ前記第１の本体パネル（１６）に取り付けられていない第２の部分（２５）を有する第１の固定部材（２０）を備え、前記第１の固定部材（２０）が、前記第１の部分（２４）と前記第２の部分（２５）との間にヒンジ（２６）を備え、前記ヒンジ（２６）が、吸収材物品の実質的な長手方向（ｙ）に延在し、前記第２の取り付けられていない部分（２５）が、前記第２の本体パネル（１７）の前記人体に面する側部（１２）上に設けられた相補的な第２の固定部材（２１）に再固定可能に取り付けられる、吸収材物品であって、
   前記第１の本体パネル（１６）および前記第２の本体パネル（１７）の前記人体に面する側部が、前記第１の固定部材（２０）の前記第１の部分（２４）の領域内で、それらの横方向縁部（１６ａ，１７ａ）に沿って向かい合った関係で配置されることを特徴とする吸収材部品。
2. 凹部（２７）が、前記第１の本体パネル（１６）の前記横方向縁部（１６ａ）に設けられることを特徴とする請求項１に記載の吸収材物品。
3. 前記凹部（２７）の少なくとも一部が、少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍ、より好ましくは少なくとも１０ｍｍの延長部を吸収材物品の長手方向（ｙ）に有することを特徴とする請求項２に記載の吸収材物品。
4. 前記凹部（２７）が、少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍの延長部を吸収材物品の横断方向（ｘ）に有することを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載の吸収材物品。
5. 前記凹部（２７）が、前記第１の本体パネル（１６）に取り付けられる前記第１の部分（２４）内の前記第１の固定部材（２０）を介して延在することを特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載の吸収材物品。
6. 前記第１および第２の固定部材（２０，２１）が、マジックテープ（登録商標）タイプの固定具であることを特徴とする請求項１から５のいずれか一項に記載の吸収材物品。
7. 前記第１の固定部材（２０）がループ部材であり、前記第２の固定部材（２１）がフック固定具であることを特徴とする請求項６に記載の吸収材物品。
8. 前記第２の固定部材（２１）が、その前記横方向側部縁部（１７ａ）から少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍの距離（ｂ）に前記第２の本体パネル（１７）上に配置されることを特徴とする請求項１から７のいずれか一項に記載の吸収材物品。
9. 前記第１の固定部材（２０）の前記ヒンジ（２６）が、前記第１の本体パネルの前記横方向側部縁部（１６ａ）から少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍの距離に配置されることを特徴とする請求項１から８のいずれか一項に記載の吸収材物品。
10. 前記第１の本体パネル（１６）に取り付けられていない前記第１の固定部材（２０）の前記第２の部分（２５）の横断方向（ｘ）の幅が、少なくとも５ｍｍ、好ましくは少なくとも７ｍｍ、より好ましくは少なくとも１０ｍｍであることを特徴とする請求項１から９のいずれか一項に記載の吸収材物品。
11. 長手方向（ｙ）に見た前記第１の固定部材（２０）の長さが、前記側部接続部（１９）の前記長さ（ａ）の少なくとも７５％であり、好ましくは前記長さの少なくとも９０％であることを特徴とする請求項１から１０のいずれか一項に記載の吸収材物品。
12. 前記第２の固定部材（２１）が、前記第２の本体パネル（１７）の前記横方向側部（１７ａ）から少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍの距離（ｂ）に前記後方本体パネル（１７）に取り付けられることを特徴とする請求項１から１１のいずれか一項に記載の吸収材物品。
13. 前記第２の固定部材（２１）の横断方向（ｘ）における幅が、少なくとも３ｍｍ、好ましくは少なくとも５ｍｍであり、長手方向（ｙ）における長さが、前記第１の固定部材（２０）の前記長さに実質的に等しいことを特徴とする請求項１から１２のいずれか一項に記載の吸収材物品。
14. 前記凹部（２７）内に晒される部分の少なくとも一部および／またはその囲む縁部が、対照を成す色で着色されまたはパターン形成されることを特徴とする請求項１から１３のいずれか一項に記載の吸収材物品。
15. 長手方向（ｙ）および横断方向（ｘ）を有するパンツ状の吸収材物品に再固定可能な側部接続部を作製する方法において、
    横断方向（ｘ）に複数の物品ブランクを整列するステップであって、各物品ブランクが、第１の本体パネル（１６）と第２の本体パネル（１７）を含み、隣接するブランク同士が、所期の分離線（３１）でそれらの第１の本体パネル（１６）間およびそれらの第２の本体パネル（１７）間で結合され、前記物品ブランクが、吸収材物品としてのその所期の使用時に人体に面する側部および衣服に面する側部を有する、ステップと、
    第１の固定部材（２０）の一部分（２４）が、前記第１の本体パネルに結合され、一方その第２の部分（２５）が、結合されないままであり、したがって前記物品の実質的に長手方向（ｙ）に延在するヒンジ（２６）を備える前記第１の固定部材のヒンジ付き取り付け部を形成するように、各前記第１の本体パネル（１６）に再固定可能な固定手段（２０，２１）の前記第１の固定部材（２０）を、その所期の、人体に面する側部に結合するステップと、
    前記第２の本体パネル（１７）へ前記再固定可能な固定手段の第２の固定部材（２１）を、その所期の、人体に面する側部に結合するステップと、
    孔（３２）が、隣接する第１の本体パネル（１６）間を埋めるように、隣接する第１の本体パネル間の所期の分離線（３１）の領域内で各前記第１の本体パネル（１６）を介して孔（３２）を切るステップと、
    各ブランクの前記第１の本体パネル（１６）の前記第１の固定部材（２０）を、同じブランクの前記第２の本体パネル（１７）の第２の固定部材（２１）と接触して固定させるように、前記物品ブランクを折り畳むステップと、
    折り畳まれたブランクからパンツ状の吸収材物品を形成するために、前記所期の分離線（３１）に沿って前記折り畳まれたブランクを切るステップ、
    あるいは、ブランクを折り畳む前に前記所期の分離線（３１）に沿って前記ブランクを切るステップとを含む方法。
16. 前記孔（３２）が、また前記第１の本体パネル（１６）を介して作製されることを特徴とする請求項１５に記載の方法。

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