JP2009518403A - 内因性アロキサジンおよびアセテートを使用する血液および血液製剤の処理および保存方法 - Google Patents

内因性アロキサジンおよびアセテートを使用する血液および血液製剤の処理および保存方法 Download PDF

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Abstract

少なくとも内因性アロキサジンおよびアセテートを使用して血液および血液成分を処理し、保存するための方法が提供される。この方法は、少なくとも内因性アロキサジンおよびアセテートを含んでなる血液成分添加剤溶液を、少なくとも1つの収集された血液成分を含んでなる流体に加えることを含む。

Description

関連出願への相互参照
本願は、2003年2月28日に出願された米国特許出願第10/377,524号の一部継続出願であり、これは、現在放棄されている2000年6月2日に出願された米国特許出願第09/586,147号の継続出願であり、これは、1999年7月20日に出願され現在米国特許第6,277,337号である米国特許出願第09/357,188号の一部継続出願であり、これは、1998年7月21日に出願され現在米国特許第6,258,577号である米国特許出願第09/119,666号の一部継続出願である。本願はまた、2005年12月6日に出願された米国仮特許出願第60/597,506号の優先権も主張する。
本願は、主に、生体内使用が意図される血小板の収集および/または保存に使用される合成媒質に関し、血小板の病原体減少に関連して使用される合成媒質を含む。
輸血レシピエント用に自発的な供血者から収集された全血は、様々な公知の方法を使用して、典型的にはその成分、即ち、赤血球、白血球、血小板および血漿に分離される。これらの画分の各々は、各血液成分に特有の条件下で個別に保存され、多様な特有の状態および病状を治療するために使用される。例えば、赤血球成分を使用して貧血を治療し、濃縮血小板成分を使用して出血を制御し、血漿成分は、凝固因子等の血液のタンパク質源として頻繁に使用される。
血液貯蔵区域において、感染性微生物、例えば、HIV、肝炎および他のウイルスおよびバクテリアを供給された血液の汚染が、全血の輸血または様々な血液成分の投与を受けなければならない人に、深刻な健康被害を呈する。血液スクリーニング手順は、汚染物質を逃すこともあり、細胞血液成分を損傷しないがすべての感染性ウイルスおよび他の微生物を効果的に不活性にする殺菌手順は、以前は利用可能ではなかった。
血液貯蔵の別の主な問題は、保存中に血液成分の機能が失われることである。特に血小板は、保存中に血小板の品質を改良するかまたは少なくとも維持するために、他の血液成分から分離された後に、適切な保存溶液かまたは血漿に再懸濁される必要がある。
血小板が血漿中に保存される場合には、典型的には、約900〜2100×103/μLの濃度で保存される。血漿を備えた血小板を輸血することの副作用は、輸血レシピエントが供血者血漿の成分にアレルギー反応を発生することがあり、および/または、TRALI(輸血関連急性肺障害)を展開することがあることである。別の問題は、コストの問題である。血漿は、血漿タンパクを凝固因子等に分画するために、それ自体で使用されるかまたは販売されることができる。
従って、血小板を合成保存溶液に保存することが望ましい。血小板が合成保存溶液に保存される場合には、これもまた典型的には、約900〜2100×103/μLの濃度で保存される。数種類の市販の溶液は、PASIII(マクロファルマ(MacoPharma)が販売)、PASII(バクスター(Baxter)が販売)およびコンポソル(CompoSol)(フレゼニウス(Fresenius)が販売)を含む。市販の血小板保存溶液は、添加剤、例えば、リン酸塩、グルコース、ナトリウム、カリウム、クエン酸塩、マグネシウム、硫酸塩およびアセテートを含み、これらは保存中に血小板の代謝を高めると考えられている。
生存能力を維持するために、血小板は、エネルギーの必要性に対処するために、アデノシン3リン酸(ATP)を絶えず生成しなければならない。ATPを生成するには通常2つの経路が利用可能である。即ち、解糖経路および酸化的リン酸化経路である。解糖では、1分子のグルコースが2分子の乳酸に変換され、2分子のATPを生成する。酸化的リン酸化では、グルコース、脂肪酸またはアミノ酸がクエン酸回路に入り、CO2および水に変換される。この経路は、グルコースの分解によって生成された陽子を受け入れるために、酸素の適切な供給が存在することを必要とする。これは、解糖よりもずっと効率的である。基質をCO2および水に酸化的代謝することにより、36分子のATPが生成される。
血小板は、生存可能な条件で長期保存には必ずしも適合しないやり方で、エネルギーの必要性に対処することが認識されている。適切な酸素が与えられる間は、血小板は酸化によってそのATPの大半を生成するが、すべての代謝されたグルコースを酸化経路に通す代わりに、乳酸を生成し続ける。血小板を血漿に保存する間、乳酸の濃度は、1日当たり約2.5mMで上昇する。Murphyら著「22℃での血小板保存(Platelet Storage at 22℃)」、血液(Blood)、46(2):209〜218(1975);Murphy著「輸血用血小板保存(Platelet Storage for Transfusion)」、血液学セミナー(Seminars in Hematology)、22(3):165〜177(1985)を参照のこと。これは、pHの緩やかな低下を招く。Murphyの記事に説明されているように、乳酸が20mMに達すると、7.2で開始したpHが、6.0に達することがある。pHが6.1以下に達すると血小板の生存能力は不可逆的に失われるため、血小板保存の主な制限変数は、pHである。
従って、pHの規制が、長期血小板保存の主要な因子である。事実上、血小板のすべてのユニットが、約7.0の初期値からpHの減少を示す。この減少は、主に、血小板解糖による乳酸の生成によるものであり、程度は低いが、酸化的リン酸化からのCO2の蓄積にもよる。pHが低下するにつれて、血小板は形状をディスク状から球状へ変える。pHが約6.0へ低下する場合には、血小板の形態および生理における不可逆的変化が、輸血後にそれらを生存不能にする。血小板保存の重要な目的は、従って、pHのこの減少を防止することである。
pHの減少に関連して、1血小板当たりの生成されたATPの合計量の減少が観察されている。代謝的に利用可能なATPを使い尽くすことは、血小板機能に影響を与えるが、それは、ATPはが血小板接着および血小板凝集等の役割に必須だからである。総ATPを正常レベル近くに維持する血小板の能力は、保存中の血小板生存能力に関連することがわかった。
血小板保存媒体を設計する際に、上記問題への1つの解決法は、酸化的リン酸化の基質およびバッファの両方として作用する添加剤を含んで、保存中に血小板が生成する乳酸の酸性化効力を中和することである。アセテートは、適切な基質であることがわかった。加えて、それの酸化は重炭酸塩を生成する。
CH3COOO+2O2=CO2+HCO3+H2
このようにして、アセテートの使用は2つの目的、即ち、酸化的リン酸化の基質として且つバッファとしての目的を果たす。そのような血小板保存溶液は、米国特許第5,344,752号および第5,376,524号に開示されている。
血液および血液成分の保存に有用な基質である別の添加剤は、ミトコンドリア活性を刺激する化合物を含む。1つのそのような適切な化合物は、内因性7,8−ジメチル−10−リビチルイソアロキサジン(リボフラビン)、その代謝産物および前駆物質である。このミトコンドリア刺激化合物は、内因性に基づく誘導体を含んでよく、これら誘導体は合成的に誘導されたリボフラビンの類似体および同族体であり、これらは低(1〜5)アルキルまたはハロゲン置換基を有してもよく欠いてもよく、且つ、これらはそれらの機能および実質的な非毒性を保存する。これは、米国特許出願第10/430,896号に開示されている。
これらの作用物質は、ミトコンドリア活性を刺激することによって、保存中に血小板生存能力を維持するように働く。リボフラビンの代謝によって生成されたFMNおよびFADは、電子伝達活動に必須の要素である。この活性は、ミトコンドリア呼吸に大いに関与する。高レベルのリボフラビンを細胞に提供することによって、ミトコンドリア呼吸を高めることが可能であり、従って、解糖によるのではなく酸化的リン酸化を経由してATP生成を促進することが可能である。
しかし、今までのところ、ミトコンドリア活性を刺激する基質と組み合わせて、酸化的リン酸化の基質として且つバッファとして作用する基質を使用して、保存中にまたは病原体減少処理中に血小板の生存能力を維持する保存または添加剤溶液は存在しない。本発明が指向しているのは、そのような溶液である。
発明の概要
本発明は、血小板を収集し、処理し、および/または保存するために使用されてよい血液成分保存溶液または添加剤溶液であって、少なくとも光増感剤添加剤およびアセテートを含む溶液に向けられている。
本発明はまた、血液または収集された血液成分の病原体を減少する方法に向けられており、病原体を減少すべき血液または血液成分に、内因性光増感剤または内因性に基づく誘導体光増感剤と、アセテートとの効果的な非毒性量の混合物を加えるステップと、混合された流体を、光増感剤を活性化するのに十分な光線照射に露出し、それによって少なくとも幾分の病原体が不活性にされるステップとを含む。
詳細な説明
本願は、主に、生体内使用に意図される血液成分に使用される保存および処理のための溶液に関する。
上記で述べたように、アセテートおよびリボフラビンを含む血小板保存溶液は、長期保存中に、血小板の生存能力を大いに増大することがある。そのような溶液のpHは、約5.0〜7.4の間であることが好ましい。そのような溶液は、血小板濃縮物用のキャリアとして有用であることもあり、保存中の細胞品質および代謝の維持を可能にし、保存された血小板内の血漿の量の減少を可能にし、保存寿命を延長する。これらの溶液はまた、血小板濃縮物内の残留血漿が、標準レベルの約75〜100mL/1011細胞に比較して、約20〜60mL/1011細胞へ減少することを可能にする。
長期保存以外にも、血小板を解糖経路に導入することによって乳酸を蓄積する他の要因がある。血小板に乳酸塩を蓄積させ得る外部処理の1つの例は、レシピエントに輸血されるべき細胞内にまたはそのまわりに含まれることがある病原体を不活性にするか減少させる手順である。血液成分に存在することがある病原性汚染物質を減少するために現在使用されている方法は、処理されている細胞のミトコンドリアを損傷させることがある。例えば、紫外線はミトコンドリアを損傷することが示されている。ミトコンドリアが損傷される場合には、細胞は、解糖経路によってATPを作ることができるのみであり、細胞に乳酸を蓄積させ、その後、保存中にpHが低下する。
本発明は、従って、全血または収集された血液成分に含まれ得る何れかの病原体を減少させるための手順に使用されることができる溶液をも想定している。この実施形態においては、光に露出された場合に光増感剤として挙動する添加剤が選択的に用いられ、汚染病原体を排除するのを助ける。病原体を減少させる溶液は、酸化的リン酸化用の基質として作用するアセテート等の添加剤も含んでもよく、病原体減少手順中および/またはその後の細胞の生存能力を維持するのを助ける。
血液および/または血液成分の病原体減少が望ましい場合には、光への露出時に光増感剤として作用する添加剤が、本発明において有用である。そのような添加剤には、内因性光増感剤が含まれる。そのような内因性光増感剤の例は、アロキサジン、例えば、7,8−ジメチル−10−リビチルイソアロキサジン(リボフラビン)、7,8,10−トリメチルイソアロキサジン(ルミフラビン)、7,8−ジメチルアロキサジン(ルミクロム)、イソアロキサジン−アデニンジヌクレオチド(フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD))、アロキサジンモノヌクレオチド(フラビンモノヌクレオチド(FMN)およびリボフラビン−5−フォスフェイトとしても知られる)、それらの代謝産物および前駆物質である。内因性光増感剤が使用されるときには、特にそのような光増感剤が本質的に有毒ではないかまたは光線照射後に有毒な光分解生成物を産生しないときには、汚染物除去後には除去または浄化ステップは必要とされず、処理された生成物は患者の身体に直接戻すことができるか、または、治療効果の必要時に患者に投与されることができる。従って、病原体減少流体は、光増感剤様添加剤の光分解生成物を含むであろう。
病原体を減少されるかまたは保存されるべき血液または血液成分には、全血、または、全血から成分に分離されている赤血球、血小板および/または血漿が含まれる。
血液製剤中の微生物を減少するために、光増感剤としてリボフラビンまたはリボフラビン誘導体を使用することは、米国特許第6,277,337号、第6,258,577号、第6,268,120号および第6,828,323号を含む数種類の米国特許に記載されている。
本発明の溶液を使用して減少されるか不活性にされ得る病原体は、元々が外部起源であれ内部起源であれ、血液または血液成分内では望ましくない何れかの物質を含む。この物質には、ウイルス(細胞外および細胞内の両方)、バクテリア、バクテリオファージ、菌類、血液感染寄生虫、プリオンおよび原虫が含まれてよいが、それらに限定されない。
病原体はまた、免疫または自己免疫応答の抑制が望ましい場合には、例えば、供血者白血球が存在してもよいときに赤血球、血小板または血漿を注入することに関与するプロセスにおいて、白血球を含んでもよい。
本発明の方法を使用して処理および/または保存されてよい材料は、全血、または、血小板等のミトコンドリアを有する分離された血液成分を含む。
全血または分離された血液成分を保存するための本発明の方法は、リボフラビン添加剤およびアセテートを、保存されるべき血液成分と混合することを必要とする。混合は、単に、乾燥形態または水性形態のリボフラビンおよびアセテートを全血または血液成分に加えることによって、または、少なくともリボフラビンおよびアセテートを含む溶液を保存されるべき全血または血液成分に加えることによって行われてもよい。リボフラビンおよびアセテートは、一緒に加えられてもよく、または各々別個に加えられてもよい。
リボフラビン添加剤は、35±5mL溶液当たり約500μMの濃度で使用されてもよい。アセテートの濃度は、35±5mL溶液当たり約140±50mMの間であってもよいが、より広い範囲が可能である。約0.9%の塩化ナトリウムを含む生理食塩水も使用されてもよい。
病原体を減少させるか不活性にする処理が望ましい場合には、上述の光増感剤を活性化するのに十分な量の光線照射を使用して、少なくとも光増感剤およびおそらくはアセテートを含む全血または収集された血液成分を適切な波長の光線照射に露出させて、光増感剤を活性化させるが、前記光線の量は、照射されている血液成分に重大な非特異的な損傷を生じさせるかまたは存在する他のタンパク質の生物活性に実質的に干渉する光量よりは少ない。
血小板を病原体減少させることが望ましい場合には、好ましくは、光増感剤様添加剤を活性化するために使用される光源は、約320nmの光を提供する広スペクトルのUV光源である。
光に露出されるときに、リボフラビンは、病原体の複製に干渉することによって、または、病原体を無条件に殺すことによって、存在し得る病原体を不活性にすることができる。光増感剤の作用は、一重項酸素生成および光増感剤が病原体の核酸に接近することによって与えられてもよく、これは、光増感剤を病原体の核酸に結合させることから生じてもよい。「核酸」は、リボ核酸(RNA)およびデオキシリボ核酸(DNA)を含む。7,8−ジメチル−10−リビチルイソアロキサジンと核酸との間に発生すると思われる化学的性質は、一重項酸素依存プロセス(即ち、II型メカニズム)を経由してのみ進行するのではなく、むしろ直接増感剤基質相互作用(I型メカニズム)によっても進行する。Cadetら(J.ケム(J. Chem.)、23:420〜429(1983))は、7,8−ジメチル−10−リビチルイソアロキサジンの効果は、グアノシン残留物の非一重項酸素酸化によるものであることを明瞭に例証している。加えて、アデノシン塩基は、7,8−ジメチル−10−リビチルイソアロキサジン+UV光の効果に対して感受性があると思われる。アデノシン残留物は、一重項酸素依存性のプロセスに対して比較的感受性がないため、これは重要である。7,8−ジメチル−10−リビチルイソアロキサジンは、UV光への露出時に大量の一重項酸素を生成しないと思われるが、むしろ、励起状態の増感剤種との電子移動反応を通して、基質(例えば核酸)との直接的な相互作用によって効果を及ぼす。細胞およびタンパク質への無差別の損傷は、主に一重項酸素源から起こるため、7,8−ジメチル−10−リビチルイソアロキサジンの作用のためのこの機構経路は、重要なII型の化学的性質を有するソラレン等の他の光増感剤の場合よりも、これの作用に対してより大きな選択性を可能にする。
光増感剤様添加剤およびアセテートは、血液成分が容器に加えられる前に、照明または保存容器内に加えられるか流入されてもよく、または、既に容器の中にある血液成分に加えられてもよい。上記のように、光増感剤様添加剤およびアセテートはまた、病原体減少手順後に保存溶液として血液成分に加えられてもよい。
病原体減少手順のために、病原体減少されるべき血液成分および少なくともリボフラビンを含む添加剤溶液が、光透過性であるか、または少なくとも十分な放射線がその内容物に到達して光増感剤を活性化させるのが可能なほど十分に光透過性であるバッグ内に置かれる。「光透過性」という用語は、容器の材料が、光増感剤様添加剤を活性化させるための適切な波長の光線照射に対して適切に透明であることを意味する。少なくともリボフラビンを含む添加剤溶液において、リボフラビンは、少なくとも約500μMの濃度で加えられる。
血液成分およびリボフラビンを含むバッグが、照射されるべき血液成分の吸光係数に依存して、好ましくは約1〜約120J/cm2で約6〜約10分の間照明され、実質的にすべての流体が放射線に露出されるのを確実にする。
アセテートは、リボフラビンが加えられる前に、照明されるべき血液製剤に加えられてもよく、または、リボフラビンとともに加えられてもよく、または、照明手順後に加えられてもよい。アセテートは、35mL溶液当たり少なくとも約106mMの濃度で加えられる。添加剤溶液はまた、約0.9%の塩化ナトリウムを含む生理食塩水を含んでもよい。
図11は、病原体を減少させるべき血液成分が最初に血液バッグ280の中に収集される、本発明の実施形態を描いている。血液成分は、次いで、収集バッグ280から入口ポート282が装備された光透過性照明バッグ284内に流れ込み、それを通ってリボフラビンおよび/またはアセテートがバッグ286から入口ライン288を経由して加えられてもよい。バッグ284は次いで、図12に示されるように、光線照射源260に露出されてもよい。
あるいは、アセテートは、照明手順後に、病原体が減少された血液製剤に加えられてもよく、病原体が減少した製剤は即座に輸血することができるか、または、将来の使用のために保存することができる。バッグ284はまた、光増感剤およびアセテートを含むように予めパッケージされることができ、バッグ280からの流体は、その後、バッグに加えられてもよい。
本発明の保存溶液はまた、上述のように、添加剤リボフラビンおよびアセテートも使用する。
実施例1
病原体減少手順を受けている血小板にアセテートを添加する効果を測定するために、血小板は、リボフラビンのみか、または、リボフラビンおよびアセテートか、のいずれかを含む溶液中に懸濁され、光に露出された。
これらの実験は、2つの対照を含んでいる。即ち、高濃度の血小板(1×1011細胞当たり3〜4×1011血小板をおよび40mL血漿を含む150mL)(図面では高(血小板)濃度保存と称される)を含む対照サンプル、および標準保存対照(3〜4×1011血小板および62〜83mL血漿/3〜4×1011血小板を含む250mL)(図面では標準保存対照(または未処理)と称される)である。
この実験にはまた、病原体を減少された2つの血小板サンプル(図面では処理(または処理された)と称される)が含められた。1つの処理されたサンプルは、1×1011細胞当たり50μMのリボフラビンおよび40mLの血漿を含む150mLの病原体減少/保存溶液中に懸濁された3〜4×1011の血小板を含み(図面では処理、リボフラビンと称される)、1つのサンプルは、1×1011細胞当たり50μMのリボフラビンおよび20mMのアセテートおよび40mLの血漿を含む150mL病原体減少/保存溶液中に懸濁された3〜4×1011の血小板を含む(図面では処理、リボフラビン+アセテートと称される)。双方の処理されたサンプルは、6.24J/mLの光に露出され、標準血小板保存状態下で7日間保存された。
下記図1〜7は、処理された血小板および未処理血小板の代謝の直接的および間接的測定を示す。
図1は、5日間および7日間保存された処理された血小板および未処理血小板のグルコース消費を比較している。見られるように、特に7日間保存後に、リボフラビンおよびアセテートで処理された病原体減少血小板は、リボフラビンのみで処理された血小板よりもグルコース消費が少なかった。
図2は、5日間および7日間保存された処理された血小板および未処理血小板の乳酸塩生成を比較している。リボフラビンおよびアセテートで処理された病原体減少血小板は、特に7日間保存後に、リボフラビンのみで処理された血小板よりも、乳酸生成が少なかった。
図3は、7日間の保存期間にわたる病原体減少/保存溶液のpH変化を比較している。リボフラビンおよびアセテートで処理された病原体減少血小板は、7日間の保存期間にわたって病原体減少/保存溶液のかなり遅いpH変化(または低下)を経験した。7日目に、平均pHは、7.0より上であった。アセテートのない病原体減少/保存溶液の血小板では、pHは、6.8より下であった。
図4は、7日間の保存期間にわたる病原体減少血小板の酸素の消費を比較している。酸素消費は、対照血小板の両セットに比較して、リボフラビンおよびアセテート、並びにリボフラビンのみで処理された病原体減少血小板によって、7日間の保存期間中に絶えず増加した。酸素消費はミトコンドリア呼吸を示す。pO2のより低い値は、より高い酸素消費およびより良好なミトコンドリア活性を反映する。
図5は、7日間の保存にわたる血小板による二酸化炭素生成を比較している。二酸化炭素生成は、ミトコンドリア呼吸の尺度である。呼吸する血小板は酸素を消費し、二酸化炭素を生成する。対照の未処理血小板よりも、リボフラビンおよびアセテートで処理された病原体減少血小板によってより多くの二酸化炭素が生成される。
図6は、7日間の保存にわたる病原体減少/保存溶液の40mL血漿キャリーオーバーの血小板による重炭酸塩の中和を比較している。血小板は、重炭酸塩を代謝させて一定のpHを維持する。乳酸の生成のためpHが低下する場合には、より多くの重炭酸塩が中和される。リボフラビンおよびアセテートで処理された病原体が減少された血小板は、対照の未処理血小板よりも、重炭酸塩の中和が少なかった。
図7は、5日の保存および7日間の保存の間で血小板の拡張形状変化のパーセンテージを比較している。再度、リボフラビンおよびアセテートで処理された血小板は、アセテートのない血小板よりも、7日間の保存後の形状変化が少なかった。
図1〜3に見ることができるように、アセテートの添加は、グルコース消費、乳酸生成およびpHに顕著な改良を生じ、これらは、インビトロでの血小板回復および生存のもっとも予測的な指標である。この効果は、リボフラビンと組み合わされたアセテートがミトコンドリア呼吸を促進することと一致する。
このデータはまた、リボフラビンおよびアセテートを含む添加剤溶液が、血漿濃度を減少しながら、高濃度の血小板の保存および/または病原体減少を可能にすることを示している。これは、血液分離手順でより多くの血漿を収集することを可能にし、輸血レシピエントの血漿露出レベルを減少させる。
実施例2
12日間保存された血小板におけるアセテートの効果を見るために、比較調査が行われた。血小板は光に露出されなかった。
900〜2100×103/μLの濃度で250mLの血小板を含む一方のセットのサンプルが、1.85M酢酸ナトリウムおよび500μMリボフラビンを備えた生理食塩水を含む35mLの保存溶液中に懸濁された。
900〜2100×103/μLの濃度で250mLの血小板を含む他方のサンプルが、生理食塩水のみを含む37mLの保存溶液に懸濁された。
図8は、リボフラビンおよびアセテートを含む溶液に保存された血小板によるグルコース消費速度を、リボフラビンおよびアセテートのない溶液に保存された血小板と比較している。12日間の保存後に、リボフラビンおよびアセテートを含む溶液の血小板は、リボフラビンおよびアセテートのない溶液に保存された血小板よりも、グルコース消費が少なかった。
図9は、12日間の保存した後の血小板による乳酸塩生成速度を比較している。12日間の保存後に、リボフラビンおよびアセテートを含む溶液の血小板は、リボフラビンおよびアセテートのない溶液に保存された血小板よりも、乳酸生成が少なかった。
図10は、リボフラビンおよびアセテートを含む溶液に保存された血小板の細胞数を、リボフラビンおよびアセテートのない溶液に保存された血小板の細胞数と比較する。12日間の保存にわたって、リボフラビンおよびアセテートを含む溶液中で保存された血小板の細胞数 vs. リボフラビンおよびアセテートのない溶液中に保存された血小板についての細胞カウントに関して、測定可能な影響はないように思われる。
上記の結果は、リボフラビンおよびアセテートを含む保存溶液を使用する利点を示している。図8〜10に見ることができるように、アセテートおよびリボフラビンの両方を含む溶液中に血小板を保存することは、リボフラビンおよびアセテートのない溶液に保存された血小板に比較して、少なくとも12日の間、血小板の保存を可能にする。
5日間および7日間保存された処理された血小板および未処理の血小板によるグルコース消費の速度を比較するグラフである。 5日間および7日間保存された処理された血小板および未処理の血小板による乳酸塩生成の速度を比較するグラフである。 5日間および7日間保存された処理された血小板および未処理の血小板によるpH変化を比較するグラフである。 7日間の期間にわたって保存された処理された血小板および未処理の血小板によるO2消費の速度を比較するグラフである。 7日間の期間にわたって保存された処理された血小板および未処理mp血小板によるCO2生成の速度を比較するグラフである。 7日間の期間にわたって保存された処理された血小板および未処理の血小板による重炭酸塩中和の速度を比較するグラフである。 7日間の期間にわたって保存された処理された血小板および未処理の血小板における血小板の形状変化の程度を比較するグラフである。 リボフラビンおよびアセテートを含む溶液に12日間にわたって保存された血小板によるグルコース消費の速度を、生理食塩水に保存された血小板と比較するグラフである。 リボフラビンおよびアセテートを含む溶液に12日間にわたって保存された血小板による乳酸塩生成の速度を、生理食塩水に保存された血小板と比較するグラフである。 リボフラビンおよびアセテートを含む溶液に12日間にわたって保存された血小板の細胞数を、生理食塩水に保存された血小板と比較するグラフである。 光増感剤および添加剤を、病原体を減少すべき血液成分内に流し込むために一連のバッグを使用する本発明の実施形態を示す図である。 流体を光源からの光線照射に露出しながら、病原体を減少すべき流体を含む血液バッグを使用する本発明の実施形態を示す図である。

Claims (32)

  1. 少なくとも1つの収集された血液成分と、
    血液成分添加剤溶液と
    を含んでなる流体であって、
    前記血液成分添加剤溶液が、
    内因性アロキサジンと、
    アセテートと、
    を含んでなる流体。
  2. 前記内因性アロキサジンがリボフラビンである、請求項1記載の流体。
  3. 前記少なくとも1つの収集された血液成分が血小板を含んでなる、請求項1記載の流体。
  4. 前記血液成分添加剤溶液が更に生理食塩水を含んでなる、請求項1記載の流体。
  5. 前記生理食塩水が0.9%塩化ナトリウムである、請求項4記載の流体。
  6. 更に血漿を含んでなる、請求項3記載の流体。
  7. 前記血漿の容量が1011の収集された血小板当たり20〜80mLである、請求項6記載の流体。
  8. 前記血漿の容量が1011の収集された血小板当たり30〜60mLある、請求項6記載の流体。
  9. 前記少なくとも1つの収集された血液成分は病原体が減少されている、請求項1記載の流体。
  10. 内因性アロキサジンと、
    アセテートと
    を含んでなる保存または添加剤溶液。
  11. 前記内因性アロキサジンがリボフラビンである、請求項10記載の保存または添加剤溶液。
  12. 更に生理食塩水を含んでなる、請求項10記載の保存または添加剤溶液。
  13. 前記生理食塩水が0.9%塩化ナトリウムである、請求項12記載の保存または添加剤溶液。
  14. 内因性アロキサジンと、
    アセテートと、
    から本質的になる保存または添加剤溶液。
  15. 前記内因性アロキサジンがリボフラビンである、請求項14記載の保存または添加剤溶液。
  16. 前記リボフラビンはが35±5mL溶液当たり約500μMの濃度である、請求項15記載の保存または添加剤溶液。
  17. 前記アセテートが35±5mL溶液当たり約140±50mMの濃度である、請求項14記載の保存または添加剤溶液。
  18. リボフラビンと、
    アセテートと、
    生理食塩水と、
    からなる保存または添加剤溶液。
  19. 病原体が減少された流体であって、本質的に、
    収集された血液または血液成分と、
    病原体減少溶液と
    からなり、
    前記病原体減少溶液が、
    光増感剤様添加剤の光分解生成物と、
    アセテートと、
    生理食塩水と、
    から本質的になる流体。
  20. 前記収集された血液または血液成分は、更に、血小板および血漿から本質的になる請求項19記載の流体。
  21. 前記血漿は、1011の収集された血小板当たり20〜80mLである請求項20記載の流体。
  22. 前記血漿は、1011の収集された血小板当たり30〜60mLである請求項20記載の流体。
  23. 光増感剤様添加剤の前記光分解生成物は、内因性光増感剤の光分解生成物である請求項19記載の流体。
  24. 内因性アロキサジンと、
    アセテートと、
    を含んでなる病原体減少溶液。
  25. 更に生理食塩水を含んでなる請求項24記載の病原体減少溶液。
  26. 前記内因性アロキサジンがリボフラビンを更に含んでなる、請求項24記載の病原体減少溶液。
  27. リボフラビンと、
    アセテートと、
    生理食塩水と、
    からなる病原体減少溶液。
  28. 病原体を含むことがある血液または収集された血液成分の病原体を減少させる方法であって、
    (a)本質的に内因性光増感剤とアセテートとからなる効果的な非毒性量の混合物を、血液または収集された血液成分に加えて、混合された流体を作ることと、
    (b)前記混合された流体を、前記光増感剤を活性化するのに十分な光線照射に露出し、それによって少なくとも幾分の病原体が減少されることと、
    を含んでなる方法。
  29. 前記収集された血液成分が血小板を含んでなる、請求項28記載の方法。
  30. 生理食塩水を前記混合された流体に加えることを更に含んでなる、請求項28記載の方法。
  31. 前記混合された流体が1011の収集された血小板当たり20〜80mLの量の血漿を更に含んでなる、請求項29記載の方法。
  32. 前記混合された流体1011の収集された血小板当たり30〜60mLの量の血漿を更に含んでなる、請求項29記載の方法。
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