JP2009517078A - 幹細胞のホーミングおよび生着を改善する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(i)細胞集団が造血幹細胞および/または造血前駆細胞の集団であり、期間が、幹細胞の拡大のためには不十分であるように選択されるか、あるいは、幹細胞および/または前駆細胞の拡大のためには不十分な条件のもとで選択される;
(ii)ニコチンアミドの量および期間が、幹細胞および/または前駆細胞の拡大のためではなく、細胞集団の細胞によるCD26の発現をダウンレギュレーションするために十分であるように選択される;
(iii)細胞集団が、造血細胞、造血幹細胞、単核細胞、初期肝臓前駆細胞、分化決定された前駆細胞、非造血幹細胞および非造血前駆細胞、または、胚性幹細胞および胚性前駆細胞を含まない;
(iv)供することは栄養物の非存在下で行われる;
(v)供することはサイトカインの非存在下で行われる;
(vi)供することはFLT−3リガンドの非存在下で行われる;
(vii)供することは幹細胞因子(SCF)の非存在下で行われる;
(viii)供することは顆粒球コロニー刺激因子(GCSF)の非存在下で行われる;
(ix)供することは初期作用サイトカインの非存在下で行われる;
(x)供することは後期作用サイトカインの非存在下で行われる。
(i)細胞集団が造血幹細胞および/または造血前駆細胞の集団であり、期間が、幹細胞の拡大のためには不十分であるように選択されるか、あるいは、幹細胞および/または前駆細胞の拡大のためには不十分な条件のもとで選択される;
(ii)ニコチンアミドの量および期間が、幹細胞および/または前駆細胞の拡大のためではなく、細胞集団の細胞によるCD26の発現をダウンレギュレーションするために十分であるように選択される;
(iii)細胞集団が、造血細胞、造血幹細胞、単核細胞、初期肝臓前駆細胞、分化決定された前駆細胞、非造血幹細胞および非造血前駆細胞、または、胚性幹細胞および胚性前駆細胞を含まない;
(iv)供することは栄養物の非存在下で行われる;
(v)供することはサイトカインの非存在下で行われる;
(vi)供することはFLT−3リガンドの非存在下で供行われる;
(vii)供することは幹細胞因子(SCF)の非存在下で行われる;
(viii)供することは顆粒球コロニー刺激因子(GCSF)の非存在下で行われる;
(ix)供することは初期作用サイトカインの非存在下で行われる;
(x)供することは後期作用サイトカインの非存在下で行われる;
および、続いて、
(b)細胞をその必要性のある対象に移植すること
を含む。
本明細書では本発明を単に例示し図面を参照して説明する。特に詳細に図面を参照して、示されている詳細が例示として本発明の好ましい実施態様を例示考察することだけを目的としており、本発明の原理や概念の側面の最も有用でかつ容易に理解される説明であると考えられるものを提供するために提示していることを強調するものである。この点について、本発明を基本的に理解するのに必要である以上に詳細に本発明の構造の詳細は示さないが、図面について行う説明によって本発明のいくつもの形態を実施する方法は当業者には明らかになるであろう。
分化した非幹性細胞、ならびに、ニコチンアミドによる幹細胞および前駆細胞の治療のさらなる適用には、皮膚再生、肝臓再生、筋肉再生、骨粗鬆症における適用のための骨成長の刺激、ならびに、関節障害および関節炎障害を治療するための軟骨細胞/軟骨芽細胞および/または滑液細胞の移植が含まれる。
臍帯血サンプル
細胞を正常な満期分娩の後の臍帯血から得た(インフォームドコンセントを得た)。サンプルを分娩後24時間以内にRubinstein他[Rubinstein他、Proc Natl Acad Sci USA、1995、92(22):10119〜10122]に従って集め、凍結した。使用前に、細胞を、2.5%のヒト血清アルブミン(HAS、Bayer Corp.、Elkhart、IN、米国)を含有するデキストラン緩衝液(Sigma、St.Louis、MO、米国)において解凍し、Ficolll−Hypaqueグラジエント(1.077g/mL;Sigma)に重ね、800xgで30分間遠心分離した。境界層の単核細胞を集め、0.5%のHSAを含有するリン酸塩緩衝化生理的食塩水(PBS、Biological Industries)で3回洗浄した。CD34+細胞を精製するために、単核細胞分画物を、「MiniMACS CD34前駆細胞単離キット」(Miltenyi Biotec Bergisch、Gladbach、ドイツ)を製造者の説明書に従って使用して2回の免疫磁石ビーズ分離に供した。このようにして得られたCD34+集団の純度は、フローサイトメトリーによって評価されたとき、95%〜98%であった。
CD26について陽性である前駆細胞の割合を、CD34+細胞を、Becton Dickinsonから購入した抗CD26 FITCにより染色することによって求めた。
精製されたCD34+細胞を、MEMα培地、10%ウシ胎児血清(FCS)およびサイトカイン(トロンボポイエチン(TPO)、インターロイキン−6(IL−6)、FLT−3リガンドおよび幹細胞因子(SCF)、それぞれが50ng/mlの最終濃度である)(Perpo Tech,Inc.、Rocky Hill、NJ)において、5mMのニコチンアミド(NA)(Sigma Aldrich、Milwaukee、WI)とともに、または、ニコチンアミドを含むことなく、1x104細胞/mlで培養バッグ(American Fluoroseal Co.、Gaithersburg、MD)において培養し、空気における5%CO2の加湿雰囲気において37℃でインキュベーションした。NAの様々な濃度(1mM〜10mM)を用いて行われた予備的研究では、これら4つのサイトカインとの組合せにおいて、5mMが最適なNA濃度であったことが示された(データは示されず)。第3週まで、培養物には、同じ体積の新鮮な培地を毎週与え、その後、毎週、半分に減らした。細胞計数、コロニー形成ユニット(CFUc)アッセイおよび免疫表現型分析を本明細書中下記に記載されるように行った。
MiniMACSで再単離されたCD34+細胞を、1%BSAを含有するPBSにより洗浄し、CD34+Lin−細胞を決定するために、PEコンジュゲート化抗CD34抗体、および、CXCR4に対するFITCコンジュゲート化抗体、VLA−4に対するFITCコンジュゲート化抗体(Chemicon Intnl,Inc.、Temecula、CA、米国)、LFA−1に対するFITCコンジュゲート化抗体(IQ product)、CD38に対するFITCコンジュゲート化抗体、または、様々な分化抗原(CD38、CD33、CD14、CD15、CD3、CD61、CD19)に対するFITCコンジュゲート化抗体の混合物により(4℃で30分間)二重染色した。(CD34、CD38およびCD61に対する抗体をDAKO Glostrup,Group(Carpenteria、CA、米国)から購入し、一方、それ以外の抗体をBecton Dickinson and Co(San Jose、CA、米国)から購入した)。その後、細胞を上記緩衝液で洗浄し、FACScalibur(登録商標)フローサイトメーター(Becton Dickinson and Co.、San Jose、CA)を使用して分析した。104個の細胞の放射を、対数増幅を使用して測定し、CellQuestソフトウエア(Becton Dickinson and Co、San Jose、CA、米国)を使用して分析した。FACS分析の結果がCD34+細胞の百分率として示される。CD34+CD38−細胞およびCD34+Lin−細胞の絶対数を培養におけるCD34+細胞の総数から計算した。
非培養細胞または培養細胞を洗浄し、血清非含有培地に107細胞/mL未満で再懸濁した。CFSE(Molecular Probes,Inc.、Eugene、OR、米国)を5μg/mlの最終濃度で加え、細胞を37℃で10分間インキュベーションした。色素の取り込みを10%FCSの添加によって停止させた。標識化の後、細胞を、10%FCSが補充されたPBSで3回洗浄し、蛍光強度についてフローサイトメトリーによって分析し、その後、非致死量の線量が照射されたNOD/SCIDマウスに静脈内注入した(マウスあたり1千万個〜2千万個の細胞)。
100ng/mlのCXCL12(R&D Systems)を含有するRPMI+10%FCS(0.6ml)をCoster24ウェル「トランスウェル」培養プレート(Corning,Inc、Corning、NY)の下部チャンバーに入れた。100μlの培地における細胞(2x105個)を上部チャンバーに多孔性メンブラン(細孔サイズ、5μm)の上に導入した。4時間後、細胞を両方のチャンバーから集め、フローサイトメトリー(FACSsort、Becton Dickinson and Co、San Jose、CA、米国)によって計数した。自発的遊走のコントロール遊走を、CXCL12を下部チャンバーに伴うことなく行った。
NOD/SCIDマウス(8週齢〜10週齢)(Harlan Ltd.、イスラエル)に、非致死量の線量を(67cGy/分において375cGyで)照射し、24時間後、CFSE標識の培養CB細胞または非培養CB細胞のいずれかを、尾静脈を介して接種した。マウスを注入後24時間で屠殺し、骨髄サンプルを、その大腿骨および脛骨を4℃でIMDMにより流すことによって得た。ヒト細胞のホーミングを、標識されていないマウス細胞のバックグラウンドを上回るCFSE染色細胞の視覚化によりフローサイトメトリーによって検出した。CFSEの明るい蛍光は、標識されたヒト細胞を標識されていないマウス細胞から少なくとも1logによって分離するために十分であった。ヒト前駆細胞のホーミングを定量化するために、骨髄細胞をAPCコンジュゲート化抗ヒトCD34モノクローナル抗体により染色し、CFSE+CD34+細胞(ヒト前駆細胞)を計数した。それぞれのサンプルについて、100000個の事象を記録し、分析した。
NOD/SCIDマウスを無菌の内部換気ケージ(Techniplast、Bugugiatte、イタリア)において飼育および維持した。8週齢のマウスに、上記で記載されたように、非致死量の線量を照射した。その後、マウスに、新鮮な精製されたCB由来CD34+細胞、または、培養で3週間後のその子孫全体を、尾静脈を介して接種した。ドナーの変動性を避けるために、数ユニットに由来するCB由来のCD34+細胞をプールし、拡大培養ならびに群への注入のために使用した。マウスを第4週で屠殺し、骨髄サンプルを、その大腿骨および脛骨を4℃でIMDMにより流すことによって得た。NOD/SCID骨髄細胞のフローサイトメトリー分析を、ヒト細胞の生着を特定するために、ヒト白血球分化抗原に対するモノクローナル抗体を使用して、本明細書中上記で記載されたように行った。
SRCの頻度を、限界希釈分析、および、ポアソン統計学を以前に記載されたような一ヒットモデルに適用することによって定量化した。マウスは、その骨髄細胞の0.5%がヒトCD45を発現したならば、生着が陽性であるとして記録した。SRCの頻度、および、個々の集団の間での統計学的比較を、L−Calcソフトウエア(StemCell Technologies、Vancouver、BC)を使用して最尤推定量によって計算した。
可溶性の精製された7ドメインのヒトVCAM−1(sVCAM−1)を固定量のキャリア(2μg/mlのHSA)と被覆培地(20mMの重炭酸ナトリウムにより緩衝化されたPBS、pH8.5)において混合し、単独で、あるいは、示された量の無傷のケモカインまたは熱不活性化されたケモカインとともに、37℃で2時間、ポリスチレンプレート(Becton Dickinson and Co、San Jose、CA、米国)における10μlのスポットとして吸着させた。プレートを洗浄し、HSA(20mg/ml)によりブロッキング処理した。VCAM−1部位密度を、125I標識された抗VCAM−1 mAb(4B9)を使用して評価した。非培養細胞、および、ニコチンアミドを含む培養、または、ニコチンアミドを含まない培養の後の細胞の細胞単層と、VCAM−1/ケモカインにより被覆された基体とを、フローチャンバーの下部表面(260μmのすき間)として組み立て、結合培地により徹底的に洗浄した。フローチャンバーを倒立型位相差顕微鏡(Diaphot300;Nikon Europe BV、Badhoevedorp、オランダ)のステージに載せた。すべてのフロー実験を37℃で行った。細胞を、自動化されたシリンジポンプにより生じる所望の流速でチャンバーに通して106細胞/mlで灌流した。細胞灌流の全継続期間を長積算LIS−700CCDビデオカメラ(Applitech Rigicam、イスラエル)およびTime Lapse SVHS−Videoレコーダー(AG−6730;Panasonic、日本)によりビデオテープに記録した。接着性基体とのすべての細胞相互作用を、0.9mmの場経路に沿った個々の細胞の動きを1分間にわたって手作業で追うことによって求めた。VCAM−1保有表面との細胞相互作用は95%超であり、4つのインテグリンに依存していた。それぞれの実験において、すべての事象を、基体のすぐ近くを流れる一定の細胞集団に対して正規化した。束縛(tether)のそれぞれのカテゴリーの頻度をユニットの百分率(事象x細胞−1x102)で表した;0.5dyn/cm2、1dyn/cm2および1.5dyn/cm2で測定された1%ユニットは、平均±範囲またはSDとして表されたとき、1.5x10−3事象x細胞−1mm−1s−1、3x10−3事象x細胞−1mm−1s−1および4.5x10−3事象x細胞−1mm−1s−1の束縛率に対応する。
ノンパラメトリックのウィルコクソンランク検定を、研究群の間における違いを検定するために適用した。適用された検定のすべてが両側であり、5%以下のp値を、統計学的に有意であると見なした。データを、SASソフトウエア(SAS Institute、Cary、NC)を使用して分析した。
実施例1
ニコチンアミドはCD34+細胞上でのCD26/ジペプチジルペプチダーゼIVの発現をダウンレギュレーションする
HSC CD26の膜発現に対する、ニコチンアミドとの短期間のインキュベーションの影響を、FACS分析によって検討した。
ニコチンアミドは培養細胞の骨髄ホーミングを増大させる
培養細胞の低下した生着効率は、少なくとも部分的には、非培養細胞と比較して、そのホーミング能力における欠如に起因すると考えられている(Szilvassy,S.J.他、Blood、2000、95:2829〜37)。培養細胞のホーミングに対するニコチンアミドの影響を評価するために、NOD/SCIDマウスに、5x104個のCD34+細胞(0.5%のCD34+細胞)を含有する10x106個の非培養の単核細胞(MNC)を移植したか、あるいは、ニコチンアミドとともに、または、ニコチンアミドを含まずに、サイトカインを含む培養で3週間後の全子孫を移植した(それぞれの移植が180x104個のCD34+細胞を含有する)。移植前に、細胞をCFSEにより標識した。移植後24時間で、レシピエントマウスのマウス骨髄にホーミングしたCFSE標識されている細胞全体およびCFSE標識されているCD34+細胞をFACSによって定量した。
ニコチンアミドはケモカイン受容体および接着分子の機能性を増大させる
ケモカイン分子および接着分子における変化は、発現または機能性のいずれかであっても、培養されたCD34+細胞におけるホーミング欠如を引き起こすことが示唆されており、これは、細胞が特異的な「ドッキング」リガンドに結合することが、循環から標的組織への細胞の効率的な通過のために非常に重要であるからである(Foguenne,J.他、Haematologica、2005、90:445〜51)。これは、様々な細胞タイプ(筋肉細胞、リンパ球、好酸球など)にわたるインテグリン分子および接着分子(例えば、VLA−4およびLFA−1など)の広範囲の分布を考慮すると特に重要である。細胞のホーミングおよび生着のニコチンアミド媒介による強化におけるそのような接着分子および関連した分子の役割を明らかにするために、インビトロ遊走、および、接着分子の超遅発活性化抗原(VLA−4)の機能性に対するニコチンアミドの影響を調べた。
NAはサイトカイン培養細胞のSCID再増殖能力を増大させた
ニコチンアミド処理を、NOD/SCIDマウスの再増殖によって、移植された細胞のホーミングおよび生着を高めることができることについて調べた。再増殖能力を評価するために、NOD/SCIDマウスに、最適でない移植、および、マウスの一部におけるその後の非生着を達成するために意図された用量の範囲にわたる非培養のCD34+細胞(n=12)、または、3週間の拡大をサイトカインとともに行った後のその子孫(n=12)、または、3週間の拡大をサイトカイン+NAとともに行った後のその子孫(n=13)を移植した。ヒト細胞の生着を移植後4週間で評価した。マウスは、レシピエントの骨髄細胞0.5%がCD45抗原を発現したならば(CD45+ならば)、生着が陽性であるとして記録した。図4aに示されるように、3x103個のCD34+細胞の移植は非培養細胞において生着をもたらさなかった。同様に、サイトカインのみと培養された3x103個のCB CD34+細胞の子孫もまた、生着することができなかった。しかしながら、培養におけるニコチンアミドの存在はマウスにおいて3x103個のCB CD34+細胞の50%の生着をもたらした。6x103個の細胞の用量範囲では(図4b)、新鮮なCB CD34+細胞がマウスのわずかに16.7%において生着しただけであり、これに対して、サイトカインとともに培養された6x103個のCD34+細胞の子孫はマウスの33.3%において生着した。対照的に、同じ用量範囲で、サイトカインおよびニコチンアミドとともに培養された細胞の子孫はマウスの100%において生着した(図4b)。
Claims (59)
- 細胞ホーミング能および細胞生着能を高める方法であって、この方法は、細胞集団を、細胞ホーミング能および細胞生着能を高めるために十分な期間にわたって所定量のニコチンアミドにエクスビボまたはインビトロで供することを含み、下記の少なくとも1つによってさらに特徴づけられる、方法:
(i)前記細胞集団が造血幹細胞および/または造血前駆細胞の集団であり、前記期間が、幹細胞の拡大のためには不十分であるように選択されるか、あるいは、幹細胞および/または前駆細胞の拡大のためには不十分な条件のもとで選択される;
(ii)前記ニコチンアミドの量および前記期間が、幹細胞および/または前駆細胞の拡大のためではなく、前記細胞集団の細胞によるCD26の発現をダウンレギュレーションするために十分であるように選択される;
(iii)前記細胞集団が、造血細胞、造血幹細胞、単核細胞、初期肝臓前駆細胞、分化決定された前駆細胞、非造血幹細胞および非造血前駆細胞、または、胚性幹細胞および胚性前駆細胞を含まない;
(iv)前記供することは栄養物の非存在下で行われる;
(v)前記供することはサイトカインの非存在下で行われる;
(vi)前記供することはFLT−3リガンドの非存在下で行われる;
(vii)前記供することは幹細胞因子(SCF)の非存在下で行われる;
(viii)前記供することは顆粒球コロニー刺激因子(GCSF)の非存在下で行われる;
(ix)前記供することは初期作用サイトカインの非存在下で行われる;
(x)前記供することは後期作用サイトカインの非存在下で行われる。 - 前記ニコチンアミドが、ニコチンアミド、ニコチンアミド類似体、ニコチンアミド代謝物、ニコチンアミド類似体代謝物、および、それらの誘導体からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記細胞集団は幹細胞を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記細胞集団は、造血細胞、造血幹細胞、単核細胞、初期肝臓前駆細胞、分化決定された前駆細胞、非造血幹細胞および非造血前駆細胞、または、胚性幹細胞および胚性前駆細胞を含まない、請求項1に記載の方法。
- 前記細胞集団が、筋肉、皮膚、骨、リンパ器官、膵臓、肝臓、胆嚢、腎臓、消化管器官、気道器官、生殖器官、尿路器官、血液関連器官、胸腺、脾臓、ならびに、神経系器官からなる群から選択される器官に由来する、請求項1に記載の方法。
- 前記細胞集団が、造血細胞、臍帯血細胞、動員された末梢血細胞、骨髄細胞、ならびに、胚性細胞からなる群から選択される供給源に由来する、請求項3に記載の方法。
- 前記細胞集団が、骨髄または末梢血に由来する、請求項1に記載の方法。
- 前記細胞集団が、新生児の臍帯血に由来する、請求項3に記載の方法。
- 前記細胞集団が、単核細胞分画物に由来する、請求項3に記載の方法。
- 前記細胞集団が、造血幹細胞について濃縮される、請求項1に記載の方法。
- 造血幹細胞について濃縮された細胞集団を、前記エクスビボで供する工程の前に、または、前記エクスビボで供する工程と同時に、または、前記エクスビボで供する工程の後で選択する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記選択する工程がCD34により行われる、請求項11に記載の方法。
- 初期造血幹細胞および/または初期造血前駆細胞について濃縮された細胞集団を、前記エクスビボで供する工程の前に、または、前記エクスビボで供する工程と同時に、または、前記エクスビボで供する工程の後で選択する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記選択する工程がCD133により行われる、請求項13に記載の方法。
- 前記選択する工程がCD34/CD38により行われる、請求項10に記載の方法。
- 前記期間が1週間〜18週間の間である、請求項1に記載の方法。
- 前記期間が1日〜7日の間である、請求項1に記載の方法。
- 前記期間が2日〜4日の間である、請求項1に記載の方法。
- 前記期間が12時間〜30時間の間である、請求項1に記載の方法。
- 前記細胞集団が造血幹細胞および造血前駆細胞の集団であり、前記期間が、幹細胞の拡大のためには不十分であるように選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記期間が12時間〜30時間の間である、請求項20に記載の方法。
- 前記細胞集団が造血幹細胞および造血前駆細胞の集団であり、前記供することが、幹細胞の拡大のためには不十分である条件のもとで行われる、請求項1に記載の方法。
- 前記幹細胞の拡大のためには不十分である条件が、栄養物の非存在、後期作用サイトカインの非存在、および、初期作用サイトカインの非存在からなる群から選択される、請求項22に記載の方法。
- 前記期間が、細胞におけるCD26の発現をダウンレギュレーションするためには十分であるが、細胞増殖のためには不十分である、請求項1に記載の方法。
- 前記ニコチンアミドの濃度が0.01mg/ml〜60mg/mlである、請求項1に記載の方法。
- 前記ニコチンアミドの効果的な量が10mg/kg体重〜20mg/kg体重である、請求項1に記載の方法。
- 前記細胞が培養された細胞である、請求項1に記載の方法。
- 前記細胞が細胞増殖のための条件の存在下でニコチンアミドと接触させられる、請求項1に記載の方法。
- 細胞を対象に移植する方法であって、この方法は、
(a)細胞を含む細胞集団を、前記細胞におけるホーミングおよび生着を高めるために十分な期間にわたって所定量のニコチンアミドにエクスビボで供すること、ただし、この方法は、下記の少なくとも1つによってさらに特徴づけられる:
(i)前記細胞集団が造血幹細胞および/または造血前駆細胞の集団であり、前記期間が、幹細胞の拡大のためには不十分であるように選択されるか、あるいは、幹細胞および/または前駆細胞の拡大のためには不十分な条件のもとで選択される;
(ii)前記ニコチンアミドの量および前記期間が、幹細胞および/または前駆細胞の拡大のためではなく、前記細胞集団の細胞によるCD26の発現をダウンレギュレーションするために十分であるように選択される;
(iii)前記細胞集団が、造血細胞、造血幹細胞、単核細胞、初期肝臓前駆細胞、分化決定された前駆細胞、非造血幹細胞および非造血前駆細胞、または、胚性幹細胞および胚性前駆細胞を含まない;
(iv)前記供することは栄養物の非存在下で行われる;
(v)前記供することはサイトカインの非存在下で行われる;
(vi)前記供することはFLT−3リガンドの非存在下で行われる;
(vii)前記供することは幹細胞因子(SCF)の非存在下で行われる;
(viii)前記供することは顆粒球コロニー刺激因子(GCSF)の非存在下で行われる;
(ix)前記供することは初期作用サイトカインの非存在下で行われる;
(x)前記供することは後期作用サイトカインの非存在下で行われる;
および、続いて、
(b)細胞をその必要性のある対象に移植すること
を含む方法。 - 前記細胞集団は、造血細胞、造血幹細胞、単核細胞、初期肝臓前駆細胞、分化決定された前駆細胞、非造血幹細胞および非造血前駆細胞、または、胚性幹細胞および胚性前駆細胞を含まない、請求項29に記載の方法。
- 対象はヒト対象である、請求項29に記載の方法。
- 前記ニコチンアミドが、ニコチンアミド、ニコチンアミド類似体、ニコチンアミド代謝物、ニコチンアミド類似体代謝物、および、それらの誘導体からなる群から選択される、請求項29に記載の方法。
- 前記細胞集団は幹細胞を含む、請求項29に記載の方法。
- 前記細胞集団は、造血細胞、造血幹細胞、単核細胞、初期肝臓前駆細胞、分化決定された前駆細胞、非造血幹細胞および非造血前駆細胞、または、胚性幹細胞および胚性前駆細胞を含まない、請求項29に記載の方法。
- 前記細胞集団が、筋肉、皮膚、骨、リンパ器官、膵臓、肝臓、胆嚢、腎臓、消化管器官、気道器官、生殖器官、尿路器官、血液関連器官、胸腺、脾臓、ならびに、神経系器官からなる群から選択される器官に由来する、請求項29に記載の方法。
- 前記細胞集団が、造血細胞、臍帯血細胞、動員された末梢血細胞、ならびに、骨髄細胞からなる群から選択される供給源に由来する、請求項33に記載の方法。
- 前記細胞集団が、骨髄または末梢血に由来する、請求項33に記載の方法。
- 前記細胞集団が、新生児の臍帯血に由来する、請求項33に記載の方法。
- 前記細胞集団が、単核細胞分画物に由来する、請求項33に記載の方法。
- 造血幹細胞について濃縮された細胞集団を、前記エクスビボで供する工程の前に、または、前記エクスビボで供する工程と同時に、または、前記エクスビボで供する工程の後で選択する工程をさらに含む、請求項29に記載の方法。
- 前記選択する工程がCD34により行われる、請求項40に記載の方法。
- 初期造血幹細胞および/または初期造血前駆細胞について濃縮された細胞集団を、前記エクスビボで供する工程の前に、または、前記エクスビボで供する工程と同時に、または、前記エクスビボで供する工程の後で選択する工程をさらに含む、請求項29に記載の方法。
- 前記選択する工程がCD133により行われる、請求項42に記載の方法。
- 前記選択する工程がCD34/CD38により行われる、請求項40に記載の方法。
- 前記期間が1週間〜18週間の間である、請求項29に記載の方法。
- 前記期間が1日〜7日の間である、請求項29に記載の方法。
- 前記期間が2日〜4日の間である、請求項29に記載の方法。
- 前記期間が12時間〜30時間の間である、請求項29に記載の方法。
- 前記細胞集団が造血幹細胞および造血前駆細胞の集団であり、前記期間が、幹細胞の拡大のためには不十分であるように選択される、請求項29に記載の方法。
- 前記期間が12時間〜30時間の間である、請求項49に記載の方法。
- 前記細胞集団が造血幹細胞および造血前駆細胞の集団であり、前記供することが、幹細胞の拡大のためには不十分である条件のもとで行われる、請求項29に記載の方法。
- 前記幹細胞の拡大のためには不十分である条件が、栄養物の非存在、後期作用サイトカインの非存在、および、初期作用サイトカインの非存在からなる群から選択される、請求項51に記載の方法。
- 前記期間が、細胞におけるCD26の発現をダウンレギュレーションするためには十分であるが、細胞増殖のためには不十分である、請求項29に記載の方法。
- 前記期間が12時間〜30時間の間である、請求項41に記載の方法。
- 前記ニコチンアミドの濃度が1mg/ml〜20mg/mlである、請求項29に記載の方法。
- 幹細胞を含む前記細胞集団が、拡大された、分化していない細胞の集団である、請求項29に記載の方法。
- 工程(a)の後に前記幹細胞および/または前駆細胞をエクスビボ拡大する工程をさらに含む、請求項29に記載の方法。
- 請求項1に記載の方法による高まった生着能および/またはホーミング能によって特徴づけられる細胞を含む細胞集団。
- 請求項58に記載の細胞集団を有効成分として含み、かつ、医薬的に許容され得るキャリアを含む医薬組成物。
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