JP2009515731A - 射出成型用ノズルおよび装置 - Google Patents

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Abstract

フローティングマニホールド(120)から鋳型アセンブリに溶融物を導くための伸張ノズル(10)は、ブッシングフランジ(13)を有するブッシング(12)と、ノズル入り口および出口を接続する、貫通する通路(14)を有する差込み部(19)と、着座表面(24)およびヘッドを貫通する穴(22)であって、ヘッドとブッシングフランジの対向する表面の当接接触部から対向する表面の軸方向分離の限度までの範囲にわたり差込み部がヘッドに対して相対的に移動可能であるように、差込み部を摺動可能に受け、ヘッドとブッシングフランジの対向する表面の軸方向分離が動作温度範囲にわたり維持される穴とを備える。ばね(150)が、ヘッドの着座表面の鋳型アセンブリの対合表面とのシール接触を維持する。位置決めリング(199、192)がばね用の反作用表面を提供し、かつ伸長ノズルと鋳型アセンブリの軸方向芯ずれから生じるモーメントに抗するようにヘッドを支持するのが有利である。
【選択図】図3

Description

本発明は一般に、射出成型に関する。より詳しくは、本発明は射出ユニットと鋳型空洞の間の導管を通る溶融物の流れを制御するためのノズルに関する。
射出成型は、流動可能な材料、例えば(「溶融物」として知られている)溶融金属、ゴムまたは熱可塑性プラスチックが、成型されるべき物品の形状およびサイズを有する鋳型空洞内に強制的に入れられ、そして固化することができ、この成型された物品が鋳型空洞から取り出され、このプロセスが繰り返される、周期的なプロセスである。鋳型空洞を画定する鋳型アセンブリは、「開」状態と「閉」状態の間を動作可能であり、開状態では成型された物品の開放が可能であり、閉状態では空洞を成型すべき材料で充填することができる。充填された後鋳型アセンブリは溶融材料が固化する間閉じた状態で保持され、材料が支持されていないとき、材料が許容できない変形なしで成型された形態を保持するように十分に固化したとき、成型された物品を取り出すことができるように開かれる。鋳型アセンブリの対合する鋳型構成部品は、主中子構成部品と主空洞構成部品とを備え、鋳型アセンブリが閉じられるときこの主中子構成部品と主空洞構成部品は、いわゆる「型割り線」に沿って合わさる。成型機械のプレスユニット内の鋳型アセンブリを図1aに示す。空洞の充填は、射出ユニットから導管を通り鋳型空洞に溶融物を強制的に移動させることによって達成される。射出成型では、射出ユニットから鋳型アセンブリへの溶融物の流れを制御するために弁を設けることが知られている。
対合する鋳型構成部品の各対が複数の鋳型空洞を画定できることは知られている。そのような鋳型アセンブリについては、射出ユニットから各空洞のところの少なくとも1つの開口部に溶融物を導くための導管を設けることが知られており、この開口部は「ゲート(gate)」と呼ばれる。この導管は鋳型構成部品の型割り面に対して開き、空洞画定部材と共に組み立てられ、ノズルによってゲートに接続されるスプルーチャンネルまたはマニホールドとして知られる流路(channel)を備えることができる。スプルーチャンネルまたは鋳型マニホールドと射出ユニットノズルの間に、マニホールド延長ノズルまたはスプルーブッシングを設けることは知られており、このマニホールド延長ノズルまたはスプルーブッシングは、射出ユニットノズルの形状およびサイズに適合する入り口とスプルーチャンネルまたはマニホールドとシール的に係合する出口を有する。
射出成型の改善される生産性は、対合する鋳型構成部品が、射出成型機械のプレスまたはクランプユニットを画定する静止プラテンと主移動可能プラテンの間に挿入される中間移動可能プラテン上に担持される、複数の型割り線を有する複数の鋳型アセンブリを備える鋳型配列を設けることによって達成される。そのような配列は、「スタック鋳型(stack mold)」または「デュアル鋳型(dual mold)」として知られ、図1bは成型機械のプレスユニット内のそのような鋳型配列を示す。そのような鋳型配列では、溶融物は射出ユニットから中間プラテンにスプルーバーとして知られる導管を通り、そして中間プラテンから鋳型空洞に運搬される。この中間プラテンは、鋳型アセンブリの部材を画定する空洞に溶融物を運搬するためのマニホールドおよび延長ノズルが設けられる。各マニホールドは、マニホールドとプラテンの間の接触を最小限にできるように中間プラテンの空洞内に支持され、いわゆる「フローティングマニホールド(floating manifold)」を作り出す。このフローティングマニホールド配置は、フローティングマニホールド内の溶融物の温度制御を改善するように、マニホールドと中間プラテンの間の熱伝達を減少させる。溶融物は、中間プラテンマニホールドから中間ノズルによって各鋳型アセンブリマニホールド延長ノズルまたはスプルーブッシングに導かれる。フローティングマニホールドおよび中間ノズルの寸法は、温度に伴う変化に曝される。このフローティングマニホールドから鋳型アセンブリへの流れ流路の健全性を保証するために、中間ノズル、フローティングマニホールドとマニホールド延長ノズルまたはスプルーブッシングとの間の十分な接触を維持することができる長さを中間ノズル用に選択することが知られており、これにより企図された動作温度範囲にわたる溶融物の漏れに抵抗する。実際の動作温度が企図される範囲の外側になる場合には、温度に伴う寸法変化は、結果として溶融物の漏れまたは過剰な圧縮力からの構成部品の損傷になる可能性がある。
したがって、損傷させる圧縮力を生じさせることなく、広い温度範囲にわたり流れ流路の健全性を維持する中間ノズルが求められている。
フローティングマニホールドから鋳型アセンブリに溶融物を導くための伸張ノズルを提供することが本発明の1つの目的であり、この伸張ノズルは、ノズルのヘッドの着座表面の鋳型アセンブリの対合表面とのシール接触を維持するための付勢手段を備え、ヘッドとノズルのブッシングのブッシングフランジとの対向する表面の軸方向分離は動作温度範囲にわたり維持され、このブッシングは、ヘッド内に摺動可能に受けられる差込み部を有し、マニホールドから通される溶融物はこの伸張ノズルを通り鋳型アセンブリに導かれる。
鋳型空洞への分配のための通路に溶融物を運搬するための伸張ノズルとスプルーブッシングのうちの1つを備える、フローティングマニホールドから鋳型アセンブリに溶融物を導くための装置を提供することが本発明の別の目的であり、この伸張ノズルとスプルーブッシングは、溶融物運搬ノズルの着座表面と係合するための対合表面を有し、この装置は、フローティングマニホールドから鋳型アセンブリに溶融物を導くための伸張ノズルを備え、この伸張ノズルは、ノズルのヘッドの着座表面の鋳型アセンブリの対合表面とのシール接触を維持するための付勢手段を備え、ヘッドとノズルのブッシングのブッシングフランジとの対向する表面の軸方向分離は動作温度範囲にわたり維持され、このブッシングはヘッド内に摺動可能に受けられる差込み部を有し、マニホールドから通る溶融物は伸張ノズルを通り鋳型アセンブリに導かれる。
本発明の別の目的および利点は、添付の図面および以下のそれらの説明から明らかにされるであろう。
前述の目的に従って本発明は、マニホールドに取り付けるためのブッシングフランジを有するブッシングと、ブッシングフランジから突起し、それを貫通する通路がノズル入り口および出口を接続する差込み部と、着座表面およびヘッドを貫通し着座表面のところで開口する穴とを有するヘッドであって、ブッシングの差込み部がヘッドの穴内に摺動可能に受けられ、差込み部の出口は穴と流体連通するヘッドと、ブッシングでヘッドを保持するための手段であって、このブッシングは、ヘッドとブッシングフランジの対向する表面の当接接触部から対向する表面の軸方向分離の限度までの範囲にわたりヘッドに対して相対的に軸方向に移動可能であり、ヘッドとブッシングフランジの対向する表面の軸方向分離は動作温度範囲にわたり維持される手段と、ヘッドの着座表面の鋳型アセンブリの対合表面とのシール接触を維持するための付勢手段であって、マニホールドから通路へ通される溶融物が伸張ノズルを通り鋳型アセンブリに導かれる付勢手段とを備える伸張ノズルを提供する。フローティングマニホールドから鋳型アセンブリに溶融物を導くための装置は、鋳型空洞への分配用の通路に溶融物を運搬するための伸張ノズルとスプルーブッシングのうちの1つを備え、この装置は本発明による伸張ノズルを備え、鋳型アセンブリの構成部品がマニホールド用の支持部に搭載されるに際して、伸張ノズルの着座表面は、鋳型アセンブリの伸張ノズルまたはスプルーブッシングの対合表面と係合する。
本発明は、詳細に説明されるべき好ましい実施形態を参照して明らかにされる。本発明が好ましい実施形態に限定されることは本出願人の意図ではなく、そうではなく本発明は添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって定義されるべきである。
図1aを参照すると、鋳型アセンブリ50は、主中子構成部品52および主空洞構成部品54を備える。主中子構成部品52は移動可能なプラテン56によって支持され、主空洞構成部品54は静止プラテン58によって支持される。鋳型アセンブリ50は、そこで構成部品54と52が物品を成型するために当接係合させられる型割り線60を有する。移動可能プラテン56および静止プラテン58は、射出成型機械のプレスユニットを備える。移動可能プラテン56は、鋳型アセンブリ50を開きかつ閉じるように移動させられ、移動可能プラテン56の開位置が図1aに想像線(破線)で示されている。溶融物は、図1aに示すその横断面によって図示されるような静止プラテン58内の通路を溶融物が通るのを許す、射出ユニット62から鋳型アセンブリ50に射出される。主中子構成部品52および主空洞構成部品54は、複数の鋳型空洞(図示せず)を画定するのが有利である。溶融物のそれらの空洞への分配は、溶融物を静止プラテン58を通る通路のところで受け取り、溶融物をノズルを通り空洞に運搬する導管とノズル(図1aに図示せず)の構成によって有利に達成される。本発明によるノズルが、射出ユニットから鋳型アセンブリ50のフローティングマニホールドへの溶融物の流れ流路の確実性を保証するように、鋳型アセンブリ50に適用することができるのが有利である。
図1bを参照すると、鋳型アセンブリ70および72は型割り線110および112をそれぞれ有し、鋳型アセンブリ70は、主空洞構成部品76および主中子構成部品78を備え、鋳型アセンブリ72は、主中子構成部品80および主空洞構成部品82を備える。移動可能プラテン90および静止プラテン88は、中間移動可能プラテン92と共に射出成型機械のプレスユニットを構成する。移動可能プラテン90および中間移動可能プラテン92は、鋳型アセンブリ70および72を開きかつ閉じるために移動させられ、移動可能プラテン90および中間移動可能プラテン92の開位置が図1bに想像線(破線)で示されている。主中子構成部品78は静止プラテン88によって支持され、主中子構成部品80は移動可能プラテン90によって支持され、かつ主空洞構成部品82および76は中間移動可能プラテン92によって支持される。溶融物は射出ユニット62からスプルーバーセグメント98aおよび98bを介して中間移動可能プラテン92に射出され、中間移動可能プラテン92内に導かれ、鋳型アセンブリ70および72に至る。スプルーバーセグメント98aおよび98bは、スタック鋳型アセンブリの動作に伴って分離し、かつ対合する。鋳型型割り線110に近接して合わさるように図示されるけれども、このスプルーバーセグメントはセグメント用の支持部の間の長さ内のどこででも合わさることができる。成型サイクルを通して中に収容される溶融物の流動可能状態を維持するために、加熱器をスプルーバーセグメント98aおよび98bの導管ならびに中間プラテン92を含む導管に有利に適用される。成型材料が鋳型空洞内で固化してしまったにも関わらず、溶融物はそのような導管内で液体のままであり、鋳型アセンブリの開口の際に導管からの漏れを防止する制御を必要とする。セグメントが分離されるときに溶融物がセグメント内に保持されるように、射出ユニット62からスプルーバーセグメント98aおよび98bを通る溶融物の流れを制御するためにいわゆる遮断ノズルを適用することができるのが有利である。
図2および3を参照すると、鋳型構成部品が搭載される中間移動可能プラテン92などのプラテンがフローティングマニホールド120を支持する。フローティングマニホールド120はスプルーバーセグメント98bなどの導管を介して溶融物が供給され、この溶融物をプラテン92に搭載される鋳型構成部品76および82などの鋳型構成部品を画定する空洞に分配する。溶融物はそれぞれ、スプルーブッシングまたはノズル122および124などのマニホールド延長ノズルによって鋳型構成部品76および82の各々のところで受け取られる。ノズル122および124の各々は、それぞれマニホールド126および128などの鋳型アセンブリマニホールドと当接し、そこに固定される。溶融物は、マニホールド120から伸張ノズルアセンブリ130および132を介してそれぞれノズル122および124に導かれる。伸張ノズルアセンブリ130および132の各々は、マニホールド120に当接するブッシング140とヘッド142を備える。各伸張ノズルアセンブリは、座繰り穴93を有する開口部内に受けられる。ブッシング140はマニホールド120に搭載され、マニホールド120の熱膨張と共に移動する。ブッシング140は、ブッシング140とヘッド142の対向する表面の当接接触なしでのマニホールド120の熱膨張範囲が動作温度範囲を通して可能になるように、ヘッド142に対して相対的に軸方向に移動可能である。ヘッド142の着座表面とノズル122の対合表面とのシール接触は、円板ばね150などの付勢手段によって維持される。ヘッド142の着座表面とノズル122の対合表面は、鋳型構成部品76および82のプラテン92への搭載に際して当接係合させられ、それによって円板ばね150が圧縮される。位置決めリング152および154は、ノズル130と122の軸方向芯ずれの場合に曲げモーメントに耐える、ヘッド142およびノズル122それぞれのための支持を可能にする。そのような芯ずれが起きにくい用途では、位置決めリング152および154のうちの1つまたは両方は省略されるであろう。位置決めリング152および154の配置は、ヘッド142およびノズル122それぞれに対し、いずれもが各々が受けられる開口部の壁との直接接触なしの所望の機械的支持を可能にする。ヘッド142とノズル122の取り囲む構成部品からの分離は、その間の熱伝達を減少させるのに役立ち、ノズル内の溶融物の温度制御を改善する。座繰り穴93によって作り出されるショルダは、位置決めリング152のための着座表面を提供する。位置決めリング152は、鋳型構成部品76および82などの鋳型構成部品のプラテン92への搭載によって生じるばね150の圧縮に対する反作用表面を提供する。位置決めリング152がない場合は、ばね150に対する反作用表面は、座繰り穴93によって作り出されるショルダなどのプラテン92の表面によって与えられる可能性がある。
図4および5を参照すると、図2および3の伸張ノズル130および132に対応する伸張ノズル10は、ブッシング12およびヘッド20を備える。ブッシング12を通る溶融物通路14は、ノズル入り口16を出口18と接続する。差込み部15がブッシングフランジ13から突起し、ヘッド20の中央穴22内に摺動可能に受けられる。ブッシングフランジ13は、マニホールド120などのマニホールドにボルト19などの固定具によって取り付けられる。ヘッド20は、図4および5に球状表面として示される着座表面24を備える。ヘッド20は、ヘッド20内の穴26などの隙間穴を通過するボルト30などの少なくとも1つの固定具によってブッシング12によって移動可能に保持される。ボルト30の各々のねじ切りされる端部32がブッシングフランジ13内の穴17などの穴内のねじと係合する。ブッシング12は、ヘッド20とブッシングフランジ13の対抗する表面の当接接触部から対向する表面の軸方向分離の限界までの範囲にわたり、ヘッド20に対して相対的に軸方向に移動可能である。伸張ブッシング10を係合するために搭載される鋳型構成部品については、対抗する表面の軸方向分離の限界は、図2および3によって示しそれらを参照して説明したように、着座表面24の鋳型構成部品の対合表面との接触によって決まる。鋳型構成部品が取り外される際、ブッシングフランジ13とヘッド20の対向する表面の軸方向分離の限界は、保持ボルト30によって決まる。座繰り穴93の深さの公差に対処し、かつ説明したようなヘッド20と鋳型アセンブリの空間的配置によるばね150の所望の圧縮を保証するために、円板シム153などの1つまたは複数のシムを位置決めリング152とばね150の間に挿入するのが有利である。位置決めリング152のスリーブ155(図5)がヘッド20を取り囲み、円板ばね150とヘッド20の摺動接触のための磨耗表面を提供する。
使用に際し、ばね150の圧縮は、ヘッド20とブッシング12の対向する表面の当接接触なしで、伸張ノズル10の着座表面24および対合ノズルのところの溶融物圧力に抗したシールを保証するように設定される。ブッシング12が搭載されるフローティングマニホールドが増加する温度と共に伸張するとき、ブッシング12は前進し、ブッシングフランジ13とヘッド20の対向する表面間の軸方向分離を減少させる。フローティングマニホールドの熱膨張の限界のところで、ブッシングフランジ13とヘッド20の対向する表面の軸方向分離はその最小限のところになる。ヘッド20に対するブッシング12の軸方向移動の範囲は、固定長のノズルによって対処することができる範囲よりずっと大きなフローティングマニホールドの熱膨張の範囲に対し伸張ノズル10の使用を可能にする。ブッシング12とヘッド20の相対的な移動の範囲にわたり、マニホールドから通路14に通される溶融物は、伸張ノズル10を通り着座表面24のところの穴22の開口部に導かれ、そこから鋳型アセンブリに導かれる。
図4および5の伸張ノズルはどのような種類の加熱器もなしで示されているが、知られているようないわゆる「カートリッジ」加熱器およびバンド加熱器などの加熱装置を、ノズル内に保持される溶融物を流動可能状態に保持するために、それぞれ、例えば穴28などの穴の中に内部的に適用し、あるいは伸張ノズルに外部的に適用することができる。さらに、好ましい実施形態が、ヘッド20をブッシングフランジ13からの軸方向分離の限界に付勢するための円板ばねについて示されかつ説明されてきたが、ヘッド20とブッシングフランジ13の対向する表面の軸方向分離を維持しながら、対合表面に接触する着座表面24のシール係合の機能を達成するために、別の付勢手段も代わりに使用することができる。その上さらに、好ましい実施形態に示されていないけれども、中央穴の端部のところ、着座表面24の反対側で中央穴22から外へ通路14からの溶融物の漏れが全くないことを保証するために、交換可能なシール部材を伸張ノズル10に適用することができる。そのようなシール部材は、ブッシングフランジ13が取り付けられるマニホールドの熱膨張に伴う差込み部15とヘッド20の相対的な移動を可能にしながら、シールをもたらすように選択される。その上、交換可能なシール部材は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、ノズル本体の入り口および出口を取り囲むのみならずノズル本体の周囲上にも設けることができる。当業者に知られている別の追加物または代替物も、特許請求される本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書に示されかつ説明されるノズルおよび装置に適用することができる。
図1aは、成型機械のプレスユニット内の鋳型アセンブリの図である。 図1bは、成型機械のプレスユニット内の鋳型アセンブリの別の図である。 本発明によるノズルの周囲状況を示す、中間プラテンおよび鋳型構成部品の部分断面図である。 図2のノズルの配置の一部分の拡大図である。 本発明による伸張ノズルの3次元図である。 線5−5に沿ってとられた図4のノズルの部分断面図である。

Claims (20)

  1. フローティングマニホールドから鋳型アセンブリに溶融物を導くための伸張ノズルであって、
    前記伸張ノズルは、マニホールドに取り付けるためのブッシングフランジを有するブッシングと、
    前記ブッシングフランジと入口及び出口を貫通して接続する通路とから突起する差込み部と、
    着座表面を有するヘッドとを有し、前記ヘッドは、前記ヘッドを貫通し前記着座表面のところで開口する穴を有し、前記ブッシングの前記差込み部が前記ヘッドの前記穴内に摺動可能に受けられ、前記差込み部の出口は前記穴と流体連通し、
    前記伸張ノズルはさらに、前記ブッシングに前記ヘッドを保持するための手段を有し、前記ブッシングは、前記ヘッドと前記ブッシングフランジとが対向する表面の当接接触部から前記対向する表面の軸方向分離の限度までの範囲にわたって、前記ヘッドに対して相対的に軸方向に移動可能であり、前記ヘッドと前記ブッシングフランジとの前記対向する表面の軸方向分離が、動作温度範囲にわたって維持され、
    前記伸張ノズルはさらに、前記ヘッドの着座表面と鋳型アセンブリの対合表面とのシール接触を維持するための付勢手段を有し、前記マニホールドから前記通路へ通される溶融物が前記伸張ノズルを通り前記鋳型アセンブリに導かれる、伸張ノズル。
  2. 請求項1に記載のノズルであって、前記付勢手段が少なくとも1つのばねを備え、前記シール接触を維持するための十分な力を前記動作温度範囲にわたり供給できるように、前記ばねが前記伸張ノズル、前記マニホールドおよび前記鋳型アセンブリの空間的配置によって圧縮される、ノズル。
  3. 請求項2に記載のノズルであって、前記ばねが、前記動作温度範囲の下端で前記空間的配置で所望の力を獲得するように、前記ばねと前記ばね用の反作用表面の間に挿入される少なくとも1つのシムをさらに備える、ノズル。
  4. 請求項3に記載のノズルであって、前記ヘッドを支持するための位置決めリングをさらに備え、前記位置決めリングが前記反作用表面を備えかつ前記マニホールドを支持する部材に固定される、ノズル。
  5. 請求項4に記載のノズルであって、前記位置決めリングが、前記伸張ノズルと前記鋳型アセンブリの軸方向芯ずれから生じるモーメントに抗する地点で前記ヘッドを支持する、ノズル。
  6. 請求項2に記載のノズルであって、前記ヘッドを支持するための位置決めリングをさらに備え、前記位置決めリングが前記マニホールドを支持する部材に固定されかつ前記ばね用の反作用表面を備える、ノズル。
  7. 請求項6に記載のノズルであって、前記位置決めリングが、前記伸張ノズルと前記鋳型アセンブリの軸方向芯ずれから生じるモーメントに抗する地点で前記ヘッドを支持する、ノズル。
  8. 請求項1に記載のノズルであって、前記保持手段が前記ヘッド内の隙間穴を通過し、かつ前記ブッシングフランジ内の穴とねじ係合する少なくとも1本のボルトを備える、ノズル。
  9. 請求項1に記載の伸張ノズルであって、前記ノズル内の溶融物を流動可能な状態に維持するための加熱器をさらに備える、伸張ノズル。
  10. 請求項1に記載のノズルであって、前記着座表面の反対側の前記穴の端部のところで前記ヘッドからの溶融物の漏れを防止するためのシール手段をさらに備える、ノズル。
  11. フローティングマニホールドから鋳型アセンブリに溶融物を導くための装置であって、前記鋳型アセンブリの少なくとも1つの構成部品が前記マニホールド用の支持部に搭載され、前記鋳型アセンブリが、鋳型空洞への分配用の通路に溶融物を運搬するための伸張ノズル及びスプルーブッシングのうちの1つを備え、前記伸張ノズル及びスプルーブッシングは、溶融物運搬ノズルの着座表面と係合するための対合表面を有し、
    前記装置は伸張ノズルを有し、
    前記伸張ノズルは、マニホールドに取り付けるためのブッシングフランジを有するブッシングと、
    前記ブッシングフランジと入口及び出口を貫通して接続する通路とから突起する差込み部と、
    着座表面を有するヘッドとを有し、前記ヘッドは、前記ヘッドを貫通し前記着座表面のところで開口する穴を有し、前記ブッシングの前記差込み部が前記ヘッドの前記穴内に摺動可能に受けられ、前記差込み部の出口は前記穴と流体連通し、
    前記伸張ノズルはさらに、前記ブッシングに前記ヘッドを保持するための手段を有し、前記ブッシングは、前記ヘッドと前記ブッシングフランジとが対向する表面の当接接触部から前記対向する表面の軸方向分離の限度までの範囲にわたって、前記ヘッドに対して相対的に軸方向に移動可能であり、前記ヘッドと前記ブッシングフランジとの前記対向する表面の軸方向分離が、動作温度範囲にわたって維持され、
    前記伸張ノズルはさらに、鋳型構成部品を前記マニホールド用の前記支持部へ搭載するときに、前記鋳型アセンブリの対合表面と対合する前記ヘッドの着座表面を有し、
    前記伸張ノズルはさらに、前記ヘッドの着座表面と鋳型アセンブリの対合表面とのシール接触を維持するための付勢手段を有し、
    前記マニホールドから前記通路へ通される溶融物が前記伸張ノズルを通り前記鋳型アセンブリに導かれる、装置。
  12. 請求項11に記載の装置であって、前記付勢手段が少なくとも1つのばねを備え、前記シール接触を維持するための十分な力を前記動作温度範囲にわたり供給できるように、前記ばねが前記伸張ノズル、前記マニホールドおよび前記鋳型アセンブリの空間的配置によって圧縮される、装置。
  13. 請求項12に記載の装置であって、前記動作温度範囲の下端で前記空間的配置を用いて所望の力を獲得するように、前記ばねと前記ばね用の反作用表面の間に挿入される少なくとも1つのシムをさらに備える、装置。
  14. 請求項13に記載の装置であって、前記ヘッドを支持するための位置決めリングをさらに備え、前記位置決めリングが前記反作用表面を備えかつ前記マニホールドを支持する部材に固定されている、装置。
  15. 請求項14に記載の装置であって、前記位置決めリングが、前記伸張ノズルと前記鋳型アセンブリの軸方向芯ずれから生じるモーメントに抗する地点で前記ヘッドを支持する、装置。
  16. 請求項12に記載の装置であって、前記ヘッドを支持するための位置決めリングをさらに備え、前記位置決めリングが前記マニホールドを支持する部材に固定されかつ前記ばね用の反作用表面を備える、装置。
  17. 請求項16に記載の装置であって、前記位置決めリングが、前記伸張ノズルと前記鋳型アセンブリの軸方向芯ずれから生じるモーメントに抗する地点で前記ヘッドを支持する、装置。
  18. 請求項11に記載の装置であって、前記保持手段が前記ヘッド内の隙間穴を通過し、かつ前記ブッシングフランジ内の穴とねじ係合する少なくとも1本のボルトを備える、装置。
  19. 請求項11に記載の装置であって、前記ノズル内の溶融物を流動可能な状態に維持するための加熱器をさらに備える、装置。
  20. 請求項11に記載の装置であって、前記着座表面の反対側の前記穴の端部のところで前記ヘッドからの溶融物の漏れを防止するためのシール手段をさらに備える、装置。
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