JP2009515433A - パラレルネットワークインターフェースを介して情報を配信すること - Google Patents
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Abstract
本発明は、パラレルネットワークインターフェースを介して情報を配信するための方法を提供する。方法は、複数のネットワークインターフェースを使用して複数の同時のネットワーク接続を確立すること、およびその複数の同時のネットワーク接続に関連する複数のデータ転送速度に基づき、情報の送信されるべき複数の部分を決定することを含む。
Description
本発明は、一般に、通信システムに関し、より詳細には、無線通信システムに関する。
通信ネットワークにおける各端末装置は、他の1つまたは複数の端末装置とのネットワーク接続を形成するのに使用されることが可能な1つまたは複数のネットワークインターフェースを含む。ネットワーク接続は、1つまたは複数の通信プロトコルに準拠して、接続された端末装置間で論理的関連付けを形成する。例えば、1つのネットワークインターフェースが、UMTS(Universal Mobile Communications System)プロトコルに準拠して動作し、第2のネットワークインターフェースが、IEEE802.11プロトコルに準拠して動作することが可能である。端末装置間のネットワーク接続は、端末装置のネットワークインターフェース上で開始されること、および/または終了されることが可能である。複数のネットワークインターフェースが、通信ネットワークにおける端末装置に利用可能であることが可能であるが、各端末装置は、従来、1つのネットワークインターフェースを選択して、接続された端末装置間の論理的関連付けを確立する。例えば、2つの端末装置は、IEEE802.11ネットワークインターフェースを使用して形成されるネットワーク接続に関する予期されるサービス品質より、予期されるサービス品質が良好である場合、UMTSネットワークインターフェースを使用してネットワーク接続を形成することができる。
例えば、図1は、第1の端末装置および第2の端末装置105(1〜2)を含む通信ネットワーク100を概念的に示す。第1の端末装置105(1)は、第1のネットワーク接続110を介して第2の端末装置105(2)と情報を交換することができ、この接続110は、第1の端末装置および第2の端末装置105(1〜2)のネットワークインターフェース115(1〜2)に終端する。代替として、第1の端末装置105(1)は、第2のネットワーク接続120を介して第2の端末装置105(2)と情報を交換することができ、この接続120は、第1の端末装置および第2の端末装置105(1〜2)のネットワークインターフェース125(1〜2)に終端する。第1の端末装置と第2の端末装置105(1〜2)はそれぞれ、ネットワークインターフェース115(1〜2)に関連するネットワークアドレスを有する。第1のネットワーク接続110、および第2のネットワーク接続120は、インターネットプロトコル、UMTS(Universal Mobile Communications System)プロトコル、IEEE802.11プロトコル、Bluetooth(登録商標)プロトコルなどの、任意の所望される有線プロトコルおよび/または無線プロトコルに準拠して動作することができる。
少なくとも部分的には、第1の端末装置と第2の端末装置105(1〜2)が、第1のネットワーク接続110または第2のネットワーク接続120を介して情報を交換するため、ボトルネックが、通信ネットワーク100において形成される可能性がある。例えば、第1の端末装置105(1)が、ネットワーク接続110を介して、第2の端末装置105(2)から大量のデータを取得する必要がある可能性がある。しかし、データ転送速度は、ネットワークインターフェース115(1〜2)の一方または両方のスループットによって限られる可能性があり、これにより、データを受信する際の遅延がもたらされる可能性がある。別の例として、端末装置105(1〜2)における複数のアプリケーション(図示せず)が、単一のネットワークインターフェース115(1〜2)を使用して、ネットワーク接続110を介してデータを送信および/または受信することが可能である。すると、その複数のアプリケーションが、ネットワーク接続110を介してデータを受信および/または送信する容量を求めて競合するので、ボトルネックが、形成される可能性がある。従来の無線通信ネットワークの容量を増大させる多くの技術が、提案されてきた。
通信ネットワーク100のスループットは、物理層において増大されることが可能である。容量は、変調スキーム、メディアアクセス制御、および/または送信容量および/または受信容量を強化することによって増大されることが可能である。例えば、チャネル結合が、無線ローカルエリアネットワークの容量を増大させるのに使用されてきた。チャネル結合では、複数の無線周波数チャネルが組み合わされて、より高い容量を有する単一の論理チャネルが形成される。別の例として、MIMO(多入力多出力)システムにおいて使用される複数のアンテナを使用して形成された複数のチャネルが組み合わされて、1つの比較的大きい容量のチャネルが形成される。単一の論理チャネルは、関連するネットワークインターフェースによって管理される。複数のチャネルを組み合わせて、単一のチャネルを形成することは、容量の大幅な増加につながる可能性があるが、物理的状況が、いくつかの条件を満たさなければならない。例えば、MIMOシステムは、散乱の豊富な環境において良好な性能を示すが、散乱の少ない環境においては、それほど良好な性能を示さない可能性がある。
また、通信ネットワーク100の容量は、1つまたは複数のアプリケーション層を変更することによって増大されることも可能である。例えば、eDonkeyやKazaaなどのP2P(ピアツーピア)プログラムは、複数のファイルセグメントに分割されているファイルをダウンロードすることができる。それらのファイルセグメントは、単一のネットワークインターフェースを介して異なるサーバからパラレルにダウンロードされることが可能である。その後、それらのファイルセグメントが組み合わされて、元のファイルが復元される。性能向上を実現するための機能は、アプリケーション層に存在する。トランスポート層などの低レベルの機能層は、複数のアプリケーションが、それらのファイルセグメントを受信しているかのように動作する。しかし、アプリケーションレベルの変更は、依然として、ネットワークインターフェース115(1〜2)の容量によって限られる可能性がある。
また、データリンク層への変更を使用して、通信ネットワーク100の容量が増大されることも可能である。例えば、MultiNetは、単一の無線ローカルエリアネットワークカード、すなわち、単一のネットワークインターフェースを使用して、ユーザが、ユーザのマシンを複数の無線ネットワークに接続することを可能にすることができる無線ローカルエリアネットワークカードのための仮想化(virtualization)アーキテクチャである。動作の際、MultiNetは、基礎をなす各無線ネットワークカードに関する複数の仮想アダプタを公開する。次いで、ネットワークホッピングスキームが、別個のネットワークストリームをそれぞれ提供する可能性がある、所望される複数の無線ネットワークにわたって無線カードを切り替える。しかし、MultiNetは、少なくとも部分的には、MultiNetが、単一のネットワークインターフェースに関連する単一のトランスポートセッションを複数のネットワークストリームにマップするため、不安定になり、ネットワークストリーム間で発振する可能性がある。
しかし、通信ネットワーク100のスループットを増大させるための提案される技術はすべて、情報の送信および/または受信のために単一のネットワークインターフェースを選択するという従来の慣行によって制限されている。したがって、端末装置105(1〜2)が利用できる可能性がある他のネットワークインターフェースに関連する容量が、十分に利用されていない、または完全に無駄にされている可能性があり、このことは、通信ネットワーク100のスループットおよび/または効率を低減する可能性がある。
本発明は、前述した問題の1つまたは複数の影響に対処することを目的とする。以下に、本発明のいくつかの態様の基本的な理解をもたらすため、本発明の簡略化された概要を提示する。この概要は、本発明の網羅的な全体像ではない。この概要は、本発明の重要な要素、または不可欠な要素を特定する、または本発明の範囲を線引きすることを意図していない。この概要の唯一の目的は、後段で説明されるより詳細な説明の前置きとして、いくつかの概念を簡略化された形態で提示することである。
本発明の一実施形態では、パラレルネットワークインターフェースを介して情報を配信するための方法が、提供される。方法は、複数のネットワークインターフェースを使用して複数の同時のネットワーク接続を確立すること、およびその複数の同時のネットワーク接続に関連する複数のデータ転送速度に基づき、情報の送信されるべき複数の部分を決定することを含むことが可能である。
本発明は、同様の参照番号が同様の要素を識別する添付の図面に関連して解釈される、以下の説明を参照することにより、理解することができる。
本発明は、様々な変形形態および代替形態が可能であるが、本発明の特定の実施形態が、例として、図面に示され、本明細書で詳細に説明される。しかし、特定の実施形態の本明細書における説明は、本発明を、開示される特定の形態に限定することを意図しておらず、それどころか、本発明は、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の趣旨および範囲に含まれる、すべての変形形態、均等形態、および代替形態を範囲に含むものとする。
本発明の例示的な実施形態を以下に説明する。簡明のため、実際の実施形態のすべての特徴が、本明細書で説明される訳ではない。もちろん、いずれのそのような実際の実施形態の開発においても、実施形態ごとに異なる可能性がある、システム関連の制約、およびビジネス関連の制約の遵守などの、開発者の特定の目標を達するのに、多数の実施形態特有の決定が、行われなければならないことが理解されよう。さらに、そのような開発の取組みは、複雑で、時間がかかる可能性があるが、それでも、本開示を活用する当業者には、定常的な作業であることが理解されよう。
本発明のいくつかの部分、および対応する詳細な説明は、ソフトウェア、つまり、コンピュータメモリ内のデータビットに対する操作のアルゴリズムおよび記号表現に関して提示される。これらの説明および表現は、当業者が、自らの作業の内容を他の当業者に効果的に伝える説明および表現である。アルゴリズムは、本明細書でこの用語が使用される場合、また一般に使用される場合、所望される結果につながるステップの自己矛盾のないシーケンスであると考えられる。ステップは、物理量の物理的操作を要求するステップである。通常、必然的にではないが、これらの量は、格納される、転送される、組み合わされる、比較される、またはそれ以外で操作されることが可能な光信号、電気信号、または磁気信号の形態をとる。ときとして、主に一般的な用法のため、これらの信号を、ビット、値、要素、記号、文字、項、数などと呼ぶことが好都合であることが、分かっている。
しかし、これら、および類似する用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、これらの量に付けられた便利なラベルに過ぎないことに留意されたい。特に明記しない限り、または説明から明白なとおり、「処理する」、または「算出する」、または「計算する」、または「決定する」、または「表示する」などの用語は、コンピュータシステムのレジスタ内、およびメモリ内の物理的な電子的量として表現されたデータを操作し、コンピュータシステムのメモリ内、またはレジスタ内、あるいは他のそのような情報記憶デバイス、情報送信デバイス、または情報表示デバイスの内部の物理量として同様に表現される他のデータに変換する、コンピュータシステム、または類似した電子コンピューティングデバイスのアクションおよびプロセスを指す。
また、本発明のソフトウェアによって実施される態様は、通常、何らかの形態のプログラム記憶媒体上に符号化される、または何らかのタイプの送信媒体上で実施されることにも留意されたい。プログラム記憶媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスクまたはハードドライブ)または光媒体(例えば、compact disk read only memory、つまり、「CD ROM」)であることが可能であり、読み取り専用、またはランダムアクセスであることが可能である。同様に、送信媒体は、より対線、同軸ケーブル、光ファイバ、または当技術分野で知られている他の何らかの適切な送信媒体であることが可能である。本発明は、いずれの所与の実施形態の、これらの態様によっても限定されない。
次に、本発明を、添付の図面を参照して説明する。様々な構造、システム、およびデバイスが、単に説明の目的で、当業者によく知られている詳細で本発明を分かりにくくしないように、図面に概略で示されている。それでも、添付の図面は、本発明の例示的な実施例を表し、説明するように含められている。本明細書で使用される語および句は、当業者によるそれらの語および句の理解と矛盾しない意味を有するように理解され、解釈されなければならない。本明細書の用語または句の矛盾のない用法によって、用語または句の特別な定義、すなわち、当業者によって理解される通常の、慣例的な意味とは異なる定義が暗示されることは、まったく意図されていない。用語または句が、特別な意味、すなわち、当業者によって理解される以外の意味を有することが意図される限り、そのような特別な定義は、その用語または句に関する、その特別な定義を直接に、明確に提供するような定義の仕方で、本明細書において明示される。
次に図2を参照すると、無線通信システム200の1つの例示的な実施形態が、示されている。本発明は、無線通信システム200の文脈で説明されるが、本発明は、無線通信システムに限定されないことが、本開示を利用する当業者には認識されよう。代替の実施形態では、本発明は、有線通信システム、または有線技術と無線技術の組合せを含むシステムにおいて実施されてもよい。
図示される実施形態では、無線通信システム200を使用して、端末装置205、210間のネットワーク接続が形成される。端末装置205、210は、無線通信システム200を介して情報を交換することができる任意の望ましいデバイスであることが可能である。例示的な端末装置205、210には、移動電話機、パーソナルデータアシスタント、テキストメッセージングデバイス、ページングデバイス、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータなどが含まれるが、以上には限定されない。本明細書で使用される、「端末装置」という用語は、ネットワーク接続を終端させる任意のデバイスを指す。したがって、端末装置205、210には、アクセスポイント、基地局、ノードB、サーバ、ネットワークコントローラなどのデバイスが含まれることも可能である。様々な実施形態において、無線通信システム200は、任意の望ましい数の端末装置205、210を含むことが可能である。
端末装置205は、複数のネットワークインターフェース(図2に示さず)を含む。本明細書で使用される、「ネットワークインターフェース」という用語は、或る特定のネットワーク技術を使用する或る特定のネットワークを介して、端末装置205が通信することができるようにする1つまたは複数のネットワークプリミティブを定義するのに使用される、ソフトウェアおよび/またはハードウェアを指す。例えば、ネットワークインターフェースを使用して、LAN(ローカルエリアネットワーク)、WLAN(無線ローカルエリアネットワーク)、HiperLAN、UMTS(Universal Mobile Communications System)ネットワーク、GSM(Global System for Mobile communications)ネットワークなどを介する通信のためのネットワークプリミティブが定義されることが可能である。ネットワークインターフェースは、関連するネットワークを介して、端末装置205などのデバイス間の通信を可能にする。ネットワークインターフェースは、ネットワークプロトコルを使用して、送信元から宛先までパケットをルーティングし、異なるネットワークインターフェースは、異なるネットワークプロトコルを利用することが可能である。したがって、一部の実施形態では、プロトコル情報を変換する変換器(図示せず)を使用して、エンドツーエンドネットワーク層通信が実現されることが可能である。また、ネットワークインターフェースは、関連するネットワーク技術を終端させ、より低位の層の情報、および関連するデータを、より高位の層によって使用されることが可能な形態に変換する。例えば、ネットワークインターフェースは、物理層の情報、および関連するデータを、データリンク層を使用してトランスポート層および/またはアプリケーション層の情報に変換することができる。一部の実施形態では、ネットワークインターフェースは、情報を、送信誤りがないように見える物理信号に変換すること(および物理信号を情報に変換すること)ができる、1つまたは複数の物理インターフェース(例えば、アンテナおよび/またはコネクタ)、ならびに1つまたは複数のデータリンク層プロトコルを含むことが可能である。また、端末装置210も、1つまたは複数のネットワークインターフェースを含む。
端末装置205における複数のネットワークインターフェースは、端末装置205が、1つまたは複数のネットワークを使用して配信サーバ235との1つまたは複数のネットワーク接続を形成することを可能にする。図示される実施形態では、端末装置205は、端末装置205が、無線インターフェース220を介して無線WLAN(無線ローカルエリアネットワーク)215と通信することができるようにする、少なくとも1つのネットワークインターフェースを含む。無線インターフェース220は、Bluetooth(登録商標)プロトコルおよび/またはIEEE802.11プロトコルを含むが、それには限定されない任意の望ましいプロトコルに準拠して動作することができる。したがって、端末装置205は、ルータ230に接続されることが可能なアクセスポイント225と通信することができる。ルータ230は、インターネット240などの有線ネットワークおよび/または無線ネットワークにおける配信サーバ235に至る通信リンクを提供することができる。
また、端末装置205は、端末装置205が、UMTS(Universal Mobile Communications System)ネットワーク245と通信することを可能にする1つまたは複数のネットワークインターフェースも含むことが可能である。図示される実施形態では、端末装置205は、端末装置205が、1つまたは複数のノードB、つまり、基地局255(1〜2)に対する1つまたは複数の無線インターフェース250(1〜2)を形成することを可能にする、複数のネットワークインターフェースを含む。その場合、基地局255(1〜2)の1つまたは複数は、無線ネットワークコントローラ260と通信することができ、コントローラ260は、GGSN(Gateway GPRS(General Packet Radio Service)Support Node)270およびSGSN(Serving GPRS Support Node)265を介して、インターネット240における配信サーバ235と通信することができる。一実施形態では、UMTSネットワーク245は、HSDPA(高速ダウンリンクパケットアクセス)プロトコルおよび/またはHSUPA(高速アップリンクパケットアクセス)プロトコルを実施することができる。
図2に示される無線通信システム200は、インターネット240と通信する無線ローカルエリアネットワーク215およびUMTSネットワーク245を含むが、本発明は、この特定の実施形態に限定されないことが、当業者には理解されよう。代替の実施形態では、無線通信システム200は、任意の望ましいタイプの、より多くの、またはより少ないネットワークを含んでもよい。例えば、無線通信システム200は、UMTSネットワーク245だけを含んでもよく、その場合、端末装置205は、複数の通信チャネルを介してUMTSネットワーク245と通信するための複数のネットワークインターフェースを含むことが可能である。別の例として、無線通信システム200は、インターネット、1つまたは複数のイントラネット、GSM(Global System for Mobile communications)ネットワーク、PDN(Public Data Network)、802.11ネットワーク、Bluetooth(登録商標)ネットワークなどの、さらなる有線ネットワークおよび/または無線ネットワークを含むことが可能である。
端末装置205は、その複数のネットワークインターフェースを使用して、ネットワークインターフェースの複数を使用する1つまたは複数の同時のネットワーク接続を確立することができる。例えば、端末装置205は、WLANネットワークインターフェースおよびUMTSネットワークインターフェースを使用して、無線インターフェース220および無線インターフェース250(1)を介して、配信サーバ235への同時のネットワーク接続を形成することができる。別の例として、端末装置205は、複数のUMTSネットワークインターフェース(またはUMTSネットワークインターフェースの複数のインスタンス)を使用して、無線インターフェース250(1〜2)を介して、配信サーバ235への同時のネットワーク接続を形成することができる。一実施形態では、この複数のネットワークインターフェースは、アップリンク通信とダウンリンク通信の両方のために使用されることが可能である。しかし、代替の実施形態では、専用の送信ネットワークインターフェースが、アップリンク通信のために使用されることが可能であり、専用の受信ネットワークインターフェースが、ダウンリンク通信のために使用されることが可能である。ネットワーク接続を形成するのに使用されるネットワークインターフェースの数および/またはタイプ、ならびにアップリンク通信および/またはダウンリンク通信の分割は、設計上の選択の問題であることが、本開示を利用する当業者には理解されよう。さらに、ネットワーク接続を形成するのに使用されるネットワークインターフェースの数および/またはタイプ、ならびにアップリンク通信および/またはダウンリンク通信の分割は、無線通信ネットワーク200の動作中に変化することが可能である。
また、一実施形態では、配信サーバ235は、端末装置210への1つまたは複数のネットワーク接続を形成して、端末装置205が、端末装置210と通信することを可能にすることもできる。例えば、端末装置210が、複数のネットワークインターフェースを含む場合、配信サーバ235は、端末装置210に関連するネットワークインターフェースとの複数の同時のネットワーク接続を形成することができる。しかし、本発明は、複数のネットワーク接続を形成することに限定されないことが、当業者には理解されよう。代替の実施形態では、配信サーバ235は、端末装置210への単一のネットワーク接続を形成することが可能である。
図3A、図3B、および図3Cは、1つまたは複数の端末装置が、複数のネットワークインターフェースを介して1つまたは複数の同時のネットワーク接続を形成することを可能にすることができる、無線通信システム301、302、および303の3つの例示的な実施形態を概念的に示す。簡明のため、2つだけのネットワーク接続が、無線通信システム310、302、303の例示的な実施形態において示される。しかし、本発明の代替の実施形態は、3つ以上のネットワーク接続を含んでもよいことが、本開示を利用する当業者には理解されよう。
図3Aは、無線通信システム310の第1の例示的な実施形態を概念的に示す。図示される実施形態では、無線通信システム301は、2つの端末装置305、310を含む。端末装置305、310のそれぞれは、端末装置305、310の間で2つの同時のネットワーク接続320を形成するのに使用されることが可能な2つのネットワークインターフェース315を含む。
図3Bは、無線通信システム302の第2の例示的な実施形態を概念的に示す。図示される実施形態では、無線通信システム302は、2つの端末装置305、310を含む。端末装置305は、2つのネットワークインターフェース315を含み、端末装置310は、単一のネットワークインターフェース315を含む。したがって、2つのネットワーク接続320を使用して、端末装置305における、より高位の層(アプリケーション層などの)に1つまたは複数の同時のネットワーク接続が提供されることが可能である。次に、この2つのネットワーク接続320に関連するトラフィックは、無線通信システム302における中間エンティティ(図示せず)によって、単一の通信リンク325を介してルーティングされることが可能である。
図3Cは、無線通信システム303の第3の例示的な実施形態を概念的に示す。図示される実施形態では、無線通信システム303は、インターフェース335を介してインターフェースデバイス330に結合された2つの端末装置305、310を含む。インターフェースデバイス330はそれぞれ、同時のネットワーク接続320を形成するのに使用されることが可能な、2つのネットワークインターフェース315を含む。この1つまたは複数のネットワークインターフェースを介して送信された情報、および/または受信された情報は、インターフェース335を介して端末装置305、310における、より高位の層(アプリケーション層などの)に提供されることが可能である。
図2を再び参照すると、情報が、前述したとおり、利用可能なネットワークインターフェースの1つまたは複数を使用して形成された1つまたは複数の同時のネットワーク接続を介して、端末装置205に送信される(または端末装置205から受信される)ことが可能である。このため、配信サーバ235は、関連するネットワークインターフェースを使用する、その1つまたは複数の同時のネットワーク接続のそれぞれを介して送信されるべき、情報の複数の部分を決定するように構成されることが可能である。配信サーバ235は、インターネット240の一部分として表されているが、本発明は、そのように限定されない。代替の実施形態では、1つまたは複数の配信サーバ235が、無線通信システム200における任意の配信ポイント(または複数の配信ポイント)に配置されることが可能である。さらに、配信サーバ235は、配信サーバ235の諸部分が、無線通信システム200内の複数のロケーションに配置されることが可能であるように、単一のデバイスとして実施されないことも可能である。
一実施形態では、配信サーバ235は、同時のネットワーク接続のそれぞれに関連する1つまたは複数のデータ転送速度に基づき、同時のネットワーク接続のそれぞれのための情報の部分のサイズを決定することができる。例えば、配信サーバ235は、約50Mbpsのデータ転送速度を有するWLANネットワークインターフェースが、情報の第1の(比較的大きい)部分を送信するのに使用されるべきであり、約100kbpsのデータ転送速度を有するUMTSネットワークインターフェースが、情報の第2の(比較的小さい)部分を送信するのに使用されるべきであると決定することができる。別の例として、配信サーバ235は、約100kbpsのデータ転送速度を有する比較的高いサービス品質のネットワーク接続のためのUMTSネットワークインターフェースが、情報の第1の(比較的大きい)部分を送信するのに使用されるべきであり、約10kbpsのデータ転送速度を有する比較的低いサービス品質のネットワーク接続のためのUMTSネットワークインターフェースが、情報の第2の(比較的小さい)部分を送信するのに使用されるべきであると決定することができる。以上に述べられていない他の基準が、各ネットワーク接続を介して送信されるべき情報の部分を決定するのに使用されることも可能であることが、当業者には理解されよう。
配信サーバ235は、ネットワーク接続の存続期間より前、および/または存続期間中に、同時のネットワーク接続のそれぞれに関する情報の部分のサイズを決定する、または調整することができ、すなわち、配信サーバ235は、それらの部分のサイズを動的に決定する、または調整することができる。さらに、配信サーバ235は、いつでも同時のネットワーク接続を追加する、および/または取り除くことができる。例えば、端末装置205がローミングするにつれ、1つまたは複数のネットワークが、利用可能になる、または見えるようになる可能性がある。また、端末装置205がローミングするにつれ、現在、利用可能な、または見えるネットワークが、消える可能性もある。したがって、配信サーバ235は、新たに追加されたネットワーク接続に情報の部分を割り当て、利用できなくなったネットワーク接続に割り当てられていた情報の部分を割り当て解除することができる。したがって、配信サーバ235は、端末装置205によるシームレスなローミングを可能にする。
図4は、配信サーバ400の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。図示される実施形態では、配信サーバ400は、1つまたは複数の情報源405(1〜3)から情報を受信すること、および/またはそのような情報にアクセスすることができる。また、配信サーバ400は、情報源405(1〜3)の1つまたは複数に情報を提供することもできる。本明細書で使用される、「情報源」という用語は、配信サーバ400に送られるべき情報を生成する、または含むことが可能なエンティティを指すものと理解され、サーバ400は、別のエンティティに、この情報を提供することができる。情報源405(1〜2)は、配信サーバ400の外部にあることが可能である。例えば、情報源405(1)は、移動電話機、パーソナルデータアシスタント、スマートホン、テキストメッセージングデバイス、無線カード、ラップトップ、デスクトップなどの端末装置であることが可能である。別の例として、情報源405(2)は、電子メールサーバ、ファイルサーバなどのサーバであることが可能である。一実施形態では、情報源405(3)の1つまたは複数は、配信サーバ400の一部分として実施されることが可能である。例えば、配信サーバ400には、送信されることが可能な情報をホストするファイルシステムが含まれることが可能である。
配信サーバ400は、1つまたは複数のネットワークインターフェース415(1〜n)によって形成される1つまたは複数の同時のネットワーク接続を使用してマルチインターフェース接続エンドポイント(図4に示さず)と、どのように情報が交換されるべきかを決定するように構成された、分散決定システム410を含む。図示される実施形態では、分散決定システム410は、p個の入力パラメータ(P1〜Pp)のセットに基づき、ネットワークインターフェース415(1〜n)にわたる、送信されるべき情報の分散を決定することができる。本明細書で使用される、「入力パラメータ」という用語は、分散決定システム410が使用して、ネットワーク接続が活性であるかどうか(または活性化されるべきであるかどうか)、およびデータが、これらのネットワーク接続にわたって、どのように分散されることが可能であるかを決定することができる情報を与えるパラメータを指すものと理解される。一実施形態では、入力パラメータは、ネットワーク接続が、アイドルまたは非活性であるかどうか、ならびにネットワーク接続が、非活性化されるべきであるかどうかを決定するのにも使用されることが可能である。入力パラメータの数、およびこれらのパラメータによって伝えられる情報の特定の形態は、設計上の選択の問題であり、本発明に重要ではないことが、本開示を利用する当業者には理解されよう。
一実施形態では、入力パラメータ(P1〜Pp)は、構成入力と呼ばれることも可能な基本入力を含む。基本入力は、分散決定システム410の動作環境を特徴付け、基本的な入力源を形成することが可能な基本入力パラメータセットを含むことが可能である。例えば、分散決定システム410への基本入力は、分散決定システム410が、マルチインターフェース接続エンドポイントとの情報交換をどのように制御するか、ネットワークインターフェース415(1〜n)の数、および分散型情報交換のために使用されることが可能なネットワークインターフェース415(1〜n)の1つまたは複数の特性、ならびに、存在する場合、異なるネットワークインターフェース415(1〜n)が、どのようにアドレス指定されるかを示す情報を含むことが可能である。また、分散決定システム410は、トランスポートセッション情報などの内部入力にアクセスする、またはそのような内部入力を受信することもできる。内部入力は、内部入力が、分散決定システム410変数から取り出されることが可能であるため、分散決定システム410によって直接に使用されることが可能である。例えば、内部入力は、既存のトランスポートセッションの進行、既存のトランスポートセッションの数などを示す情報を含むことが可能である。
また、分散決定システム410は、外部入力にアクセスする、または外部入力を受信することもできる。外部入力には、同一のネットワーク要素内で、または別の要素(例えば、マルチインターフェース接続エンドポイント)内で、分散決定システム410に外部の機能に基づいて分散決定システム410に提供される(またはシステム410によってアクセスされる)入力(例えば、他のプロトコル層情報、これから転送されなければならない情報の量など)が含まれることが可能である。また、外部入力は、情報源と関係する情報を含むことも可能である。一実施形態では、外部入力は、より低位の層の入力によって提供される、またはそのような入力に基づいて形成されることが可能である。例えば、より低位のプロトコル層から得られたパラメータを使用して、反作用的な処置をとることが可能な、異なる層における最適化が回避されることが可能である。より低位の層の入力の1つの源は、関連するアンテナシステムが、MIMOモードで動作すべきかどうかを示す情報を分散決定システム410に与えることが可能な、物理的送信/受信デバイスであることが可能である。また、物理的送信/受信デバイスは、1つまたは複数の受信された信号に関連する1つまたは複数の信号対雑音比を示す情報を、分散決定システム410に与えることもできる。一部の代替の実施形態では、外部入力は、コンテキスト情報を含むことが可能である。例えば、外部入力は、分散決定システム410において特定の振舞いを実施することができる通信シナリオにおける、関与する要素の1つの要素のコンテキストと関係する1つまたは複数のパラメータを含むことが可能である。一実施形態では、外部入力は、1つまたは複数のトランスポートセッションに関連する(または、これらのセッションに関連する情報に基づいて決定される)情報などの、配信サーバ400によって提供される情報も含むことが可能である。
また、分散決定システム410は、管理入力および/またはポリシー入力にアクセスする、またはそのような入力を受信することもできる。一実施形態では、入力パラメータは、適用されるべき特定の戦略を実施することが可能なポリシーなどの、管理システムポリシーによって提供されることが可能である。例示的なポリシーおよび/または戦略には、好ましいネットワーク使用またはネットワーク回避、接続の数の制限、信頼度(例えば、情報の重複による)またはスループット性能を目指して、使用されるべき最大スループットに関する限度、およびインターフェース当たりの最低データ転送速度(例えば、シームレスなローミングを可能にするための)に関する閾値が含まれることが可能である。代替の実施形態では、管理入力および/またはポリシー入力は、通信システムの任意の部分によって分散決定システム410に提供されることが可能である。
分散決定システム410は、関連する1つまたは複数のネットワークインターフェース415(1〜n)によって送信されるべき情報の部分を選択することができる。この選択は、或る程度、前述した入力変数の1つまたは複数に基づくことが可能である。一実施形態では、分散決定システム410は、情報が、最小の合計転送時間で送信されることが可能であるように、ネットワークインターフェース415(1〜n)に情報を分散するように配信サーバ400を構成する。例えば、分散決定システム410は、情報が転送されるまで、利用可能なネットワークインターフェース415(1〜n)が同時に使用されるように、ネットワークインターフェース415(1〜n)に情報を分散するよう、配信サーバ400によって使用されることが可能な情報を提供することができる。例えば、配信サーバ400は、ネットワークインターフェース415(1〜n)が、ほぼ同時に情報を送信することを始め、ほぼ同時に情報を転送することを終えるように、ネットワークインターフェース415(1〜n)に情報を分散することができる。しかし、多くの要因が、ネットワークインターフェース415(1〜n)のそれぞれによる情報の転送の開始時刻および/または終了時刻に影響を与える可能性があり、したがって、実際には、ネットワークインターフェース415(1〜n)が、同時に情報を送信することを始め、同時に情報を転送することを終えることを保証することは、困難である、または不可能である可能性があることが、本開示を利用する当業者には理解されよう。
一部の実施形態では、分散決定システム410は、特に、信頼できない環境において、転送されるべき情報を繰り返すことを決定することができる。また、分散決定システム410は、インターフェースが、現時点で、または将来、通信を中止する、または通信に加わることが可能であるという事実を考慮に入れることもできる。さらに、分散決定システム410は、入力パラメータ(P1〜Pp)を使用して、関連する1つまたは複数のネットワークインターフェース415(1〜n)によって送信されるべき情報の部分を選択することができる。前述したとおり、配信サーバ400は、ファイルシステムなどの内部情報源405(3)を含むことが可能である。配信サーバ400が、転送されるべき情報をホストするファイルシステムと一体化される場合、分散決定システム410は、転送されるべきファイルを、利用可能なインターフェース415(1〜n)の1つまたは複数を介して送信される断片に、どのように分割すべきかを決定することができる。
図5は、2つの端末装置505(1〜2)間における複数の同時のネットワーク接続500(1〜n)の1つの例示的な実施形態を概念的に示す。端末装置505(1〜2)は、本明細書で接続エンドポイント505(1〜2)と呼ばれることも可能である。各端末装置、つまり、各接続エンドポイント505(1〜2)は、複数のネットワークインターフェース510(1〜n)を含むことが可能である。しかし、各接続エンドポイント505(1〜2)は、より多くの、またはより少ない同時のネットワーク接続500(1〜n)を確立するために、より多くの、またはより少ないネットワークインターフェース510(1〜n)を含んでもよいことが、本開示を利用する当業者には理解されよう。さらに、ネットワークインターフェース510(1〜n)の数は、同時のネットワーク接続500(1〜n)の数と常に同一でなくてもよい。例えば、1つまたは複数のネットワークインターフェース510(1〜n)が、同時のネットワーク接続を確立するのに使用されるべきではないことを、管理ポリシーが示すことが可能である。
図示される実施形態では、接続エンドポイント505(2)が、m(例えば、ビット単位で測定された)に等しい量の情報を、接続エンドポイント505(1)に向けて転送しようとしている。次に、情報が、以下のアルゴリズムに従ってネットワークインターフェース510(1〜n)にわたって分散されることが可能である。以下の説明において、ネットワークインターフェース510(1〜n)は、それぞれi1,...,inとして参照されることが可能である。ネットワークインターフェース510(1〜n)は、例えば、毎秒のビット数で測定されることが可能な、対応する転送速度s1,...,snを有する。インターフェースiiを介して転送されるべき情報の情報分散比、FRiが、以下の式を使用して定義されることが可能である。すなわち、
この実施形態では、インターフェースiiを介して送信される情報の量は、mに、FRi比の値を掛けたものに等しい。
インターフェースiiを介してm掛けるFRiに等しい情報を転送するダウンロード時間である、Dtiが、以下のとおり定義されることが可能である。すなわち、
または、同等なこととして、
分散アルゴリズムの、この実施形態では、Dtiは、iと無関係であり、すべてのインターフェースにわたって同時にmビットを転送するのに要求される合計時間に等しい。
情報分散比FRiは、任意の時点で算出される(または再算出される)ことが可能である。様々な代替の実施形態では、情報分散比FRiは、実質的に絶え間なく、または選択された間隔で、例えば、所定の周期性を伴って周期的に算出される(または再算出される)ことが可能である。また、情報分散比FRiは、選択されたイベントに応答して算出(または再算出)されることも可能である。例えば、図4に示される分散決定システム410が、入力パラメータの変化によってトリガされた際、情報分散比FRiを算出する(または再算出する)ことができる。イベントの他の例には、データ転送速度の変化、パケット着信、パケット損失、利用可能になる、または消えるネットワークインターフェース、停止された、終了された、または中途終了されたネットワーク接続、および信号の測定された劣化が含まれることが可能である。したがって、Dtiの値は、変化する環境を理由として、様々であることが可能である。
一部の実施形態では、データ転送速度s1,...,snの値は、前もって知られていない(または、例えば、ローミングのために変化している)可能性がある。その場合、s1,...,snの最良の推定値を使用して、n個すべてのインターフェースに関する初期分散比FRiを算出することができ、それに相応して、情報が、分散されることが可能である。次に、分散比FRiの値が、情報の最適な配信を可能にするために入力パラメータP1..Ppを使用して更新されることが可能である。nが、変化している場合、残っている、つまり、利用可能なインターフェースに関する分散比FRiの値が、それに相応して、情報が再分散されることが可能であるように、再算出されることが可能である。例えば、接続エンドポイント505(1〜2)の1つまたは複数が、ローミングしている場合、nは、変化する可能性があり、このことは、新たに利用可能なネットワーク、またはもはや利用可能でないネットワークを示すことが可能である。mの値が、知られている場合、または推定されることが可能である場合、合計ダウンロード時間は、推定される、または算定されることが可能である。
一実施形態では、いくつかのネットワークインターフェースを使用することに関する閾値が、設定され、かつ/または保持されることが可能である。或る特定のインターフェースが、FRiの1つまたは複数の最小値に相当する閾値を設定することにより、使用のために選択されることが可能である。一実施形態では、FRiの最小(または閾)値は、データ転送速度siの閾値に対応する。例えば、ネットワークインターフェース510(1)は、データ転送速度s1<10kbpsである場合、使用されない可能性があり、ただし、10kbpsは、ネットワークインターフェース510(1)に関して設定された動作閾値である。siの非常に小さい値を有する場合、少なくとも部分的には、siの小さい値が、信頼できない接続を示す可能性があるため、ネットワークインターフェース505(1〜n)を介して重複情報が、送信されることが可能である。
本発明は、本明細書の教示を利用する当業者には明白な、異なるが、等価な方法で変更され、実施されることが可能であるので、前述した特定の実施形態は、単に例示的である。さらに、本明細書で示される構築または設計の詳細に、添付の特許請求の範囲に記載される以外、まったく制限は、意図されていない。したがって、以上に開示される特定の実施形態は、改変される、または変更されることが可能であり、すべてのそのような変種が、本発明の範囲および趣旨に含まれるものと考えられる。したがって、本明細書で求められる保護は、特許請求の範囲に示されるとおりである。
Claims (10)
- 複数のネットワークインターフェースを使用する複数の同時のネットワーク接続が関与する方法であって、
複数の同時のネットワーク接続に関連する複数のデータ転送速度に基づき、情報の送信されるべき複数の部分を決定することを含む、方法。 - 複数の同時のネットワーク接続を確立することを含み、
複数の同時のネットワーク接続を確立することが、UMTS(Universal Mobile Communication System)プロトコル、GSM(Global System for Mobile communication)プロトコル、符号分割多元接続(CDMA、CDMA2000)プロトコル、IEEE802プロトコル、Bluetooth(登録商標)プロトコル、高速ダウンリンクパケットアクセス(High Speed Downlink Packet Access)プロトコル、高速アップリンクパケットアクセス(High Speed Uplink Packet Access)プロトコル、およびHiperLANプロトコルの少なくとも1つに準拠して複数の同時のネットワーク接続を確立することを含む、請求項1に記載の方法。 - 情報の送信されるべき複数の部分を決定することが、選択された時間間隔で、または実質的に絶え間なく、情報の送信されるべき複数の部分を決定することを含み、前記方法が情報の送信されるべき複数の部分を決定するための時間間隔を選択することを含み、時間間隔を選択することが、所定の周期性、データ転送速度の変化、パケット着信、パケット損失、利用可能になる、または消えるネットワークインターフェース、停止された、終了された、または中途終了されたネットワーク接続、および信号の測定された劣化の少なくとも1つに基づき、時間間隔を選択することを含む、請求項1に記載の方法。
- 情報の送信されるべき複数の部分を決定することが、情報の複数の部分が、ほぼ同時に、関連するネットワーク接続を介して送信を完了するように、情報の送信されるべき複数の部分を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
- 複数のネットワーク接続の少なくとも1つに関連する少なくとも1つのデータ転送速度を決定することを含み、前記少なくとも1つのデータ転送速度を決定することが、関連するネットワーク接続を介して提供されるフィードバック情報に基づき、前記少なくとも1つのデータ転送速度を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
- 複数のネットワークインターフェースの少なくとも1つに関連する少なくとも1つのパラメータに基づき、情報の送信されるべき複数の部分を決定することを含み、
前記少なくとも1つのパラメータに基づき、情報の送信されるべき複数の部分を決定することが、ネットワークインターフェースの数、ネットワークインターフェースの1つのインターフェースの特性、ネットワークインターフェースの1つに関連するアドレス指定スキーム、トランスポートセッションの数、送信されるのを待っている情報の量、トランスポートセッションの1つのセッションの進行、より低位の層のプロトコルの情報、コンテキスト情報、および管理情報もしくはポリシー情報の少なくとも1つに基づき、情報の送信されるべき複数の部分を決定することを含む、請求項1に記載の方法。 - 対応する複数の同時のネットワーク接続を介して情報の複数の部分を送信することを含む、請求項1に記載の方法。
- 複数のネットワークインターフェースを使用する複数の同時のネットワーク接続が関与する方法であって、
複数の同時のネットワーク接続を介して情報の複数の部分を受信することを含み、情報の複数の部分が、複数の同時のネットワーク接続に関連する複数のデータ転送速度に基づいて決定される、方法。 - 複数の同時のネットワーク接続を介して情報の複数の部分を受信することが、情報の複数の部分を受信することを含み、部分が、関連するネットワーク接続を介する情報の複数の部分の受信が、ほぼ同時に完了するように決定される、請求項8に記載の方法。
- 複数のネットワーク接続の少なくとも1つを介してフィードバック情報を提供することを含み、
フィードバック情報を提供することが、複数のデータ転送速度の少なくとも1つを決定するのに使用されることが可能なフィードバック情報を提供することを含む、請求項8に記載の方法。
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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