JP2009509224A - 簡単なデータ入力による体重管理システム - Google Patents

Abstract

体重管理システムは、広域ネットワークを介して結合される金銭登録機、ユーザークライアント及び体重管理モジュールを有する。ユーザーはコードを伴う個人カードを持つ。このコードは金銭登録機に対してユーザーを識別し、ユーザーＩＤに関連付けられている。金銭登録機システムは、ユーザーが食品アイテムの支払いをする際に、対応する食品摂取情報及びユーザーＩＤを体重管理モジュールに送信するように配置される。体重管理モジュールは、食品情報システム、カロリー摂取量コンポーネント及びカロリーバランスコンポーネントを有する。食品情報システムは、複数の食品アイテムのそれぞれのカロリー含有量を記憶する。カロリー摂取量コンポーネントは食品情報システムに結合され、受信された食品摂取情報に基づいてユーザーによって摂取されたカロリーの量を算出する。カロリーバランスコンポーネントはカロリー摂取量コンポーネントに結合され、ユーザーによって摂取されたカロリーの量に基づいてユーザーのためのカロリーバランスを算出する。カロリーバランスはユーザークライアントを介してクライアントに提供される。

Description

本発明は、体重管理システム、体重管理システム用個人カード及び体重管理システム用活動記録装置に関する。

太りすぎ及び肥満はますます問題となっており、例えば、アメリカの人口の60%以上は太りすぎ又は肥満体に分類されている。人間がエネルギー支出（安静代謝率+活動）よりも大きなエネルギーを食べる即ち摂取する（食品）とき、体重は増加する。この不均衡が体重増加問題を生じさせるので、多くの体重減少プログラムは、カロリーバランスを評価するために、ユーザーが消費された食品及び行われた活動を記録することを必要とする。

栄養価及び活動を、それぞれカロリー摂取量及び支出に変換する表及び式が存在する。しかしながら、手動でのカロリー計算は、知識、時間、労力、記録及び訓練を必要とするわずらわしい処理である。したがって、カロリー記録は多くの人々にとって問題であり、よって研究者がそのための解決案を見いだすことはチャレンジである。

この問題は以前から認識されている。食材の選択及び記録に携わる人のために、少なくともいくつかのコンピュータ化された記録管理スキームを提供することが提案された。最近では、特許文献１及び特許文献２がカロリー管理の他の問題解決法を提案する。それらの文献は、コンピュータ、並びに／又は、消費された食品及び飲料の種類及び量を記録するパーソナル（モバイル）ユーザー装置（例えばPDA）からなるシステムを開示する。記録処理は、GUIを介してユーザーに示される食品データベースからの手動の選択に基づく。したがって、処理はやはり時間がかかり、ユーザーにとっての落し穴となる定期的な記録を必要とする。記録が簡単にできるようになる程、それを支持するユーザーの割合が高くなる。

例えば、Weight Watchersはそれらの体重管理プログラム中に、直接的なカロリー計算の代わりとして、食事POINT（商標）システムを導入した。さらに、毎日のカロリーバランスは、推薦された毎日のPOINT（商標）目標に置き換えられる。POINT（商標）（特許文献３）は、消費された食品の既知の量におけるカロリー、脂肪及び繊維値から算出された一価の栄養インジケータである。Weight Watchersの第２の公報（特許文献４）は、夕食のような食材の未知の量又は組み合わせのポイントを決定するメカニズムにおよぶ。最近、Weight Watchersは、毎日のログにおいてポイントを算出及び記録するユーザーを援助するPDAベースのソフトウェアである、Weight Watchers On-the-Go（商標）を導入した。それでユーザーは、個人的なフィードバックを得るために、Weight Watchersオンラインウェブサイトを自身のログに同期させることができる。要約すると、正確ではないものの、POINT（商標）システムは、ユーザーによる手動のカロリー摂取量計算を簡単にする。

さらに特許文献５は、それらの記録を簡単にするために、人の安静代謝率（RMR）及び身体活動へのPOINT(商標)の適用性を調査する。その結果、静止及び活動ポイントが導入された。Weight Watchers POINT（商標）とは別の手段が、特許文献６及び特許文献７によって提案されている。これらの文献は、手動式選択の代わりにカロリー記録における音声記録及び音声認識に焦点を合わせる。２つの文献の間の基本的な相違は、必要とされるパーソナルユーザー装置の複雑さにある。特許文献６は、そのようなパーソナルユーザー装置が、音声認識ユニット及び情報を処理するデータ処理ユニットの両方を組み込むことを提案する。そのような構造はパーソナル装置のコストをかなり増加させ、多勢のユーザーにとってそれを入手しにくくする。そういうわけで、特許文献７はこれらのユニットを分離し、データ処理ユニットが離れた場所でインターネットを介してパーソナルユーザー装置に接続されることを可能にしている。これはパーソナルユーザー装置を単純にして、それを入手し易くする。
US4891756 US5704350 US6040531 US2004-0118618 WO01/89365 EP1122524 W02003/69427

各々の上述したシステムは、消費される食品及び行われる活動の記録において、手動又は音声/画像認識のいずれかのユーザー入力を必要とする。これは時間がかかり、特に売店、レストラン及びフィットネスセンターの様に混雑した公共の場所ではなおさら適用できない。ユーザーはしばしばその機会が無いか、又は忘れる。ユーザーの何を食べて何を行ったかを正確に記憶する能力は限られているので、後の時点での入力は一般的に不正確である。

本発明の目的は、体重管理システムのためのデータ入力のより単純な方法を提供することである。

この目的は、
- 広域ネットワークを介して結合される金銭登録機、ユーザークライアント及び体重管理モジュール、並びに
- コードを有する個人カード、
を有し、
- 前記コードが、金銭登録機に対してユーザーを識別し、ユーザーＩＤに関連づけられており、
-前記金銭登録機が、ユーザーが食品アイテムの支払いをする際に、対応する食品摂取情報及びユーザーＩＤを体重管理モジュールに送信するように配置され、
- 前記体重管理モジュールが、
- 複数の食品アイテムのそれぞれのカロリー含有量を記憶する食品情報システム、
- 前記食品情報システムに結合され、受信された食品摂取情報に基づいて、ユーザーによって摂取されたカロリーの量を算出するカロリー摂取量コンポーネント、
- 前記カロリー摂取量コンポーネントに結合され、ユーザーによって摂取されたカロリーの量に基づいてユーザーのカロリーバランスを算出するカロリーバランスコンポーネント、を有し、
- 前記ユーザークライアントが、前記体重管理モジュールからカロリーバランスを取得するように配置され、ユーザーにカロリーバランスを提供するための出力手段を有する、
体重管理システムを提供することによって達成される。

多くの配膳業者は、彼らが販売する食品の品質及び量をしっかりと管理する。例えば、配膳業者又は食品小売業者は、5%の許容誤差の範囲内でそれらの商品の栄養価を知ることができる。購入された食品の製品バーコードをスキャンして、その情報を中央システムにアップロードするシステムが、（例えばマーケティング会社に）存在する。これらは、体重管理に（まだ）用いられておらず、そして一般的に、レストラン/売店/フードチェーン環境では稼動していない。この発明は、食品供給業者の大規模で正確な情報データベースを利用する。この発明は、大部分の企業が保有している顧客に販売する商品に関する記録も利用する。本発明はさらに、多くの買物が個人カードの使用を必要とすること、及びますます多くの機能が１つの個人カードに集積化されていることを利用する。

好ましい実施の形態において、前記体重管理システムはさらに、
- 更なるコードを有する更なる個人カードを有し、
- 前記更なるコードは活動記録装置に対してユーザーを識別し、前記ユーザーＩＤに関連付けられており、
- 前記活動記録装置は、広域ネットワークを介して体重管理モジュールに結合され、ユーザーが活動を行う際に、その成績を記録し、対応する活動情報及びユーザーＩＤを前記体重管理モジュールに送信するように配置され、
前記体重管理モジュールは、
- 複数の活動のそれぞれのカロリー支出を記憶する活動情報システム、
- 活動情報システムに結合され、受信された活動情報に基づいてユーザーによって支出されたカロリーの量を算出するカロリー支出量コンポーネント、
をさらに有し、
- 前記カロリーバランスコンポーネントは、さらに前記カロリー支出量コンポーネントに結合され、さらにユーザーによって支出されたカロリーの量に基づいてカロリーバランスを算出するように配置される。

この実施の形態は、フィットネスセンターが、それらが提供する活動の範囲に関する身体的なパラメータについての正確な情報を持つことを利用する。更なる個人カードは、金銭登録機に対してユーザーを識別するコードを有する個人カードと同じカードであることができる。活動記録装置は活動自体を記録することができる。例えば、自転車に乗ったキロメートル数を測定することができる。あるいは、ユーザーが特定の活動が行われる特定のエリアに入るために必要なメンバー登録カードを用いて、ユーザーの活動を記録することができる。例えば、システムは、スカッシュコートに30分間いたこと記録することができる。食品摂取をカロリー支出と比較することによって、ユーザーの体重が増加するか又は減少するかを予測することができる。カロリーバランスは、好適な体重を達成するために、いつユーザーが摂食又は活動パターンを変えなければならないかについて示すことができる。

本発明による体重管理システムの実施の形態において、ユーザークライアントは、ユーザーが、体重管理モジュールに送信するために、食品摂取情報及び活動情報を提供することを可能にする入力手段を有する。おそらく、ユーザーの全ての活動が活動記録装置によって記録されるというわけではなく、全ての消費された食品が体重管理システムに参加する店舗で購入されるというわけではない。この実施の形態は、ユーザーが体重管理システムに対するデータ入力を完全なものにすることを可能にする。

本発明による実施の形態において、食品摂取情報及び／又は活動情報は、一定の体重管理システムフォーマットに従ってフォーマットされる。これは、食品が、それ自体様々な範囲の食品があるいくつかの場所において購入される状況において、体重管理モジュールがカロリーバランスを算出することを容易にする。

別の実施の形態において、カロリー摂取量コンポーネントは、食品摂取情報を体重管理システムフォーマットに変換する変換器を有する。この実施の形態は、それらのシステムへの大きな適応を必要とせずに、多種多様な金銭登録機及び活動記録装置がシステムによって用いられることができるという利点がある。

更なる実施の形態において、食品情報システムは複数の食品成分に対するカロリー含有量を有し、体重管理システムは、新たな食品アイテムに対する食品摂取情報を当該新たな食品アイテムの成分のリストに基づいて算出するために前記食品情報システム結合されるカロリー源グループクライアントをさらに有する。この実施の形態は、食品供給業者が、前記体重管理システムによってまだ知られていない新たな製品又はメニューを販売すること可能にする。ユーザーがこれらの新たな製品又はメニューを購入する際に、体重管理モジュールに送信するための対応する食品摂取情報を入手することが可能である。

これらの及び他の本発明の態様は、以下に記載される実施の形態から明らかであり、以下に記載される実施の形態を参照して説明される。

図1は、図式的に本発明による体重管理システムの基本的な実施の形態を示す。体重管理システムは、ユーザーが食品を購入する売店、スーパーマーケット又はレストランなどの金銭登録機システムCRSを介してユーザーの摂食行動に関する情報を受信する体重管理モジュールWMを有する。食品摂取情報は、ユーザーを識別するユーザーＩＤと共に体重管理モジュールWMに送信される。ユーザーＩＤは、ユーザーの個人カードPCによって提供される。食品摂取は、カロリーバランスを算出するために体重管理モジュールWMによって用いられる。カロリーバランスは、ユーザークライアントUCを介してユーザーに伝達される。ユーザークライアントUCは、ユーザーにカロリーバランスを提供する出力手段（例えばディスプレイ（図示せず））を有する。カロリーバランスは、例えば、摂取されたカロリーの調査及び／又は摂取されたカロリーと予め定められたカロリー量との比較を有することができる。体重管理モジュールWMは、将来の活動及び食品の選択のための情報を提供することができる。金銭登録機システムCRS、ユーザークライアントUC及び体重管理モジュールWM間の結合は、広域ネットワークWAN（例えばインターネット又は電話網）を介して実現される。通信のために、体重管理モジュールWM、金銭登録機システムCRS及びユーザークライアントUCは送受信手段を有する。送受信手段は、有線又は無線で機能することができ、任意の種類の公知技術の送信/受信技術を用いることができる。

図2は、図式的に本発明による体重管理システムの更なる実施の形態を示す。体重管理システムは、ユーザーによって行われる活動を記録し、体重管理モジュールWMに行われた活動に関する情報を送信する活動記録装置ARDをさらに有する。活動情報は、ユーザーを識別するユーザーＩＤと共に体重管理モジュールWMに送信される。ユーザーＩＤは、ユーザーの個人カードPCによって提供される。食品摂取及び活動情報は、カロリーバランスを算出するために体重管理モジュールWMによって用いられる。カロリーバランスは、摂取され支出されたカロリーの調査を有することができ、将来の活動及び食品の選択のための情報を提供することができる。活動記録装置ARD及び体重管理モジュールWM間の結合は、広域ネットワークWANを介して実現される。通信のために、活動記録装置ARDは送信及び受信手段を有する。送受信手段は有線又は無線で機能することができ、任意の種類の公知技術の送信/受信技術を用いることができる。

好ましくは、システムは異なる食品供給業者及びスポーツクラブにおいて多種多様な金銭登録機システムCRS及び活動記録装置ARDと共に動作する。カロリー摂取量コンポーネントCICは、食品摂取情報を一定の体重管理システムフォーマットに変換する変換器（図示せず）を有することができる。これは、体重管理モジュールが全ての異なる状況において収集された情報を用いてカロリーバランスを算出することを容易にする。

図3は、図式的に本発明による体重管理モジュールWMの基本的な実施の形態を示す。体重管理モジュールWMは、共にカロリーバランスコンポーネントCBCに結合されるカロリー摂取量コンポーネントCIC及びカロリー支出量コンポーネントCECを有する。カロリー摂取量コンポーネントCICは、ユーザーが消費する食品に関する情報を受信する。この情報及び食品情報サーバーからの消費された食品に関する情報に基づいて、消費された食品のカロリー含有量が算出され、カロリーバランスコンポーネントCBCに送信される。同様に、カロリー支出量コンポーネントCECは、ユーザーの活動及び活動情報サーバーに関する情報に基づいて、支出されたカロリーの量を算出し、カロリーバランスコンポーネントCBCに当該量を送信する。摂取され、支出されたカロリーに基づいて、カロリーバランスコンポーネントCBCはユーザーがカロリー過剰か又はカロリー不足かどうかを算出し、ユーザークライアントUCに算出された結果を提供する。

ユーザークライアントUCは、パーソナルコンピュータ用のソフトウェア、PDA又は携帯電話で実現されることができる。ユーザークライアントUCは、専用の体重管理ユニットとして実現されることもできる。ユーザークライアントUCは、例えばインターネット又はモバイルネットワーク（例えばGSM、GPRS、UMTS）を介してカロリーバランスコンポーネントCBCに結合される。カロリーバランス計算の結果は、例えば、観察された摂食及び活動パターンについてのフィードバック、将来の食事若しくは活動のための情報、又は他の（おそらく想像上の）人の摂食及び活動パターンとの比較として提供されることができる。ユーザークライアントUCは、将来の行動を計画する機会を提供することができ、そして後に、計画が正しく守られているかどうかチェックすることができる。

カロリーバランスコンポーネントCBCは、カロリー摂取量コンポーネントCIC及びカロリー支出量コンポーネントCECによってそれぞれ算出された、摂取され、支出されたカロリーの量に基づいて、ユーザークライアントUCに送信するために全カロリー摂取及び支出統計を算出する。カロリーバランスコンポーネントCBCは、好ましくは、中央体重管理サーバー用のソフトウェアとして実現される。好ましい実施の形態において、カロリーバランスが算出されるだけでなく、摂取された脂肪、タンパク質、ミネラル及びビタミンの量のような他の重要な食事面が監視されることができる。この目的のために、栄養価モニターが体重管理モジュールWMに含まれることができる。

カロリー摂取量コンポーネントCIC及びカロリー支出量コンポーネントCECは、カロリーバランスコンポーネントCBCと同じ体重管理サーバー中に実現されることができるが、中央体重管理サーバーに結合される１つ又は２つの別々のコンピュータ上に実現されることもできる。カロリー摂取量コンポーネントCICは、ユーザーが消費する食品の種類及び量に関する情報を受信する。例えば、食品に基づくリストは、単一成分食品アイテム及び重量、又は複数成分食品アイテム及びカロリー若しくは他の栄養価の合計のいずれかから構成されていることができる（表1を参照）。

好ましくは、全ての既知の食品アイテムがコードを持ち、そのコードは食品情報システムFISによって認識される。表1の第２の食品リストに対して、カロリー摂取量コンポーネントCICは、食品情報システムFISにおいて栄養価を調べて、食品アイテムのカロリー量を算出する。同様に、カロリー支出量コンポーネントCECは、活動情報システムAISを用いて、ユーザーによって支出されるカロリーの量を算出する。例示的な活動リストが表2に示される。

図4及び5は、データ入力が自動化された本発明による体重管理システムの実施の形態を図式的に示す。これらの実施の形態において、ユーザーは個人カードPC、好ましくはデータを記憶するためのメモリーを備えたスマートカード又は同様のものを所有する。ユーザーが、例えばレストラン、売店又はスーパーマーケットにおいて食品を購入し、個人カードPCを用いて代金を払うとき、購入された食品アイテムのリストは、カロリー摂取量コンポーネントCIC（図4）に送信され、又は個人カードPC（図5）のメモリーに記憶される。リストが個人カードPCのメモリーに記憶される場合において、金銭登録機システムCRSはカロリー摂取量コンポーネントCICに接続される必要は無く、リストは後でカロリー摂取量コンポーネントCICに送信される。個人カードPCに記憶されたデータは、例えば、インターネットに接続された、カードリーダを備えるコンピュータを用いてカロリー摂取量コンポーネントCICに送信されることができる。体重管理システムが特定のユーザーのためのカロリーバランスを算出することを可能にするために、食品リストだけでなく、体重管理ユーザーＩＤもカロリー摂取量コンポーネントCICに送信される。この目的ために、体重管理ユーザーＩＤは個人カードPCに記憶されている必要がある。あるいは、個人カードPCはクレジットカード又は銀行カードであり、そのクレジット/銀行カード番号は、クレジットカード会社又は銀行のサーバーに送信される。ユーザーが登録されたユーザーである場合、サーバーは金銭登録機システムCRSにユーザーの体重管理ユーザーＩＤを返す。この場合、ユーザーのクレジットカード又は銀行カードは、体重管理データを記憶するためのメモリーを必要としない。ユーザーは、単にサービスに登録することによって体重管理プログラムに参加することができる。クレジット又は銀行カード番号それ自体を体重管理ユーザーＩＤとして用いることもできるが、それは金銭登録機システムCRSが体重管理プログラムに参加していない人々のクレジット又は銀行カード番号を体重管理サーバーに送信することを要求する。プライバシーを理由として、これは好ましくない。また、ロイヤリティーカード（例えば航空マイルカード）がクレジットカードの代わりに用いられることができる。

支払いの際に購入された食品アイテムのリストをカロリー摂取量コンポーネントCICに自動的に送信するために金銭登録機システムCRSを用いることによって、摂取されたカロリーの管理は完全に自動化される。既存の体重管理システムはしばしば、時間がかかり、特に売店、レストラン及びスーパーマーケットのような混雑した公共エリアにおいてはなおさら適用できない、消費製品の手入力を用いる。ユーザーはしばしばその機会が無く又は忘れる。自分が何を食べたかを正確に記録するユーザーの能力は限られているので、後の時点における入力は一般的に不正確である。

金銭登録機システムCRSがカロリー摂取量を自動的に記録するために用いられるのと同様に、メンバー登録システムが活動を自動的に記録するために用いられる。ユーザーがスポーツ又はフィットネスクラブに行くとき、関連するメンバー登録システムは、ユーザーが体重管理システムに登録されているかどうかをチェックする（又は通知される）。例えば体重管理ユーザーＩＤ及び体重管理システム識別子（例えばURI/URL）のような情報は、ユーザーの個人カードPCに記憶されることができ、又は独立したデータベースにおいて調べられることができる。ユーザーが体重管理システムに登録されている場合、次のステップが行われる。フィットネスクラブのメンバー登録システムは、活動ベースパラメータA1-Amのリストを体重管理サーバーに送信する。体重管理サーバーは、複数のメンバー登録システムから情報を受信することができる（例えばフィットネスクラブ（月曜日及び水曜日のトレーニング）並びにダンスクラブ（金曜日のダンスレッスン））。

個人カードＰＣは、カードリーダ装置を介して金銭登録機システムCRS及び／又は活動記録装置ARDと通信することができる。好ましくは、個人カードは、例えばRFIDのような既知の技術を用いることにより、金銭登録機システムCRSと非接触で通信する。あるいは、体重管理ユーザーＩＤに関連付けられた固有のコードを提供するために、個人カードの代わりに携帯電話が用いられることができる。

活動を記録する他の装置が、ユーザーが走り若しくは歩いた距離を測定するGPSユニット、心拍数測定装置又はサイクルコンピュータを含むことができる。そのような装置は、体重管理モジュールWMに直接結合されることができ、又は将来アップロードするために活動データを一時的に記憶することができる。

図6は、カロリー源グループクライアントを備える本発明による体重管理システムの実施の形態を図式的に示す。カロリー源クライアントは、例えばレストランの金銭登録機システムCRS及び食品情報システムFISに結合される。レストランが新たな食品アイテム又はメニューを提供する場合、カロリー源クライアントは食品情報システムFISに接続し、用いられた材料のリストを食品情報サーバーに送信する。そして食品情報は、新たな食品アイテム又はメニューのカロリー量を返信することができる。食品情報システムFISは、新たな食品アイテムを識別するための新たなコードを返信することもできる。カロリー源グループクライアントは、新たなコードを、選択的に、算出されたカロリー値とともに、金銭登録機システムCRSに提供することができる。誰かが新たな食品アイテムを購入する場合、新たなコードがカロリー摂取量コンポーネントCICに送信され、食品アイテムの購入がカロリーバランスの算出のために考慮される。

図7は、高度なユーザークライアントUCを備えた本発明による体重管理システムの実施の形態を図式的に示す。高度なユーザークライアントUCは、例えば、ユーザーが入力手段（例えばキーボード又はマウス）を用いてカロリー摂取量コンポーネントCICに食品アイテムを手動で入力することを可能にすることができる。これは例えば、体重管理システムに参加していない店で購入されない何かを食べる場合に有用だろう。ユーザーが、消費された食品のリストを調整することも可能になる。例えば、ユーザーが、購入した一杯のスープの半分しか食べなかった場合、それは特定の期間内に摂取されたカロリーの合計量を計算する際に考慮されるべきである。同様に、ユーザーは、例えばフィットネスクラブの外で行われた活動を実行された活動のリストに追加することもできる。さらに、高度なユーザークライアントUCは、将来の摂食/活動を計画し、計画を実際の行動と比較することによって、又は特定の統計量を要求することによって、カロリーバランスコンポーネントCBCと相互作用することができる。好ましい実施の形態において、ユーザークライアントUCシステムは体重計に結合される。この体重計は、カロリーバランスコンポーネントCBCが実際のユーザー体重をユーザーのエネルギーバランスと比較して、ユーザーにフィードバックを与えることを可能にする。それは、カロリーバランスコンポーネントCBCが、ボディマス指数（BMI）及びカロリーバランスに基づく提案を生成することも可能にする。

上述した実施の形態は本発明を制限ではなく説明すること、及び当業者が添付の請求の範囲から逸脱することなく多くの別の実施例を設計することができることに留意すべきである。請求項において、括弧間に配置されるいかなる引用符号も請求項を制限するように解釈されてはならない。動詞「有する。含む。」（comprise）及びその活用形の使用は、請求項中に述べられた要素又はステップ以外の要素又はステップの存在を除外しない。要素に先行する冠詞"a"、"an"はそのような要素が複数存在することを除外しない。本発明は、いくつかの異なった構成要素を含むハードウェアによって及び適切にプログラムされたコンピュータによって実現されることができる。いくつかの手段を列挙している装置請求項において、いくつかのこれらの手段は、全く同一のアイテムのハードウェアによって実施されることができる。単にある手段が相互に異なる従属請求項中に記載されているからといって、これらの手段の組み合わせを、利点を実現するために用いることができないことを示唆しない。

本発明による体重管理システムの基本的な実施の形態を図式的に示す図。 本発明による体重管理システムの更なる実施の形態を図式的に示す図。 本発明による体重管理モジュールの実施の形態を図式的に示す図。 データ入力が自動化された本発明による体重管理システムの実施の形態を図式的に示す図。 データ入力が自動化された本発明による体重管理システムの実施の形態を図式的に示す図。 カロリー源グループクライアントを有する本発明による体重管理システムの実施の形態を図式的に示す図。 高度なユーザークライアントを有する本発明による体重管理システムの実施の形態を図式的に示す図。

Claims (15)

1. 広域ネットワークを介して結合される金銭登録機、ユーザークライアント及び体重管理モジュール、並びにコードを有する個人カードを有し、
   前記コードが、前記金銭登録機に対してユーザーを識別し、ユーザーＩＤに関連付けられており、
   前記金銭登録機が、ユーザーが食品アイテムの支払いをする際に、対応する食品摂取情報及び前記ユーザーＩＤを前記体重管理モジュールに送信し、
   前記体重管理モジュールが、
   複数の食品アイテムのそれぞれのカロリー含有量を記憶する食品情報システム、
   前記食品情報システムに結合され、受信された前記食品摂取情報に基づいて、ユーザーによって摂取されたカロリーの量を算出するカロリー摂取量コンポーネント、
   前記カロリー摂取量コンポーネントに結合され、前記ユーザーによって摂取されたカロリーの量に基づいて、ユーザーのためのカロリーバランスを算出するカロリーバランスコンポーネント、
   を有し、
   前記ユーザークライアントが、前記体重管理モジュールから前記カロリーバランスを取得し、前記カロリーバランスをユーザーに提供する出力手段を有する体重管理システム。
2. 更なるコードを有する更なる個人カードをさらに有し、
   前記更なるコードが、活動記録装置に対してユーザーを識別し、前記ユーザーＩＤに関連付けられており、
   前記活動記録装置が、前記広域ネットワークを介して前記体重管理モジュールに結合され、ユーザーが活動を行う際に、その成績を記録して、対応する活動情報及び前記ユーザーＩＤを前記体重管理モジュールに送信し、
   前記体重管理モジュールが、
   複数の活動のそれぞれのカロリー支出を記憶する活動情報システム、
   前記活動情報システムに結合され、受信された前記活動情報に基づいて、ユーザーによって支出されたカロリーの量を算出するカロリー支出量コンポーネント、
   をさらに有し、
   前記カロリーバランスコンポーネントが、前記カロリー支出量コンポーネントにさらに結合され、ユーザーによって支出されたカロリーの量にさらに基づいて、前記カロリーバランスを算出する請求項１に記載の体重管理システム。
3. 前記ユーザークライアントが、前記体重管理モジュールに送信するための食品摂取情報をユーザーが提供することを可能にする入力手段を有する請求項１に記載の体重管理システム。
4. 前記ユーザークライアントが、前記体重管理モジュールに送信するための食品摂取情報及び活動情報をユーザーが提供することを可能にする入力手段を有する請求項２に記載の体重管理システム。
5. 前記食品摂取情報が、一定の体重管理システムフォーマットに従ってフォーマットされている請求項１に記載の体重管理システム。
6. 前記活動情報が、一定の体重管理システムフォーマットに従ってフォーマットされている請求項２に記載の体重管理システム。
7. 前記カロリー摂取量コンポーネントが、前記食品摂取情報を一定の体重管理システムフォーマットに変換する変換器を有する請求項１に記載の体重管理システム。
8. 前記カロリー支出量コンポーネントが、前記活動情報を一定の体重管理システムフォーマットに変換する変換器を有する請求項２に記載の体重管理システム。
9. 前記食品情報システムが、複数の食品成分に対するカロリー含有量を有し、前記体重管理システムが、新たな食品アイテムの食品摂取情報を当該新たな食品アイテムの成分のリストに基づいて算出するために前記食品情報システムに結合されるカロリー源グループクライアントをさらに有する請求項１に記載の体重管理システム。
10. 前記コードが前記ユーザーＩＤである請求項１に記載の体重管理システム。
11. 前記コードが、クレジットカード番号、銀行口座番号及びメンバー登録番号のうちの１つであり、前記体重管理システムが、前記コードを前記ユーザーＩＤに関連付けるデータベースをさらに有する請求項１に記載の体重管理システム。
12. 前記個人カードがスマートカードである請求項１に記載の体重管理システム。
13. 前記食品情報システムが、複数の食品アイテムのカロリー含有量以外のそれぞれの栄養価の少なくとも１つをさらに記憶し、
    前記カロリー摂取量コンポーネントが、ユーザーによって摂取された前記少なくとも１つの栄養価の合計量をさらに算出し、
    前記体重管理モジュールが、ユーザーによって摂取された前記少なくとも１つの栄養価の量に基づいてユーザーの栄養価バランスを監視する栄養価モニターをさらに有し、
    前記ユーザークライアントがさらに、前記体重管理モジュールから前記栄養価バランスを取得し、前記出力手段がさらに前記栄養価バランスをユーザーに提供する、
    請求項１に記載の体重管理システム。
14. 前記ユーザーＩＤ、並びにクレジットカード番号、銀行口座番号及びメンバー登録番号のうちの少なくとも１つを有する、請求項１又は請求項２に記載の体重管理システムにおいて用いられる個人カード。
15. ユーザーが活動を行う際にその成績を記録する手段、及び対応する活動情報及び前記ユーザーＩＤを前記体重管理モジュールに送信する通信手段を有する、請求項２に記載の体重管理システムにおいて用いられる活動記録装置。

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