JP2009508943A - 安定化プロテアーゼ組成物 - Google Patents
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Abstract
【化1】
Description
WO02/100830、WO02/22575、WO00/20394、WO99/11658、WO02/37937及びUS5,409,927はすべて、異なるセリンプロテアーゼ阻害化合物、及び対応するセリンプロテアーゼの阻害が指摘される種々の疾患状態、例えば血栓症を処置するための薬学的組成物における使用について記載している。
Tsung Fu Yangら(Biomacromolecules、25、(2004)、1926−1932)は、遺伝子導入で使用するためのカチオン性ポリマー、N,N−ジエチルエチレンジアミンポリウレタンの合成を記載している。
nは、0、1又は2であり;
Xは、O、N又はCH2であり;
R1−R4は、同じか又は異なっており、そしてH、−CH2−R6、−CH2−O−R6、−CH2−S−R6、−CH2−NH−R6、−CO−O−R6、−CO−NH−R6、−CH2−NH−CO−R6、−CH2−O−CO−R6、−CH2−NH−CO−NHR6、−CH2−NH−CO−OR6、−CH2−NH−CS−NHR6及び−CH2−O−CO−NHR6から選択され;
R5は、R1−R4又はP−Qの通りであり;
Pは、−(CH2)m−及び−(CH2)m−Y−(CH2)m−から選択され、式中、mは、1〜6であり、そしてYは、O、NH又はSであり;
Qは、H、−SO3、−COOH、−NH2、−OH及び−CONH2から選択され;
各々のR6は個々に、H、置換されるか若しくは置換されない低級アルキル、置換されるか若しくは置換されないシクロアルキル、置換されるか若しくは置換されないベンジル、置換されるか若しくは置換されないアリール、又は1つ若しくはそれ以上のヘテロ原子を有する単環式、二環式若しくは三環式の非置換型若しくは置換型の芳香族複素環及び非芳香族複素環から選択され、置換される基の置換基は、低級アルキル、ハロゲン、置換されるか又は置換されないアリール、置換されるか又は置換されない芳香族複素環化合物、非芳香族複素環、アルキルオキシ、アルキルアミノから選択される]
を有する安定剤M又はその薬学的に受容可能な塩を含む安定化セリンプロテアーゼ組成物を提供することである。
化効果を有するが、この組み合わせ物は、これらの効果のいずれよりも数倍良好であった(実施例1を参照のこと)。従って、低濃度の酵素阻害剤を、モルホリン、MOPS又は関連化合物と併用すると、この酵素に対して極めて強力な安定化効果が得られた。試験されたいくつかの組成物は、37℃で2ヶ月超の間、活性の減少が30%未満であったことによって示されるように安定であった。先の刊行物のデータ及び本発明者らによって確認されたデータによれば、これは、室温での6ヶ月、又は冷蔵庫内温度での2.5年間に相当する。最初の研究結果が、他のセリンプロテアーゼに対する実験を含むように拡大され、そしてこれらの実験において、この驚くべき安定化効果がまた観察された。
R1−R4は、同じか又は異なっており、そしてH、−CH2−R6から選択され;
R5は、R1−R4又はP−Qの通りであり;
Pは、−(CH2)m−及び−(CH2)m−Y−(CH2)m−から選択され、式中、mは、1〜6であり、そしてYは、O、NH又はSであり;
Qは、H、−SO3、−COOH、−NH2、−OH及び−CONH2から選択され;
各々のR6は個々に、H、置換されるか若しくは置換されない低級アルキル、置換されるか若しくは置換されないシクロアルキル、置換されるか若しくは置換されないベンジル、置換されるか若しくは置換されないアリール、又は1つ若しくはそれ以上のヘテロ原子を有する単環式、二環式若しくは三環式の非置換型若しくは置換型の芳香族複素環及び非芳香族複素環から選択され、置換される基の置換基は、低級アルキル、ハロゲン、置換されるか又は置換されないアリール、置換されるか又は置換されない芳香族複素環化合物、非芳香族複素環、アルキルオキシ、アルキルアミノから選択される]
の化合物又はその薬学的に受容可能な塩である。
R5は、−CH2−R6又はP−Qであり;
Pは、−(CH2)m−又は−(CH2)m−Y−(CH2)m−から選択され、式中、mは、1〜6であり、そしてYは、O、NH又はSであり;
Qは、H、−SO3、−COOH、−NH2、−OH及び−CONH2から選択され、
各々のR6は個々に、置換されるか又は置換されない低級アルキル、置換されるか又は置換されないシクロアルキル、置換されるか又は置換されないベンジル、置換されるか又は置換されないアリールから選択され、置換される基の置換基は、低級アルキル、ハロゲン、置換されるか又は置換されないアリール、置換されるか又は置換されない芳香族複素環化合物、非芳香族複素環、アルキルオキシ、アルキルアミノから選択される]
の化合物又はその薬学的に受容可能な塩である。
安定化効果を示す本発明の別の組成物は、セリンプロテアーゼがトロンビンであり、可逆的阻害剤がN−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジンであり、そして安定剤Mが3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸(MOPS)である組成物である。
安定化効果を示す本発明の別の組成物は、セリンプロテアーゼがプラスミンであり、可逆的阻害剤がアミノベンズアミジンであり、そして安定剤Mがモルホリンである組成物である。
〜1mg/mlの濃度で存在している。
セリンプロテアーゼがトロンビンである本発明の一実施態様において、トロンビン濃度は、200〜1000活性単位/mlの間である。
セリンプロテアーゼがトロンビンである本発明の一実施態様において、トロンビン濃度は、5〜20活性単位/mlの間である。
この別の局面に従って、本発明は、薬剤として上記の組成物を使用することを提供する。
a)可逆的セリンプロテアーゼ阻害剤及び
b)次の式Iの安定剤M又はその薬学的に受容可能な塩
nは、0、1又は2であり;
Xは、O、N又はCH2であり;
R1−R4は、同じか又は異なっており、そしてH、−CH2−R6、−CH2−O−R6、−CH2−S−R6、−CH2−NH−R6、−CO−O−R6、−CO−NH−R6、−CH2−NH−CO−R6、−CH2−O−CO−R6、−CH2−NH−CO−NHR6、−CH2−NH−CO−OR6、−CH2−NH−CS−NHR6及び−CH2−O−CO−NHR6から選択され;
R5は、R1−R4又はP−Qの通りであり;
Pは、−(CH2)m−及び−(CH2)m−Y−(CH2)m−から選択され、式中mは、1〜6であり、そしてYは、O、NH又はSであり;
Qは、H、−SO3、−COOH、−NH2、−OH及び−CONH2から選択され;
各々のR6は個々に、H、置換されるか若しくは置換されない低級アルキル、置換されるか若しくは置換されないシクロアルキル、置換されるか若しくは置換されないベンジル、置換されるか若しくは置換されないアリール、又は1つ若しくはそれ以上のヘテロ原子を有する単環式、二環式若しくは三環式の非置換型若しくは置換型の芳香族複素環及び非芳香族複素環から選択され、置換される基の置換基は、低級アルキル、ハロゲン、置換されるか又は置換されないアリール、置換されるか又は置換されない芳香族複素環化合物、非芳香族複素環、アルキルオキシ、アルキルアミノから選択される]
の組み合わせ物を使用することを提供し、ここで、この可逆的セリンプロテアーゼ阻害剤及び安定剤Mは、相乗作用で作用して、セリンプロテアーゼの安定化効果を提供するものである。
あり、この方法は、セリンプロテアーゼを、a)このセリンプロテアーゼの可逆的阻害剤及びb)次の式I:
nは、0、1又は2であり;
Xは、O、N又はCH2であり;
R1−R4は、同じか又は異なっており、そしてH、−CH2−R6、−CH2−O−R6、−CH2−S−R6、−CH2−NH−R6、−CO−O−R6、−CO−NH−R6、−CH2−NH−CO−R6、−CH2−O−CO−R6、−CH2−NH−CO−NHR6、−CH2−NH−CO−OR6、−CH2−NH−CS−NHR6及び−CH2−O−CO−NHR6から選択され;
R5は、R1−R4又はP−Qの通りであり;
Pは、−(CH2)m−及び−(CH2)m−Y−(CH2)m−から選択され、式中、mは、1〜6であり、そしてYは、O、NH又はSであり;
Qは、H、−SO3、−COOH、−NH2、−OH及び−CONH2から選択され;
各々のR6は個々に、H、置換されるか若しくは置換されない低級アルキル、置換されるか若しくは置換されないシクロアルキル、置換されるか若しくは置換されないベンジル、置換されるか若しくは置換されないアリール、又は1つ若しくはそれ以上のヘテロ原子を有する単環式、二環式若しくは三環式の非置換型若しくは置換型の芳香族複素環及び非芳香族複素環から選択され、置換される基の置換基は、低級アルキル、ハロゲン、置換されるか又は置換されないアリール、置換されるか又は置換されない芳香族複素環化合物、非芳香族複素環、アルキルオキシ、アルキルアミノから選択される]
の安定剤M又はその薬学的に受容可能な塩と混合することを含むものである。
チルエチレンジアミンに関する。従ってこの局面において、本発明は、セリンプロテアーゼ阻害剤としてN,N−ジエチルエチレンジアミンを使用すること、及び阻害量のN,N−ジエチルエチレンジアミンをセリンプロテアーゼと混合することを含むセリンプロテアーゼの阻害方法を提供する。本発明のこの局面のいくつかの実施態様において、セリンプロテアーゼはプラスミンである。本発明のこの局面の他の実施態様において、セリンプロテアーゼはトロンビンである。
本発明で使用される用語「低級アルキル」は、分枝していないか又は分枝した環式の飽和又は不飽和の(アルケニル又はアルキニル)ヒドロカルビルラジカルを意味し、これは、置換されるかもしれないし置換されないかもしれない。環式の場合、アルキル基は、好ましくはC3−C12、より好ましくはC5−C10、最も好ましくはC5−C7である。非環式の場合、アルキル基は、好ましくはC1−C10、より好ましくはC1−C6、より好ましくはメチル、エチル、プロピル(n−プロピル、イソプロピル)、ブチル(分枝若しくは非分枝)又はペンチル、最も好ましくはメチルである。
本明細書で使用される用語「置換される」は、当該の基が、官能基、例えばヒドロキシル、アミン、スルフィド、シリル、カルボン酸、ハロゲン、アリールなどで置換されることを意味する。
R1は、H、C1−C6−アルキル、C3−C7−シクロアルキル、フェニル、ベンジルアセチル及びベンゾイルから選択され;
Xは、酸素、窒素及び硫黄から選択され;
R2及びR3は、各々個々にH、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C6−アルキル、C3−C7−シクロアルキル、C1−C6−アルキルオキシから選択され;そして
R4は、H、C1−C6−アルキル、アリールアルキル及びアシルから選択される]
を有する化合物が意味される。
以下の実施例は、本発明を例示するものであり、そして限定するように解釈されるべきではない。
本発明に従って行われた以下の実験説明において、最初の活性の70%に達するのに要
した時間を、酵素溶液の安定性の数値として使用する。「T70%」と示されるこの値は、市販製品の寿命の間に活性の最大許容減少として受け入れられ得るものに相当するので、この値を選択する。
トロンビン溶液の血液凝固活性を測定するために、特定のヒトトロンビン(血漿由来、3300単位/mg、Biovitrum AB、Sweden)溶液を種々の希釈度で添加した後、フィブリノーゲン溶液(1.3mg/ml)の凝固時間を測定した。Amelungen Kc 1凝固装置(coagulometer)(Amelungen、Germany)を用いて凝固時間を測定した。異なる添加剤を含むトロンビン溶液の安定性を研究するために、37℃に維持されたサーモスタットチャンバー中でサンプルをインキュベートした。種々の時間間隔でアリコートを取り出し、そしてこれらのアリコートの残存
トロンビン活性を測定した。得られた値から、活性減衰曲線を作図することができた。
本研究で使用されるトロンビンは、血漿由来のヒトトロンビンであった。組換えヒトトロンビンがまた研究されており、そして本質的に同じ挙動を示した。
ウシトロンビンの安定化を研究した。実験のセットアップは、実施例1と同じであったが、使用されたウシトロンビン(Baxter)の濃度は、0.4mg/mlであった。37℃での貯蔵の場合、HEPES緩衝液中のトロンビン溶液は、1.3日のT70%値を示した。HEPES緩衝液中のトロンビン溶液並びに3.0mM N−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジン及び0.20M MOPSは、54日のT70%値を示した。
低濃度のトロンビンを含む組成物中のトロンビンの安定化を研究した。本発明の組成物の安定化効果は、比較的低濃度のトロンビンに対してもまた働くことが実証された。
HEPES緩衝液、pH7.4中のヒトトロンビン(血漿由来、3300単位/mg、Biovitrum AB、Sweden)15.0活性単位/mlの溶液は、23日のT7
0%値を示した。HEPES緩衝液、pH7.4並びに2.0mM N−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジン及び0.20M MOPS中の対応する溶液は、92日のT70%値を示した。
本発明に従ってプラスミン溶液の安定化を試験した。プラスミンの活性を、発色性ペプチド基質であるChromozym TH(Pentapharm、Switzerland)を用い、そして分光光度計で405nmの吸収変化を測定することにより決定した。10mM HEPES及び0.13M NaCl、pH7.4中100μg/mlのプラスミン(比活性3.2単位/mg、Sigma−Aldrich)並びに以下の表2に示される安定剤を含む溶液を、37℃でインキュベートし、そしてサンプルを、活性測定のために種々の時間間隔で採取した。得られる結果を表2に示した。
本発明に従ったトリプシン溶液の安定化を試験した。基質としてトシルアルギニンメチルエステル(TAME)を用い、そして分光光度計で247nmの吸収変化を測定することにより決定した。10mM HEPES及び0.13M NaCl、pH7.4中の100μg/mlトリプシン(TPCK処理、Sigma−Aldrich)並びに以下の表3に示される安定剤を含む溶液を、37℃でインキュベートし、そしてサンプルを、活性測定のために種々の時間間隔で採取した。得られる結果を表3に示した。
ヒト皮膚への接着性について、1.0%と2.0%との間のカルボキシメチルセルロース(CMC)を含むトロンビン溶液の試験は、CMCの添加により、粘性及び接着性の両方が強力に増大することを示した。しかし驚くべきことに、これらのトロンビン溶液の安定性がさらに増大することがまた見出された。0.5mMアミノベンズアミジン、0.20M
MOPS、10mM HEPES、CMC2.0%の0.13M NaCl中の1mg/mlヒトトロンビン(血漿由来、3300単位/mg、Biovitrum AB、Sweden)溶液を37℃でインキュベートし、そして活性減衰曲線を決定した。得られるT70%値は、175日であった。
4つの他のポリマー:すなわちエチルヒドロキシエチルセルロース(EHEC)、ジャガイモデンプン、トウモロコシデンプン及び冷水魚ゼラチンをまた研究した。これらのポリマーの4つすべては、トロンビン溶液の接着性及び粘性を増大させた。このポリマーを用いたトロンビン溶液の互換性及び安定性を、種々のポリマーを含む、0.20M MO
PS、0.5mM アミノベンズアミジン、10mM HEPES、0.13M NaCl、pH7.4中の1mg/mlヒトトロンビン(血漿由来、3300単位/mg、Biovitrum AB、Sweden)溶液を37℃でインキュベートすることによりさらに研究した。使用されるポリマー濃度は、EHEC、0.6%;2つの異なるデンプン、4.0%;及びゼラチン、12.8%であった。EHECは、トロンビンと完全に互換性があり、そして同じT70%値、すなわちおよそ65日が、EHECを含まない対応する溶液と同様に得られた。デンプン含有溶液は、22日及び26日のT70%値を有した。トロンビンの安定性は、ゼラチンで極めて良好であり、T70%値は90日を超えており、これは冷水魚ゼラチンのさらなる安定化効果を実証した。
本発明の組成物が出血を停止させる能力を、ウサギでの一連の実験で試験した。選択されたモデルの肝臓を切開し、これは頻繁に使用されるモデルであった。ウサギの腹部を開き、そして肝臓を露出させた。肝臓表面に3mm長の画一化された切断部をつけ、そしてシリンジを用いて試験溶液0.10ml量をこの創傷に投与した。止血時間を測定した。各溶液を用いて10〜12の実験を行った。各シリーズの実験の最高値と最低値を除いた後、出血時間の平均値を計算した。比較として、一般に使用される止血剤、Tisseel(Baxter)(フィブリングルー(fibrin glue))をまた研究に含めた。Tisseelを、本質的に製造業者の推奨に従って使用した。混合チャンバーを備えたダブルシリンジを用いて、溶液0.2mlを各創傷に投与した。得られる結果を、以下の表4に与えた。
10mM HEPES、0.14M NaCl、0.5mMアミノベンズアミジン、0.20M MOPS、pH7.4中の0.4mg/mlヒトトロンビン(血漿由来、3300単位
/mg、Biovitrum AB、Sweden)を含む溶液を、ポリウレタンプラスター(Hartmann Scandicare AB、Anderstorp、SwedenによりLigasoneとして販売される)の小片に吸着させた。このポリウレタン小片を飽和させるに十分な量の溶液を用いた。この小片をチューブに移し、その後蒸発を防ぐために閉じた。このチューブを37℃に維持し、そして溶液のサンプルを、ポリウレタン小片を軽く圧迫することにより、間隔を置いて採取した。活性減衰曲線は、74日のT70%値を示し、これは、46倍の安定性の増大に相当した。
表面に対する安定化溶液中のトロンビンの吸着を試験した。およそ3×3mmの固形薄片のキトサン(少なくとも85%脱アセチル化、Sigma−Aldrich)を、10mM HEPES、0.13M NaCl、pH7.4中のヒトトロンビン(血漿由来、3300単位/mg、Biovitrum AB、Sweden)400単位/mlの溶液中で10分間インキュベートした。この溶液に、以下を添加した:1)なし、2)0.10Mモルホリン、2mM N−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジン、3)0.10Mモルホリン、2mM N−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジン、0.5%カルボキシメチルセルロース。次いでこの薄片を取り出し、そして濾紙上で乾燥させた。トロンビン凝固活性の測定を達成するために、薄片を試験管内に置き、そして1.3mg/mlフィブリノーゲン溶液0.4mlを添加した。凝血塊の検出を改善するために、この試験管はまた小さな鋼球を含んだ。種々のインキュベーション混合物由来の薄片に対して最初に得られる凝固時間は、1分間と4分間との間で変動した。37℃で7日間のEppendorfチューブでのインキュベーション後、溶液1)中でインキュベートされた薄片の凝固時間は、強力に延長された。この値は、24分間と27分間との間であった。対照的に、溶液2)及び溶液3)中でインキュベートされた薄片の凝固時間は、1分間〜2.5分間の範囲であり、これはすなわち開始時の値と同じであった。明らかに、トロンビン活性の強力な安定化が、溶液2)及び溶液3)を用いて得られた。インビボ止血性活性を試験するために、溶液3)中でインキュベートされたキトサン薄片を、実施例8に記載される動物モデルに従ったウサギ肝臓の創傷に投与した。平均止血時間は27秒間であった(6回の実験に基づいて)。
モルホリンがトロンビンの阻害剤である可能性を評価した。トロンビンのフィブリノーゲン凝固活性は、凝固試験によって通常測定され、ここでフィブリノーゲン溶液の凝固時間は、機械装置又は光学装置によって検出された。この実験セットアップでの凝固試験を、標準的な方法(EU Pharmacopeia)に従って、0.01M HEPES、0.13M NaCl緩衝液、pH7.4中で行った。89単位/mlを含むヒトトロンビン(血漿由来、3300単位/mg、Biovitrum AB、Sweden)溶液を用い、そして1/5、1/10及び1/16の希釈で試験した。種々の濃度のモルホリン溶液を、pH7.4に調整された濃縮モルホリン溶液を添加することによって、HEPES緩衝液中で調製した。モルホリンが水に溶解すると、pHは9〜10に上昇するので、pHが7.4になるようにHClを添加した。これはまた、この溶液のイオン濃度も増大させた。表Iに、得られる結果を示した。観察された凝固時間を、標準曲線を用いてトロンビンの濃度に転換した。
Claims (62)
- a)セリンプロテアーゼ、b)このセリンプロテアーゼの可逆的阻害剤及びc)次の式I:
nは、0、1又は2であり;
Xは、O、N又はCH2であり;
R1−R4は、同じか又は異なっており、そしてH、−CH2−R6、−CH2−O−R6、−CH2−S−R6、−CH2−NH−R6、−CO−O−R6、−CO−NH−R6、−CH2−NH−CO−R6、−CH2−O−CO−R6、−CH2−NH−CO−NHR6、−CH2−NH−CO−OR6、−CH2−NH−CS−NHR6及び−CH2−O−CO−NHR6から選択され;
R5は、R1−R4又はP−Qの通りであり;
Pは、−(CH2)m−及び−(CH2)m−Y−(CH2)m−から選択され、ここでmは、1〜6であり、そしてYは、O、NH又はSであり;
Qは、H、−SO3、−COOH、−NH2、−OH及び−CONH2から選択され;
各々のR6は個々に、H、置換されるか若しくは置換されない低級アルキル、置換されるか若しくは置換されないシクロアルキル、置換されるか若しくは置換されないベンジル、置換されるか若しくは置換されないアリール、又は1つ若しくはそれ以上のヘテロ原子を有する単環式、二環式若しくは三環式の非置換型若しくは置換型の芳香族複素環及び非芳香族複素環から選択され、置換される基の置換基は、低級アルキル、ハロゲン、置換されるか又は置換されないアリール、置換されるか又は置換されない芳香族複素環化合物、非芳香族複素環、アルキルオキシ、アルキルアミノから選択される]
を有する安定剤M又はその薬学的に受容可能な塩を含む安定化セリンプロテアーゼ組成物。 - セリンプロテアーゼが、トリプシン、カリクレイン、トロンビン、プラスミン、ウロキナーゼ、組織プラスミノーゲンアクチベーター、第IX因子の活性型、第X因子の活性型及び第XI因子の活性型からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
- 可逆的阻害剤が、0.01mMと2mMとの間、例えば0.04mMと0.5mMとの間のKi値を示すものである、請求項1または2に記載の組成物。
- セリンプロテアーゼがトロンビンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- 可逆的阻害剤が、N−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジン及びその誘導体、ベンズアミジン、N,N−ジエチルエチレンジアミン、アミノベンズアミジン、アミジノピリジン並びにtert−ブチルアミジンから選択される、請求項4に記載の組成物。
- 可逆的阻害剤が、N−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジン及びその誘導体、N,N−ジエチルエチレンジアミン、アミジノピリジン並びにtert−ブチルアミジンから選択される、請求項4に記載の組成物。
- 可逆的阻害剤が、N−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジン又はその誘導体である、請求項4に記載の組成物。
- セリンプロテアーゼがプラスミンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- 可逆的阻害剤が、N,N−ジエチルエチレンジアミン、アミノベンズアミジン及びベンズアミジンから選択される、請求項8に記載の組成物。
- セリンプロテアーゼがトリプシンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- 可逆的阻害剤が、アミノベンズアミジン及びベンズアミジンから選択される、請求項10に記載の組成物。
- 式Iのnが1又は2である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。
- 式Iのnが1である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物。
- 安定剤Mが、次の式II:
R1−R4は、同じか又は異なっており、そしてH、−CH2−R6から選択され;
R5は、R1−R4又はP−Qの通りであり;
Pは、−(CH2)m−及び−(CH2)m−Y−(CH2)m−から選択され、ここでmは、1〜6であり、そしてYは、O、NH又はSであり;
Qは、H、−SO3、−COOH、−NH2、−OH及び−CONH2から選択され;
各々のR6は個々に、H、置換されるか若しくは置換されない低級アルキル、置換されるか若しくは置換されないシクロアルキル、置換されるか若しくは置換されないベンジル、置換されるか若しくは置換されないアリール、又は1つ若しくはそれ以上のヘテロ原子を有する単環式、二環式若しくは三環式の非置換型若しくは置換型の芳香族複素環及び非芳香族複素環から選択され、置換される基の置換基は、低級アルキル、ハロゲン、置換されるか又は置換されないアリール、置換されるか又は置換されない芳香族複素環化合物、非芳香族複素環、アルキルオキシ、アルキルアミノから選択される]
の化合物又はその薬学的に受容可能な塩である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。 - 安定剤Mが、次の式III:
R5は、−CH2−R6又はP−Qであり;
Pは、−(CH2)m−又は−(CH2)m−Y−(CH2)m−から選択され、ここでmは、1〜6であり、そしてYは、O、NH又はSであり;
Qは、H、−SO3、−COOH、−NH2、−OH及び−CONH2から選択され、
各々のR6は個々に、置換されるか又は置換されない低級アルキル、置換されるか又は置換されないシクロアルキル、置換されるか又は置換されないベンジル、置換されるか又は置換されないアリールから選択され、置換される基の置換基は、低級アルキル、ハロゲン、置換されるか又は置換されないアリール、置換されるか又は置換されない芳香族複素環化合物、非芳香族複素環、アルキルオキシ、アルキルアミノから選択される]
の化合物又はその薬学的に受容可能な塩である、請求項14に記載の組成物。 - 安定剤Mが、モルホリン、3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸(MOPS)、モルホリノブチルスルホン酸、モルホリノプロピルカルボン酸、モルホリノエチルアルコール及びモルホリノエチルスルホン酸からなる群より選択される、請求項15に記載の組成物。
- 安定剤Mが、モルホリン及び3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸から選択される、請求項16に記載の組成物。
- 安定剤Mがモルホリンである、請求項17に記載の組成物。
- セリンプロテアーゼがトロンビンであり、可逆的阻害剤がN−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジンであり、そして安定剤Mがモルホリンである、請求項1〜18のいずれか1項に記載の組成物。
- セリンプロテアーゼがトロンビンであり、可逆的阻害剤がN−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジンであり、そして安定剤Mが3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸である、請求項1〜19のいずれか1項に記載の組成物。
- 多糖類及びゼラチンから選択される粘性及び接着性のポリマーをさらに含む、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物。
- 粘性及び接着性のポリマーが多糖類である、請求項21に記載の組成物。
- 多糖類が、デンプン、その誘導体、セルロース、その誘導体及びそれらの混合物から選択される、請求項22に記載の組成物。
- 多糖類が、カルボキシメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース及びそれらの混合物から選択される、請求項23に記載の組成物。
- 多糖類がカルボキシメチルキトサンである、請求項22に記載の組成物。
- 多糖類が、0.1〜5%の濃度で存在している、請求項22〜25のいずれか1項に記
載の組成物。 - 粘性及び接着性のポリマーがゼラチンである、請求項21に記載の組成物。
- ゼラチンが冷水魚ゼラチンである、請求項27に記載の組成物。
- ゼラチンが、0.5〜20%の濃度で存在している、請求項27または28に記載の組成物。
- セリンプロテアーゼが、0.001〜2mg/mlの濃度で存在している、請求項1〜29のいずれか1項に記載の組成物。
- セリンプロテアーゼがトロンビンであり、そしてこのトロンビン濃度が、5〜3500活性単位/mlである、請求項1〜30のいずれか1項に記載の組成物。
- セリンプロテアーゼがトロンビンであり、そしてこのトロンビン濃度が、200〜1000活性単位/mlである、請求項1〜31のいずれか1項に記載の組成物。
- セリンプロテアーゼがトロンビンであり、そしてこのトロンビン濃度が、5〜20活性単位/mlである、請求項1〜32のいずれか1項に記載の組成物。
- セリンプロテアーゼの可逆的阻害剤が、0.1〜10mMの濃度で存在する、請求項1
〜33のいずれか1項に記載の組成物。 - 安定剤が、0.02〜0.5Mの濃度で存在する、請求項1〜34のいずれか1項に記載の組成物。
- 溶液及びゲルから選択される形態、例えば水溶液又は水性ゲルの形態にある、請求項1〜35のいずれか1項に記載の組成物。
- 請求項1〜36のいずれか1項に記載の組成物の薬剤としての使用。
- 出血を患う被験体の止血を確立するための薬剤を製造するための、セリンプロテアーゼがトロンビンである請求項1〜36のいずれか1項に記載の組成物の使用。
- 出血を患う被験体の止血を確立する方法であって、セリンプロテアーゼがトロンビンである請求項1〜36のいずれか1項に記載の組成物を、出血を減少又は停止させるに十分な量でこの出血部位に投与することを含む方法。
- 形成外科での請求項33に記載の組成物の使用。
- 血栓溶解を処置する薬剤を製造するための、セリンプロテアーゼが、プラスミン、ウロキナーゼ及び組織プラスミノーゲンアクチベーターから選択される、請求項1〜36のいずれか1項に記載の組成物の使用。
- 血栓溶解処置を必要とする被験体の血栓溶解を処置する方法であって、セリンプロテアーゼが、プラスミン、ウロキナーゼ及び組織プラスミノーゲンアクチベーターから選択される請求項1〜36のいずれか1項に記載の組成物を、この処置に十分な量でこの被験体に投与することを含む方法。
- セリンプロテアーゼ組成物を安定化するための可逆的セリンプロテアーゼ阻害剤及び請求項1に定義される安定剤Mとの組み合わせ物の使用であって、この可逆的セリンプロテアーゼ阻害剤及び安定剤Mが相乗作用で作用して、セリンプロテアーゼを安定にする効果を提供する使用。
- セリンプロテアーゼが、請求項2、4、8、10、30、31、32及び33のいずれか1項に定義される、請求項43に記載の使用。
- 可逆的阻害剤が、請求項3、5、6、7、9、11及び34のいずれか1項に定義される、請求項43または44に記載の使用。
- 安定剤Mが、請求項12〜18及び35のいずれか1項に定義される、請求項43〜45のいずれか1項に記載の使用。
- 組み合わせ物が、多糖類及びゼラチンから選択される粘性及び接着性のポリマーをさらに含む、請求項43〜46のいずれか1項に記載の使用。
- 粘性及び接着性のポリマーが、請求項22〜29のいずれか1項に定義される、請求項47に記載の使用。
- 可逆的セリンプロテアーゼ阻害剤が、N−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジンであり、そして安定剤Mが、3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸である、請求項43〜48のいずれか1項に記載の使用。
- セリンプロテアーゼ組成物を安定化させる方法であって、セリンプロテアーゼを、a)このセリンプロテアーゼの可逆的阻害剤及びb)次の式I:
nは、0、1又は2であり;
Xは、O、N又はCH2であり;
R1−R4は、同じか又は異なっており、そしてH、−CH2−R6、−CH2−O−R6、−CH2−S−R6、−CH2−NH−R6、−CO−O−R6、−CO−NH−R6、−CH2−NH−CO−R6、−CH2−O−CO−R6、−CH2−NH−CO−NHR6、−CH2−NH−CO−OR6、−CH2−NH−CS−NHR6及び−CH2−O−CO−NHR6から選択され;
R5は、R1−R4又はP−Qの通りであり;
Pは、−(CH2)m−及び−(CH2)m−Y−(CH2)m−から選択され、ここでmは、1〜6であり、そしてYは、O、NH又はSであり;
Qは、H、−SO3、−COOH、−NH2、−OH及び−CONH2から選択され;
各々のR6は個々に、H、置換されるか若しくは置換されない低級アルキル、置換されるか若しくは置換されないシクロアルキル、置換されるか若しくは置換されないベンジル、置換されるか若しくは置換されないアリール、又は1つ若しくはそれ以上のヘテロ原子を有する単環式、二環式若しくは三環式の非置換型若しくは置換型の芳香族複素環及び非芳香族複素環から選択され、置換される基の置換基は、低級アルキル、ハロゲン、置換されるか又は置換されないアリール、置換されるか又は置換されない芳香族複素環化合物、非芳香族複素環、アルキルオキシ、アルキルアミノから選択される]
の安定剤M又はその薬学的に受容可能な塩と混合することを含む方法。 - セリンプロテアーゼが、請求項2、4、8、10、30、31、32及び33のいずれか1項に定義される、請求項50に記載の方法。
- 可逆的阻害剤が、請求項3、5、6、7、9、11及び34のいずれか1項に定義される、請求項50または51に記載の方法。
- 安定剤Mが、請求項12〜18及び35のいずれか1項に定義される、請求項50〜52のいずれか1項に記載の方法。
- セリンプロテアーゼを、多糖類及びゼラチンから選択される粘性及び接着性のポリマーと混合することをさらに含む、請求項50〜53のいずれか1項に記載の方法。
- 粘性及び接着性のポリマーが、請求項22〜29のいずれか1項に定義される、請求項54に記載の方法。
- 可逆的セリンプロテアーゼ阻害剤がN−(2’−フェノキシ)−4−アミノピリジンであり、そして安定剤Mが3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸である、請求項50〜55のいずれか1項に記載の方法。
- セリンプロテアーゼがトロンビンである請求項1〜36のいずれか1項に記載の組成物が血管止血装置上に吸着された血管止血装置。
- 例えばキトサン及びコラーゲンから選択される生分解性物質を含む、請求項57に記載の血管止血装置。
- セリンプロテアーゼの阻害剤としてのN,N−ジエチルエチレンジアミンの使用。
- セリンプロテアーゼが、トロンビン及びプラスミンから選択される、請求項59に記載の使用。
- 阻害量のN,N−ジエチルエチレンジアミンと混合することを含む、セリンプロテアーゼの阻害方法。
- セリンプロテアーゼが、トロンビン及びプラスミンから選択される、請求項61に記載の方法。
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