JP2009506607A - デジタル放送サービスガイドにおけるメッセージングテンプレートを配信する方法 - Google Patents
デジタル放送サービスガイドにおけるメッセージングテンプレートを配信する方法 Download PDFInfo
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Abstract
イベント又は番組に関連するESGフラグメントを送受信するための装置及び方法が提供される。イベント又は番組は、加入者がリアルタイムで番組と対話することができるインタラクション・サービス・コンポーネントを有することができる。番組に関連するオーディオ及びビデオデータなどの番組コンテンツ情報は、ESGフラグメントにおいて加入者に送信することができる。ESGフラグメントは、関連するメタデータを有することができ、ここでは、イベント又は番組のインタラクション・サービス・コンポーネントに関連する情報をメタデータにマッピングすることができる。加入者端末又は受信機は、ESGフラグメントデータの構文解析を行って、イベント又は番組のインタラクションサービスコンポーネントに関連するメッセージテンプレートを表示するための属性を求めることができる。メッセージテンプレートを通じて、加入者に番組との対話を提供することができる。
【選択図】なし
【選択図】なし
Description
本発明は一般に、通信ネットワークに関する。より具体的には、本発明は、通信ネットワークにおいて利用される電子サービスガイドにおけるメッセージテンプレートに関する。
一般に、電子サービスガイド(ESG)は、エンドユーザがどのようなサービスを利用可能であるか、及びどのようにしてそのサービスにアクセスすることができるかに関する情報を端末が取得できるようにするものである。ESGフラグメントとは、独立して存在するESGの一部分である。従来はESGフラグメントはXML文書を含むものであったが、最近ではESGフラグメントは、例えば、SDP(セッション記述プロトコル)記述、テキストファイル、又は画像などの多様な項目を包含するようになった。ESGフラグメントは、現在利用可能な(又は将来の)サービス又は放送番組の1又は幾つかの態様を記述する。このような態様は、例えば、フリーテキスト記述、スケジュール、地理的可用性、価格、購入方法、ジャンル、及びプレビュー画像又はクリップのような補足情報を含むことができる。多くの様々なプロトコルによる種々の種類のネットワークを通じて、ESGフラグメントを含むオーディオ、ビデオ及び他の種類のデータを送信することができる。例えば、通常、「インターネット」と呼ばれるネットワーク群を通じ、インターネット・プロトコル(IP)及びユーザ・データグラム・プロトコル(UDP)のようなインターネット・プロトコル・スイートのプロトコルを利用してデータを送信することができる。ESGフラグメントはまた、非同期階層符号化(ALC)及び一方向伝送を介したファイル配信(File Delivery over Unidirectional Transport)(FLUTE)プロトコルを利用することによっても送信することができる。多くの場合、データは、単一のユーザにアドレス指定されてインターネットを通じて送信される。しかしながら、データは、ユーザグループにアドレス指定することも可能であり、これはマルチキャストとして一般に知られている。データが全ユーザにアドレス指定される場合には、ブロードキャストと呼ばれる。
放送番組又はマルチキャスト番組の加入者にインタラクション・サービス提供物が与えられる場合、インタラクティブサービスを提供するにはチャネル又は通信リンクの追加が必要となる。例えば、番組内のプロンプトに応答することにより番組と対話することができる放送番組を加入者が受信している場合、加入者の入力は、番組が放送されているチャネルとは別個のチャネル又は通信リンクを介してサービス提供エンティティに供給される。これには大きなオーバヘッドが必要とされ、結果として放送システム内のリソース利用の負担になる。
更に、加入者は、一様でない形でシステムに手動で入力する必要がある。ユーザが間違ったデータを誤って入力した場合、この間違ったデータが受信されることになり、望ましくない結果が生じる可能性がある。例えば、加入者が、所望の結果をもたらさない非機能的な応答メッセージを送信する可能性もある。また更に、加入者は、この誤った非機能的な応答メッセージに対し課金されることになる。従って、このようなシステムには、失敗したサービス又はインタラクション要求を生じるエラーに関する高いリスクが存在する。更に、メッセージインタラクションの仕様を定める標準化された方法は存在していない。
従って、効率的で柔軟性があり且つコスト効率の良い方法で加入者にインタラクション・サービス提供物を与えるための方法及びシステムに対する要望が存在する。また、加入者による入力時のエラーの頻度を最小限に抑え又は無くすことができるような方法で、加入者にインタラクション・サービス提供物を与えるための方法及びシステムを提供する要望が存在する。
次に、本発明の幾つかの態様についての基本的な理解を与えることを目的として簡略的な要約を示す。本要約は、本発明の広範囲にわたる概観ではない。本発明の鍵となる要素、すなわち重要な要素を特定すること並びに、本発明の範囲を境界付けることを意図するものではない。次の要約は、以下の本発明の詳細な説明への導入部として、本発明の幾つかの概念を単純な形で示したものに過ぎない。
本発明の1つの実施例において、番組又はイベントを加入者に送信するための送信機が提供される。この実施例において、入力部が番組コンテンツを受信し、ESGフラグメントにおいて番組を送信する。ESGフラグメントは、関連するメタデータと、番組のインタラクティブコンポーネントのメッセージテンプレートに関連するデータとを有することができる。このメッセージテンプレートに関連するデータは、メッセージテンプレートのメタデータにマッピングすることができる。イベントのインタラクション・サービスに関連するデータ及び要素は、ESGフラグメントのメタデータから構文解析することができる。
本発明の別の実施例において、イベントを含むESGフラグメントを受信するための受信機が提供される。このESGフラグメントはまた、メッセージテンプレートを作成するための所定のインタラクション要素を含むことができるメタデータに関連付けることがでる。
本発明の態様の別の実施例において、ESGフラグメントにおいてイベントのデータを提供し、イベントに関連するインタラクション・サービス提供物を与える方法が提供される。イベントはまた、加入者のインタラクション・コンポーネントを有することができ、ここでは、ユーザは、データ及び要求を入力して、番組と通信を行うことができる。このインタラクション・コンポーネントに関連する情報は、ESGフラグメントに関連するメタデータにマッピングすることができる。
本発明の態様を示す別の実施例において、イベントに関連したインタラクション・サービス提供物を与える方法が提供され、ここでは、イベントのビデオ又はオーディオストリームを含む第1のコンテンツ・ファイルが加入者端末に提供される。イベントに関連したインタラクション・サービスに関連するデータを含む第2のコンテンツ・ファイルも提供される。また、イベントのインタラクション・サービスに対応するデータに基づいてメッセージテンプレートを作成し、該テンプレートを加入者端末に表示することもできる。
更に、本発明の態様を示す別の実施例において、イベント・データを含むESGフラグメントを加入者端末側で受信することもできる。このESGフラグメントはまた、関連するメタデータを有することができ、該メタデータに対し、事前構成されたメッセージテンプレートに対応するデータをマッピングすることができる。
添付図面を考慮しながら以下の説明を参照することにより、本発明及びその利点のより完全な理解を得ることができる。同様の参照番号は同様の特徴部を示す。
種々の実施形態についての以下の説明では、本明細書の一部を形成する添付図面を参照し、本発明を実施することができる種々の実施形態が例証として示される。本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、別の実施形態を利用することができ、構造上及び機能上の変更を行うことができる点は理解されたい。
データ放送の1つの方法として、IPデータキャスティング(IPDC)ネットワークを利用する方法がある。IPDCは、デジタル・ブロードバンド放送とインターネット・プロトコルとの組み合わせである。このようなIPベースの放送ネットワークを通じて、1又はそれ以上のサービスプロバイダは、オンライン新聞、ラジオ及びテレビを含む異なる種類のIPサービスを提供することができる。これらのIPサービスは、オーディオ、ビデオ及び/又は他の種類のデータの形式の1又はそれ以上のメディア・ストリームに編成される。これらのストリームが起こる時間及び場所を特定するために、ユーザは、電子サービスガイド(ESG)を参照する。デジタルビデオ放送(DVB)ストリームで使用される1つの実施例が電子番組ガイド(EPG)である。DVBの1つの種類は、携帯機器用デジタルビデオ放送規格(DVB−H)であり、これは、最近開発されたもので、移動電話機のような小型の携帯用装置で利用可能な機能及びサービスを向上させる技術である。DVB−Hは、バッテリ駆動式装置の特性を考慮して、無線端末装置にデータを配信するように設計されている。
DVBトランスポート・ストリームは、サードパーティによる配信ネットワークを介してユーザに圧縮されたオーディオ及びビデオ並びにデータを配信する。Moving Picture Expert Group(MPEG)は、単一の番組内の符号化されたビデオ、オーディオ、及びデータを他の番組と共に1つのトランスポート・ストリーム(TS)に多重化される技術である。このTSは、ヘッダを含む固定長のパケットを有するパケット化されたデータストリームである。番組、オーディオ、及びビデオの個々の要素は各々、一意のパケット識別子(PID)を有するパケット内に保持される。受信装置が、特定の番組の異なる要素をTS内に配置できるようにするために、TS内に組み込まれる番組特定情報(PSI)が提供される。更に、MPEGプライベート・セクション・シンタックスに準拠したテーブルのセットである追加のサービス情報(SI)が、TS内に組み込まれている。これにより、受信装置がTS内に含まれるデータを正しく処理することが可能になる。
しかしながら、本発明はまた、例えば、T−DAB、T/S−DMB、ISDB−T及びATSCのような他のマルチキャリア・デジタル放送システム、Qualcomm MediaFLO/FLOのような独自システム、並びに、3GPP MBMS(マルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス)及び3GPP2 BCMCS(ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス)のような非従来的なシステムにも適用可能である。
ESGフラグメントは、コンテナの形成を通じて受信機に効率的に伝送することができる。この意味では、コンテナは少なくとも1つのESGフラグメントを含むが、複数のフラグメントを含むこともある。或いは、フラグメントは、2つ以上のコンテナで搬送してもよい。コンテナは、例えば、非同期階層符号化(ALC)/階層符号化伝送(LCT)を用いることにより受信機に伝送され、その結果、単一のALC/LCTトランスポート・オブジェクトが単一のコンテナに対応するようになる。フラグメントは、受信機がコンテナ全体を受信したときに利用することができる。本発明の態様では、個々のフラグメントの種類及び形式とは関係なくフラグメントとは別に単純で拡張可能なヘッダ構造が利用される。別の実施形態では、フラグメント及び任意のヘッダを含むコンテナ全体に圧縮が加えられる。更に別の実施形態では、3GPPメタデータ・エンベロープのような別のエンベロープは、例えば、バージョン、有効時間及び識別情報のようなパラメータの不必要な反復を必要とせずにコンテナ内に保持することができる。
3GPP(第3世代パートナー・プロジェクト)エンベロープ内又は他の何らかの形式のメタデータは、特定のチャネル、特定の番組、及び/又は特定のチャネル・バンドルを含むことができる。他の種類のメタデータとしては、パッケージ・データと、オペレータの識別データなどの購入データと、(アドレス、プロトコルなどの)トランザクションを実行するための技術データと、パッケージ/日、チャネル/分、番組/分に基づくことができる価格データと、ユーザのためのテキスト記述、コンテンツ・プロバイダのブランド情報/ロゴなどのチャネル・データと、ジャンル及び親による評価などの分類及び評価データと、サービスを利用するのに必要とされる能力についての記述(例えば、オーディオ及びビデオフォーマット及びビットレート情報、開始及び終了時刻、アドレス、同期される補助データフィードのアドレス、独自仕様拡張)などのチャネルSDPデータと、ユーザのテキスト記述、開始及び終了時刻、番組に関するインタラクティブサービスの参照などの番組データとを含むことができる。このメタデータは、オペレータによりロードすることができ、或いは、自動的に実行してもよい。
本発明の実施形態は、広範囲のネットワーク及び通信プロトコルにわたって利用することができる。図1は、本発明のシステム及び方法を利用することができる無線通信システム110の一例を示す。携帯情報端末(PDA)、携帯電話、移動端末、個人用ビデオレコーダ、携帯用テレビ、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、デジタルカムコーダ、携帯用オーディオ装置、携帯用ラジオ又はこれらの組み合わせなどの1又はそれ以上のネットワーク対応の移動装置112は、放送ネットワーク114及び/又はセルラネットワーク116を通じてサービスソース122と通信する。移動装置について説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の態様は固定装置において提供されてもよい。固定装置の1つの実施例では、サービス提供エンティティに接続するためのバックチャネルを更に設けることができる。移動端末/装置112は、デジタル放送受信装置を備えることができる。サービスソース122は、実際の番組コンテンツ又は情報或いはこれらのサービス及び番組についての記述をサービスソースに提供することができる複数のサービスプロバイダに接続することができ、サービスソースは、このコンテンツ又は情報を移動装置112に提供する。複数のサービスプロバイダは、限定ではないが、1又はそれ以上のテレビ及び/又はデジタルテレビ・サービスプロバイダ、AM/FMラジオサービスプロバイダ、SMS/MMSプッシュサービスプロバイダ、インターネットコンテンツプロバイダ又はアクセスプロバイダを含むことができる。
放送ネットワーク114は、DVB−Hを介したIPデータキャスティングの無線送信を含むことができる。放送ネットワーク114は、デジタル又はアナログテレビ信号、及びサービスに関する付属コンテンツなどのサービスを送信機118を介して放送することができる。放送ネットワークはまた、ラジオ、テレビ又はIPデータキャスティング放送ネットワークを含むこともできる。放送ネットワーク114は、テレビ信号、オーディオ及び/又はビデオストリーム、データストリーム、ビデオファイル、オーディオファイル、ソフトウェアファイル及び/又はビデオゲームを含むことができる付属コンテンツを送信することもできる。IPデータキャスティングサービスの送信の場合、サービスソース122は、放送ネットワーク114を通じてユーザ装置112に実際の番組コンテンツ、及びセルラネットワーク116を通じてユーザの権利及びアクセス情報などの実際の番組コンテンツについての追加情報を伝送することができる。
移動装置112はまた、セルラネットワーク116を通じてサービスソース122とコンタクトを取ることができる。セルラネットワーク116は、無線ネットワーク及び基地トランシーバ局送信機120を含むことができる。セルラネットワークは、第2世代/第3世代/第4世代(2G/3G/4G)セルラデータ通信ネットワーク、移動体通信用グローバルシステムネットワーク(GSM)、OMA放送ネットワーク、FLO、MBMS、又はWLANネットワークなどの他の無線通信ネットワークを含むことができる。
本発明の1つの態様では、移動装置112は、セルラネットワーク116内でデジタル無線通信を送信及び/又は受信するように構成された無線インタフェースを備えることができる。移動装置112がセルラネットワーク116又は放送ネットワーク114を通じて受信した情報は、ユーザ選択、アプリケーション、サービス、電子画像、オーディオクリップ、ビデオクリップ及び/又はWTAI(無線電話アプリケーション・インタフェース)メッセージを含むことができる。受信装置がセルラネットワーク116の管理領域内に位置している間、1又はそれ以上の基地局(図示せず)は、セルラネットワーク116の一部として受信装置112とのデジタル通信をサポートすることができる。
図2に示すように、移動装置112は、ユーザインタフェース130に接続されたプロセッサ128、メモリ134及び/又は他の記憶装置、及び表示部136を含むことができる。移動装置112はまた、バッテリ150、スピーカ152及びアンテナ154を備えることができる。ユーザインタフェース130は、キーパッド、タッチスクリーン、音声インタフェース、4つの矢印キー、ジョイスティック、データグローブ、マウス、ローラーボール、タッチスクリーン、又は同様のものを更に含むことができる。加えて、移動装置112は、サービスガイドにおける情報(例えば、ESGフラグメント)を受信し、該情報を構文解析して、サービス/インタラクション提供又はメッセージテンプレートをコンパイルするための要素、部分要素及び属性を決定する構文解析モジュール180を含むことができる。また、移動装置112は、ESGフラグメント内の属性又は部分要素に基づいてメッセージテンプレートをコンパイルするためのテンプレート・コンパイラ190を含むことができる。
移動装置112内のプロセッサ128及び他の構成要素により利用されるコンピュータ実行可能命令及びデータは、コンピュータ可読メモリ134内に記憶することができる。上記メモリは、リードオンリメモリモジュール又はランダムアクセスメモリモジュールのあらゆる組み合わせによって実装可能であり、任意選択的に、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの双方を含み、このメモリモジュールのうちの幾つかは着脱可能とすることができる。ソフトウェア140は、メモリ134及び/又は記憶装置内に記憶され、プロセッサ128に命令を与えて、移動装置112が様々な機能を実行できるようにすることができる。或いは、移動装置112のコンピュータ実行可能命令の一部又は全ては、ハードウェア又はファームウェア(図示せず)の形で具現化することができる。
移動装置112は、DVB−H又はDVB−MHPなどのデジタルビデオ放送(DVB)規格に基づいて特定のDVB受信機141を通じて送信信号を受信、復号化、及び処理するように構成することができる。更に、受信装置112はまた、FM/AMラジオ受信機142、WLANトランシーバ143及び電気通信トランシーバ144を通じて送信信号を受信、復号化、及び処理するように構成することができる。更に、移動装置は、デジタルオーディオ放送(DAB)規格(図示せず)に基づいて送信信号を受信するように構成することができる。本発明の1つの態様では、移動装置112は、無線データストリーム(RDS)メッセージを受信することができる。
DVB規格の一例では、10Mbit/秒の1つのDVB送信信号は、50kbit/秒のオーディオ番組チャネルを200チャネル、或いは、200kbit/秒のビデオ(TV)番組のチャネルを50チャネル有することができる。移動装置112は、携帯機器用デジタルビデオ放送(DVB−H)規格、又は、DVB−MHP、DVB−Satellite(DVB−S)、DVB−Terrestrial(DVB−T)又はDVB−Cable(DVB−C)などの他のDVB規格に基づいて送信信号を受信、復号化、及び処理するように構成することができる。同様に、代替として、他のデジタル伝送フォーマットを利用して、ATSC(先進テレビ方式委員会)、NTSC(全国テレビ方式委員会)、ISDB−T(地上用統合サービスデジタル放送)、DAB(デジタルオーディオ放送)、DMB(デジタルマルチメディア放送)又はDIRECTVなどのコンテンツ及び付随サービスの可用性情報を配信することができる。また、デジタル伝送信号は、DVB−H技術のようにタイムスライスすることができる。タイムスライスにより、移動端末の平均電力消費量を低減させることができると共に、スムーズでシームレスなハンドオーバを可能とすることができる。タイムスライスは、従来のストリーミング・メカニズムを用いてデータが送信される場合に必要なビットレートと比べ、より高い瞬間ビットレートを用いたバーストの送信データからなる。この場合、移動装置112は、1又はそれ以上のバッファメモリを有し、復号化済みのタイムスライスされた送信信号を表示する前に記憶することができる。
図3は、関連するサービス・インタラクション提供情報をイベントに提供するサービスプロバイダの一例を示している。この実施例では、サービスプロバイダ250は、イベントに関する情報を受信するための入力部253を含む。例えば、番組コンテンツなどの番組に関する情報は、入力部253においてコンパイルのために受信することができる。イベント又は番組はまた、加入者が番組と対話できるように関連するインタラクションを含むことができる。このようなインタラクションは、例えば、番組により提供される選択肢の入力、或いは、電子メールの送信のような番組との通信を含むことができる。番組との加入者インタラクションの更に詳細な実施例を以下に示す。
サービスプロバイダ250は、例えば、エンドユーザがどのようなサービスを利用可能であるか、及びどのようにしてそのサービスにアクセスすることができるかに関する情報を含むESGフラグメントを処理するためのプロセッサ270を更に含むことができる。ESGフラグメントの1つの実施例として、ESGフラグメントは、幾つか例を挙げると、XML文書、SDP(セッション記述プロトコル)記述、テキストファイル又は画像を含むことができ、また、現在利用可能な(又は将来の)サービス又は放送番組の1又は複数の態様を記述することができる。ESGフラグメントはまた、情報の埋め込み、挿入、又はマッピングを行うことができる関連するメタデータを有することができる。
加えて、サービスプロバイダ250は、番組のインタラクション・サービスに関連するメッセージングテンプレートに対応する情報要素をマッピングするマッピングモジュール255を更に含むことができる。マッピングモジュール255は、番組に関連付けられた対応するESGフラグメントのメタデータに情報要素をマッピングすることができる。例えば、マッピングモジュール255は、サービスガイド内に属性を埋め込むことによって情報要素をマッピングする。一例として、SMSメッセージにおいて、受信者(例えば、to_header)又はメッセージ本文のコンテンツ(例えば、message_body)のようなメッセージの特徴を定義するためにパラメータを設けることができる。マッピングモジュール255は、サービスガイド(すなわちESGフラグメント)のメタデータ内にこのようなパラメータを埋め込むことができる。このようにして、サービスガイド・スキーマ(XMLスキーマ)に属性を追加することができる。一例として、サーバ・アプリケーションにユーザインタフェースを設けることができ、その結果、対応するインタラクション・サービス提供物を表示する入力をサーバ・アプリケーションで受信することができるようになる。次いで、サービスプロバイダ250は、適切な属性を有するサービスガイドXMLスキーマを作成することができる。サービスガイド情報及びメタデータにマッピングされた情報要素を含むESGフラグメントは、ESG出力部260により出力される。メッセージングテンプレートは加入者端末側で利用し、加入者側の入力エラーの可能性を有意に低減させ、或いは無くすことさえできる標準化された方法でイベント又は番組と対話することができる。メッセージングテンプレートの実施例を以下で更に詳細に示す。
図4は、本発明の少なくとも1つの態様に従う例示的なトランスポート・オブジェクトを示す概略図である。一般に、単一のトランスポート・オブジェクト300は、コンテナ・ヘッダ310とコンテナ・ペイロード320とを含む。ヘッダ310及びペイロード320を単一のトランスポート・オブジェクト300に組み入れることにより、異なるトランスポート・オブジェクト内の各コンテナが位置する場所に関する情報と各ヘッダを再結合させる必要がもはや無くなる。更に、従来のシステムで提示されるような、どちらを最初に送信するかに関する問題も無くなる。コンテナ・ヘッダ310は、ヘッダ及び/又はコンテナ・ペイロード320に関する構成情報を含むことができる。1つの実施形態では、ヘッダ310は符号化されて、ヘッダのエントリ長を受信機に通知する。
例示的な実施形態では、ヘッダ310は、コンテナ・ペイロード320内のESGフラグメント340を識別することができる複数のESGフラグメント記述子エントリ330を有し、その結果、受信機が、含まれる各ESGフラグメント340の正確な位置及び/又は長さを求めることができるようになる。例えば、1つの実施形態では、フィールドは、オフセット値、起点、終点、又は同様のものを提供することにより、コンテナ・ペイロード320内で特定のESGが始まる場所を指定する。別の実施形態では、メタデータ350は、ヘッダ310、記述子エントリ330、ESGフラグメント340又はこれらの組み合わせ内に位置し又は近接する個々のESGフラグメント340に関連付けることができる。1つの例示的な実施形態では、3GPPメタデータ・エンベロープをESGフラグメント340と関連付けることにより、上記特定のESGフラグメントに関連するヘッダ310内に位置付けられる追加のメタデータが必要となる代わりとなり、或いはその必要性をなくすことができる。
本発明の1つの実施例では、ESGフラグメントは、サービス/インタラクション情報を含むことができ、その結果、加入者又は端末のユーザにこのサービス/インタラクション情報を提供することができるようになる。この実施例では、ESGフラグメントは、予め定義されたサービス/インタラクション要素を含むことができ、該予め定義されたサービス/インタラクション要素は、ESGフラグメントに関連するメタデータを通じて受信された情報に基づいて加入者端末で検出し表示することができる。例えば、事前構成されたサービス・インタラクション・テンプレートを提供することができる情報は、所定のインタラクション要素としてESGフラグメントのメタデータにマッピングすることができる。加入者端末は、この情報を構文解析し、付随する放送番組と対話する可用性を判断することができる。また、所定のインタラクション要素の部分要素は、利用可能なインタラクティブサービスの選択肢に関する情報、及びインタラクティブサービス要求を作成するためのデータに関連する属性に関する情報を提供することができる。このことから、ESGフラグメントのメタデータに基づいて事前構成されたサービス/インタラクション要求テンプレートを加入者に提供することができる。
従って、本発明の例示的な実施形態によれば、メッセージテンプレート又は他の形式の事前構成されたメッセージは、サービスガイドのESGフラグメントにおいて配信することができる。このようなメッセージは、限定ではないが、幾つか例を挙げれば、ショート・メッセージ・サービス(SMS)、マルチメディア・メッセージ・サービス(MMS)又は電子メールなどの様々な方法で送信することができる。図5は、事前構成されたサービス/インタラクション要求テンプレートを生成することを目的とした、こうした事前構成されたサービス/インタラクション要求要素の構造の一例を示すブロック図である。本発明を具現化するこの実施例では、サービス/インタラクション要素は、端末のアプリケーション内からの事前構成されたサービス/インタラクション要求テンプレートへのローカル参照として機能することができるMessageInteractionPointer401として定義される。例えば、MessageInteractionPointer401は、対応するメッセージテンプレートを記述するメタデータ内の属性を示すことができる。
図5の実施例に示すように、MessageInteractionPointer401は、本発明の複数の実施形態に従って、サービス/インタラクション要求テンプレートを構成又は識別するための部分要素を含むことができる。例えば、MessageInteractionPointer401は、SMSTemplate部分要素402、EmailTemplate部分要素403、及びMMSTemplate部分要素404を含むことができる。SMSTemplate部分要素は、端末内のアプリケーション及び対応する情報を定義し、ユーザ起動に応答して予め定義された受信者の宛先に送信できる状態の事前構成のSMSメッセージをコンパイルすることができる。この実施例では、SMSTemplate部分要素402のTo_header部分要素405は、SMSメッセージを送信することができる受信者の宛先を定義することができ、MessageBody部分要素406は、例えば、現在放送中の放送番組内で投票を行うため利用可能な選択肢のうちの1つに投票を行うのに必要な情報など、予め定められたメッセージコンテンツを含むことができる。
本実施例のMessageInteractionPointer要素401は、本発明の複数の実施形態に従って、EmailTemplate部分要素403を更に含み、SMSTemplate部分要素402に関連して上述したように同様に電子メールメッセージの受信者及びメッセージコンテンツを定義することができる。図5に示すように、EmailTemplate部分要素403は、電子メールメッセージの受信者を定義又は識別するためのTo_header部分要素407と、メッセージのカーボンコピーの受信者を定義又は識別するためのCc_header要素408と、メッセージのブラインド・カーボンコピーの受信者を定義又は識別するためのBcc_header要素409と、メッセージの件名を定義又は識別するためのSubject_header部分要素410と、メッセージの内容を定義又は識別するためのMessageBody部分要素411とを含ことができる。
MessageInteractionPointer要素401は、MMSメッセージテンプレートを定義又は識別するためのMMSTemplate部分要素404を更に含むことができる。このMMSTemplate部分要素404はまた、ESGフラグメント内部で配信することができ、メッセージテンプレートを定義又は識別するためのXML要素又は個別のファイル412を含むことができる。
種別は、要素(E)、属性(A)、第1レベルの部分要素(E1)又は第2レベルの部分要素(E2)とすることができ、カテゴリは、オプション(O)又は好適/必須(M)とすることができる。
図6は、本発明の少なくとも幾つかの態様に従ってインタラクティブサービスを提供する方法の一例を示すフローチャートである。この実施例では、加入者へのイベントに関する情報を配信する前に、イベント情報が取得される(ステップ501)。例えば、サービスガイド又はESGフラグメントの一部として送信するために放送番組を受信することができる。ESGフラグメント内の放送番組情報に加えて、メッセージテンプレートに対応する情報は、ESGフラグメントのメタデータにマッピングすることができる(ステップ502)。
1つの実施例では、メッセージの作成に要素及び属性を提供することにより、メッセージテンプレートがサービスガイドを用いて作成され、その結果、加入者は、メッセージ作成時に情報を手動で入力する必要がなくなる。例えば、サービスプロバイダは、加入者に送信するためのサービスガイドを作成することができ、メッセージテンプレートを作成するための要素又は属性のようなサービスガイド・フラグメント内の情報を含むことができる。例えば、ポインタ要素(上述のMessagingInteractionPointer要素などの)がサービスガイド・フラグメント(すなわちESGフラグメント)内に埋め込まれた場合、加入者端末は、ESGフラグメント又はESGフラグメントのメタデータ内に埋め込まれた要素又は属性をポインタ要素に基づいて識別することができる。SMSメッセージの一例において、SMSクライアントは、対応するフィールドに属性を入力し、情報を含むメッセージテンプレートを事前構成することができる。この場合、加入者は、対応するメッセージ情報を手作業で入力する必要がなくなる。例えば、SMSクライアントは、受信者フィールド(例えば、to_header)に受信者の属性を入力し、更にmessagebodyフィールドにメッセージ本文を入力して、受信者及びメッセージ本文を含むSMSテンプレートを事前構成することができる。従って、メッセージ送信用のメッセージテンプレートを作成するのに利用可能な属性は、ESGフラグメントにおいて加入者に送信することができる。この方法は、あらゆる形のメッセージングにおいて利用することができる。例えば、MMSメッセージは、対応する属性又はパラメータを利用して、事前構成されたテンプレートを同様の方法で送信することができる。
作成されたテンプレートは、クライアントがサポートできるESGフラグメントに埋め込まれた属性に基づく標準的XML形式を含むことができる。従って、ESGフラグメントは、加入者のメッセージを作成するのに使用される属性だけでなくテンプレートXMLスキームを保持することができる。1つの実施例では、加入者端末は、ESGフラグメントで受信された属性に基づいて事前構成された情報を含むメッセージテンプレートを作成する。別の実施例では、サーバ・アプリケーションは、標準化されたメッセージテンプレートを作成することができる。例えば、MMSメッセージングにおいて、メッセージテンプレートは、サーバ・アプリケーションにより作成され且つ本明細書で説明するようにESGフラグメントに埋め込まれた標準機能とすることができる。メッセージテンプレートに対応するこの情報は、例えば、ESGフラグメント・メタデータにおいて部分要素としてマッピングされる様々な情報の部分を含む、上記表及び図5に記載されたような属性とすることができる。サービスガイド又はESGフラグメントのメタデータに部分要素をマッピングすることにより、属性は、サービスガイド・スキーマの一部としてESGフラグメントのメタデータを満たし、或いは該メタデータ内に含めることができる。代替として、この属性は、ESGフラグメントにより参照される個別のファイルの形で送信することができる。ステップ503で、メッセージテンプレートに対応する属性を含むメタデータを有するESGフラグメントが加入者端末に配信される。
従って、この実施例では、サービスプロバイダは、番組用のビデオ及びオーディオストリーム、及び加入者端末側で同時に表示することができるインタラクション・サービスに関連した付随データ用のビデオ及びオーディオストリームのような放送番組を送信することができる。図7は、放送番組及びインタラクション・サービスに関連するデータをESGフラグメント及びメタデータを介して配信する一例を示すフローチャートである。この実施例では、ビデオ/オーディオストリーム及びインタラクション・サービスの両方を含む放送イベントが配信用として準備される(ステップ601)。サービスプロバイダは、番組又はイベント用のビデオ/オーディオストリームを送信する(ステップ602)。サービスプロバイダはまた、ESGフラグメント内のサービスガイド情報を送信する。ESGフラグメント・メタデータにおける部分要素としてマッピングされたインタラクティブサービス情報(ステップ603)もまた、サービスプロバイダから送信することができる。マッピングは、例えば、部分要素又は属性をサービスガイド又はXMLスキーマ内に埋め込むステップを含むことができる。例えば、SMSメッセージが送信されている場合、受信者又はメッセージ本文のコンテンツを示すパラメータ又は属性をサービスガイド・スキーマ(XMLスキーマ)又はESGフラグメントのメタデータに含めるか又はマッピングすることができる。代替として、このパラメータは、ESGフラグメントにより参照される個別のファイルの形で送信することができる。従って、1つの実施例では、図5に開示されたように、必要な情報が1又はそれ以上のESGメタデータ要素として追加され、ここでこの1又はそれ以上の要素は、受信端末で放送クライアントを起動させる指示子を含み、インタラクティブサービス情報の構文解析を行うことができる。例えば、インタラクティブサービス情報は、インタラクティブサービス提供物に関する情報を与えるHTMLファイルとすることができる。インタラクティブサービス提供物を含むファイルは、「インタラクション・ページ」と称することができる。
図7の実施例に示すように、イベント又は番組の視聴覚情報は、加入者端末604に表示することができる。加入者端末はまた、インタラクティブサービスに関連した事前構成テンプレートを表示することもできる(ステップ605)。ステップ605自体はオプションとすることができる。例えば、加入者は、宛先又はオプションを識別するコーディングに関連する詳細情報を認識することを必要とせずに、インタラクション・サービス要求の送信を起動することができる。インタラクティブサービスはまた、事前構成テンプレート又はメッセージテンプレートで同時に表示することができる。事前構成テンプレート又はメッセージテンプレートは、対応するESGフラグメント・メタデータの構文解析を行うことにより、加入者端末側で取得することができる。例えば、移動放送加入者は、メッセージテンプレートに関連する要素及び属性を含むESGフラグメントを受信することができる。加入者端末は、ESGフラグメントの構文解析を行って属性を識別することができる。例えば、SMSスキーマにおいてESGフラグメントを構文解析することにより、受信者(例えば、to_header)及びメッセージ本文を識別することができる。識別された属性に基づいて、SMSクライアントは、ESGフラグメントからこの識別された属性を含むようにSMSを構成することができる。加入者は、例えば、結果として得られるメッセージテンプレートに関するオプションを選択し、実際のSMSを送信することができる。
別の実施例では、MessagingInteractionPointerなどのポインタ要素を放送クライアント・アプリケーションで受信することができる。テンプレートのテキスト(XMLスキーム)を構文解析して取り出し、文字列としてクライアント・アプリケーションに渡すことができる。クライアントは、テンプレートスキームをXMLとして認識し、文字列から構文解析して属性を取り出すことができる。このような属性は、例えば、受信者又はメッセージ本文を含むことができる。次いで、クライアント・アプリケーションは、事前構成メッセージを作成することができる。事前構成されたメッセージはまた、送信前に必要に応じて加入者が修正することができる。
加入者端末は、サービスガイドに関連し且つ放送番組及び関連するインタラクティブサービスに対応する情報を含むESGフラグメントを受信することができる。図8は、本発明を具現化する加入者端末側でESGフラグメント情報及びメタデータを受信する実施例を示すフローチャートである。この実施例において、ESGフラグメント情報が受信される(ステップ701)。この情報は、番組のオーディオ及び/又はビデオストリームのような番組コンテンツを含むことができる。ESGフラグメントは、メッセージングテンプレートに対するESGフラグメントのメタデータにマッピングされた属性を識別又は指示するための要素を含むことができる。このような要素の一例として、MessagingInteractionPointer要素がある。加入者端末は、例えば、ESGフラグメントのメタデータ内のMessagingInteractionPointer要素のような要素の存在を検出して、データの構文解析を行い(ステップ702)、要素の中に含まれる情報を取得して、事前構成されたメッセージングテンプレートをコンパイルするための属性を特定する。例えば、SMSメッセージングテンプレートの場合、属性は、SMSメッセージを受信する受信者(To_header)及びメッセージのコンテンツ(messagebody)を定義するためのTo_header及びMessagebodyを含むことができる。この属性に基づいて、メッセージングテンプレートを加入者端末に表示することができる。
加入者は、受信された事前構成インタラクション・オプションに基づいてサービス提供物を選択する(ステップ703)ことにより、サービスと対話することができる。この実施例では、加入者は、メッセージングテンプレートを通じてオプションを選択することができる。結果として得られるプリミティブは、SMSクライアントに送信し、事前構成サービス要求を作成することができる(ステップ704)。幾つかの実施例では、加入者は更に、インタラクションの確認応答を行うことができる。例えば、加入者は、インタラクティブな入力として購入注文を出すことができ、更に、注文されたことを確認することもできる。また、幾つかの実施例では、サービス要求を配信することにより、返信メッセージ又は他の適切な応答を配信することができる(ステップ705)。
説明の目的として図8の方法の実施例が示される。「アメリカのアイドル」のようなテレビ番組がサービスプロバイダにより加入者端末に提供される。加入者又は視聴者が番組の出演者に投票することができるインタラクティブサービス提供物が番組「アメリカのアイドル」に関連付けられている。この実施例において番組を視聴者に送信する際に、少なくとも2種類のコンテンツ・ファイルを提供することができる。第1の種類のコンテンツ・ファイルは、番組「アメリカのアイドル」用のビデオ及びオーディオストリームである。加入者端末に提供される別の種類のコンテンツ・ファイルは、HTMLファイルなど、番組に関連するインタラクティブサービスに関する情報を提供するためのファイルである。この実施例では、視聴者は、自分のお気に入りの(又はあまり好きではない)出演者に投票して、その出演者を投票により番組から退場させる(又は番組に留める)ことによって、番組と対話する機会を有する。「インタラクション・ページ」と称することができるドキュメント・ページでインタラクション・サービスを提供することができる。このインタラクション・ページは、他の何らかの関連情報を提供するだけでなく、視聴者が出演者に対して投票を行うためのオプションを提供することができる。
加入者に提示される番組に関する情報は、様々な方法で配信することができる。1つの実施例において、番組「アメリカのアイドル」に対して「Reuben又はClayに投票」といった「宣伝」を設けることができる。この情報は、例えば、サービスガイドの一部として配信することができる。サービスガイドの一部として情報が提供された場合、加入者端末は、同様にサービスガイドで受信した付随する属性に基づいて情報の構文解析を行うことができる。この情報は、表示部上で情報を閲覧する加入者に対して表示することができる。従って、この情報は、必要に応じて実際の放送の一部として加入者に対し現れるようにすることができる。或いは、情報は、サービスガイドの一部としてではあるが、拡張パラメータを介してアクセスできる拡張フラグメントの形で配信することができる。拡張フラグメントにアクセスするための拡張パラメータの一例は、関連するESGフラグメントにより提供可能なExtensionURI(type AnyURI)を含む。この情報は、放送の配信に関連していつでも配信又は表示することができる。例えば、この情報は、放送と同時、或いは翌日(例えば、視聴者に「アメリカのアイドル」の投票が継続していることを思い出させる目的で)などの異なる時間に配信又は表示することができる。
番組「アメリカのアイドル」に対する宣伝のような番組情報配信の別の実施例において、番組情報は、放送の一部として配信することができる。例えば、放送自体のビデオ/オーディオストリームで番組情報を配信し、該番組情報が放送の一部として表示部に現れるようにすることができる。或いは、情報は、放送の一部ではあるが、個別のファイルの形で配信することもできる。例えば、情報は、放送とは別のHTMファイル化された形で配信することができ、放送と同時又は別の時間のいずれかに表示部上でユーザに表示することもできる。情報が別の時間に配信又は表示される場合、必要であれば、例えば異なる番組の放送中、又はコマーシャルもしくは宣伝の間に情報を表示してもよい。
この実施例における「アメリカのアイドル」の番組コンテンツは、加入者端末側で受信される。加入者端末はまた、メッセージテンプレートに関連する属性へのポインタを受信する。この属性は、対応するESGフラグメントに関連するメタデータにマッピングすることができる。例えば、ポインタは、ESGフラグメントのメタデータで属性を示すためのMessagingInteractionPointer要素とすることができ、このMessagingInteractionPointer要素は、メッセージングテンプレートを識別し特徴付けることができる。受信したESGフラグメントの情報はまた、メッセージヘッダ及び本文のデータ、又はメッセージのコンテンツを含むこともできる。加入者の受信機は、受信したESGフラグメントデータの構文解析を行って、メッセージテンプレートに対するポインタをESGフラグメントのメタデータ内の属性から取得することができる。メッセージテンプレートは、上記属性に基づいて加入者に表示することができる。1つの実施例において、メッセージテンプレートは、投票についてのオプション及びコスト情報を提供するものである。
加入者は、対応する選択手段を選択することにより一票を投じることができる。例えば、メッセージテンプレートは、ボタン、リンク、他のアイコン、又はこのようなボタン、リンク、又は他のアイコンのリストを含むことができ、加入者はこれらをクリックすることができる。所望のボタン又はリンクをクリックすることにより、選択した対応する個人又は出演者に対するプリミティブ及び投票の送信を行うことができる。
この実施例では、メッセージングテンプレートは、事前構成フォーマットの何らかの関連情報を含むことができる。例えば、インタラクション・ページはまた、所望の出演者に電子メールのファンレターを送信するオプションを設けることもできる。この実施例では、属性to_header及びsubject_headerを予め定義し、これによりクライアント・アプリケーションが、ポインタ要素MessagingInteractionPointer(e−mail)を含むESGフラグメント(すなわち番組のコンテンツ)を受信したときに、アプリケーションが電子メールクライアントに属性(例えば、To_header及びsubject_header)を提供できるようになり、該電子メールクライアントは、ユーザに対してメッセージ本文の書き込みを促すように開始することができる。
図8の方法の別の実施例において、ユーザは、移動装置用の着信音を購入することができる。この実施例では、サービスプロバイダは、ビデオ及び/又はオーディオデータ、並びにインタラクション・サービス(すなわち「インタラクション・ページ」)に関する情報を提供するファイルなど、番組情報を提供する。メッセージテンプレート用の属性に対するポインタを含むESGフラグメントが加入者端末で受信され、この属性は、ESGフラグメントのメタデータにマッピングすることができる。ポインタは、To_header(データの受信者を識別する)又はMessagebody(メッセージコンテンツを提供する)などの属性を指示するMessagingInteractionPointer要素とすることができる。この実施例では、ユーザは、着信音の注文を出すことができる。同様に、ユーザは、追加のセキュリティとして購入の確認又は確認応答を行うことができる。例えば、メッセージテンプレートは、ユーザが注文する意図がある旨の確認応答をする追加のインタフェース要求を提供することができ、該要求に対して、ユーザは、例えばアイコン又はリンクをクリックすることにより応答することができる。また、サービスプロバイダは次に、要求された着信音をユーザへ提供することができる。或いは、サービスプロバイダは、リンクを取り出すことができる場所を示すハイパーリンクを提供することができる。
配信するメッセージテンプレートの別の実施例において、番組の加入者又は視聴者は、番組の出演者に電子メールを送信することができる。この実施例では、「アメリカのアイドル」のような番組が視聴者に送信される。サービスガイド情報は、ESGフラグメントのメタデータにマッピングされたメッセージテンプレートに対応する属性を備えたESGフラグメントにおいて加入者に送信することができる。加入者端末は、ESGフラグメントの構文解析を行い、属性を識別し、更にインタラクション・ページのようなメッセージテンプレートを表示することができる。インタラクション・ページは、何らかの種類の関連オプションを提供することができる。この実施例では、オプションは、「アメリカのアイドル」の選択された出演者に電子メールを送信するオプションを含む。
この実施例において、to_header及びsubject_headerのような属性は、サービスプロバイダ側で予め定義することができる。例えば、subject_header属性は、「Reubenへのファンレターメール」と定義することができ、その結果、対応するオプションを選択することにより、件名に「Reubenへのファンレターメール」を備えた電子メールがReuben(番組の出演者)に送信されるようにすることができる。番組のコンテンツは、ESGフラグメントにおいてサービスプロバイダから加入者端末の視聴者に送信される。ESGフラグメントはまた、加入者端末に対する属性を識別するポインタ要素(例えば、messagingInteractionPointer(e−mail)要素)を含む。この実施例では、識別された属性は、to_header及びsubject_header(例えば、「Reubenへのファンレターメール」)とすることができる。対応するメッセージテンプレートが加入者端末に表示され、ファンレターメールを送信するオプションを提供する。次に、このオプションを選択することにより、添付ファイルその他を含むメッセージを書き込むように視聴者に促すことができる。
図9は、加入者端末でメッセージテンプレートを提供する1つの実施例を示すフローチャートである。この実施例において、ステップ802で、ESGフラグメントが加入者端末で受信される。ESGフラグメントはイベント又は番組に関連することができる。加入者端末はまた、ESGフラグメントに関連するインタラクション要素に対応するデータを受信する(ステップ803)。同様に、加入者端末は、ESGフラグメントに関連するポインタを対応するメッセージにおいて受信することができる(ステップ804)。加入者端末で受信したポインタに基づいて、加入者端末内のアプリケーションは、メッセージテンプレートを提供するための関連する属性を取得することができる。このメッセージテンプレートは、インタラクティブサービス提供物についてのオプションのリストを含むことができる。ステップ805で、システムは、インタラクティブサービス提供物に関するオプションのリストから加入者が選択したオプションを受信する。必要に応じて、オプションの選択に基づいて、システムは返信メッセージを提供することができる(ステップ806)。例えば、加入者が、テレビのゲーム番組の出演者に電子メールを送信したいと望む場合、加入者は、選択すべきオプションのリストからあるオプションを選択し、電子メールを作成して送信することができる。システムは、選択したオプションの処理を加入者に知らせることができるように返信メッセージを表示することにより、オプションの選択に応答することができる(ステップ806)。
従って、要約すると、サービスプロバイダから加入者端末に番組を提供することができるシステム及び方法が説明された。上記番組は、番組に関連するインタラクティブサービス用のメッセージテンプレートを加入者端末で表示するための属性を示すポインタ要素を含むものである。番組に関連するオーディオ又はビデオなどの番組コンテンツをESGフラグメントにおいて送信することができ、上記属性は、ESGフラグメントのメタデータにマッピングすることができる。メッセージテンプレートは、ユーザがインタラクションの種類を知る必要がなくなるように標準化される。メッセージテンプレートにおける所望のオプションを選択することにより、事前構成されたメッセージをサービスプロバイダに返すことができる。インタラクションの形式によっては、別のユーザ・インタラクションは必要でなくなる。例えば、インタラクションが、「アメリカのアイドル」のような生放送のゲーム番組の出演者に対する投票に関連したものである場合、加入者は、メッセージテンプレート上で所望の出演者に対応するオプションを選択することができる。加入者からの追加の入力は不要である。しかしながら、加入者が出演者への電子メールの送信も望む場合には、加入者は、電子メールオプション選択後にメッセージを入力することができる。
本発明の別の例示的な実施形態では、ポインタ要素及び属性情報と共に、ESGフラグメント内のイベント情報を加入者に提供することができる。従って、加入者は、インタラクション・サービスの提供と同時に番組又はイベント情報(例えば、番組コンテンツ)を受信することができる。このようにして、加入者は、閲覧しながら複数のイベント又は番組の個々のイベント又は番組に関連するインタラクション・サービスの可用性及び選択肢の通知を受けることができる。
本発明の別の実施形態例では、ESGフラグメント情報は、複数のアプリケーションにより利用することができる。この実施例では、ESGフラグメントは、イベントに関連するインタラクション・サービス提供物を与えるための伝送手段である。加入者が番組又はイベントを視聴している間に、ESGフラグメントの更新を通じて、メッセージテンプレート(例えば、属性又は部分要素)を提供するための情報を受信することができる。従って、加入者は、イベント又は番組を視聴しながら、メッセージテンプレートを提供するための情報及びメッセージテンプレートを提供するための情報に対する更新を受け取り、該メッセージテンプレートを表示することができる。
また、本発明の実施形態によれば、インタラクション・サービス提供物は、表示部の特定の選択領域に与えることができる。例えば、インタラクション・サービス提供物は、要求に応じて表示部の指定した領域のメッセージテンプレートにおいて表示することができる。表示部の指定領域は、ESGフラグメント情報内で定義することができ、或いは、元のコンテンツ・ストリームにより定義することができる。
本発明の別の例示的な実施形態では、メッセージテンプレートに関連する属性、要素及び/又は部分要素をマッピングするためのコンピュータ可読コードを含むコンピュータ可読媒体が提供される。メッセージテンプレートはイベント又は番組のインタラクティブサービス提供物に関連付けることができる。例えば、メッセージテンプレートは、加入者端末に表示することができ、加入者が選択するためのオプションのリストを提供することができる。
本発明は、本明細書で明示的に開示されたあらゆる新規の特徴又は特徴の組み合わせ或いはこれらのあらゆる一般化されたものを含む。本発明を実施する上で現在好ましい形態を含む具体的な実施例を参照しながら本発明を説明してきたが、当業者であれば理解されるように、上述のシステム及び技術の多くの変形形態及び置き換えが存在する。従って、本発明の精神及び範囲は、添付の請求項に記載されているように広く解釈すべきである。
Claims (40)
- インタラクション・サービスを含むイベントに関連する電子サービスガイド(ESG)フラグメントを送信するための送信機であって、前記送信機が、
送信用ESGフラグメントに含まれるべき前記イベントに関連するデータを受信するための入力部であって、前記データがメッセージテンプレートに関連するインタラクション・テンプレート要素を含み、前記メッセージテンプレートが前記イベントのインタラクション・サービスに関連するものである入力部と、
前記イベントに関連し且つメタデータを含むESGフラグメントを処理するためのプロセッサと、
前記イベントのインタラクション・サービスに関連する少なくとも1つの要素を前記ESGフラグメントのメタデータにマッピングするためのマッピングモジュールと、
前記ESGフラグメントを放送送信において配信するための出力部と、
を備える送信機。 - 前記インタラクション・テンプレート要素が、前記イベントのインタラクション・サービスに関連する前記少なくとも1つの要素を識別するためのポインタを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の送信機。 - 前記イベントのインタラクション・サービスに関連する前記少なくとも1つの要素が、前記メッセージテンプレートに関連する少なくとも1つの部分要素を含み、該少なくとも1つの部分要素が、前記イベントのインタラクション・サービスに対して要求するアプリケーションを示す、
ことを特徴とする請求項1に記載の送信機。 - 前記イベントのインタラクション・サービスに関連する前記少なくとも1つの要素が、前記メッセージテンプレートに関連する少なくとも1つの属性を含み、該少なくとも1つの属性が、前記イベントのインタラクション・サービスを要求するためにメッセージの受信者及びメッセージコンテンツのうちの一方を示す、
ことを特徴とする請求項1に記載の送信機。 - 前記イベントのインタラクション・サービスに関連する前記要素が、前記メッセージテンプレートに関連する少なくとも1つの属性を含み、該少なくとも1つの属性が、前記イベントのインタラクション・サービスを要求するために電子メールの受信者及び件名ヘッダのうちの一方を示す、
ことを特徴とする請求項1に記載の送信機。 - 電子サービスガイド(ESG)フラグメントを受信するための受信機であって、
前記ESGフラグメントをサービスプロバイダから受信するための入力部と、
受信される放送送信においてイベントに関する前記ESGフラグメント内の事前構成されたインタラクション要素を識別して、前記所定のインタラクション要素に基づいてメッセージテンプレートを作成するための構文解析モジュールと、
前記所定のインタラクション要素に基づいて前記メッセージテンプレートの情報フィールドをコンパイルするためのテンプレート・コンパイラと、
を備えることを特徴とする受信機。 - 前記所定のインタラクション要素がポインタを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の受信機。 - 前記ポインタが、前記ESGフラグメントに関連する受信される放送送信のイベントのインタラクション・サービスに関連する少なくとも1つの要素を識別し、前記ESGフラグメントがメタデータを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の受信機。 - 前記イベントのインタラクション・サービスに関連する前記少なくとも1つの要素が、前記メタデータにマッピングされる、
ことを特徴とする請求項8に記載の受信機。 - 前記所定のインタラクション要素が、イベントのインタラクション・サービスに関連する少なくとも1つの要素を示し、インタラクション・サービスに関連する前記少なくとも1つの要素が、少なくとも1つの部分要素を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の受信機。 - 前記少なくとも1つの部分要素が、前記イベントのインタラクション・サービスに対して要求するアプリケーションを示す、
ことを特徴とする請求項10に記載の受信機。 - 前記事前構成されたインタラクション要素が、イベントのインタラクション・サービスに関連する少なくとも1つの要素を示し、インタラクション・サービスに関連する前記少なくとも1つの要素が、少なくとも1つの属性を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の受信機。 - 前記メッセージテンプレートが前記少なくとも1つの属性に基づくものである、
ことを特徴とする請求項10に記載の受信機。 - 前記少なくとも1つの属性が、前記イベントのインタラクション・サービスを要求するためにメッセージの受信者及びメッセージコンテンツのうちの一方を示す、
ことを特徴とする請求項12に記載の受信機。 - イベントに関連するインタラクション・サービス提供物を与える方法であって、
加入者のインタラクション・コンポーネントを有する前記イベントに関連した情報であって、前記イベントのインタラクション・コンポーネントに関連したメッセージテンプレートに対応するデータを含む前記情報を取得するステップと、
前記イベントに関連する情報を、対応するメタデータを有する電子サービスガイド(ESG)フラグメントに構築するステップと、
前記イベントに関連したメッセージテンプレートに対応するデータを、前記ESGフラグメントに対応する前記メタデータにマッピングするステップと、
前記ESGフラグメントを放送送信で配信するステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記イベントがテレビ番組に関するものである、
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。 - 前記メッセージテンプレートに対応する前記データがポインタを含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。 - 前記ポインタが、受信される放送送信のイベントのインタラクション・サービスに関連する少なくとも1つの要素を識別する、
ことを特徴とする請求項17に記載の方法。 - 前記少なくとも1つの要素が、前記イベントのインタラクション・サービスに対して要求するアプリケーションを示す少なくとも1つの部分要素を含む、
ことを特徴とする請求項18に記載の方法。 - 前記少なくとも1つの要素が、前記イベントのインタラクション・サービスを要求するためにメッセージの受信者及びメッセージコンテンツのうちの一方を示す前記メッセージテンプレートに関連する少なくとも1つの属性を含む、
ことを特徴とする請求項18に記載の方法。 - 前記イベントのインタラクション・コンポーネントは、前記メッセージテンプレートを通じた受信する加入者入力を含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。 - 受信機と、表示部と、メモリと、プロセッサとを備えた装置であって、
(1)前記受信機により受信された放送ストリームから番組コンテンツを表示するステップと、
(2)前記放送ストリームに関連する1又はそれ以上の電子サービスガイド(ESG)フラグメントから、前記装置のユーザが前記番組コンテンツに付属のエンティティと対話することを可能にするインタラクション・テンプレートに関する情報を抽出するステップと、
(3)前記番組コンテンツと共に前記インタラクション・テンプレートに関する情報を表示するステップと、
(4)前記インタラクション・テンプレートに関するユーザ入力を受信するステップと、
(5)ユーザ入力に対応する前記インタラクション・テンプレートを前記エンティティに送信するステップと、
を実行するように構成されていることを特徴とする装置。 - 前記ユーザ入力に対応する前記インタラクション・テンプレートを前記エンティティに送信するためのセルラ・ネットワーク・インタフェースを更に備える、
ことを特徴とする請求項22に記載の装置。 - 前記インタラクション・テンプレートに関する情報が、前記ESGフラグメントから抽出した前記情報に基づいて、予め定義された表示領域上に表示される、
ことを特徴とする請求項22に記載の装置。 - イベントに関連するインタラクション・サービス提供物を与える方法であって、
イベントのビデオストリーム又はオーディオストリームを含むコンテンツ・ファイルを送信するステップと、
前記イベントに関連付けられるデータであって、前記イベントのインタラクション・サービスに関連するメッセージテンプレートに関連したインタラクション・テンプレート要素を含む前記データを提供するステップと、
前記ビデオ又はオーディオデータストリームの電子サービスガイド(ESG)フラグメントにおいて前記メッセージテンプレートを送信するステップと、
前記ビデオ又はオーディオデータストリームを受信する装置から、前記メッセージテンプレートを介して加入者入力を受信するステップと、
を含む方法。 - 前記メッセージテンプレートが、前記ESGフラグメント内のポインタに関連する、
ことを特徴とする請求項25に記載の方法。 - 前記メッセージテンプレートが、前記ESGフラグメントのメタデータ内の少なくとも1つの部分要素と少なくとも1つの属性とのうちの少なくとも一方に関連する、
ことを特徴とする請求項25に記載の方法。 - 前記少なくとも1つの部分要素は、前記受信する装置が前記メッセージテンプレートを介して加入者の入力を送信するためのアプリケーションを示す、
ことを特徴とする請求項27に記載の方法。 - 前記少なくとも1つの属性が、メッセージの受信者及びメッセージコンテンツのうちの一方を示す、
ことを特徴とする請求項27に記載の方法。 - イベントに関連するインタラクション・サービス提供物を受信する方法であって、
インタラクション・サービス・コンポーネントを有する前記イベントに関連し、且つ対応するメタデータを有する電子サービスガイド(ESG)フラグメントを受信するステップと、
前記イベントのインタラクション・サービス・コンポーネントに関連する事前構成されたメッセージテンプレートに対応し、且つ前記ESGフラグメントに対応する前記メタデータ内に存在する要素を特定するステップと、
前記要素に基づいて前記事前構成されたメッセージテンプレートをコンパイルするステップと、
を含む方法。 - 前記要素が、メッセージの受信者及びメッセージコンテンツのうちの一方を示す属性を含む、
ことを特徴とする請求項30に記載の方法。 - 前記要素が、電子メールの受信者及び件名ヘッダのうちの一方を示す属性を含む、
ことを特徴とする請求項30に記載の方法。 - 前記事前構成されたメッセージテンプレートに関する情報を表示するステップを更に含み、前記事前構成されたメッセージテンプレートに関する情報が、オプションのリストを含む、
ことを特徴とする請求項30に記載の方法。 - 前記特定するステップが、
前記ESGフラグメントを構文解析するステップと、
前記構文解析に基づいてポインタ要素及び関連する属性を取得するステップと、
前記ポインタ要素及び関連する要素に基づいて所定のインタラクション・サービス提供物をコンパイルするステップと、
を含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。 - 前記要素が、前記ESGフラグメントに対応するメタデータにマッピングされる、
ことを特徴とする請求項34に記載の方法。 - コンピュータ実行可能命令が具現化されたコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ実行可能命令が、
インタラクション・サービス・コンポーネントを有する前記イベントに関連し、且つ対応するメタデータを有する電子サービスガイド(ESG)フラグメントを受信するステップと、
前記イベントのインタラクション・サービス・コンポーネントに関連する事前構成されたメッセージテンプレートに対応し、且つ前記ESGフラグメントに対応する前記メタデータ内に存在する要素を特定するステップと、
前記要素に基づいて前記事前構成されたメッセージテンプレートをコンパイルするステップと、
を実行する、
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。 - 前記事前構成されたメッセージテンプレートに関する情報を表示するための別のコンピュータ実行可能命令を更に含み、前記事前構成されたメッセージテンプレートに関する情報がオプションのリストを含む、
ことを特徴とする請求項36に記載のコンピュータプログラム製品。 - 前記特定するステップが、
前記ESGフラグメントを構文解析するステップと、
前記構文解析に基づいてポインタ要素及び関連する属性を取得するステップと、
前記ポインタ要素及び関連する要素に基づいて所定のインタラクション・サービス提供物をコンパイルするステップと、
を含むことを特徴とする請求項36に記載のコンピュータプログラム製品。 - 前記要素が、前記ESGフラグメントに対応するメタデータにマッピングされる、
ことを特徴とする請求項38に記載のコンピュータプログラム製品。 - コンピュータ実行可能命令が具現化されたコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ実行可能命令が、
加入者のインタラクション・コンポーネントを有する前記イベントに関連した情報であって、前記イベントのインタラクション・コンポーネントに関連したメッセージテンプレートに対応するデータを含む情報を取得するステップと、
前記イベントに関連する情報を、対応するメタデータを有する電子サービスガイド(ESG)フラグメントに構築するステップと、
前記イベントに関連したメッセージテンプレートに対応するデータを、前記ESGフラグメントに対応する前記メタデータにマッピングするステップと、
前記ESGフラグメントを放送送信で配信するステップと、
を実行することを特徴とするコンピュータプログラム製品。
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