JP2009500986A - マージンおよび帯域の適応制御 - Google Patents

マージンおよび帯域の適応制御 Download PDF

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Abstract

電力、帯域使用およびマージンに関係するDSLシステムパラメータの構成、または他の方法による制御は収集する運用データに基づく。既知の構成および/またはプロファイルの下で動作する少なくとも1つのDSLシステムから運用データを収集する。結合装置レベル情報に基づき、目標プロファイルを選択する。収集した運用データを分析し、変化するプロファイルに関する適用可能な遷移ルールを含むDSLシステム構成の目標プロファイルへの変更条件を評価する。条件が決まれば、次いでDSLシステムに目標プロファイルにより動作することを指令する。結合装置レベル情報は実施点情報、トポロジ情報、および/または漏話結合情報を含むことができる。制御するパラメータは、1つ以上のスペクトラム平衡法を使用して選択する値を有することができる。このようなスペクトラム平衡法をまれに実行することができ、このようなスペクトラム平衡法は利用可能な全ての結合装置レベル情報を使用することができる。

Description

本発明は、全般的にデジタル通信システムを管理する方法、システムおよび装置に関する。より詳細には、本発明は種々の伝送パラメータの適応制御に関し、伝送パラメータはDSLシステムなどの通信システムにおける最大送信電力スペクトル密度、最大総送信電力、伝送帯域の選択、最小および最大受信機マージン、周波数依存ビットローディング並びに電力制御および/またはビットローディング制限を含むが、以上に限定されない。
[関連出願の相互参照]
本願は、2004年7月19日出願の米国特許出願第10/893,826号(代理人整理番号第0101−p04)「マージンおよび帯域の適応制御」の一部継続であり、米国特許法第119(e)条の下に2003年12月7日出願の米国特許仮出願第60/527,853号(代理人整理番号第0101−p01p)「通信システムの動的管理」の優先権の利益を主張するものであり、その開示を全てあらゆる目的のために参照により本明細書に組み込む。
本願は、米国特許法第119(e)条の下に以下の、
2005年7月10日出願の米国特許仮出願第60/698,113号(代理人整理番号第0101−p28p)「DSLシステム」および
2005年10月4日出願の米国特許仮出願第60/723,415号(代理人整理番号第0101−p29p)「DSLシステム」
の優先権の利益を主張し、以上の開示を全てあらゆる目的のために参照により本明細書に組み込む。
[連邦政府が後援する研究または開発に関する申告]
なし。
[一連のリスト、表、またはコンパクトディスクの添付をリストするコンピュータプログラムの参照]
なし。
デジタル加入者回線(digital subscriber line、DSL)技術は、既存の電話加入者回線(ループおよび/または銅設備と称する)を経てデジタル通信のために潜在的に広い帯域幅を提供する。音声帯域アナログ通信のみのためのその元々の設計にもかかわらず、電話加入者回線はこの帯域幅を提供することができる。特に、ビット数を各トーン(またはサブキャリヤ)に割り当てる個別複数トーン(discrete multitone、DMT)回線符号を使用することにより、非対称DSL(asymmetric DSL、ADSL)は加入者回線特性に適応することができ、加入者回線の各終端におけるモデム(典型的に送信機および受信機双方として機能する送受信機)の調整および初期化中に判断するチャネル状態に、ビット数を適応させることができる。確実で、比較的低速の戻りチャネルを使用して送信機に割り当ての変更を通報する「ビット交換」と称することが多い処理を使用して、時間と共に変化するチャネルまたは回線における実データ伝送中に適応割り当てを継続することができる。
インパルス雑音、その他の雑音およびその他の誤りのソースは、DSLおよびその他の通信システムが送信するデータの精度に重要な影響を与えることがある。伝送中のこのような誤りがデータに及ぼす障害を削減、回避および/または修復するために、種々の技術が開発されている。これらの誤り削減/回避/修復技術はそれを使用する通信システムに実行コストを伴う。当技術分野でよく知られるように、不適切な送信電力レベルは誤りに繋がるが、これは送信電力が所与のチャネルにおける雑音およびその他の干渉を克服するのに十分でないからである。これらの誤りはデータの損失および/または時に複数回のデータを再送信しなければならないことに繋がる。このような誤りを防止するために、システムは余分の送信電力を利用し、余分の送信電力は受容可能な誤り率の遵守を保証する既知または計算された信号対雑音比(singal−to−noise ratio、SNR)を上回るマージンとなる。
一方、過剰に高い送信電力レベルは他の問題に繋がる。例えば、必要レベル以上の送信電力の使用は、通信システムをさらに高価に運用し、全てのユーザに損害となることを意味する。加えて、1つ以上の回線の過剰送信電力の使用は近接回線に大きな漏話問題および干渉を生むことがある。漏話は同一または隣接結合装置を共有する回線間で電磁気的に伝達する望まない干渉および/または信号雑音である。漏話は遠端漏話(far−end crosstalk、FEXT)または近端漏話(near−end crosstalk、NEXT)のように類別することができる。FEXTは種々の長さを持つ一定のループ構成において特に有害である。1つのこのような状況は、第1のDSLサービス(例えば、DSLループまたは回線)を中央局(central office、CO)から行い、第2のDSLサービスを遠隔端末(remote terminal、RT)、サービス・アクセス・インタフェース(service access interface、SAI)、光ネットワーク装置(optical network unit、ONU)、基線またはCOの外部の任意の他の位置から行う場合である。このような状況では、COから行うサービスによるFEXTはCOでない位置から行うサービスにかなりの劣化を引き起こすことがある。短い回線が比較的長い回線の受信機に強い干渉を起こすことがある場合、短から中程度のループ長に、別のFEXTの大きな状況が生じる。長さの異なるループにおいてVDSLサービスを行う場合、1つのこのような状況が生じるが、その場合FEXT漏話干渉は特にアップストリーム方向において強いことがある。ダウンストリームとアップストリーム方向の送信に使用する帯域間にある重複があるか、またはダウンストリーム送信機からアップストリーム受信機へ、またはその逆に信号リークがあるDSL構成に、NEXTは障害の影響を及ぼすことがある。
変化するDSL環境および運用状況に動的に送信電力マージン(単数または複数)、電力スペクトル密度、および同類をユーザが調節し、適応することを可能にするシステム、デバイス、方法および技術はDSL運用の分野における重要な進歩を表すであろう。その上、個々のエンティティがDSL環境および運用で使用する電力、マージンなどの監視および評価はユーザの動作および装置を支援、誘導および(ある場合には)制御することができ、同様にDSL運用の分野における重要な進歩を表すであろう。
電力、帯域使用およびマージンに関係するDSLシステムパラメータの構成、またはその他の方法による制御は収集する運用データに基づく。既知の構成および/またはプロファイルの下で動作する少なくとも1つのDSLシステムに対する運用データを収集する。結合装置レベル情報に基づき、目標プロファイルを選択する。収集した運用データを分析し、プロファイルの変更に関する適用可能な遷移ルールを含む、DSLシステム構成を目標プロファイルに変更する条件を評価する。条件が決まれば、次いで目標プロファイルにより動作することをDSLシステムに指令する。結合装置レベル情報は実施点情報、トポロジ情報、および/または漏話結合情報を含むことができる。収集する運用データは、ビットローディング手順、DSLサービス優先度およびその他などの、報告されるモデムパラメータおよび/または利用可能なモデム能力を含むことができる。制御するパラメータは、1つ以上のスペクトラム平衡法を使用して選択する値を有することができる。このようなスペクトラム平衡法をまれに実行することができ、このようなスペクトラム平衡法は利用可能な全ての結合装置レベル情報および/または収集する運用情報を使用することができる。
本発明の実施形態は以上で参照した方法を実行、および/または実施するように構成する装置および他のデバイスを含む。例えば、コントローラ、DSMセンタ、「スマート」モデム、DSL最適化装置、スペクトラム管理センタ(Spectrum Management Center、SMC)、コンピュータシステムおよび同類が、本発明による方法を実行することができる。その上また、これらの方法を実行するコンピュータプログラム製品を開示する。
本発明のさらなる詳細および利点は以下の「発明を実施するための最良の形態」および関連する図面において提示される。
本発明は添付する図面と共に以下の詳細な説明により容易に理解されようが、図面では同じ参照番号は同じ構成要素を示す。
以下の「発明を実施するための最良の形態」では1つ以上の本発明の実施形態を参照することとするが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。それより、最良の形態はただ例示的であることを意図する。本発明はこれらの例示的実施形態を超えるので、図に関して本明細書で提示する詳細な説明は、説明する目的で提示するものであることを当業者は容易に認識するであろう。
本明細書で提示する明細は例示を目的とし、本発明は任意の1つの例より広範であることを記憶すべきである。それ故、本発明を可能で、許される限り広範に解釈すべきである。
一般に本発明の実施形態を、コントローラ(例えば、DSLAMまたはDSLアクセスノードまたはその他のネットワーク要素に埋め込むか、または埋め込まなくてもよいコンピュータシステム、または制御プロセッサ、「スマート」モデム、動的スペクトラム管理装置、DSL最適化装置、スペクトラム管理センタ(SMC)、および/またはこの分野に関係する出版物およびその他の文献に記述される動的スペクトラム管理センタ(Dynamic Spectrum Management Center(DSMセンタ)、または任意のその他の適する制御デバイスおよび/またはコンピュータシステムを含むエンティティ)を有するDSLシステムの動作と共に記述することにする。本明細書において用語「コントローラ」を使用する場合、任意のまたは全てのこれら、または任意のその他の適する制御手段を意味することを意図する。コントローラは、下記の機能を実行する単一装置、またはコンピュータを実装するシステムである構成要素の組み合わせ、デバイスまたはデバイスの組み合わせでありうる。
本開示を読んだ後に当業者が認識するであろうように、当業者に既知の種々のDSLおよびその他の通信システムにおいて、本発明の実施形態は動作するようにすることができる。本発明の1つ以上の実施形態を使用して通信システムを管理する動的スペクトラム管理装置またはその他のコントローラは、サービスプロバイダおよび/または運用会社(幾つかの場合ではCLEC、ILECまたはその他のサービスプロバイダでありうる)、またはシステム運用会社(単数または複数)とは部分的にまたは完全に独立の関係者でありうる。
一般に、静的に設定するよりむしろさらに多くのパラメータをDSLシステムにおいて監視し、調整可能である場合、性能を劇的に改良することができることが多い(例えば、より速いデータ速度を実現することができ、さらに多くのユーザにサービスを提供することができ、電力をより少なく消費することができるなどである)。即ち、回線またはチャネルについての性能履歴およびその他の情報の関数としてシステム設定を適応的に行えば、システム運用に対する適応的変更によりデータ速度およびユーザへのその他のサービスを改良することができる。本発明の実施形態によるシステムは、より多くの入力を受け入れ、分析し、本質的に回線性能に関する多くの他の観測パラメータおよび履歴の観測および処理に基づく幾つかのパラメータの動的関数になり、この分野における重要な改良を構築する。
漏話干渉を含む種々のタイプの性能上の問題を削減するために、多くのシステムは所与のシステム内においてデータを送信する送信機が使用することができる電力を制限する。伝送システムのマージンは、所望の性能(例えば、システムのビット誤り率閾値、即ちBER(bit error rate))の達成に必要な最小電力に対する送信電力レベル(典型的にdBで表す)である。基本的目標は雑音が起こす誤り、および干渉が起こす誤りを克服し、および/またはこれらを補償するのに十分な電力を使用し、一方過大な送信電力レベルが誘因となり起こりうる問題を削減する伝送に必要とする電力を最小にすることである。一方多くの場合、装置製造会社およびシステム運用会社並びにその他は、速いデータ速度を提供し、漏話のような起こりうる問題の対処への簡単な手法を取るようにするために、このような(過剰マージンに繋がる)過剰電力を使用する。
本発明はDSL回線特性に関する情報(例えば、運用データ、DSLモデムの能力知見など)を使用して、電力適応システムおよび方法における受容可能な問題/干渉回避、緩和、削減などおよびデータ速度をより入念に評価する。このより入念な評価により、利用可能な情報および/または運用データを分析し、次いでモデムを調整し、受容可能なデータ伝送に十分な電力を提供するであろう送信電力レベル(および従ってマージン)において動作するようにモデムを設定し、一方一ユーザの回線から電磁的に放射する漏話が他のユーザ回線に及ぼしうる有害な影響を最少にする。より詳細には、本発明の実施形態はマージン関係、および/または電力関係パラメータを生成し、マージン関係、および/または電力に関係するような1つ以上のパラメータを使用するようにモデム対の少なくとも1つのモデムに指令し、モデム対が所与のマージン目標を満たし、および/または他のモデム対における放射漏話を削減するのを支援することができる。ITU−TG.997.1(G.ploam)推奨において定義されるように、「マージン関係パラメータ」は回線構成パラメータおよびチャネル構成パラメータを含むことができる(が、以上に必ずしも限定されない)。ATIS動的スペクトラム管理技術報告草案、NIPP−NAI−028R2において定義されるように、マージン関係パラメータはまた制御を含むことができる。最後にマージン関係パラメータは、トーン毎の目標SNRマージン、トーン毎のビットキャップ、マージン・キャップ・モード、PREFBANDおよびその他などの制御を含むことができる。
本発明の実施形態で、電力、帯域使用およびマージンに関係するDSLシステムパラメータの構成および/またはその他の制御は収集する運用データに基づく。1つ以上の現行および/または既知の構成(プロファイルとも称する)により動作する1つ以上のDSLシステムから、運用データを収集し、運用データは回線障害パラメータ、回線インベントリパラメータ、回線/チャネル/データ経路性能監視パラメータ、回線/チャネル試験、診断および状態パラメータなどの報告されるパラメータ値を含むことができる。運用データは、またビットローディング手順、モデムサービス優先度、モデムの一定のルールおよびその他の遵守を含む報告、指示、通知される、またはそれ以外の既知のモデム能力を含むことができる。結合装置レベル情報に基づき(例えば、結合装置レベル情報に基づき可能なプロファイルセットから)、目標および/または可能性のあるプロファイルを選択する。収集運用データを分析し、DSLシステム構成を目標プロファイルに変更する条件を評価する。条件が決まれば(即ち、例えば収集運用データ、プロファイル遷移ルールなどに照らして目標プロファイルが利用可能であれば)、次いで目標プロファイルにより動作することをDSLシステムに指令する。条件を評価する処理は複数の目標プロファイルに対して繰り返すことができる。本発明の実施形態はADSL1、ADSL2、ADSL2+、VDSL1、VDSL2およびその他のタイプのDSLシステムおよび装置と共に使用することができる。
一般のインターネット検索エンジン、地理情報システム(Geographic Information System、GIS)データベース、DSMセンタデータベース、または任意のその他の適するソースで一般に利用することができるものを含む運用サポートシステム、線路マップデータベース、トポロジ情報データベースなどのサービス・プロバイダ・システムまたはネットワーク運用会社から、コントローラはまた結合装置レベル情報を収集することができる。結合装置レベル情報は実施点情報、トポロジ情報、および/または漏話結合情報を含むことができる。収集するパラメータは、種々のDSLシステムが使用するMAXNOMPSDまたはMAXNOMATPなどのPSD関係または電力関係値を含むことができる。幾つかの実施形態で、制御するパラメータは伝送に使用する形成スペクトラムマスクおよび/またはモデム間伝送に使用する周波数のビットローディングにおけるキャップまたは制限でありうる。幾つかの場合、好ましい帯域を課し、ある周波数を好む、および/または回避することをモデムに指示することができる。
運用データは以前のDSLシステム性能に関係する履歴データを含むことができる。履歴データをデータベース、ライブラリなどにおいて維持することができる。運用データは、DSLシステムが動作するより広いシステム、例えば1つ以上のMIBまたはその他のデータソースから収集するデータをさらに含むことができる。DSLシステム自体の内部および/または外部通信手段により、運用データをコントローラに送信することができる。評価することができる幾つかの他のタイプの運用データは、DSLシステムおよびその隣接DSLシステムのデータ速度、最大達成可能データ速度、マージン、符号違反およびFEC訂正に関するデータを含む。追加運用データは、モデム能力またはモデムの特徴またはモデム運用モードの指示を含むことができる。「ハンドシェーク」などのDSLモデムの初期化中の種々の段階で、モデムはこのような指示を報告することができる(ITU−T推奨G.994.1またはG.HSにおいて説明されるように)。モデムの敷設運用チャネルを経て送信し、ITU−T推奨G.997.1(G.PLOAMとしても知られる)において定義されるようなインタフェースを経てネットワーク管理システムまたはスペクトラム管理センタに報告されるメッセージにより通常のモデム運用中(「ショウタイム」)に、このような指示を提供することができる。あるいは、(装置製造会社、チップセット製造会社、ファームウェアバージョン、シリーズ番号およびその他により特定する)種々のモデムタイプのモデム能力は、データベース、ライブラリなどから知ることができる。制御するパラメータは、既知のスペクトラム平衡法を通じて選択する値を有することができる。幾つかの実施形態では、このような方法は都合よくまれに実行され、このような方法は利用可能な全ての結合装置レベル情報を使用する。
図1Aは当業者にはよく知られる、本発明の実施形態が使用することができる、G.977.1規格(G.ploamとしても既知)による参照モデルシステムを示す。スプリッタを含むことができるか、または含まなくともよい、ADSL1(G.992.1)、ADSL‐Lite(G.992.2)、ADSL2(G.992.3)、ADSL2‐LiteG.992.4、ADSL2+(G.992.5)およびG.993.2VDSL2規格などの種々の規格を満たす全てのADSLシステムに、このモデルを適用する。このモデルは、またG.993.1VDSL1規格、並びにG.991.1およびG.991.2SHDSL規格、および結合を持つ、および持たない任意のDSLシステムに適用することができる。このモデルは当業者にはよく知られる。
G.997.1規格は、G.997.1において定義される明確な敷設運用チャネル(embedded operation channel、EOC)に基づくDSL伝送システムの物理層管理およびG.99x規格において定義される指示ビットおよびEOCメッセージの使用を指定する。その上、G.997.1は構成、障害および性能管理のためのネットワーク管理要素の内容を指定する。これらの機能の実行において、システムはアクセスノード(access node,AN)において利用可能な(性能データを含む)種々の運用データを使用する。
図1Aで、(「顧客宅内装置(Ccustomer premises equipment、即ちCPE)」とも時に称する)ユーザ端末装置110をホームネットワーク112に連結し、ホームネットワークを次にネットワーク終端装置(network terminatio unit、NT)120に連結する。NT120はATU‐R122(例えば、ADSL規格の1つが定義する送受信機)または任意のその他の適するネットワーク終端モデム、送受信機またはその他の通信装置を含む。NT120は、また管理エンティティ(management entity、ME)124を含む。ME124は、任意の適用可能な規格および/またはその他の標準が要求するように実行することができるマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、またはファームウェアまたはハードウェアにおける回路状態マシーンなどの、任意の適するハードウェアデバイスでありうる。ME124は、就中運用データを収集し、そのMIBに格納するが、MIBは各MEが維持する情報データベースであり、MIBにはSNMP(Simple Network Management Protocol、簡単なネットワーク管理プロトコル)、即ち管理者コンソール/プログラムに提供する情報をネットワークデバイスからまたはTL1命令を介して集めるのに使用する管理プロトコルなどのネットワーク管理プロトコルを介してアクセスすることができ、TL1は通信ネットワーク要素間の応答および命令をプログラムするのに使用する、長らく確立されたコマンド言語である。
システムにおける各ATU‐RをCOまたはその他の中央位置のATU‐Cに連結する。図1Aでは、ATU‐C142はCO146のアクセスノード(AN)140に位置する。ME144も同様にATU‐C142に関する運用データのMIBを維持する。当業者が認識するであろうように、AN140を広帯域ネットワーク170またはその他のネットワークに連結することができる。ATU‐R122およびATU‐C142をループ130が共に連結するが、ループ130はADSLの場合典型的に他の通信サービスをも担う電話撚り対線である。
図1Aに示す幾つかのインタフェースを運用データの判断、収集に使用する。Q‐インタフェース155は運用会社のネットワーク管理システム(Network Management System、NMS)150とAN140のME144との間のインタフェースを提供する。このようなNMSはその中にDSMセンタ、DSL最適化装置、または本発明におけるタイプの任意のその他の制御エンティティを含むか、または以上の制御エンティティなどに接続することができる。G.997.1規格はQ‐インタフェース155において適用するパラメータを指定する。ME144においてサポートする近端パラメータはATU‐C142から導出するが、ATU‐R122からの遠端パラメータはU‐インタフェースを経る2つのインタフェースのいずれかにより導出することができる。敷設チャネル132を使用して送信し、PMD層において提供する、指示ビットおよびEOCメッセージを使用して、ME144において必要なATU‐R122パラメータを生成することができる。あるいはME144が必要とする場合、運用、管理および保守(oprerations、administration and maintenance、OAM)チャネルおよび適するプロトコルを使用して、ATU‐R122からパラメータを取り出すことができる。同様に、ATU‐C142からの遠端パラメータはU‐インタフェースを経る2つのインタフェースのいずれかにより導出することができる。PMD層において提供する、指示ビットおよびEOCメッセージを使用して、NT120のME122において必要なATU‐C142パラメータを生成することができる。あるいはME124が必要とする場合、OAMチャネルおよび適するプロトコルを使用して、ATU‐C142からパラメータを取り出すことができる。
U‐インタフェース(これは本質的にループ130である)には、ATU‐C142(U‐Cインタフェース157)に1つ、およびATU‐R122(U‐Rインタフェース158)に1つの2つの管理インタフェースがある。インタフェース157は、ATU‐R122がU‐インタフェース130を経て取り出すATU‐C近端パラメータを提供する。同様にインタフェース158は、ATU‐C142がU‐インタフェース130を経て取り出すATU‐R近端パラメータを提供する。適用するパラメータは、使用する送受信機規格(例えば、G.992.1またはG.992.2)に依存することがある。G.997.1規格はU‐インタフェースを横切る選択可能なOAM通信チャネルを指定する。このチャネルを実装すれば、ATU‐CとATU‐Rとの対は物理層OAMメッセージの伝送にそのチャネルを使用することができる。従って、このようなシステムの送受信機122,142はそのそれぞれのMIBに維持する種々の運用データを共有する。
DSL管理装置、コントローラ、DSMセンタ、DSL最適化装置などはアクセスノードまたはDSLAMの重要な部分である。制御機能はDSLAMなどのネットワーク要素に(例えばその制御プロセッサに)組み込むことができるか、または個別の管理要素に存在することができる。DSLAMの制御プロセッサは幾つかの「スマート」モデムを制御することができる。
物理層管理の別のインタフェースを図1Bに示すが、この図はDSLフォーラム技術報告TR−069の位置決め図をベースとして使用する補強DSLシステム102を図示する。図1Bは1つ以上のCPE側デバイス110を含み、CPE側デバイスはLAN112によりCPEモデムまたはその他のDSLデバイス122に連結することができる。撚り対線またはその他の適するDSL接続130により、モデム122をDSLAMまたはその他のアップストリームDSLデバイス130に連結する。DSL管理装置310/365(例えば、コントローラ、DSL管理エンティティ、DSL最適化装置、DSMセンタ、制御ソフトウェアなど)を、例えば地域広帯域ネットワークを通じてDSLAM142に連結する。DSL管理装置310/365は、その構成要素として自動構成サーバおよびサービス構成管理装置を含むことができ、1つ以上の「南行き」即ちダウンストリームインタフェースを有することができる。図1Bで、一方南行きインタフェース132,134はCPEDSLデバイス122およびDSLAM142にDSL管理装置310/365を連結する。以下においてより詳細に考察するように、本発明の実施形態によるその他のインタフェースが可能である。
当業者によく知られる、1998年3月のADSLフォーラムの「ADSLネットワーク要素管理」と題するDSLフォーラム技術報告TR‐005に、DSL NMSに関するより多くの情報を見ることができる。また以上に注記するように、2004年5月の「CPE WAN管理プロトコル」と題するDSLフォーラムDSLフォーラムTR‐069は当業者によく知られる。最後に、2004年5月の「LAN‐側DSL CPE構成仕様」と題するDSLフォーラム技術報告TR‐064は当業者によく知られる。これらの文献はCPE側管理のための種々の状況を提示する。ITU−T規格G.993.1(時に「VDSL1」と呼ぶ)およびITU−T規格G.993.2(時に「VDSL2」と呼ぶ)、並びに幾つかの進行中のDSLフォーラム作業テキストにVDSLに関するより多くの情報を見ることができ、これらの全ては当業者によく知られる。「VDSLネットワーク要素管理」(2003年2月)と題するDSLフォーラム技術報告TR‐057(正式にはWT−068v5)および「NMSインタフェース機能要求へのFS−VDSL EMS」(2004年3月)と題する技術報告TR‐065および「TR−069が可能にするデバイスのためのデータモデルテンプレート」と題する技術報告TR‐106、並びにVDSL1およびVDSL2MIB要素のためのITU−T規格G.997.1の改訂、またはATIS北米の動的スペクトラム管理技術報告草案、NIPP‐NAI‐2006‐028R2において、追加情報が利用可能である。「試験および相互運用性:ADSL2/ADSL2プラス機能試験計画」と題するDSLフォーラム作業テキスト草案WT−105および「試験および相互運用性:ADSL2機能試験計画」と題するWT−115および「DSLホーム技術:TR−069実装指針」と題するWT−121およびDSLフォーラム技術報告TR‐098「TR−069のためのDSLホーム(商標)ゲートウェイデバイス1.1版データモデル」にさらなる情報を見ることができる。
当業者が認識するであろうように、これらの文献に記載されるパラメータの少なくとも幾つかを本発明の実施形態と共に使用することができる。その上、システム記述の少なくとも幾つかは本発明の実施形態に同様に適用できる。DSLNMSから利用可能な種々のタイプの運用データを以上の文献に見ることができ、その他は当業者に既知でありうる。
幾つかの送受信機対が動作する、および/または利用可能である、DSL設備の典型的トポロジでは、各加入者ループの一部は複数対結合装置(即ち束)内で他のユーザのループと並存する。顧客宅内装置(Customer Premises Equipment、CPE)に非常に近い基線の後、ループはドロップワイヤの形式を取り、束から出る。それ故、加入者ループは2つの異なる環境を通過する。ループの一部は結合装置内に位置することができ、ここではループは時に外部の電磁的干渉からシールドされるが、漏話を受ける。基線の後、ドロップワイヤは漏話に影響されないことが多いが、これはドロップワイヤが大部分のドロップワイヤのための他のアクティブな対線から遠いからであるが、伝送はまた電磁的干渉によりより大きく障害を受けるが、これはドロップワイヤがシールドされていないからである。多くのドロップワイヤはその中に2本から8本の撚り対線を有し、家庭への複数サービスか、またはこれらの回線を束ねる(単一サービスの多重化および多重化解除)状況では、さらなる実質的な漏話がドロップ部のこれらの回線間に生じうる。
本発明の実施形態を使用することができる、汎用で例示的DSLの実施シナリオを図2に示す。総計(L+M)のユーザ291、292の全加入者ループは少なくとも1つの共通結合装置を通過する。図2のループは凡そ同一長さのように示されるが、所与のシステムのループは長さが変化するものであり、幾つかの場合では大きく長さが変化するものであろうことがより多くありうる。各ユーザを中央局210、220に専用線を通じて接続する。一方、各加入者ループは種々の環境および媒体を通過するであろう。図2で、Lユーザ291を光ファイバ213と銅の撚り対線217の組み合わせを使用してCO210に接続し、この組み合わせを一般にファイバ・ツー・ザ・キャビネット(FTTCab)またはファイバ・ツー・ザ・カーブと称する。CO210における送受信機211からの信号はCO210および光ネットワーク装置(optical network unit、ONU)218における光回線端末212および光ネットワーク端末215により変換される。また、光ネットワーク端末215は遠隔端末(remote terminal、RT)と称することができる。ONU218のモデム216はONU218とユーザ291との間の信号に対する送受信機として動作する。
残りのMユーザ292のループ227は銅の撚り対線のみであり、ファイバ・ツー・ザ交換機(Fiber to the Exchange、FTTEx)と称するシナリオである。可能性があり、経済的に実行可能であれば何時でも、FTTCabはFTTExより好ましいが、それはこれにより加入者ループの銅部分の長さを削減し、従って達成可能な速度を高めるからである。FTTCabループの存在はFTTExループに対して問題を生じうる。その上、FTTCabは将来益々普及するトポロジになると期待される。このタイプのトポロジは実質的な漏話干渉に至ることがありえ、多様なユーザ回線はその回線が動作する特定の環境により、種々のデータを搬送し、種々の性能の可能性を有することを意味しうる。トポロジは、ファイバの供給する「キャビネット」回線と交換機回線が同じ結合装置の中で混在することがありうるようなものでありうる。ユーザL+1からL+Mは(COに代わる)遠隔端末でありえ、ユーザ1からLは顧客により近く、恐らく回線端末またはあるその他のファイバの供給する端末により(従って2つのファイバの供給する端末をその他のものより顧客により近い1つの端末により)サービスを提供しえよう。図2に見ることができるように、CO220からユーザ292への回線は、CO210とユーザ291との間の回線が使用しない結合装置222を共有する。その上、別の結合装置240はCO210およびCO220並びにそのそれぞれのユーザ291,292へ/からの全ての回線に共通である。
[実施例1]
図3Aに示す本発明の一実施形態によれば、分析装置300は独立のエンティティの一部であることができ、独立のエンティティはコントローラ310(例えば、DSL最適化装置、動的スペクトラム管理装置または動的スペクトラム管理センタ)として1つ以上のDSLシステムを監視し、コントローラはユーザおよび/または1つ以上のシステム運用会社またはプロバイダがそのシステム使用を最適化または別途制御するのを支援する。(動的スペクトラム管理装置を、また動的スペクトラム管理センタ、即ちDSMセンタ、DSL最適化装置、スペクトラム保守センタ(System Maintenance Center)即ちSMCと称することができる。)幾つかの実施形態では、COまたはその他の位置からDSL回線を運用するILECまたはCLECが、コントローラ310を運用することができる。その他の実施形態では、「スマート」モデム装置はコントローラ(例えば、プロセッサおよびメモリを有する)を有することができ、コントローラをユーザの位置、中央局またはあるその他の単一位置におけるモデムに組み込む。図3Aにおける破線346から見るように、コントローラ310はCO146に存在することができるか、またはその一部であることができるか、またはCO146の外部にあり、独立でありえ、システム内で動作する任意の関係装置でありうる。その上、コントローラ310は複数のCOに接続することができる、および/または複数のCOを制御することができる。同様にコントローラ310の構成要素は同じ位置および/または装置に存在することができるか、または存在しなくてもよく、および/または代わって異なる位置のコントローラがコントローラ310の構成要素にアクセスすることが出来る。
図3Aの例示的システムで、分析装置300は(所望であれば、また監視を行うことができる)収集手段320および分析手段340を含む。図3Aに見るように、NMS150、AN140におけるME144および/またはME144が維持するMIB148などのDSLシステム内部のソースに収集および/または監視手段320を連結し、収集および/または監視手段320はDSLシステム内部のソースを通じて、およびDSLシステム内部のソースからデータを収集することができる。広帯域ネットワーク170を通じて手段320により(例えば、所与のDSLシステム内の通常の内部データ通信システムの外部のTCP/IPプロトコルまたはその他の手段により)外部ソースから、データをまた収集することができる。実施情報、トポロジ情報、漏話結合などの結合装置レベル情報、またはビットローディングおよび電力割り当て手順、およびサービス優先度などのモデム能力に関する情報を格納する1つ以上のデータベースまたはその他のソース348に、収集手段320はまたアクセスすることができる。EMS帯域幅が制限されるか、または(例えば、装置製造会社がその装置に対する管理を内部的に実行することを望む故に報告される管理データを閉塞することにより)EMSが非協力的であれば、インターネットを経てATU−Rからまたはインターネットを経てATU−Cからさえ、コントローラは運用データを収集することができる。種々のソース自体から収集することができる、運用データをまたサービスプロバイダのNMSから収集することができる。
分析装置300またはコントローラ310の一部でありうるか、または一部でなくともよいデータベースまたはメモリなどのマージン関係パラメータ履歴および/またはその他のこのような関係情報のソース345に、分析手段340および/または監視/収集手段320を、また連結することができる。1つ以上の分析装置の接続により、分析装置300が運用データを収集するのを可能にする。データを一度に(例えば、単一送受信機の調整中に)または時間を掛けて収集することができる。幾つかの場合で、監視手段320は周期ベースでデータを収集するであろうが、要求に応じて、または任意のその他の非周期ベースでも、監視手段はデータを収集することができ、従って所望であれば、分析装置300がそのユーザおよび回線データを更新することを可能にする。
分析手段340は自体に提供されるデータを分析し、指令を1以上のモデムに送信し、モデムが所与のマージン目標を満たすか、または隣接回線のモデムに誘起する漏話を削減するのを支援する必要があるかを判断することができる。分析装置300の分析手段340をコントローラ310における指令信号生成手段350に連結する。モデムが使用するために、分析手段340が生成するマージン関係または電力関係パラメータ値を受け入れるように、信号生成装置350を構成し、マージン関係または電力関係パラメータ値は運用データに基づき、少なくとも1つのモデムがマージン目標を満たすか、または誘起漏話を削減するのを支援するために、マージン関係または電力関係パラメータ値を計算する。通信システム(例えば、ATU−CなどのADSL送受信機)におけるユーザに指令信号(例えば、CARMASK、MAXSNRM、MINSNRM、TARSNRM、トーン依存TARSNRM、MAXNOMATP、MAXRXPWR、トーン依存BCAP、最低/最高実効データ速度、マージン・キャップ・モード、サービス優先度または速度適応マージンまたはタイマのいずれかなどの要求または必要MAXNOMPSD値、PSDMASK設定またはその他の指令)を送信するように、信号生成装置350を構成する。破線347が示すように、指令信号生成装置350は分析装置300の一部であっても、なくてもよく、および/またはコンピュータシステムなどの同一ハードウェアに実装することができても、またはできなくてもよい。指令信号生成装置350はモデム対における1つ以上のマージン関係パラメータ値を調整する手段を構成する。
[実施例2]
本発明の別の実施形態を図3Bに示す。DSL最適化装置365はDSLAM385またはその他のDSLシステム構成要素(例えば、RT、ONU/LTなど)において、および/またはDSLAM385またはその他のDSLシステム構成要素と共に動作し、DSLAM385またはその他のDSLシステム構成要素のいずれかまたは双方は通信会社(「テルコ」)の構内395に存在することができる。DSL最適化装置365はデータモジュール380を含み、データモジュール380はDSL最適化装置365のために、およびDSL最適化装置365に運用データを収集、編集、条件付け、操作および/または供給することができる。モジュール380をPC、ワークステーションまたは同類などの1つ以上のコンピュータに実装することができる。モジュール380からのデータを分析(例えば、所与の通信回線のために収集する運用データに基づくプロファイルの可用性、実装する遷移など、通信システムに対する制御および運用変更、報告されるモデム能力などの判断)のためにDSMサーバモジュール370に供給する。またテルコに関係するか、または関係しなくともよいライブラリまたはデータベース375から情報を利用することができる。
運用選択装置390を使用して、通信システムの運用に影響を及ぼす信号を実装することができる。当業者が認識するであろうように、このような決定をDSMサーバ370によるか、または任意のその他の適する方法により行うことができる。選択装置390が選択する運用モードをDSLAM385および/またはその他の適するDSLシステム構成装置に実装する。このような装置を顧客宅内装置399などのDSL装置に連結することができる。デバイス385を使用して、DSL最適化装置365により考察する可能なプロファイル、性能向上などに基づき命令する変更を実装することができる。本発明の実施形態の実装中にも相違を遂行することができるが、当業者が認識するであろうように図3Bのシステムは図3Aのシステムと同様な方法で動作することができる。
収集手段320またはデータモジュール380を、また第2のコントローラまたはDSL最適化装置の対応するモジュールに連結することができる。従って、その他のDSL回線を同じDSL最適化装置、DSMセンタまたはSMCが制御しない場合でも、運用データはその他のDSL回線から収集することができる。逆に、コントローラ310またはDSL最適化装置365は、調整装置、サービスプロバイダおよび/またはその他のDSL最適化装置による適切な使用のために公的または私的データベース(例えば、DSL管理エンティティが適切にデータを共有することができる、公的または私的に制御されるウェブサイトまたは接続)にその自らのDSL回線の運用データを供給することができる。
当業者が認識するであろうように、コントローラが(即ち、CO内の回線を所有する、および/または運用する会社が所有せず、および/または運用しない)完全に独立のエンティティであれば、DSLシステムの構成および運用情報の多くは利用できない。CLECまたはILECがコントローラ310として動作し、および/または機能する場合にも、このデータの多くは未知でありえよう。種々の技術を使用して、必要なデータおよび/または情報を推定することができよう。このような技術の例を以下に見ることができる:
「DSLシステムの推定およびパラメータの推奨」と題する、2004年4月2日出願の米国特許出願第10/817,128号;
「既知DSL回線走査および不良接続検出能力を含むDSLシステム推定」と題する、2005年3月1日出願の米国特許出願第11/069,159号;
「FEXT判断システム」と題する、2005年5月5日出願の米国特許出願第11/122,365号;
「DSLシステム推定および制御」と題する、2006年1月28日出願の米国特許出願第11/342,024号;
「結合装置の特定」と題する、2006年1月28日出願の米国特許出願第11/342,028号;
以上の全てをアダプティブ スペクトラム アンド シグナル アラインメント社が所有し、以上の全てをあらゆる目的のために参照により全面的に組み込む。
本発明の幾つかの実施形態では、分析装置300をPC、ワークステーションまたは同類などのコンピュータに実装することができる(この一例を図8と関連して開示する)。当業者が認識するであろうように、収集手段320、分析手段340および/または指令信号生成手段350はソフトウェアモジュール、ハードウェアモジュールまたは双方の組み合わせでありうる。これらの構成要素は、全て例えば同じコンピュータシステムに所在することができるか、または個別装置に存在することができる。多数の回線管理のために、データベースを導入、使用して、回線およびコントローラが生成する多量のデータを管理することができる。
[実施例3]
図4の例に示すように一般に本発明の一実施形態による方法400で、コントローラはステップ410で(典型的に関心のあるDSLモデム対に関係する)運用データを収集する。運用データはDSLシステムのマージン性能履歴、性能データ履歴(モデム対に対して以前に測定し、既知のマージンレベルおよびその他の性能関係情報など)、DSLモデムに関係する現性能データ、再調整計数データ、モデム調整に関係するその他のデータ、または誤りデータを含むことができる。運用データは回線/チャネル/データ経路性能監視パラメータ、回線/チャネル試験パラメータ、診断パラメータ、状態パラメータ、回線障害および回線インベントリパラメータを含むことができる。
運用データは、モデム能力またはモデムの特徴またはビットローディングに関係するモデム構成およびトーンに跨る電力割り当ての指示を含むことができる。幾つかのDSLモデムの実装のために使用するビットローディング/電力割り当てアルゴリズムは、トーン毎のマージンが一定のトーン/周波数に対して非常に高いレベルにあるが、その他のトーン/周波数ではより小さな値を有するようなものである。一方、報告される平均マージンは最小値を有するトーン毎のマージンが支配的であろう。従って、多数のトーンが実際には過大なマージン値を有し、それ故過大な漏話を誘起しうるにもかかわらず、報告される平均マージンは最大許容マージン(MAXSNRM)より小さいことが見られよう。その他のDSLモデムの実装には、MAXSNRMのより厳密な解釈を使用し、そのアルゴリズムはMAXSNRMパラメータが使用するいずれのトーンに関するマージンにも適合すべきであることを必要とするであろう。このようなDSLモデムの実装は全てのトーンに亘って過大な送信電力および誘起漏話を最少にする利点を有し、適する方法でコントローラ、DSL最適化装置、動的スペクトラム管理装置などにこの能力を指示することができる。このような能力を、PREFBANDまたはマージン・キャップ・モード「動作可能」とも称する。
モデム能力のその他の指示は新サービス優先度のサポートを含むことができる。最低実効データ速度を満たす、または最長遅延を満たす、または最少インパルス雑音保護を満たすなどの一定のサービス要求条件に基づき、モデムはその送受信機パラメータを選択する。従来、モデムはその送受信機パラメータを以下の優先度により選択する。まず実効データ速度を最高にし、次いで(例えば、ITU−T推奨G.993.2、VDSL2において説明されるように)MAXSNRMに関して過大(平均)マージンを最小にする。モデムは、まず実効データ速度を最高にし、次いでMAXSNRMに関してトーン毎の過大マージンを最小にするなどの代替優先度付けをサポートすることを選択することができる。その他の優先度付けには遅延の最短化、またはインパルス雑音保護の最大化を含むことができる。
「ハンドシェーク」としても既知の、ITU−T推奨G.994.1(G.HS)の使用を通じて、このようなモデム能力を近端管理エンティティに指示することができる。G.HS「符号点」を割り当て、モデムが一定の能力をサポートすることを指示するができる。あるいは、(ITU−T推奨G.993.2、VDSL2の「チャネル検出」中に交換するO−SIGNATUREまたはR−MSG1メッセージにおけるなど)DSLの初期化中に交換する適切なメッセージにより、指示を遠端管理エンティティに伝達することができる。このような指示をDSMセンタ、DSL最適化装置、コントローラなどに対して(例えば、近端または遠端管理エンティティを通じて)利用することができ、DSMセンタ、DSL最適化装置、コントローラなどは、次いでDSLモデムの1つ以上のマージン/電力関係パラメータの制御にこのような指示を使用し、目標マージンの満足および/または誘起漏話の削減を支援することができる。DSMセンタは、またモデム能力を制御し、モデムの特徴、処理、アルゴリズムなどを動作可能/不可能にすることができる。
本発明の別の実施形態では、モデム能力をコントローラ、DSL最適化装置、DSMセンタなどに直接指示できないが、モデムタイプを特定することができ、モデムタイプは、システム販売者、チップセット販売者、ハードウェア改訂、ファームウェアバージョン、シリーズ番号およびその他などの情報を含むことができよう。種々のモデムタイプのモデム能力についての格納情報(例えば、ルックアップテーブルなど)を次いでDSMセンタが使用して、DSMセンタが管理するモデム能力を学習することができる。アダプティブ スペクトラム アンド シグナル アラインメント社が所有し、あらゆる目的のために参照によりその全てを組み込む、「通信デバイスの特定」と題する、2004年11月4日出願の米国特許出願第10/981,068号に、このような技術の例を見ることができる。
DSLシステムの内部通信システム(単数または複数)を使用して、および/または外部通信(例えばインターネット)を使用して、データを収集することができる。運用データは、ステップ420で収集するモデム対が使用するまたは設定する1つ以上のモデム運用パラメータ値に関する情報を含むことができよう。
ステップ430で、コントローラは運用データを分析し、マージン関係パラメータ値がモデム対のマージン目標の満足、または別途モデム対性能の向上を支援することができるかを判断する。コントローラは、次いでステップ440でマージン関係パラメータ値を生成することができる。モデム運用パラメータにとって、マージン関係パラメータ値はコントローラが考察したものであるか、または異なるマージン関係パラメータでありうる。ステップ450で、コントローラはマージン関係パラメータ値を表す指令信号を生成し、その指令信号をモデム対の少なくとも1つのモデムに送信し、従って状況に応じて調整または通常運用において使用するためにマージン関係パラメータ値を採用することをモデム対に指令する。ITU−TG.997.1(G.PLOAM)で定義されるように、マージン関係パラメータは回線構成パラメータおよびチャネル構成パラメータを含むことができる。ATIS動的スペクトラム管理技術報告草案、NIPP−NAI−028R2で定義されるように、マージン関係パラメータはまた制御を含むことができる。最後にマージン関係パラメータは、トーン毎の目標SNRマージン、トーン毎のビットキャップ、マージン・キャップ・モード、PREFBANDおよびその他などの制御を含むことができる。
[実施例4]
本発明の別の実施形態を図5に示す。方法500は、ステップ510で現プロファイルとして第1のプロファイルを使用して動作する第1のDSLシステムにより始まる。次いでステップ520で、運用データを(例えば、コントローラまたは同類により)収集する。運用データは第1のDSL回線/システムの動作に関係する運用データでありうるが、また1つ以上の隣接DSLシステム(即ち、第1のDSLシステムに物理的に近く近接するDSLシステム)から収集する運用データを含むことができる。ステップ520で収集する運用データはステップ410および420で収集するものと類似しうる。また、結合装置レベル情報をステップ530で収集する。以下でより詳細に考察するように、結合装置レベル情報は実施情報、トポロジ情報、漏話結合情報および/または任意のその他の結合装置レベル情報でありえ、これは性能の選択可能性の評価および代替プロファイルの評価を支援することができよう。この結合装置レベル情報は結合装置構成および環境および/または方法500と共に使用することができるであろうスペクトラム平衡法において使用するために想定する情報についての実際のデータでありうる。このようなスペクトラム平衡法は構成パラメータ値を含む許容プロファイルを計算するか、または別途生成することができる。第2のプロファイルを第2のプロファイルとしてステップ540で選択する。ステップ525で設計するおよび/または選択する1つ以上のプロファイルから、第2のプロファイルを選択することができ、設計/選択は任意の適する時期に行い、所望であれば更新することができる。この第2のファイルを、収集した結合装置レベル情報に基づき可能なプロファイルから選択することができる。
ステップ525で、プロファイル並びに遷移マトリックス、遷移ルールおよびデータ加重を設計および/または選択することができる。ステップ525における設計/選択はモデム能力および/またはモデムの特徴の指示などの収集した運用データを考慮することができる。トーン毎のSNRマージンを最大SNRマージン(PREFBAND、またはマージン・キャップ・モードとして既知)より小さく保つ要求条件を、モデムが遵守している指示、またはbi、gi、FECパラメータ、差込パラメータおよびその他などの送受信機パラメータを判断するために、モデムが種々のサービス優先度を使用している指示を、1つ以上の適するプロファイルを判断するためにDSMセンタが有利に利用することができる。
例として、PREFBAND(またはマージン・キャップ・モード)能力の報告または指示を行うモデムは、MAXSNRM要求条件に対してその過剰マージンを最小にすることを保証する。このような能力を報告しないモデムには過大な電力を送信し、従って過大な漏話を起こす疑いがあろう。本発明の一実施形態によれば、プロファイルをPREFBAND(またはマージン・キャップ・モード)指示に応じて種々に設計する。PREFBANDがオンである場合、その場合プロファイルはMAXSNRMパラメータを使用する:
プロファイル1:
MAXSNRM=16dB
最低速度=1.5Mbps、最大速度=3.0Mbps
プロファイル2:
MAXSNRM=16dB
最低速度=3.0Mbps、最大速度=6.0Mbps
この場合、プロファイル1はプロファイル2と比較して少ない電力を消費していることを保証する。
PREFBANDがオフである場合、その場合送信電力を制御するために、プロファイルはMAXNOMPSD(maximum nominal PSD、最大公称PSD)パラメータなどのその他のパラメータを使用しなければならない:
プロファイル1:
MAXNOMPSD=−52dBm/Hz
最低速度=1.5Mbps、最大速度=3.0Mbps
プロファイル2:
MAXNOMPSD=−40dBm/Hz
最低速度=1.5Mbps、最大速度=3.0Mbps
この場合漏話放射を削減するために、送信公称PSDはプロファイル1では小さな値を強いられる。
ステップ550で提案するプロファイルが、その観点から利用可能であるかを判断するために(プロファイル遷移ルールを含む)収集運用データに基づいて、提案された/第2のプロファイルの運用性を評価する。ステップ550の評価の後に提案プロファイルが利用可能であれば、次いでステップ560で第1のDSLシステムに構成および/または運用を変更することを指令し、提案プロファイルを使用する。複数のDSLシステムを評価する場合、ステップ560における指令は第1のDSLシステムおよび/または1つ以上の隣接DSLシステムに向けることができ、従って複数のユーザシステム運用を相互に有益であるように更新することを可能にする。例えば、別のサービスプロバイダのコントローラ、DSL最適化装置などが存在し(例えば、双方は管理会社またはその他のエンティティの顧客でありうる)、従って隣接DSLシステムが行っていることを知ることができよう。各コントローラ、DSL最適化装置などは他に対応しなくとも、この知見により各コントローラ、DSL最適化装置などは便益を受けることが可能であろう。ステップ560の後、コントローラはステップ540に戻り、別の提案プロファイルを選択するか、またはステップ510に戻り、現プロファイルにより回線を運用することができる。
図4および図5の点線の矢印が示すようにこのような分析を2度以上実行することにより、コントローラはモデム対の運用および/またはDSLシステム(例えば、DSL回線またはループ)の構成を更新することができるか、またはモデム調整直前などの特定の時期にのみその更新を行うことができる。以下でより詳細に考察するように、コントローラが動作するパラメータおよびコントローラに利用可能な運用データは、モデム対が動作するDSLシステムのタイプに応じて変動する。再度、モデムのマージン性能分析にコントローラが使用するモデム運用パラメータ(単数または複数)は、マージン関係パラメータ値を生成し、モデムに送信するものと同じパラメータであるか、または同じでなくてもよい。本発明の実施形態はモデムがADSL1、ADSL2、ADSL2+、VDSL1および/またはVDSL2を、このようなタイプに限定しないが採用するのを手助けする。コントローラの使用により、規格を遵守するモデムが規格に従っていることを保証するのを支援することができる。その上漏話の影響およびDSL性能に有害な影響をもたらしうるその他の情報のような運用データ、結合装置レベル情報を考慮することにより、本発明の実施形態を使用して1つ以上のDSL回線の性能を高めることができる。
基本的に、新規プロファイルは1つ以上のスペクトラムレベル、電力、スペクトラムの形などを含むことができ、これらは報告されるマージンおよび性能履歴に応じて変更することができる。即ち、モデム対の以前の性能についてのデータを評価し、1つ以上のモデム対のプロファイル、マージン関係パラメータなどの知見を得た後に、コントローラまたは同類はモデムまたはモデム対に、新規プロファイルおよび/または運用データ値の採用を示唆することができ、新規プロファイルおよび/または運用データ値はモデムが1つ以上のマージン目標を満たし、恐らく誘起漏話を削減するのを支援するであろう。
本発明の幾つかの実施形態ではモデム対のATU−C側に連結するコントローラは、各回線のプロファイル、マージン設定および調整を動的に制御する(例えば、ADSL2システムではMAXSNRMパラメータを設定および/または変更することにより、異なるMAXNOMPSDレベルを賦課することにより、またはADSL2+モデムではPSDMASKを設定することにより、またはこれらの幾つかまたは全ての組み合わせ、またはCARMASK、MAXSNRM、TARSNRM、MINSNRM、RAマージン/タイマなどの前述のその他のパラメータの幾つかにより)。その他の実施形態では、回線が所望のマージン目標を超えていることを、コントローラは報告されるマージン履歴および/またはその他の測定結果から判断し、それによって以上で考察した機構により調整中または調整前に、より小さなPSDを持つプロファイルを賦課することができる。同様に何かの理由のため、モデムが十分な電力および/またはマージンを使用しておらず、過大な雑音および誤り問題に遭遇していれば、コントローラはモデムに調整または運用中により大きなPSDを持つプロファイルを使用することを指令し、より良好な運用を可能にすることができる。
以上に注記したように、適切な電力削減を調整中に実装するように調整処理の「手順を整える」ために履歴上の、以前に測定したおよび/または既知のマージンを使用するのが幾つかのシステムでは好ましいであろう。コントローラは性能履歴を維持、または性能履歴にアクセスすることができ、従ってモデムを再設定するか、または再調整する場合に(適当であれば強制するか、または推奨することができる)、モデムに指令するために使用するPSDまたはその他のマージン関係パラメータに関する推定および決定をコントローラが改善することを連続して可能にする。例えばATMセルまたはその他の顧客情報を計数し−−回線がアクティブであるか、アクティブでないのを知るために測定結果を伝達し、回線がアクティブでなくなるまで、例えばサービスプロバイダまたはコントローラは待機することができ、次いでユーザに完全に透明なように新規PSD(単数または複数)を使用するように再設定することができる。その他の状況では、システムが全く使用中でありそうもない時間に(例えば、真夜中に)サービスプロバイダは単に再調整することができる。幾つかの実施形態では、コントローラはこの履歴情報を使用して、利用可能なPCB値またはその他の調整(例えば、ATU−Rによる−14.5dBの低下)にマージン規格を満たす可能性があるように、使用すべき初期PSDレベルをモデム対(例えば、ATU−C)の1方または両方に伝えることができる。
本発明の幾つかの実施形態では、プログラムは以前の使用(単数または複数)または調整のいずれかに基づく。以前の使用はある場合にはより重要でありうる。また使用することができる調整を通じた第2の経路は、本質的にモデム販売者自身、特にDSLAM販売者によるダウンストリーム送信には素早く固定でき、この場合モデムは本質的に現調整を停止し、次いでその場合マージンをMAXSNRMより下げさせる、異なるより小さなNOMPSDにより2度目の調整を始めから開始することができる。MAXSNRMを観測したことを保証するために、周波数依存ビットキャップまたは周波数依存目標マージンまたは雑音(T1E1.4/1992−203にも記載されるように)を、またコントローラが第2の調整において賦課することができよう。
複数回線が互に大きな漏話を起こす場合に、複数回線のDSL構成を選択する幾つかの技術は当業者に既知である。このような場合、最低/最高データ速度、最少/目標/最大マージン、PSDマスク、キャリヤマスク、最大総送信電力、最大受信電力および同類などのDSL構成パラメータを使用して、DSL構成の所望要求条件(例えば最低データ速度およびマージン)および一定の構成制約(例えばDSLシステムがサポートする最大総送信電力)に従う複数回線の性能を最適にすることができる。
既知のスペクトラム平衡法および技術は最適スペクトラム平衡、反復スペクトラム平衡、SCALE、C−NRIA、および帯域選択アルゴリズムを含む。寄書T1E1.4/2003/325、T1E1.4/2004/459およびT1E1.4/2004/460を含むATIST1E1.4作業グループへの種々の寄書、および2004年6月、フランス、パリにおける通信に関するIEEE国際会議論文集、ページ1−5の「デジタル加入者回線のための最適複数ユーザスペクトラム管理(Optimal Multiuser Spectrum Management for Digital Subscriber Lines)」に、最適スペクトラム平衡を見ることができる。2005年、韓国、ソウルにおける通信に関するIEEE国際会議(ICC)の「デジタル加入者回線のための低複雑度の最適に近いスペクトラム平衡(Low complexity near optimal spectrum balancing for digital subscriber lines)」、および2005年、ソウルにおけるIEEE国際通信会議(ICC)の「デジタル加入者回線のための反復スペクトラム平衡(Iterative Spectrum Balancing for Digital Subscriber Lines)」に、反復スペクトラム平衡を見ることができる。2006年6月、トルコ、イスタンブールにおける通信に関するIEEE国際会議の「複数ユーザDSLネットワークにおけるスペクトラム平衡のための低複雑度分散アルゴリズム(Low−Complexity Distributed Algorithms for Spectrum Balancing in Multi−User DSL Networks)」に、SCALEを見ることができる。2005年11月、マレーシア、クアラルンプールにおけるコンピュータ、通信および信号処理に関する第1回会議の「制約正規化速度反復アルゴリズム」に、C−NRIAを見ることができる。最後に、2005年秋季にスタンフォード大学において教示されたスタンフォード大学コースEE479複数ユーザデジタル伝送システムのためのコースノート、15章15.4節に帯域選択アルゴリズムを見ることができる。当業者は本発明の実施形態と共に使用するために必要なスペクトラム平衡法の選択および実装法を知っている。
本発明の実施形態は、現場で実施する実際のDSLシステムに以上の技術を使用することに関連する以前からの実際的な困難を克服する。以上のアルゴリズムの幾つかの使用における主な課題の1つは、複数のDSLシステムが漏話雑音の削減および性能の改善を達成する送信電力スペクトラム密度を判断するのに、アルゴリズムが実行すべき多量の計算を必要とすることであった。さらに重要なことに、DSLシステムの環境は静的ではなく、従って干渉源および/またはチャネル変動に対処するために、送信電力スペクトル密度を定期的に更新する必要がある。従って、特に多数のDSLシステムを纏めて最適にする場合、計算要求は容易には管理できなくなりうる。
本発明の実施形態が克服する別の以前の欠点は、以上のアルゴリズムの多くがDSLシステムから利用できないか、または単一管理システムの制御内にありえないパラメータの収集を必要とすることである。例えば、(動的スペクトラム管理に関するATIS技術報告草案、寄書NIPP−NAI−028R2に説明されるような、当業者がXlogと呼ぶ)漏話情報は全てのDSLシステムが報告、または計算し得ない。(例えば、図2に見るような)ONU/RT218に対するCO220の位置についてのトポロジ情報もまた利用できないであろう。トーン毎のチャネル利得、トーン毎の雑音、トーン毎の漏話結合、最大送信電力、および同類などのパラメータを利用できる場合でも、コントローラ310において(以上のアルゴリズムのいくつかが記述するように)ビットおよび利得表を判断し、結果をアクセスノード140に伝達することによりDSLシステムの構成を動的に確認することは、特に結果が頻繁な更新を必要とする場合多量の通信を必要とする。
最後にこのようなアルゴリズムを集中様式で実行し、DSLシステムの構成を纏めて判断する要求を、本発明の実施形態は除去する。コントローラ310が管理する全てのDSL回線の情報を収集し、管理する全ての回線の送信電力スペクトル密度などの構成パラメータを纏めて判断し、これらの管理する回線の構成情報を凡そ同時に設定することを、この集中手法は必要とする。この集中手法を採用することには、大きな障害、例えば調整上および運用上の問題がある。図2の例を考察すると、CO210およびDSL回線217を管理するエンティティとは異なるエンティティがCO220およびDSL回線227をしばしば管理する。このような状況が典型的に明らかになるのは、複数の会社がDSLループを制御するか、または同じ会社がそれ自体の回線を異なる管理システムに分離するかいずれかのためである。
最大公称電力スペクトル密度(maximum nominal power spectral density、MAXNOMPSD)、最大公称総送信電力(maximum nominal aggregate transmit power、MAXNOMATP)、電力削減レベル(power cutback、PCB)、細かな利得(fine gains、gi)、送信スペクトル規模(transmit spectral scaling、tssi)、電力スペクトル密度マスク(power spectral density mask、PSDMASK)、電力スペクトル密度レベル(power spectral density level、PSD level)、最大受信電力(maximum received power、MAXRXPWR)、アップストリーム電力「バックオフ」(upstream power ”back−off”、UPBO)構成、キャリヤマスク(carrier mask、CARMASK)、最少インパルス雑音保護(minimum impulse noise protection、INP)、最長遅延(maximum delay、DELAY)、目標マージン(target margin、TARSNRM)、最小マージン(minimum margin、MINSNRM)、最大マージン(maximum margin、MAXSNRM)、選択帯域指示(preference band indication、PREFBAND)、マージン・キャップ・モード、目標データ速度、最低データ速度、最高データ速度、FECおよび差込パラメータ、トーン毎のビットキャップ(BCAP[n])、トーン毎の目標SNRマージン(target SNR margin、TSNRM[n])および参照雑音(reference noise、REFNOISE)などのパラメータを含むことがある1つ以上のDSL回線構成を、本発明の実施形態は適応的に変更する。以上のパラメータ(および恐らく当業者によく知られるその他)を本願の他所では「マージン依存」または「マージン関係」パラメータと記述する。(1つ以上の上掲の制御パラメータを含むことができる)所与のDSL回線の特定構成を集約してDSL回線「プロファイル」と呼ぶことが多く、この用語を本明細書では準拠して使用し、これを当業者はよく理解する。
本発明の実施形態は1つ以上のDSL回線のプロファイルを適応的に変更し、漏話雑音を削減し、DSL性能を改善する。当業者によく知られるように、特定のプロファイルを使用するDSL回線をまた「状態」にあると言うことができる。本発明の実施形態は1つ以上のDSL回線のプロファイルまたは状態間の遷移を制御する。1つ以上の目標状態に対する回線の現状態を評価することにより遷移を実行する。DSL回線の所与の現状態(即ち、「第1の」プロファイル)に対する可能な目標状態(提案または目標プロファイル、または「第2の」プロファイルとも本明細書では称する)を遷移マトリックスにより定義する。このようなマトリックスは所与の現状態に対する目標状態の優先度付けを含むことができる。現状態に留まる可能性、または目標状態の1つへの移行の可能性の評価はDSLシステムから収集する運用データから抽出する報告および推定データの分布に基づくことができる。DSLシステムにおけるプロファイルの遷移を制御する方法およびシステムの詳細な記述を、アダプティブ スペクトラム アンド シグナル アラインメント社が所有し、あらゆる目的のために参照によりその全てを組み込む、「DSLの状態および回線プロファイルの制御」と題する、2005年3月3日出願の米国特許出願第11/071,762号に提示する。本明細書における記述は、プロファイル、遷移マトリックスおよび遷移ルールを設計し、DSL回線の漏話の削減および性能改善の達成を可能にする方法の1つ以上の例を開示する。
図6に示すように、本発明の実施形態は例えば状態図600を利用することができ、ここで8つのプロファイル、602−1、602−2、602−3、602−4、602−5、602−6、602−7および602−8はDSL回線が動作することができるプロファイルである。この例で、各プロファイルを最大達成可能データ速度(192、384、768または1536Kbps)および潜伏時間(「早い」は差込のないことを意味し、「H遅延」は大きな遅延を生む差込を意味する)により定義する。
図6で回線がプロファイル1を使用して動作していれば、その場合状態図および状態遷移マトリックスT1(ここで0は状態が利用できないことを意味する)の双方からプロファイル1、2、5および6は可能な遷移であることを見ることができる(プロファイル1に留まることは変化という意味で遷移ではないが、それにも関わらず参照のし易さのため同じプロファイルに留まることを本明細書では「遷移」と称することができる)。一方、状態遷移マトリックスT1は、他の遷移に対して優先度を有するべき遷移を、あるにしても指示しない。それ故、図6のマトリックスT2への変化は、整数値が優先度を指定するところで行うことができる。正の整数値が大きいほど、サービスプロバイダの実装にとり、指定されるプロファイルの吸引力は少ない。
遷移マトリックスT2で、0はなお遷移が可能でないことを意味し、正整数は遷移が可能であることを意味する。最小正整数は他の遷移に対して最高の優先度を持つ。例えば、プロファイル1の回線は可能なら(即ち、優先度はマトリックスT2から1である)プロファイル2へ移行しようとするであろう。プロファイル2が適切でなければ(例えば、プロファイル2で符号違反が多すぎると予測または計測すれば、以下でより詳細に考察するように幾つかの実施形態では、「適切性」を実行の可能性として定義することができる)、次いで回線は(即ち、マトリックスT2から2の優先度を持つ)プロファイル6への移行を試行するであろう。プロファイル6が適切でなければ、次いで(3の優先度を持つ)プロファイル1を調べ、プロファイル1が適切であればプロファイルを変更しないであろう。プロファイル1も適切でなければ、次いで回線は最小の優先度(即ち、4の優先度)を持つプロファイル5へ移行するであろう。
図6の遷移マトリックスT2は従って各状態/プロファイルの遷移の可能性および優先度の双方を指示することができる。データ速度、電力レベル、平坦な電力スペクトル密度(PSD)参照レベル、最大マージン、最小マージン、目標マージン、FEC遅延、FEC強度およびPSD形成(時にPSDMASKとして既知)などの多くの異なるプロファイル特性の簡単な変化を、T2の構成は可能にする。例えば、特定の許容サービスタイプのセットに応じて、幾つかのプロファイルを閉塞することができる一方、その他のプロファイルに低い優先度を付与する。あるいは、より小さなキャリヤマスクを持つプロファイルに、相当する支払いを行う顧客のためにより高い優先度を付与することができる(ここでは経済的要因を運用会社が考慮する)。このように、可能であれば何時でも帯域の一部を譲歩するように種々の回線をプログラムし、他の回線におけるより良いサービスを可能にすることができる(ある場合には可能であり、他の場合には可能でないことがある、このような洗練された結合装置共有の調整的な意味合いを考慮することなく)。別の例として、より大きな目標マージン(例えば、TARSNRMまたはTNMR)を持つプロファイルに、雑音レベル(単数または複数)が頻繁に変化する回線のためにより高い優先度を付与することができる。加重状態遷移マトリックスT2は、このようにプロファイル選択ルールの動的変更並びにプロファイル自体の動的選択を可能にする。後続するモデムローディング動作のためにパラメータの好ましい解釈を指示する、帯域選択の指示(またはマージン・キャップ・モード)を、またプロファイルの選択に含むことができる。
本発明の幾つかの実施形態では、総体的ルールは単に関数でありえ、その入力はサブルールグループの結果であり、その出力はnからmへの遷移に対する「はい」または「いいえ」のいずれかである。一実施形態では、最低の新規データ要求を満たす場合にのみ総体的ルールを呼ぶことができる。図7に一例を示す、このようなルールは構成上「良好な動作」資格および「不良な動作」資格(即ち、不良動作が十分に無いことを示す)の2つの部分を含むことができ、ここで両資格を満たす場合にのみ状態mへの遷移が可能である。以上に注記するようなサブルールを使用すると、図7の総体的ルールで多くの出力を使用する必要はない。データ速度、マージン、符号違反および再調整に関心がある場合、サブルールは汎用構成を表すことができ、当業者が認識するであろうように、総体的ルールへの変更はサブルールの任意の下位の組み合わせを利用することができよう。図7の例では、サブルールを以下のように示す。RRDCは報告される速度分布、ERDCは推定速度分布、RCVDCは報告される符号違反分布、ECVDCは推定符号違反分布、RMDCは報告されるマージン分布、EMDCは推定マージン分布、RNRDCは報告される再調整分布、ENRDCは推定再調整分布である。
遷移を可能にするには少なくとも幾つかのサブルールが「良好」を報告しなければならないことを、第1の部分(良好な動作の資格)は意味する。この要求条件は構成上以下の3つの条件を含まなければならない:
−現状態(「報告された」)または目標状態(「推定」)のいずれかにおける速度の良好な動作;
−現状態または目標状態のいずれかにおける符号違反の良好な動作;および
−現状態または目標状態のいずれかにおける再調整数の良好な動作。
良好な速度動作が類似する意味を持つので、良好なマージン動作は含まない。
目標状態において不良動作を想定すべきでないことを、第2の部分(不良動作の資格)は意味する。当業者が認識するであろうように、状態が下降するか、または上昇するかに応じて、不良動作の定義は異なりうる。下降する場合、現状態nにおける性能は目標状態における予測性能の下限として役立つ。上昇する場合、現状態における性能は目標状態における予測性能の上限として役立つ。それ故、現状態に関係するサブルールを含む場合はいつも、ルールは若干異なる。遷移が上昇も下降もしない場合、その場合遷移は上昇すると想定することにより保守的決定を行う。
[実施例5]
本発明の幾つかの実施形態で、図8の方法800を使用することができる。Tマトリックス(またはその他の状態遷移制御機構)、閾値表(または同類)、遷移を支配するルールおよび/またはサブルール、および旧データの一掃、減数またはそれ以外の加重ルールの構築810(および/または実装またはプログラム)により、方法800は始まる。「現プロファイル」または状態nを選択し、動作はステップ820でこのプロファイルを使用して始まる。ステップ830で、運用データを収集し、利用可能な旧データを適当に一掃し、および/または減数する(例えば、データ加重ベクトルWを使用することにより)。ステップ840で十分な新規データ(例えば、報告および推定データの双方)があり、任意の目標状態の実行不可能性の評価を行うことができることを、方法800は次いで立証する(別途証明されるまで状態は実行可能であると仮定するルールを使用して)。十分な新規データが利用できなければ、次いで方法はステップ830におけるデータ収集に戻る。
十分な新規データが集まれば、次いでステップ850で、実行可能性試験を動作させ、可能性のある全ての目標状態mに対していずれかを無資格とすることができるかを判断することができる。ステップ850で実行する実行可能性(実行不可能性)試験は、モデム能力またはモデムの特徴の指示などの収集運用データを考慮することができる。一度有資格目標状態を特定していれば、システムはステップ860で利用可能な最高優先度状態に移行することができる。次いでステップ870で、システムはTマトリックス、閾値表、データ加重ルール/ベクトルなどの遷移ルールおよびデータを更新し、次の遷移評価のためにステップ830におけるデータ収集に戻ることができる。
プロファイル、遷移マトリックスおよび遷移ルールの設計が基礎としうる個々の回線に種々のレベルの情報を利用することができる。このような設計は個々の回線に利用できる「結合装置レベル情報」量に依存しうる。結合装置レベルの情報は、(必ずしも以下に限定しないが)以下を含み、以下のように類別することができる:
実施情報−この場合、結合装置レベル情報は、ローカルループトポロジ内のCO、RT、SAI、および/またはその他の点から実施するようなDSL回線の特徴付けを含む。CO、RT、SAI、またはその他の点の間の距離、または回線間の漏話結合強度についての情報は利用できない。
トポロジ情報−実施情報に加えて、CO、RT、SAI、またはその他の実施点の相対位置についてのトポロジ情報を利用することができる。このような情報はこのような実施点の位置情報またはこのような実施点間の凡その距離を含むことができる。DSL回線が到達する近隣についての情報も利用できる。近隣情報は、DSL回線が到達する近隣における回線がある種の雑音源による影響(例えば、HDSL、SHDSL、無線周波数干渉)を受けることの指示を含むことができる。特定回線間の漏話結合強度についての情報は利用できない。ブリッジタップの存在、位置および長さの情報は利用可能であることもあり、または利用可能できないこともある。
漏話結合情報−実施およびトポロジ情報に加えて、この場合はDSL基線間の漏話相互作用についての情報を含む。このような漏話相互作用情報は漏話結合パラメータ、漏話強度の特徴付け、漏話雑音などを含むことができる。
収集手段320を使用して適切なソース(例えば、図3Aにおいて例えば示すようにCO146、ソース348など)からこのような結合装置レベル情報を収集することができる。DSM技術報告は漏話結合情報を含むとしてXlinおよびXlogパラメータを定義する。Xlinは第1の妨害DSL回線と第2の被妨害DSL回線との間の漏話結合を表す挿入損失関数を示す。XlogはXlinの対数数量を示す。また、実施情報および/またはトポロジ情報を含むことができるデータベースをDSLサービスプロバイダ/ネットワーク運用会社が維持する。このようなデータベースは運用サポートシステム(Operation Support Systems、OSS)の一部であり、線路マップデータベースとして既知であろう。本発明の幾つかの実施形態では図3Aに示すように、結合装置レベル情報を、コントローラ310の分析装置300を使用して推定することができる。当業者に他のこのような方法および/またはシステムは既知であるが、一例として以上で参照した米国特許出願第11/342,028号に記載される方法およびシステムを使用して、収集するDSL運用データから結合装置についての情報を抽出することができる。
実施情報のみが利用できる場合、その場合回線の実施点に応じて、種々のプロファイル、遷移マトリックスおよび遷移ルールを各回線に使用することができる。典型的に顧客宅内の近くにあり、ダウンストリームDSL伝送により高い周波数を信頼度良く使用することができる、RTなどの実施点に対するプロファイルは、ダウンストリーム方向におけるより低い周波数の使用を制限するプロファイルを含むことができる。例えば、より低いダウンストリーム周波数が完全に動作不能であるプロファイル、またはより低い周波数におけるダウンストリームPSDマスクがより高い周波数におけるダウンストリームPSDマスクより低いプロファイルを使用することができる。典型的に顧客宅内から遠くにあり、より低い周波数をダウンストリームDSL伝送により効果的に使用することができる、COなどの実施点に対するプロファイルは、より高い周波数の使用を制限し、より低い周波数におけるより高い送信電力レベルを可能にするプロファイルを含むことができる。PSDMASK、CARMASK、MAXSNRM、TARSNRM、BANDPREF、MAXNOMPSD、MAXNOMATP、MAXRXPWR、DPBOSHAPED(Downstream Power Back−Off Shaped、バックオフ形成ダウンストリーム電力)、UPBOSHAPED(Upstream Power Back−Off Shaped、バックオフ形成アップストリーム電力)、マージン・キャップ・モードおよび同類(これらの幾つかはG.997.1に対する現修正において定義される)などのパラメータを構成することにより、ダウンストリームまたはアップストリーム方向のいずれかにおいてこのような電力使用制御を達成することができる。
より詳細な情報がなく、RTからADSLサービスを運用する方法の一実施形態例では、COベースDSL回線のDSL受信機が遭遇し、RTからのDSL伝送が誘導する漏話強度に関する最悪の場合の分析に、RTプロファイルの設計(例えば、図5のステップ525における)は基づくことができる。理論的モデルまたは現場データのいずれかを使用して、幾つかのシナリオを漏話が累進的に強くなる状況によりシミュレーションすることができる。例えば、漏話の穏やかな状況は、CO回線が12kft、RT回線が10kftであり、RTがCOから2kftの位置にある場合であろう。漏話の強い状況は、CO回線が12kft、RT回線が4kftであり、RTがCOから8kftの位置にある場合であろう。このような各シナリオに適するスペクトラム管理法(例えば、当業者に既知のOSB、ISB、SCALE、C−NRIA、帯域選択法)を使用して、シミュレーションにより所望のデータ速度範囲および削減された漏話を持つRTプロファイルを導出することができる。シミュレーションを種々の所望のデータ速度点に対して繰り返し、幾つかの可能な(即ち、可能であるまたは可能とすることができる)プロファイルを入手することができる。このようにして漏話が累進的により強くなる状態に対応して、RTプロファイルグループを設計することができる。類似する手順に従い、その他の位置(例えば、CO)からDSLサービスを運用するプロファイルを設計することができる。
このように、COまたはRTのいずれかにおけるDSLサービスプロファイルを設計することができる。所望の特性(例えば、周波数使用を最小にする、送信電力を最小にする、誘導漏話を最小にするなど)においてより高い優先度を持つこれらのプロファイルの遷移マトリックスを設計することができる。狭い範囲の速度適応プロファイルセットを、また使用して、DSL管理装置(コントローラ、DSL最適化装置、SMC、DSMセンタなど)が、より低い再調整率、より低い顧客混乱の可能性、および/またはより少ない維持活動/経費並びにサービスプロバイダの平均速度/範囲フットプリントの増加に繋がる、回線に対するより低い目標マージンおよびデータ速度運用範囲の選択を可能にすることができる。このような運用を時に「階層化速度適応」即ちTRAと呼ぶ。以上で参照した米国特許第11/071,762号に注記されるように、遷移ルール(または閾値)は種々の基準に基づくことができる。DSL回線が現状態/プロファイルにおいて信頼度良く動作し、またDSL回線が漏話を削減することができる状態/プロファイルにおいて信頼度良く動作しそうであれば、その場合DSL回線状態/プロファイルを、漏話を削減すべき状態/プロファイルに変更すべきであるように、遷移ルールを設計することができる。このようなプロファイル、遷移マトリックスおよび遷移ルールの例を図9に示す。遷移ルールは回線および混乱率、障害呼、トラックロールなどの形式における顧客不満足度に関する受容可能所望確率に適応することができる。
図9のシステム/方法は利用可能な3つのプロファイル910、920、930(即ち、可能なプロファイル)を持つ。プロファイル910では、全周波数が可能であり(使用でき);プロファイル920では、400kHzを超える周波数のみが可能であり;プロファイル930では、800kHzを超える周波数のみが可能である。遷移は以下のように可能である:
940,942−プロファイル910とプロファイル920との間;および
950,952−プロファイル920とプロファイル930との間。
遷移を特定の条件を満たす場合にのみの実行に制限することができる。これらのタイプの条件例を以下に記す(ここでCVはDSL運用における符号違反を表す):
942−プロファイル1からプロファイル2へ−99%の時間に対しCV=0、99%の
時間に対しプロファイル1の速度≧目標速度、プロファイル2の推定速度≧目標速度
940−プロファイル2からプロファイル1へ−5%の時間に対しCV>10、5%の
時間に対しプロファイル2の速度<目標速度、プロファイル1の推定速度≧目標速度
952−プロファイル2からプロファイル3へ−99%の時間に対しCV=0、99%の
時間に対しプロファイル2の速度≧目標速度、プロファイル3の推定速度≧目標速度
950−プロファイル3からプロファイル2へ−5%の時間に対しCV>10、5%の
時間に対しプロファイル3の速度<目標速度、プロファイル2の推定速度≧目標速度
トポロジ情報も利用できる場合、プロファイル、遷移マトリックスおよび遷移ルールを特定し、使用する上記技術を高度化し、このような情報を考慮することができる。RT点からのダウンストリームDSL伝送のより高い周波数を強調し、CO点からのダウンストリームDSL伝送のより低い周波数を強調する−以上に特定する同じ原則をなお適用することができるが、想定する最悪の場合の条件よりむしろ実際の条件を使用することにより、トポロジ情報において利用可能な距離およびループ長追加情報を、プロファイルの改良に役立てることができる。また隣接ループ長などのトポロジの知見に応じて、種々のアップストリーム電力バックオフまたは電力スペクトル密度を持ち、恐らく帯域選択(またはマージン・キャップ・モード)がオンまたはオフする構成を持つプロファイルをアップストリームDSL伝送(例えば、VDSL1およびVDSL2)に対して使用することができる。
結合装置レベル情報の全てまたは一部としてトポロジ情報が利用可能である場合、RTからADSLサービスを運用し、ループトポロジの知見を持つDSLシステム構成を、本発明の実施形態を使用して実装することができる。所与のDSLシステムによる使用に可能なプロファイルの選択および/または計算(例えば、図5のステップ525で)は、なおCOベースDSL回線のDSL受信機が遭遇し、RTからのDSL伝送が誘起する、漏話強度に関する分析に基づくことができる。しかし、ループトポロジの知見はループ長およびCOとRTとの間の距離に関する既知パラメータに対する分析の実行を可能にする。より強い漏話結合を累進的に想定する(例えば、50%の最悪の場合の漏話、90%の最悪の場合の漏話、99%の最悪の場合の漏話)種々のシナリオに対し、シミュレーションをなお実行する。このような各シナリオに対し、前述のスペクトラム管理法(OSB、ISB、SCALE、C−NRIA、帯域選択法)の1つを使用して、シミュレーションにより所望のデータ速度範囲および削減された漏話を持つRTプロファイルを導出することができる。シミュレーションを種々の所望のデータ速度点に対して繰り返し、幾つかの可能なプロファイルを入手することができる。従って、RTベースプロファイルグループを漏話が累進的に強くなる状態に対応して設計する。COファイルグループを同じ手法で設計することができる。従って、実施情報のみが利用できる場合に、遷移マトリックスおよび遷移ルールを類似の方法で導入することができる。
結合装置レベル情報の全てまたは一部としてトポロジ情報が利用可能である場合、UPBOを有し、再度ループトポロジの知見を持つVDSLサービスのためのDSLシステム構成を、本発明の実施形態を使用して実装することができる。再度ループトポロジの知見により、可能なプロファイルの設計/選択(例えば、図5のステップ525における)において累進的に強くなる漏話結合を持つ幾つかのシナリオのシミュレーションが可能になる。シミュレーションの結果は、アップストリーム電力バックオフの適用に対する対応する各シナリオのプロファイルとなる。参照PSD、PSDREF、電気的長さ、UPBOKLE、既知のUPBOアルゴリズムの定数aおよびbを制御する、またはPSDMASKおよびCARMASKを制御することにより、このようなバックオフを適用することができる。次いで、このプロファイルグループを遷移マトリックス及び遷移ルールと共に使用して、VDSLにおけるアップストリームFEXTを削減することができる。より積極的電力削減を達成するプロファイルにより高い優先度を置いて遷移マトリックスを設計する。現DSL回線状態が適するレベルの安定性を示し、遷移が最低受容可能レベルを下回るDSL回線性能の低下を起こさないであろうことが推定される場合にのみ、より積極的電力削減を伴うプロファイルへの移行を可能にするように、遷移ルールを設計する。
漏話結合情報も利用できる場合、プロファイル、遷移マトリックスおよび遷移ルールの設計はこのような情報を考慮することができる。このような場合既知条件の下にシミュレーションを実行することにより、電力制御に関係する構成パラメータを入手することができる。前述のスペクトラム平衡法(OSB、ISB、SCALE、C−NRIA、帯域選択法)の1つを使用して、シミュレーションにより隣接対における削減された漏話を達成する所望のデータ速度範囲を持つRTまたはCOプロファイルを導出することができる。シミュレーションを種々の所望のデータ速度点に対して実行し、帯域選択(マージン・キャップ・モードとしても既知)がオンまたはオフであるかに応じて結合装置の種々のモデムによる異なるローディングアルゴリズムの使用を含む、複数の可能なプロファイルを入手することができる。この方法を適用して、ダウンストリームおよび/またはアップストリーム伝送パラメータを判断することができる。このように、プロファイルグループを種々のデータ速度点に対応して設計するが、特定のループおよび漏話状態に対して最適にする。
漏話結合情報も利用できる場合、トポロジ情報のみが利用できる場合に類似の方法で、遷移マトリックスおよび遷移ルールの設計を実行することができる。遷移ルールをさらに向上させ、遷移を考える回線と同じ近隣(即ち、物理的に近く近接する回線)の回線から収集するパラメータ(収集運用データ)のためのルールを、遷移ルールが含むようにすることができる。例えば、回線データ速度を上げる遷移ルールは、隣接回線のデータ速度が全観測時間のあるパーセントの間一定の閾値を超えることを必要とすることができる。
本発明の別の実施形態では、「階層化速度適応」(TRA)プロファイルをDSLサービスに対して設計することができる。プロファイルは典型的に最低実効データ速度および最高実効データ速度に関する構成パラメータを含む。TRAプロファイルセットの例を図10に示すが、TRAプロファイル1012、1014、1016はそれぞれ徐々に高くなるデータ速度ウインドウ1013、1015、1017を使用し、可能なおよび/または達成できる最低データ速度1004と最高データ速度1006内にあるより高い最低実効データ速度プロファイルおよび最高実効データ速度プロファイルのセット化を達成する。従って、TRAプロファイルセットの組み合わせにより、全データ速度範囲を包含するが、この全データ速度範囲を他の方法では、最低実効データ速度1004および最高実効データ速度1006を持つ単一速度適応プロファイルにより包含することになろう。全TRAプロファイルに亘る最低実効データ速度は別途使用する速度適応プロファイルの最低実効データ速度に等しく、全TRAプロファイルに亘る最高実効データ速度は別途使用する速度適応プロファイルの最高実行データ速度に等しい。TRAプロファイルを組み合わせて使用すると、別途使用する速度適応プロファイルの最低実効データ速度と最高実効データ速度との間のデータ速度範囲を包含する実行データ速度範囲が可能になる。図10の例は3つのTRAプロファイルを示すが、その他の実施形態では異なる数のTRAプロファイルを使用することができる。TRAプロファイルは、そうする必要はないが典型的に同じ目標SNRマージン(TARSNRM)を使用する。大きな実効データ速度変動のある単一速度適応(rate−adaptive、RA)プロファイルと比較して、最低および最高実効データ速度に制約範囲を持つこのようなTRAプロファイルは大きな利点を有する。RAプロファイルを使用するDSL回線が弱い雑音状態の時間中に調整すれば、その場合後刻雑音が大きくなるとDSL回線には再調整の大きな危険がある。一方適切なTRAプロファイルを使用すれば、そのような再調整を防止することができ、従ってTRAプロファイルの最高実効データ速度は常に達成可能な最高実行データ速度1006を超えない。図5に示す処理を使用し、現行および推定速度分布データに基づき、適するTRAプロファイル1012、1014、1016を選択することができる。
単一RAプロファイルを大きな目標SNRマージンにより使用すれば、その場合雑音増加により再調整を起動することがあり、再調整は回線を非常な低速の状態に残しうる。これは、またTRAプロファイルが防止するが、それは最高実行データ速度を制約し、一方目標SNRマージンが依然比較的小さな値を持つことを可能とすることができるからである。TRAプロファイルが低い再調整率、低い顧客混乱の可能性、低い維持活動/経費などに繋がりうることにおいて、TRAプロファイルはRAプロファイルに対して利点を持つ。TRAプロファイルは、またサービスプロバイダの平均速度/範囲フットプリントを増加させることができる。
一般に、本発明の実施形態は1つ以上のモデムおよび/またはコンピュータシステムに格納するまたは、1つ以上のモデムおよび/またはコンピュータシステムを通じて伝送するデータを含む種々の処理を使用する。本発明の実施形態は、またこれらの動作を実行するハードウェアデバイスまたはその他の装置に関係する。この装置は必要な目的のために特に構築することができるか、またはコンピュータプログラムおよび/またはコンピュータに格納するデータ構成により選択的にアクティブにするか、または再構成する汎用コンピュータでありうる。本明細書に提示する処理は本来的に特定のコンピュータまたはその他の装置に関係しない。特に、本明細書の教示により作成するプログラムにより種々の汎用マシーンを使用するか、または必要な方法のステップを実行するさらに特化した装置を構築するのがより好都合でありうる。種々のこれらマシーンの特定の構成は以下に提示する記述に基づき通常の当業者には明らかであろう。
上記のように、本発明の実施形態はコンピュータシステムに格納するデータを含む種々の処理ステップを使用する。これらのステップは物理量の物理的操作を必要とするものである。必ずではないが通常、これらの量は格納、伝送、結合、比較およびその他の方法による操作が可能な電気的または磁気的信号形式を取る。これらの信号をビット、ビットストリーム、データ信号、指令信号、値、要素、変数、文字、データ構成または同類と称するのは主として共通に使用するため時に好都合である。とはいえ、これらおよび類似の用語の全てが適する物理量と関連し、これらの量に適用する単に好都合なラベルであることを記憶すべきである。
さらに特定する、適合するまたは比較するなどの用語で実行する操作を参照することが多い。本発明の一部を形成する本明細書で記述する動作では、これらの動作はマシーン動作である。本発明の実施形態の動作を実行する有用なマシーンは、汎用デジタルコンピュータ、モデムまたはその他の類似するデバイスを含む。全ての場合において、コンピュータを動作させる動作方法と計算自体の方法との間の区別を記憶すべきである。本発明の実施形態は、電気的またはその他の物理信号の処理においてコンピュータを動作させ、その他の望ましい物理信号を生成する方法のステップに関係する。
加えて本発明の実施形態は、さらに種々のコンピュータを実装する動作を実行するプログラム命令を含むコンピュータによる読み出し可能媒体に関係する。媒体およびプログラム命令は本発明のために特に設計し、構築するものであるか、またはコンピュータソフトウェア技術分野における当業者によく知られ、利用することができる種類のものでありうる。コンピュータによる読み出し可能媒体の例は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープなどの磁気的媒体、CD‐ROMディスクなどの光媒体、フロプティカルディスクなどの磁気光学媒体、および読み出し専用メモリデバイス(read only memory、ROM)およびランダム・アクセス・メモリ(random access memory、RAM)などのプログラム命令を格納し、実行するように特に構成するハードウェアデバイスを含むが、以上に限定されない。プログラム命令の例は、コンパイラにより生成するようなマシーンコードおよびインタープリタを使用してコンピュータが実行することができるハイ・レベル・コードを含むファイルの両方を含む。
図11は、本発明の1つ以上の実施形態によりユーザおよび/またはコントローラが使用することができる典型的なコンピュータシステムを図示する。コンピュータシステム1100は任意の数のプロセッサ1102(中央処理装置、即ちCPUとも称す)を含み、プロセッサは1次記憶装置1106(典型的にランダム・アクセス・メモリ、即ちRAM)、1次記憶装置1104(典型的に読み出し専用メモリ、即ちROM)を含む記憶デバイスに連結する。当技術分野でよく知られるように、1次記憶装置1104はデータおよび指令をCPUに単方向に伝送するように動作し、1次記憶装置1406は典型的にデータおよび指令を両方向様式で伝送するのに使用する。両方のこれら1次記憶デバイスは上記の任意の適するコンピュータによる読み出し可能媒体を含むことができる。大容量記憶デバイス1108はまたCPU1102に両方向的に連結し、追加データ格納容量を提供し、上記の任意のコンピュータによる読み出し可能媒体を含むことができる。大容量記憶デバイス1108を使用して、プログラム、データおよび同類を格納することができ、大容量記憶デバイス1108は1次記憶装置より遅いハードディスクなどの典型的に2次記憶媒体である。大容量記憶デバイス1108内に保持する情報を適する場合に、バーチャルメモリのように1次記憶装置1106の一部として標準様式で組み込むことができることは理解されるであろう。CD‐ROMなどの特定の大容量記憶デバイスは、またCPUに一方向にデータを伝達することができる。
CPU1102は、またインタフェース1110に連結し、インタフェースはビデオモニタ、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロフォン、接触感応ディスプレイ、トランスデューサ・カード・リーダ、磁気または紙テープリーダ、タブレット、スタイラス、音声または手書き認識装置、または勿論その他のコンピュータなどの他に良く知られた入力デバイスなどの1つ以上の入力/出力デバイスを含む。最後に、CPU1102は選択可能にコンピュータまたは1112において一般的に示すようなネットワーク接続を使用する通信ネットワークに連結することができる。接続1112を使用して、DSLシステムおよび/または関心のあるモデムと通信することができる。幾つかの場合、コンピュータシステム1100は、恐らく運用会社の設備(例えば、CO)を通じてまたはあるその他の適する手法(例えば、所与のDSLシステムのNMSへの接続)で、DSLシステムとの私設の、専用および/またはその他の方法による特別な接続を持つことができる。このような接続により、CPUはネットワークおよび/またはDSLシステムから情報を受信することができるか、または上記の方法のステップを実行する中でネットワークおよび/またはDSLシステムに情報を出力することができると考えられる。上記のデバイスおよびデータはコンピュータハードウェアおよびソフトウェア技術分野における当業者にとって熟知されたものであろう。上記のハードウェア要素は本発明の動作を実行する複数のソフトウェアモジュールを定義することができる。例えば、マージンの監視を動作させ、コントローラを制御する命令を、(CD−ROMである、またはCD−ROMを含むことができる)大容量記憶デバイス1108に格納し、1次メモリ1106と共にCPU1102において実行することができる。好ましい実施形態では、コントローラをソフトウェアサブモジュールに分割する。
本発明の多くの特徴および利点は記述した説明から明らかであり、添付する特許請求の範囲は本発明の全てのそのような特徴および利点を包含すると考えられる。さらに、多くの修正および変更は当業者には容易に思い浮かぶであろう故、本発明は図示し、説明したような正確な構築および動作に限定されない。それ故、記述した実施形態は例示するものであり、制限するものではないと取るべきであり、本発明は本明細書において提示する詳細に限定されず、添付する特許請求の範囲および、現在または将来において予見できるか、または予見できなくとも、均等物のその完全な範囲により定義されるべきである。
G997.1規格による参照モデルシステムの概要ブロック図である。 別の参照モデルシステムの概要ブロック図である。 汎用で、例示的なDSLの実施を図示する概要ブロック図である。 本発明の一実施形態によるモデルベース制御装置を含むコントローラである。 本発明の一実施形態によるDSL最適化装置である。 本発明の1つ以上の実施形態による方法のフローチャートである。 本発明の1つ以上の実施形態による方法の別のフローチャートである。 本発明の実施形態と共に使用する1つ以上の遷移マトリックスおよび可能なプロファイルの設計および/または選択を示す。 幾つかの実施形態における目標プロファイルの実施可能の是非に関する決定を下すために種々のサブルールを利用する例示的、包括的ルールである。 DSL回線またはその他の通信回線の現状態から1つ以上の目標状態への遷移動作を評価する、本発明の1つ以上の実施形態を示すフローチャートである。 本発明の実施形態と共に使用する例示的状態図である。 DSL回線プロファイルの例示的セットである。 本発明の実施形態を実装するのに適する典型的コンピュータシステムのブロック図である。

Claims (21)

  1. 第1のDSLシステムを構成する方法であって、前記方法が、
    前記第1のDSLシステムに関する運用データを収集するステップであって、前記第1のDSLシステムが第1のプロファイルにより動作するように構成されるステップと、
    結合装置レベル情報を入手するステップと、
    第2のプロファイルを選択するステップであって、前記第2のプロファイルが前記結合装置レベル情報に基づく複数の可能なプロファイルの1つであるステップと、
    前記収集された運用データおよび1つ以上の遷移ルールに基づき、前記第1のDSLシステムが前記第2のプロファイルにより動作することができるかを判断するステップであって、前記第2のプロファイルが前記第1のプロファイルからの遷移に利用可能なプロファイルであるステップと、
    前記収集された運用データおよび前記1つ以上の遷移ルールに基づき、前記第1のDSLシステムが前記第2のプロファイルにより動作することができれば、前記第1のDSLシステムに前記第2のプロファイルにより動作することを指令するステップと
    を含む方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記収集された運用データおよび1つ以上の遷移ルールに基づき前記第2のプロファイルにより、前記第1のDSLシステムが動作することができなければ、第3のプロファイルを選択するステップであって、前記第3のプロファイルが前記結合装置レベル情報に基づき可能なプロファイルであるステップと、
    前記収集された運用データおよび前記1つ以上の遷移ルールに基づき前記第3のプロファイルにより、前記第1のDSLシステムが動作することができるかを判断するステップであって、前記第3のプロファイルが前記第1のプロファイルからの遷移に利用可能なプロファイルであるステップと、
    前記収集された運用データおよび前記1つ以上の遷移ルールに基づき前記第3のプロファイルにより、前記第1のDSLシステムが動作することができれば、前記第1のDSLシステムに前記第3のプロファイルにより動作することを指令するステップと
    をさらに含む方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、前記運用データが以下の、
    帯域選択指示、
    マージン・キャップ・モード指示、
    トーン毎のマージンを最大SNRマージンより小さく保つべきことの指示、
    実効データ速度に関するサービス優先度、
    過大マージンに関するサービス優先度、
    トーン毎の過大マージンに関するサービス優先度、
    遅延に関するサービス優先度、
    インパルス雑音保護に関するサービス優先度、
    前記第1のDSLシステムにより使用するローディングアルゴリズムの指示、
    前記第1のDSLシステムにより使用する電力割り当てアルゴリズムの指示、
    最大達成可能データ速度、
    現行データ速度、
    マージン、
    トーン毎のチャネル減衰、
    平均減衰、
    トーン毎の休止回線雑音、
    トーン毎のアクティブ回線雑音、
    トーン毎のSNR、
    トーン毎の送信PSD、
    DPBOSHAPED、
    UPBOSHAPED、
    エコー応答、
    帯域選択、
    マージン・キャップ・モード、
    FEC訂正計数、
    符号違反計数、
    誤り秒、
    重大な誤り秒、
    再調整計数、
    現行遅延、
    誤り分布、
    現行インパルス雑音保護、または
    FECおよび差し込みパラメータ
    の少なくとも1つに関するデータを含む方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、以下の、
    前記第1のDSLシステムを制御するコントローラ、
    1つ以上の隣接DSLシステムを制御するコントローラ、
    前記第1のDSLシステム以外のDSLシステムを制御するコントローラ、
    私設運用データソース、または
    公的運用データソース
    の少なくとも1つから前記運用データを収集する方法。
  5. 請求項1に記載の方法において、前記第1のおよび前記第2のプロファイルのそれぞれが以下の、
    最大公称電力スペクトル密度、
    MAXNOMPSD、
    最大公称総送信電力、
    MAXNOMATP、
    電力カットバック、
    PCB、
    DPBOSHAPED、
    ダウンストリーム電力バックオフ形成パラメータ、
    UPBOSHAPED、
    アップストリーム電力バックオフ形成パラメータ、
    細かな利得、
    gi、
    送信スペクトル規模要因、
    tssi、
    電力スペクトル密度マスク、
    PSDMASK、
    電力スペクトル密度レベル、
    最大受信電力、
    MAXRXPWR、
    アップストリーム電力「バックオフ」パラメータ、
    UPBOKLE、
    マージン・キャップ・モード、
    キャリヤマスク、
    CARMASK、
    最少インパルス雑音保護、
    MININP、
    最長遅延、
    MAXDELAY、
    目標マージン、
    TARSNRM、
    最小マージン、
    MINSNRM、
    最大マージン、
    MAXSNRM、
    帯域選択指示、
    PREBAND、
    目標データ速度、
    最低データ速度、
    最高データ速度、
    FECおよび差し込みパラメータ、
    トーン毎のビットキャップ、
    BCAP[n]、
    トーン毎の目標マージン、
    TARSNRM、
    参照雑音、または
    REFNOISE
    の構成パラメータの少なくとも1つを含む方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、前記第1のプロファイルが第1のプロファイルの最低データ速度および第1のプロファイルの最高データ速度を含み、
    さらに、前記第2のプロファイルが第2のプロファイルの最低データ速度および第2のプロファイルの最高データ速度を含み、そして
    さらに、前記第1のプロファイルおよび前記第2のプロファイルが以下の、
    前記第1のプロファイルの最低データ速度が前記第2のプロファイルの最低データ速度より遅いか、または等しく、前記第1のプロファイルの最高データ速度が前記第2のプロファイルの最高データ速度より遅い第1の条件、または
    前記第2のプロファイルの最低データ速度が前記第1のプロファイルの最低データ速度より遅いか、または等しく、前記第2のプロファイルの最高データ速度が前記第1のプロファイルの最高データ速度より遅い第2の条件
    の1つを満たす方法。
  7. 請求項1に記載の方法において、前記収集運用データが1つ以上のパラメータ値を含むパラメータ値のセットを含み、さらに前記遷移ルールが運用値を閾値と比較するステップを含み、前記運用値が以下の、
    前記パラメータ値のセットにおける単一パラメータ値、
    前記パラメータ値のセットにおける1つ以上のパラメータ値に基づき計算する値、または
    前記パラメータ値のセットにおけるパラメータ値の組み合わせ
    の少なくとも1つである方法。
  8. 請求項1に記載の方法において、前記結合装置レベル情報が、
    前記第1のDSLシステムについての第1の実施情報、および
    前記第1のDSLシステムに物理的に近い1つ以上の隣接DSLシステムについての隣接実施情報
    を含む結合装置レベル実施情報を含む方法。
  9. 請求項8に記載の方法において、前記結合装置レベル実施情報が以下の、
    前記第1のDSLシステムを中央局、遠隔端末、サービス・アクセス・インタフェース、光ネットワーク装置、または遠隔DSLAMから実施するかの指示、または
    隣接DSLシステムを中央局、遠隔端末、サービス・アクセス・インタフェース、光ネットワーク装置、または遠隔DSLAMから実施するかの指示
    の少なくとも1つを含む方法。
  10. 請求項8に記載の方法において、前記可能なプロファイルが以下の、
    動作不可能な1つ以上の低周波数、
    高周波数より低いPSDマスクを持つ1つ以上の低周波数、
    動作可能なアップストリーム電力バックオフ、
    無指定値とは異なる値を持つ1つ以上のアップストリーム電力バックオフパラメータ、
    動作可能な帯域選択、または
    動作可能なマージン・キャップ・モード
    の特性の少なくとも1つを持つプロファイル含む方法。
  11. 請求項8に記載の方法において、前記可能なプロファイルがスペクトラム平衡法の前記使用を通じて計算する構成パラメータ値を含み、
    さらに、前記スペクトラム平衡法が前記結合装置レベル実施情報を使用し、
    さらに、前記スペクトラム平衡法が以下の、
    想定する最悪の場合のループトポロジ、または
    実際のトポロジ情報
    の少なくとも1つを使用し、
    さらに、前記スペクトラム平衡法が以下の、
    想定する漏話結合情報、または
    実際の漏話結合情報
    の少なくとも1つを使用する方法。
  12. 請求項1に記載の方法において、前記結合装置レベル情報が、
    前記第1のDSLシステムについての第1のトポロジ情報、および
    前記第1のDSLシステムに物理的に近い1つ以上の隣接DSLシステムについての隣接トポロジ情報
    を含む結合装置レベルトポロジ情報を含む方法。
  13. 請求項12に記載の方法において、前記結合装置レベルトポロジ情報が以下の、
    実施点に関する位置情報、
    顧客宅内装置に関する位置情報、
    ループ長、
    隣接情報、
    参照点からの実施点の距離、または
    参照点からの顧客宅内装置の距離
    の少なくとも1つを含む方法。
  14. 請求項12に記載の方法において、前記可能なプロファイルがスペクトラム平衡法の前記使用を通じて計算する構成パラメータ値を含み、
    さらに、前記スペクトラム平衡法が以下の、
    想定する実施情報、または
    実際の実施情報、
    の少なくとも1つを使用し、
    さらに、前記スペクトラム平衡法が前記結合装置トポロジ情報を使用し、そして
    さらに、前記スペクトラム平衡法が以下の、
    想定する漏話結合情報、または
    実際の漏話結合情報
    の少なくとも1つを使用する方法。
  15. 請求項1に記載の方法において、前記結合装置レベル情報が前記第1のDSLシステムと前記第1のDSLシステムに物理的に近い少なくとも1つの隣接DSLシステムとの間の漏話結合情報を含む方法。
  16. 請求項15に記載の方法において、前記漏話結合情報が以下の、
    Xlog、
    Xlin、
    漏話結合パラメータ、
    トーングループに亘るXlogの平均、
    受信漏話雑音、または
    受信総雑音
    の少なくとも1つに関するデータを含む方法。
  17. 請求項15に記載の方法において、隣接DSLシステムに関する運用データを収集するステップをさらに含み、
    さらに、前記第1のDSLシステムに関する前記収集運用データが1つ以上のパラメータ値を含む第1のDSLシステムパラメータ値のセットを含み、
    さらに、前記隣接DSLシステムに関する前記収集運用データが1つ以上のパラメータ値を含む隣接DSLシステムパラメータ値のセットを含み、
    さらに、前記遷移ルールが運用値を閾値と比較するステップを含み、前記運用値が以下の、
    前記第1のDSLシステムパラメータ値のセットにおける単一パラメータ値、
    前記隣接DSLシステムパラメータ値のセットにおける単一パラメータ値、
    前記第1のDSLシステムパラメータ値のセットにおける1つ以上のパラメータ値に基づき計算する値、
    前記隣接DSLシステムパラメータ値のセットにおける1つ以上のパラメータ値に基づき計算する値、
    前記第1のDSLシステムパラメータ値のセットにおけるパラメータ値の組み合わせ、または
    前記隣接DSLシステムパラメータ値のセットにおけるパラメータ値の組み合わせ
    の少なくとも1つである方法。
  18. 請求項15に記載の方法において、前記可能なプロファイルがスペクトラム平衡法の前記使用を通じて計算される構成パラメータ値を含み、
    さらに、前記スペクトラム平衡法が以下の、
    想定される実施情報、または
    実際の実施情報、
    の少なくとも1つを使用し、
    さらに、前記スペクトラム平衡法が以下の、
    実際のトポロジ情報、または
    想定されるトポロジ情報、
    の少なくとも1つを使用し、そして
    さらに、前記スペクトラム平衡法が前記漏話結合情報を使用する方法。
  19. マシーンによる読み出し可能媒体および前記マシーンによる読み出し可能媒体に含まれるプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記プログラム命令が第1のDSLシステムを構成する方法を指定し、前記方法が、
    前記第1のDSLシステムから運用データを入手するステップであって、前記第1のDSLシステムは第1のプロファイルにより動作するように構成されるステップと、
    結合器レベル情報を入手するステップであって、前記結合器レベル情報が以下の、
    実際のまたは想定する結合器レベル実施情報、
    実際のまたは想定する結合器レベルトポロジ情報、または
    実際のまたは想定する漏話結合情報
    の少なくとも1つを含む、結合器レベル情報を入手するステップと、
    第2のプロファイルを選択するステップであって、前記第2のプロファイルが、
    前記結合器レベル実施情報に基づき可能であり、
    遷移ルールに基づき可能であり、かつ
    前記収集運用データに基づき前記第1のDSLシステムが使用することができるステップ、および
    前記第2のプロファイルにより動作することを前記第1のDSLシステムに指令するステップと
    を含むコンピュータプログラム製品。
  20. 請求項18に記載のコンピュータプログラム製品において、前記第2のプロファイルが、前記結合器レベル情報を使用して実行する、スペクトラム平衡法を使用して計算される、1つ以上の構成パラメータ値を含むコンピュータプログラム製品。
  21. データ分析装置に連結するデータ収集装置および前記データ分析装置に連結する制御信号生成装置を含むコントローラであって、前記データ収集装置、前記データ分析装置および前記信号生成装置は、
    第1のDSLシステムに関する運用データを収集し、前記第1のDSLシステムは第1のプロファイルにより動作するように構成され、
    結合装置レベル情報を入手し、
    第2のプロファイルを選択し、前記第2のプロファイルが前記結合装置レベル情報に基づく複数の可能なプロファイルの1つであり、
    前記収集運用データおよび1つ以上の遷移ルールに基づき、前記第1のDSLシステムが前記第2のプロファイルにより動作することができるかを判断し、前記第2のプロファイルが前記第1のプロファイルからの遷移に利用可能なプロファイルであり、かつ
    前記収集運用データおよび前記1つ以上の遷移ルールに基づき、前記第1のDSLシステムが前記第2のプロファイルにより動作することができる場合にのみ、前記第1のDSLシステムに前記第2のプロファイルにより動作することを指令する、
    ように構成されるコントローラ。
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