JP2009303225A - プレディストーション装置、システム及び方法 - Google Patents

プレディストーション装置、システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009303225A
JP2009303225A JP2009143745A JP2009143745A JP2009303225A JP 2009303225 A JP2009303225 A JP 2009303225A JP 2009143745 A JP2009143745 A JP 2009143745A JP 2009143745 A JP2009143745 A JP 2009143745A JP 2009303225 A JP2009303225 A JP 2009303225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
predistortion
amplitude
phase
lookup table
values
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009143745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5293440B2 (ja
Inventor
Hui Li
リ ホォイ
Zhan Shi
シ ジャヌ
Jianmin Zhou
ジョウ ジエヌミヌ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JP2009303225A publication Critical patent/JP2009303225A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5293440B2 publication Critical patent/JP5293440B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3241Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits
    • H03F1/3247Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits using feedback acting on predistortion circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2201/00Indexing scheme relating to details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements covered by H03F1/00
    • H03F2201/32Indexing scheme relating to modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F2201/3233Adaptive predistortion using lookup table, e.g. memory, RAM, ROM, LUT, to generate the predistortion

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

【課題】計算上の複雑性が低く、大きなフレキシビリティを有するプレディストーション装置及び方法の提供。
【解決手段】情報源から入力される情報源入力信号にモジュラー演算を行うモジュラー値計算部301と、互いに直交する記憶されたN個のルックアップテーブルを検索して情報源入力信号のモジュラー値に応じて各ルックアップテーブルの対応する出力を見つけN個のルックアップテーブル値を取得する直交ルックアップテーブル値取得部302と、直交ルックアップテーブル値取得部が取得したN個のルックアップテーブル値をN個の振幅調節係数と乗算してN個の振幅調整値を求め、N個のルックアップテーブル値をN個の位相調節係数と乗算してN個の位相調節値を求める乗算部303と、N個の振幅調整値を加えて振幅プレディストーション値を求めN個の位相調整値を加えて位相プレディストーション値を求める加算部304とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は無線送信器に関し、特に送信器におけるRFパワー増幅に関する。
通信システムの発展にともない、周波数スペクトル効率が高い様々な変調モードが広く利用されている。これらの変調信号はエンベロープが不規則であり、送信器中のパワーアンプの線形性が必要になる。そこで線形化方法が必須の技術になる。デジタル・ベースバンド・プレディストーションは、簡単かつフレキシブルかつ低コストなため、パワー増幅の有効な線形化方法となっている。
スカラー情報(パワー増幅後の出力信号のアウトバンドパワー(out-band power)やインバンド/アウトバンドパワー比(in-band/out-band power ratios)など)を最適化対象として用いるプレディストーション方法は、フィードバックループの遅延やI/Oアンバランスなどの要因の影響を回避でき、より単純かつ効果的である。
図1は、従来の方法を用いたパワー増幅装置の原理を示すブロック図である。図1に示したように、情報源101からのベースバンド情報源情報x(n)がルックアップテーブル・プレディストータ102を通ると、振幅プレディストーション値yam(|x(n)|)と位相プレディストーション値ypm(|x(n)|)が求まる。乗算器103はベースバンド情報源情報にプレディストーション値を乗算してプレディストーション信号x(n)・yam(|x(n)|)・exp(j・ypm(|x(n)|))を求める。このプレディストーション信号はデジタル・アナログ(D/A)変換器104によりアナログ信号に変換される。この信号はアップコンバータ105によりRF信号にアップコンバートされ、パワーアンプ106に入力される。パワーアンプ106により増幅された信号はアンテナから送信される。同時に、パワーアンプ106から出力された信号の一部がダウンコンバータ107によりダウンコンバートされ、アナログ・デジタル変換器108にフィードバックされる。デジタル信号はサンプリングされ、パワーアンプの出力のフィードバック・デジタルベースバンド信号が求まる。アウトバンドパワー計算モジュール109においてデジタル信号処理技術によりベースバンド信号を分析し、このデジタルベースバンド信号のアウトバンドパワー値を求める。そして、モジュール110において、最適化アルゴリズムを用いて、アウトバンドパワー値をターゲット関数として最適化し、プレディストータのパラメータを更新する。これによりアダプティブプレディストーションプロセスが実現する。
アルゴリズムにおける基本的な問題として、ルックアップテーブル・プレディストータを実現するための構造とアルゴリズム、及びそれに用いるプレディストーション・ルックアップテーブルの更新がある。
米国特許第6,600,792号では、プレディストーションパラメータとして複数の振幅点においてプレディストーション値を選択している。これらのパラメータは、プレディストーション・カーブ状の離散的な点である。パラメータ更新の時、これらの離散的な点を点ごとに更新し、線形補間法またはスプライン補間法によりプレディストーションルックアップテーブル全体を作成する。この方法では、ルックアップテーブルに多数のアイテムがある場合、補間演算の計算量が大きくなり、リアルタイムでの補間は困難である。米国特許第6,731,168号に記載の発明では、2つのルックアップテーブルが予め記憶されている。1つは高温状態のものでありもう1つは低温状態のものである。フィードバックした温度情報に応じて補間係数を適応的に制御し、2つのテーブルの間の補間を行い、現在のプレディストーションテーブルを求める。この方法ではプレディストーションパラメータはほとんど必要ないが、これにより求められるプレディストーションテーブルは自由度が比較的低く、フレキシビリティも小さい。米国特許第6,240,278号では、プレディストーション関数として直交多項式を用い、直交多項式の係数を更新することにより適応性を実現している。この方法で必要となる直交多項式は、入力信号の統計的特徴に依存し、入力信号の特徴が異なると、対応する直交多項式を新しく計算しなければならない。この他、様々な環境条件の下でパワー増幅特性を測定してプレディストーションパラメータのセットを計算し、現在の動作状態に応じて対応するプレディストーションパラメータを選択するアルゴリズムがある。これらの方法もより大きな記憶容量を必要とするが、フレキシビリティは劣っている。
本発明は、従来技術に存するこれらの問題を考慮して提案するものであり、従来技術の本来的な欠点を除去し、少なくとも1つの有利な選択肢を提供する、プレディストーション値を取得するプレディストーション装置及び方法を提供する。
上記の目的を達成するために、本発明は次の態様を提供する。
態様1:情報源から入力される情報源入力信号にモジュラー演算を行うモジュラー値計算部と、互いに直交する記憶されたN個のルックアップテーブルを検索して、前記情報源入力信号のモジュラー値に応じて各ルックアップテーブルの対応する出力を見つけ、N個のルックアップテーブル値を取得する、Nは1より大きい整数である直交ルックアップテーブル値取得部と、前記直交ルックアップテーブル値取得部が取得した前記N個のルックアップテーブル値を、N個の振幅調節係数と乗算して、N個の振幅調整値を求め、前記N個のルックアップテーブル値を、N個の位相調節係数と乗算して、N個の位相調節値を求める乗算部と、前記N個の振幅調整値を加えて振幅プレディストーション値を求め、前記N個の位相調整値を加えて位相プレディストーション値を求める加算部とを有するプレディストータ。
態様2:入力行列に特異値分解を行って、互いに直交するN個のルックアップテーブルを求める、態様1に記載のプレディストータ。
態様3:プレディストーション特性コントロール基本点ベクトルとそのべき乗よりなる行列と、前記情報源信号の代表的なモジュラー値ベクトルとそのべき乗よりなる行列による計算により前記入力行列を求め、前記べき乗は偶数べきを含む、または奇数べきだけでなく偶数べきも含む、態様2に記載のプレディストータ。
態様4:各ルックアップテーブルを、プレディストーション特徴コントロール基本ポイントで決定したルックアップテーブル基本出力値のセットでマークし、前記プレディストータは、振幅調整係数計算部と、位相調整係数計算部と、振幅プレディストーションパラメータ記憶部と、位相プレディストーションパラメータ記憶部とをさらに有し、前記振幅調整係数計算部は、前記プレディストーションパラメータ記憶部に記憶された振幅プレディストーションパラメータと、各ルックアップテーブルのルックアップテーブル基本出力値のセットよりなるベクトルとの内積をとり、各テーブルに関する各振幅調整係数を求め、前記位相調整係数計算部は、前記位相プレディストーションパラメータ記憶部に記憶された位相プレディストーションパラメータと、各ルックアップテーブルのルックアップテーブル基本出力値のセットよりなるベクトルとの内積をとり、各テーブルに関する各位相調整係数を求め、前記振幅プレディストーションパラメータは、各プレディストーション特性コントロール基本ポイントにおける望ましい振幅プレディストーション値のセットであり、前記位相プレディストーションパラメータは、各プレディストーション特性コントロール基本ポイントにおける望ましい位相プレディストーション値のセットである、態様1に記載のプレディストータ。
態様5:態様1に記載のプレディストータと、パワー増幅された信号のフィードバックされた帯域外パワー値を計算する帯域外パワー計算部と、前記帯域外計算部が計算した帯域外パワー値に応じて前記プレディストータの振幅調整係数と位相調整係数とを更新する調節係数更新部とを有する、プレディストーションシステム。
態様6:各プレディストータにおいて、各ルックアップテーブルを、プレディストーション特徴コントロール基本ポイントで決定したルックアップテーブル基本出力値のセットでマークし、前記プレディストータは、振幅調整係数計算部と、位相調整係数計算部と、振幅プレディストーションパラメータ記憶部と、位相プレディストーションパラメータ記憶部とをさらに有し、前記振幅調整係数計算部は、前記プレディストーションパラメータ記憶部に記憶された振幅プレディストーションパラメータと、各ルックアップテーブルのルックアップテーブル基本出力値のセットよりなるベクトルとの内積をとり、各テーブルに関する各振幅調整係数を求め、前記位相調整係数計算部は、前記位相プレディストーションパラメータ記憶部に記憶された位相プレディストーションパラメータと、各ルックアップテーブルのルックアップテーブル基本出力値のセットよりなるベクトルとの内積をとり、各テーブルに関する各位相調整係数を求め、前記調整係数更新部は前記振幅プレディストーションパラメータと位相プレディストーションパラメータとを更新する、態様5に記載のプレディストーションシステム。
態様7:前記調整係数更新部は傾斜降下法または直接検索法により前記振幅プレディストーションパラメータと位相プレディストーションパラメータを更新する、態様6に記載のプレディストーションシステム。
態様8:情報源から入力される情報源入力信号にモジュラー演算を行う段階と、互いに直交する記憶されたN個のルックアップテーブルを検索して、前記情報源入力信号のモジュラー値に応じて各ルックアップテーブルの対応する出力を見つけ、N個のルックアップテーブル値を取得する、Nは1より大きい整数である段階と、前記N個のルックアップテーブル値にN個の振幅調整係数を乗算してN個の振幅調整係数を求め、前記N個のルックアップテーブル値にN個の位相調整係数を乗算してN個の位相調整値を求める段階と、前記N個の振幅調整値を加えて振幅プレディストーション値を求め、前記N個の位相調整値を加えて位相プレディストーション値を求める段階とを含む、プレディストーション方法。
態様9:入力行列に特異値分解を行って、互いに直交するN個のルックアップテーブルを求める、態様8に記載のプレディストーション方法。
態様10:プレディストーション特性コントロール基本点ベクトルとそのべき乗よりなる行列と、前記情報源信号の代表的なモジュラー値ベクトルとそのべき乗よりなる行列による計算により前記入力行列を求め、前記べき乗は偶数べきを含む、または奇数べきだけでなく偶数べきも含む、態様8に記載のプレディストーション方法。
従来技術の方法と異なり、本発明による装置と方法は、補間演算を行ってルックアップテーブルの内容を計算する必要がなく、計算上の複雑性が比較的低い。本発明によるプレディストータは、直交ルックアップテーブルに基づき合成され、大きな自由度とすばらしいフレキシビリティを有する。同時に、本発明で求める直交ルックアップテーブルは入力信号の統計的特徴と無関係である。さらに、プレディストーションパラメータの変化の傾向及び範囲を、温度と時間によるパワー増幅特性の変化に関する経験的知識により制御できる。
本発明の他の目的、特徴、利点は、添付した図面を参照して発明の詳細な説明を読めば明らかとなる。
従来の方法を用いたパワー増幅装置の原理を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるプレディストータの原理を示す図である。 本発明の一実施形態によるプレディストータの構成を示すブロック図である。 本発明によるプレディストータの直交ルックアップテーブル値取得部の動作を示す図である。 図3に示したプレディストータの詳細を示す図である。 本発明の一実施形態によるプレディストーション処理方法を示すフローチャートである。 本発明によるプレディストーションシステムの動作を示すフローチャートである。
添付した図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。説明を明確かつ簡潔にするため、本発明を分かりにくくするような従来技術に属する構成要素の説明は省いた。また、本発明の同一または同様の構成要素には同じ参照数字を付し、同じ説明の繰り返しはしていない。
本発明によるプレディストータは、図1に示したルックアップテーブル・プレディストータ102に替わって用いられるものである。
図2は、本発明の一実施形態によるプレディストータの原理を示す図である。図2に示したように、本発明は、互いに直交するルックアップテーブルのセット201を利用する。このルックアップテーブルのセットは更新する必要が無く、振幅プレディストーションと位相プレディストーションの基底(bases)として機能する。情報源入力信号にモジュラー値検出を行い、対応するルックアップテーブルを見つける。求めたプレディストーションパラメータを用いて乗算演算及び加算演算を行い、振幅プレディストーション値と位相プレディストーション値を求める(モジュール202、203参照)。プレディストーションパラメータは複数の振幅値における振幅プレディストーション値と位相プレディストーション値から選択し、プレディストータのパラメータ値は適応更新(adaptive update)のプロセス中に更新して、パワー増幅後の出力信号のアウトバンドパワーを低減する。
図3は、本発明の一実施形態によるプレディストータの構成を示すブロック図である。
図3に示したように、本発明の一実施形態によるプレディストータ102は、モジュラー値計算部301、直交ルックアップテーブル値取得部302、乗算部303、及び加算部304を含む。モジュラー値計算部301は、情報源101から入力される情報源信号の絶対値(modulus)を求める。タイミングnに入力される複素信号が
Figure 2009303225
であるとき、モジュラー値計算部301の出力は
Figure 2009303225
であり、すなわち入力複素信号の振幅である。直交ルックアップテーブル取得部302は、モジュラー値計算部301が計算した入力情報源信号のモジュラー値に基づき、N個のルックアップテーブルの値を求めるために、記憶された互いに直交するN個のルックアップテーブルを検索し、モジュラー値に対応する各テーブルの出力を見つける。乗算部303は、ルックアップテーブルの値にN個の振幅調整係数(amplitude adjustment factors)をかけて、N個の振幅調整値を求める。乗算部303は、さらに、ルックアップテーブルの値にN個の位相調整係数(phase adjustment factors)をかけて、N個の位相調整値を求める。加算部304は、N個の振幅調整値を加えて、振幅プレディストーション値を求め、さらにNこの位相調整値を加えて、位相プレディストーション値を求める。
図4は、本発明によるプレディストータの直交ルックアップテーブル値取得部の動作を示す図である。図4の横軸は入力された情報源信号のモジュラー値であり、縦軸はルックアップテーブルの出力値である。図4に示した各曲線は1つのルックアップテーブルの内容を示している。図4に示した例では、入力された情報源信号の振幅値(すなわちモジュラー値)がxで表した区間に入ると、N個のルックアップテーブルの出力y,y,...yが同時に検索され、計算に用いられる。図4のXinは情報源信号の代表的なモジュラー値ベクトルであり、情報源の代表的な振幅値xないしxよりなる。Xは基本点ベクトル(essential point vector)であり、その要素x01ないしx0mはそれぞれXinから選択される。例えば、x01はXinの要素xである。ベクトルXinとXは先験的(priori)に生成され、直交ルックアップテーブルの生成に用いられる。このことは後で詳細に説明する。
図3に示したプレディストータを、図5を参照してより詳しく説明する。図5は、図3に示したプレディストータの具体的な構成を示している。図5に示したように、情報源101から入力される情報源信号は、最初に絶対値取得部(modulus acquiring section)501に入力され、絶対値(modulus)を取得し、入力信号のモジュラー値(modular value)を求める。絶対値取得部501は図3のモジュラー値計算部301に対応している。その後、(図3の直交ルックアップテーブル値取得部302に対応する)直交ルックアップテーブル値取得部が、ルックアップテーブル502、503、504のテーブルを参照(look up)し、絶対値取得部501が求めたモジュラー値に対応するルックアップテーブル値を求める。図5において、ルックアップテーブル1ないしルックアップテーブルNは互いに直交している、すなわち、どの2つのルックアップテーブルの出力ベクトルの内積もゼロである。このルックアップテーブルのセットを、振幅プレディストーションだけでなく位相プレディストーションにも利用する。ルックアップテーブルの内容は事前に計算して記憶されている。必ずしも使用中に更新する必要はない。
ルックアップテーブルの内容の計算を以下に詳しく説明する。
まず、情報源信号の振幅変動範囲を、情報源信号の振幅変動範囲に関する経験的知識と、予め設定したルックアップテーブルの長さLに従って、L個の区間に一様に分割する。各区間の長さをΔとする。各区間の代表的入力振幅値を決定し、情報源信号の代表的モジュラー値ベクトル
Figure 2009303225
として表す。ここで、x∈[(i−1)Δ,iΔ]は、「i」番目の区間の代表的入力振幅値であり、Lはルックアップテーブルの長さであり、上付き文字Tは転置操作を示す(以下同様である)。分割したL個の区間に応じて、区間tの代表的入力振幅値、区間tの代表的入力振幅値、...区間tの代表的入力振幅値を順次選択し、これらのm個の振幅値をプレディストーション特性コントロールの基本点(essential points)として用いる。これらの区間は、技術開発上の経験及びパワー増幅特性に関する経験的知識により選択でき、基本点の数mは計算の複雑性に応じて決まる。これらの基本点よりなるプレディストーション特性コントロールの基本点ベクトルXは[数4]と表せる。
Figure 2009303225
ここで、x0iは「t」番目の区間の代表的入力振幅値であり、すなわち、
Figure 2009303225
となるx0iがある。例えば、図4に示したi番目の振幅値、j番目の振幅値、及びL番目の振幅値をすべて基本点(essential points)として選択する。
対応するプレディストーション特性の非線形オーダーNは、パワー振幅の非線形度に応じて決まる。ここで、Nはルックアップテーブルの数を決定し、N≦mであることを要する。プレディストータの直交ルックアップテーブルを求めるためには、次式(1)の行列Mを計算する必要がある。ここで、行列Aは、プレディストーション特性コントロールの基本点ベクトルと、そのべき乗(high-order power)よりなる(式(2)参照)。行列Bは、情報源信号の代表的モジュラー値と、そのべき乗よりなる(式(3)参照)。行列Mは情報源信号のモジュラー値のみに関連するので、行列Mは入力行列とよぶ。
Figure 2009303225
式(2)から分かるように、行列Aのカラムベクトルは、プレディストーション特性コントロール(predistortion characteristics control)の基本点ベクトルの0乗からN−1乗までよりなり、べき乗は奇数乗と偶数乗を含む。行列Bも同様である。
行列Mを特異値分解する(式(4)を参照):
Figure 2009303225
ここで、
Figure 2009303225
であり、
Figure 2009303225
である。diag(・)は対角行列を示す。
プレディストーション特性の非線形オーダーはNであるから、N個の非ゼロ特異値σ,i=1,・・・,Nが得られる。行列UはL個の列ベクトルu,i=1,・・・,Lを有する。これは左特異ベクトルと呼ぶ。行列Vはm個の列ベクトルv,i=1,・・・,mを有する。これは右特異ベクトルと呼ぶ。
式(5)によると、非ゼロ特異値が対応する左特異ベクトルu,i=1,・・・,Nを選択し、N個の直交ルックアップテーブルを生成する。
Figure 2009303225
求めた直交ルックアップテーブルはプレディストータの記憶部に記憶され、使用される。i番目のルックアップテーブルを例にとると、その内容はテーブル1に示した通りである:
Figure 2009303225
表1の|x(n)|はタイミングnにおける入力情報源信号のモジュラー値であり、インデックス列は分割されたL個の区間に対応する。タイミングnにおいてモジュラー値が入る区間に応じて、このタイミングのルックアップテーブルの出力値が求まる。
ルックアップテーブルiについて、そのインデックス区間t,t,...tの出力値は右特異ベクトルvの要素であり、次の式を満たす:
Figure 2009303225
これらの位置における出力値σ・u(t),σ・u(t),・・・,σ・u(t)を振幅調整係数及び位相調整係数の計算で用い、ルックアップテーブル基本出力値と呼ぶ。これらは、図5のルックアップテーブルでは網掛け部分として示した。このように、ルックアップテーブル基本出力値の位置はプレディストーション特性コントロールの基本点を選択することにより決定する。
図5の振幅プレディストーションパラメータ記憶部517に記憶された振幅プレディストーションパラメータは、プレディストーション特性コントロールの基本ポイントベクトルX中のm個の入力振幅基本ポイントにおける望ましい振幅プレディストーション値であり、
Figure 2009303225
と、ベクトルの形で表せる。
Figure 2009303225
図5に示したN個の振幅調整係数とN個の位相調整係数は次のように計算される。例えば振幅調整係数1を例とすると、振幅調整係数計算部511において、振幅プレディストーションパラメータよりなるベクトルと、ルックアップテーブル1中のルックアップテーブル基本出力値よりなるベクトルの内積を計算し、それにより得られるスカラー値を振幅調整係数1とする。同様に、位相調整係数計算部514において、位相プレディストーションパラメータよりなるベクトルと、ルックアップテーブル1中のルックアップテーブル基本出力値よりなるベクトルの内積を計算し、それにより得られるスカラー値を位相調整係数1とする。他の係数の計算も同様である。
また、留意すべき点として、上記の実施形態では、振幅係数計算部は独立した複数の振幅係数計算部511、512、・・・513に分かれているが、これらを1つの構成部分として実施してもよい。同様に、図5には独立した複数の位相係数計算部514,515,・・・516を示したが、1つの構成部分として実施してもよい。
このように、求めたN個の振幅調整係数をN個のルックアップテーブル値と対応させて乗算し、N個の振幅調整値を求め、加算して振幅プレディストーション値を求める。従って、プレディストータを振幅特性は
Figure 2009303225
と表せる。
同様に、N個の位相調整係数をN個のルックアップテーブル値と対応させて乗算し、N個の位相調整値を求め、加算して位相プレディストーション値を求める。従って、プレディストータを位相特性は
Figure 2009303225
と表せる。
図6は、本発明の一実施形態によるプレディストーション処理方法を示すフローチャートである。
図6に示したように、最初にステップ601において、入力された情報源信号のモジュラー値を計算する。次に、ステップ602において、互いに直交するN個のルックアップテーブルを検索して、N個のルックアップテーブル値を求める。次に、ステップ603において、N個の振幅調整係数を求める。上記の通り、振幅調整係数の計算は、振幅プレディストーションパラメータを各ルックアップテーブルのルックアップテーブル基本出力値と乗算して行うことができる。次に、ステップ604において、ステップ602において求めたルックアップテーブル値を、ステップ603で求めたN個の振幅調整係数とそれぞれ乗算する。次に、ステップ605において、ステップ604で求めたN個の乗算結果を合計して、振幅プレディストーション値を求める。一方、N個の位相調整係数をステップ606で求める。上記の通り、位相調整係数の計算は、位相プレディストーションパラメータを各ルックアップテーブルのルックアップテーブル基本出力値と乗算して行うことができる。次に、ステップ607において、ステップ602において求めたルックアップテーブル値を、ステップ606で求めたN個の位相調整係数とそれぞれ乗算する。次に、ステップ608において、ステップ607で求めたN個の乗算結果を合計して、位相プレディストーション値を求める。
留意すべき点として、上記の説明では、振幅プレディストーションパラメータ517と位相プレディストーションパラメータ518を用いて振幅調整係数と位相調整係数を計算したが、振幅調整係数517と位相調整係数518を更新した度に振幅調整係数と位相調整整数を計算して、テーブルを参照して求めたルックアップテーブル値と直接乗算して、積を加算して、振幅プレディストーション値と位相プレディストーション値を求めてもよい。このように、振幅調整係数と位相調整係数を毎回計算する必要はない。このような場合、プレディストーションパラメータを更新することは、振幅調整係数と位相調整係数を更新することになる。
また、留意すべき点として、上記のステップは並行して実行しても、順番に実行してもよい。
図7は、本発明によるプレディストーションシステムの動作を示すフローチャートである。この動作はオフライン動作フェーズとオンライン動作フェーズに分けられる。オフライン動作フェーズでは、最初にステップ701において、入力行列Mを計算する。次に、ステップ702において、入力行列を特異値分解して、直交ルックアップテーブルのセットを求める。次にステップ703において、プレディストーションパラメータを初期化する。プレディストーションパラメータの初期値は、典型的なパワー増幅の非線形特性を測定してそれに応じて決定する。本発明の一実施形態では、初期化した振幅調整係数と位相調整係数をオフライン動作フェーズでも計算する。
オフライン動作フェーズが完了すると、オンライン動作フェーズに入る。ステップ704において、図6に示したように、入力信号を初期化したプレディストーションパラメータでプレディストーションする(predistort)。パワーアンプ106からの出力信号を、ダウンコンバータ107を解してアナログ・デジタル変換器108にフィードバックする。次に、ステップ705において、アナログ・デジタル変換器108からの信号出力のアウトバンドパワーを計算する。ステップ706において、例えば、アウトバンドパワーが閾値と比較して要求(requirement)を満たすか判断する。満たせば、ステップ704に戻り、現在のプレディストーションパラメータで信号のプレディストーション計算を続ける。一方、ステップ706で、要求(requirement)を満たさないと判断すると、ステップ707においてプレディストーションパラメータを更新する。また、本発明によるプレディストータが、直交ルックアップテーブル値取得部が求めたルックアップテーブル値を、記憶された振幅調整係数及び位相調整係数と直接乗算して、その積を加算して振幅プレディストーション値と位相プレディストーション値を求める場合(すなわち、振幅プレディストーション値と位相プレディストーション値に対して、振幅調整係数と位相調整係数の計算を毎回行わない場合)、振幅調整係数と位相調整係数を直接更新することもできる。本発明では、振幅プレディストーションパラメータと位相プレディストーションパラメータの更新は、振幅調整係数と位相調整係数の更新の一モード(間接モード)であると考えられ、このモードは、振幅調整係数と位相調整係数の直接更新をするモード(直接モード)に対応する。
また留意すべき点として、図1に示して説明したように、ダウンコンバータ107、アナログ・デジタル変換器108、アウトバンド計算部109、プレディストータパラメータ更新モジュール110をRFパワー増幅装置の一部として説明したが、これらの構成要素は必ずしも各タイミングで使用する必要はなく、定期的に使用することもできる。よって、これらの構成要素をプレディストータ102の構成要素と一体にするのではなく、独立して設けてもよい。
アウトバンドパワーの計算は図1に示したデジタル領域で行うことができ、アナログフィルタとパワーメータを用いてアナログ領域で行うこともできる。例えばデジタル領域を例に取ると、アナログ・デジタル変換器から出力される信号のパワースペクトルを(ウェルチ(Welch)法のような)従来のパワースペクトル推定方法で計算し、アナログ・デジタル変換器のサンプリングレートに応じてアウトバンド信号が占める周波数範囲を決定し、この範囲内のパワースペクトルデータを積分して、アウトバンドパワー値を求める。
パワー増幅の非線形特性は温度や動作時間などの要因で変化する。アウトバンドパワー(out-band power)が閾値の要求(requirement)を満たさないとき、プレディストーションパラメータを更新してアウトバンドパワーを低減する必要がある。パラメータの更新は直接検索法(direct search method)や傾斜降下法(gradient descent method)などの従来の適応的アルゴリズムにより実行できる。以下では傾斜降下法を例にとって、振幅プレディストーションパラメータと位相プレディストーションパラメータをそれぞれ以下のように更新する:
Figure 2009303225
ここで、J(n)はn回目の繰り返しにおけるアウトバンドパワー値であり、
Figure 2009303225
は偏微分を求める演算であり、μとμは更新するステップ長である。
本発明のプレディストーションパラメータはプレディストーション曲線上の離散的な点なので、パワー増幅特性の温度による変化傾向やパワー増幅特性のエージング傾向を実験的に測定でき、これを経験的知識として利用して、プレディストーションパラメータの変化傾向と変化範囲を制御する。更新プロセスでは、振幅プレディストーションパラメータと位相プレディストーションパラメータを、最適なプレディストーションパラメータが得られるまで交互に、または同時に更新することができる。
留意すべき点として、プレディストータは奇数次の非線形性だけでなく偶数次の非線形性も含む。プレディストータが奇数次の非線形性を含む場合のみを考えると、この場合に入力行列を構成する行列AとBは次の形になる:
Figure 2009303225
ここで、行列Aの列ベクトルはプレディストーション特性コントロールの基本点の偶数べきよりなり、行列Bも同様である。かかる場合、同じアルゴリズムを使える。
さらに、最適化対象はパワー増幅した出力信号のアウトバンドパワーだけに限定されず、インバンド信号とアウトバンド信号のパワー比などの関数を用いることもできる。
留意すべき点として、本発明の範囲には上記のプレディストーション装置とプレディストーション値取得方法を実行するコンピュータプログラムと、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能記憶媒体も含まれる。記憶媒体は、フレキシブルディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のコンピュータが読み取り可能な媒体が含まれる。
本発明を説明するために好ましい実施形態のみを選んだが、当業者が、特許請求の範囲に記載した発明の範囲から逸脱せずに、ここに開示した内容に応じて様々な修正や変形をすることは容易であろう。上記の実施形態の説明は単なる例であり、特許請求の範囲に記載した発明またはその均等の範囲を限定するものと考えてはならない。
101 情報源
102、102′ ルックアップテーブル・プレディストータ
104 デジタル・アナログ変換器
105 アップコンバータ
106 パワーアンプ
107 ダウンコンバータ
108 アナログ・デジタル変換器
109 アウトバンドパワー計算部
110 プレディストータパラメータ更新部
201 直交ルックアップテーブルのセット
202 適応的振幅プレディストーション特性生成部
203 適応的位相プレディストーション特性生成部
301 モジュラー値計算部
302 直交ルックアップテーブル値取得部
303 乗算部
304 加算部

Claims (10)

  1. 情報源から入力される情報源入力信号にモジュラー演算を行うモジュラー値計算部と、
    互いに直交する記憶されたN個のルックアップテーブルを検索して、前記情報源入力信号のモジュラー値に応じて各ルックアップテーブルの対応する出力を見つけ、N個のルックアップテーブル値を取得する、Nは1より大きい整数である直交ルックアップテーブル値取得部と、
    前記直交ルックアップテーブル値取得部が取得した前記N個のルックアップテーブル値を、N個の振幅調節係数と乗算して、N個の振幅調整値を求め、前記N個のルックアップテーブル値を、N個の位相調節係数と乗算して、N個の位相調節値を求める乗算部と、
    前記N個の振幅調整値を加えて振幅プレディストーション値を求め、前記N個の位相調整値を加えて位相プレディストーション値を求める加算部とを有するプレディストータ。
  2. 入力行列に特異値分解を行って、互いに直交するN個のルックアップテーブルを求める、請求項1に記載のプレディストータ。
  3. プレディストーション特性コントロール基本点ベクトルとそのべき乗よりなる行列と、前記情報源信号の代表的なモジュラー値ベクトルとそのべき乗よりなる行列による計算により前記入力行列を求め、前記べき乗は偶数べきを含む、または奇数べきだけでなく偶数べきも含む、請求項2に記載のプレディストータ。
  4. 各ルックアップテーブルを、プレディストーション特徴コントロール基本ポイントで決定したルックアップテーブル基本出力値のセットでマークし、
    前記プレディストータは、振幅調整係数計算部と、位相調整係数計算部と、振幅プレディストーションパラメータ記憶部と、位相プレディストーションパラメータ記憶部とをさらに有し、
    前記振幅調整係数計算部は、前記振幅プレディストーションパラメータ記憶部に記憶された振幅プレディストーションパラメータと、各ルックアップテーブルのルックアップテーブル基本出力値のセットよりなるベクトルとの内積をとり、各テーブルに関する各振幅調整係数を求め、
    前記位相調整係数計算部は、前記位相プレディストーションパラメータ記憶部に記憶された位相プレディストーションパラメータと、各ルックアップテーブルのルックアップテーブル基本出力値のセットよりなるベクトルとの内積をとり、各テーブルに関する各位相調整係数を求め、
    前記振幅プレディストーションパラメータは、各プレディストーション特性コントロール基本ポイントにおける望ましい振幅プレディストーション値のセットであり、前記位相プレディストーションパラメータは、各プレディストーション特性コントロール基本ポイントにおける望ましい位相プレディストーション値のセットである、請求項1に記載のプレディストータ。
  5. 請求項1に記載のプレディストータと、
    パワー増幅された信号のフィードバックされた帯域外パワー値を計算する帯域外パワー計算部と、
    前記帯域外計算部が計算した帯域外パワー値に応じて前記プレディストータの振幅調整係数と位相調整係数とを更新する調節係数更新部とを有するプレディストーションシステム。
  6. 各プレディストータにおいて、各ルックアップテーブルを、プレディストーション特徴コントロール基本ポイントで決定したルックアップテーブル基本出力値のセットでマークし、
    前記プレディストータは、振幅調整係数計算部と、位相調整係数計算部と、振幅プレディストーションパラメータ記憶部と、位相プレディストーションパラメータ記憶部とをさらに有し、
    前記振幅調整係数計算部は、前記プレディストーションパラメータ記憶部に記憶された振幅プレディストーションパラメータと、各ルックアップテーブルのルックアップテーブル基本出力値のセットよりなるベクトルとの内積をとり、各テーブルに関する各振幅調整係数を求め、
    前記位相調整係数計算部は、前記位相プレディストーションパラメータ記憶部に記憶された位相プレディストーションパラメータと、各ルックアップテーブルのルックアップテーブル基本出力値のセットよりなるベクトルとの内積をとり、各テーブルに関する各位相調整係数を求め、
    前記調整係数更新部は前記振幅プレディストーションパラメータと位相プレディストーションパラメータとを更新する、請求項5に記載のプレディストーションシステム。
  7. 前記調整係数更新部は傾斜降下法または直接検索法により前記振幅プレディストーションパラメータと位相プレディストーションパラメータを更新する、請求項6に記載のプレディストーションシステム。
  8. 情報源から入力される情報源入力信号にモジュラー演算を行う段階と、
    互いに直交する記憶されたN個のルックアップテーブルを検索して、前記情報源入力信号のモジュラー値に応じて各ルックアップテーブルの対応する出力を見つけ、N個のルックアップテーブル値を取得する、Nは1より大きい整数である段階と、
    前記N個のルックアップテーブル値にN個の振幅調整係数を乗算してN個の振幅調整係数を求め、前記N個のルックアップテーブル値にN個の位相調整係数を乗算してN個の位相調整値を求める段階と、
    前記N個の振幅調整値を加えて振幅プレディストーション値を求め、前記N個の位相調整値を加えて位相プレディストーション値を求める段階とを含むプレディストーション方法。
  9. 入力行列に特異値分解を行って、互いに直交するN個のルックアップテーブルを求める、請求項8に記載のプレディストーション方法。
  10. プレディストーション特性コントロール基本点ベクトルとそのべき乗よりなる行列と、前記情報源信号の代表的なモジュラー値ベクトルとそのべき乗よりなる行列による計算により前記入力行列を求め、前記べき乗は偶数べきを含む、または奇数べきだけでなく偶数べきも含む、請求項8に記載のプレディストーション方法。
JP2009143745A 2008-06-17 2009-06-16 プレディストーション装置、システム及び方法 Expired - Fee Related JP5293440B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN200810109783.1 2008-06-17
CN200810109783A CN101610093B (zh) 2008-06-17 2008-06-17 预失真装置、预失真系统和预失真方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009303225A true JP2009303225A (ja) 2009-12-24
JP5293440B2 JP5293440B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=41414192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009143745A Expired - Fee Related JP5293440B2 (ja) 2008-06-17 2009-06-16 プレディストーション装置、システム及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7812669B2 (ja)
JP (1) JP5293440B2 (ja)
CN (1) CN101610093B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016032127A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 富士通株式会社 無線通信システム、歪補償装置、及び歪補償方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101656512B (zh) * 2008-08-18 2012-06-27 富士通株式会社 功率放大器非线性程度度量装置、方法和预失真补偿装置
CN102143106B (zh) * 2010-02-01 2013-08-21 富士通株式会社 自适应数字预失真装置及方法
CN103379067B (zh) * 2012-04-26 2017-04-05 京信通信系统(中国)有限公司 功率跳动时的数字预失真方法与装置
WO2018182508A1 (en) * 2017-03-31 2018-10-04 Agency For Science, Technology And Research Method and apparatus for tuning a radio frequency predistorter
CN107612856B (zh) * 2017-10-10 2020-01-14 京信通信系统(中国)有限公司 一种数字预失真处理方法及装置
US10923968B2 (en) * 2018-03-12 2021-02-16 Mediatek Inc. Combined wireless charging and position tracking
CN113791391B (zh) * 2021-10-15 2024-03-26 西安黄河机电有限公司 一种干扰特征参数识别方法、装置、存储及设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006148781A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波電力増幅装置及びその歪補償方法
JP2008022243A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Toshiba Corp 通信装置、直交誤差補償の設定値算出方法および直交誤差補償プログラム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5959500A (en) * 1998-01-26 1999-09-28 Glenayre Electronics, Inc. Model-based adaptive feedforward amplifier linearizer
US6600792B2 (en) * 1998-06-26 2003-07-29 Qualcomm Incorporated Predistortion technique for high power amplifiers
US6240278B1 (en) * 1998-07-30 2001-05-29 Motorola, Inc. Scalar cost function based predistortion linearizing device, method, phone and basestation
US6934341B2 (en) * 2000-08-29 2005-08-23 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for plurality signal generation
CN1166053C (zh) * 2001-05-08 2004-09-08 华为技术有限公司 自适应射频数字预失真线性化方法及其电路
US6731168B2 (en) * 2002-02-06 2004-05-04 Intersil Americas, Inc. Power amplifier linearizer that compensates for long-time-constant memory effects and method therefor
US6907025B2 (en) * 2003-06-06 2005-06-14 Interdigital Technology Corporation Adjusting the amplitude and phase characteristics of transmitter generated wireless communication signals in response to base station transmit power control signals and known transmitter amplifier characteristics
JP4467319B2 (ja) * 2004-01-29 2010-05-26 株式会社日立国際電気 プリディストータ
JP5034319B2 (ja) * 2006-05-26 2012-09-26 富士通株式会社 歪補償装置及び歪補償方法
CN101155158A (zh) * 2006-09-25 2008-04-02 大唐移动通信设备有限公司 基带预失真装置及方法
CN101056288B (zh) * 2007-06-14 2010-09-08 中兴通讯股份有限公司 预失真模型装置和信号的预失真处理装置、系统及方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006148781A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波電力増幅装置及びその歪補償方法
JP2008022243A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Toshiba Corp 通信装置、直交誤差補償の設定値算出方法および直交誤差補償プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016032127A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 富士通株式会社 無線通信システム、歪補償装置、及び歪補償方法
US9584167B2 (en) 2014-07-25 2017-02-28 Fujitsu Limited Wireless communication system, distortion compensation device, and distortion compensation method

Also Published As

Publication number Publication date
US7812669B2 (en) 2010-10-12
CN101610093A (zh) 2009-12-23
JP5293440B2 (ja) 2013-09-18
US20090309657A1 (en) 2009-12-17
CN101610093B (zh) 2012-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5293440B2 (ja) プレディストーション装置、システム及び方法
CN112385142B (zh) 用于非线性系统的数字补偿器
US20200313631A1 (en) Power amplifier time-delay invariant predistortion methods and apparatus
US11171614B2 (en) Multi-band digital compensator for a non-linear system
US10931320B2 (en) Digital predistortion in varying operating conditions
JP5753272B2 (ja) タップ出力の正規化を伴う非線形モデル
EP1723725B1 (en) Digital predistortion system and method for linearizing an rf power amplifier with nonlinear gain characteristics and memory effects
JP4091047B2 (ja) 広帯域プリディストーション線形化の方法およびシステム
KR100659592B1 (ko) 멱급수형 디지털 프리디스토터
CN106253860B (zh) 用于自适应数字预失真的设备和方法
KR101122911B1 (ko) 사전왜곡기, 사전왜곡 방법, 및 사전왜곡 시스템
KR101058733B1 (ko) 전력 증폭기의 비선형 왜곡 특성을 보상하는 전치보상 장치
JP5251757B2 (ja) ベースバンド・プレディストーション装置及び方法
JP2009213113A (ja) 非線形システム逆特性同定装置及びその方法、電力増幅装置及び電力増幅器のプリディストータ
KR20040097266A (ko) 주파수 의존 비선형성들을 통합하는 증폭기를 사용하는적응성 디지털 전치왜곡
US20180375480A1 (en) Least mean squares adaptation of a concurrent multi-band pre-distorter using overlapping spines
US7412469B2 (en) Power amplifier pre-distorter training
EP3665773A1 (en) Polyphase digital signal predistortion in radio transmitter
US11863210B2 (en) Linearization with level tracking
CN100444518C (zh) 信号传输设备和方法
KR20120070047A (ko) 비선형 왜곡의 보상을 위한 전치 왜곡 장치 및 방법
CN113196653B (zh) 用于非线性系统的多带数字补偿器
KR101464753B1 (ko) 협대역 신호를 이용한 광대역 신호의 비선형 모델 파라미터추출 방법 및 이를 이용한 전치 왜곡 장치 및 그 방법
KR20120054369A (ko) 메모리 다항식 모델을 이용하는 전치 왜곡 장치, 그것의 전치 왜곡 방법, 및 전치 왜곡 장치를 포함하는 시스템
JP6758544B2 (ja) 歪み補償回路及び無線送信機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees