JP2009302817A - パケット伝送システム、情報端末、ルータ、パケット伝送方法及びプログラム - Google Patents

パケット伝送システム、情報端末、ルータ、パケット伝送方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】将来的な10進数アドレスのアドレス長の拡張に対して柔軟に対応する。
【解決手段】送信先アドレスをパケットに埋め込んで送信し、受信パケットの送信先アドレスと、自身の端末識別番号とが一致していると、受信パケットを取り込む情報端末10a〜30nと、パケット転送先の情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信パケットの送信先アドレスと、ルーティングテーブルの情報とから、受信パケットを転送するルータ40a〜40cとを有するパケット伝送システムにおいて、情報端末10a〜30nは、送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットに埋め込み、受信パケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、その有効アドレス長相当部分を送信先アドレスと認識し、ルータ40a〜40cは、受信パケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、有効アドレス長相当部分を送信先アドレスと認識する。
【選択図】図2

Description

本発明は、送信先アドレスに応じたルーティングを行うパケット伝送システム、情報端末、ルータ、パケット終端装置、パケット伝送方法及びプログラムに関する。
通信回線を利用して通信相手と通信を行うためには、電話網を利用するか、パケット交換網を利用するかを問わず、通信相手を特定するためのアドレスが必要である。このアドレスは、例えば、電話網では電話番号であり、パケット交換網ではIPアドレスである。
このアドレスは、通信が行われる場所により、以下の2つに分類することができる。一つは、全世界で通信相手を一意に特定することができるグローバルアドレスであり、もう一つは、ローカル網内で、そのローカル網の運用者が独自に設定し、そのローカル網内のみで通信相手を一意に特定することができるプライベートアドレスである。
ここで、電話網で通信相手を特定するために利用されている電話番号のアドレス長は、最大15桁となっている。これは、ITU−TがE.164勧告で規定した国際標準であり、上記のグローバルアドレスに該当する。この15桁は、上位の桁から順に、国番号、国内局番及び加入者番号というように階層化されている。
一方、パケット交換網で通信相手を特定するために、一般的に利用されているIPアドレスは、現在、最も普及しているバージョンであるIPv4(Internet Protocol version.4)においては、そのアドレス長は、32ビットである。しかし、このアドレス長では、付与可能なIPアドレス数が少なく、近い将来に実現することが想定されている多種多様な端末へのグローバルアドレスの付与に対応することは不可能であった。そこで、この問題を解決するため、インターネット技術の標準化を行っているIETF(Internet Engineering Task Force)は、IPv4に代わる新しいバージョンとしてIPv6を標準化した。
IPv6では、アドレス長は、128ビットであるため、IPv4とは比較にならないほどの多くのIPアドレスを端末へ付与することが可能となった。これにより、全世界で通信相手を一意に特定するためのグローバルアドレスの容量の問題は解決できている。
ここで、上述したように、電話網ではアドレスとして電話番号が利用され、パケット交換網ではアドレスとしてIPアドレスが利用されている。このため、電話網とパケット交換網とを横断した音声通信もしくはデータ通信を行う場合、アドレス変換が必要である。この電話番号とIPアドレスとのアドレス変換のためには、変換するための専用装置や専用ソフトウェアを用意する必要があり、大規模な普及の妨げになっている。
そこで、IPパケットのアドレスフィールドにIPアドレスの代わりに、上述したグローバルアドレスとして利用可能なE.164勧告で規定されている電話番号を埋め込むことによって、通信相手を一意に特定でき、かつアドレス変換を行わずに、電話網とパケット交換網とを横断した通信を行うための技術が、例えば、特許文献1に開示されている。
この技術では、まず、IPv6のようにアドレス長が長いIPパケットのアドレスフィールドに、上述したE.164勧告で規定されている電話番号を送信先アドレスとして埋め込む。そして、ルータ等が、IPパケットのアドレスフィールドに埋め込まれている電話番号の国番号や国内局番を参照しながらルーティングを行うことにより、相手先にそのIPパケットが送信される。
特開平8−163173号公報
上述したように、電話網とパケット交換網とを横断する通信を行う場合でも、特許文献1の技術を利用し、送信先アドレスとして電話番号をIPパケットに埋め込み、IPパケットを送信することにより、通信途中でのアドレス変換を行わずに、その電話番号を持つ特定の相手と通信を行うことができる。
この技術では、上述したE.164勧告で規定されている最大15桁の電話番号をIPパケットに埋め込んでいる。このE.164勧告で規定されている電話番号は、10進数で表現されたグローバルアドレスである。10進数で表現されたアドレスを利用できる端末では、ユーザによるアドレス入力時に必要なキー数は0〜9の10個だけで済み、アルファベットキーを配列する必要がない。従って、携帯端末のようにキーを配列するためのスペースが十分にとれず、キーの1つ1つが小さくならざるを得ない情報端末においては、10進数アドレスは、操作性の点で優位であるといえる。この優位性から、10進数の数字をアドレスとして利用する情報端末は、現在のところあまり普及していない国や地域においても、普及が進み、その結果、数多くのアドレスが利用される。また、普及が進むと、一人のユーザが複数の情報端末を持つようになることも想定され、その場合、一人のユーザが複数のアドレスを持つことになり、さらに数多くのアドレスが利用されるようになる。
このような状況になった場合、E.164勧告で規定されている最大15桁というアドレス長は、全世界で通信相手を一意に特定するためのグローバルアドレスとしては、容量が十分ではなく、電話番号のアドレス長が拡張される可能性もある。
しかし、その拡張幅は現時点ではわからないため、IPパケットの中に、電話番号が埋め込まれる部分の長さを十分に確保しておかなければ、実際に電話番号のアドレス長を拡張することが規定された場合、柔軟に対応することができないという問題点がある。
また、IPパケットの中に、電話番号が埋め込まれる部分として十分な長さを確保したとしても、国や地域が、規定されたアドレス長の中で、その長さを個々に取り決めた場合、電話番号が埋め込まれる部分の長さが固定長では対応できないという問題点がある。
本発明は、将来的な10進数アドレスのアドレス長の拡張に対して柔軟に対応できるパケット伝送システム、情報端末、ルータ、パケット終端装置、パケット伝送方法及びプログラムを提供すること目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
入力された送信先アドレスをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込んで、該パケットを送信し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、記憶している自身の端末識別番号とが一致している場合、前記受信したパケットを取り込む複数の情報端末と、パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータとを有するパケット伝送システムにおいて、
前記複数の情報端末は、入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットに埋め込み、受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識し、
前記ルータは、受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識することを特徴とする。
また、入力された送信先アドレスをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込んで、該パケットを送信し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、記憶している自身の端末識別番号とが一致している場合、前記受信したパケットを取り込む情報端末において、
入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットに埋め込み、受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識することを特徴とする。
また、パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータにおいて、
受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識することを特徴とする。
また、入力された送信先アドレスをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込んで、該パケットを送信し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、記憶している自身の端末識別番号とが一致している場合、前記受信したパケットを取り込む複数の情報端末と、パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータとを有するパケット伝送システムにおけるパケット伝送方法であって、
前記複数の情報端末が、入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットに埋め込む処理と、
前記複数の情報端末が、前記パケットを前記ルータへ送信する処理と、
前記ルータが、受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分と前記ルーティングテーブルに記憶されている情報とに基づき、前記パケットを転送する処理と、
前記複数の情報端末が、前記パケットを受信する処理と、
前記複数の情報端末が、受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識する処理とを有する。
また、入力された送信先アドレスをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込んで、該パケットを送信し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、記憶している自身の端末識別番号とが一致している場合、前記受信したパケットを取り込む情報端末に、
入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットに埋め込む機能と、
受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識する機能とを実現させる。
また、パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータに、
受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識する機能を実現させる。
また、送信先アドレスの入力を受けつける複数の端末と、前記端末からの前記送信先アドレスを受信すると、該送信先アドレスにより識別される端末との間に音声通信のためのリンクを確立するパケット終端装置と、パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータとを有するパケット伝送システムであって、
前記パケット終端装置は、
端末を一意に識別するための端末識別番号が割りつけられ、前記複数の端末をそれぞれ接続する複数の端末IF部と、
前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報と、音声通信を要求することを示す情報とをパケットに埋め込み、受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から送信先アドレスを認識し、該送信先アドレスが前記端末IF部に割りつけられた端末識別番号と一致している場合、当該端末識別番号が割りつけられている端末IF部へ前記受信したパケットに含まれている情報を送信するパケット処理部と、を有し、
前記ルータは、受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から送信先アドレスを認識することを特徴とする。
また、送信先アドレスの入力を受けつける複数の端末からの前記送信先アドレスを受信すると、該送信先アドレスにより識別される端末との間に音声通信のためのリンクを確立するパケット終端装置であって、
端末を一意に識別するための端末識別番号が割りつけられ、前記複数の端末をそれぞれ接続する複数の端末IF部と、
前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報と、音声通信を要求することを示す情報とをパケットに埋め込み、受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から送信先アドレスを認識し、該送信先アドレスが前記端末IF部に割りつけられた端末識別番号と一致している場合、当該端末識別番号が割りつけられている端末IF部へ前記受信したパケットに含まれている情報を送信するパケット処理部と、を有する。
また、送信先アドレスの入力を受けつける複数の端末と、端末を一意に識別するための端末識別番号が割りつけられ、前記複数の端末をそれぞれ接続する複数の端末IF部を具備し、前記端末からの前記送信先アドレスを受信すると、該送信先アドレスにより識別される端末との間に音声通信のためのリンクを確立するパケット終端装置と、パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータとを有するパケット伝送システムにおけるパケット伝送方法であって、
前記パケット終端装置が、前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報と、音声通信を要求することを示す情報とをパケットに埋め込む処理と、
前記ルータが、受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から認識した送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶されている情報とに基づき、前記パケットを転送する処理と、
前記パケット終端装置が、受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から送信先アドレスを認識し、該送信先アドレスが前記端末IF部に割りつけられた端末識別番号と一致している場合、当該端末識別番号が割りつけられている端末IF部へ前記受信したパケットに含まれている情報を送信する処理とを有する。
また、端末を一意に識別するための端末識別番号が割りつけられ、送信先アドレスの入力を受けつける複数の端末をそれぞれ接続する複数の端末IF部を具備し、前記端末からの前記送信先アドレスを受信すると、該送信先アドレスにより識別される端末との間に音声通信のためのリンクを確立するパケット終端装置に、
前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報と、音声通信を要求することを示す情報とをパケットに埋め込む機能と、
受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から送信先アドレスを認識し、該送信先アドレスが前記端末IF部に割りつけられた端末識別番号と一致している場合、当該端末識別番号が割りつけられている端末IF部へ前記受信したパケットに含まれている情報を送信する機能とを実現させる。
電話番号のアドレス長を拡張することが規定された場合、柔軟に対応することができる。
また、国や地域が、拡張された電話番号のアドレス長の中で、その長さを個々に取り決めた場合でも対応できる。また、グローバルアドレスを一元化できることから、アドレスの管理コストが削減できる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の特徴は、通信の発信元において固定長のアドレスフィールドの中に可変長の10進数のアドレスを埋め込み、その埋め込まれた可変長の10進数のアドレスを着信先において認識できることである。
そこで、まず、固定長のアドレスフィールドの中に埋め込まれている可変長のアドレスを認識する方法について説明する。
図1は、固定長のアドレスフィールドを示す図である。
図1に示すように、アドレスフィールドは、アドレスフィールドの開始を示すプレフィックス部1aと、有効アドレス長部1bと、アドレス部1cとを備えている。
ここで、図1に示すように、アドレスフィールドの全体長をLビット、プレフィックス部1aの長さをPビット、有効アドレス長部1bの長さをDビット、アドレスフィールド1cの長さをAビットとし、有効アドレスの長さをEビットとする。ここで、Eビットが可変長のアドレスの長さであり、以下にEビットを抽出する方法について順を追って説明する。
(1)有効アドレス長部1bのDビットが示すビット列を抽出する。ここでは、一例として抽出したビット列が「11000」であったとする。
(2)抽出されたビット列を10進数に変換する。ここでは2進数表記で「11000」なので10進数だと「24」となる。
(3)上記(2)において変換された10進数表記の数値を4倍する。4倍する理由は、10進数の1桁を表記するために必要なビット数は、4ビットだからである。ここでは24×4=96となる。
(4)上記(3)において算出された96が有効アドレス長Eビットの長さとなる。
アドレスフィールドの全体長Lやプレフィックス部1aの長さP、有効アドレス長部1bの長さDが変わっても上述した方法で有効アドレス長Eが算出できる。
ここで、図1に示した各部の長さを一例として以下のように想定した場合を考えてみる。
・アドレスフィールドの全体長 L=128ビット
・プレフィックス部1aの長さ P=3ビット
・有効アドレス長部1bの長さ D=5ビット
・アドレス部1cの長さ A=L(128ビット)−P(3ビット)−D(5ビット)= 120ビット
この場合、アドレス部1cで取り得る10進数での最大有効桁数は、
120ビット(アドレス部1cの長さA)÷4ビット(10進数の1桁を表記するために必要なビット数)=30桁となる。
本発明で想定しているグローバルアドレスは、E.164勧告で規定されている国際標準での階層化の考え方を踏襲しつつ、利用可能な桁数を大幅に増やしてアドレス長を10進数で最大30桁とするものである。桁数が30桁であれば、将来的に想定される端末数の増加にも十分対応可能である。
以下、上述したような、階層化され、10進数で最大30桁のアドレス長を持ち、通信相手を一意に特定することができるアドレスを端末識別番号ということとする。
以下に説明する形態では、端末識別番号をIPv6のヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込むことにより、アドレス変換を不要にした場合について説明する。
IPv6では、アドレスフィールドの全体長は128ビットの固定長として標準化されている。この固定長の128ビットは変更しないものとする。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明のパケット伝送システムの第1の実施の形態を示す図である。
本形態は図2に示すように、複数の情報端末10a〜10n,20a〜20n,30a〜30nと、複数のルータ40a〜40cとで構成されている。
また、通信範囲がエリアA〜Cに分けられており、それぞれのエリアには、固有のエリアコードが付与されている。例えば、図2に示すように、エリアAに付与されているエリアコードは10進数表記で1であり、エリアBに付与されているエリアコードは10進数表記で2である。このように、本実施の形態では、エリアコードを10進数の0〜9の1桁で表記する。端末識別番号の上位1桁目がこのエリアコードとなっており、2進数では4ビットをエリアコードとして使用することになる。
エリアAにおいては、情報端末10a〜10nは、ルータ40aと有線または無線にて接続されている。他のエリアについても同様である。
図3は、端末識別番号がアドレスフィールドに埋め込まれる場合のIPv6のアドレスフィールドの一例を示す図である。
図3に示すように、送信先アドレスフィールド2は、プレフィックス部分2aを除く125ビットが、有効アドレス長部2bと、エリアコード部2cと、端末アドレス部2dとに分割される。
有効アドレス長部2bには、そのIPパケットに含まれる端末識別番号の長さの情報が5ビットで埋め込まれている。このように有効アドレス長をアドレスフィールドに埋め込むことは、本発明の特徴の一つであり、これにより可変長の端末識別番号にも対応できる。
エリアコード部2cには、エリアコードが埋め込まれる。上述したように、本実施の形態では、エリアコードは、端末識別番号の上位1桁目である。
端末アドレス部2dには、エリアコードを除いた端末識別番号が埋め込まれる。
図4は、図2に示した情報端末10aの構成を示すブロック図である。他の情報端末10b〜10n、20a〜20n,30a〜30nも同様の構成である。
情報端末10aは、図4に示すように、記憶部11と、IF部12と、入力部13と、パケット処理部14と、データ処理部15とを備えている。
記憶部11は、情報端末自身の端末識別番号を記憶している。
IF部12は、ルータ40aとの通信を仲介する。
入力部13は、0〜9の数字キー及び入力完了キーを有しており、ユーザから、10進数の数字で端末識別番号を受け付ける。そして、入力完了のキー入力を受け付けると、受け付けた端末識別番号をパケット処理部14へ送信する。
パケット処理部14の主要な動作は以下のとおりである。
(1)入力部13から端末識別番号を受信すると、受信した端末識別番号の長さに基づき、有効アドレス長を算出する。そして、IPパケットを生成し、受信した端末識別番号の最上位桁の数字に相当するビット列を送信先アドレスフィールド2のエリアコード部2c(図3参照)に格納し、残りの桁に相当するビット列を端末アドレス部2dに格納する。さらに、算出した有効アドレス長に相当するビット列を有効アドレス長部2bに格納する。そして、データ処理部15から受信した送信先へ送信するデータを生成したIPパケットに付加し、IF部12を介してIPパケットをルータ40aへ送信する。
(2)IF部12を介してルータ40aからIPパケットを受信すると、まず、受信したIPパケットの有効アドレス長部2bを確認し、エリアコード部2c及び端末アドレス部2dから、確認した有効アドレス長に対応するビット列を抽出する。次に、パケット処理部14は、記憶部11が記憶している端末識別番号を取得する。そして、抽出した有効アドレス長に対応するビット列と、記憶部11から取得した端末識別番号のビット列とを比較し、それらが一致した場合、受信したIPパケットからヘッダ部分を取り除き、データ部分のみをデータ処理部15へ送信する。一方、抽出した有効アドレス長に対応するビット列と、記憶部11から取得した端末識別番号のビット列とが一致しなかった場合、受信したIPパケットを破棄する。
データ処理部15は、通信相手に送信するデータを生成し、パケット処理部14へ送信する。また、パケット処理部14から受信したデータを、指定されているアプリケーションに従って処理する。
図5は、図2に示したルータ40a〜40cの構成を示すブロック図である。
ルータ40a〜40cは図5に示すように、記憶部41と、複数のローカルIF部42a〜42cと、複数のグローバルIF部43a,43bと、ルーティング処理部44とを備えている。
記憶部41は、ルータ40aの端末識別番号をローカルIF部42a〜42c及びグローバルIF部43a,43b毎に記憶している。
ローカルIF部42a〜42cは、情報端末10a〜10nとの通信を仲介する。
グローバルIF部43a,43bは、他のエリアのルータとの通信を仲介する。
ルーティング処理部44は、受信したIPパケットを転送するためのルーティングテーブルを有している。
図6は、図5に示したルーティング処理部44が有しているルーティングテーブルの構成の一例を示す図である。なお、ルーティングテーブルの各カラムの内容は、ルータ40a〜40c毎に異なる。図6は、ルータ40aの場合の一例を示したものである。
図6に示すように、ルーティングテーブル45は、送信先カラム45aと、インタフェースカラム45bとを有しており、それらを対応づけて記憶している。
送信先カラム45aには、IPパケットの送信先のエリアコードが記憶されている。
インタフェースカラム45bには、送信先カラム45aに記憶されている送信先へIPパケットを送信する場合、出力すべきインタフェース名が記憶されている。例えば、ルータ40aが、送信先のエリアコードが“2”のIPパケットを受信した場合、その受信したパケットを出力すべきインタフェースはグローバルIF部43aとなる。
ルーティング処理部44は、IPパケットを受信すると、エリアコード部2cの数値を抽出する。そして、その抽出した数値と同じものをルーティングテーブル45の送信先カラム45aから検索し、送信先カラム45aに、抽出した数値と一致するものがあった場合、対応するインタフェースカラム45bに書き込まれているローカルIF部42a〜42c、グローバルIF部43aまたはグローバルIF部43bを介して受信したIPパケットを送信する。
以下に、上記のように構成されたパケット通信ネットワーク上で、情報端末10aから情報端末20aへデータを送信する場合の動作について説明する。
図7は、図2に示したパケット伝送システムの動作を説明するためのフローチャートであり、情報端末10aから情報端末20aへデータを送信する場合の動作を示している。
ここでは、説明をわかりやすくするために、着信先となる情報端末20aの端末識別番号を10進数表記で“2−1111−2222−3333−4444−5555”とする。この“−”を除いた21桁の端末識別番号のうち、最上位の2は、情報端末20aが属しているエリアB(図2参照)のエリアコードである。
情報端末10aの入力部13は、ユーザから情報端末20aの端末識別番号のキー入力を受け付け(ステップS1)、入力完了のキー入力を受け付けると、受け付けた情報端末20aの10進数の端末識別番号をパケット処理部14へ送信する。
入力部13から、情報端末20aの端末識別番号を受信したパケット処理部14は、受信した端末識別番号の長さに基づき、有効アドレス長を算出する。ここでは、入力された情報端末20aの端末識別番号は10進数で21桁なので、2進数表記すると有効アドレス長は、84ビットとなる。
次に、パケット処理部14は、IPパケットを生成し、受信した情報端末20aの端末識別番号の最上位桁の数字である「2」に相当するビット列を送信先アドレスフィールド2のエリアコード部2cに格納し、残りの20桁に相当するビット列を端末アドレス部2dに格納する。さらに、算出した有効アドレス長を有効アドレス長部2bに格納する(ステップS2)。また、パケット処理部14は、記憶部11から情報端末20aの端末識別番号を取得し、取得した端末識別番号を生成したIPパケットに送信元アドレスとして格納する。
そして、パケット処理部14は、情報端末10aのユーザが情報端末20aへ送信するデータをデータ処理部15から取得し、そのデータをIPパケットに付加し、IF部12を介してIPパケットをルータ40aへ送信する(ステップS3)。
ルータ40aのルーティング処理部44は、情報端末10aから送信されたIPパケットをローカルIF部42を介して受信する(ステップS4)。
ルータ40aのルーティング処理部44は、受信したIPパケットから有効アドレス長部2bに埋め込まれている情報を利用して、送信先アドレスフィールド2のエリアコード部2cの数値を抽出する(ステップS5)。
ここでは、情報端末20aが属しているエリアのエリアコード「2」が抽出されるので、ルーティングテーブル45の送信先カラム45aから、抽出された「2」を検索する(ステップS6)。ここでは、該当するインタフェースは、グローバルIF部43a(図5参照)となり、ルーティング処理部44は、受信したIPパケットをグローバルIF部43aを介してルータ40bへ送信する(ステップS7)。
ルータ40bのルーティング処理部44は、ルータ40aから送信されたIPパケットをグローバルIF部43aを介して受信する(ステップS8)。
ルータ40bのルーティング処理部44は、受信したIPパケットの送信先アドレスフィールド2のエリアコード部2cのビットを抽出する(ステップS9)。ここでは、情報端末20aが属しているエリアのエリアコード「2」が抽出されるので、ルーティングテーブル45の送信先カラム45aから抽出された「2」を検索する(ステップS10)。ここでは、該当するインタフェースは、ローカルIF部42aとなり、ルーティング処理部44は、受信したIPパケットをエリアBに属しているすべての情報端末20a〜20nへローカルIF部42aを介して送信する(ステップS11)。
情報端末20aのパケット処理部14は、ルータ40bから送信されたIPパケットをIF部12を介して受信する(ステップS12)。
情報端末20aのパケット処理部14は、受信したIPパケットの有効アドレス長部を確認する。ここでは、上述したように情報端末20aの端末識別番号は、10進数で21桁なので、84ビットが有効アドレス長である。そこで、パケット処理部14は、エリアコード部2c及び端末アドレス部2dから、84ビット分のビット列を抽出する(ステップS13)。
次に、パケット処理部14は、記憶部11が記憶している情報端末20aの端末識別番号を取得する。そして、抽出したIPパケットの84ビット分のビット列と、記憶部11から取得した端末識別番号のビット列とを比較する(ステップS14)。ここでは、それらが一致するので、受信したIPパケットからヘッダ部分を取り除き、データ部分のみをデータ処理部15へ送信する(ステップS15)。
なお、ルータ40bからIPパケットを受信したエリアB内にある情報端末20b〜20nの場合、情報端末20aと同様に、送信先アドレスフィールド2から有効アドレス長2bの内容に応じて抽出した84ビット分の数値と、記憶部11が記憶している端末識別番号との比較を行うが、両方が一致しないため、受信したIPパケットを破棄する。
(第2の実施の形態)
図8は、本発明のパケット伝送システムの第2の実施の形態を示す図である。
本形態は図8に示すように、複数の電話端末50a〜50n,60a〜60n,70a〜70nと、複数のパケット終端装置80a〜80n,90a〜90n,100a〜100nと、複数のルータ40a〜40cとで構成されている。
第1の実施の形態と第2の実施の形態との違いは以下の2つである。
1つめの違いは、第1の実施の形態における端末は、自身の端末識別番号を記憶できる情報端末であったが、第2の実施の形態における端末は、自身の端末識別番号を記憶できない端末を想定していることである。例えば、黒電話等の電話端末である。自身の端末識別番号を記憶できない端末では、ルータからIPパケットが同報された場合、同報されたIPパケットに送信先アドレスとして埋め込まれている端末識別番号と自身の端末識別番号との比較ができず、受信したパケットが自身宛てのパケットなのかどうかを判断できないため受信することができない。このため、第2の実施の形態では、パケット終端装置80a〜80n,90a〜90n,100a〜100nがルータ40a〜40cと電話端末50a〜50n,60a〜60n,70a〜70nとの間に設けられている。
パケット終端装置80a〜80n,90a〜90n,100a〜100nは、電話端末を接続する複数の端末IF部を有しており、それぞれの端末IF部に端末識別番号が割りつけられている。パケット終端装置の詳細な動作については後述する。
2つめの違いは、第1の実施の形態において通信範囲は、エリアによって分けられていたが、第2の実施の形態ではそれぞれのエリアは、さらに小さな範囲であるブロックに分けられていることである。第1の実施の形態と同様にそれぞれのエリアには固有のエリアコードが付与されている。さらに、第2の実施の形態では、エリア内で固有のブロックコードが付与されている。
例えば、図8に示すように、ブロックAaに付与されているエリアコードは10進数表記で「1」であり、ブロックコードは10進数表記で「1」である。従ってブロックAaを識別するコードは「11」となる。また、端末識別番号の上位2桁がこのエリアコードおよびブロックコードとなっており、2進数では8ビットをブロックを識別するコードとして使用することになる。
エリアAにおいては、電話端末50a〜50nは、パケット終端装置80a〜80nのいずれかと接続されている。他のエリアについても同様である。
図9は、端末識別番号がアドレスフィールドに埋め込まれる場合のIPv6のアドレスフィールドの他の例を示す図である。
図9に示すように、送信先アドレスフィールド3は、ブロックコード部2eにブロックコードが埋め込まれる以外は、図3に示した送信先アドレスフィールド2と同様である。
図10は、図8に示したパケット終端装置80aの構成を示すブロック図である。他のパケット終端装置80b〜80n、90a〜90n,100a〜100nも同様の構成である。
パケット終端装置80aは、図10に示すように、記憶部81と、複数の端末IF部82a〜82nと、ルータIF部83と、パケット処理部84と、データ処理部85とを備えている。
記憶部81は、端末IF部82a〜82nに割りつけられた端末識別番号と端末IF部名とを対応づけて記憶している。
端末IF部82a〜82nは、電話端末50a〜50cとの通信を仲介する。
ルータIF部83は、ルータ40aとの通信を仲介する。
パケット処理部84の主要な動作は以下のとおりである。
(1)端末IF部82a〜82nを介して接続された電話端末から送信された端末識別番号を受信すると、受信した端末識別番号の長さに基づき、有効アドレス長を算出する。そして、IPパケットを生成し、受信した端末識別番号の最上位桁の数字に相当するビット列を送信先アドレスフィールド3のエリアコード部2c(図9参照)に格納し、上位2桁目の数字に相当するビット列を送信先アドレスフィールド3のブロックコード部2eに格納する。そして、残りの桁に相当するビット列を端末アドレス部2dに格納する。さらに、算出した有効アドレス長に対するビット列を有効アドレス長部2bに格納する。
(2)音声による接続を要求することを示す情報を上記(1)で生成したIPパケットに格納し、そのIPパケットをルータIF部83を介してルータ40aへ送信する。
(3)ルータIF部83を介してルータ40aからIPパケットを受信すると、まず、受信したIPパケットの有効アドレス長部2bを確認し、エリアコード部2c、ブロックコード部2e及び端末アドレス部2dから、確認した有効アドレス長に対応するビット列を抽出する。次に、記憶部81が記憶している端末IF部82a〜82nの端末識別番号を取得する。そして、抽出した有効アドレス長に対応するビット列と、記憶部81から取得した端末識別番号のビット列とを比較した結果、一致するものがあった場合、受信したIPパケットからヘッダ部分を取り除き、データ部分のみをビット列が一致した端末IF部へ送信する。一方、抽出した有効アドレス長に対応するビット列と、記憶部81から取得した端末識別番号のビット列とを比較した結果、一致するものがなかった場合、受信したIPパケットを破棄する。
データ処理部85は、端末IF部82a〜82nを介して電話端末から送信された音声を符号化し、パケット処理部84へ送信する。また、パケット処理部84から受信したデータを復号化し、音声として端末IF部82a〜82nを介して電話端末へ送信する。
図8に示したルータ40a〜40cは、第1の実施の形態に示したルータ40a〜40cと同様の構成及び機能を有している。ただし、図6に示したルーティングテーブル45の送信先カラム45aには、IPパケットの送信先のエリアコードが記憶されていたが、本形態ではエリアコードとブロックコードとの組み合わせが記憶されている。
図11は、図5に示したルーティング処理部44が有しているルーティングテーブルの構成の他の例を示す図である。
図11に示すように、ルーティングテーブル46は、送信先カラム46aと、インタフェースカラム46bとを有しており、それらを対応づけて記憶している。
例えば、ルータ40aが送信先のエリアコード「1」、ブロックコード「3」のIPパケットを受信した場合、ルーティング処理部44は、送信先カラム46aが「13」に対応するインタフェースカラム46bに記憶されているインタフェースであるローカルIF部42cへ受信したパケットを出力する。なお、図11に示したルーティングテーブル46の送信先カラム46aに記憶されている「2*」や「3*」の「*」は、ワイルドカードである。例えば、ルーティング処理部46が図11に示したルーティングテーブル46を参照してルーティングを行う場合、ルーティング処理部46が受信したIPパケットの送信先のエリアコードが「2」であれば、ブロックコードを確認せずに受信したIPパケットをグローバルIF部43aへ出力する。
以下に、上記のように構成されたパケット通信ネットワーク上で、ブロックAa(図8参照)に属する電話端末50aを発信元とし、ブロックBaに属する電話端末60aを着信先とする音声通信を行う場合の動作について説明する。
図12は、図8に示したパケット伝送システムの動作を説明するためのフローチャートであり、ブロックAaに属する電話端末50aを発信元とし、ブロックBaに属する電話端末60aを着信先とする音声通信を行う場合の動作を示している。
ここでは、説明をわかりやすくするために、着信先となる電話端末60aの端末識別番号を10進数表記で“21−111−2222−3333−4444−5555”とする。この“−”を除いた21桁の端末識別番号のうち、上位2桁は、エリアコードとブロックコードの組み合わせであり、電話端末60aが属しているブロックBaを識別するコードである。
まず、電話端末50aのユーザは、電話端末60aの端末識別番号を入力またはダイヤルする。
パケット終端装置80aのパケット処理部84は、電話端末50aから送信された電話端末60aの端末識別番号を端末IF部82aを介して受信する(ステップS51)。そして、パケット処理部84は、受信した端末識別番号の長さに基づき、有効アドレス長を算出する。ここでは、入力された電話端末60aの端末識別番号は10進数で21桁なので、2進数表記すると有効アドレス長は、84ビットとなる。
次に、パケット処理部84は、IPパケットを生成し、受信した電話端末60aの端末識別番号の最上位桁の数字である「2」に相当するビット列を送信先アドレスフィールド3のエリアコード部2cに格納し、2番目に上位の数字である「1」に相当するビット列をブロックコード部2eに格納する。そして残りの19桁に相当するビット列を端末アドレス部2dに格納する。さらに、算出した有効アドレス長を有効アドレス長部2bに格納する(ステップS52)。また、パケット処理部84は、記憶部81から端末IF部82aの端末識別番号を取得し、生成したIPパケットに記憶部81から取得した端末識別番号を送信元アドレスとして格納する。
次に、パケット処理部84は、音声通信を要求することを示す情報を生成したIPパケットに埋め込み、そのIPパケットをルータIF部83を介してルータ40aへ送信する(ステップS53)。
ルータ40aのルーティング処理部44は、パケット終端装置80aから送信されたIPパケットをローカルIF部42aを介して受信する(ステップS54)。
ルータ40aのルーティング処理部44は、受信したIPパケットから有効アドレス長部2bに埋め込まれている情報を利用して、送信先アドレスフィールド3のエリアコード部2cの数値を抽出する(ステップS55)。
ここでは、電話端末60aが属しているエリアのエリアコード「2」が抽出されるので、ルーティングテーブル46の送信先カラム46aから、抽出された「2」を検索する(ステップS56)。ここでは、該当するインタフェースは、グローバルIF部43a(図11参照)となり、ルーティング処理部44は、受信したIPパケットをグローバルIF部43aを介してルータ40bへ送信する(ステップS57)。
ルータ40bのルーティング処理部44は、ルータ40aから送信されたIPパケットをグローバルIF部43aを介して受信する(ステップS58)。
ルータ40bのルーティング処理部44は、受信したIPパケットの送信先アドレスフィールド3のエリアコード部2cの数値を抽出する(ステップS59)。ここでは、電話端末60aが属しているエリアのエリアコード「2」が抽出される。
ここで、エリアコード「2」は、ルータ40bに直接接続されているエリアなので、ルータ40bのルーティング処理部44は、さらに、受信したIPパケットの送信先アドレスフィールド3のブロックコード部2eの数値を抽出する(ステップS60)。ここでは、電話端末60aが属しているブロックのブロックコード「1」が抽出される。
次に、ルータ40bのルーティング処理部44は、抽出したエリアコードとブロックコードの組み合わせである「21」をルーティングテーブル46の送信先カラム46aから検索する(ステップS61)。ここでは、該当するインタフェースは、ローカルIF部42aとなり、ルーティング処理部44は、受信したIPパケットをローカルIF部42aを介してパケット終端装置90aへ送信する(ステップS62)。
パケット終端装置90aのパケット処理部84は、ルータ40bから送信されたIPパケットをルータIF部83を介して受信する(ステップS63)。
パケット終端装置90aのパケット処理部84は、受信したIPパケットの有効アドレス長部を確認する。ここでは、上述したように電話端末60aの端末識別番号は、10進数で21桁なので、84ビットが有効アドレス長である。そこで、パケット処理部84は、エリアコード部2c、ブロックコード部2e及び端末アドレス部2dから、84ビット分のビット列を抽出する(ステップS64)。
次に、パケット処理部84は、記憶部81が記憶している端末IF部82a〜82nに割りつけられた端末識別番号を取得する。そして、抽出したIPパケットの84ビット分のビット列と、記憶部81から取得した端末識別番号のビット列とを比較する(ステップS65)。ここでは、抽出したIPパケットの84ビット分のビット列と、端末IF部82aに割りつけられた端末識別番号のビット列とが一致する。
次に、パケット処理部84は、受信したIPパケットに埋め込まれている音声通信を要求することが示す情報を確認すると、ルータIF部83と端末IF部82aとの間に音声通信を行うための論理的な通信路を確保する(ステップS66)。
次に、パケット処理部84は、音声通信を行うための準備ができたことを示す情報を埋め込んだIPパケットを生成し、パケット終端装置80aへ送信する(ステップS67)。
パケット終端装置90aから送信されたIPパケットをルータ40bおよびルータ40aを介して受信したパケット終端装置80aのパケット処理部84は、端末IF部82aとルータIF部83との間に音声通信を行うための論理的な通信路を確保し(ステップS68)、電話端末50aへ音声通話が可能となったことを通知する(ステップS69)。
ここまでの動作で、電話端末50aと電話端末60aとの間に音声通信のリンクが確立したことになる。これ以降、パケット終端装置80aは、電話端末50aからの音声を端末IF部82aを介して受けつけ、受けつけた音声を符号化した音声データを埋め込んだIPパケットを生成して、ルータIF部83を介してパケット終端装置90aへ送信する。また、パケット終端装置80aは、パケット終端装置90aから受信したIPパケットに埋め込まれた音声データを復号化して、音声として端末IF部82aへ出力する。
なお、上述した2つの形態では、10進数で最大30桁のアドレス長を持つグローバルアドレスである端末識別番号をIPパケットの送信先を特定するための送信先アドレスに適用する場合について主に述べたが、パケットの送信元を特定するための送信元アドレスにも、送信先アドレスと同様に、この端末識別番号を適用することができる。
また、上述した2つの形態では、エリアコードやブロックコードは1桁としたが、1桁に限定するものではなく、エリアやブロックの数及びエリアやブロック内で必要な端末識別番号数により、何桁で設定してもよい。
また、本発明においては、情報端末内、ルータ内またはパケット終端装置内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを情報端末、ルータまたはパケット終端装置にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを情報端末、ルータまたはパケット終端装置に読み込ませ、実行するものであっても良い。情報端末、ルータまたはパケット終端装置にて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、情報端末、ルータまたはパケット終端装置に内蔵されたHDDなどを指す。
固定長のアドレスフィールドを示す図である。 本発明のパケット伝送システムの第1の実施の形態を示す図である。 端末識別番号がアドレスフィールドに埋め込まれる場合のIPv6のアドレスフィールドの一例を示す図である。 図2に示した情報端末の構成を示すブロック図である。 図2に示したルータの構成を示すブロック図である。 図5に示したルーティング処理部が有しているルーティングテーブルの構成の一例を示す図である。 図2に示したパケット伝送システムの動作を説明するためのフローチャートであり、情報端末間でデータを送受信する場合の動作を示している。 本発明のパケット伝送システムの第2の実施の形態を示す図である。 端末識別番号がアドレスフィールドに埋め込まれる場合のIPv6のアドレスフィールドの他の例を示す図である。 図8に示したパケット終端装置の構成を示すブロック図である。 図5に示したルーティング処理部が有しているルーティングテーブルの構成の他の例を示す図である。 図8に示したパケット伝送システムの動作を説明するためのフローチャートであり、電話端末間で音声通信をする場合の動作を示している。
符号の説明
1 アドレスフィールド
2,3 送信先アドレスフィールド
1a,2a プレフィックス
1b,2b 有効アドレス長部
1c アドレス部
2c エリアコード部
2d 端末アドレス部
2e ブロックコード部
10a〜10n,20a〜20n,30a〜30n 情報端末
11,41,81 記憶部
12 IF部
13 入力部
14,84 パケット処理部
15,85 データ処理部
40a〜40c ルータ
42a〜42c ローカルIF部
43a,43b グローバルIF部
44 ルーティング処理部
45,46 ルーティングテーブル
45a,46a 送信先カラム
45b,46b インタフェースカラム
50a〜50n,60a〜60n,70a〜70n 電話端末
80a〜80n,90a〜90n,100a〜100n パケット終端装置
82a〜82n 端末IF部
83 ルータIF部

Claims (26)

  1. 入力された送信先アドレスをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込んで、該パケットを送信し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、記憶している自身の端末識別番号とが一致している場合、前記受信したパケットを取り込む複数の情報端末と、パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータとを有するパケット伝送システムにおいて、
    前記複数の情報端末は、入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットに埋め込み、受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識し、
    前記ルータは、受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識することを特徴とするパケット伝送システム。
  2. 請求項1に記載のパケット伝送システムにおいて、
    前記複数の情報端末は、入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込むパケット伝送システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のパケット伝送システムにおいて、
    前記複数の情報端末は、送信先アドレスとして10進数表記のアドレスの入力を受け付けるパケット伝送システム。
  4. 入力された送信先アドレスをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込んで、該パケットを送信し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、記憶している自身の端末識別番号とが一致している場合、前記受信したパケットを取り込む情報端末において、
    入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットに埋め込み、受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識することを特徴とする情報端末。
  5. 請求項4に記載の情報端末において、
    入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込む情報端末。
  6. 請求項4または請求項5に記載の情報端末において、
    送信先アドレスとして10進数表記のアドレスの入力を受け付ける情報端末。
  7. パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータにおいて、
    受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識することを特徴とするルータ。
  8. 入力された送信先アドレスをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込んで、該パケットを送信し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、記憶している自身の端末識別番号とが一致している場合、前記受信したパケットを取り込む複数の情報端末と、パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータとを有するパケット伝送システムにおけるパケット伝送方法であって、
    前記複数の情報端末が、入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットに埋め込む処理と、
    前記複数の情報端末が、前記パケットを前記ルータへ送信する処理と、
    前記ルータが、受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分と前記ルーティングテーブルに記憶されている情報とに基づき、前記パケットを転送する処理と、
    前記複数の情報端末が、前記パケットを受信する処理と、
    前記複数の情報端末が、受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識する処理とを有するパケット伝送方法。
  9. 請求項8に記載のパケット伝送方法において、
    前記複数の情報端末が、入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込む処理を有するパケット伝送方法。
  10. 請求項8または請求項9に記載のパケット伝送方法において、
    前記複数の情報端末が、送信先アドレスとして10進数表記のアドレスの入力を受け付ける処理を有するパケット伝送方法。
  11. 入力された送信先アドレスをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込んで、該パケットを送信し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、記憶している自身の端末識別番号とが一致している場合、前記受信したパケットを取り込む情報端末に、
    入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットに埋め込む機能と、
    受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識する機能とを実現させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムにおいて、
    入力された送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報をパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込む機能を実現させるためのプログラム。
  13. 請求項11または請求項12に記載のプログラムにおいて、
    送信先アドレスとして10進数表記のアドレスの入力を受け付ける機能を実現させるためのプログラム。
  14. パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータに、
    受信したパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドのうち、前記有効アドレス長に相当する部分を送信先アドレスとして認識する機能を実現させるためのプログラム。
  15. 送信先アドレスの入力を受けつける複数の端末と、前記端末からの前記送信先アドレスを受信すると、該送信先アドレスにより識別される端末との間に音声通信のためのリンクを確立するパケット終端装置と、パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータとを有するパケット伝送システムであって、
    前記パケット終端装置は、
    端末を一意に識別するための端末識別番号が割りつけられ、前記複数の端末をそれぞれ接続する複数の端末IF部と、
    前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報と、音声通信を要求することを示す情報とをパケットに埋め込み、受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から送信先アドレスを認識し、該送信先アドレスが前記端末IF部に割りつけられた端末識別番号と一致している場合、当該端末識別番号が割りつけられている端末IF部へ前記受信したパケットに含まれている情報を送信するパケット処理部と、を有し、
    前記ルータは、受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から送信先アドレスを認識することを特徴とするパケット伝送システム。
  16. 請求項15に記載のパケット伝送システムにおいて、
    前記パケット終端装置は、前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報とをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込むパケット伝送システム。
  17. 請求項15または請求項16に記載のパケット伝送システムにおいて、
    前記パケット終端装置は、送信先アドレスとして10進数表記のアドレスを受信できるパケット伝送システム。
  18. 送信先アドレスの入力を受けつける複数の端末からの前記送信先アドレスを受信すると、該送信先アドレスにより識別される端末との間に音声通信のためのリンクを確立するパケット終端装置であって、
    端末を一意に識別するための端末識別番号が割りつけられ、前記複数の端末をそれぞれ接続する複数の端末IF部と、
    前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報と、音声通信を要求することを示す情報とをパケットに埋め込み、受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から送信先アドレスを認識し、該送信先アドレスが前記端末IF部に割りつけられた端末識別番号と一致している場合、当該端末識別番号が割りつけられている端末IF部へ前記受信したパケットに含まれている情報を送信するパケット処理部と、を有するパケット終端装置。
  19. 請求項18に記載のパケット終端装置において、
    前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報とをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込むパケット終端装置。
  20. 請求項18または請求項19に記載のパケット終端装置において、
    送信先アドレスとして10進数表記のアドレスを受信できるパケット終端装置。
  21. 送信先アドレスの入力を受けつける複数の端末と、端末を一意に識別するための端末識別番号が割りつけられ、前記複数の端末をそれぞれ接続する複数の端末IF部を具備し、前記端末からの前記送信先アドレスを受信すると、該送信先アドレスにより識別される端末との間に音声通信のためのリンクを確立するパケット終端装置と、パケット転送先を示す情報を記憶しているルーティングテーブルを具備し、受信したパケットに埋め込まれた送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶された情報とに基づき、前記受信したパケットを転送するルータとを有するパケット伝送システムにおけるパケット伝送方法であって、
    前記パケット終端装置が、前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報と、音声通信を要求することを示す情報とをパケットに埋め込む処理と、
    前記ルータが、受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から認識した送信先アドレスと、前記ルーティングテーブルに記憶されている情報とに基づき、前記パケットを転送する処理と、
    前記パケット終端装置が、受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から送信先アドレスを認識し、該送信先アドレスが前記端末IF部に割りつけられた端末識別番号と一致している場合、当該端末識別番号が割りつけられている端末IF部へ前記受信したパケットに含まれている情報を送信する処理とを有するパケット伝送方法。
  22. 請求項21に記載のパケット伝送方法において、
    前記パケット終端装置が、前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報とをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込む処理を有するパケット伝送方法。
  23. 請求項21または請求項22に記載のパケット伝送方法において、
    前記パケット終端装置が、送信先アドレスとして10進数表記のアドレスを受信できるパケット伝送方法。
  24. 端末を一意に識別するための端末識別番号が割りつけられ、送信先アドレスの入力を受けつける複数の端末をそれぞれ接続する複数の端末IF部を具備し、前記端末からの前記送信先アドレスを受信すると、該送信先アドレスにより識別される端末との間に音声通信のためのリンクを確立するパケット終端装置に、
    前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報と、音声通信を要求することを示す情報とをパケットに埋め込む機能と、
    受信したパケットに埋め込まれている前記有効アドレス長を示す情報から送信先アドレスを認識し、該送信先アドレスが前記端末IF部に割りつけられた端末識別番号と一致している場合、当該端末識別番号が割りつけられている端末IF部へ前記受信したパケットに含まれている情報を送信する機能とを実現させるためのプログラム。
  25. 請求項24に記載のプログラムにおいて、
    前記端末から受信した送信先アドレスと、該送信先アドレスの有効アドレス長を示す情報とをパケットのヘッダ部分のアドレスフィールドに埋め込む機能を実現させるためのプログラム。
  26. 請求項24または請求項25に記載のプログラムにおいて、
    送信先アドレスとして10進数表記のアドレスを受信できる機能を実現させるためのプログラム。
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