JP2009302662A - 表示制御装置、表示制御方法およびプログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】連写画像のうち変化のある画像のみを再生して画像閲覧効果を高める。
【解決手段】表示制御装置100は、複数の静止画画像を順次に読み込む読み込み部102と、読み込み部102により読み込まれた複数の静止画画像が連写画像であるか否かを判断する判断部104と、静止画画像に複数の連写画像が含まれていると判断部104により判断された場合に、複数の連続する連写画像の差分を測定する測定部106と、測定部106により測定された連続する連写画像の差分に応じて、複数の連続する連写画像のうちから1または2以上の連写画像を選択する選択部108と、選択部108により選択された連写画像を表示装置に表示させる表示制御部110と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示制御装置、表示制御方法およびプログラムに関し、特に、連写画像のなかから変化のある画像のみを表示する表示制御装置、表示制御方法およびプログラムに関する。
近年、デジタルカメラの機能の向上とともに、連続撮影性能も高まっており、1秒間に数十枚以上の撮影が可能となっている。デジタルカメラでは、スライドショー機能等で画像を連続的に再生させることができる。スライドショーにおいて、連写画像をすべて表示すると、あまり変化のない大量の画像を次々と表示することとなり、画像を見る楽しさが損なわれる。そこで、連写画像を撮影した際の撮影間隔に応じて表示時間を変更する技術が開示されている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1においては、1秒間に10コマの連続撮影をした場合には、1秒間で10枚の静止画像を表示することにより、連写間隔に応じた間隔で画像ファイルを再生することができる。
特開2006−222503号公報 特開2005−176246号公報 特開2006−41586号公報
しかし、1秒間で10枚の静止画像を表示するためには、予め10枚分の静止画を記録媒体から読み込み、圧縮された画像を展開しなければならない。また、記録媒体から読み込んだ画像を保存しておくためのメモリ容量と圧縮展開能力を要するという問題があった。また、1秒間に連写画像を再生するため、1つ1つの画像が表示される時間が短く、変化のない画像が次々と表示されるため、印象に残らないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、連写画像のうち変化のある画像のみを再生して画像閲覧効果を高めることが可能な、新規かつ改良された表示制御装置、表示制御方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の静止画画像を順次に読み込む読み込み部と、読み込み部により読み込まれた複数の静止画画像が連写画像であるか否かを判断する判断部と、静止画画像に複数の連写画像が含まれていると判断部により判断された場合に、複数の連続する連写画像の差分を測定する測定部と、測定部により測定された連続する連写画像の差分に応じて、複数の連続する連写画像のうちから1または2以上の連写画像を選択する選択部と、選択部により選択された連写画像を表示装置に表示させる表示制御部と、を備える表示制御装置が提供される。
かかる構成によれば、順次に読み込んだ複数の静止画像が連写画像であるか否かを判断し、複数の連写画像が含まれていると判断した場合に複数の連続する連写画像の差分を測定する。そして、測定された連写画像の差分に応じて、複数の連続する連写画像から1又は2以上の連写画像を選択し、選択した連写画像を表示装置に表示する。
これにより、連写画像のうち変化のある画像のみを再生して画像閲覧効果を高めることができる。すなわち、選択された連写画像のみ表示装置に表示させることにより、似たような変化のない画像ばかりを表示することなく、ユーザが飽きることなくスライドショーを楽しんで閲覧することが可能となる。
また、上記測定部は、複数の連写画像の色味情報を取得し、第1の連写画像と第1の連写画像より前に読み込まれた第2の連写画像との色味情報との差分を測定し、選択部は、測定部により第1の連写画像の色味情報と第2の連写画像の色味情報との差分が所定基準より大きい場合に第1の連写画像を選択するようにしてもよい。また、測定部により取得される色味情報は、複数の連写画像の輝度、色相、明度を含んでもよい。
また、上記表示制御部は、選択部により選択された連写画像を表示装置に順次表示させていくようにしてもよい。また、表示制御部は、上記選択部により選択された複数の連写画像を含む画像を表示装置に表示させるようにしてもよい。表示制御部は、選択部により選択された連写画像を、ユーザ操作に応じて表示装置に表示させていくようにしてもよい。
また、上記選択部により判断される差分の所定基準は、ユーザ入力に応じて設定されるようにしてもよい。また、上記選択部により判断される差分の所定基準は、静止画画像の撮影モードに応じて設定されるようにしてもよい。
また、上記測定部は、複数の連写画像を分割して分割された各画像の色味情報を取得するようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数の静止画画像を順次に読み込むステップと、読み込み部により読み込まれた複数の静止画画像が連写画像であるか否かを判断するステップと、静止画画像に複数の連写画像が含まれていると判断部により判断された場合に、複数の連続する連写画像の差分を測定するステップと、測定部により測定された連続する連写画像の差分に応じて、複数の連続する連写画像のうちから1または2以上の連写画像を選択するステップと、選択部により選択された連写画像を表示装置に表示させるステップと、を含む、表示制御方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、複数の静止画画像を順次に読み込む読み込み部と、読み込み部により読み込まれた複数の静止画画像が連写画像であるか否かを判断する判断部と、静止画画像に複数の連写画像が含まれていると判断部により判断された場合に、複数の連続する連写画像の差分を測定する測定部と、測定部により測定された連続する連写画像の差分に応じて、複数の連続する連写画像のうちから1または2以上の連写画像を選択する選択部と、選択部により選択された連写画像を表示装置に表示させる表示制御部と、を備える表示制御装置として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、連写画像のうち変化のある画像のみを再生して画像閲覧効果を高めることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の実施形態の目的について説明する。近年、デジタルカメラの機能の向上とともに、連続撮影性能も高まっており、1秒間に数十枚以上の撮影が可能となっている。デジタルカメラでは、スライドショー機能等で画像を連続的に再生させることができる。スライドショーにおいて、連写画像をすべて表示すると、あまり変化のない大量の画像を次々と表示することとなり、画像を見る楽しさが損なわれる。そこで、連写画像を撮影した際の撮影間隔に応じて表示時間を変更する技術が開示されている。
従来技術においては、1秒間に10コマの連続撮影をした場合には、1秒間で10枚の静止画像を表示することにより、連写間隔に応じた間隔で画像ファイルを再生することができる。しかし、1秒間で10枚の静止画像を表示するためには、予め10枚分の静止画を記録媒体から読み込み、圧縮された画像を展開しなければならない。また、記録媒体から読み込んだ画像を保存しておくためのメモリ容量と圧縮展開能力を要するという問題があった。また、1秒間に連写画像を再生するため、1つ1つの画像が表示される時間が短く、変化のない画像が次々と表示されるため、印象に残らないという問題があった。
そこで、上記のような事情を一着眼点として、本発明の実施形態にかかる表示制御装置100が創作されるに至った。本実施形態にかかる表示制御装置100によれば、連写画像のうち変化のある画像のみを再生して画像閲覧効果を高めることができる。
なお、本実施形態において、表示制御装置100は、ディスプレイ等の表示装置やカメラ等の撮像装置とは別体の装置として構成したが、かかる例に限定されない。例えば、表示制御装置を表示装置と一体として構成したり、撮像装置と一体とてして構成したりするようにしてもよい。以下では、表示制御装置100として、デジタルカメラ1を例示して説明する。なお、スライドショーとは、複数の画像を順番に表示させる機能であり、予め設定しておいた時間が経過すると自動的に次の画像が表示される方式と、キー入力により次の画像が表示される方式とがある。
次に、図1および図2に基づいて、本実施形態にかかる表示制御装置100の一例であるデジタルカメラ1の構成について説明する。図1は、本実施形態にかかるデジタルカメラ1の外観である。図1に示したように、図1aは、デジタルカメラ1の正面から見た斜視図である。図1aに示したように、デジタルカメラ1は、例えば、電源ボタン51、シャッターボタン52、ズームボタンT53、ズームボタンW54、撮像レンズ55、AF補助光56、レンズカバー57などを備える。また、図1bは、デジタルカメラ1を背面から見た斜視図である。図1bに示したように、デジタルカメラ1は、液晶ディスプレパネル(LCD)18を備える。
次に、図2に基づいて本実施形態にかかるデジタルカメラ1の構成について説明する。図2に示したように、デジタルカメラ1は、レンズ部11、CCD12、アナログ信号処理部13、A/D変換部14、デジタル信号処理部15、液晶パネル17、記録デバイス19、アクチュエータ20、モータドライブ21、TG22、CPU23、操作部24、EEPROM25、プログラムROM26、RAM27などを備える。
デジタルカメラ1の主な機能について説明する。CPU23は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってデジタルカメラ1内の動作全般を制御する。また、CPU23は、マイクロプロセッサであってもよい。プログラムROM26は、CPU23が使用する制御プログラムや演算パラメータ等を記憶している。
デジタルカメラ1の電源起動時に、プログラムROM26に格納されている制御プログラムがプログラムROM26からRAM27へ展開された後、CPU23により実行される場合もある。CPU23はRAM27上の制御プログラムを実行することで、デジタルカメラの動作を制御する。
デジタルカメラ1の操作は、タッチスクリーン18の状態をA/D変換部14によりデジタル化された後CPU23に伝達される。デジタルカメラ1により静止画像の撮影は、レンズ部11を通過した光がCCD12で電気信号に変換され、アナログ信号処理部13により処理される。そして、A/D変換部14によりデジタル化された後、CPU23で画像処理され記録デバイス19に保存される。
デジタルカメラ1には、静止画像の撮影をする際に、短い時間間隔で撮影を繰り返し、画像ファイルを生成する連写撮影機能が備えられている。撮影された静止画像は、メモリスティック等の記録デバイス19に保存される。記録デバイス19に保存された静止画像は、CPU23の指示によりRAM27に展開された後、デジタル信号処理部15で画像処理されてタッチスクリーン18に表示される。
以上、デジタルカメラ1の構成について説明した。デジタルカメラ1は、撮影画像を連続的に表示するスライドショー機能が備えられている。従来は、スライドショー機能等で撮影画像を連続的に再生させた場合、撮影画像が連写画像、単写画像の区別なく表示されてしまい、同じような変化の乏しい画像を何枚も見る事となり連写の楽しみが発揮されないという問題があった。
そこで、本実施形態では、連写画像と単車画像が混在して記録されている記録デバイスからスライドショーなどで連続的に再生される場合に、連写画像の場合には、今再生されている画像と次に再生する画像の類似度を調べ、ある一定以上似ている画像である場合には当該画像をスキップする。具体的には、記録デバイス19に記録された静止画像を連続的にタッチスクリーン18に表示するスライドショー機能を備え、静止画像を連続的に再生表示するスライドショー機能において連写画像のうち変化のある画像のみの再生を実現する。
上記のような、連写画像のうち変化のある画像のみの再生を実現するための機能を、図3を参照して説明する。図3は、デジタルカメラ1のCPU23の機能構成を詳細に示した機能構成図である。図3に示したように、本実施形態にかかるCPU23は、読み込み部102、判断部104、測定部106、選択部108、表示制御部110などを備える。
読み込み部102は、記録デバイス19に記録された複数の静止画画像を順次に読み込む機能を有する。読み込み部102により読み込まれた静止画画像は、判断部104に提供される。
判断部104は、読み込み部102により提供された静止画画像を連写画像であるか否かを判断する。当該静止画画像が連写画像であるか否かは、静止画画像の画像データに基づいて判断することができる。例えば、静止画画像の記録フォーマットが、EXIF等の標準的なデジタルカメラの記録フォーマットである場合には、画像についての情報や撮影日時などの付加情報や、縮小画像を画像データとして記録することができる。画像についての情報としては、解像度や色数、符号化方式などの情報を例示できる。また、シャッタースピードやズーム、フラッシュ、絞り、露出等、画像撮影時の撮影モードについての情報を画像データとして記録することもできる。
本実施形態においては、静止画画像が連写画像であるか否かについての情報が画像データとして記録されている。したがって、判断部104は、静止画画像の画像データに基づいて、当該画像が連写画像であるか否かを判断することができる。判断部104は、静止画画像が連写画像であるか否かについての判断結果を測定部106に提供する。
測定部106は、判断部104により静止画画像に複数の連写画像が含まれていると判断された場合に、複数の連続する連写画像の差分を測定する機能を有する。ここで、連写画像の差分を測定するとは、複数の画像が類似しているか否かを測定することである。具体的には、1つの連写画像と他の連写画像との色味情報を取得し、それぞれの色味情報の差分を測定する。色味情報とは、画像の輝度や色相、明度、彩度などの情報を例示できる。
例えば、上記したスライドショーの機能により画像を順次に表示させる場合には、1の画像の色味情報を取得し、次に表示させるべき画像の色味情報を取得して、色味情報の差分を測定する。測定部106により測定される情報は、色味情報に限定されない。例えば、人物の画像を連写した場合には、顔情報を検出して、当該顔情報の差分を測定するようにしてもよい。顔情報の差分とは、目つぶり検出等顔の表情等の変化の差分などである。また、人物の人数の変化を連写画像の差分として測定するようにしてもよい。例えば、人物が一人から二人以上に変化を連写画像の差分として測定するようにしてもよい。
ここで、図4を参照して、色味情報により連写画像の差分を測定する場合について説明する。図4は、連写画像の差分の測定について説明した説明図である。図4に示したように、画像300と画像400とは連写画像である。測定部106は、画像300を4分割して、4分割した各画像の色相、明度、輝度等の色味情報を算出する。また、画像400についても同様に、画像を4分割して、4分割した各画像の色相、明度、輝度等の色味情報を算出する。そして、4分割した画像300と画像400のそれぞれ対応する箇所の色相、明度、輝度を比較する。
測定部106は、4分割した画像300と画像400の色相、明度、輝度を比較して、当該比較結果から画像300と画像400との差分を測定する。例えば、4分割した画像の色情報と輝度情報とがほぼ同じ場合には、画像の差分は小さいと測定される。また、4分割した画像の色情報と輝度情報とが大きく異なる場合には、画像の差分は大きいと測定される。本実施形態では、連写画像を4分割して色味情報を算出したが、かかる例に限定されず、4分割以上に分割してもよいし、分割せずに色味情報を算出するようにしてもよい。図3に戻り、測定部106は、測定した結果を選択部108に提供する。
選択部108は、測定部106により測定された連続する連写画像の差分に応じて、複数の連続する連写画像のうちから1または2以上の連写画像を選択する機能を有する。例えば、上記したように、測定部106により色味情報の差分が測定された場合には、色味情報の差分が所定の基準値より大きい場合に連写画像を選択するようにしてもよい。ここで、差分の所定基準はユーザ入力に応じて設定されてもよい。
ここで、図5を参照して、差分の所定基準がユーザ入力に応じて設定される場合について説明する。図5は差分の所定基準を設定するためのユーザ入力ボタンを説明する説明図である。図5に示したように、デジタルカメラ1に差分の所定基準である類似度を設定する設定ボタンを備えてもよい。
図5に示したように、例えば、ユーザによる類似度設定入力により類似度が「切」になっていた場合には、連写画像の選択を行わずに、すべての連写画像を表示するようにしてもよい。また、ユーザによる類似度設定入力により類似度が「弱」になっていた場合には、差分の所定基準が低く設定されるため、変化の小さい連写画像を表示するようにしてもよい。また、ユーザによる類似度設定入力により類似度が「強」になっていた場合には、差分の所定基準が高く設定されるため、変化の大きい連写画像を表示するようにしてもよい。
また、差分の所定基準は静止画画像の撮影モードに応じて設定されるようにしてもよい。撮影モードとは、上記したように、シャッタースピードやズーム、フラッシュ、絞り、露出等を例示できる。例えば、シャッタースピードが速い場合には、所定時間に撮影される連写画像の枚数が数枚程度となる。この場合には、すべての連写画像を表示してもよいし、差分の所定基準を低く設定して、変化の小さい連写画像も表示するようにしてもよい。
また、選択部108は、連写画像の枚数に応じて選択する画像の枚数を決定するようにしてもよい。例えば、連写画像が50枚の場合には、選択する画像の枚数を10枚程度とし、連写画像が5枚の場合には、5枚すべての画像を選択するようにしてもよい。図3に戻り、選択部108により選択された連写画像が、表示制御部110に提供される。
表示制御部110は、選択部108により選択された連写画像を表示装置17に表示させる機能を有する。例えばスライドショー機能により連写画像を表示装置17に連続的に表示させる場合には、選択された連写画像を順次に表示する。このように、選択された連写画像のみ表示装置17に表示させることにより、似たような変化のない画像ばかりを表示することなく、ユーザが飽きることなくスライドショーを楽しんで閲覧することが可能となる。
また、サムネイルやスクラップブック等複数の画像を表示させる場合にも、類似度の少ない変化のある画像を表示させることができるため、画像閲覧効果を高めることが可能となる。また、連写撮影により撮影された連写画像のすべてを表示する必要がないため、すべての画像を表示する場合に比べて省メモリでかつ高速に処理することが可能となる。以上、デジタルカメラ1のCPU23の機能構成について詳細に説明した。
次に、図6を参照して、表示制御装置100のスライドショーにおける表示制御方法について説明する。図6は、表示制御装置100のスライドショーにおける表示制御方法を示すフローチャートである。上記したように、表示制御装置100は、静止画像を連続的に表示装置17に表示するスライドショー機能を備えている。
表示制御装置100は、記録デバイス19に静止画像が記録されているか否かを判断し、記録デバイス19に静止画像が記録されていると判断した場合には、スライドショーを行う順番を決定し、スライドショーを開始する(S101)。そして、ステップS101において決定した順番で、1枚の静止画像を記録デバイス19から読み出す(S102)。ステップS102において読み出された静止画像は内部メモリであるRAM27に読み込まれる。そして、ステップS102において読み込まれた画像を表示装置17に表示する(S103)。
そして、ステップS103において表示された画像が最後の画像であるか否かを判定する(S104)。ステップS104において、表示された画像が最後の画像ではないと判定された場合には、記録デバイス19から次の画像を読み込み部102が読み出す(S105)。判断部104は、ステップS105において読み出された画像が連写画像であるか否かを判定する(S106)。
ステップS106において読み出された連写画像であると判定された場合には、画像を展開した後に当該画像を分割する(S107)。ステップS107における画像の展開とは、JPEG等の圧縮方式により圧縮されて記録デバイス19に記録されている静止画像を写真に展開することを意味する。また、画像の分割とは、上記したように、画像を4分割等に分割することを意味する。ステップS106において読み出された画像が連写画像ではないと判定された場合には、通常の画像表示と同様に、表示装置17に画像を表示する(S103)。
測定部106は、ステップS107において展開された後に分割された画像の彩度、色相等を取得して色味情報を算出する(S108)。また、表示装置17に表示されている画像も同様に分割して、当該分割画像の彩度、色相等を取得して色味情報を算出する。測定部106は、ステップS108において算出した表示画像の色味情報と読み出した画像の色味情報とを比較して類似度を算出する(S109)。
ステップS109において算出される類似度は、上記したように、画像の差分である。すなわち、画像の差分が所定基準より大きい場合には2つの画像は類似していないといえる。また、画像の差分が所定基準より小さい場合には2つの画像は類似しているといえる。ステップS119において算出された類似度に基づいて、2つの画像が類似しているか否かを判定する(S110)。
ステップS110において2つの画像が類似していると判定された場合には、次の画像を読み出して(S105)、ステップS106〜ステップS110の処理を繰り返す。また、ステップS110において2つの画像が類似していないと判定された場合には、読み出した画像を表示装置17に表示する(S103)。すなわち、表示装置17に表示されていた画像に代えて新たに読み出された画像が表示装置17に表示される。
ステップS104において、ステップS103において表示された画像が最後の画像であると判定された場合には、スライドショーを終了する。以上、表示制御装置100のスライドショーにおける表示制御方法について説明した。
以上、本実施形態にかかる表示制御装置100によれば、順次に読み込んだ複数の静止画像が連写画像であるか否かを判断し、複数の連写画像が含まれていると判断した場合に複数の連続する連写画像の差分を測定する。そして、測定された連写画像の差分に応じて、複数の連続する連写画像から1又は2以上の連写画像を選択し、選択した連写画像を表示装置に表示する。
これにより、連写画像のうち変化のある画像のみを再生して画像閲覧効果を高めることができる。すなわち、選択された連写画像のみ表示装置17に表示させることにより、似たような変化のない画像ばかりを表示することなく、ユーザが飽きることなくスライドショーを楽しんで閲覧することが可能となる。
また、サムネイルやスクラップブック等複数の画像を表示させる場合にも、類似度の少ない変化のある画像を表示させることができるため、画像閲覧効果を高めることが可能となる。また、連写撮影により撮影された連写画像のすべてを表示する必要がないため、すべての画像を表示する場合に比べて省メモリでかつ高速に処理することが可能となる。
例えば、風景などを連写した場合には、変化の少ない、すなわち類似度の高い画像が多くなり、スライドショーにおいては、風景画像は数枚程度表示されることとなる。また、ミルク・クラウン等を連写した場合には、変化の大きい、すなわち類似度の低い画像が多くなるため、多くの画像表示が表示される。これにより、変化のある画像のみを再生閲覧できるため、ユーザが飽きることなく、スライドショーの楽しみが損なわれない。
また、連続撮影による連写画像だけでなく、例えば、結婚式や披露宴などの似たような写真が多く撮影された場合のスライドショーにも同様の効果を得ることができる。また、上記したように、スライドショーだけでなく、通常の再生時や複数枚を一度に表示するスクラップブック再生にも適用することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、表示装置17に表示する都度、表示されている画像と読み出された画像の差分を測定していたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、表示装置17に表示する前に、事前に選択部108により選択された画像に表示フラグを付加するようにしてもよい。例えば、あらかじめ上記したEXIFファイルに含まれる画像についての情報に表示フラグを設定し、表示制御部110は表示フラグが設定された画像のみ表示装置17に表示するようにしてもよい。
本発明の一実施形態にかかるデジタルカメラの外観を示す斜視図である。 同実施形態にかかるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかるデジタルカメラのCPUの機能構成を詳細に示した機能構成図である。 同実施形態にかかる連写画像の差分の測定について説明した説明図である。 同実施形態にかかる差分の所定基準を設定するためのユーザ入力ボタンを説明する説明図である。 同実施形態にかかるスライドショーにおける表示制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
11 レンズ部
12 CCD
13 アナログ信号処理部
14 A/D変換部
15 デジタル信号処理部
16 タッチパネル
17 液晶パネル(表示装置)
18 タッチスクリーン
19 記録デバイス
20 アクチュエータ
21 モータドライブ
22 TG
23 CPU
24 操作部
25 EEPEOM
26 プログラムROM
27 RAM
100 表示制御装置
102 読み込み部
104 判断部
106 測定部
108 選択部
110 表示制御部

Claims (11)

  1. 複数の静止画画像を順次に読み込む読み込み部と、
    前記読み込み部により読み込まれた前記複数の静止画画像が連写画像であるか否かを判断する判断部と、
    前記静止画画像に前記複数の連写画像が含まれていると前記判断部により判断された場合に、前記複数の連続する連写画像の差分を測定する測定部と、
    前記測定部により測定された前記連続する連写画像の差分に応じて、前記複数の連続する連写画像のうちから1または2以上の前記連写画像を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された連写画像を表示装置に表示させる表示制御部と、
    を備える表示制御装置。
  2. 前記測定部は、前記複数の連写画像の色味情報を取得し、
    第1の連写画像と前記第1の連写画像より前に読み込まれた第2の連写画像との色味情報との差分を測定し、
    前記選択部は、前記測定部により前記第1の連写画像の色味情報と前記第2の連写画像の色味情報との差分が所定基準より大きい場合に前記第1の連写画像を選択する、請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記測定部により取得される色味情報は、前記複数の連写画像の輝度、色相、明度を含む、請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、前記選択部により選択された連写画像を表示装置に順次表示させていく、請求項1に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記選択部により選択された複数の連写画像を含む画像を表示装置に表示させる、請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御部は、前記選択部により選択された連写画像を、ユーザ操作に応じて表示装置に表示させていく、請求項1に記載の表示制御装置。
  7. 前記選択部により判断される差分の所定基準は、ユーザ入力に応じて設定される、請求項5に記載の表示制御装置。
  8. 前記選択部により判断される差分の所定基準は、前記静止画画像の撮影モードに応じて設定される、請求項に記載の表示制御装置。
  9. 前記測定部は、前記複数の連写画像を分割して分割された各画像の色味情報を取得する、請求項1に記載の表示制御装置。
  10. 複数の静止画画像を順次に読み込むステップと、
    前記読み込み部により読み込まれた前記複数の静止画画像が連写画像であるか否かを判断するステップと、
    前記静止画画像に前記複数の連写画像が含まれていると前記判断部により判断された場合に、前記複数の連続する連写画像の差分を測定するステップと、
    前記測定部により測定された前記連続する連写画像の差分に応じて、前記複数の連続する連写画像のうちから1または2以上の前記連写画像を選択するステップと、
    前記選択部により選択された連写画像を表示装置に表示させるステップと、
    を含む、表示制御方法。
  11. コンピュータを、
    複数の静止画画像を順次に読み込む読み込み部と、
    前記読み込み部により読み込まれた前記複数の静止画画像が連写画像であるか否かを判断する判断部と、
    前記静止画画像に前記複数の連写画像が含まれていると前記判断部により判断された場合に、前記複数の連続する連写画像の差分を測定する測定部と、
    前記測定部により測定された前記連続する連写画像の差分に応じて、前記複数の連続する連写画像のうちから1または2以上の前記連写画像を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された連写画像を表示装置に表示させる表示制御部と、
    を備える表示制御装置として機能させるための、プログラム。
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