JP2009301195A - 端末装置、及び検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プログラムの検査を正しく行なう事ができる端末装置、及び検査方法を提供する。
【解決手段】端末装置1は、入力された操作信号を記憶し、入力された前記操作信号に基づいて第1の属性データを作成し、作成した第1の属性データを記憶する。記憶されている前記操作信号を読み込んで逐次第2の属性データを作成し、作成した第2の属性データを記憶する。前記第1の属性データと前記第2の属性データとを各属性ごとに比較し、比較結果に基づいて合否を判定する。
【選択図】 図2
【解決手段】端末装置1は、入力された操作信号を記憶し、入力された前記操作信号に基づいて第1の属性データを作成し、作成した第1の属性データを記憶する。記憶されている前記操作信号を読み込んで逐次第2の属性データを作成し、作成した第2の属性データを記憶する。前記第1の属性データと前記第2の属性データとを各属性ごとに比較し、比較結果に基づいて合否を判定する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えば、端末装置などに用いられるプログラムを自動的に検査する端末装置及び検査方法に関する。
従来、利用者の操作入力に応じて種々の処理を行なう端末装置が実用化されている。これらの端末装置は、装置内部に処理を実行するためのプログラムを記憶している。端末装置は、操作入力がされた場合、記憶しているプログラムを実行し、種々の処理を行なう事ができる。
端末装置が記憶しているプログラムは、例えば、仕様の変更、若しくはバージョンアップなどが行なわれる場合、新しいプログラムに書き換えられる。しかし、書き換えられたプログラムに不具合が含まれている場合、問題が生じる可能性がある。この為、上記したような端末装置に適用されるプログラムが正常で有るか否かを判定するテストを行なうことが必要となる。
現在実用化されている端末装置に適用されているプログラムは、非常に複雑な処理を行う。この為、プログラムが更新される度に人手によりプログラムのテストを行うことが非常に手間になるという問題がある。そこで、画面ログと操作ログとを記憶しておき、再びテストを行なう場合、記憶している操作ログと画面ログとに基づいてテストを行なうデータ処理装置が提示されている。(例えば特許文献1参照)。
特開平5−274186号公報
上記したデータ処理装置では、プログラムを初めて検査する初回検査が人手により行なわれる。この場合、データ処理装置は、入力された操作ログと、その時に表示された画面ログとを記憶する。プログラムを再び検査する回帰検査が行なわれる場合、データ処理装置は、記憶している操作ログに基づいて作成した画面と記憶している画面ログとを比較し検査を行う。
しかし、上記したデータ処理装置では、例えば、画面の一部の表示内容が変更されるような修正がプログラムに施された場合、プログラムが正常であっても画面ログと作成した画面とで差が生じてしまう。この場合、プログラムの回帰検査を正しく行なう事ができないという問題がある。
本発明の一形態は、上記した問題点を解決するものであり、プログラムの検査を正しく行なう事ができる端末装置、及び検査方法を提供することにある。
本発明の一実施形態としての端末装置は、操作信号が入力される入力手段と、前記入力手段より入力された前記操作信号を記憶する操作信号記憶手段と、前記入力手段により入力された前記操作信号に基づいて第1の属性データを作成する第1の属性データ作成手段と、前記第1の属性データ作成手段により作成される第1の属性データを記憶する第1の属性データ記憶手段と、前記操作信号記憶手段により記憶されている前記操作信号を読み込んで第2の属性データを作成する第2の属性データ作成手段と、前記第2の属性データ作成手段により作成される第2の属性データを記憶する第2の属性データ記憶手段と、前記第1の属性データ記憶手段により記憶されている第1の属性データと前記第2の属性データ記憶手段により記憶されている第2の属性データとを各属性毎に比較する第1の比較手段と、前記第1の比較手段による比較結果に基づいて合否を判定する判定手段と、を具備する。
また、本発明の一実施形態としての検査方法は、入力された前記操作信号を記憶し、入力された前記操作信号に基づいて第1の属性データを作成し、前記作成した第1の属性データを記憶し、記憶されている前記操作信号を読み込んで第2の属性データを作成し、前記作成した第2の属性データを記憶し、記憶されている前記第1の属性データと前記第2の属性データとを各属性毎に比較し、比較結果に基づいて合否を判定する。
この発明の一形態によれば、プログラムの検査を正しく行なう事ができる端末装置、及び検査方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る端末装置、及び検査方法について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る端末装置の構成例を概略的に示すブロック図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る端末装置の構成例を概略的に示すブロック図である。
端末装置1は、例えば、自動預払機、駅務機器などのように、利用者の操作に応じて種々の処理を行なう装置である。端末装置1は、CPU2、入力部3、表示部4、メモリ5、及び記憶部6などを有している。
CPU2は、端末装置1の各部の動作を総合的に制御する。CPU2は、メモリ5、若しくは記憶部6に記憶されているプログラムおよびデータに基づいて動作することにより、種々の処理を行なう。
入力部3は、操作者による操作入力を操作信号として受け取る。即ち、入力部3は、入力手段として機能する。入力部3は、例えばキーボードなどの入力装置により構成される。表示部4は、CPU2による処理結果を表示する。表示部4は、液晶パネルなどの表示装置により構成される。なお、入力部3及び表示部4は、たとえば、タッチパネル内蔵の表示装置により構成するようにしても良い。
メモリ5は、例えば、ROM、及びRAMなどを有している。ROMは、制御用のプログラム、及び制御データなどを予め記憶している。RAMは、ワーキングメモリとして機能し、CPU2が処理中のデータなどを一時的に記憶する。
記憶部6は、種々の処理を実現するための制御プログラムなどの制御データ、あるいは、処理データなどを記憶する。記憶部6は、後述する操作ログ、及び属性データなどを記憶する領域を有している。
プログラムを作成した場合、作成したプログラムが正しく動作するか否かを人手により検査する初回検査が行なわれる。
図2は、図1に示す端末装置1において行なわれる初回検査を概略的に説明する為の説明図である。
記憶部6は、図2に示すように、操作ログ記憶部61、属性データ記憶部62、変換表記億部63、及び比較設定記憶部64を備えている。
記憶部6は、図2に示すように、操作ログ記憶部61、属性データ記憶部62、変換表記億部63、及び比較設定記憶部64を備えている。
初回検査が行なわれる場合、入力部3は、操作者が入力した操作を操作信号としてCPU2に送信する。
CPU2は、操作信号を受信すると、受信した操作信号を操作ログとして記憶部6の操作ログ記憶部61に記憶させる。即ち、操作ログ記憶部61は、操作信号記憶手段として機能する。
CPU2は、操作信号を受信すると、受信した操作信号を操作ログとして記憶部6の操作ログ記憶部61に記憶させる。即ち、操作ログ記憶部61は、操作信号記憶手段として機能する。
同時に、CPU2は、受信した操作信号に基づいて処理を行い、処理結果に応じた属性データを作成する。この場合、CPU2は、属性データ作成手段として機能する。CPU2は、作成した属性データを初回検査属性データとして記憶部6の属性データ記憶部62に記憶させる。即ち、属性データ記憶部62は、属性データ記憶手段として機能する。
同時に、CPU2は、作成した属性データに基づいて表示データを作成し、表示部4に送信する。表示部4は、受信した表示データに基づいて表示を行なう。端末装置1の操作者は、表示部4に表示された画面を目視で確認し、プログラムが正常に動作しているか否かを判断する。
操作信号(操作ログ)は、例えば、タッチパネル上のタッチされた箇所の座標、タッチされた時間、及び、押されたのか離れたのかを示す情報などである。なお、タッチパネル上のタッチされた箇所の座標を記憶するのではなく、タッチされたボタンを示す情報を記憶するようにしても良い。
なお、表示部4に表示される画面は、複数の画面部品が組み合わされて表示される。画面部品は、例えば、テキストボックス及びラベルなどの画面全体のうちの一部を構成するためのデータである。画面部品は、属性データを備えている。属性データは、上記したように、CPU2が受信した操作信号に基づいて処理を行い、処理結果に応じて作成されたデータであり、例えば、画面部品の表示位置、表示サイズ、フォント種別、及び表示文字列などの複数のデータを含んでいる。
変換表記億部63及び比較設定記憶部64は、それぞれ変換表と比較設定情報を記憶するための記憶領域である。変換表及び比較設定情報は、回帰検査に用いられるものであるため、後で詳細に説明する。
図3は、図1に示す端末装置1において初回検査を行なう場合の処理を説明するためのフローチャートである。
入力部3から操作信号を受信すると(ステップS11)、CPU2は、受信した操作信号を操作ログとして記憶部6の操作ログ記憶部61に保存する(ステップS12)。
入力部3から操作信号を受信すると(ステップS11)、CPU2は、受信した操作信号を操作ログとして記憶部6の操作ログ記憶部61に保存する(ステップS12)。
CPU2は、受信した操作信号に基づいて処理を行い、処理結果に応じて初回検査属性データを作成する(ステップS13)。CPU2は、作成した初回検査属性データを記憶部6の属性データ記憶部62に保存する(ステップS14)。ここでは、CPU2は、例えば図4に示すような属性データ62Aを作成する。
図4は、図1に示す端末装置1により作成された属性データ62Aの一例を説明するための説明図である。上記したように、属性データ62Aは、例えば、画面部品の表示位置、表示サイズ、フォント種別、及び表示文字列などの複数のデータ(属性)を含んでいる。図4では、Label1の画面部品の属性データの例について示している。
CPU2は、作成した属性データ62Aに基づいて表示データを生成し、表示データを表示部4に送信して図5に示すような表示画面41Aを表示させる(ステップS15)。
図5は、図1に示す端末装置1の表示部4に表示される表示画面41Aの一例を説明するための説明図である。
図5に示すように、表示部4に表示された表示画面41Aは、画面部品42A、画面部品43A、及び画面部品44Aの表示を含んでいる。画面部品42Aの表示内容は、図4に示す属性データ62Aの各データの内容に基づいて決定される。画面部品43A、及び画面部品44Aの表示内容も同様に、それぞれの属性データの各データの内容に基づいて決定される。
図5に示すように、表示部4に表示された表示画面41Aは、画面部品42A、画面部品43A、及び画面部品44Aの表示を含んでいる。画面部品42Aの表示内容は、図4に示す属性データ62Aの各データの内容に基づいて決定される。画面部品43A、及び画面部品44Aの表示内容も同様に、それぞれの属性データの各データの内容に基づいて決定される。
端末装置1の操作者は、図5に示される表示画面41Aを目視で確認し(ステップS16)、検査を行なう。即ち、端末装置1の操作者は、表示された画面が正しいかどうかを目視で確認し、プログラムが正常に動作しているか否かを判断し、結果を入力部3により入力する。
CPU2は、入力された操作入力が正常を示す情報であるか異常を示す情報であるかを判別する(ステップS17)。入力された情報が正常を示す情報であると判別した場合、CPU2は、検査が終了であるか否かを判定する(ステップS18)。即ち、CPU2は、検査終了の操作信号を受信したか否かを判定する。ここで、検査が終了ではないと判定した場合(ステップS18、NO)、CPU2は、操作信号の受信を待つ待機状態となる。
ステップS18の判定において、検査が終了であると判定した場合(ステップS18、YES)、CPU2は、記憶しているプログラムは正常であると判定し(ステップS19)、処理を終了する。
ステップS17の判定において、入力された情報が異常を示す情報であると判別した場合、CPU2は、記憶しているプログラムに異常が含まれていると判定し(ステップS20)、処理を終了する。
図6は、図1に示す端末装置1において行なわれる回帰検査を概略的に説明する為の説明図である。
端末装置1は、プログラムの更新などが行なわれた場合、更新されたプログラムが正しく動作するか否かを自動的に検査する回帰検査を行なう。
端末装置1は、プログラムの更新などが行なわれた場合、更新されたプログラムが正しく動作するか否かを自動的に検査する回帰検査を行なう。
回帰検査を行なう場合、CPU2は、記憶部6の操作ログ記憶部61に記憶されている操作ログを読み込む。CPU2は、読み込んだ操作ログに基づいて処理を行ない、処理結果に応じて属性データを作成する。この場合、CPU2は、属性データ作成手段として機能する。CPU2は、作成した属性データを回帰検査属性データとして記憶部6の属性データ記憶部62に記憶させる。即ち、属性データ記憶部62は、属性データ記憶手段として機能する。同時に、CPU2は、作成した属性データに基づいて表示データを作成し、表示部4に送信する。表示部4は、受信した表示データに基づいて表示を行なう。
ここで、CPU2は、記憶部6に記憶されている初回検査属性データと回帰検査属性データとを比較する比較処理を行なう。即ち、CPU2は、比較手段として機能する。さらに、CPU2は、比較結果に基づいてプログラムが正常に動作しているか否かを判定する。即ち、CPU2は、判定手段として機能する。
なお、上記したように、表示画面の一部が変更されている場合、記憶部6に記憶されている初回検査属性データと回帰検査属性データとをそのまま比較すると異常となる。これは、表示内容を指示している属性データに差異があるためである。そこで、属性データの差異がプログラムの改変に伴う差異なのか、異常による差異なのかを判定する必要がある。
そこで、図6に示すように、端末装置1は、回帰検査を行なう前に属性データの各属性毎のデータを変換する為の変換表を記憶部6の変換表記億部63に記憶する。回帰検査を行なう場合、端末装置1のCPU2は、変換表記億部63から変換表を読み出す。即ち、変換表記億部63は変換表記憶手段として機能する。
図7は、変換表記億部63に記憶される変換表の一例について説明するための説明図である。変換表は、画面部品名、属性名、変換前のデータ、及び変換後のデータを備えている。
画面部品名は、初回検査属性データの画面を構成する各画面部品の名称を示す文字列である。属性名は、画面部品名により示されている画面部品の属性、即ち、表示位置、表示サイズ、フォント種別、及び表示文字列などの複数の属性のうちのどの属性に関する情報であるかを示す情報である。
変換前のデータは、初回検査属性データの属性名により示されている属性の内容を示す情報である。変換後のデータは、初回検査属性データの属性名により示されている属性の内容を変更するための情報である。
即ち、CPU2は、読み出した変換表に基づいて初回検査属性データの属性名により示されている属性の内容を、変換前のデータから変換後のデータに置き換える変換処理を行なう。即ち、CPU2は、変換手段として機能する。CPU2は、変換した初回検査属性データと回帰検査属性データとを比較し、上記の比較処理を行なう。
図7に示す変換表に基づいて変換処理を行なう場合、CPU2は、例えば、Label1の画面部品のText、即ち文字列を「ボタン」から「Button」に変換する。また、CPU2は、Label2の画面部品のForeColor、即ち、前景の色を「Black」から「Red」に変換する。また、CPU2は、Label2の画面部品のTextを「停止」から「Stop」に変換する。また、CPU2は、Label3の画面部品のTextを「開始」から「Start」に変換する。
なお、変換表は、プログラムの変更に伴って人手により作成されて変換表記億部63に記憶されるものである。更に、変換表により、属性データに含まれているすべての属性を変換することも可能であるため、例えば、画面部品のサイズや位置が変更された場合などでも、同様の方法で回帰試験が可能である。これにより、CPU2は、初回検査属性データと回帰検査属性データとの差異が、意図されたものであるか否かを判断することが出来る。
図8は、図1に示す端末装置1において回帰検査を行なう場合の処理を説明するためのフローチャートである。
記憶部6の操作ログ記憶部61に記憶されている操作ログを読み込むと(ステップS21)、CPU2は、読み込んだ操作信号に基づいて処理を行い、処理結果に応じて回帰検査属性データを作成する(ステップS22)。CPU2は、作成した回帰検査属性データを記憶部6の属性データ記憶部62に保存する(ステップS23)。ここでは、CPU2は、例えば図9に示すような属性データ62Bを作成する。
記憶部6の操作ログ記憶部61に記憶されている操作ログを読み込むと(ステップS21)、CPU2は、読み込んだ操作信号に基づいて処理を行い、処理結果に応じて回帰検査属性データを作成する(ステップS22)。CPU2は、作成した回帰検査属性データを記憶部6の属性データ記憶部62に保存する(ステップS23)。ここでは、CPU2は、例えば図9に示すような属性データ62Bを作成する。
図9は、図1に示す端末装置1により作成された属性データ62Bの一例を説明するための説明図である。上記したように、属性データ62Bは、例えば、画面部品の表示位置、表示サイズ、フォント種別、及び表示文字列などの複数のデータ(属性)を含んでいる。図9では、Label1の画面部品の属性データの例について示している。
CPU2は、作成した属性データ62Bに基づいて表示データを生成し、表示データを表示部4に送信して図10に示すような表示画面41Bを表示させる(ステップS24)。
図10は、図1に示す端末装置1の表示部4に表示される表示画面41Bの一例を説明するための説明図である。
図10に示すように、表示部4に表示された表示画面41Bは、画面部品42B、画面部品43B、及び画面部品44Bの表示を含んでいる。画面部品42Bの表示内容は、図9に示す属性データ62Bの各データの内容に基づいて決定される。画面部品43B、及び画面部品44Bの表示内容も同様に、それぞれの属性データの各データの内容に基づいて決定される。
図10に示すように、表示部4に表示された表示画面41Bは、画面部品42B、画面部品43B、及び画面部品44Bの表示を含んでいる。画面部品42Bの表示内容は、図9に示す属性データ62Bの各データの内容に基づいて決定される。画面部品43B、及び画面部品44Bの表示内容も同様に、それぞれの属性データの各データの内容に基づいて決定される。
CPU2は、操作ログ記憶部61にまだ読み込んでいない操作ログが有るか否か判定する(ステップS25)。操作ログ記憶部61にまだ読み込んでいない操作ログが有る場合(ステップS25、YES)、CPU2は、続きの操作ログを読み込み、ステップS21乃至ステップS24の処理を行う。
操作ログ記憶部61にまだ読み込んでいない操作ログが無い場合(ステップS25、NO)、CPU2は、変換表記億部63から変換表を読み込み、初回検査属性データに対して上記した変換処理を行なう(ステップS26)。変換処理を完了すると、CPU2は、変換処理を施した初回検査属性データと回帰検査とにおいて保存した回帰検査属性データとを比較する比較処理を行う(ステップS27)。即ち、CPU2は、変換処理を施した初回検査属性データと、回帰検査において保存した回帰検査属性データとを各属性ごとに比較する。
CPU2は、比較処理において、初回検査属性データと回帰検査属性データ初回検査とで各属性の内容が一致するか否か判定する(ステップS28)。全ての属性について一致すると判定した場合(ステップS28、YES)、CPU2は、記憶しているプログラムは正常であると判定し(ステップS29)、処理を終了する。
一致しない属性が存在すると判定した場合(ステップS28、NO)、CPU2は、記憶しているプログラムに異常が含まれていると判定し(ステップS30)、処理を終了する。
上記した実施形態によると、CPU2は、初回検査属性データ及び回帰検査属性データの全ての属性を互いに比較するとして説明したがこれに限定されない。図6に示す比較設定記憶部64に比較対象としない属性を設定するための比較設定情報を記憶しておき、この比較設定情報に基づいて比較処理を行なうようにしてもいい。即ち、比較設定記憶部64は、比較設定情報記憶手段として機能する。
図11は、比較設定記億部64に記憶される比較設定情報の一例について説明するための説明図である。比較設定情報は、画面部品名、及び属性名のデータを備えている。
画面部品名は、属性データの画面を構成する各画面部品の名称を示す文字列である。属性名は、画面部品名により示されている画面部品の属性を示す情報である。比較設定情報は、上記した比較処理において比較を行なわない属性を示す情報である。
即ち、CPU2は、各画面部品の各属性毎に比較処理を行なう場合、初回検査属性データ及び回帰検査属性データを先頭から属性ごとに読み込み、読み込んだ属性の属性名が比較設定情報に含まれているか否か判定し、含まれていない場合比較を行なう。
図11に示す比較設定情報に基づいて比較処理を行なう場合、CPU2は、例えば、Label4の画面部品のForeColor、Label4の画面部品のText、及びLabel5の画面部品の全属性についての比較処理を回避する。CPU2は、それ以外の属性については、比較処理を行い、一致するか否かを判定する。
なお、比較設定情報は、端末装置1の外部から入力されるものである。端末装置1は、入力された比較設定情報を比較設定記憶部64に記憶しておき、比較処理に用いる。即ち、比較設定情報は、検査を行なう、例えば端末装置1の操作者の任意により設定することが出来る。
上述したように、本発明の一実施形態によると、初回検査及び回帰検査を行う場合、端末装置は、操作信号に基づいて処理を行ない、処理結果に対応する表示画面を作成する為の属性データを作成する。端末装置は、記憶しているプログラムにより表示される各画面毎に作成した属性データを保存する。これにより、初回検査属性データと回帰検査属性データとを保存する。
端末装置は、初回検査属性データの各属性データと回帰検査属性データの各属性データとを比較し、全ての属性が一致するか否か判定する。この結果として、プログラムの検査を正しく行なう事ができる端末装置、及び検査方法を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
なお、上記した実施形態によると、初回検査属性データを変換表により変換し比較処理に用いるとして説明したがこれに限定されない。回帰検査属性データを変換し、比較処理に用いるようにしても、本発明の要旨を逸脱しない。
1…端末装置、2…CPU、3…入力部、4…表示部、5…メモリ、6…記憶部、41A…表示画面、41B…表示画面、42A…画面部品、42B…画面部品、43A…画面部品、43B…画面部品、44A…画面部品、44B…画面部品、61…操作ログ記憶部、62…属性データ記憶部、62A…属性データ、62B…属性データ、63…変換表記億部、64…比較設定記憶部。
Claims (5)
- 操作信号が入力される入力手段と、
前記入力手段より入力された前記操作信号を記憶する操作信号記憶手段と、
前記入力手段により入力された前記操作信号に基づいて第1の属性データを作成する第1の属性データ作成手段と、
前記第1の属性データ作成手段により作成される第1の属性データを記憶する第1の属性データ記憶手段と、
前記操作信号記憶手段により記憶されている前記操作信号を読み込んで第2の属性データを作成する第2の属性データ作成手段と、
前記第2の属性データ作成手段により作成される第2の属性データを記憶する第2の属性データ記憶手段と、
前記第1の属性データ記憶手段により記憶されている第1の属性データと前記第2の属性データ記憶手段により記憶されている第2の属性データとを各属性毎に比較する第1の比較手段と、
前記第1の比較手段による比較結果に基づいて合否を判定する判定手段と、
を具備することを特徴とする端末装置。 - 前記第1の属性データの各属性毎のデータを変換する為の第1の変換表を記憶する第1の変換表記億手段と、
前記第1の変換表記億手段により記憶されている前記第1の変換表に基づいて前記第1の属性データの各属性を変換する変換手段と、
をさらに具備し、
前記第1の比較手段は、前記第1の変換手段により変換した前記第1の属性データと前記第2の属性データ記憶手段により記憶されている第2の属性データとを各属性毎に比較する第2の比較手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記第2の属性データの各属性毎のデータを変換する為の第2の変換表を記憶する第2の変換表記億手段と、
前記第2の変換表記億手段により記憶されている前記第2の変換表に基づいて前記第2の属性データの各属性を変換する変換手段と、
をさらに具備し、
前記第1の比較手段は、前記第2の変換手段により変換した前記第2の属性データと前記第1の属性データ記憶手段により記憶されている第1の属性データとを各属性毎に比較する第3の比較手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記第1の属性データと前記第2の属性データとで比較を行なわない属性の一覧である比較設定情報を記憶する比較設定情報記憶手段をさらに具備し、
前記第1の比較手段は、前記比較設定情報記憶手段により記憶されている比較設定情報に基づいて前記第1の属性データと前記第2の属性データとで各属性毎に比較を行なう第4の比較手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 入力された前記操作信号を記憶し、
入力された前記操作信号に基づいて第1の属性データを作成し、
前記作成した第1の属性データを記憶し、
記憶されている前記操作信号を読み込んで第2の属性データを作成し、
前記作成した第2の属性データを記憶し、
記憶されている前記第1の属性データと前記第2の属性データとを各属性毎に比較し、
比較結果に基づいて合否を判定する、
ことを特徴とする検査方法。
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JP2013054693A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-21 | Fujitsu Ltd | リグレッションテスト支援プログラム及びリグレッションテスト支援装置 |
JP2014044613A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | グラフィカルユーザインタフェースの状態取得方法及び装置 |
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2008
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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