JP2009300797A - 撮像レンズ及びカプセル型内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトかつ広角のレンズでありながらも、倍率色収差及びディストーションが十分に補正されたカプセル型内視鏡用の撮像レンズを提供する。
【解決手段】撮像レンズ21は、球面状の被写体13からの光を、平面である撮像素子の撮像面に結像させるレンズであり、負の屈折力を有する第1レンズL1、正(又は負)の屈折力を有する第2レンズL2、開口絞りS8、負(又は正)の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有する第5レンズL5から構成される。撮像レンズ21を構成するレンズL1〜L5及び開口絞りS8の形状や配置は、カプセル12の前端の形状や、撮像素子17のカバーガラス18を考慮したものであり、被写体13側から順に第1レンズL1、第2レンズL2、開口絞りS8、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5の順に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、生体内を撮像する内視鏡に用いられる撮像レンズに関し、さらに詳しくは、飲み込んで使用されるカプセル型の内視鏡に用いられる撮像レンズに関する。
従来、医療分野においては、挿入型の内視鏡が普及している。挿入型内視鏡は、フレキシブルな挿入部を被検者の体内に挿入し、挿入部の先端に設けられた撮像部で被検者の体内を撮像する。挿入部は被検者の体腔内の形状に応じて自在に湾曲するうえに、撮像部の設けられた先端部の向きを自在に変化させられるようになっている。このため、挿入型内視鏡は任意の観察部位を的確に撮像することができ、正確な診断の助けとなっている。
ところで、挿入型の内視鏡による診断は、長い挿入部を長時間にわたって体内に挿入し続けなければならないので、被検者に与える負荷が非常に大きい。このため、近年では、被検者に与える負荷を軽減するために、容易に飲み込むことができるサイズのカプセルに撮像装置を収め、被検者に飲み込まれたこのカプセルが自然に被検者の体内を移動する間に、被検者の体内を撮像するカプセル型の内視鏡が知られている。
カプセル型内視鏡は、飲み込んでしまえば自然に被検者の体内を移動するので、挿入型内視鏡よりも被検者に与える負荷は大きく軽減されるが、被検者体内での位置や姿勢を制御することが難しい。このため、カプセル型内視鏡に搭載する撮像装置は、姿勢を変えずとも、できるだけ広い範囲を撮像することができるように、広角の撮像レンズを搭載される。
また、カプセル型内視鏡を容易に飲み込むことができるようにするために、カプセルサイズをできるだけ小さくすることが望まれる。このため、多くのカプセル型内視鏡に搭載される撮像レンズは、広角であるばかりでなく、2群2枚構成とするなど、撮像レンズを少数のレンズで構成することで撮像レンズをコンパクト化し、小さなカプセルに収まるようにしている。
このようなカプセル型内視鏡としては、広い撮影範囲を確保しつつ、カプセルサイズを小型化したものが知られている(特許文献1)。また、コンパクトかつ広角であるだけでなく、最適な被写界深度を得られるようにしたカプセル型内視鏡や(特許文献2)、円筒状の被写体を良好に照明できるようにしたカプセル型内視鏡(特許文献3)などが知られている。
特開2005−80789号公報 特開2005−80790号公報 特開2006−61438号公報
撮像レンズは、画角が大きいほど取得画像の周辺部分にディストーションや倍率色収差といった収差の影響が顕著に生じやすいが、カプセルサイズのコンパクト化のために単に少数のレンズで構成した広角の撮像レンズでは、こうした各種収差を十分に補正することが難しい。
また、広角だがディストーションや倍率色収差の補正が十分でない撮像レンズで撮像した画像を元に診察を行うと、取得画像の周辺部分に映し出された部分が小さく歪められてしまったり、色のにじみが生じていたりするために、病変の見落としや誤認を招きやすく、撮像レンズが広角であることがかえって適切な診断の妨げとなることがある。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、コンパクトかつ広角で、ディストーション及び倍率色収差が取得画像の周辺部分においても十分に補正されたカプセル型内視鏡用の撮像レンズを提供することを目的とする。
本発明の撮像レンズは、ドーム状のカプセル内に配置されるカプセル型内視鏡用の撮像レンズであり、被写体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ、正または負の屈折力を有する第2レンズ、絞り、正または負の屈折力を有する第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、正の屈折力を有する第5レンズを備え、曲面状の被写体を平面に結像させることを特徴とする。
また、半画角をω(度)とするときに、2ω>135を満たすことを特徴とする。
また、全系の焦点距離をf、前記第1レンズの焦点距離をf1とするときに、|f1/f|<5を満たすことを特徴とする。
また、前記第1レンズは、少なくとも1つの面が非球面となっていることを特徴とする。
また、前記第5レンズは、少なくとも1つの面が非球面となっていることを特徴とする。
本発明のカプセル型内視鏡は、上述の撮像レンズを備えることを特徴とする。
本発明によれば、コンパクトかつ広角で、ディストーション及び倍率色収差が取得画像の周辺部分においても十分に補正されたカプセル型内視鏡用の撮像レンズを提供することができる。また、この撮像レンズを搭載することにより、病変の見落としや誤認をすることなく、適切な診断を容易に行うことができる画像を得ることができるカプセル型内視鏡を提供することができる。
図1に示すように、カプセル型内視鏡11は、カプセル12内に小型の撮像装置を収納した内視鏡であり、被検者に飲み込まれて使用され、被検者の体内(以下、被写体13という)を撮像する。
カプセル12は、円筒の両端をドーム状に形成した中空の容器であり、容易に嚥下することができる大きさに設けられている。カプセル12内には、撮像装置を構成する撮像レンズ16、撮像素子17、照明素子(図示しない)と、この撮像装置を駆動する電池や、撮像した画像を外部に送信するアンテナ等が水密に収められている。また、カプセル12の前端は、ドーム状に形成されているだけでなく、撮像レンズ16の画角に合わせて十分に広い範囲が透明な材料で構成されている。照明素子からの照明光は、このカプセル12の透明な部分をとおって被写体13に照射される。また、被写体13からの光はこの透明部分を通って撮像レンズ16に入射する。
撮像レンズ16は、球面状の被写体13からの光を、平面である撮像素子17の撮像面に結像させる。また、撮像レンズ16は、負の屈折力を有する第1レンズL1、正または負の屈折力を有する第2レンズL2、絞りS8、正または負の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有する第5レンズL5から構成され、被写体13側から、第1レンズL1、第2レンズL2、絞りS8、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5の順に配置される。撮像レンズ16をこうしたレンズ構成とすることで、カプセル型内視鏡11に適した広角レンズであるにもかかわらず、倍率色収差及びディストーションを十分に良好に、容易に補正することができる。
また、撮像レンズ16は、半画角をω(度)とするときに、2ω>135を満足する広角レンズとなっている。このため、姿勢を制御することが困難なカプセル型内視鏡11であっても、被検者の体内を漏れなく撮像することができる。
さらに、撮像レンズ16は、全系の焦点距離をf、第1レンズL1の焦点距離をf1とするときに、|f1/f|<5を満たすように構成されている。この条件式は、倍率色収差及びディストーションを十分に補正するために第1レンズL1の焦点距離を制限するものであり、|f1/f|の値が上限値を上回るとこれらを十分に補正することが困難になる。
また、第1レンズL1は、物体側(被写体13側)の面または像側(撮像素子17側)の面の少なくとも1つの面が非球面に形成される。同様に、第5レンズL5は、物体側の面または像側の面の少なくとも1つの面が非球面に形成される。これにより、取得画像の周辺部分においても、倍率色収差及びディストーションを十分に補正することが容易になる。
以下に、具体的な数値をともなう撮像レンズ16の例として、実施例1〜3を説明する。
<実施例1>
図2に示すように、撮像レンズ21は、負の屈折力を有する第1レンズL1、正の屈折力を有する第2レンズL2、開口絞りS8、負の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有する第5レンズL5から構成される。これらのレンズL1〜L5及び開口絞りS8は、被写体13側から、第1レンズL1、第2レンズL2、開口絞りS8、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5の順に配置され、第3レンズL3と第4レンズL4は貼り合わせレンズとなっている。また、これらのレンズL1〜L5の面形状や配置は、カプセル12の前端の形状や、撮像素子17のカバーガラス18を考慮したものとなっている。
このため、球面状の被写体表面をS1、カプセル12の被写体13側の面をS2、カプセル12の像側の面をS3、第1レンズL1の被写体13側の面をS4、第1レンズL1の像側の面をS5、第2レンズL2の被写体13側の面をS6、第2レンズL2の像側の面をS7、開口絞りをS8、第3レンズL3の被写体13側の面をS9、第3レンズL3と第4レンズL4の貼り合わせ面をS10、第4レンズL4の像側の面をS11、第5レンズL5の被写体13側の面をS12、第5レンズL5の像側の面をS13、カバーバラス18の被写体13側の面をS14、カバーガラス18の像側の面をS15とし、面Si(面番号i=1〜15)で表す。また、面Siとこれに隣り合う像側の面Si+1との光軸上での間隔(面間隔)をDi(i=1〜14)で表す。なお、撮像素子17の撮像面は、カバーガラス18の像側の面であるS15と一致している。また、撮像レンズの各面や面間隔の表し方は、後述する実施例2及び実施例3についても同様とする。
このように構成される撮像レンズ21のレンズデータとして、各面Siの曲率半径Ri(mm)、各面間隔Di(mm)、d線(波長587.6nm)に対する屈折率Nd及びアッベ数νdを表1に示す。同時に、表1の下段には、撮像レンズ21のF値、全系の焦点距離f、第1レンズL1の焦点距離f1、画角2ω(度)を併せて示す。なお、表1に示す撮像レンズ21のレンズデータは、全系の焦点距離fの値が1.0になるように規格化した場合のレンズデータとなっている。
Figure 2009300797
また、表1の面番号欄に*で示すように、第1レンズL1の両面S4,S5、第2レンズL2の両面S6,S7、第5レンズL5の両面S12,S13は非球面となっている。これらの非球面形状は、曲率(近軸曲率半径Rの逆数)c、円錐定数K、光軸からの距離ρ(ρ=x+y)、i次の非球面係数Aiを用いて、下記数1の式で表される。面S4,S5,S6,S7,S12,S13の円錐定数K及び非球面係数Aiは表2に示す。なお、レンズデータの表記や、非球面の形状を定める数1の式は、後述する実施例2及び実施例3についても同様とする。
Figure 2009300797
Figure 2009300797
さらに、撮像レンズ21の球面収差、非点収差、倍率色収差、ディストーションを図3に示す。これらの各収差図は、カプセル12とカバーガラス18を配置したものとなっている。なお、球面収差はd線(波長587.6nm)のものを実線で、F線(波長486.13nm)のものを破線で、C線(波長656.27nm)のものを二点鎖線で示す。また、非点収差は、サジタル方向のものを実線で、タンジェンシャル方向のものを破線で示す。倍率色収差は、F線のものを破線で、C線のものを二点鎖線で示す。これらの各収差図の表記は、後述する実施例2及び実施例3についても同様とする。
ディストーションは、通常、平面状の被写体を平面に結像させるレンズについて、実際の像高Hと、歪曲がない理想的な像高からの実際の像高Hの差分ΔHとによって、ΔH/H×100(%)で表される。しかし、撮像レンズ21は球面状の被写体13を平面に結像させるものであり、元々被写体13の形状を変化させて結像させるレンズであることから、撮像レンズ21のディストーションの評価には、前述の通常のディストーションの表し方は適さない。このため、図3では、通常のディストーションに準ずるものとして、(Y(ω+Δω)−Y(ω))/(Y(0+Δω)−Y(0))=(Y(ω+Δω)−Y(ω))/Y(Δω)を撮像レンズ21のディストーションとして示す。ここで、Y(ω)は光軸からのある撮像角度ωの像高を表し、Δωは撮像角度ωの微小変化量を表す。このディストーションの表し方は、後述する実施例2及び実施例3についても同様とする。
以上のように、撮像レンズ21は、コンパクトかつ広角のレンズでありながらも、倍率色収差及びディストーションが十分に補正されており、カプセル型内視鏡11に適した撮像レンズとなっている。
また、表1に示すように、撮像レンズ12は、画角2ωが170度にも及ぶ広角レンズであり、2ω>135(度)の条件を満たす。このため、被検者の体内で姿勢を制御することが困難なカプセル型内視鏡に好適である。
さらに、表1からわかるとおり、撮像レンズ21は、|f1/f|=1.9であり、|f1/f|<5の条件を満たす。このため、撮像レンズ21は、倍率色収差及びディストーションを特に良好に補正することができる。
また、撮像レンズ21は、第1レンズL1が非球面を含む面構成となっていることにより、倍率色収差及びディストーションの補正を容易にしている。同様に、撮像レンズ21は、第5レンズL5が非球面を含む面構成となっていることにより、倍率色収差及びディストーションの補正を容易にしている。さらに、第3レンズL3と第4レンズL4が貼り合わせレンズとなっていることにより、倍率色収差がより良好に補正される。
<実施例2>
図4に示すように、撮像レンズ31は、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、開口絞りS8、負の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有する第5レンズL5から構成される。これらのレンズL1〜L5及び開口絞りS8は、被写体13側から、第1レンズL1、第2レンズL2、開口絞りS8、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5の順に配置され、第3レンズL3と第4レンズL4は貼り合わせレンズとなっている。また、これらのレンズL1〜L5の面形状や配置は、カプセル12の前端の形状や、撮像素子17のカバーガラス18を考慮したものとなっている。
また、表3に撮像レンズ31のレンズデータを示す。表3で面番号欄に*で示すように、第1レンズL1の両面S4,S5、第5レンズL5の両面S12,S13は非球面となっている。これらの非球面の円錐定数K及び非球面係数Aiは、表4に示す。さらに、図5には、撮像レンズ31の収差図を示す。なお、撮像レンズ31の各面Siや面間隔Diの表記、収差図の表記は実施例1と同様である。
Figure 2009300797
Figure 2009300797
表3,表4や図5からわかるとおり、撮像レンズ31は、コンパクトかつ広角のレンズでありながらも、倍率色収差及びディストーションが十分に補正されており、カプセル型内視鏡11に適したレンズとなっている。
また、表3に示すように、撮像レンズ31は、画角2ωが170度にも及ぶ広角レンズであり、2ω>135(度)の条件を満たす。このため、被検者の体内で姿勢を制御することが困難なカプセル型内視鏡に好適である。
さらに、表3からわかるとおり、撮像レンズ31は、|f1/f|=2.1であり、|f1/f|<5の条件を満たす。このため、撮像レンズ31は、倍率色収差及びディストーションを特に良好に補正することができる。
また、撮像レンズ31は、第1レンズL1が非球面を含む面構成となっていることにより、倍率色収差及びディストーションの補正を容易にしている。同様に、撮像レンズ31は、第5レンズL5が非球面を含む面構成となっていることにより、倍率色収差及びディストーションの補正を容易にしている。さらに、第3レンズL3と第4レンズL4が貼り合わせレンズとなっていることにより、倍率色収差がより良好に補正される。
<実施例3>
図6に示すように、撮像レンズ41は、負の屈折力を有する第1レンズL1、正の屈折力を有する第2レンズL2、開口絞りS8、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有する第5レンズL5から構成される。これらのレンズL1〜L5及び開口絞りS8は、被写体13側から、第1レンズL1、第2レンズL2、開口絞りS8、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5の順に配置されている。これらのレンズL1〜L5の面形状や配置は、カプセル12の前端の形状や、撮像素子17のカバーガラス18を考慮したものとなっている。
なお、上述の実施例1,2とは異なり、撮像レンズ41では、第3レンズL3と第4レンズL4が貼り合わせレンズとなっていないため、球面状の被写体表面をS1、カプセル12の被写体13側の面をS2、カプセル12の像側の面をS3、第1レンズL1の被写体13側の面をS4、第1レンズL1の像側の面をS5、第2レンズL2の被写体13側の面をS6、第2レンズL2の像側の面をS7、開口絞りをS8、第3レンズL3の被写体13側の面をS9、第3レンズL3の像側の面をS10、第4レンズL4の被写体13側の面をS11、第4レンズL4の像側の面をS12、第5レンズL5の被写体13側の面をS13、第5レンズL5の像側の面をS14、カバーガラス18の被写体13側の面をS15、カバーガラス18の像側の面をS16とし、面Si(面番号i=1〜16)で表す。また、面Siとこれに隣り合う像側の面Si+1との光軸上での間隔(面間隔)をDi(i=1〜15)で表す。また、撮像素子17の撮像面は、カバーガラス18の像側の面であるS16と一致している。
表5に撮像レンズ41のレンズデータを示す。表5の面番号欄に*で示すように、第1レンズL1の両面S4,S5、第5レンズL5の両面S13,S14が前述の数1の式で表される非球面形状となっている。これらの非球面の円錐定数K及び非球面係数Aiは、表6に示す。さらに図7には、撮像レンズ41の収差図を示す。なお、収差図の表記は実施例1と同様である。
Figure 2009300797
Figure 2009300797
表5,表6や図7からわかるとおり、撮像レンズ41は、コンパクトかつ広角のレンズでありながらも、倍率色収差及びディストーションが十分に補正されており、カプセル型内視鏡11に適したレンズとなっている。
また、表5に示すように、撮像レンズ12は、画角2ωが160度にも及ぶ広角レンズであり、2ω>135(度)の条件を満たす。このため、被検者の体内で姿勢を制御することが困難なカプセル型内視鏡に好適である。
また、表5からわかるとおり、撮像レンズ41は、|f1/f|=2.4であり、|f1/f|<5の条件を満たす。このため、撮像レンズ41は、倍率色収差及びディストーションを特に良好に補正することができる。
また、撮像レンズ41は、第1レンズL1が非球面を含む面構成となっていることにより、倍率色収差及びディストーションの補正を容易にしている。同様に、撮像レンズ41は、第5レンズL5が非球面を含む面構成となっていることにより、倍率色収差及びディストーションの補正を容易にしている。
なお、上述の実施形態では、被写体13が球面の場合に最適な撮像レンズの例を説明したが、これに限らず、カプセル型内視鏡11から見た被検者の体腔内の、より実際的な形状に合わせた他の曲面形状を被写体13とする場合に適した撮像レンズとしても良い。
カプセル型内視鏡の構成を概略的に示す説明図である。 実施例1の撮像レンズの断面図である。 実施例1の撮像レンズの収差図である。 実施例2の撮像レンズの断面図である。 実施例2の撮像レンズの収差図である。 実施例3の撮像レンズの断面図である。 実施例3の撮像レンズの収差図である。
符号の説明
11 カプセル型内視鏡
12 カプセル
13 被写体
16,21,31,41 撮像レンズ
17 撮像素子
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
S8 開口絞り
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
18 カバーガラス

Claims (6)

  1. ドーム状のカプセル内に配置されるカプセル型内視鏡用の撮像レンズにおいて、
    被写体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ、正または負の屈折力を有する第2レンズ、絞り、正または負の屈折力を有する第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、正の屈折力を有する第5レンズを備え、曲面状の被写体を平面に結像させることを特徴とする撮像レンズ。
  2. 半画角をω(度)とするときに、
    2ω>135
    を満たすことを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
  3. 全系の焦点距離をf、前記第1レンズの焦点距離をf1とするときに、
    |f1/f|<5
    を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像レンズ。
  4. 前記第1レンズは、少なくとも1つの面が非球面となっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の撮像レンズ。
  5. 前記第5レンズは、少なくとも1つの面が非球面となっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像レンズ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の撮像レンズを備えることを特徴とするカプセル型内視鏡。
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